JP4132385B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域に設けられた始動入賞領域への始動入賞に基づいて遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置に形成された入賞空間に設けられた特定入賞領域への打球の入賞を検出する特定球検出手段の球検出を条件として前記始動球検出手段の球検出に基づく態様よりさらに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する弾球遊技機(第二種弾球遊技機といわれている)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、第二種弾球遊技機は、始動入賞口への始動入賞に伴って可変入賞球装置(大入賞口ともいわれる)を1回又は2回開閉し、大入賞口の内部に形成される特定領域への入賞(これをV入賞ともいう)により特定遊技状態として大入賞口を連続開閉する開閉サイクルに移行し、その開閉サイクルをV入賞を条件として所定回数繰り返すようになっていた。このような弾球遊技機においては、始動入賞に伴う1回又は2回の開閉動作が完全に終了し、その後所定時間(例えば、2秒)が経過するまでの間、始動入賞口への始動入賞が無効となる始動無効期間が設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、始動無効期間中に打球が始動入賞口に入賞しても、それによって大入賞口が開閉動作されないので、特定遊技状態となる期待感も盛り上がらず、遊技の興趣を引き付けることができないという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、始動入賞の無駄を極力抑制して、遊技の興趣を引き付けることができる第二種弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた始動入賞領域への始動入賞に基づいて遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置に形成された入賞空間に設けられた特定入賞領域への打球の入賞を検出する特定球検出手段の球検出を条件として前記始動球検出手段の球検出に基づく態様よりさらに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する弾球遊技機において、遊技制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、前記可変入賞球装置に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、前記可変入賞球装置から排出された球を検出する排出球検出手段と、前記入賞球検出手段と前記排出球検出手段との打球の経路の途中に設けられ前記特定入賞領域に誘導されやすい第一の球経路と前記特定入賞領域に誘導されにくく前記第一の球経路よりも早く前記排出球検出手段で打球が検出される第二の球経路と、前記可変入賞球装置に設けられ当該可変入賞球装置に入賞した球を前記第一の球経路か前記第二の球経路に振り分ける可動部材と、前記可変入賞球装置に設けられる表示装置と、前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶する始動入賞記憶手段と、を備え、前記始動入賞制御手段は、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合には前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致したと判別した場合には前記記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することを許容し、前記CPUによる前記始動入賞記憶手段の処理プログラムは、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合であって前記始動入賞制御手段が前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御した場合であっても、割り込み信号が導出される毎に繰り返し実行することを特徴とするものである。このように構成することにより、始動遊技制御中に始動入賞領域への始動入賞があった場合には、無効とされることなく記憶手段に記憶され、その記憶に基づく可変入賞球装置の第一の状態への移行は、始動遊技制御の経過後に行われるため、始動入賞を無駄とすることは無く、遊技の興趣を引き付けることができる。
【0005】
また、請求項2の発明においては、前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記入賞球検出手段の球検出があることを条件に前記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段をさらに備えると共に、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致しないと判別した場合に、前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化し、当該不能動化を前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することにより、可変入賞球装置に入賞した打球に関して入賞球と排出球とが一致しないトラブルが生じたときに、遊技が不能動化され、その不能動化が入賞球と排出球とが一致したときに、自動的に不能動化前の遊技状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【0006】
また、請求項3の発明においては、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで前記表示装置に異なる表示を表示するので、入賞球数より排出球数の方が多いと判別した場合の不正行為、あるいは排出球数よりも入賞球数の方が多いと判別した場合の玉詰まり等のトラブルの種類を表示によって知ることができる。
また、請求項4の発明においては、前記始動入賞領域は、前記可変入賞球装置を第一の状態にする態様を異ならせる第一始動入賞領域と第二始動入賞領域とからなり、前記始動入賞記憶手段における記憶として前記第一始動入賞領域への入賞記憶と前記第二始動入賞領域への入賞記憶とを区別して記憶し、前記始動入賞制御により前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御するための入賞記憶として、前記第一始動入賞領域への入賞記憶を優先して使用するので、処理プログラムを簡単にすることができる。
【0007】
また、請求項5の発明においては、前記始動入賞記憶手段の記憶数が予め定めた所定数となった後の始動入賞を無効として処理することにより、始動入賞制御中の始動入賞のすべてを記憶する場合と比較して、遊技場側が極端に不利益となる状況を防止することができる。
【0008】
また、請求項6の発明においては、前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶し、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記特定遊技状態の終了後に記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することにより、特定遊技状態が終了しても記憶に基づく可変入賞球装置の第一の状態が直ちに再開されるので、再度特定遊技状態の発生が期待でき、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0009】
また、請求項7の発明においては、前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を無効として処理することにより、特定遊技状態の期間中に多量に発生する始動入賞によって特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益を抑制することができる。
【0010】
更に、請求項8の発明においては、前記特定遊技状態の発生以前の前記始動入賞記憶手段の記憶を、前記特定遊技状態終了後に該始動入賞記憶手段の記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように消去することにより、さらに特定遊技状態以前に発生した始動入賞による特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益も抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。
【0012】
図1において、遊技盤1の表面には、発射された打球を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技領域3のほぼ中央には、本実施形態の要部を構成する可変入賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の下方には、それぞれ始動球検出器5a〜5cを内蔵した左・中・右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。始動入賞口4a〜4cに打球が入賞すると、これを始動球検出器5a〜5cが検出することで、可変入賞球装置20を所定期間開放するようになっている。具体的には、始動入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a・4cは、所謂チャッカー形式の入賞口として形成されると共に、その左右の始動入賞口4a・4cに打球が入賞した場合は、可変入賞球装置20を1回開放する。
【0013】
始動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bは、ソレノイド12で開閉される所謂電動チューリップ形式の入賞口として形成されると共に、その中央の始動入賞口4bに打球が入賞した場合は、可変入賞球装置20を2回開放するようになっている。また、中央の始動入賞口4bは、開放していない状態でも打球が入賞可能であるが、可変入賞球装置20の左斜め下方に配置される通過チャッカー13に内蔵される通過球検出器13aがONすると所定時間(例えば、0.5秒)開放してより打球が入賞しやすくなっている。なお、電動チューリップ形式の始動入賞口4bの開放は、通過チャッカー13に打球が通過したときだけではなく、例えば、通過チャッカー13に打球が通過したときに表示結果を導出する可変表示手段(例えば、1つの7セグメントLED)の表示結果が予め定めた当り結果となったときに所定時間開放するようにしてもよい。この場合の開放時間は、当該弾球遊技機が確率変動タイプのものであれば、低確率時に短く(たとえば、1秒以下)とし、高確率時に長く(例えば、2秒以上)となるようにしてもよい。また、このように始動球検出器5a〜5cの入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作を行う状態を始動遊技状態という。
【0014】
また、遊技領域3には、上記した構成以外にも、風車ランプ7a・7bを内蔵した風車6a・6b、風車8a・8b、サイドランプ10a・10bを内蔵したサイドランプ飾り9a・9b、アウト口11、通常入賞口14等が設けられている。
【0015】
次に、本実施形態の要部を構成する可変入賞球装置20について、図2乃至図4を参照して説明する。図2は、可変入賞球装置20の正面図であり、図3は、可変入賞球装置20の内部構造を示す斜視図であり、図4は、可変入賞球装置20内での球の流れを示す斜視図である。
【0016】
可変入賞球装置20は、図2に示すように、当該可変入賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付基板21を有し、該取付基板21には、上部入賞空間22と下部入賞空間30が形成されている。上部入賞空間22には、左右一対の開閉片23a・23bが回動可能に設けられている。開閉片23a・23bには、それぞれ周知のリンク機構を介してソレノイド24a・24bが連結され、そのソレノイド24a・24bがONしたときに、上部入賞空間22を開放する方向に回動する一方、ソレノイド24a・24bがOFFしたときに、上部入賞空間22を閉鎖する方向に回動するようになっている。上部入賞空間22の底壁部分には、上部入賞空間22に入賞した打球を検出する左右一対の入賞球検出器25a・25bが設けられている。この入賞球検出器25a・25bで検出された入賞球は、入賞球検出器25a・25bを通過した後、取付基板21の左右両側に形成された球通路26a・26bを通って球排出口27a・27bから下部入賞空間30に送り込まれるようになっている。また、上部入賞空間22内の後面壁には、後で詳述する特定遊技状態での開閉片23a・23bの残り開放回数を表示する残り回数表示器28と、可変入賞球装置20への入賞個数を表示する入賞個数表示器29と、が設けられている。更に、上部入賞空間22と下部入賞空間30とを区画する底壁の前面に固着される装飾板には、始動遊技期間中又は特定遊技状態中に前記始動入賞口4a〜4cに入賞した始動入賞を記憶した旨を表示する始動入賞記憶表示ランプ50が設けられている。
【0017】
一方、下部入賞空間30には、球排出口27a・27bから送り込まれた入賞球を後方に向かって転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の下流端に形成された開口32と、該開口32を落下した球を検出する左右一対の残留球検出器33a・33bと、開口32を開閉する開閉板34と、該開閉板34の上方位置で回転する回転ドラム36と、該回転ドラム36の上端部後方に配された上部転動板40と、が設けられている。開閉板34には、ソレノイド35が連結され、そのソレノイド35がONしたときに、開口32を閉鎖する方向に進出移動する一方、ソレノイド35がOFFしたときに、開口32を開放する方向に退行移動するようになっている。回転ドラム36は、各連結ギヤ37a〜37cを介してモータ38が連結され、該モータ38の駆動に伴って常時一定速度で一方向(図4に示す矢印方向)に回転するようになっている。また、回転ドラム36の周面には、左・中・右の横一列3箇所に永久磁石39a〜39cが埋設されている。これにより、回転ドラム36は、開閉板34による開口32の閉鎖状態で、開閉板34上に停留される球を永久磁石39a〜39cの磁力によって吸引し、これを回転動作に伴って上部転動板40に送り込むようになっている。
【0018】
上部転動板40の後方側には、中央を境として左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a・40bが形成されており、該傾斜部40a・40bの下流側(左右両側)には、傾斜部40a・40bを転動した球を再度下部転動板31上に送り込む球通路41a・41bが形成されている。なお、傾斜部40a・40bは、後方側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入口42の前方には、左右一対の可動部材43a・43bが設けられている。可動部材43a・43bには、それぞれ回転軸44a・44bが一体的に取り付けられ、該回転軸44a・44bの後端には、ソレノイド45を連結した連結部材46の各連動部46a・46bが一体的に取り付けられている。なお、連結部材46は、ソレノイド45を構成するプランジャ45aの進退動作を回転軸44a・44b(可動部材43a・43b)の回転動作に変換するものである。これにより、可動部材43a・43bは、ソレノイド45がONしたときに、特定受入口42の前方を遮断する方向(図2に示す矢印方向)に回転する一方、ソレノイド45がOFFしたときに、特定受入口42前方の遮断を解除する方向に回転するようになっている。また、特定受入口42の外周には、装飾用のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受入口42の内部には、特定受入口42に入った球を検出する特定球検出器48が設けられている。特定球検出器48の下流側には、検出した球を開閉板34の下方位置を通して残留球検出器33aに送り込む球通路49が形成されている。
【0019】
ところで、上記した可変入賞球装置20を含む遊技装置は、図5に示すように、CPU61、ROM62、及びRAM63を備えた遊技制御回路基板60によってその作動が制御されるようになっている。具体的に、遊技制御回路基板60は、特定球検出器48、通過球検出器13a、始動球検出器5a〜5c、残留球検出器33a・33b、及び入賞球検出器25a・25bから個々の検出信号を入力する。そして、これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御回路基板60は、サイドランプ10a・10b、風車ランプ7a・7b、各ソレノイド12・24a・24b・35・45、モータ38、残り回数表示器28、LED表示器47、入賞個数表示器29、及び始動入賞記憶表示ランプ50に制御信号を出力して所定態様で制御する。
【0020】
次に、上記した遊技制御回路基板60による可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレノイド24a・24bが所定時間ONされて開閉片23a・23bが開放する。その開放動作中に打球が上部入賞空間22内に入賞すると、その入賞球は入賞球検出器25a・25bを通って下部入賞空間30に送り込まれる。また、開閉板34は、遊技制御回路基板60によるソレノイド35のON制御により、入賞球検出器25a・25bが入賞球を検出してから所定時間が経過するまで開口32を閉鎖する方向に移動する。そして、下部入賞空間30に送り込まれた球は、開口32の閉鎖時間内で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39a〜39cに吸引されると、回転ドラム36の回転に伴って上部転動板40に送り込まれる。このとき、開閉板34上に停留された入賞球が左右の永久磁石39a・39cに吸引された場合、その入賞球は、100%の確率で球通路41a・41bに送られる。なお、この時点で、開閉板34は、遊技制御回路基板50によるソレノイド35のOFF制御により、開口32を開放する方向に移動している。そして、球通路41a・41bに送られた球は、下部転動板31を通って開口32を落下し、残留球検出器33a・33bに送り込まれる。
【0021】
一方、開閉板34上に停留された入賞球が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その入賞球は、かなり高い確率(100%ではない)で特定受入口42に送られる。そして、特定受入口42に送られた球(V入賞した球)は、特定球検出器48を通過した後に球通路49を通って残留球検出器33aに送り込まれる。また、このとき、特定球検出器48での球の通過(特定球検出器48による球の検出)によって特定遊技状態(大当り遊技状態とも言う)が発生する(実際は、特定遊技状態を発生させる権利が得られるだけで、入賞球数と排出球数とが一致した時点で初めて特定遊技状態が発生する)。なお、残留球検出器33a・33bを通過した球は、図示しない球通路を通って遊技盤1の裏面に固着される入賞球集合カバー体(図示しない)に集められる。また、残留球検出器等は、入賞球集合カバー体などに設けられるものでもよい。
【0022】
上記した特定遊技状態においては、遊技制御回路基板60によりソレノイド35がON/OFF制御されることで、開閉片23a・23bが所定時間の開放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。なお、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入賞球が検出された場合には、その時点で開閉片23a・23bの開放動作を終了する。また、開閉片23a・23bの開閉サイクル中は、各ソレノイド35・45が常時ONされることで、開閉板34は常に開口32を閉鎖し、可動部材43a・43bは常に特定受入口42の前方を遮断する。これにより、開閉サイクル中に可変入賞球装置20に入賞した球は、開閉サイクルの終了時点までは開口32を落下することがない。従って、開閉板34上に停留された入賞球が左右の永久磁石39a・39cに吸引された場合、その入賞球は、球通路41a・41bを通って下部転動板31に送り込まれ、再度開閉板34上に停留される。
【0023】
一方、開閉板34上に停留された入賞球が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その入賞球は、特定受入口42前方の可動部材43a・43bに受け止められる。その後、開閉サイクルの終了と同時に、各ソレノイド35・45がOFFされることで、開閉板34は開口32を開放し、可動部材43a・43bは特定受入口42前方の遮断を解除する。これにより、可動部材43a・43bに受け止められた入賞球は、上部転動板40を真直ぐ後方に転動して特定受入口42に入る。そして、特定受入口42に入った球(V入賞した球)は、特定球検出器48を通過することで、以上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立させ、所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片23a・23bを開放する。なお、開閉サイクルの許容継続回数は、最高16回(16ラウンド)まで許容されるようになっている。
【0024】
また、このような特定遊技状態において、残り回数表示器28は、開閉片23a・23bの残り開放回数(残りのラウンド回数)を表示し、入賞個数表示器29は、1ラウンド毎に入賞個数を表示するようになっている。また、開閉サイクル及びラウンド回数は、特に18回、及び16回に限定せず、1回でも複数回でもよく、さらには特定遊技状態発生時のV入賞時に表示結果を導出する可変表示器の表示結果に応じてラウンド回数を決定するようなものでもよい。
【0025】
次に、前記遊技制御回路基板60による始動入賞記憶制御について図6を参照して説明する。図6のフローチャートにおいて、先ず、S1で左右の始動入賞口4a・4cへの入賞があるか否か、言い換えれば始動球検出器5a・5cがONしたか否かを判別する。S1で始動入賞口4a・4cへの入賞があると判別した場合、S2で1始動カウンタC1と2始動カウンタC2の合計が4より大きいか否かが判別される。4以下の場合には、S3で1始動カウンタC1の値に1を加算し、4より大きい場合には、S3の処理を行うことなくS4に進む。S4では、中央の始動入賞口4bへの入賞があるか否か、言い換えれば始動球検出器5bがONしたか否かを判別する。S4で始動入賞口4bへの入賞があると判別した場合、S5で1始動カウンタC1と2始動カウンタC2の合計が4より大きいか否かが判別される。4以下の場合には、S6で2始動カウンタC2の値に1を加算し、4より大きい場合には、S6の処理を行うことなく割り込み処理を終了する。
【0026】
上記した始動入賞記憶制御は、割り込み信号が導出される毎に繰り返し行われる処理であり、常に始動入賞の有無を監視しているものである。なお、上記の説明では、S2及びS5で1始動カウンタC1と2始動カウンタC2の合計が4より小さいか否か、即ち、始動記憶が最高4個までとして説明したが、必ずしも上限を決めなくてもよい。また、1始動カウンタC1と2始動カウンタC2の記憶数をそれぞれ別々に複数個ずつ(2以上の複数であればよい)許容できるようにしてもよい。
【0027】
次ぎに、始動入賞に基づく可変入賞球装置20の動作を示す始動入賞制御について図7を参照して説明する。図7のフローチャートにおいて、先ず、S10で1始動カウンタC1と2始動カウンタC2の合計が0より大きいか否か、即ち、始動記憶があるか否かが判別され、始動記憶があると判別された場合には、S11でタイマをスタートさせる。そして、タイマ値が1.5を越えた場合、言い換えれば始動入賞口4a〜4cへの入賞時点から1.5秒が経過すると(S12)、次に1始動カウンタC1の値が0より大きいか否か、即ち開閉片23a・23bを1回開放する入賞であるか否かを判別する(S13)。S13で始動入賞口4a・4cへの入賞でないとき、即ち始動入賞口4bへの入賞であり、開閉片23a・23bを2回開放する入賞の場合は、2回開放時の始動入賞制御(S14;以下に説明するS15〜S40に相当する処理を実行するが、1回開放時の制御とはタイマ値が異なり、さらに1回目の開放と2回目の開放との間のインターバル中も入賞があるか監視を行うものである)を行ってメインフローに復帰する。
【0028】
そして、S13で始動入賞口4a・4cへの入賞であり、開閉片23a・23bを1回開放する入賞の場合は、開閉片23a・23b(以下、これを大入賞口ともいう)を開放して(S15)、タイマ値が2.0となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a・4cへの入賞時点から2.0秒が経過したか否かを判別する(S16)。S16で2.0秒が経過した場合には、1始動カウンタC1の値から1を減算する(S17)と共に大入賞口を閉鎖し(S18)、入賞球の有無(入賞球検出器25a・25bのON/OFF)を判別する(S19)。S19で入賞球がある場合は、S28に移行する一方、入賞球がない場合は、排出球の有無(排出球検出器33a・33bのON/OFF)を判別する(S20)。S20で排出球がある場合は、後述するS36に移行する一方、排出球がない場合は、タイマ値が3.0となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a・4cへの入賞時点から3.0秒(大入賞口が閉鎖してから1.0秒)が経過したか否かを判別する(S21)。S21で3.0秒が経過していない場合には、前記S19に戻る一方、3.0秒が経過した場合には、タイマをクリアする(S22)。この3.0秒(大入賞口が閉鎖してから1.0秒)は、入賞した入賞球が入賞球検出器25a・25bで検出されるのに十分な時間に設定しているので、この時間が経過したのにも拘わらず、入賞球の検出がないときは、入賞した球がないと判断して、即座に次の始動入賞に基づく開閉動作に移行できるようにするためである。その後は、カウンタをクリア(S23)し、エラー報知2の実施中であるか否かを判別し(S24)、エラー報知2の実施中でないときはそのままS26に移行する一方、エラー報知2の実施中のときはエラー解除(S25)を行ってS26に移行する。S26では、V入賞の有無(特定球検出器48のONによってV入賞フラグがセットされたか否か)を判別する。S26でV入賞がない場合は、そのままメインフローに復帰する一方、V入賞がある場合は、V入賞フラグをクリアして後述する大当り制御(S27)を行い、その後メインフローに復帰する。
【0029】
ところで、前記S19で入賞球検出器25a・25bの検出があると判別された場合に移行するS28では、V受付(以下、これを特定球検出有効期間ともいう)を有効にする。なお、ここでいうV受付の有効とは、特定球検出器48での通過球の検出動作を有効にすることをいう。その後、入賞球検出器25a・25bで検出した入賞球のカウント数(同図中には、入賞球カウンタと記載)が、残留球検出器33a・33bで検出した入賞球のカウント数(同図中には、残留球カウンタと記載)と一致するか否かを判別することで、下部入賞空間30内に入賞球が残留しているか否かを判別する(S29)。S29で入賞球カウンタが残留球カウンタと一致して下部入賞空間30内に入賞球が残留していないと判別した場合は、S35に移行して、V受付を終了した後に前記S22に移行する。一方、S29で入賞球カウンタが残留球カウンタと一致せずに下部入賞空間30内に入賞球が残留していると判別した場合は、タイマ値が12となったか否か、言い換えれば始動入賞口4a・4cへの入賞時点から12秒(大入賞口が閉鎖してから10秒)が経過したか否かを判別する(S30)。S30で12秒が経過していないときはそのまま後述するS33に移行する一方、12秒が経過したときはタイマをクリアする(S31)。そして、エラー報知2(表示器28・29で「E2」と表示)を実施すると共に遊技を不能動化して(S32)、S33に移行する。つまり、入賞球が排出されるのに十分な時間が経過しているのにも拘わらず、球が排出されない状態なので、球詰まりしたことなどが考えられるため、遊技を中断(待機状態)し、異常状態を報知するのである。S33では、V入賞の有無を判別し、V入賞がない場合は、そのまま前記S29に移行する一方、V入賞がある場合は、V受付を終了(S34)した後に前記S29に移行する(V入賞があったときはV入賞フラグがセットされる)。
【0030】
また、前述したS20で排出球があったと判別された場合、即ち、入賞球がないにも拘わらず排出球があったと判別された場合には、S36に移行する。S36では、エラー報知1(表示器28・29で「E1」と表示)を実施すると共に遊技を不能動化する。これによって入賞球検出器の移動などの不正行為が防止できる。その後は、タイマをクリア(S37)すると共に、カウンタをクリア(S38)し、入賞球の有無を判別する(S39)。S39で入賞球がないときは前記S36に戻る一方、入賞球があるときはエラー解除(S40)を行ってメインフローに復帰する。なお、このようなS40からメインフローへの流れでは、V受付(特定球検出)が有効になっていない(無効になっている)ときにエラーとなっているので、そのまま始動入賞制御を終了するが、例えば、大入賞口の開放後にV有効になるのなら、S26に移行してV入賞をチェックするようにしてもよい。
【0031】
なお、上記した制御において、S20で排出球の有無を判別し、排出球がある場合にエラー報知1を行うようにしているが、さらに通常の遊技状態(大入賞口も開放していない、入賞球又は排出球の検出があり得ない状態)で入賞球又は排出球の異常があれば、エラーをかけるようにしてもよい。
【0032】
次に、上記した始動入賞制御の具体的な制御を図8乃至図12を参照して説明する。なお、通常の遊技状態において、始動遊技期間は、始動球検出器5a〜5cがONするまで有効が継続され、特定球有効期間は、入賞球検出器25a・25bがONするまで無効が継続される。なお、図8乃至図12において、始動遊技期間が有効とは、始動入賞口4a〜4cへの打球の入賞による始動入賞記憶に基づく可変入賞球装置20の開閉動作を直ちに行う期間を意味し、始動遊技期間が無効とは、始動入賞口4a〜4cへの打球の入賞による始動入賞記憶に基づく可変入賞球装置20の開閉動作を直ちに行わず、始動入賞記憶を保持する期間を意味するものである。
【0033】
先ず、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b又は大入賞口ともいう)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作) において可変入賞球装置20に入賞がない場合は、図8に示すように、左右の始動球検出器5a・5cがONして検出信号P1が導出されると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5a・5cの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23bの開放によって可変入賞球装置20内に打球が入賞せず、入賞球検出器25a・25bがONしないと、開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒後に始動遊技期間が有効に切り替わる(検出信号P2がない場合)が、その1.000秒が経過する前に始動球検出器5a・5cの検出信号P2が導出された場合には、その検出信号P2は1始動カウンタC1に記憶され、その記憶に基づいて始動遊技期間が有効に切り替わることなく無効とされたままである。そして、検出信号P2に基づく開閉片23a,23bの開閉動作が前記1.000秒の経過から更に1.500秒経過した後に0.500秒行われる。但し、この構成において、残留球検出器33a・33bだけがONした場合は、エラーとなる。一方、特定球有効期間は、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出がないため、有効に切り替わることなく無効が継続する。
【0034】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作)において入賞があり且つ入賞球が正常に排出された場合は、図9に示すように、左右の始動球検出器5a・5cがONして検出信号P1を導出すると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5a・5cの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出があると、その検出時点から特定球有効期間が有効となる。その後は、残留球検出器33a・33bがONした時点で特定球有効期間は無効に切り替えられ、始動遊技期間も有効に切り替えられる(検出信号P2がない場合)が、その残留球検出器33a・33bがONする前に始動球検出器5a・5cの検出信号P2が導出された場合には、その検出信号P2は1始動カウンタC1に記憶され、その記憶に基づいて始動遊技期間が有効に切り替わることなく無効とされたままである。そして、検出信号P2に基づく開閉片23a,23bの開閉動作が前記残留球検出器33a・33bがONした時点から更に1.500秒経過した後に0.500秒行われる。
【0035】
ところで、上記図9に示したように、本実施形態では、入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出に基づいて特定球有効期間(特定球の検出)を有効に切り替えるようになっている。このため、可変入賞球装置から入賞球検出器を取り除く不正(大当り中に入賞球数のカウントをなくして大量の景品球を払出させる等のため)を行った場合には、特定球有効期間を有効にすることができなくなってしまうので、そのような不正を防止することができる。
【0036】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作)において入賞があり且つ入賞球が正常に排出されなかった場合は、図10に示すように、左右の始動球検出器5a・5cがONすると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5a・5cの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出があると、その検出時点から特定球有効期間が有効となる。その後、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から10.000秒が経過した時点までに残留球検出器33a・33bがONしないと、この時点で異常発生と判断してエラー報知(エラー報知2と共に遊技不能動化)を行う。
【0037】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に伴う開放動作)において入賞がない場合は、図11に示すように、中央の始動球検出器5bがONすると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5bの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a・24b)が0.800秒間開放(ON)し、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞せず、入賞球検出器25a・25bがONしないと、開閉片23a・23bの2回目の開放動作における閉鎖から1.000秒後に始動遊技期間が有効に切り替わるが、その1.000秒が経過する前に始動球検出器5bの検出信号P2が導出された場合には、その検出信号P2は2始動カウンタC2に記憶され、その記憶に基づいて始動遊技期間が有効に切り替わることなく無効とされたままである。そして、検出信号P2に基づく開閉片23a,23bの開閉動作が前記1.000秒の経過から更に1.500秒経過した後に0.800秒開放(ON)し、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)する。但し、残留球検出器33a・33bだけがONしたときには、エラーとなる。一方、特定球有効期間は、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの2回目の開放動作における閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出がないため、有効に切り替わることなく無効が継続する。
【0038】
次に、可変入賞球装置20(開閉片23a・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に伴う開放動作)において入賞があり且つ入賞球が正常に排出された場合は、図12に示すように、中央の始動球検出器5bがONすると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5bの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bが0.800秒間ON(開放)し、0.900秒間のインターバルを置いた後に、再度0.800秒間ON(開放)する。そして、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出があると、その入賞球の検出時点から特定球有効期間が有効となる。なお、図12においては、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過するまでに、複数(2個)の入賞球がある場合を例示しているが、この場合には、1個目の入賞球の検出時点から特定球有効期間が有効となる。その後は、残留球検出器33a・33bが最後にONした時点(残留球検出器33a・33bが2個目の入賞球を検出した時点)で特定球有効期間は無効に切り替えられ、記憶がなければ始動遊技期間も有効に切り替えられるが、この場合においても、残留球検出器33a・33bが最後にONした時点より前に始動球検出器5bの検出信号P2が導出された場合には、その検出信号P2は2始動カウンタC2に記憶され、その記憶に基づいて始動遊技期間が有効に切り替わることなく無効とされたままである。そして、検出信号P2に基づく開閉片23a,23bの開閉動作が前記残留球検出器33a・33bが最後にONした時点から更に1.500秒経過した後に0.800秒開放(ON)し、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度0.800秒間開放(ON)する。
【0039】
なお、上記したタイムチャートでは、始動入賞の検出時から開閉片23a・23bが開放するまでインターバル時間(1.500秒)を設けたものを示したが、このインターバル時間を設けずに、始動入賞検出時に直ちに開閉片23a・23bの開放を行うようにしても良い。このように制御すれば、始動遊技期間が経過したときに記憶があれば、開閉片23a・23bの開放が直ちに行われることになる。また、特定球有効期間の制御は、上記した構成に限定しない。例えば、始動入賞時や大入賞口の開放時から特定球有効期間を有効にするようにしてもよい。また、可変入賞球装置において、開閉部材(開閉片)は1つでもよく、横スライド方式や前後開放方式のものであってもよい。また、入賞球検出器等の球の検出手段は、フォトスイッチやマイクロスイッチ等でもよく、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0040】
次に、前述した図7の始動入賞制御における大当り制御(S27)について図13を参照して説明する。図13のフローチャートにおいて、先ず、ラウンド数カウンタに1を加算し(SB1)、V受付を有効(SB2)にして、開閉片23a・23bの開閉動作を行う(SB3)。その後、入賞球カウンタ(入賞球検出器25a・25bによってカウントされた入賞球数)が10であるか否かを判別する(SB4)。SB4で入賞球カウンが10の場合は、タイマをスタートさせる(SB5)と共に開閉片23a・23bの開閉動作を終了させて(SB6)、後述するSB9へ移行する。一方、SB4で入賞球カウンタが10でない場合は、開閉片23a・23bが18回開放したか否かを判別し(SB7)、18回開放した場合は、SB5に移行する一方、18回開放していない場合は、V入賞しているか否かを判別する(SB8)。SB8でV入賞していない場合は、前記SB3に移行する一方、V入賞している場合は、前記SB5に移行する。
【0041】
また、SB9では、タイマ値が10となったか否か、言い換えれば10個の入賞球が検出された時点あるいは開閉片23a・23bが18回の開放を終了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。SB9で10秒が経過していない場合には、入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致するか否かを判別する(SB10)。そして、SB10で入賞球カウンタが残留球カウンタと一致しない場合は、V入賞しているか否かを判別し(SB11)、V入賞していない場合は、前記SB9に移行する一方、V入賞している場合は、後述するSB15に移行する。また、SB10で入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致する場合は、V受付を終了(SB12)にし、その後、タイマをクリア(SB13)すると共にカウンタをクリア(SB14)してメインフローに復帰する。
【0042】
また、SB15では、V受付を終了する。その後は、SB16に進んで、入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致するか否かを判別する。SB16で入賞球カウンタが残留球カウンタと一致しない場合は、後述するSB22に移行する一方、入賞球カウンタが残留球カウンタと一致する場合は、ラウンド数カウンタが16であるか否か、言い換えれば大当り遊技状態が最終ラウンドとなる16ラウンド中であるか否かを判別する(SB17)。SB17で16ラウンド中の場合は、前記SB12に移行する一方、16ラウンド以外のラウンド中の場合は、インターバルタイマをスタートさせる(SB18)。そして、SB18でインターバルタイマのタイマ値が1.5となったか否か、言い換えればインターバルタイマのスタート時点から1.5秒が経過したか否かを判別し(SB19)、1.5秒が経過したら、インターバルタイマをクリア(SB20)すると共にカウンタをクリア(SB21)して、前記SB1に戻る。
【0043】
また、SB22では、タイマ値が10となったか否か、言い換えれば10個の入賞球が検出された時点あるいは開閉片23a・23bが18回の開放を終了した時点から10秒が経過したか否かを判別する。SB22で10秒が経過しない場合には、前記SB15に移行する一方、10秒が経過した場合には、エラー報知2を実施すると共に遊技を不能動化して(SB23)、SB24に移行する。SB24では、V入賞しているか否かを判別し、V入賞している場合は、後述するSB27に移行する。一方、SB24でV入賞していない場合は、入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致するか否かを判別する(SB25)。SB25で入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致する場合は、エラー解除(SB26)を行って前記SB12に移行する一方、入賞球カウンタが残留球カウンタと一致しない場合は、前記SB23に移行する。また、SB27では、V受付を終了し、その後、入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致するか否かを判別する(SB28)。そして、SB28で入賞球カウンタが残留球カウンタと一致しない場合は、前記SB23に移行する一方、入賞球カウンタと残留球カウンタとが一致する場合は、エラー解除(SB29)を行って前記SB17に移行する。
【0044】
なお、上記したエラー報知1・2は、前記残り回数表示器28及び入賞個数表示器29以外の各種ランプ・LEDを消灯して、残り回数表示器28及び入賞個数表示器29にそれぞれの態様で表示されるものであるが、これに合わせて音などを発生させてエラーを報知するようにしてもよい。また、遊技制御不能動化は、始動入賞制御では、始動遊技期間を無効のままにすることであり、大当り制御では、大当り中のプロセス処理を進行しないようにする、具体的には前記SB23〜SB25でループして次の処理に移行させないものである。即ち、遊技制御不能動化とは、次の状態に移行しないようにするものであればよく、これに合わせて打球発射を禁止にしたり、賞球を停止するようにしてもよい。
【0045】
次に、上記した大当り制御の最終ラウンドを除くラウンド(1〜15ラウンド)での具体的な制御を図14乃至図16を参照して説明する。なお、大当り遊技状態の開始時点では、特定球有効期間は有効となるが、始動記憶は、始動記憶個数に余裕があれば、記憶可能であり、余裕がなくなったときに記憶できずに無効として処理される。但し、大当り遊技状態が発生した時点で記憶数に関係なく始動記憶できないようにしてもよい。この場合には、大当り遊技状態の終了時に、大当り遊技状態の発生前に記憶した記憶をすべてクリアするようにしてもよい。また、最終ラウンドは、特定球検出器48で検出があっても次のラウンドに移行しない点を除けば、1〜15ラウンドと同様の制御を行う。但し、最終ラウンドでは、特定球有効期間が無効になるようにしてもよい。
【0046】
また、1回のラウンド中では、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bが0.800秒間ON(開放)し、0.800秒間のインターバルを置いた後に、再度0.800秒間ON(開放)し、トータルとしてこのような開放動作が18回繰り返し行われる。但し、18回の開放が終了するまでに、10個の入賞がある場合には、その10個目の入賞球の検出時点で開放動作が終了する。先ず、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出され且つラウンドが継続する場合は、図14に示すように、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a・25bが10個の入賞球を検出し、さらにその10個の入賞球のうちいずれかが特定球検出器48で検出されると、その検出時点から特定球有効期間が無効となる。その後は、残留球検出器33a・33bが最後にONした時点(図14においては、残留球検出器33a・33bが10個目の残留球を検出した時点)、つまり、入賞球数と排出球数が一致した時点から1.500秒が経過した時点で、次のラウンドが開始されると共に、特定球有効期間が有効に切り替えられる。なお、図14中では、特定球有効期間を無効にするタイミングが特定球の検出時点としているが、入賞球数と残留球数がイコールになった(一致した)時点で特定球有効期間を無効にしてもよい。
【0047】
次に、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出され且つラウンドが継続しない場合は、図15に示すように、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a・25bが10個の入賞球を検出し、さらにその10個の入賞球のうちいずれの入賞球も特定球検出器48で検出されないと、残留球検出器33a・33bが最後にONした時点(図15においては、残留球検出器33a・33bが10個目の残留球を検出した時点)で特定球有効期間が無効に切り替えられ、大当り遊技状態が終了する。
【0048】
次に、1回のラウンド中に入賞球が正常に排出されない場合は、図16に示すように、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a・25bが10個の入賞球を検出したにも拘わらず、その10個目の入賞球の検出時点から10.000秒が経過するまでに残留球検出器33a・33bが全ての入賞球(図16においては、10個の入賞球)を検出しないと、この時点で異常発生(球詰まり)と判断してエラー報知(エラー報知2と遊技不能動化)を行う。そして、店員によって球詰まりが解消されると共に特定球検出器48がONされる(特定球検出器48に球が通過される)と、その時点で特定球有効期間が無効に切り替えられる。その後は、店員によって特定球検出器48に通過された球が残留球検出器33a・33bで検出されると、その検出時点から1.500秒が経過した時点で、特定球有効期間が有効に切り替えられると共に、次のラウンドが開始される。なお、エラー報知後の制御は、図16に示すもの以外に、例え特定球検出器48に入賞させても、特定遊技状態を終了して復帰するものでもよい。また、電源を切らないとエラー状態が解除できないようにして、自動復帰しないようにしてもよい。また、自動復帰は、始動入賞制御時も同様である。また、エラー報知や遊技不能動化を行わなくても、異常信号を出力するとか、打球発射停止のみとかでもよい。
【0049】
次に、大当り制御の最終ラウンド (16ラウンド)での具体的な制御の変形例について図17を参照して説明する。図17に示すように、16ラウンドでは、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、入賞球検出器25a・25bが10個の入賞球を検出しても、その10個の入賞球は、いずれも特定球検出器48を通過することがないので、特定球有効期間は有効を継続する。そして、入賞球検出器25a・25bが10個目の入賞球を検出した時点から1.000秒が経過した時点で、特定球有効期間が無効に切り替えられる。
【0050】
なお、上記した実施形態では、入賞球検出器と残留球検出器とをそれぞれ2個設けた場合を例示しているが、これに限定しない。例えば、入賞球検出器と残留球検出器をそれぞれ複数個設け、残留球検出器のうち1つは特定球検出器としての機能を有するようにしてもよいし、入賞球検出器を複数個設ける一方、残留球検出器を1個設けてもよいし、入賞球検出器を1個設ける一方、残留球検出器を複数個設けるようにしてもよい。
【0051】
以上のように、本実施形態においては、遊技領域3に設けられた始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞に基づいて遊技者にとって不利な閉じた状態(第二の状態)から遊技者にとって有利な1回又は2回の開閉動作(第一の状態)に移行する可変入賞球装置20を備え、前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞に基づく開閉動作中に前記可変入賞球装置20の入賞空間30に設けられた特定入賞口42(特定入賞領域)への特定入賞に基づいて特定遊技状態となって前記可変入賞球装置20を遊技者にとって有利な特定態様で駆動制御する弾球遊技機において、該弾球遊技機は、さらに前記始動入賞があった後所定期間が経過するまでの始動遊技期間中に前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶する1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)と、前記始動遊技期間中に前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置20を開閉動作にしないように制御し、前記始動遊技期間経過後に記憶に基づき前記可変入賞球装置20を開閉動作制御する始動入賞制御手段と、を備えていることにより、始動遊技期間中に始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞があった場合には、無効とされることなく1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)に記憶され、その記憶に基づく可変入賞球装置20の開閉動作への移行は、始動遊技期間経過後に行われるため、始動入賞を無駄とすることは無く、遊技の興趣を引き付けることができる。
【0052】
また、本実施形態においては、前記始動遊技期間は、始動入賞があった後前記可変入賞球装置20に入賞した球を前記入賞空間30内で検出する入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出がなく所定時間が経過するまでの期間、又は前記所定時間内に前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出があった場合に前記可変入賞球装置20から排出された球を検出する残留球検出器33a,33b(排出球検出手段)の検出数が前記入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)の検出数と一致するまでの期間とすることにより、始動入賞に基づく可変入賞球装置20への入賞があった場合に、その入賞した打球が可変入賞球装置20内で完全に処理されてから1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)に記憶された始動入賞に基づく開閉動作(第一の状態)を発生させることができ、遊技が分かりやすいという利点があると共に、打球が可変入賞球装置20内で処理されたにも拘わらず、所定の時間が経過するまで次ぎの始動入賞による動作が行われない場合に比べて、記憶された始動入賞をスムーズに処理することができる。つまり、可変入賞球装置20内に入賞した打球が入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)によって検出されるのに十分な時間を待ったにも拘わらず打球が入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)によって検出されなければ即座に始動遊技期間を終了し、一方、打球が入賞球検出器25a,25b(入賞球検出手段)によって検出された場合でも、その入賞した打球が排出されたことが確認されれば即座に始動遊技期間が終了するので、無駄な待ち時間を極力少なくすることができる。
【0053】
また、本実施形態においては、前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)の記憶数が予め定めた所定数となった後の始動入賞を無効として処理することにより、始動遊技期間中の始動入賞のすべてを記憶する場合と比較して、遊技場側が極端に不利益となる状況を防止することができる。
【0054】
また、本実施形態においては、前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶し、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置20を第一の状態にしないように制御し、前記特定遊技状態の終了後に記憶に基づき前記可変入賞球装置20を第一の状態に駆動制御することにより、特定遊技状態が終了しても記憶に基づく可変入賞球装置20の第一の状態が直ちに再開されるので、再度特定遊技状態の発生が期待でき、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0055】
また、本実施形態においては、前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞口4a〜4c(始動入賞領域)への始動入賞がある場合に、その始動入賞を無効として処理することにより、特定遊技状態の期間中に多量に発生する始動入賞によって特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益を抑制することができる。
【0056】
更に、本実施形態においては、前記特定遊技状態の発生以前の前記1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)の記憶を、前記特定遊技状態終了後に該1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2(始動入賞記憶手段)の記憶に基づき前記可変入賞球装置20を第一の状態にしないように消去することにより、さらに特定遊技状態以前に発生した始動入賞による特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益も抑制することができる。
【0057】
なお、図7に示す始動入賞制御においては、始動入賞時の開閉動作時に可変入賞球装置20に受け入れられた打球が入賞球検出器25a,25bに検出された場合に、その打球が残留球検出器32a,32bによって検出されるまで始動遊技期間としたものを示したが、始動遊技期間を始動入賞があった後所定の時間が経過するまでの期間としてもよい。このような場合には、図18に示すように、左右の始動球検出器5a・5cがONして検出信号P1を導出すると、その検出時点から始動遊技期間が無効となる。また、始動球検出器5a・5cの検出時点から1.500秒後には、可変入賞球装置20の開閉片23a・23b(ソレノイド24a・24b)が0.500秒間開放(ON)する。そして、開閉片23a・23bの開放中に可変入賞球装置20内に打球が入賞して、可変入賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.000秒が経過した時点までに入賞球検出器25a・25bによる入賞球の検出があると、その検出時点から特定球有効期間が有効となる。その後は、残留球検出器33a・33bがONした時点で特定球有効期間は無効に切り替えられるが、始動遊技期間は無効のままである。始動遊技期間が無効から有効に切り替えられるのは、始動入賞の検出信号P1が導出された後所定の時間(図示の場合には、5.000秒)経過した後である。したがって、その所定の時間が経過する前に始動球検出器5a・5cの検出信号P2が導出された場合には、その検出信号P2は1始動カウンタC1に記憶され、その記憶に基づいて所定の時間が経過しても始動遊技期間が有効に切り替わることなく無効とされたままである。そして、検出信号P2に基づく開閉片23a,23bの開閉動作が前記残留球検出器33a・33bがONした時点から更に1.500秒経過した後に0.500秒行われる。このように、図18に示すように、始動遊技期間を、始動入賞があった後所定の時間が経過するまでの期間とすることにより、所定の時間毎に1始動カウンタC1及び2始動カウンタC2に記憶された始動入賞に基づく開閉動作を発生させることができる。ただし、所定の時間の設定が短い場合には、先の始動入賞に基いて可変入賞球装置20に入賞した打球が入賞空間30に存在している場合でも記憶に基づく始動入賞の開閉動作が行われてしまうことがあり(このような遊技状態を意図的に狙うこともできる)、逆に、所定の時間の設定が長い場合には、先の始動入賞に基いて可変入賞球装置20に入賞した打球が可変入賞球装置20から排出されているにも拘わらず、始動記憶に基づく開閉動作が行われないということもある。したがって、所定の時間を設定するに当っては、可変入賞球装置20に取り込まれた打球が排出されるまでの平均的な時間を考慮して設定することが望ましい。
【0058】
上記した各実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施形態中では、可変入賞球装置20に入賞した打球を検出する入賞球検出器25a・25bを入賞空間30の上部位置に設けたものを示したが、入賞空間30の下方にあってもよい。但し、入賞球検出器25a・25bの位置は、入賞した打球をなるべく早い段階で検出し得る位置が望ましい。また、可変入賞球装置20から排出された球を検出する排出球検出手段を残留球検出器33a・33bから構成しているが、特定球検出器48で検出した球を残留球検出器33a・33bに送り込むことなくそのまま排出する構成とした場合には、残留球検出器33a・33bと特定球検出器48を本発明の排出球検出手段とすることができる。また、排出球検出手段の位置も特定入賞領域への入賞が確定した打球をなるべく早く検出し得る位置が望ましい。また、始動入賞制御及び大当り制御における時間(期間)設定は、特に実施形態中に記載のものに限定しない。また、実施形態中に記載のV有効時間に限定するものではない。即ち、V有効時間は、可変入賞球装置20が開閉片23a・23bの開放動作(可変入賞球装置が第一の状態に移行したこと)を条件として有効になり、入賞球カウンタと残留球カウンタが一致した時点で無効にするものであればよい。つまり、有効となるのは始動入賞時(開放動作開始)などでもよく、また、開放動作中でもよいし、開放動作終了後に多少のインターバルをおいて有効となるものでもよい。
【0059】
また、上記した実施形態においては、特定遊技状態を発生せしめるものとして、打球が特定入賞領域である特定入賞口42に入賞することとして説明したが、特定入賞領域に打球が入賞すること又は可変入賞球装置20に打球が入賞すること(所謂特定入賞領域が形成されていない)により可変表示手段の表示結果が得られ、その表示結果が予め定められた特定表示結果となった場合に特定遊技状態が発生するものでもよい。この場合には、特定表示結果に確変特定表示結果と普通特定表示結果とを含み、確変特定表示結果で特定遊技状態となったときには、当該特定遊技状態の終了後に次ぎの特定遊技状態の発生確率を向上させるようにしてもよい。また、上記した実施形態においては、可変入賞球装置20内に特定入賞領域42と開口32(通常入賞領域と言われている)とが予め所定位置に設けられているが、これに代えて、時間の経過により可変入賞球装置内の特定入賞領域の位置又は機能が変化するように構成しても良い。例えば、可変入賞球装置内の複数の入賞領域A,B,C…を所定位置に設けて、時間が経過するに従って、入賞領域A,B,C…のうちのいずれかが順次特定入賞領域に変化するように構成する。また、時間の経過により、入賞領域A,B,C…のうちのいずれか1つが通常入賞領域から特定入賞領域に変化するようにして、常に特定入賞領域が1つになるようにしても良く、あるいは、特定入賞領域が1つになったり、複数になる場合があるようにしてもよい。また、特定入賞領域が1つになったり、複数になるように変化するように構成しても良く、また、特定入賞領域が存在しない状況も発生する(即ち、すべての入賞領域A,B,C…が通常入賞領域として機能する)用にしてもよい。また、時間によっては、すべての入賞領域A,B,C…が特定入賞領域に変化する場合があるように構成しても良い。
【0060】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた始動入賞領域への始動入賞に基づいて遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置に形成された入賞空間に設けられた特定入賞領域への打球の入賞を検出する特定球検出手段の球検出を条件として前記始動球検出手段の球検出に基づく態様よりさらに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する弾球遊技機において、遊技制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、前記可変入賞球装置に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、前記可変入賞球装置から排出された球を検出する排出球検出手段と、前記入賞球検出手段と前記排出球検出手段との打球の経路の途中に設けられ前記特定入賞領域に誘導されやすい第一の球経路と前記特定入賞領域に誘導されにくく前記第一の球経路よりも早く前記排出球検出手段で打球が検出される第二の球経路と、前記可変入賞球装置に設けられ当該可変入賞球装置に入賞した球を前記第一の球経路か前記第二の球経路に振り分ける可動部材と、前記可変入賞球装置に設けられる表示装置と、前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶する始動入賞記憶手段と、を備え、前記始動入賞制御手段は、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合には前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致したと判別した場合には前記記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することを許容し、前記CPUによる前記始動入賞記憶手段の処理プログラムは、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合であって前記始動入賞制御手段が前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御した場合であっても、割り込み信号が導出される毎に繰り返し実行することを特徴とするものである。このように構成することにより、始動遊技制御中に始動入賞領域への始動入賞があった場合には、無効とされることなく記憶手段に記憶され、その記憶に基づく可変入賞球装置の第一の状態への移行は、始動遊技制御の経過後に行われるため、始動入賞を無駄とすることは無く、遊技の興趣を引き付けることができる。
【0061】
また、請求項2の発明においては、前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記入賞球検出手段の球検出があることを条件に前記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段をさらに備えると共に、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致しないと判別した場合に、前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化し、当該不能動化を前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することにより、可変入賞球装置に入賞した打球に関して入賞球と排出球とが一致しないトラブルが生じたときに、遊技が不能動化され、その不能動化が入賞球と排出球とが一致したときに、自動的に不能動化前の遊技状態が復帰し、遊技を継続することができる。
【0062】
また、請求項3の発明においては、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで前記表示装置に異なる表示を表示するので、入賞球数より排出球数の方が多いと判別した場合の不正行為、あるいは排出球数よりも入賞球数の方が多いと判別した場合の玉詰まり等のトラブルの種類を表示によって知ることができる。
また、請求項4の発明においては、前記始動入賞領域は、前記可変入賞球装置を第一の状態にする態様を異ならせる第一始動入賞領域と第二始動入賞領域とからなり、前記始動入賞記憶手段における記憶として前記第一始動入賞領域への入賞記憶と前記第二始動入賞領域への入賞記憶とを区別して記憶し、前記始動入賞制御により前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御するための入賞記憶として、前記第一始動入賞領域への入賞記憶を優先して使用するので、処理プログラムを簡単にすることができる。
【0063】
また、請求項5の発明においては、前記始動入賞記憶手段の記憶数が予め定めた所定数となった後の始動入賞を無効として処理することにより、始動入賞制御中の始動入賞のすべてを記憶する場合と比較して、遊技場側が極端に不利益となる状況を防止することができる。
【0064】
また、請求項6の発明においては、前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶し、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記特定遊技状態の終了後に記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することにより、特定遊技状態が終了しても記憶に基づく可変入賞球装置の第一の状態が直ちに再開されるので、再度特定遊技状態の発生が期待でき、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0065】
また、請求項7の発明においては、前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を無効として処理することにより、特定遊技状態の期間中に多量に発生する始動入賞によって特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益を抑制することができる。
【0066】
更に、請求項8の発明においては、前記特定遊技状態の発生以前の前記始動入賞記憶手段の記憶を、前記特定遊技状態終了後に該始動入賞記憶手段の記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように消去することにより、さらに特定遊技状態以前に発生した始動入賞による特定遊技状態の終了後にもたらされる遊技者への過剰な利益を抑制し、もって遊技場側の不利益も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。
【図2】 可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】 可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図である。
【図4】 可変入賞球装置内での球の流れを示す斜視図である。
【図5】 各種遊技動作を制御する遊技制御回路基板を示すブロック図である。
【図6】 始動入賞記憶制御処理を示すフローチャートである。
【図7】 始動入賞制御処理を示すフローチャートである。
【図8】 始動入賞制御における1回開放での入賞がなかったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図9】 始動入賞制御における1回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出された)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図10】 始動入賞制御における1回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出されなかった)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図11】 始動入賞制御における2回開放での入賞がなかったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図12】 始動入賞制御における2回開放での入賞があったとき(入賞球が正常に排出された)の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図13】 大当り制御プロセスを示すフローチャートである。
【図14】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出され、ラウンド継続するときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図15】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出され、ラウンド継続しないときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図16】 大当り制御における1(〜15)ラウンド中での入賞が正常に排出されないときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。
【図17】 大当り制御における16ラウンド中での各種構成部材の動作の変形例を示すタイムチャートである。
【図18】 始動遊技期間を時間で制御した場合のタイムチャ−トである。
【符号の説明】
1 遊技盤
4a〜4c 始動入賞口(始動入賞領域)
5a〜5c 始動球検出器(始動球検出手段)
20 可変入賞球装置
22 上部入賞空間
23a・23b 開閉片
25a・25b 入賞球検出器(入賞球検出手段)
28 残り回数表示器
29 入賞個数表示器
30 下部入賞空間
31 下部転動板
33a・33b 残留球検出器(排出球検出手段)
34 開閉板
36 回転ドラム
39a〜39c 永久磁石
40 上部転動板
42 特定受入口
43a・43b 可動部材
48 特定球検出器(特定球検出手段)
60 遊技制御回路基板(始動入賞記憶手段、始動入賞制御手段)

Claims (8)

  1. 遊技領域に設けられた始動入賞領域への始動入賞に基づいて遊技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変入賞球装置に形成された入賞空間に設けられた特定入賞領域への打球の入賞を検出する特定球検出手段の球検出を条件として前記始動球検出手段の球検出に基づく態様よりさらに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する弾球遊技機において、
    遊技制御用のプログラムを記憶しているプログラムROMと、該プログラムROMに記憶されているプログラムに従って制御動作を行なうCPUと、
    前記可変入賞球装置に入賞した球を検出する入賞球検出手段と、
    前記可変入賞球装置から排出された球を検出する排出球検出手段と、
    前記入賞球検出手段と前記排出球検出手段との打球の経路の途中に設けられ前記特定入賞領域に誘導されやすい第一の球経路と前記特定入賞領域に誘導されにくく前記第一の球経路よりも早く前記排出球検出手段で打球が検出される第二の球経路と、
    前記可変入賞球装置に設けられ当該可変入賞球装置に入賞した球を前記第一の球経路か前記第二の球経路に振り分ける可動部材と、
    前記可変入賞球装置に設けられる表示装置と、
    前記入賞球検出手段によって検出された入賞球数と前記排出球検出手段によって検出された排出球数とを比較する球数比較手段と、
    前記始動球検出手段の球検出に基づいて前記可変入賞球装置を前記第二の状態から前記第一の状態に移行させた後、前記特定球検出手段により球検出の条件が成立したか否かを判定する始動入賞制御を行う始動入賞制御手段と、
    前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶する始動入賞記憶手段と、を備え
    記始動入賞制御手段は、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合には前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致したと判別した場合には前記記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することを許容し、
    前記CPUによる前記始動入賞記憶手段の処理プログラムは、前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致していないと判別した場合であって前記始動入賞制御手段が前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御した場合であっても、割り込み信号が導出される毎に繰り返し実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記始動入賞領域への入賞の有無に拘わらず前記入賞球検出手段の球検出があることを条件に前記特定球検出手段による球検出を有効にする特定球受付制御手段をさらに備えると共に、前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致しないと判別した場合に、前記特定球受付制御手段による球検出を有効化した状態で遊技を不能動化し、当該不能動化を前記球数比較手段によって前記入賞球数と前記排出球数とが一致すると判別するまで継続することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記始動入賞制御中に、所定時間を経過した時点で前記球数比較手段によって前記入賞球数より前記排出球数の方が多いと判別した場合と前記排出球数よりも前記入賞球数の方が多いと判別した場合とで前記表示装置に異なる表示を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の弾球遊技機。
  4. 前記始動入賞領域は、前記可変入賞球装置を第一の状態にする態様を異ならせる第一始動入賞領域と第二始動入賞領域とからなり、
    前記始動入賞記憶手段における記憶として前記第一始動入賞領域への入賞記憶と前記第二始動入賞領域への入賞記憶とを区別して記憶し、
    前記始動入賞制御により前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御するための入賞記憶として、前記第一始動入賞領域への入賞記憶を優先して使用することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記始動入賞記憶手段の記憶数が予め定めた所定数となった後の始動入賞を無効として処理することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を記憶し、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中に前記始動入賞記憶手段に記憶があっても該記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように制御し、前記特定遊技状態の終了後に記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態に駆動制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記始動入賞記憶手段は、前記特定遊技状態の発生から終了までの期間中7前記始動入賞領域への始動入賞がある場合に、その始動入賞を無効として処理することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  8. 前記特定遊技状態の発生以前の前記始動入賞記憶手段の記憶を、前記特定8技状態終了後に該始動入賞記憶手段の記憶に基づき前記可変入賞球装置を第一の状態にしないように消去することを特徴とする請求項7記載の弾球遊技機。
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