JP2001003413A - 混合水栓の取付構造 - Google Patents

混合水栓の取付構造

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JP2001003413A
JP2001003413A JP11179786A JP17978699A JP2001003413A JP 2001003413 A JP2001003413 A JP 2001003413A JP 11179786 A JP11179786 A JP 11179786A JP 17978699 A JP17978699 A JP 17978699A JP 2001003413 A JP2001003413 A JP 2001003413A
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wall
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hot water
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Shunroku Senoo
俊六 妹尾
Shigeki Inatomi
繁樹 稲富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、製造や施工が容易で、意匠
性、清掃性、スペース効率が良く、漏水の可能性が小さ
く、安価な混合水栓の取付構造を提供することにある。 【解決手段】 壁体に開設された一つの開口と、この開
口部分で上記壁体を表裏両面から挟み込む壁表当て部材
及び壁裏当て部材と、上記壁表当て部材及び/又は上記
壁裏当て部材に直接又は継手固定部材を介して略所定の
間隔かつ回転可能に仮固定された給水継手及び給湯継手
の2次側部分を内蔵する形で上記壁表当て部材及び/又
は上記壁裏当て部材に固定される水栓取付座と、上記給
水継手及び上記給湯継手の2次側に着脱自在に接続され
る水側接続部及び湯側接続部を備えた混合水栓本体とか
ら構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁体に取付ける、
機能部が露出した混合水栓、即ち露出型混合水栓の取付
構造に関するものである。なお、ここにいう壁体とは、
壁、カウンター、浴槽等、混合水栓を取付けるための面
を有する板状のもの全般を指し、混合水栓を取付ける面
が、鉛直面、水平面、斜面の何れであるかは問わない。
【0002】
【従来の技術】従来から、壁体に露出型混合水栓を取付
ける取付構造は数多く提案されており、壁体に設ける開
口の数から、次のように分類できる。 A)壁体に、給水用及び給湯用の、2個の開口が設けら
れるもの。 B)壁体に、給水用と給湯用兼用の、1個の開口が設け
られるもの。 更に、これらの開口を利用して混合水栓を取付ける形態
から、次のように細分できる。
【0003】A−1)図3に示す、JIS B2061
「給水栓」の「付属書8(参考)給水栓の形状」の「壁
付きサーモスタット湯水混合水栓」等のように、壁体に
設けられた2個の開口に臨ませた配管継手に、一対、即
ち給水用と給湯用の連結部品を接続し、その連結部品と
混合水栓本体とを接続するもので、壁体と混合水栓本体
との間に、一対の連結部品が見える。主として、鉛直面
取付用の露出型混合水栓として用いられる。
【0004】A−2)図4に示す、JIS B2061
「給水栓」の「付属書8(参考)給水栓の形状」の「台
付きツーハンドル湯水混合水栓」等のように、壁体に設
けた2個の開口に、混合水栓本体に一体的に設けられた
給水脚及び給湯脚を挿通し、壁体裏面側から、給水脚及
び給湯脚に切られた雄ねじを利用して、ナットをねじ込
み、壁体を挟み込んで固定して、しかる後に給水管及び
給湯管を接続するもの。主として、水平面取付用の露出
型混合水栓として用いられる。
【0005】B−1)図5及び図6に示す、JIS B
2061「給水栓」の「付属書8(参考)給水栓の形
状」の「台付きシングルレバー湯水混合水栓」の上の図
等のように、壁体に設けた1個の開口に、混合水栓本体
に一体的に設けられ、軟質銅管、樹脂管等の、給水用及
び給湯用の可撓性配管を内蔵した接続脚を挿通し、壁体
裏面側から、接続脚に切られた雄ねじにナットをねじ込
み、壁体を挟み込んで固定して、しかる後に可撓性配管
に、給水管及び給湯管を接続するもの。主として、水平
面取付用の露出型混合水栓として用いられる。
【0006】B−2)特開平10−318398「物品
の取付構造」等のように、壁体に設けられた1個の開口
に、混合水栓本体とは別体の水栓取付座(アダプタ)を
固定し、この水栓取付座に、軟質銅管、樹脂管等の、給
水用及び給湯用の可撓性配管(サプライ管)が接続され
た混合水栓本体を挿通、固定して、しかる後に可撓性配
管に、給水管及び給湯管を接続するもの。主として、水
平面取付用の露出型混合水栓として用いられる。
【0007】B−3)特公平5−14048号「湯水混
合栓への給水供給装置」、特開平11−36392「湯
水混合水栓の接続構造」等のように、壁体に設けられた
1個の開口に、給水用及び給湯用の継手を内蔵する、混
合水栓本体とは別体の水栓取付座を固定して、この水栓
取付座に混合水栓本体を固定するもの。主として、鉛直
面取付用の露出形混合水栓として用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】A)の混合水栓の取付
構造では、壁体に2個の開口を設ける必要があるため、
その分、施工手間が掛かり、その結果、コストアップを
招くという問題がある。
【0009】A−1)の混合水栓の取付構造では、壁体
に設けた開口に、壁体裏側より給水用継手及び給湯用継
手を臨ませ、この給水用継手及び給湯用継手に、それぞ
れ、給水用連結部品及び給湯用連結部品をねじ込んで、
この給水用連結部品及び給湯用連結部品と混合水栓本体
とを袋ナットにて固定するのが一般的である。この場
合、混合水栓を壁体の表面側から着脱できる利点はある
が、壁体と混合水栓本体との間に一対の連結部品があ
り、この連結部品は、通常、穴間隔の調整のためにクラ
ンク状になっているので、意匠性や清掃性を損なうとい
う問題がある。
【0010】A−2)の混合水栓の取付構造では、壁体
表面側からだけでは混合水栓を着脱できないため、壁体
裏面に作業者が回れる空間と通路を設けるか、壁体に作
業用の開口を設ける必要があり、スペース効率(空間と
通路を設ける場合)、コスト(双方)、意匠性(作業用
開口を設ける場合)等の面で問題があるので、鉛直面取
付用として用いられることは少ない。なお、洗面台、流
し台等では、キャビネットの扉や抽斗等を開放したり外
したりすると、壁体裏面に手が回せるので、このような
用途の水平面取付用としては多く用いられている。
【0011】B)の混合水栓の取付構造では、壁体に設
ける開口が1個のみであるため、その分、施工手間が掛
からない、壁体との納まりが単純形状のため、意匠性や
清掃性がよい、等の利点はあるが、それぞれ、次のよう
な問題がある。
【0012】B−1)の混合水栓の取付構造では、A−
2)の混合水栓の取付構造と同様、壁体表面側からだけ
では混合水栓を着脱できないため、壁体裏面に作業者が
回れる空間と通路を設けるか、壁体に作業用の開口を設
ける必要があり、A−2)と同様の問題がある。
【0013】B−2)の混合水栓の取付構造では、水栓
取付座や混合水栓本体は壁体表面側から着脱できるが、
壁体表面側から給水管及び給湯管を接続することはでき
ないため、程度の差こそあれ、A−2)と同様の問題が
ある。
【0014】B−3)の混合水栓の取付構造では、壁体
裏面の配管を壁体施工前に予め行っておくことにより、
配管を含む混合水栓一式を、壁体表面側から着脱できる
利点があるが、給水用と給湯用の継手(給湯水継手、壁
貫通金具)が一体のため、混合水栓本体の通水路との取
合において、寸法的な遊びが取り難く、高度な寸法精度
が要求され、製造及び取付施工の困難さと、それに伴う
コストの上昇を招き、かつ、製造及び施工精度不良に伴
う漏水事故の可能性が大きいという問題がある。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、製造や施工が容易で、意
匠性、清掃性、スペース効率が良く、漏水の可能性が小
さく、安価な混合水栓の取付構造を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の各請求項記載の
混合水栓の取付構造について、上記課題を解決するため
に施した手段を説明する。
【0017】請求項1記載の混合水栓の取付構造では、
壁体の開口手間を省いて施工コストを削減し、見え掛か
り部を単純形状として意匠性や清掃性を向上させるため
に、壁体の開口は一つとした。
【0018】又、表面側からの配管及び継手(給水配管
及び給湯配管を総称して配管と呼び、給水継手及び給湯
継手を総称して継手と呼ぶこととする)の挿通や仮固定
を容易に可能として施工コストを削減し、かつ混合水栓
を小型化して意匠性の向上と製品コストの削減を図るた
めに、固定ねじ等を見せず意匠性良く混合水栓本体を取
付けるためには必要であるが、配管及び継手の挿通や仮
固定を行うための大きな開口が取り難い水栓取付座とは
別に、大きな開口が可能な壁表当て部材を設け、壁体の
開口部分で、この壁表当て部材と壁裏当て部材とで、壁
体を表裏両面から挟み込むこととした。
【0019】又、配管及び継手の挿通を容易ならしめて
施工コストを削減し、壁体の開口や、壁表当て部材及び
壁裏当て部材の開口が小さくても済むようにして、壁体
への開口コストを削減するとともに、小型化に伴う製品
コストを削減するために、継手を給水継手と給湯継手に
分離し、かつ配管の曲がりや捩じれ等による応力を開放
することにより施工し易くして施工コストを削減するた
め、継手は回転可能とした。
【0020】更に、水密接合箇所を少なくして漏水可能
性を小さくし、かつ、寸法調整を必要とする箇所の減少
により構造を簡単にし、製造及び施工を容易にして、コ
ストを削減するため、水栓取付座には接水部分を設け
ず、混合水栓本体と継手の2次側とを直結し、かつ、故
障時の対応、及び機能や意匠等の向上のための混合水栓
本体の交換を容易ならしめるため、混合水栓本体は着脱
自在とした。なお、継手の2次側とは湯水の出口側即ち
混合水栓本体側を指し、1次側とは湯水の入口側即ち配
管側を指す。
【0021】請求項2記載の混合水栓の取付構造では、
簡単な構造とすることにより製造及び施工を容易ならし
めてコストを削減するため、必ず必要な水栓取付座と混
合水栓本体との機械的固定で、継手と混合水栓本体との
固定をも兼用することとし、継手と混合水栓本体との、
専用の機械的固定は省略した。
【0022】請求項3記載の混合水栓の取付構造では、
壁体の厚さ種類やその誤差の吸収を考慮する必要をなく
して構造の単純化と小型化を可能とし、製品コストを低
減するため、継手、及び/又は水栓取付座の前後位置
は、壁体の表面側を基準に位置決めすることとした。な
お、ここでいう前後とは、壁体の表面側を前、壁体の裏
面側を後というものとする。
【0023】請求項4記載の混合水栓の取付構造では、
混合水栓本体の水側接続部及び湯側接続部の間隔と継手
の間隔との寸法誤差吸収を容易に可能として、製造及び
施工を容易にし、コストを削減するため、水栓取付座と
継手との間に所定の間隙を有するものした。なお、所定
の間隙とは、関連部品の製造誤差及び施工誤差を吸収す
るに必要十分な寸法の間隙のことを指すものとする。
【0024】請求項5記載の混合水栓の取付構造では、
配管の曲がりや捩じれ等による継手の傾きや反発力があ
る場合でも、継手の仮固定を容易ならしめて、施工コス
ト削減を図るため、スナップリング等のワンタッチ式の
係合手段で仮固定することとした。
【0025】請求項6記載の混合水栓の取付構造では、
継手の前後移動の規制手段を単純化することにより、製
造を容易とし、製品コストの削減を図るため、継手の後
方への移動は、壁表当て部材、壁裏当て部材、又は継手
固定材への仮固定手段によって規制し、前方への移動
は、水栓取付座で規制することとした。
【0026】請求項7記載の混合水栓の取付構造では、
元栓を閉めないでも混合水栓を着脱でき、及び/又は湯
水の逆流を防止するため、継手に、混合水栓本体を接続
すると開き接続を解除すると閉じる開閉弁、及び/又は
逆止弁を内蔵した。
【0027】請求項8記載の混合水栓の取付構造では、
配管と継手との接続を容易にし、及び/又は配管の曲が
りや捩じれに伴う抵抗を軽減して継手の向きの調整を容
易にして、施工コストの削減を図るため、継手の1次側
接続部を、ワンタッチ式及び/又は自由回転式の接続継
手とした。なお、ここでいう自由回転式継手には、回転
力が加わると自然に回転するものは勿論、袋ナットを緩
めるなど、回転のために簡単な操作を要するものをも含
み、又、1次側接続部そのものに回転機能が組込まれて
いるものは勿論、回転部が1次側接続部の近傍に設けら
れているものをも含むものとする。
【0028】請求項9記載の混合水栓の取付構造では、
現場施工を容易にして施工コストを削減し、かつ漏水の
可能性を小さくするため、継手の1次側接続部に、可撓
性配管を予め接続しておくこととした。なお、予め接続
するとは、品質管理の行き届いた工場等で接続すること
をいう。
【0029】請求項10記載の混合水栓の取付構造で
は、水栓取付座を取り外すことなく固定ねじを緩めるだ
けで、混合水栓本体の取付角度の調整ができるようにし
て、施工コストを削減するため、壁表当て部材と壁裏当
て部材とで行う壁体の挟み込みは、回転可能な仮固定状
態とし、水栓取付座と壁裏当て部材とで壁体に最終固定
することとした。
【0030】請求項11記載の混合水栓の取付構造で
は、取付部の水密性を確保して、浴室壁等の水密取付を
要する部分にも取付可能とし、かつ混合水栓本体の取付
角度の調整を容易にして施工コストを削減するため、壁
体と水栓取付座との間には、水密性確保用のパッキンを
設け、壁体と壁表当て部材との間には、摩擦抵抗が大き
くて取付角度の調整を阻害するパッキンを設けないこと
とした。
【0031】請求項12記載の混合水栓の取付構造で
は、鞘管を用いる鞘管工法に容易かつ安価に対応するた
め、壁裏当て部材を、給水継手及び給湯継手の少なくと
も1次側接続部を収納し、かつ、給水用鞘管及び給湯用
鞘管との接続口を有する、水栓ボックスとした。
【0032】請求項13記載の混合水栓の取付構造で
は、継手と混合水栓本体との接続構造を単純にして製造
性と施工性を向上し、コストを抑えるため、給水用継手
及び給湯用継手の2次側部分を平行に配置し、水栓ボッ
クスの製造性を向上して製品コストを抑えるため、水栓
ボックスの給水用鞘管及び給湯用鞘管との接続口も平行
に配置した。
【0033】更に、混合水栓全体を小型化して、意匠性
の向上と、取付場所制限及び製品コストの低減を図るた
め、水栓ボックスの給水用鞘管及び給湯用鞘管との接続
口、及び、給水用継手及び給湯用継手の2次側部分を、
それぞれ略必要最小限の間隔で配置することとした。な
お、ここでいう略必要最小限とは、厳密な意味での必要
最小寸法ではなく、多少の余裕を持った寸法でも良いこ
とを意味する。
【0034】請求項14記載の混合水栓の取付構造で
は、水栓ボックスを用いない場合に、給水継手及び給湯
継手を壁穴から同時に引き出せるようにして施工を容易
にし、施工コストの削減を図るため、給水継手及び給湯
継手を壁裏当て部材に仮固定して一体化することとし
た。
【0035】更に、水栓ボックスを用いない場合に、課
題を解決するための手段の、請求項3記載の配管の取出
構造に関する部分に示す手段をも実現するため、給水継
手及び給湯継手の壁裏当て部材への仮固定は、回転及び
前後移動可能なものとし、壁表当て部材に、直接又は継
手固定材を介して、再度仮固定することとした。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。図1は、本発明を浴室ユニッ
トの壁パネルに取付ける混合水栓に適用した、第1実施
例の断面分解斜視図で、1は壁パネル(壁体)、2は壁
表フランジ(壁表当て部材)、3は壁裏当て部材、4は
配管及び継手、5は継手固定材、6は水栓取付座、7は
混合水栓本体である。本実施例の、標準的な施工要領を
説明しながら、各部の構成や、それぞれの施工段階にお
ける本実施例の効果について説明する。なお、施工順序
その他の要領は、必ずしもこの通りでなくとも良い。
【0037】予め敷設され、浴室ユニットの防水床パ
ン(図示せず)等に仮固定された給水用及び給湯用の鞘
管44を、直接又はソケット33を介して、水栓ボック
ス31に形成された、鞘管との接続口32に接続し、位
置の調整を行う。なお、一対の鞘管との接続口32は、
互いに平行かつ略必要最小限の間隔で配置されているの
で、製造容易で、かつ小型化が可能となっている。
【0038】壁パネル1に開設された一つの壁開口1
1と、水栓ボックス2次側開口34の位置を合せて、壁
パネル1を建て込む。壁開口11や水栓ボックス2次側
開口34が比較的大きいため、手指を挿入して水栓ボッ
クス31を引き寄せるのは容易で、かつ、鞘管44が可
撓性の樹脂製鞘管であるため、水栓ボックス31の位置
が多少ずれても、位置合わせも容易である。
【0039】壁開口11に合せて、壁パネル1の表面
側に壁表フランジ2を当て、壁表フランジ固定ねじ22
を、壁表フランジ2の水栓ボックス固定穴21及び壁開
口11に通して、水栓ボックス31の壁表フランジ固定
穴35にねじこんで、壁表フランジ2と水栓ボックス3
1とで、壁パネル1を表裏両面から挟み込む形で仮固定
する。壁パネル1と壁表フランジ2との間には、回転を
阻害するパッキンを設けていないことと、壁表フランジ
固定ねじ22を固く締め付けず、壁表フランジ2及び水
栓ボックス31が回転可能な仮固定状態とすることによ
り、下記の工程での混合水栓本体7の取付角度調整が
容易になる。
【0040】可撓性樹脂管45に継手41を接続し、
壁パネル1の表面側から、壁表フランジ開口23、壁開
口11、水栓ボックス2次側開口34、水栓ボックス1
次側開口37を通して、鞘管44に可撓性樹脂管45を
挿通し、水栓ボックス31内に、継手1次側43を収納
する。継手41の1次側接続部431がワンタッチ式、
かつ自由回転式の接続継手となっているため、接続が容
易で、かつ、可撓性樹脂管45の曲げ癖や捩じれで、継
手2次側42があらぬ方向を向いていても、修正に手間
取ることはない。なお、可撓性樹脂配管45を鞘管44
の逆方向から挿通し、一旦壁パネル1の表面側に引き出
して継手41を接続してから、元に戻すように押し込ん
でも良い。
【0041】継手固定材5の継手挿通穴51を、継手
2次側42の凹溝421よりも後方まで通してから、ス
ナップリング52を凹溝421に嵌め、継手2次側42
を後方に押し付ける。この簡単な作業で、一対の継手2
次側42は、継手固定部材5を介して、壁表フランジ2
に、略所定の間隔かつ回転可能に仮固定されるととも
に、所定の位置より後方へ移動できなくなるので、下記
の工程で、継手41が後方へ逃げるおそれがなく
なる。なお、一対の継手2次側42は、互いに略必要最
小限の間隔で配置されるため、混合水栓の小型化に寄与
する。
【0042】水栓取付座6の一対の継手挿入穴(図示
せず)を一対の継手2次側42に合せて押し込み、座固
定ねじ62を座固定穴61に通し、水栓取付座6を水栓
ボックス31の水栓取付座固定ねじ穴36に、簡単には
動かないが力を入れれば回転できる程度に、仮固定す
る。この作業により、一対の継手2次側42は、平行性
を増し、かつ回転性を損なうことなく、水栓取付座6に
内蔵される形で固定されるとともに、前方への移動を規
制される。又、継手41は、壁パネル1の表面側を基準
に位置決めされている壁表フランジ2に、継手固定材5
を介して押し付けられるので、継手41も、壁パネル1
の表面側を基準にして位置決めされることになり、か
つ、水栓取付座6も壁パネル1の表面側を基準に位置決
めされるので、継手41、水栓取付座6、混合水栓本体
7相互の取合に、壁パネル1の厚さ種類やその誤差の吸
収を考慮する必要がなく、従って、構造の単純化と小型
化が可能になって、製品コストを低減できる。
【0043】混合水栓本体7の後面に突出した一対の
接続部71を、水栓取付座6の一対の混合水栓本体挿入
穴65に合せて挿入して、一対の継手2次側42と接続
し、混合水栓本体7を左右に回転して、取付角度の調整
を行う。なお、接続部71の後端外面、及び/又は継手
2次側42の前端内面は面取りされており、かつ、一対
の接続部71は互いに平行、一対の継手2次側42は互
いに略平行で、水栓取付座6の継手挿入穴内径は、継手
2次側42の外径より所定寸法だけ大きく形成されてい
るので、継手2次側42が一対の接続部71の間隔に合
せて移動し、挿入は容易である。又、上記の工程で、
壁表フランジ2及び水栓ボックス31は回転可能な仮固
定状態となっているため、取付角度の調整も容易であ
る。
【0044】混合水栓本体7を一旦取り外し、座固定
ねじ62を十分に締め付ける。水栓取付座6の座フラン
ジ63裏面には、パッキン64が貼り付けてあるので、
この簡単な作業で、水栓取付部の水密性を確保でき、か
つ、パッキン64の弾性及び摩擦抵抗によって、取付部
が緩んだり回転したりすることを防止できる。
【0045】再び、混合水栓本体7の後面に突出した
接続部71を、水栓取付座6の混合水栓本体挿入穴65
に合せて挿入し、袋ナット72の雌ねじ721を、水栓
取付座6の混合水栓本体7側に形成された袋ナット固定
ねじ66に螺合し、十分に締め付けると完成である。本
実施例では、継手2次側42内にOリング(図示せず)
を内蔵しているため、この簡単な作業で、混合水栓本体
7と継手41とを、水密的に接続、固定できるので、施
工が極めて容易で、かつ、短時間で接続できる。又、接
続部71を、混合水栓本体挿入穴65に合せて挿入する
と、継手2次側42に内蔵された開閉弁(図示せず)が
開き、引き抜くと開閉弁が閉じるようになっているの
で、元栓を閉めないでも混合水栓本体7を着脱でき、施
工時間を削減できる。更に、元栓を閉めないで、誤って
混合水栓本体7を取り外した場合にも、湯水が吹出して
事故に発展することを防止できる。
【0046】図2は、本発明の第2実施例の断面分解斜
視図である。本実施例は、鞘管を使用しない工法に対応
したもので、第1実施例との主な違いは、水栓ボックス
31が壁裏フランジ38に変更され、鞘管44がなく、
継手固定アングル39が追加され、継手41に可撓性樹
脂管45が予め接続されていることであり、他の部分
は、基本的に第1実施例及び図1と同一であるので、共
通する部分の図示と、共通する部分の説明は省略する。
【0047】第1実施例の場合と同様、本実施例の、標
準的な施工要領を説明しながら、各部の構成や、それぞ
れの施工段階における本実施例の効果について説明す
る。なお、図1と共通のため図2で省略した部分につい
ては、図1を参照のこと。
【0048】予め継手41が接続された一対の可撓性
樹脂配管45を敷設し、浴室ユニットの防水床パン(図
示せず)等に仮固定し、位置の粗調整を行う。継手41
の1次側接続部431と可撓性樹脂配管45とが、品質
管理の行き届いた工場等で予め接続されているため、漏
水の危険性は小さい。
【0049】壁裏フランジ38の壁裏フランジ開口3
81に一対の継手2次側42を通し、継手2次側42に
形成された仮固定溝422を壁裏フランジ38に形成さ
れた継手用鞍部382に載せ、アングル固定ねじ392
を、継手固定アングル39に設けられたアングル固定穴
391に通して、壁裏フランジ38のアングル固定ねじ
穴383にねじ込み、仮固定溝422部分を継手用鞍部
382と継手固定アングル39で挟み込んで、継手2次
側42を、回転及び前後移動可能に仮固定する。継手1
次側43には、継手袋ナット432による継手が形成さ
れているため、可撓性樹脂管45の曲がり癖や捩じれな
どによって、継手2次側があらぬ方向を向いていても、
継手袋ナット432を緩めることにより、容易かつ無理
なく向きを変えられる。又、仮固定溝422は、前後方
向に十分な幅を持っているため、かなりの範囲で移動可
能で、更に、継手固定アングル固定穴391は、上下方
向に長い穴になっているので、継手固定アングル39を
移動、継手2次側42を回転可能に調節して固定するの
は容易である。
【0050】壁パネル1に開設された一つの壁開口1
1と、一対の継手41の位置を合せて、壁パネル1を建
て込む。前記の工程で一対の継手41は一体化されて
いるためバラバラになることはなく、壁開口11が比較
的大きいため手指を挿入して継手41を引込むのは容易
で、かつ、継手2次側42は回転可能に固定されてお
り、しかも配管が可撓性樹脂管であるため、継手41の
位置が多少ずれても、位置合わせは容易である。
【0051】壁開口11に合せて、壁パネル1の表面
側に壁表フランジ2を当て、壁表フランジ固定ねじ22
を、壁裏フランジ固定穴21及び壁開口11に通して、
壁裏フランジ38の壁表フランジ固定穴35にねじ込ん
で、壁表フランジ2と壁裏フランジ38とで、壁パネル
1を表裏両面から挟み込む形で仮固定する。なお、壁パ
ネル1と壁表フランジ2との間には、回転を阻害するパ
ッキンを設けていないことと、壁表フランジ固定ねじ2
2を固く締め付けず、壁表フランジ2及び壁裏フランジ
38が回転可能な仮固定状態とすることにより、下記
の工程での混合水栓本体7の取付角度調整が容易にな
る。
【0052】継手2次側42を手前側に引き出し、継
手固定材5の継手挿通穴51を、継手1次側42の凹溝
421よりも後方まで通してから、スナップリング52
を凹溝42に嵌め、継手1次側42を後方に押し付け
る。継手2次側42に形成された仮固定溝422の幅が
十分に大きいので、壁パネル1の厚さ種類への対応範囲
が広く、又、スナップリング52を嵌めるに十分なだけ
継手2次側42を引き出せる。なお、本工程での他の効
果等については、第1実施例のの工程と同様である。
【0053】〜第1実施例の〜の各工程と同様
である。
【0054】以上述べたことから、第1実施例は、請求
項1乃至8及び10乃至13を満足する実施形態で、第
2実施例は、請求項1乃至11及び14を満足する実施
形態であることが解かる。なお、第1実施例、第2実施
例の何れでも、請求項7に記載する逆止弁については触
れていないが、何れの実施例でも、開閉弁の代りに組込
んだり、開閉弁と同時に組込むことが可能で、逆止弁を
組込むと、湯水の逆流を防止することができる。
【0055】なお、本発明の基本は、請求項1であり、
その他の請求項は、その具体的な手段や、補足的な機能
等を示すものである。従って、請求項2乃至14は、期
待する効果によって、適宜取捨選択すれば良いし、請求
項2乃至14に示す範囲内で、他の実施形態を採用して
も良い。即ち、第1乃至第2実施例は、あくまで一例を
示すものであり、例えば、以下のような実施形態、その
他の多くの実施形態が考えられ、第1乃至第2実施例の
例示によって、請求項1乃至14に、構成、形状、仕様
等、いかなる制限をも加えるものではないことは言うま
でもない。
【0056】例1.浴室ユニットの壁パネルに取付ける
混合水栓でなく、カウンターや浴槽等に取付ける混合水
栓に適用しても良いし、浴室でなく洗面所や台所の混合
水栓に適用しても良い。
【0057】例2.継手がエルボ型でなく、ストレート
型でも良い。
【0058】例3.継手2次側を雄、混合水栓本体接続
部を雌としても良い。
【0059】例4.配管は可撓性樹脂管でなくても良
い。
【0060】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。
【0061】請求項1記載の混合水栓の取付構造では、
壁体の開口を一つとしたので、壁体の開口手間を省いて
施工コストを削減し、見え掛かり部を単純形状として意
匠性や清掃性を向上させることができた。
【0062】又、固定ねじ等を見せず意匠性良く混合水
栓本体を取付けるためには必要であるが、配管及び継手
の挿通や仮固定を行うための大きな開口が取り難い水栓
取付座とは別に、大きな開口が可能な壁表当て部材を設
け、壁体の開口部分で、この壁表当て部材と壁裏当て部
材とで、壁体を表裏両面から挟み込むこととしたので、
表面側からの配管及び継手の挿通や仮固定が容易に可能
となって、施工コストが削減でき、かつ混合水栓が小型
化して、意匠性の向上と製品コストを削減できた。
【0063】又、継手を給水継手と給湯継手に分離し、
各継手は回転可能としたので、配管及び継手の挿通が容
易になって、施工コストが削減でき、壁体の開口や、壁
表当て部材及び壁裏当て部材の開口が小さくても済むよ
うになって、壁体への開口コストが削減できるととも
に、小型化に伴って製品コストが削減でき、かつ配管の
曲がりや捩じれ等による応力を開放できて施工し易くな
り、施工コストが削減できた。
【0064】更に、水栓取付座には接水部分を設けず、
混合水栓本体と継手の2次側とを直結したので、水密接
合箇所の減少により漏水可能性が小さくなり、かつ、寸
法調整を必要とする箇所の減少により、構造が簡単にな
って、製造及び施工が容易になり、コストが削減でき
た。なおかつ、混合水栓本体を着脱自在としたので、故
障時の対応、及び機能や意匠等の向上のための混合水栓
本体の交換が容易になった。
【0065】請求項2記載の混合水栓の取付構造では、
必ず必要な水栓取付座と混合水栓本体との機械的固定
で、継手と混合水栓本体との固定をも兼用することと
し、継手と混合水栓本体との、専用の機械的固定は省略
したので、構造が簡単になり、製造及び施工が容易にな
って、コストが削減できた。
【0066】請求項3記載の混合水栓の取付構造では、
継手、及び/又は水栓取付座の前後位置は、壁体の表面
側を基準に位置決めすることとしたので、壁体の厚さ種
類やその誤差の吸収を考慮する必要がなく、従って、構
造の単純化と小型化が可能となり、製品コストが低減で
きた。
【0067】請求項4記載の混合水栓の取付構造では、
水栓取付座と継手との間に所定の間隙を有するものとし
たので、混合水栓本体の一対の接続部の間隔と、一対の
継手の間隔との寸法誤差吸収が容易に可能となり、製造
及び施工が容易になって、コストが削減できた。
【0068】請求項5記載の混合水栓の取付構造では、
継手を壁表当て部材、壁裏当て部材、又は継手固定材に
スナップリング等のワンタッチ式の係合手段で仮固定す
ることとしたので、配管の曲がりや捩じれ等による継手
の傾きや反発力がある場合でも、継手の仮固定が容易に
なり、施工コストを削減できた。
【0069】請求項6記載の混合水栓の取付構造では、
継手の後方への移動は、壁表当て部材、壁裏当て部材、
又は継手固定材への仮固定手段によって規制し、前方へ
の移動は、水栓取付座で規制することとしたので、継手
の前後移動の規制手段が単純化され、製造が容易にな
り、製品コストが削減できた。
【0070】請求項7記載の混合水栓の取付構造では、
継手に、混合水栓本体を接続すると開き接続を解除する
と閉じる開閉弁、及び/又は逆止弁を内蔵したので、元
栓を閉めないでも混合水栓を着脱でき、及び/又は湯水
の逆流が防止できた。
【0071】又、機能や意匠等の向上のために交換する
場合には廃棄される割合の高い混合水栓本体側には、開
閉弁、及び/又は逆止弁を内蔵しないので、トータル的
なコストダウンも図れる。
【0072】請求項8記載の混合水栓の取付構造では、
継手の1次側接続部を、ワンタッチ式及び/又は自由回
転式の接続継手としたので、配管と継手との接続が容易
になり、及び/又は配管の曲がりや捩じれに伴う抵抗が
軽減されて継手の向きの調整が容易になって、施工コス
トが削減できた。
【0073】請求項9記載の混合水栓の取付構造では、
継手の1次側接続部に、可撓性配管を予め接続しておく
こととしたので、現場施工が容易となって施工コストが
削減でき、かつ漏水の可能性が小さくなった。
【0074】請求項10記載の混合水栓の取付構造で
は、壁表当て部材と壁裏当て部材とで行う壁体の挟み込
みは、回転可能な仮固定状態とし、水栓取付座と壁裏当
て部材とで壁体に最終固定することとしたので、水栓取
付座を取り外すことなく、固定ねじを緩めるだけで、混
合水栓本体の取付角度の調整ができるようになり、施工
コストが削減できた。
【0075】請求項11記載の混合水栓の取付構造で
は、壁体と水栓取付座との間には、水密性確保用のパッ
キンを設け、壁体と壁表当て部材との間には、摩擦抵抗
が大きくて取付角度の調整を阻害するパッキンを設けな
いこととしたので、取付部の水密性が確保できて、浴室
壁パネル等の水密取付を要する部分にも取付可能とな
り、かつ混合水栓本体の取付角度の調整が容易になっ
て、施工コストが削減できた。
【0076】請求項12記載の混合水栓の取付構造で
は、壁裏当て部材を、継手の少なくとも1次側接続部を
収納し、かつ、一対の鞘管との接続口を有する、水栓ボ
ックスとしたので、鞘管を用いる鞘管工法に容易かつ安
価に対応できるようになった。
【0077】請求項13記載の混合水栓の取付構造で
は、一対の継手の2次側部分を平行に配置したので、継
手と混合水栓本体との接続構造が単純になり、製造性と
施工性が向上し、製品コスト及び施工コストが抑えられ
た。又、水栓ボックスの、一対の鞘管との接続口も平行
に配置したので、水栓ボックスの製造性が向上して製品
コストが抑えられた。
【0078】更に、水栓ボックスの、一対の鞘管との接
続口、及び、一対の継手の2次側部分を、それぞれ略必
要最小限の間隔で配置することとしたので、混合水栓全
体が小型化でき、意匠性の向上と、取付場所制限及び製
品コストの低減が図れた。
【0079】請求項14記載の混合水栓の取付構造で
は、一対の継手を壁裏当て部材に仮固定して一体化する
こととしたので、水栓ボックスを用いない場合に、一対
の継手を壁穴から同時に引き出せ、施工が容易になり、
施工コストが削減できた。
【0080】更に、継手の壁裏当て部材への仮固定は、
回転及び前後移動可能なものとし、壁表当て部材に、直
接又は継手固定材を介して再度仮固定することとしたの
で、水栓ボックスを用いない場合にも、発明の効果の、
請求項3記載の配管の取出構造に関する部分に示す効果
を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の、断面分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の、断面分解斜視図であ
る。
【図3】JISに例示された、従来の混合水栓の第1例
の正面図である。
【図4】JISに例示された、従来の混合水栓の第2例
の正面図である。
【図5】JISに例示された、従来の混合水栓の第3例
の側面図である。
【図6】JISに例示された、従来の混合水栓の第3例
の正面図である。
【符号の説明】
1:壁パネル(壁体) 11:壁開口 2:壁表フランジ(壁表当て部材) 3:壁裏当て部材 31:水栓ボックス 38:壁裏フランジ 39:継手固定アングル 4:配管及び継手 41:(給湯)継手 42:継手2次側 43:継手1次側 44:(給湯用)鞘管 45:(給湯用)可撓性樹脂管 5:継手固定材 52:スナップリング 6:水栓取付座 64:パッキン 7:混合水栓本体 71:(湯側)接続部 72:袋ナット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体に開設された一つの開口と、この開
    口部分で上記壁体を表裏両面から挟み込む壁表当て部材
    及び壁裏当て部材と、上記壁表当て部材及び/又は上記
    壁裏当て部材に直接又は継手固定材を介して略所定の間
    隔かつ回転可能に仮固定された給水継手及び給湯継手の
    2次側部分を内蔵する形で上記壁表当て部材及び/又は
    上記壁裏当て部材に固定される水栓取付座と、上記給水
    継手及び上記給湯継手の2次側に着脱自在に接続される
    水側接続部及び湯側接続部を備えた混合水栓本体とから
    なることを特徴とする、混合水栓の取付構造。
  2. 【請求項2】 上記水栓取付座と上記混合水栓本体とを
    機械的に固定し、上記給水継手及び上記給湯継手の2次
    側部分と上記混合水栓本体の水側接続部及び湯側接続部
    とは機械的な固定をしないことを特長とする、請求項1
    記載の混合水栓の取付構造。
  3. 【請求項3】 上記給水継手、上記給湯継手、及び/又
    は上記水栓取付座の前後位置が、上記壁体の表面側を基
    準に位置決めされることを特徴とする、請求項1乃至2
    の何れかに記載の混合水栓の取付構造。
  4. 【請求項4】 上記水栓取付座と上記給水継手及び上記
    給湯継手の2次側部分との間に、所定の間隙を有するこ
    とを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載の混合
    水栓の取付構造。
  5. 【請求項5】 上記給水継手及び上記給湯継手が、スナ
    ップリング等のワンタッチ式の係合手段で、上記壁表当
    て部材、上記壁裏当て部材、又は上記継手固定材に、仮
    固定されることを特徴とする、請求項1乃至4の何れか
    に記載の混合水栓の取付構造。
  6. 【請求項6】 上記給水継手及び上記給湯継手の後方へ
    の移動は、上記壁表当て部材、上記壁裏当て部材、又は
    上記継手固定材への仮固定手段によって規制され、前方
    への移動は、上記水栓取付座で規制されることを特徴と
    する、請求項1乃至5の何れかに記載の混合水栓の取付
    構造。
  7. 【請求項7】 上記給水継手及び上記給湯継手に、上記
    混合水栓本体を接続すると開き接続を解除すると閉じる
    開閉弁、及び/又は逆止弁を内蔵したことを特徴とす
    る、請求項1乃至6の何れかに記載の混合水栓の取付構
    造。
  8. 【請求項8】 上記給水継手及び上記給湯継手の1次側
    接続部が、ワンタッチ式及び/又は自由回転式の接続継
    手であることを特徴とする、請求項1乃至7の何れかに
    記載の混合水栓の取付構造。
  9. 【請求項9】 上記給水継手及び/又は上記給湯継手の
    1次側接続部に、可撓性配管が予め接続されていること
    を特徴とする、請求項1乃至8の何れかに記載の混合水
    栓の取付構造。
  10. 【請求項10】 上記壁表当て部材と上記壁裏当て部材
    とで上記壁体を仮固定状態で挟み込み、上記水栓取付座
    と上記壁裏当て部材とで壁体に最終固定することを特徴
    とする、請求項1乃至9の何れかに記載の混合水栓の取
    付構造。
  11. 【請求項11】 上記壁体と上記水栓取付座との間には
    パッキンを設け、上記壁体と上記壁表当て部材との間に
    はパッキンを設けないことを特徴とする、請求項1乃至
    10の何れかに記載の混合水栓の取付構造。
  12. 【請求項12】 上記壁裏当て部材が、上記給水継手及
    び上記給湯継手の少なくとも1次側接続部を収納し、か
    つ、給水用鞘管及び給湯用鞘管との接続口を有する、水
    栓ボックスであることを特徴とする、請求項1乃至11
    の何れかに記載の混合水栓の取付構造。
  13. 【請求項13】 上記水栓ボックスの給水用鞘管及び給
    湯用鞘管との接続口、及び、上記給水用継手及び上記給
    湯用継手の2次側部分が、それぞれ、互いに平行かつ略
    必要最小限の間隔で配置されたことを特徴とする、請求
    項12記載の混合水栓の取付構造。
  14. 【請求項14】 上記給水継手及び上記給湯継手が、上
    記壁裏当て部材に回転及び前後移動可能に仮固定された
    後、上記壁表当て部材に、直接又は上記継手固定材を介
    して再度仮固定されることを特徴とする、請求項1乃至
    11の何れかに記載の混合水栓の取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113227A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Inax Corp 水栓
US7471924B2 (en) 2005-07-25 2008-12-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Cleaning unit and image forming apparatus

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