JP2001293222A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001293222A
JP2001293222A JP2000115536A JP2000115536A JP2001293222A JP 2001293222 A JP2001293222 A JP 2001293222A JP 2000115536 A JP2000115536 A JP 2000115536A JP 2000115536 A JP2000115536 A JP 2000115536A JP 2001293222 A JP2001293222 A JP 2001293222A
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JP
Japan
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ball
game
control microcomputer
game control
state
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Withdrawn
Application number
JP2000115536A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takehiro Kondo
武宏 近藤
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担
を軽減することである。 【解決手段】 遊技制御回路基板50と別体形成された
役物制御回路基板60に設けられた役物駆動制御用マイ
クロコンピュータ61が、遊技制御回路基板50に設け
られた遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御
指令信号に応じて、開閉片を除く、開閉板駆動用のソレ
ノイド35、玉受部材駆動用のソレノイド45、およ
び、回転ドラム駆動用のモータ38の駆動制御を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機で代表される弾球遊技機に関し、詳しく
は、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置を有
し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前
記可変入賞球装置を第2の状態から第1の状態に制御す
ることが可能な弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、「二種」と呼
ばれるヒコーキタイプのパチンコ遊技機等がある。この
ような弾球遊技機には、遊技領域に設けられた始動入賞
領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出
により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にと
って有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可
変入賞球装置が設けられている。そして、この弾球遊技
機においては、可変入賞球装置内に設けられた特定入賞
領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出
により前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって
有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御
する特定遊技状態を発生することが可能である。
【0003】また、この種の従来の弾球遊技機では、可
変入賞球装置において、各種の可動部材が設けられてい
る。このような可動部材は、可変入賞球装置の内部にお
いて動作可能に設けられた内部可動部材と、可変入賞球
装置の外部において動作可能に設けられた外部可動部材
とに大別される。内部可動部材の一例としては、可変入
賞球装置の内部で玉を振分ける部材等が挙げられる。一
方、外部可動部材の一例としては、可変入賞球装置の外
部に張出して開閉動作を行なう部材等が挙げられる。
【0004】このような可変入賞球装置に設けられたす
べての可動部材は、遊技制御を行なう遊技制御用マイク
ロコンピュータにより、直接的に駆動信号が与えられて
駆動制御されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の弾球遊技機では、遊技制御用マイクロコンピュータが
可変入賞球装置に設けられた可動部材のすべてを直接的
に駆動制御していたため、遊技制御用マイクロコンピュ
ータの制御負担が過大であるという問題があった。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技制御用マイクロコンピュー
タの制御負担を軽減することが可能な弾球遊技機を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置を有
し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前
記可変入賞球装置を第2の状態から第1の状態に制御す
ることが可能な弾球遊技機において、所定の遊技制御を
行なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊
技制御基板と、前記可変入賞球装置の内部において動作
可能に設けられた内部可動部材と、該内部可動部材を駆
動する駆動装置と、前記遊技制御基板とは別体で形成さ
れ、前記駆動装置の駆動制御を行なう駆動制御用マイク
ロコンピュータが設けられた駆動装置制御基板とを含
み、前記駆動制御用マイクロコンピュータは、前記遊技
制御用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前
記駆動装置を制御することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、遊技領域に設
けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉
検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状
態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞
時動作を行なう可変入賞球装置を有し、該可変入賞球装
置内に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出す
る特定玉検出手段の玉検出により前記始動入賞時動作よ
りもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞
球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を発生する
ことが可能な弾球遊技機において、所定の遊技制御を行
なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技
制御基板と、前記可変入賞球装置の内部において動作可
能に設けられた内部可動部材と、該内部可動部材を駆動
する駆動装置と、前記遊技制御基板とは別体で形成さ
れ、前記駆動装置の駆動制御を行なう駆動制御用マイク
ロコンピュータが設けられた駆動装置制御基板とを含
み、前記駆動制御用マイクロコンピュータは、前記遊技
制御用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前
記駆動装置を制御することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御用マイ
クロコンピュータと前記駆動制御用マイクロコンピュー
タとの間の通信は、前記遊技制御用マイクロコンピュー
タから前記駆動制御用マイクロコンピュータへの一方向
通信のみとしたことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1から
3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記可変入
賞球装置に設けられる電飾部材をさらに含み、前記駆動
制御用マイクロコンピュータは、さらに、前記電飾部材
の動作を制御することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項1から
4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記駆動装
置制御基板を前記可変入賞球装置の後方部分に着脱可能
に取付けたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明は、遊技領域に設
けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉
検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状
態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞
時動作を行なう可変入賞球装置を有し、予め定められた
特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よ
りもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞
球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を発生する
ことが可能な弾球遊技機において、所定の遊技制御を行
なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技
制御基板と、前記可変入賞球装置に設けられる電飾部材
と、前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記電飾部
材の動作を制御する電飾制御用マイクロコンピュータが
設けられた電飾制御基板とを含み、前記電飾制御用マイ
クロコンピュータは、前記遊技制御用マイクロコンピュ
ータからの指令信号に応じて前記電飾部材を制御するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の本発明は、遊技領域に設
けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉
検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状
態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞
時動作を行なう可変入賞球装置を有し、該可変入賞球装
置内に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出す
る特定玉検出手段の玉検出により前記始動入賞時動作よ
りもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞
球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を発生する
ことが可能な弾球遊技機において、所定の遊技制御を行
なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技
制御基板と、前記可変入賞球装置に設けられる電飾部材
と、前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記電飾部
材の動作を制御する電飾制御用マイクロコンピュータが
設けられた電飾制御基板とを含み、前記電飾制御用マイ
クロコンピュータは、前記遊技制御用マイクロコンピュ
ータからの指令信号に応じて前記電飾部材を制御するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項6また
は7に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御用マイ
クロコンピュータと前記電飾制御用マイクロコンピュー
タとの間の通信は、前記遊技制御用マイクロコンピュー
タから前記電飾制御用マイクロコンピュータへの一方向
通信のみとしたことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の本発明は、請求項6から
8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記電飾制
御基板を前記可変入賞球装置の後方部分に着脱可能に取
付けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1および2の各々に記載の本発明によれ
ば、次のように作用する。遊技制御基板に設けられた遊
技制御用マイクロコンピュータの働きにより、所定の遊
技制御が行なわれる。内部可動部材が可変入賞球装置の
内部において動作可能に設けられている。駆動装置の働
きにより、内部可動部材が駆動される。遊技制御基板と
は別体で形成された駆動装置制御基板に設けられた駆動
制御用マイクロコンピュータの働きにより、駆動装置の
駆動制御が行なわれる。駆動制御用マイクロコンピュー
タによる駆動装置の制御は、遊技制御用マイクロコンピ
ュータからの指令信号に応じて行なわれる。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。遊技制御用マイクロコンピュータと駆動制御用
マイクロコンピュータとの間の通信は、遊技制御用マイ
クロコンピュータから駆動制御用マイクロコンピュータ
への一方向通信のみとされる。
【0018】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。可変入賞球装置に電飾部材がさらに設
けられている。駆動制御用マイクロコンピュータのさら
なる働きにより、電飾部材の動作が制御される。
【0019】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1から4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。駆動装置制御基板が可変入賞球装置の
後方部分に着脱可能に取付けられており、任意に着脱さ
れる。
【0020】請求項6および7の各々に記載の本発明に
よれば、次のように作用する。遊技制御基板に設けられ
た遊技制御用マイクロコンピュータの働きにより、所定
の遊技制御が行なわれる。電飾部材が可変入賞球装置に
設けられている。遊技制御基板とは別体で形成された電
飾制御基板に設けられた電飾制御用マイクロコンピュー
タの働きにより、電飾部材の動作が制御される。電飾制
御用マイクロコンピュータによる電飾部材の制御は、遊
技制御用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて
行なわれる。
【0021】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
6または7に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。遊技制御用マイクロコンピュータと電飾制御用
マイクロコンピュータとの間の通信は、遊技制御用マイ
クロコンピュータから電飾制御用マイクロコンピュータ
への一方向通信のみとされる。
【0022】請求項9に記載の本発明によれば、請求項
6から8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。電飾制御基板が可変入賞球装置の後方
部分に着脱可能に取付けられており、任意に着脱され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機をとり上げて説
明するが、本発明はこれに限らず、たとえば、コイン遊
技機等であってもよく、遊技者にとって有利な第1の状
態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可
変入賞球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発
生した場合に、前記可変入賞球装置を第2の状態から第
1の状態に制御することが可能な弾球遊技機であればす
べて対象となる。
【0024】第1実施形態 図1は、本発明の実施の形態によるパチンコ遊技機の遊
技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の
表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール
2がほぼ円状に植立されている。この誘導レール2で区
画された領域が遊技領域3を形成している。
【0025】遊技領域3のはぼ中央には、本実施の形態
の要部をなす可変入賞球装置20が配置されている。可
変入賞球装置20の下方には、それぞれ始動玉検出器5
a〜5cを内蔵した左,中,右の始動入賞口4a〜4c
が配置されている。始動入賞口4a〜4cに打玉が入賞
(始動入賞と呼ばれる)すると、打玉が始動玉検出器5
a〜5cにより検出される。そのような始動入賞が検出
されると、それに応じて、可変入賞球装置20を次のよ
うに閉鎖状態(打玉が入賞不可能な状態)から所定期間
開放状態(打玉が入賞可能な状態)にする制御が行なわ
れる。つまり、始動入賞口4a〜4cのうち左右の始動
入賞口4a,4cに入賞した場合は、可変入賞球装置2
0を1回開放する制御が行なわれる。さらに、始動入賞
口4a〜4cのうち中央の姑動入賞口4bに入賞した場
合は、可変入賞球装置20を2回開放する制御が行なわ
れる。このように始動玉検出器5a〜5cの入賞検出に
伴って可変入賞球装置20が開放動作される状態を始動
遊技状態と呼び、この時に行われる可変入賞球装置20
の動作を始動入賞時動作と呼ぶ。また、始動入賞時動作
は、次のように言い換えることができる。すなわち、始
動入賞時動作は、始動玉検出器5a〜5cの玉検出によ
り遊技者にとって不利な第2の状態(閉鎖状態)から遊
技者にとって有利な第1の状態(開放状態)となる動作
である。
【0026】なお、この例では、遊技者にとって不利な
第2の状態が入賞不可能な状態であり、遊技者にとって
有利な第1の状態が入賞可能な状態である可変入賞球装
置を示したが、これに限らず、第2の状態が入賞可能で
あるが入賞しにくい状態であり、第1の状態が第2の状
態よりも入賞しやすい状態である可変入賞球装置を用い
てもよい。
【0027】また、遊技領域3には、上記した構成以外
にも、風車ランプ7a,7bを内蔵した風車6a,6
b、風車8a,8b、サイドランプ10a,10bを内
蔵したサイドランプ飾り9a,9b、および、アウトロ
11等が設けられている。
【0028】次に、可変入賞球装置20について、図2
〜図4を参照して説明する。図2は、可変入賞球装置2
0の正面図である。図3は、可変入賞球装置20の各種
構成部材を示す斜視図である。図4は、可変入賞球装置
20内での玉の流れを示す斜視図である。
【0029】可変入賞球装置20は、図2に示すよう
に、当該可変入賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付
けるための取付基板21を有する。取付基板21には、
上部入賞空間22と下部入賞空間30とが形成されてい
る。上部入賞空間22には、左右一対の開閉片23a,
23bが回動可能に設けられている。開閉片23a,2
3bには、それぞれ周知のリンク機構を介してソレノイ
ド24a,24bが連結されている。開閉片23a,2
3bは、ソレノイド24a,24bがONしたときに、
上部入賞空間22を開放する方向に回動する一方、ソレ
ノイド24a,24bがOFFしたときに、上部入賞空
間22を閉鎖する方向に回動するようになっている。こ
のように、開閉片23a,23bが上部入賞空間22を
開放した場合が前述した可変入賞球装置20の開放状態
であり、開閉片23a,23bが上部入賞空間22を閉
鎖した場合が前述した可変入賞球装置20の閉鎖状態で
ある。
【0030】上部入賞空間22の底壁部分には、上部入
賞空間22に入賞した打玉を検出する左右一対の入賞玉
検出器25a,25bが設けられている。可変入賞球装
置20の内部は、入賞玉検出器25a,25bで検出さ
れた入賞玉が、入賞玉検出器25a,25bを通過した
後、取付基板21の左右両側に形成された玉通路26
a,26bを通って玉排出口27a,27bから下部入
賞空間30に送り込まれるように構成されている。
【0031】入賞空間22内の後面壁には、残り回数表
示器28と入賞個数表示器29とが設けられている。残
り回数表示器28では、入賞玉検出器25a,25bに
よる入賞玉の検出数が表示されるとともに、後述する特
定遊技状態におけるラウンドの継続回数の残り回数が表
示される。入賞個数表示器29では、後述する特定遊技
状態における可変入賞球装置20への入賞個数が表示さ
れるとともにラウンドの継続回数が表示される。
【0032】一方、下部入賞空間30には、下部転動板
31、開口32、開閉板34、回転ドラム36、およ
び、上部転動板40等が設けられている。下部転動板3
1は、玉排出口27a,27bから送り込まれた入賞玉
を後方(パチンコ遊技機を正面から見た場合の後方)に
向かって転動させるものである。開口32は、下部転動
板31の下流端に形成されている。この開口32内に入
った玉は、可変入賞球装置20の外部(遊技盤1の裏面
側)へ流下する。開閉板34は、開口32を開閉するも
のである。回転ドラム36は、開閉板34の上方位置で
回転される。上部転動板40は、回転ドラム36の上端
部後方(パチンコ遊技機を正面から見た場合の後方であ
り、以下において後方という場合は、特別の説明がない
限り、パチンコ遊技機を正面から見た場合の後方という
意味である)に配されており、玉を転動させる。
【0033】開閉板34は、ソレノイド35が連結され
ており、このソレノイド35がONしたときに、開口3
2を閉鎖する方向に進出移動する。一方、開閉板34
は、ソレノイド35がOFFしたときに、開口32を開
放する方向に退行移動する。回転ドラム36は、各連結
ギヤ37a〜37cを介してモータ38に連結されてい
る。回転ドラム36は、所定方向(図4に示す矢印方
向)への正転と、その逆方向への逆転とが可能である。
回転ドラム36は、正転時および逆転時において、モー
タ38の駆動に伴って一定速度で回転する。回転ドラム
36の周面には、左,中,右の横一列3箇所に永久磁石
39a〜39cが埋設されている。これにより、開閉板
34による開口32が閉鎖されている状態において、回
転ドラム36は、開閉板34上に停留されている玉を永
久磁石39a〜39cの磁力によって吸引し、これを回
転動作に伴って玉を引上げて上部転動板40に送り込む
ようになっている。
【0034】上部転動板40の後方(パチンコ遊技機を
正面から見た場合の後方)側には、中央を境として左右
方向に下り傾斜する各傾斜部40a,40bが形成され
ている。これら傾斜部40a,40bの下流側(左右両
側)には、傾斜部40a,40b上を転動した玉を再度
下部転動板31上に送り込む玉通路41a,41bが形
成されている。さらに、傾斜部40a,40bは、後方
側へも若干下り傾斜している。また、上部転動板40の
後方中央には、特定入賞領域としての特定受入口42が
設けられている。この特定受入口42の前方には、左右
一対の玉受部材43a,43bが設けられている。
【0035】玉受部材43a,43bには、それぞれ回
転軸44a,44bが一体的に取り付けられている。こ
れら回転軸44a,44bの後端には、ソレノイド45
を連結した連結部材46の各連動部46a,46bが一
体的に取り付けられている。この連結部材46は、ソレ
ノイド45を構成するプランジヤ45aの進退動作を回
転軸44a,44b(玉受部材43a,43b)の回動
動作に変換するものである。玉受部材43a,43b
は、ソレノイド45がONしたときに、特定受入口42
の前方を遮断する方向(図2に示す矢印方向)に回動さ
せられるように制御され、一方、ソレノイド45がOF
Fしたときに、特定受入口42前方の遮断を解除する方
向に回動するように制御される。
【0036】また、特定受入口42の外周には、装飾用
のLED表示器47が複数設けられている。一方、特定
受入口42の内部には、特定受入口42に入った玉を検
出する特定玉検出器48が設けられている。特定玉検出
器48の下流側には、検出した玉を開閉板34の下方位
置を通して開口32の内部に送り込む玉通路49が形成
されている。
【0037】図5は、前述したパチンコ遊技機の制御回
路を示すブロック図である。可変入賞球装置20等を構
成する各種作動部材は、図5に示すように、遊技制御用
マイクロコンピュータ51が設けられた遊技制御回路基
板50、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61が設
けられた役物制御回路基板60、および、電飾制御用マ
イクロコンピュータ71が設けられた電飾制御回路基板
70によってその作動が制御される。また、遊技中に
は、音制御用マイクロコンピュータ201が設けられた
音制御回路基板200によって、可変入賞球装置20の
動作に合わせて音を発生させる制御が行なわれる。
【0038】遊技制御回路基板50、役物制御回路基板
60、電飾制御回路基板70、および、音制御回路基板
200は、互いに別体形成された基板により構成されて
いる。
【0039】遊技制御用マイクロコンピュータ51は、
前述したようなパチンコ遊技機の各種遊技制御をするた
めのマイクロコンピュータである。遊技制御用マイクロ
コンピュータ51には、遊技制御を実行するCPU5
2、CPU52により実行される遊技制御用プログラム
および制御用データが格納されたROM53、および、
CPU52が遊技制御を実行する場合に作業領域として
用いられるRAM54が含まれている。
【0040】また、役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ61は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの
指令に応じてソレノイド35、ソレノイド45、およ
び、モータ38の駆動制御(役物駆動制御)をするため
のマイクロコンピュータである。役物駆動制御用マイク
ロコンピュータ61は、役物駆動制御を実行するCPU
62、CPU62により実行される役物駆動制御用プロ
グラムおよび制御用データが格納されたROM63、お
よび、CPU62が役物駆動制御を実行する場合に作業
領域として用いられるRAM64を含む。
【0041】また、電飾制御用マイクロコンピュータ7
1は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令
に応じて、残り回数表示器28、入賞個数表示器29、
および、LED表示器47の動作制御(電飾制御)をす
るためのマイクロコンピュータである。電飾制御用マイ
クロコンピュータ71は、動作制御を実行するCPU、
このCPUにより実行される電飾制御用プログラムおよ
び制御用データが格納されたROM、および、CPUが
電飾制御を実行する場合に作業領域として用いられるR
AMを含む。
【0042】また、音声制御用マイクロコンピュータ2
01は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指
令に応じて、スピーカ203から効果音等の音声を発生
させる動作制御(音制御)をするためのマイクロコンピ
ュータである。音声制御用マイクロコンピュータ201
は、動作制御を実行するCPU、このCPUにより実行
される音声制御用プログラムおよび制御用データが格納
されたROM、および、CPUが音声制御を実行する場
合に作業領域として用いられるRAMを含む。
【0043】具体的に、遊技制御回路基板50の遊技制
御用マイクロコンピュータ51には、特定玉検出器4
8、始動玉検出器5a〜5c、および、入賞玉検出器2
5a,25bから個々の検出信号が入力される。そし
て、これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御用マイ
クロコンピュータ51は、ソレノイド24a,24bに
直接的に制御信号を与えて直接的に駆動制御するととも
に、役物制御回路基板60の役物駆動制御用マイクロコ
ンピュータ61、電飾制御回路基板70の電飾制御用マ
イクロコンピュータ71、および、音制御回路基板20
0の音制御用マイクロコンピュータ201のそれぞれに
対し、個々に制御指令用のコマンドを含む制御指令信号
を送信する。ここで、各制御指令信号は、後述するよう
に、指令内容を示すコマンドCD0〜CD7と、コマン
ドの取込みタイミングを示す割込み信号(INT信号)
とを含む。なお、この割込み信号としては、ストローブ
信号も含むものである。
【0044】可変入賞球装置20に設けられた可動部材
のうち、開閉片23a,23bのように可変入賞球装置
20の外部において動作可能に設けられた外部可動部材
は、遊技制御用マイクロコンピュータ51によって直接
的に制御される。一方、可変入賞球装置20に設けられ
た可動部材のうち、玉受部材43a,43b、開閉板3
4、および、回転ドラム36のように可変入賞球装置2
0の内部において動作可能に設けられた内部可動部材
は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に
応じた制御を行なう役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ61により制御される。
【0045】遊技制御用マイクロコンピュータ51は、
遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ55を
介して役物制御回路基板60に役物制御用の制御指令信
号を出力する。そして、役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータ61は、役物制御回路基板60に設けられた入力
バッファ65を介して遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0046】また、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ
56を介して電飾制御回路基板70に電飾制御用の制御
指令信号を出力する。そして、電飾制御用マイクロコン
ピュータ71は、電飾制御回路基板70に設けられた入
力バッファ72を介して遊技制御用マイクロコンピュー
タ51から電飾制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0047】また、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ
57を介して音制御回路基板200に音制御用の制御指
令信号を出力する。そして、音制御用マイクロコンピュ
ータ201は、音制御回路基板200に設けられた入力
バッファ202を介して遊技制御用マイクロコンピュー
タ51から音制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0048】役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御指
令信号の入力を受けると、各ソレノイド35,45、お
よびモータ38の各種作動部材にそれぞれ制御信号を出
力し、各種作動部材の作動を所定態様で制御する。ま
た、電飾制御用マイクロコンピュータ71は、遊技制御
用マイクロコンピュータ51から制御指令信号の入力を
受けると、サイドランプ10a,10b、風車ランプ7
a,7b、残り回数表示器28、LED表示器47、お
よび入賞個数表示器29の各種作動部材にそれぞれ制御
信号を出力し、各種作動部材の作動を所定態様で制御す
る。
【0049】電飾制御用マイクロコンピュータ71から
サイドランプ10a,10bおよび風車ランプ7a,7
bへの制御信号は、中継基板80を介して与えられる。
また、電飾制御用マイクロコンピュータ71から残り回
数表示器28、LED表示器47、および入賞個数表示
器29への制御信号は、中継基板90を介して与えられ
る。
【0050】また、可変入賞球装置20に設けられる各
種ランプ,LED類(残り回数表示器28、LED表示
器47、および入賞個数表示器29)に対応して設けら
れた中継基板90は、図4に示すように、可変入賞球装
置20の後方(パチンコ遊技機の正面から見て後方)部
分(上部)にビス止めして取り付けられている。さら
に、その中継基板90とは別体で形成されており、可変
入賞球装置20に設けられる駆動装置(ソレノイド3
5、ソレノイド45、およびモータ38)を駆動制御す
る役物制御回路基板60は、図4に示すように、基板ボ
ックス100内に収容された状態で可変入賞球装置20
の後方部分に取り付けられている。この基板ボックス1
00の取り付けは、可変入賞球装置20の後端部に設け
られた係止爪110との係合によって着脱自在(着脱可
能)になっている。なお、この基板ボックス100は、
透明合成樹脂で成形されている(透明合成樹脂製の被覆
体である)ので、役物制御回路基板60を外部から視認
できる。さらに、基板ボックス100内においては、役
物制御回路基板60が、実装面が外部後方から視認でき
る方向に向いた態様で収容(取付け)されている。
【0051】また、音声制御用マイクロコンピュータ2
01は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制
御指令信号の入力を受けると、指令に応じて複数種類の
音声の中から音声を選択し、その音声を発生させるため
に、スピーカ203に音声信号を出力し、スピーカ20
3から音声を発生させる制御をする。これにより、可変
入賞球装置20に動作時においては、その動作に対応す
る音声が発生させられる。
【0052】本実施の形態の場合、遊技制御用マイクロ
コンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ61との間の通信は、遊技制御回路基板50に設けら
れた出力バッファ55、および、役物制御回路基板60
に設けられた入力バッファ65を介して行なわれる。ま
た、遊技制御用マイクロコンピュータ51と電飾制御用
マイクロコンピュータ71との間の通信は、遊技制御回
路基板50に設けられた出力バッファ56、および、電
飾制御回路基板70に設けられた入力バッファ72を介
して行なわれる。また、遊技制御用マイクロコンピュー
タ51と音制御用マイクロコンピュータ201との間の
通信は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッフ
ァ57、および、音制御回路基板200に設けられた入
力バッファ202を介して行なわれる。
【0053】遊技制御回路基板50の出力バッファ5
5,56,57は、遊技制御回路基板50から出力対象
となる基板への一方向にのみ情報を伝送する機能を有す
る。すなわち、出力バッファ55,56,57は、遊技
制御回路基板50の内部から外部への情報の出力を許容
するが遊技制御回路基板50の外部から内部への情報の
入力を許容しない不可逆性を有する出力インタフェース
である。したがって、出力バッッファ55,56,57
が設けられていることにより、遊技制御回路基板50
と、前述した各基板との通信部分を利用し、遊技制御回
路基板50に対して不正な信号が入力されて不正な制御
動作が行なわれることを遊技制御回路基板50側自体で
防ぐことができる。
【0054】また、役物制御回路基板60の入力バッフ
ァ65、電飾制御回路基板70の入力バッファ72、お
よび、音制御回路基板200の入力バッファ202の各
々は、遊技制御回路基板50から各基板への一方向にの
み情報を伝送する機能を有する。すなわち、入力バッフ
ァ65,72,202は、各基板の外部から内部への情
報の入力を許容するが各基板の内部から外部への情報の
出力を許容しない不可逆性を有する入力インタフェース
である。したがって、入力バッファ65,72,202
が設けられていることにより、遊技制御回路基板50と
各基板との通信部分を利用し、遊技制御回路基板50に
対して不正な信号を入力させ、不正な制御動作が行なわ
れることを防ぐことができる。
【0055】このような構成により、遊技制御用マイク
ロコンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュ
ータ61との間、遊技制御用マイクロコンピュータ51
と電飾制御用マイクロコンピュータ71との間、およ
び、遊技制御用マイクロコンピュータ51と音制御用マ
イクロコンピュータ201との間の通信は、遊技制御用
マイクロコンピュータ51から各基板への一方向通信の
みとされている。
【0056】また、前述した遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51および役物駆動制御用マイクロコンピュータ
61は、CPU、ROM、およびRAMを各基板50,
60上で一体的に設けた1チップ形式のマイクロコンピ
ュータにより構成されている。しかし、これに限らず、
遊技制御用マイクロコンピュータ51および役物駆動制
御用マイクロコンピュータ61の各々は、CPU、RO
M、およびRAMを基板50,60上で別体に取り付け
たものであってもよい。また、ROMは、ソケット式の
取り付け構造で基板上に設ける方が着脱が容易になるた
め望ましい。このようにすれば、リサイクル時におい
て、制御内容が異なるROMを交換することで、容易に
リサイクル作業が行える。また、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51(遊技制御回路基板50)と各玉検出器
48,5a〜5c,25a,25bとの問には、中継基
板を設けてもよい。
【0057】次に、前述した遊技制御回路基板50にお
ける遊技制御用マイクロコンピュータ51を中心として
行なわれる可変入賞球装置20の動作制御について説明
する。まず、前述した始動遊技状態が発生すると、遊技
制御用マイクロコンピュータ51による直接的な制御に
より、ソレノイド24a,24bが所定時間ONされて
開閉片23a,23bが開放される。その開放動作中に
打玉が上部入賞空間22内に入賞すると、その入賞玉が
入賞玉検出器25a,25bを通じて下部入賞空間30
に送り込まれる。
【0058】また、開閉板34は、遊技制御用マイクロ
コンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制御
用マイクロコンピュータ61によるソレノイド35のO
N制御により、入賞玉検出器25a,25bが入賞玉を
検出してから所定時間が経過するまで開口32を閉鎖す
る方向に移動する。そして、下部入賞空間30に送り込
まれた玉は、開口32の閉鎖時間内で回転ドラム36の
いずれかの永久磁石39a〜39cに吸引されると、回
転ドラム36の回転に伴って上部転動板40に送り込ま
れる。このとき、開閉板34上に停留された入賞玉が左
右の永久磁石39a,39cに吸引された場合、その入
賞玉は、100%の確率で玉通路41a,41bに送ら
れる。この時点で、開閉板34は、遊技制御用マイクロ
コンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制御
用マイクロコンピュータ61によるソレノイド35のO
FF制御により、開口32を開放する方向に移動してい
る。
【0059】玉通路41a,41bに送られた玉は、下
部転動板31を通って開口32内を落下し、可変入賞球
装置20の外部(遊技盤1の裏面側)へ送られる。一
方、開閉板34上に停留された入賞玉が中央の永久磁石
39bに吸引された場合、その入賞玉は、かなり高い確
率(100%ではない)で特定受入口42に送られる。
そして、特定受入口42に送られた玉(入賞した玉)
は、特定玉検出器48を通過した後に玉通路49を通っ
て開口32内に送られる。また、このとき、特定玉検出
器48での玉の通過によって、特定玉検出器48による
玉の検出が行なわれ、この検出に応じて、遊技制御用マ
イクロコンピュータ51が、特定遊技状態(大当り状態
ともいう)を発生させる(実際は、特定遊技状態を発生
させる権利が得られるだけで、入賞玉数と排出玉数とが
一致した時点で初めて特定遊技状態が発生する)制御が
行なわれる。このような特定受入口42への玉の入賞
は、V入賞と呼ばれる。また、開口32内を落下した玉
は、図示しない玉通路を通って遊技盤1の裏面側に設け
られた入賞玉集合カバー体(図示しない)に集められ
る。
【0060】前述した特定遊技状態においては、遊技制
御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた
役物駆動制御用マイクロコンピュータ61によりソレノ
イド24a,24bがON/OFF制御されることで、
開閉片23a,23bが所定時間の開閉動作を18回を
上限として繰返す制御が行なわれる。このような開放動
作の繰返しは、開閉サイクルと呼ばれる。開閉サイクル
の開閉動作が18回終了する以前に、10個の入賞玉が
検出された場合には、その時点で開閉片23a,23b
の開閉動作が終了される。また、このような開閉サイク
ルは、後述する継続権の成立を条件として、最高16回
までの継続が許容される。このように18回を上限とし
た開閉サイクルが行われる期間がラウンドと呼ばれる。
開閉サイクルは、前述したように最高16回まで継続可
能であるため、特定遊技状態におけるラウンドは、第1
ラウンド〜第16ラウンドの計16ラウンドを上限とし
て継続可能である。ここで、第16ラウンドは、1回の
特定遊技状態における最終のラウンドであるため、最終
ラウンドと呼ばれる。
【0061】また、最終ラウンドの場合を除き、開閉片
23a,23bの開閉サイクル中は、遊技制御用マイク
ロコンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制
御用マイクロコンピュータ61により各ソレノイド3
5,45が常時ONされることで、開閉板34が常に開
口32を閉鎖し、玉受部材43a,43bが常に特定受
入口42の前方を遮断する制御が行なわれる。これによ
り、開閉サイクル中に可変入賞球装置20に入賞した玉
は、開閉サイクルの終了時点までは開口32を落下する
ことがない。したがって、開閉板34上に停留された入
賞玉が左右の永久磁石39a,39cに吸引された場
合、その入賞玉は、玉通路41a,41bを通って下部
転動板31に送り込まれ、再度開閉板34上に停留され
る。一方、開閉板34上に停留された入賞玉が中央の永
久磁石39bに吸引された場合、その入賞玉は、特定受
入口42前方の玉受部材43a,43bに受け止められ
る。
【0062】その後、最終ラウンドの場合を除き、開閉
サイクル等のラウンド終了条件の成立と同時に、遊技制
御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号を受
けた役物駆動制御用マイクロコンピュータ61によりソ
レノイド45をOFFする制御が行なわれる。これによ
り、玉受部材43a,43bによる特定受入口42前方
の遮断が解除される。このような状況において、玉受部
材43a,43bに受け止められた入賞玉は、上部転動
板40を真直ぐ後方に転動して特定受入口42に入る。
【0063】そして、最終ラウンドの場合を除き、開閉
サイクルの終了等のラウンド終了条件の成立時から所定
時間経過後に、遊技制御用マイクロコンピュータ51か
らの制御指令信号を受けた役物駆動制御用マイクロコン
ピュータ61によりソレノイド35をOFFする制御が
行なわれる。これにより、開閉サイクルの終了から所定
時間遅延して開閉板34によって開口32が開放され
る。この理由については後述する。
【0064】特定受入口42に入った玉(入賞玉)が特
定玉検出器48を通過することに応じて、遊技制御用マ
イクロコンピュータ51が前述したような18回の開閉
サイクルの継続権を成立させる制御が行なわれる。そし
て、このような継続権が成立した場合、遊技制御用マイ
クロコンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動
制御用マイクロコンピュータ61により、所定のインタ
ーバル時間の経過後に再度開閉片23a,23bを開放
する制御が行なわれる。このような開閉サイクルの継続
回数は、前述したように、最高16回(16ラウンド)
まで許容されるようになっている。
【0065】また、このような特定遊技状態において
は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信
号を受けた電飾制御用マイクロコンピュータ71の制御
により、開閉片23a,23bの残り開放回数(残りの
ラウンド回数)が残り回数表示器28に表示され、1ラ
ウンド毎に入賞個数表示器29に入賞個数が表示され
る。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの
指令信号を受けた電飾制御用マイクロコンピュータ71
の制御により、装飾用のLED表示器47が遊技の進行
に合わせて動作される。
【0066】また、開閉サイクルおよびラウンド回数
は、特に18回、および16回に限定せず、1回でも複
数回でもよく、さらには可変表示器でラウンド回数を決
定するようなものでもよい。 また、このような特定遊
技状態を含む遊技中においては、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51からの指令信号を受けた音制御用マイク
ロコンピュータ201により、スピーカ203が動作さ
れ、効果音等の音声を発生させる制御が行なわれる。
【0067】次に、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に送信
される制御指令信号について説明する。
【0068】図6は、遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に送
信される役物制御用の制御指令信号の送受信形態を示す
ブロック図である。図6に示すように、この実施の形態
の場合、役物制御用の制御指令信号のうち、コマンドC
D0〜CD7が8本の信号線を介して遊技制御用マイク
ロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロコンピ
ュータ61に送信される。また、割込み信号(INT信
号)が1本の信号線を介して遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ6
1に送信される。
【0069】図7は、遊技制御用マイクロコンピュータ
51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に送
信される役物制御用の制御指令信号の送受信タイミング
の例を示すタイミング図である。この例では、コマンド
CD0〜CD7のデータを構成する2バイト(CMD
1,CMD2)の制御データが、図に示すように、遊技
制御用マイクロコンピュータ51のタイマ割込み(図に
おいてはタイマ割込みタイミングを規定する定期割込信
号として示す)の発生間隔である2ms間に2バイト送
出される。そして、コマンドの1バイト目のデータの出
力に同期して割込み信号(INT信号)が出力される。
役物駆動制御用マイクロコンピュータ61では、割込み
信号(INT信号)の受信により割込みがかかり、受信
データとして、コマンドCD0〜CD7のデータCMD
1,CMD2を取込むことができる。
【0070】図6に示された送受信形態および図7に示
された送受信タイミングは、役物制御用の制御指令信号
に限らず、電飾制御用の制御指令信号および音制御用の
制御指令信号にも採用されている。このため、遊技制御
用マイクロコンピュータ51と電飾制御用マイクロコン
ピュータ71との間、および、遊技制御用マイクロコン
ピュータ51と音制御用マイクロコンピュータ201と
の間においては、図6および図7に示された態様と同様
の態様で、制御指令信号の送受信が行なわれる。
【0071】次に、役物制御用の制御指令信号として設
けられたコマンドの種類を説明する。図8は、開閉板3
4用のソレノイド35の駆動制御に関するコマンドを表
形式で示す図である。図8に示すように、2バイトのデ
ータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって
2種類の制御内容が指定される。その指定において、1
バイト目のデータCMD1の値は「80(H)」であっ
て、2バイト目のデータCMD2の値は「00
(H)」,「01(H)」のいずれかである。コマンド
が8000Hの場合は、ソレノイド35をONさせるこ
とが指令される。コマンドが8001Hの場合は、ソレ
ノイド35をOFFさせることが指令される。
【0072】図9は、回転ドラム36用のモータ38の
駆動制御に関するコマンドを表形式で示す図である。図
9に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2
で構成されるコマンドによって3種類の制御内容が指定
される。その指定において、1バイト目のデータCMD
1の値は「81(H)」であって、2バイト目のデータ
CMD2の値は「00(H)」〜「02(H)」のいず
れかである。コマンドが8100Hの場合は、モータ3
8を正転させることが指令される。コマンドが8101
Hの場合は、モータ38を逆転させることが指令され
る。コマンドが8102Hの場合は、モータ38を停止
させることが指令される。
【0073】図10は、玉受部材43a,43b用のソ
レノイド45の駆動制御に関するコマンドを表形式で示
す図である。図10に示すように、2バイトのデータC
MD1,CMD2で構成されるコマンドによって2種類
の制御内容が指定される。その指定において、1バイト
目のデータCMD1の値は「82(H)」であって、2
バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」,「0
1(H)」のいずれかである。コマンドが8200Hの
場合は、ソレノイド45をONさせることが指令され
る。コマンドが8201Hの場合は、ソレノイド45を
OFFさせることが指令される。
【0074】次に、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1および役物駆動制御用マイクロコンピュータ61によ
り行なわれる可変入賞球装置20の動作制御の制御タイ
ミングを説明する。以下の制御タイミングの説明におい
ては、遊技制御用マイクロコンピュータ51から役物駆
動制御用マイクロコンピュータ61に与えられる役物制
御用の制御指令信号のコマンドの送信タイミングも合わ
せて説明する。
【0075】図11は、電源投入時から特定遊技状態の
第1ラウンドまでの制御タイミングを示すタイミングチ
ャートである。まず、電源投入時においては、コマンド
として、ソレノイド35をOFFにするコマンド(80
01H)、ソレノイド45をOFFにするコマンド(8
201H)、および、モータ38を正転状態にするコマ
ンド(8100H)信号とが送信される。これにより、
開閉板34、および、玉受部材43a,43bがそれぞ
れ閉鎖状態となり、回転ドラム36が正転状態となる。
【0076】その後、左右の始動玉検出器5a,5cの
いずれかがONすると、そのON時点から1.500秒
後に、遊技制御用マイクロコンピュータ51からソレノ
イド24a,24bに、ソレノイド24a,24bをO
Nにする駆動信号が出力され、その0.500秒後にソ
レノイド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が
出力停止される。これにより、左右の始動入賞口4a,
4cへの入賞に応じて、開閉片23a,23bが0.5
00秒間開放される。一方、図示をしていないが、中央
の始動玉検出器5bがONすると、そのON時点から
1.500秒後に、ソレノイド24a,24bをONに
する駆動信号が出力され、その0.800秒後にソレノ
イド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力
停止されることにより、1回目の開放動作として開閉片
23a,23bが0.800秒間開放される。次いで、
0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、
再度、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号
が出力され、その0.800秒後にソレノイド24a,
24bをOFFにするべく駆動信号が出力停止されるこ
とにより、2回目の開放動作として開閉片23a,23
bが0。800秒間開放する。このように、中央の始動
入賞口4bへの入賞に応じて、開閉片23a,23bが
0.900秒のインターバルをおいて0.800秒間の
開放が2回行なわれる。
【0077】次に、開閉片23a,23bの開放中に可
変入賞球装置20において上部入賞空間22に玉が進入
(入賞)してその玉が入賞玉検出器25a,25bのい
ずれか検出されると、その入賞玉検出器25a,25b
による玉検出に基づいて、ソレノイド35をONにする
コマンド(8000H)、その1.000秒後にソレノ
イド35をOFFにするコマンド(8001H)が送信
される。これにより、開閉板34が、入賞玉検出器25
a,25bによる玉の検出時点から1.000秒間閉鎖
する。
【0078】開放された開閉片23a,23bが閉鎖さ
れた時点から2.000秒以内(V入賞有効期間と呼
ぶ)に、特定玉検出器48がONになった場合には、可
変入賞球装置20内に進入した玉が特定受入口42に進
入して入賞があったものと判断し、特定遊技状態が発生
させられる。この2.000秒の期間は、前述したV入
賞の有効期間であり、この期間内に、特定玉検出器48
がONになった場合にのみV入賞が有効と認められ、こ
の期間外に、特定玉検出器48がONになっても、V入
賞は有効と認められない。このようなV入賞有効期間
は、少なくとも、正常に遊技が行なわれている状況下
で、開閉片23a,23bが閉鎖された時点から玉が特
定受入口42に進入するまでに最大限必要と認められる
期間に、所定時間の余裕を付加した時間に設定されてい
る。したがって、V入賞有効期間外に特定玉検出器48
がONになった場合は、正常な遊技が行なわれないもの
と判断され、V入賞は、無効となる。
【0079】このように、特定玉検出器48がONにな
った場合には、回転ドラム36を所定期間逆転させるた
めに、次のようにコマンドが送信される。すなわち、ま
ず、モータ38を一時的に停止させるコマンド(810
2H)が送信され、その送信時点から所定時間(比較的
短い時間)経過後にモータ38を逆転させるコマンド
(8101H)が送信される。これにより、正転してい
た回転ドラム36の逆転動作が一時停止を経て開始され
る。このように、回転ドラム36の逆転は、特定玉検出
器48が何回ONしても、特定遊技状態の発生という遊
技状況は変わらないので、その後、特定受入口42に玉
を入れても何ら新たな制御が行われないため、その特定
玉検出器48がONした後に、特定受入口42に玉を誘
導しないようにすることを主な目的として行なわれる。
【0080】回転ドラム36を逆転させるコマンドの送
信時点から所定時間(たとえば、少なくともすべての残
留玉が開口32内へ送り込むことが可能と認められる時
間)経過後にモータ38を一時的に停止させるコマンド
(8102H)が送信され、その送信時点から所定時間
(比較的短い時間)経過後にモータ38を正転させるコ
マンド(8100H)が送信される。これにより、逆転
していた回転ドラム36の正転動作が一時停止を経て開
始される。
【0081】このように、V入賞が生じた場合におい
て、回転ドラム36を所定期間逆転させる制御が行なわ
れると、玉が上部転動板40に送込まれなくなるため、
開口32の開放期間において、入賞空間内に残留してい
る玉(以下、残留玉という)を、より確実に開口32内
へ送り込むことができる。さらに、特定遊技状態におい
て、特定遊技状態以外の通常遊技状態には行なわれない
回転ドラム36の逆転動作が行なわれることにより、視
覚的な面白みを向上させることができ、それに起因し
て、遊技の面白みを向上させることができる。
【0082】なお、この実施の形態においては、回転ド
ラム36が正転から逆転に切換える場合および回転ドラ
ム36を逆転から正転に切換える場合において、回転ド
ラム36を一時停止させる例を示したが、このような一
時停止を行なわずに、回転方向を切換えるようにしても
よい。
【0083】前述したように所定時間逆転されていた回
転ドラム36を正転動作に切換わるタイミングにおいて
は、前述したコマンド(8100H)の他に、ソレノイ
ド35をONにするコマンド(8000H)と、ソレノ
イド45をONにするコマンド(8200H)とが送信
される。これにより、回転ドラム36が逆転から正転動
作に切換わるのと同時に、開閉板34が開口32を閉鎖
する動作と、玉受部材43a,43bが特定受入口42
の前方を遮断する動作とが行なわれる。このように、開
閉板34が開口32を閉鎖した状態および玉受部材43
a,43bが特定受入口42の前方を遮断した状態は、
第1ラウンドが終了するまで継続される。
【0084】このように回転ドラム36の正転動作、開
閉板34による閉鎖動作、および、玉受部材43a,4
3bによる遮断動作が行なわれた時点から所定期間が経
過すると、特定遊技状態の第1ラウンドの開閉サイクル
を実行するために、ソレノイド24a,24bを0.8
秒間のインターバルをはさんで0.8秒間ずつON,O
FFさせるための駆動信号が遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51から出力される。これにより、開閉片23
a,23bが0.8秒間のインターバルをはさんで0.
8秒間ずつ開閉動作を繰返す特定遊技状態の第1ラウン
ドの開閉サイクルが実行される。
【0085】次に、特定遊技状態における最終ラウンド
以外のラウンドにおいて、前述した継続権が成立しなか
った場合の制御タイミングを説明する。
【0086】図12は、特定遊技状態におけるラウンド
において、前述した継続権が成立しなかった場合の制御
タイミングを示すタイミングチャートである。この図1
2では、便宜的に第2〜第14ラウンドのいずれかが開
始され、その後継続権が成立しなかった場合を例示して
説明を行なう。
【0087】まず、ラウンドの開始時点では、ソレノイ
ド24a,24bをONにする駆動信号が出力され、そ
の0.800秒後にソレノイド24a,24bをOFF
にするべく駆動信号が出力停止されることで、開閉片2
3a,23bの0.800秒間の1回の開放動作が行わ
れ、0.800秒間のインターバル(閉鎖)をおいて、
このような駆動信号の出力・出力停止を繰り返すこと
で、特定遊技状態での可変入賞球装置20(開閉片23
a,23b)の開放動作が行われる。
【0088】そして、開閉片23a,23bの18回目
の開放動作の終了時点がラウンドの終了条件の成立とな
った場合(同図中に破線で示す)には、その18回目の
開閉片23a,23bの閉鎖動作として、ソレノイド2
4a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力停止さ
れるのと同時に、ソレノイド45をOFFにするコマン
ド(8201H)が送信される。これにより、開閉片2
3a,23bが閉鎖動作するとともに、玉受部材43
a,43bが開放動作される。
【0089】一方、開閉片23a,23bの18回目の
開放終了以前に、入賞玉検出器25a,25bが10個
目の玉検出を行なうことがラウンドの終了条件の成立と
なる場合には、その10個目の玉検出時点で、ソレノイ
ド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力停
止されるのと同時に、ソレノイド45をOFFにするコ
マンド(8201H)が送信される。これにより、開閉
片23a,23bが閉鎖動作するとともに、玉受部材4
3a,43bが開放動作される。ただし、これは、10
個目の玉検出時点で開閉片23a,23bが開放状態に
ある場合であり、10個目の玉検出時点で開閉片23
a,23bが閉鎖しているときは、ソレノイド45をO
FFにするコマンド(8201H)のみを送信すること
で、玉受部材43a,43bの開放動作のみが行なわれ
る。
【0090】以上のように、玉受部材43a,43bが
開放状態にされると、玉受部材43a,43bに受け止
められていた入賞玉がある場合には、その入賞玉が、特
定受入口42に向けて誘導され、多くの場合、その玉が
特定受入口42に入って継続権が発生する。一方、玉受
部材43a,43bに受け止められていた入賞玉がなか
った等の原因により玉が特定受入口42に入らずに継続
権が発生しない場合もある。
【0091】ラウンドの終了条件成立後において継続権
が発生するためのV入賞の有効期間は、前述したような
ラウンドの終了条件の成立時点から2.000秒間に設
定されている。このV入賞の有効期間を超過した場合に
は、V入賞は無効と判断される。
【0092】また、前述したようなラウンドの終了条件
の成立時点から1.000秒経過後に、ソレノイド35
をOFFにするコマンド(8001H)が送信される。
これにより、ラウンドの終了条件の成立時点から1.0
00秒を経過するまで開閉板34が閉鎖状態になってお
り、その後、開閉板34が開放状態にされる。このよう
に、ラウンドの終了条件が成立しても開閉板34を直ち
に閉鎖状態にしないのは、ラウンドの終了条件が成立し
てもまだ、入賞空間内に玉が残留している可能性がある
ため、そのような残留玉についても、V入賞できる可能
性を与え、そのような残留玉が生じた遊技者に対するサ
ービスを向上させるためである。
【0093】図12に示される場合は、継続権が発生す
るためのV入賞の有効期間内にV入賞が生じなかった場
合であり、このような場合には、回転ドラム36、開閉
板34、および、玉受部材43a,43bが初期状態に
戻っているため、新たな制御指令信号の送信を特に行な
わずに、そのまま特定遊技状態が終了する。
【0094】次に、特定遊技状態における最終ラウンド
以外のラウンドにおいて、前述した継続権が成立した場
合の制御タイミングを説明する。
【0095】図13は、特定遊技状態のラウンドにおい
て、前述した継続権が成立した場合の制御タイミングを
示すタイミングチャートである。この図13では、便宜
的に第2〜第14ラウンドのいずれかが開始され、その
後継続権が成立した場合を例示して説明を行なう。ま
た、図13においては、図12の場合と重複する動作に
ついての説明は、繰返し行なわず、図12との相違点を
中心に説明する。
【0096】図13に示されるように、継続権が発生す
るためのV入賞の有効期間内にV入賞が生じると、回転
ドラム36を所定期間逆転させるために、図11に示し
た特定遊技状態の発生時と同様のタイミングで、モータ
38を一時的に停止させるコマンド(8102H)、モ
ータ38を逆転させるコマンド(8101H)、およ
び、モータ38を一時的に停止させるコマンド(810
2H)、および、モータ38を正転させるコマンド(8
100H)が順次送信される。これにより、前述した特
定遊技状態の発生時の場合と同様の目的で、回転ドラム
36が、正転動作から逆転動作に切換えられ、所定期間
逆転動作された後、正転動作に復帰する制御が行なわれ
る。
【0097】図13に示されるように、継続権が発生す
るためのV入賞の有効期間内にV入賞が生じた場合であ
って、そのV入賞が生じたタイミングがラウンドの終了
条件の成立時点から1.000秒を経過する前である場
合には、ラウンドの終了条件の成立時点から1.000
秒の経過を待たずに、V入賞が生じた時点で、ソレノイ
ド35をOFFにするコマンド(8001H)が送信さ
れる。これにより、ラウンドの終了条件の成立時点から
1.000秒を経過前にV入賞が生じた場合には、その
時点で開閉板34が開放状態に制御される。このように
制御するのは、有効なV入賞が生じた時点で、V入賞を
しやすくさせるための状態を維持する必要がなくなるか
らである。
【0098】図13に示される場合は、継続権が発生す
るためのV入賞の有効期間内にV入賞が生じた場合であ
り、このような場合には、次のラウンドに移行するため
に、モータ38を正転させるコマンド(8100H)が
送信される時点で、ソレノイド35をONにするコマン
ド(8000H)と、ソレノイド45をONにするコマ
ンド(8200H)とが送信される。これにより、回転
ドラム36が逆転から正転動作に切換わるのと同時に、
開閉板34が開口32を閉鎖する動作と、玉受部材43
a,43bが特定受入口42の前方を遮断する動作とが
行なわれ、次のラウンドにおける開閉板34および玉受
部材43a,43bの状態が設定される。このように開
閉板34が開口32を閉鎖した状態および玉受部材43
a,43bが特定受入口42の前方を遮断した状態は、
次のラウンドが終了するまで継続される。
【0099】このように、回転ドラム36の正転動作、
開閉板34による閉鎖動作、および、玉受部材43a,
43bによる遮断動作が行なわれた時点から所定期間が
経過すると、特定遊技状態における次のラウンドの開閉
サイクルを実行するために、ソレノイド24a,24b
を0.8秒間のインターバルをはさんで0.8秒間ずつ
ON,OFFさせるための駆動信号が出力される。これ
により、開閉片23a,23bが0.8秒間のインター
バルをはさんで0.8秒間ずつ開閉動作させられる特定
遊技状態における次のラウンドの開閉サイクルが実行さ
れる。
【0100】なお、この実施の形態においては、V入賞
に応じて回転ドラム36を正転から逆転に切換える場合
および回転ドラム36を逆転から正転に切換える場合に
おいて、回転ドラム36を一時停止させる例を示した
が、このような一時停止を行なわずに、回転方向を切換
えるようにしてもよい。
【0101】次に、特定遊技状態が最終ラウンド(第1
6ラウンド)まで進んだ場合の制御タイミングを説明す
る。
【0102】図14は、特定遊技状態のラウンドが最終
ラウンドまで進んだ場合の制御タイミングを示すタイミ
ングチャートである。この図14では、最終ラウンドの
1ラウンド前の15ラウンドの終期から最終ラウンドの
終期までの間の制御タイミングが示されている。また、
図14においては、図11〜図13の場合と重複する動
作についての説明は、繰返し行なわず、特徴的な点を中
心に説明する。
【0103】図14を参照して、最終ラウンドの1ラウ
ンド前の第15ラウンドにおいて、継続権が発生するた
めのV入賞の有効期間内にV入賞が生じた場合には、そ
れに応じて、他のラウンドの場合と同様に、ソレノイド
35をOFFにするコマンド(8001H)と、モータ
38を一時的に停止させるコマンド(8102H)とが
送信される。これにより、他のラウンドの場合と同様
に、開閉板34が開放動作するとともに、回転ドラム3
6が一時停止する。そして、他のラウンドの場合と同様
に、所定時間後にモータ38を逆転させるコマンド(8
101H)が送信され、これにより、回転ドラム36が
逆回転動作を開始する。この段階では、回転ドラム36
が逆回転状態になっているとともに、開閉板34が開口
32を開放した状態および玉受部材43a,43bが特
定受入口42の前方を開放した状態になっている。
【0104】最終ラウンドの1ラウンド前の第15ラウ
ンドが終了し、最終ラウンド(第16ラウンド)に移行
する場合には、図13に示される他のラウンドの場合の
継続権成立時のように、回転ドラム36の正転、開閉板
34による閉鎖動作、および、玉受部材43a,43b
による閉鎖動作が行なわれない。つまり、最終ラウンド
においては、回転ドラム36が逆回転した状態、開閉板
34が開口32を開放した状態、および、玉受部材43
a,43bが特定受入口42の前方を開放した状態がラ
ウンドの開始時から終了時まで継続される。このような
制御が行われるのは、最終ラウンドにおいてはV入賞し
ても継続権が発生しないため、他のラウンドのように、
V入賞しやすい状態にしてもしなくても遊技の進行に支
障がないからである。
【0105】また、最終ラウンドの場合は、特定受入口
42に玉が入っても継続権が発生しないため、最終ラウ
ンドの終了と同時に、回転ドラム36、開閉板34、お
よび、玉受部材43a,43bを通常状態(電源投入時
と同じ初期状態)に戻す必要がある。最終ラウンド中に
おいて、回転ドラム36、開閉板34、および、玉受部
材43a,43bのうち、通常状態と異なる動作をして
いるのは、回転ドラム36(逆転をしている)のみであ
る。このため、最終ラウンドにおいて前述したようなラ
ウンド終了条件が成立すると、それに応じて、回転ドラ
ム36を正転状態に復帰させるためのコマンドが送信さ
れる。具体的には、モータ38を一時的に停止させるコ
マンド(8102H)が送信され、その所定時間後にモ
ータ38を逆転させるコマンド(8101H)が送信さ
れる。これにより、回転ドラム36は、一時停止状態に
なった後、正転動作に復帰する。
【0106】このように、特定遊技状態が最終ラウンド
まで継続した場合には、ラウンド中において、回転ドラ
ム36が逆転した状態、開閉板34が開口32を開放し
た状態および玉受部材43a,43bが特定受入口42
の前方を開放した状態に制御されるので、可変入賞球装
置20が他のラウンドとは異なる動作状態となる。この
ため、視覚的な面白みを向上させることができ、それに
起因して、遊技の面白みを向上させることができる。ま
た、このように可変入賞球装置20を他のラウンドと異
なる動作状態に制御することにより、特定遊技状態が最
終ランドに進行していることを可変入賞球装置20の動
作状態により明確に遊技者に認識させることができる。
【0107】なお、この実施の形態においては、第15
ラウンドの終了時期において回転ドラム36を正転から
逆転に切換える場合、および、最終ラウンドの終了時期
において回転ドラム36を逆転から正転に切換える場合
において、回転ドラム36を一時停止させる例を示した
が、このような一時停止を行なわずに、回転方向を切換
えるようにしてもよい。
【0108】以上に説明した第1実施形態により得られ
る主な効果を列挙する。図5の構成、および、図11〜
図14の制御に示されるように、役物駆動制御用マイク
ロコンピュータ61が、遊技制御用マイクロコンピュー
タ51からの制御指令信号に応じて、可変入賞球装置2
0に設けられた内部可動部材としての開閉板34、玉受
部材43a,43b、および、回転ドラム36をそれぞ
れを駆動するソレノイド35、ソレノイド45、およ
び、モータ38を制御する。このため、遊技制御用マイ
クロコンピュータ51は、可変入賞球装置20に設けら
れている開閉片開閉片23a,23bを含む複数種類の
可動部材のうちの内部可動部材を直接的に駆動制御しな
くてもよくなる。つまり、可変入賞球装置20における
内部可動部材についての制御が、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ
61とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ51の制御負担を軽減することができる。
【0109】また、図5に示されるように、遊技制御回
路基板50に不可逆性を有する出力バッファ55を設
け、役物制御回路基板60に不可逆性を有する入力バッ
ファ65を設けたことにより、遊技制御用マイクロコン
ピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ6
1との間の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ5
1から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61への一
方向通信のみとされている。このため、役物駆動制御用
マイクロコンピュータ61と遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51との通信部分を利用して、遊技制御用マイク
ロコンピュータ51に不正な信号が入力されて不正な制
御動作が行なわれことを防ぐことができる。
【0110】また、図5に示されるように、電飾制御用
マイクロコンピュータ71が、可変入賞球装置20に設
けられた残り回数表示器28、入賞個数表示器29、お
よび、LED表示器47のような電飾部材の動作を制御
するため、遊技制御用マイクロコンピュータは、可変入
賞球装置に設けられている電飾部材を直接的に駆動制御
しなくてもよくなる。つまり、可変入賞球装置20にお
ける電飾部材についての制御が、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51と電飾制御用マイクロコンピュータ71
とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータ
51の制御負担をより一層軽減することができる。
【0111】また、図4に示されるように、役物駆動制
御用マイクロコンピュータ61が設けられた役物制御回
路基板60が基板ボックス100内に収容された状態
で、可変入賞球装置20の後端部に設けられた係止爪1
10との係合によって着脱可能になっているため、役物
制御回路基板6の組付けの際の作業が容易になるように
することができる。可変入賞球装置20に基板ボックス
100を取り付けるので、ソレノイド35,45、およ
びモータ38からの配線接続作業が容易になる。
【0112】また、図5等に示されるように、電飾制御
用マイクロコンピュータ71が、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ51からの制御指令信号に応じて、残り回数
表示器28、入賞個数表示器29、および、LED表示
器47のような可変入賞球装置20に設けられた電飾部
材を制御する。このため、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ51は、可変入賞球装置20に設けられている電飾
部材を直接的に駆動制御しなくてもよくなる。つまり、
可変入賞球装置20における電飾部材についての制御
が、遊技制御用マイクロコンピュータ51と電飾制御用
マイクロコンピュータ71とで分担されるため、遊技制
御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減するこ
とができる。
【0113】また、図5に示されるように、遊技制御回
路基板50に不可逆性を有する出力バッファ56を設
け、電飾制御回路基板70に不可逆性を有する入力バッ
ファ72を設けたことにより、遊技制御用マイクロコン
ピュータ51と電飾制御用マイクロコンピュータ71と
の間の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ51か
ら電飾制御用マイクロコンピュータ71への一方向通信
のみとされている。このため、役物駆動制御用マイクロ
コンピュータ61と電飾制御用マイクロコンピュータ7
1との通信部分を利用して、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51に不正な信号が入力されて不正な制御動作が
行なわれことを防ぐことができる。
【0114】また、前述したように、役物制御回路基板
6が基板ボックス100により透明合成樹脂製の被覆体
に覆われるので、役物制御回路基板6を保護することが
でき、役物制御回路基板6に対する不正行為を防ぐこと
ができる。さらに、基板ボックス100が透明であり、
パチンコ遊技機の後方から実装面を視認できるような態
様で役物制御回路基板6が基板ボックス100内に収容
されていることにより、実装面を容易に確認することが
できため、不正行為が行なわれているか否かを容易に確
認することができる。
【0115】また、図5に示したように、遊技制御用マ
イクロコンピュータ51が設けられた遊技制御回路基板
50と、前述したような内部可動部材の駆動装置の駆動
制御を行なう役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
が設けられた役物制御回路基板60とが設けられ、遊技
制御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号に
応じて役物駆動制御用マイクロコンピュータ61が駆動
装置を駆動制御するように構成した。このため、可変入
賞球装置20の内部構成が変わるような場合でも、役物
制御回路基板60をそれに応じたものに取り換えること
で、遊技制御回路基板50をリサイクルして使うことが
でき、ひいてはコストの低減を招来することができる。
また、この構成によれば、故障等が生じた制御基板5
0,60だけを取り外して交換又は修理することも可能
になる。
【0116】また、図5に示したように、遊技制御用マ
イクロコンピュータ51が設けられた遊技制御回路基板
50と、前述したような電飾部材の駆動制御を行なう電
飾制御用マイクロコンピュータ71が設けられた電飾制
御路基板70とが設けられ、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51からの制御指令信号に応じて電飾制御用マイ
クロコンピュータ71が電飾部材を駆動制御するように
構成した。このため、可変入賞球装置20の構成が変わ
るような場合でも、電飾制御路基板70をそれに応じた
ものに取り換えることで、遊技制御回路基板50をリサ
イクルして使うことができ、ひいてはコストの低減を招
来することができる。また、この構成によれば、故障等
が生じた制御基板50,70だけを取り外して交換又は
修理することも可能になる。
【0117】また、図5に示したように、パチンコ遊技
機においては、遊技制御用マイクロコンピュータ51が
設けられた遊技制御回路基板50と、前述したような音
声の制御を行なう音制御用マイクロコンピュータ201
が設けられた音制御路基板200とが設けられ、遊技制
御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号に応
じて音制御用マイクロコンピュータ201が音声制御を
するように構成した。このため、音声制御内容が変わる
ような場合でも、音制御路基板200をそれに応じたも
のに取り換えることで、遊技制御回路基板50をリサイ
クルして使うことができ、ひいてはコストの低減を招来
することができる。また、この構成によれば、故障等が
生じた制御基板50,200だけを取り外して交換又は
修理することも可能になる。
【0118】また、図5に示したように、パチンコ遊技
機においては、遊技制御回路基板50には、少なくとも
始動玉検出器5a〜5c、特定玉検出器48、および、
入賞玉検出器25a,25bからの玉検出信号が入力さ
れ、それらの玉検出信号により前記遊技制御用マイクロ
コンピュータ51が、役物駆動制御用マイクロコンピュ
ータ61に指令信号(コマンド信号)を送信するため、
遊技制御用マイクロコンピュータ51から役物駆動制御
用マイクロコンピュータ61への一方向通信をし易くで
きる。
【0119】また、可変入賞球装置20に設けられる電
飾部材としての各表示器28,29,47と、該表示器
28,29,47からの配線を中継する中継基板90と
を設け、役物制御回路基板60を基板ボックス100内
に収容する一方、その基板ボックス100外で、役物制
御回路基板60と別体に中継基板90を設けたため、表
示器28,29,47からの配線を役物制御回路基板6
0に接続するなどの誤配線を防止することができ、役物
制御回路基板60を保獲できる。
【0120】第2実施形態 次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態にお
いては、前述した役物駆動制御用マイクロコンピュータ
610が、さらに、残り回数表示器28、入賞個数表示
器29、LED表示器47、サイドランプ10a,10
b、および、風車ランプ7a,7bのような電飾部材も
制御する例を説明する。この第2実施形態は、第1実施
形態の変形例であり、第1実施形態と異なる部分を以下
に説明する。
【0121】図15は、第2実施形態によるパチンコ遊
技機の制御回路を示すブロック図である。図15に関し
て、前述した図5と共通する部分については、同一の参
照符号を付し、可能な限り重複する説明を繰返さない。
【0122】図15を参照して、第2実施形態によるパ
チンコ遊技機が図5等に示された第1実施形態によるパ
チンコ遊技機と異なるのは、次の点である。まず、第2
実施形態の場合は、前述したような電飾制御用マイクロ
コンピュータ71が設けられた電飾制御回路基板70が
設けられていない。
【0123】次に、第2実施形態の場合は、役物制御回
路基板600がソレノイド35,45およびモータ38
に加えて、残り回数表示器28、入賞個数表示器29、
LED表示器47、サイドランプ10a,10b、およ
び、風車ランプ7a,7bよりなる電飾部材の動作も制
御する。役物制御回路基板600に設けられた役物駆動
制御用マイクロコンピュータ610は、中継基板90を
介して残り回数表示器28、入賞個数表示器29、およ
び、LED表示器47に接続されている。また、役物駆
動制御用マイクロコンピュータ610は、中継基板80
を介してサイドランプ10a,10b、および、風車ラ
ンプ7a,7bに接続されている。
【0124】この第2実施形態の場合、遊技制御用マイ
クロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロコン
ピュータ610に与えられる制御指令信号には、前述し
た役物制御用のコマンドに加えて、電飾部材の制御用の
コマンドも含められる。この場合の電飾部材の制御用の
コマンドは、第1実施形態の場合と同様に、8本の信号
線を介して送信される。つまり、電飾部材の制御用のコ
マンドは、役物制御用のコマンドと共通の8本の信号線
を介して役物駆動制御用マイクロコンピュータ610へ
送信されるのであるが、役物制御用のコマンドに対し
て、区別できるように、たとえば7000H〜7020
Hというように別コマンドとされる。この場合の電飾部
材の制御用のコマンドは、遊技状態の変化に応じて出力
される。そのような制御指令信号の入力を受けると、役
物駆動制御用マイクロコンピュータ610は、各ソレノ
イド35,45、およびモータ38の各種作動部材にそ
れぞれ制御信号を出力し、各種作動部材の作動を所定態
様で制御するとともに、サイドランプ10a,10b、
風車ランプ7a,7b、残り回数表示器28、LED表
示器47、および、入賞個数表示器29の各種作動部材
にそれぞれ制御信号を出力し、各種作動部材の作動を所
定態様で制御する。以上に示した構成以外の第2実施形
態の構成は、前述した第1実施形態の構成と同様であ
る。
【0125】なお、この第2実施形態においては、サイ
ドランプ10a,10b、風車ランプ7a,7b、残り
回数表示器28、LED表示器47、および、入賞個数
表示器29をすべて役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ610が制御する例を示したが、これに限らず、これ
らの電飾部材のうち、残り回数表示器28、LED表示
器47、および、入賞個数表示器29というような可変
入賞球装置20に設けられた電飾部材を役物駆動制御用
マイクロコンピュータ610が制御し、その他の電飾部
材については、他のマイクロコンピュータが制御するよ
うにしてもよい。
【0126】このように、この第2実施形態の場合に
は、第1実施形態と共通する構成部分について、第1実
施形態で説明したような効果が得られる他、次のような
特有の効果も得ることができる。つまり、役物駆動制御
用マイクロコンピュータ61が、可変入賞球装置20に
設けられた残り回数表示器28、入賞個数表示器29、
および、LED表示器47のような電飾部材の動作を制
御するため、遊技制御用マイクロコンピュータは、可変
入賞球装置に設けられている電飾部材を直接的に駆動制
御しなくてもよくなる。つまり、可変入賞球装置20に
おける電飾部材についての制御が、遊技制御用マイクロ
コンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュー
タ61とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ51の制御負担をより一層軽減することができ
る。
【0127】また、役物制御回路基板600に設けられ
た役物駆動制御用マイクロコンピュータ610がソレノ
イド35,45およびモータ38に加えて、電飾部材も
制御するので、前述した電飾基板部材を制御する専用の
基板が不要になり、部品数を減らすことができる。
【0128】次に、本発明の変形例等の特徴点を列挙す
る。 (1) また、本発明には、次のような構成を含んでも
よい。図5に示した遊技制御回路基板50により、所定
の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータ
(遊技制御用マイクロコンピュータ51)が設けられた
遊技制御基板が構成されている。図3〜図5に示した開
閉板34、玉受部材43a,43b、および、回転ドラ
ム36により、前記可変入賞球装置の内部において動作
可能に設けられた内部可動部材が構成されている。図3
〜図5に示したソレノイド35、ソレノイド45、およ
び、モータ38により、前記内部可動部材を駆動する内
部可動部材駆動装置が構成されている。図3〜図5に示
した開閉片23a,23bにより、前記可変入賞球装置
の外部において動作可能な態様で可変入賞球装置に設け
られた外部可動部材が構成されている。図3〜図5に示
したソレノイド24a,24bにより、前記外部可動部
材を駆動する外部可動部材駆動装置が構成されている。
図5に示した役物制御回路基板60により、前記遊技制
御基板とは別体で形成され、前記駆動装置の駆動制御を
行なう駆動制御用マイクロコンピュータ(役物駆動制御
用マイクロコンピュータ61)が設けられた駆動装置制
御基板が構成されている。図5、図11〜図14に示さ
れるように、前記駆動制御用マイクロコンピュータは、
遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信号(制御
指令信号)に応じて前記内部可動部材駆動装置を制御す
る。図5に示されるように、前記遊技制御用マイクロコ
ンピュータは、前記外部可動部材駆動装置を直接的に
(役物駆動制御用マイクロコンピュータを介さずに)制
御する。
【0129】(2) 前述した実施の形態においては、
開閉板34、玉受部材43a,43b、および、回転ド
ラム36を内部可動部材の一例として示したが、これに
限らず、内部可動部材は、可変入賞球装置20の内部に
おいて動作可能に設けられた可動部材であればよく、前
述したようなものに限定されない。また、前述したソレ
ノイド35,45およびモータ38を内部可動部材の駆
動装置の一例として示したが、これに限らず、内部可動
部材の駆動装置は、ソレノイドおよびモータ以外のもの
であってもよく、前述したようなものに限定されない。
【0130】(3) 前述した実施の形態においては、
モータ38の駆動制御用のコマンドとして、正転を指令
するコマンド、停止を指令するコマンド、および、逆転
を指令するコマンドを設けた例を説明したが、これに限
らず、モータ38の駆動制御用のコマンドとしては、モ
ータ38の回転速度のコマンド等のその他のコマンドを
設けてもよい。
【0131】(4) 前述した遊技制御回路基板50と
役物制御回路基板60とは、1つのボックス内に収容し
てもいいし(新機種に入れ換える時など、着脱作業が容
易になる)、役物制御回路基板60の取付箇所は特に限
定されない。例えば、役物制御回路基板60を遊技盤1
に設けていもいいし、機構板に取り付けるようにしても
いい。また、役物制御回路基板60を基板ボックス10
0内に収容しなくてもよい。例えば、可変入賞球装置2
0に役物制御回路基板60を取り付け、その上からカバ
ー部材で(可変入賞球装置20ごと、または役物制御回
路基板60だけ)覆うようにしたものでもよいし、カバ
ー部材の内側に役物制御回路基板60を取り付けてこれ
を可変入賞球装置20に取り付けるようにしてもよい。
役物制御回路基板60および可変入賞球装置20をカバ
ー部材で覆う構成した場合には、カバー部材によって役
物制御回路基板60と可変入賞球装置20とを一緒に保
護することができる。また、役物制御回路基板60が可
変入賞球装置20の後方に取り付く場合、役物制御回路
基板60を取り付けた状態で遊技盤1の表面側(遊技盤
に取り付け用の開口が穿設されている)から可変入賞球
装置20を取り付けられるようにすることが、取付作業
性の上から望ましい。また、役物制御回路基板60を収
容する基板ボックス100は、ビス止めによって取り付
けるようにしてもいい。さらには、前述したカバー部材
を透明な部材(透明合成樹脂が望ましい)によって形成
すれば、収容された基板が外部から視認できるので不正
防止が可能になる。また、役物制御回路基板60は、複
数の駆動装置接続用の予備端子を設けるようにしてもよ
い。こうすることで、リサイクル時には、駆動装置の種
類や数が異なるような場合にも対応することができる。
つまり、役物制御回路基板60は同一のものを使用でき
るのである。
【0132】(5) 前述した実施の形態においては、
可変入賞球装置20に設けられた前述の可動部材(開閉
片23a,23b、開閉板34、玉受部材43a,43
b、および、回転ドラム36)の駆動用の駆動装置(ソ
レノイド,モータなど)は、可変入賞球装置20に取り
付けられるものに限らず、遊技盤1に取り付けられるな
どでもよい。
【0133】(6) 前述したパチンコ遊技機の可変入
賞球装置20においては、1の構成としては、開口32
内に入った玉(排出玉)を検出する排出玉検出器を設け
てもよい。
【0134】(7) 前述したパチンコ遊技機の可変入
賞球装置20においては、入賞玉検出器25a,25b
を設けず、前述した排出玉検出器等の他の検出手段によ
り入賞玉の個数を検出するようにしてもよい。
【0135】(8) 前述したパチンコ遊技機の特定遊
技状態の制御については、ラウンドが継続しないもの
(1ラウンドしかないもの)でもよい。また、ラウンド
における開放回数は、前述したような複数回のものでな
くてもよく、1回だけのものであってもよい。
【0136】(9) 前述した実施の形態では、役物制
御回路基板60(役物駆動制御用マイクロコンピュータ
61)で開閉片23a,23bの駆動装置であるソレノ
イド24a,24bを制御しないが、制御するようにし
てもよく、その場合は、例示した制御指令信号の送信を
変化点(制御の指令内容が変化する時点)で出力するも
のに限らず、1始動制御(始動入賞によって1回開放す
る制御)コマンド(1コマンド)を送信すると、その送
信からたとえば1.5秒後(役物制御回路基板60が計
時する)に大入賞口を開放し、その後たとえば0.5秒
後に閉鎖する。また、大当り制御コマンド(1コマン
ド)を送信すると、大入賞口を開放制御し、それに伴っ
て、前述した内部可動部材の制御(この制御内容は、役
物制御回路基板60が記憶している)する一連の動作を
行なうというようなコマンド送信方法でもよい。なお、
制御指令信号の送信を変化点で出力する構成の特徴とし
ては、それぞれの駆動装置に対してON/OFFのコマ
ンドがある。また、一度に複数の駆動装置を制御したい
ときには、実質的には優先順位が決まっていて、ある1
つの駆動装置AのONコマンドを送信した後に、他の駆
動装置BのOFFコマンドを送信するという制御にな
る。但し、その送信時間が非常に微少な時間なので実際
の制御上問題にならない。なお、図11〜図14のタイ
ミングチャートにおけるソレノイドなどがON(OF
F)するタイミングと制御指令信号を送信するタイミン
グとは、実際は微少な時間ずれる。つまり、送信された
制御指令信号が役物駆動制御用マイクロコンピュータ6
1に受信されてから駆動信号が出力されて駆動するから
である。
【0137】(10) また、前述した実施の形態で
は、玉受部材43a,43bが玉を貯留していると、特
定受入口42に入賞しない構造を説明したが、これに限
らず、特定遊技状態の終了条件が成立する前に特定受入
口42に入賞する可能性がある構造を採用してもよい。
そのような構造を採用した場合には、玉が特定受入口4
2に入賞した時点で、ラウンドの終了条件が成立するよ
うにしてもよい。また、2始動制御(始動入賞によって
2回開放する制御)時に入賞した場合は図示しないが、
1始動制御時と同様となる。また、エラーが発生したと
きは、全駆動装置を停止し、エラー解除条件が成立すれ
ば、エラー直前の状態に戻したり、あるいは通常の遊技
状態に戻すようにしてもよい。
【0138】(11) また、前述した実施の形態にお
いては、可変入賞球装置20における開閉片が左右一対
のもの(開閉片23a,23b)である場合を例示した
が、可変入賞球装置20に設けられる開閉片は、1つで
もよく、横スライド方式や前後開放方式のものであって
もよい。また、入賞玉検出器等の玉の検出手段は、フォ
トスイッチやマイクロスイッチ等でもよく、実施形態中
に記載のものに限定しない。
【0139】(12) 前述した実施の形態において
は、電飾制御回路基板70が、図3,図4,図5等に示
された残り回数表示器28、入賞個数表示器29、およ
び、LED表示器47のような可変入賞球装置20に設
けられた電飾部材と、図1に示したサイドランプ10
a,10bおよび風車ランプ7a,7bのような可変入
賞球装置20以外の遊技領域部分に設けられた電飾部材
との両方を制御する例を示した。しかし、これに限ら
ず、可変入賞球装置20に設けられた電飾部材のみを制
御する可変入賞球装置用の電飾制御回路基板を設け、前
述した電飾制御回路基板70の場合と同様に、制御対象
の電飾制御用の制御指令信号の入力を受け、その制御指
令信号に応じて、可変入賞球装置20に設けられた電飾
部材を制御するようにしてもよい。その場合には、可変
入賞球装置20以外の遊技領域部分に設けられた電飾部
材を制御する別の電飾制御回路基板を設け、電飾制御回
路基板70の場合と同様に、制御対象の電飾制御用の制
御指令信号の入力を受け、その制御指令信号に応じて、
可変入賞球装置20以外の遊技領域部分に設けられた電
飾部材を制御する。このように、電飾制御回路基板を2
つに分ける場合にも、前述した実施の形態により示した
ような遊技制御回路基板から2つの電飾制御回路基板へ
の一方向通信を確保するために、遊技制御回路基板50
に前述した出力バッファ56と同様の出力バッファをそ
れぞれに対応して設け、各電飾制御回路基板に前述した
入力バッファ72と同様の入力バッファを設ける。
【0140】(13) 前記(12)のように、可変入
賞球装置20に設けられた電飾部材のみを制御する可変
入賞球装置用の電飾制御回路基板を設けた場合には、そ
の電飾制御回路基板を、前述した役物制御回路基板60
と同様に、電飾制御回路基板用の基板ボックス内に収容
された状態で可変入賞球装置20の後方部分に着脱可能
に取り付けるようにしてもよい。その場合の基板ボック
スの取り付けは、基板ボックスを前述した基板ボックス
100と同様の構成とし、可変入賞球装置20の後端部
に所定の係止爪を設け、その係止爪との係合によって着
脱自在にすればよい。また、このような電飾制御回路基
板用の基板ボックスは、可変入賞球装置20の後方部分
において、役物制御回路基板60用の基板ボックス10
0に対して上下または左右方向に並ぶ態様で取り付ける
ようにしてもよく、または、可変入賞球装置20の後方
部分において、役物制御回路基板60用の基板ボックス
100と重なるように(たとえば、基板ボックス100
の後方に)取り付けるようにしてもよい(たとえば基板
ボックス100の後端部に係止爪を設ければよい)。ま
た、電飾部材のみを制御する可変入賞球装置用の電飾制
御回路基板は、役物制御回路基板60と同じ基板ボック
ス内に収容するようにしてもよい。このように、電飾制
御基板を可変入賞球装置の後方部分に着脱可能に取付け
られるようにすれば、電飾制御基板の組付けの際の作業
が容易になるようにすることができる。
【0141】(14) 前述した実施の形態では、遊技
者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第
2の状態とに変化可能な可変入賞球装置を有し、予め定
められた特定遊技状態が発生した場合に、前記可変入賞
球装置を第2の状態から第1の状態に制御することが可
能な弾球遊技機の例として、玉がV入賞したことに応じ
て可変入賞球装置が開放動作されるパチンコ遊技機を示
した。このような本発明が適用される弾球遊技機として
は、たとえば、第1種のパチンコ遊技機のように、表示
状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置
の可変表示の結果が予め定められた特定の表示態様(大
当り図柄)となった場合に特定遊技状態(大当り)が発
生し、可変入賞球装置が遊技者にとって有利な第1の状
態に制御(開放制御)されるものも含まれる。
【0142】(15) 前述した実施の形態では、始動
玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出により
遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有
利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞
球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した
場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとっ
て有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制
御する特定遊技状態(大当り)を発生することが可能な
弾球遊技機を示した。このような本発明が適用される弾
球遊技機としては、たとえば、前記始動玉検出手段の玉
検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者
にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作が行な
われ、その玉検出から所定時間内に入賞玉検出手段(た
とえば、入賞玉検出器25a,25bのような検出手
段)により入賞玉が検出された場合に、特定遊技状態
(大当り)が発生するように制御されるものも含まれ
る。また、このような本発明が適用される弾球遊技機と
しては、たとえば、前記始動玉検出手段の玉検出により
遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有
利な第1の状態となる始動入賞時動作が行なわれ、入賞
玉検出手段(たとえば、入賞玉検出器25a,25bの
ような検出手段)により入賞玉が検出された場合に、所
定の可変表示部(表示状態が変化可能なもの)が可変表
示を開始し、その表示結果が予め定められた特定の表示
態様(大当り図柄)となった場合に、予め定められた特
定遊技状態(大当り)が発生するように制御されるもの
も含まれる。つまり、特定玉検出手段(特定玉検出器4
8)を別途設けないものにも、この発明は適用可能であ
る。
【0143】(16) 前述した実施の形態では、図3
等に示した遊技制御用マイクロコンピュータにより、特
定遊技状態(大当り)において、始動入賞時動作よりも
さらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装
置を第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の状
態にし、特定玉検出手段(特定玉検出器48)により玉
が検出された場合に予め定められた継続条件が成立し、
その成立に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御す
る繰返し継続制御手段が構成されている例をしした。し
かし、これに限らず、特定玉検出手段を用いず、または
設けず、所定時間内に入賞玉検出手段(たとえば、入賞
玉検出器25a,25bのような検出手段)により玉が
検出された場合に前記継続条件が成立するようにしても
よい。また、前記継続条件は、表示状態が変化可能な可
変表示部を有する場合に、該可変表示部の可変表示によ
る表示結果が予め定められた特定の表示態様になった場
合に成立するようにしてもよい。
【0144】(17) 前述した実施の形態では、特定
玉検出手段(特定玉検出器48)が可変入賞球装置に設
けられている例を示したが、これに限らず、特定玉検出
手段は、V入賞玉を誘導する入賞玉誘導カバーに設けら
れていてもよい。つまり、特定玉検出手段は、V入賞玉
を明確に区別して検出できる位置であれば、どのような
位置に設けられていてもよい。
【0145】(18) 前述した実施の形態に示された
パチンコ遊技機は、遊技領域(遊技領域3)に設けられ
た始動入賞領域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入
賞を検出する始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5
c)の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態
(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の閉鎖
状態)から遊技者にとって有利な第1の状態(開閉片2
3a,23bによる上部入賞空間22の開放状態)とな
る始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置(可変入賞球
装置20)を有し、該可変入賞球装置内に設けられた特
定入賞領域(特定受入口42)への打玉の入賞を検出す
る特定玉検出手段(特定玉検出器48)の玉検出により
前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な
特定の態様(開閉片23a,23bが所定時間の開放動
作を18回繰返す態様)で可変入賞球装置を第1の状態
に制御する特定遊技状態(大当り状態)を発生すること
が可能な弾球遊技機と表現することができる。ここで、
前述した「可変入賞球装置内に設けられた特定入賞領
域」は、「可変入賞球装置内に入賞した打玉が入賞し得
る特定入賞領域」と表現されてもよい。
【0146】(19) 前述した実施の形態において
は、可変入賞球装置の例として、始動入賞または大当り
の発生がなければ打玉が入賞不可能な可変入賞球装置を
示した。しかし、これに限らず、可変入賞球装置として
は、始動入賞および大当りの発生がない場合である通常
時においても打玉が入賞可能なものであってもよい。
【0147】(20) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0148】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示したパチンコ遊技機により、遊技者にとって有利な
第1の状態(開閉片23a,23bによる上部入賞空間
22の開放状態)と遊技者にとって不利な第2の状態
(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の閉鎖
状態)とに変化可能な可変入賞球装置を有し、予め定め
られた特定遊技状態(大当り状態)が発生した場合に、
前記可変入賞球装置を第2の状態から第1の状態に制御
することが可能な弾球遊技機が構成されている。図5に
示した遊技制御回路基板50により、所定の遊技制御を
行なう遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御用マ
イクロコンピュータ51)が設けられた遊技制御基板が
構成されている。図3〜図4に示した開閉板34、玉受
部材43a,43b、および、回転ドラム36により、
前記可変入賞球装置の内部において動作可能に設けられ
た内部可動部材が構成されている。図3〜図5(図15
も同様)に示したソレノイド35、ソレノイド45、お
よび、モータ38により、前記内部可動部材を駆動する
駆動装置が構成されている。図5に示した役物制御回路
基板60(図15に示した役物制御回路基板600も同
様)により、前記遊技制御基板とは別体で形成され、前
記駆動装置の駆動制御を行なう駆動制御用マイクロコン
ピュータ(役物駆動制御用マイクロコンピュータ61
(図15に示した役物駆動制御用マイクロコンピュータ
610も同様))が設けられた駆動装置制御基板が構成
されている。図5(図15も同様)、図11〜図14に
示されるように、前記駆動制御用マイクロコンピュータ
は、遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信号
(制御指令信号)に応じて前記駆動装置を制御する。
【0149】(2) 図1等に示したパチンコ遊技機に
より、遊技領域(遊技領域3)に設けられた始動入賞領
域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入賞を検出する
始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出に
より遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,
23bによる上部入賞空間22の閉鎖状態)から遊技者
にとって有利な第1の状態(開閉片23a,23bによ
る上部入賞空間22の開放状態)となる始動入賞時動作
を行なう可変入賞球装置(可変入賞球装置20)を有
し、該可変入賞球装置内に設けられた特定入賞領域(特
定受入口42)への打玉の入賞を検出する特定玉検出手
段(特定玉検出器48)の玉検出により前記始動入賞時
動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様(開
閉片23a,23bが所定時間の開放動作を18回繰返
す態様)で可変入賞球装置を第1の状態に制御する特定
遊技状態(大当り状態)を発生することが可能な弾球遊
技機が構成されている。図5に示した遊技制御回路基板
50により、所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイク
ロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ5
1)が設けられた遊技制御基板が構成されている。図3
〜図4に示した開閉板34、玉受部材43a,43b、
および、回転ドラム36により、前記可変入賞球装置の
内部において動作可能に設けられた内部可動部材が構成
されている。図3〜図5(図15も同様)に示したソレ
ノイド35、ソレノイド45、および、モータ38によ
り、前記内部可動部材を駆動する駆動装置が構成されて
いる。図5に示した役物制御回路基板60(図15に示
した役物制御回路基板600も同様)により、前記遊技
制御基板とは別体で形成され、前記駆動装置の駆動制御
を行なう駆動制御用マイクロコンピュータ(役物駆動制
御用マイクロコンピュータ61(図15に示した役物駆
動制御用マイクロコンピュータ610も同様))が設け
られた駆動装置制御基板が構成されている。図5(図1
5も同様)、図11〜図14に示されるように、前記駆
動制御用マイクロコンピュータは、遊技制御用マイクロ
コンピュータからの指令信号(制御指令信号)に応じて
前記駆動装置を制御する。
【0150】(3) 図5(図15も同様)に示される
ように、前記遊技制御用マイクロコンピュータと前記駆
動制御用マイクロコンピュータとの間の通信は、前記遊
技制御用マイクロコンピュータから前記駆動制御用マイ
クロコンピュータへの一方向通信のみとされている。
【0151】(4) 図3,図4,図15に示した残り
回数表示器28、入賞個数表示器29、および、LED
表示器47により、前記可変入賞球装置に設けられる電
飾部材が構成されている。図15に示されるように、前
記駆動制御用マイクロコンピュータ(役物駆動制御用マ
イクロコンピュータ610)は、さらに、前記電飾部材
の動作を制御する。
【0152】(5) 図4に示されるように、前記駆動
装置制御基板が前記可変入賞球装置の後方部分に着脱可
能に取付けられている(基板ボックス100内に収容さ
れた状態で、可変入賞球装置20の後端部に設けられた
係止爪110との係合によって着脱可能になってい
る)。
【0153】(6) 図1等に示したパチンコ遊技機に
より、遊技領域(遊技領域3)に設けられた始動入賞領
域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入賞を検出する
始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出に
より遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,
23bによる上部入賞空間22の閉鎖状態)から遊技者
にとって有利な第1の状態(開閉片23a,23bによ
る上部入賞空間22の開放状態)となる始動入賞時動作
を行なう可変入賞球装置(可変入賞球装置20)を有
し、予め定められた特定遊技状態(大当り状態)が発生
した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者に
とって有利な特定の態様(開閉片23a,23bが所定
時間の開放動作を18回繰返す態様)で可変入賞球装置
を第1の状態に制御する特定遊技状態(大当り状態)を
発生することが可能な弾球遊技機が構成されている。図
5に示した遊技制御回路基板50により、所定の遊技制
御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御
用マイクロコンピュータ51)が設けられた遊技制御基
板が構成されている。図3,図4,図5等に示した残り
回数表示器28、入賞個数表示器29、および、LED
表示器47により、前記可変入賞球装置に設けられる電
飾部材が構成されている。図5等に示した電飾制御回路
基板70により、前記遊技制御基板とは別体で形成さ
れ、前記電飾部材の動作を制御する電飾制御用マイクロ
コンピュータ(電飾制御用マイクロコンピュータ71)
が設けられた電飾制御基板が構成されている。図5等に
示されるように、前記電飾制御用マイクロコンピュータ
は、前記遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信
号に応じて前記電飾部材を制御する。
【0154】(7) 図1等に示したパチンコ遊技機に
より、遊技領域(遊技領域3)に設けられた始動入賞領
域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入賞を検出する
始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出に
より遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,
23bによる上部入賞空間22の閉鎖状態)から遊技者
にとって有利な第1の状態(開閉片23a,23bによ
る上部入賞空間22の開放状態)となる始動入賞時動作
を行なう可変入賞球装置(可変入賞球装置20)を有
し、該可変入賞球装置内に設けられた特定入賞領域(特
定受入口42)への打玉の入賞を検出する特定玉検出手
段(特定玉検出器48)の玉検出により前記始動入賞時
動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様(開
閉片23a,23bが所定時間の開放動作を18回繰返
す態様)で可変入賞球装置を第1の状態に制御する特定
遊技状態(大当り状態)を発生することが可能な弾球遊
技機が構成されている。図5に示した遊技制御回路基板
50により、所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイク
ロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ5
1)が設けられた遊技制御基板が構成されている。図
3,図4,図5等に示した残り回数表示器28、入賞個
数表示器29、および、LED表示器47により、前記
可変入賞球装置に設けられる電飾部材が構成されてい
る。図5等に示した電飾制御回路基板70により、前記
遊技制御基板とは別体で形成され、前記電飾部材の動作
を制御する電飾制御用マイクロコンピュータ(電飾制御
用マイクロコンピュータ71)が設けられた電飾制御基
板が構成されている。図5等に示されるように、前記電
飾制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御用マイ
クロコンピュータからの指令信号に応じて前記電飾部材
を制御する。
【0155】(8) 図5に示されるように、前記遊技
制御用マイクロコンピュータと前記電飾制御用マイクロ
コンピュータとの間の通信は、前記遊技制御用マイクロ
コンピュータから電飾制御用マイクロコンピュータへの
一方向通信のみとされている。
【0156】(9) 前述した変形例として示したよう
に、前記電飾制御基板が可変入賞球装置の後方部分に着
脱可能に取付けられており、任意に着脱される(基板ボ
ックス内に収容された状態で、可変入賞球装置20の後
端部に設けられた係止爪との係合等によって着脱可
能)。
【0157】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
および2の各々に関しては、次のような効果を得ること
ができる。駆動制御用マイクロコンピュータが、遊技制
御用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて、可
変入賞球装置における内部可動部材を駆動する駆動装置
を制御するため、遊技制御用マイクロコンピュータは、
可変入賞球装置に設けられている可動部材のうちの内部
可動部材を直接的に駆動制御しなくてもよくなる。つま
り、可変入賞球装置における内部可動部材についての制
御が、遊技制御用マイクロコンピュータと駆動制御用マ
イクロコンピュータとで分担されるため、遊技制御用マ
イクロコンピュータの制御負担を軽減することができ
る。
【0158】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。遊技制御用マイクロコンピュータと駆動制御用マイ
クロコンピュータとの間の通信は、遊技制御用マイクロ
コンピュータから駆動制御用マイクロコンピュータへの
一方向通信のみとされているため、駆動制御用マイクロ
コンピュータと遊技制御用マイクロコンピュータとの通
信部分を利用して、遊技制御用マイクロコンピュータに
不正な信号が入力されて不正な制御動作が行なわれこと
を防ぐことができる。
【0159】請求項4に関しては、請求項1から3のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。駆動制御用マイクロコンピュータが、可変
入賞球装置に設けられた電飾部材の動作を制御するた
め、遊技制御用マイクロコンピュータは、可変入賞球装
置に設けられている電飾部材を直接的に駆動制御しなく
てもよくなる。つまり、可変入賞球装置における電飾部
材についての制御が、遊技制御用マイクロコンピュータ
と駆動制御用マイクロコンピュータとで分担されるた
め、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担をより
一層軽減することができる。
【0160】請求項5に関しては、請求項1から4のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。駆動装置制御基板が可変入賞球装置の後方
部分に着脱可能に取付けられるため、駆動装置制御基板
の組付けの際の作業が容易になるようにすることができ
る。
【0161】請求項6および7の各々に関しては、次の
ような効果を得ることができる。電飾制御用マイクロコ
ンピュータが、遊技制御用マイクロコンピュータからの
指令信号に応じて、可変入賞球装置に設けられている電
飾部材の動作を制御するため、遊技制御用マイクロコン
ピュータは、可変入賞球装置に設けられている電飾部材
を直接的に駆動制御しなくてもよくなる。つまり、可変
入賞球装置に設けられている電飾部材についての制御
が、遊技制御用マイクロコンピュータと電飾制御用マイ
クロコンピュータとで分担されるため、遊技制御用マイ
クロコンピュータの制御負担を軽減することができる。
【0162】請求項8に関しては、請求項6または7に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。遊技制御用マイクロコンピュータと電飾制御用マイ
クロコンピュータとの間の通信は、遊技制御用マイクロ
コンピュータから電飾制御用マイクロコンピュータへの
一方向通信のみとされているため、電飾制御御用マイク
ロコンピュータと遊技制御用マイクロコンピュータとの
通信部分を利用して、遊技制御用マイクロコンピュータ
に不正な信号が入力されて不正な制御動作が行なわれこ
とを防ぐことができる。
【0163】請求項9に関しては、請求項6から8のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。電飾制御基板が可変入賞球装置の後方部分
に着脱可能に取付けられるため、電飾制御基板の組付け
の際の作業が容易になるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるパチンコ遊技機
の遊技盤を示す正図である。
【図2】 可変入賞球装置の正面図である。
【図3】 可変入賞球装置の各種構成部材を示す斜視図
である。
【図4】 可変入賞球装置内での玉の流れを示す斜視図
である。
【図5】 第1実施形態によるパチンコ遊技機の制御回
路を示すブロック図である。
【図6】 遊技制御用マイクロコンピュータから役物駆
動制御用マイクロコンピュータに送信される役物制御用
の制御指令信号の送受信形態を示すブロック図である。
【図7】 遊技制御用マイクロコンピュータから役物駆
動制御用マイクロコンピュータに送信される役物制御用
の制御指令信号の送受信タイミングの例を示すタイミン
グ図である。
【図8】 開閉板用のソレノイドの駆動制御に関するコ
マンドを表形式で示す図である。
【図9】 回転ドラム用のモータの駆動制御に関するコ
マンドを表形式で示す図である。
【図10】 玉受部材用のソレノイドの駆動制御に関す
るコマンドを表形式で示す図である。
【図11】 電源投入時から特定遊技状態の第1ラウン
ドまでの制御タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図12】 特定遊技状態におけるラウンドにおいて、
継続権が成立しなかった場合の制御タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図13】 特定遊技状態のラウンドにおいて、継続権
が成立した場合の制御タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図14】 特定遊技状態のラウンドが最終ラウンドま
で進んだ場合の制御タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図15】 第2実施形態によるパチンコ遊技機の制御
回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
3は遊技領域(遊技領域)、4a〜4cは始動入賞口
(始動入賞領域)、5a〜5cは始動玉検出器(始動玉
検出手段)、23a,23bは開閉片、22は上部入賞
空間、20は可変入賞球装置(可変入賞球装置)、42
は特定受入口(特定入賞領域)、48は特定玉検出器
(特定玉検出手段)、51は遊技制御用マイクロコンピ
ュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ)、50は遊
技制御回路基板、34は開閉板(内部可動部材)、43
a,43bは玉受部材(内部可動部材)、36は回転ド
ラム(内部可動部材)、35,45はソレノイド(駆動
装置)、38はモータ(駆動装置)、61,610は役
物駆動制御用マイクロコンピュータ(駆動制御用マイク
ロコンピュータ)、60,600は役物制御回路基板
(駆動装置制御基板)、28は残り回数表示器(電飾部
材)、29は入賞個数表示器(電飾部材)、47はLE
D表示器(電飾部材)、100は基板ボックス、110
は係止爪である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球
    装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場
    合に、前記可変入賞球装置を第2の状態から第1の状態
    に制御することが可能な弾球遊技機において、 所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュー
    タが設けられた遊技制御基板と、 前記可変入賞球装置の内部において動作可能に設けられ
    た内部可動部材と、 該内部可動部材を駆動する駆動装置と、 前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記駆動装置の
    駆動制御を行なう駆動制御用マイクロコンピュータが設
    けられた駆動装置制御基板とを含み、 前記駆動制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御
    用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前記駆
    動装置を制御することを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊
    技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利
    な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球
    装置を有し、該可変入賞球装置内に設けられた特定入賞
    領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出
    により前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって
    有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御
    する特定遊技状態を発生することが可能な弾球遊技機に
    おいて、 所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュー
    タが設けられた遊技制御基板と、 前記可変入賞球装置の内部において動作可能に設けられ
    た内部可動部材と、 該内部可動部材を駆動する駆動装置と、 前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記駆動装置の
    駆動制御を行なう駆動制御用マイクロコンピュータが設
    けられた駆動装置制御基板とを含み、 前記駆動制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御
    用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前記駆
    動装置を制御することを特徴とする、弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御用マイクロコンピュータと
    前記駆動制御用マイクロコンピュータとの間の通信は、
    前記遊技制御用マイクロコンピュータから前記駆動制御
    用マイクロコンピュータへの一方向通信のみとしたこと
    を特徴とする、請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変入賞球装置に設けられる電飾部
    材をさらに含み、 前記駆動制御用マイクロコンピュータは、さらに、前記
    電飾部材の動作を制御することを特徴とする、請求項1
    から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記駆動装置制御基板を前記可変入賞球
    装置の後方部分に着脱可能に取付けたことを特徴とす
    る、請求項1から4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊
    技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利
    な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球
    装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場
    合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって
    有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御
    する特定遊技状態を発生することが可能な弾球遊技機に
    おいて、 所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュー
    タが設けられた遊技制御基板と、 前記可変入賞球装置に設けられる電飾部材と、 前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記電飾部材の
    動作を制御する電飾制御用マイクロコンピュータが設け
    られた電飾制御基板とを含み、 前記電飾制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御
    用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前記電
    飾部材を制御することを特徴とする、弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 遊技領域に設けられた始動入賞領域への
    打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊
    技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利
    な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球
    装置を有し、該可変入賞球装置内に設けられた特定入賞
    領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出
    により前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって
    有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御
    する特定遊技状態を発生することが可能な弾球遊技機に
    おいて、 所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュー
    タが設けられた遊技制御基板と、 前記可変入賞球装置に設けられる電飾部材と、 前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記電飾部材の
    動作を制御する電飾制御用マイクロコンピュータが設け
    られた電飾制御基板とを含み、 前記電飾制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御
    用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて前記電
    飾部材を制御することを特徴とする、弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技制御用マイクロコンピュータと
    前記電飾制御用マイクロコンピュータとの間の通信は、
    前記遊技制御用マイクロコンピュータから前記電飾制御
    用マイクロコンピュータへの一方向通信のみとしたこと
    を特徴とする、請求項6または7に記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記電飾制御基板を前記可変入賞球装置
    の後方部分に着脱可能に取付けたことを特徴とする、請
    求項6から8のいずれかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131269A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Newgin Corp 遊技機
JP2007111200A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2009247833A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Omron Corp 可動体駆動装置および方法、並びにプログラム
JP2014008210A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Takao Co Ltd 遊技機

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