JP2000516414A - スケジュールされた機能の起動および起動停止を伴うプログラム可能なセルラー電話 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プログラム可能なセルラー電話は、ユーザ修正が可能なスケジュールに基づいて選択された機能を起動する。ユーザは、自動機能の起動／起動停止のためにスケジュールテーブル内にスケジュール情報を格納する。コントローラは全セルラー電話機能を制御し、かつメモリとクロックを含んでいる。コントローラはさらに、スケジュールテーブル中のエントリに基づいてセルラー電話機能を起動しかつ起動停止する自動スケジュール器を含んでいる。セルラー電話機能は手動で、または自動スケジュール器がイネーブルとされかつリアルタイムがスケジュールテーブル内のスケジュール時間に一致する場合に、起動されかつ起動停止される。スケジュール器を用いる事によって、ユーザはセルラー電話をオンすることを思い出す必要なく呼出しを受信することができる期間を選択することができ、それによってバッテリの寿命を延ばし、望まない割り込みを最小にする。

Description

【発明の詳細な説明】 スケジュールされた機能の起動および起動停止を伴うプログラム可能なセルラー 電話 技術分野 本発明は、一般にセルラー電話の動作を制御するための方法および装置に関し 、さらに特定すると、プログラム可能な自動の起動(activation)および起動停止 (deactivation)シーケンスに関する。 背景技術 セルラー電話は今日の社会において至る所に存在し、日々の生活の多くの分野 において重要な役割を果たしている。技術の進歩によって、セルラー電話を、高 速ダイアルおよび番号の再呼出しを含む、通常の電話と同じ特徴を有して製造す ることが可能となった。例えば医者やセールスマンであるユーザは、公衆電話に 立ち寄ったりあるいは特定の通信手段を使用する必要がなく、常に通信できる状 態になければならない。ユーザにとっては、常に電力消費が問題である。セルラ ー電話は一般に個人による携帯かあるいは自動車に取り付けられているかのどち らかであるが、しかし特に個人によって携帯されている場合、ユーザが必要な場 合何時でも電話を使用できるように十分な電力を保持しなければならない。電力 保存の最も効率的な手段は、ユーザが電話をかけようとする場合または電話を受 けようとする場合のみ電話をオンにすることである。更に考慮すべきことは、個 人が何処に居るかに関係なく、電話が起動されている限りユーザの予定外である 接触を外部の世界から取ることができること、即ち電話が起動されている限りユ ーザが呼出しを受信するこ とである。この事の影響は、単なる不便さを越えて望まない侵入による重大な迷 惑に及ぶ。ユーザの通信時間を制御するための都合の良い方法は無い。望まない 呼出しが来ることを防止する唯一の確かな方法は電話を切ることである。しかし ながら、若しユーザがある時間のみ電話を切ることを望むなら、ユーザは、電話 が受信可能であることを望む場合にセルラー電話をオンし、呼出しを望まない場 合あるいはバッテリの保存を希望する場合セルラー電話をオフすることを常に覚 えて置かねばならない。セルラー電話の使用可能状態をスケジュールするための より良い方法が望まれる。 各ユーザの通信の必要性が違っているので、各ユーザが電話を起動することを 希望しかつ必要とする時間も違う。ある人は、電話を毎日、一日中オンにして置 く必要がある。その他の人は、彼らが電話をかけようと希望する場合のみ電話を 起動する。しかしながらセルラ一電話ユーザの大多数は、電話をしあるいは電話 を受けたいと希望する一日の内の、あるいは一週間の内の特定の時間を有してい る。あるユーザは、同じ時間または異なる時間で可能な呼出し転送または呼出し 待機のような、付加的な電話機能を必要とする。例えば、ある人は、仕事中ある いは家庭にいる間、セルラー電話の呼出しを受けることを望まない、即ち電力資 源を枯渇させることを望まないこともある。しかしながら、一般電話でユーザに 接触することが出来ない場合、例えばユーザが仕事から帰るためあるいは仕事に 行くために運転中の場合、ユーザは呼出しを受ける事が可能であることを希望す る場合もある。一日の特定の時間にセルラー電話を起動することを望むユーザは 、電話を起動しかつ起動停止することを覚えておく必要がある。必要な事は、セ ルラー電話が呼出しを送信しかつ受信する準備状態にある事を保証し、あるいは ユーザの特定の必要性に基づいてその他のセルラー電話機能を実行するための便 利な方法である。 発明の要約 本発明は、ユーザの必要性に基づいて電話の種々の機能を自動的に開始するよ うにセルラー電話をプログラムするための方法および装置に関する。本発明の一 実施形態は、電源、セルラー電話を制御するためのコントローラ、信号を送信し 受信するための通信回路、および前記電源および通信回路間に電気的に位置する 電源スイッチを備えるセルラー電話である。この電源スイッチは通信回路への電 力の供給を制御する。コントローラは電源スイッチに電気的に結合され、スケジ ュールにそって回路に電力を供給するように電源スイッチを制御する。コントロ ーラはまた電源および通信回路に直接接続されている。 コントローラはクロックを備え、一実施形態ではこのクロックはリアルタイム クロックである。このクロックからの出力は、スケジュールと関連して使用され 、電話の電源を効率的に使用するようにすることと同様、ユーザが電話機能の起 動を都合良く制御することを可能にする。本発明のその他の実施形態によれば、 コントローラは更にスケジュールを格納するメモリを備えている。スケジュール をメモリに格納する事によって、セルラー電話がユーザの必要性に基づいて呼出 しを送りかつ受ける準備が出来ている事を、その他の機能を実行するのと同様に 、保証する。本発明のその他の実施形態では、セルラー電話は更に、メモリ中に 格納されたスケジュールを修正するためのインターフェースを備えている。一実 施形態では、このインターフェースは電話のキイパッドに組み込まれている。更 にその他の実施形態は、コントローラを起動しかつ起動停止するための手段を備 えている。更にその他の実施形態では、クロックのア ラーム機能が、ユーザによってセットされた時間に電話が鳴るようにして組み込 まれている。その他の実施形態によれば、アラームに関連して電話のディスプレ イ上に表示されるメッセージを、ユーザが作り出す事もできる。 セルラー電話機能を内部的に制御するための方法が更に提供される。この方法 は、時間を表示するクロック信号を形成し、所望の機能をイネーブルとする時間 を表示するスケジュールを形成し、クロック信号をスケジュールと比較し、更に このクロック信号とスケジュールとの比較に基づいて所望のセルラー電話機能を イネーブルとする、各ステップを含んでいる。本発明の更にその他の実施形態で は、セルラー電話機能を制御するための方法は、更にユーザインターフェースを 使用してスケジュールを修正するステップを含んでいる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の一実施形態にかかるセルラー電話のブロック配線図である。 図２は、本発明の一実施形態にかかるセルラー電話のディスプレイのブロック 図である。 図３は、本発明の一実施形態にかかるセルラー電話の外観のブロック図である 。 図４は、本発明の一実施形態にかかる起動スケジュールテーブルである。 図５は、図４の起動テーブルに格納された情報を処理する場合に実行される論 理回路のフローチャートである。 図６は、リアルタイムクロックによって生成された割り込みを処理する場合に 実行される論理回路のフローチャートである。 図７は、電話の切断を処理する場合に実行される論理回路のフローチャートで ある。 図８は、図４の起動テーブルをプログラムするための工程のフローチャートで ある。 最良の実施形態の詳細な記載 以下の詳細な記載は、添付の図面を参照するものであり、この図面は詳細な記 載の一部を構成しかつ本発明を実施するある実施形態を一例として示すものであ る。これらの実施形態は、当業者がこの発明を実施するために十分な程度に詳細 に記載されており、更にその他の実施形態が使用可能であること、かつ本発明の 精神および範囲を離れることなく構造的、論理的および電気的な変更を成しうる 事を理解すべきである。従って以下の詳細な記載は限定的な意味として取るもの ではなく、本発明の範囲は、添付の請求の範囲によって規定されるものである。 図１は、本発明の一実施形態にかかるセルラー電話１００の回路を示す。しか しながら当業者であれば、本発明がセルラー電話機能を有する種々の個人的な無 線通信装置の全てに組み込み可能であることを理解できる。セルラー電話１００ は、アンテナ３０１を介して無線周波数（ＲＦ）回路１０５によって信号を受信 し送信する。音声信号はスピーカ３０２を介して出力されかつマイクロフォン３ ０３を介して入力される。ユーザ入力インターフェース１３０は、標準的な１２ 個の電話用キイパッドおよび制御キイ（図３に示す）のための追加のパッドを備 えているが、しかし請求の範囲に影響を与えることなくその他の構成を組み込む ことは容易である。 好ましい実施形態において、コントローラ１５０（図１）は特定用途向けＩＣ （ＡＳＩＣ）である。このＩＣ中には、電力制御装置 １５１、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）１５３、リアルタイムクロック１５５、 マイクロプロセッサ（“プロセッサ”）１５２、ランダムアクセスメモリ（ＲＡ Ｍ）１５４、および入力／出力インターフェース１５６が組み込まれている。そ の他の実施形態では、個々の装置は、プロセッサ１５２に電気的に相互接続され た別個のチップである。プロセッサ１５２は、スピーカ制御およびオン−オフフ ックのための信号と同様に、呼出しタイミング、自動切断および自動の呼出し− 応答のような標準のセルラー電話機能をサポートする回路を提供する。ＲＡＭ１ ５４は電話番号の格納、一個の番号のスピードダイアルおよび最後の番号の再呼 出しのような構成を実行するために使用される。コントローラ１５０は、入力／ 出力インターフェース１５６を介して、入力または出力装置（ＲＦ回路１０５、 スピーカ３０２、ディスプレイ１２５、ユーザ入力インターフェース１３０およ びマイクロフォン３０３）のそれぞれに電気的に接続されている。 バッテリまたはＡ／ＣからＤ／Ｃへのアダプタような外部電源の何れかである 主電源１１５によって、セルラー電話に電力が供給される。主電源１１５に電気 的に接続された電源スイッチ回路１１０をトグルすることによって、電話をオン ・オフする。図示する実施形態では、電源スイッチ回路１１０は電力制御装置１ ５１に接続されかつこれによって制御されている。電源スイッチ回路１１０は更 にディスプレイ１２５とＲＦ回路１０５への電力の投入を制御している。図示の 実施形態では、ＲＦ回路１０５およびディスプレイ１２５は別個のライン上にあ り、各装置に電力が独立して供給できるようにされている。一実施形態において 、バックアップ電源１２０はコントローラ１５０への電力が中断されないことを 保証するために、ボタンタイプのバッテリである。図示の実施形態では、バック アップ電源１２０は電力制御装置１５１に接続されリアルタイムクロック１５５ の連続動作を可能とし、ＲＡＭ１５４の内容の損失を防止する。バックアップ電 源１２０を含む全電源が同時に電力を失うかあるいは切り離されると、電力が再 蓄積されたとき、クロック１５５はゼロ時間にリセットされメモリ１５４はゼロ に初期化される。 セルラー電話機能を自動的に起動し起動停止するための自動スケジュールプロ グラムが、ＲＯＭ１５３内に符号化されている。ユーザ入力インターフェース１ ３０を介してユーザは特定のセルラー電話機能の起動または起動停止を、一回の イベントとしてあるいは繰り返しのイベントとしてスケジュールすることが可能 である。スケジュール情報は以下に記載する工程に従ってＲＡＭ１５４に格納さ れる。自動スケジュールプログラムは、スケジュール情報に従ってリアルタイム クロックをプログラムするロジックを含んでいる。この工程の詳細は以下に示さ れる。自動スケジュールプログラムは２種類の状態、イネーブルかディスエーブ ルの内の１状態である。このプログラムは、ユーザ入力インターフェースに組み 込まれたキイを操作することによって、２種類の状態間でトグルされる。ユーザ は、セルラー電話機能をユーザインターフェース１３０を介して直接的に起動し ／起動停止することによって、何時でも自動スケジュールを廃止することができ る。 図示の実施形態では、リアルタイムクロック１５５は、低電力装置であって一 日の時間および複数年カレンダー機能を提供し、さらにオプションとしてアラー ム機能を含んでいる。この様な制御は一般に知られており、時計、コンピュータ およびビデオカセットレコーダのような装置において使用されている。このよう な装置の一例 された低電力クロックカレンダである。時計に使用されているコントローラは普 通、単独のイベントスケジュールを提供するが、一方コンピュータに使用されて いるコントローラは複数の応用の起動スケジュールをサポートする。本発明の好 ましい実施形態では、ビデオカセットレコーダに使用されているものと類似のコ ントローラを組み込んでおり、時間ベースのスケジュールに基づいてシステム機 能の起動および起動停止をサポートする。本発明のシステムでは、本発明の精神 または範囲を離れることなく、これらのあるいは類似のコントローラを組み込む 事が可能である事に注意する必要がある。 ディスプレイ１２５は、セルラー電話１００の種々の機能の状態を反映する情 報およびインジケータの、可視表現を提供する。図２に示す様に、ディスプレイ １２５は通常のセルラー電話状態インジケータ２０５、例えば‘In Use’，‘Ro am’，‘Signal-7’および‘No Svc’を含んでいる。ディスプレイ１２５は更に 、この実施形態ではセルラー電話がオンと成った場合それを見ることが可能な電 話の状態インジケータ２１０を含んでいる。更に自動スケジュールプログラム（ 以下に示す）が起動された場合見ることができるインジケータ２２０が存在する 。自動スケジュールプログラムが起動された場合、次のイベントの日時がイベン トのタイプを表示するアイコン２２５と共に、ディスプレイ２３０される。図２ はこの様な４個のアイコン２２５（オン’のための電球、‘オフ’のための停止 サイン、‘アラームセット’のための時計および‘注意セット’のための感嘆記 号）を示している。何れの時間に於いても、一個のアイコンのみしか表示出来な い。イベント繰り返しインジケータ２３５は、次のイベントが再発イベントであ る場合、見ることができる。一実施形態では、イベント繰り返しインジケータ上 に１個の文字が重畳さ れており、この文字はサイクル期間を表す（例えば、毎日に対して‘Ｄ’、一週 間毎に対して‘Ｗ’）。ダイアルされた番号の様な情報、呼出し人ＩＤ情報およ び状態情報は、ディスプレイ１２５の英数字部分２１５上に表示される。一実施 形態では、ディスプレイ１２５の英数字部分が他の機能によって使用されていな い場合またはセルラー電話がスタンドバイモードかあるいは自動スケジュールが イネーブルとされているかの何方かの場合は何時でも、現在の日時がディスプレ イ１２５の英数字部分２１５上に表示される。その他の実施形態では、セルラー 電話１００がオフであって自動スケジュールプログラムが起動されていない場合 であっても、現在の日時がディスプレイ１２５上に連続して表示される。 本発明の一実施形態に係るセルラー電話１００の外的構成の一例を図３に示す 。アンテナ３０１、聴取器３０２および送話口３０３はこの技術分野で周知の技 術を使用しており、ここではそれ以上議論することはない。図示の実施形態では 、既に説明したディスプレイ１２５（図２および本文のこれに関連する部分）は 、英数字の液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）である。本発明の範囲に影響を与えるこ となくその他のディスプレイ技術の使用が可能であることは、当業者が容易に理 解しうることである。ユーザはセルラー電話１００にユーザインターフェース１ ３０を介して情報およびコマンドを入力し、このインターフェース１３０は図示 の実施形態では標準的な１２キイの英数字パッド３０５と制御キイパッド３１０ を備えている。制御キイパッド３１０は、セルラー電話によって指示される種々 の標準的な機能を制御するためのキイを備えている。図示の実施形態では、ＰＷ Ｒ３１２は、セルラー電話のオン・オフをトグルする単一のボタンである。ＡＵ ＴＯ３１４はコントローラ１５０に組み込まれた自動スケジュールプログラムを イネーブルしディスエーブ ルするためのトグルである。 本発明のセルラー電話１００は常に３個のモード、オン、スタンドバイ、オフ の内の一個である。セルラー電話１００がオフの場合は、ユーザは電話呼出しを する事も受ける事もできない。この状態が電力消費の最も低い状態である。電力 を消費する唯一の素子はコントローラ１６０であり、これはメモリ１５４とリア ルタイムクロック１５５を維持する。自動スケジュールプログラムは、イネーブ ルされあるいはディスエーブルされることができる。自動スケジュールプログラ ムがディスエーブルされると、メモリ１５４に格納されたスケジュールに基づい て生成される割り込み（インターラプト）がなく、更に全てのセルラー電話機能 は、セルラー電話がスタンドバイモードにセットされるかまたは自動スケジュー ルプログラムがイネーブルされるまで、起動停止状態のままである。セルラー電 話１００がスタンドバイモードに有る場合、より多くの電力を使用する。この状 態でユーザは呼出しを始めかつ受信することができる。自動スケジュールプログ ラムがディスエーブルとされると、セルラー電話がスタンドバイモードの場合、 セルラー電話は標準のセルラー電話として動作し、全ての機能はユーザ入力イン ターフェース１３０を操作することによりマニュアルで起動されかつ起動停止さ れる。セルラー電話がオフまたはスタンドバイモードの場合、自動スケジュール プログラムをイネーブルとすると、該当するインジケータがディスプレイ１２５ 上で目に見えるようになり、リアルタイムクロック１５５がメモリ１５４に格納 されたスケジュールテーブルの内容に基づいて割り込みを開始する。第３のセル ラー電話モード‘オン’は最も電力を使用し、かつセルラー電話が実際に信号を 受信しまたは送信する場合にのみこの状態が発生する。セルラー電話１００が‘ オン’モードの場合スケジュールされた全てのイベン トはユーザが接続を切りセルラー電話がスタンドバイモードまたはオフ状態の何 れかに戻るまで延期される。 自動スケジュールは、セルラー電話のメモリ１５４中にあるスケジュール起動 テーブル中に格納された情報によって駆動される。図４はスケジュール起動テー ブル４００の一実施形態を示す。セルラー電話のある機能を起動しまたは起動停 止する各時間に対して、スケジュール起動テーブル４００中に格納された一行の 情報が存在する。各行の情報は、それぞれの時間４０２（時刻および分）、日付 ４０４または曜日４０６の値と特定の日時に実行すべき符号化された機能４０８ を含んでいる。当業者であれば、本発明の範囲を拡大することなく別の格納構造 の使用が可能であることを理解することができる。ユーザは新しい制御情報を格 納しまたはスケジュールテーブル４００内の現存の制御情報をセルラー電話のユ ーザインターフェース１３０を用いて修正する。時間情報４０２は１２時間また は２４時間表示法の何れかである。ユーザは特定の日付４０４または曜日（例え ば１〜７の値）４０６をセットすることができる。日付４０４および曜日４０６ の両方がゼロの場合、関連する機能４０８は指示された時間において毎日処理さ れる。再現イベントは、日付４０４をゼロにセットし、イベントが発生する曜日 ４０６を特定することによってスケジュールすることができる。ユーザは更に、 時間４０２に加えて日付４０４または曜日４０６を特定することによって、実行 のパターンおよび周期を制御することが可能である。日付４０４と曜日４０６の 両方がゼロで無い場合、何れの衝突も特定の日付４０４を優先して解決される。 更に別の実施形態では、より進んだコントローラ１５０が使用され（時間ベース のみよりもみしろカレンダーと時間をベースにしたもの）、スケジュールは休日 および週日と週末の違いを含んでいる。 自動スケジュールを実現するロジックは、機能４０８を翻訳して指示された時 間４０２にどの様な行動を取るべきかを決定する。図示の実施形態では、機能値 “１”はスケジュールロジックによって、電源スイッチ回路１１０への‘電源オ ン’コマンドとして翻訳される。機能値“０”は、スケジュールロジックによっ て電源スイッチ回路１１０への‘電源オフ’コマンドとして翻訳される。当業者 であれば、スケジュール起動テーブル４００において追加の機能に応答する付加 的なロジックを含ませることによって、自動スケジュールロジックを追加のセル ラー電話機能、例えば呼出し待機、呼出し転送を制御するために簡単に拡張でき ることは理解しうる。別の実施形態では、機能を起動停止にすべきかまたは起動 すべきかを示す値を含む欄を各機能が持つように、起動テーブルを構成する。本 発明のシステムの好ましい実施形態では、時間と機能の組み合わせを使用するフ ァームウエア制御ロジックを使用する。これによって、非常に雑多な個人的スケ ジュールと関連させて、セルラー電話機能を簡単にプログラムすることが可能と なる。しかしながら当業者であれば、本発明の範囲および精神を越えることなく 、ソフトウエア、ハードウエアまたはこれら３種類の方法の２個以上の組み合わ せによって、このロジックを実現しうることは容易に理解される。 図５は、起動テーブル４００中に格納された情報を処理する場合にコントロー ラ１５０を実行する、自動スケジュール器ロジック５００のフローチャートであ る。スケジュールロジックは、ＡＵＴＯボタン３１４を押すことによって、ブロ ック５１０において開始される。まず、自動スケジュールの状態はブロック５２ ０において評価される。自動スケジュールがイネーブル状態であると、ＡＵＴＯ ボタン３１４を押した場合リアルタイムクロック割り込み（インタラプト）は、 ブロック５２５においてディスエーブルとされ、ＡＵ ＴＯ・ＯＮインジケータ２２０はブロック５３５において起動停止されさらにデ ィスプレイ１２５から取り除かれ、さらにＡｕｔｏ状態はブロック５５５におい て‘ディスエーブル’にセットされる。しかしながらブロック５２０で自動スケ ジュール器の状態が‘ディスエーブル’であると、ブロック５３０においてロジ ックはスケジュールテーブル４００を読み込む。少なくとも一個の定義された未 来（フューチャー）イベントが無い場合（ブロック５４０）、ブロック５４５に おいてディスプレイ１２５の次のイベントフィールド２３０中にメッセージ“ノ ーイベント”が表示される。一個かまたはそれ以上の未来のイベントが定義され ていれば（ブロック５４０）、時間的な順序に従った次のイベントがリアルタイ ムクロック１５５内にプログラムされる。一旦次のイベントがスケジュールされ ると、ブロック５６０において次のイベントフィールド２３０に適切な情報が表 示される。次にロジックはスケジュールされたイベントがセルラー電話機能をト リガするように、ブロック５７０においてリアルタイムクロック割り込みをイネ ーブルとする。自動スケジュール器は次に‘イネーブル状態’に置かれ（ブロッ ク５８０）、Ａｕｔｏ−Ｏｎインジケータ２２０がディスプレイ１２５上に照明 される。 図６は、自動スケジュール器がどの様にしてリアルタイムクロックによって生 成された割り込みを処理するかを示すフローチャート６００である。ブロック６ １０において、リアルタイムクロック１５５が割り込みを生成することによって この処理が開始される。この処理は、自動スケジュール器が‘イネーブル’状態 にある場合のみ実行される。自動スケジュール器が割り込みを受信すると、この 自動スケジュール器はブロック６２０において電話の現在の状態を決定するため にセルラー電話に対してポーリングを行う。電話が‘ オン’状態であると、割り込みの目的であるスケジュールされた状態はその電話 が‘オフ’かまたは‘スタンドバイ’状態に戻るまで延期される。ブロック６２ ０で電話が‘オン’状態で無い場合、ブロック６３０でプロセッサはスケジュー ルテーブル４００をチェックし関連機能４０８に基づいて所望の状態を決定する 。スケジュール状態は、‘スタンドバイ’かまたは‘オフ’のいずれかである（ ブロック６４０）。スケジュール状態が‘オフ’であると、ロジックはブロック ６４５において現在の電話状態が‘スタンドバイ’か‘オフ’の何れであるかを 決定する。電話がすでにオフである場合、ロジックはそれ以上何もしないが、し かしその電話が現在‘スタンドバイ’モードの場合、ブロック６５５においてロ ジックは現在の電話の状態を‘オフ’にセットする。ブロック６４０において、 もしスケジュール状態が‘スタンドバイ’であると、ロジックは現在の電話の状 態をブロック６５０においてチェックする。もしその電話が既に‘スタンドバイ ’モードであると、それ以上は何もせず、しかし若し電話が現在オフであると、 ブロック６６０においてロジックは電話の状態を‘スタンドバイ’にセットして 電話が呼出しを行いまたは受信できる状態とする。 図７は、電話切断の処理をする場合にコントローラ１５０が従う自動スケジュ ール器ロジック７００のフローチャートである。電話の状態は、切断を生成する ためには‘オン’で無ければならない。切断は呼出しを終了することによって生 成される（ブロック７１０）。ロジックはまずブロック７２０において自動スケ ジュール器の状態がディスエーブルであるか否かを決定する。もしディスエーブ ルであると、このループにおいてそれ以上の処理はなされない。しかしながらも し自動スケジュール器がイネーブルであると、プロセッサは次にブロック７３０ において実行すべき何らかのペンディン グ状態の機能、あるいは処理すべき何らかの延期された割り込みがあるか否かを チェックする。もしその二つともあれば、次にブロック７４０においてロジック はスケジュール状態が‘スタンドバイ’かまたは‘オフ’であるかを決定する。 スケジュール状態が‘オフ’の場合、電話はブロック７４５において現在の状態 を決定するためにポーリングされる。もし現在の状態が‘オフ’の時、何もなさ れず、しかしもし現在の状態が‘スタンドバイ’の場合、現在の電話状態はブロ ック７５５において‘オフ’にセットされる。ブロック７４０において、スケジ ュール状態が‘スタンドバイ’の場合、電話は現在の状態を決定するためにブロ ック７５０においてポーリングされる。現在の状態が‘スタンドバイ’の時、そ れ以上何も実行されず、もし現在の状態が‘オフ’の場合ブロック７６０におい て電話の現在の状態を‘スタンドバイ’にセットし、電話が呼出しを行いまたは 呼出しを受信できる状態にする。 図８は、プログラム起動テーブル４００に従う処理のフローチャートである。 この処理は、ユーザが電話キイパッド３１０上のＦＣＮとＡＵＴＯ３１４ボタン を選択した場合、ブロック８１０において開始される。これに応答して、ブロッ ク８１５において、自動スケジュール器ロジックはディスプレイ１２５上にプロ グラムメニューを表示する。ユーザは次にブロック８２０において、彼らがスケ ジュールテーブルを修正したいかどうかを決定する。修正しようとしない場合、 プログラムは終了する。彼らが修正したいと望む場合、ブロック８２５において 、ユーザは、現在のエントリの修正を望むかまたは新しいエントリを形成するこ とを望むかを決定しなければならない。もしユーザが現在のエントリを修正しよ うとする場合、彼らはまずブロック８３０において、電話のキイパッド１３０を 用いてスケジュールエントリのリストをスクロールアップしかつス クロールダウンして、希望するエントリまで進行しなければならない。一旦希望 するエントリが位置決めされると、ブロック８４０でユーザはエントリの１個ま たはそれ以上の特徴、例えばそのイベントが一回発生するのかまたは繰り返して 発生するのか、イベントの繰り返しサイクル、イベントの日付および／または時 間、あるいは実行すべき機能、を修正する。ユーザがその修正に満足すると、ブ ロック８５０においてその変更がスケジュールテーブル４００に記録され、さら にその後ユーザはブロック８６０において、終了するかあるいは別のエントリを 処理する機会を有する。ユーザが若し別のエントリを修正しようと望むなら、ロ ジックループはブロック８３０に戻りそこでユーザはリスト中を進んで修正すべ き次のエントリを探す。ブロック８２５に戻って、ユーザが新しいエントリを形 成することを決定すると、ロジックはブロック８３５においてブランクエントリ スクリーンを提示する。ユーザは次にブロック８４５において、スケジュールテ ーブル４００において新しい記録を完成するのに必要な情報を入力する。この情 報には、それが一回のみのイベントかあるいは繰り返しのイベントかを識別する こと、もしそれが繰り返しのイベントの場合そのサイクル周波数、イベントの日 時および実行すべき機能を含む。ユーザがデータ入力に満足すると、その記録は ブロック８５５においてスケジュールテーブル４００に書き込まれる。ユーザは 次にブロック８６５において追加のテーブルエントリを形成する機会を有する。 ユーザがさらにエントリを形成することを決定すると、ロジックループはブロッ ク８３５まで戻り、そこでロジックは新しいブランクエントリスクリーンを表示 する。それ以外の場合は、ロジックは終了する。 ユーザは、自動スケジュール器を何時でも書き換えることができ、さらにセル ラー電話１００を手動スイッチ３１２を使用して起動 し起動停止することができる。手動での書き換えは、電話１００の現在の状態を 変化させるが、しかし自動スケジュール器がアクティブである限りその他のプロ グラムされた活動のその後の操作に影響を及ぼすことはない。セルラー電話１０ ０の状態に係わらず自動スケジュール器の動作を可能とするために、図２に示す 様に、コントローラ２１０は電源１２０、１３０に直接接続されている。自動ス ケジュール器ロジックは、セルラー電話１００を介して呼出しを送信しまたは受 信する可能性の最も高い時間に、電話１００を起動することのみによって、ユー ザが主電源１１５によって供給される電力の使用をより良く管理する事を可能と している。それはまたユーザが送信時間の使用を制御することによって、かれら の費用をより良く制御することを可能にする。未来のイベントの自動開始をスケ ジュールする能力は、同時にユーザの利便性を高める。一例として、若しユーザ が、呼出し転送スケジュールの一部として役立つ必要が有る場合、ユーザは彼ら のセルラー電話をスケジュールに沿って起動しかつ起動停止するようにプログラ ムすることができる。これは、セルラー電話を起動することを忘れたユーザが呼 出しを逃すことが無いこと、および転送呼出しを受信する時間が過ぎてしまった 時、セルラー電話を起動停止にする事を忘れたことによってユーザが余分な呼出 しを受けることがないこと、の両者を保証する。 本発明の付加的な実施形態では、クロック１５５とセルラー電話１００のより 進んだ特徴を利用している。この様な実施形態において、スケジュールテーブル ４００は短いメッセージを含む様に拡張される。スケジュールテーブル４００中 の時間エントリ４０２がクロック１５５上の時間に一致する場合に生成される割 り込みは、関係するメッセージ（図示せず）を電話のディスプレイ１２５上に表 示させる。その他の実施形態では、クロックのアラーム機能がコン トローラ１５０のロジック中に集積化され、それによってユーザにアラーム／リ マインド機能を提供する。一実施形態において、コントローラはセルラー電話１ ００が現在の時間で鳴るようにして、単純なアラームとして動作させる。メッセ ージ表示機能と組み合わせた場合、アラームはユーザに例えば呼出しをすること を思い出させ、ディスプレイは呼び出すべき番号を示す。ユーザは呼出しを行う ために単に‘送信’キイを押す。この例によれば、機能フィールド４０８は、そ れがアラーム／リマインダであることを示す値を含んでおり、このアラーム／リ マインダは自動スケジュールロジックがセルラー電話のディスプレイ１２５上に 関連するメッセージを印刷することによって処理される。 上記の記載は説明のためになされたものであり、限定的なものでないことを理 解すべきである。多くのその他の実施形態は上記の記載を参照することによって 当業者にとって明白であろう。発明の範囲は従って、添付の請求の範囲を、この 請求の範囲によって権利が与えられる等価物の全範囲と共に、参照することによ って決定される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電話信号を送出しかつ受信するための通信回路；および 前記通信回路に結合されたセルラー電話を制御するためのコントローラであっ て、スケジュールに基づいて前記通信回路の少なくとも一個の選択された機能を イネーブルしかつディスイネーブルするコントローラ；を備えるプログラム可能 なセルラー電話。 ２．さらに、前記コントローラに結合されたユーザインターフェース回路を備 え、前記コントローラはさらにこのユーザインターフェース回路の選択された機 能をイネーブルとしかつディスイネーブルとするものである、請求項１に記載の セルラー電話。 ３．前記ユーザインターフェースは更に出力インターフェースを備え、この出 力インターフェースはセルラー電話の状態のディスプレイを備える、請求項２に 記載のセルラー電話。 ４．前記スケジュールは時間順の複数のイベントを含み、前記出力インターフ ェースはさらに前記複数のイベントにおいて年代順の次のイベントのディスプレ イを含む、請求項３に記載のセルラー電話。 ５．前記コントローラは前記通信回路の完全な動作をイネーブルしかつディス イネーブルする、請求項１に記載のセルラー電話。 ６．前記コントローラはさらに、前記スケジュールを格納するための回路に結 合されたメモリ装置を含む、請求項１に記載のセルラー電話。 ７．前記ユーザインターフェース回路は、前記メモリ中に格納された前記スケ ジュールを修正するための入力インターフェースを含む、請求項６に記載のセル ラー電話。 ８．前記ユーザインターフェースはさらに、前記スケジュールを イネーブルとしかつディスイネーブルとするための前記コントローラに結合され たユーザ起動スイッチを含む、請求項１に記載のセルラー電話。 ９．前記コントローラはさらにリアルタイムクロックを含み、このリアルタイ ムクロックは前記スケジュールに従って一個またはそれ以上の割り込みを発生す るものである、請求項１に記載のセルラー電話。 １０．前記プロセッサは前記一個またはそれ以上の割り込みに応答して前記出 力インターフェース上にメッセージを表示する、請求項９に記載のセルラー電話 。 １１．前記プロセッサは前記一個またはそれ以上の割り込みに応答して、可聴 アラーム音を形成する、請求項９に記載のセルラー電話。 １２．前記少なくとも１個の選択された機能は、前記通信回路と電源間の電力 スイッチング、呼出しタイミング、自動シャットオフ、自動呼出しアンサ、呼出 し転送、呼出し待機およびアラーム機能からなるグループから選択される、請求 項１に記載のセルラー電話。 １３．前記グループから複数の機能が選択され、前記コントローラによってイ ネーブルかつディスイネーブルとされる、請求項１２に記載のセルラー電話。 １４．電源スイッチと、クロックおよびメモリを含むコントローラとを備える セルラー電話の機能の内部制御方法であって、 時間を表示するクロック信号を提供し； イネーブルまたはディスイネーブルすべきセルラー電話機能の順次リストと、 リストされた機能をイネーブルまたはディスイネーブルとするための関連した時 間を含むスケジュールを提供し； 前記クロック信号を前記スケジュールと比較し；さらに 前記クロック信号と前記スケジュールとの比較に基づいて選択された機能をイ ネーブルしまたはディスイネーブルとする、各ステップを含む、セルラー電話の 機能を内部的に制御するための方法。 １５．前記スケジュールをユーザインターフェースを用いて改訂するステップ を更に含む、請求項１４に記載のセルラー電話機能の制御方法。 １６．選択された機能をイネーブルしまたはディスイネーブルする前記ステッ プは、セルラー電話が電話信号を能動的に送出しまたは受信している場合延期さ れるものである、請求項１４に記載のセルラー電話機能の制御方法。 １７．選択された機能をイネーブルしまたはディスイネーブルする前記ステッ プはユーザ起動スイッチによってイネーブルされまたはディスイネーブルされる 、請求項１４に記載のセルラー電話機能の制御方法。