JP2001161917A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001161917A
JP2001161917A JP34541999A JP34541999A JP2001161917A JP 2001161917 A JP2001161917 A JP 2001161917A JP 34541999 A JP34541999 A JP 34541999A JP 34541999 A JP34541999 A JP 34541999A JP 2001161917 A JP2001161917 A JP 2001161917A
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JP
Japan
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ball
specific
time
winning
starting
Prior art date
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JP34541999A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takashi Fukuda
隆 福田
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者にとって無駄な時間とならない適切な
有効時間を設定することで、遊技の興趣が向上できる弾
球遊技機を提供する。 【解決手段】 始動玉検出器5bが1個の打玉を検出
(2始動)することに基づいて可変入賞球装置20を変
化させる変化制御の終了時点から有効時間t4が経過す
るまで特定玉検出器48の玉検出を有効にするように制
御し、始動玉検出器5b以外の始動玉検出器の玉検出
(1始動)による有効時間を前記有効時間t4よりも短
く設定する。これにより、1始動時に最適となる比較的
短めの有効時間t6に合わせることなく2始動時の有効
時間t4を長くとることで、2始動を差別的に設けた構
成の遊技効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣
向上を招来することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に設けら
れた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出
器の玉検出に基づく始動遊技状態の発生により、遊技者
にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第
一の状態に変化制御される可変入賞球装置を備え、該可
変入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入賞領域への
打玉の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出を条件に特
定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での態様よりさ
らに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を
第一の状態に変化制御する弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、第二種の弾球遊技機は、
始動玉検出器による入賞玉の検出(以下、これを始動玉
検出ともいう)に伴って始動遊技状態となって可変入賞
球装置(以下、これを大入賞口ともいう)を開放し、該
可変入賞球装置内の特定玉検出器による入賞玉の検出
(以下、これを特定玉検出あるいはV入賞ともいう)に
より特定遊技状態を発生して可変入賞球装置を連続開放
するようになっていた。また、このような弾球遊技機で
は、可変入賞球装置の開放終了時点(閉鎖時点)から所
定時間が経過するまでをV入賞の有効時間として設定す
ることで、その有効時間内に特定玉検出された場合、V
入賞とするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、有効時間を比較的長めの一定時間に設定して
いた。このため、本来ならV入賞しないタイミングであ
っても有効時間内であれば、いずれの状況であっても全
てV入賞を有効にしてしまっていた。また、特定遊技状
態の終了時においては、たとえ大入賞口内に玉が無くて
も有効時間が経過するまでは特定遊技状態として始動玉
検出を無効にしていた。このように従来の有効時間の設
定では、その有効時間が遊技者にとって無駄な時間にな
ることが多々あり、これによって遊技の興趣が半減して
いた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、遊技者にとって無駄な時間を
極力省き、且つ不具合を極力発生しないように適切な有
効時間を設定することで、遊技の興趣が向上できる弾球
遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出器の
玉検出に基づく始動遊技状態の発生により、遊技者にと
って不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の
状態に変化制御される可変入賞球装置を備え、該可変入
賞球装置の入賞空間に設けられた特定入賞領域への打玉
の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出を条件に特定遊
技状態を発生して前記始動遊技状態での態様よりさらに
遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を第一
の状態に変化制御する弾球遊技機であって、前記始動玉
検出器は、打玉を検出することで前記可変入賞球装置を
予め定めた第一期間の間第一の状態に変化させる第一始
動玉検出器と、打玉を検出することで前記可変入賞球装
置を前記第一期間よりも長い第二期間の間第一の状態に
変化させる第二始動玉検出器と、からなり、前記第一始
動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変入
賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から第一所定
時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効に
して、前記第二始動玉検出器が打玉を検出することに基
づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の終了
時点から第二所定時間が経過するまで前記特定玉検出器
の玉検出を有効にするように制御し、前記第一所定時間
を前記第二所定時間よりも短く設定したことを特徴とす
る。このように構成することにより、第一始動玉検出器
で玉検出(以下、これを1始動ともいう)があったとき
に比べて第二始動玉検出器で玉検出(以下、これを2始
動ともいう)があったときの方が、可変入賞球装置内に
入賞する可能性を高くすることができ、その結果として
1始動時に比べて2始動時には特定玉検出器で玉検出が
行われ易い(特定遊技状態が発生し易い)構成にでき
る。また、このとき、2始動時の有効時間を1始動時に
最適となる比較的短めの有効時間に合わせて設定した場
合、2始動時に入賞数を多く設定したにも拘わらず、直
ぐに特定玉検出器の玉検出が無効になってしまい2始動
を差別的に設けた意味が薄らいでしまうが、この構成に
よれば、1始動時の有効時間を2始動時の有効時間に比
べて短く設定する、言い換えれば1始動時に最適となる
比較的短めの有効時間に合わせることなく2始動時の有
効時間を長くとることで、2始動を差別的に設けた構成
の遊技効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣向
上を招来することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記特
定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出があったこと
を条件に特定遊技状態の継続権を成立させると共に、該
継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容する構成と
し、該継続回数の最終回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から特定時間が経過するまで前記始動
玉検出器の玉検出を無効にするように制御し、前記特定
時間を前記第一所定時間よりも短く設定したことを特徴
とする。このように構成することにより、継続回数の最
終回(以下、これを最終ラウンドともいう)で有効時間
が経過するまでは特定遊技状態として始動玉検出を無効
にする構成において、最終ラウンドの有効時間を1始動
時の有効時間よりも短くすることで、最終ラウンドに到
達した場合の始動玉検出を有効に切り替えるまでの無駄
な時間を短縮することができ、ひいては遊技の興趣が向
上できる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記継
続回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前
記特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前
記第二の特定時間を前記第一所定時間よりも短く設定し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
最終ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまで
は特定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成にお
いて、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を1始動
時の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途
中で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を
有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0007】また、請求項4の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状態の発生によ
り、遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化制御される可変入賞球装置を
備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入
賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出
を条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であっ
て、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出が
あったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させる
と共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容
する構成とし、前記継続回数の最終回において前記特定
遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間が経過する
まで前記始動玉検出器の玉検出を無効にして、前記始動
玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変入賞
球装置を変化させる変化制御の終了時点から所定時間が
経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効にするよ
うに制御し、前記特定時間を前記所定時間よりも短く設
定したことを特徴とする。このように構成することによ
り、最終ラウンドで有効時間が経過するまでは特定遊技
状態として始動玉検出を無効にする構成において、最終
ラウンドの有効時間を始動入賞時の有効時間よりも短く
することで、最終ラウンドに到達した場合の始動玉検出
を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することが
でき、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記継
続回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前
記特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前
記第二の特定時間を前記所定時間よりも短く設定したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、最終
ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特
定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成におい
て、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を始動入賞
時の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途
中で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を
有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0009】また、請求項6の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状態の発生によ
り、遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化制御される可変入賞球装置を
備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入
賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出
を条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であっ
て、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出が
あったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させる
と共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容
する構成とし、前記継続回数の最終回において前記特定
遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間が経過する
まで前記始動玉検出器の玉検出を無効にして、前記継続
回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終了
条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前記
特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前記
特定時間を前記第二の特定時間よりも短く設定したこと
を特徴とする。このように構成することにより、最終ラ
ウンドで有効時間が経過するまでは特定遊技状態として
始動玉検出を無効にする構成において、最終ラウンドの
有効時間を最終ラウンド以外のラウンドの有効時間より
も短くすることで、最終ラウンドに到達した場合の始動
玉検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮する
ことができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記始
動玉検出器は、打玉を検出することで前記可変入賞球装
置を予め定めた第一期間の間第一の状態に変化させる第
一始動玉検出器と、打玉を検出することで前記可変入賞
球装置を前記第一期間よりも長い第二期間の間第一の状
態に変化させる第二始動玉検出器と、からなり、前記第
一始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可
変入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から第一
所定時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有
効にして、前記第二始動玉検出器が打玉を検出すること
に基づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の
終了時点から第二所定時間が経過するまで前記特定玉検
出器の玉検出を有効にするように制御し、前記第一所定
時間を前記第二所定時間よりも短く設定したことを特徴
とする。このように構成することにより、1始動時に比
べて2始動時の方が、可変入賞球装置内に入賞する可能
性を高くすることができ、その結果として1始動時に比
べて2始動時には特定玉検出器で玉検出が行われ易い
(特定遊技状態が発生し易い)構成にできる。また、こ
のとき、2始動時の有効時間を1始動時に最適となる比
較的短めの有効時間に合わせて設定した場合、2始動時
に入賞数を多く設定したにも拘わらず、直ぐに特定玉検
出器の玉検出が無効になってしまい2始動を差別的に設
けた意味が薄らいでしまうが、この構成によれば、1始
動時の有効時間を2始動時の有効時間に比べて短く設定
する、言い換えれば1始動時に最適となる比較的短めの
有効時間に合わせることなく2始動時の有効時間を長く
とることで、2始動を差別的に設けた構成の遊技効果を
高めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招来する
ことができる。
【0011】また、請求項8の発明においては、前記特
定時間を前記第一所定時間よりも短く設定したことを特
徴とする。このように構成することにより、最終ラウン
ドで有効時間が経過するまでは特定遊技状態として始動
玉検出を無効にする構成において、最終ラウンドの有効
時間を1始動時の有効時間よりも短くすることで、最終
ラウンドに到達した場合の始動玉検出を有効に切り替え
るまでの無駄な時間を短縮することができ、ひいては遊
技の興趣が向上できる。
【0012】また、請求項9の発明においては、前記第
二の特定時間を前記第一所定時間よりも短く設定したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、最終
ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特
定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成におい
て、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を1始動時
の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途中
で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を有
効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0013】また、請求項10の発明においては、前記
始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変
入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から所定時
間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効にす
るように制御し、前記特定時間を前記所定時間よりも短
く設定したことを特徴とする。このように構成すること
により、最終ラウンドで有効時間が経過するまでは特定
遊技状態として始動玉検出を無効にする構成において、
最終ラウンドの有効時間を始動入賞時の有効時間よりも
短くすることで、最終ラウンドに到達した場合の始動玉
検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮するこ
とができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0014】また、請求項11の発明においては、前記
第二の特定時間を前記所定時間よりも短く設定したこと
を特徴とする。このように構成することにより、最終ラ
ウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特定
遊技状態として始動玉検出を無効にする構成において、
最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を始動入賞時の
有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途中で
特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を有効
に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、
ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技
領域3のほぼ中央には、本実施形態の要部をなす可変入
賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の
下方には、それぞれ始動玉検出器5a〜5cを内蔵した
左・中・右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。
始動入賞口4a〜4cに打玉が入賞すると、これを始動
玉検出器5a〜5cが検出することで、可変入賞球装置
20を所定期間開放するようになっている。なお、始動
入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a・4cに
入賞した場合は、可変入賞球装置20を1回開放し、始
動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bに入賞
した場合は、可変入賞球装置20を2回開放するように
なっている。また、このように始動玉検出器5a〜5c
の入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作を行
う状態を始動遊技状態という。また、遊技領域3には、
上記した構成以外にも、風車ランプ7a・7bを内蔵し
た風車6a・6b、風車8a・8b、サイドランプ10
a・10bを内蔵したサイドランプ飾り9a・9b、ア
ウト口11、等が設けられている。
【0016】次に、本実施形態の要部をなす可変入賞球
装置20について、図2及び図3を参照して説明する。
可変入賞球装置20は、図2に示すように、当該可変入
賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付
基板21を有し、該取付基板21には、上部入賞空間2
2と下部入賞空間30が形成されている。上部入賞空間
22には、左右一対の開閉片23a・23bが回転可能
に設けられている。開閉片23a・23bは、それぞれ
周知のリンク機構を介してソレノイド24a・24bが
連結され、該ソレノイド24a・24bがONしたとき
に、上部入賞空間22を開放する方向に回転する一方、
ソレノイド24a・24bがOFFしたときに、上部入
賞空間22を閉鎖する方向に回転するようになってい
る。上部入賞空間22の底壁部分には、上部入賞空間2
2に入賞した打玉を検出する左右一対の入賞玉検出器2
5a・25bが設けられている。なお、入賞玉検出器2
5a・25bで検出された入賞玉は、入賞玉検出器25
a・25bを通過した後、取付基板21の左右両側に形
成された玉通路26a・26bを通って玉排出口27a
・27bから下部入賞空間30に送り込まれるようにな
っている。また、上部入賞空間22内の後面壁には、入
賞玉検出器25a・25bによる入賞玉の検出数を表示
する入賞個数表示器28と、特定遊技状態におけるラウ
ンドの継続回数を表示する継続回数表示器29、が設け
られている。
【0017】一方、下部入賞空間30には、玉排出口2
7a・27bから送り込まれた入賞玉を後方に向かって
転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の下流
端に形成された開口32と、該開口32を開閉する開閉
板34と、該開閉板34の上方位置で回転する回転ドラ
ム36と、該回転ドラム36の上端部後方に配された上
部転動板40、が設けられている。開閉板34は、ソレ
ノイド35が連結され、該ソレノイド35がONしたと
きに、開口32を閉鎖する方向に進出移動する一方、ソ
レノイド35がOFFしたときに、開口32を開放する
方向に退行移動するようになっている。回転ドラム36
は、各連結ギヤ37a〜37cを介してモータ38が連
結され、該モータ38の駆動に伴って常時一定速度で一
方向(図3に示す矢印方向)に回転するようになってい
る。また、回転ドラム36の周面には、左・中・右の横
一列3箇所に永久磁石39a〜39cが埋設されてい
る。これにより、回転ドラム36は、開閉板34による
開口32の閉鎖状態で、開閉板34上に停留される玉を
永久磁石39a〜39cの磁力によって吸引し、これを
回転動作に伴って上部転動板40に送り込むようになっ
ている。
【0018】上部転動板40の後方側には、中央を境と
して左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a・40bが
形成されており、該傾斜部40a・40bの下流側(左
右両側)には、傾斜部40a・40bを転動した玉を再
度下部転動板31上に送り込む玉通路41a・41bが
形成されている。なお、傾斜部40a・40bは、後方
側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の
後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入
口42の前方には、左右一対の可動部材43a・43b
が設けられている。可動部材43a・43bには、それ
ぞれ回転軸44a・44bが一体的に取り付けられ、該
回転軸44a・44bの後端には、ソレノイド45を連
結した連結部材46の各連動部46a・46bが一体的
に取り付けられている。なお、連結部材46は、ソレノ
イド45を構成するプランジャ45aの進退動作を回転
軸44a・44b(可動部材43a・43b)の回転動
作に変換するものである。これにより、可動部材43a
・43bは、ソレノイド45がONしたときに、特定受
入口42の前方を遮断する方向(図2に示す矢印方向)
に回転する一方、ソレノイド45がOFFしたときに、
特定受入口42前方の遮断を解除する方向に回転するよ
うになっている。また、特定受入口42の外周には、装
飾用のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受
入口42の内部には、特定受入口42に入った玉を検出
する特定玉検出器48が設けられている。特定玉検出器
48の下流側には、検出した玉を開閉板34の下方位置
を通して排出する図示しない玉通路が形成されている。
なお、以下の説明では、特定玉検出器48及び該特定玉
検出器48への入賞を、V及びV入賞ともいう。
【0019】ところで、上記した可変入賞球装置20等
を構成する各種作動部材は、図4に示すように、CPU
51、ROM52、及びRAM53を備えた遊技制御回
路基板50によってその作動が制御されるようになって
いる。具体的に、遊技制御回路基板50は、特定玉検出
器48、始動玉検出器5a〜5c、及び入賞玉検出器2
5a・25bから個々の検出信号を入力する。そして、
これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御回路基板5
0は、サイドランプ10a・10b、風車ランプ7a・
7b、各ソレノイド24a・24b・35・45、モー
タ38、入賞個数表示器28、LED表示器47、及び
継続回数表示器29の各種作動部材に制御信号を出力し
て各種作動部材の作動を所定態様で制御する。なお、こ
れらの各種ランプ・LEDは、遊技盤1の裏面側に取り
付けられた中継基板(図示しない)を介して遊技制御回
路基板50に接続されている。
【0020】また、上記した遊技制御回路基板50に
は、外部の接続機器(検査機関の検査機器など)が接続
されて、特別電動役物作動中、有効時間、大当り、可変
入賞球装置20の開放、特定玉有効期間などの各種情報
(信号)を一括して出力する情報出力コネクタ54が設
けられている。情報出力コネクタ54には、特別電動役
物作動中信号、有効時間信号、V(特定玉)有効期間情
報、大入賞口(可変入賞球装置20)開放情報、大当り
情報、特定玉情報、始動入賞情報(左・中・右)、入賞
玉情報(左・右)の各出力端子54a〜54kが設けら
れている。特別電動役物作動中信号、有効時間信号、V
有効期間情報、大入賞口開放情報、及び大当り情報の各
出力端子54a〜54eには、CPU51が接続されて
おり、それらは、CPU51から出力される信号(情
報)である。一方、特定玉情報、始動入賞情報(左・中
・右)、及び入賞玉情報(左・右)の各出力端子54f
〜54kには、それぞれ特定玉検出器48、始動玉検出
器5a〜5c、及び入賞玉検出器25a・25bが接続
されている。なお、特定玉検出器48、始動玉検出器5
a〜5c、及び入賞玉検出器25a・25bからの入力
信号は、CPU51と情報出力コネクタ54とにそれぞ
れ分岐して送られるようになっている。しかして、情報
出力コネクタ54は、CPU51及び各検出器48・5
a〜5c・25a・25bからの信号入力に基づいて、
特別電動役物作動中信号、有効時間信号、V有効期間情
報、大入賞口開放情報、大当り情報、特定玉情報、始動
入賞情報(左・中・右)、入賞玉情報(左・右)を検査
用の信号(情報)として外部の接続機器に出力するよう
になっている。
【0021】なお、上記した情報出力コネクタ54を備
えた遊技制御回路基板50は、検査機関で検査するとき
の仕様(検査仕様)であり、量産時の仕様としてはコス
トダウンの目的で特に情報出力コネクタ54を設けない
方が望ましい。このような量産時の仕様として、具体的
には、遊技制御回路基板50の基板自体は検査仕様のも
のと同じ(配線パターンなどはそのまま)で情報出力コ
ネクタ54を基板に実装しないものでもいいし、基板自
体を図4中の点線部分の下部側がないもの(この場合、
検査仕様の基板は、その点線部分で切り離し易いように
スリットを入れて、量産時はそのスリット部分で切り離
した形で成形して生産するようにしてもいい)としても
いい。また、量産時の仕様としては、情報出力コネクタ
54のみならず情報出力コネクタ54用の配線パターン
も基板上に残さない(即ち、CPU51に情報出力用の
プログラムだけが残る)ようにしてもよい。また、逆
に、情報出力コネクタ54もしくは各出力端子54a〜
54kを別々のコネクタにして、遊技制御回路基板50
と別体にした情報端子基板に実装して量産するようにし
てもよい。この場合、その情報端子基板は、ホールコン
ピュータなどの出力を目的とした情報端子が一緒に実装
されてもいい(例えば、始動情報など)。また、図4に
示す遊技制御回路基板50の構成では、CPU51から
情報出力コネクタ54の大入賞口開放情報の出力端子5
4dに信号を出力する配線パターンと、大入賞口(可変
入賞球装置20の開閉片23a・23b)を開放するた
めのソレノイド24a・24bに信号を出力する配線パ
ターンと、を別々に設けた構成としているが、これに限
らず、CPU51からのソレノイド駆動信号の配線パタ
ーンを途中で分岐させて、それぞれを大入賞口開放情報
の出力端子54dとソレノイド24a・24bに接続す
るようにしてもよい。
【0022】次に、上記した遊技制御回路基板50によ
る可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先
ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレ
ノイド24a・24bが所定時間ONされて開閉片23
a・23bが開放する。その開放動作中に打玉が上部入
賞空間22内に入賞すると、その入賞玉は入賞玉検出器
25a・25bを通って下部入賞空間30に送り込まれ
る。また、開閉板34は、遊技制御回路基板50による
ソレノイド35のON制御により、入賞玉検出器25a
・25bが入賞玉を検出してから所定時間が経過するま
で開口32を閉鎖する方向に移動する。そして、下部入
賞空間30に送り込まれた玉は、開口32の閉鎖時間内
で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39a〜39c
に吸引されると、回転ドラム36の回転に伴って上部転
動板40に送り込まれる。このとき、開閉板34上に停
留された入賞玉が左右の永久磁石39a・39cに吸引
された場合、その入賞玉は、100%の確率で玉通路4
1a・41bに送られる。なお、この時点で、開閉板3
4は、遊技制御回路基板50によるソレノイド35のO
FF制御により、開口32を開放する方向に移動してい
る。そして、玉通路41a・41bに送られた玉は、下
部転動板31を通って開口32を落下して排出される。
一方、開閉板34上に停留された入賞玉が中央の永久磁
石39bに吸引された場合、その入賞玉は、かなり高い
確率(100%ではない)で特定受入口42に送られ
る。そして、特定受入口42に送られた玉(V入賞した
玉)は、特定玉検出器48を通過した後に排出される。
また、このとき、特定玉検出器48での玉の通過(特定
玉検出器48による玉の検出)によって特定遊技状態が
発生する。
【0023】上記した特定遊技状態においては、遊技制
御回路基板50によりソレノイド35がON/OFF制
御されることで、開閉片23a・23bが所定時間の開
放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。な
お、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入
賞玉が検出された場合には、その時点で開閉片23a・
23bの開放動作を終了する。また、開閉片23a・2
3bの開閉サイクル中(最終ラウンドは除く)は、各ソ
レノイド35・45が常時ONされることで、開閉板3
4は常に開口32を閉鎖し、可動部材43a・43bは
常に特定受入口42の前方を遮断する(特定受入口42
への入賞が不可となる)。これにより、開閉サイクル中
に可変入賞球装置20に入賞した玉は、開閉サイクルの
終了時点までは開口32を落下することがない。従っ
て、開閉板34上に停留された入賞玉が左右の永久磁石
39a・39cに吸引された場合、その入賞玉は、玉通
路41a・41bを通って下部転動板31に送り込ま
れ、再度開閉板34上に停留される。一方、開閉板34
上に停留された入賞玉が中央の永久磁石39bに吸引さ
れた場合、その入賞玉は、特定受入口42前方の可動部
材43a・43bに受け止められる。その後、開閉サイ
クルの終了に伴って(開閉サイクル終了後、入賞した玉
が全て入賞玉検出器25a・25bに検出されるのに十
分な時間を待って)、各ソレノイド35・45がOFF
されることで、開閉板34は開口32を開放し、回転ド
ラム36を逆回転させ(回転ドラム36の永久磁石に吸
引している玉は、開口32内に落とされる。なお、次の
ラウンドで下から上の正回転に戻る。)、可動部材43
a・43bは特定受入口42前方の遮断を解除する。こ
れにより、可動部材43a・43bに受け止められた入
賞玉は、上部転動板40を真直ぐ後方に転動して特定受
入口42に入る。そして、特定受入口42に入った玉
(V入賞した玉)は、特定玉検出器48を通過すること
で、以上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立
させ、所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片2
3a・23bを開放する。なお、開閉サイクルの許容継
続回数は、最高16回(16ラウンド)まで許容される
ようになっている。また、このような特定遊技状態にお
いて、継続回数表示器29は、開閉片23a・23bの
継続回数(ラウンド回数)を表示し、入賞個数表示器2
8は、1ラウンド毎に入賞個数を表示するようになって
いる。また、開閉サイクル及びラウンド回数は、特に1
8回、及び16回に限定せず、1回でも複数回でもよ
く、さらには可変表示器でラウンド回数を決定するよう
なものでもよい。
【0024】次に、前記遊技制御回路基板50による特
別電動役物作動中信号の出力制御について図5を参照し
て説明する。図5のフローチャートにおいて、先ず、始
動有効期間(始動玉検出器5a〜5cによる入賞玉の検
出が有効となる期間)中に始動入賞口4a〜4cへの入
賞があるか否か、言い換えれば始動玉検出器5a〜5c
がONしたか否かを判別する(S1)。S1で始動入賞
口4a〜4cへの入賞があると判別すると、特別電動役
物作動中信号の出力中であるか否かを判別し(S2)、
特別電動役物作動中信号の出力中でないときは、特別電
動役物作動中信号を出力して(S3)、メインフローに
復帰する。一方、S2で特別電動役物作動中信号の出力
中のときは、所定の区切時間taだけ出力を停止した後
に再び特別電動役物作動中信号を出力して(S4)、メ
インフローに復帰する。また、S1で始動入賞口4a〜
4cへの入賞がないと判別した場合は、特定玉有効期間
(特定玉検出器48による入賞玉の検出(V入賞の検
出)が有効となる期間)中に特定玉検出器48がONし
たか否かを判別する(S5)。S5で特定玉検出器48
がONしたときは、前記S2に移行する一方、特定玉検
出器48がONしていないときは、特別電動役物作動中
信号の出力中であるか否かを判別する(S6)。S6で
特別電動役物作動中信号の出力中でないときは、そのま
まメインフローに復帰する一方、特別電動役物作動中信
号の出力中のときは、特定遊技状態が最終ラウンドであ
るか否かを判別する(S7)。S7で最終ラウンドの場
合は、可変入賞球装置20(大入賞口)の閉鎖後におい
て有効時間t8が経過したか否かを判別する(S8)。
そして、S8で有効時間t8が経過していないときは、
そのままメインフローに復帰する一方、有効時間t8が
経過したときは、特別電動役物作動中信号の出力を停止
して(S9)、メインフローに復帰する。また、S7で
最終ラウンド以外の場合は、可変入賞球装置20(大入
賞口)の閉鎖後において有効時間t7が経過したか否か
を判別する(S10)。そして、S10で有効時間t7
が経過していないときは、そのままメインフローに復帰
する一方、有効時間t7が経過したときは、前記S9に
移行して特別電動役物作動中信号の出力を停止した後に
メインフローに復帰する。なお、本実施形態でいう有効
時間とは、可変入賞球装置20の開放終了時点(閉鎖時
点)からV入賞を無効に切り替えるまでの所定時間(但
し、大当り中の最終ラウンドはV入賞を無効にしている
ので、最終ラウンドのときはV入賞を無効に切り替える
までの時間ではなく、特定玉検出器48がONする可能
性がある期間として始動入賞を無効にしている時間であ
る。)のことをいい、以下、このような所定時間のこと
を有効時間と称する。
【0025】次に、前記遊技制御回路基板50による有
効時間信号の計測制御について図6を参照して説明す
る。図6のフローチャートにおいて、先ず、可変入賞球
装置20(大入賞口)の(一連の)開放動作が終了して
(大当り中であれば、18回開閉したか又は10個入賞
したか)可変入賞球装置20が閉鎖したか否かを判別す
る(SA1)。SA1で可変入賞球装置20が閉鎖して
いないときは、そのまま後述するSA3に移行する一
方、可変入賞球装置20が閉鎖したときは、有効時間信
号の計測を開始(SA2)した後にSA3に移行する。
SA3では、有効時間信号の計測中であるか否かを判別
し、有効時間信号の計測中でないときは、そのままメイ
ンフローに復帰する。一方、SA3で有効時間信号の計
測中のときは、始動入賞の有効期間(始動有効期間)中
に始動入賞があるか否かを判別する(SA4)。SA4
で始動入賞があるときは、有効時間信号の計測を終了
(SA9)してメインフローに復帰する。一方、SA4
で始動入賞がないときは、特定玉有効期間中に特定玉検
出(V入賞)があるか否かを判別する(SA5)。SA
5で特定玉検出があるときは、前記SA9に移行して有
効時間信号の計測を終了する一方、特定玉検出がないと
きは、可変入賞球装置20(大入賞口)の開放動作が始
動入賞によるものか否かを判別する(SA6)。
【0026】SA6で可変入賞球装置20の開放動作が
始動入賞による場合は、次にその始動入賞が1始動(始
動玉検出器5a・5cへの入賞)であるか否かを判別す
る(SA7)。SA7で始動入賞が1始動のときは、可
変入賞球装置20の閉鎖後において有効時間t6が経過
したか否かを判別する(SA8)。そして、SA8で有
効時間t6が経過していないときは、そのままメインフ
ローに復帰する一方、有効時間t6が経過したときは、
前記SA9に移行して有効時間信号の計測を終了した後
にメインフローに復帰する。また、SA7で始動入賞が
1始動以外のとき、即ち2始動(始動玉検出器5bへの
入賞)のときは、可変入賞球装置20の閉鎖後において
有効時間t4が経過したか否かを判別する(SA1
0)。そして、SA10で有効時間t4が経過していな
いときは、そのままメインフローに復帰する一方、有効
時間t4が経過したときは、前記SA9に移行して有効
時間信号の計測を終了した後にメインフローに復帰す
る。
【0027】一方、SA6で可変入賞球装置20の開放
動作が始動入賞以外による場合、即ち特定遊技状態の発
生に伴う場合は、次にその特定遊技状態が最終ラウンド
であるか否かを判別する(SA11)。SA11で最終
ラウンドの場合は、可変入賞球装置20(大入賞口)の
閉鎖後において有効時間t8が経過したか否かを判別す
る(SA12)。そして、SA12で有効時間t8が経
過していないときは、そのままメインフローに復帰する
一方、有効時間t8が経過したときは、前記SA9に移
行して有効時間信号の計測を終了した後にメインフロー
に復帰する。また、SA11で最終ラウンド以外の場合
は、可変入賞球装置20の閉鎖後において有効時間t7
が経過したか否かを判別する(SA13)。そして、S
A13で有効時間t7が経過していないときは、そのま
まメインフローに復帰する一方、有効時間t7が経過し
たときは、前記SA9に移行して特別電動役物作動中信
号の出力を停止した後にメインフローに復帰する。な
お、有効時間を計測するカウンタは、加算、減算どちら
でもよく、計測を終了したときに初期値になるなどする
ものであればよい。
【0028】また、前記遊技制御回路基板50による有
効時間信号の出力制御は、図7のフローチャートに示す
ように、有効時間信号の計測中であるか否かを判別する
(SB1)。そして、SB1で有効時間信号の計測中の
ときに、有効時間信号を出力する。一方、SB1で有効
時間信号の計測中でないときに、有効時間信号の出力を
停止する。即ち、本実施形態では、有効時間信号の計測
に合わせて有効時間信号を出力するようになっている。
【0029】なお、上記した図5及び図7の特別電動役
物作動中信号、及び、図6の有効時間計測を含む有効時
間信号の出力制御は、遊技制御回路基板50のROM5
2に記憶されているプログラムをCPU51が実行制御
することで行われるものであるが、ROM52が記憶す
る情報出力プログラムとしては、後述する図8乃至図1
7に示す大当り情報、特定玉有効期間の情報、及び可変
入賞球装置20の開放情報の各情報出力プログラムが記
憶されている。また、始動玉検出器5a〜5c、入賞玉
検出器25a・25b、及び特定玉検出器48からの信
号はCPU51に取り込んでいるので、各検出器で検出
があった情報(信号)をCPU51を介して出力するよ
うにして、その情報出力プログラムをROM52に記憶
しておくようにしてもよい。
【0030】次に、上記した有効時間信号、特別電動役
物作動中信号、及び大当り情報の出力制御の具体的な制
御を図8乃至図17を参照して説明する。なお、以下の
説明では、通常の遊技状態において、始動有効期間は、
始動玉検出器5a〜5cがONするまで有効が継続さ
れ、特定玉有効期間は、始動玉検出器5a〜5cがON
するまで無効が継続される。先ず、図8に示すように、
始動入賞により2回の開閉動作がある場合(以下、これ
を2始動ともいう)、始動玉検出器5bがONすると、
そのON時点から始動有効期間が無効となり、特定玉有
効期間が有効となる。そして、始動玉検出器5bのON
時点から所定時間t1が経過すると、可変入賞球装置2
0(開閉片23a・23b)が所定のインターバルを置
いて2回開放し、その2回目の開放終了と同時に始動有
効期間が有効になり、これと同時に遊技制御回路基板5
0(情報出力コネクタ54)から有効時間信号の出力を
開始する。その後は、所定時間t3の特定玉有効期間中
に特定玉検出器48のON(V入賞の検出)がないと、
特定玉有効期間を有効から無効に切り替え、これと同時
に有効時間信号の出力を停止する。また、有効時間信号
の出力時間は、可変入賞球装置20の開放終了時点から
所定時間t3の特定玉有効期間が終了するまでの時間t
4に予め設定されている。また、特定玉有効期間が有効
となる所定時間t3の間では、遊技制御回路基板50
(情報出力コネクタ54)から特別電動役物作動中信号
を継続して出力する。なお、上記した始動入賞時点から
可変入賞球装置20が開閉動作を開始するまでの所定時
間t1(以下、これを始動インターバル時間t1ともい
う)は、可変入賞球装置20の開閉動作が終了してから
特定玉有効期間が無効に切り替わるまでの時間t4、言
い換えれば有効時間信号の出力時間となる有効時間t4
よりも短く設定されている。
【0031】また、図9に示すように、始動入賞により
1回の開閉動作がある場合(以下、これを1始動ともい
う)、始動玉検出器5a・5cがONすると、そのON
時点から始動有効期間が無効となり、特定玉有効期間が
有効となる。そして、始動玉検出器5a・5cのON時
点から所定時間t1が経過すると、可変入賞球装置20
(開閉片23a・23b)が1回開放し、その開放終了
と同時に始動有効期間が有効になり、これと同時に遊技
制御回路基板50(情報出力コネクタ54)から有効時
間信号の出力を開始する。その後は、所定時間t5の特
定玉有効期間中に特定玉検出器48のON(V入賞の検
出)がないと、特定玉有効期間を有効から無効に切り替
え、これと同時に有効時間信号の出力を停止する。ま
た、有効時間信号の出力時間は、可変入賞球装置20の
開放終了時点から所定時間t5の特定玉有効期間が終了
するまでの時間t6に予め設定されている。また、特定
玉有効期間が有効となる所定時間t5の間では、遊技制
御回路基板50(情報出力コネクタ54)から特別電動
役物作動中信号を継続して出力する。また、1始動時に
おける特定玉有効期間の長さ(時間t5)は、前記2始
動時における特定玉有効期間の長さ(時間t3)に比べ
て短く設定されており、これに伴って1始動時における
有効時間信号の出力時間となる有効時間t6は、前記2
始動時の有効時間t4に比べて短くなっている。なお、
1始動時と2始動時では、始動入賞時における特定玉有
効期間の長さ及び有効時間が異なるだけなので、以下に
示す図10乃至図17の制御は、便宜上、始動玉検出器
5bへの入賞に伴う(2始動時の)制御を例に挙げて説
明を行う。
【0032】また、図10に示すように、始動入賞(以
下、これを第1始動入賞という)による開閉動作後、特
定玉有効期間中に新たに始動入賞(以下、これを第2始
動入賞という)した場合、第1始動入賞となる始動玉検
出器5bのONに対しては図8と同様な制御を行う。そ
の後、第2始動入賞となる始動玉検出器5bのON時点
で再度、始動有効期間を無効に切り替え、第2始動入賞
時点から所定時間t1後に可変入賞球装置20を開放す
る。また、第1始動入賞に伴う可変入賞球装置20の開
放終了と同時に出力される有効時間信号は、有効時間t
4が経過する以前に第2始動入賞(始動玉検出器5bの
玉検出)があるため、その第2始動入賞と同時に出力が
停止される。また、この第2始動入賞時の可変入賞球装
置20の開放終了時点で始動有効期間が有効になる。な
お、第1始動入賞によって有効に切り替わった特定玉有
効期間は、所定時間t3が経過するまで有効を継続し
て、経過すれば無効に切り替わるのだが、その所定時間
t3の経過途中で第2始動入賞があったので、その時点
からさらに所定時間t3が経過するまで有効を継続し、
その所定時間t3が経過した時点で無効に切り替わる。
また、第1始動入賞に伴って出力される特別電動役物作
動中信号は、所定時間t3が経過する以前に第2始動入
賞があるため、その第2始動入賞と同時に出力が停止さ
れる。そして、若干の区切時間taを置いた後、第2始
動入賞に伴う特別電動役物作動中信号の出力が開始さ
れ、第2始動入賞時から所定時間t3が経過した時点、
言い換えれば特定玉有効期間が無効に切り替わった時点
で出力が停止される。なお、この区切時間taは、微少
な時間であり、2〜5ms程度であればよく、OFF
(出力停止)を検出できる長さであって、なるべく短い
方が望ましい。
【0033】また、図11に示すように、始動入賞によ
る開閉動作後、特定玉有効期間中に特定玉検出があった
場合、始動玉検出器5bのONに対しては図8と同様な
制御を行う。その後、特定玉検出器48がONとなるV
入賞時点で、始動有効期間を無効に切り替え、これと同
時に遊技制御回路基板50(情報出力コネクタ54)か
ら大当り情報の出力を開始する。大当り情報は、特定遊
技状態の終了時点まで継続して出力される。また、始動
入賞に伴う可変入賞球装置20の開放終了と同時に出力
される有効時間信号は、有効時間t4が経過する以前に
V入賞(特定玉検出器48の玉検出)があるため、その
V入賞と同時に出力が停止される。その後は、V入賞時
点から所定時間t2が経過すると、前述した特定遊技状
態における可変入賞球装置20の開閉動作(所定のイン
ターバルを置いた18回の開閉動作)を開始する。な
お、始動入賞によって有効に切り替わった特定玉有効期
間は、V入賞時点で無効に切り替わるが、特定遊技状態
における可変入賞球装置20の開閉動作開始と共に再び
有効に切り替わり、開閉動作の終了時点から後述するよ
うに最終ラウンド及び最終ラウンド以外のラウンド毎で
異なった有効時間の経過時点で無効となるまで有効を継
続する。また、始動入賞に伴って出力される特別電動役
物作動中信号は、所定時間t3が経過する以前にV入賞
があるため、そのV入賞と同時に出力が停止される。そ
して、若干の区切時間taを置いた後、V入賞に伴う特
別電動役物作動中信号の出力が開始され、後述するよう
に特定玉有効期間が無効に切り替わるのと同時に出力が
停止される。また、V入賞時点では、に示すように、
入賞個数のカウントを開始し、入賞個数表示器28には
「0」を表示し、継続回数表示器29には「01」を表
示する。つまり、開放インターバルである所定時間t2
内に入賞玉検出器25a・25bにより入賞玉が検出さ
れると、1ラウンド中の入賞玉としてカウントするので
ある。このカウントされた値は、RAM53によって記
憶され、その値をもとに各ラウンド中の入賞個数判定
(10個に達したか)及びカウント表示をする。従来で
は、このような開放前のインターバル時間に入賞した玉
は無視してカウントしていなかった(特定遊技状態のラ
ウンド終了条件となるカウント数に含めていなかった)
ため、その分、遊技場側が不利益になっていた。これに
対して、本実施形態の構成によれば、開放前のインター
バル時間t2中に入賞した玉もカウントするので、遊技
場側の不利益を低減することができる。
【0034】なお、特定玉検出器48がONしてから可
変入賞球装置20が開放するまでの所定時間t2(以
下、これを大当りインターバル時間t2ともいう)の
間、特定玉有効期間を有効にしてもよいが、所定時間t
2の時間内でV入賞を有効にしてしまうと、入賞しても
いないのにラウンドが進んでしまうということが起きる
ので望ましくない。即ち、本実施形態では、大当りイン
ターバル時間t2の間、特定玉有効期間を無効にするこ
とで、入賞してもいないのにラウンドが進んでしまう不
具合を回避するようになっている。また、大当りインタ
ーバル時間t2は、可変入賞球装置20の開閉動作が終
了してから特定玉有効期間が無効に切り替わるまでの時
間t4よりも長く設定されている。即ち、本実施形態で
は、始動インターバル時間t1<有効時間t4<大当り
インターバル時間t2に設定している。なお、始動イン
ターバル時間及び大当りインターバル時間の長さは、特
に限定するものではなく任意でもよい。
【0035】また、図12に示すように、始動入賞(以
下、これを第1始動入賞という)による開閉動作後、特
定玉有効期間中に始動入賞(以下、これを第2始動入賞
という)があり、その後開放インターバル中に特定玉検
出があった場合、第1始動入賞となる始動玉検出器5b
のONに対しては図8と同様な制御を行う。その後、第
2始動入賞となる始動玉検出器5bのON時点で、始動
有効期間を無効に切り替える。また、第1始動入賞に伴
う可変入賞球装置20の開放終了と同時に出力される有
効時間信号は、有効時間t4が経過する以前に第2始動
入賞があるため、その第2始動入賞と同時に出力が停止
される。そして、第2始動入賞時点から所定時間t1が
経過するまでの間に、第1始動入賞時の開放によって可
変入賞球装置20内に入賞した玉が特定玉検出器48を
ON(V入賞)すると、そのV入賞時点で、遊技制御回
路基板50から大当り情報の出力を開始する。その後
は、V入賞時点から所定時間t2が経過すると、特定遊
技状態における可変入賞球装置20の1ラウンド目の開
閉動作を開始する。つまり、第2始動入賞は無効とし、
後に入賞したV入賞を優先したのである。これは、第2
始動入賞から所定時間t1中にV入賞したその玉は、第
1始動入賞による可変入賞球装置20の開閉動作で入賞
した玉と断定でき、その先に入賞していた玉がV入賞し
たので、このような制御を行うのである。なお、第1始
動入賞によって有効に切り替わった特定玉有効期間は、
V入賞時点で無効に切り替わるが、特定遊技状態におけ
る可変入賞球装置20の開閉動作開始と共に再び有効に
切り替わり、開閉動作の終了時点から後述するように有
効時間の経過時点で無効となるまで有効を継続する。ま
た、第1始動入賞に伴って出力される特別電動役物作動
中信号は、所定時間t3(所定時間t4)が経過する以
前に第2始動入賞があるため、その第2始動入賞と同時
に出力が停止される。そして、若干の区切時間taを置
いた後、第2始動入賞に伴う特別電動役物作動中信号の
出力が開始される。また、第2始動入賞に伴って出力さ
れる特別電動役物作動中信号は、所定時間t3が経過す
る以前にV入賞があるため、そのV入賞と同時に出力が
停止され、若干の区切時間taを置いた後、V入賞に伴
う特別電動役物作動中信号の出力が開始される。また、
V入賞時点では、前記図11の制御と同様、に示すよ
うに、入賞個数のカウントを開始し、入賞個数表示器2
8には「0」を表示し、継続回数表示器29には「0
1」を表示する。
【0036】次に、図13に示すように、最終回ラウン
ド以外のラウンドにおける大当り動作(18回の開閉動
作)終了後、特定玉検出がなかった場合、即ち、特定遊
技状態の継続権が成立しなかった場合、可変入賞球装置
20(開閉片23a・23b)の18回の開閉動作が終
了してから所定時間t7が経過するまでの間に、特定玉
検出器48がONしないと、その所定時間t7の経過時
点で遊技制御回路基板50からの大当り情報及び特別電
動役物作動中信号の出力を停止し、これと同時に特定玉
有効期間を無効に、また、始動玉有効期間を有効に切り
替える。また、18回の開閉動作の終了時点では、遊技
制御回路基板50から有効時間信号の出力を開始し、こ
の有効時間信号は、所定時間t7の経過時点、言い換え
れば大当り情報の出力停止、特定玉有効期間の無効切り
替え、及び始動玉有効期間の有効切り替えと同時に出力
が停止される。即ち、最終回ラウンド以外のラウンドで
は、有効時間信号の出力時間(有効時間)がt7に設定
されている。なお、このような有効時間t7は、前記1
始動時の有効時間t6に比べて短く設定されている。ま
た、この図13及び後述する図14、図15は終了条件
として18回開閉したこととしたが、10個入賞したの
が早かった場合も同様になる。また、有効時間t7は、
大当り動作の終了条件成立時から可変入賞球装置20内
の入賞玉が特定領域(特定玉検出器48)を通過するの
に十分な時間として設定されるものである。また、この
場合、有効時間t7が経過するまで(V入賞があればそ
の時点まで)そのラウンドにおける入賞玉数を計数する
ように制御する。そして、有効時間t7の経過時点で計
数制御を終了(「0」にクリア)して、入賞個数表示及
びラウンド表示を終了する。
【0037】また、図14に示すように、最終回ラウン
ド以外のラウンドにおける大当り動作(18回の開閉動
作)終了後、特定玉有効期間中に特定玉検出があった場
合、即ち、特定遊技状態の継続権が成立した場合、可変
入賞球装置20(開閉片23a・23b)の18回の開
閉動作が終了してから有効時間t7が経過するまでの間
に、特定玉検出器48がON(V入賞)すると、そのV
入賞から所定時間t2の経過時点で、次のラウンドにお
ける可変入賞球装置20の開閉動作を開始する。また、
18回の開閉動作の終了時点では、遊技制御回路基板5
0から有効時間信号が有効時間t7が経過するまで出力
されるようになっているが、この場合、有効時間t7が
経過する以前にV入賞があるため、そのV入賞と同時に
出力が停止される。なお、この場合、大当り情報の出
力、及び始動玉有効期間の無効は、継続される。但し、
特定玉有効期間は、V入賞時点で無効になり、大当り開
閉動作の開始と同時に有効となる。また、特別電動役物
作動中信号は、V入賞時点で一旦出力が停止され、若干
の区切時間taを置いた後に再度出力が開始される。ま
た、V入賞時点では、に示すように、前回ラウンド中
の入賞個数をクリア(計数値を「0」に)して新たに入
賞個数のカウントを開始し、入賞個数表示器28には
「0」を表示し、継続回数表示器29には前回ラウンド
の値に1を加算更新した値を表示する。
【0038】また、図15に示すように、最終回ラウン
ド時には、可変入賞球装置20(開閉片23a・23
b)の18回の開閉動作が終了してから所定時間t8が
経過した時点で、遊技制御回路基板50からの大当り情
報及び特別電動役物作動中信号の出力を停止し、これと
同時に始動玉有効期間を有効に切り替える。なお、最終
回ラウンドでは、そのラウンドの開始前から(その前の
ラウンドのV入賞した時点から)特定玉有効期間が無効
になる。これにより、最終回ラウンドの終了時点で特定
遊技状態が確実に終了するようにしている。また、18
回の開閉動作の終了時点では、遊技制御回路基板50か
ら有効時間信号の出力を開始し、この有効時間信号は、
所定時間t8の経過時点、言い換えれば大当り情報の出
力停止、及び始動玉有効期間の有効切り替えと同時に出
力が停止される。即ち、最終回ラウンドでは、有効時間
信号の出力時間(有効時間)がt8に設定されている。
なお、このような有効時間t8は、前記最終回ラウンド
以外のラウンド時における有効時間t7に比べて短く設
定されている。このため、前述した各有効時間t4・t
6・t7・t8の関係は、t8<t7<t6<t4とな
る。
【0039】ところで、本実施形態では、ラウンドの開
始時点で前記可動部材43a・43b(以下、これを特
定玉貯留部ともいう)を閉鎖した後、18回の開閉動作
の終了時点で可動部材43a・43bを開放し、可動部
材43a・43bによって貯留した玉を特定受入口42
(特定玉検出器48)に導くようになっているため、1
8回の開閉動作中にV入賞することはないが、このよう
な構成とせずに、大当り動作途中でV入賞する構成にし
てもよい。そのような構成において、大当り動作中、特
定玉検出があった場合は、図16に示すように、可変入
賞球装置20(開閉片23a・23b)の18回の開閉
動作中(図16中では、5回目の開閉動作中を例示)に
特定玉検出器48がON(V入賞)すると、そのV入賞
から所定時間t2が経過した時点で、次のラウンドにお
ける可変入賞球装置20の開閉動作を開始する。なお、
このように18回の開閉動作が途中で終了した場合、そ
の開閉動作の終了時には有効時間信号は出力されない。
また、この場合、大当り情報の出力、及び始動玉有効期
間の無効は、継続される。また、特定玉有効期間は、V
入賞時点で無効になり、大当り開閉動作の開始と同時に
有効となる。また、特別電動役物作動中信号は、V入賞
時点で一旦出力が停止され、若干の区切時間taを置い
た後に再度出力が開始される。また、V入賞時点では、
前記図14の制御と同様、に示すように、前回ラウン
ド中の入賞個数をクリア(計数値を「0」に)して新た
に入賞個数のカウントを開始し、入賞個数表示器28に
は「0」を表示し、継続回数表示器29には前回ラウン
ドの値に1を加算更新した値を表示する。
【0040】なお、本実施形態のように、V入賞する可
能性のある玉を1個貯留しておき、ラウンドの終了条件
の成立(可変入賞球装置20が閉鎖)に伴って(V入賞
する前に入賞した玉が全て入賞玉検出器25a・25b
で検出されるタイミングで)貯留玉を解除してV入賞さ
せる構成では、V入賞時点から次のラウンドの入賞とし
てカウントするものであっても、V入賞後、そのラウン
ド中に入賞した玉を次のラウンドの入賞玉としてカウン
トしてしまうことを回避することができる。また、貯留
を解除するタイミングは、ラウンドの終了条件が成立時
直前に入賞した玉が入賞玉検出器25a・25bに検出
されて、さらに貯留部に達するのに十分な時間が経過し
てから解除するものでもよい。但し、このような構成あ
るいは前記図16に示した変形例の構成、いずれの構成
においても、一旦、V入賞したら後続の玉がV入賞(特
定玉検出器48で玉検出)しないように、可変入賞球装
置20の内部構造を変化制御させるようになっている
(開閉板34の開放、回転ドラム36の逆回転)。ま
た、最終ラウンド時についても同様に、V入賞(特定玉
検出器48で玉検出)しないように可変入賞球装置20
の内部構造を変化制御させるものである(最終ラウンド
は開始時から開閉板34を開放し、回転ドラム36を逆
回転させておく。なお、大当りが終了すると回転ドラム
36は正回転に戻る)。なお、最終ラウンドにおいても
可動部材43a・43bは特定受入口42の前方を遮断
している(18回開放もしくは10個入賞で解除)。ま
た、このような内部構造の変化制御するのは、前述した
ような有効時間を設定する上で最終ラウンド及び最終ラ
ウンド以外の有効時間を短く設定したいためである。つ
まり、有効時間を短くするには、ラウンドの終了条件が
成立してからV入賞する時間を構造上短くしなくてはな
らないからである。
【0041】なお、本実施形態では、1始動時よりも2
始動時のときの方がV入賞する可能性のある玉の停滞時
間が長いように可変入賞球装置20の内部構造を変化制
御させている(1始動時よりも2始動時の方が開閉板3
4の閉鎖時間を長く設定している)。また、第2種特別
電動役物の未作動時(始動玉検出器5a〜5cによる玉
検出がないとき)には、大入賞口(可変入賞球装置2
0)内に玉が入賞しない構造である。また、大入賞口内
への入賞玉数を検出(入賞玉検出器25a・25bで入
賞玉を検出)した後にV入賞の玉検出(特定玉検出器4
8で玉検出)を行う構造である。また、第2種特別電動
役物の作動(始動玉検出器5a〜5cによる玉検出)か
ら大入賞口の開放までに必ずインターバル時間(開放前
時間)を設けている。また、有効時間(有効時間信号)
の終了条件は、予め定められた時間の経過時、有効時間
中における第2種始動口への入賞(始動玉検出器5a〜
5cでの玉検出)時(始動入賞が有効であるのが前
提)、有効時間中における特定領域への玉通過(特定玉
検出器48での玉検出)時(V入賞が有効であるのが前
提)、のいずれかとしている。また、特定領域(特定受
入口42)に複数の玉が通過した場合には、最初に1個
の玉が特定領域を通過した後、次回の大入賞口開放まで
に特定領域を通過しても新たな作動を開始しない(V入
賞を有効にしない)ようになっている。また、第2種始
動入賞口への入賞又は特定領域への玉通過による新たな
第2種特別電動役物の作動開始後(開放前時間も新たな
作動に含む)に入賞検知した玉は、新たな作動(次のラ
ウンド)の入賞個数として扱うようにしている。なお、
上記した1始動時よりも2始動時のときの方がV入賞す
る可能性のある玉の停滞時間が長いようにするための可
変入賞球装置20の内部構造の変化制御、及びV入賞し
ないようにするための可変入賞球装置20の内部構造の
変化制御は、特に実施形態中に記載した制御に限定しな
い。
【0042】また、図17に示すように、始動入賞によ
る開閉動作中であり且つ特定玉有効期間中に特定玉検出
があった場合、始動玉検出器5bのONに対しては図8
と同様な制御を行う。その後、始動入賞に伴う可変入賞
球装置20の開閉動作中に特定玉検出器48がON(V
入賞)すると、そのV入賞時点で、可変入賞球装置20
の開閉動作を終了(閉鎖)し、遊技制御回路基板50
(情報出力コネクタ54)から大当り情報の出力を開始
すると共に、始動入賞によって有効に切り替わった特定
玉有効期間を無効に切り替える。なお、このように開閉
動作中にV入賞があり開閉動作が途中で終了した場合、
その開閉動作の終了時には有効時間信号は出力されな
い。また、大当り情報は、特定遊技状態の終了時点まで
継続して出力される。その後は、V入賞時点から所定時
間t2が経過すると、前述した特定遊技状態における可
変入賞球装置20の開閉動作(所定のインターバルを置
いた18回の開閉動作)を開始する。なお、始動入賞に
伴って出力される特別電動役物作動中信号は、所定時間
t3が経過する以前にV入賞があるため、そのV入賞と
同時に出力が停止される。そして、若干の区切時間ta
を置いた後、V入賞に伴う特別電動役物作動中信号の出
力が開始され、特定玉有効期間が無効に切り替わるのと
同時に出力が停止される。また、V入賞時点では、前記
図11の制御と同様、に示すように、入賞個数のカウ
ントを開始し、入賞個数表示器28には「0」を表示
し、継続回数表示器29には「01」を表示する。
【0043】また、以上説明した図8乃至図17の信号
出力制御において、始動有効期間中これに合わせて始動
有効時間信号を外部に出力したり、可変入賞球装置20
の開放期間中(1始動の場合は、開閉片23a・23b
の開放開始時点から開放終了時点までの期間であり、2
始動の場合は、開閉片23a・23bの1回目の開放開
始時点から2回目の開放終了時点までの期間である)こ
れに合わせて開放期間信号を外部に出力するようにして
もよい。つまり、有効時間信号出力のように、CPU5
1で出力制御するようにすればよい。さらに、情報出力
コネクタ54から他の情報と同様に出力端子を設けるよ
うにすればよいのである。このような信号を出力可能な
構成とすることで、始動有効期間及び可変入賞球装置の
開放期間を容易且つ正確に検査することができる。な
お、従来は、このような信号を出力していなかったの
で、始動有効期間内の始動入賞を有効にしているかどう
かの検査や、可変入賞球装置の開放時間を計測する検査
などが困難だった。
【0044】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技領域3に設けられた始動入賞領域としての始動
入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出する始動玉検出
器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技状態の発生によ
り、遊技者にとって不利な第二の状態(閉鎖状態)から
遊技者にとって有利な第一の状態(開放状態)に変化制
御される可変入賞球装置20を備え、該可変入賞球装置
20の入賞空間に設けられた特定入賞領域としての特定
受入口42への打玉の入賞を検出する特定玉検出器48
の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技
状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様
で可変入賞球装置20を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記始動玉検出器5a〜5cは、打玉
を検出することで前記可変入賞球装置20を予め定めた
第一期間の間第一の状態に変化させる第一始動玉検出器
としての始動玉検出器5a・5cと、打玉を検出するこ
とで前記可変入賞球装置20を前記第一期間よりも長い
第二期間の間第一の状態に変化させる第二始動玉検出器
としての始動玉検出器5bと、からなり、前記始動玉検
出器5a・5cが打玉を検出することに基づいて前記可
変入賞球装置20を変化させる変化制御の終了時点から
前記特定玉検出器48による玉検出がない限り第一所定
時間としての有効時間t6が経過するまで前記特定玉検
出器48の玉検出を有効にして、前記始動玉検出器5b
が打玉を検出することに基づいて前記可変入賞球装置2
0を変化させる変化制御の終了時点から前記特定玉検出
器48による玉検出がない限り第二所定時間としての有
効時間t4が経過するまで前記特定玉検出器48の玉検
出を有効にするように制御し、前記有効時間t6を前記
有効時間t4よりも短く設定したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、始動玉検出器5a・5c
で玉検出(1始動)があったときに比べて始動玉検出器
5bで玉検出(2始動)があったときの方が、可変入賞
球装置20内に入賞する可能性を高くすることができ、
その結果として1始動時に比べて2始動時には特定玉検
出器48で玉検出が行われ易い(特定遊技状態が発生し
易い)構成にできる。また、このとき、2始動時の有効
時間t4を1始動時に最適となる比較的短めの有効時間
t6に合わせて設定した場合、2始動時に入賞数を多く
設定したにも拘わらず、直ぐに特定玉検出器48の玉検
出が無効になってしまい2始動を差別的に設けた意味が
薄らいでしまうが、この構成によれば、1始動時の有効
時間t6を2始動時の有効時間t4に比べて短く設定す
る、言い換えれば1始動時に最適となる比較的短めの有
効時間t6に合わせることなく2始動時の有効時間t4
を長くとることで、2始動を差別的に設けた構成の遊技
効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招
来することができる。
【0045】また、前記特定遊技状態中に前記特定玉検
出器48の玉検出があったことを条件に特定遊技状態の
継続権を成立させると共に、該継続権の成立を予め定め
た継続回数(本実施形態では、16回)まで許容する構
成とし、該継続回数の最終回となる最終ラウンドにおい
て前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間
としての有効時間t8が経過するまで前記始動玉検出器
5a〜5cの玉検出を無効にするように制御し、前記有
効時間t8を前記有効時間t6よりも短く設定したこと
を特徴とする。このように構成することにより、継続回
数の最終回(最終ラウンド)で有効時間が経過するまで
は特定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成にお
いて、最終ラウンドの有効時間t8を1始動時の有効時
間t6よりも短くすることで、最終ラウンドに到達した
場合の始動玉検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間
を短縮することができ、ひいては遊技の興趣が向上でき
る。
【0046】また、前記継続回数の最終回以外の回(最
終ラウンド以外のラウンドで1ラウンドも含む)におい
て前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から前記特定
玉検出器48による玉検出がない限り第二の特定時間と
しての有効時間t7が経過するまで前記特定玉検出器4
8の玉検出を有効にするように制御し、前記有効時間t
7を前記有効時間t6よりも短く設定したことを特徴と
する。このように構成することにより、最終ラウンド以
外のラウンドで有効時間が経過するまでは特定遊技状態
として始動玉検出を無効にする構成において、最終ラウ
ンド以外のラウンドの有効時間t7を1始動時の有効時
間t6よりも短くすることで、そのラウンドの途中で特
定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を有効に
切り替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、ひ
いては遊技の興趣が向上できる。
【0047】また、遊技領域3に設けられた始動入賞領
域としての始動入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出
する始動玉検出器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技
状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可
変入賞球装置20を備え、該可変入賞球装置20の入賞
空間に設けられた特定入賞領域としての特定受入口42
への打玉の入賞を検出する特定玉検出器48の玉検出を
条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での態
様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞
球装置20を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であ
って、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器48の玉
検出があったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立
させると共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数ま
で許容する構成とし、前記継続回数の最終回となる最終
ラウンドにおいて前記特定遊技状態の終了条件の成立時
点から特定時間としての有効時間t8が経過するまで前
記始動玉検出器5a〜5cの玉検出を無効にして、前記
始動玉検出器5a〜5cが打玉を検出することに基づい
て前記可変入賞球装置20を変化させる変化制御の終了
時点から前記特定玉検出器48による玉検出がない限り
所定時間としての有効時間t4・t6が経過するまで前
記特定玉検出器48の玉検出を有効にするように制御
し、前記有効時間t8を前記有効時間t4・t6よりも
短く設定したことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、最終ラウンドで有効時間が経過するまでは特
定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成におい
て、最終ラウンドの有効時間t8を始動入賞時の有効時
間t4・t6よりも短くすることで、最終ラウンドに到
達した場合の始動玉検出を有効に切り替えるまでの無駄
な時間を短縮することができ、ひいては遊技の興趣が向
上できる。
【0048】また、前記継続回数の最終回以外の回(最
終ラウンド以外のラウンドで1ラウンドも含む)におい
て前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から前記特定
玉検出器48による玉検出がない限り第二の特定時間と
しての有効時間t7が経過するまで前記特定玉検出器4
8の玉検出を有効にするように制御し、前記有効時間t
7を前記有効時間t4・t6よりも短く設定したことを
特徴とする。このように構成することにより、最終ラウ
ンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特定遊
技状態として始動玉検出を無効にする構成において、最
終ラウンド以外のラウンドの有効時間t7を始動入賞時
の有効時間t4・t6よりも短くすることで、そのラウ
ンドの途中で特定遊技状態が終了するような場合の始動
玉検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮する
ことができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0049】また、遊技領域3に設けられた始動入賞領
域としての始動入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出
する始動玉検出器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技
状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可
変入賞球装置20を備え、該可変入賞球装置20の入賞
空間に設けられた特定入賞領域としての特定受入口42
への打玉の入賞を検出する特定玉検出器48の玉検出を
条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での態
様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞
球装置20を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であ
って、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器48の玉
検出があったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立
させると共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数ま
で許容する構成とし、前記継続回数の最終回となる最終
ラウンドにおいて前記特定遊技状態の終了条件の成立時
点から特定時間としての有効時間t8が経過するまで前
記始動玉検出器5a〜5cの玉検出を無効にして、前記
継続回数の最終回以外の回(ラウンド)において前記特
定遊技状態の終了条件の成立時点から前記特定玉検出器
48による玉検出がない限り第二の特定時間としての有
効時間t7が経過するまで前記特定玉検出器48の玉検
出を有効にするように制御し、前記有効時間t8を前記
有効時間t7よりも短く設定したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、最終ラウンドで有効時間
が経過するまでは特定遊技状態として始動玉検出を無効
にする構成において、最終ラウンドの有効時間t8を最
終ラウンド以外のラウンドの有効時間t7よりも短くす
ることで、最終ラウンドに到達した場合の始動玉検出を
有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0050】また、前記始動玉検出器5a〜5cは、打
玉を検出することで前記可変入賞球装置20を予め定め
た第一期間の間第一の状態に変化させる第一始動玉検出
器としての始動玉検出器5a・5cと、打玉を検出する
ことで前記可変入賞球装置20を前記第一期間よりも長
い第二期間の間第一の状態に変化させる第二始動玉検出
器としての始動玉検出器5bと、からなり、前記始動玉
検出器5a・5cが打玉を検出することに基づいて前記
可変入賞球装置20を変化させる変化制御の終了時点か
ら前記特定玉検出器48による玉検出がない限り第一所
定時間としての有効時間t6が経過するまで前記特定玉
検出器48の玉検出を有効にして、前記始動玉検出器5
bが打玉を検出することに基づいて前記可変入賞球装置
20を変化させる変化制御の終了時点から前記特定玉検
出器48による玉検出がない限り第二所定時間としての
有効時間t4が経過するまで前記特定玉検出器48の玉
検出を有効にするように制御し、前記有効時間t6を前
記有効時間t4よりも短く設定したことを特徴とする。
このように構成することにより、始動玉検出器5a・5
cで玉検出(1始動)があったときに比べて始動玉検出
器5bで玉検出(2始動)があったときの方が、可変入
賞球装置20内に入賞する可能性を高くすることがで
き、その結果として1始動時に比べて2始動時には特定
玉検出器48で玉検出が行われ易い(特定遊技状態が発
生し易い)構成にできる。また、このとき、2始動時の
有効時間t4を1始動時に最適となる比較的短めの有効
時間t6に合わせて設定した場合、2始動時に入賞数を
多く設定したにも拘わらず、直ぐに特定玉検出器48の
玉検出が無効になってしまい2始動を差別的に設けた意
味が薄らいでしまうが、この構成によれば、1始動時の
有効時間t6を2始動時の有効時間t4に比べて短く設
定する、言い換えれば1始動時に最適となる比較的短め
の有効時間t6に合わせることなく2始動時の有効時間
t4を長くとることで、2始動を差別的に設けた構成の
遊技効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣向上
を招来することができる。
【0051】また、前記有効時間t8を前記有効時間t
6よりも短く設定したことを特徴とする。このように構
成することにより、継続回数の最終回(最終ラウンド)
で有効時間が経過するまでは特定遊技状態として始動玉
検出を無効にする構成において、最終ラウンドの有効時
間t8を1始動時の有効時間t6よりも短くすること
で、最終ラウンドに到達した場合の始動玉検出を有効に
切り替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、ひ
いては遊技の興趣が向上できる。
【0052】また、前記有効時間t7を前記有効時間t
6よりも短く設定したことを特徴とする。このように構
成することにより、最終ラウンド以外のラウンドで有効
時間が経過するまでは特定遊技状態として始動玉検出を
無効にする構成において、最終ラウンド以外のラウンド
の有効時間t7を1始動時の有効時間t6よりも短くす
ることで、そのラウンドの途中で特定遊技状態が終了す
るような場合の始動玉検出を有効に切り替えるまでの無
駄な時間を短縮することができ、ひいては遊技の興趣が
向上できる。
【0053】また、前記始動玉検出器5a〜5cが打玉
を検出することに基づいて前記可変入賞球装置20を変
化させる変化制御の終了時点から前記特定玉検出器48
による玉検出がない限り所定時間としての有効時間t4
・t6が経過するまで前記特定玉検出器48の玉検出を
有効にするように制御し、前記有効時間t8を前記有効
時間t4・t6よりも短く設定したことを特徴とする。
このように構成することにより、最終ラウンドで有効時
間が経過するまでは特定遊技状態として始動玉検出を無
効にする構成において、最終ラウンドの有効時間t8を
始動入賞時の有効時間t4・t6よりも短くすること
で、最終ラウンドに到達した場合の始動玉検出を有効に
切り替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、ひ
いては遊技の興趣が向上できる。
【0054】また、前記有効時間t7を前記有効時間t
4・t6よりも短く設定したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、最終ラウンド以外のラウンド
で有効時間が経過するまでは特定遊技状態として始動玉
検出を無効にする構成において、最終ラウンド以外のラ
ウンドの有効時間t7を始動入賞時の有効時間t4・t
6よりも短くすることで、そのラウンドの途中で特定遊
技状態が終了するような場合の始動玉検出を有効に切り
替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、ひいて
は遊技の興趣が向上できる。
【0055】また、本実施形態の構成によれば、遊技領
域3に設けられた始動入賞領域としての始動入賞口4a
〜4cへの打玉の入賞を検出する始動玉検出器5a〜5
cの玉検出に基づく始動遊技状態の発生により、遊技者
にとって不利な第二の状態(閉鎖状態)から遊技者にと
って有利な第一の状態(開放状態)に変化制御される可
変入賞球装置20を備え、該可変入賞球装置20の入賞
空間に設けられた特定入賞領域としての特定受入口42
への打玉の入賞を検出する特定玉検出器48の玉検出を
条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での態
様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞
球装置20を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であ
って、前記可変入賞球装置20が第二の状態に変化する
特定条件の成立を起点として前記特定玉検出器48の玉
検出を有効とする期間(有効時間信号)の計測を開始
し、前記特定条件の成立時点から予め定めた所定時間t
4が経過すること、又は前記所定時間t4が経過する以
前で且つ前記始動玉検出器5a〜5cの玉検出を有効と
する期間(始動有効期間)中に前記始動玉検出器5a〜
5cが玉検出すること、又は前記所定時間t4が経過す
る以前に前記特定玉検出器48が玉検出すること、のい
ずれかの条件成立で計測を終了することを特徴とする。
このように構成することにより、特定玉有効期間中に始
動玉検出や特定玉検出があった場合は、有効時間信号の
計測が所定時間t4が経過する以前に終了するので、例
えばその計測中の区間を信号化して出力したりすれば、
その信号により所定時間t4が経過する以前に始動玉検
出や特定玉検出があったことが、その区間の長さで分る
ようにすることも可能となり、ひいては可変入賞球装置
20の閉鎖後における特定玉有効期間を容易に検査する
ことができる。
【0056】また、前記計測している区間を特定できる
計測区間信号としての有効時間信号を外部に出力するた
めの信号出力手段としての出力端子54bを備えたこと
を特徴とする。このように構成することにより、計測し
ている区間を特定できる有効時間信号が出力されるの
で、その有効時間信号に基づいて、可変入賞球装置20
の閉鎖(第二の状態への変化)後における特定玉有効期
間の検査が容易に行える。
【0057】また、前記可変入賞球装置20に入賞した
玉を検出する入賞玉検出器25a・25bを備え、前記
入賞玉検出器25a・25bにより検出された入賞玉の
個数を計数すると共に、前記特定玉検出器48の玉検出
を起点として前記入賞玉の個数の計数を開始することを
特徴とする。このように構成することにより、V入賞
(特定玉検出器48の玉検出)時点から可変入賞球装置
20が第一の状態に変化するまでに大当りインターバル
時間t2を設けても、その大当りインターバル時間t2
中の入賞もカウントすることができ、ひいては特定遊技
状態の発生時あるいは継続時における入賞個数のカウン
トにおいて遊技場側の不利益を低減することができる。
即ち、従来では、大当りインターバル時間に入賞した玉
は無視してカウントしていなかったため、大当りインタ
ーバル時間中の入賞玉は、特定遊技状態のラウンド終了
条件となるカウント数に含まれず、その分、遊技場側が
不利益になっていた。
【0058】また、前記入賞個数の計数値に基づいた入
賞個数を示す旨の表示を行う入賞個数表示手段としての
入賞個数表示器28を備えたことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、計数した入賞個数が表示され
るので、遊技者に不信感を与えない。
【0059】また、遊技領域3に設けられた始動入賞領
域としての始動入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出
する始動玉検出器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技
状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態
(閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第一の状態(開
放状態)に変化制御される可変入賞球装置20を備え、
該可変入賞球装置20の入賞空間に設けられた特定入賞
領域としての特定受入口42への打玉の入賞を検出する
特定玉検出器48の玉検出を条件に特定遊技状態を発生
して前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとっ
て有利な特定態様で可変入賞球装置20を第一の状態に
変化制御する弾球遊技機であって、前記可変入賞球装置
20が第二の状態に変化する特定条件の成立を起点とし
て前記特定玉検出器48の玉検出を有効とする期間(有
効時間信号)の計測を開始し、前記特定条件の成立時点
から予め定めた所定時間t4が経過すること、又は前記
所定時間t4が経過する以前で且つ前記始動玉検出器5
a〜5cの玉検出を有効とする期間(始動有効期間)中
に前記始動玉検出器5a〜5cが玉検出すること、のい
ずれかの条件成立で計測を終了することを特徴とする。
このように構成することにより、特定玉有効期間中に始
動玉検出があった場合は、有効時間信号の計測が所定時
間t4が経過する以前に終了するので、例えばその計測
中の区間を信号化して出力したりすれば、その信号によ
り所定時間t4が経過する以前に始動玉検出があったこ
とが、その区間の長さで分るようにすることも可能とな
り、ひいては可変入賞球装置20の閉鎖後における特定
玉有効期間を容易に検査することができる。
【0060】また、遊技領域3に設けられた始動入賞領
域としての始動入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出
する始動玉検出器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技
状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態
(閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第一の状態(開
放状態)に変化制御される可変入賞球装置20を備え、
該可変入賞球装置20の入賞空間に設けられた特定入賞
領域としての特定受入口42への打玉の入賞を検出する
特定玉検出器48の玉検出を条件に特定遊技状態を発生
して前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとっ
て有利な特定態様で可変入賞球装置20を第一の状態に
変化制御する弾球遊技機であって、前記可変入賞球装置
20が第二の状態に変化する特定条件の成立を起点とし
て前記特定玉検出器48の玉検出を有効とする期間(有
効時間信号)の計測を開始し、前記特定条件の成立時点
から予め定めた所定時間t4が経過すること、又は前記
所定時間t4が経過する以前に前記特定玉検出器48が
玉検出すること、のいずれかの条件成立で計測を終了す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
特定玉有効期間中に特定玉検出があった場合は、有効時
間信号の計測が所定時間t4が経過する以前に終了する
ので、例えばその計測中の区間を信号化して出力したり
すれば、その信号により所定時間t4が経過する以前に
特定玉検出があったことが、その区間の長さで分るよう
にすることも可能となり、ひいては可変入賞球装置20
の閉鎖後における特定玉有効期間を容易に検査すること
ができる。
【0061】また、本実施形態の構成によれば、遊技領
域3に設けられた始動入賞領域としての始動入賞口4a
〜4cへの打玉の入賞を検出する始動玉検出器5a〜5
cの玉検出に基づく始動遊技状態の発生により、遊技者
にとって不利な第二の状態(閉鎖状態)から遊技者にと
って有利な第一の状態(開放状態)に変化制御される可
変入賞球装置20を備え、該可変入賞球装置20の入賞
空間に設けられた特定入賞領域としての特定受入口42
への打玉の入賞を検出する特定玉検出器48の玉検出を
条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での態
様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞
球装置20を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であ
って、前記可変入賞球装置20の変化制御を終了する変
化制御終了条件が成立してから所定時間t4が経過した
時点で前記特定玉検出器48による玉検出を無効にする
と共に、前記始動玉検出器5a〜5cが玉検出してから
前記可変入賞球装置20が開閉動作を開始するまでの第
一インターバル時間としての始動インターバル時間t1
を前記所定時間t4以下(実施形態中では、始動インタ
ーバル時間t1を所定時間t4よりも短く設定している
が、始動インターバル時間t1が所定時間t4と同一で
あってもよい)に設定したことを特徴とする。即ち、始
動インターバル時間t1≦所定時間t4に設定している
ことを特徴とする。このように構成することにより、始
動遊技状態において無駄な時間となる始動インターバル
時間を短く設定するので、始動インターバル時間に対す
る遊技者の不満を極力解消することができる。
【0062】また、遊技領域3に設けられた始動入賞領
域としての始動入賞口4a〜4cへの打玉の入賞を検出
する始動玉検出器5a〜5cの玉検出に基づく始動遊技
状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態
(閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第一の状態(開
放状態)に変化制御される可変入賞球装置20を備え、
該可変入賞球装置20の入賞空間に設けられた特定入賞
領域としての特定受入口42への打玉の入賞を検出する
特定玉検出器48の玉検出を条件に特定遊技状態を発生
して前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとっ
て有利な特定態様で可変入賞球装置20を第一の状態に
変化制御する弾球遊技機であって、前記可変入賞球装置
20の変化制御を終了する変化制御終了条件が成立して
から所定時間t4が経過した時点で前記特定玉検出器4
8による玉検出を無効にすると共に、前記特定玉検出器
48が玉検出してから特定遊技状態による前記可変入賞
球装置20が開閉動作を開始するまでの第二インターバ
ル時間としての大当りインターバル時間t2を前記所定
時間t4よりも長く設定したことを特徴とする。即ち、
所定時間t4<大当りインターバル時間t2に設定して
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、例えば、V入賞して特定遊技状態が発生し、特定遊
技状態による可変入賞球装置20が第一の状態に変化制
御する前に始動遊技状態における可変入賞球装置20が
第一の状態に変化制御されたときに入賞した玉が可変入
賞球装置20内から排出されるまでは、可変入賞球装置
20が第一の状態に変化(開放)しないので、いつ可変
入賞球装置20を第一の状態に変化制御したときの入賞
なのか区切りが明確になり、ひいては正確に弾球遊技機
の検査を行うことができる。
【0063】また、前記始動玉検出器5a〜5cでの玉
検出を情報として外部に出力するための情報出力コネク
タ54の出力端子54g〜54i(始動玉情報出力手
段)を備えたことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、始動玉検出器5a〜5cでの玉検出があると
きは、その旨が出力端子54g〜54iから情報として
出力されるので、始動玉検出器5a〜5cでの玉検出を
容易且つ正確に検査することができる。さらに、本実施
形態においては、各始動玉検出器5a〜5cからそれぞ
れ信号を出力しているので、どの始動玉検出器5a〜5
cで検出されたかも容易に分るようになっている。そし
て、本実施形態においては、始動玉検出器5a〜5cの
検出信号をCPU51を介さずに直に情報出力コネクタ
54の出力端子54g〜54iから出力しているが、C
PU51を介すようにしてもよい。
【0064】また、前記特定玉検出器48での玉検出を
情報として外部に出力するための情報出力コネクタ54
の出力端子54f(特定玉情報出力手段)を備えたこと
を特徴とする。このように構成することにより、特定玉
検出器48での玉検出があるときは、その旨が出力端子
54fから情報として出力されるので、特定玉検出器4
8での玉検出を容易且つ正確に検査することができる。
さらに、本実施形態においては、特定玉検出器48の検
出信号をCPU51を介さずに直に情報出力コネクタ5
4の出力端子54fから出力しているが、CPU51を
介すようにしてもよい。
【0065】また、前記可変入賞球装置20が開放状態
になっていることを示す情報を外部に出力するための情
報出力コネクタ54の出力端子54d(可変入賞球装置
情報出力手段)を備えたことを特徴とする。このように
構成することにより、可変入賞球装置20が開放状態に
あるときは、その旨が出力端子54dから情報として出
力されるので、可変入賞球装置20が開放状態にあるこ
とを容易且つ正確に検査することができる。但し、ソレ
ノイド24a・24bの駆動信号を分配して、その分配
した信号を出力端子54dから出力するようにしてもよ
い。
【0066】また、前記特定玉検出器48での玉検出を
有効とする期間を示す情報を外部に出力するための情報
出力コネクタ54の出力端子54c(特定玉有効期間情
報出力手段)を備えたことを特徴とする。このように構
成することにより、特定玉検出器48での玉検出を有効
とする期間(特定玉有効期間)であるときは、その旨が
出力端子54cから情報として出力されるので、特定玉
有効期間を容易且つ正確に検査することができる。
【0067】また、前記可変入賞球装置20の入賞空間
への打玉の入賞を検出する入賞玉検出器25a・25b
と、該入賞玉検出器25a・25bでの玉検出を情報と
して外部に出力するための情報出力コネクタ54の出力
端子54j・54k(入賞玉情報出力手段)と、を備え
たことを特徴とする。このように構成することにより、
入賞玉検出器25a・25bでの玉検出があるときは、
その旨が出力端子54j・54kから情報として出力さ
れるので、入賞玉検出器25a・25bでの玉検出を容
易且つ正確に検査することができる。さらに、本実施形
態においては、各入賞玉検出器25a・25bからそれ
ぞれ信号を出力しているので、どの入賞玉検出器25a
・25bで検出されたかも容易に分るようになってい
る。そして、本実施形態においては、入賞玉検出器25
a・25bの検出信号をCPU51を介さずに直に情報
出力コネクタ54の出力端子54j・54kから出力し
ているが、CPU51を介すようにしてもよい。
【0068】なお、上記した実施形態(変形例を含む)
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、可変入賞球装置は、
閉じた状態で入賞可能なものでもよいし、前後に開閉す
るものや、スライドして開閉するものなど、特にその開
閉については限定しない。また、実施形態中では、特定
玉検出器48の玉検出(V入賞)に基づいて特定遊技状
態を発生する構成となっているが、V入賞を条件として
特定遊技状態を発生するものであればよい。例えば、V
入賞すると可変表示装置の図柄が変動し、当り図柄で停
止すると特定遊技状態が発生するような構成であっても
よい。さらに、この構成とした場合には、Vの入賞口を
1つだけ設けて、可変入賞球装置内に入った玉は必ずそ
のV入賞口に入賞するようにしてもいいし、あるいは可
変入賞球装置内に入賞口を3つ設けて、そのうちの1つ
をV入賞口としてもよい。また、この構成において、特
定遊技状態の継続権の成立も図柄の表示結果(大当り図
柄の導出)を条件としてもよい。また、特に専用の特定
玉検出器を設けず、入賞玉検出器に特定玉検出器の機能
を兼用させるものであってもよい。具体的には、予め時
間設定をしておき、その時間内で入賞玉検出器が入賞玉
を検出したときはその入賞をV入賞とするものである。
【0069】また、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入
賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状
態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態から
遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可変
入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設け
られた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検
出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動
遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定
態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置の変化制御を終了
する変化制御終了条件が成立してから所定時間が経過し
た時点で前記特定玉検出器による玉検出を無効にする特
定玉受付制御手段を備え、前記始動玉検出器が玉検出し
てから前記可変入賞球装置が第一の状態に変化するまで
の第一インターバル時間を前記所定時間以下に設定した
ことを特徴とする。このように構成することにより、始
動遊技状態において無駄な時間となる始動インターバル
時間(第一インターバル時間)を短く設定するので、始
動インターバル時間に対する遊技者の不満を極力解消す
ることができる。 (2)遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入
賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状
態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態から
遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可変
入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設け
られた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検
出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動
遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定
態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置の変化制御を終了
する変化制御終了条件が成立してから所定時間が経過し
た時点で前記特定玉検出器による玉検出を無効にする特
定玉受付制御手段を備え、前記特定玉検出器が玉検出し
てから特定遊技状態による前記可変入賞球装置が第一の
状態に変化するまでの第二インターバル時間を前記所定
時間よりも長く設定したことを特徴とする。このように
構成することにより、例えば、V入賞して特定遊技状態
が発生し、特定遊技状態による可変入賞球装置が第一の
状態に変化制御する前に始動遊技状態における可変入賞
球装置が第一の状態に変化制御されたときに入賞した玉
が可変入賞球装置内から排出されるまでは、可変入賞球
装置が第一の状態に変化(開放)しないので、いつ可変
入賞球装置を第一の状態に変化制御したときの入賞なの
か区切りが明確になり、ひいては正確に弾球遊技機の検
査を行うことができる。 (3)遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入
賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状
態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態から
遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可変
入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設け
られた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検
出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動
遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定
態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置が第二の状態に変
化する特定条件の成立を起点として前記特定玉検出器の
玉検出を有効とする期間の計測を開始する有効期間計測
手段を備え、前記有効期間計測手段は、前記特定条件の
成立時点から予め定めた所定時間が経過すること、又は
前記所定時間が経過する以前で且つ前記始動玉検出器の
玉検出を有効とする期間中に前記始動玉検出器が玉検出
すること、又は前記所定時間が経過する以前に前記特定
玉検出器が玉検出すること、のいずれかの条件成立で計
測を終了することを特徴とする。このように構成するこ
とにより、特定玉有効期間(特定玉検出器の玉検出を有
効とする期間)中に始動玉検出や特定玉検出があった場
合は、有効期間計測手段の計測が所定時間が経過する以
前に終了するので、例えばその計測中の区間を信号化し
て出力したりすれば、その信号により所定時間が経過す
る以前に始動玉検出や特定玉検出があったことが、その
区間の長さで分るようにすることも可能となり、ひいて
は可変入賞球装置の閉鎖(第二の状態への変化)後にお
ける特定玉有効期間を容易に検査することができる。 (4)前記有効期間計測手段で計測している区間を特定
できる計測区間信号を外部に出力するための信号出力手
段を備えたことを特徴とする。このように構成すること
により、有効期間計測手段で計測している区間を特定で
きる計測区間信号が出力されるので、その計測区間信号
に基づいて、可変入賞球装置の閉鎖(第二の状態への変
化)後における特定玉有効期間の検査が容易に行える。 (5)前記可変入賞球装置に入賞した玉を検出する入賞
玉検出器と、前記入賞玉検出器により検出された入賞玉
の個数を計数する入賞個数計数手段と、を備え、前記入
賞個数計数手段は、前記特定玉検出器の玉検出を起点と
して前記入賞玉の個数の計数を開始することを特徴とす
る。このように構成することにより、V入賞(特定玉検
出器の玉検出)時点から可変入賞球装置が第一の状態に
変化するまでにたとえインターバル時間を設けたとして
も、そのインターバル時間中の入賞もカウントすること
ができ、ひいては特定遊技状態の発生時あるいは継続時
における入賞個数のカウントにおいて遊技場側の不利益
を低減することができる。 (6)前記入賞個数計数手段の計数値に基づいた入賞個
数を示す旨の表示を行う入賞個数表示手段を備えたこと
を特徴とする。このように構成することにより、計数し
た入賞個数が表示されるので、遊技者に不信感を与えな
い。 (7)遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入
賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状
態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態から
遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可変
入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設け
られた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検
出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動
遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定
態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置が第二の状態に変
化する特定条件の成立を起点として前記特定玉検出器の
玉検出を有効とする期間の計測を開始する有効期間計測
手段を備え、前記有効期間計測手段は、前記特定条件の
成立時点から予め定めた所定時間が経過すること、又は
前記所定時間が経過する以前で且つ前記始動玉検出器の
玉検出を有効とする期間中に前記始動玉検出器が玉検出
すること、のいずれかの条件成立で計測を終了すること
を特徴とする。このように構成することにより、特定玉
有効期間(特定玉検出器の玉検出を有効とする期間)中
に始動玉検出があった場合は、有効期間計測手段の計測
が所定時間が経過する以前に終了するので、例えばその
計測中の区間を信号化して出力したりすれば、その信号
により所定時間が経過する以前に始動玉検出があったこ
とが、その区間の長さで分るようにすることも可能とな
り、ひいては可変入賞球装置の閉鎖(第二の状態への変
化)後における特定玉有効期間を容易に検査することが
できる。 (8)遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入
賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状
態の発生により、遊技者にとって不利な第二の状態から
遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御される可変
入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設け
られた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検
出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して前記始動
遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有利な特定
態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置が第二の状態に変
化する特定条件の成立を起点として前記特定玉検出器の
玉検出を有効とする期間の計測を開始する有効期間計測
手段を備え、前記有効期間計測手段は、前記特定条件の
成立時点から予め定めた所定時間が経過すること、又は
前記所定時間が経過する以前に前記特定玉検出器が玉検
出すること、のいずれかの条件成立で計測を終了するこ
とを特徴とする。このように構成することにより、特定
玉有効期間(特定玉検出器の玉検出を有効とする期間)
中に特定玉検出があった場合は、有効期間計測手段の計
測が所定時間が経過する以前に終了するので、例えばそ
の計測中の区間を信号化して出力したりすれば、その信
号により所定時間が経過する以前に特定玉検出があった
ことが、その区間の長さで分るようにすることも可能と
なり、ひいては可変入賞球装置の閉鎖(第二の状態への
変化)後における特定玉有効期間を容易に検査すること
ができる。 (9)前記始動玉検出器の玉検出が有効となる始動有効
期間中、これに合わせて始動有効時間信号を外部に出力
することが可能な始動有効期間出力手段を備えたことを
特徴とする。このように構成することにより、始動有効
期間を容易且つ正確に検査することができる。 (10)前記可変入賞球装置の開放期間中、これに合わ
せて開放期間信号を外部に出力することが可能な作動期
間出力手段を備えたことを特徴とする。このように構成
することにより、可変入賞球装置の開放期間を容易且つ
正確に検査することができる。
【0070】なお、有効時間t4・t6・t7・t8の
設定は、実施形態中の設定(t8<t7<t6<t4)
に限定するものではなく、本発明の請求項に対応するも
のであればよい。例えば、請求項1の構成においては、
少なくともt6<t4を設定すればよく、この場合、t
8=t7でもいいし、t8=t7=t6などでもよい。
また、請求項6の構成においては、少なくともt8<t
7を設定すればよく、この場合、t6=t4でもいい
し、t7=t6=t4などでもよい。また、実施形態
中、1始動時には1回の開放動作を行う一方、2始動時
には1始動時の開放動作を2回繰返す構成としている
が、これに限定するものではなく、1始動時よりも2始
動時の方が開放期間が長い構成であればいずれの構成で
あってもよい。例えば、1始動時の開放動作を1回にし
て、2始動時には1始動時の開放動作の開放時間よりも
短い開放動作を複数回行うことで、トータルで2始動時
の開放期間を長くしてもいいし、あるいは1始動時及び
2始動時の開放回数を共に1回にして2始動時の開放時
間を長くしてもいい。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出器の
玉検出に基づく始動遊技状態の発生により、遊技者にと
って不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の
状態に変化制御される可変入賞球装置を備え、該可変入
賞球装置の入賞空間に設けられた特定入賞領域への打玉
の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出を条件に特定遊
技状態を発生して前記始動遊技状態での態様よりさらに
遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を第一
の状態に変化制御する弾球遊技機であって、前記始動玉
検出器は、打玉を検出することで前記可変入賞球装置を
予め定めた第一期間の間第一の状態に変化させる第一始
動玉検出器と、打玉を検出することで前記可変入賞球装
置を前記第一期間よりも長い第二期間の間第一の状態に
変化させる第二始動玉検出器と、からなり、前記第一始
動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変入
賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から第一所定
時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効に
して、前記第二始動玉検出器が打玉を検出することに基
づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の終了
時点から第二所定時間が経過するまで前記特定玉検出器
の玉検出を有効にするように制御し、前記第一所定時間
を前記第二所定時間よりも短く設定したことを特徴とす
る。このように構成することにより、第一始動玉検出器
で玉検出(以下、これを1始動ともいう)があったとき
に比べて第二始動玉検出器で玉検出(以下、これを2始
動ともいう)があったときの方が、可変入賞球装置内に
入賞する可能性を高くすることができ、その結果として
1始動時に比べて2始動時には特定玉検出器で玉検出が
行われ易い(特定遊技状態が発生し易い)構成にでき
る。また、このとき、2始動時の有効時間を1始動時に
最適となる比較的短めの有効時間に合わせて設定した場
合、2始動時に入賞数を多く設定したにも拘わらず、直
ぐに特定玉検出器の玉検出が無効になってしまい2始動
を差別的に設けた意味が薄らいでしまうが、この構成に
よれば、1始動時の有効時間を2始動時の有効時間に比
べて短く設定する、言い換えれば1始動時に最適となる
比較的短めの有効時間に合わせることなく2始動時の有
効時間を長くとることで、2始動を差別的に設けた構成
の遊技効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣向
上を招来することができる。
【0072】また、請求項2の発明においては、前記特
定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出があったこと
を条件に特定遊技状態の継続権を成立させると共に、該
継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容する構成と
し、該継続回数の最終回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から特定時間が経過するまで前記始動
玉検出器の玉検出を無効にするように制御し、前記特定
時間を前記第一所定時間よりも短く設定したことを特徴
とする。このように構成することにより、継続回数の最
終回(以下、これを最終ラウンドともいう)で有効時間
が経過するまでは特定遊技状態として始動玉検出を無効
にする構成において、最終ラウンドの有効時間を1始動
時の有効時間よりも短くすることで、最終ラウンドに到
達した場合の始動玉検出を有効に切り替えるまでの無駄
な時間を短縮することができ、ひいては遊技の興趣が向
上できる。
【0073】また、請求項3の発明においては、前記継
続回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前
記特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前
記第二の特定時間を前記第一所定時間よりも短く設定し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
最終ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまで
は特定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成にお
いて、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を1始動
時の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途
中で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を
有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0074】また、請求項4の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状態の発生によ
り、遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化制御される可変入賞球装置を
備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入
賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出
を条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であっ
て、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出が
あったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させる
と共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容
する構成とし、前記継続回数の最終回において前記特定
遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間が経過する
まで前記始動玉検出器の玉検出を無効にして、前記始動
玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変入賞
球装置を変化させる変化制御の終了時点から所定時間が
経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効にするよ
うに制御し、前記特定時間を前記所定時間よりも短く設
定したことを特徴とする。このように構成することによ
り、最終ラウンドで有効時間が経過するまでは特定遊技
状態として始動玉検出を無効にする構成において、最終
ラウンドの有効時間を始動入賞時の有効時間よりも短く
することで、最終ラウンドに到達した場合の始動玉検出
を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することが
でき、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0075】また、請求項5の発明においては、前記継
続回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終
了条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前
記特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前
記第二の特定時間を前記所定時間よりも短く設定したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、最終
ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特
定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成におい
て、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を始動入賞
時の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途
中で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を
有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0076】また、請求項6の発明においては、遊技領
域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する
始動玉検出器の玉検出に基づく始動遊技状態の発生によ
り、遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとっ
て有利な第一の状態に変化制御される可変入賞球装置を
備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入
賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出器の玉検出
を条件に特定遊技状態を発生して前記始動遊技状態での
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に変化制御する弾球遊技機であっ
て、前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出が
あったことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させる
と共に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容
する構成とし、前記継続回数の最終回において前記特定
遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間が経過する
まで前記始動玉検出器の玉検出を無効にして、前記継続
回数の最終回以外の回において前記特定遊技状態の終了
条件の成立時点から第二の特定時間が経過するまで前記
特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前記
特定時間を前記第二の特定時間よりも短く設定したこと
を特徴とする。このように構成することにより、最終ラ
ウンドで有効時間が経過するまでは特定遊技状態として
始動玉検出を無効にする構成において、最終ラウンドの
有効時間を最終ラウンド以外のラウンドの有効時間より
も短くすることで、最終ラウンドに到達した場合の始動
玉検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮する
ことができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0077】また、請求項7の発明においては、前記始
動玉検出器は、打玉を検出することで前記可変入賞球装
置を予め定めた第一期間の間第一の状態に変化させる第
一始動玉検出器と、打玉を検出することで前記可変入賞
球装置を前記第一期間よりも長い第二期間の間第一の状
態に変化させる第二始動玉検出器と、からなり、前記第
一始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可
変入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から第一
所定時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有
効にして、前記第二始動玉検出器が打玉を検出すること
に基づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の
終了時点から第二所定時間が経過するまで前記特定玉検
出器の玉検出を有効にするように制御し、前記第一所定
時間を前記第二所定時間よりも短く設定したことを特徴
とする。このように構成することにより、1始動時に比
べて2始動時の方が、可変入賞球装置内に入賞する可能
性を高くすることができ、その結果として1始動時に比
べて2始動時には特定玉検出器で玉検出が行われ易い
(特定遊技状態が発生し易い)構成にできる。また、こ
のとき、2始動時の有効時間を1始動時に最適となる比
較的短めの有効時間に合わせて設定した場合、2始動時
に入賞数を多く設定したにも拘わらず、直ぐに特定玉検
出器の玉検出が無効になってしまい2始動を差別的に設
けた意味が薄らいでしまうが、この構成によれば、1始
動時の有効時間を2始動時の有効時間に比べて短く設定
する、言い換えれば1始動時に最適となる比較的短めの
有効時間に合わせることなく2始動時の有効時間を長く
とることで、2始動を差別的に設けた構成の遊技効果を
高めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招来する
ことができる。
【0078】また、請求項8の発明においては、前記特
定時間を前記第一所定時間よりも短く設定したことを特
徴とする。このように構成することにより、最終ラウン
ドで有効時間が経過するまでは特定遊技状態として始動
玉検出を無効にする構成において、最終ラウンドの有効
時間を1始動時の有効時間よりも短くすることで、最終
ラウンドに到達した場合の始動玉検出を有効に切り替え
るまでの無駄な時間を短縮することができ、ひいては遊
技の興趣が向上できる。
【0079】また、請求項9の発明においては、前記第
二の特定時間を前記第一所定時間よりも短く設定したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、最終
ラウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特
定遊技状態として始動玉検出を無効にする構成におい
て、最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を1始動時
の有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途中
で特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を有
効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することがで
き、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0080】また、請求項10の発明においては、前記
始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて前記可変
入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点から所定時
間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効にす
るように制御し、前記特定時間を前記所定時間よりも短
く設定したことを特徴とする。このように構成すること
により、最終ラウンドで有効時間が経過するまでは特定
遊技状態として始動玉検出を無効にする構成において、
最終ラウンドの有効時間を始動入賞時の有効時間よりも
短くすることで、最終ラウンドに到達した場合の始動玉
検出を有効に切り替えるまでの無駄な時間を短縮するこ
とができ、ひいては遊技の興趣が向上できる。
【0081】また、請求項11の発明においては、前記
第二の特定時間を前記所定時間よりも短く設定したこと
を特徴とする。このように構成することにより、最終ラ
ウンド以外のラウンドで有効時間が経過するまでは特定
遊技状態として始動玉検出を無効にする構成において、
最終ラウンド以外のラウンドの有効時間を始動入賞時の
有効時間よりも短くすることで、そのラウンドの途中で
特定遊技状態が終了するような場合の始動玉検出を有効
に切り替えるまでの無駄な時間を短縮することができ、
ひいては遊技の興趣が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図で
ある。
【図4】各種遊技動作を制御する遊技制御回路基板を示
すブロック図である。
【図5】特別電動役物作動中信号の出力制御プロセスを
示すフローチャートである。
【図6】有効時間信号の計測制御プロセスを示すフロー
チャートである。
【図7】有効時間信号の出力制御プロセスを示すフロー
チャートである。
【図8】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及び
大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートであ
る。
【図9】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及び
大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートであ
る。
【図10】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図11】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図12】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図13】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図14】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図15】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図16】変形例における有効時間信号、特別電動役物
作動中信号、及び大当り情報の出力制御の一例を示すタ
イムチャートである。
【図17】有効時間信号、特別電動役物作動中信号、及
び大当り情報の出力制御の一例を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4a〜4c 始動入賞口(始動入賞領域) 5a〜5c 始動玉検出器 20 可変入賞球装置 22 上部入賞空間 23a・23b 開閉片 25a・25b 入賞玉検出器 28 入賞個数表示器 29 継続回数表示器 30 下部入賞空間 31 下部転動板 34 開閉板 36 回転ドラム 39a〜39c 永久磁石 40 上部転動板 42 特定受入口(特定入賞領域) 43a・43b 可動部材 47 LED表示器 48 特定玉検出器 50 遊技制御回路基板 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 情報出力コネクタ 54a〜54k 出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始
    動遊技状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の
    状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御さ
    れる可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空
    間に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する
    特定玉検出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して
    前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有
    利な特定態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御
    する弾球遊技機であって、 前記始動玉検出器は、打玉を検出することで前記可変入
    賞球装置を予め定めた第一期間の間第一の状態に変化さ
    せる第一始動玉検出器と、打玉を検出することで前記可
    変入賞球装置を前記第一期間よりも長い第二期間の間第
    一の状態に変化させる第二始動玉検出器と、からなり、 前記第一始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて
    前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点か
    ら第一所定時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検
    出を有効にして、前記第二始動玉検出器が打玉を検出す
    ることに基づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化
    制御の終了時点から第二所定時間が経過するまで前記特
    定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前記第
    一所定時間を前記第二所定時間よりも短く設定したこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器
    の玉検出があったことを条件に特定遊技状態の継続権を
    成立させると共に、該継続権の成立を予め定めた継続回
    数まで許容する構成とし、該継続回数の最終回において
    前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から特定時間が
    経過するまで前記始動玉検出器の玉検出を無効にするよ
    うに制御し、前記特定時間を前記第一所定時間よりも短
    く設定したことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記継続回数の最終回以外の回において
    前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から第二の特定
    時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効に
    するように制御し、前記第二の特定時間を前記第一所定
    時間よりも短く設定したことを特徴とする請求項2記載
    の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始
    動遊技状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の
    状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御さ
    れる可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空
    間に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する
    特定玉検出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して
    前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有
    利な特定態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御
    する弾球遊技機であって、 前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出があっ
    たことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させると共
    に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容する
    構成とし、 前記継続回数の最終回において前記特定遊技状態の終了
    条件の成立時点から特定時間が経過するまで前記始動玉
    検出器の玉検出を無効にして、前記始動玉検出器が打玉
    を検出することに基づいて前記可変入賞球装置を変化さ
    せる変化制御の終了時点から所定時間が経過するまで前
    記特定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前
    記特定時間を前記所定時間よりも短く設定したことを特
    徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記継続回数の最終回以外の回において
    前記特定遊技状態の終了条件の成立時点から第二の特定
    時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検出を有効に
    するように制御し、前記第二の特定時間を前記所定時間
    よりも短く設定したことを特徴とする請求項4記載の弾
    球遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出器の玉検出に基づく始
    動遊技状態の発生により、遊技者にとって不利な第二の
    状態から遊技者にとって有利な第一の状態に変化制御さ
    れる可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空
    間に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する
    特定玉検出器の玉検出を条件に特定遊技状態を発生して
    前記始動遊技状態での態様よりさらに遊技者にとって有
    利な特定態様で可変入賞球装置を第一の状態に変化制御
    する弾球遊技機であって、 前記特定遊技状態中に前記特定玉検出器の玉検出があっ
    たことを条件に特定遊技状態の継続権を成立させると共
    に、該継続権の成立を予め定めた継続回数まで許容する
    構成とし、 前記継続回数の最終回において前記特定遊技状態の終了
    条件の成立時点から特定時間が経過するまで前記始動玉
    検出器の玉検出を無効にして、前記継続回数の最終回以
    外の回において前記特定遊技状態の終了条件の成立時点
    から第二の特定時間が経過するまで前記特定玉検出器の
    玉検出を有効にするように制御し、前記特定時間を前記
    第二の特定時間よりも短く設定したことを特徴とする弾
    球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記始動玉検出器は、打玉を検出するこ
    とで前記可変入賞球装置を予め定めた第一期間の間第一
    の状態に変化させる第一始動玉検出器と、打玉を検出す
    ることで前記可変入賞球装置を前記第一期間よりも長い
    第二期間の間第一の状態に変化させる第二始動玉検出器
    と、からなり、 前記第一始動玉検出器が打玉を検出することに基づいて
    前記可変入賞球装置を変化させる変化制御の終了時点か
    ら第一所定時間が経過するまで前記特定玉検出器の玉検
    出を有効にして、前記第二始動玉検出器が打玉を検出す
    ることに基づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化
    制御の終了時点から第二所定時間が経過するまで前記特
    定玉検出器の玉検出を有効にするように制御し、前記第
    一所定時間を前記第二所定時間よりも短く設定したこと
    を特徴とする請求項6記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記特定時間を前記第一所定時間よりも
    短く設定したことを特徴とする請求項7記載の弾球遊技
    機。
  9. 【請求項9】 前記第二の特定時間を前記第一所定時間
    よりも短く設定したことを特徴とする請求項7記載の弾
    球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記始動玉検出器が打玉を検出するこ
    とに基づいて前記可変入賞球装置を変化させる変化制御
    の終了時点から所定時間が経過するまで前記特定玉検出
    器の玉検出を有効にするように制御し、前記特定時間を
    前記所定時間よりも短く設定したことを特徴とする請求
    項6記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 前記第二の特定時間を前記所定時間よ
    りも短く設定したことを特徴とする請求項10記載の弾
    球遊技機。
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