JP2001003027A - 接着剤付銅箔ならびに銅張積層板およびプリント配線板 - Google Patents

接着剤付銅箔ならびに銅張積層板およびプリント配線板

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JP2001003027A
JP2001003027A JP11170455A JP17045599A JP2001003027A JP 2001003027 A JP2001003027 A JP 2001003027A JP 11170455 A JP11170455 A JP 11170455A JP 17045599 A JP17045599 A JP 17045599A JP 2001003027 A JP2001003027 A JP 2001003027A
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Yuji Kageyama
山 祐 司 蔭
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銅張積層板の段階で銅箔面に付着した接着剤の
粉が発見でき、引き剥がし強度、ハンダ耐熱性に優れた
銅張積層板が得られ、回路パターンの自動検査が可能な
プリント配線板が作製できる接着剤付銅箔を提供するこ
と。 【解決手段】接着剤付銅箔は、銅箔の片面に、(A)ポ
リビニルブチラール樹脂、(B)フェノール樹脂および
(D)3官能以上のエポキシ樹脂を主成分とし、樹脂成
分の総量に対して(A)を35〜60重量%、(B)を
20〜45重量%、(D)を1〜7重量%の割合で含有
する接着剤からなる接着剤層、または(A)ポリビニル
ブチラール樹脂、(C)イソシアヌレート樹脂および
(D)3官能以上のエポキシ樹脂を主成分とし、樹脂成
分の総量に対して(A)を35〜60重量%、(C)を
3〜30重量%、(D)を1〜7重量%の割合で含有す
る接着剤からなる接着剤層が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線照射により
蛍光を発する接着剤層が片面に形成されてなる接着剤付
銅箔ならびに該接着剤付銅箔を用いて製造された銅張積
層板およびプリント配線板に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】電子産業で使用されるプリント配
線板は、従来半硬化状態のプリプレグ(基材)の片面又
は両面に銅箔を張り合わせて銅張積層板とした後、エッ
チング等により回路を形成する方法、フェノール樹脂を
含浸させた紙からなるプリプレグの片面又は両面に接着
剤付銅箔を張り合わせて銅張積層板とした後、エッチン
グ等により回路を形成する方法などにより製造されてい
る。
【0003】ところで、前記プリプレグとして、紫外線
照射により蛍光を発する物質(例えば、蛍光顔料、蛍光
染料、蛍光性のある3官能エポキシ樹脂など)を含有す
る樹脂を用いて形成されたプリプレグを用いると、発光
を利用して回路パターンの異常を正常な回路パターンと
比較することにより回路パターンの自動検査を実施する
ことができる。
【0004】しかしながらこのような発光を利用した回
路パターンの自動検査が行えるのは、蛍光物質を含有す
る樹脂を用いて形成されたプリプレグを用いた場合に限
られ、接着剤付銅箔を用いてプリント配線板を製造した
場合には、このような発光を利用した回路パターンの自
動検査はできなかった。通常接着剤付銅箔に使用される
接着剤は、銅箔に塗布する接着剤の厚み、幅等を管理す
るために、上記半硬化状態のプリプレグを形成する樹脂
とは組成が根本的に異なる。接着剤付銅箔に使用される
接着剤はプリプレグ用樹脂に比べ粘度は10〜20倍程
度高く、成分は上記プリプレグ用樹脂はエポキシ樹脂が
主成分であるのに対し、銅箔用接着剤は、エポキシ樹脂
含量が低く、プリント配線板としての特性を満足した上
で、この発光特性を持たせることは困難であった。例え
ば、従来の銅箔用接着剤に蛍光性塗料や蛍光性顔料を添
加すると、引き剥がし強度またはハンダ耐熱性が低下し
実用に耐えない。このため、プリント配線板としての特
性を満たし、かつ発光特性を有するものは知られておら
ず、接着剤付銅箔を使用する紙フェノールプリント配線
板では、上記のような発光を利用した回路パターンの自
動検査は採用できず、回路の導通検査を実施しているに
すぎなかった。
【0005】また近年、接着剤付銅箔を切断する際や取
り扱う際に発生する接着剤の粉が銅箔面に付着すること
によるエッチング不良が発生し、回路パターンの作製不
良が発生している。この接着剤の粉は無色透明で非常に
小さく発見しにくいので、プリント配線板を作製し導通
試験を実施して初めて銅箔面に接着剤が付着していたこ
とがわかる。しかも、この導通試験は100%完全では
なく、回路の欠けや、絶縁抵抗のばらつきを発生させる
回路間のギャップ等の検査はできず、不良品を完全に排
除することはできない。このためエッチングをする前
の、銅張積層板の段階で銅張積層板の銅箔面に付着した
接着剤の粉が発見できることが望まれている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、銅張積層板の段階で銅張積層
板の銅箔面に付着した接着剤の粉が発見でき、かつ回路
パターンの自動検査が可能なプリント配線板が作製で
き、しかも引き剥がし強度やハンダ耐熱性に優れた銅張
積層板およびプリント配線板が得られるような接着剤付
銅箔を提供することを目的とするとともに、この接着剤
付銅箔を用いて製造されてなる銅張積層板およびプリン
ト配線板を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る接着剤付銅箔は、銅箔の片
面に、(A)ポリビニルブチラール樹脂、(B)フェノ
ール樹脂および(D)蛍光性のある3官能以上のエポキ
シ樹脂を主成分とし、樹脂成分の総量に対して(A)ポ
リビニルブチラール樹脂を35〜60重量%、(B)フ
ェノール樹脂を20〜45重量%、(D)蛍光性のある
3官能以上のエポキシ樹脂を1〜30重量%の割合で含
有する接着剤からなる接着剤層が形成されてなることを
特徴としている。
【0008】また本発明に係る接着剤付銅箔は、銅箔の
片面に、(A)ポリビニルブチラール樹脂、(C)イソ
シアヌレート樹脂および(D)蛍光性のある3官能以上
のエポキシ樹脂を主成分とし、樹脂成分の総量に対して
(A)ポリビニルブチラール樹脂を35〜60重量%、
(C)イソシアヌレート樹脂を3〜30重量%、(D)
蛍光性のある3官能以上のエポキシ樹脂を1〜30重量
%の割合で含有する接着剤からなる接着剤層が形成され
てなることを特徴としている。
【0009】上記接着剤付銅箔は、プリント配線板の製
造用に好適である。本発明に係る銅張積層板は、上記接
着剤付銅箔を用いて製造されたことを特徴としている。
本発明に係るプリント配線板は、上記接着剤付銅箔を用
いて製造されたことを特徴としている。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る接着剤付銅箔
ならびに銅張積層板およびプリント配線板について具体
的に説明する。本発明に係る接着剤付銅箔は、銅箔の片
面に接着剤層が形成されている。本発明で用いられる銅
箔は、特に限定されず、電解銅箔、圧延銅箔のいずれで
あってもよい。また、その厚みも特に限定されないが、
通常5〜100μm程度、好ましくは18〜35μm程
度である。
【0011】前記接着剤層を形成する接着剤としては、
3官能以上のエポキシ樹脂を樹脂成分の総量に対して1
〜30重量%の割合で含有し紫外線照射により蛍光を発
する接着剤が用いられ、例えば(A)ポリビニルブチラ
ール樹脂、(B)フェノール樹脂および(D)蛍光性の
ある3官能以上のエポキシ樹脂を主成分とする接着剤、
(A)ポリビニルブチラール樹脂、(C)イソシアヌレ
ート樹脂および(D)蛍光性のある3官能以上のエポキ
シ樹脂とを主成分とする接着剤が用いられる。
【0012】(A)ポリビニルブチラール樹脂として
は、接着剤用として従来公知のものが用いられ、重合
度、アセタール化度は特に限定されないが、平均重合度
が1000〜2500であり、アセタール化度が65重
量%以上のものが好ましい。(A)ポリビニルブチラー
ル樹脂は、1種単独でまたは2種以上組み合わせて用い
ることができる。
【0013】(B)フェノール樹脂としては、接着剤用
として従来公知のものが用いられ、例えばノボラック型
フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂等が例示さ
れる。(B)フェノール樹脂は、1種単独でまたは2種
以上組み合わせて用いることができる。 (C)イソシアヌレート樹脂としては、接着剤用として
従来公知のものが用いられ、例えばトリグリシジルイソ
シアヌレート、トリグリシジルトリス(2-ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレート、イソシアネートの3量化反応
により生成するウレタン化合物などが例示される。
(C)イソシアヌレート樹脂は、1種単独でまたは2種
以上組み合わせて用いることができる。
【0014】(D)蛍光性のある3官能以上のエポキシ
樹脂は、紫外線照射により蛍光を発する樹脂であり、例
えば下記式で表されるものが例示される。(下記式中、
nは正の整数である。)
【0015】
【化1】
【0016】(D)蛍光性のある3官能以上のエポキシ
樹脂は、1種単独でまたは2種以上組み合わせて用いる
ことができる。本発明で用いられる接着剤は上記
(A)、(B)、(D)または上記(A)、(C)、
(D)を主成分とするが、上記(A)〜(D)以外の
(E)他の樹脂が含有されていてよく、(E)他の樹脂
としては、例えばフェノキシ樹脂、アミノ樹脂、メラミ
ン樹脂、前記(D)以外のエポキシ樹脂などが挙げられ
る。(E)他の樹脂は1種単独でまたは2種以上組み合
わせて用いることができる。
【0017】本発明で用いられる接着剤の好ましい配合
割合の一例は、樹脂成分の総量に対して(A)ポリビニ
ルブチラール樹脂が35〜60重量%、好ましくは40
〜55重量%、(B)フェノール樹脂が20〜45重量
%、好ましくは30〜40重量%、(D)蛍光性のある
3官能以上のエポキシ樹脂が1〜30重量%、好ましく
は1〜7重量%、(E)他の樹脂が5〜40重量%、好
ましくは5〜30重量%である。
【0018】また本発明で用いられる接着剤の好ましい
配合割合の他の例は、樹脂成分の総量に対して(A)ポ
リビニルブチラール樹脂が35〜60重量%、好ましく
は40〜55重量%、(C)イソシアヌレート樹脂が3
〜30重量%、好ましくは5〜25重量%、(D)蛍光
性のある3官能以上のエポキシ樹脂が1〜30重量%、
好ましくは1〜7重量%、(E)他の樹脂が5〜40重
量%、好ましくは5〜30重量%である。
【0019】(A)ポリビニルブチラール樹脂の配合割
合が、60重量%を超えると耐熱特性が悪くなり、35
重量%未満であると引き剥がし特性が悪くなり実用に耐
えない。(B)フェノール樹脂の配合割合が、45重量
%を超えると耐熱性および引き剥がし特性が悪くなり、
20重量%未満であると耐熱特性が悪くなり実用に耐え
ない。
【0020】(C)イソシアヌレート樹脂の配合割合
が、30重量%を超えると引き剥がし特性が悪くなり、
3重量%未満であると耐トラッキング性や耐熱特性が悪
くなり実用に耐えないが。(D)蛍光性のある3官能以
上のエポキシ樹脂の配合割合が、30重量%を超えると
コストが高くなりすぎ、引き剥がし強度も多少下がる、
1重量%未満であると発光量が不充分であり、プリント
配線板の回路パターンの自動検査が不可能となったり、
銅箔面に付着した接着剤の粉が発見できなくなることが
ある。
【0021】接着剤層の厚みは、特に限定されないが通
常20〜200μm、好ましくは50〜150μm程度
である。本発明に係る接着剤付銅箔は、銅箔の片面に紫
外線照射により蛍光を発する接着剤層が形成されている
ので、銅張積層板の段階で銅張積層板の銅箔面に付着し
た接着剤の粉が発見可能であり、かつ回路パターンの自
動検査が可能なプリント配線板が作製できる。
【0022】本発明に係る接着剤付銅箔は、例えば上記
(A)、(B)および(D)、または(A)、(C)お
よび(D)、必要に応じて(E)他の樹脂および配合剤
を有機溶剤に溶解して接着剤ワニスを調製し、該接着剤
ワニスを銅箔の片面に塗布し、乾燥することにより作製
することができる。また、本発明に係る接着剤付銅箔
は、前記接着剤ワニスを別に用意したベースフィルム上
に塗布、乾燥して形成される接着剤付フィルムを銅箔の
片面に熱圧着することによっても形成することができ
る。なお接着剤付銅箔を作製するに際して、銅箔の接着
剤層を形成する面を粗化処理してもよい。
【0023】本発明に係る接着剤付銅箔から銅張積層板
を作製するには、接着剤付銅箔の接着剤面に基材である
プリプレグを積層し、加熱加圧成形する。本発明に係る
接着剤付銅箔から銅張積層板を作製すると、銅張積層板
の銅箔面に紫外線を照射することにより銅箔面に付着し
た接着剤の粉を容易に発見することができるので、回路
の欠けのないプリント配線板を製造することができる。
【0024】得られた銅張積層板は、銅エッチングによ
る配線のパターン形成、穴明け加工、ソルダーレジスト
インクによる絶縁層の形成、端部のめっき処理、外形加
工等を経てプリント配線板に加工される。本発明に係る
プリント配線板は、紫外線照射により蛍光を発する接着
剤層が形成されてなる接着剤付銅箔を用いているので、
蛍光を発する物質を含有しないプリプレグを用いた場合
であっても、形成された回路パターンの断線、ショート
の有無などの自動検査が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る接着剤付銅箔を用いると、
銅張積層板の段階で銅張積層板の銅箔面に付着した接着
剤の粉が発見でき、かつプリント配線板の回路パターン
の自動検査が可能である。また、本発明に係る接着剤付
銅箔から得られた銅張積層板およびプリント配線板は、
引き剥がし強度およびハンダ耐熱性に優れている。
【0026】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0027】
【実施例1】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)60重量部、フェノール樹
脂(商品名:BLS364、昭和高分子社製)20重量
部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピコ
ート1031S、SHELL社製)2重量部、他の樹脂
(商品名:ESCN220、住友化学社製)18重量部
を有機溶剤中に溶解、混合し、得られた接着剤ワニスを
電解銅箔の処理面(粗化面)に塗布し、風乾後140℃
で5分乾燥して半硬化状態とし接着剤付銅箔を得た。こ
の接着剤付銅箔をフェノール樹脂を含浸した紙プリプレ
グと共に加圧成型し銅張積層板を得た。
【0028】
【実施例2】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)45重量部、フェノール樹
脂(商品名:BLS364、昭和高分子社製)45重量
部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピコ
ート1031S、SHELL社製)5重量部、他の樹脂
(商品名:ESCN220、住友化学社製)5重量部を
有機溶剤中に溶解、混合し、得られた接着剤ワニスを用
いたこと以外は実施例1と同様にして接着剤付銅箔およ
び銅張積層板を得た。
【0029】
【実施例3】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)35重量部、イソシアヌレ
ート樹脂(商品名:テビックQ、日産化学社製)30重
量部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピ
コート1031S、SHELL社製)1重量部、他の樹
脂(商品名:ESCN220、住友化学社製)15重量
部および他の樹脂(商品名:デスモデュールAP−ST
ABLE、バイエル社製)19重量部を有機溶剤中に溶
解、混合し、得られた接着剤ワニスを用いたこと以外は
実施例1と同様にして接着剤付銅箔および銅張積層板を
得た。
【0030】
【実施例4】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)50重量部、イソシアヌレ
ート樹脂(商品名:テビックQ、日産化学社製)3重量
部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピコ
ート1031S、SHELL社製)7重量部、他の樹脂
(メラミン樹脂、商品名:24R、三井化学社製)25
重量部および他の樹脂(商品名:エピクロンN638、
大日本インキ化学工業社製)15重量部を有機溶剤中に
溶解、混合し、得られた接着剤ワニスを用いたこと以外
は実施例1と同様にして接着剤付銅箔および銅張積層板
を得た。
【0031】
【比較例1】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)50重量部、フェノール樹
脂(商品名:BLS364、昭和高分子社製)40重量
部、他の樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、商品
名:エピコート828、SHELL社製)10重量部を
有機溶剤中に溶解、混合し、得られた接着剤ワニスを用
いたこと以外は実施例1と同様にして接着剤付銅箔およ
び銅張積層板を得た。
【0032】
【比較例2】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)45重量部、イソシアヌレ
ート樹脂(商品名:テビックQ、日産化学社製)7重量
部、他の樹脂(商品名:24R、三井化学社製)30重
量部およびその他の樹脂(商品名:ESCN220、住
友化学社製)18重量部を有機溶剤中に溶解、混合し、
得られた接着剤ワニスを用いたこと以外は実施例1と同
様にして接着剤付銅箔および銅張積層板を得た。
【0033】
【比較例3】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)30重量部、フェノール樹
脂(商品名:BLS364、昭和高分子社製)30重量
部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピコ
ート1031S、SHELL社製)7重量部および他の
樹脂(商品名:エピコート828、SHELL社製)3
3重量部を有機溶剤中に溶解、混合し、得られた接着剤
ワニスを用いたこと以外は実施例1と同様にして接着剤
付銅箔および銅張積層板を得た。
【0034】
【比較例4】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:50
00A、電気化学工業社製)50重量部、イソシアヌレ
ート樹脂(商品名:テビックQ、日産化学社製)2重量
部、蛍光性のある4官能エポキシ樹脂(商品名:エピコ
ート1031S、SHELL)2重量部、他の樹脂(商
品名:24R、三井化学社製)25重量部、他の樹脂
(商品名:エピコート828、SHELL、シェル社
製)18重量部および他の樹脂(商品名:ESCN22
0、住友化学社製)3重量部を有機溶剤中に溶解、混合
し、得られた接着剤ワニスを用いたこと以外は実施例1
と同様にして接着剤付銅箔および銅張積層板を得た。
【0035】上記実施例1〜4、比較例1〜4で得られ
た銅張積層板について下記のように特性評価を行った。
結果を表1に示す。下記に表1に示すように、本発明に
係る接着剤付銅箔は、従来の接着剤付銅箔と同様の引き
剥がし強さおよびハンダ耐熱性を有しており、また紫外
線の照射により蛍光を発するので銅張積層板の段階で銅
張積層板の銅箔面に付着した接着剤の粉が発見でき、か
つプリント配線板の回路パターンの自動検査が可能であ
る。
【0036】引き剥がし強さ JIS C 6481に準拠して測定した。ハンダ耐熱性 JIS C 6481に準拠して260℃で測定した。接着剤発光試験 紫外線を接着剤付銅箔の接着剤面に照射し発光の有無を
確認した。
【0037】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/00 H05K 3/00 Q

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅箔の片面に、(A)ポリビニルブチラ
    ール樹脂、(B)フェノール樹脂および(D)蛍光性の
    ある3官能以上のエポキシ樹脂を主成分とし、樹脂成分
    の総量に対して(A)ポリビニルブチラール樹脂を35
    〜60重量%、(B)フェノール樹脂を20〜45重量
    %、(D)蛍光性のある3官能以上のエポキシ樹脂を1
    〜30重量%の割合で含有する接着剤からなる接着剤層
    が形成されてなることを特徴とする接着剤付銅箔。
  2. 【請求項2】 銅箔の片面に、(A)ポリビニルブチラ
    ール樹脂、(C)イソシアヌレート樹脂および(D)蛍
    光性のある3官能以上のエポキシ樹脂を主成分とし、樹
    脂成分の総量に対して(A)ポリビニルブチラール樹脂
    を35〜60重量%、(C)イソシアヌレート樹脂を3
    〜30重量%、(D)蛍光性のある3官能以上のエポキ
    シ樹脂を1〜30重量%の割合で含有する接着剤からな
    る接着剤層が形成されてなることを特徴とする接着剤付
    銅箔。
  3. 【請求項3】 プリント配線板用である請求項1または
    2に記載の接着剤付銅箔。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の接着剤付銅箔を用いて
    製造されたことを特徴とする銅張積層板。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の接着剤付銅箔を用いて
    製造されたことを特徴とするプリント配線板。
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