JP2001002396A - 高所作業車の操作制御装置 - Google Patents

高所作業車の操作制御装置

Info

Publication number
JP2001002396A
JP2001002396A JP11175547A JP17554799A JP2001002396A JP 2001002396 A JP2001002396 A JP 2001002396A JP 11175547 A JP11175547 A JP 11175547A JP 17554799 A JP17554799 A JP 17554799A JP 2001002396 A JP2001002396 A JP 2001002396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
drive control
unit
tilt
neutral position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11175547A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirami
一彦 平見
Akihiro Toyama
明宏 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP11175547A priority Critical patent/JP2001002396A/ja
Publication of JP2001002396A publication Critical patent/JP2001002396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 6系統の操作扞の誤操作と選択間違いによっ
て生じる危険性を逓減する。 【解決手段】 操作部10に、全方位に傾動操作可能に
立設した二本の操作扞13a,14aと、操作モードを
選択するモード選択部15を配し、これら二本の操作扞
13a,14aとモード選択部15の操作により、6系
統の操作信号をコントローラ12が識別可能に出力する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両上に水平旋回自
在に取り付けられ旋回用アクチュエータにより旋回駆動
される旋回台、旋回台に起伏自在に取り付けたられ起伏
用アクチュエータにより起伏駆動され且つ伸縮用アクチ
ュエータにより伸縮駆動される伸縮ブーム、および、伸
縮ブームの先端部にレベリング装置を介して水平首振り
自在に取り付けられ首振り用アクチュエータにより首振
り駆動される作業台を備えてなる高所作業車に用いられ
る操作制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は、図2に示すように、車両
1上に水平旋回自在に取り付けられ旋回用アクチュエー
タ6により旋回駆動される旋回台2、旋回台2に起伏自
在に取り付けたられ起伏用アクチュエータ7により起伏
駆動され且つ伸縮用アクチュエータ8により伸縮駆動さ
れる伸縮ブーム3、および、伸縮ブーム3の先端部にレ
ベリング装置4を介して水平首振り自在に取り付けられ
首振り用アクチュエータ9により首振り駆動される作業
台5を備えている。
【0003】旋回用アクチュエータ6、起伏用アクチュ
エータ7、伸縮用アクチュエータ8、および、首振り用
アクチュエータ9の各駆動は、それぞれ旋回駆動制御部
6a、起伏駆動制御部7a、伸縮駆動制御部8a、およ
び、首振り駆動制御部8aにより制御されるようになっ
ている。
【0004】この種の高所作業車には、作業台5上から
前記各アクチュエータ7〜9の各駆動制御部7a〜9a
を操作制御するための操作制御装置Aが取り付けられて
いる。操作制御装置Aは、図3に示すように、作業台5
に設けられた操作部10、作業台位置検出手段11、お
よび、これら操作部10と作業台位置検出手段11から
の信号を受け取って前記各アクチュエータの駆動制御部
6a〜9aへ制御信号を出力するコントローラ12によ
り構成されいる。
【0005】そして、操作制御装置Aは、作業台5に配
置した操作部10で下記〜の制御モードを任意に選
択し、作業台5の空間位置を変更することができるよう
になっている。 個別操作制御モード 操作部10から各アクチュエータ6〜9の正逆駆動方向
と速度を個別に指示する個別操作信号(4系統)に基づ
き、対応するアクチュエータ6〜9を指示に係る正逆移
動方向と速度で駆動制御する。 水平移動制御モード 操作部10から作業台5の水平面内での移動方向と速度
を指示する水平移動操作信号に基づき、作業台5の絶対
首振り角度(対値首振り角度)を維持しつつ当該作業台
5を指示に係る移動方向と速度で水平移動させるよう前
記各アクチュエータ6〜9を駆動制御する。 垂直移動制御モード 操作部10から作業台5の垂直方向への正逆(昇降)移
動方向と速度を指示する垂直移動操作信号に基づき、作
業台5を指示に係る移動方向と速度で垂直に移動させる
よう起伏用アクチュエータ7および伸縮用アクチュエー
タ8を駆動制御する。
【0006】このため、操作部10は、上記の「個別
操作制御モード」における個別操作信号4系統(各アク
チュエータ6〜9の正逆駆動方向と速度を個別に指示す
るもの)、上記「水平移動制御モード」における水平
移動操作信号1系統(作業台5の水平面内での移動方向
と速度を指示するもの)、および、上記「垂直移動制
御モード」における垂直移動操作信号1系統(作業台5
の垂直方向への正逆(昇降)移動方向と速度を指示する
もの)の都合6系統の操作信号を、コントローラ12が
識別可能なよう出力できるよう構成している。
【0007】また、上記作業台位置検出手段11は、旋
回台5の旋回角度Θaを検出する旋回角度検出器11
a、伸縮ブーム3の起伏角度Θbを検出する起伏角度検
出器11b、伸縮ブーム3の長さLを検出するブーム長
さ検出器11c、および、作業台5の首振り角度Θcを
検出する首振り角度検出器11dで構成している。
【0008】上記コントローラ12は、操作部10から
「個別操作制御モード」に関する個別操作信号を受け
取った時には、受け取りに係る個別操作信号に該当する
アクチュエータ6〜9を当該個別信号が指示する方向と
速度で駆動させるに必要な駆動信号を演算して該当する
アクチュエータの駆動制御部6a〜9aへ出力するよう
にしている。
【0009】また上記コントローラ12は、操作部10
から「水平移動制御モード」に関する水平移動操作信
号を受け取った時には、水平移動操作信号と作業台位置
検出手段11からの検出信号(旋回角度検出器11a、
起伏角度検出器11b、ブーム長さ検出器11cおよび
首振り角度検出器11dからの各検出信号)を用いて、
水平移動操作信号が指示する方向と速度で作業台5を当
該作業台5の絶対首振り角度を維持しながら水平面内で
移動させるに必要な各アクチュエータ6〜9の駆動方向
と速度を演算し、これを対応する各アクチュエータの駆
動制御部6a〜9aへ出力するようにしている。
【0010】更に、コントローラ12は、操作部10か
ら「垂直移動制御モード」に関する垂直移動操作信号
を受け取った時には、垂直移動操作信号と作業台位置検
出手段11からの検出信号(ブーム起伏角度検出器11
とブーム長さ検出器11cからの検出信号)を用いて、
垂直移動操作信号が指示する方向(昇降方向)と速度で
作業台5を垂直に移動させるに必要な起伏用アクチュエ
ータ7と伸縮用アクチュエータ8の駆動方向と速度を演
算し、これを対応するアクチュエータの駆動制御部(起
伏用アクチュエータ7の駆動制御部7a、伸縮用アクチ
ュエータ8の駆動制御部8a)へ出力するようにしてい
る。
【0011】(本発明の改良対象たる従来技術の説明)
ところで、操作制御装置Aにおける操作部10は、個別
操作信号4系統、水平移動操作信号1系統、および、垂
直移動操作信号1系統を、コントローラ12が識別可能
なように出力する操作部10は、従来例は、図3に示す
ように、個別操作信号4系統の出力部としての旋回操作
信号出力部16、起伏操作信号出力部17、伸縮操作信
号出力部18および首振り操作信号出力部19と、水平
移動操作信号出力部20と、垂直移動操作信号出力部2
1とを個別に配置したものが用いられていた。そして、
これら6系統の操作信号出力部16〜21は、それぞ
れ、中立位置から傾動操作可能なよう立設した操作扞1
6a〜21aと、操作扞16a〜21aの中立位置から
の傾動方向と傾動量を示す操作信号を出力する信号発生
部16b〜21bとで構成されている。
【0012】なお、上記個別操作信号4系統と垂直移動
操作信号1系統は、移動方向として正逆いずれかを指示
すると共にその移動速度を指示すれば足りるものである
から、これら操作信号を出力する個別操作信号4系統の
出力部(旋回操作信号出力部16、起伏操作信号出力部
17、伸縮操作信号出力部18および首振り操作信号出
力部19)と垂直移動操作信号出力部21は、それぞれ
その中立位置から正逆方向傾動可能に立設した操作扞1
6a〜19a,21aと、この操作扞16a〜19a,
21aの中立位置からの正逆傾動方向とその傾動量に関
連する操作信号を出力する信号発生部16b〜19b,
21bとで構成している。
【0013】また、上記水平移動操作信号1系統は、作
業台5の水平移動方向として水平面内でのあらゆる移動
方向(単に正逆移動方向ではない)を指示すると共にそ
の移動速度を指示するものであるから、この水平移動操
作信号を出力する水平移動操作信号出力部20は、その
中立位置から全方位に向かって傾動操作可能に立設した
操作扞20aと、この操作扞20aの中立位置からの全
ての傾動方向と傾動量に関連する操作信号を出力する信
号発生部21bとで構成している。
【0014】上記個別操作信号4系統の出力部16〜1
9および垂直移動操作信号の出力部21は、これら出力
部16〜19,21の操作扞16a〜19a,21aの
作業者による操作方向と実際の作動とが違和感を生じる
ことがないよう、次のようにして操作部10に配置され
ている。
【0015】旋回操作信号出力部16の操作扞16aお
よび首振り操作信号出力部19の操作扞19aは、操作
部10に対面する作業者により、中立位置から左右方向
に傾動操作可能に立設されており、その信号発生部16
bおよび19bは、対応する操作扞16aおよび19a
の中立位置からの左または右方向への傾動が右または左
方向への旋回および首振りを指示し、その傾動量が旋回
および首振り速度を指示するような操作信号をコントロ
ーラ12へ出力するようにしている。
【0016】起伏操作信号出力部17の操作扞17a
は、操作部10に対面する作業者により、中立位置から
前後方向に傾動操作可能に立設されており、その信号発
生部17bは、操作扞17aの中立位置からの前または
後への傾動が伸縮ブーム3の起仰または倒伏を指示し、
その傾動量が起仰または倒伏速度を指示する操作信号を
コントローラ12へ出力するようにしている。
【0017】伸縮操作信号出力部18の操作扞18a
は、操作部10に対面する作業者により、中立位置から
前後方向に傾動可能に立設されており、その信号発生部
18bは、操作扞18aの中立位置からの前または後へ
の傾動が伸縮ブーム3の縮小または伸長を指示し、その
傾動量が縮小または伸長速度を指示する操作信号をコン
トローラ12へ出力するようにしている。
【0018】垂直移動操作信号出力部21の操作扞21
aは、操作部10に対面する作業者により、中立位置か
ら前後方向に傾動操作可能に立設されており、その操作
信号発生部21bは、操作扞21aの中立位置からの前
または後への傾動が作業台5を垂直降下または上昇を指
示し、その傾動量が垂直下降または上昇の速度を指示す
る操作信号をコントローラ12へ出力するようにしてい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作制御装置A
は、上述したようにその操作部10に、個別操作信号4
系統の出力部としての旋回操作信号出力部16、起伏操
作信号出力部17、伸縮操作信号出力部18および首振
り操作信号出力部19と、水平移動操作信号出力部20
と、垂直移動操作信号出力部21を個別に設けていたた
め、操作部10には、これら信号出力部16〜21の操
作扞16a〜21aが6本立設されたものとなってい
る。作業者は、これらの操作扞16a〜21aを任意に
選択操作して作業台5空間位置を調節するものである
が、操作扞の選択を間違え易く危険であった。
【0020】この発明は、操作部10に傾動可能に立設
する操作扞としては、二本の操作扞で足りる高所作業車
の操作制御装置を提供し、もって、操作扞の選択間違い
によって生じる危険性を逓減しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の高所作業車の操作制御装置は、次の如く構
成する。車両1上に水平旋回自在に取り付けられ旋回用
アクチュエータ6により旋回駆動される旋回台2、旋回
台2に起伏自在に取り付けたられ起伏用アクチュエータ
7により起伏駆動され且つ伸縮用アクチュエータ8によ
り伸縮駆動される伸縮ブーム3、および、伸縮ブーム3
の先端部にレベリング装置4を介して水平首振り自在に
取り付けられ首振り用アクチュエータ9により首振り駆
動される作業台5を備えてなる高所作業車に用いられる
操作制御装置であって、作業台5に設けられた操作部1
0と、旋回台2の旋回角度Θaを検出する旋回角度検出
器11a、伸縮ブーム3の起伏角度Θbを検出するブー
ム起伏角度検出器11b、伸縮ブーム3の長さLを検出
するブーム長さ検出器11c、および、作業台5の首振
り角度Θcを検出する首振り角度検出器11dとから構
成した作業台位置検出手段11と、操作部10からの操
作信号および作業台位置検出手段11からの検出信号を
受け取って前記各アクチュエータ6〜9の駆動制御部6
a〜9aへ駆動制御信号をを演算出力するコントローラ
12とを備えたものにおいて、前記操作部10は、全方
位に傾動操作可能に立設した第1操作扞13aとこの第
1操作扞13aの中立からの傾動方向および傾動量に関
連する第1操作信号を出力する第1信号発生部13bで
構成された第1操作入力部13、全方位に傾動操作可能
に立設した第2操作扞14aとこの第2操作扞の中立か
らの傾動方向および傾動量に関連する第2信号発生部1
4bで構成された第2操作信号出力部14、および、個
別操作制御モードと水平・垂直移動制御モードを選択す
るモード選択信号を出力するモード選択部15とを備え
ており、前記コントローラ12は、操作部10のモード
選択部15から個別操作制御モードを選択する信号が入
力されている時には、第1操作扞13aと第2操作扞1
4aのいずれか一方の操作扞の中立位置からの前後方向
への傾動量に対応する速度で伸縮ブーム3を起伏あるい
は伏起駆動させるに必要な前記起伏駆動制御部7cへの
駆動制御信号を演算出力し、第1操作扞13aと第2操
作扞14aのいずれか他方の操作扞の中立位置からの前
後方向への傾動量に対応する速度で伸縮ブーム3を縮伸
あるいは伸縮駆動させるに必要な前記伸縮駆動制御部8
cへの駆動制御信号を演算出力し、第1操作扞13aと
第2操作扞14aのいずれか一方の操作扞の中立位置か
らの左右方向への傾動量に対応する速度で旋回台2を右
左旋回駆動させるに必要な前記旋回駆動制御部6aへの
駆動制御信号を演算出力し、第1操作扞13aと第2操
作扞14aのいずれか他方の操作扞の中立位置からの左
右方向への傾動量に対応する速度で作業台5を右左まわ
りに首振り駆動させるに必要な前記首振り駆動制御部へ
の駆動制御信号を演算出力し、操作部10の操作モード
選択部から水平・垂直移動制御モードを選択する信号が
入力されている時には、前記第1操作扞13aの中立位
置からの傾動方向へ当該傾動量に対応する速度で前記作
業台5を当該作業台5の絶対首振り角度を維持しつつ水
平に移動させるに必要な前記各駆動制御部6a〜9aへ
の制御信号を第1操作信号と作業台位置検出手段11の
各検出器11a〜11dの検出信号に基づいて演算出力
し、前記作業台5を第2操作扞14aの中立位置からの
前あるいは後方向への傾動量に対応する速度で垂直に降
下あるいは上昇させるに必要な起伏駆動制御部7aおよ
び伸縮駆動制御部8aへの制御信号を第2前後操作信号
と作業台位置検出手段11のブーム起伏角検出器11b
およびブーム長さ検出器11cからの検出信号に基づい
て演算出力し、前記第2操作扞14aの中立位置からの
左あるいは右方向への傾動量に対応する速度で作業台5
を右首振りあるいは左首振り駆動させるに必要な前記首
振り旋回駆動制御部9aへの駆動制御信号を第2操作信
号に基づいて演算出力するよう構成してあることを特徴
とする高所作業車の操作制御装置。
【0022】
【作用】以上の如く構成した本発明に係る高所作業車の
操作制御装置は、操作部10に第1および第2操作信号
出力部13,14を設けると共に、モード選択部を設け
ており、これらの発生する信号をコントローラ12に送
るようになっている。操作部10に傾動可能に立設した
操作扞としては、第1操作信号出力部13の操作扞13
aと第2操作信号出力部14の操作扞14aの二本のみ
である。コントローラ12は、操作部10からの信号
(第1操作扞13aの中立位置からの傾動操作方向およ
び傾動量に関する信号、第2操作扞14aの中立下から
の傾動方向および傾動量に関する信号、および、モード
選択部15からのモード選択信号)に基づいて6系統の
操作信号を識別し、所要のアクチュエータ6〜9の駆動
制御部6a〜9aへ制御信号を出力するのである。従っ
て、作業者は、操作部10のモード選択部によるモード
選択操作と、二本の操作レバー13a,14aの傾動操
作のみによって、従来と同様に作業台5の空間位置を任
意に制御することができるのである。
【0023】
【実施例】以下本発明に係る高所作業者の操作制御装置
の実施例を図1に基づいて説明する。本発明の操作制御
装置は、上記従来の技術と比較して、操作部10の構成
が異なること、および、これら関連して操作部10から
の信号を受け取り各アクチュエータ6〜9の駆動制御部
6a〜9aへの制御信号を出力するコントローラ12の
演算処理が異なること、の二点が相違しているのみであ
るので、以下の説明では、この相違点の説明にとどめそ
の他の構成並びに作用については、上記従来技術の説明
を援用するものとする。
【0024】まず、操作部10の構成について説明す
る。図1に示すように操作部10は、全方位に傾動操作
可能に立設した第1操作扞13aとこの第1操作扞13
aの中立からの傾動方向および傾動量に関連する第1操
作信号を出力する第1信号発生部13bで構成された第
1操作入力部13、全方位に傾動操作可能に立設した第
2操作扞14aとこの第2操作扞14aの中立からの傾
動方向および傾動量に関連する第2信号発生部14bで
構成された第2操作信号出力部14、および、個別操作
制御モードと水平・垂直移動制御モードを選択するモー
ド選択信号を出力するモード選択部15とを備えてい
る。
【0025】前記第1操作信号出力部13の第1信号発
生部13bは、全方位に傾動操作可能に立設された第1
操作扞13aの中立位置からの前後方向(操作部10に
対面する作業者から見て前後方向…以下同じ)への傾動
操作量に対応する電気信号を前後方向操作信号として出
力するポテンショメータ(図示せず)と、同第1操作扞
13aの中立位置からの左右方向(操作部10に対面す
る作業者からみて左右方向…以下同じ)への傾動操作量
に対応する電気信号を左右方向操作信号として出力する
ポテンショメータ(図示せず)で構成されている。第1
操作信号発生部13から出力される操作信号、すなわち
第1信号発生部13bから出力される第1操作信号は、
これら前後方向操作信号と左右方向操作信号を含んでい
る。
【0026】前記第2操作信号出力部14の第2信号発
生部14bは、全方位に傾動操作可能に立設された第2
操作扞14aの中立位置からの前後方向への傾動操作量
に対応する電気信号を前後方向操作信号として出力する
ポテンショメータ(図示せず)と、同第2操作扞14a
の中立位置からの左右方向への傾動操作量に対応する電
気信号を左右方向操作信号として出力するポテンショメ
ータ(図示せず)で構成されている。第2操作信号出力
部14から出力される操作信号、すなわち第2信号発生
部13bから出力される第2操作信号は、これら前後方
向操作信号と左右方向操作信号を含んでいる。
【0027】前記モード選択部15は、個別操作制御モ
ードを指示する信号と水平・垂直移動制御モードを指示
する信号を、作業者の操作によって選択的に出力するも
のであり、スナップスイッチ等で構成されている。
【0028】次に、コントローラ12のと演算処理につ
いて説明する。コントローラ12は、図1に示すよう
に、操作部10の第1および第2操作信号発生部13お
よび14(第1信号発生部13bおよび第2操作信号発
生部14b)からの操作信号と、操作部10のモード選
択部15からのモード選択信号、および、作業台位置検
出手段11からの検出信号を受け取って、各アクチュエ
ータ6〜9の駆動制御部6a〜9aへ制御信号を出力す
るものであるが、その演算処理は次のように行われる。
【0029】a.モード選択部15から個別操作制御モ
ードの選択信号が入力されている時。 ・第1操作扞13aの中立位置からの前あるいは後方向
への傾動量に対応する速度で伸縮ブーム3を起仰あるい
は倒伏駆動させるに必要な起伏駆動制御部7cへの駆動
制御信号を第1操作信号に基づいて演算出力する。この
演算では、第1操作信号中の前後方向操作信号が用いら
れる 。
【0030】・第1操作扞13aの中立位置からの左あ
るいは右方向への傾動量に対応する速度で旋回台2を右
旋回あるいは左旋回駆動させるに必要な前記旋回駆動制
御部6aへの駆動制御信号を第1操作信号に基づいて演
算出力する。この演算では、第1操作信号中の左右方向
操作信号が用いられる 。
【0031】・第2操作扞14aの中立位置からの前あ
るいは後方向への傾動量に対応する速度で伸縮ブーム3
を縮小あるいは伸長駆動させるに必要な前記伸縮駆動制
御部8aへの駆動制御信号を第2操作信号に基づいて演
算出力する。この演算では、第2操作信号中の前後方向
操作信号が用いられる。
【0032】・前記第2操作扞14aの中立位置からの
左あるいは右方向への傾動量に対応する速度で作業台5
を右首振りあるいは左首振り駆動させるに必要な前記首
振り旋回駆動制御部9aへの駆動制御信号を第2操作信
号に基づいて演算出力する。この演算では、第2操作信
号中の左右方向操作信号が用いられる。
【0033】b.モード選択部15から水平・垂直移動
制御モードの選択信号信号が入力されている時。 ・第1操作扞13aの中立位置からの傾動方向へ当該傾
動量に対応する速度で前記作業台5を当該作業台5の絶
対首振り角度を維持しつつ水平に移動させるに必要な前
記各駆動制御部6a〜9aへの制御信号を第1操作信号
と作業台位置検出手段11の各検出器11a〜11dの
検出信号に基づいて演算出力する。この演算では、第1
操作信号中の前後方向操作信号と左右方向操作信号をベ
クトル合成して、その合成方向を第1操作扞13aの傾
動方向として使用すると共に、その合成値をを第1操作
扞13aの中立位置からの傾動量として使用する。
【0034】・第2操作扞14aの中立位置からの前あ
るいは後方向への傾動量に対応する速度で垂直に降下あ
るいは上昇させるに必要な起伏駆動制御部7aおよび伸
縮駆動制御部8aへの制御信号を第2前後操作信号と作
業台位置検出手段11のブーム起伏角検出器11bおよ
びブーム長さ検出器11cからの検出信号に基づいて演
算出力する。この演算では、第2操作信号中の前後方向
操作信号が用いられる。
【0035】・第2操作扞14aの中立位置からの左あ
るいは右方向への傾動量に対応する速度で作業台5を右
首振りあるいは左首振り駆動させるに必要な前記首振り
旋回駆動制御部9aへの駆動制御信号を第2操作信号に
基づいて演算出力する。この演算では、第2操作信号中
の左右方向操作信号が用いられる。
【0036】なお、上記実施例におけるコントローラ1
2は、操作部10のモード選択部15から個別操作モー
ドを選択する信号が入力されている状態では、第1操作
扞13aの前後方向の傾動操作を伸縮ブーム3の起伏駆
動制御に、第1操作扞13aの左右方向への傾動操作と
伸縮ブーム3の伸縮操作に、第2操作扞14aの前後方
向への傾動操作と伸縮ブーム3の伸縮駆動制御に、第2
操作扞14aの左右方向への傾動操作と作業台2の首振
り駆動制御に、それぞれ対応ずけたものとなっている
が、これらの対応関係は、特許請求範囲に示した範囲内
で種々変更しても良いこと勿論である。
【0037】
【発明の効果】このように構成した高所作業車の操作制
御装置によれば、操作部10に傾動可能に立設した操作
扞としては、第1操作信号出力部13の操作扞13aと
第2操作信号出力部14の操作扞14aの二本のみであ
り、これら2本の操作扞13a、14aとモード選択部
15の操作で、従来同様の操作モードによる作業台5の
空間位置の制御を実現できるのである。しかも、モード
選択手段15で個別操作制御モードを選択した場合に
も、また水平・垂直移動制御モードを選択した場合に
も、従来のものと同様に作業者による操作扞13a、1
4aの操作方向と実際の作動が違和感なく対応付けられ
ているのである。このため、誤操作の選択間違いによっ
て生じる危険性は大幅に逓減されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の操作制御装置の説明
図である。
【図2】高所作業車の説明図である。
【図3】従来の高所作業車の操作制御装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
車両;1、旋回台;2、伸縮ブーム;3、レベリング装
置;4、作業台;5、旋回用アクチュエータ;6 旋
回駆動制御部;6a 起伏用アクチュエータ;7 起伏駆動制御部;7a 伸縮用アクチュエータ;8 伸縮駆動制御部;8a 首振り用アクチュエータ;9 首振り駆動制御部9a 操作制御装置;A 操作部;10 第1操作信号出力部;13 第1操作扞;13a 第1信号発生部;13b 第2操作信号出力部;14 第2操作扞;14a 第2信号発生部;14b モード選択部;15 作業台位置検出手段;11 旋回角度検出器;11a…旋回角度Θa ブーム起伏角度検出器;11b…ブーム起伏角度Θb ブーム長さ検出器;11c…ブーム長さΘc 首振り角度検出器;11d…ブーム長さΘd コントローラ;12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両1上に水平旋回自在に取り付けられ旋
    回用アクチュエータ6により旋回駆動される旋回台2、
    旋回台2に起伏自在に取り付けたられ起伏用アクチュエ
    ータ7により起伏駆動され且つ伸縮用アクチュエータ8
    により伸縮駆動される伸縮ブーム3、および、伸縮ブー
    ム3の先端部にレベリング装置4を介して水平首振り自
    在に取り付けられ首振り用アクチュエータ9により首振
    り駆動される作業台5を備えてなる高所作業車に用いら
    れる操作制御装置であって、 作業台5に設けられた操作部10と、旋回台2の旋回角
    度Θaを検出する旋回角度検出器11a、伸縮ブーム3
    の起伏角度Θbを検出するブーム起伏角度検出器11
    b、伸縮ブーム3の長さLを検出するブーム長さ検出器
    11c、および、作業台5の首振り角度Θcを検出する
    首振り角度検出器11dとから構成した作業台位置検出
    手段11と、操作部10からの操作信号および作業台位
    置検出手段11からの検出信号を受け取って前記各アク
    チュエータ6〜9の駆動制御部6a〜9aへ駆動制御信
    号をを演算出力するコントローラ12とを備えたものに
    おいて、 前記操作部10は、全方位に傾動操作可能に立設した第
    1操作扞13aとこの第1操作扞13aの中立からの傾
    動方向および傾動量に関連する第1操作信号を出力する
    第1信号発生部13bで構成された第1操作入力部1
    3、全方位に傾動操作可能に立設した第2操作扞14a
    とこの第2操作扞の中立からの傾動方向および傾動量に
    関連する第2信号発生部14bで構成された第2操作信
    号出力部14、および、個別操作制御モードと水平・垂
    直移動制御モードを選択するモード選択信号を出力する
    モード選択部15とを備えており、 前記コントローラ12は、操作部10のモード選択部1
    5から個別操作制御モードを選択する信号が入力されて
    いる時には、第1操作扞13aと第2操作扞14aのい
    ずれか一方の操作扞の中立位置からの前後方向への傾動
    量に対応する速度で伸縮ブーム3を起伏あるいは伏起駆
    動させるに必要な前記起伏駆動制御部7cへの駆動制御
    信号を演算出力し、第1操作扞13aと第2操作扞14
    aのいずれか他方の操作扞の中立位置からの前後方向へ
    の傾動量に対応する速度で伸縮ブーム3を縮伸あるいは
    伸縮駆動させるに必要な前記伸縮駆動制御部8cへの駆
    動制御信号を演算出力し、第1操作扞13aと第2操作
    扞14aのいずれか一方の操作扞の中立位置からの左右
    方向への傾動量に対応する速度で旋回台2を右左旋回駆
    動させるに必要な前記旋回駆動制御部6aへの駆動制御
    信号を演算出力し、第1操作扞13aと第2操作扞14
    aのいずれか他方の操作扞の中立位置からの左右方向へ
    の傾動量に対応する速度で作業台5を右左まわりに首振
    り駆動させるに必要な前記首振り駆動制御部への駆動制
    御信号を演算出力し、 操作部10の操作モード選択部から水平・垂直移動制御
    モードを選択する信号が入力されている時には、前記第
    1操作扞13aの中立位置からの傾動方向へ当該傾動量
    に対応する速度で前記作業台5を当該作業台5の絶対首
    振り角度を維持しつつ水平に移動させるに必要な前記各
    駆動制御部6a〜9aへの制御信号を第1操作信号と作
    業台位置検出手段11の各検出器11a〜11dの検出
    信号に基づいて演算出力し、前記作業台5を第2操作扞
    14aの中立位置からの前あるいは後方向への傾動量に
    対応する速度で垂直に降下あるいは上昇させるに必要な
    起伏駆動制御部7aおよび伸縮駆動制御部8aへの制御
    信号を第2前後操作信号と作業台位置検出手段11のブ
    ーム起伏角検出器11bおよびブーム長さ検出器11c
    からの検出信号に基づいて演算出力し、前記第2操作扞
    14aの中立位置からの左あるいは右方向への傾動量に
    対応する速度で作業台5を右首振りあるいは左首振り駆
    動させるに必要な前記首振り旋回駆動制御部9aへの駆
    動制御信号を第2操作信号に基づいて演算出力するよう
    構成してあることを特徴とする高所作業車の操作制御装
    置。
JP11175547A 1999-06-22 1999-06-22 高所作業車の操作制御装置 Pending JP2001002396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11175547A JP2001002396A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 高所作業車の操作制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11175547A JP2001002396A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 高所作業車の操作制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001002396A true JP2001002396A (ja) 2001-01-09

Family

ID=15997997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11175547A Pending JP2001002396A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 高所作業車の操作制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001002396A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256824A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tadano Ltd 遠隔操作装置
EP2684836A1 (en) * 2012-07-12 2014-01-15 Miguel Leon Gonzalez Direction and speed control device for telescopic and articulated hydraulic lifting equipments.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256824A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tadano Ltd 遠隔操作装置
JP4716765B2 (ja) * 2005-03-18 2011-07-06 株式会社タダノ 遠隔操作装置
EP2684836A1 (en) * 2012-07-12 2014-01-15 Miguel Leon Gonzalez Direction and speed control device for telescopic and articulated hydraulic lifting equipments.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012012212A (ja) 高所作業車
JP4716765B2 (ja) 遠隔操作装置
JPH0948584A (ja) 移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置
JP5362255B2 (ja) 高所作業車
JP2001002396A (ja) 高所作業車の操作制御装置
JP3600709B2 (ja) ブーム先端部の移動制御装置
JP2001316098A (ja) 屈伸式ブーム装置
JP4021529B2 (ja) 作業機の制御装置
JP4667877B2 (ja) 高所作業車の遠隔操作装置
JP3919130B2 (ja) 高所作業車の作動制御装置
JPH1053398A (ja) 作業機のブーム制御装置
JP2019214824A (ja) 作業機械
JP4772182B2 (ja) ブーム式高所作業装置の制御装置
JP4282164B2 (ja) 高所作業車の作業台水平直線移動装置
JP2001226081A (ja) 屈伸ブーム式作業車のブーム作動速度制御装置
JP3673659B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP2002104794A (ja) ブーム作業車の制御装置
JP4711576B2 (ja) 高所作業車のレベリング作動制御装置
JP4496418B2 (ja) 高所作業車の操作装置
JP2010150044A (ja) 高所作業車の操作装置
JP3819218B2 (ja) 作業用車両の作業台移動制御装置
JP4267737B2 (ja) バランサ装置
JP4308617B2 (ja) ブーム式作業車の水平垂直移動制御装置
JP2001163598A (ja) ブーム付き作業車の作動制御装置
JPH0336200A (ja) ゴンドラの位置制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091208