JP2001000653A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001000653A
JP2001000653A JP11173266A JP17326699A JP2001000653A JP 2001000653 A JP2001000653 A JP 2001000653A JP 11173266 A JP11173266 A JP 11173266A JP 17326699 A JP17326699 A JP 17326699A JP 2001000653 A JP2001000653 A JP 2001000653A
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JP
Japan
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ball
control microcomputer
game
winning
board
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JP11173266A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第二種の弾球遊技機において、可変入賞球装
置の構成がかわっても遊技制御基板をリサイクルして使
うことができる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 各種遊技制御を行う遊技制御用マイクロ
コンピュータ51が設けられた遊技制御回路基板50
と、開閉片を開放状態にするためのソレノイド24a・
24bの駆動制御を行う役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータ61が設けられた役物制御回路基板60と、を備
え、前記役物駆動制御用マイクロコンピュータ61は、
前記遊技制御用マイクロコンピュータ51の指令信号に
よりソレノイド24a・24bを駆動制御する。これに
より、可変入賞球装置20の構成がかわるような場合で
も、役物制御回路基板60をそれに応じたものに取り換
えることで、遊技制御回路基板50をリサイクルして使
うことができ、ひいてはコストの低減を招来することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に設けら
れた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出
手段の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞
球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられ
た特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手
段の玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発
生し得る弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、第二種の弾球遊技機は、
始動入賞口への打玉の入賞に伴って大入賞口(可変入賞
球装置)を開放し、大入賞口の特定領域(特定玉検出
器)への入賞(これをV入賞ともいう)により特定遊技
状態を発生して大入賞口を連続開放するようになってい
た。また、このような第二種の弾球遊技機には、各種の
玉検出器による玉検出信号に基づいて各種遊技制御を行
う遊技制御基板が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ような遊技制御基板には、可変入賞球装置の駆動源とな
るソレノイドなどの駆動を制御する駆動制御部も同一基
板上に設けられていた。このため、可変入賞球装置の構
成が大幅にかわるような場合には、遊技制御基板の駆動
制御部を変更する必要があったため、遊技制御基板をリ
サイクルして使うことができなかった。本発明は、上記
した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、第二種の弾球遊技機において、可変入賞球装置の構
成がかわっても遊技制御基板をリサイクルして使うこと
ができる弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明においては、遊技領域に設けら
れた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出
手段の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態か
ら遊技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞
球装置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられ
た特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手
段の玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく
態様よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入
賞球装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発
生し得る弾球遊技機において、各種遊技制御を行う遊技
制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技制御基板
と、少なくとも前記可変入賞球装置を第一の状態にする
ための駆動装置を含む可変入賞球装置付帯駆動装置と、
該可変入賞球装置付帯駆動装置の駆動制御を行う役物駆
動制御用マイクロコンピュータが設けられた役物駆動制
御基板と、を備え、前記役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータは、前記遊技制御用マイクロコンピュータの指令
信号により前記可変入賞球装置付帯駆動装置を駆動制御
することを特徴とする。このように構成することによ
り、可変入賞球装置の構成がかわるような場合でも、役
物駆動制御基板をそれに応じたものに取り換えること
で、遊技制御基板をリサイクルして使うことができ、ひ
いてはコストの低減を招来することができる。また、こ
の構成によれば、故障等が生じた制御基板だけを取り外
して交換又は修理することも可能になる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記遊
技制御用マイクロコンピュータと前記役物駆動制御用マ
イクロコンピュータとの通信は、遊技制御用マイクロコ
ンピュータからの一方向通信としたことを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御用マイクロコ
ンピュータに不正な信号を極力入力できないようにでき
るので不正防止になる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した玉を検出する入賞玉検出手段を
備え、前記遊技制御基板には、少なくとも前記始動玉検
出手段及び前記特定玉検出手段及び前記入賞玉検出手段
からの玉検出信号が入力され、それらの玉検出信号によ
り前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記役物駆
動制御用マイクロコンピュータに指令信号を送信するこ
とを特徴とする。このように構成することにより、遊技
制御用マイクロコンピュータから役物駆動制御用マイク
ロコンピュータへ一方向通信をし易くできる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記可
変入賞球装置に設けられる発光装置と、該発光装置から
の配線を中継する中継基板と、を備え、前記役物駆動制
御基板を基板収容ボックス内に収容する一方、その基板
収容ボックス外で、前記役物駆動制御基板と別体に前記
中継基板を設けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、発光装置からの配線を役物駆動制御基板
に接続するなどの誤配線を防止することができ、役物駆
動制御基板を保護できる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記基
板収容ボックスを前記可変入賞球装置の後方部分に着脱
自在に取り付けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、役物駆動制御基板のリサイクル時の交換
作業が容易になる。また、可変入賞球装置に基板収容ボ
ックスを取り付けるので、駆動装置からの配線接続作業
が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を形成している。遊技
領域3のほぼ中央には、本実施形態の要部をなす可変入
賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の
下方には、それぞれ始動玉検出器5a〜5cを内蔵した
左・中・右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。
始動入賞口4a〜4cに打玉が入賞すると、これを始動
玉検出器5a〜5cが検出することで、可変入賞球装置
20を所定期間開放するようになっている。なお、始動
入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a・4cに
入賞した場合は、可変入賞球装置20を1回開放し、始
動入賞口4a〜4cのうち中央の始動入賞口4bに入賞
した場合は、可変入賞球装置20を2回開放するように
なっている。また、このように始動玉検出器5a〜5c
の入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作を行
う状態を始動遊技状態という。また、遊技領域3には、
上記した構成以外にも、風車ランプ7a・7bを内蔵し
た風車6a・6b、風車8a・8b、サイドランプ10
a・10bを内蔵したサイドランプ飾り9a・9b、ア
ウト口11、等が設けられている。
【0010】次に、本実施形態の要部をなす可変入賞球
装置20について、図2乃至図4を参照して説明する。
可変入賞球装置20は、図2に示すように、当該可変入
賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付
基板21を有し、該取付基板21には、上部入賞空間2
2と下部入賞空間30が形成されている。上部入賞空間
22には、左右一対の開閉片23a・23bが回転可能
に設けられている。開閉片23a・23bは、それぞれ
周知のリンク機構を介してソレノイド24a・24bが
連結され、該ソレノイド24a・24bがONしたとき
に、上部入賞空間22を開放する方向に回転する一方、
ソレノイド24a・24bがOFFしたときに、上部入
賞空間22を閉鎖する方向に回転するようになってい
る。上部入賞空間22の底壁部分には、上部入賞空間2
2に入賞した打玉を検出する左右一対の入賞玉検出器2
5a・25bが設けられている。なお、入賞玉検出器2
5a・25bで検出された入賞玉は、入賞玉検出器25
a・25bを通過した後、取付基板21の左右両側に形
成された玉通路26a・26bを通って玉排出口27a
・27bから下部入賞空間30に送り込まれるようにな
っている。また、上部入賞空間22内の後面壁には、入
賞玉検出器25a・25bによる入賞玉の検出数を表示
すると共に特定遊技状態におけるラウンドの継続回数を
表示する残り回数表示器28と、残留玉検出器33a・
33bによる排出玉の検出数を表示すると共に特定遊技
状態におけるラウンドの継続回数を表示する入賞個数表
示器29、が設けられている。
【0011】一方、下部入賞空間30には、玉排出口2
7a・27bから送り込まれた入賞玉を後方に向かって
転動させる下部転動板31と、該下部転動板31の下流
端に形成された開口32と、該開口32を落下した玉を
検出する左右一対の残留玉検出器33a・33bと、開
口32を開閉する開閉板34と、該開閉板34の上方位
置で回転する回転ドラム36と、該回転ドラム36の上
端部後方に配された上部転動板40、が設けられてい
る。開閉板34は、ソレノイド35が連結され、該ソレ
ノイド35がONしたときに、開口32を閉鎖する方向
に進出移動する一方、ソレノイド35がOFFしたとき
に、開口32を開放する方向に退行移動するようになっ
ている。回転ドラム36は、各連結ギヤ37a〜37c
を介してモータ38が連結され、該モータ38の駆動に
伴って常時一定速度で一方向(図4に示す矢印方向)に
回転するようになっている。また、回転ドラム36の周
面には、左・中・右の横一列3箇所に永久磁石39a〜
39cが埋設されている。これにより、回転ドラム36
は、開閉板34による開口32の閉鎖状態で、開閉板3
4上に停留される玉を永久磁石39a〜39cの磁力に
よって吸引し、これを回転動作に伴って上部転動板40
に送り込むようになっている。
【0012】上部転動板40の後方側には、中央を境と
して左右方向に下り傾斜する各傾斜部40a・40bが
形成されており、該傾斜部40a・40bの下流側(左
右両側)には、傾斜部40a・40bを転動した玉を再
度下部転動板31上に送り込む玉通路41a・41bが
形成されている。なお、傾斜部40a・40bは、後方
側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の
後方中央には、特定受入口42が設けられ、該特定受入
口42の前方には、左右一対の可動部材43a・43b
が設けられている。可動部材43a・43bには、それ
ぞれ回転軸44a・44bが一体的に取り付けられ、該
回転軸44a・44bの後端には、ソレノイド45を連
結した連結部材46の各連動部46a・46bが一体的
に取り付けられている。なお、連結部材46は、ソレノ
イド45を構成するプランジャ45aの進退動作を回転
軸44a・44b(可動部材43a・43b)の回転動
作に変換するものである。これにより、可動部材43a
・43bは、ソレノイド45がONしたときに、特定受
入口42の前方を遮断する方向(図2に示す矢印方向)
に回転する一方、ソレノイド45がOFFしたときに、
特定受入口42前方の遮断を解除する方向に回転するよ
うになっている。また、特定受入口42の外周には、装
飾用のLED表示器47が複数設けられる一方、特定受
入口42の内部には、特定受入口42に入った玉を検出
する特定玉検出器48が設けられている。特定玉検出器
48の下流側には、検出した玉を開閉板34の下方位置
を通して残留玉検出器33aに送り込む玉通路49が形
成されている。
【0013】ところで、上記した可変入賞球装置20等
を構成する各種作動部材は、図5に示すように、遊技制
御用マイクロコンピュータ51を備えた遊技制御回路基
板50、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61を備
えた役物制御回路基板60、及び電飾制御用マイクロコ
ンピュータ71を備えた電飾制御回路基板70によって
その作動が制御されるようになっている。遊技制御用マ
イクロコンピュータ51及び役物駆動制御用マイクロコ
ンピュータ61は、それぞれCPU52・62、ROM
53・63、RAM54・64を備えている。具体的
に、遊技制御回路基板50の遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51は、特定玉検出器48、始動玉検出器5a〜
5c、残留玉検出器33a・33b、及び入賞玉検出器
25a・25bから個々の検出信号を入力する。そし
て、これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御用マイ
クロコンピュータ51は、役物制御回路基板60の役物
駆動制御用マイクロコンピュータ61及び電飾制御回路
基板70の電飾制御用マイクロコンピュータ71に個々
にコマンド信号を送信する。なお、遊技制御用マイクロ
コンピュータ51は、遊技制御回路基板50内の出力バ
ッファ55を介して役物制御回路基板60にコマンド信
号を出力し、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
は、役物制御回路基板60内の入力バッファ65を介し
て遊技制御用マイクロコンピュータ51からのコマンド
信号を入力する。
【0014】これに対して、役物駆動制御用マイクロコ
ンピュータ61は、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1からのコマンド信号を入力すると、各ソレノイド24
a・24b・35・45、及びモータ38に制御信号を
出力して各種作動部材の作動を所定態様で制御する。ま
た、電飾制御用マイクロコンピュータ71は、遊技制御
用マイクロコンピュータ51からのコマンド信号を入力
すると、サイドランプ10a・10b、風車ランプ7a
・7b、残り回数表示器28、LED表示器47、及び
入賞個数表示器29の各種作動部材に制御信号を出力し
て各種作動部材の作動を所定態様で制御する。なお、電
飾制御用マイクロコンピュータ71からサイドランプ1
0a・10b及び風車ランプ7a・7bへの制御信号
は、中継基板80を介して出力され、電飾制御用マイク
ロコンピュータ71から残り回数表示器28、LED表
示器47、及び入賞個数表示器29への制御信号は、中
継基板90を介して出力される。また、可変入賞球装置
20に設けられる各種ランプ・LED類(残り回数表示
器28、LED表示器47、及び入賞個数表示器29)
に対する中継基板90は、図4に示すように、可変入賞
球装置20の後方部分(上部)にビス止めして取り付け
られている。さらに、その中継基板90とは別体で、可
変入賞球装置20に設けられる駆動装置(各ソレノイド
24a・24b・35・45、及びモータ38)を駆動
制御する役物制御回路基板60は、図4に示すように、
基板ボックス100内に収容された状態で可変入賞球装
置20の後方部分に取り付けられている。この基板ボッ
クス100の取り付けは、可変入賞球装置20の後端部
に設けられた係止爪110との係合によって着脱自在に
なっている。
【0015】なお、本実施形態の遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ
61との信号の送受信は、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
への一方向通信となっている。また、遊技制御用マイク
ロコンピュータ51及び役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータ61は、CPU52・62、ROM53・63、
及びRAM54・64を各基板50・60上で一体的に
設けた1チップマイコンとしているが、これに限らず、
CPU、ROM、及びRAMを基板上で別体に取り付け
たものであってもよい。また、ROMは、ソケット式の
取り付け構造で基板上に設ける方が着脱が容易になるた
め望ましい。即ち、リサイクル時には、制御内容が異な
るROMを交換することで、容易にリサイクル作業が行
える。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51(遊
技制御回路基板50)と各玉検出器48・5a〜5c・
33a・33b・25a・25bとの間に中継基板を設
けてもよい。
【0016】次に、上記した遊技制御回路基板50によ
る可変入賞球装置20の作動制御について説明する。先
ず、前記始動遊技状態が発生すると、これに伴ってソレ
ノイド24a・24bが所定時間ONされて開閉片23
a・23bが開放する。その開放動作中に打玉が上部入
賞空間22内に入賞すると、その入賞玉は入賞玉検出器
25a・25bを通って下部入賞空間30に送り込まれ
る。また、開閉板34は、遊技制御回路基板50による
ソレノイド35のON制御により、入賞玉検出器25a
・25bが入賞玉を検出してから所定時間が経過するま
で開口32を閉鎖する方向に移動する。そして、下部入
賞空間30に送り込まれた玉は、開口32の閉鎖時間内
で回転ドラム36のいずれかの永久磁石39a〜39c
に吸引されると、回転ドラム36の回転に伴って上部転
動板40に送り込まれる。このとき、開閉板34上に停
留された入賞玉が左右の永久磁石39a・39cに吸引
された場合、その入賞玉は、100%の確率で玉通路4
1a・41bに送られる。なお、この時点で、開閉板3
4は、遊技制御回路基板50によるソレノイド35のO
FF制御により、開口32を開放する方向に移動してい
る。そして、玉通路41a・41bに送られた玉は、下
部転動板31を通って開口32を落下し、残留玉検出器
33a・33bに送り込まれる。一方、開閉板34上に
停留された入賞玉が中央の永久磁石39bに吸引された
場合、その入賞玉は、かなり高い確率(100%ではな
い)で特定受入口42に送られる。そして、特定受入口
42に送られた玉(V入賞した玉)は、特定玉検出器4
8を通過した後に玉通路49を通って残留玉検出器33
aに送り込まれる。また、このとき、特定玉検出器48
での玉の通過(特定玉検出器48による玉の検出)によ
って特定遊技状態が発生する(実際は、特定遊技状態を
発生させる権利が得られるだけで、入賞玉数と排出玉数
とが一致した時点で初めて特定遊技状態が発生する)。
なお、残留玉検出器33a・33bを通過した玉は、図
示しない玉通路を通って入賞玉集合カバー体(図示しな
い)に集められる。また、残留玉検出器などは、入賞玉
集合カバー体などに設けられるものでもよい。
【0017】上記した特定遊技状態においては、遊技制
御回路基板50によりソレノイド35がON/OFF制
御されることで、開閉片23a・23bが所定時間の開
放動作を18回繰り返す(18回の開閉サイクル)。な
お、開閉サイクルが18回終了する以前に、10個の入
賞玉が検出された場合には、その時点で開閉片23a・
23bの開放動作を終了する。また、開閉片23a・2
3bの開閉サイクル中は、各ソレノイド35・45が常
時ONされることで、開閉板34は常に開口32を閉鎖
し、可動部材43a・43bは常に特定受入口42の前
方を遮断する。これにより、開閉サイクル中に可変入賞
球装置20に入賞した玉は、開閉サイクルの終了時点ま
では開口32を落下することがない。従って、開閉板3
4上に停留された入賞玉が左右の永久磁石39a・39
cに吸引された場合、その入賞玉は、玉通路41a・4
1bを通って下部転動板31に送り込まれ、再度開閉板
34上に停留される。一方、開閉板34上に停留された
入賞玉が中央の永久磁石39bに吸引された場合、その
入賞玉は、特定受入口42前方の可動部材43a・43
bに受け止められる。その後、開閉サイクルの終了と同
時に、各ソレノイド35・45がOFFされることで、
開閉板34は開口32を開放し、可動部材43a・43
bは特定受入口42前方の遮断を解除する。これによ
り、可動部材43a・43bに受け止められた入賞玉
は、上部転動板40を真直ぐ後方に転動して特定受入口
42に入る。そして、特定受入口42に入った玉(V入
賞した玉)は、特定玉検出器48を通過することで、以
上のような18回の開閉サイクルの継続権を成立させ、
所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片23a・
23bを開放する。なお、開閉サイクルの許容継続回数
は、最高16回(16ラウンド)まで許容されるように
なっている。また、このような特定遊技状態において、
残り回数表示器28は、開閉片23a・23bの残り開
放回数(残りのラウンド回数)を表示し、入賞個数表示
器29は、1ラウンド毎に入賞個数を表示するようにな
っている。また、開閉サイクル及びラウンド回数は、特
に18回、及び16回に限定せず、1回でも複数回でも
よく、さらには可変表示器でラウンド回数を決定するよ
うなものでもよい。
【0018】次に、前記遊技制御用マイクロコンピュー
タ51から前記役物駆動制御用マイクロコンピュータ6
1に送信されるコマンド信号について図6乃至図9を参
照して説明する。先ず、可変入賞球装置20(開閉片2
3a・23b又は大入賞口ともいう)の1回の開放動作
(始動入賞口4a・4cへの入賞に伴う開放動作) にお
いて入賞がない場合は、図6に示すように、電源の投入
時、遊技制御用マイクロコンピュータ51から役物駆動
制御用マイクロコンピュータ61に、ソレノイド24a
・24b・35・45をOFFにする各コマンド信号と
モータ38をONにするコマンド信号とが送信され、こ
れにより、開閉片23a・23b、開閉板34、及び可
動部材43a・43bは、それぞれ閉鎖状態となり、回
転ドラム36は、回転状態となる。その後、左右の始動
玉検出器5a・5cがONすると、そのON時点から
1.500秒後には、遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に、
ソレノイド24a・24bをONにするコマンド信号が
送信され、その0.500秒後にソレノイド24a・2
4bをOFFにするコマンド信号が送信されることで、
開閉片23a・23bが0.500秒間開放する。
【0019】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の1回の開放動作(始動入賞口4a・4cへの
入賞に伴う開放動作) において入賞がある場合は、図7
に示すように、左右の始動玉検出器5a・5cがONす
ると、そのON時点から1.500秒後には、遊技制御
用マイクロコンピュータ51から役物駆動制御用マイク
ロコンピュータ61に、ソレノイド24a・24bをO
Nにするコマンド信号が送信され、その0.500秒後
にソレノイド24a・24bをOFFにするコマンド信
号が送信されることで、開閉片23a・23bが0.5
00秒間開放する。そして、開閉片23a・23bの開
放中に可変入賞球装置20内に打玉が入賞して、可変入
賞球装置20の開閉片23a・23bの閉鎖から1.0
00秒が経過した時点までに入賞玉検出器25a・25
bによる入賞玉の検出があると、その入賞玉検出器25
a・25bによる玉検出に基づいて、遊技制御用マイク
ロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータ61に、ソレノイド35をONにするコマンド信
号が送信され、その1.000秒後にソレノイド35を
OFFにするコマンド信号が送信されることで、開閉板
34が1.000秒間開放する。
【0020】次に、可変入賞球装置20(開閉片23a
・23b)の2回の開放動作(始動入賞口4bへの入賞に
伴う開放動作) において入賞がない場合は、図8に示す
ように、中央の始動玉検出器5bがONすると、そのO
N時点から1.500秒後には、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51から役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ61に、ソレノイド24a・24bをONにするコマ
ンド信号が送信され、その0.800秒後にソレノイド
24a・24bをOFFにするコマンド信号が送信され
ることで、1回目の開放動作として開閉片23a・23
bが0.800秒間開放し、次いで、0.900秒間の
インターバル(閉鎖)を置いた後に、再度、ソレノイド
24a・24bをONにするコマンド信号が送信され、
その0.800秒後にソレノイド24a・24bをOF
Fにするコマンド信号が送信されることで、2回目の開
放動作として開閉片23a・23bが0.800秒間開
放する。
【0021】次に、前記遊技制御回路基板50により大
当り制御を行う場合を図9を参照して説明する。なお、
図9中では、便宜的に2〜15ラウンドのいずれかが開
始され、その後V入賞によって次のラウンドが開始する
場合を例示して説明を行う。図9において、先ず、ラウ
ンドの開始時点では、遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に、
ソレノイド24a・24bをONにするコマンド信号が
送信され、その0.800秒後にソレノイド24a・2
4bをOFFにするコマンド信号が送信されることで、
開閉片23a・23bの0.800秒間の1回の開放動
作が行われ、0.800秒間のインターバル(閉鎖)を
置いて、このようなコマンド信号の送信を繰り返すこと
で、特定遊技状態での可変入賞球装置20(開閉片23
a・23b)の1サイクルの開放動作が行われる。
【0022】そして、開閉片23a・23bの18回目
の開放動作の終了時点が特定遊技状態の終了条件の成立
となる場合(同図中に破線で示す)には、その18回目
の開閉片23a・23bの閉鎖動作として、遊技制御用
マイクロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロ
コンピュータ61に、ソレノイド24a・24bをOF
Fにするコマンド信号が送信されるのと同時に、ソレノ
イド35・45をOFFにする各コマンド信号が送信さ
れることで、開閉板34と可動部材43a・43bが開
放する。一方、開閉片23a・23bの18回目の開放
終了以前に、入賞玉検出器25a・25bが10個目の
玉検出を行うことが特定遊技状態の終了条件の成立とな
る場合には、その10個目の玉検出時点で、遊技制御用
マイクロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロ
コンピュータ61に、ソレノイド24a・24b・35
・45をOFFにする各コマンド信号が送信されること
で、開閉片23a・23bを閉鎖して、開閉板34と可
動部材43a・43bが開放する。但し、これは、10
個目の玉検出時点で開閉片23a・23bが開放状態に
ある場合であり、10個目の玉検出時点で開閉片23a
・23bが閉鎖しているときは、ソレノイド35・45
をOFFにする各コマンド信号のみを送信することで、
開閉板34と可動部材43a・43bのみを開放する。
【0023】その後、10個の入賞玉のうちいずれかが
特定玉検出器48で検出され、そのV入賞した玉が残留
玉検出器33a・33bで検出されると、その玉検出か
ら1.500秒後に、遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に、
ソレノイド24a・24b・35・45をONにする各
コマンド信号が送信されることで、開閉片23a・23
bが開放し、開閉板34と可動部材43a・43bが閉
鎖して次のラウンドが開始される。
【0024】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、各種遊技制御を行う遊技制御用マイクロコンピュー
タ51が設けられた遊技制御基板としての遊技制御回路
基板50と、少なくとも可変入賞球装置20(開閉片2
3a・23b)を第一の状態としての開放状態にするた
めの駆動装置としてのソレノイド24a・24bを含む
可変入賞球装置付帯駆動装置(ソレノイド24a・24
b・35・45、モータ38)と、該可変入賞球装置付
帯駆動装置の駆動制御を行う役物駆動制御用マイクロコ
ンピュータ61が設けられた役物駆動制御基板としての
役物制御回路基板60と、を備え、前記役物駆動制御用
マイクロコンピュータ61は、前記遊技制御用マイクロ
コンピュータ51の指令信号により前記可変入賞球装置
付帯駆動装置を駆動制御することを特徴とする。このよ
うに構成することにより、可変入賞球装置20の構成が
かわるような場合でも、役物制御回路基板60をそれに
応じたものに取り換えることで、遊技制御回路基板50
をリサイクルして使うことができ、ひいてはコストの低
減を招来することができる。また、この構成によれば、
故障等が生じた制御基板50・60だけを取り外して交
換又は修理することも可能になる。
【0025】また、前記遊技制御用マイクロコンピュー
タ51と前記役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
との通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から
の一方向通信としたことを特徴とする。このように構成
することにより、遊技制御用マイクロコンピュータ51
に不正な信号を極力入力できないようにできるので不正
防止になる。
【0026】また、前記可変入賞球装置20に入賞した
玉を検出する入賞玉検出手段としての入賞玉検出器25
a・25bを備え、前記遊技制御回路基板50には、少
なくとも始動玉検出手段としての始動玉検出器5a〜5
c及び特定玉検出手段としての特定玉検出器48及び前
記入賞玉検出器25a・25bからの玉検出信号が入力
され、それらの玉検出信号により前記遊技制御用マイク
ロコンピュータ51は、前記役物駆動制御用マイクロコ
ンピュータ61に指令信号(コマンド信号)を送信する
ことを特徴とする。このように構成することにより、遊
技制御用マイクロコンピュータ51から役物駆動制御用
マイクロコンピュータ61へ一方向通信をし易くでき
る。
【0027】また、前記可変入賞球装置20に設けられ
る発光装置としての各表示器28・29・47と、該表
示器28・29・47からの配線を中継する中継基板9
0と、を備え、前記役物制御回路基板60を基板収容ボ
ックスとしての基板ボックス100内に収容する一方、
その基板ボックス100外で、前記役物制御回路基板6
0と別体に前記中継基板90を設けたことを特徴とす
る。このように構成することにより、表示器28・29
・47からの配線を役物制御回路基板60に接続するな
どの誤配線を防止することができ、役物制御回路基板6
0を保護できる。
【0028】また、前記基板ボックス100を前記可変
入賞球装置20の後方部分に着脱自在に取り付けたこと
を特徴とする。このように構成することにより、役物制
御回路基板60のリサイクル時の交換作業が容易にな
る。また、可変入賞球装置20に基板ボックス100を
取り付けるので、ソレノイド24a・24b・35・4
5、及びモータ38からの配線接続作業が容易になる。
【0029】なお、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。遊技制御基板と役物駆動制御基板を1つのボッ
クス内に収容してもいいし、役物駆動制御基板の取付箇
所は特に限定しない。例えば、役物駆動制御基板を遊技
盤に設けていもいいし、機構板に取り付けるようにして
もいい。また、ボックス内に収容しなくてもよい。例え
ば、可変入賞球装置に役物駆動制御基板を取り付け、そ
の上からカバー部材で(可変入賞球装置ごと、または役
物駆動制御基板だけ)覆うようにしたものでもよいし、
カバー部材の内側に役物駆動制御基板を取り付けてこれ
を可変入賞球装置に取り付けるようにしてもよい。役物
駆動制御基板及び可変入賞球装置をカバー部材で覆う構
成した場合には、カバー部材によって役物駆動制御基板
と可変入賞球装置とを一緒に保護することができる。ま
た、役物駆動制御基板が可変入賞球装置の後方に取り付
く場合、役物駆動制御基板を取り付けた状態で遊技盤の
表面側(遊技盤に取り付け用の開口が穿設されている)
から可変入賞球装置を取り付けられるようにすること
が、取付作業性の上から望ましい。また、役物駆動制御
基板を収容する基板収容ボックスは、ビス止めによって
取り付けるようにしてもいい。さらには、基板収容ボッ
クスを透明な部材(透明合成樹脂が望ましい)によって
形成すれば、収容された基板が外部から視認できるので
不正防止が可能になる。また、役物駆動制御基板には、
複数の駆動装置接続用の予備端子を設けるようにしても
よい。こうすることで、リサイクル時には、駆動装置の
種類や数が異なるような場合にも対応することができ
る。つまり、役物駆動制御基板は同一のものを使用でき
るのである。
【0030】また、可変入賞球装置付帯駆動装置は、可
変入賞球装置に取り付けられるものに限らず、遊技盤に
取り付けられるなどでもよい。但し、可変入賞球装置の
開閉部材(実施形態中では、開閉片23a・23b)も
しくは可変入賞球装置の内部構造を変化させる可動部材
(実施形態中では、開閉板34及び可動部材43a・4
3b)を駆動するための駆動装置(ソレノイドやモータ
など)である。さらに、電気的に駆動するものである。
また、弾球遊技機の構成としては、排出玉検出手段(残
留玉検出器33a・33b)がなく入賞玉検出手段(入
賞玉検出器25a・25b)があるもの、あるいは排出
玉検出手段及び入賞玉検出手段がないものでもよい。さ
らには、特定遊技状態の制御については、継続しないも
の(1ラウンドしかないもの)でもいいし、開放回数も
1回だけのものでもよい。
【0031】また、実施形態中では、コマンド信号の送
信を変化点で出力するものを例示したが、これに限ら
ず、1始動制御(始動入賞によって1回開放する制御)
コマンド(1コマンド)を送信すると、その送信から例
えば1.5秒後(役物駆動制御基板が計時する)に大入
賞口を開放し、その後例えば0.5秒後に閉鎖する。ま
た、大当り制御コマンド(1コマンド)を送信すると、
大入賞口を開放制御し、それに伴って可動部材の制御
(この制御内容は、役物駆動制御基板が記憶している)
する一連の動作を行うというようなコマンド送信方法で
もよい。なお、コマンド信号の送信を変化点で出力する
構成の特徴としては、それぞれの駆動装置に対してON
/OFFのコマンドがある。また、一度に複数の駆動装
置を制御したいときには、実質的には優先順位が決まっ
ていて、ある1つの駆動装置AのONコマンドを送信し
た後に、他の駆動装置BのOFFコマンドを送信すると
いう制御になる。但し、その送信時間が非常に微少な時
間なので実際の制御上問題にならない。なお、図6乃至
図9のタイミングチャートにおけるソレノイドなどがO
N(OFF)するタイミングとコマンド信号を送信する
タイミングは、実際は微少な時間ずれる。つまり、送信
されたコマンドが受信されてから駆動信号が出力されて
駆動するからである。なお、コマンド送受信の方式につ
いて簡単に説明すると、コマンドは9ビットで、そのう
ちの1つがINT信号用で、他の8ビットが駆動装置動
作指定用であり、遊技制御用マイクロコンピュータから
INT信号が出力され、役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータにその信号が入力されると、役物駆動制御用マイ
クロコンピュータは割込処理を行い、そのコマンドを取
得(記憶)する。なお、INT信号でなく、ストローブ
信号による送受信でもよい。また、出力バッファと入力
バッファは、一方向でしか通信できないようにするため
に設けたものである。
【0032】また、実施形態中では、始動入賞制御時の
V入賞時の図面を特に設けていないが、図9のようなV
入賞による継続時と同様な制御となる。また、特定遊技
状態の最終ラウンドは、V入賞しても無効なので、回転
ドラム36を逆回転させたり、開閉板34を開放するコ
マンド信号を送信するようにしてもいい。また、実施形
態中では、可動部材43a・43bが玉を貯留している
と、Vに入賞しないが、特定遊技状態の終了条件が成立
する前にV入賞する可能性がある構造のものは、V入賞
した時点で可変入賞球装置の閉鎖コマンドが送信され
る。また、2始動制御(始動入賞によって2回開放する
制御)時に入賞した場合は図示しないが、1始動制御時
と同様となる。また、エラーが発生したときは、全駆動
装置を停止し、エラー解除条件が成立すれば、エラー直
前の状態に戻したり、あるいは通常の遊技状態に戻すよ
うにしてもよい。また、エラーとする条件としては、入
賞玉が検出されてから10秒が経過したのに排出玉の検
出がされない(これにより玉詰りが検出できる)。ま
た、それ以外にも、V入賞したのに排出玉検出がない、
入賞玉検出がないのにV入賞した、大当りしたのに1個
も入賞玉がないなどとすればよい。
【0033】また、可変入賞球装置において、開閉部材
(開閉片)は1つでもよく、横スライド方式や前後開放方
式のものであってもよい。また、入賞玉検出器等の玉の
検出手段は、フォトスイッチやマイクロスイッチ等でも
よく、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技領域に設けられた
始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段
の玉検出により遊技者にとって不利な第二の状態から遊
技者にとって有利な第一の状態に移行する可変入賞球装
置を備え、該可変入賞球装置の入賞空間に設けられた特
定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の
玉検出により前記始動玉検出手段の玉検出に基づく態様
よりさらに遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞球
装置を第一の状態に移行制御する特定遊技状態を発生し
得る弾球遊技機において、各種遊技制御を行う遊技制御
用マイクロコンピュータが設けられた遊技制御基板と、
少なくとも前記可変入賞球装置を第一の状態にするため
の駆動装置を含む可変入賞球装置付帯駆動装置と、該可
変入賞球装置付帯駆動装置の駆動制御を行う役物駆動制
御用マイクロコンピュータが設けられた役物駆動制御基
板と、を備え、前記役物駆動制御用マイクロコンピュー
タは、前記遊技制御用マイクロコンピュータの指令信号
により前記可変入賞球装置付帯駆動装置を駆動制御する
ことを特徴とする。このように構成することにより、可
変入賞球装置の構成がかわるような場合でも、役物駆動
制御基板をそれに応じたものに取り換えることで、遊技
制御基板をリサイクルして使うことができ、ひいてはコ
ストの低減を招来することができる。また、この構成に
よれば、故障等が生じた制御基板だけを取り外して交換
又は修理することも可能になる。
【0035】また、請求項2の発明においては、前記遊
技制御用マイクロコンピュータと前記役物駆動制御用マ
イクロコンピュータとの通信は、遊技制御用マイクロコ
ンピュータからの一方向通信としたことを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御用マイクロコ
ンピュータに不正な信号を極力入力できないようにでき
るので不正防止になる。
【0036】また、請求項3の発明においては、前記可
変入賞球装置に入賞した玉を検出する入賞玉検出手段を
備え、前記遊技制御基板には、少なくとも前記始動玉検
出手段及び前記特定玉検出手段及び前記入賞玉検出手段
からの玉検出信号が入力され、それらの玉検出信号によ
り前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記役物駆
動制御用マイクロコンピュータに指令信号を送信するこ
とを特徴とする。このように構成することにより、遊技
制御用マイクロコンピュータから役物駆動制御用マイク
ロコンピュータへ一方向通信をし易くできる。
【0037】また、請求項4の発明においては、前記可
変入賞球装置に設けられる発光装置と、該発光装置から
の配線を中継する中継基板と、を備え、前記役物駆動制
御基板を基板収容ボックス内に収容する一方、その基板
収容ボックス外で、前記役物駆動制御基板と別体に前記
中継基板を設けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、発光装置からの配線を役物駆動制御基板
に接続するなどの誤配線を防止することができ、役物駆
動制御基板を保護できる。
【0038】また、請求項5の発明においては、前記基
板収容ボックスを前記可変入賞球装置の後方部分に着脱
自在に取り付けたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、役物駆動制御基板のリサイクル時の交換
作業が容易になる。また、可変入賞球装置に基板収容ボ
ックスを取り付けるので、駆動装置からの配線接続作業
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】可変入賞球装置を示す正面図である。
【図3】可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図で
ある。
【図4】可変入賞球装置内での玉の流れを示す斜視図で
ある。
【図5】遊技制御回路基板、役物制御回路基板、及び電
飾制御回路基板を示すブロック図である。
【図6】始動入賞制御における1回開放での入賞がなか
ったときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図7】始動入賞制御における1回開放での入賞があっ
たときの各種構成部材の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図8】始動入賞制御における2回開放での各種構成部
材の動作を示すタイムチャートである。
【図9】大当り制御における各種構成部材の動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 4a〜4c 始動入賞口 5a〜5c 始動玉検出器(始動玉検出手段) 20 可変入賞球装置 22 上部入賞空間 23a・23b 開閉片 25a・25b 入賞玉検出器(入賞玉検出手段) 24・24b・35・45 ソレノイド(可変入賞球装
置付帯駆動装置) 28 残り回数表示器(発光装置) 29 入賞個数表示器(発光装置) 30 下部入賞空間 31 下部転動板 33a・33b 残留玉検出器 34 開閉板 36 回転ドラム 38 モータ(可変入賞球装置付帯駆動装置) 39a〜39c 永久磁石 40 上部転動板 42 特定受入口 43a・43b 可動部材 47 LED表示器(発光装置) 48 特定玉検出器(特定玉検出手段) 50 遊技制御回路基板(遊技制御基板) 51 遊技制御用マイクロコンピュータ 60 役物制御回路基板(役物駆動制御基板) 61 役物駆動制御用マイクロコンピュータ 90 中継基板 100 基板ボックス(基板収容ボックス)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊
    技者にとって不利な第二の状態から遊技者にとって有利
    な第一の状態に移行する可変入賞球装置を備え、該可変
    入賞球装置の入賞空間に設けられた特定入賞領域への打
    玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出により前記
    始動玉検出手段の玉検出に基づく態様よりさらに遊技者
    にとって有利な特定態様で可変入賞球装置を第一の状態
    に移行制御する特定遊技状態を発生し得る弾球遊技機に
    おいて、 各種遊技制御を行う遊技制御用マイクロコンピュータが
    設けられた遊技制御基板と、 少なくとも前記可変入賞球装置を第一の状態にするため
    の駆動装置を含む可変入賞球装置付帯駆動装置と、 該可変入賞球装置付帯駆動装置の駆動制御を行う役物駆
    動制御用マイクロコンピュータが設けられた役物駆動制
    御基板と、を備え、 前記役物駆動制御用マイクロコンピュータは、前記遊技
    制御用マイクロコンピュータの指令信号により前記可変
    入賞球装置付帯駆動装置を駆動制御することを特徴とす
    る弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技制御用マイクロコンピュータと
    前記役物駆動制御用マイクロコンピュータとの通信は、
    遊技制御用マイクロコンピュータからの一方向通信とし
    たことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変入賞球装置に入賞した玉を検出
    する入賞玉検出手段を備え、前記遊技制御基板には、少
    なくとも前記始動玉検出手段及び前記特定玉検出手段及
    び前記入賞玉検出手段からの玉検出信号が入力され、そ
    れらの玉検出信号により前記遊技制御用マイクロコンピ
    ュータは、前記役物駆動制御用マイクロコンピュータに
    指令信号を送信することを特徴とする請求項2記載の弾
    球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変入賞球装置に設けられる発光装
    置と、該発光装置からの配線を中継する中継基板と、を
    備え、 前記役物駆動制御基板を基板収容ボックス内に収容する
    一方、その基板収容ボックス外で、前記役物駆動制御基
    板と別体に前記中継基板を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記基板収容ボックスを前記可変入賞球
    装置の後方部分に着脱自在に取り付けたことを特徴とす
    る請求項4記載の弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003210797A (ja) * 2002-01-22 2003-07-29 Newgin Corp 遊技機の制御構造
JP2011016018A (ja) * 2010-10-26 2011-01-27 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機

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