JP2001000658A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001000658A
JP2001000658A JP11170160A JP17016099A JP2001000658A JP 2001000658 A JP2001000658 A JP 2001000658A JP 11170160 A JP11170160 A JP 11170160A JP 17016099 A JP17016099 A JP 17016099A JP 2001000658 A JP2001000658 A JP 2001000658A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動入賞以前に入賞していた玉がV入賞し
て、新たに特定遊技状態を発生させるという不具合を回
避することができる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 特定遊技状態の終了条件が成立してから
所定条件が成立した時点で特定玉検出器48による玉検
出を無効にすると共に、特定遊技状態の終了条件が成立
してから特定玉検出器48による玉検出が無効となるま
での特定玉有効期間中は始動玉検出器5bによる玉検出
を無効にする。これにより、特定玉有効期間中の始動入
賞は無効になるので、特定遊技状態中に入賞した玉によ
って新たに特定遊技状態を発生させるという不具合を極
力回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に設けら
れた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出
手段の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞
球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられ
た特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手
段の玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発
生及び継続し得る弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、第二種の弾球遊技機は、
始動入賞口への打玉の入賞に伴って大入賞口(可変入賞
球装置)を開放し、大入賞口の特定領域(特定玉検出
器)への入賞(これをV入賞ともいう)により特定遊技
状態を発生して大入賞口を連続開放するようになってい
た。さらに、特定遊技状態中に再度V入賞すれば、予め
定められた上限回数より継続しないが、特定遊技状態を
継続(延長)するようになっていた。また、このような
弾球遊技機では、不正に玉をV入賞させる行為を防止す
るため、V入賞を所定の期間(例えば、大入賞口の開放
から所定時間)でのみ有効にする特定玉有効期間を設定
するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、特定遊技状態の終了条件成立(例えば、予め
定められた大入賞口への入賞個数の入賞や予め定められ
た大入賞口の開放回数に達したなどの1サイクルを終了
する条件の成立)後も、最後に入賞した玉がV入賞する
可能性があるので、所定時間、特定玉有効期間を設けて
いたが、その間に始動入賞も有効にしていたので、始動
入賞した後に特定遊技状態中に入賞した玉がV入賞する
と新たな特定遊技状態を発生してしまうようになってい
た。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、始動入賞以前に入賞していた玉
がV入賞して、新たに特定遊技状態を発生させるという
不具合を回避することができる弾球遊技機を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段
の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態から遊
技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装
置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特
定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の
玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく態様
よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球
装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発生及
び継続し得る弾球遊技機において、前記特定遊技状態の
終了条件が成立してから所定条件が成立した時点で前記
特定玉検出手段による玉検出を無効にする特定玉受付制
御手段と、前記特定遊技状態の終了条件が成立してから
前記特定玉検出手段による玉検出が無効となるまでの特
定玉有効期間中は前記始動玉検出手段による玉検出を無
効にする始動玉受付制御手段と、を備えたことを特徴と
する。このように構成することにより、特定玉有効期間
中の始動入賞は無効になるので、特定遊技状態中に入賞
した玉によって新たに特定遊技状態を発生させるという
不具合を極力回避することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記始
動玉受付制御手段は、前記始動玉検出手段の玉検出に伴
って前記可変入賞球装置を第一の状態に移行する始動入
賞制御時、始動玉検出手段が玉検出した後に一旦無効に
するが、その後、前記特定玉検出手段による玉検出が無
効になったか否かに拘わらず特定条件の成立に伴って再
び有効にすることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、始動入賞制御時の始動入賞の損を極力なくし
て特定遊技状態を発生させる機会を倍加できるので、遊
技の興趣向上を図ることができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記始
動玉検出手段の玉検出に伴って前記可変入賞球装置を第
一の状態に移行する始動入賞制御時において、可変入賞
球装置が第二の状態に移行してから前記特定玉検出手段
による玉検出が無効になるまでの特定玉有効期間と、前
記特定遊技状態の終了条件が成立してから特定玉検出手
段による玉検出が無効になるまでの特定玉有効期間と、
の長さを異ならせたことを特徴とする。このように構成
することにより、状況に応じて特定玉検出手段による玉
検出の有効期間を設定することで、遊技の興趣向上を図
ることができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した玉を検出する入賞玉検出手段
と、前記可変入賞球装置から排出された玉を検出する排
出玉検出手段と、を備え、前記入賞玉検出手段による玉
検出数と前記排出玉検出手段による玉検出数とが一致し
たことを前記所定条件の成立としたことを特徴とする。
このように構成することにより、特定玉検出手段による
玉検出が有効となる期間を適切に設定することができ
る。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した全ての玉を検出する入賞玉検出
手段を備え、前記特定玉検出手段は、前記入賞玉検出手
段により検出された玉が検出されるように設けられ、前
記特定玉受付制御手段は、前記始動玉検出手段の玉検出
に伴って前記可変入賞球装置を第一の状態に移行する始
動入賞制御時、前記始動玉検出手段の玉検出に基づいて
前記可変入賞球装置を第一の状態に移行した後の前記入
賞玉検出手段による玉検出を条件に、前記特定玉検出手
段による玉検出を有効にすることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、始動入賞が有効になって、始
動入賞してから特定遊技状態中に入賞した玉が特定入賞
領域に入賞しても特定玉検出が有効になっていないの
で、新たに特定遊技状態を発生させるという不具合をよ
り確実に回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技
領域3のほぼ中央には、本実施形態の要部をなす可変入
賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の
下方には、それぞれ始動玉検出器5a〜5cを内蔵した
左・中・右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。
始動入賞口4a〜4cに打玉が入賞すると、これを始動
玉検出器5a〜5cが検出することで、可変入賞球装置
20を所定期間開放するようになっている。なお、始動
入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a・4cに
入賞した場合は、可変入賞球装置20を1回開放し、始
動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bに入賞
した場合は、可変入賞球装置20を2回開放するように
なっている。また、このように始動玉検出器5a〜5c
の入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作を行
う状態を始動遊技状態という。また、遊技領域3には、
上記した構成以外にも、風車ランプ7a・7bを内蔵し
た風車6a・6b、風車8a・8b、サイドランプ10
a・10bを内蔵したサイドランプ飾り9a・9b、ア
ウト口11、等が設けられている。
【0010】次に、本実施形態の要部をなす可変入賞球
装置20について、図2乃至図4を参照して説明する。
可変入賞球装置20は、図2に示すように、当該可変入
賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付
基板21を有し、該取付基板21には、上部入賞空間2
2と下部入賞空間30が形成されている。上部入賞空間
22には、左右一対の開閉片23a・23bが回転可能
に設けられている。開閉片23a・23bは、それぞれ
周知のリンク機構を介してソレノイド24a・24bが
連結され、該ソレノイド24a・24bがONしたとき
に、上部入賞空間22を開放する方向に回転する一方、
ソレノイド24a・24bがOFFしたときに、上部入
賞空間22を閉鎖する方向に回転するようになってい
る。上部入賞空間22の底壁部分には、上部入賞空間2
2に入賞した打玉を検出する左右一対の入賞玉検出器2
5a・25bが設けられている。なお、入賞玉検出器2
5a・25bで検出された入賞玉は、入賞玉検出器25
a・25bを通過した後、取付基板21の左右両側に形
成された玉通路26a・26bを通って玉排出口27a
・27bから下部入賞空間30に送り込まれるようにな
っている。また、上部入賞空間22内の後面壁には、入
賞玉検出器25a・25bによる入賞玉の検出数を表示
すると共に特定遊技状態におけるラウンドの継続回数を
表示する入賞個数・継続回数表示器28と、残留玉検出
器33a・33bによる排出玉の検出数を表示すると共
に特定遊技状態におけるラウンドの継続回数を表示する
排出個数・継続回数表示器29、が設けられている。
【0011】一方、下部入賞空間30には、玉排出口2
7a・27bから送り込まれた入賞玉を後方に向かって
転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の下流
端に形成された開口32と、該開口32を落下した玉を
検出する左右一対の残留玉検出器33a・33bと、開
口32を開閉する開閉板34と、該開閉板34の上方位
置で回転する回転ドラム36と、該回転ドラム36の上
端部後方に配された上部転動板40、が設けられてい
る。開閉板34は、ソレノイド35が連結され、該ソレ
ノイド35がONしたときに、開口32を閉鎖する方向
に進出移動する一方、ソレノイド35がOFFしたとき
に、開口32を開放する方向に退行移動するようになっ
ている。回転ドラム36は、各連結ギヤ37a〜37c
を介してモータ38が連結され、該モータ38の駆動に
伴って常時一定速度で一方向(図4に示す矢印方向)に
回転するようになっている。また、回転ドラム36の周
面には、左・中・右の横一列3箇所に永久磁石39a〜
39cが埋設されている。これにより、回転ドラム36
は、開閉板34による開口32の閉鎖状態で、開閉板3
4上に停留される玉を永久磁石39a〜39cの磁力に
よって吸引し、これを回転動作に伴って上部転動板40
に送り込むようになっている。
【0012】上部転動板40の後方側には、中央を境と
して左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a・40bが
形成されており、該傾斜部40a・40bの下流側(左
右両側)には、傾斜部40a・40bを転動した玉を再
度下部転動板31上に送り込む玉通路41a・41bが
形成されている。なお、傾斜部40a・40bは、後方
側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の
後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入
口42の前方には、左右一対の可動部材43a・43b
が設けられている。可動部材43a・43bには、それ
ぞれ回転軸44a・44bが一体的に取り付けられ、該
回転軸44a・44bの後端には、ソレノイド45を連
結した連結部材46の各連動部46a・46bが一体的
に取り付けられている。なお、連結部材46は、ソレノ
イド45を構成するプランジャ45aの進退動作を回転
軸44a・44b(可動部材43a・43b)の回転動
作に変換するものである。これにより、可動部材43a
・43bは、ソレノイド45がONしたときに、特定受
入口42の前方を遮断する方向(図2に示す矢印方向)
に回転する一方、ソレノイド45がOFFしたときに、
特定受入口42前方の遮断を解除する方向に回転するよ
うになっている。また、特定受入口42の外周には、装
飾用のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受
入口42の内部には、特定受入口42に入った玉を検出
する特定玉検出器48が設けられている。特定玉検出器
48の下流側には、検出した玉を開閉板34の下方位置
を通して残留玉検出器33aに送り込む玉通路49が形
成されている。
【0013】ところで、上記した可変入賞球装置20等
を構成する各種作動部材は、図5に示すように、CPU
51、ROM52、及びRAM53を備えた遊技制御回
路基板50によってその作動が制御されるようになって
いる。具体的に、遊技制御回路基板50は、特定玉検出
器48、始動玉検出器5a〜5c、残留玉検出器33a
・33b、及び入賞玉検出器25a・25bから個々の
検出信号を入力する。そして、これら検出信号の入力に
基づいて、遊技制御回路基板50は、サイドランプ10
a・10b、風車ランプ7a・7b、各ソレノイド24
a・24b・35・45、モータ38、入賞個数・継続
回数表示器28、LED表示器47、及び排出個数・継
続回数表示器29の各種作動部材に制御信号を出力して
各種作動部材の作動を所定態様で制御する。
【0014】次に、上記した遊技制御回路基板50によ
る可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先
ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレ
ノイド24a・24bが所定時間ONされて開閉片23
a・23bが開放する。その開放動作中に打玉が上部入
賞空間22内に入賞すると、その入賞玉は入賞玉検出器
25a・25bを通って下部入賞空間30に送り込まれ
る。また、開閉板34は、遊技制御回路基板50による
ソレノイド35のON制御により、入賞玉検出器25a
・25bが入賞玉を検出してから所定時間が経過するま
で開口32を閉鎖する方向に移動する。そして、下部入
賞空間30に送り込まれた玉は、開口32の閉鎖時間内
で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39a〜39c
に吸引されると、回転ドラム36の回転に伴って上部転
動板40に送り込まれる。このとき、開閉板34上に停
留された入賞玉が左右の永久磁石39a・39cに吸引
された場合、その入賞玉は、100%の確率で玉通路4
1a・41bに送られる。なお、この時点で、開閉板3
4は、遊技制御回路基板50によるソレノイド35のO
FF制御により、開口32を開放する方向に移動してい
る。そして、玉通路41a・41bに送られた玉は、下
部転動板31を通って開口32を落下し、残留玉検出器
33a・33bに送り込まれる。一方、開閉板34上に
停留された入賞玉が中央の永久磁石39bに吸引された
場合、その入賞玉は、かなり高い確率(100%ではな
い)で特定受入口42に送られる。そして、特定受入口
42に送られた玉(V入賞した玉)は、特定玉検出器4
8を通過した後に玉通路49を通って残留玉検出器33
aに送り込まれる。また、このとき、特定玉検出器48
での玉の通過(特定玉検出器48による玉の検出)によ
って特定遊技状態が発生する(実際は、特定遊技状態を
発生させる権利が得られるだけで、入賞玉数と排出玉数
とが一致した時点で初めて特定遊技状態が発生する)。
なお、残留玉検出器33a・33bを通過した玉は、図
示しない玉通路を通って入賞玉集合カバー体(図示しな
い)に集められる。また、残留玉検出器などは、入賞玉
集合カバー体などに設けられるものでもよい。
【0015】上記した特定遊技状態においては、遊技制
御回路基板50によりソレノイド35がON/OFF制
御されることで、開閉片23a・23bが所定時間の開
放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。な
お、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入
賞玉が検出された場合には、その時点で開閉片23a・
23bの開放動作を終了する。また、開閉片23a・2
3bの開閉サイクル中は、各ソレノイド35・45が常
時ONされることで、開閉板34は常に開口32を閉鎖
し、可動部材43a・43bは常に特定受入口42の前
方を遮断する。これにより、開閉サイクル中に可変入賞
球装置20に入賞した玉は、開閉サイクルの終了時点ま
では開口32を落下することがない。従って、開閉板3
4上に停留された入賞玉が左右の永久磁石39a・39
cに吸引された場合、その入賞玉は、玉通路41a・4
1bを通って下部転動板31に送り込まれ、再度開閉板
34上に停留される。一方、開閉板34上に停留された
入賞玉が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その
入賞玉は、特定受入口42前方の可動部材43a・43
bに受け止められる。その後、開閉サイクルの終了と同
時に、各ソレノイド35・45がOFFされることで、
開閉板34は開口32を開放し、可動部材43a・43
bは特定受入口42前方の遮断を解除する。これによ
り、可動部材43a・43bに受け止められた入賞玉
は、上部転動板40を真直ぐ後方に転動して特定受入口
42に入る。そして、特定受入口42に入った玉(V入
賞した玉)は、特定玉検出器48を通過することで、以
上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立させ、
所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片23a・
23bを開放する。なお、開閉サイクルの許容継続回数
は、最高16回(16ラウンド)まで許容されるように
なっている。また、このような特定遊技状態において、
入賞個数・継続回数表示器28は、開閉片23a・23
bの残り開放回数(残りのラウンド回数)を表示し、排
出個数・継続回数表示器29は、1ラウンド毎に入賞個
数を表示するようになっている。また、開閉サイクル
は、特に18回に限定せず、1回でも複数回でもよい。
また、ラウンド回数も上限回数を16回に限定するもの
ではなく、複数回設定されるものであればよいし、ラウ
ンド数を複数種類に設定した場合(その上限回数を可変
表示器の表示結果で決定するものなど)、ラウンド回数
の上限は1回を含んでもよい。
【0016】次に、前記遊技制御回路基板50による始
動入賞制御を図6乃至図10を参照して説明する。な
お、通常の遊技状態において、始動有効期間は、始動玉
検出器5a〜5cがONするまで有効が継続され、特定
玉有効期間は、入賞玉検出器25a・25bがONする
まで無効が継続される。先ず、可変入賞球装置20(開
閉片23a・23b又は大入賞口ともいう)の1回の開
放動作(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作)
において入賞がない場合は、図6に示すように、左右
の始動玉検出器5a・5cがONすると、そのON時点
から始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出器5
a・5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞
球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a
・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、
開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内
に打玉が入賞せず、入賞玉検出器25a・25bがON
しないと、開閉片23a・23bの閉鎖から1.000
秒後に始動有効期間が有効に切り替わる。一方、特定玉
有効期間は、可変入賞球装置20の開閉片23a・23
bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞玉
検出器25a・25bによる入賞玉の検出がないため、
有効に切り替わることなく無効が継続する。
【0017】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの
入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉数
と排出玉数が一致した場合は、図7に示すように、左右
の始動玉検出器5a・5cがONすると、そのON時点
から始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出器5
a・5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞
球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a
・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、
開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内
に打玉が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a
・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに
入賞玉検出器25a・25bによる入賞玉の検出がある
と、その検出時点から特定玉有効期間が有効となる。そ
の後は、残留玉検出器33a・33bがONした時点で
始動有効期間は有効に切り替えられ、特定玉有効期間は
無効に切り替えられる。なお、可変入賞球装置20の開
閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過する
までに入賞玉検出器25a・25bにより2個目以降の
入賞玉の検出がある場合では、残留玉検出器33a・3
3bが最後にONした時点(図8においては、2個の入
賞がある場合を例示しているため、残留玉検出器33a
・33bが2個目の入賞玉を検出した時点)で始動有効
期間は有効に切り替えられ、特定玉有効期間は無効に切
り替えられる。なお、可変入賞球装置20の開閉片23
a・23bが開閉中でも、入賞玉検出器25a・25b
で最初の入賞玉を検出すれば、その時点で特定玉の検出
が有効となる。
【0018】ところで、上記図7に示したように、本実
施形態では、入賞玉検出器25a・25bによる入賞玉
の検出に基づいて特定玉有効期間(特定玉の検出)を有
効に切り替えるようになっている。このため、可変入賞
球装置から入賞玉検出器を取り除く不正(大当り中に入
賞玉数のカウントをなくして大量の景品玉を払出させる
等のため)を行った場合には、特定玉有効期間を有効に
することができなくなってしまうので、そのような不正
を防止することができる。
【0019】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの
入賞に伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉数
と排出玉数が一致しない場合は、図8に示すように、左
右の始動玉検出器5a・5cがONすると、そのON時
点から始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出器
5a・5cのON時点から1.500秒後には、可変入
賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24
a・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そし
て、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置2
0内に打玉が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片2
3a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点ま
でに入賞玉検出器25a・25bによる入賞玉の検出が
あると、その検出時点から特定玉有効期間が有効とな
る。なお、入賞玉数と排出玉数とが一致しないと(図8
においては、残留玉検出器が1回ONする)、その状態
を維持する(待機状態になる)。
【0020】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) において入賞がない場合は、図9に示す
ように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そのO
N時点から始動有効期間が無効となる。また、始動玉検
出器5bのON時点から1.500秒後には、可変入賞
球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a
・24b)が0.800秒間開放(ON)し、0.900
秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.8
00秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23
bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞せず、
入賞玉検出器25a・25bがONしないと、開閉片2
3a・23bの2回目の開放動作における閉鎖から1.
000秒後に始動有効期間が有効に切り替わる。一方、
特定玉有効期間は、可変入賞球装置20の開閉片23a
・23bの2回目の開放動作における閉鎖から1.00
0秒が経過した時点までに入賞玉検出器25a・25b
による入賞玉の検出がないため、有効に切り替わること
なく無効が継続する。
【0021】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) において入賞があり且つ入賞玉が正常に
排出された場合は、図10に示すように、中央の始動玉
検出器5bがONすると、そのON時点から始動有効期
間が無効となる。また、始動玉検出器5bのON時点か
ら1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片2
3a・23bが0.800秒間ON(開放)し、0.90
0秒間のインターバルを置いた後に、再度0.800秒
間ON(開放)する。そして、開閉片23a・23bの開
放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞して、可変入
賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.0
00秒が経過した時点までに入賞玉検出器25a・25
bによる入賞玉の検出があると、その入賞玉の検出時点
から特定玉有効期間が有効となる。なお、図11におい
ては、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉
鎖から1.000秒が経過するまでに、複数(2個)の入
賞玉がある場合を例示しているが、この場合には、1個
目の入賞玉の検出時点から特定玉有効期間が有効とな
る。その後は、残留玉検出器33a・33bが最後にO
Nした時点(残留玉検出器33a・33bが2個目の入
賞玉を検出した時点)で始動有効期間は有効に切り替え
られ、特定玉有効期間は無効に切り替えられる。
【0022】なお、特定玉有効期間及び始動有効期間の
制御は、上記した構成に限定しない。例えば、始動入賞
時から大入賞口が開くまで始動有効期間を有効にすると
か、大入賞口の開放時から特定玉有効期間を有効にする
ようにしてもよい。また、可変入賞球装置において、開
閉部材(開閉片)は1つでもよく、横スライド方式や前後
開放方式のものであってもよい。また、入賞玉検出器等
の玉の検出手段は、フォトスイッチやマイクロスイッチ
等でもよく、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0023】次に、前記遊技制御回路基板50による大
当り制御(最終ラウンドを除く1〜15ラウンド)を図
11乃至図13を参照して説明する。なお、特定遊技状
態の開始時点では、始動有効期間は無効となり、特定玉
有効期間は有効となる。また、最終ラウンドは、特定玉
検出器48で検出があっても次のラウンドに移行しない
点を除けば、1〜15ラウンドと同様の制御を行う。つ
まり、最終ラウンドでは、特定玉有効期間が無効になっ
ている。また、1回のラウンド中では、可変入賞球装置
20の開閉片23a・23bが0.800秒間ON(開
放)し、0.800秒間のインターバルを置いた後に、
再度0.800秒間ON(開放)し、トータルとしてこの
ような開放動作が18回繰り返し行われる。但し、18
回の開放が終了するまでに、10個の入賞がある場合に
は、その10個目の入賞玉の検出時点で開放動作が終了
する。先ず、1回のラウンド中に入賞玉数と排出玉数が
一致した場合は、図11に示すように、開閉片23a・
23bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞し
て、入賞玉検出器25a・25bが10個の入賞玉を検
出し、さらにその10個の入賞玉のうちいずれかが特定
玉検出器48で検出されると、その検出時点から特定玉
有効期間が無効となる。その後は、残留玉検出器33a
・33bが最後にONした時点(図11においては、残
留玉検出器33a・33bが10個目の残留玉を検出し
た時点)、つまり、入賞玉数と排出玉数が一致した時点
から1.500秒が経過した時点で、次のラウンドが開
始されると共に、特定玉有効期間が有効に切り替えられ
る。一方、始動有効期間は、特定玉検出器48が入賞玉
を検出してラウンド継続が行われるため、有効に切り替
わることなく無効が継続する。なお、図11中では、特
定玉有効期間を無効にするタイミングが特定玉の検出時
点としているが、入賞玉数と残留玉数がイコールになっ
た(一致した)時点で特定玉有効期間を無効にしてもよ
い。また、入賞玉数と残留玉数が一致した時点から次の
ラウンドの1回目の開放までの間で、始動有効期間を有
効にするようにしてもよい。
【0024】次に、1回のラウンド中に入賞玉数と排出
玉数が一致して且つラウンドが継続しない場合は、図1
2に示すように、開閉片23a・23bの開放中に可変
入賞球装置20内に打玉が入賞して、入賞玉検出器25
a・25bが10個の入賞玉を検出し、さらにその10
個の入賞玉のうちいずれの入賞玉も特定玉検出器48で
検出されないと、残留玉検出器33a・33bが最後に
ONした時点(図12においては、残留玉検出器33a
・33bが10個目の残留玉を検出した時点)、言い換
えれば残留玉検出器33a・33bが検出する排出玉数
が入賞玉検出器25a・25bが検出する入賞玉数と一
致した時点で特定玉有効期間が無効に切り替えられると
共に、始動有効期間が有効に切り替えられ、特定遊技状
態が終了する。また、このように特定玉有効期間が無効
に切り替えられた特定遊技状態の終了時点で、特定玉検
出器48がONした場合は(図12中に破線で示す)、
これを異常発生としてエラー報知を行う。なお、このエ
ラー報知は、各表示器28・29による所定態様の表示
によってその旨を報知するものであるが、エラー報知す
る手段及び態様は、これに限定せず、スピーカからの音
出力でエラー報知を行うようにしてもよいし、報知せず
に遊技不能動化のみを行うものでもよい。また、遊技不
能動化とは、打球発射禁止のみでもよいし、検出器の検
出を無効にする始動入賞しても可変入賞球装置を開放し
ないなど、プロセス処理の停止などでもよく、それらの
組み合わせでもよい。また、このような異常発生に対す
る処理としては、エラー報知に限らず遊技制御回路基板
50による遊技の不能動化などを組み合わせるようにし
てもよい。また、このような異常発生に対する異常処理
は、入賞玉検出器25a・25bによる玉検出に基づい
て終了され、その後の遊技が自動的に再開できるように
なっている(通常の遊技状態となる)。但し、この異常
処理の終了制御は、入賞玉検出器25a・25bによる
玉検出に限定せず、特定玉検出器48や残留玉検出器3
3a・33bによる玉検出など所定の玉検出があると、
異常処理を終了するようにすればよい。また、所定の玉
検出以外にも異常発生から所定時間が経過すると、自動
的に異常処理を終了してもよい。
【0025】次に、1回のラウンド中に入賞玉が正常に
排出されない場合は、図13に示すように、開閉片23
a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入
賞して、入賞玉検出器25a・25bが10個の入賞玉
を検出したにも拘わらず、残留玉検出器33a・33b
が全ての入賞玉(図13においては、10個の入賞玉)を
検出しないと、そのままの状態を維持するが、店員によ
って(又は、振動によって玉止まりが解消されて)特定
玉検出器48に玉が通過され、その時点で特定有効期間
が無効に切り替えられる。そして、その玉が残留玉検出
器33a・33bで検出されると、その検出時点から
1.500秒が経過した時点で、特定玉有効期間が有効
に切り替えられると共に、次のラウンドが開始される。
一方、始動有効期間は、特定玉検出器48が入賞玉を検
出してラウンド継続が行われるため、有効に切り替わる
ことなく無効が継続する。
【0026】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、可変入賞球装置20に入賞した玉を検出する入賞玉
検出手段としての入賞玉検出器25a・25bと、可変
入賞球装置20から排出された玉を検出する排出玉検出
手段としての残留玉検出器33a・33bと、を備え、
特定遊技状態の終了条件成立時において入賞玉検出器2
5a・25bによる玉検出数と残留玉検出器33a・3
3bによる玉検出数とが一致すると、これに基づいて特
定玉検出手段としての特定玉検出器48による玉検出を
無効にすると共に、特定玉有効期間の無効期間中に特定
玉検出器48が玉検出を行うとこれを異常として検出す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
玉詰りなどの不具合に起因する特定遊技状態の発生の有
無のトラブルを回避することができ、然も特定玉有効期
間を適切に設定することができる。
【0027】また、上記実施形態の構成によれば、異常
処理手段としての遊技制御回路基板50は、少なくとも
遊技不能動化を異常処理として行うことを特徴とする。
このように構成することにより、異常発生時に遊技を行
えないようにできる。つまり、特定玉検出が無効になっ
てそのまま通常の遊技状態となってしまうことがなく、
遊技者と従業員とでトラブルになることがない。また、
前記異常処理手段としての各表示器28・29は、少な
くとも異常報知を異常処理として行うことを特徴とす
る。このように構成することにより、異常が発生したこ
とを分り易くできる。つまり、異常が発生したことが明
確であり、遊技者と従業員とでトラブルになることがな
い。また、前記異常処理手段による異常処理は、所定の
玉検出手段による玉検出(実施形態中では、入賞玉検出
器25a・25bによる玉検出)に基づいて終了し、正
常状態にすることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、このように構成することにより、自動的に通
常の遊技状態に復帰するので、電源を切ることなく遊技
を再開させることができる。また、前記異常処理手段に
よる異常処理は、異常処理を行ってから所定時間が経過
したことに基づいて終了し、正常状態にすることを特徴
とする。このように構成することにより、自動的に通常
の遊技状態に復帰するので、電源を切ることなく遊技を
再開させることができる。
【0028】次に、大当り制御の変形例を第二実施形態
として図14を参照して説明する。図14に示すよう
に、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置2
0内に打玉が入賞して、入賞玉検出器25a・25bが
10個の入賞玉を検出しても、その10個の入賞玉は、
いずれも特定玉検出器48を通過することがないので、
特定玉有効期間は有効を継続し、始動有効期間は無効を
継続する。そして、入賞玉検出器25a・25bが10
個目の入賞玉を検出した時点、言い換えれば特定遊技状
態の終了条件が成立した時点(即ち、開閉片23a・2
3bが18回の開放動作を終了した時点でもよい)から
1.000秒が経過した時点で、特定玉有効期間が無効
に切り替えられると共に、始動有効期間が有効に切り替
えられる。また、このように特定玉有効期間が無効に切
り替えられた特定遊技状態の終了時点で、特定玉検出器
48がONした場合は(図14中に破線で示す)、これ
を異常発生としてエラー報知を行う。なお、このような
異常発生に対する処理としては、エラー報知に限らず遊
技の不能動化などを組み合わせるようにしてもよい。ま
た、遊技不能動化のみを異常処理としてもよい。
【0029】以上のように、第二実施形態の構成によれ
ば、特定遊技状態の終了条件が成立するとその時点から
所定時間を計時すると共に、その所定時間の計時が終了
した時点で特定玉検出器48による玉検出を無効にし、
特定玉有効期間の無効期間中に特定玉検出器48が玉検
出を行うとこれを異常として検出することを特徴とす
る。このように構成することにより、玉詰りなどの不具
合に起因する特定遊技状態の発生の有無のトラブルを回
避することができ、然も特定玉有効期間を適切に設定す
ることができる。
【0030】また、上記した第二実施形態では、特定遊
技状態の終了時における特定玉有効期間の無効切り替え
において、特定遊技状態の終了条件が成立した時点から
所定時間が経過した時点で無効に切り替える構成として
いるが、このような特定玉有効期間の無効切り替えにお
ける計時制御は、以下に示す第三実施形態のようにして
もよい。第三実施形態では、前記可動部材43a・43
bを、下部入賞空間30内に入った入賞玉を貯留すると
共に所定条件の成立に伴って貯留を解除して入賞玉を特
定受入口42に誘導し得る構成として、特定遊技状態の
終了時において可動部材43a・43bが入賞玉の貯留
を解除した時点から所定時間を計時し、その所定時間の
計時が終了した時点で特定玉検出器48による玉検出
(特定玉有効期間)を無効にする。このとき、可動部材
43a・43bが玉を貯留しているときは絶対にV入賞
しないようにする。また、可動部材43a・43bが玉
の貯留を解除する所定条件としては、残留玉検出器33
a・33bが検出する排出玉数が入賞玉検出器25a・
25bが検出する入賞玉数よりも「1」少ないときなど
とすることができる。他に、1サイクルの終了条件であ
る18回開放もしくは10個入賞としてもよく、サイク
ル動作開始から所定時間後というものでもよい。即ち、
入賞空間としての下部入賞空間30内に入った入賞玉を
貯留すると共に所定条件の成立に伴って特定入賞領域と
しての特定受入口42に向けて入賞玉の貯留を解除する
玉貯留手段としての可動部材43a・43bを備え、特
定遊技状態の終了条件時において可動部材43a・43
bが入賞玉の貯留を解除した時点から所定時間を計時す
ると共に、その所定時間の計時が終了した時点で特定玉
検出器48による玉検出を無効にし、特定玉有効期間の
無効期間中に特定玉検出器48が玉検出を行うとこれを
異常として検出することを特徴とする。このように構成
することにより、玉詰りなどの不具合に起因する特定遊
技状態の発生の有無のトラブルを回避することができ、
然も特定玉有効期間を適切に設定することができる。な
お、第二及び第三実施形態でも、第一実施形態と同様
に、異常処理後に所定条件の成立(なお、入賞玉検出や
所定時間の経過などいずれを所定条件としてもよい)に
基づき自動復帰が行われる(正常の遊技状態に戻る)も
のである。また、第一乃至第三実施形態において、それ
ぞれ異常処理後に自動復帰しないものであってもよい。
また、第二及び第三実施形態は、入賞玉検出手段だけあ
るものでもよく、この場合には、入賞玉検出手段が設け
られる位置は特に限定しない。また、本明細書中でいう
特定遊技状態の終了時、及び特定遊技状態の終了条件の
成立時とは、16ラウンド(最終ラウンド)の終了時点
についてのみをいうのではなく、1つのラウンド(開閉
片23a・23bの1サイクルの開閉動作)の終了時点
も含んだ表現とする。
【0031】また、上記した第一乃至第三の実施形態で
は、入賞玉を検出する入賞玉検出手段(入賞玉検出器2
5a・25b)と、排出玉を検出する排出玉検出手段
(残留玉検出器33a・33b)と、を可変入賞球装置
に設けているが、必ずしも入賞玉検出手段及び排出玉検
出手段を設ける必要はない。つまり、入賞玉検出手段
(排出玉検出手段)のいずれか一方のみを備えているも
のでもよく、以下の実施形態では、いずれか一方のみを
備えた構成としての説明を行う。また、特定玉有効期間
及び始動有効期間の時間設定(有効及び無効の切り替え
時点も含む)についても上記実施形態中の記載に限定す
るものではない。以下、この点を踏まえて本発明の他の
実施形態を第四乃至第六実施形態として説明する。
【0032】第四実施形態における特定遊技状態の終了
時の各種制御を図15及び図16を参照して説明する。
なお、図15及び図16に示す制御は、16ラウンド
(最終ラウンド)以前のラウンドの終了時点を示したも
のである。つまり、最終ラウンドにおいては、ラウンド
開始時点から特定玉検出が無効となっている点が異なる
ものである。先ず、入賞玉がV入賞しなかった場合は、
図15に示すように、可変入賞球装置20(開閉片23
a・23b)の大当り(特定遊技状態)の開放動作(1
サイクル動作)が終了すると、この時点で始動有効期間
が無効から有効に切り替えられる。このため、特定遊技
状態中における始動玉検出器5a〜5cの玉検出は、無
効となる。その後、特定遊技状態の終了時点から所定時
間Taが経過した時点で特定玉有効期間が有効から無効
に切り替えられる。そして、特定玉有効期間が有効とな
っている間に特定玉検出器48による玉検出(V入賞)
がないため特定遊技状態の継続がなくなる。また、特定
遊技状態の終了時点から所定時間Taが経過するまでの
間に始動玉検出器5a〜5cによる玉検出があるため、
その玉検出から所定時間Ta’が経過した時点で始動入
賞に伴う可変入賞球装置20の開放動作が行われ、これ
と同時に特定玉有効期間が有効に切り替えられる。ま
た、特定遊技状態の終了時における特定玉有効期間の無
効期間Tb中に、特定玉検出器48がONした場合は
(図15中に破線で示す)、これを異常発生としてエラ
ー報知を行う。なお、このような異常発生に対する処理
としては、エラー報知に限らず遊技の不能動化などを組
み合わせるようにしてもよい。また、遊技不能動化のみ
を異常処理としてもよい。このように第四実施形態で
は、特定遊技状態の終了条件が成立した時点から特定玉
有効期間を無効に切り替えるまでの時間Taを、始動入
賞時点から可変入賞球装置20を開放するまでのインタ
ーバル時間Ta’と同一に設定している。また、始動有
効期間においては、特定玉有効期間が無効に切り替わる
前に無効から有効に切り替えている。
【0033】次に、入賞玉がV入賞した場合は、図16
に示すように、可変入賞球装置20(開閉片23a・2
3b)の大当り(特定遊技状態)の開放動作(1サイク
ル動作)が終了すると、この時点で始動有効期間が無効
から有効に切り替えられる。このため、特定遊技状態中
における始動玉検出器5a〜5cの玉検出は、無効とな
る。その後、特定遊技状態の終了時点から所定時間Ta
が経過するまでに特定玉検出器48がON(V入賞)す
ると、その時点で特定玉有効期間が有効から無効に切り
替えられ、始動有効期間が有効から無効に切り替えられ
る。なお、始動有効期間内に始動入賞したときに始動を
無効にするものでもよい。また、この場合、特定遊技状
態の終了時点から所定時間Taが経過するまでの間(始
動有効期間の有効中)で特定玉検出器48がON(V入
賞)する前に始動玉検出器5a〜5cによる玉検出があ
るが、この玉検出はV入賞によって無効となる。これに
より、特定遊技状態の継続権の成立時に始動入賞を無効
にすることで、次の可変入賞球装置20の開放動作が1
ラウンド目のものになってしまう不具合を回避してい
る。即ち、再度、特定遊技状態を最初から開始するので
はなく、継続していた特定遊技状態を続けさせることが
できる。そして、V入賞時点から大当りの開放動作(次
ラウンド)が開始される。具体的には、V入賞時点から
所定のインターバル時間Tcが経過した時点で可変入賞
球装置20(開閉片23a・23b)の開放動作が開始
され、これと同時に特定玉有効期間が有効に切り替えら
れる。なお、所定時間Ta内で始動入賞しても、その所
定時間Ta内では、その始動入賞による可変入賞球装置
20を開放しないのが望ましい。つまり、開放しないよ
うにしておけば、所定時間Ta内にV入賞した玉は大当
りの開放動作中に入賞した玉と判断し易いからである。
【0034】以上のように、第四実施形態の構成によれ
ば、特定遊技状態の終了条件成立時において特定玉有効
期間が無効になる前に始動玉検出器5a〜5cによる玉
検出(始動有効期間)を有効にすることを特徴とする。
このように構成することにより、始動玉検出器5a〜5
cによる玉検出が無効になる期間を極力短くすることが
できる。なお、始動入賞が無効から有効になるタイミン
グは、大当りの開放動作終了時に限らず、貯留装置の解
除タイミングでもよいし、特定玉有効期間が無効になる
タイミングに合わせることなく、始動入賞の方が先に有
効になるものであれば特に限定しない。
【0035】また、第四実施形態の構成によれば、特定
玉検出器48による玉検出が有効であり且つ始動玉検出
器5a〜5cによる玉検出が有効となる期間中に、始動
玉検出器5a〜5cによる玉検出があった後に当該始動
玉検出器5a〜5cによる玉検出に基づく可変入賞球装
置20が開放状態に移行する前の段階で特定玉検出器4
8による玉検出があった場合、当該始動玉検出器5a〜
5cによる玉検出を無効にして特定遊技状態を継続する
ことを特徴とする。このように構成することにより、始
動入賞を有効として特定玉検出を無効とするのでなく、
始動入賞を無効にして特定玉検出を有効にするので、継
続していた特定遊技状態を続けることで、遊技者にとっ
て有利な遊技状態を優先させることができる。さらに、
始動入賞により可変入賞球装置内に入賞した玉でなく、
特定遊技状態中の入賞玉による新たな特定遊技状態の発
生を極力防げる。
【0036】次に、第五実施形態における始動入賞制御
及び大当り制御を図17及び図18を参照して説明す
る。なお、図17及び図18中には、始動玉検出器5b
への始動入賞によって可変入賞球装置20(開閉片23
a・23b)が2回開放する場合を例示している。先
ず、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の2回
の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に伴う開放動作)
においてV入賞がない場合は、図17に示すように、中
央の始動玉検出器5bがONすると、そのON時点から
始動有効期間が無効となる。また、始動玉検出器5bの
ON時点から所定のインターバル時間Tfが経過した時
点で、特定玉有効期間が無効から有効に切り替えられ、
これと同時に可変入賞球装置20の開閉片23a・23
bが1回目の開放を行う。その後は、インターバルを置
いた後に2回目の開放を行う。そして、開閉片23a・
23bの2回目の開放が終了した時点で始動有効期間が
無効から有効に切り替えられ、その時点からインターバ
ル時間Tfよりも短い所定時間Thが経過した時点で特
定玉有効期間が有効から無効に切り替えられる。また、
このような特定玉有効期間の有効中に特定玉検出器48
による玉検出(V入賞)がないので、特定遊技状態は発
生されない。
【0037】なお、第五実施形態では、1つの始動入賞
によって1回開放の場合(これを1始動という)と2回
開放の場合(これを2始動という)とでは、V有効時間
が同一に設定されている。また、始動入賞が無効から有
効に替わるタイミングを可変入賞球装置20の始動入賞
による開放終了時としているが、開放開始時やインター
バル時間Tf内で有効にしてもよい。所定時間Thは、
インターバル時間Tfと同一でもよいし後述する時間T
f’と同一でもよく、特に限定するものではない。ま
た、特定玉検出を有効にするタイミングを可変入賞球装
置20の開放開始としているが、開放終了時などでもよ
い。さらには、第一実施形態のように入賞玉検出器がO
Nしたことを条件に有効にするものでもよい。但し、こ
の場合、特定玉検出器で検出される玉は、必ず先に入賞
玉検出器で検出される構成に限るものである。
【0038】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) においてV入賞がある場合は、図18に
示すように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そ
のON時点から始動有効期間が無効となる。また、始動
玉検出器5bのON時点から所定のインターバル時間T
fが経過した時点で、特定玉有効期間が無効から有効に
切り替えられ、これと同時に可変入賞球装置20の開閉
片23a・23bが1回目の開放を行う。その後は、イ
ンターバルを置いた後に2回目の開放を行い、開閉片2
3a・23bの2回目の開放が終了した時点で始動有効
期間が無効から有効に切り替えられる。そして、2回目
の開放終了時点から所定時間Thが経過するまでの間に
特定玉検出器48による玉検出(V入賞)があると、そ
の検出時点で特定玉有効期間及び始動有効期間がそれぞ
れ有効から無効に切り替わり、特定遊技状態が発生す
る。具体的には、V入賞時点から所定のインターバル時
間Tgが経過した時点で1ラウンドにおける1回目の開
放動作が開始される。
【0039】また、可変入賞球装置20の1回目の開放
動作の開始と同時に特定玉有効期間は有効に切り替わ
る。その後、1ラウンドにおける18回目の開放動作が
終了すると(10個入賞する方が早ければ10個入賞
時)、その時点で始動有効期間が無効から有効に切り替
えられる。そして、18回目の開放終了時点から所定時
間Tf’(この時間は、始動入賞時点から開放動作を開
始するまでのインターバル時間Tfと同一の時間)が経
過するまでの間に特定玉検出器48による玉検出(V入
賞)があると、その検出時点で特定玉有効期間が有効か
ら無効に切り替わる。なお、開放終了時点から特定玉有
効期間が無効に切り替わるまでの所定時間は、最終ラウ
ンド時については、特定玉検出が無効になっているが、
大当り終了(条件成立)後、Tfの時間内に始動入賞し
てV入賞しても無効にする。つまり、始動入賞している
が大当り中に入賞したと判断される玉がV入賞しても大
当りとならないようにする。また、この場合、特定遊技
状態の終了時点から所定時間Tf’が経過するまでの間
(始動有効期間の有効中)でV入賞する前に始動玉検出
器5bによる玉検出があるが、この玉検出はV入賞によ
って無効となる。これにより、特定遊技状態の継続権の
成立時に始動入賞を無効にすることで、次の可変入賞球
装置20の開放動作が1ラウンド目のものになってしま
う不具合を回避している。即ち、再度、特定遊技状態を
最初から開始するのではなく、継続していた特定遊技状
態を続けさせることができる。そして、V入賞時点から
次ラウンド(2ラウンド目)の大当り開放動作が開始さ
れる。具体的には、V入賞時点から前記インターバル時
間Tgが経過した時点で可変入賞球装置20(開閉片2
3a・23b)の開放動作が開始され、これと同時に特
定玉有効期間が有効に切り替えられる。
【0040】以上のように、第五実施形態の構成によれ
ば、特定遊技状態の終了条件が成立してから所定時間T
fが経過した時点で特定玉検出器48による玉検出を無
効にすると共に、特定遊技状態の終了条件が成立した時
点で始動玉検出器(第五実施形態中では、始動玉検出器
5bのみを例示しているが、始動玉検出器5a・5cで
もよい)による玉検出を有効にし、前記所定時間Tf’
を、始動玉検出器5bが玉検出してから可変入賞球装置
20を開放状態に移行するまでのインターバル時間Tf
と同一に設定したことを特徴とする。このように構成す
ることにより、始動入賞してからインターバル時間が経
過する前に特定玉検出有効時間は終了するので、そのイ
ンターバル時間内にV入賞した玉は、特定遊技状態中の
入賞玉と判断でき、故に始動入賞以前に入賞していた玉
がV入賞して新たに特定遊技状態を発生させるという不
具合を極力回避することができる。また、この構成によ
れば、特定遊技状態の終了条件の成立後に即座に始動玉
検出器5bの玉検出を有効にするので、始動入賞の損を
極力なくすことができる。なお、始動を有効にするタイ
ミングは、特定遊技状態の終了条件が成立した時点に限
定せず、貯留解除と同時でもいいし、特定玉検出が無効
となる前(Tf’の時間が経過する前)に有効にするも
のであればよい。
【0041】また、前記特定玉検出器48による玉検出
が有効であり且つ始動玉検出器5bによる玉検出が有効
となる期間中に、始動玉検出器5bによる玉検出があっ
た後に当該始動玉検出器5bによる玉検出に基づく可変
入賞球装置20が開放状態に移行する前の段階で特定玉
検出器48による玉検出があった場合、当該始動玉検出
器5bによる玉検出を無効にして特定遊技状態を継続す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
始動入賞した後に特定遊技状態中に入賞した玉がV入賞
しても特定遊技状態を終了することなく継続することが
できる。
【0042】また、前記始動玉検出器5bの玉検出に伴
って前記可変入賞球装置20を開放状態に移行する始動
入賞制御時、始動玉検出器5bが玉検出した後に始動有
効期間を一旦無効にするが、その後、前記特定玉検出器
48による玉検出が無効になったか否かに拘わらず所定
条件の成立(第五実施形態中では、特定遊技状態の終了
条件の成立)に伴って再び有効にすることを特徴とす
る。このように構成することにより、始動入賞制御時の
始動入賞の損を極力なくして特定遊技状態を発生させる
機会を倍加できるので、遊技の興趣向上を図ることがで
きる。
【0043】また、前記始動玉検出器5bの玉検出に伴
って前記可変入賞球装置20を開放状態に移行する始動
入賞制御時において、可変入賞球装置20が閉鎖状態に
移行してから前記特定玉検出器48による玉検出が無効
になるまでの特定玉有効期間Thと、前記特定遊技状態
の終了条件が成立してから特定玉検出器48による玉検
出が無効になるまでの特定玉有効期間Tf’と、の長さ
を異ならせたことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、状況に応じて特定玉検出手段による玉検出の
有効期間を設定することで、遊技の興趣向上を図ること
ができる。
【0044】なお、上記した第五実施形態では、始動入
賞時点から開放動作を開始するまでのインターバル時間
を設けているが、始動入賞時点から開放動作を開始する
までのインターバル時間を設けなくてもいいし、第五実
施形態のようにインターバル時間Tfと所定時間Tf’
を同一にすることなく、インターバル時間Tf<所定時
間Tf’としてもよい。但し、第五実施形態のように、
1ラウンドに戻ってしまう現象を効果的に防げなくなっ
てしまうが、次に説明する第六実施形態のような構成で
あれば、第五実施形態のように効果的に防げるのであ
る。なお、次に説明する第六実施形態は、インターバル
時間Tf<所定時間Tf’としてもよいが、インターバ
ル時間がない(時間Tf=0)構成として説明を行う。
以下、この構成を第六実施形態として図19及び図20
を参照して説明する。なお、図19及び図20中には、
始動玉検出器5bへの始動入賞によって可変入賞球装置
20(開閉片23a・23b)が2回開放する場合を例
示している。先ず、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) においてV入賞がない場合は、図19に
示すように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そ
のON時点で始動有効期間が有効から無効に切り替えら
れると共に、特定玉有効期間が無効から有効に切り替え
られ、これと同時に可変入賞球装置20の開閉片23a
・23bが1回目の開放を行う。その後は、インターバ
ルを置いた後に2回目の開放を行う。そして、開閉片2
3a・23bの2回目の開放が終了した時点から所定の
インターバル時間Tiが経過した時点で特定玉有効期間
が有効から無効に切り替えられる。また、このような特
定玉有効期間の有効中に特定玉検出器48による玉検出
(V入賞)がないので、特定遊技状態は発生されない。
【0045】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) においてV入賞がある場合は、図20に
示すように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そ
のON時点で始動有効期間が有効から無効に切り替えら
れると共に、特定玉有効期間が無効から有効に切り替え
られ、これと同時に可変入賞球装置20の開閉片23a
・23bが1回目の開放を行う。その後は、インターバ
ルを置いた後に2回目の開放を行う。そして、開閉片2
3a・23bの2回目の開放が終了した時点から所定の
インターバル時間Tiが経過するまでの間に特定玉検出
器48による玉検出(V入賞)があると、その検出時点
で始動有効期間が有効から無効に切り替わり、特定遊技
状態が発生する。具体的には、V入賞時点と同時に1ラ
ウンドにおける1回目の開放動作が開始される。なお、
このとき、特定玉有効期間は有効が継続されるが、イン
ターバル時間TiまでにV入賞がない場合は、図20中
に破線で示すように、そのインターバル時間Tiの経過
時点で特定玉有効期間は有効から無効に切り替えられ
る。
【0046】その後、1ラウンドにおける18回目の開
放動作が終了してから所定時間Tjが経過するまでの間
に特定玉検出器48による玉検出(V入賞)があると、
そのV入賞時点から次ラウンド(2ラウンド目)の大当
り開放動作が開始される。具体的には、V入賞と同時に
可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の開放動
作が開始される(V入賞から開放動作開始までインター
バル時間を設けてもいい)。なお、特定遊技状態の終了
時点(1ラウンドの18回目の開放の終了時点)から所
定時間Tjが経過するまでの間でV入賞する前に始動玉
検出器5bによる玉検出があるが、その玉検出時点では
始動有効期間は無効中であるので、始動玉検出器5bに
よる玉検出は無効となる。また、このとき、特定玉有効
期間は有効が継続されるが、特定遊技状態の終了(条件
成立)時点から所定時間Tjが経過するまでの間にV入
賞がない場合は、図20中に破線で示すように、その所
定時間Tjの経過時点で特定玉有効期間は有効から無効
に切り替えられる。また、これと同時に、始動有効期間
は無効から有効に切り替えられる。なお、特定玉有効期
間の長さは、1始動、2始動、特定遊技状態の上限継続
回時、及びそれ以外のときの継続回時、のそれぞれで異
なって設定するようにしてもよい。
【0047】以上のように、第六実施形態では、始動入
賞時点から開放動作を開始するまでのインターバル時間
を設けない構成としている(所定時間Tjよりも短い時
間でインターバル時間を設定してもよい。また、逆に長
く設けてもよいが、インターバル時間は短ければ短いほ
ど無駄な時間が省かれるのでよい。)。また、第六実施
形態の構成によれば、特定遊技状態の終了条件が成立し
てから所定条件が成立した時点で特定玉検出器48によ
る玉検出を無効にすると共に、特定遊技状態の終了条件
が成立してから特定玉検出器48による玉検出が無効と
なるまでの特定玉有効期間中は始動玉検出器(第六実施
形態中では、始動玉検出器5bのみを例示しているが、
始動玉検出器5a・5cでもよい)による玉検出を無効
にすることを特徴とする。このように構成することによ
り、特定玉有効期間中の始動入賞は無効になるので、特
定遊技状態中に入賞した玉によって新たに特定遊技状態
を発生させるという不具合を極力回避することができ
る。また、始動玉検出器5bが玉検出してから可変入賞
球装置20を開放状態に移行するまでのインターバル時
間を0に設定したので、無駄な時間を省いて遊技を進行
させることができる。なお、始動玉検出器5bが玉検出
してから可変入賞球装置20を開放状態に移行するまで
のインターバル時間は、「0」に限定せず、特定遊技状
態の終了条件が成立してから特定玉検出器48による玉
検出が無効となるまでの特定玉有効期間よりも短い時間
に設定すれば、無駄な時間を省くことができる。つま
り、第六実施形態のように、所定時間Tjにおいて始動
入賞を無効にしておけば、第五実施形態のようにインタ
ーバル時間を制限せずに前述した不具合を極力回避でき
るのである。
【0048】また、第六実施形態の構成によれば、始動
玉検出器5bの玉検出に伴って可変入賞球装置20を開
放状態に移行する始動入賞制御時、始動玉検出器5bが
玉検出した後に一旦無効にするが、その後、特定玉検出
器48による玉検出が無効になったか否かに拘わらず特
定条件の成立(第六実施形態中では、可変入賞球装置2
0の開放動作の終了)に伴って再び有効にすることを特
徴とする。このように構成することにより、始動入賞制
御時の始動入賞の損を極力なくして特定遊技状態を発生
させる機会を倍加できるので、遊技の興趣向上を図るこ
とができる。
【0049】また、前記始動玉検出器5bの玉検出に伴
って前記可変入賞球装置20を開放状態に移行する始動
入賞制御時において、可変入賞球装置20が閉鎖状態に
移行してから特定玉検出器48による玉検出が無効にな
るまでの特定玉有効期間Tiと、特定遊技状態の終了条
件が成立してから特定玉検出器48による玉検出が無効
になるまでの特定玉有効期間Tjと、の長さを異ならせ
たことを特徴とする。このように構成することにより、
状況に応じて特定玉検出器48による玉検出の有効期間
を設定することで、遊技の興趣向上を図ることができ
る。
【0050】また、第六実施形態の構成によれば、可変
入賞球装置20を開放状態に移行制御する態様が異なる
複数種類の始動玉検出器5a〜5c(実施形態中では、
1回開放の始動玉検出器5a・5cと2回開放の始動玉
検出器5bの2種類)を備えると共に、その複数種類の
始動玉検出器5a〜5cによる異なった移行制御の態様
(開閉片23a・23bの1回開放と2回開放)毎、及
び特定遊技状態の上限継続回時(16ラウンド)とそれ
以外のときの継続回時(1〜15ラウンド)とで特定玉
検出器48による玉検出の有効期間の長さを異ならせた
ことを特徴とする。このように構成することにより、様
々な状況に応じて特定玉有効期間を設定することができ
るので、適切な特定玉有効期間が設定され、ひいては遊
技の興趣向上が図れる。具体的には、状況に応じて入賞
予想個数や特定入賞領域の入賞率などが異なるので、そ
のような条件に合わせて特定玉有効期間を設定すること
で、特定入賞領域への入賞の期待が高まるときは長くな
るなどして遊技の興趣向上が図れる。
【0051】なお、上記した第六実施形態では、入賞玉
検出手段(入賞玉検出器25a・25b)と排出玉検出
手段(残留玉検出器33a・33b)とを可変入賞球装
置に設けない構成として、特定玉有効期間及び始動有効
期間の設定を行っているが、入賞玉検出器25a・25
b及び残留玉検出器33a・33bを設けた構成とし
て、前述した第六実施形態のように、特定遊技状態の終
了条件が成立してから所定時間が経過した時点で特定玉
検出器48による玉検出を無効にすると共に、特定遊技
状態の終了条件が成立してから特定玉検出器48による
玉検出が無効となるまでの特定玉有効期間中は始動玉検
出器5bによる玉検出を無効にするのではなく、第一実
施形態のように、入賞玉検出手段(入賞玉検出器25a
・25b)の検出数と排出玉検出手段(残留玉検出器3
3a・33b)の検出数の一致によって特定玉検出手段
(特定玉検出器48)による検出を無効にして、その特
定玉有効期間中は、始動玉検出手段(始動玉検出器5a
〜5c)による玉検出を無効にするものでもよい。な
お、以下に示す第七実施形態では、第一実施形態と違
い、始動入賞により始動入賞を無効にするが、可変入賞
球装置の開放前に始動入賞の無効状態から有効状態にす
るようになっている。以下、この構成を第七実施形態と
して図21を参照して説明する。なお、図21中には、
可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の1回の開
放動作(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作)
において入賞があり且つ入賞玉が正常に排出された場
合を例示する。図21において、左右の始動玉検出器5
a・5cがONすると、そのON時点から始動有効期間
が0.700秒間無効となる。また、始動玉検出器5a
・5cのON時点から1.500秒後には、可変入賞球
装置20の開閉片23a・23bが0.500秒間開放
する。なお、始動入賞から開放までのインターバル時間
は、0(即ち、始動入賞と同時に開放する)であっても
よく、特に限定しない。そして、開閉片23a・23b
の開放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞して、可
変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から
1.000秒が経過した時点までに入賞玉検出器25a
・25bによる入賞玉の検出があると、その検出時点か
ら特定玉有効期間が有効となる。その後は、残留玉検出
器33a・33bがONした時点で特定玉有効期間は無
効に切り替えられる。
【0052】以上のように、第七実施形態の構成によれ
ば、可変入賞球装置20に入賞した玉を検出する入賞玉
検出手段としての入賞玉検出器25a・25bと、可変
入賞球装置20から排出された玉を検出する排出玉検出
手段としての残留玉検出器33a・33bと、を備え、
前記入賞玉検出器25a・25bによる玉検出数と前記
残留玉検出器33a・33bによる玉検出数とが一致し
たことを前記所定条件の成立(特定玉検出器48による
玉検出を無効にするための条件)としたことを特徴とす
る。このように構成することにより、特定玉検出器48
による玉検出が有効となる期間を適切に設定することが
できる。なお、このような構成及びそれに伴う効果は、
第一実施形態からも同様にいえる。
【0053】また、第七実施形態の構成によれば、可変
入賞球装置20に入賞した全ての玉を検出する入賞玉検
出手段としての入賞玉検出器25a・25bを備え、特
定玉検出器48は、入賞玉検出器25a・25bにより
検出された玉が検出されるように設けられ、前記始動玉
検出手段としての始動玉検出器5bの玉検出に伴って前
記可変入賞球装置20を開放状態に移行する始動入賞制
御時、始動玉検出器5bの玉検出に基づいて可変入賞球
装置20を開放状態に移行した後の入賞玉検出器25a
・25bによる玉検出を条件に、特定玉検出器48によ
る玉検出を有効にすることを特徴とする。このように構
成することにより、始動入賞が有効になって、始動入賞
してから特定遊技状態中に入賞した玉が特定入賞領域に
入賞しても特定玉検出が有効になっていないので、新た
に特定遊技状態を発生させるという不具合をより確実に
回避することができる。なお、このような構成について
は、第七実施形態に限らず、前述した第一乃至第六実施
形態に適用してもよい。但し、この場合には、先に入賞
玉検出を行った後にV入賞する可能性を残す構成とする
必要がある。
【0054】また、第七実施形態の構成によれば、前記
第六実施形態と同様に、始動玉検出器5bの玉検出に伴
って可変入賞球装置20を開放状態に移行する始動入賞
制御時、始動玉検出器5bが玉検出した後に一旦無効に
するが、その後、特定玉検出器48による玉検出が無効
になったか否かに拘わらず特定条件の成立(第七実施形
態中では、所定時間の経過)に伴って再び有効にするこ
とを特徴とする。このように構成することにより、始動
入賞制御時の始動入賞の損を極力なくして特定遊技状態
を発生させる機会を倍加できるので、遊技の興趣向上を
図ることができる。なお、特定条件の成立は、開放動作
の終了などの各種構成部材の動きに起因するものでもい
いし、時間経過に伴うものであってもよい。
【0055】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記始動玉検出手段が玉検出してから前記可変入
賞球装置を第一の状態に移行するまでのインターバル時
間を、0に設定したことを特徴とする弾球遊技機。この
ように構成することにより、無駄な時間を省いて遊技を
進行させることができる。 (2)前記始動玉検出手段が玉検出してから前記可変入
賞球装置を第一の状態に移行するまでのインターバル時
間を、前記特定遊技状態の終了条件が成立してから前記
特定玉検出手段による玉検出が無効となるまでの前記特
定玉有効期間よりも短い時間に設定したことを特徴とす
る弾球遊技機。このように構成することにより、無駄な
時間を省いて遊技を進行させることができる。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段
の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態から遊
技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装
置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特
定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の
玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく態様
よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球
装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発生及
び継続し得る弾球遊技機において、前記特定遊技状態の
終了条件が成立してから所定条件が成立した時点で前記
特定玉検出手段による玉検出を無効にする特定玉受付制
御手段と、前記特定遊技状態の終了条件が成立してから
前記特定玉検出手段による玉検出が無効となるまでの特
定玉有効期間中は前記始動玉検出手段による玉検出を無
効にする始動玉受付制御手段と、を備えたことを特徴と
する。このように構成することにより、特定玉有効期間
中の始動入賞は無効になるので、特定遊技状態中に入賞
した玉によって新たに特定遊技状態を発生させるという
不具合を極力回避することができる。
【0057】また、請求項2の発明においては、前記始
動玉受付制御手段は、前記始動玉検出手段の玉検出に伴
って前記可変入賞球装置を第一の状態に移行する始動入
賞制御時、始動玉検出手段が玉検出した後に一旦無効に
するが、その後、前記特定玉検出手段による玉検出が無
効になったか否かに拘わらず特定条件の成立に伴って再
び有効にすることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、始動入賞制御時の始動入賞の損を極力なくし
て特定遊技状態を発生させる機会を倍加できるので、遊
技の興趣向上を図ることができる。
【0058】また、請求項3の発明においては、前記始
動玉検出手段の玉検出に伴って前記可変入賞球装置を第
一の状態に移行する始動入賞制御時において、可変入賞
球装置が第二の状態に移行してから前記特定玉検出手段
による玉検出が無効になるまでの特定玉有効期間と、前
記特定遊技状態の終了条件が成立してから特定玉検出手
段による玉検出が無効になるまでの特定玉有効期間と、
の長さを異ならせたことを特徴とする。このように構成
することにより、状況に応じて特定玉検出手段による玉
検出の有効期間を設定することで、遊技の興趣向上を図
ることができる。
【0059】また、請求項4の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した玉を検出する入賞玉検出手段
と、前記可変入賞球装置から排出された玉を検出する排
出玉検出手段と、を備え、前記入賞玉検出手段による玉
検出数と前記排出玉検出手段による玉検出数とが一致し
たことを前記所定条件の成立としたことを特徴とする。
このように構成することにより、特定玉検出手段による
玉検出が有効となる期間を適切に設定することができ
る。
【0060】また、請求項5の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した全ての玉を検出する入賞玉検出
手段を備え、前記特定玉検出手段は、前記入賞玉検出手
段により検出された玉が検出されるように設けられ、前
記特定玉受付制御手段は、前記始動玉検出手段の玉検出
に伴って前記可変入賞球装置を第一の状態に移行する始
動入賞制御時、前記始動玉検出手段の玉検出に基づいて
前記可変入賞球装置を第一の状態に移行した後の前記入
賞玉検出手段による玉検出を条件に、前記特定玉検出手
段による玉検出を有効にすることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、始動入賞が有効になって、始
動入賞してから特定遊技状態中に入賞した玉が特定入賞
領域に入賞しても特定玉検出が有効になっていないの
で、新たに特定遊技状態を発生させるという不具合をよ
り確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図で
ある。
【図4】可変入賞球装置内での玉の流れを示す斜視図で
ある。
【図5】各種遊技動作を制御する遊技制御回路基板を示
すブロック図である。
【図6】始動入賞制御における1回開放での入賞がなか
ったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図7】始動入賞制御における1回開放での入賞があっ
たとき(入賞玉数と排出玉数が一致した)の各種構成部
材の動作を示すタイムチャートである。
【図8】始動入賞制御における1回開放での入賞があっ
たとき(入賞玉数と排出玉数が一致しない)の各種構成
部材の動作を示すタイムチャートである。
【図9】始動入賞制御における2回開放での入賞がなか
ったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】始動入賞制御における2回開放での入賞があ
ったとき(入賞玉が正常に排出された)の各種構成部材
の動作を示すタイムチャートである。
【図11】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
(入賞玉数と排出玉数が一致した・継続)での各種構成
部材の動作を示すタイムチャートである。
【図12】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
での(入賞玉数と排出玉数が一致しない・継続しない)
各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図13】大当り制御における1(〜15)ラウンド中
での入賞が正常に排出されないときの各種構成部材の動
作を示すタイムチャートである。
【図14】第二実施形態の大当り制御における各種構成
部材の動作を示すタイムチャートである。
【図15】第四実施形態の大当り制御における1(〜1
5)ラウンド中(V入賞しなかった場合)での各種構成
部材の動作を示すタイムチャートである。
【図16】第四実施形態の大当り制御における1(〜1
5)ラウンド中(V入賞した場合)での各種構成部材の
動作を示すタイムチャートである。
【図17】第五実施形態の始動入賞制御を示すタイムチ
ャートである。
【図18】第五実施形態の大当り制御を示すタイムチャ
ートである。
【図19】第六実施形態の始動入賞制御を示すタイムチ
ャートである。
【図20】第六実施形態の大当り制御を示すタイムチャ
ートである。
【図21】第七実施形態の始動入賞制御を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 4a〜4c 始動入賞口 5a〜5c 始動玉検出器(始動玉検出手段) 20 可変入賞球装置 22 上部入賞空間 23a・23b 開閉片 25a・25b 入賞玉検出器(入賞玉検出手段) 28 入賞個数・継続回数表示器 29 排出個数・継続回数表示器 30 下部入賞空間 31 下部転動板 33a・33b 残留玉検出器(排出玉検出手段) 34 開閉板 36 回転ドラム 39a〜39c 永久磁石 40 上部転動板 42 特定受入口 43a・43b 可動部材 48 特定玉検出器(特定玉検出手段) 50 遊技制御回路基板(特定玉受付制御手段、始動玉
受付制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊
    技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利
    な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変
    入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入賞領域への打
    玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出により前記
    始動玉検出手段の玉検出に基づく態様よりさらに遊技者
    にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を第一の状態
    に移行制御する特定遊技状態を発生及び継続し得る弾球
    遊技機において、 前記特定遊技状態の終了条件が成立してから所定条件が
    成立した時点で前記特定玉検出手段による玉検出を無効
    にする特定玉受付制御手段と、 前記特定遊技状態の終了条件が成立してから前記特定玉
    検出手段による玉検出が無効となるまでの特定玉有効期
    間中は前記始動玉検出手段による玉検出を無効にする始
    動玉受付制御手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記始動玉受付制御手段は、前記始動玉
    検出手段の玉検出に伴って前記可変入賞球装置を第一の
    状態に移行する始動入賞制御時、始動玉検出手段が玉検
    出した後に一旦無効にするが、その後、前記特定玉検出
    手段による玉検出が無効になったか否かに拘わらず特定
    条件の成立に伴って再び有効にすることを特徴とする請
    求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記始動玉検出手段の玉検出に伴って前
    記可変入賞球装置を第一の状態に移行する始動入賞制御
    時において、可変入賞球装置が第二の状態に移行してか
    ら前記特定玉検出手段による玉検出が無効になるまでの
    特定玉有効期間と、前記特定遊技状態の終了条件が成立
    してから特定玉検出手段による玉検出が無効になるまで
    の特定玉有効期間と、の長さを異ならせたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変入賞球装置に入賞した玉を検出
    する入賞玉検出手段と、前記可変入賞球装置から排出さ
    れた玉を検出する排出玉検出手段と、を備え、前記入賞
    玉検出手段による玉検出数と前記排出玉検出手段による
    玉検出数とが一致したことを前記所定条件の成立とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記可変入賞球装置に入賞した全ての玉
    を検出する入賞玉検出手段を備え、 前記特定玉検出手段は、前記入賞玉検出手段により検出
    された玉が検出されるように設けられ、 前記特定玉受付制御手段は、前記始動玉検出手段の玉検
    出に伴って前記可変入賞球装置を第一の状態に移行する
    始動入賞制御時、前記始動玉検出手段の玉検出に基づい
    て前記可変入賞球装置を第一の状態に移行した後の前記
    入賞玉検出手段による玉検出を条件に、前記特定玉検出
    手段による玉検出を有効にすることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7770343B2 (en) 2005-04-21 2010-08-10 Structural Concrete & Steel, S.L. Prefabricated modular tower

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