JP2001001180A - 半田材料及びそれを用いた電子部品 - Google Patents

半田材料及びそれを用いた電子部品

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JP2001001180A JP17443299A JP17443299A JP2001001180A JP 2001001180 A JP2001001180 A JP 2001001180A JP 17443299 A JP17443299 A JP 17443299A JP 17443299 A JP17443299 A JP 17443299A JP 2001001180 A JP2001001180 A JP 2001001180A
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Toshinori Kogashiwa
俊典 小柏
Takatoshi Arikawa
孝俊 有川
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Tanaka Denshi Kogyo KK
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    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/28Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process
    • H01L24/29Structure, shape, material or disposition of the layer connectors prior to the connecting process of an individual layer connector

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部材と基板を接続するための半田材料であ
って落下衝撃性に優れた半田材料、及びこれを用いた電
子部品を提供する。 【解決手段】Cu:0.10〜2.0重量%、Ag:
0.10〜5.0重量%、Pb:0.001〜1.0重
量%、残部Snと不可避不純物からなる組成で、該組成
中のZn含有量が0.1重量%以下である半田材料とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半田材料及びそれを
用いた電子部品に関するものであり、さらに詳しくは、
ボールグリッドアレイ(BGA)、バンプ接合、フリッ
プチップ接合などの電子部材の電極と基板の電極を半田
材料を用いて接合するマイクロ接合に使用され、該半田
接合部での耐衝撃性に優れた半田材料及びそれを用いた
電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子部材の電極と基板の電極を半
田材料を用いて接合するボールグリッドアレイ(BG
A)、バンプ接合、フリップチップ接合などのマイクロ
接合方法として、半田ボールを電極間に配列し、加熱
を行ってバンプを形成する方法、半田ワイヤを用い、
ボールボンディング方法によって電極上にボールを形成
して電極間に配列し、加熱を行ってバンプを形成する方
法、マスクを用いて電極上に半田ペースト,半田めっ
き皮膜を形成し、加熱を行ってバンプを形成する方法、
等が知られている。
【0003】ところで近年、上記した半田材料を用いて
電極間をマイクロ接合して形成される電子部品で構成さ
れる電子機器の中には、人が携帯して使用する小型のも
のが増えてきており、例えば携帯電話、携帯用のオーデ
ィオ機器やカメラ,ビデオカメラ等が挙げられる。これ
ら携帯して使用する電子機器は落下により衝撃を受ける
機会が多く、とりわけ携帯電話は胸ポケットに入れて持
ち運ぶため、屈んだ際に誤って落としてしまうケースが
多い。
【0004】一方、従来から半田材料には、耐熱疲労特
性に優れた組成のものが提案されている。例えば特開平
5−50286号には、−55〜125℃の1000サ
イクルの条件に耐える半田材料として、3〜5重量%A
g、0.5〜3.0重量%Cu及び残部Snからなる半
田材料が提案されている。また耐疲労性に優れた半田材
料として特開平11−5189号には、所定量のIn,
Ga等と残部がPb−Snからなる半田材料が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、耐衝撃性に着目した組成の半田材料は提案され
ていない。これに対し、電子部材と基板を半田材料を用
いてマイクロ接合した場合の落下衝撃性を向上させた半
田材料が求められている。本発明は前述の事情に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、電子部材
と基板を接続するための半田材料において落下衝撃性を
向上させた半田材料を提供すること、及び、電子部材と
基板を半田材料で接続した電子部品において落下衝撃性
を向上させた電子部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本願発明者等は鋭意研究を重ねた結果、所定量のC
u,Ag,Pb,Snの共存において、Zn含有量を所
定以下とすることで、前述の課題を達成できることを知
見し、本発明に至った。すなわち本発明の請求項1は、
Cu:0.10〜2.0重量%、Ag:0.10〜5.
0重量%、Pb:0.001〜1.0重量%及び残部が
Snと不可避不純物からなる組成の半田材料であって、
前記組成中のZn含有量を0.1重量%以下とした半田
材料である。
【0007】請求項2は、Cu:0.50〜0.9重量
%、Ag:0.25〜0.50重量%、Pb:0.00
5〜0.9重量%及び残部がSnと不可避不純物からな
る組成の半田材料であって、前記組成中のZn含有量を
0.1重量%以下とした半田材料である。
【0008】請求項3は、Cu:0.10〜2.0重量
%、Ag:0.10〜5.0重量%、Pb:0.001
〜1.0重量%及び残部がSnと不可避不純物からなる
組成で、且つ前記組成中のZn含有量を0.1重量%以
下とした半田材料を用いて、電子部材と基板を接合した
電子部品である。
【0009】請求項4は、Cu:0.50〜0.9重量
%、Ag:0.25〜0.50重量%、Pb:0.00
5〜0.9重量%及び残部がSnと不可避不純物からな
る組成で、且つ前記組成中のZn含有量を0.1重量%
以下とした半田材料を用いて、電子部材と基板を接合し
た電子部品である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づいて本発
明をさらに説明する。
【0011】本発明に係る半田材料の組成において、原
料としてのSnは99.9重量%以上の高純度Snを用
いることが好ましい。さらに好ましくは99.99重量
%以上である。Sn原料が高純度である程、不可避不純
物中に、前述した本発明の課題に対し有害であるZn等
の有害元素の混入を避けることができるためである。
【0012】所定量のCu,Ag及びSnとの共存にお
いて、Pb含有量は0.001〜1.0重量%であるこ
とが必要である。Pb含有量が0.001重量%未満の
場合、及び1.0重量%を越えた場合、半田材料の落下
衝撃性の向上が不十分である。また、落下衝撃性の向上
の為のさらに好ましいPb含有量は、0.005〜0.
9重量%である。
【0013】所定量のPb,Ag及びSnとの共存にお
いて、Cu含有量は0.10〜2.0重量%であること
が必要である。Cu含有量が0.10重量%未満の場合
及び2.0重量%を越えた場合、半田材料の落下衝撃性
の向上が不十分である。また、落下衝撃性の向上の為の
さらに好ましいCu含有量は、0.50〜0.9重量%
である。
【0014】所定量のPb,Cu及びSnとの共存にお
いて、Ag含有量は0.10〜5.0重量%であること
が必要である。Ag含有量が0.10重量%未満の場合
及び5.0重量%を越えた場合、半田材料の落下衝撃性
の向上が不十分である。また、落下衝撃性の向上の為の
さらに好ましいAg含有量は、0.25〜0.50重量
%である。
【0015】本発明において、半田材料中のZn含有量
は、0.1重量%以下であることが必要である。Znを
0.1重量%を越えて含有すると、半田材料の落下衝撃
性の向上が不十分になる。
【0016】本発明にかかる半田材料は、半田ボール,
半田ワイヤ,半田ペースト等に加工して用いる事が出来
る。
【0017】半田ボールの製造方法の一例を説明する
と、所定の組成の半田インゴットを押出、圧延、伸線し
て得られたテープ又はワイヤを素材とし、これに切断や
打ち抜き加工を施して半田小片に加工する。半田小片の
寸法は、要求される半田ボール外径に対応した重量から
算出して決める。図1に、半田ボール製造装置の一例の
簡略図を示す。この装置において、ガラス管等の円筒状
容器1内に液状熱媒体2を入れ、容器1の上方の一部を
外部から加熱ヒータ3で加熱して、上方の液温を半田材
料の液相線温度より高く保つ。また容器1の下方の一部
を水冷パイプ4により冷却して、液状熱媒体2の下方の
液温を半田材料の固相線温度以下に保つ。この状態で、
容器1上部のシュート5から半田小片a1を落下させ
る。半田小片a1は、その融点より高い温度に保たれた
容器1上方の高温液状熱媒体中を自然落下し、その間に
溶融状態となり表面張力の作用によって溶融球形状a2
となる。更に落下を続け、容器1下方の低温液状熱媒体
中を落下する際に球形を保ったまま凝固し、容器1底部
に球形の半田ボールa3として堆積する。容器1底部に
設けた取出し口6から半田ボールa3を取り出す。ここ
で液状熱媒体としては、半田材料の液相線温度以上で液
状となり、且つ非酸化性のものであれば良い。フッソ系
エーテル、脂肪酸、ロジン、グリセリン等が例示出来
る。
【0018】半田ワイヤの製造方法としては、前述の半
田インゴットを押出、伸線して製造したり、半田溶湯を
水中へ噴出する急冷凝固法により素線を得た後、伸線加
工して所定寸法のワイヤ状に仕上げることが例示でき
る。ワイヤ寸法としては、直径0.05〜5.0mmの
範囲から選ばれる。
【0019】半田ペーストに加工する場合は、粘性基材
としてフラックスを用い、これと粉末半田を混練して適
当な粘度を持たせてペースト状半田に仕上げることが例
示できる。フラックスはロジン又は重合ロジンを有機溶
剤で溶解し、さらに活性剤を添加して液状フラックスと
したものを主に用いるが、これ以外にも無機酸系,有機
酸系の各種フラックスを適宜用いることが出来る。粉末
半田の製造には、溶融状態から粉末化する方法として粒
化法,衝撃法,噴霧法等がある。
【0020】本発明において電子部材とは、基板に半田
付けする部材をいい、例えばICチップ、コンデンサ、
半導体装置、ハイブリッドIC等を総称して電子部材と
いう。また電子部品とは、電子部材を基板に半田付けし
た部品をいい、例えば、ICチップを実装した半導体
装置、ハイブリッドIC、基板にICチップ,半導
体装置,コンデンサ等を搭載した装置、等を総称して電
子部品という。また基板とは、電子部材を搭載する印刷
回路用銅張り積層板(樹脂結合基板)、セラミックス基
板、TAB用フレキシブル基板等の配線板をいう。
【0021】本発明になる電子部品の一例を、図面を参
照して説明する。図2はBGAパッケージとしての電子
部品を示す。図中の符号11はアルミナ基板、12はI
Cチップ、13はボンディングワイヤ、14は封止樹
脂、15は半導体装置、16は半導体装置のパッド電
極、17は本発明に係る半田材料からなる半田ボールで
パッド電極16側に接合されている。18はメインボー
ドとしてのガラスエポキシ銅張積層板、19はパッド電
極である。パッド電極16,19の表面はNiめっきや
銅めっきを施すことが好ましい。さらにパッド電極のめ
っき層の上には、半田ボール接合用のフラックスが塗布
される。このような構成の電子部品を、水素雰囲気の加
熱炉中を通過させて半田付けを行う。
【0022】図3はフリップチッブパッケージとしての
電子部品を示す。図中の符号21はアルミナ基板、22
はICチップ、23,24はパッド電極、25は本発明
に係る半田材料からなる半田ボールでパッド電極23側
に接合されている。パッド電極13,14の表面はNi
めっきや銅めっきを施すことが好ましい。さらにパッド
電極のめっき層の上には、半田ボール25接合用のフラ
ックスが塗布される。このような構成の電子部品を水素
雰囲気の加熱炉中を通過させ、半田ボール25を溶融さ
せてアルミナ基板21にICチップ22を半田付けし、
最後に封止樹脂26でICチップ22を封止してフリッ
プチップ接合による半導体装置27を製造する。
【0023】図4は、リードフレームに半導体素子を搭
載し樹脂封止したパッケージ型の半導体装置を基板へ実
装したTABとしての電子部品である。図中の符号31
は前記半導体装置、32はそのアウターリード、33は
基板、34は基板上のパッド電極、35は本発明に係る
半田材料からなる半田ボールでリード32側に接合され
ている。パッド電極34の表面はNiめっきや銅めっき
を施すことが好ましい。さらにパッド電極のめっき層の
上には半田ボール35接合用のフラックスが塗布され
る。このような構成の電子部品を水素雰囲気の加熱炉中
を通過させ、半田ボール35を溶融させて半田付けを行
い実装する。
【0024】なお、前述の電子部品の実装の説明には、
半田材料として半田ボールを使用した例を示したが、該
半田ボールに替えて半田ペースト、ワイヤバンプ等を用
いることも出来る。半田ペーストを用いる場合、スクリ
ーン印刷法で所定量の半田を印刷・溶融させることによ
り接合することが出来る。ワイヤバンプを用いる場合
は、直径50〜300μmの半田ワイヤの先端を加熱し
てボールを形成し、該ボール部分を電極上にボールボン
ディングして接合し、ボール直上のワイヤ部分を切断す
ることにより、電極上に半田バンプを形成し、該バンプ
を用いて接合する。
【0025】
【実施例】以下、実施例について説明する。 [実施例1]99.99重量%の高純度Snに、それぞ
れ99.99重量%のCu,Ag,Pbを所定量配合
し、Cu,Ag,Pb,Zn,Sn含有量が表1の組成
になるようにして半田インゴットを製造した。前記イン
ゴットを0.2mm厚さのテープに圧延し、裁断して半
田小片を作製し、該小片を素材として図1に示す装置を
用いて直径0.5mmの半田ボールを作成した。次いで
この半田ボールを用いて、図2に示すBGAパッケージ
を作成した。該パッケージにおいてICチップ12は1
2mm角、140ピンとし、各ピンを直列に接続し、メ
インボード18上の二端子を用いて直流二端子法により
配線抵抗を含めた全ボールの抵抗を測定し、R0とし
た。次いで、次の要領で落下衝撃試験を行った。即ち、
前記BGAパッケージを高さ1mからコンクリート床面
に落下させて、落下後の抵抗を同様にして測定しR1
した。抵抗上昇係数=R1/R0を算出した。同様の試験
を3回行い、その平均値を測定結果として表1に示し
た。
【0026】[実施例2〜13、比較例1〜7]半田ボ
ールの組成として、Cu,Ag,Pb,Zn,Sn含有
量が表1,表2記載の組成になるようにしたこと以外
は、実施例1と同様にして半田ボール作製,BGAパッ
ケージ作製,落下衝撃試験及び抵抗測定を行い、抵抗上
昇係数を算出した。同様に測定結果を表1及び表2に示
した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】以上の測定結果から、以下のことが確認で
きた。半田材料の組成が、Cu:0.10〜2.0重量
%、Ag:0.10〜5.0重量%、Pb:0.001
〜1.0重量%及び残部がSnと不可避不純物からな
り、前記組成中のZn含有量が0.1重量%以下である
実施例1〜13のものは、該半田材料を用いてBGAパ
ッケージを実装した後の落下衝撃試験において、抵抗上
昇係数は1.0〜1.2と優れたものであった。
【0030】半田材料の組成が、Cu:0.50〜0.
9重量%、Ag:0.25〜0.50重量%、Pb:
0.005〜0.9重量%及び残部がSnと不可避不純
物からなり、前記組成中のZn含有量が0.1重量%以
下である実施例2〜4、実施例7〜8、実施例11〜1
2のものは、該半田材料を用いてBGAパッケージを実
装した後の落下衝撃試験において、抵抗上昇係数は1.
0と更に優れたものであった。
【0031】これに対し、半田材料の組成においてA
g,Pb,Znは本発明の範囲であるものの、Cu含有
量が0.1重量%未満である比較例1、及び2.0重量
%を越える比較例4のものは、該半田材料を用いてBG
Aパッケージを実装した後の落下衝撃試験において、抵
抗上昇係数は1.3〜1.5と本発明の課題に対し不十
分なものであった。
【0032】また半田材料の組成において、Cu,P
b,Znは本発明の範囲であるものの、Ag含有量が
0.1重量%未満である比較例2、及び5.0重量%を
越える比較例5のものは、該半田材料を用いてBGAパ
ッケージを実装した後の落下衝撃試験において、抵抗上
昇係数は1.3〜1.4と本発明の課題に対し不十分な
ものであった。
【0033】半田材料の組成において、Cu,Ag,Z
nは本発明の範囲であるものの、Pb含有量が0.00
1重量%未満である比較例3、及び1.0重量%を越え
る比較例6のものは、該半田材料を用いてBGAパッケ
ージを実装した後の落下衝撃試験において、抵抗上昇係
数は1.4〜1.5と本発明の課題に対し不十分なもの
であった。
【0034】半田材料の組成において、Cu,Ag,P
bは本発明の範囲であるものの、Zn含有量が0.1重
量%を越える比較例7のものは、該半田材料を用いてB
GAパッケードを実装した後の落下衝撃試験において、
抵抗上昇係数は1.7と本発明の課題に対し不十分なも
のであった。
【0035】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。 (請求項1)0.10〜2.0重量%Cu、0.10〜
5.0重量%Ag、0.001〜1.0重量%Pb、及
び残部がSnと不可避不純物からなり、Zn含有量が
0.1重量%以下である組成としたので、電子部材と基
板の半田接合等に用いられその接合部分の落下衝撃性を
向上し得る半田材料を提供し得た。 (請求項2)前記半田材料の組成を0.50〜0.9重
量%Cu、0.25〜0.50重量%Ag、0.005
〜0.9重量%Pb、及び残部がSnと不可避不純物か
らなり、Zn含有量を0.1重量%以下とすることで、
前述の効果をより実効あるものとし得た。 (請求項3、4)請求項1又は2の半田材料を用いて電
子部材と基板を半田接合してなる電子部品としたので、
該接合部分の落下衝撃性に優れた特性を発揮し、例えば
携帯電話、携帯用のオーディオ機器やカメラ,ビデオカ
メラ等の携帯用小型電子機器に適した電子部品を提供で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】半田ボール製造装置の一例を示す簡略図。
【図2】BGAパッケージとしての電子部品の一例を示
す断面図。
【図3】フリップチッブパッケージとしての電子部品の
一例を示す断面図。
【図4】TABとしての電子部品の一例を示す断面図。
【符号の説明】
3,17,25,35:半田ボール 15,27,31:半導体装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅(Cu)を0.10〜2.0重量%、
    銀(Ag)を0.10〜5.0重量%、鉛(Pb)を
    0.001〜1.0重量%及び残部が錫(Sn)と不可
    避不純物からなる組成の半田材料であって、前記組成中
    のZn含有量が0.1重量%以下である半田材料。
  2. 【請求項2】 銅(Cu)を0.50〜0.9重量%、
    銀(Ag)を0.25〜0.50重量%、鉛(Pb)を
    0.005〜0.9重量%及び残部が錫(Sn)と不可
    避不純物からなる組成の半田材料であって、前記組成中
    のZn含有量が0.1重量%以下である半田材料。
  3. 【請求項3】 銅(Cu)を0.10〜2.0重量%、
    銀(Ag)を0.10〜5.0重量%、鉛(Pb)を
    0.001〜1.0重量%及び残部が錫(Sn)と不可
    避不純物からなる組成であって、且つ前記組成中のZn
    含有量が0.1重量%以下である半田材料を用いて電子
    部材と基板を接合した電子部品。
  4. 【請求項4】 銅(Cu)を0.50〜0.9重量%、
    銀(Ag)を0.25〜0.50重量%、鉛(Pb)を
    0.005〜0.9重量%及び残部が錫(Sn)と不可
    避不純物からなる組成であって、且つ前記組成中のZn
    含有量が0.1重量%以下である半田材料を用いて電子
    部材と基板を接合した電子部品。
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