JP2001002180A - 基板搬送コンテナ - Google Patents
基板搬送コンテナInfo
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- JP2001002180A JP2001002180A JP17078999A JP17078999A JP2001002180A JP 2001002180 A JP2001002180 A JP 2001002180A JP 17078999 A JP17078999 A JP 17078999A JP 17078999 A JP17078999 A JP 17078999A JP 2001002180 A JP2001002180 A JP 2001002180A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸素や水分その他の大気中の低分子の侵入を
防止できる基板輸送コンテナを提供する。 【解決手段】 一面側を開口させた箱状を成し外側に向
かって広がる段差形状に成形された開口縁11を有する
コンテナ本体1と、コンテナ本体1の開口を塞ぐ状態で
コンテナ本体1に圧着される底蓋2とを備えた基板搬送
コンテナにおいて、底蓋2の周縁には、底蓋2によって
コンテナ本体1の開口を塞いだ状態で、コンテナ本体1
の開口縁11の全周に亘って開口縁11の異なる面に対
して押圧されるパッキン23が設けられている。
防止できる基板輸送コンテナを提供する。 【解決手段】 一面側を開口させた箱状を成し外側に向
かって広がる段差形状に成形された開口縁11を有する
コンテナ本体1と、コンテナ本体1の開口を塞ぐ状態で
コンテナ本体1に圧着される底蓋2とを備えた基板搬送
コンテナにおいて、底蓋2の周縁には、底蓋2によって
コンテナ本体1の開口を塞いだ状態で、コンテナ本体1
の開口縁11の全周に亘って開口縁11の異なる面に対
して押圧されるパッキン23が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板搬送コンテナ
に関し、特には、半導体ウエハや液晶基板等の電子基板
の搬送に用いるための密閉式の基板搬送コンテナに関す
る。
に関し、特には、半導体ウエハや液晶基板等の電子基板
の搬送に用いるための密閉式の基板搬送コンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶基板、磁気ディスク
等の電子基板を用いた電子機器の製造は、発塵のないク
リーンルーム内において行われている。一方、クリーン
ルーム間において電子基板を搬送する場合には、可搬式
で密閉可能な局所清浄化コンテナ(すなわち基板搬送コ
ンテナ)に、カセットに保持させた電子基板を収納した
状態で行う。これによって、クリーンルームの外であっ
ても、電子基板を大気中の塵埃に暴露させることなく電
子基板を搬送し、製造することができる。このような基
板搬送コンテナは、SMIF(Standard Mechanical In
terface )ポッドという商品名(アシストテクノロジー
社)で市販されており、図6の断面図に示すような構造
となっている。
等の電子基板を用いた電子機器の製造は、発塵のないク
リーンルーム内において行われている。一方、クリーン
ルーム間において電子基板を搬送する場合には、可搬式
で密閉可能な局所清浄化コンテナ(すなわち基板搬送コ
ンテナ)に、カセットに保持させた電子基板を収納した
状態で行う。これによって、クリーンルームの外であっ
ても、電子基板を大気中の塵埃に暴露させることなく電
子基板を搬送し、製造することができる。このような基
板搬送コンテナは、SMIF(Standard Mechanical In
terface )ポッドという商品名(アシストテクノロジー
社)で市販されており、図6の断面図に示すような構造
となっている。
【0003】この図に示す基板搬送コンテナは、一面側
を開口した箱状のコンテナ本体100と、コンテナ本体
100の開口を塞ぐ底蓋200とで構成されている。コ
ンテナ本体100は、その開口縁101が一回り大きく
広げられた段差形状に成形されており、広げられた開口
縁101の内側壁にラッチ用溝102が設けられてい
る。また、底蓋200は、コンテナ本体100の開口縁
101内に嵌合する大きさを有すると共に、ラッチ用溝
102に嵌入される状態で底蓋200の側周から突出自
在のラッチ201と、このラッチ201の突出を操作す
るラッチ操作部202とを備えている。さらに、この底
蓋200の周縁には、コンテナ本体100を塞いだ状態
で、開口縁101の全周に亘って押圧されるパッキン2
03が設けられている。このパッキン203は、底蓋2
00の周縁において、コンテナ本体100側に向かう面
に設けたパッキン用溝204内に固定されている。
を開口した箱状のコンテナ本体100と、コンテナ本体
100の開口を塞ぐ底蓋200とで構成されている。コ
ンテナ本体100は、その開口縁101が一回り大きく
広げられた段差形状に成形されており、広げられた開口
縁101の内側壁にラッチ用溝102が設けられてい
る。また、底蓋200は、コンテナ本体100の開口縁
101内に嵌合する大きさを有すると共に、ラッチ用溝
102に嵌入される状態で底蓋200の側周から突出自
在のラッチ201と、このラッチ201の突出を操作す
るラッチ操作部202とを備えている。さらに、この底
蓋200の周縁には、コンテナ本体100を塞いだ状態
で、開口縁101の全周に亘って押圧されるパッキン2
03が設けられている。このパッキン203は、底蓋2
00の周縁において、コンテナ本体100側に向かう面
に設けたパッキン用溝204内に固定されている。
【0004】図7は、このような基板搬送コンテナの開
閉動作を説明するための要部断面図である。先ず、図7
(a)に示すように、ラッチ操作部(202)の操作に
よってラッチ201を底蓋200内に収納させた状態
で、底蓋200をコンテナ本体100の開口縁101内
に嵌合させる。その後、図7(b)に示すように、ラッ
チ操作部(202)の操作によって、ラッチ201を底
蓋200の側周から突出させてラッチ用溝102内に嵌
入させる。さらに、図2(c)に示すように、ラッチ操
作部(202)の操作によって、ラッチ用溝102内に
嵌入させたラッチ201の先端をコンテナ本体100と
反対側に向けて傾ける。これによって、パッキン203
を挟んで底蓋200をコンテナ本体100に対して圧着
させ、コンテナ本体100の内部を密閉する。
閉動作を説明するための要部断面図である。先ず、図7
(a)に示すように、ラッチ操作部(202)の操作に
よってラッチ201を底蓋200内に収納させた状態
で、底蓋200をコンテナ本体100の開口縁101内
に嵌合させる。その後、図7(b)に示すように、ラッ
チ操作部(202)の操作によって、ラッチ201を底
蓋200の側周から突出させてラッチ用溝102内に嵌
入させる。さらに、図2(c)に示すように、ラッチ操
作部(202)の操作によって、ラッチ用溝102内に
嵌入させたラッチ201の先端をコンテナ本体100と
反対側に向けて傾ける。これによって、パッキン203
を挟んで底蓋200をコンテナ本体100に対して圧着
させ、コンテナ本体100の内部を密閉する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の基板搬送コンテナは、コンテナ本体の内部への大
気中の塵埃の侵入を防止することを目的としたものであ
り、酸素、水分、揮発性の有機物やその他の低分子等の
侵入を防止することはできない。このため、例えば半導
体ウエハのように、高い清浄度が要求される電子基板を
搬送する場合には、カセット4に保持させた電子基板W
をコンテナ本体100の内部に収納した後、コンテナ本
体100の内部を窒素ガス(N2 )等の不活性ガスで置
換して底蓋200を閉じる。そして、コンテナ本体10
0の内部を不活性ガス雰囲気にして密閉した状態で、こ
の基板搬送コンテナに収納された電子基板Wを搬送す
る。ここで、不活性ガスによるコンテナ本体2内部の置
換は、底蓋3を開閉する都度行われる。
構成の基板搬送コンテナは、コンテナ本体の内部への大
気中の塵埃の侵入を防止することを目的としたものであ
り、酸素、水分、揮発性の有機物やその他の低分子等の
侵入を防止することはできない。このため、例えば半導
体ウエハのように、高い清浄度が要求される電子基板を
搬送する場合には、カセット4に保持させた電子基板W
をコンテナ本体100の内部に収納した後、コンテナ本
体100の内部を窒素ガス(N2 )等の不活性ガスで置
換して底蓋200を閉じる。そして、コンテナ本体10
0の内部を不活性ガス雰囲気にして密閉した状態で、こ
の基板搬送コンテナに収納された電子基板Wを搬送す
る。ここで、不活性ガスによるコンテナ本体2内部の置
換は、底蓋3を開閉する都度行われる。
【0006】しかし、このようにコンテナ本体2の内部
を不活性ガスで置換した場合であっても、コンテナ本体
2内部への低分子の侵入を防止することはできないた
め、基板搬送コンテナ内部における水分や酸素やその他
の低分子の濃度は、基板搬送コンテナの放置時間の増加
に伴って徐々に上昇する。したがって、これらの低分子
による電子基板の汚染を防止することはできず、例え
ば、基板搬送コンテナ内に半導体ウエハを収納して放置
した場合、半導体ウエハの表面に自然酸化膜が成長した
り、有機物やホウ素、リン等の分子吸着汚染が起こる。
これは、この半導体ウエハを用いた半導体装置の特性に
影響を及ぼし、半導体装置の歩留りを低下させる要因に
なる。
を不活性ガスで置換した場合であっても、コンテナ本体
2内部への低分子の侵入を防止することはできないた
め、基板搬送コンテナ内部における水分や酸素やその他
の低分子の濃度は、基板搬送コンテナの放置時間の増加
に伴って徐々に上昇する。したがって、これらの低分子
による電子基板の汚染を防止することはできず、例え
ば、基板搬送コンテナ内に半導体ウエハを収納して放置
した場合、半導体ウエハの表面に自然酸化膜が成長した
り、有機物やホウ素、リン等の分子吸着汚染が起こる。
これは、この半導体ウエハを用いた半導体装置の特性に
影響を及ぼし、半導体装置の歩留りを低下させる要因に
なる。
【0007】そこで本発明は、酸素や水分やその他の低
分子の侵入による電子基板の汚染を防止した状態で、内
部に電子基板を長時間保管できる基板搬送コンテナを提
供することを目的とする。
分子の侵入による電子基板の汚染を防止した状態で、内
部に電子基板を長時間保管できる基板搬送コンテナを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の基板搬送コンテナは、一面側を開口さ
せた箱状を成し外側に向かって広がる段差形状に成形さ
れた開口縁を有するコンテナ本体と、当該コンテナ本体
の開口を塞ぐ状態で当該コンテナ本体に圧着される底蓋
とを備えた基板搬送コンテナにおいて、前記底蓋の周縁
には、当該底蓋によって前記コンテナ本体の開口を塞い
だ状態で、前記コンテナ本体の開口縁の全周に亘って当
該開口縁の異なる面に対して押圧されるパッキンが設け
られていることを特徴としている。このパッキンは、底
蓋の周縁の角部に沿って折り曲げられたものであっても
良い。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数のパ
ッキン間に、吸着剤を備えたものであっても良い。
るための本発明の基板搬送コンテナは、一面側を開口さ
せた箱状を成し外側に向かって広がる段差形状に成形さ
れた開口縁を有するコンテナ本体と、当該コンテナ本体
の開口を塞ぐ状態で当該コンテナ本体に圧着される底蓋
とを備えた基板搬送コンテナにおいて、前記底蓋の周縁
には、当該底蓋によって前記コンテナ本体の開口を塞い
だ状態で、前記コンテナ本体の開口縁の全周に亘って当
該開口縁の異なる面に対して押圧されるパッキンが設け
られていることを特徴としている。このパッキンは、底
蓋の周縁の角部に沿って折り曲げられたものであっても
良い。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数のパ
ッキン間に、吸着剤を備えたものであっても良い。
【0009】このような構成の基板搬送コンテナでは、
コンテナ本体の開口を底蓋で塞いだ状態においては、段
差形状に成形されたコンテナ本体の開口縁の異なる2面
に対して底蓋の周縁に設けられたパッキンが押圧され
る。このため、底蓋の周縁とコンテナ本体の開口縁との
間には、開口縁の全周に亘って2重にパッキンが挟み込
まれることになり、内部の密閉性が向上する。特に、底
蓋の周縁の角部に沿ってパッキンが折り曲げられている
場合には、開口縁の異なる2面に対して連続的にパッキ
ンが押圧されることになるため、内部の密閉性がさらに
向上する。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数
のパッキンの間に吸着剤を設けた場合には、外側のパッ
キンから侵入した外気はこの吸着剤に吸着され、内側の
パッキンよりもコンテナ本体の内部への外気の侵入が防
止される。
コンテナ本体の開口を底蓋で塞いだ状態においては、段
差形状に成形されたコンテナ本体の開口縁の異なる2面
に対して底蓋の周縁に設けられたパッキンが押圧され
る。このため、底蓋の周縁とコンテナ本体の開口縁との
間には、開口縁の全周に亘って2重にパッキンが挟み込
まれることになり、内部の密閉性が向上する。特に、底
蓋の周縁の角部に沿ってパッキンが折り曲げられている
場合には、開口縁の異なる2面に対して連続的にパッキ
ンが押圧されることになるため、内部の密閉性がさらに
向上する。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数
のパッキンの間に吸着剤を設けた場合には、外側のパッ
キンから侵入した外気はこの吸着剤に吸着され、内側の
パッキンよりもコンテナ本体の内部への外気の侵入が防
止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子基板搬送コン
テナの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
テナの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】(第1実施形態)図1(a)及び図1
(b)は、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける密
閉部分の要部拡大断面図であり、図2は、基板搬送コン
テナの全体構成図である。これらの図に示す基板搬送コ
ンテナは、一面側を開口した箱状のコンテナ本体1と、
コンテナ本体1の開口を塞ぐ底蓋2とで構成されてい
る。
(b)は、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける密
閉部分の要部拡大断面図であり、図2は、基板搬送コン
テナの全体構成図である。これらの図に示す基板搬送コ
ンテナは、一面側を開口した箱状のコンテナ本体1と、
コンテナ本体1の開口を塞ぐ底蓋2とで構成されてい
る。
【0012】コンテナ本体1は、その開口縁11が2段
階に大きく広げられた段差形状に成形されており、最も
大きく広げられた開口縁11部分の内側壁にラッチ用溝
12が設けられている。図面においては、開口縁11の
1段目(内側)の広がり幅が2段目(外側)の広がり幅
よりも大きくなっているが、段差形状の各部の大きさ
は、このような形状に限定されることはない。この開口
縁11は、2段階の段差形状に成形されているため、異
なる方向に向かうかまたは段差を有する4つの内壁面を
備えていることになる。
階に大きく広げられた段差形状に成形されており、最も
大きく広げられた開口縁11部分の内側壁にラッチ用溝
12が設けられている。図面においては、開口縁11の
1段目(内側)の広がり幅が2段目(外側)の広がり幅
よりも大きくなっているが、段差形状の各部の大きさ
は、このような形状に限定されることはない。この開口
縁11は、2段階の段差形状に成形されているため、異
なる方向に向かうかまたは段差を有する4つの内壁面を
備えていることになる。
【0013】また、底蓋2は、コンテナ本体1の開口縁
11内に嵌合する大きさを有すると共に、その周縁はコ
ンテナ本体1の開口縁11の段差形状に嵌合する2段階
の段差形状に成形されている。この底蓋2には、コンテ
ナ本体1の開口縁11内に底蓋2を嵌合させた状態にお
いて、コンテナ本体1のラッチ用溝12に嵌入される状
態で底蓋2の側周から突出自在のラッチ21と、このラ
ッチ21の突出を操作するラッチ操作部22(図2のみ
に図示)とを備えている。また、底蓋2の周縁には全周
に亘ってパッキン23が設けられている。
11内に嵌合する大きさを有すると共に、その周縁はコ
ンテナ本体1の開口縁11の段差形状に嵌合する2段階
の段差形状に成形されている。この底蓋2には、コンテ
ナ本体1の開口縁11内に底蓋2を嵌合させた状態にお
いて、コンテナ本体1のラッチ用溝12に嵌入される状
態で底蓋2の側周から突出自在のラッチ21と、このラ
ッチ21の突出を操作するラッチ操作部22(図2のみ
に図示)とを備えている。また、底蓋2の周縁には全周
に亘ってパッキン23が設けられている。
【0014】ラッチ操作部22は、コンテナ本体1の開
口縁11に底蓋2を嵌合させた状態で外側になる面の中
央に設けられており、このラッチ操作部22を一方向に
回転させることで底蓋2の側周からラッチ21が突出
し、さらに同一方向に回転させることでラッチ21の先
端がラッチ操作部22が設けられた面側に傾斜するよう
に構成されており、ラッチ21が傾斜することによっ
て、底蓋2がコンテナ本体1に圧着されることになる
〔図1(a)参照〕。また、この状態から、ラッチ操作
部22を他方向に回転させることによって、底蓋2の側
壁内にラッチ21が収納され、コンテナ本体1への底蓋
2の圧着状態が解放されるように構成されている〔図1
(b)参照〕。
口縁11に底蓋2を嵌合させた状態で外側になる面の中
央に設けられており、このラッチ操作部22を一方向に
回転させることで底蓋2の側周からラッチ21が突出
し、さらに同一方向に回転させることでラッチ21の先
端がラッチ操作部22が設けられた面側に傾斜するよう
に構成されており、ラッチ21が傾斜することによっ
て、底蓋2がコンテナ本体1に圧着されることになる
〔図1(a)参照〕。また、この状態から、ラッチ操作
部22を他方向に回転させることによって、底蓋2の側
壁内にラッチ21が収納され、コンテナ本体1への底蓋
2の圧着状態が解放されるように構成されている〔図1
(b)参照〕。
【0015】また、この底蓋2に設けられたパッキン2
3は、底蓋2の周縁における2段階の段差形状の角部を
連続して覆う状態で、すなわち底蓋2の周縁の角部に沿
って3回折り曲げられた形状で底蓋2の周縁部分に固定
されている。このパッキン23は、高いガスバリア性を
有しかつ脱ガス性の小さいシリコーンゴムやフッ素系ゴ
ムで構成されている。また、パッキン23の各部は、コ
ンテナ本体1の開口縁11に底蓋2を嵌合させた状態
で、開口縁11内への底蓋2の嵌合が強嵌合になる程度
に、底蓋2と開口縁11との間に形成される各隙間の間
隔d1 ,d2 ,…よりも大きな厚みを有することとす
る。
3は、底蓋2の周縁における2段階の段差形状の角部を
連続して覆う状態で、すなわち底蓋2の周縁の角部に沿
って3回折り曲げられた形状で底蓋2の周縁部分に固定
されている。このパッキン23は、高いガスバリア性を
有しかつ脱ガス性の小さいシリコーンゴムやフッ素系ゴ
ムで構成されている。また、パッキン23の各部は、コ
ンテナ本体1の開口縁11に底蓋2を嵌合させた状態
で、開口縁11内への底蓋2の嵌合が強嵌合になる程度
に、底蓋2と開口縁11との間に形成される各隙間の間
隔d1 ,d2 ,…よりも大きな厚みを有することとす
る。
【0016】このように構成された基板搬送コンテナを
用いる場合、コンテナ本体1から底蓋2を外した状態
で、カセット4に保持させた電子基板Wをコンテナ本体
1の内部に収納した後、コンテナ本体1の内部を窒素ガ
ス(N2 )等の不活性ガスで置換して底蓋2を閉じる。
この際、先ず、図1(b)に示すように、ラッチ操作部
22の操作によってラッチ21を底蓋2内に収納させた
状態で、底蓋2をコンテナ本体1の開口縁11内に嵌合
させる。その後、図1(a)に示すように、ラッチ操作
部22の操作によって、ラッチ21を底蓋2の側周から
突出させてラッチ用溝12内に嵌入させる。さらに、ラ
ッチ操作部(22)の操作によって、ラッチ用溝12内
に嵌入させたラッチ21の先端をコンテナ本体1と反対
側に向けて傾ける。これによって、ラッチ21の先端で
コンテナ本体1を外側に向けて押圧し、コンテナ本体1
の開口縁11内にパッキン23を介して底蓋2を確実に
押し込むと共に、パッキン23を介して底蓋2をコンテ
ナ本体1に圧着させる。
用いる場合、コンテナ本体1から底蓋2を外した状態
で、カセット4に保持させた電子基板Wをコンテナ本体
1の内部に収納した後、コンテナ本体1の内部を窒素ガ
ス(N2 )等の不活性ガスで置換して底蓋2を閉じる。
この際、先ず、図1(b)に示すように、ラッチ操作部
22の操作によってラッチ21を底蓋2内に収納させた
状態で、底蓋2をコンテナ本体1の開口縁11内に嵌合
させる。その後、図1(a)に示すように、ラッチ操作
部22の操作によって、ラッチ21を底蓋2の側周から
突出させてラッチ用溝12内に嵌入させる。さらに、ラ
ッチ操作部(22)の操作によって、ラッチ用溝12内
に嵌入させたラッチ21の先端をコンテナ本体1と反対
側に向けて傾ける。これによって、ラッチ21の先端で
コンテナ本体1を外側に向けて押圧し、コンテナ本体1
の開口縁11内にパッキン23を介して底蓋2を確実に
押し込むと共に、パッキン23を介して底蓋2をコンテ
ナ本体1に圧着させる。
【0017】以上の操作によって、ラッチ21の先端で
コンテナ本体1を外側に向けて押圧すると共に底蓋2を
コンテナ本体1側に押圧し、パッキン23を介して底蓋
2をコンテナ本体1の開口縁11内に押し込んで、底蓋
2をコンテナ本体1に圧着させる。これによって、コン
テナ本体1の開口が塞がれ、その内部が密閉状態にな
る。
コンテナ本体1を外側に向けて押圧すると共に底蓋2を
コンテナ本体1側に押圧し、パッキン23を介して底蓋
2をコンテナ本体1の開口縁11内に押し込んで、底蓋
2をコンテナ本体1に圧着させる。これによって、コン
テナ本体1の開口が塞がれ、その内部が密閉状態にな
る。
【0018】このような構成の基板搬送コンテナでは、
コンテナ本体1の開口を底蓋2で塞いだ状態において
は、段差形状に成形されたコンテナ本体1の開口縁11
の異なる4つの内壁面に対して、底蓋2の周縁に設けら
れたパッキン23が連続的に押圧される。このため、底
蓋2の周縁とコンテナ本体1の開口縁11との間には、
開口縁11の全周に亘って四重のパッキンが連続的に挟
み込まれることになり、内部の密閉性が向上する。した
がって、基板搬送コンテナの内部への水分や酸素、その
他の大気中の低分子が侵入することが防止され、内部に
収納された電子基板Wの清浄度を確保することができ
る。この結果、例えば、電子基板Wとして収納された半
導体ウエハの表面に自然酸化膜が成長したり、半導体ウ
エハの表面が低分子の吸着によって汚染されることを防
止でき、この半導体ウエハを用いた半導体装置の歩留り
の向上を図ることが可能になる。
コンテナ本体1の開口を底蓋2で塞いだ状態において
は、段差形状に成形されたコンテナ本体1の開口縁11
の異なる4つの内壁面に対して、底蓋2の周縁に設けら
れたパッキン23が連続的に押圧される。このため、底
蓋2の周縁とコンテナ本体1の開口縁11との間には、
開口縁11の全周に亘って四重のパッキンが連続的に挟
み込まれることになり、内部の密閉性が向上する。した
がって、基板搬送コンテナの内部への水分や酸素、その
他の大気中の低分子が侵入することが防止され、内部に
収納された電子基板Wの清浄度を確保することができ
る。この結果、例えば、電子基板Wとして収納された半
導体ウエハの表面に自然酸化膜が成長したり、半導体ウ
エハの表面が低分子の吸着によって汚染されることを防
止でき、この半導体ウエハを用いた半導体装置の歩留り
の向上を図ることが可能になる。
【0019】図3は、このような密閉状態にある基板搬
送コンテナ内部の酸素濃度の経時変化を示すグラフであ
る。ここでは、第1実施形態の基板搬送コンテナ及び従
来の基板搬送コンテナに関し、コンテナ本体内における
酸素濃度を約10ppmにまで低減して密閉した後の酸
素濃度の経時変化を測定した。このグラフに示すよう
に、従来の基板搬送コンテナにおける酸素濃度と比較
して、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける酸素濃
度の経時的な上昇が低く抑えられ、コンテナ内部の密
閉性が向上し、酸素の侵入を防止する効果が得られたこ
とが確認された。
送コンテナ内部の酸素濃度の経時変化を示すグラフであ
る。ここでは、第1実施形態の基板搬送コンテナ及び従
来の基板搬送コンテナに関し、コンテナ本体内における
酸素濃度を約10ppmにまで低減して密閉した後の酸
素濃度の経時変化を測定した。このグラフに示すよう
に、従来の基板搬送コンテナにおける酸素濃度と比較
して、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける酸素濃
度の経時的な上昇が低く抑えられ、コンテナ内部の密
閉性が向上し、酸素の侵入を防止する効果が得られたこ
とが確認された。
【0020】また、図4は、同様の密閉状態にある基板
搬送コンテナ内部の水分濃度の経時変化を示すグラフで
ある。ここでは、第1実施形態の基板搬送コンテナ及び
従来の基板搬送コンテナに関し、コンテナ本体内におけ
る水分濃度を約10ppmにまで低減して密閉した後の
水分濃度の経時変化を測定した。このグラフに示すよう
に、従来の基板搬送コンテナにおける水分濃度と比較
して、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける水分濃
度の経時的な上昇が低く抑えられ、コンテナ内部の密
閉性が向上し、水分の侵入を防止する効果が得られたこ
とが確認された。
搬送コンテナ内部の水分濃度の経時変化を示すグラフで
ある。ここでは、第1実施形態の基板搬送コンテナ及び
従来の基板搬送コンテナに関し、コンテナ本体内におけ
る水分濃度を約10ppmにまで低減して密閉した後の
水分濃度の経時変化を測定した。このグラフに示すよう
に、従来の基板搬送コンテナにおける水分濃度と比較
して、第1実施形態の基板搬送コンテナにおける水分濃
度の経時的な上昇が低く抑えられ、コンテナ内部の密
閉性が向上し、水分の侵入を防止する効果が得られたこ
とが確認された。
【0021】尚、第1実施形態においては、コンテナ本
体1の開口縁11の4つの異なる内壁面に対して連続的
に押圧されるように、底蓋2の周縁に3回折り曲げたパ
ッキン23を配置した場合を説明した。しかし、このパ
ッキン23は、段差形状の開口縁11の少なくとも2つ
の異なる面に押圧されれば、異なる面に対して連続して
押圧されなくても良い。このような場合であっても、底
蓋2の周縁においてパッキンが一重に設けられた従来の
基板搬送コンテナよりも、密閉性を向上させることが可
能である。
体1の開口縁11の4つの異なる内壁面に対して連続的
に押圧されるように、底蓋2の周縁に3回折り曲げたパ
ッキン23を配置した場合を説明した。しかし、このパ
ッキン23は、段差形状の開口縁11の少なくとも2つ
の異なる面に押圧されれば、異なる面に対して連続して
押圧されなくても良い。このような場合であっても、底
蓋2の周縁においてパッキンが一重に設けられた従来の
基板搬送コンテナよりも、密閉性を向上させることが可
能である。
【0022】(第2実施形態)図5(a)及び図5
(b)は、第2実施形態の基板搬送コンテナにおける密
閉部分の要部拡大断面図である。これらの図に示す基板
搬送コンテナと、第1実施形態の基板搬送コンテナとの
異なるところは、底蓋2に設けられたパッキン25a,
25bと吸着剤26とにあり、その他の構成は第1実施
形態の基板搬送コンテナと同様であることとする。
(b)は、第2実施形態の基板搬送コンテナにおける密
閉部分の要部拡大断面図である。これらの図に示す基板
搬送コンテナと、第1実施形態の基板搬送コンテナとの
異なるところは、底蓋2に設けられたパッキン25a,
25bと吸着剤26とにあり、その他の構成は第1実施
形態の基板搬送コンテナと同様であることとする。
【0023】これらの図に示す基板搬送コンテナは、コ
ンテナ本体1の開口縁11内に底蓋2を嵌合させた状態
で、コンテナ本体1の開口縁11における異なる4つの
内壁面のうちの最も内側の1面にのみ押圧されるパッキ
ン25aと、これらの内壁面のうちの外側の2面に対し
て連続的に押し圧されるパッキン25bとを備えてい
る。これらのパッキン25a,25bは、底蓋2の全周
に亘って設けられ、開口縁11の全周に亘って押圧され
る。
ンテナ本体1の開口縁11内に底蓋2を嵌合させた状態
で、コンテナ本体1の開口縁11における異なる4つの
内壁面のうちの最も内側の1面にのみ押圧されるパッキ
ン25aと、これらの内壁面のうちの外側の2面に対し
て連続的に押し圧されるパッキン25bとを備えてい
る。これらのパッキン25a,25bは、底蓋2の全周
に亘って設けられ、開口縁11の全周に亘って押圧され
る。
【0024】また、吸着剤26は、パッキン25aとパ
ッキン25bとの間に、底蓋2周縁の全周に亘って設け
られる。この吸着剤26としては、吸着剤26が発塵源
となることのない状態で用いることが要求され、例えば
繊維に活性炭のような吸着剤を化学的に結合させてなる
活性炭繊維や、不織布、シリカゲル、活性炭等を用いた
シート状のガス吸着材料として、底蓋2周縁に固定され
ている。
ッキン25bとの間に、底蓋2周縁の全周に亘って設け
られる。この吸着剤26としては、吸着剤26が発塵源
となることのない状態で用いることが要求され、例えば
繊維に活性炭のような吸着剤を化学的に結合させてなる
活性炭繊維や、不織布、シリカゲル、活性炭等を用いた
シート状のガス吸着材料として、底蓋2周縁に固定され
ている。
【0025】このような構成の基板搬送コンテナによる
電子基板の搬送は、第1実施形態と同様に行われる。
電子基板の搬送は、第1実施形態と同様に行われる。
【0026】このような構成の基板搬送コンテナでは、
外側のパッキン25bよりもコンテナ本体1の内部側に
侵入した微量の外気は、吸着剤26に吸着され、内側の
パッキン25aよりもコンテナ本体1の内部側へ侵入す
ることが防止される。このため、第1実施形態と比較し
て、さらにコンテナ本体1内の密閉性を向上させること
が可能になる。特に、大気中の水分は吸着剤26に良く
吸着されるため、第1実施形態と比較してさらに、密閉
状態にあるコンテナ本体1内部の水分濃度の上昇を抑え
ることが可能になる。
外側のパッキン25bよりもコンテナ本体1の内部側に
侵入した微量の外気は、吸着剤26に吸着され、内側の
パッキン25aよりもコンテナ本体1の内部側へ侵入す
ることが防止される。このため、第1実施形態と比較し
て、さらにコンテナ本体1内の密閉性を向上させること
が可能になる。特に、大気中の水分は吸着剤26に良く
吸着されるため、第1実施形態と比較してさらに、密閉
状態にあるコンテナ本体1内部の水分濃度の上昇を抑え
ることが可能になる。
【0027】尚、第2実施形態においては、コンテナ本
体1の開口縁11における1面にのみ押圧されるパッキ
ン25aと、2つに折り曲げて2つの面に押し圧される
パッキン25bとの間に吸着剤26を設けた構成を示し
た。しかし、本発明の基板搬送コンテナは、複数のパッ
キンの間に吸着剤が設けられた構成であれば、これらの
パッキンの形状や、これらのパッキンが押圧される開口
縁11の面が特定されることはない。ただし、各パッキ
ンは、底蓋2によってコンテナ本体1の開口を塞いだ状
態で、コンテナ本体1の開口縁11の全周に亘って押圧
されることとする。
体1の開口縁11における1面にのみ押圧されるパッキ
ン25aと、2つに折り曲げて2つの面に押し圧される
パッキン25bとの間に吸着剤26を設けた構成を示し
た。しかし、本発明の基板搬送コンテナは、複数のパッ
キンの間に吸着剤が設けられた構成であれば、これらの
パッキンの形状や、これらのパッキンが押圧される開口
縁11の面が特定されることはない。ただし、各パッキ
ンは、底蓋2によってコンテナ本体1の開口を塞いだ状
態で、コンテナ本体1の開口縁11の全周に亘って押圧
されることとする。
【0028】また、第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、ラッチ用溝12、ラッチ21及びラッチ操作部
22によって、コンテナ本体1に底蓋2を圧着させる構
成の基板搬送コンテナを説明した。しかし、本発明の基
板搬送コンテナにおけるコンテナ本体1への底蓋2の圧
着は、コンテナ本体1の開口を底蓋2で塞いだ状態にお
いてコンテナ本体1に底蓋2が圧着されれば、このよう
な構成に限定されることはなく、例えば、コンテナ本体
の内部を減圧状態にすることでコンテナ本体1に底蓋2
が圧着されるような構成であっても良い。
いては、ラッチ用溝12、ラッチ21及びラッチ操作部
22によって、コンテナ本体1に底蓋2を圧着させる構
成の基板搬送コンテナを説明した。しかし、本発明の基
板搬送コンテナにおけるコンテナ本体1への底蓋2の圧
着は、コンテナ本体1の開口を底蓋2で塞いだ状態にお
いてコンテナ本体1に底蓋2が圧着されれば、このよう
な構成に限定されることはなく、例えば、コンテナ本体
の内部を減圧状態にすることでコンテナ本体1に底蓋2
が圧着されるような構成であっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
コンテナによれば、段差形状に成形されたコンテナ本体
の開口縁の異なる2面に対して、底蓋の周縁に設けられ
たパッキンを押圧させる構成にしたことで、開口縁の全
周に亘って2重にパッキンを挟み込み、内部の密閉性を
向上させることが可能になる。さらに、底蓋の周縁の角
部に沿ってパッキンを折り曲げた構成にした場合、開口
縁の異なる2面に対して連続的にパッキンを押圧させる
ことができ、内部の密閉性をさらに向上させることが可
能になる。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数
のパッキンの間に吸着剤を設けた構成にした場合、外側
のパッキンから侵入した微量の外気をこの吸着剤に吸着
させ、コンテナ本体内側への外気の侵入を確実に防止す
ることが可能になる。以上のことから、本発明の基板搬
送コンテナによれば、内部に収納した電子基板が、外気
に含まれる酸素、水分、揮発性有機物やその他の低分子
の侵入によって汚染されることを防止できる。
コンテナによれば、段差形状に成形されたコンテナ本体
の開口縁の異なる2面に対して、底蓋の周縁に設けられ
たパッキンを押圧させる構成にしたことで、開口縁の全
周に亘って2重にパッキンを挟み込み、内部の密閉性を
向上させることが可能になる。さらに、底蓋の周縁の角
部に沿ってパッキンを折り曲げた構成にした場合、開口
縁の異なる2面に対して連続的にパッキンを押圧させる
ことができ、内部の密閉性をさらに向上させることが可
能になる。また、開口縁の全周に亘って押圧される複数
のパッキンの間に吸着剤を設けた構成にした場合、外側
のパッキンから侵入した微量の外気をこの吸着剤に吸着
させ、コンテナ本体内側への外気の侵入を確実に防止す
ることが可能になる。以上のことから、本発明の基板搬
送コンテナによれば、内部に収納した電子基板が、外気
に含まれる酸素、水分、揮発性有機物やその他の低分子
の侵入によって汚染されることを防止できる。
【図1】第1実施形態の基板搬送コンテナの要部拡大断
面図である。
面図である。
【図2】第1実施形態の基板搬送コンテナの全体構成図
である。
である。
【図3】基板搬送コンテナ内部の酸素濃度の経時変化を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】基板搬送コンテナ内部の水分濃度の経時変化を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図5】第2実施形態の基板搬送コンテナの要部拡大断
面図である。
面図である。
【図6】従来の基板搬送コンテナの全体構成図である。
【図7】従来の基板搬送コンテナの要部拡大断面図であ
る。
る。
1…コンテナ本体、2…底蓋、11…開口縁、23,2
5a,25b…パッキン、26…吸着剤
5a,25b…パッキン、26…吸着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA06 BA15 BA16 BA20 BA30 CA01 DA17 DA26 DA30 FA01 FA22 GA05 5D112 AA02 KK02 5F031 CA01 CA02 CA05 DA09 EA11 EA12 EA14 EA19 EA20 NA02 NA04
Claims (5)
- 【請求項1】 一面側を開口させた箱状を成し外側に向
かって広がる段差形状に成形された開口縁を有するコン
テナ本体と、当該コンテナ本体の開口を塞ぐ状態で当該
コンテナ本体に圧着される底蓋とを備えた基板搬送コン
テナにおいて、 前記底蓋の周縁には、当該底蓋によって前記コンテナ本
体の開口を塞いだ状態で、前記コンテナ本体の開口縁の
全周に亘って当該開口縁の異なる面に対して押圧される
パッキンが設けられていることを特徴とする基板搬送コ
ンテナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板搬送コンテナにおい
て、 前記パッキンは、前記底蓋の周縁の角部に沿って折り曲
げられたことを特徴とする基板搬送コンテナ。 - 【請求項3】 請求項1記載の基板搬送コンテナにおい
て、 前記コンテナ本体の開口縁は、複数段の段差形状に成形
され、 前記底蓋は、その側周が前記開口縁の段差形状に嵌合す
る段差形状に成形されると共に、当該底蓋によって前記
コンテナ本体の開口を塞いだ状態で前記開口縁の全周に
亘って当該開口縁の異なる面に対して押圧される複数の
パッキンが備えられたことを特徴とする基板搬送コンテ
ナ。 - 【請求項4】 請求項3記載の基板搬送コンテナにおい
て、 前記底蓋は、前記複数のパッキンの間に吸着剤を備えた
ことを特徴とする基板搬送コンテナ。 - 【請求項5】 一面側を開口させた箱状を成し外側に向
かって広がる段差形状に成形された開口縁を有するコン
テナ本体と、当該コンテナ本体の開口を塞ぐ状態で当該
コンテナ本体に圧着される底蓋とを備えた基板搬送コン
テナにおいて、 前記底蓋の周縁には、当該底蓋によって前記コンテナ本
体の開口を塞いだ状態で、前記コンテナ本体の前記開口
縁の全周に亘って押圧される複数のパッキンと、当該複
数のパッキンの間に設けられた吸着剤とが備られたこと
を特徴とする基板搬送コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17078999A JP2001002180A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 基板搬送コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17078999A JP2001002180A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 基板搬送コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001002180A true JP2001002180A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15911402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17078999A Abandoned JP2001002180A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 基板搬送コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001002180A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7029013B2 (en) * | 2000-12-07 | 2006-04-18 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Seal member, and substrate storage container using the same |
WO2015033411A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | ミライアル株式会社 | 基板収納容器 |
JP2017086093A (ja) * | 2017-02-27 | 2017-05-25 | 東京エレクトロン株式会社 | 密閉容器及び搬送システム |
-
1999
- 1999-06-17 JP JP17078999A patent/JP2001002180A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7029013B2 (en) * | 2000-12-07 | 2006-04-18 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Seal member, and substrate storage container using the same |
WO2015033411A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | ミライアル株式会社 | 基板収納容器 |
JPWO2015033411A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2017-03-02 | ミライアル株式会社 | 基板収納容器 |
JP2017086093A (ja) * | 2017-02-27 | 2017-05-25 | 東京エレクトロン株式会社 | 密閉容器及び搬送システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060210 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080227 |