JP2000514521A - 液圧式の遊び補償部材 - Google Patents

液圧式の遊び補償部材

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Abstract

(57)【要約】 本発明によれば、例えば内燃機関の弁駆動装置のための液圧式の遊び補償部材(1)で、その遊び補償機能が所定の漏れギャップ(14)を介して得られるようになっているものが提案されている。この場合、漏れギャップ(14)に隣接する構成部材(3,5)は、部材(1)の全運転温度範囲に亘って漏れギャップ(14)が最適な値を有するように、構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 液圧式の遊び補償部材 本発明は、請求項1の上位概念に記載した構成を有する液圧式の遊び補償部材 に関する。 発明の背景 このような形式の遊び補償部材は、当業者の間で十分に公知であって、例えば 内燃機関の弁駆動装置内に組み込まれ、ここで、内燃機関の点火中に熱膨張及び 摩耗によって生ぜしめられる不都合な正の(positiv)又は負の(negativ)遊びを補 償するために使用される。このような部材は、サーボ媒体例えば液圧媒体で作業 し、このサーボ媒体は、その高圧段階中にケーシングと押圧ピストンとの間の漏 れギャップを介して押し出される。このようなサーボ媒体の粘性は、温度が上昇 するに伴って低下し、それによって冒頭に述べた形式の部材は不都合な形式で変 化する。 発明の課題 そこで本発明の課題は、冒頭に述べた形式の遊び補償部材で、可能な限り僅か な温度依存性及びひいては粘性依存性を有する下降特性が得られるようなものを 提供することである。この遊び補償部材は、付加的に内燃機関の耐用年数に亘っ て完全に使用可能なものでなければならない。 発明の要約 本発明によれば、前記課題は、主請求項の特徴部分に記載した構成によって解 決された。本発明の有利な構成は要件は従属請求項に記載されており、これらの 従属請求項は、本発明の保護されるべき独立した手段を含有している。 特に主請求項に記載した手段によって、十分に温度非依存性及び粘性非依存性 の、部材の下降特性が得られた。この場合、提案された範囲内でパラメータを変 化させることによって、当業者にとって常に最適な漏れギャップの条件が得られ る。またこの場合、同時に、当該のガス交換弁が常に、規定された閉鎖ランプ高 さの範囲内でガス交換弁の座部に移行するように考慮されている。これによって ガス交換弁の“おだやかな若しくは柔軟な”閉鎖が保証される。 それと同時に、与えられたパラメータの比例指数が提案された値内にあれば、 従来技術におけるように、押圧ピストンとケーシングとの間の運転条件に基づく 固着が生じることはない。何故ならば、漏れギャップは、その都度の温度範囲を 越えてそのほぼ最適な幅を有するからである。しかも、内燃機関の直接的な点火 後にガス交換弁が排出側で著しく伸張して、それによって部材とカムとの間に存 在する遊びが、部材が一般的にその下降率によって遊びの短縮を補償するよりも 、著しく迅速に小さくされる。言い換えれば、本発明 によって提案された手段を使用することによって、遊び補償部材を含有する弁駆 動装置の温度変化中にデジタル式に加えられる、ケーシングに対する押圧ピスト ンのストローク周期毎の下降運動の勾配が、弁軸端部とカム基礎円との間の遊び 短縮の別の勾配よりも急勾配である。従って、当該のガス交換弁が基礎円内でや や開放することはなく、ひいては、非円滑なエンジン回転若しくはエンジン停止 状態その他等の、内燃機関にとって不都合な公知の欠点は避けられる。従って、 制御時間を最適に調節することができ、弁ストローク毎に一様な全ガス交換横断 面が得られる若しくは僅かな弁オーバーラップも得られる。 本発明の手段によって、部材が最大に加熱された場合でも、必要な基本ギャッ プ少なくとも1μmが保証される。 本発明の別の構成要件によれば、ケーシング全体及び押圧ピストン全体は異な る熱膨張率を有する材料から製造されている。しかしながらこの場合、漏れギャ ップ範囲だけを、異なる熱膨張率を有する材料から製造することも考えれられる 。同様に、理論的には、ケーシングを、加熱されるにつれて次第に小さくなる材 料から製造することも考えらる。これは例えば、加熱によって格子構造が変化す る材料を使用した場合に考えられる。 また同様に、当該のカムの閉鎖ランプの高さの領域 を<0.4mmに構成することも提案されている。それによって、当該のガス交 換弁がこの領域内でこのガス交換弁の座部上に位置した時に、ガス交換弁が座部 に柔軟にぶつかるようになる。これによって、従来公知の摩耗問題及び雑音問題 は解消される。また、内燃機関の始動段階中若しくは、内燃機関の部分付加範囲 までの始動段階中に、不都合な弁オーバーラップを避けるか若しくは短くするた めに、閉鎖ランプ全体の長さをできるだけ短く構成するように提案されている。 押圧ピストンの熱膨張率とケーシング熱膨張率との間の係数は、有利な形式で ほぼ1.2〜2の間で変化するようにしなければならない。それによって、漏れ ギャップにおける材料組み合わせの最適な領域が得られる。 カムの傾斜フランクとカムの基礎円との間に存在する区分(閉鎖ランプ)が、 それぞれのガス交換弁に伝達されるストローク運動において次第に小さくなるよ うに(下降するように)設計されていれば、やはり、当該のガス交換弁の、その 座部におけるおだやかな若しくは柔軟な載設運動及び比較的短い全傾斜ランプ領 域が得られる。 同様の利点は、請求項9に記載した本発明の手段によって得られる。この場合 、統計学的に見て、速度が一定な中間領域中において、ガス交換弁がその座部上 に最も頻繁に載設されるようになる。この中間領域の 両側に接続された領域(接続領域及び終端領域)は、やはり、全体的に短い閉鎖 ランプを得るために漸減的に若しくは次第に減少する(degressiv)ように構成さ れている。つまり、これによって、内燃機関の運転中に、極端な条件下において (部材における温度が非常に高いか若しくは低い)、接続若しくは終端領域中に 部材をその座部上に載せると衝突することもあるが、この衝突の回数は、摩耗に 関連して問題ない程度である。 本発明の有利な別の実施例では、例えば押圧ピストンをオーステナイト鋼若し くはアルミニウムから製造し、押圧ピストンを取り囲むケーシングをフェライト 鋼から製造することが提案されている。しかしながら特に、押圧ピストンのため に比較的“柔軟な”材料であるアルミニウムを使用した場合、押圧ピストンは、 化学的若しくは物理的に施された耐摩耗層又はこれと類似のものを備える必要が ある。 本発明は特に内燃機関の弁駆動装置のための遊び補償部材に関しており、具体 的には傾倒レバー、旋回レバー又はロッカアームに使用されるこのような形式の 遊び補償部材であるが、原理的にはベルト−又はチェーン緊締システム及びこれ と類似にもののための緩衝部材に適用することも考えられる。 図面の簡単な説明 本発明の有利な構成が図面に示されている。 第1図は、始動するカムを備えた遊び補償装置の縦断面図、 第2図は、カム傾斜面の範囲における弁ストローク特性曲線と時間との関係を 示す線図、 第3図は、内燃機関の再点火後のにおける排気弁の負の(negativ)遊び変化と 、時間若しくは温度変化との関係の典型的な経過を示す線図である。 図面の詳細な説明 第1図には、液圧式の遊び補償部材1が示されており、この遊び補償部材1は 、公知の形式でカップ形タペット2内に組み込まれている。遊び補償部材1は中 空円筒形のケーシング3より成っていて、このケーシング3はその孔4内に、こ のケーシング3に対して相対的に可動な押圧ピストン5が収容されている。押圧 ピストン5は、その端面側6でカップ形タペット2の底部7に対して支持されて いる。反対側では、押圧ピストン5は、ケーシング3の底部8に対してばね部材 9を介して支持されている。同時に押圧ピストン5は底部8に向かって、概略的 に示された逆止弁10を有しており、この逆止弁10は、底部8に向かって開放 する。押圧ピストン5と底部8との間で軸方向に、液圧媒体のための高圧室11 が延びている。またカップ形タペット2はその底部7でカム12によってストロ ーク(行程)運動を行うために負荷される。従って、カム12のストローク運動 は、このカム12から、カ ップ形タペット2を介してケーシング3の底部8側に向いた、ガス交換弁13例 えば排気弁の端部20へと伝達される。 このような形式のカップ形タペット2内に組み込まれた遊び補償部材1の原理 的な作用形式は、当業者に公知であるので、それについての詳しい説明はここで は省く。しかしながらカム12の各ストローク運動中に、少量の液圧媒体がケー シング3と押圧ピストン5との間に延びる漏れギャップ14を介して押し出され る。この押出運動によって、押圧ピストン5とケーシング3とは相対的に沈み込 む(若しくは入り込む)ようになる。カム12の基礎円B5の間で弁駆動中に生 じる遊びは、高圧室11が、押圧ピストン5によって閉鎖された貯蔵室15から 所定量の液圧媒体を吸い足すことによって取り除かれる。それと同時にばね部材 9は、カップ形タペット2とカム12とガス交換弁13との間の摩擦接続(摩擦 による束縛)が遊び無しで維持されるように配慮する。上記のような、高圧室1 1から液圧媒体が押し出されることによる遊び補償部材1の長さ変化は、弁の遊 びを補償するために必要なだけではなく、例えば冒頭に詳しく述べたような弁座 の摩耗又は熱膨張によって生じ得るような弁駆動装置内の膨張を補償するために も必要である。 本発明によれば、ケーシング3は、押圧ピストン5の材料の熱膨張率よりも小 さい熱膨張率を有する材料 より成っている。また比例指数C“Verhaeltniskennzahl C”(請求項1の特徴 部参照)の調節は本発明に従って与えられた程度内で行われる。これによって、 どの運転時点でも、ひいてはどのような運転温度でもまた、使用された液圧媒体 のどのような粘性度でも、漏れギャップ14の幅の最適な調節が得られる。原則 的に、この幅は、加熱程度が強くなればなるほど小さくなる。しかしながらこの 場合、高い運転温度においては、例えば1μmの最小基本ギャップを維持しなけ ればならない。押圧ピストン5のための材料としては、例えばオーステナイト鋼 (austenitischer Stahl)若しくはアルミニウムが提案されており、ケーシング3 のための材料としてはフェライト鋼(ferritischer Stahl)が提案されている。 分かりやすくするために、カム12には異なる領域が示されており、これらの 領域は回転方向で見てそのピーク19から連続している。B1は直接的な傾斜フ ランク若しくは傾斜面を示し、B2は例えば漸減的な(degressiv;次第に減少す る)接続領域を示し、B3は有利な形式で直線的な(つまり速度が一定な)中間 領域を示し、B4は、前記中間領域B3に続く、次第に減少する端部領域を示し、 B5はカム12の基礎円領域を示す。これらの領域B2−B4は、閉鎖ランプB2-4 を形成している。以上のような構成によって、一方では(請求項に関する利点の 詳しい説明参照) 最適な短い閉鎖ランプ2-4が実現される。当該のガス交換弁13もその座部(図 示せず)にすべての温度領域に亘って比較的“柔軟に若しくはおだやかに”載設 されるようになっている。他方では、この領域は比較的短く構成するだけで十分 である。このことは制御時間に有利に作用する。何故ならば弁のオーバーラップ 若しくは重なり領域は短縮されているからである。閉鎖ランプB2-4全体を漸減 的に設計することも考えられる。 第2図には公知の弁ストローク曲線が示されている。この場合、曲線VHDYNは 、運動学的なストローク曲線VHKINの曲線形状に相当するが、それは、全弁駆動 装置の圧縮性若しくは弾性を差し引き、また液圧媒体が高圧室11から漏れギャ ップ14を介して押し出されひいては遊び補償部材1が下降することによる、そ の都度の運転状態(温度及び回転数)に基づくストローク損失を差し引いたもの である。また、閉鎖ランプB2-4は直線的、つまり速度一定に設計されている。 ガス交換弁13がこの領域内でその座部上に位置している場合は、その柔軟で非 常に摩耗の少ないしかも雑音の小さい載設状態が得られる。 第3図には、請求項13に関する利点の説明で詳しく記載した、内燃機関の常 温始動後の時間tに亘る、周囲に対する排気弁13の遊び変化△Sの典型的な曲 線が示されている。弁駆動装置及びシリンダヘッドに 今日使用されている組み合わせ材料おいて、内燃機関がその常温状態から始動さ れた直後の、周囲部分(シリンダヘッド16その他)と比較してより迅速な、排 気弁13の長さ増大が確認される(勾配β)。また線図には、暖気運転段階で、 ケーシング3に対して連続的に大きくなる押圧ピストン5の下降経路のための勾 配β’が示されている。,上記負の(negativ)遊び変化を十分迅速に補償するた めに、勾配β’は少なくとも勾配βと同じであるかまたは勾配βより急勾配で延 びることが望ましい。このようにすれば、内燃機関の暖気運転段階中にガス交換 弁13を完全に閉鎖することができる。主請求項に記載した値間の比例指数Cが 8と32との間で変化し、その他の手段が満たされていれば、本発明の手段を使 用することによって前記問題は解決される。ガス交換弁13の一定な運転温度TO が得られると初めて、弁駆動装置及びシリンダヘツド部分16全体の特に互い の、均一な熱膨張が得られる。 符号の説明 s 漏れギヤツプ面[μm] ε’ 熱膨張率εDGの係数 εD 押圧ピストンの熱膨張率 εG ケーシングの熱膨張率 hR カムの高い閉鎖ランプ[mm] dm 漏れギャップの平均直径 °NW カム角度 β’ 押圧ピストンと・ケーシングとの間の付加的な下降経路の勾配 β 弁軸端部とカムの基礎円との間の遊び減少勾配 T 部材における温度[℃] T1 弁駆動装置の最小運転温度[℃](始動時) TO 一定の運転条件に達した時の固定温度 △S 排気弁の遊び変化 AW 押圧ピストンからケーシングへの下降経路 h ガス交換弁のストローク B1 傾斜フランク B21後の接続領域 B3 中間領域 B45手前の接続領域 B5 基礎円 B2-4 閉鎖ランプ VHKIN 運動力学的な弁ストローク曲線 VHDYN 動的な弁ストローク曲線 C 比例指数
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月19日(1998.5.19) 【補正内容】 請求の範囲 1. 内燃機関の弁駆動装置であって、カム軸のカム(12)によって負荷される 、カップ形タペット(2)又は傾倒アーム、旋回アーム若しくはロッカアームの ための、液圧式の遊び補償部材(1)を有しており、 a)前記遊び補償部材(1)が、底部(8)を備えたケーシング(3)より 成っており、該ケーシング(3)が、押圧ピストン(5)を有していて中空円筒 形に構成されていて、該ケーシング(3)と押圧ピストン(5)とが軸方向で互 いに入り込んでいて軸方向で互いに相対的に可動であって、遊び補償部材(1) の底部(8)と押圧ピストン(5)の端面側(17)との間に、サーボ媒体例え ば液圧媒体のための高圧室が配置されており、 b)押圧ピストン(5)の端面側(17)が高圧室(11)に向かって開放 する逆止弁(10)を備えていて、この逆止弁(10)が、押圧ピストン(5) によって閉鎖された貯蔵室(15)からサーボ媒体を供給するようになっており 、 c)ケーシング(3)の孔(4)と押圧ピストン(5)の周壁(18)との 間に、サーボ媒体のための漏れギャップ(14)が形成されており、 d)ケーシング(3)と押圧ピストン(5)とが 少なくとも漏れギャップ(14)の領域で異なる熱膨張率を有する材料より製造 されており、ケーシング(3)の材料の熱膨張率が、押圧ピストン(5)の材料 の熱膨張率よりも小さく構成されている形式のものにおいて、 e)補償部材(1)は、弁駆動装置の加熱又は冷却中に、デジタル式に加え られる、押圧ピストン(5)及びケーシング(3)のストローク周期毎の、該押 圧ピストン(5)とケーシング(3)との互いの入り込み経路の勾配(β’)が 、弁軸(13)の終端部(20)とカム(12)の基礎円との間の遊び減少の勾 配(β)よりも、互いに急勾配に延びるような、入り込み特性曲線を有している 、 ことを特徴とする、内燃機関の弁駆動装置。 2. 弁駆動装置のカム(12)が、その先端部(19)から回転方向で見て、傾 斜フランク(B1)と、閉鎖ランプ(B2-4)と、基礎円(B5)とから成ってお り、 g)傾斜フランク(B1)に直接的に連続する、閉鎖ランプ(B2-4)の接続 領域(B2)が、漸減的につまり次第に減少するように設計されていて、その都 度のガス交換弁(13)に伝達される、°NW毎の閉鎖速度約40〜20μmを 有しており、 h)回転方向で閉鎖ランプ(B2-4)の後ろに配置された中間領域(B3)が 、ほぼ直線状に延び ていて、ガス交換弁(13)に伝達される、°NW毎の閉鎖速度約30〜10μ mを有しており、 前記中間領域(B3)に続く、閉鎖ランプ(B2-4)の終端領域(B4)が、 直線的若しくは漸減的に構成されていて、、ガス交換弁(13)に伝達される、 °NW毎の約40〜0μmの閉鎖速度を有している、請求項1記載の弁駆動装置 。 3. カム(12)の閉鎖ランプの高さ(hR)が<0.4mmである、請求項2 記載の弁駆動装置。 4. 遊び補償部材(1)の約160℃の最大運転温度において漏れギャップ(1 4)が>1μmである、請求項1記載の弁駆動装置。 5. 押圧ピストン(5)が少なくとも漏れギャップ(14)の領域で、オーステ ナイト鋼若しくはアルミニウムより製造されていて、ケーシング(3)が少なく とも漏れギャップ(14)の領域でフェライト鋼より製造されている、請求項1 記載の弁駆動装置。 6. ケーシング(3)/押圧ピストン(5)のうちの少なくとも一方が、漏れギ ャップ(14)の領域で、ハードコーテイング(Hartcoatieren)、硬質クローム 化(Hartverchromen)若しくはニトロ化(Nitrieren)又はこれと類似の方法によっ て形成された耐摩耗層を有している、請求項1又は5記載の弁駆動装置。 7. ケーシング(3)の熱膨張率に対する押圧ピストン(5)の熱膨張率(εD )に関する係数(ε’)が、1.2≦ε’<2である、請求項1記載の弁駆動装 置。 8. 遊び補償部材(1)をカップ形タペット(2)内に組み込むと、この補償部 材(1)はカップ形タペット(2)のケーシング内で延びるようになっており、 該カップ形タペットのケーシングはその底部(7)の領域がカム(12)によっ て操作され、この際に、遊び補償部材(1)はこの遊び補償部材(1)のケーシ ング(3)の底部(8)で、ガス交換弁(13)の端部上に載り、押圧ピストン (5)の他方の端面側(6)がカップ形タペット(2)のケーシングの底部(7 )に当接する、請求項1記載の弁駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 液圧式の遊び補償部材(1)であって、中空円筒形のケーシング(3)より 成っていて、該ケーシング(3)の孔(4)内に押圧ピストン(5)が延びてい て、この押圧ピストン(5)が、ケーシング(3)に対して相対的に軸方向で可 動でケーシング(3)の底部(8)に対してばね部材(9)を介して一方の端面 側(17)が支えられており、またこの押圧ピストン(5)が、底部方向に開放 する逆止弁(10)を有しており、前記端面側(17)と底部(8)との間に、 サーボ媒体例えば液圧媒体のための高圧室(11)が配置されており、該高圧室 (11)に、逆止弁(10)を介して、押圧ピストン(5)によって少なくとも 区分的に取り囲まれた貯蔵室(15)から前記サーボ媒体が供給可能であって、 孔(4)と押圧ピストン(5)の周壁(18)との間に、サーボ媒体のための漏 れギャップ(14)が形成されており、遊び補償部材(1)を選択的に取り囲む ケーシング(2)の底部(7)が、カム軸の少なくとも1つのカム(12)によ ってストローク方向で負荷されており、ケーシング3)の底部(8)がガス交換 弁(13)の一方の端部(20)と連通している形式のものにおいて、 漏れギャップ(14)に直接隣接する構成部(ケ ーシング3、押圧ピストン5)は、漏れギャップ(14)が温度の上昇につれて 小さくなるか若しくは小さい流れ抵抗を有するように、互いに位置しているか若 しくは構成されており、 20℃の温度(T)における漏れギャップ(14)の幅(s)と、押圧ピス トン(5)の熱膨張率(εD)及びケーシング(3)の熱膨張率(εG)の係数( ε’)と、回転方向で基礎円(B5)の直前に配置された、カム(12)の閉鎖 ランプ(B2-4)の高さ(hR)と、漏れギャップ(14)の平均直径(dm)と の間の比例指数(C)のために次の式が当てはまる、 ことを特徴とする、遊び補償部材。 2. 漏れギャップ(14)に隣接する、ケーシング(3)の少なくとも1つの孔 領域(4)が、この孔領域(4)と連通する押圧ピストン(5)の周壁区分(1 8)の材料の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する材料より製造されている、 請求項1記載の遊び補償部材。 3. 押圧ピストン(5)が、種々異なる熱膨張率を有する材料から完全に製造さ れている、請求項2記載の遊び補償部材。 4. カム(12)の閉鎖ランプ(B2-4)の高さ( hR)が<0.4mmである、請求項1又は3記載の遊び補償部材。 5. 遊び補償部材(1)の最大運転温度(Tmax)において漏れギャップ(14 )が>1μmである、請求項1記載の遊び補償部材。 6. 最大運転温度(Tmax)が約160℃である、請求項5記載の遊び補償部材 。 7. (ε’)が、1.2≦ε’<2である、請求項1記載の遊び補償部材。 8. 閉鎖ランプ(B2-4)の、各ガス交換弁(13)に伝達されるストローク運 動が、次第に小さくなるように設計されている、請求項1記載の遊び補償部材。 9. カム(12)の傾斜フランク(B1)に直接的に連続する、閉鎖ランプ(B2 -4 )の接続領域(B2)が漸減的つまり次第に小さくなるように設計されていて 、その都度のガス交換弁(13)に伝達される、°NW毎の閉鎖速度約40〜2 0μmを有しており、 回転方向で接続領域(B2)の後ろに配置された中間領域(B3)がほぼ直線 的に延びていて、ガス交換弁(13)に伝達される、°NW毎の閉鎖速度約30 〜10μmを有しており、 前記中間領域(B3)に続く、カム(12)の終端領域(B4)が直線的若し くは漸減的に構成され ていて、ガス交換弁(13)に伝達される、°NW毎の約40〜0μmの閉鎖速 度を有している、請求項1記載の遊び補償部材。 10.押圧ピストン(5)が少なくとも漏れギャップ領域(14)内で、オーステ ナイト鋼若しくはアルミニウムより製造されていて、ケーシング(3)が少なく とも漏れギャップ領域(14)でフェライト鋼より製造されている、請求項1記 載の遊び補償部材。 11.ケーシング(3)若しくは押圧ピストン(5)が少なくとも漏れギャップ領 域(14)内で耐摩耗層を有している、請求項1又は10記載の遊び補償部材。 12.耐摩耗層が、ハードコーティング(Hartcoatieren)、硬質クローム化(Hartv erchromen)若しくはニトロ化(Nitrieren)又はこれと類似の処理が施されている 、請求項11記載の遊び補償部材。 13.遊び補償部材(1)を収容する弁駆動装置の例えば加熱若しくは冷却による 温度変化中に、デジタル式に加えられる、押圧ピストン(5)及びケーシング( 3)のストローク周期毎の入り込み経路の勾配(β')が、弁軸端部(20)とカ ム基礎円(B5)との間の遊び減少の勾配(β)よりも、互いに急勾配に延びて いる、請求項1記載の遊び補償部材。 14.遊び補償部材としての部材(1)が、内燃機関の 弁駆動装置の力経路内に組み込まれている、請求項1記載の遊び補償部材。
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