JP2000319958A - 器具類の取付装置 - Google Patents
器具類の取付装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、安価で、施工性が良好で、壁体強
度や意匠性の低下のない、水栓金具や手すりなどの器具
類を壁体に取付けるための器具類の取付装置、を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明の器具類の取付装置では、取付面
に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジと、取
付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける突出部
を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、突出部
が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座本体と
前面側フランジとを連結固定する連結手段とからなり、
連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するように設
けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける必要が
なく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐこ
とができる。
度や意匠性の低下のない、水栓金具や手すりなどの器具
類を壁体に取付けるための器具類の取付装置、を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明の器具類の取付装置では、取付面
に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジと、取
付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける突出部
を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、突出部
が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座本体と
前面側フランジとを連結固定する連結手段とからなり、
連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するように設
けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける必要が
なく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓金具や手すり
等の器具類を、壁、床、カウンター等の壁体に取付ける
ための、器具類の取付装置に関するものである。
等の器具類を、壁、床、カウンター等の壁体に取付ける
ための、器具類の取付装置に関するものである。
【0002】ところで、器具類の取付座の壁体への取付
方法には、大きく分けて、次のような方法がある。な
お、ここでいう前面とは、器具類を取付ける側の壁体面
であり、背面とは、前面とは反対側の壁体面を指すもの
とする。 壁体前面に当接し、前面側から固定する。 壁体を前面側から貫通し、前面側から固定する。 壁体を前面側から貫通し、背面側から固定する。 壁体を背面側から貫通し、前面側から固定する。 壁体を背面側から貫通し、背面側から固定する。 本発明は、壁体施工前に取付座と配管を背面側で接続し
ておく必要がある、取付座に掛かる大きな引張荷重や曲
げ荷重を壁体に十分に分散するために背面側を大きくす
る必要がある、等の理由で、壁体を背面側から貫通する
必要があり、かつ、壁体施工後は背面側に回れない等の
理由で、固定は前面側から行うことが必要な場合、即ち
上記の場合に関するものである。
方法には、大きく分けて、次のような方法がある。な
お、ここでいう前面とは、器具類を取付ける側の壁体面
であり、背面とは、前面とは反対側の壁体面を指すもの
とする。 壁体前面に当接し、前面側から固定する。 壁体を前面側から貫通し、前面側から固定する。 壁体を前面側から貫通し、背面側から固定する。 壁体を背面側から貫通し、前面側から固定する。 壁体を背面側から貫通し、背面側から固定する。 本発明は、壁体施工前に取付座と配管を背面側で接続し
ておく必要がある、取付座に掛かる大きな引張荷重や曲
げ荷重を壁体に十分に分散するために背面側を大きくす
る必要がある、等の理由で、壁体を背面側から貫通する
必要があり、かつ、壁体施工後は背面側に回れない等の
理由で、固定は前面側から行うことが必要な場合、即ち
上記の場合に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、上記の場合に適用できる取付装
置として、特開昭63−142134「ユニットバス用
水栓取付ボックスの仮固定構造」や特開平9−3169
45「湯水混合栓における取付機構」に見られるよう
に、取付座の周面に形成したおねじに、めねじを形成し
た前面側フランジをねじ込んで、前面側フランジと背面
側フランジとで壁体を挟み込んで固定する取付装置があ
る。
置として、特開昭63−142134「ユニットバス用
水栓取付ボックスの仮固定構造」や特開平9−3169
45「湯水混合栓における取付機構」に見られるよう
に、取付座の周面に形成したおねじに、めねじを形成し
た前面側フランジをねじ込んで、前面側フランジと背面
側フランジとで壁体を挟み込んで固定する取付装置があ
る。
【0004】又、図12のように、取付座の前面側突出
部に嵌挿した前面側フランジと壁体に複数個の穴を開
け、この穴を利用して、前面側フランジと背面側フラン
ジとをねじで締め付けて固定する取付装置もある。
部に嵌挿した前面側フランジと壁体に複数個の穴を開
け、この穴を利用して、前面側フランジと背面側フラン
ジとをねじで締め付けて固定する取付装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合
は、ねじ径が大きくなり、このために、前面側フランジ
を締め付けるためのスパナ用二面幅が大きく、巨大なス
パナ等の特殊工具を必要として、工具の準備や取り扱
い、即ち施工性に課題を残している。また、後者の場合
は、壁体に、取付座の取付穴以外に、固定ねじの貫通穴
が複数必要となり、貫通穴の追加に伴うコストの上昇、
壁体強度の低下、前面側フランジの大径化に伴う意匠性
の低下などの課題がある。
は、ねじ径が大きくなり、このために、前面側フランジ
を締め付けるためのスパナ用二面幅が大きく、巨大なス
パナ等の特殊工具を必要として、工具の準備や取り扱
い、即ち施工性に課題を残している。また、後者の場合
は、壁体に、取付座の取付穴以外に、固定ねじの貫通穴
が複数必要となり、貫通穴の追加に伴うコストの上昇、
壁体強度の低下、前面側フランジの大径化に伴う意匠性
の低下などの課題がある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、安価で、施工性が良好
で、壁体強度や意匠性の低下のない、水栓金具や手すり
などの器具類を壁体に取付けるための器具類の取付装
置、を提供することにある。
れたもので、本発明の目的は、安価で、施工性が良好
で、壁体強度や意匠性の低下のない、水栓金具や手すり
などの器具類を壁体に取付けるための器具類の取付装
置、を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の各請求項記載の
器具類の取付装置について、上記課題を解決するために
施した手段を説明する。
器具類の取付装置について、上記課題を解決するために
施した手段を説明する。
【0008】請求項1記載の器具類の取付装置では、取
付面に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジ
と、取付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける
突出部を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、
突出部が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座
本体と前面側フランジとを連結固定する連結手段とから
なり、連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するよ
うに設けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける
必要がなく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を
防ぐことができる。
付面に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジ
と、取付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける
突出部を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、
突出部が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座
本体と前面側フランジとを連結固定する連結手段とから
なり、連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するよ
うに設けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける
必要がなく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を
防ぐことができる。
【0009】請求項2記載の器具類の取付装置では、連
結手段を、取付座本体又は取付座本体と一体化した部分
で、かつ上記取付穴外形線より内側に位置する部分に形
成したねじ穴と、前面側フランジを挿通するねじ部材と
したため、普通のねじ回しで容易に固定できる。
結手段を、取付座本体又は取付座本体と一体化した部分
で、かつ上記取付穴外形線より内側に位置する部分に形
成したねじ穴と、前面側フランジを挿通するねじ部材と
したため、普通のねじ回しで容易に固定できる。
【0010】請求項3記載の器具類の取付装置では、前
面側フランジ裏面と、取付座本体や取付座本体と一体化
した部分が、ねじ固定により接触しないため、前面側フ
ランジ裏面が取付座本体等に接触して、充分に締め付け
できないという心配がない。
面側フランジ裏面と、取付座本体や取付座本体と一体化
した部分が、ねじ固定により接触しないため、前面側フ
ランジ裏面が取付座本体等に接触して、充分に締め付け
できないという心配がない。
【0011】請求項4記載の器具類の取付装置では、壁
体に開設する取付穴を、円形又は正方形等の単純形状、
即ち加工の容易な穴としたので、コストの上昇を防ぐこ
とができる。
体に開設する取付穴を、円形又は正方形等の単純形状、
即ち加工の容易な穴としたので、コストの上昇を防ぐこ
とができる。
【0012】請求項5記載の器具類の取付装置では、コ
ストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐために、突
出部の少なくとも前面側フランジの貫通穴に対応する部
分(以下、突出主部という)の断面外形は、取付穴の形
状と略相似でやや小さい仮想外形の複数箇所を、内側に
後退させた形状とし、前面側フランジの貫通穴は、突出
主部の断面外形と略相似でやや大きい形状であり、突出
主部断面外形の内側への後退部分に対応する部分に、ね
じ固定用の穴を設けることとした。即ち、壁体に開設す
る取付穴は、単純形状のまま極力小さく抑え、突出主部
を部分的に内側に後退させて、ねじ固定のための空間を
捻出した。
ストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐために、突
出部の少なくとも前面側フランジの貫通穴に対応する部
分(以下、突出主部という)の断面外形は、取付穴の形
状と略相似でやや小さい仮想外形の複数箇所を、内側に
後退させた形状とし、前面側フランジの貫通穴は、突出
主部の断面外形と略相似でやや大きい形状であり、突出
主部断面外形の内側への後退部分に対応する部分に、ね
じ固定用の穴を設けることとした。即ち、壁体に開設す
る取付穴は、単純形状のまま極力小さく抑え、突出主部
を部分的に内側に後退させて、ねじ固定のための空間を
捻出した。
【0013】請求項6乃至9は、請求項5記載の器具類
の取付装置を実現するために、取付穴形状と取付座突出
主部の断面外形について、具体的な形状の組合せを示し
た。
の取付装置を実現するために、取付穴形状と取付座突出
主部の断面外形について、具体的な形状の組合せを示し
た。
【0014】請求項10記載の器具類の取付装置では、
背面側フランジの前後位置を調節することによって、壁
体の厚さによる取付座の種類の増加を抑えるために、背
面側フランジを前後移動可能とした。
背面側フランジの前後位置を調節することによって、壁
体の厚さによる取付座の種類の増加を抑えるために、背
面側フランジを前後移動可能とした。
【0015】請求項11記載の器具類の取付装置では、
意匠性の向上のため、前面側フランジを覆い隠すカバー
を設けた。
意匠性の向上のため、前面側フランジを覆い隠すカバー
を設けた。
【0016】請求項12記載の器具類の取付装置では、
浴室ユニットの壁パネルなど、水密性を要する部分の壁
体に取付ける器具類の取付装置にも適用できるようにす
るために、前面側フランジと壁体との間の水密性確保用
のパッキンを設け、かつ、前面側フランジと取付座の突
出主部との間の水密性確保のために、このパッキンの穴
を、突出主部断面外形と略相似形でやや小さいものとし
て、パッキンと突出主部の側面が確実に密着するように
した。
浴室ユニットの壁パネルなど、水密性を要する部分の壁
体に取付ける器具類の取付装置にも適用できるようにす
るために、前面側フランジと壁体との間の水密性確保用
のパッキンを設け、かつ、前面側フランジと取付座の突
出主部との間の水密性確保のために、このパッキンの穴
を、突出主部断面外形と略相似形でやや小さいものとし
て、パッキンと突出主部の側面が確実に密着するように
した。
【0017】請求項13記載の器具類の取付装置では、
壁体に開設した取付穴に取付座を挿通する際に、前面側
から引出し易いように、取付座の突出部端面に、把手を
取付けるためのねじ穴を設けた。なお、ここにいう把手
とは、必ずしもいわゆる把手の形状をしたものでなくと
も良く、例えば、このねじ穴に小ねじをねじ込めば、安
価に目的を達成できる。
壁体に開設した取付穴に取付座を挿通する際に、前面側
から引出し易いように、取付座の突出部端面に、把手を
取付けるためのねじ穴を設けた。なお、ここにいう把手
とは、必ずしもいわゆる把手の形状をしたものでなくと
も良く、例えば、このねじ穴に小ねじをねじ込めば、安
価に目的を達成できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の取付装置
を、浴室ユニットの壁パネルに取付ける湯水混合水栓の
取付装置に適用した第1実施例の分解斜視図である。浴
室ユニットの壁パネル1には、取付座2を取付けるため
の円形の取付穴11を開設してある。取付座本体20
は、湯水湯水混合水栓(図示せず)を取付けるための台
座で、その前端面(突出部端面)21から背端面(図示
せず)まで貫通して、給水穴211及び給湯穴212が
左右に並んで設けられ、背面には、給水管31、給湯管
32に接続するための継手、即ち給水用エルボ22及び
給湯用エルボ(図示せず)が、給水穴211及び給湯穴
212に、それぞれ水密的に接続されている。
面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の取付装置
を、浴室ユニットの壁パネルに取付ける湯水混合水栓の
取付装置に適用した第1実施例の分解斜視図である。浴
室ユニットの壁パネル1には、取付座2を取付けるため
の円形の取付穴11を開設してある。取付座本体20
は、湯水湯水混合水栓(図示せず)を取付けるための台
座で、その前端面(突出部端面)21から背端面(図示
せず)まで貫通して、給水穴211及び給湯穴212が
左右に並んで設けられ、背面には、給水管31、給湯管
32に接続するための継手、即ち給水用エルボ22及び
給湯用エルボ(図示せず)が、給水穴211及び給湯穴
212に、それぞれ水密的に接続されている。
【0019】取付座本体20に掛かる荷重を、壁パネル
1に分散伝達するため、壁パネル1の背面に当接される
背面側フランジ23は、広い当接面231を有してい
る。それより前面側の部分24は、取付穴11に挿入で
きるように、取付穴11と略相似でやや小さい形状、本
実施例では取付穴11が丸穴であるため円柱状になって
おり、壁パネル1の前面より突出する突出部25を含む
突出主部250の上下部分には、取付穴11と略相似で
やや小さい形状の周面251を内側に大きく後退させた
切欠部252が形成され、後述するねじ固定のための空
間を提供している。なお、本実施例では、背面側フラン
ジ23は、壁パネル11の厚さに合わせて前後移動でき
るように、取付座本体20とは別体で形成され、取付座
本体20に形成したおねじに螺合して一体化されてい
る。
1に分散伝達するため、壁パネル1の背面に当接される
背面側フランジ23は、広い当接面231を有してい
る。それより前面側の部分24は、取付穴11に挿入で
きるように、取付穴11と略相似でやや小さい形状、本
実施例では取付穴11が丸穴であるため円柱状になって
おり、壁パネル1の前面より突出する突出部25を含む
突出主部250の上下部分には、取付穴11と略相似で
やや小さい形状の周面251を内側に大きく後退させた
切欠部252が形成され、後述するねじ固定のための空
間を提供している。なお、本実施例では、背面側フラン
ジ23は、壁パネル11の厚さに合わせて前後移動でき
るように、取付座本体20とは別体で形成され、取付座
本体20に形成したおねじに螺合して一体化されてい
る。
【0020】又、背面側フランジ23の前面側の部分2
4の、切欠部252に対応する面241、及び、前端面
21には、それぞれねじ穴242、261が形成されて
いる。
4の、切欠部252に対応する面241、及び、前端面
21には、それぞれねじ穴242、261が形成されて
いる。
【0021】ここで、本実施例の標準的な施工要領につ
いて説明する。なお、施工順序その他の要領は、必ずし
もこの通りでなくとも良い。
いて説明する。なお、施工順序その他の要領は、必ずし
もこの通りでなくとも良い。
【0022】予め敷設され、浴室ユニットの防水床パ
ン(図示せず)などに仮固定された、給水管31、給湯
管32に、取付座本体20に接続された給水エルボ2
2、給湯エルボ(図示せず)を接続し、位置の調整を行
う。なお、本実施例では、給水管31、給湯管32は可
撓性樹脂管で、給水エルボ22、給湯エルボは可撓性樹
脂管とのワンタッチ継手部221を備えているため、容
易かつ確実に接続できる。
ン(図示せず)などに仮固定された、給水管31、給湯
管32に、取付座本体20に接続された給水エルボ2
2、給湯エルボ(図示せず)を接続し、位置の調整を行
う。なお、本実施例では、給水管31、給湯管32は可
撓性樹脂管で、給水エルボ22、給湯エルボは可撓性樹
脂管とのワンタッチ継手部221を備えているため、容
易かつ確実に接続できる。
【0023】取付座本体20の前端面21に設けられ
たねじ穴261に、把手用小ねじ262をねじ込んで、
把手26を形成する。又、壁パネル1の厚さ種類に対応
するため、必要に応じて背面側フランジ23を前後に螺
動させて、前後位置の調整を行う。
たねじ穴261に、把手用小ねじ262をねじ込んで、
把手26を形成する。又、壁パネル1の厚さ種類に対応
するため、必要に応じて背面側フランジ23を前後に螺
動させて、前後位置の調整を行う。
【0024】取付穴11と取付座本体20の突出部2
5の位置を合わせて、壁パネル1を建て込む。なお、本
実施例では、給水管31、給湯管32が可撓性樹脂管で
あるため、給水管31や給湯管32の固定が多少ずれて
いても、位置合わせは容易である。
5の位置を合わせて、壁パネル1を建て込む。なお、本
実施例では、給水管31、給湯管32が可撓性樹脂管で
あるため、給水管31や給湯管32の固定が多少ずれて
いても、位置合わせは容易である。
【0025】壁パネル1の取付穴11に、取付座本体
20の突出部25が臨んだら、把手26を指先又はプラ
イヤー等の把み具で把んで、取付穴11から引き出す。
20の突出部25が臨んだら、把手26を指先又はプラ
イヤー等の把み具で把んで、取付穴11から引き出す。
【0026】突出部25が壁パネル1の内側に引込ま
れたら、切欠部252にプライヤー等の把み具を掛け
て、取付座本体20を所定位置まで完全に引き出すとと
もに、給水穴211と給湯穴212が略水平になるよう
に調整する。
れたら、切欠部252にプライヤー等の把み具を掛け
て、取付座本体20を所定位置まで完全に引き出すとと
もに、給水穴211と給湯穴212が略水平になるよう
に調整する。
【0027】把手用小ねじ262を外す。
【0028】前面側フランジ27の内側に設けられた
突起部271を、突出主部250の切欠部252に合わ
せて嵌め込み、突起部271に設けられた固定穴272
を通して、固定ねじ273をねじ穴242にねじ込ん
で、切欠部252に掛けたプライヤー等の把み具を利用
して取付角度の確認、微調整をしながら、十分に締め込
む。ねじ固定によって前面側フランジ27の裏面と取付
座本体20や背面側フランジ23等が接触することはな
いので、固定ねじ273を充分に締め付けて固定するこ
とができる。又、前面側フランジ27には、突出主部2
50の断面外形と略相似でやや小さい穴を有するパッキ
ン274が貼り付けられているため、この作業によっ
て、前面側フランジ27と壁パネル1及び突出主部25
0との間の水密性が確保される。2本の固定ねじ273
の内の1本は、把手用小ねじ262を流用しても良い。
なお、本実施例では、前面側フランジ27を平板形状と
しているため、背面側フランジ23の前面側の部分24
の、切欠部252に対応する面241を壁パネル1の表
面より後退させているので、それより前面側の部分であ
る突出主部251の方が、壁パネル1表面より前面側の
部分である突出部25より広い範囲となっているが、例
えば前面側フランジ27の突起部271を前面側に屈曲
形成すれば、切欠部252に対応する面241を壁パネ
ルの表面より前に出すことも可能で、この場合は、突出
主部251の方が突出部25より狭い範囲となる。又、
本実施例では、背面側フランジ23の前面側の部分24
から取付座本体20の前端面21までの最大外径を同径
としているが、取付穴11に挿通可能で、かつ前面側フ
ランジ27を所定の位置まで嵌合可能であれば、必ずし
も全ての部分で同径である必要はない。
突起部271を、突出主部250の切欠部252に合わ
せて嵌め込み、突起部271に設けられた固定穴272
を通して、固定ねじ273をねじ穴242にねじ込ん
で、切欠部252に掛けたプライヤー等の把み具を利用
して取付角度の確認、微調整をしながら、十分に締め込
む。ねじ固定によって前面側フランジ27の裏面と取付
座本体20や背面側フランジ23等が接触することはな
いので、固定ねじ273を充分に締め付けて固定するこ
とができる。又、前面側フランジ27には、突出主部2
50の断面外形と略相似でやや小さい穴を有するパッキ
ン274が貼り付けられているため、この作業によっ
て、前面側フランジ27と壁パネル1及び突出主部25
0との間の水密性が確保される。2本の固定ねじ273
の内の1本は、把手用小ねじ262を流用しても良い。
なお、本実施例では、前面側フランジ27を平板形状と
しているため、背面側フランジ23の前面側の部分24
の、切欠部252に対応する面241を壁パネル1の表
面より後退させているので、それより前面側の部分であ
る突出主部251の方が、壁パネル1表面より前面側の
部分である突出部25より広い範囲となっているが、例
えば前面側フランジ27の突起部271を前面側に屈曲
形成すれば、切欠部252に対応する面241を壁パネ
ルの表面より前に出すことも可能で、この場合は、突出
主部251の方が突出部25より狭い範囲となる。又、
本実施例では、背面側フランジ23の前面側の部分24
から取付座本体20の前端面21までの最大外径を同径
としているが、取付穴11に挿通可能で、かつ前面側フ
ランジ27を所定の位置まで嵌合可能であれば、必ずし
も全ての部分で同径である必要はない。
【0029】カバー28を、突出部25周面のおねじ
にねじ込む。なお、この段階でも、カバー28と切欠部
252との間には、ねじ回しを差し込むに充分な空間が
存するので、必要に応じて、固定ねじ273を緩めて取
付角度を再調整したり、固定ねじ273を増し締めした
りすることが可能である。
にねじ込む。なお、この段階でも、カバー28と切欠部
252との間には、ねじ回しを差し込むに充分な空間が
存するので、必要に応じて、固定ねじ273を緩めて取
付角度を再調整したり、固定ねじ273を増し締めした
りすることが可能である。
【0030】湯水混合水栓(図示せず)から突出した
給水パイプ、給湯パイプ(何れも図示せず)を、それぞ
れ給水穴211、給湯穴212に差し込み、湯水混合水
栓に設けられた袋ナット(図示せず)を、突出部25周
面のおねじにねじ込んで固定する。なお、本実施例で
は、この作業により水密的に接合できる機構及び自動的
に弁を開く機構を、取付座本体20に内蔵しているの
で、簡単かつ確実に接続できる。
給水パイプ、給湯パイプ(何れも図示せず)を、それぞ
れ給水穴211、給湯穴212に差し込み、湯水混合水
栓に設けられた袋ナット(図示せず)を、突出部25周
面のおねじにねじ込んで固定する。なお、本実施例で
は、この作業により水密的に接合できる機構及び自動的
に弁を開く機構を、取付座本体20に内蔵しているの
で、簡単かつ確実に接続できる。
【0031】本実施例では、以上のように構成したの
で、壁パネル1に開設する取付穴11は、単純な丸穴1
個のみで良く、容易かつ安価に形成でき、取付穴11開
設による壁パネル11の強度低下も最小限に抑えること
ができる。又、取付座2と壁パネル1との固定は、普通
のねじ回しで固定小ねじ273を締め付けるだけで済む
ので、特殊な工具は必要なく、施工も極めて容易であ
り、かつ、前面側フランジ27の大きさは最小限度で済
むので、大径化に伴う意匠性の低下もない。
で、壁パネル1に開設する取付穴11は、単純な丸穴1
個のみで良く、容易かつ安価に形成でき、取付穴11開
設による壁パネル11の強度低下も最小限に抑えること
ができる。又、取付座2と壁パネル1との固定は、普通
のねじ回しで固定小ねじ273を締め付けるだけで済む
ので、特殊な工具は必要なく、施工も極めて容易であ
り、かつ、前面側フランジ27の大きさは最小限度で済
むので、大径化に伴う意匠性の低下もない。
【0032】図2乃至図11に、取付穴11の形状と取
付座2の突出主部250の断面外形及び固定ねじ273
の位置の組合せ例を示す要部断面図を示す。
付座2の突出主部250の断面外形及び固定ねじ273
の位置の組合せ例を示す要部断面図を示す。
【0033】図2に第2実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
円形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の間
を固定ねじ273が通過可能となっている。
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
円形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の間
を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0034】図3に第3実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い正方形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250
の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い正方形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250
の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0035】図4に第4実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11よりやや
小さい円形とし、4隅の取付穴11と取付座2の突出主
部250の間を固定ねじ273が通過可能となってい
る。
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11よりやや
小さい円形とし、4隅の取付穴11と取付座2の突出主
部250の間を固定ねじ273が通過可能となってい
る。
【0036】図5に第5実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い円形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の
間を固定ねじ273が通過可能となっている。
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い円形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の
間を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0037】図6に第6実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い8角形とし、4隅の取付穴11と取付座2の突出主部
250の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
付座2の突出主部250を正方形の取付穴11より小さ
い8角形とし、4隅の取付穴11と取付座2の突出主部
250の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0038】図7に第7実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を隅丸正方形の取付穴11より
小さい隅丸正方形とし、2個所の隅部の取付穴11と取
付座2の突出主部250の間を固定ねじ273が通過可
能となっている。
付座2の突出主部250を隅丸正方形の取付穴11より
小さい隅丸正方形とし、2個所の隅部の取付穴11と取
付座2の突出主部250の間を固定ねじ273が通過可
能となっている。
【0039】図8に第8実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
正方形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の
間を固定ねじ273が通過可能となっている。
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
正方形とし、取付穴11と取付座2の突出主部250の
間を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0040】図9に第9実施例の要部断面図を示す。取
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
円形を2面取りした形状とし、取付穴11と取付座2の
突出主部250の間を固定ねじ273が通過可能となっ
ている。
付座2の突出主部250を円形の取付穴11より小さい
円形を2面取りした形状とし、取付穴11と取付座2の
突出主部250の間を固定ねじ273が通過可能となっ
ている。
【0041】図10に第10実施例の要部断面図を示
す。取付座2の突出主部250を円形の取付穴11より
小さい円形に切り欠き部を2個所設けた形状とし、取付
穴11と取付座2の突出主部250の切り欠き部の間を
固定ねじ273が通過可能となっている。
す。取付座2の突出主部250を円形の取付穴11より
小さい円形に切り欠き部を2個所設けた形状とし、取付
穴11と取付座2の突出主部250の切り欠き部の間を
固定ねじ273が通過可能となっている。
【0042】図11に第11実施例の要部断面図を示
す。取付座2の突出主部250を円形の取付穴11より
小さい円形に円弧状の切り欠き部を3個所設けた形状と
し、取付穴11と取付座2の突出主部250の切り欠き
部の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
す。取付座2の突出主部250を円形の取付穴11より
小さい円形に円弧状の切り欠き部を3個所設けた形状と
し、取付穴11と取付座2の突出主部250の切り欠き
部の間を固定ねじ273が通過可能となっている。
【0043】何れも、取付穴が円形又は正方形等の単純
形状で、全ての実施例で、取付穴外形線より内側に位置
する部分に形成したねじ穴に、前面側フランジをねじ固
定でき、実施例4乃至実施例11では、突出主部250
の断面外形が、取付穴11と略相似でやや小さい仮想外
形の複数箇所を内側に向けて後退させた形状で、この部
分によって形成される空間を利用して、前面側フランジ
を取付座本体又は取付座本体と一体化した部分にねじ固
定できるので、安価で、施工性が良好で、壁体強度や意
匠性の低下のない、水栓金具や手すりなどの器具類を壁
体に取付けるための器具類の取付装置、を提供すること
ができる。
形状で、全ての実施例で、取付穴外形線より内側に位置
する部分に形成したねじ穴に、前面側フランジをねじ固
定でき、実施例4乃至実施例11では、突出主部250
の断面外形が、取付穴11と略相似でやや小さい仮想外
形の複数箇所を内側に向けて後退させた形状で、この部
分によって形成される空間を利用して、前面側フランジ
を取付座本体又は取付座本体と一体化した部分にねじ固
定できるので、安価で、施工性が良好で、壁体強度や意
匠性の低下のない、水栓金具や手すりなどの器具類を壁
体に取付けるための器具類の取付装置、を提供すること
ができる。
【0044】特に、実施例4乃至実施例11の場合は、
第2実施例、第3実施例の場合よりも取付穴の大きさを
小さくできるので、上記効果がより大きい。よって、所
期の目的を達成できる。
第2実施例、第3実施例の場合よりも取付穴の大きさを
小さくできるので、上記効果がより大きい。よって、所
期の目的を達成できる。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。
する。
【0046】請求項1記載の器具類の取付装置では、取
付面に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジ
と、取付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける
突出部を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、
突出部が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座
本体と前面側フランジとを連結固定する連結手段とから
なり、連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するよ
うに設けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける
必要がなく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を
防ぐことができる。
付面に設けた取付穴の背面に当接する背面側フランジ
と、取付穴に挿通し水栓や手すり等の器具類を取付ける
突出部を設けた取付座本体と、取付穴の前面に当接し、
突出部が貫通する穴を有する前面側フランジと、取付座
本体と前面側フランジとを連結固定する連結手段とから
なり、連結手段を、取付穴外形線より内側に位置するよ
うに設けたため、固定のために取付穴以外の穴を設ける
必要がなく、コストの上昇と壁体強度や意匠性の低下を
防ぐことができる。
【0047】請求項2記載の器具類の取付装置では、連
結手段を、取付座本体又は取付座本体と一体化した部分
で、かつ上記取付穴外形線より内側に位置する部分に形
成したねじ穴と、前面側フランジを挿通するねじ部材と
したため、普通のねじ回しで容易に固定できる。
結手段を、取付座本体又は取付座本体と一体化した部分
で、かつ上記取付穴外形線より内側に位置する部分に形
成したねじ穴と、前面側フランジを挿通するねじ部材と
したため、普通のねじ回しで容易に固定できる。
【0048】請求項3記載の器具類の取付装置では、前
面側フランジ裏面と、取付座本体や取付座本体と一体化
した部分が、ねじ固定により接触しないため、前面側フ
ランジ裏面が取付座本体等に接触して、充分に締め付け
できないという心配がない。
面側フランジ裏面と、取付座本体や取付座本体と一体化
した部分が、ねじ固定により接触しないため、前面側フ
ランジ裏面が取付座本体等に接触して、充分に締め付け
できないという心配がない。
【0049】請求項4記載の器具類の取付装置では、壁
体に開設する取付穴を、円形又は正方形等の単純形状、
即ち加工の容易な穴としたので、コストの上昇を防ぐこ
とができる。
体に開設する取付穴を、円形又は正方形等の単純形状、
即ち加工の容易な穴としたので、コストの上昇を防ぐこ
とができる。
【0050】請求項5記載の器具類の取付装置では、突
出主部の断面外形は、取付穴の形状と略相似でやや小さ
い仮想外形の複数箇所を、内側に後退させた形状とし、
前面側フランジの貫通穴は、突出主部の断面外形と略相
似でやや大きい形状であり、突出主部断面外形の内側へ
の後退部分に対応する部分に、ねじ固定用の穴を設ける
こととした。即ち、壁体に開設する取付穴は、単純形状
のまま極力小さく抑え、突出主部を部分的に内側に後退
させて、ねじ固定のための空間を捻出したので、コスト
の上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐことができる。
出主部の断面外形は、取付穴の形状と略相似でやや小さ
い仮想外形の複数箇所を、内側に後退させた形状とし、
前面側フランジの貫通穴は、突出主部の断面外形と略相
似でやや大きい形状であり、突出主部断面外形の内側へ
の後退部分に対応する部分に、ねじ固定用の穴を設ける
こととした。即ち、壁体に開設する取付穴は、単純形状
のまま極力小さく抑え、突出主部を部分的に内側に後退
させて、ねじ固定のための空間を捻出したので、コスト
の上昇と壁体強度や意匠性の低下を防ぐことができる。
【0051】又、突出主部断面外形と前面側フランジの
貫通穴とは、略相似形のため、突出主部に前面側フラン
ジを嵌合すると、前面側フランジの固定穴位置が、ねじ
穴位置と自動的に一致するので、ねじ固定がやり易いば
かりか、固定後の取付座の回転防止、従って器具類の回
転防止にも寄与する。
貫通穴とは、略相似形のため、突出主部に前面側フラン
ジを嵌合すると、前面側フランジの固定穴位置が、ねじ
穴位置と自動的に一致するので、ねじ固定がやり易いば
かりか、固定後の取付座の回転防止、従って器具類の回
転防止にも寄与する。
【0052】請求項6乃至9は、請求項5記載の器具類
の取付装置を実現するための、壁体の取付穴と取付座突
出主部の断面外形についての、具体的な形状の組合せを
示すものであり、図4乃至図11で示す通り、何れも、
取付穴が略円形は略正方形、即ち単純形状で、突出主部
の断面外形が、取付穴と略相似でやや小さい仮想外形の
複数箇所を内側に後退させた形状で、この部分によって
形成される空間を利用して前面側フランジを取付座本体
又は取付座本体と一体化した部分にねじ固定できること
は明らかであり、従って、請求項5の器具類の取付装置
の効果を具体的に実現できる。
の取付装置を実現するための、壁体の取付穴と取付座突
出主部の断面外形についての、具体的な形状の組合せを
示すものであり、図4乃至図11で示す通り、何れも、
取付穴が略円形は略正方形、即ち単純形状で、突出主部
の断面外形が、取付穴と略相似でやや小さい仮想外形の
複数箇所を内側に後退させた形状で、この部分によって
形成される空間を利用して前面側フランジを取付座本体
又は取付座本体と一体化した部分にねじ固定できること
は明らかであり、従って、請求項5の器具類の取付装置
の効果を具体的に実現できる。
【0053】請求項10記載の器具類の取付装置では、
背面側フランジを前後移動可能としたので、壁体の厚さ
に応じて背面側フランジの位置を調整することにより、
壁体の厚さによる取付座の種類の増加を抑えることがで
きる。
背面側フランジを前後移動可能としたので、壁体の厚さ
に応じて背面側フランジの位置を調整することにより、
壁体の厚さによる取付座の種類の増加を抑えることがで
きる。
【0054】請求項11記載の器具類の取付装置では、
前面側フランジを覆い隠すカバーを設けたので、意匠性
の向上が図れる。
前面側フランジを覆い隠すカバーを設けたので、意匠性
の向上が図れる。
【0055】請求項12記載の器具類の取付装置では、
前面側フランジと壁体との間に、突出主部の断面外形と
略相似形でやや小さい穴を有するパッキンを設けたの
で、前面側フランジと壁体との間、及び前面側フランジ
と突出主部との間の水密性が確保でき、浴室ユニットの
壁パネルなど、水密性を要する部分の壁体に取付ける器
具類の取付装置にも適用できる。
前面側フランジと壁体との間に、突出主部の断面外形と
略相似形でやや小さい穴を有するパッキンを設けたの
で、前面側フランジと壁体との間、及び前面側フランジ
と突出主部との間の水密性が確保でき、浴室ユニットの
壁パネルなど、水密性を要する部分の壁体に取付ける器
具類の取付装置にも適用できる。
【0056】請求項13記載の器具類の取付装置では、
取付座の突出部端面に、把手を取付けるためのねじ穴を
設けたので、壁体に開設した穴に取付座を挿通する際
に、ここに取付けた把手を把むことにより、前面側から
引出し易く、施工性の改善がはかれる。
取付座の突出部端面に、把手を取付けるためのねじ穴を
設けたので、壁体に開設した穴に取付座を挿通する際
に、ここに取付けた把手を把むことにより、前面側から
引出し易く、施工性の改善がはかれる。
【図1】本発明の第1実施例を示す分解斜視図。
【図2】本発明の第2実施例を示す要部の断面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す要部の断面図。
【図4】本発明の第4実施例を示す要部の断面図。
【図5】本発明の第5実施例を示す要部の断面図。
【図6】本発明の第6実施例を示す要部の断面図。
【図7】本発明の第7実施例を示す要部の断面図。
【図8】本発明の第8実施例を示す要部の断面図。
【図9】本発明の第9実施例を示す要部の断面図。
【図10】本発明の第10実施例を示す要部の断面図。
【図11】本発明の第11実施例を示す要部の断面図。
【図12】従来の実施例の分解斜視図である。
1…壁パネル(壁体) 11…取付穴 2…取付座 20…取付座本体 21…前端面(突出部端面) 211…給水穴 22…給水エルボ 23…背面側フランジ 242…ねじ穴 25…突出部 250…突出主部 251…周面 252…切欠部 26…把手 261…ねじ穴 262…把手用小ねじ 27…前面側フランジ 273…固定ねじ 274…パッキン 28…カバー 31…給水管
Claims (13)
- 【請求項1】 取付面に設けた取付穴の背面に当接する
背面側フランジと、取付穴に挿通し水栓や手すり等の器
具類を取付ける突出部を設けた取付座本体と、上記取付
穴の前面に当接し、上記突出部が貫通する穴を有する前
面側フランジと、上記取付座本体と上記前面側フランジ
とを連結固定する連結手段とからなり、上記連結手段
を、上記取付穴外形線より内側に位置するように設けた
ことを特徴とする器具類の取付装置。 - 【請求項2】 連結手段を、取付座本体又は取付座本体
と一体化した部分で、かつ上記取付穴外形線より内側に
位置する部分に形成したねじ穴と、上記前面側フランジ
を挿通するねじ部材としたことを特徴とする請求項1記
載の器具類の取付装置。 - 【請求項3】 上記前面側フランジ裏面と、上記取付座
本体や取付座本体と一体化した部分が、ねじ固定により
接触しないことを特徴とする請求項2記載の器具類の取
付装置。 - 【請求項4】 取付穴を円形または正方形等の単純形状
としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の器具類の取付装置。 - 【請求項5】 上記突出部の少なくとも上記前面側フラ
ンジの貫通穴に対応する部分の断面外形は、上記取付穴
の形状と略相似でやや小さい仮想外形の複数箇所を、内
側に後退させた形状であり、上記前面側フランジの貫通
穴は、上記断面外形と略相似でやや大きい形状であり、
上記仮想外形を内側に後退させた部分に対応する部分
に、ねじ固定用の穴を設けることを特徴とする請求項2
又は3記載の器具類の取付装置。 - 【請求項6】 上記取付穴が略正方形で、上記断面外形
が略円形であることを特徴とする、請求項5記載の器具
類の取付装置。 - 【請求項7】 上記取付穴が略正方形で、上記断面外形
が略正方形の2以上の角を内側に後退させた形状である
ことを特徴とする、請求項5記載の器具類の取付装置。 - 【請求項8】 上記取付穴が略円形で、上記断面外形
が、三角乃至八角形状、若しくは略円形を2乃至8面取
りした形状であることを特徴とする、請求項5記載の器
具類の取付装置。 - 【請求項9】 上記取付穴が略円形で、上記断面外形
が、略円形の複数箇所を内側に凹ませた形状であること
を特徴とする、請求項5記載の器具類の取付装置。 - 【請求項10】 上記背面側フランジを前後移動可能と
したことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記
載の器具類の取付装置。 - 【請求項11】 上記前面側フランジを覆い隠すカバー
を設けたことを特徴とする、請求項1乃至10のいずれ
かに記載の器具類の取付装置。 - 【請求項12】 上記前面側フランジと上記壁体との間
に、上記断面外形と略相似形でやや小さい穴を有するパ
ッキンを設けたことを特徴とする、請求項2乃至8のい
ずれかに記載の器具類の取付装置。 - 【請求項13】 上記突出部の端面に、把手取付用のね
じ穴を設けたことを特徴とする、請求項5乃至12のい
ずれかに記載の器具類の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127882A JP2000319958A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 器具類の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127882A JP2000319958A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 器具類の取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000319958A true JP2000319958A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14970991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11127882A Pending JP2000319958A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 器具類の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000319958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113464687A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-01 | 鹏威(厦门)工业有限公司 | 一种阀芯按键的新型结构 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11127882A patent/JP2000319958A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113464687A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-01 | 鹏威(厦门)工业有限公司 | 一种阀芯按键的新型结构 |
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