JP2001002014A - 包装方法及び包装体 - Google Patents

包装方法及び包装体

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JP2001002014A
JP2001002014A JP11173634A JP17363499A JP2001002014A JP 2001002014 A JP2001002014 A JP 2001002014A JP 11173634 A JP11173634 A JP 11173634A JP 17363499 A JP17363499 A JP 17363499A JP 2001002014 A JP2001002014 A JP 2001002014A
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JP
Japan
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film
heat
package
shrinkable film
packaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP11173634A
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English (en)
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Norio Hattori
典夫 服部
Tomoyuki Aisu
智之 愛須
Eiji Yamamoto
英二 山本
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Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシン目形成機などの特別な装置を必要とせ
ず、簡易に開封部を形成できる包装方法を提供する。 【解決手段】 包装方法は、被包装物を熱収縮性フィル
ムで覆い、該フィルムを溶断シール後、加熱収縮させて
前記被包装物を包装する包装方法であって、前記熱収縮
性フィルムとして予め溶断シール予定部位にシール方向
に沿って断続的に印刷を施したフィルムを用いることを
特徴とする。熱収縮性フィルムには、例えば二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムなどが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装材料の一部に
開封部を形成する包装方法、及び包装材料の一部に開封
部が設けられた包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】食品や雑貨などの包装方法として、被包
装物を熱収縮性フィルムで覆い、該フィルムを溶断シー
ルした後、加熱収縮させることにより包装する方法(オ
ーバーラップ包装法)が知られている。しかし、熱収縮
されたフィルムは破断しにくいため、この方法により得
られた包装体は被包装物が取り出しにくいという欠点を
有する。そのため、被包装物を覆う包装フィルムの一部
に切除用乃至開封用のミシン目を形成することが行われ
ている。しかし、フィルムにミシン目を形成するために
は、包装装置にミシン目形成機を取り付ける必要がある
(特開平7−137721号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ミシン目形成機などの特別な装置を必要とせず、簡
易に開封部を形成できる包装方法を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ミシン目によることなく容易
に開封できる開封部を有する包装体を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、熱収縮性フィルムの
溶断シール予定部位に予め所定の印刷を施しておくと、
包装体としたとき、該印刷部のシール強度が弱く、その
部位から容易に開封できることを見出し、本発明を完成
した。
【0005】すなわち、本発明は、被包装物を熱収縮性
フィルムで覆い、該フィルムを溶断シール後、加熱収縮
させて前記被包装物を包装する包装方法であって、前記
熱収縮性フィルムとして予め溶断シール予定部位にシー
ル方向に沿って断続的に印刷を施したフィルムを用いる
ことを特徴とする包装方法を提供する。本発明は、ま
た、被包装物を熱収縮性フィルムで覆い、該フィルムを
溶断シール後、加熱収縮させて得られた包装体であっ
て、前記フィルムの溶断シール部位にシール方向に沿っ
て断続的に印刷が施されている包装体を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、必要に応じて図
面を参照しつつ詳細に説明する。図1及び図2は、それ
ぞれ、本発明の包装方法において用いる熱収縮性フィル
ムの一例を示す斜視図である。
【0007】図1の例では、長尺の熱収縮性フィルム1
の幅方向の端部に、幅方向に平行な帯状の印刷2が複数
本所定間隔で施されており、さらに該複数本の帯状の印
刷がフィルムの長さ方向に所定の間隔をおいて繰り返し
施されている。また、図2の例では、同じく長尺の熱収
縮性フィルム1に、長さ方向に平行な帯状の印刷2が複
数本フィルムの幅方向に所定間隔で施され、且つ該複数
本の帯状の印刷がフィルムの長さ方向に所定の間隔をお
いて繰り返し施されている。
【0008】熱収縮性フィルム1としては、熱収縮性を
示すフィルムであればよく、例えば、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ムなどの熱可塑性樹脂からなる単層又は複層のフィルム
が挙げられる。これらのフィルムは熱収縮性を付与する
ため、通常、延伸処理、特に二軸延伸処理が施されてい
る。延伸倍率は、フィルムの材質等によって異なるが、
例えば3〜7倍程度である。特に好ましい熱収縮性フィ
ルムには、二軸延伸ポリプロピレンフィルムが含まれ
る。熱収縮性フィルム1の厚みは、例えば5〜120μ
m、好ましくは10〜60μm程度である。
【0009】印刷2は、慣用の印刷法、例えばグラビア
印刷法等により厚さ0.5〜5μm程度に施すことがで
きる。印刷に用いるインキとしては、透明インキ、着色
インキの何れであってもよいが、開封部の分かりやすさ
の点から、着色インキを用いるのが好ましい。インキの
種類は、特に限定されず、通常の印刷インキを使用でき
るが、耐熱性に優れしかも接着性の小さい樹脂、例え
ば、ポリアミド、硝化綿、ウレタン樹脂などを樹脂成分
として含むインキが好ましい。
【0010】印刷2は、熱収縮性フィルム1のうち溶断
シール予定部位に、シール方向(溶断線)に沿って断続
的に施されていればよく、印刷2の形状や数、及び間隔
は、包装後のフィルムの開封性や包装体としての形態を
損なわない範囲で適宜選択できる。例えば、上記のよう
に帯状の印刷を施す場合、該帯の幅は、例えば0.5〜
5.0mm、好ましくは1.0〜2.0mm程度であ
り、隣接する帯間の距離は、例えば0.5〜3.0mm
程度である。なお、印刷は、フィルム同士を接着させな
いために内面側(印刷されていない他方側のフィルムと
重なる面)に施すことが好ましい。
【0011】上記の例では、複数の帯状の印刷2からな
る印刷部が所定間隔で繰り返し形成されているので、一
般的な包装機に供給することにより、多数の被包装物を
連続的に包装できる。
【0012】図3は本発明の包装方法の一工程を示す概
略図である。この図は、図1に示す熱収縮性フィルム1
を適切な長さにカットし、長手方向に沿って筒状に丸
め、被包装物3を覆った状態で該フィルムの両側縁(重
ね合わせ部分)を図示しない熱刃等によって溶断シール
する工程(センターシール工程)が示されている。4は
溶断シール部位を示す。この溶断シールにより、フィル
ム同士が融着すると共に、溶断シール部位より外方部は
カットされる。
【0013】こうしてセンターシールがなされた後、さ
らに熱収縮性フィルム1の長手方向の両端縁を溶断シー
ルして被包装物3を密封するクロスシール工程、及び8
0〜200℃程度の加熱トンネル内に搬入して熱収縮フ
ィルム1を熱収縮させる熱収縮工程とを経ることによ
り、図4に示される本発明の包装体が得られる。なお、
熱収縮性フィルム1を適切な長さにカットする操作は、
前記クロスシール工程で同時に行ってもよい。
【0014】図4中、5は開封方向を示す矢印(図1及
び図3では省略)であり、熱収縮性フィルム1の表面に
必要に応じて印刷等により付される。この包装体では、
印刷2はセンターシール部に位置する。
【0015】図5は本発明の包装体の他の例を示す斜視
図である。この包装体は、図2で示される熱収縮性フィ
ルム1を用い、上記と同様、センターシール工程、クロ
スシール工程及び熱収縮工程を経ることにより製造でき
る。この包装体では、印刷2はクロスシール部に位置し
ている。
【0016】上記のように、熱収縮性フィルム1のうち
溶断シールの行われる予定部位に、シール方向(溶断
線)に沿って予め印刷2を断続的に施しておくと、溶断
シールした際、非印刷部はフィルム同士が熱融着により
強固に接着される一方、印刷部(インキ付着部)はフィ
ルム同士が接着しないか、接着したとしても接着力は弱
い。そのため、非印刷部により包装体を維持できると共
に、前記印刷部が開封部となり、例えば、前記矢印5方
向に押し広げるなど僅かな力を印刷部に加えるだけで包
装フィルムを開封することができる。従って、ミシン目
形成機などの装置を導入することなく、通常一般の印刷
機付き包装装置を用い、印刷の設計を変更するだけで、
開封部を形成することができる。
【0017】また、熱収縮性フィルムによるオーバーラ
ップ包装では、熱収縮工程でフィルム内に封入された空
気を排出するための脱気孔(1〜2mm程度の孔)が多
数(数十個)施されるが、本発明によれば、溶断シール
の印刷部が非接着となれば、この部分より脱気されてス
ムーズに収縮させることが可能となる。従って、従来の
脱気孔が不要となる。
【0018】
【発明の効果】本発明の包装方法によれば、ミシン目形
成機などの特別な装置を必要とせず、簡易に開封部を形
成できる。また、本発明の包装体によれば、ミシン目に
よることなく容易に開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装方法において用いる熱収縮性フィ
ルムの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の包装方法において用いる熱収縮性フィ
ルムの他の例を示す斜視図である。
【図3】本発明の包装方法の一工程を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の包装体の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の包装体の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性フィルム 2 印刷 3 被包装物 4 溶断シール部 5 開封方向を示す矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 英二 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 Fターム(参考) 3E051 AA03 AB05 BA01 FB01 FD02 JA02 JA08 JA10 3E056 AA02 BA05 CA14 DA01 FB08 GA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を熱収縮性フィルムで覆い、該
    フィルムを溶断シール後、加熱収縮させて前記被包装物
    を包装する包装方法であって、前記熱収縮性フィルムと
    して予め溶断シール予定部位にシール方向に沿って断続
    的に印刷を施したフィルムを用いることを特徴とする包
    装方法。
  2. 【請求項2】 被包装物を熱収縮性フィルムで覆い、該
    フィルムを溶断シール後、加熱収縮させて得られた包装
    体であって、前記フィルムの溶断シール部位にシール方
    向に沿って断続的に印刷が施されている包装体。
JP11173634A 1999-06-21 1999-06-21 包装方法及び包装体 Pending JP2001002014A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011178437A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Teraoka Seiko Co Ltd 包装用フィルム及びその包装用フィルムを用いた包装装置
US8282754B2 (en) 2007-04-05 2012-10-09 Avery Dennison Corporation Pressure sensitive shrink label
US8535464B2 (en) 2007-04-05 2013-09-17 Avery Dennison Corporation Pressure sensitive shrink label
US9221573B2 (en) 2010-01-28 2015-12-29 Avery Dennison Corporation Label applicator belt system

Cited By (5)

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