JP2001001445A - 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法 - Google Patents

導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001001445A
JP2001001445A JP11178339A JP17833999A JP2001001445A JP 2001001445 A JP2001001445 A JP 2001001445A JP 11178339 A JP11178339 A JP 11178339A JP 17833999 A JP17833999 A JP 17833999A JP 2001001445 A JP2001001445 A JP 2001001445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive object
resin
group
composite
polyfunctional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11178339A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Mori
邦夫 森
Seiichi Sai
聖一 齋
Shigeaki Kikuchi
重顕 菊池
Osamu Shibata
修 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOA DENKA KK
Original Assignee
TOA DENKA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOA DENKA KK filed Critical TOA DENKA KK
Priority to JP11178339A priority Critical patent/JP2001001445A/ja
Publication of JP2001001445A publication Critical patent/JP2001001445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性金属と樹脂とを本来有する性質を変化
させることなく1次結合によって強固に結着することが
できるようにした。 【解決手段】 所定の一般式からなるトリアジンジチオ
ール誘導体の水、有機溶剤またはこれらの混合物を溶媒
にした電解液を用い、電気化学的な方法によって導電性
物体の表面処理を行ない、導電性物体の表面に多官能性
トリアジンジチオール誘導体被膜を作成し、その後、成
形型において少なくとも加温及び加圧のいずれかの条件
下で上記表面処理した導電性物体と樹脂とを成形により
結着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリアジンジチオ
ール誘導体によって表面処理した金属等の導電性物体と
樹脂とを結着させて得られる導電性物体と樹脂との複合
体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂と金属等の導電性物体を接着
複合化する場合、別々に成形加工して、これに接着剤を
塗布し張り合わせて作成することが一般的である。この
接着剤を用いる複合化方法で物体は分子間力(ファン・
デル・ワールス力)による2次結合及び水素結合によっ
て結合している。しかし、これらの結合力は物質を構成
する共有結合(1次結合)力に比べ1/10〜1/10
0程度しかない。従って材料強度の強い物体同士を接着
複合化しても、接着剤で複合した場合、接着界面は比較
的強度の弱い2次結合及び水素結合によって結合されて
いるので、強い外力によって優先的に接着界面が破壊
し、複合体は母材本来の強度性能を使うことができな
い。また、予め接着反応物質を樹脂に混ぜ込んだものを
成形の際に金属と接着複合化する方法も知られている。
しかしこの場合、接着反応物質を混ぜ込むことによって
樹脂の性質が変わり、ほとんどの場合、複合体全体の材
料強度性能低下が起こってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、金属
等の導電性物体と樹脂を接着複合化する場合、接着強度
を高めるために1次結合による接着が理想的である。し
かしながら、一般には化学的に安定な金属等の導電性物
体と樹脂は直接1次結合によって接着することは困難で
あるという問題があった。また、この目的を達成するた
めに化学的に、金属等の導電性物体と反応性のある物質
を樹脂に混ぜ込んで1次結合による接着による複合体を
作る方法があるが、混ぜ込んだ反応性物質の影響により
複合体全体の材料強度性能低下が起こってしまうという
問題もあった。更に、従来においては、金属をs−トリ
アジン化合物を含有させた親油性非水溶液に浸漬処理
し、その後、この金属と樹脂とを結着する技術も開発さ
れている(例えば、特公平8−856号公報掲載)。然
しながら、必ずしも、金属とトリアジン化合物との1次
結合が充分とは言えず、より一層、直接1次結合によっ
て確実に接着する方法の開発が望まれている。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、導電性金属と樹脂とを本来有する性質を変
化させることなく1次結合によって強固に結着すること
ができるようにした導電性物体と樹脂との複合体及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の導電性物体と樹脂との複合体は、トリ
アジンジチオール誘導体によって表面処理した導電性物
体と樹脂とを結着させて得られる導電性物体と樹脂との
複合体において、以下の一般式で示される多官能性トリ
アジンジチオール誘導体の水、有機溶剤またはこれらの
混合物を溶媒にした電解液を用い、該電解液中で電気化
学的な方法によって導電性物体の表面処理を行ない、該
導電性物体の表面に多官能性トリアジンジチオール誘導
体被膜を作成し、その後、成形型において少なくとも加
温及び加圧のいずれかの条件下で上記表面処理した導電
性物体と樹脂とを成形により結着させた構成としてい
る。
【0006】
【化3】
【0007】(但し、式において、Rは−OR1 ,−O
OR1 ,−Sm R1 ,−NR1 (R2);R1 ,R2
H,水酸基,カルボニル基,エーテル基,エステル基,
アミド基,アミノ基,フェニル基,シクロアルキル基,
アルキル基,あるいは、アルキン,アルケンの様な不飽
和基を含む置換基であり、m は1から8までの整数を意
味し、MはH,もしくは、Na,Li,K,Ba,C
a,アンモニウム塩などのアルカリである。) そして、必要に応じ、上記電解液に、電解質物質を混合
している。
【0008】また、このような課題を解決するための本
発明の導電性物体と樹脂との複合体の製造方法は、予め
トリアジンジチオール誘導体によって導電性物体を表面
処理し、該表面処理した導電性物体と樹脂とを結着させ
て導電性物体と樹脂との複合体を製造する製造方法にお
いて、以下の一般式で示される多官能性トリアジンジチ
オール誘導体の水、有機溶剤またはこれらの混合物を溶
媒にした電解液を作成し、該電解液を用いて、電気化学
的な方法によって導電性物体の表面処理を行ない、該導
電性物体の表面に多官能性トリアジンジチオール誘導体
被膜を作成し、その後、成形型において少なくとも加温
及び加圧のいずれかの条件下で上記表面処理した導電性
物体と樹脂とを成形により結着させる構成としている。
【0009】
【化4】
【0010】(但し、式において、Rは−OR1 ,−O
OR1 ,−Sm R1 ,−NR1 (R2);R1 ,R2
H,水酸基,カルボニル基,エーテル基,エステル基,
アミド基,アミノ基,フェニル基,シクロアルキル基,
アルキル基,あるいは、アルキン,アルケンの様な不飽
和基を含む置換基であり、m は1から8までの整数を意
味し、MはH,もしくは、Na,Li,K,Ba,C
a,アンモニウム塩などのアルカリである。)
【0011】詳しくは、図1の模式図に示すように、金
属等の導電性物体や樹脂の双方と1次結合を作る多官能
性トリアジンジチオール誘導体を用い、これを金属等の
導電性物体表面に電気化学的な方法によって、分子配向
した状態で1次結合させ、樹脂を成形する際に、予め成
形型にこの表面処理した金属等の導電性物体を挿入し、
成形時に発生する熱や圧力によって成形型内で金属等の
導電性物体表面上の多官能性トリアジンジチオール誘導
体と溶融した樹脂が1次結合した複合体を作る。結果と
して金属等の導電性物体と樹脂が、多官能性トリアジン
ジチオール誘導体を介在して1次結合した接着力の強い
複合体が作成される。また、本発明の複合体は接着しよ
うとする樹脂に接着反応性物質を混ぜないので、母材の
強度性能はそのまま維持される。
【0012】そして、必要に応じ、上記電解液の多官能
性トリアジンジチオール誘導体の濃度を、0.0000
01〜10mol/Lとしている。望ましくは、上記電
解液の多官能性トリアジンジチオール誘導体の濃度を、
0.00001〜1mol/Lとしたことである。0.
000001mol/Lに満たないと、多官能性トリア
ジンジチオール誘導体の濃度が薄くて金属に充分作用で
きない。10mol/Lを越えると濃度が高すぎて、電
解作用に支障を生じることがある。また、必要に応じ、
上記電解液に、電解質物質を混合している。上記電解質
物質として、NaOH,Na2 CO3 ,Na2 SO4
2 SO3,Na2 SO3 ,K2 CO3 ,NaNO2 ,
KNO2 ,NaNO3 ,NaClO 4 ,CH3 COON
a,Na227 ,NaBO3 ,NaH2 PO2
(NaPO36 ,Na2 MnO4 ,Na3 SiO3
少なくとも1つの物質を用いたことが有効である。電解
質物質を混合することにより、多官能性トリアジンジチ
オール誘導体の分子配向性が向上させられ、1次結合さ
せ易くなる。
【0013】そして、必要に応じ、上記電解質物質の濃
度を、0.001N〜飽和濃度とした構成としている。
望ましくは、上記電解質物質の濃度を、0.01〜0.
1Nの範囲にしたことである。0.001Nに満たない
場合、あるいは、飽和濃度以上では、分子配向性が不充
分になる。また、必要に応じ、上記導電性物体の表面処
理を、サイクリック法,定電流法,定電位法,パルス定
電位法,パルス定電流法のいずれかで行なう構成として
いる。即ち、多官能性トリアジンジチオール誘導体を
水、有機溶剤またはこれらの混合物に溶解し、電解質物
質を必要に応じて含む電解液が入れられた電解槽におい
て、金属等の導電性物体を陽極とし、サイクリック法,
定電流法,定電位法,パルス定電位法,パルス定電流法
等によって多官能性トリアジンジチオール誘導体を分子
配向した状態で1次結合させながら金属等の導電性物体
表面に接着反応性の高い被膜を生成させる構成としてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法について
説明する。実施の形態に係る導電性物体と樹脂との複合
体は実施の形態に係る製造方法によって製造されるの
で、この製造方法における説明において説明する。尚、
樹脂とは、ゴム、熱硬化性樹脂もしくは熱可塑性樹脂等
の有機物体を示す。本発明の導電性物体と樹脂との複合
体の製造方法は、予めトリアジンジチオール誘導体によ
って導電性物体を表面処理し、表面処理した導電性物体
と樹脂とを結着させて導電性物体と樹脂との複合体を製
造する製造方法であって、多官能性トリアジンジチオー
ル誘導体の水、有機溶剤またはこれらの混合物を溶媒に
した電解液を作成し、この電解液を用いて、電気化学的
な方法によって導電性物体の表面処理を行ない、導電性
物体の表面に多官能性トリアジンジチオール誘導体被膜
を作成し、その後、成形型において少なくとも加温及び
加圧のいずれかの条件下で上記表面処理した導電性物体
と樹脂とを成形により結着させるものである。成形によ
る結着は射出成形やプレス成形などの成形法で行なう。
本発明に用いる多官能性トリアジンジチオール誘導体と
しては、一般式
【0015】
【化5】
【0016】(上式において、Rは−OR1 ,−OOR
1 ,−Sm R1 ,−NR1 (R2 );R1 ,R2 はH,
水酸基,カルボニル基,エーテル基,エステル基,アミ
ド基,アミノ基,フェニル基,シクロアルキル基,アル
キル基,あるいは、アルキン,アルケンの様な不飽和基
を含む置換基であり、m は1から8までの整数を意味
し、MはH,もしくは、Na,Li,K,Ba,Ca,
アンモニウム塩などのアルカリ)が対象となる。
【0017】[電気化学的処理方法]この方法は、電解
質物質を必要に応じて含む多官能性トリアジンジチオー
ル誘導体の水または有機溶剤を電解液として、処理する
導電性物体を陽極として、また白金,チタン,カーボ
ン,アルミニウムやステンレス板を陰極として、サイク
リック法,定電流法,定電位法,パルス定電位法,パル
ス定電流法等の電気化学的表面処理法によって多官能性
トリアジンジチオール誘導体を分子配向した状態で1次
結合させながら金属等の導電性物体表面に接着反応性の
高い被膜を生成させるものである。
【0018】ここでいう金属等の導電性物体とは、導電
性があれば何でもよく、鉄,銅,ニッケル,金,銀,プ
ラチナ,パラジウム,コバルト,亜鉛,鉛,スズ,チタ
ン,クロム,アルミニウム,マグネシウム,マンガン及
びこれらの合金(ステンレス,真鍮,リン青銅など)な
どを挙げることができる。また、導電性物体としては、
導電性被膜(導電性物体のメッキ,蒸着膜,塗膜等),
カーボン,シリコン,導電性セラミック,導電性ゴム,
有機導電体等であっても良い。
【0019】電解質物質は、溶剤に溶解し、通電性を示
しかつ安定であればよく、一般に、NaOH,Na2
3 ,Na2 SO4 ,K2 SO3 ,Na2 SO3 ,K2
CO 3 ,NaNO2 , KNO2 ,NaNO3 ,NaCl
4 ,CH3 COONa,Na227 ,NaBO
3 ,NaH2 PO2 ,(NaPO36 ,Na2 MnO
4 ,Na3 SiO3 等及びこれらの混合物を挙げること
ができる。これらの濃度は一般的に、0.001N〜飽
和濃度、望ましくは0.01〜0.1Nの範囲である。
溶剤は電解質物質と多官能性トリアジンジチオール誘導
体を同時に溶解するものが望ましく、その組み合わせは
限定できないので特定できないが、例えば水,メタノー
ル,エタノール,カルビトール,セルソルブ,ジメチル
ホルムアミド,メチルピロリドン,アクリロニトリル,
エチレンカーボネイト及びこれらの混合溶媒を挙げるこ
とができる。
【0020】多官能性トリアジンジチオール誘導体の濃
度は接着複合化する有機物体及び導電性物体と関係する
ので一義的に特定できないが、例えば0.000001
〜10mol/L、望ましくは0.00001〜1mo
l/Lである。電解液の温度は溶剤の凝固点は沸点と関
係するので一義的に特定できないが、例えば水溶液では
1〜99℃、好ましくは20〜80℃である。
【0021】対極(陰極)材料は電解液と反応したり、
導電性の著しく低いものでなければよい。一般的には白
金,チタン,カーボン,アルミニウムやステンレス板な
どが使用される。サイクリック法の電位幅は溶剤の分解
しない範囲で行なわれる。この範囲は溶剤や電解質物質
の種類等の影響を受けるので一義的に特定できない。走
査速度は0.001〜100mV/sec、好ましくは
0.01〜50mV/secである。0.001mV/
sec以下では処理に時間がかかりすぎ、金属の変質が
起こる。また、100mV/sec以上では速すぎて、
多官能性トリアジンジチオール誘導体分子の整った配向
被膜を得ることができない。定電位法の電位は0.01
〜100V、好ましくは自然電位から酸化電位の範囲で
ある。自然電位以下では全く被膜が成長せず、酸化電位
以上では溶剤の分解が起こるため被膜が破壊される。
【0022】定電流法の電流密度は0.00005〜5
0mA/cm2 、好ましくは0.001〜10mA/c
2 が適当である。0.001mA/cm2 より小さい
値では被膜成長が遅く、金属の変質が起こる。また、1
0mA/cm2 より大きいと被膜に亀裂が成長したり、
金属の溶出が起こり好ましくない。パルス法における電
解電位及び電解電流密度は上記の通りであるが、時間幅
は0.01〜10分間、好ましくは0.1〜2分間であ
る。0.1分間より短いと被膜が形成されず、パルス法
の効果が得られない。金属の前処理は有機物などの異物
が付着している場合はこれを除去しなければならない。
金属の酸化物などは表面の導電性を著しく低下させた
り、接着性を低下させる原因となるので、金属面が露出
するまで前処理を行なうことが望ましい。上記の範囲は
いずれも一つの目安であり、それぞれの条件因子及びそ
の組み合わせが変化することによって変わる。
【0023】[射出成形法]射出成形によって熱可塑性
樹脂と導電性物体の複合体を作る場合は、多官能性トリ
アジンジチオール誘導体処理を行なった導電性物体を金
型に入れて成形を行なう。例えば、インサート成形法を
用いる。インサート成形法の条件として以下に示すが、
範囲はいずれも一つの目安であり、それぞれの条件因子
及びその組み合わせが変化することによって変わる。金
型温度は0℃以上あればよく、好ましくは80℃以上が
妥当である。金型温度は成形する熱可塑性樹脂と多官能
性トリアジンジチオール誘導体との反応性に影響し、反
応性が高い熱可塑性樹脂では金型温度が低い場合でも接
着複合化が可能であるが、通常使われている一般的な熱
可塑性樹脂の場合は金型温度が80℃以上が妥当であ
る。また成形圧力や射出速度の最適範囲は使用する成形
機や成形する形状によって大きく変わるので一義的に言
うことはできないが、成形圧力は高め、射出速度は速い
方が望ましい。
【0024】ここでいう熱可塑性樹脂とはポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリ酢酸ビニ
ル,ポリアクリル酸エステル,ポリメタアクリル酸エス
テル,不飽和ポリエステル,ポリエステル,ポリアミ
ド,ポリエーテル,ポリウレタンエラストマー,ポリス
チレン,ポリサルフォン,ポリエーテルサルフォン,ポ
リアセタール,ポリアリレート,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリカーボネート,ポリフェニレンエーテル,
ポリフェニレンオキサイド,ポリフェニレンサルファイ
ド,ポリブタジエン,ポリブチレンテレフタレート,ポ
リメチルペンテン,液晶高分子及びこれらの共重合体,
アロイなど一般に使用される物であれば何でも良い。ま
たこれらの熱可塑性樹脂には、ガラスフィラー,カーボ
ンフィラー,金属ウイスカー,炭酸カルシウム及びタル
クなどの充填材や顔料や安定剤など通常製品を作る上で
必要な物が添加されていても良い。
【0025】[プレス成形法]プレス成形法を応用する
場合は、多官能性トリアジンジチオール誘導体処理を行
なった導電性物体を、金型に入れて成形を行なう。プレ
ス成形法の条件として以下に示すが、範囲はいずれも一
つの目安であり、それぞれの条件因子及びその組み合わ
せが変化することによって変わる。成形温度は0℃以上
あればよく、好ましくは80℃以上、熱可塑性樹脂の場
合は溶融温度、ゴムの場合は加硫温度、熱硬化性樹脂の
場合は硬化温度以上が妥当である。金型温度は成形する
樹脂と多官能性トリアジンジチオール誘導体との反応性
に影響し、エポキシ樹脂のように反応性が高い熱硬化性
樹脂では成形温度が低い場合でも接着複合化が可能であ
るが、通常使われている一般的な樹脂の場合は成形温度
が80℃以上必要である。また成形圧力の最適範囲は使
用する成形機や成形する形状によって大きく変わるので
一義的に言うことはできないが、圧力はできる限り高い
方が望ましい。
【0026】ここでいう熱硬化性樹脂とはエポキシ樹
脂,ジアリルフタレート樹脂,ウレタン樹脂,シリコー
ン樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ポ
リイミド樹脂,メラミン樹脂,ユリア樹脂及びこれらの
共重合体,アロイなど一般に使用される物であれば何で
も良い。またこれらの熱硬化性樹脂には、多官能性トリ
アジンジチオール誘導体,ガラスフィラー,カーボンフ
ィラー,金属ウイスカー,炭酸カルシウム及びタルクな
どの充填材や顔料や安定剤など通常製品を作る上で必要
な物が添加されていても良い。
【0027】
【実施例】次に、本発明に基づく実施例を比較例と共に
説明する。先ず、実施例1と比較例1及び2について説
明する。この例では、金属として、リン青銅,黄銅,化
学的にニッケルメッキした鉄(化学Niめっき)及びス
テンレス(SUS304)を用いて試験片を作成し、各
金属に係る樹脂との複合体について、以下の比較試験を
行なった。結果を図2に示す。
【0028】(実施例1)熱可塑樹脂であるポリフェニ
レンサルファイド樹脂(PPS)と金属を多官能性トリ
アジンジチオール誘導体を用いて接着複合化したもので
ある。多官能性トリアジンジチオール誘導体のモノナト
リウム塩を5×10-3mol/Lの濃度で、またNa2
CO3 を1Nを蒸留水に溶解し、電解溶液とする。これ
を電解セルに入れ、陰極に白金板を用い、陽極に図6の
ような各種引張り剪断試験用金属を用い、0.1mA/
cm2 の電流密度、60℃で10分間通電し、陽極板上
に多官能性トリアジンジチオール誘導体被膜を作成し、
その後、メタノールで洗浄して付着不純物を取り除き乾
燥した。この多官能性トリアジンジチオール誘導体によ
って処理した金属を金型に入れて、PPSの射出成形
(射出圧力180MPa、金型温度130℃)を行なっ
た。 (比較例1)比較例1はポリフェニレンサルファイド樹
脂(PPS)と金属とをそのまま成形して接合したもの
である。 (比較例2)比較例2は比較例1でバラバラになった未
処理の金属と樹脂を瞬間接着剤(メタクリレート系接着
剤)を用いて接着したものである。
【0029】次に、実施例1とこれらの比較例とでA)
成形後の状態試験、B)沸騰水処理後の状態試験を行な
い、物性比較を行なった。物性値として接着力を測定し
た。接着力は、引張り剪断試験用各種金属板を自動引張
り試験機(20℃、引張り速度5mm/分)で測定し、
これを評価した。 A)成形後の状態試験 比較例1は何も処理していない引張り剪断試験用各種金
属板を用いて成形を行なった場合で、金型から取り出す
前に全て剥離した。比較例2は比較例1でバラバラにな
った未処理の金属と樹脂を瞬間接着剤(メタクリレート
系接着剤)を用いて接着したサンプルである。比較例1
の未処理各種金属板は全く接着しなかった。また接着剤
によって接着した比較例2の場合、図2に示す表のよう
な強度を示したが、多くが金属とPPSの接着面で剥離
した。これに対して実施例1は多官能性トリアジンジチ
オール誘導体で表面処理を行なった各種金属板と樹脂の
成形接着したもので、非常に接着力が強いため母材であ
るPPSが破壊してしまい、各種金属とPPSの間に1
次結合が発生し、複合化することがわかった。
【0030】B)沸騰水試験 実施例1及び各比較例のサンプルを直接沸騰水に浸漬
し、その後、引張り剪断強度を測定して比較した。比較
例2は、エポキシ接着剤を用いた接着試験片で、沸騰水
試験後強度が極端に落ちた。これに対して実施例1のよ
うに、トリアジンジチオール誘導体によって表面処理を
行なった金属を用いて成形接着した試験片は1時間以上
沸騰水に浸漬しても強度変化がなかった。トリアジンジ
チオール誘導体によって表面処理を行なった金属を用い
て成形接着したものの接着力が顕著に大きいことが分か
った。
【0031】次に、実施例2及び3について説明する。
この例では、金属として、リン青銅,黄銅,化学的にニ
ッケルメッキした鉄(化学Niめっき)及びステンレス
(SUS304)を用いて試験片を作成し、各金属に係
る樹脂との複合体について、以下の比較試験を行なっ
た。結果を図3及び4に示す。 (実施例2)上記に示した以外の樹脂であるPBT(ポ
リブチレンテレフタレート)と金属を多官能性トリアジ
ンジチオール誘導体を用いて接着複合化したものであ
る。多官能性トリアジンジチオール誘導体のモノナトリ
ウム塩を5×10-3mol/Lの濃度で、またNa2
3 を1Nを蒸留水に溶解し、電解溶液とする。これを
電解セルに入れ、陰極に白金板を用い、陽極に図6のよ
うな各種引張り剪断試験用金属を用い、0.1mA/c
2 の電流密度、60℃で10分間通電し、陽極板上に
多官能性トリアジンジチオール誘導体被膜を作成し、そ
の後、メタノールで洗浄して付着不純物を取り除き乾燥
した。この多官能性トリアジンジチオール誘導体によっ
て処理した金属を金型に入れて、樹脂の射出成形を行な
った。 (実施例3)上記に示した以外の樹脂である6ナイロン
と金属を多官能性トリアジンジチオール誘導体を用いて
接着複合化したものである。多官能性トリアジンジチオ
ール誘導体のモノナトリウム塩を5×10-3mol/L
の濃度で、またNa2 CO3 を1Nを蒸留水に溶解し、
電解溶液とする。これを電解セルに入れ、陰極に白金板
を用い、陽極に図6のような各種引張り剪断試験用金属
を用い、0.1mA/cm2 の電流密度、60℃で10
分間通電し、陽極板上に多官能性トリアジンジチオール
誘導体被膜を作成し、その後、メタノールで洗浄して付
着不純物を取り除き乾燥した。この多官能性トリアジン
ジチオール誘導体によって処理した金属を金型に入れ
て、樹脂の射出成形を行なった。
【0032】次に、実施例2及び3について、成形後の
状態試験を行なった。物性値として接着力を測定した。
接着力は、図6に示すように、引張り剪断試験用各種金
属板を自動引張り試験機(20℃、引張り速度5mm/
分)で測定し、これを評価した。実施例3、4は多官能
性トリアジンジチオール誘導体で表面処理を行なった各
種金属板と樹脂の成形接着したもので、非常に接着力が
強く、各種金属と樹脂の間に1次結合が発生し、複合化
することがわかった。
【0033】次に、実施例4及び比較例3について説明
する。この例では、金属として、パラジウムメッキをし
た黄銅を用いて試験片を作成し、この試験片に係る樹脂
との複合体について、以下の比較試験を行なった。結果
を図5に示す。 (実施例4)図5及び図7に示すように、熱硬化性樹脂
であるエポキシ樹脂と金属を多官能性トリアジンジチオ
ール誘導体を用いて接着複合化したものである。多官能
性トリアジンジチオール誘導体のモノナトリウム塩を1
×10-1mol/Lの濃度で、またNa2 CO3 を1N
を蒸留水に溶解し、電解溶液とする。これを電解セルに
入れ、陰極に白金板を用い、陽極に黄銅にパラジウムメ
ッキをした試験片を装着し、0.1mA/cm2 の電流
密度、60℃で10分間通電し、パラジウムメッキをし
た試験片上に多官能性トリアジンジチオール誘導体被膜
を作成し、その後、メタノールで洗浄して付着不純物を
取り除き乾燥した。この多官能性トリアジンジチオール
誘導体によって処理したパラジウムメッキをした試験片
をインサート金属として金型に入れて、プレス成形の一
種であるトランスファー成形(成形圧力4〜10MP
a、金型温度95℃)によってエポキシ樹脂の成形を行
なった。 (比較例3)図5及び図7に示すように、熱硬化性樹脂
であるエポキシ樹脂と金属を接着剤を用いて接着複合化
したものである。
【0034】この実施例4と比較例3とで、成形後の状
態試験を行ない、物性比較を行なった。物性値として接
着力を測定した。接着力は、図7に示すように、引張り
剪断試験用各種金属板を自動引張り試験機(20℃、引
張り速度5mm/分)で測定し、これを評価した。図5
に示すように、比較例3の様に未処理パラジウムメッキ
試験片は接着したが強度は弱かった。これに対して、実
施例4は、多官能性トリアジンジチオール誘導体を電気
化学的な処理を行なったパラジウムメッキ試験片であ
り、密着性は高くなった。この様に密着強度が著しく改
善されたことが理解できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の導電性物
体と樹脂との複合体及びその製造方法によれば、導電性
物金属と樹脂とを本来有する性質を変化させることなく
1次結合によって強固に結着することができる。そのた
め、非常に強い1次結合接着を複合体に付与できるの
で、耐熱,耐薬品,耐水及び耐圧等が要求される種々の
製品、例えば、コネクタ部品,ハーネス部品,プラスチ
ックギヤ部品,コンデンサ封口板,携帯電子機器の筐
体,オーデオ部品,スイッチの封止技術,半導体の封止
技術等、種々の製品や技術に応用でき、極めて有用にな
る。また、電解液の多官能性トリアジンジチオール誘導
体の濃度を、0.000001〜10mol/Lとし、
望ましくは、0.00001〜1mol/Lとした場合
には、多官能性トリアジンジチオール誘導体の金属に対
する作用を確実にすることができる。
【0036】更に、電解液に、電解質物質を混合した場
合には、多官能性トリアジンジチオール誘導体の分子配
向性の向上を図ることができ、金属に対して1次結合さ
せ易くすることができる。更にまた、電解質物質の濃度
を、0.001N〜飽和濃度とし、望ましくは、0.0
1〜0.1Nの範囲にした場合には、より一層、多官能
性トリアジンジチオール誘導体の分子配向性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る導電性物体と樹脂と
の複合体及びその製造方法を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施例1と比較例1及び2についての
実験結果を示す表図である。
【図3】本発明の実施例2ついての実験結果を示す表図
である。
【図4】本発明の実施例3ついての実験結果を示す表図
である。
【図5】本発明の実施例4及び比較例3ついての実験結
果を示す表図である。
【図6】本発明の実施例1乃至3及び比較例1及び2の
試験片及びその引張り試験の状態を示す図である。
【図7】本発明の実施例4及び比較例3の試験片及びそ
の引張り試験の状態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:22 (72)発明者 菊池 重顕 岩手県岩手郡玉山村大字渋民字岩鼻20番地 の7 株式会社東亜電化内 (72)発明者 柴田 修 岩手県岩手郡玉山村大字渋民字岩鼻20番地 の7 株式会社東亜電化内 Fターム(参考) 4F073 AA01 AA28 BA04 BA34 BB07 EA01 EA62 GA11 4F100 AA02A AA07A AA08A AB01B AH03A AH04A AH07A AK01C AK57 AR00B BA03 BA07 BA10B BA10C EH312 EH712 EJ202 EJ642 GB41 JG01B JK06 4F204 AA34 AD03 AD33 AG03 FA01 FB01 FB12 FB13 FE06 4F206 AA34 AD03 AD33 AG03 JA07 JB12 JB13 JB22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリアジンジチオール誘導体によって表
    面処理した導電性物体と樹脂とを結着させて得られる導
    電性物体と樹脂との複合体において、 以下の一般式で示される多官能性トリアジンジチオール
    誘導体の水、有機溶剤またはこれらの混合物を溶媒にし
    た電解液を用い、 該電解液中で電気化学的な方法によって導電性物体の表
    面処理を行ない、該導電性物体の表面に多官能性トリア
    ジンジチオール誘導体被膜を作成し、 その後、成形型において少なくとも加温及び加圧のいず
    れかの条件下で上記表面処理した導電性物体と樹脂とを
    成形により結着させたことを特徴とする導電性物体と樹
    脂との複合体。 【化1】 (但し、式において、Rは−OR1 ,−OOR1 ,−S
    m R1 ,−NR1 (R2);R1 ,R2 はH,水酸基,
    カルボニル基,エーテル基,エステル基,アミド基,ア
    ミノ基,フェニル基,シクロアルキル基,アルキル基,
    あるいは、アルキン,アルケンの様な不飽和基を含む置
    換基であり、m は1から8までの整数を意味し、Mは
    H,もしくは、Na,Li,K,Ba,Ca,アンモニ
    ウム塩などのアルカリである。)
  2. 【請求項2】 上記電解液に、電解質物質を混合したこ
    とを特徴とする請求項1記載の導電性物体と樹脂との複
    合体。
  3. 【請求項3】 予めトリアジンジチオール誘導体によっ
    て導電性物体を表面処理し、該表面処理した導電性物体
    と樹脂とを結着させて導電性物体と樹脂との複合体を製
    造する製造方法において、 以下の一般式で示される多官能性トリアジンジチオール
    誘導体の水、有機溶剤またはこれらの混合物を溶媒にし
    た電解液を作成し、 該電解液を用いて、電気化学的な方法によって導電性物
    体の表面処理を行ない、該導電性物体の表面に多官能性
    トリアジンジチオール誘導体被膜を作成し、 その後、成形型において少なくとも加温及び加圧のいず
    れかの条件下で上記表面処理した導電性物体と樹脂とを
    成形により結着させることを特徴とする導電性物体と樹
    脂との複合体の製造方法。 【化2】 (但し、式において、Rは−OR1 ,−OOR1 ,−S
    m R1 ,−NR1 (R2);R1 ,R2 はH,水酸基,
    カルボニル基,エーテル基,エステル基,アミド基,ア
    ミノ基,フェニル基,シクロアルキル基,アルキル基,
    あるいは、アルキン,アルケンの様な不飽和基を含む置
    換基であり、m は1から8までの整数を意味し、Mは
    H,もしくは、Na,Li,K,Ba,Ca,アンモニ
    ウム塩などのアルカリである。)
  4. 【請求項4】 上記電解液の多官能性トリアジンジチオ
    ール誘導体の濃度を、0.000001〜10mol/
    Lとしたことを特徴とする請求項3記載の導電性物体と
    樹脂との複合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記電解液の多官能性トリアジンジチオ
    ール誘導体の濃度を、0.00001〜1mol/Lと
    したことを特徴とする請求項4記載の導電性物体と樹脂
    との複合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記電解液に、電解質物質を混合したこ
    とを特徴とする請求項3,4または5記載の導電性物体
    と樹脂との複合体の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記電解質物質として、NaOH,Na
    2 CO3 ,Na2 SO4 ,K2 SO3 ,Na2 SO3
    2 CO3 ,NaNO2 , KNO2 ,NaNO3 ,Na
    ClO4 ,CH3 COONa,Na227 ,NaB
    3 ,NaH 2 PO2 ,(NaPO36 ,Na2 Mn
    4 ,Na3 SiO3 の少なくとも1つの物質を用いた
    ことを特徴とする請求項6記載の導電性物体と樹脂との
    複合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記電解質物質の濃度を、0.001N
    〜飽和濃度としたことを特徴とする請求項6または7記
    載の導電性物体と樹脂との複合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記電解質物質の濃度を、0.01〜
    0.1Nの範囲にしたことを特徴とする請求項8記載の
    導電性物体と樹脂との複合体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記導電性物体の表面処理を、サイク
    リック法,定電流法,定電位法,パルス定電位法,パル
    ス定電流法のいずれかで行なうことを特徴とする請求項
    3,4,5,6,7,8または9記載の導電性物体と樹
    脂との複合体の製造方法。
JP11178339A 1999-06-24 1999-06-24 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法 Pending JP2001001445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11178339A JP2001001445A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11178339A JP2001001445A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001001445A true JP2001001445A (ja) 2001-01-09

Family

ID=16046772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11178339A Pending JP2001001445A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001001445A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109363A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Kunio Mori アルミニウム板およびその製造方法、ならびにアルミニウム系プリント配線板
EP1717345A1 (en) * 2005-04-27 2006-11-02 Nissan Motor Co., Ltd. Coated article and preparation method
JP2008027849A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Denso Corp シール部材
DE102010008413A1 (de) 2009-03-23 2010-09-30 Kayaba Industry Co., Ltd. Motor
DE102010015759A1 (de) 2009-05-13 2010-12-23 Kayaba Industry Co., Ltd. Motor
JP2011189631A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Tohno Seimitsu Co Ltd インサート成形品及びインサート成形品の製造方法
WO2013153951A1 (ja) 2012-04-09 2013-10-17 帝人株式会社 接合部材の製造方法、及び接合部材
JP2017174845A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社東芝 半導体パッケージ及びその製造方法
WO2018074284A1 (ja) 2016-10-18 2018-04-26 株式会社ブリヂストン タイヤ
WO2018225387A1 (ja) 2017-06-05 2018-12-13 株式会社ブリヂストン タイヤ
WO2019050039A1 (ja) * 2017-09-08 2019-03-14 ジオネーション株式会社 樹脂金属接合体及びその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005109363A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Kunio Mori アルミニウム板およびその製造方法、ならびにアルミニウム系プリント配線板
EP1717345A1 (en) * 2005-04-27 2006-11-02 Nissan Motor Co., Ltd. Coated article and preparation method
JP2008027849A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Denso Corp シール部材
DE102010008413A1 (de) 2009-03-23 2010-09-30 Kayaba Industry Co., Ltd. Motor
DE102010015759A1 (de) 2009-05-13 2010-12-23 Kayaba Industry Co., Ltd. Motor
JP2011189631A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Tohno Seimitsu Co Ltd インサート成形品及びインサート成形品の製造方法
WO2013153951A1 (ja) 2012-04-09 2013-10-17 帝人株式会社 接合部材の製造方法、及び接合部材
JP2017174845A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社東芝 半導体パッケージ及びその製造方法
WO2018074284A1 (ja) 2016-10-18 2018-04-26 株式会社ブリヂストン タイヤ
WO2018225387A1 (ja) 2017-06-05 2018-12-13 株式会社ブリヂストン タイヤ
WO2019050039A1 (ja) * 2017-09-08 2019-03-14 ジオネーション株式会社 樹脂金属接合体及びその製造方法
JP2019049023A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 ジオネーション株式会社 樹脂金属接合体及びその製造方法
CN111279022A (zh) * 2017-09-08 2020-06-12 Geo国民株式会社 树脂金属接合体及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9683304B2 (en) Resin-metal bonded body and method for producing the same
JP2001001445A (ja) 導電性物体と樹脂との複合体及びその製造方法
JP6004046B2 (ja) アルミ樹脂接合体の製造方法
US6057414A (en) Process of plasma treating polymer materials
EP0103149B1 (en) Poly(arylene sulfide) printed circuit boards
KR910010148B1 (ko) 전기절연성 가요성필름의 금속화 방법
CN1717323A (zh) 铝合金与树脂组合物的复合体及其制造方法
JP5166980B2 (ja) 成形回路部品の製造方法
WO2013112268A2 (en) Etching of plastic using acidic solutions containing trivalent manganese
WO2002088423A1 (fr) Solution de cuivrage et procede de cuivrage
JPS60181294A (ja) 金属皮膜を表面に有する無機質粉体の製造方法
JPS60228678A (ja) 高分子材料表面に対する金属被膜形成方法
WO2003097317A1 (fr) Procede et appareil de liberation d'un joint metal-resine
JP3857202B2 (ja) 結晶性ポリエステル樹脂成形品のめっき方法及びめっきされた結晶性ポリエステル樹脂成形品
JPS6314879A (ja) 全芳香族系ポリエステル液晶ポリマ−のメツキ方法
JP2022016669A (ja) 樹枝状ニッケル結晶粒子およびその製造方法
JP2001316872A (ja) 導電性金属についての表面機能化の方法
KR101470460B1 (ko) 합성수지를 사출공정으로 성형한 피도체의 표면에 텅스텐을 도금하는 방법
JP3582999B2 (ja) トリアジンチオール誘導体によるマグネシウムとその合金の電気化学的処理による有機薄膜被覆体ならびにこれらと有機高分子材料との複合体
KR100221485B1 (ko) 친전자적 극성을 가진 재료의 무전해 도금 방법
JPS5949256A (ja) メツキ用ポリオキシメチレン樹脂組成物及び該組成物に対するメツキ方法
KR100330919B1 (ko) 피티씨 전도성 폴리머를 포함하는 전기장치
CN116745092A (zh) 压铸金属部件--聚合物树脂复合材料及其制备方法
JPS6067675A (ja) 金属めつきのためのプラスチツク材料の予備処理
CN109910226B (zh) 金属基体的表面处理方法和金属基体及金属树脂复合体及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030325