JP2001001913A - ステアリング装置のチルト機構 - Google Patents

ステアリング装置のチルト機構

Info

Publication number
JP2001001913A
JP2001001913A JP17091199A JP17091199A JP2001001913A JP 2001001913 A JP2001001913 A JP 2001001913A JP 17091199 A JP17091199 A JP 17091199A JP 17091199 A JP17091199 A JP 17091199A JP 2001001913 A JP2001001913 A JP 2001001913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt lever
tightening member
tilt
bracket
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17091199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3645126B2 (ja
Inventor
Shuzo Hiragushi
周三 平櫛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP17091199A priority Critical patent/JP3645126B2/ja
Publication of JP2001001913A publication Critical patent/JP2001001913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3645126B2 publication Critical patent/JP3645126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の事故時の安全確保のために必要とされる
チルトレバー5の設計上の制約を緩和することができ、
コストを安くすることができるステアリング装置のチル
ト機構を提供する。 【解決手段】締付部材4を回動させるチルトレバー5
を、締付部材4に対して着脱自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のステアリ
ング装置に用いられるチルト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングホイールの上下方向
の位置を調整するチルト機構として、図4及び図5に示
すように、車体に固定される固定ブラケット101と、
コラムチューブ102を固定する上下動可能な可動ブラ
ケット103とを、それぞれの側面において部分的に重
ね合わせた状態で組み合わせるとともに、両ブラケット
101,103の重ね合わせた部分にボルト104を挿
通し、このボルト104の先端にねじ込んだ締付部材1
05とボルト104の頭部104aとの間で、両ブラケ
ット101,103を締め付けることにより、可動ブラ
ケット103を固定ブラケット101に固定するものが
提供されている。この種のチルト機構においては、前記
締付部材105に、両ブラケット101,103を締付
けたり緩めたりするためのチルトレバー106が溶接等
にて取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ステアリング装置
のチルト機構によれば、チルトレバー106を回動操作
するだけで、両ブラケット101,103を締付けたり
緩めたりすることができるので、ステアリングホイール
107の上下方向の位置を容易に調整することができ
る。しかし、車両事故により運転者がステアリングホイ
ール107に衝突した場合に、チルトレバー106によ
って膝が損傷するのを防止するために、その形状や配置
等に特別な配慮が必要であり、設計上の制約が多く、コ
ストが高くつという問題があった。ところが、実際にチ
ルトレバー106を操作する機会は非常に少なく、車両
の購入時にステアリングホイール107の位置を1度セ
ットすると、その後は操作する機会がほとんどないのが
実状である。この発明は前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、設計上の制約を少なくすることができ、コス
トを安くすることができるステアリング装置のチルト機
構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のこの発明のステアリング装置のチルト機構は、車体に
固定する固定ブラケットと、コラムチューブを固定する
上下動可能な可動ブラケットとを、部分的に重ね合わせ
て組み合わせ、両ブラケットの重ね合わせた部分を挿通
するボルトと、このボルトの先端にねじ込んだ締付部材
とにより両ブラケットを挟み込み、チルトレバーにより
前記締付部材を回動させて両ブラケットを締め付けるこ
とにより、可動ブラケットを固定ブラケットに固定する
ステアリング装置のチルト機構において、前記チルトレ
バーが前記締付部材に対して着脱自在であることを特徴
とする(請求項1)。
【0005】このように構成されたチルト機構によれ
ば、ステアリングホイールの位置調整が必要な時にチル
トレバーを締付部材に取り付け、当該位置調整が不要な
時には、チルトレバーを締付部材から取り外しておくこ
とができる。このため、車両の事故時の安全確保のため
に、チルトレバーの形状や配置等に特別な配慮を施す必
要がない。
【0006】前記チルトレバーは、汎用工具からなるの
が好ましく(請求項2)、この場合には、専用のチルト
レバーを用いる場合よりもコストを安くすることができ
るとともに、設計の標準化を図ることができる。
【0007】前記チルトレバーは、緊急脱出用のハンマ
ーを兼ねるものであってもよく(請求項3)、この場合
には、これを身近に保管することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照しながら説明する。図1はこの発明
のステアリング装置のチルト機構Aを示す断面図であ
り、図2はその側面図である。このチルト機構Aは、車
体に固定する固定ブラケット1と、この固定ブラケット
1に上下動可能に組み合わせた可動ブラケット2と、両
ブラケット1,2を挿通するボルト3と、このボルト3
の先端にねじ込んだ締付部材4と、この締付部材4を回
動操作するチルトレバー5とを備えている。
【0009】前記固定ブラケット1は、水平方向に延び
るフランジ部11と、このフランジ11の一端から鉛直
下方に延びる側板12とを有する一対の板金部材10
を、左右対称に配置したものであり、各板金部材10の
フランジ部11が車体にボルト止めされ、この状態で各
板金部材10の側板12間に、可動ブラケット2を導入
可能な空間が形成されている。各側板部12には、補強
用のリブ12aが膨出形成されているとともに、ボルト
3を挿通させるための長穴12bが形成されている。こ
の長穴12bは、上下方向に延びている。
【0010】可動ブラケット2は、天板21と、その両
端から鉛直下方に延びる一対の側板22とを有する双脚
状の板金部材からなり、各側板22の一部を固定ブラケ
ット1の側板12に重ね合わせた状態で、当該固定ブラ
ケット1に組み合わせてある。前記一対の側板22に
は、内径がボルト3の外径よりもやや大きい貫通孔22
aが形成されており、この貫通孔22に前記ボルト3が
挿通されている。可動ブラケット2の内部には、ステア
リング装置7のコラムチューブ71を挿通してあり、こ
のコラムチューブ71は、ボルト3の外周に嵌合したチ
ューブ状の受け座23と、一対の側板22間に不動状に
架け渡したブリッジ24との間で挟み込まれて、可動ブ
ラケット2に固定されている。前記ブリッジ24は可動
ブラケット2の上下動に追随できるように、固定ブラケ
ット1に対して上下方向に移動可能である。なお、前記
コラムチューブ71の内部には、ステアリングシャフト
72が挿通されており、このステアリングシャフト72
の上端には、ステアリングホイール73が取り付けられ
ている。
【0011】ボルト3は、軸線を水平方向に向けた状態
で、固定ブラケット1の側板12、可動ブラケット2の
側板22、及び締付部材4を挿通しており、その頭部3
1が固定ブラケット1の側板12に溶接されて回転が規
制されている。
【0012】締付部材4は、六角ナットからなるもので
あり、ワッシャ41を介して固定ブラケット1の側板1
2の外面に沿わせてある。したがって、固定ブラケット
1及び可動ブラケット2は、ボルト3の頭部31と締付
部材4との間で挟み込まれている。この締付部材4は、
図2において反時計回り方向に回動させることにより、
ボルト3との間で固定ブラケット1及び可動ブラケット
2を締め付けることができ、時計回り方向に回動させる
ことにより、前記締め付け状態を解除することができ
る。
【0013】チルトレバー5は、一端に前記締付部材4
に嵌合させる六角孔51が形成され、他端側にグリップ
52が形成されているものであり、前記六角孔51は、
締付部材4に対して着脱自在である。
【0014】以上の構成であれば、ステアリングホイー
ル73の上下方向の位置を調整する際に、チルトレバー
5の六角孔51を締付部材4に嵌合し、チルトレバー5
を操作して締付部材4を時計回り方向に回動させること
により、固定ブラケット1及び可動ブラケット2の締め
付け状態を解除することができる。したがって、この状
態でステアリングホイール73を上下方向に移動する
と、コラムチューブ71を可動ブラケット2とともに上
下方向に移動することができ、ステアリングホイール7
3を適正位置に移動調整した時点で、チルトレバー5を
操作して締付部材4を反時計回り方向に回動させること
により、ボルト3及び締付部材4により、固定ブラケッ
ト1及び可動ブラケット2を締め付けて、可動ブラケッ
ト2を固定ブラケット1に固定することができる。この
ようにしてステアリングホイール73の位置調整を完了
すると、チルトレバー5を締付部材4から取り外して、
これを保管することができる。
【0015】このように、前記チルト機構Aは、ステア
リングホイール73の位置調整が必要な時のみにチルト
レバー5を締付部材4に取り付け、当該位置調整が不要
な時には、チルトレバー5を締付部材4から取り外して
おくことができるので、車両の事故時の安全を確保する
ためにチルトレバー5の形状や配置等に特別な配慮を施
す必要がなく、その設計上の制約が緩和される。このた
め、チルトレバー5の製造コストを安くすることができ
る。
【0016】前記締付部材4の外形寸法は、規格品の六
角ナットの外形寸法に合致させておくのが好ましく、こ
の場合には、前記チルトレバー5をスパナやメガネレン
チ等の汎用工具で構成することができる。このため、専
用のチルトレバー5を製作する場合よりも、コストを安
くすることができる。また、設計の標準化も図ることが
できる。前記チルトレバー5は、図3に示すように、締
付部材4に嵌合させる六角孔51を緊急脱出用のハンマ
ーの打撃部53の背後に形成してもよく、この場合に
は、チルトレバー5と緊急脱出用のハンマーとを兼ねる
ことができる。このため、チルトレバー5を身近に保管
することができ、使用上至便となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1記載のチルトステ
アリング装置のチルト機構によれば、ステアリングホイ
ールの位置調整が必要な時にチルトレバーを締付部材に
取り付け、当該位置調整が不要な時には、チルトレバー
を締付部材から取り外しておくことができるので、車両
の事故時の安全確保のためにチルトレバーの形状や配置
等に特別な配慮を施す必要がなく、設計上の制約が緩和
され、コストを安くすることができる。
【0018】請求項2記載のチルトステアリング装置の
チルト機構によれば、前記チルトレバーが汎用工具から
なるので、専用のチルトレバーを用いる場合よりもコス
トを安くすることができる。また、設計の標準化を図る
ことができるので、その設計がさらに容易となる。
【0019】請求項3記載のチルトステアリング装置の
チルト機構によれば、チルトレバーが緊急脱出用のハン
マーを兼ねるので、これを身近に保管することができ、
使用上至便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のチルトステアリング装置のチルト機
構を示す断面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】チルトレバーの他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定ブラケット 2 可動ブラケット 3 ボルト 4 締付部材 5 チルトレバー 7 ステアリング装置 71 コラムチューブ A チルト機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定する固定ブラケットと、コラム
    チューブを固定する上下動可能な可動ブラケットとを、
    部分的に重ね合わせて組み合わせ、両ブラケットの重ね
    合わせた部分を挿通するボルトと、このボルトの先端に
    ねじ込んだ締付部材とにより両ブラケットを挟み込み、
    チルトレバーにより前記締付部材を回動させて両ブラケ
    ットを締め付けることにより、可動ブラケットを固定ブ
    ラケットに固定するステアリング装置のチルト機構にお
    いて、 前記チルトレバーが前記締付部材に対して着脱自在であ
    ることを特徴とするステアリング装置のチルト機構。
  2. 【請求項2】前記チルトレバーが、汎用工具からなる請
    求項1記載のステアリング装置のチルト機構。
  3. 【請求項3】前記チルトレバーが、緊急脱出用のハンマ
    ーを兼ねる請求項1記載のステアリング装置のチルト機
    構。
JP17091199A 1999-06-17 1999-06-17 ステアリング装置のチルト機構 Expired - Fee Related JP3645126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17091199A JP3645126B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 ステアリング装置のチルト機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17091199A JP3645126B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 ステアリング装置のチルト機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001001913A true JP2001001913A (ja) 2001-01-09
JP3645126B2 JP3645126B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=15913636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17091199A Expired - Fee Related JP3645126B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 ステアリング装置のチルト機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3645126B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2403692A (en) * 2003-07-09 2005-01-12 Nsk Steering Sys Europ Ltd Adjustable steering apparatus with detachable adjustment lever

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2403692A (en) * 2003-07-09 2005-01-12 Nsk Steering Sys Europ Ltd Adjustable steering apparatus with detachable adjustment lever
GB2403692B (en) * 2003-07-09 2006-05-17 Nsk Steering Sys Europ Ltd Steering apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3645126B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2864925B2 (ja) ステアリングメンバの取付構造
JP2001322552A (ja) チルト・テレスコピックステアリング装置
JP2007098988A (ja) 電動パワーステアリングユニット支持構造
JP2000118415A (ja) ステアリングコラム
JP2594719Y2 (ja) チルト式ステアリング装置
JP2001001913A (ja) ステアリング装置のチルト機構
JP5358932B2 (ja) ステアリング装置
JP5029169B2 (ja) ステアリング装置の組立方法
JP2004136870A (ja) チルトステアリング装置
JP2002127916A (ja) ステアリングコラム支持構造
JPH0217974Y2 (ja)
JPH0450218Y2 (ja)
JPH0441018Y2 (ja)
JPH0443420Y2 (ja)
JPS6239970Y2 (ja)
JP2000344115A (ja) 車両用ステアリングコラム
JPH0531015Y2 (ja)
JPH0132610Y2 (ja)
JP2562186Y2 (ja) ステアリングコラム
JP4978120B2 (ja) ステアリング装置
JP3317081B2 (ja) チルト式ステアリング装置
KR100805405B1 (ko) 자동차의 스티어링 칼럼의 충격흡수구조
JP2002264730A (ja) 自転車のフォーク支持装置
JPS5943168Y2 (ja) チルト式ステアリングコラム
KR200152949Y1 (ko) 자동차의 스티어링휠 위치조절구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050202

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees