JP2000515579A - フッ化エステルを含むコーティング - Google Patents

フッ化エステルを含むコーティング

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Abstract

(57)【要約】 アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステル樹脂ならびに不飽和アルコールとフッ素化酸のエステルを含むコーティング組成物であって、硬化コーティングが少なくとも約40度の前進ヘキサデカン接触角を有し、改良された撥油撥水性を示すコーティング組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 フッ化エステルを含むコーティング 発明の範囲 本発明は、硬化コーティングに耐久性のある撥油撥水性表面を付与する不飽和 アルコールのフッ化エステルを含むコーティング組成物およびかかる組成物から 誘導された硬化コーティングに関する。 発明の背景 本発明における関心コーティング組成物は、アルキドコーティング組成物、I 型ウレタンコーティング組成物、および不飽和ポリエステル樹脂コーティング組 成物、典型的にはペイント、透明塗料またはステインである。前記すべてのコー ティング組成物は、乾燥または硬化後、低ヘキサデカン接触角を示し、オイルに よって容易に湿潤し、汚れやすい。それらコーティング組成物は、Outlines of Paint Technology(Halstead Press,New York NY,Third edition,1990)およ びSurface Coatings Vol.I,Raw Materials and Their Usage(Chapman and Ha ll,New York NY,Second Edition,1984)に記載されている。これらのコーテ ィング組成物の共通因子は、主鎖または側鎖のオレフィン基の重合が可能な不飽 和樹脂またはプレポリマーの構造であり、したがって添加された不飽和アルコー ルのフッ化エステルをその構造に取り込むことができる。 従来型アルキドコーティングは、バインダーまたは成膜成分として、硬化また は乾性アルキド樹脂を利用する。アルキド樹脂コーティング組成物は、乾性油か ら誘導された不飽和脂肪酸を含んでいる。これらの樹脂は、酸素または空気の存 在下で自然に重合して固い保護被膜を生じる。その重合は、「乾燥」または「硬 化」と呼ばれ、油の脂肪酸成分中の不飽和炭素対炭素間結合の大気の酸素による 自動酸化の結果、生起する。表面に調合アルキドコーティング液の薄い層として 塗装した場合、形成塗膜は、比較的堅く、不融解性で、非酸化アルキド樹脂用ま たは乾性油用の溶剤またはシンナーとして作用する多数の有機溶剤に対して、事 実上不溶である。かかる乾性油は、数世紀にわたり油系コーティングの原料とし て使用されてきたものであり、文献には広範に記載されている。 ウレタンコーティングは、ASTM D−1によって5つの部類に分類されて いる。I型ウレタンコーティングは、先に引用したSurface Coatings Vol.Iに 記載の通り、予備反応した自動酸化可能バインダーを含んでいる。I型ウレタン バインダーはまた、ウレタンオイル、オイル変性ポリウレタン、またはウレタン アルキドとも呼ばれ、ポリウレタンコーティングの量的に最大の部類に属し、典 型的なペイント、透明塗料およびステインなどがこれに含まれる。典型的には、 ウレタンコーティングは、ポリイソシアネート、通常はトルエンジイソシアネー トと、乾性油酸多価アルコールエステルとの反応生成物を含んでいる。硬化コー ティングは、バインダー中の不飽和乾性油残渣の空気酸化および重合によって生 成される。 不飽和ポリエステル樹脂は、不飽和プレポリマーとして、グリコール、例えば 1,2−プロピレングリコールまたは1,3−ブチレングリコールと、無水物の 形態のマレイン酸など不飽和酸(またはマレイン酸および飽和酸、例えばフター ル酸)との縮合重合から得られる生成物を含有する。不飽和プレポリマーは、結 合鎖中に不飽和部分を含む線状ポリマーである。これは、スチレンなど適当なモ ノマーに溶解して最終樹脂を生成する。塗膜は、遊離基機構により線状ポリマー とモノマーの共重合によって形成される。遊離基は、熱により、さらに通常は、 別包装の上使用前に添加されるベンゾイルペルオキシドなどのペルオキシドを添 加することによって、発生させることができる。かかるコーティング組成物は、 「ゲルコート」上塗り剤と呼ばれている。硬化を室温で行うために、ペルオキシ ドの遊離基への分解は、特定の金属イオン、通常はコバルトを触媒として行う。 ペルオキシドとコバルト化合物の溶液をそれぞれ混合物に添加し、塗装前によく 撹拌する。遊離基機構によって硬化する不飽和ポリエステル樹脂は、例えば紫外 線を使用する照射硬化にも適する。この形態の硬化は、熱を発生しないので、木 材またはボードの被膜に特に適する。他の照射源、例えば電子ビームによる硬化 も使用されている。 ある種のフッ化物は、織物およびカーペットなどの基材に撥油性を付与するこ とが知られている。例えば、ヨウ化ペルフルオロアルキルは、転化順にヨウ化ペ ルフルオロアルキルエチル、ペルフルオロアルキルエチルアルコール、モノマー 類、次いで最終的にかかる基材への塗装用ポリマーに転化する。 アルカン酸のフルオロアルキルアルコールエステルの一般的な潤滑助剤として の使用法が知られている。例えば、ステアリン酸(オクタデカン酸)のペルフル オロアルキルエチルエステルは、各種プラスチックに潤滑性および撥油性を付与 するため使用されてきた。また、日本特許第308469号(1989)でNish iharaらは、潤滑剤としての各種フッ化アルコールの脂肪族カルボン酸エステル 一般の調製、およびそれらの強磁性体金属の薄膜型磁化記録媒体用の潤滑剤とし ての使用法を開示している。 しかし、例えば、飽和植物油の非硬化(「非乾燥」)フルオロアルキルエタノ ールエステルであるステアリン酸ペルフルオロアルキルエチルを適当な調合でア ルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステル系のコーティングに添加しても、 耐久性のある撥油性および撥水性は付与されない。これはフッ化成分が飽和して いるので、硬化ポリマーと化学的に結合しない。したがって、撥油性は、耐久性 がなく、表面が洗浄または清浄された場合には、容易に失われる。耐久性のある 撥水性および耐久性のあるヘキサデカン接触角増大は、硬化コーティングの表面 特性が表面洗浄後も保持されることを意味する。 エナメルバインダーと反応しない特定のペルフルオロアルキルエチルエステル は、ドイツ特許第DE 28 21 495 C2号中でDeibigらによって列挙 されており、マレイン酸ビス(ペルフルオロヘキシルエチル)を含んでいる。マ レイン酸ビス(ペルフルオロヘキシルエチル)エステルは、ステアリン酸エステ ルと同様の挙動を示すが、洗浄後に耐久性のある撥油性を示さない。そのエステ ル中の二重結合が2つの直隣フルオロアルコールエステル基によって十分に不活 性化され、耐久性のある撥油性を付与するほど十分にはバインダーに取り込まれ ないと推定される。 アルキドコーティング、I型ウレタンコーティング、およびポリエステルコー ティングに対して費用効果的で耐水性のある撥油性を付与できることが、特に望 ましい。本発明は、かかるコーティングを提供する。発明の要約 本発明は、コーティング組成物であって、 A.下記の式Iを有する不飽和アルコールとフッ化酸とのエステルであって、 Rf−X−CO−O−R I 上式で、Rfは、C2〜C20ペルフルオロアルキル基、または少なくともエーテル 酸素原子1個を有するC5〜C38ペルフルオロアルキル基であり、 RはC3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基で、任意選択でアリール置換体、また はそれらの混合物であり、 Xは−(CH2m−、−C64−、−CON(R1)R2−、−SO2N(R1) R2−、−(CH2sSOy(CH2t−、−(CH2s−SOy−CH(CH3) CH2−、または−(CH2s−SOy−CH2−CH(CH3)−であり、上式で 、mは2〜約20、sは1〜約12、tは1〜約17、yは0、1、または2で あり、R1は水素または炭素原子1個〜約12個のアルキル、R2は炭素原子1個 〜約12個を有するアルキレンであるエステルと、 B.アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステル樹脂とを含み、前記コー ティング組成物から得られる硬化コーティングが少なくとも約40度の前進ヘキ サデカン接触角を有するコーティング組成物を含む。 本発明はさらに、揮発性成分の蒸発および硬化工程に関連した重合反応の実質 的完了の後に乾燥および硬化状態にある前記組成物を含む硬化コーティング組成 物を含む。 本発明はさらに、前記で定義した不飽和アルコールとフッ化酸とのエステルの 有効量を前記組成物に対して添加することをアルキド、ウレタン、または不飽和 ポリエステルコーティング組成物の撥油撥水性を改良する方法を含む。 発明の詳細な説明 本発明は、アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステルならびに不飽和ア ルコールとフッ化酸のエステルを含有するコーティング組成物であって、前記コ ーティング組成物から得られる硬化コーティングが少なくとも約40度の前進ヘ キサデカン接触角を有するコーティング組成物を含む。 本明細書中以下に使用の語「アルキドコーティング」とは、アルキド樹脂系の 従来型液状コーティングであって、乾性油から誘導した不飽和脂肪酸を含んでお り、前記樹脂が酸素または空気の存在下で自然に重合し、大気中の酸素による不 飽和結合の自動酸化の結果として、固形保護コーティングを生成するのである。 それには、アクリルポリマーが乾性油脂肪酸と反応したアクリルアルキド樹脂な どがある。そのコーティングとしては、典型的にはペイント、透明塗料、または ステインなどがある。アルキド樹脂は、側鎖があり架橋している複合ポリエステ ルである。 本明細書中以下に使用の語「ウレタンコーティング」とは、従来型の液状コー ティングであって、予備反応した自動酸化可能バインダー、典型的にはペイント 、透明塗料またはステインを含むI型ウレタン樹脂をベースとする液状コーティ ングを意味する。典型的には、ウレタンコーティングは、ポリイソシアネート、 通常はトルエンジイソシアネートと乾性油酸多価アルコールエステルとの反応生 成物を含む。硬化コーティングは、バインダー中の不飽和乾性油残渣の空気酸化 および重合によって生成される。 本明細書中以下に使用の語「不飽和ポリエステルコーティング」とは、不飽和 ポリエステル樹脂をベースとし、モノマーに溶解し、必要に応じて反応開始剤お よび触媒を含み、典型的にはペイント、透明塗料またはゲルコーティング調合物 である従来型の液状コーティングを意味する。その樹脂は、グリコールと無水物 の形態の不飽和酸の縮合重合から得られた生成物を不飽和プレポリマーとして含 む。そのプレポリマーは、結合鎖端に不飽和部分を含む線状ポリマーであって、 適当なモノマーに溶解すると樹脂を生成する。硬化コーティングは、遊離基機構 により、その線状ポリマーとモノマーとの共重合によって生成する。 本明細書中以下に使用の語「コーティング組成物」とは、基材に塗装されるよ うな、アルキド、I型ウレタン樹脂、または不飽和ポリエステル樹脂の液状調合 物である。それには、ペイント、ワニス、上塗り剤、エナメル、および同等物な どがある。 本明細書中以下に使用の語「硬化コーティング」とは、コーティング組成物の 揮発性成分が蒸発し終え、硬化工程関連の重合が事実上完了した後に得られる装 飾用および/または保護用最終塗膜を意味する。 本発明に使用の不飽和アルコールとフッ化酸のエステルは、下記の式を有し、 Rf−X−CO−O−R 上式で、Rf、XおよびRは、先に定義した通りである。 Rfは、C2〜C20ペルフルオロアルキル基、または少なくとも1エーテル酸素 原子を有するC5〜C38ペルフルオロアルキル基である。 さらに詳細には、Rfは、a)およびb) a)F(CF2n− および b)F(CF2z−O−B− からなる基から選定され、上式で、nは2〜約20、zは1〜約6であり、Bは 、−[CF(CF3)CF2−O]q−CF(CF3)−であり、qは3〜約10で ある。 Rfの前記定義からのRf−Xの好ましい例は、以下の通りである。 1)F(CF2n(CH2)m−。ただし、n及びmは、先に定義した通りであ る。 2)F(CF2nCH2CH2SOyCH2CH2−。ただし、nおよびYは、先 に定義した通りである。 3)F(CF2n−CO−N(R1)R2−。ただし、n、R1およびR2は、先 に定義した通りである。 4)F(CF2n−SO2−N(R1)R2−。ただし、n、R1およびR2は、 先に定義した通りである。 5)F(CF23−O−[CF(CF3)CF2−O]q−CF(CF3)−CO −N(R1)R2−。ただし、q、R1およびR2は、先に定義した通りである。 6)F(CF23−O−[CF(CF3)CF2−O]q−CF(CF3)−SO2 −N(R1)R2。ただし、q.R1およびR2は、先に定義した通りである。特 に好ましいのは、式がRf−CH2CH2−S−CH2CH2−CO2Rである本発明 のエステルであって、上式で、RfはF(CF2n−、nは2〜約20であり、 RはC3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基で、任意選択でアリール置換体、好まし くはフェニル基による置換体である。 本発明の不飽和アルコールのフッ化カルボン酸エステルは、本発明のコーティ ング組成物の成分として有用である。本発明のコーティング組成物は、広範な各 種の基材に保護用および/または装飾用コーティングを提供するのに有用である 。かかる基材としては、主として木材、金属、壁張り用材、石造物、コンクリー ト、繊維板、紙、およびその他の資材など主として建材および硬い表面材などが ある。塗装時にかかるコーティング組成物は、従来の方法で硬化し、本発明の硬 化コーティングは、いくつかの貴重な特性を示す。特に、本発明の硬化コーティ ングは、従来型硬化コーティングと比較して、接触角測定で実証された通り、改 良された非粘着性、撥油撥水性、および耐久性を示す。撥油撥水性改良の結果、 硬化コーティング表面に改良された汚染抵抗性および洗浄性が生じるのである。 フッ化エステルは、本発明になるコーティングの表面に優先的に移行し、それら の不飽和部分が存在するため、コーティングの硬化樹脂に化学的に結合するよう になり、後者の特性が改良された撥油撥水性に耐久性を付与するのである。耐久 性のある撥油撥水性および耐久性のある増大したヘキサデカン接触角は、本発明 の硬化コーティングの有利な表面特性が表面洗浄後も保持されることを意味する 。したがって、撥油撥水性および洗浄性は、表面の従来型洗浄後も保持される。 本発明のコーティング組成物は、そのコーティング組成物がその組成物不揮発 性含量中にフッ素重量50〜10,000μg/g、好ましくは、150〜5, 000μg/gを含むように、アルキド、I型ウレタン、または不飽和ポリエス テル樹脂、および上記構造の十分なフッ化エステルの混合物を含む。前記組成物 から生じる本発明の硬化コーティングは、耐久性のある前進ヘキサデカン接触角 40度以上および耐久性のある後退ヘキサデカン接触角20度以上を有する。 表面と液滴との間に形成される接触角は、表面対液体の湿潤性または撥性の尺 度である。湿潤しやすい表面は、0度に近い低接触角を有し、撥性のある表面は 、高接触角を有する。したがって、ヘキサデカンなどの油性液によって形成の接 触角が表面の撥油性の尺度として広範に使用されている。一般的に、接触角は大 きいほど、表面がより大きな対塵埃対汚染抵抗性および撥性とより容易な洗浄性 とを有することを示す。 本発明に使用の不飽和アルコールのフッ化カルボン酸エステルは、従来型有機 合成手順で調製される。かかる手順としては、フッ化酸の不飽和アルコールによ る直接エステル化、またはフッ化酸のアルキルエステルと不飽和アルコールの間 のエステル交換反応などがある。フッ化酸またはそのアルキルエステルから不飽 和アルコールのエステルへの転化は、不飽和アルコールをモル過剰に使用するこ とによって最大になる。典型的には、約10%モル過剰の不飽和アルコールを使 用する。 フッ化カルボン酸は、本発明に有用なものを含み、文献に記載の多数の合成法 によって調製される。例えば、ペルフルオロアルキルまたはペルフルオロポリエ ーテルカルボン酸は、対応するカルボン酸フッ化物の加水分解によって調製され る。反応例としては、 F(CF2n−COF+H2O→F(CF2n−CO2H F(CF2z−O−[CF(CF3)CF2−O−]q−CF(CF3)−COF +H20→F(CF2z−O−(CF(CF3)CF2−O−)q−CF(CF3) CO2Hなどがある。ただし、n,z,およびqは、先に定義した通りである。 フッ化ペルフルオロアルキルカルボン酸は、対応する炭化水素カルボン酸の電 気化学的フッ素化によるか、またはヨウ化テトラフルオロエチレンテロマーの発 煙硫酸との反応によって調製される。ヘキサフルオロプロピレンオキシドから誘 導されたフッ化ペルフルオロポリエーテルカルボン酸は、E.I.duPont de Nemo urs and Company,Wilmington,DEから入手可能な商品名「KRYTOX」とし て販売されている合成真空ポンプ流体の製造中に、中間物として調製される。ペ ルフルオロアルキルカルボン酸はまた、ヨウ化ペルフルオロエチレンテロマー誘 導グリニァールの炭酸化によっても調製される(R.N.Haszeldine,J.Chem.Soc .(1952),3423)。 フッ化酸アミドであって、一般式 F(CF2n−CO−N(R1)R2−CO2H を有し、上式で、n、R1およびR2が定義済みであるフッ化酸アミドでは、米国 特許第3238235号に開示の通り、フッ化ペルフルオロアルキルカルボン酸 とアミノ酸との反応によって調製される。フッ化酸アミドであって、下記式 Rf−O−[CF(CF3)CF2−O−]q−CF(CF3)−CO−N(R1)R2 −CO2H を有するフッ化酸アミドは、米国特許第3798265号に開示の通り、対応す るポリフッ化(テトラフルオロプロピレンオキシド)カルボン酸とアミノ酸との 反応によって調製される。 ペルフルオロアルキルアルキルカルボン酸であって、一般式 Rf−(CH2a−CO2H、Rf−(CH2CF2b-1−CH2CO2H および Rf−[CH2C(R3)]b-1−CH2CO2H を有し、上式で、aは3〜14、bは1〜3であるペルフルオロアルキルアルキ ルカルボン酸の調製は、それぞれ米国特許第2951051号、第395481 7号および第4002657号に記載されている。 Organofluorine Chemistry Principles and Commercial Applications(Plenu m Press,New York NY,1994)に開示の通り、ペルフルオロアルキルエチレンの 水添シアン化によって調製のペルフルオロアルキルプロピオニトリルは、酸加水 分解によって対応するペルフルオロアルキルプロピオン酸に転化する。 アルキレンチオアルカン酸であって、一般式 F(CF2n−(CH2s−S−(CH2t−CO2H を有し、ペルフルオロアルキルを末端基とするアルキレンチオアルカン酸は、米 国特許第3172910号に開示の通り調製され、米国特許第3940435号 に開示の通り対応するスルホキシまたはスルホニルアルカン酸に転化する。ペル フルオロアルキルを末端基とするアルキレンチオアルカン酸はまた、米国特許第 4946992号による方法と類似の方法により、チオール置換アルカン酸とペ ルフルオロアルキル置換ハロゲン化アルキルとの反応によっても調製される。 このように調製されたフッ化カルボン酸の酸性度は、ペルフルオロアルキル基 のカルボキシル基への近接性に依存する。それらの基が隣接する場合には、ペル フルオロアルキルカルボン酸については、酸性度が鉱酸の酸性度に接近する。そ の酸は、腐食性であり、そのエステル誘導品は、比較的容易に加水分解される。 ペルフルオロアルキル基のカルボキシル水素への強酸性化効果は、これらの基の 間の距離が離れるに従って低下する。 本発明のコーティング組成物のため最大の効用を有するフッ化カルボン酸と不 飽和アルコールとのエステルは、ペルフルオロアルキル基とカルボン酸基が2個 以上の原子からなる連結基によって分離されているフッ化カルボン酸と、コーテ ィング組成物の乾燥または硬化に参画することができる少なくとも1個の二重結 合を含む不飽和アルコールとから、調製される。 必須アルコール、例えば、1)シナミルアルコール、2)オレイルアルコール 、または、3)脂肪酸混合物は、市販されている。これらの不飽和アルコールは 、それぞれ、1)Fisher Scientific,Pittsburgh,PA,2)Aldrich Chemical Co.,Milwaukee,WI,3)Henkel Corporation,Cincinnati,OHから入手できる 。 本発明は、アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステルコーティング組成 物の撥油撥水性を改良する方法あって、前記方法が記載済みのエステルの有効量 を前記組成物に添加することを含む方法をさらに含む、発明である。不飽和アル コールのフッ化エステルは、相溶性溶剤中に溶融状態でまたは溶解後に、コーテ ィング組成物に取り込むことができる。溶融または溶解は、フッ化エステルが確 実にコーティング組成物中で容易にまた完全に混合される方法を提供する。代替 として、エステルが合成された反応混合物をエステルを単離せずに使用できる。 ただし、何らかの反応溶剤を最終コーティング組成物に適するように選択してあ ったこと、および反応生成物を確実に均質にするため加熱することを条件とする 。本発明で使用されるコーティング組成物の成分と相溶性のある溶剤の例として は、ミネラルスピリット、脱臭ミネラルスピリット、ストッダード溶剤、ならび に特定コーティング組成物およびコーティングと相溶性のある他の溶剤がある。 アルキド樹脂を含む本発明のコーティング組成物を調製するため、均質で完全 に溶融した混合物が得られるまで、フッ化エステルを撹拌しながら約90℃まで 加熱する。その均質混合物をアルキドコーティング組成物に注入し、撹拌して均 質混合物を得る。代替として、不飽和アルコールの加熱したフッ化エステルをス トッダード溶剤などアルキドコーティング組成物と相溶性のある適当な溶剤に溶 解し、次いでフッ化エステル溶液をアルキドコーティング組成物に添加する。 記載済みのI型ウレタンとフッ化エステルとを含む本発明のコーティング組成 物の調製は、アルキド含有コーティング組成物については前記のようにして達成 される。前記の不飽和プリエステルとフッ化エステルとを含む本発明のコーティ ング組成物の調製は、アルキド含有コーティング組成物については、フッ化エス テルをアルキド/スチレン混合物に添加し、前記のようにして達成される。 本発明のコーティング組成物を表面に塗装する方法は、不飽和アルコールのフ ッ化エステルの添加によっては実質的に影響されない。 理論にとらわれたくはないが、本発明で使用される硬化コーティング組成物の 有利な特性の発生機構は、硬化中エステルのコーティングへの結合によることが 考えられる。本発明で使用される不飽和アルコールのフッ化エステルは、液状コ ーティング組成物の一部として表面に塗装された場合には、硬化前に表面塗膜に 移行し、表面で濃縮され、硬化中にコーティングに化学的に結合されて取り込ま れ、従って、硬化コーティングに耐久性のある撥油撥水性を付与する。 本発明で使用されるコーティング表面など配向フルオロカーボン表面から生じ る撥水性表面は、長期の水または水溶液に対する露出時には、頻繁に可逆的「反 転」を受ける。撥水性は、乾燥後には回復する。試験法 試験法1−接触角 接触角は、A.W.Adamson,「The Physical Chemistry of Surfaces」Fifth Ed ition,Wiley & Sons,New York,1990に記載の定着液滴試験法によって測定す る。接触角測定に関する装置および手順についての追加情報は、J.C.Berg,Mar cel,Dekker,New York,1993年版「Wettability」中のR.H.Dettreらによって 提供されている。 N.J.から入手可能なラメーハルト光学ベンチを使用して基材を水平の位置に保 持する。接触角は、同製造業者製の望遠角度計を使用し所定の温度で測定する。 試験液の1液滴を表面に置き、タンジェントを液滴と表面との接点で精密に測定 する。前進角は、液滴径を増加させて測定し、後退角は、液滴径を減少させて測 定する。試験結果は、典型的には前進接触角および後退接触角として提示する。 水および有機系液体の接触角と表面の洗浄性および塵埃保持性との関係は、上 掲のA.W.Adamson中に記載されている。一般的に、ヘキサデカン接触角が大きい ほど、表面がより大きな対塵埃対汚染抵抗性および撥性とより容易な表面洗浄性 とを有することを示す。 耐久性のある撥油性および耐久性のある高ヘキサデカン接触角は、本発明の硬 化コーティングの有利な表面特性が表面洗浄の各種模擬実験後も保持されること を意味する。 本発明のコーティング組成物の水とヘキサデカンとの前進接触角および後退接 触角を、Leneta Company,Mahwah,NJから入手可能な16.5cm×43cm( 6.5×17インチ)Leneta P−121−10N曇黒洗浄試験板上に塗装した コーティングについて測定した。コーティング組成物は、フッ化エステルを混合 生成物中のフッ素濃度が1000μg/gになる量で添加して、前記の通り調製 した。フッ化エステル含有コーティング組成物を7mil塗膜形成機を使用して Leneta試験板に塗装した。その試験板は、Gardco DP−1218L水平低位板 に繋ぎ止めて、塗装前にイソプロピルアルコールで湿した寒冷紗で拭って清浄に した。塗装板は、試験前に常温常圧室内で7日間硬化させた。試験法2−洗剤洗浄耐久性 フルオロエステル含有コーティング組成物の表面洗浄に対する洗浄耐久性は、 Gardco Model D10ウォシュアンドウェア試験機(Paul N.Gardner Co.,Pompano Beach,FL製)およびGardco WA-2225研磨ボートを使用して測定した。塗装Lene ta試験板から切り出した16.5cm×2.5cm(6.5×1インチ)の試験 片を試験サンプル用トレー上に置き、それに対して、塗装試験板の約5×1.9 cm(2×3/4インチ)部分が洗浄されるように、1.9cm(3/4インチ )幅の透明テープを使用して固定した。その研磨ボート基板は、DeRoyal Textil es,Camden,SCから入手可能なDe Royal Textiles Idealfold漂白グレード20 B寒冷紗の23cm×23cm(9×9インチ)の折り重ね片で被覆した。寒冷 紗は、はぎ目に対して直角に半分に2回折り、基板に洗浄表面層にはぎ目が来な いように固定した。寒冷紗のパッドを洗剤Tide(Proctor and Gamble Co., Cincinnati,OH製)の1%水溶液20mlで湿した後、試験片を洗浄した。その 試験片は、1 0回洗浄を繰り返した後、取り除き、Tide溶液の水切りをした後、水洗し1 日空気乾燥してから、洗浄された表面について前進および後退ヘキサデカン接触 角を測定した。試験法3−不粘着性試験 ASTM 4946〜89は、表面コーティングの不粘着性(不粘着力)を測 定する方法を提供している。偏平板の塗装表面は、面どうしを重ね合せて置く。 8番振れ止装置を一対の上端に置いて、その振れ止装置の上端に1000gの分 銅を置いて圧力1.8psi(12.4kPa)を作る。荷重を受けた面対は、 120+/−華氏5度(49+/−3℃)で30分間そのままとし、次いで室温 で30分間冷却する。次いでサンプルを剥がし、粘着度を記録する。不粘着性を 下記表1によって評価する。 ASTM 4946〜89の一般的手順を使用して、本発明のコーティング組 成物の不粘着特性を硬化日数の関数として測定した。それらの測定は、前記の通 り調製した塗装Leneta洗浄試験板から切りだした1.5×1.5インチ(3.8 ×3.8cm)の試験片を使用して実施した。 実施例 実施例1 撹拌機、温度制御装置、Dean-Stark弁、コンデンサー、窒素流入口、および窒 素流出口付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2CNであって、ただし、nは4〜9,圧倒的 に4、5、および6である対応する3−ペルフルオロアルキルプロピオニトリル の加水分解によって調製された酸価90.9の3−ペルフルオロアルキルプロピ オン酸混合物61.80gmと、 GC/MS分析により1−ヘキサンデカノール約8%、1−オクタデカノール6 %、オレイルアルコール含有の1−オクタデカノール40%、およびリノレイル アルコール含有の1−オクタデカジエノール46%とを含む脂肪族アルコール混 合物(ヨウ素価122.5)であり、Henkel Corporation,115017 Northlake Dr ive,Cincinnati Ohio 45249から入手可能なHenkel 3318 HD OCENOL 110/130の 27.33gmと、 亜リン酸水溶液0.16gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して約48 時間約135℃に保ったが、その時点では、赤外線分析によるとカルボン酸の官 能基が無くなっており、燃焼分析によるとフッ素含量が47.1%であった。G C/MS分析により反応生成物からなる混合物の成分として下記分子量を有する エステルが同定された。 Rおよびnは、すでに定義した通りである。 さらに、これらの飽和エステルが、アルコール混合物の飽和成分から誘導され て、存在した。実施例2 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2nCH2CH2CNであって、ただし、nは3〜9,圧倒的に4、 5、および6である対応する3−ペルフルオロアルキルプロピオニトリルの加水 分解によって調製された酸価97.6の3−ペルフルオロアルキルプロピオン酸 混合物28.87gmと、 Aldrich Chemical Company 1001 West Saint Paul Avenue,Milwaukee,WI 5323 3製97%(異性体混合物)のクロチルオルコール41.99gmと、 亜リン酸70%水溶液0.15gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して 約42時間約115℃に保ち、次いで、加熱して定期的にDean-Stark弁に補集さ れた留出物を排出しながら21時間約130℃に保った。回収生成物は、燃焼分 析によりフッ素含量59.0%の柔らかい固体であった。GS/MS分析により 反応生成物からなる混合物の成分として下記分子量を有するエステルが同定され た。 Rおよびnは、すでに定義した通りである。実施例3 実施例1と同様の装置付きの容量25Omlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、nは 2〜8,圧倒的に3、4、および5である6−ペルフルオロアルキル−3−チア −ヘキサン酸82%とそのイソプロピルエステル18%との混合物であって、前 記混合物が米国特許第4946992号による方法と類似の方法によりペルフル オロアルキル−エチルヨウ化物と3−メルカプトプロピオン酸との塩基接触反応 によって調製された混合物100.74gmと、 実施例1で定義済みのHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の53.96gmと、亜 リン酸70%水溶液0.15gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して約 48時間約145℃に保ったが、その時点では、赤外線分析によるとカルボン酸 官能基は無くなっており、燃焼分析によるとフッ素含量が35.9%であった。 GC/MS分析により反応生成物からなる混合物の成分として下記分子量を有す るエステルが同定された。 Rおよびnは、すでに定義した通りである。 さらに、これらの飽和エステルが、アルコール混合物の飽和成分から誘導され て、存在した。実施例4 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、nは 2〜8,圧倒的に3、4、および5である6−ペルフルオロアルキル−3−チア −ヘキサン酸79%とそのイソプロピルエステル21%との混合物であって、前 記混合物が米国特許第4946992号による方法と類似の方法によりペルフル オロアルキル−エチルヨウ化物と3−メルカプトプロピオン酸との塩基接触反応 によって調製された混合物80.30gmと、 Acros Organics社製シナミルアルコール24.46gと、 亜リン酸70%水溶液0.18gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して 約41時間約145℃に保ったが、E.I.duPont de Nemours and Company,Wilm ington,DEから入手可能な「TYZORJTPTチタン酸テトライソプロピル0 .3957gmおよび0.2630gmをそれぞれ約20時間および24時間経 過時に添加した。その単離生成物は、燃焼分析によるとフッ素含量が42.7% であった。GC/MS分析により反応生成物からなる混合物の成分として下記分 子量を有するエステルが同定された。 Rおよびnは、すでに定義した通りである。実施例5 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、nは 3〜8,圧倒的に4、5、および6である6−ペルフルオロアルキル−3−チア −ヘキサン酸93%とそのイソプロピルエステル約7%との混合物であって、前 記混合物が米国特許第4946992号による方法と類似の方法によりヨウ化ペ ルフルオロアルキル−エチルと3−メルカプトプロピオン酸との塩基接触反応に よって調製された混合物98.41gmと、 実施例1で定義したHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の43.14gmと、亜リ ン酸70%水溶液0.14gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して約2 6時間約145℃に保ち、フッ化エステルを生じたが、その時点では、赤外線分 析によるとカルボン酸官能基は無くなっており、燃焼分析によるとフッ素含量は 43.3%であった。実施例6 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SO2CH2CH2CO2Hであって、ただし、 nは2〜8,圧倒的に3および4である6−ペルフルオロアルキル−3−スルホ ニル−ヘキサン酸(酸価43.0)の混合物であって、前記混合物が米国特許第 3940435号による方法と類似の方法によって対応する6−ペルフルオロア ルキル−3−チア−ヘキサン酸の酸化とそのイソプロピルエステルとによって調 製された混合物88.03gmと、 実施例1で定義したHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の43.28gmと、 亜リン酸水溶液0.19gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して約68 .5時間約145℃に保ったが、約48.5時間経過時には、E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DEから入手可能な「TYZOR」TPTチ タン酸テトライソプロピルを添加した。燃焼分析によると回収生成物のフッ素含 量は35.9%であった。実施例7 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF(CF3)CF2O)nCF(CF3)COFであって、ただし、nは 5〜15(平均9)であるポリフッ化(ヘキサフルオロプロピレンオキシド)酸 の加メタノール分解によって得られたメチルエステル混合物71.85gmと、 実施例1で定義したHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の25.72gmとを充填 した。その混合物は、加熱して約24時間約150℃に保ち、約0時間および約 5時間経過時には、E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DEか ら入手可能な「TYZOR」TPTチタン酸テトライソプロピル0.2737g mと0.2639gmとをそれぞれ添加した。回収された無色液状のエステル留 分には、燃焼分析によると、ポリ(ヘキサフルオロプロピレンオキシド)酸メチ ルエステル残渣がなく、フッ素含量は54.0%であった。 対照実施例AおよびBは、不飽和アルコールとフッ化酸とのエステルとしての 不良な洗浄耐久性を示しているが、そのフッ化酸ではペルフルオロアルキルおよ びカルボン酸官能基が原子2個以上からなる連結基によって分離されていない。 対照実施例CおよびDは、フッ化酸と不飽和アルコールとのエステルとしての 不良な洗浄耐久性を示しているが、その不飽和アルコールはコーティング組成の 乾燥または硬化に参画することができる少なくとも1個の二重結合を含んでいな い。 対照実施例Eは、フッ化酸と飽和アルコールとのエステルとしての不良な洗浄 耐久性を示している。対照実施例A 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2nCO2Hであって、ただし、nは6〜18、圧倒的に8および 10であるヨウ化ペルフルオロエチレンテロマー誘導グリニャール反応物(R.N .Haszeldine,J.Chem.Soc.(1952)3423)の炭酸化によって調製されたペル フルオロアルカン酸(酸価112.4)の混合物59.88gmと、 実施例1で定義したHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の34.42gmと、 亜リン酸70%水溶液0.14gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して 約24時間約145℃に保ち、その時点では、赤外線分析によるとカルボン酸官 能基は無くなっており、燃焼分析によるとフッ素含量は43.5%であった。G C/MS分析によって、反応生成混合物の成分として下記分子量を有するエステ ルが同定された。Rおよびnは、先に定義した通りである。 さらに、これらの飽和エステルが、アルコール混合物の飽和成分から誘導され て、存在した。対照実施例B 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 ペルフルオロオクタン酸混合物(PCR Inc.,P.O.Box 1466,Gainesville,FL 326 02から入手した直鎖異性体78%と側鎖異性体22%との混合物)57.96g mと、 実施例1で定義したHenkel 3318 HD-OCENOL 110/130の40.01gmと、 亜リン酸70%水溶液0.16gmとを充填した。その混合物は、加熱して約2 2時間約145℃に保ち、フッ化エステルを生じたが、その時点では、赤外線分 析によるとその混合物にはカルボン酸官能基が無くなっており、燃焼分析による とフッ素含量は39.4%であった。対照実施例C 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、n は2〜8,圧倒的に3、4、および5である6−ペルフルオロアルキル−3−チ ア−ヘキサン酸79%とそのイソプロピルエステル21%の混合物であって、前 記混合物が実施例5の手順で調製された混合物100.08gmと、 (3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1−オル異生体 4種の混合物)(Fisher Scientific,711 Forbes Avenue,Pittsburgh,Pa 1521 9)96%のAcros Organicsファルネソル46.74gmと、 亜リン酸70%水溶液0.21gmとを充填した。その混合物は、加熱して約4 5時間約145℃に保ったが、その時点で、追加して96%ファルネソル4.7 5gmを添加した。反応生成物は、合計70時間後に単離され、燃焼分析による とフッ素含量37.0%であった。反応混合物の成分として下記分子量を有する 生成物エステルが同定された。 Rおよびnは、すでに定義した通りである。対照実施例D 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、nは 2〜8,圧倒的に3、4、および5である6−ペルフルオロアルキル−3−チア −ヘキサン酸約96%とそのイソプロピルエステル約4%との混合物であって、 前記混合物が米国特許第4946993号による方法と類似の方法によるヨウ化 ペルフルオロアルキルエチルと3−メルカプトプロピオン酸との塩基接触反応に よって調製された混合物79.17gmと、 (GC/MS分析によると3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オルに少量の デカノール、第2デセノール、およびデカジエノール4種を加えた混合物)95 %のAldrich Chemical Company製ベーターシトロネロル27.83gmと、 亜リン酸70%水溶液0.16gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して 約27時間約140℃に保ったが、その時点では、赤外線分析によるとカルボン 酸官能基は無くなっており、燃焼分析によるとフッ素含量は41.3%であった 。GC/MS分析により反応混合物の成分として下記分子量を有する生成物エス テルが同定された。 Rおよびnは、すでに定義した通りである さらに、これらの飽和エステルが、アルコール混合物の飽和成分から誘導され て、存在した。対照実施例E 実施例1と同様の装置付きの容量250mlの4つ口丸底フラスコに対して、 式がF(CF2CF2nCH2CH2SCH2CH2CO2Hであって、ただし、nは 2〜8,圧倒的に3、4、および5である6−ペルフルオロアルキル−3−チア −ヘキサン酸79%とそのイソプロピルエステル21%との混合物であって、前 記混合物が米国特許第4946992号による方法と類似の方法によりヨウ化ペ ルフルオロアルキル−エチルと3−メルカプトプロピオン酸との塩基接触反応に よって調製された混合物80.35gmと、 Aldrich Chemical Company,Milwaukee,WI製95%のステアリルアルコール4 8.21gmと、 亜リン酸70%水溶液0.20gmとを充填した。その反応混合物は、加熱して 約23.5時間約140℃に保ったが、その時点で、E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DEから入手可能な「TYZOR]TPTチタン酸テ トライソプロピル0.5740gmを添加し、約140℃の加熱を継続した。合 計約4 1時間後に回収した生成物は、硬く殆ど無色の固体で、燃焼分析によるとフッ素 含量は33.4%であった。GC/MS分析により反応生成混合物の成分として 下記分子量を有するエステルが同定された。 実施例8 実施例1〜7と対照実施例A〜EのエステルをBenjamin Moore and Company, Montvale,NJ 07645製IMPERVO(商標)白色アルキド高光沢エナメルに混 合生成物がフッ素濃度1000μg/gになるような量で混合した。得られたエ ステル含有組成物および添加エステル無含有の対照サンプルをLeneta P−12 1−10N曇黒洗浄試験板に注型して、上記の試験法1、2および3によってそ のコーティングを評価した。 実施例9 実施例1、4、および6のエステルを、 1)the Valspar Corporation,Wheeling,IL 60090から入手可能なEnterprise Glossポリウレタンと、 2)the Sherwin-Williams Company,Cleveland,OH 44101から入手可能なSW P外装光沢油性ぺイント(白色)と、 3)Duron Inc.,Beltsville,MD 20705から入手可能なDuron外装アルキド家屋 用ペイント(白色)とに対して、混合生成物のフッ素濃度が1000μg/gに なる量で混合した。得られたエステル含有組成物および添加エステル無含有対照 サンプルをLeneta P−121−10N曇黒洗浄試験板に注型し、コーティング を前記試験法1、2、および3によって評価した。得られた試験結果をEnterpri se、SWP、およびDuronペイントについて、それぞれ表3、表4、および表5 に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベネット,ウィリアム,ウェスリー,ジュ ニア. アメリカ合衆国 08069 ニュージャージ ー州 カーネーズ ポイント ソーダーズ ロード 624

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コーティング組成物であって、 A.下記の式を有する不飽和アルコールとフッ化酸とのエステルであって、 Rf−X−CO−O−R 上式で、Rfは、C2〜C20ペルフルオロアルキル基,または少なくともエーテル 酸素原子1個を有するC5〜C38のペルフルオロアルキル基であり、 Rは、C3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基で、任意選択でアリール置換体、ま たはそれらの混合物であり、 Xは、−(CH2m−、−C64−、−CON(R1)R2−、−SO2N(R1 )R2−、−(CH2mSOy(CH2t、−(CH2sSOy−CH(CH3)C H2−、または−(CH2sSOy−CH2−CH(CH3)−であり、mは2〜約 20、sは1〜約12、tは1〜約17、yは0、1、または2であり、R1は 水素または炭素原子1個〜約12個のアルキル、およびR2は炭素原子1個〜約 12個を有するアルキレンであるエステルと、 B.アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステル樹脂とを含み、前記コー ティング組成物から生じる硬化コーティングが少なくとも約40度の前進接触角 を有することを特徴とするコーティング組成物。 2.前記組成物中の基がF(CF2n−およびF(CF2z−O−B−からなる 基であり、nは2〜約20.zは1〜約6、Bが−[CF(CF3)CF2−O− ]q−CF(CF3)−であり、および、qは3〜約10である基からRfが選定 されることを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。 3.前記組成物中の基がF(CF2)n(CH2m−F(CF2n−CH2CH2 −SOy−CH2CH2−、F(CF2n−CO−N(R1)R2−、F(CF2n −SO2−N(R1)R2−、F(CF23−O−[CF(CF3)CF2−O]q− CF(CF3)−CO−N(R1)R2−およびF(CF23−O−[CF(CF3 )−O]q−CF(CF3)−SO2−N(R1)R2からなる基であり、上式 で、nは2〜約20、qは3〜約10、mは2〜約20、yは0、1、または2 であり、R1は水素または炭素原子1個〜約12個のアルキル、およびR2は炭素 原子1個〜約12個を有するアルキレンである基から選定されることを特徴とす る請求項1に記載のコーティング組成物。 4.式がRf−CH2CH2−S−CH2CH2−CO2Rであり、RfはF(CF2n −であり、nは2〜約20、およびRはC3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基、任 意選択でアリール置換体であることを特徴とする請求項1に記載のコーティング 組成物。 5.前記コーティングの不揮発物含量をベースとしてフッ素重量約50〜約10 ,000μg/gを有することを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成 物。 6.硬化コーティング組成物であって、 A.不飽和アルコールとフッ化酸とのエステルであって、下記の式を有し、 RfX−CO−O−R 上式で、Rfは、C2〜C20ペルフルオロアルキル基または少なくともエーテル酸 素原子1個を 有するC5〜C38ペルフルオロアルキル基であり、 Rは、C3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基で、任意選択的にアリール置換体、 またはそれらの混合物であり、 Xは、−(CH2m−、−C64−、−CON(R1)R2−、−SO2N(R1 )R2−、−(CH2sSOy(CH2t−、−(CH2sSOy−CH(CH3) CH2−、または−(CH2sSOy−CH2−CH(CH3)−であり、mは2〜 約20、sは1〜約12、tは1〜約17、yは0、1、または2であり、R1 は水素または炭素原子1個〜約12個のアルキル、およびR2は炭素原子1個〜 約12個を有するアルキレンであるエステルと、 B.アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステル樹脂とを含み、前記硬化 コーティングが少なくとも約40度の前進接触角を有することを特徴とする硬化 コーティング組成物。 7.アルキド、ウレタン、または不飽和ポリエステルコーティング組成物の撥油 撥水性を改良する方法であって、前記方法が、下記の式を有する不飽和アルコー ルとフッ化酸のエステルの有効量を前記組成物に対して添加することを含み、 Rf−X−CO−O−R 上式で、Rfは、C2〜C20ペルアルオロアルキル基、または少なくともエーテル 酸素原子1個を有するC5〜C38ペルアルオロアルキル基であり、 Rは、C3〜C21不飽和脂肪族炭化水素基、任意選択でアリール置換体、また はそれらの混合物であり、 Xは、−(CH2m−、−C64−、−CON(R1)R2−、−SO2N(R1 )R2−、−(CH2sSOy(CH2t−、−(CH2sSOy−CH(CH3) CH2−、または−(CH2sSOy−CH2−CH(CH3)−であり、mは2〜 約20、Sは1〜約12、tは1〜約17、yは0、1、または2であり、R1 は水素または炭素原子1個〜約12個のアルキル、およびR2は炭素原子1個〜 約12個を有するアルキレンであることを特徴とする方法。
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