JP2000514209A - 接続可能な光ファイバー接続用コネクタに光ファイバーケーブルを固定させる方法及びその方法に使用する接着剤 - Google Patents

接続可能な光ファイバー接続用コネクタに光ファイバーケーブルを固定させる方法及びその方法に使用する接着剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、光学的プラグイン接続のために光波ガイド(15)をコネクタに固定する方法に関する。コネクタ(10)は、光波ガイド(15)を受け入れる導孔(12)を有する位置決め体(11)を含む。前記方法によれば、光波ガイド(15)が位置決め体(11)の導孔(12)に挿入され、接着剤(19)を用いて光波ガイドが導孔(12)内に固定される。反応により液体状態に転化し耐温度性接続が可能になる固体の化学的反応性接着剤(19)を使用することにより、容易で安定的な固定が実現する。

Description

【発明の詳細な説明】 接続可能な光ファイバー接続用コネクタに光ファイバーケーブルを固定させる方 法及びその方法に使用する接着剤 技術分野 本発明は光波ガイド技術(light wave guide technology)の分野に関する。 更に詳しくは、本発明は、光波ガイド(light wave guide)を光学的プラグイン 接続(Optical plug-in connection)のためにコネクタに固定する方法に関し、 前記コネクタは、光波ガイドを受け入れる導孔を有する受体部(receptacle)を 含んでなり、前記方法は、光波ガイドを受体部の導孔に挿入し、接着剤を用いて 光波ガイドを導孔に固定する工程を含む。 このような方法は、例えばスイス特許CH-A5-687621号公報から知られる。 本発明はまたこのような方法に使用する接着剤に関する。 背景技術 2成分エポキシ接着剤(two-component epoxy adhesive)は、一般的に光学的 な光波ガイド、特に光波ガイドケーブルを、対応するコネクタに固定するために 使用される。製造のタイプにより、長い「ポットライフ(pot life)」を有する この種の接着剤が使用される。これらの条件下で接着剤による固定を合理的な処 理時間で行うためには、熱を適用することによる後硬化工程(post-curing)を 行わなければならない。室温で10〜20分で所望硬度に達するような、短いポ ットライフの2成分接着剤を使用することも考えられる。しかし、このような2 成分接着剤は、一日に何度も、別個に調製されたいくつかの成分を混合する、等 の調製をしなければならない。 これらエポキシ接着剤(epoxy adhesive)のほか、今日ではアクリレート(ac rylate)を主体とする接着剤の開発がされており、製造場所以外、即ち組みたて 場所(assembly site;使用場所)におけるオンサイト(on site;その場で)包装 の使用が増加している。これらアクリレート接着剤は扱いが容易である。これ らがなお2成分製品であるとしても反応時間が極めて短いという利点がある。し かし、製品の保蔵安定性(storage stability)が、40℃をこえる温度では極 めて限定される。夏季にトラックによる輸送で、直接の日光に2時間曝される防 水シート(trapaulin)下のユニット積み(unit load)の場合には、60℃まで の温度には容易に到達するのであるから、このような反応性の高い接着剤系の使 用は、明らかに極めて限定される。 例えば本出願人の別の特許(スイス特許CH-A5 687 621)には、2成分系の接 着剤を用いで、光波ガイドを、光学的プラグイン接続の受体(ferrule;フェル ール)に固定することが記載されている。2成分は、夫々モノ−及び/又は多官 能アクリレート(mono-and/or multifunctional acrylate)中に溶解した不飽和 化合物(unsaturated compound)からなり、その一方の成分が、この目的のため の受体の導孔に適用される。光波ガイドは、導孔中に導入される前に、他方の成 分で湿らされる。光波ガイドの挿入中に境界層の反応(bounsary layer reactio n)が生じて数分で重合(polymerization)が行われる。しかしながら、あらか じめその成分を充填される受体には特別の装置が必要である。更に、受体中の成 分は、ある環境下では好ましくない保蔵条件のため使用できないものとなり、そ の結果、極めて精密なセラミックが使用されているためプラグインコネクタの最 も貴重な要素である受体自体が使用できなくなる。 また、ホットメルト型の接着剤(hot-melt-type adhesive)を充填したコネク タ/プラグが知られている。これらコネクタは、使用場所においてヒータ中で加 熱され、光波ガイドが加熱状態のコネクタ中へ導入される。次いで冷却後の作業 を行うことができる。この接着剤系の難点は、冷却された状態では固体である接 着剤が高温になると再び軟化することである。耐温度性がこのように限定されて いるため、どこでも使用できるわけではない。 別の、接着剤を全く使わない解決法は、機械的な固定であり、この場合、機械 的手段が使用され、コネクタ中に並ぶファイバーは横方向に加圧される。ファイ バーを動かないように固定するためには高い横方向圧力が必要であるため、ファ イバーは長い間には歪むことがある。このような歪みは光ガイドの性能を減退さ せるか又は欠陥を生じさせる。 発明の開示 従って、本発明の目的は、従来知られた方法の難点を除いた、光波ガイドのコ ネクタに固定する方法を提供することであり、特に使用場所で容易かつ簡単に利 用することができ、また極めて良好な保蔵性と、使用手段について温度敏感性( temperature sensitivity)が低い特徴をもつ方法を提供することである。 この目的は、固体反応接着剤(solid reaction adhesive)を使用する最初に 述べた種類の方法であって、接着剤が反応により液体状態に転化し耐温度性化合 物(temperature-resistant compound)となるよう硬化させることにより達成さ れる。明細書中に記載される固体の反応性接着剤は、液体状態に転化した(溶融 或いは溶解した)時のみ反応し、次いで熱硬化状態(thermoset state)に移行 する。それにより接着剤の混合工程をなくし、後の温度上昇に対しても比較的敏 感でない完全に固くなった(硬化した)接着剤化合物をつくる。しかしながらこ の固体である反応性接着剤は、その使用前に、特に良好にかつ長期間にわたりそ の接着力を失うことなく保蔵することができる点で有利である。 本発明による方法の第一の好ましい実施例では、接着剤が溶融により液体状態 に転化されることに特徴がある。このことによる特別の利点は、固定工程を完成 させるために他の補足的な化学物質を調製しなくても良いことである。むしろ接 着反応は、単純な(制御された)温度上昇によって開始するのである。 この実施例の好ましい別の第一の発展例においては、接着剤が固体の、非硬化 状態で受体部に適用され、受体部に適用される接着剤が受体部を加熱することに よて溶融し、溶融した接着剤の存在下に、光波ガイドが受体部の導孔に挿入され る。その結果、接着剤は受体中で直接に反応する(硬化する、固化する)。硬化 時間はそのため比較的短時間であり、それにより光波ガイドの組み立て(assemb ly)が著しく単純になる。 この実施例の好ましい別の第二の発展例においては、接着剤が受体部の導孔の 開孔に適用され、開孔が漏斗形(funnel-shaped)であり、接着剤が漏斗形開孔 に挿入され、粉末接着剤(powdery adhesive)が使用される。漏斗形開孔は、光 波ガイドを手で導入することが容易であるだけでなく、ある量の接着剤を調製し て光波ガイド導入点(point of introduction of the light)に正確に集めるこ とが可能であり、そこで受体部が加熱されて溶融し、液状の溶融浴(melt bath )を形成する。光波ガイドは挿入中に浴中を移動することにより湿り、十分な量 の接着剤を導孔中に運び込む。この場合粉末接着剤の使用により、接着剤は効果 的に計量される。 粉末接着剤は、十分に機能的である限り、自由流動し極めて容易に移動しうる という特別の特徴がある。しかし一旦その接着力を失うと焼き付け又は焼成(bac k or sinter)されて固体塊(solid mass)になる。従って粉末接着剤の使用につ いてはまた接着剤入れ物(adhesive container)を単にゆするだけで、接着剤が なお使用できるかどうかわかるという特別の利点はあり、このことは他の接着剤 系では可能でない。 予備包装段階(pre-packaging stage)で受体部に接着剤が充填されていない 場合、接着剤は計量器で計量して受体の開孔に挿入することができる。しかしな がら本発明方法の別の実施例によれば、受体部を接着剤の融点或いはこれより高 い温度に保持するならば、光波ガイドの一端を粉末接着剤中に浸漬させる時、粉 末接着剤粒子が光波ガイドの表面に付着したままになっている間に光波ガイドを 粉末接着剤から再度引き出す時、また光波ガイドを、付着させる粒子を収容する 加熱された受体部導孔に導入する時、特に容易で効果的である。 光波ガイドに粉末粒子が付着するのは恐らく静電力(electrostatic force of attraction)或いは表面張力(surface forces)によるものであり、このこと によって、驚くべきことに、正確に秤量された量の接着剤(数mg)が導孔に、 従って固定位置に移動する。これにより固定位置における接着剤の、不都合なほ どに過剰な量を自動的にかつ容易に除くことが可能になる。 本発明方法の別の好ましい実施例によれば、接着剤が溶剤(solvent)を添加 することにより液状に転化する。この溶剤は反応性接着剤中の反応性成分(reac tive component)を溶解し、相互の反応を開始させる。溶剤は、補足して添加し なければならないが、ヒータを使用する必要はない。 この実施例の好ましい別の第一の発展例では、接着剤が受体部に、固体の非硬 化状態で適用されること、受体部に適用された接着剤は溶剤を添加することによ り液状に転化すること、光波ガイドがこの溶解接着剤の存在する受体部の導孔に 挿入されることを特徴する。その利点は、液体の粘度を、溶剤を適切に秤量する ことにより調整できることである。 この実施例の好ましい別の第二の発展連では、粉末接着剤が使用され、光波ガ イドの一端が先ず溶剤中に浸漬され、次いでその一端で粉末接着剤中に浸漬され 、光波ガイドが次いで粉末接着剤から再び引きだされ、この際には粉末接着剤の 粒子が、溶剤でぬれた光波ガイド表面に残り、光波ガイドが次いで受体部の導孔 に導入されることを特徴とする。濡れた面に付着する接着剤粒子は溶剤に溶解し 、それにより接着剤の反応が始まる。この場合、溶剤は特別に秤量しなくても良 い。 本発明方法の別の好ましい実施例によれば、特に良好で安定した固定(bond) は、内径が光波ガイドの外径よりも極く僅かに、好ましくは0.002乃至0. 008mm大きい導孔を有する受体部に使用する場合に得られる。接着剤が加熱 により液状に転化すると、付着している粉末接着剤は、光波ガイドを導孔に挿入 中に、わずかの直径差があるため光波ガイドから離れ、加熱受体部と接触し、溶 融し、(比較的低粘度(relatively low-viscosity)の液状体として光波ガイド と受体との間の間隙に入り込み次いで硬化する。同時に、光波ガイドは硬化する 前に効果的に導孔に導入される。この場合接着剤の過剰量の剥がれた粒子は、落 下するおそれなく導孔の漏斗状開孔にたまり、光波ガイドを囲む溶融浴を形成す る。光波ガイドを導孔中に導入する時にこの浴から十分な液体状接着剤が絶えず 間隙中に引き込まれる。 本発明方法に使用する本発明接着剤は、接着剤が2成分形の反応性接着剤であ り、接着剤が、硬化のための固体助剤(solid aid)を付加された実質的に固体 、好ましくは結晶体(crystalline)、樹脂(resin)であることを特徴とする。 接着剤の好ましい実施例によれば、固形樹脂(solid resin)が不飽和ポリエス テル樹脂(unsaturated polyster resin)、固体アクリレート樹脂(solid acry late resin)、メタクリレート固体樹脂(methacrylate solid resin)、及びエ ポキシ固体樹脂(epoxy solid resin)からなる群より選ばれ、過酸化物(perox ide)、例えばエポキシ樹脂のためのアミン付加物(amine adduct)が、ポリエ ステル、アクリレート及びメタクリレート樹脂の硬化助剤(curing aid)として 使 用される。 この実施例の好ましい別の発展によれば、チョークと40%の1.1−ジ(di )(第三ブチルパーオキシド(tert.butyperoxide)3.3.5−トリメチルシ クロヘキサン(3.3.5-trimethylcyclohexane)が過酸化物として使用され、接着 剤が粉末状で存在し、分離剤(separating agent)が、好ましくはコロイドシリ カ(colloidal silica)の形で、この粉末接着剤中に混合され、固定工程をより 監視できるようにするために、顔料(pigment)、好ましくは赤色の酸化鉄(iro n oxide)がこの粉末接着剤中に混合される。分離剤は自由流動特性(free-flow ing properties)を有し、溶融が起こる前の成分同士の反応を防止する。顔料に より、溶融及び反応工程が容易に目で監視できる。 別の第一の発展例によれば、テレフタール酸(terephthalic acid)を主体と するポリエステルが不飽和ポリエステル樹脂として使用され、接着剤の組成は、 89%のポリエステル樹脂と、6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド)3 .3.5−トリメチル)シクロヘキサン40%とチョーク、3.5%のコロイド シリカ(colloidal sillica)と、ほぼ1.5%の酸化鉄である。 第二の別の発展によれば、固体樹脂はメタクリルアミド(methacrylamide)と ビスフェノールA−ジメタクリレート(bisphenol A-dimethacrylate)との混合 物であり、この接着剤の組成は、80%のメタクリレート(methacrylate)と、 ほぼ9%のビスフェノールA-ジメタクリレート(bisphenol A-dimethacrylate )と、ほぼ6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド3.3.5−トリメチル )シクロヘキサン40%とチョーク、及びほぼ1.5%の酸化鉄である。 第三の別の発展によれば、固体樹脂はエポキシ樹脂であり、この接着剤の組成 は、50〜70%のエポキシ樹脂と、20〜40%のエポキシ付加物、5〜10 %のコロイドシリカ及びほぼ1.5%の酸化鉄である。 このほかの実施例は、従属特許請求の範囲から理解されよう。 図面の簡単な説明 本発明について図面を参照しつつ以下に更に詳細に説明する。図面において、 第1図a,b,c,eは、夫々本発明の第一実施例による、光波ガイドとコネ クタとを接着剤固定するための準備工程を示す図であり、 第2図は、粉末接着剤で覆われた光波ガイド(第1図e)を、予備加熱された 受体の導孔に導入する状態を示す第1図の拡大図であり、 第3図、第2図に従って光波ガイドを完全に導入したあと接着剤固定がされた 最終的な状態を示す図であり、 第4図a,b,c,dは、夫々本発明の第二実施例の固定方法による第1図a ,b,c,eと同様の準備工程を示す図であり、 第5図は、第4図a,b,c,dに示す準備工程に従って光波ガイドを導入す る第2図と同様の図であり、 第6図は、第5図に従って導入した後、接着剤固定が行われた最終的な状態を 示す第3図と同様な図である。 発明を実施するための最良な形態 第1図a,b,c,eは、夫々接着剤が、加熱により液体反応状態に転化する ようにした本発明方法の第一実施例における、光波ガイドとコネクタとの間の接 着剤固定を行わせるための種々の準備工程を示す。第1図aに示すように、この 工程は、コネクタ10の円筒形の受体部(フェルール)11で始まる。受体部1 1は通常精密セラミック(precision ceramic)からなり、共軸の導孔12を有 する。導孔端は漏斗形開孔13を形成している。極めて精密な導孔12は、図面 では固定方法が良く分かるようにするために、内側径が誇張されて示されている 。本発明方法は、光波ガイド15を受体部11中に固定するように使用され、こ の光波ガイドは、通常、保護カバー16を有し、光ケーブル14(第1図b)の 中央部分を形成している。 固定させるためには、第1図cに示すようにカバー16が先ず光ケーブル14 の光波ガイドの一定部分に配置され、その結果光波ガイドはある長さ分は裸であ る。光波ガイド15が裸である長さは、例えば5cmである。カバーされていな い光波ガイド15は、汚れのない接着剤面となるように清浄化される。これは、 起毛のないフリース(nap-free fleece)を用いて機械的に光波ガイドの表面を 擦り取ることにより行われる。このように形成された光ケーブル14は、次に第 1図dに示すように浸漬され、カバーされていない清浄化された光波ガイド15 が粉末接着剤18を入れた容器17に浸漬され、再度引き出される。引き出され た時には静電気的荷電(electrostatic charging)又は接着力により接着剤の個 別粒子19が光波ガイド15の表面に残留する(第1図e)。それにより数mg (ほぼ2〜5mg)の接着剤が付着し、これは光波ガイド15と共に受体部に持 ち込まれ、それにより光波ガイド15と受体部との固定が行われる。 粉末接着剤18は固体反応接着剤であり、室温より高い温度に融点をもってい て溶融し、溶融状態で耐温度(熱硬化)固定をするように硬化する。溶融反応及 びそれに付随する反応が進行するように、第2図の受体部11がヒータ22中に 配置される。図示の例では、ヒータ22は良好な熱伝導体材料(material with good thermal conductivity)からなる単純なユニットからなり、受体部11を ささえるの導孔となり、図示しない加熱手段、例えば熱抵抗加熱(electrical r esistance heating)、火炎などにより加熱され、その状態は、特定の予め決め られた温度に加熱されるまで監視(monitor;モニター)される。しかし、加熱ユ ニットの代わりに熱放射による非接触的に操作できる装置を使用しても良い。 ヒータ22が予め決められた温度に達すると(温度センサなどにより検知しう る)、接着剤粒子19を付着させた光波ガイド15は、漏斗形開孔13から加熱 受体部11の導孔12中にゆっくりと導入される。接着剤粒子19は、光波ガイ ド15を導孔中に没入させる間に良好に剥ぎ落とされ、漏斗形開孔の加熱壁と接 触し、溶融して、漏斗中に溶融接着剤からなる溶融浴を形成する。この溶融工程 は、乾燥色素(dye pigments)を接着剤中に混入させると、液化した接着剤に均 一な(例えば赤)色を生じさせるため、容易に監視できる。 光波ガイド15は、連続的に自己充填的な溶融浴20を通過して導孔12に達 し、この過程で、液体状の接着剤は、光波ガイド15と導孔12内壁との環状隙 間(annular gap)21に、光波ガイド15及び毛管現象(capillary force)に より運びこまれ、光波ガイド15が導管12中に延びている限り接着剤を環状間 隙21に充填する。環状間隙21(接着剤間隙)の幅は通常0.001乃至0. 004mm(光波ガイド15と導孔12との直径の差はこの2倍)である。溶融 接着剤18は、従って環状間隙21を十分に充填しうるよう、処理温度(150 ℃まで)で良好に低粘度でなければならない。そのためには、粉末接着剤18の 粘度は溶融状態(まだ硬化していない)で500mPa.s以下或いは同等であ ることが好ましい。 溶融した反応性接着剤を硬化する(固めさせる)工程は、短い反応時間で、好 ましくは10乃至20秒間、特に約15秒で、行い得るよう設定するすることが 好ましい。この時間は、光波ガイド15を受体部11の導孔12中に完全に挿入 するために十分である一方、接着剤粒子19を溶融し接着させ、その結果その短 い端部が導孔12の他端から突出する(第3図参照)。迅速な硬化により光波ガ イド15を不注意に取り出すことが防止されるのみならず、固定した部品相互を 直ちに次の処理に送ることが可能になる。例えば、光波ガイド15が挿入されて からわずか数分後には、受体部11をヒータ22から取り外すことができ、他端 から突出する光波ガイド15の端部を除いて、光コネクタの次の円滑な処理に必 要なファイバー端面を形成し、その結果ファイバーが導孔の中央部に位置し、毛 管現象によって導管壁に沿って移動することはない。なぜなら、接着剤は極く短 時間しか液状に留まることはないからである。ファイバー中の熱伝導により、付 着している接着剤粒子19は、光波ガイド15が導孔の外にあっても溶融し、そ れにより予め外されている被覆(カバー16)の代わりとなり、かくして光波ガ イド15は、漏斗形開孔の手前でも保護されていない状態のままであることはな い。 接着剤粒子19を加熱された受体部11に装入して、光波ガイドに付着させる 第1〜3図に示した方法の代わりに、本発明の枠内において、第4図a,b,c ,d,第5図及び第6図に示す方法も選択することができる。先述と同じ受体部 11が使用されるが(第4図a)、この場合には、キャップ状のマウント23を 挿入する。マウントはその端部に漏斗形開孔13を有する。マウント23はその 導孔24が漏斗形開孔13を囲んでおり、その中を通って光ケーブル14のカバ ーされていない光波ガイド15(第4図b,c)を、受体部11の導孔12中に 導入することができる。漏斗形開孔13には今や十分な量の粉末反応性接着剤の 粒子19が充填されている(第4図)。導孔24には孔の上端迄充填することが できる。接着剤を組み立て位置で直接に充填することができ、又はプラントの予 備 包装域(framework of a prepackaging)で充填することもできる。後者の場合 、充填された開孔を保護膜(protective membrane)でシールすることが好まし く、それにより接着剤はその後の運搬時にこぼれ出すことがない。 このように準備された受体部11は、対応する輪郭をもつよう形成されたヒー タ25中に配置され(第5図)、接着剤の融点に加熱される。漏斗形開孔13底 部に形成され、接着剤に顔料を添加しているために見ることができる溶融接着剤 の溶融浴20が形成され、光波ガイド15(清浄化された)が受体部11の導孔 12に連続して導入され、それにより光波ガイドと共に液状接着剤が、既に述べ たように、導孔11と光波ガイド15との間の環状間隙21にもちこまれ、そこ で硬化して固定状態が生じる(第6図)。数分後には、光波ガイド15を含む受 体部11をヒータ25から取り外し、光波ガイド15の突出端が光学的に処理さ れる(研磨される)。 本発明方法により使用される接着剤は比較的高い要件を満足する。このような 要件は以下のようなものである: 固定される物質:セラミックガラス 反応時間:10〜15s 処理中の粘度:最大500mPa.s 強度:>破砕強度LWG 最終強度:20s後 接着剤間隙:0.001〜0.004mm 老化挙動:室温で500時間後、減衰変化なしに引張強度5N 保蔵安定性:70℃で最少5時間;>室温で2年間 保蔵温度:−25℃から+70℃ 処理温度:最高150℃ 適用温度:−10℃から+85℃ 処理後:2〜10mg この要件を満足するため、本発明方法に使用する粉末接着剤18は2成分反応 接着剤であって、実質的に固体の、好ましくは結晶性樹脂(crystially resin) であり、これに硬化目的のための固体助剤(solid aid)が添加される。このよ うな固体樹脂は、好ましくは、不飽和ポリエステル樹脂、固体アクリレート樹脂 、メタクリレート固体樹脂およびエポキシ固体樹脂からなる群より選ばれる。過 酸化物がポリエステル樹脂、アクリレート樹脂及びメタクリレート樹脂の硬化助 剤として選ばれ、エポキシ樹脂のためにはアミン付加物が選ばれる。特に、チョ ークと40%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド)3.3.5−トリメチル シクロヘキサンが過酸化物として使用される。接着剤は粉末形で存在する。分離 剤を、好ましくはコロイドシリカの形で、この粉末接着剤中に混合する。固定工 程をより監視できるようにするためには、顔料、好ましくは赤色の酸化鉄をこの 粉末接着剤中に混合する。この混合粉末は、固体樹脂とコロイドシリカ及び顔料 を、24時間乃至48時間、ボールミル(ball mill)で磨砕し、粉砕した物質 をボールから分離し、充填することにより得られる。樹脂は、細かく砕かれる間 に静電気を荷電L、その少なくとも一部は、粉末を光波ガイドに付着させる役割 をする。磨砕した粒子の粒径分布は、0.3乃至数100μmにわたり、最大分 布は6乃至50μmの間である。 実施例1 テレフタール酸を主体とするポリエステル樹脂を接着剤の不飽和ポリエステル 樹脂として使用した。接着剤の組成は以下の通り: シノレート(SYNOLITE)1835(テレフタール酸主体) 融点:約110℃;165℃における粘度:450〜500mPa.s 製造者:ディーエスエム(DSM) ほぼ89.0% インターオックス(Interox) TMCH−40−ic(1.1−ジ(第 三ブチルパーオキシド)3.3.5−トリメチルシクロヘキサン40%とチョー ク) 製造者:ラポート(Laporte) ほぼ6.0% アエロシル(Aerosil) 200(コロイドシリカ) 製造者:デガッサ(Degussa) ほぼ3.5% ベイフェルオックス(Bayferrox)720N red(赤色の酸化鉄) 製造者:ベイアー(Bayer) ほぼ1.5% 実施例2 メタクリルアミドとビスフェノールA−ジメタクリレートとの混合物を接着剤 の固体樹脂として使用した。接着剤は以下の組成であった: メタクリルアミド、融点110℃ ほぼ80.0% ビスフェノールA−ジメタクリレート、 融点:70℃ ほぼ9.0% 製造者:ローム(Rohm) インターオックス TMCH−40−ic(1.1−ジ(第三ブチルパーオキシ ド)3.3.5-トリメチルシクロヘキサン40%とチョーク) 製造者:ラポート ほぼ6.0% アエロシル 200(コロイドシリカ) 製造者:デガッサ ほぼ3.5% ベイフェルオックス720N レッド(赤色の酸化鉄) 製造者:ベイアー ほぼ1.5% 実施例3 エポキシ樹脂を接着剤の固体樹脂として使用した。接着剤は以下の組成であった : ユレポックス(Eurepox)7004(EP−Aq 925) 製造者:ウィトコ(Witco) 50〜70% エポキシ付加物(ベコポックス(Bekopox)140、4ppw) 製造者:ホエチェスト(Hoechst) テラTETA(3ppw) 製造者:ベイアー 20〜40% エアロシル(Aerosil)200(コロイドシリカ) 製造者:デガッサ ほぼ5〜10% ベイフェルオックス720N レッド(赤色の酸化鉄) 製造者:ベイアー ほぼ1.5% もとより本発明の枠内及びできるだけ確実かつ迅速に所望の固定を達成するた めの示される可能な組成による手順で他の要素又は組成を選択できる。 これまでに述べた実施例はすべて、接着剤を溶融し反応性の液体状にする方法 であった。しかし、加熱することなく溶剤を添加するだけで接着剤を液体状にす ることも、本発明の枠内で可能である。この場合、接着剤の個別成分は相互に反 応して液体状、次いで溶液になり、その後接着剤は硬化し始める。この場合も、 固定は、色々な方法で行われる。 このような変形方法の第一の好ましい実施例では、第4図乃至第6図の溶融と 同じ方法で行われる。即ち接着剤粒子19は受体部11に固体、非硬化粒子の形 で適用され、特に漏斗形開孔13(第4図d)中に充填される。受体部11に適 用された接着剤粒子19は、注意深く秤量された溶剤、例えばトルエン若しくは 第5図の溶融浴20の代わりに形成される接着剤溶液により液体状になる(溶解 する)。光波ガイド15は、この溶解接着剤の存在下に、受体部11の導孔12 中に挿入されその間に溶解し硬化しつつある接着剤も光波ガイド15と導孔12 との間の環状間隙21中に導入され、そこで固化する。この場合接着剤は粉末状 であるが、別の固体形(例えばモールド)であっても良い。 本発明方法の別の実施例では、粉末状接着剤が使用される。この場合、光波ガ イド15の一端が第1図〜第3図に示すように溶剤中に浸漬される。光波ガイド 15は、第1図d,eに示すようにその一端が粉末接着剤18中に浸漬され、次 いで引き上げられると、粉末状接着剤18の粒子19が、溶剤で湿っている光波 ガイド15表面に付着する。光波ガイド15に付着する粒子19が溶解して接着 剤が反応する間に、第2図、第3図に示すように光波ガイド15が受体部11の 導孔12に導入され、固定が行われる。両方の例において、溶融方法と関連して 説明したものと同じ適切な接着剤が使用される。即ち2成分系の反応性接着剤で あって硬化促進のための固体助剤が添加された接着剤が使用され、この固体樹脂 は、不飽和ポリエステル樹脂、固体アクリレート樹脂、メタクリレート固体樹脂 およびエポキシ固体樹脂からなる群より選ばれる。過酸化物がポリエステル樹脂 、アクリレート樹脂及びメタクリレート樹脂の硬化助剤として選ばれ、エポキシ 樹脂のためにはアミン付加物が選ばれる。 産業上の利用可能性 以上に述べたように、本発明によれば、光学的プラグインコネクタの結合方法 であって、使用場所で簡単に実施することができ、出費及び準備作業が少なくて すみ、、保蔵管理が簡単であり、かつ長期間の安定性が得られるような確実な固 定をすることができる方法が提供される。 符号の説明 10 コネクタ 11 受体部 12 導孔 13 漏斗形開孔 14 光ケーブル 15 光波ガイド 16 カバー 17 容器 18 粉末接着剤 19 接着剤粒子 20 溶融浴(接着剤) 21 環状間隙(導孔と光波ガイドとの間の) 22、25 ヒータ 23 マウント 24 導孔(マウント) 26 接着剤(固化した)
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月13日(1999.7.13) 【補正内容】 明細書 接続可能な光ファイバー接続用コネクタに光ファイバーケーブルを固定させる方 法及びその方法に使用する接着剤 技術分野 本発明は光波ガイド技術(light wave guide technology)の分野に関する。 更に詳しくは、本発明は、請求項1の導入部分「光波ガイドを光学的プラグイン 接続のためにコネクタに固定する方法であって、前記コネクタが、前記光波ガイ ドを受け入れる導孔を有する受体部を含んでなり、前記光波ガイドを前記受体部 の前記導孔に挿入し、接着剤を用いて光波ガイドを導孔に固定する工程を含む方 法」に記載されるような、光学的プラグイン接続(Optical plug-in connection )のために光波ガイド(light wave guide)をコネクタに固定する方法に関する 。 このような方法は、例えば米国特許4,790,622号公報から公知である。 本発明はまたこのような方法に使用する接着剤に関する。 背景技術 2成分エポキシ接着剤(two-component epoxy adhesive)は、一般的に光学的 な光波ガイド、特に光波ガイドケーブルを、対応するコネクタに固定するために 使用される。製造のタイプにより、長い「ポットライフ(pot life)」を有する この種の接着剤が使用される。これらの条件下で接着剤による固定を合理的な処 理時間で行うためには、熱を適用することによる後硬化工程(post-curing)を 行わなければならない。室温で10〜20分で所望硬度に達するような、短いポ ット寿命の2成分接着剤を使用することも考えられる。しかし、このような2成 分接着剤は、一日に何度も、別個に調製されたいくつかの成分を混合する、等の 調製をしなければならない。 これらエポキシ接着剤(epoxy adhesive)のほか、今日ではアクリレート(ac rylate)を主体とする接着剤の開発がされており、製造場所以外、即ち組みたて 場所(assembly site;使用場所)におけるオンサイト(on site;その場で)包 装の使用が増加している。これらアクリレート接着剤は扱いが容易である。これ らがなお2成分製品であるとしても反応時間が極めて短いという利点がある。し かし、製品の保蔵安定性(storage stability)が、40℃をこえる温度では極 めて限定される。夏季にトラックによる輸送で、直接の日光に2時間さらされる 防水シート(trapaulin)下のユニット積み(unit load)の場合には、60℃ま での温度には容易に到達するのであるから、このような反応性の高い接着剤系の 使用は、明らかに極めて限定される。 例えば本出願人の別の特許(スイス特許CH-A5 687 621)には、2成分系の接 着剤を用いて、光波ガイドを、光学的プラグイン接続の受体(ferrule;フェル ール)に固定することが記載されている。2成分は、夫々モノ−及び/又は多官 能アクリレート(mono-and/or multifunctional acrylate)中に溶解した不飽和 化合物(unsaturated compound)からなり、その一方の成分が、この目的のため の受体の導孔に適用される。光波ガイドは、導孔中に導入される前に、他方の成 分で湿らされる。光波ガイドの挿入中に境界層の反応(bounsary layer reactio n)が生じて数分で重合(polymerization)が行われる。しかしながら、あらか じめその成分を充填される受体には特別の装置が必要である。更に、受体中の成 分は、ある環境下では好ましくない保蔵条件のため使用できないものとなり、そ の結果、極めて精密なセラミックが使用されているためプラグインコネクタの最 も貴重な要素である受体自体が使用できなくなる。 また、ホットメルト型の接着剤(hot-melt-type adhesive)を充填したコネク タ/プラグが知られている。これらコネクタは、使用場所においてヒータ中で加 熱され、光波ガイドが加熱状態のコネクタ中へ導入される。次いで冷却後の作業 を行うことができる。この接着剤系の難点は、冷却された状態では固体である接 着剤が高温になると再び軟化することである。耐温度性がこのように限定されて いるため、どこでも使用できるわけではない。 同様な解決法が、最初の部分に記載した米国特許4,790,622号により公知であ り、これによれば、溶融接着剤の代わりに、固体の多成分系反応性接着剤が使用 され、接着剤は加熱により液化して固化反応を開始する。この場合の難点は、そ の中の接着剤が一旦寿命がつきた後、又は外部要因によって劣化したあとでは、 コネクタが全体として使用できないものとなることである。光学的或いは電気光 学的な利用のための複合的な接着剤がドイツ公報A1-195 12 4272記載されている 。この接着剤は分散液の形で存在し、従って外部の使用のためにはより不適当で ある。 別の接着剤を全く使わない解決法は、機械的な固定であり、この場合、機械的 手段が使用され、コネクタ中に並ぶファイバーは横方向に加圧される。ファイバ ーを動かないように固定するためには高い横方向圧力が必要であるため、ファイ バーは長い間には歪むことがある。このような歪みは光ガイドの性能を減退させ るか又は欠陥を生じさせる。 発明の開示 従って、本発明の目的は、従来知られた方法の難点を除いた、光波ガイドをコ ネクタに固定する方法を提供することであり、特に使用する場所で容易かつ簡単 に利用することができ、また極めて良好な保蔵性と、使用手段について温度敏感 性(temperature sensitivity)が低い特徴をもつ方法を提供することである。 この目的は、請求項1の特徴部分の全体から達成される。 本発明によれば、固体反応性接着剤(solid reaction adhesive)であって、液 体状態に転化した(溶融或いは溶解した)時のみ反応し次いで熱硬化状態に移行 する接着剤を使用することにより、接着剤の混合工程をなくすことができ、後の 温度上昇に対しても比較的敏感でない完全に固くなった(硬化した)接着化合物 をつくることができる。しかしこの固体である反応性接着剤は、その使用前に、 特に良好にかつ長期間にわたりその接着力を失うことなく保蔵することができる 点で有利である。この粉末接着剤は、十分に機能的である限り、自由流動し極め て容易に移動しうるという特別の特徴がある。しかし一旦その接着力を失うと焼 き付け又は焼成されて固体塊(solid mass)になる。粉末接着剤の使用について も、接着剤入れ物を単にゆするだけで、接着剤がなお使用できるかどうかわかる という特別の利点があり、このことは他の接着剤系には可能でない。 本発明方法の第一の好ましい実施例は、受体部が接着剤の融点或いはこれより 高い温度に保持されること、また光波ガイドを、付着した粒子とともに加熱され た受体部の導孔に導入することを特徴とする。このことによる特別の利点は、固 定工程を完成させるために他の補足的な化学物質を調製しなくても良いことであ る。むしろ接着反応は、単純な(制御された)温度上昇によって開始するのであ る。 光波ガイドに粉末粒子が付着するのはおそらく静電力(electrostatic force of attraction)或いは表面張力(surface forces)によるものであり、このこ とによって、驚くべきことに、正確に秤量された量の接着剤(数mg)が導孔に 、従って固定位置に移動する。これにより固定位置における接着剤の、不都合な ほどに過剰な量を自動的にかつ容易に除くことが可能になる。 本発明方法の別の好ましい実施例によれば、接着剤が溶剤(solvent)を添加 することにより液状に転化すること、光波ガイドの一端を先ず溶剤中に浸漬する こと、次いでその一端で粉末接着剤中に浸漬することを特徴とする。この溶剤は 反応性接着剤中の反応性成分(reactive component)を溶解し、相互の反応を開 始させる。溶剤の特別な秤量は、この場合不要である。溶剤は、補足して添加し なければならないが、ヒータを使用する必要はない。 本発明方法の別の好ましい実施例によれば、特に良好で安定した固定(bond) は、内径が光波ガイドの外径よりも極く僅かに、好ましくは0.002乃至0. 008mm大きい導孔を有する受体部に使用する場合に得られる。接着剤が加熱 により液状に転化すると、付着している粉末接着剤は、光波ガイドを導孔に挿入 中に、わずかの直径差があるため光波ガイドから離れ、加熱受体部と接触し、溶 融し、(比較的低粘度(relativelylow-viscosity)の)液状体として光波ガイ ドと受体との間の間隙に入り込み次いで硬化する。同時に、光波ガイドは硬化す る前に効果的に導孔に導入される。この場合接着剤の過剰量の剥がれた粒子は、 落下する恐れなく導孔の漏斗状開孔にたまり、光波ガイドを囲む溶融浴を形成す る。光波ガイドを導孔中に導入する時にこの浴から液体状接着剤が絶えず間隙中 に引き込まれる。 本発明方法に使用する本発明接着剤は、接着剤が2成分形の反応性接着剤であ り、接着剤が、硬化のための固体助剤(solid aid)を転化された実質的に固体 、好ましくは結晶体(crystalline)、樹脂(resin)であることを特徴とする。 接 着剤の好ましい実施例によれば、固形樹脂(solid resin)が不飽和樹脂(unsat urated polyster resin)、固体アクリレート樹脂(solid acrylate resin)、 メタクリレート固体樹脂(methacrylate solid resin)、及びエポキシ固体樹脂 (epoxy solid)からなる群より選ばれ、過酸化物(peroxide)、例えばエポキ シ樹脂のためのアミン付加物(amine adduct)が、ポリエステル、アクリレート 及びメタクリレート樹脂の硬化助剤(curing aid)として使用される。 この実施例の好ましい別の発展によれば、チョークと40%の1.1−ジ(di )(第三ブチルパーオキシド(tert.butyperoxide)3.3.5−トリメチルシ クロヘキサン(3.3.5-trimethylcyclohexane))が過酸化物として使用され、接 着剤が粉末状で存在し、分離剤(separating agent)が、好ましくはコロイドシ リカ(colloidal silica)の形で、この粉末接着剤中に混合され、固定工程をよ り監視できるようにするために、顔料(pigment)、好ましくは赤色の酸化鉄(i ron oxide)がこの粉末接着剤中に混合される。分離剤(separating agent)は 自由流動特性(free-flowing properties)を有し、溶融が起こる前の成分同士 の反応を防止する。顔料により、溶融及び反応工程が容易に目で監視できる。 別の第一の発展によれば、テレフタール酸(terephthalic acid)を主体とす るポリエステルが不飽和ポリエステル樹脂として使用され、この接着剤の組成は 、89%のポリエステル樹脂と、6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド) 3.3.5-トリメチル)シクロヘキサン40%とチョーク、3.5%のコロイ ドシリカ(colloidal sillica)と、ほぼ1.5%の酸化鉄である。 第二の別の発展によれば、固体樹脂はメタクリルアミド(methacrylamide)と ビスフェノールA−ジメタクリレート(bisphenol A-dimethacrylate)との混合 物であり、この接着剤の組成は、80%のメタクリレート(methacrylate)と、 ほぼ9%のビスフェノールA-ジメタクリレート(bisphenol A-dimethacrylate )と、ほぼ6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド(tert.butylperoxide ))3.3.5−トリメチル)シクロヘキサン40%とチョーク、及びほぼ1. 5%の酸化鉄である。 請求の範囲 1.光波ガイド(15)を光学的プラグイン接続のためにコネクタ(10)に 固定する方法であって、前記コネクタ(10)が、前記光波ガイド(15)を受 け入れる導孔(12)を有する受体部(11)を含んでなり、前記光波ガイド( 15)を前記受体部(11)の前記導孔(12)に挿入し、接着剤(18、19 、26)を用いて光波ガイドを導孔(12)に固定する工程を含む方法において 、反応により液体状態に転化し硬化して耐温度性化合物となる固体反応性接着剤 (18、119)を使用することを特徴とし、かつ粉末接着剤(18)を使用す ること、前記光波ガイド(15)の一端を前記粉末接着剤(18)中に浸漬させ ること、前記光波ガイド(15)を前記粉末接着剤(18)から再度引き出し、 この際前記粉末接着剤の粒子(19)が前記光波ガイド(15)の表面に付着し ていること、及び前記光波ガイド(15)を前記受体部(11)の前記導孔(1 2)に導入することを特徴とする方法。 2.前記接着剤(18、19)が溶融により液体状態に転化すること、前記受 体部(11)が前記接着剤(14)の融点或いはこれより高い温度に保持される こと、光波ガイド15の一端を粉末接着剤(18)中に浸漬させること、及び前 記光波ガイド(15)を、付着した前記粒子(19)とともに加熱された前記受 体(11)の前記導孔(12)に導入することを特徴とする請求の範囲第1項記 載の方法。 3.前記接着剤(18、19)が溶剤を添加することにより液状に転化するこ と、前記光波ガイド(15)の一端を先ず溶剤中に浸漬すること、次いでその一 端で前記粉末接着剤(18)中に浸漬することを特徴とする請求の範囲第1項記 載の方法。 4.内径が前記光波ガイド15の外径よりも極く僅かに、好ましくは0.00 2乃至0.008mm大きい導孔(12)を有する受体部(11)を使用するこ とを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか記載の方法。 5.精密セラミックからなる前記受体部(11)を使用することを特徴とする 請求の範囲第1項〜第4項のいずれか記載の方法。 6.開孔13が漏斗形であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のい ずれか記載の方法。 7.カバー(16)を有する光波ガイド(15)をを使用すること、前記カバ ー(16)が固定前には十分な長さ分除かれていること、カバーされていない前 記光波ガイド(15)が前記カバー(16)を除いた後であって固定前に清浄化 されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれか記載の方法。 8.清浄化工程がフリースを用いて機械的に光波ガイドの表面を擦り取ること により行われることを特徴とする請求の範囲第7項記載の方法。 9.前記使用された接着剤(18)の粘度が溶融状態で500mPa.s或い はそれ以下であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項のいずれか記載の 方法。 10.前記使用された接着剤(18)が短い反応時間で、好ましくは10乃至 20秒間、特に約15秒で反応することを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項 のいずれか第1項記載の方法。 11.前記接着剤(18)が2成分系の反応性接着剤であり、前記接着剤(1 8)が、硬化のための固体助剤を添加した実質的に固体、好ましくは結晶体の樹 脂であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第10項のいずれか記載の方法。 12.固形樹脂が不飽和樹脂、固体アクリレート樹脂、メタクリレート固体樹 脂、及びエポキシ固体樹脂からなる群より選ばれること、過酸化物、例えばエポ キシ樹脂のためのアミン付加物が、ポリエステル、アクリレート及びメタクリレ ート樹脂の硬化助剤として使用されることを特徴とする請求の範囲第11項記載 の方法。 13.チョークと40%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド)3.3.5 −トリメチルシクロヘキサンが過酸化物として使用されることを特徴とする請求 の範囲第12項記載の方法。 14.前記接着剤(18)が粉末状であること、分離剤が、好ましくはコロイ ドシリカの形で、前記粉末接着剤(18)中に添加されることを特徴とする請求 の範囲第12項または第13項記載の方法。 15.固定工程をより監視できるようにするために、顔料、好ましくは赤い酸 化鉄がこの粉末接着剤18中に混合することを特徴とする請求項14記載の方法 。 16.テレフタール酸を主体とするポリエステル樹脂が不飽和ポリエステル樹 脂として使用されることを特徴とする請求の範囲第12項記載の方法。 17.接着剤の組成が、89%のポリエステル樹脂と、ほぼ6%の1.1−ジ (第三ブチルパーオキシド)3.3.5−トリメチル)シクロヘキサン40%と チョーク、ほぼ3.5%のコロイドシリカと、ほぼ1.5%の酸化鉄であること を特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。 18.メタクリルアミドとビスフェノールA−ジメタクリレートとの混合物が 固体樹脂として使用されることを特徴とする請求の範囲第12項記載の方法。 19.接着剤の組成が、ほぼ80%のメタクリレートと、ほぼ9%のビスフェ ノールA−ジメタクリレートと、6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド) 3.3.5−トリメチル)シクロヘキサン40%とチョーク、及びほぼ1.5% の酸化鉄であることを特徴とする請求項18記載の方法。 20.エポキシ樹脂が前記固体樹脂として使用されることを特徴とする請求の 範囲第12項記載の方法。 21.接着剤の組成が、50〜70%のエポキシ樹脂と、20〜40%のエポ キシ付加物、5〜10%のコロイドシリカ及びほぼ1.5%の酸化鉄であること を特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/38 G02B 6/38 (72)発明者 フランケンハウザー、ウルス スイス国 ツェーハー―9535 ヴァイレン バイ ヴィル、ラングヴィーゼンシュト ラッセ 42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光波ガイド(15)を光学的プラグイン接続のためにコネクタ(10)に 固定する方法であって、前記コネクタ(10)が、前記光波ガイド(15)を受 け入れる導孔(12)を有する受体部(11)を含んでなり、前記光波ガイド( 15)を前記受体部(11)の前記導孔(12)に挿入し、接着剤(18、19 、20)を用いて前記光波ガイドを前記導孔(12)に固定する工程を含む方法 において、反応により液体状態に転化し硬化して耐温度性化合物となる固体反応 性接着剤(18、19)を使用することを特徴とする方法。 2.前記接着剤(18、19)が溶融により液体状態に転化することを特徴と する請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記接着剤(18、19)が固体であって非硬化状態で前記受体部(11 )に適用されること、前記受体部(11)に適用される前記接着剤(18、19 )が前記受体部(11)を加熱することによって溶融すること、溶融した前記接 着剤(20)の存在下に、前記光波ガイド(15)が前記受体部(11)の前記 導孔(12)に挿入されることを特徴とする請求の範囲第2項記載の方法。 4.前記接着剤(18、19)が前記受体部(11)の前記導孔(12)の開 孔(13)に適用されることを特徴とする請求の範囲第3項記載の方法。 5.前記開孔13が漏斗形であり、前記接着剤(18、19)が漏斗形開孔( 13)に挿入されることを特徴とする請求の範囲第4項記載の方法。 6.粉末接着剤(18)が使用されることを特徴とする請求の範囲第1項、第 2項、第3項、第4項、及び第5項のいずれか記載の方法。 7.前記受体部(11)が接着剤(14)の融点或いはこれより高い温度に保 持されること、前記光波ガイド(15)の一端を前記粉末接着剤(18)中に浸 漬させること、前記光波ガイド(15)を前記粉末接着剤(18)から再度引き 出し、この際粉末接着剤(18)の粒子(19)が前記光波ガイド(15)の表 面に付着させていること、及び前記光波ガイド(15)を、付着させる前記粒子 (19)を収容する加熱された前記受体部(11)の前記導孔(12)に導入す ることを特徴とする請求の範囲第6項記載の方法。 8.前記接着剤(18、19)が溶剤を添加することにより液状に転化するこ とを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 9.前記接着剤(18、19)が前記受体部(11)に、固体の非硬化状態で 適用されること、前記受体部(11)に適用された前記接着剤(18、19)が 溶剤を添加することにより液状に転化すること、前記光波ガイド(15)がこの 溶解接着剤の存在下で前記受体部(11)の前記導孔(12)に挿入されること を特徴する請求の範囲第8項記載の方法。 10.前記粉末接着剤(18)が使用されることを特徴とする請求の範囲第8 項記載の方法。 11.前記光波ガイド(15)の一端が先ず溶剤中に浸漬されること、次いで その一端で前記粉末接着剤(18)中に浸漬されること、前記光波ガイド(15 )が前記粉末接着剤(18)から再び引きだされ、この際には前記粉末接着剤( 18)の前記粒子(19)が、溶剤でぬれた前記光波ガイド(15)表面に残っ ていること、前記光波ガイド(15)が次いで受体の導孔に導入されることを特 徴とする請求の範囲第10項記載の方法。 12.内径が前記光波ガイド(15)の外径よりも極く僅かに、好ましくは0 .002乃至0.008mm大きい導孔(12)を有する受体部(11)を使用 することを特徴とする請求の範囲第1項〜第11項のいずれか記載の方法。 13.精密セラミックからなる受体部11を使用することを特徴とする請求の 範囲第1項〜第12項のいずれか記載の方法。 14.カバー(16)を有する前記光波ガイド(15)を使用すること、前記 カバー(16)が固定前には十分な長さ分除かれていること、カバーされていな い前記光波ガイド(15)がカバーを除いた後であって固定前に清浄化されるこ とを特徴とする請求の範囲第1項〜第13項のいずれか記載の方法。 15.清浄化工程がフリースを用いて機械的に清掃が行われることを特徴とす る請求の範囲第14項記載の方法。 16.前記使用された前記接着剤(18)の粘度は溶融状態(まだ硬化してい ない)で500mPa.s或いはそれ以下であることを特徴とする請求の範囲第 1項〜第15項のいずれか記載の方法。 17.前記使用された前記接着剤18が短い反応時間で、好ましくは10乃至 20秒間、特に約15秒で反応することを特徴とする請求の範囲第1項〜16項 のいずれか記載の方法。 18.前記接着剤(18)が2成分系の反応性接着剤であり、前記接着剤(1 8)が、硬化のための固体助剤を添加した実質的に固体、好ましくは結晶体の樹 脂であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第17項のいずれか記載の方法。 19.固形樹脂が不飽和樹脂、固体アクリレート樹脂、メタクリレート固体樹 脂、及びエポキシ固体樹脂からなる群より選ばれること、過酸化物、例えば前記 エポキシ樹脂のためのアミン付加物が、ポリエステル、アクリレート及びメタク リレート樹脂の前記硬化のための固体助剤として使用されることを特徴とする請 求の範囲第18項記載の方法。 20.チョークと40%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド)3.3.5 −トリメチルシクロヘキサンが過酸化物として使用されることを特徴とする請求 の範囲第19項記載の方法。 21.前記接着剤(18)が粉末状であること、分離剤が、好ましくはコロイ ドシリカの形で、この前記粉末接着剤(18)中に添加されることを特徴とする 請求の範囲第19項または第20項記載の方法。 22.固定工程をより監視できるようにするために、顔料、好ましくは赤色の 酸化鉄をこの前記粉末接着剤(18)中に混合することを特徴とする請求の範囲 第22項記載の方法。 23.テレフタール酸を主体とするポリエステル樹脂が不飽和ポリエステル樹 脂として使用されることを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 24.接着剤の組成が、ほぼ89%のポリエステル樹脂と、ほぼ6%の1.1 −ジ(第三ブチルパーオキシド)3.3.5−トリメチルシクロヘキサン40% とチョーク、ほぼ3。5%のコロイドシリカと、ほぼ1.5%の酸化鉄であるこ とを特徴とする請求の範囲第23記載の方法。 25.メタクリルアミドとビスフェノールA−ジメタクリレートとの混合物が 固体樹脂として使用されることを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 26.接着剤の組成が、ほぼ80%のメタクリレートと、ほぼ9%のビスフェ ノールA−ジメタクリレートと、6%の1.1−ジ(第三ブチルパーオキシド) 3.3.5−トリメチルシクロヘキサン40%とチョーク、及びほぼ1.5%の 酸化鉄であることを特徴とする請求の範囲第25項記載の方法。 27.エポキシ樹脂が固体樹脂として使用されることを特徴とする請求の範囲 第19項記載の方法。 28.接着剤の組成が、50〜70%のエポキシ樹脂と、20〜40%のエポ キシ付加物、5〜10%のコロイドシリカ及びほぼ1.5%の酸化鉄であること を特徴とする請求の範囲第27項記載の方法。
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