JP2001001806A - カバー部材の支持構造 - Google Patents

カバー部材の支持構造

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JP2001001806A
JP2001001806A JP11175940A JP17594099A JP2001001806A JP 2001001806 A JP2001001806 A JP 2001001806A JP 11175940 A JP11175940 A JP 11175940A JP 17594099 A JP17594099 A JP 17594099A JP 2001001806 A JP2001001806 A JP 2001001806A
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Joji Kurihara
穣司 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペットなどの反発力を生じさせる部材の
板厚がどうであれ、確実に支持が可能なるカバー部材の
支持構造を提供する。 【解決手段】 壁部材に固定されたブラケット8の両端
部の断面略L字状部8a,8bに係合される係合部11
を有し、前記ブラケット8を覆った状態で支持されてな
るカバー部材10の支持構造であって、前記係合部11
は、前記ブラケット8の断面略L字状部8a,8bを一
方向からのみ支持してなる第1爪12と、該第1爪12
から離間した位置で且つ前記一方向とは逆側の方向から
のみ支持してなる第2爪13とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗り物、家屋など
の壁部材に固定されたブラケットを覆う化粧用のカバー
部材の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカバー部材の支持構造として、例
えば、実開平6ー013932号公報に示すように、フ
ロアパネルなど車体構成部材としての壁部材に固定され
たブラケットの両端部の断面略L字状部に係合される係
合部を有し、前記ブラケットをカバー部材で覆って、該
ブラケットの断面略L字状部にカバー部材の係合部が係
合支持されてなるタイプのものがある。この係合部の係
合力は、前記壁部材に配設されたカーペットなどの反発
力により生じさせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成によれば、カーペットなどの反発力を生じさせる部
材の板厚が薄いなどの誤差によっては、弱く抑えられる
場合があり、かかる場合には、ブラケットの両端部の断
面略L字状部とカバー部材の係合部との間で、両者が干
渉することによって生じる「がた音」が発生するおそれ
がある。
【0004】また、逆にカーペットなどの反発力を生じ
させる部材の板厚が厚すぎるなどの誤差によっては、反
発力が大きすぎて取り付けられない場合があり、改善が
求められている。
【0005】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
のであり、カーペットなどの反発力を生じさせる部材の
板厚がどうであれ、確実に支持が可能なるカバー部材の
支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、壁部材に固定されたブラケット
の両端部の断面略L字状部に係合される係合部を有し、
前記ブラケットを覆った状態で支持されてなるカバー部
材の支持構造であって、前記係合部は、前記ブラケット
の断面略L字状部を一方向からのみ支持してなる第1爪
と、該第1爪から離間した位置で且つ前記一方向とは逆
側の方向からのみ支持してなる第2爪とよりなることを
特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、カバー部材の第
1爪がブラケットの断面略L字状部に係止されると共に
第1爪と逆方向から第2爪がブラケットの断面略L字状
部に係止されるので、係止が確実となり、カーペットな
どの反発力を生じさせる部材の板厚に影響を受けないこ
とになる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のカバ
ー部材の支持構造であって、前記第1爪に対向した位置
に、段差が形成されて、前記ブラケットの端部に当接可
能としたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、第1爪によって
予定した位置より上側にブラケットの断面略L字状部が
きても、段差によって所定以上の位置にこないので、該
ブラケットの断面略L字状部に係止される第2爪が折損
することがない。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のカバー部材の支持構造であって、前記壁部材
は、車体構成部材であることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、車体構成部材に
支持されているブラケットの断面略L字状部にカバー部
材が確実に係止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1乃至図8は、本発明の一実施の形態を
示し、図1は座席の側面図、図2は図1のカバー部材の
側面図、図3は図2の矢視Aにかかる上面図、図4及び
図5はそれぞれ図3のSB−SB,SC−SC線に沿っ
た断面図、図6及び図7は図4及び図5のD部、E部の
拡大断面図、図8は図1のSF−SF線に沿った断面図
である。
【0014】本発明の座席1は、シートバック2とシー
トクッション3とよりなる。前記シートクッション3
は、スライド装置4により前後FR,RRに移動自在で
ある。該スライド装置4は、「壁部材」であるフロアパ
ネル5に支持された固定レール6と、該固定レール6に
摺動自在な可動レール7とより構成され、前記固定レー
ル6の底面に支持された「ブラケット」であるスライド
アンカ8が前記フロアパネル5のセカンドクロスメンバ
5aにボルト9により支持されている。
【0015】スライドアンカ8の両端部の断面略L字状
部8a,8bには、合成樹脂製で板厚2ミリのカバー部
材10が支持されている。該カバー部材10は、図2に
示すように、前記固定レール6に沿った水平の脚部10
aと、該脚部10aの前側に配されて水平線に対して3
0度下がった傾斜状に形成される前部10bとより形成
されてなり、前記スライドアンカ8全体を覆った状態で
支持されてなる。
【0016】前記脚部10aは、前記固定レール6を避
けた幅28ミリの切り欠き部10cが形成されてなると
共に、前記スライドアンカ8の両端部の断面略L字状部
8a,8bの上面に当接する位置決め部10dが形成さ
れている。前記前部10bは、断面がハット状に形成さ
れ、前記したように水平線に対して30度下がった傾斜
状をなすので、その傾斜に直角、つまり水平線に対して
角度Θが70度となる方向が成形型の型抜き方向であ
る。かかる型抜き方向に沿って、前記断面略L字状部8
a,8bに係合される係合部11を有する。
【0017】前記係合部11は、前記スライドアンカ8
の断面略L字状部8a,8bを一方向、つまりフロアパ
ネル5のセカンドクロスメンバ5a側からのみ支持して
なる第1爪12と、該第1爪12の両サイドから2ミリ
ずつそれぞれ離間した位置で且つ前記一方向とは逆側の
方向からのみ支持してなる第2爪13、13とよりな
る。
【0018】前記第1爪12は、図4及び図6に示すよ
うに、カバー部材10の内側に4.7ミリ水平に突設さ
れ、図8に示す断面位置では、前記スライドアンカ8の
断面略L字状部8bに係合している。この時、第1爪1
2を形成した突起部14で、カーペット15の上面に2
ミリ立設されてなる毛16を上から押している。この第
1爪12の縦壁12aは、前記スライドアンカ8の断面
略L字状部8bに対して0.625ミリの隙間を設定し
ている。
【0019】前記第1爪12に対向した位置、即ち図6
の符号12bの位置には、段差17が形成され、該段差
17の面側には、ストッパ17a,17bが形成されて
いて、前記スライドアンカ8の端部である断面略L字状
部8bに当接することが可能である。
【0020】前記第2爪13は、図5及び図7に示すよ
うに、カバー部材10の内側に4.5ミリ水平に対して
突設され且つ上側から45度の角度に形成されている。
図8に示す断面位置では、前記スライドアンカ8の断面
略L字状部8aの位置に1.2ミリ食い込む関係で係合
している。勿論、該第2爪13は、図8に示すように、
撓んで、上側からの押圧力が加えられる。この時、カバ
ー部材10の端部10aで、カーペット15の上面に2
ミリ立設されてなる毛16を上から押している。この
時、前記段差17が形成されているので、カーペット1
5の板厚が、設計値よりも薄くても、該段差17のスト
ッパ17a以上には、カバー部材10は押し下げられな
いので、前記第2爪13は折損されずに済むことにな
る。また、カーペット15の板厚が設計値よりも厚くて
も、前記段差17のストッパ17b以上にはカバー部材
10は持ち上げられないので、カバー部材10が外れて
しまうことがない。
【0021】従って、本実施態様によれば、かかる構成
よりなるから、前記カバー部材10の第1爪12が、前
記スライドアンカ8の端部である断面略L字状部8bに
係止されると共に第1爪12と逆方向から第2爪13が
前記スライドアンカ8の端部である断面略L字状部8a
に係止されるので、該第1、第2爪12,13による係
止が確実となり、カーペット15などの反発力を生じさ
せる部材の板厚に影響を受けないことになる。
【0022】また、第1爪12によって予定した位置よ
り上側に前記スライドアンカ8の端部である断面略L字
状部8bの位置がきても、段差17によって所定以上の
位置にこないので、前記スライドアンカ8の端部である
断面略L字状部8bに係止される第2爪13が折損する
ことがない。
【0023】前記実施形態は、「壁部材」が、車体構成
部材であるフロアパネル5に限定して説明したが、「壁
部材」は、かかるフロアパネル5に限定される訳ではな
く、自動車のドアインナパネル、センタピラインナパネ
ルなどでも良いし、家屋の室内壁でも良い。要は、カバ
ー部材がブラケットの端部に係止される関係にあるもの
であれば、この発明の重要な要素をなすものといえる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カバー部材の
第1爪がブラケットの断面略L字状部に係止されると共
に第1爪と逆方向から第2爪がブラケットの断面略L字
状部に係止されるので、係止が確実となり、カーペット
などの反発力を生じさせる部材の板厚に影響を受けない
ことになる。
【0025】請求項2の発明によれば、第1爪によって
予定した位置より上側にブラケットの断面略L字状部が
きても、段差によって所定以上の位置にこないので、該
ブラケットの断面略L字状部に係止される第2爪が折損
することがない。
【0026】請求項3の発明によれば、車体構成部材に
支持されているブラケットの断面略L字状部にカバー部
材が確実に係止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す座席の側面図。
【図2】図1のカバー部材の側面図。
【図3】図2の矢視Aにかかる上面図。
【図4】図3のSB−SB線に沿った断面図。
【図5】図3のSC−SC線に沿った断面図。
【図6】図4のD部の拡大断面図。
【図7】図5のE部の拡大断面図。
【図8】図1のSF−SF線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 座席 5 「壁部材」であるフロアパネル 8 「ブラケット」であるスライドアンカ 8a,8b 「ブラケットの端部」であるスライドアン
カの両端部の断面略L字状部 10 カバー部材 11 係合部 12 第1爪 13 第2爪 17 段差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部材に固定されたブラケットの両端部
    の断面略L字状部に係合される係合部を有し、前記ブラ
    ケットを覆った状態で支持されてなるカバー部材の支持
    構造であって、 前記係合部は、前記ブラケットの断面略L字状部を一方
    向からのみ支持してなる第1爪と、該第1爪から離間し
    た位置で且つ前記一方向とは逆側の方向からのみ支持し
    てなる第2爪とよりなることを特徴とするカバー部材の
    支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカバー部材の支持構造
    であって、 前記第1爪に対向した位置に、段差が形成されて、前記
    ブラケットの端部に当接可能としたことを特徴とするカ
    バー部材の支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカバー部
    材の支持構造であって、 前記壁部材は、車体構成部材であることを特徴とするカ
    バー部材の支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009190643A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Fujitsu Ten Ltd スピーカ構造
JP2010221852A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Boshoku Corp ストライカ付き乗物用シート

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