JP2001000693A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001000693A
JP2001000693A JP11172440A JP17244099A JP2001000693A JP 2001000693 A JP2001000693 A JP 2001000693A JP 11172440 A JP11172440 A JP 11172440A JP 17244099 A JP17244099 A JP 17244099A JP 2001000693 A JP2001000693 A JP 2001000693A
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balls
lending
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English (en)
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Mitsusaku Isomura
光作 磯村
Kazunari Hara
一功 原
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Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払出装置に遊技球を供給する複数の誘導樋に
設けられる球切れスイッチの信号を、個々に払出制御手
段に出力できるようにする。 【解決手段】賞球払出装置56と貸球払出装置59に遊
技球を供給する遊技球供給通路51a、51b、51c
に、球切れ状態を検出するマイクロスイッチ52a、5
2b、52cをそれぞれ設け、それらの信号を主基板4
3あるいは払出制御基板46に個々に出力できるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
アレンジボール遊技機等の遊技球を使用した弾球遊技機
に関し、詳しくは電気的駆動源によって、賞球あるいは
貸球を払出す払出装置に供給される球の球切れを検出す
る球切れ検出手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機の代表的な例としての
パチンコ遊技機においては、入賞球に対する賞球の払出
し、あるいは遊技者からの貸球要求による貸球の払出し
を電気的駆動源を有する払出装置で行う方式のものがあ
る。この払出装置は、払出用の遊技球を貯留する球タン
クからの遊技球を、タンクレール内に形成される複数列
の誘導通路において整列させながら誘導し、誘導通路の
下流側に設置される払出装置に遊技球を供給することに
より、入賞あるいは貸球要求がある毎に払出装置を稼動
させて、所要数づつ球排出通路を経て払出すようにして
いる。そして、各誘導通路には、払出に必要な遊技球の
有無を検出するための球切れスイッチをそれぞれ設け、
この球切れスイッチの何れか1つでも球切れを検出した
時には、払出装置の空切りを防止するために入賞球ある
いは貸球要求があっても、遊技球の補給があるまでは、
遊技球の払出を停止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の払出装置では、複数列ある誘導通路のうちの何
れか1列に球切れ状態が発生して、払出動作が停止して
も、どの列の誘導通路に球切れ状態が発生したのか判断
ができないと言う点について問題があった。詳しくは、
それぞれの誘導通路に設けられている球切れスイッチ
は、お互いを電気的に直列接続しており、通常時はオン
状態、球切れ状態が発生するとオフ状態となり、この信
号を制御手段に送出することにより、払出動作を停止す
るよう構成されている。したがって、複数列ある誘導通
路の内の何れか1つでも球切れ状態が発生すると、球切
れスイッチがオフ状態となり、制御手段に送出されてい
たオン信号が遮断される。そして、オン信号が遮断され
ることにより、制御手段は球切れ状態が発生したと判断
し、払出動作を停止させる。しかし、この状態では、ど
この誘導通路に球切れ状態が発生したのかを即時に特定
することは困難である。このため、遊技店の店員が球切
れを修理する場合において、まず、どこの誘導通路に球
切れが発生しているのかを発見しなければならず、球切
れの修理に時間がかかると言う問題になっていた。
【0004】そこで、本発明の目的は上記課題を解消
し、複数列ある誘導通路にそれぞれ設けられている球切
れスイッチの球切れ信号を個々に送出可能とし、どの誘
導通路に球切れ状態が発生したのかを特定することがで
きる弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み提案されたもので、遊技盤に形成される複数の入賞口
の何れかに入賞することに起因して電気的駆動源により
賞球を払出す賞球払出装置と、該賞球払出装置を制御す
る賞球制御手段と、遊技者からの貸球要求に起因して電
気的駆動源により貸球を払出す貸球払出装置と、該貸球
払出装置を制御する貸球制御手段と、を備えた弾球遊技
機であって、前記賞球払出装置と、前記貸球払出装置と
の各々に球を供給する供給通路を各々設け、前記供給通
路の各々には球切れを検出する検出スイッチを各々設
け、前記検出スイッチは前記賞球制御手段あるいは貸球
制御手段に各々電気的に接続されており、前記検出スイ
ッチの何れかが球切れを検出したときには、個々に前記
賞球制御手段あるいは貸球制御手段に球切れ信号を送出
するようにしたことを特徴とするものである。ここで、
入賞とは、賞球を払出す動作を伴わなくても良く、アレ
ンジボール遊技機等のように入球口に入球あるいは通過
口を通過することに起因して、賞球払出条件が設定され
ることにより、賞球が払出されることでも良い。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0007】
【実施例】図1は弾球遊技機の代表例であるパチンコ機
10の正面図であり、いわゆるカード式第1種パチンコ
機と呼ばれるものである。このパチンコ機10は、遊技
店の遊技機設置島に設置固定するための外枠11にヒン
ジ機構12、12を上下に設け、額縁上に形成された内
枠13を開閉可能に軸着している。そして、内枠13に
は、裏面から開口部を塞ぐように遊技盤14が装着され
ている。また、内枠13の前面からは遊技盤14の遊技
領域を透視するためのガラスを装備した金枠15が開閉
可能に螺着されている。
【0008】遊技盤14の下方には、遊技球を整列流下
させながら後述する発射装置に誘導するための上皿16
が配設されている。この上皿16は払出された賞球、あ
るいは貸球が流出する流出口16aおよび貯留された遊
技球を排出するための上皿球抜きレバー16bを有して
いる。また、上皿球抜きレバー16bの下方には、後述
する球貸ユニットを操作するための球貸ボタン17a、
カード返却ボタン17b、カード残金表示部17cを備
えた球貸ユニット操作パネル17が設けられている。上
皿16の下方には、下皿18が配設されており、この下
皿18には、上皿16からオーバーフローしてきた賞球
が流出する流出口18aおよび貯留された遊技球を球箱
などに排出するための下皿球抜きレバー18bを有して
いる。下皿18の右端部には、発射レバー19を有した
発射ハンドル20が装着されており、この発射レバー1
9を遊技者が回転操作することで遊技球を遊技盤14の
任意の位置に発射することができる。
【0009】遊技盤14は、周囲をガイドレール21に
より円形状に外囲され、このガイドレール21に囲まれ
た領域が遊技領域22となる。なお、遊技領域22に
は、誘導釘(図示は省略)がほぼ全域にわたって設けら
れており、この誘導釘によって遊技領域22に発射され
た遊技球を任意の位置に誘導する。遊技領域22の略中
央部には、センター役物23が装着されている。このセ
ンター役物23の中央部には、特別図柄の表示態様を変
化させた後に確定表示させる特別図柄表示装置24が装
着されており、その上方には、普通図柄の表示態様を変
化させた後に確定表示させる普通図柄表示装置25が装
着されている。また、センター役物23の周囲にはラン
プ風車26、26、風車27、27、普通図柄始動用ゲ
ート28、28、サイドランプ29、29、始動口30
が配設されている。なお、始動口30は、公知の技術で
ある開閉羽30a、30bを備えた電動チューリップ式
入賞口となっている。
【0010】始動口30の左右には肩入賞口31、31
が配設されており、始動口30の下方には第1種特別電
動役物32が装着されている。この第1種特別電動役物
32は、中央に大入賞口33が設けられており、その両
端に袖入賞口34、34が設けられている。そして、第
1種特別電動役物32の下方、ガイドレール21の最下
部にはアウト口35が配設されている。パチンコ機10
の左一側には球貸ユニット36が縦長状に取付けられて
いる。この球貸ユニット36は、カード挿入口37と表
示ランプ38とを有し、カード挿入口37にカードを挿
入すれば、表示ランプ38が点灯すると共に、上皿16
に配設されている球貸ユニット操作パネル17のカード
残金表示部17cに残金が表示される。そして、残金が
表示されていれば、球貸ボタン17aを押すことにより
上皿16の流出口16aから所定数の貸球が払出され
る。また、カード返却ボタン17bを押すことにより残
金を記録済みのカードがカード挿入口37から返却され
るようになっている。
【0011】次に、図2にしたがって、パチンコ機10
の裏面の構造について説明をする。図2はパチンコ機1
0の裏面図であり、前記内枠13の裏面には、遊技盤1
4を着脱自在に収納する枠状の樹脂で形成されたミドル
プレート39を添設し、このミドルプレート39の背面
には、詳細を後述する機構板40が蝶番41、41を介
して開閉可能に蝶着されている。この機構板40は閉止
時に遊技盤14の所定部分を覆うことにより遊技盤14
を固定する固定部材でもある。
【0012】機構板40の中央部には、矩形の開口部4
2が形成されており、この開口部42の下部には、パチ
ンコ機10全体の遊技動作を制御する主基板43および
その他の電気部品等が装着されている。また、機構板4
0の下方部分には、各入賞口に入賞し、遊技盤14の裏
面に取付けられる集合板(図示せず)から排出された入
賞球を誘導する入賞球誘導路44が左下方向に傾斜して
設けられ、その先端は入賞球排出口45に連通してお
り、入賞口に入賞した入賞球は、この入賞球排出口45
から機外に排出される。
【0013】入賞球誘導路44の下方右側には、払出制
御基板46が配設されており、この払出制御基板46
は、主基板43からの賞球払出信号により後述する賞球
払出装置を制御して賞球の払出動作を行う賞球払出制御
と、球貸ユニット36からの貸球払出信号により後述す
る貸球払出装置を制御して貸球の払出動作を行う貸球払
出制御を行っている。そして、払出制御基板46の左側
には、発射モータを含む発射装置47が装着されてい
る。
【0014】次に、上記のように構成したパチンコ機1
0の遊技方法について説明をする。遊技者が球貸ユニッ
ト36のカード挿入口37にカードを挿入し、球貸ユニ
ット操作パネル17の球貸ボタン17aを押すと、球貸
ユニット36からの貸球払出信号により、払出制御基板
46が後述する貸球払出装置を制御して上皿16に所定
数の遊技球を払出す。そして、この遊技球を遊技者が発
射ハンドル20の発射レバー19を操作することによ
り、発射装置47を作動させ、遊技盤14に形成される
遊技領域22に発射する。遊技領域22に発射された遊
技球は、上方より下方に向かって流下する。その際、遊
技領域22に配設されている誘導釘、ランプ風車26、
26、風車27、27等の誘導部品により任意に誘導さ
れ、遊技領域22に設けられている複数の入賞口の何れ
かに入賞するか、あるいは入賞しなかった場合には最下
部のアウト口35より機外に排出される。
【0015】遊技球が入賞口に入賞した場合には、各入
賞口に設けられている入賞検出センサー(図示せず)が
主基板43に入賞信号を送出し、この入賞信号を入力し
た主基板43は、払出制御基板46に賞球払出信号を送
出する。賞球払出信号を入力した払出制御基板46は、
後述する賞球払出装置を制御して、遊技者に対して各入
賞口に設定される数の賞球を払出す。このパチンコ機1
0においては、始動口30、肩入賞口31、31に対し
て6個、大入賞口33、袖入賞口34、34に対して1
5個が払出されるようになっている。
【0016】また、遊技球が遊技領域22を流下する際
に、普通図柄始動用ゲート28、28を通過すると普通
図柄表示装置25の普通図柄が変動を開始し、ある一定
時間経過後に停止するよう構成されている。そして、停
止した普通図柄に予め定められた「当り図柄」が表示さ
れると、通常時は入賞し難い始動口30の開閉羽30
a、30bが開放し、始動口30への遊技球の入賞を容
易にする。また、この始動口30に遊技球が入賞する
と、特別図柄表示装置24の特別図柄が変動を開始し、
ある一定時間経過後に停止するよう構成されている。そ
して、停止した特別図柄に予め定められた「大当り図
柄」が表示されると、通常時には閉口して入賞不可能な
大入賞口33が開放し、遊技者に対して多大な賞球を獲
得することができる特別遊技を実行させる。
【0017】次に、図3、図4にしたがって、賞球の払
出および貸球の払出の構造について説明をする。図3
は、機構板40の斜視図、図4は、その正面図である。
機構板40には、賞球、あるいは貸球を払出すために必
要な様々な部品が装着されており、まず、機構板40の
上部には、賞球、あるいは貸球を払出すために必要な遊
技球を貯留しておく球タンク48を着脱自在に設けると
共に、この球タンク48に連通してタンクレール49が
設けられている。このタンクレール49の上流側の下面
には、球タンク48内の球切れを検出する補給スイッチ
50が取付けられており、球タンク48に球切れが生じ
ると、これをオフして、遊技球の補給を促すと共に、球
切れ状態であることを報知するよう構成されている。ま
た、タンクレール49は内部に3列の誘導樋49a、4
9b、49cを形成しており、球タンク48に貯留され
る遊技球を3列に整流しながら下流側に誘導する構造と
なっている。そして、このタンクレール49で3列に整
流された誘導樋の内の誘導樋49a、49bが賞球用と
して、誘導樋49cが貸球用として供給される。
【0018】タンクレール49の右端部には、遊技球供
給部51が設けられており、この遊技球供給部51の内
部には、遊技球供給通路51a、51b、51cの3列
の通路がU時型に形成されており、タンクレール49の
誘導樋49a、49b、49cとそれぞれ連結されてい
る。また、遊技球供給通路51a、51b、51cの略
水平部分には、後述する各払出装置に供給される遊技球
の有無を検出する球切れ検出部52が設けられている。
そして、遊技球供給通路51a、51bの下流端は、賞
球供給通路53に連結されており、遊技球供給通路51
cの下流端は、貸球供給通路54に連結されている。
【0019】賞球供給通路53の下流端は、賞球排出通
路55に連結されており、賞球供給通路53、賞球排出
通路55の間には、賞球払出装置56が介装されてい
る。そして、賞球排出通路55の下方には、賞球払出装
置56から払出された賞球を前記した上皿16の流出口
16aに導く賞球貸球排出通路57が形成されている。
また、貸球供給通路54の下流端は、貸球排出通路58
に連結されており、貸球供給通路54、貸球排出通路5
8の間には、貸球払出装置59が介装されている。そし
て、貸球排出通路58は、賞球貸球排出通路57内に位
置しており、貸球排出通路58から排出された遊技球
は、そのまま賞球貸球排出通路57に排出され、上皿1
6の流出口16aに誘導される。
【0020】次に、図5にしたがって、賞球および貸球
の払出動作について説明をする。図5は、遊技球60が
賞球払出装置56および貸球払出装置59に供給されて
から排出されるまでの経路を示す経路図である。図に示
すように、タンクレール49の誘導樋49a、49b、
49cから遊技球供給部51に誘導された遊技球60
は、遊技球供給部51に形成される遊技球供給通路51
a、51b、51cをそれぞれ流下する。そして、遊技
球供給通路51a、51b、51cの下流まで流下して
きた遊技球60は、賞球用の遊技球供給通路51a、5
1bと貸球用の遊技球供給通路51cに分かれ、その先
に連結されている賞球供給通路53と貸球供給通路54
をそのまま流下する。
【0021】賞球供給通路53の先端には、賞球払出装
置56のスクリュー56aが位置しており、通常時はス
クリュー56aを停止することにより遊技球60の流れ
を停止し、遊技球が入賞口に入賞すると前記した主基板
43からの賞球払出信号が払出制御基板46に送出され
ることにより、賞球払出装置56の電動モータ56bを
作動させ、その先端に設けられているスクリュー56a
を回動させて、賞球を1個づつ下流側の賞球排出通路5
5に排出する。また、賞球排出通路55の直前には、カ
ウントセンサー56cが設けられており、このカウント
センサー56cによって、払出された賞球数を計数す
る。そして、払出された賞球は賞球排出通路55を落下
し、賞球貸球排出通路57に排出されて、上皿16の流
出口16aから導出する。
【0022】一方、貸球供給通路54の先端には、貸球
払出装置59のスプロケット59aの歯が位置してお
り、通常時はスプロケット59aを停止することにより
遊技球の落下を阻止し、遊技者が前記した球貸ユニット
操作パネル17の球貸ボタン17aを押すと、前記した
球貸ユニット36からの貸球払出信号が払出制御基板4
6に送出されることにより、貸球払出装置59の電動モ
ータ59bを作動させ、その先端に設けられているスプ
ロケット59aを回動させて、貸球を1個づつ下流側の
貸球排出通路58に排出する。また、貸球排出通路58
の直前には、カウントセンサー59cが設けられてお
り、このカウントセンサー59cによって、払出された
貸球数を計数する。そして、払出された貸球は、貸球排
出通路58を落下し、賞球貸球排出通路57に排出され
て、上皿16の流出口16aから導出する。
【0023】次に、図6、図7にしたがって、本発明の
要旨である球切れ検出部52の構造について説明をす
る。図6は、遊技球供給部51の斜視図、図7は、その
正面図である。図6、図7に示すように、球切れ検出部
52は、配線をプリントしたプリント基板52dに、内
部に電気回路を組込んだ遊技球の有無を検出するための
スイッチである3個のマイクロスイッチ52a、52
b、52cが配設されており、遊技球供給部51の遊技
球供給通路51a、51b、51cにそれぞれ対応する
ように位置している。また、このマイクロスイッチ52
a、52b、52cは、プリント基板52dの端部に設
けられているコネクタ52e、52f、52gと、プリ
ント基板52dにプリントされた配線を介して電気的に
接続されている。また、図示はしていないが、コネクタ
52e、52fは、リード線を介して主基板43に電気
的に接続されており、コネクタ52gは、リード線を介
して払出制御基板46に電気的に接続されている。
【0024】マイクロスイッチ52a、52b、52c
の上方の遊技球供給通路51a、51b、51cの下面
には、開口部61がそれぞれ開設されており、この開口
部61には、遊技球供給通路51a、51b、51c内
の遊技球の有無によって、マイクロスイッチ52a、5
2b、52cを作動させる板状の可動板62が開口部6
1を塞ぐように支軸63を中心として回動可能に設けら
れている。この可動板62は、先端部に回り止め部62
aを下方に突出して設けており、略中央部に作用部62
bを下側に突出して設けている。また、マイクロスイッ
チ52a、52b、52cは、上面左方に押し込み可能
な突出部52hを設け、上面右方に前記突出部52hを
押し込む鉄板52iが支軸52jを中心に回動可能に設
けられている。
【0025】次に、図8にしたがって、遊技球供給通路
51a、51b、51cの球切れの検出方法、即ち、球
切れ検出部52のマイクロスイッチ52a、52b、5
2cの動作について、遊技球供給通路51cのマイクロ
スイッチ52cを例として説明する。図8(a)は、マ
イクロスイッチ52cがオン状態、即ち、遊技球供給通
路51cに遊技球が有る状態、図8(b)は、マイクロ
スイッチ52cがオフ状態、即ち、遊技球供給通路51
cが球切れ状態の図である。(a)に示すように遊技球
有りの状態では、遊技球供給通路51cを流下してきた
遊技球60の自重により、可動板62が支軸63を中心
として矢印方向に回り止め部62aが開口部61の先端
に形成された水平リブに当接する位置まで回動する。こ
のため、可動板62の略中央部に突出した作用部62b
がその下方に位置するマイクロスイッチ52cの鉄板5
2iを押すことにより、鉄板52iも支軸52jを中心
として矢印方向に回動する。したがって、鉄板52iの
先端下方に突出している突出部52hを押込むことにな
る。このことにより、マイクロスイッチ52cに組込ま
れた電気回路をオンすることができる。そして、この信
号をコネクタ52gから払出制御基板46に送出する。
【0026】また、(b)に示すように、何らかの異常
で、例えば、ゴミなどにより、マイクロスイッチ52c
よりも上流側で球詰まりが発生すると、可動板62の上
面に遊技球が無くなることになる。即ち、遊技球の自重
が可動板62の上面にかからなくなるので、マイクロス
イッチ52cの突出部52h内部に設けられたスプリン
グ(図示せず)の付勢力により突出部52hは上方に突
出しようとする。このため、突出部52hの上方に位置
する鉄板52iを矢印方向に支軸52jを中心として押
し上げる。したがって、鉄板52iの上方に位置する作
用部62bを矢印方向に押し上げることにより、可動板
62が支軸63を中心として矢印方向に回動する。そし
て、突出部52hが突出することにより、本体52cに
組込まれた電気回路をオフする。したがって、コネクタ
52gから払出制御基板46に送出されていた信号が遮
断されることにより、払出制御基板46は遊技球供給通
路51cに球切れ状態が発生したと判断することができ
る。
【0027】次に、図9にしたがって、球切れ検出部5
2からの球切れ信号による賞球払出装置56、貸球払出
装置59の制御方法について説明をする。図9は、パチ
ンコ機10の賞球払出制御、貸球払出制御の制御系統を
示すブロック図である。図に示すように、入賞口に遊技
球が入賞すると入賞検出センサー64からの入賞信号S
1が主基板43に入力され、この入賞信号を入力した主
基板43は、マイクロスイッチ52a、52bからの信
号S2、S3が入力されていれば、遊技球供給通路51
a、51bに遊技球有りと判断し、払出制御基板46に
対して、賞球払出信号S4を出力する。そして、賞球払
出信号S4を入力した払出制御基板46は賞球払出装置
56を駆動制御する制御信号S5を出力して所定数の賞
球の払出を行う。また、遊技者が球貸ボタン17aを押
すと、その裏面に設けられている球貸スイッチ65から
の信号S6が球貸ユニット36に入力され、球貸ユニッ
ト36から払出制御基板44に対して球貸信号S7が出
力される。そして、この球貸信号S7を入力した払出制
御基板44は、マイクロスイッチ52cからの信号S8
が入力されていれば遊技球供給通路51cに遊技球有り
と判断し、球貸払出装置59を駆動制御する制御信号S
9出力して所定数の貸球の払出を行う。
【0028】ここで、賞球払出用の供給通路である遊技
球供給通路51a、51bどちらか一方に球切れ状態が
発生し、マイクロスイッチ52a、52bのどちらか一
方の信号S2、S3が主基板43に入力されなくなる
と、主基板43は賞球用の球切れと判断し、たとえ入賞
検出センサー64からの入賞信号S1が入力されても、
賞球払出装置56の空切りを防止するために、球の補給
があるまでは、賞球払出信号S4を出力しなくなると共
に、遊技球供給通路51a、51bどちらの供給通路の
球切れであるのかを判断するよう構成されている。ま
た、貸球用の供給通路である遊技球供給通路51cに球
切れ状態が発生し、マイクロスイッチ52cの信号S8
が払出制御基板46に入力されなくなると、払出制御基
板46は貸球用の球切れと判断し、たとえ球貸ユニット
36からの球貸信号S7が入力されても、貸球払出装置
59の空切りを防止するために、球の補給があるまで
は、貸球払出信号S9を出力しなくなるよう構成されて
いる。以上のような実施例の構成によれば、遊技球供給
通路51a、51b、51cに設けられたマイクロスイ
ッチ52a、52b、52cの球切れ信号を個々に出力
可能としたので、この信号を主基板43あるいは払出制
御基板46で管理することにより、どの遊技球供給通路
に球切れが発生したのか容易に特定することができる。
【0029】また、上記実施例の変形例として、賞球払
出用の供給通路である遊技球供給通路51a、51bの
どちらか一方に球切れ状態が発生し、マイクロスイッチ
52a、52bのどちらか一方の信号S2、S3が主基
板43に入力されなくなった場合には、上記実施例にお
いては、賞球払出信号S4を出力しなくすることによ
り、賞球の払出を停止するようにしていたが、球切れが
発生していない遊技球供給通路のみで賞球の払出が続行
できるように構成しても良い。例えば、遊技球供給通路
51bに球切れ状態が発生した場合には、マイクロスイ
ッチ52bの信号S3が、主基板43に入力されなくな
る。したがって、主基板43は、遊技球供給通路51b
に球切れが発生したと判断するが、賞球の払出は、球切
れが発生していない遊技球供給通路51aのみで続行で
きるように構成し、大当り中などの多量の賞球が払出さ
れるような場合に、球切れ修理のために遊技を途中で中
断するというような事態を回避することができる。
【0030】以上、実施例にしたがって、本発明の実施
の形態について説明したが本発明はこのような実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、遊技球供給部51内に
形成される遊技球供給通路51a、51b、51cに対
応するように、遊技球の有無を検出する球切れ検出部5
2のマイクロスイッチ52a、52b、52cを配設す
ると共に、それらをコネクタ52e、52f、52gと
電気的に接続することにより、遊技球供給通路51a、
51b、51cの球切れ信号を個々に出力可能としたの
で、どの遊技球供給通路に球切れが発生したのかを判断
することが可能となる。また、この判断結果を特別図柄
表示装置24などに表示、あるいはホールコンピュータ
などに出力できるようにすれば、球詰まりの修理など容
易に行うことができるという効果を発揮する。
【0032】さらに、賞球用と貸球用の遊技球供給通路
の球切れを個々に監視することができるので、例えば、
貸球用の遊技球供給通路で球切れが発生して、貸球の払
出が停止しても、賞球の払出は可能である。また、賞球
用の遊技球供給通路が複数あるような場合には、球切れ
が発生していない遊技球供給通路での賞球の払出が可能
である。従って、従来、見られたような「大当り」が発
生したとき、即ち、特別遊技中に、遊技球供給通路に球
切れが発生して、賞球、貸球両方の払出が停止すること
により、上皿から発射する遊技球が無くなり、特別遊技
の権利が消滅してしまう、いわゆる「パンク状態」が発
生するようなことがないので、遊技者が不測の事態によ
り不利益を被るようなことをなくすことができる。ま
た、「大当り」などの多量の賞球が払出される特別遊技
中に、球切れの修理のために遊技を中断しなければなら
ないというようなことをなくすことができると言う優れ
た効果も発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例のパチンコ機の裏面図である。
【図3】 実施例の機構板の斜視図である。
【図4】 実施例の機構板の正面図である。
【図5】 賞球払出動作および貸球払出動作を示す構造
図である。
【図6】 遊技球供給部の斜視図である。
【図7】 遊技球供給部の正面図である。
【図8】 球切れ検出部のマイクロスイッチの動作を示
す動作図である。
【図9】 賞球払出装置、貸球払出装置の制御系統を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機、11…外枠、12…ヒンジ機構、1
3…内枠、14…遊技盤、15…金枠、16…上皿、1
6a…流出口、16b…上皿球抜きレバー、17…球貸
ユニット操作パネル、17a…球貸ボタン、17b…返
却ボタン、17c…カード残金表示部、18…下皿、1
8a…流出口、18b…下皿球抜きレバー、19…発射
レバー、20…発射ハンドル、21…ガイドレール、2
2…遊技領域、23…センター役物、24…特別図柄表
示装置、25…普通図柄表示装置、26…ランプ風車、
27…風車、28…普通図柄始動用ゲート、29…サイ
ドランプ、30…始動口、30a…開閉羽、30b…開
閉羽、31…肩入賞口、32…第1種特別電動役物、3
3…大入賞口、34…袖入賞口、35…アウト口、36
…球貸ユニット、37…カード挿入口、38…表示ラン
プ、39…ミドルプレート、40…機構板、41…蝶
番、42…開口部、43…主基板、44…入賞球誘導
路、45…入賞球排出口、46…払出制御基板、47…
発射装置、48…球タンク、49…タンクレール、49
a、49b、49c…誘導樋、50…補給スイッチ、5
1…遊技球供給部、51a、51b、51c…遊技球供
給通路、52…球切れ検出部、52a、52b、52c
…マイクロスイッチ、52d…プリント基板、52e、
52f、52g…コネクタ、52h…突出部、52i…
鉄板、52j…支軸、53…賞球供給通路、54…貸球
供給通路、55…賞球排出通路、56…賞球払出装置、
56a…スクリュー、56b…電動モータ、56c…カ
ウントセンサー、57…賞球貸球排出通路、58…貸球
排出通路、59…貸球払出装置、59a…スプロケッ
ト、59b…電動モータ、59c…カウントセンサー、
60…遊技球、61…開口部、62…可動板、62a…
回り止め部、62b…作用部、63…支軸、64…入賞
検出センサー、65…球貸スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 一功 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 BA20 BA32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に形成される複数の入賞口の何れ
    かに入賞することに起因して電気的駆動源により賞球を
    払出す賞球払出装置と、 該賞球払出装置を制御する賞球制御手段と、 遊技者からの貸球要求に起因して電気的駆動源により貸
    球を払出す貸球払出装置と、 該貸球払出装置を制御する貸球制御手段と、を備えた弾
    球遊技機であって、 前記賞球払出装置と、前記貸球払出装置との各々に球を
    供給する供給通路を各々設け、 前記供給通路の各々には球切れを検出する検出スイッチ
    を各々設け、 前記検出スイッチは前記賞球制御手段あるいは貸球制御
    手段に各々電気的に接続されており、 前記検出スイッチの何れかが球切れを検出したときに
    は、個々に前記賞球制御手段あるいは貸球制御手段に球
    切れ信号を送出するようにしたことを特徴とする弾球遊
    技機。
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