JP2015534128A - 部分架橋された樹脂を含む接着剤組成物及びその使用方法 - Google Patents

部分架橋された樹脂を含む接着剤組成物及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

光ファイバを終端するための光コネクタは、フェルール、光ファイバ、及び接着剤組成物を含むことができる。フェルールは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むことができ、接着剤組成物は、フェルール内にかつフェルールの内面及び光ファイバと接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、部分架橋された樹脂と、部分架橋された樹脂と光ファイバ及び/又はフェルールとの間に化学的結合を与えるカプリング剤とを含むことができる。【選択図】図4

Description

〔関連出願〕
この出願は、共に2012年10月15日出願の米国特許仮出願番号第61/713,788号及び第61/713,779号の「35 U.S.C.§119」の下での優先権の利益を主張し、2013年3月13日出願の米国特許出願番号第13/799,255号及び2013年3月5日出願の第13/785,472号の「35 U.S.C.§120」の下での優先権の利益を更に主張するものであり、この4つの各々の内容は、その全体に本明細書が依存し、かつ引用によって組み込まれている。
本発明の開示は、一般的に、光コネクタ内の部品を接着するための材料及び方法に関し、より具体的には、光コネクタ内のフェルールに光ファイバを接着するのに使用するための接着剤組成物及びその使用方法に関する。
光コネクタのアセンブリにおいて、接着剤は、光ファイバをフェルールに結合するのに使用することができる。接着剤は、典型的には、エポキシのような熱硬化性樹脂とすることができる。本発明は、結合特性を高めた光ファイバ接着剤に対する必要性が存在することを認識したものである。
本発明の開示の概念は、一般的に、光ファイバを光コネクタ内のフェルールに接着するのに使用するための接着剤組成物及びその使用方法に適用可能である。本発明の開示の一実施形態によって、光ファイバを終端するための光コネクタは、フェルール、スタブ光ファイバ、及び接着剤組成物を含むことができる。フェルールは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むことができ、接着剤組成物は、フェルール内に配置され、かつフェルールの内面及びスタブ光ファイバと接触することができる。接着剤組成物は、部分架橋樹脂及びカプリング剤を含むことができる。接着剤組成物は、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。
本発明の開示の別の実施形態によって、フェルール接着システムは、光ファイバを終端するための光コネクタに使用することができる。フェルール接着システムは、フェルール及び接着剤組成物を含むことができる。フェルールは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むことができ、接着剤組成物は、フェルール内にかつフェルールの内面との接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、部分架橋可能樹脂及びカプリング剤を含むことができる。カプリング剤は、アルコキシシラン、オキシムシラン、アセトキシシラン、ジルコン酸塩、チタン酸塩、シランで一端にエポキシリング及び他端にトリメトキシ官能基を有するもののうちの少なくとも1つ、又はその組合せを含むことができる。接着剤組成物は、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。
本発明の開示の更に別の実施形態によって、スタブ光ファイバを光コネクタのフェルールに固定する方法は、フェルールと接着剤組成物とを含むフェルール接着システムを供給するステップと、接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで接着剤組成物を加熱するステップと、フェルールの内面を定めるファイバ受け入れ通路の中にかつ接着剤組成物と接触状態にスタブ光ファイバを挿入するステップと、接着剤組成物を冷却するステップとを含むことができる。接着剤組成物は、フェルール内にかつフェルールの内面との接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、加熱ステップ前に部分架橋可能樹脂及びカプリング剤を含むことができる。接着剤組成物は、部分架橋可能樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。
本明細書に開示する技術の追加の特徴及び利点は、以下の詳細説明に説明しており、かつ一部はその説明から当業者に容易に明らかであり、又は以下の詳細説明、特許請求の範囲、並びに添付の図面を含む本明細書に説明するような技術を実施することによって認識されるであろう。
上述の一般的な説明及び以下の詳細説明の両方は、この技術の実施形態を提示し、かつ特許請求するようなこの技術の性質及び特性を理解するための概観又はフレームワークを提供することを意図していることは理解されるものとする。添付の図面は、技術の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書の中に組み込まれてその一部を構成するものである。図面は、様々な実施形態を示し、かつその説明と共に技術の原理及び作動を説明するのに役立つものである。これに加えて、図面及び説明は、単に例示的であることを意味し、いかなる方法でも特許請求の範囲の限定を意図していない。
本発明の特定の実施形態の以下の詳細説明は、同様の構造を同様の参照番号で示す以下の図面と共に読む時に最も良く理解することができる。
野外光ファイバの端部分上に取付けられる光ファイバ機械的接合コネクタの縦断面図である。 コネクタフェルールのファイバ受け入れ通路を示す図である。 別の例示的な実施形態によるフェルールの斜視図である。 別の例示的な実施形態によるコネクタの縦断面図である。
ここで、その一部の実施形態が添付図面に示されている様々な実施形態をより詳細に参照する。可能な限り、同じ参照番号が図面全体を通して使用され、同じか又は類似の部品を参照する。一般的に、本明細書に説明するのは、光ファイバを光コネクタ内のフェルールに接着するのに使用するための接着剤組成物及びその使用方法の様々な実施形態である。本明細書に説明する接着剤組成物の様々な実施形態は、以下に限定されるものではないが、高接着強度及び/又は環境エージングに従った性能の改善のような望ましい特性を提供することができる。本明細書に開示する接着剤組成物の様々な実施形態はまた、以下に限定されるものではないが、処理サイクル時間の短縮、混合不要、及び/又はポットライフ問題なしのようなフェルール内に光ファイバを固定する処理のための他の望ましい特性を有することができる。
図1を参照すると、本技術に使用するのに適切な野外設置可能な機械的接合光ファイバコネクタ10が示されている。光ファイバコネクタ10は、米国ノースカロライナ州ヒッコリー所在のコーニング・ケーブル・システムズLLCから入手可能な機械的接合コネクタのUNICAM(登録商標)群のメンバの特徴に類似している特徴を含むことができる。光ファイバコネクタの一実施形態は、図1に描かれているが、本明細書に説明するように、ガラス繊維をフェルールに接着するための接着剤組成物及び方法は、あらゆる設計のあらゆる光ファイバコネクタに適用可能である。そのような光ファイバコネクタは、以下に限定されるものではないが、溶融接合又は機械的接合コネクタのような単一ファイバ(例えば、図1及び図4に示すようなコネクタ10、10’のフェルール12を参照)又はマルチファイバ(例えば、図3に示すようにフェルール12’を参照)コネクタを含む。典型的な単一ファイバの機械的接合コネクタの例は、米国特許第4,755,018号明細書、米国特許第4,923,274号明細書、米国特許第5,040,867号明細書、及び米国特許第5,394,496号明細書に提供されている。典型的なマルチファイバの機械的接合コネクタの例は、米国特許第6,173,097号明細書、米国特許第6,379,054号明細書、米国特許第6,439,780号明細書、及び米国特許第6,816,661号明細書に提供されている。
更に図2を参照して示すように、機械的接合コネクタ10は、本明細書ではファイバ受け入れ通路30と呼ばれる長手方向縦ボアを定めるコネクタフェルール12を含む。図2に誇張したスケールで示されているファイバ受け入れ通路30は、フェルール12の内面を形成し、フェルール12は、接着剤組成物40と接触してスタブ光ファイバ14のような光ファイバを固定することができる。接着剤組成物40は、フェルール12内に配置され、かつフェルール12の内面及びスタブ光ファイバ14と接触することができる。様々な接着剤組成物を含む接着剤組成物40の様々な実施形態は、本明細書で詳細に説明している。様々な実施形態において、接着剤組成物40は、一般的に、本明細書で詳細に説明しているように部分架橋樹脂及びカプリング剤を含むことができる。
フェルール12は、典型的には、これらに限定されるものではないが、ジルコニア、アルミナ、チタンドープアルミナ、ガラス充填PPS、又はその組合せのようなセラミック材料を含むことができる。しかし、金属、セラミック、ポリマー、又はその組合せのようなフェルールの構成の他の材料でもよい。
スタブ光ファイバ14は、ガラス又はプラスチックで作られた可撓性の透明な光ファイバとすることができる。それは、光ファイバの2つの端部の間で光を伝達するように導波管として機能することができる。光ファイバは、典型的には、より低い屈折率を有する透明クラッド材によって取り囲まれた透明コアを含む。光は、内部全反射によってコアの中に保持することができる。ガラス光ファイバはシリカを含むことができるが、フルオロジルコン酸塩、フルオロアルミン酸塩、及びカルコゲナイドガラス、並びにサファイアのような結晶材料のような一部の他の材料を使用することができる。図1にスタブファイバ14として示すが、他の実施形態において、スタブファイバではない光ファイバも本明細書に開示するフェルール12、12’及び処理と組み合わせて含まれ、かつ使用することができる。
内部全反射により光をコアに捕捉するより低い屈折率を有する光学クラッドによって光ファイバ14のコアに沿って、光は案内される。クラッドは、それを水分及び/又は物理的損傷から保護するバッファ及び/又は別のコーティングによって被覆されるのがよい。これらのコーティングは、引き抜き処理中に光ファイバ14の外側に適用されたUV硬化ウレタンアクリレート複合材料とすることができる。コーティングは、ガラス繊維のストランドを保護することができる。光ファイバ14は、内側1次コーティング及び外側2次コーティングを含むことができる。光ファイバコーティングは、同心層で適用することができる。
更に図1を参照すると、フェルール12の前方端(本明細書では端面とも呼ばれる)11は、典型的には、スタブ光ファイバ14がフェルール12の端面と同一平面にあるか(図示のように)又は僅かにこれから突出するように精密研磨される。しかし、スタブ光ファイバはまた、必要に応じて予め決められた距離だけフェルール12の端面11から外向きに突出することができる。更に、端面11は、公知の方式で光ファイバ受け入れ通路にほぼ垂直に向けられて「超物理的接触(UPC)」タイプのコネクタを提供することができ、又は予め決められた角度で形成されて「角度付の物理的接触(APC)」タイプのコネクタを提供することができる。これに加えて、単一ファイバフェルール12が便宜的に示されているが、フェルール12は、対応する複数のスタブ光ファイバを受け入れるために全体を通して複数の長手方向光ファイバ受け入れ通路を定めてマルチファイバ機械的接合コネクタ又は他のマルチファイバコネクタを提供することができる(マルチファイバコネクタに対して図3に示すようにマルチファイバフェルール12’を一般的に参照されたい)。
一般的に、フェルール12の後端13は、スタブ光ファイバ14が、フェルールホルダ内に配置された1対の対向する接合構成要素17、18の間でフェルールから予め決められた距離、後方に延びるように、フェルールホルダ16の前方端の中に挿入されてその中に固定される。逆に、フェルール12と接合構成要素17、18とを含むフェルールホルダ16は、コネクタハウジング19内に配置される。カム部材20は、以下に説明するように、下側接合構成要素18のキール部分に係合するためにフェルールホルダ16とコネクタハウジング19の間に移動可能に取付けられる。必要な場合に、フェルール12、フェルールホルダ16、及びカム部材20は、例えば、コイルバネ21によってコネクタハウジング19に対して付勢され、嵌合光ファイバコネクタ又は光学デバイスにおいてフェルール12の端面11と対向するフェルールの端面との間の物理的接触を保証することができる。最後に、バネ保持器22は、コネクタハウジングに対してバネ21の一端を保持するように、カム部材20のコネクタハウジング19と中間部分の間に配置されてコネクタハウジングに固定することができる。その結果、フェルール12、フェルールホルダ16、及びカム部材20は、前方に付勢されるが、コネクタハウジング19に対して後方にピストン運動をすることは許容される。
図1に水平方向矢印によって示すように、野外光ファイバ15は、フェルール12及びスタブ光ファイバ14と反対のフェルールホルダ16の後端に中に挿入することができる。必須ではないが、機械的接合コネクタ10には、スタブ光ファイバ14とほぼ整列させてフェルールホルダ16の中に及び接合構成要素17、18の間に野外光ファイバ15を案内するための手段、例えば、リード−インチューブ24(図4)を設けることができる。好ましくは、接合構成要素17、18の少なくとも一方は、スタブ光ファイバ14及び野外光ファイバ15を受け入れるためにその中に形成された溝を有する。本明細書に示すように、下側接合構成要素18には、スタブ光ファイバ14及び野外光ファイバ15を受け入れてこれらを案内にして精密に整列させる長手方向V字形溝が設けられている。典型的には、野外光ファイバ15は、剥ぎ取られると野外光ファイバの端部の予め決められた長さが露出するバッファ25で被覆されるか又は緊密にバッファされる。機械的接合コネクタ10には、野外光ファイバ15のバッファ25を保持し、かつそれを歪み緩和するための圧着チューブ又は他の歪み緩和機構(図示せず)を更に設けることができる。バッファ25を取り外し、野外光ファイバ15を、野外光ファイバ15の端部分がスタブ光ファイバ14の端部分と物理的接触するまで、接合構成要素17、18の間の機械的接合コネクタ10の後部の中に挿入して進めることができる。カム部材20は、コネクタ10の縦軸線の回りでフェルールホルダ16に対してカム部材20を移動又は回転させることによって作動され、接合構成要素18上でキールと係合し、それによって下側接合構成要素18を上側接合構成要素17の方向に押圧する。下側接合構成要素18の移動により、スタブ光ファイバ14の端部分及び野外光ファイバ15の端部分を下側接合構成要素18に形成されたV字形溝内に着座させ、それによって野外光ファイバ15を接合構成要素の間でスタブ光ファイバ14に対して整列させ同時に固定する。従って、野外光ファイバ15は、スタブ光ファイバ14に光学的に結合される。更に、本明細書に使用される場合に、光結合が生じるコネクタの部分は、「終端区域」と呼ばれる。他の実施形態において、野外光ファイバ15又は別の光ファイバは、スタブファイバ14の代わりに、本明細書に開示するように、フェルールの中に直接に挿入され、かつそれに取りつけることができる。
一般的に、本明細書に説明する接着剤組成物は、光コネクタのあらゆる部品と光ファイバを接着する用途を有することができ、フェルールの内壁へのスタブ光ファイバの接着に限定されないことは理解しなければならない。例えば、本明細書に説明する接着剤組成物を使用して、光コネクタのあらゆる部品をスタブ光ファイバ及び野外光ファイバを含むそれに接続されたあらゆる光ファイバに結合することができる。
本明細書で同じく説明するのは、光ファイバを終端するために光コネクタに使用するためのフェルール接着システムである。フェルール接着システムは、内面を定めるファイバ受け入れ通路30を含むフェルール12と、フェルール12内に配置され、かつフェルール12の内面に接触した接着剤組成物40とを含む。フェルール接着システムの接着剤組成物40の様々な実施形態を本明細書で詳細に説明する。そのような接着システムは、ファイバをフェルール内に結合するために加熱する前に8時間、16時間、1日、1週間、1ヶ月、6ヶ月、1年、又は更に数年の長い期間にわたって接着剤組成物を含有することができる。例えば、接着剤組成物40は、加熱するか又はそうでなければ活性化及び/又は硬化する(例えば、化学触媒により)前にファイバ受け入れ通路30内に詰め込むなど固体粉末形態にすることができる。これに代えて、接着剤組成物は、ファイバ受け入れ通路30において成形固形形態にすることができ、次に、光ファイバの挿入前に加熱することができる。
一般的に、スタブ光ファイバを光コネクタ10のフェルールに固定する方法を本明細書に開示する。本方法は、一般的に、フェルール接着システムを供給するステップと、接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで接着剤組成物を加熱するステップと、光ファイバをフェルールのファイバ受け入れ通路の中にかつ接着剤組成物と接触状態に挿入するステップと、接着剤組成物を冷却するステップとを含むことができる。
接着剤組成物が内部に配置されたフェルールを加熱して接着剤組成物を溶融し、光ファイバがフェルールの開口部の中に摺動することを可能にすることができる。加熱ステップは、架橋又は他の化学反応が接着剤組成物の一部の実施形態内で起こることを可能にするような高温である。加熱ステップは、レーザ(例えば、少なくとも100W容量を有する市販の工業用CO2レーザ)又はいずれかの他の加熱処理によって実施することができる。加熱ステップに掛かる時間は、レーザで15秒未満とすることができ、更に、例えば、10秒未満、8秒未満、又は6秒未満である。接着剤組成物は、次に、室温又は室温の近くで周囲の雰囲気において冷却を加速するか又は簡単な冷却によるなどのあらゆる処理によって冷却することができる。冷却された接着剤組成物が硬化されて光ファイバをフェルールに安定的に接着することができる。一部の実施形態において、フェルール及び接着剤組成物は、海面気圧及びゼロ湿度で室温空気(25℃)において5分、2分、1分、30秒、又は更に15秒内に接着剤組成物を硬化することに関して実質的に冷却することができる。
ここで、接着剤組成物の様々な実施形態を本明細書で以下に開示する。本明細書に使用される場合に、「接着剤」は、表面付着によって互いに材料を保持することができる物質である。一実施形態において、接着剤組成物は、一般的に、部分架橋樹脂及びカプリング剤を含むことができる。一部の実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部が存在することができ、様々な実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1、約0.5、約1、約2、約4、約6、約8、又は約10部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
本明細書に使用される場合に、「熱可塑性樹脂」は、ポリマー鎖架橋なしに繰返し加熱すると軟化し、冷却すると硬化するポリマー材料を含む材料である。例えば、熱可塑性樹脂は、加熱及び冷却サイクルにより繰返し軟化及び硬化することができる。本明細書に使用される場合に、「架橋する」又は「架橋した」は、ポリマー鎖を隣接するポリマー鎖に接続する化学結合を意味し、「架橋可能な」は、十分な熱が適用される時に少なくとも部分架橋される化学種を説明する。本明細書に使用される場合に、「部分架橋する」又は「部分架橋した」は、熱可塑性物質及び熱硬化性樹脂とは異なり、全ての隣接する鎖が結合されるとは限らない隣接するポリマー鎖にポリマー鎖を接続する化学結合を意味し、「部分架橋可能な」は、十分な熱を適用すると部分架橋される化学種を説明する。用語「部分架橋した」及び「部分架橋可能な」を使用して本明細書に説明する接着剤組成物のポリマーを説明する時に、同じ樹脂が架橋前又は架橋に続いて特定の時間で説明されていることは理解しなければならない。例えば、樹脂は、それがフェルールの中に詰め込まれ、まだ部分架橋するように加熱されていない時に部分架橋可能であると説明される。加熱に続いて、樹脂は、部分架橋することができる。別の実施形態において、樹脂は、接着剤組成物がフェルールの中に置かれる前に射出成形される場合のような光ファイバの挿入直前に加熱ステップ前に架橋することができる。しかし、射出成形された接着剤組成物は、架橋が光ファイバ挿入直前に加熱ステップで起こる場合があるので、依然として部分架橋可能と説明することができる。接着剤組成物が本明細書に説明される時に、接着剤組成物が部分架橋樹脂を含むと呼ばれる場合に、それは、接着剤組成物がその架橋ステップ前に部分架橋可能樹脂を含むということに等しいことを更に理解しなければならない。架橋は、コネクタアセンブリ中に互いに確実に構造を固定する性能を提供することができ、熱可塑性樹脂は、フェルール製造のために制御方式で材料が流れることを可能にすることができるが、部分架橋材料は、一意的にかつ相乗的に両タイプの材料のそのような利点を有することができる。
一実施形態において、接着剤組成物は、樹脂の重量で少なくとも約5%が架橋されるか又は架橋可能であり、樹脂の重量で少なくとも約5%が架橋されず又は架橋可能ではないという特性を含むことができる。別の実施形態において、接着剤組成物は、樹脂の重量で少なくとも約10%が架橋されるか又は架橋可能であり、樹脂の重量で少なくとも約10%が架橋されず又は架橋可能ではないという特性を含むことができる。別の実施形態において、接着剤組成物は、樹脂の重量で少なくとも約20%が架橋されるか又は架橋可能であり、樹脂の重量で少なくとも約20%が架橋されず又は架橋可能ではないという特性を含むことができる。
一部の実施形態において、部分架橋樹脂材料は、少なくとも約250℃、270℃、又は290℃の温度の融点を有することができる。一部の実施形態において、部分架橋樹脂材料は、少なくとも約300℃、325℃、又は350℃の温度で空気の存在下で架橋することができる。これに加えて、部分架橋樹脂は、約5分、3分、1分、30秒、又は更に15秒未満内に結合することができる。考えている実施形態において、部分架橋樹脂は、混合を必要とせず、脱気せず、及び/又はポットライフ問題がない。一実施形態において、接着剤組成物は、以下に限定されるものではないが、部分架橋ポリ(フェニレン硫化物)のような1つ又はそれよりも多くの部分架橋樹脂を含むことができる。
他の実施形態において、接着剤組成物は、以下に限定されるものではないが、ポリ(フェニレン酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、環状オレフィンコポリマー、又はその組合せのような1つ又はそれよりも多くの部分又は非部分架橋樹脂を含むことができる。例えば、ポリ(フェニレン硫化物)は、以下に限定されるものではないが、米国テキサス州ザウッドランド所在のシェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニー、LLCから入手可能なRyton(登録商標)V−1、又はドイツのフランクフルト所在のティコナGmbHから入手可能なFortron(登録商標)0205P4又はFortron(登録商標)0203P6を含むことができる。ポリ(フェニレン酸化物)は、以下に限定されるものではないが、サウジアラビアのリヤド所在のSABICから入手可能なSabic SA−102を含むことができる。液体結晶ポリマーは、米国ケンタッキー州のフローレンス所在のティコナから入手可能なVeectra(登録商標)A950 VF3001を含むことができる。ポリエーテルエーテルケトンは、ベルギーのブリュッセル所在のソルベイS.A.から入手可能なKetaspire(登録商標)を含むことができる。環状オレフィンコポリマーは、トパス・アドバンスト・ポリマーズからのTOPAS(登録商標)5013L−10を含むことができる。
カプリング剤は、広範な1つ又はそれよりも多くの好ましいカプリング剤を含むことができる。一実施形態において、カプリング剤は、エポキシ、アミノ、又はメルカプト官能性シランを含むことができる。カプリング剤上のシラン基は、アルコキシシラン、オキシムシラン、アセトキシシランを含むことができる。上述のシランカプリング剤に代えて又はこれと組み合わせて、カプリング剤は、ジルコン酸塩、チタン酸塩、又はその組合せを含むことができる。一実施形態において、カプリング剤は、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのようなグリシドキシプロピルトリメトキシシランを含むことができる。例えば、カプリング剤は、米国コネチカット州のミドルベリー所在のクロンプトン・コーポレーションから入手可能なSilquest(登録商標)A−187、Silquest(登録商標)A−1100、又は米国ニュージャージー州のベイヨン所在のケンリッチ・ペトロケミカルズ・インコーポレーテッドから入手可能なKen−React(登録商標)KR55を含むことができる。
カプリング剤及び部分架橋樹脂の組合せは、接着強度を高めることができる。理論に拘束されることなく、カプリング剤は、光ファイバ及び/又はフェルールの無機表面と接着剤のポリマーマトリックスの間に化学的結合を与えることができると考えられる。冷却後に、無機表面と反応することができる官能基を持たない部分架橋樹脂は、カプリング剤によって光ファイバ又はフェルールの一方又は両方に共有結合することができる。カプリング剤は、特に無機材料に共有結合することができる官能基、及び特に有機官能基と反応することができる基を含むことができる。カプリング剤上の有機官能基は、エポキシ、アミノ、メルカプト、アクリルエステル、又はいずれかの他の有機官能基を含むことができる。一実施形態において、無機材料と反応するカプリング剤上の官能基は、アルコキシシランである。他の可能な基は、オキシム−又はアセトキシ−シランを含む。シランカプリング剤に加えて、ジルコン酸塩及びチタン酸塩もそのような結合機能を有することを示している。
本明細書に説明する接着剤組成物は、少なくとも1つの熱硬化性樹脂を更に含むことができる。広範な熱硬化性樹脂材料は、接着剤組成物の成分として使用することができる。本明細書に使用される場合に、「熱硬化性樹脂」は、比較的不溶融状態をもたらす熱、触媒、紫外線光、その他の作用によって化学反応を受けることになるか又は受けている少なくとも1つのポリマー材料を含む材料である。好ましい熱硬化性樹脂の例は、以下に限定されるものではないが、「ビスフェノールA」ベースのエポキシ又はエポキシノボラックのようなエポキシ樹脂を含むことができる。一実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たり熱硬化性樹脂の重量で約1〜約85部が存在することができる。様々な実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たり熱硬化性樹脂の重量で約1、約5、約10、約30、約50、約70、約80、又は約85部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
熱硬化性樹脂と部分架橋樹脂の組合せは、接着強度を高めることができる。理論に拘束されることなく、300℃よりも高い温度で硬化した後に、接着剤は、マトリックス全体を通して熱可塑性物質及び架橋ネットワーク構造の均一なシステムを形成することができると考えられる。架橋構造は、熱硬化性物質によるだけでなく熱可塑性物質と熱硬化性物質の間でも形成することができる。例えば、部分架橋熱可塑性樹脂は、ポリマー鎖の端部にあるフェノール基によって高温で熱硬化性樹脂と反応することができる。形成されたネットワーク構造は、接着剤及び対応する光ファイバコネクタの一体化を改善し、環境エージング及び剪断応力下の変形に抵抗し、かつ基板に対する結合強度を促進することができる。
一実施形態において、接着剤組成物は、硬化剤を更に含むことができる。理論に拘束されることなく、硬化剤は、接着剤組成物が熱硬化性樹脂を含む場合に、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂を硬化するのに役に立つことができ、及び/又はカプリング剤を硬化するのを補助することができると考えられる。例えば、硬化剤は、カプリング剤及び/又は熱硬化性樹脂のエポキシ基と反応することができる。硬化剤は、以下に限定されるものではないが、無水物硬化剤、アミド硬化剤、芳香族アミン硬化剤、二無水物、一酸無水物、グアニジン化合物、アミン硬化剤、又はその組合せのような利用可能な1つ又はそれよりも多くの硬化剤を含むことができる。例えば、硬化剤は、ジシアンジアミド、ピロメリト二無水物、ドデシルコハク無水物、尿、尿素、メラミン、ジシアンジアミド、又はその組合せを含むことができる。一実施形態において、接着剤組成物は、カプリング剤の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.2〜約50部を更に含む。様々な実施形態において、カプリング剤の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.2、約0.5、約1、約5、約10、約20、約30、約40、又は約50部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。別の実施形態において、接着剤組成物は、熱硬化性樹脂の重量で100部当たり硬化剤の重量で約0.2〜約50部を更に含む。様々な実施形態において、熱硬化性樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.2、約0.5、約1、約5、約10、約20、約30、約40、又は約50部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。更に別の実施形態において、接着剤組成物は、熱硬化性樹脂の重量及びカプリング剤の重量の合計の重量で100部当たり硬化剤の重量で約0.2〜約100部を更に含む。様々な実施形態において、熱硬化性樹脂の重量及びカプリング剤の重量の合計の重量で100部当たり硬化剤の重量で約0.2、約0.5、約1、約5、約10、約30、約50、約70、約90、又は約100部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
一実施形態において、接着剤組成物は、1つ又はそれよりも多くの充填材料を更に含むことができる。一実施形態において、充填材料は、金属の少なくとも1つのピロリン酸塩のような金属組成物である。例えば、金属は、充填材料がマグネシウムピロリン酸塩、コバルトピロリン酸塩、又はその組合せであるように、コバルト又はマグネシウムを含むことができる。一実施形態において、接着剤組成物は、部分架橋樹脂の重量で100部当たり充填材料の重量で約0.5〜約85部を更に含む。様々な実施形態において、熱硬化性樹脂の重量で100部当たり充填材料の重量で約0.5、約1、約5、約10、約30、約50、約70、約80、又は約85部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
一実施形態において、充填材料は、負の熱膨張係数を有する材料を含むことができる。本明細書に使用される場合に、負の熱膨張係数を有する材料は、部分架橋樹脂のガラス遷移温度の例えば約50℃、約30℃、約20℃、又は約10℃内に近い温度で容積の減少と共に相反転を受ける材料を意味する。理論に拘束されることなく、負の熱膨張係数を有する材料を含めることで、フェルールを割れ又は破裂させる一部の実施形態において、過度の圧力をフェルールに印加するほど材料が膨張しないように、接着剤組成物を加熱する時に接着剤組成物の密度及び従って容積を維持するのに役に立つ場合があると考えられる。
本明細書に開示する接着剤組成物の実施形態の様々な成分は、本明細書に開示するあらゆる比率のあらゆる組合せで組み合わせることができる。そのような様々な成分は、部分架橋樹脂、カプリング剤、熱硬化性樹脂、硬化剤、及び充填材料を含む。更に、接着剤組成物の望ましい特性は、様々な成分のうちの2つ又はそれよりも多くのみの組合せによって生じる場合があるが、成分のあらゆる組合せは、本明細書で考えられている。接着剤組成物の成分を言及する場合に、その成分は、一部の実施形態において任意的な成分とすることができ、全ての実施形態において接着剤組成物の中にある必要はないことを更に理解しなければならない。
例えば、1つの好ましい実施形態において、接着剤組成物は、部分架橋樹脂、カプリング剤、硬化剤、及び部分架橋樹脂を含むことができる。接着剤組成物は、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部、部分架橋樹脂の重量で100部当たり硬化剤の重量で約0.2〜約5部、及び部分架橋樹脂の重量で100部当たり充填材料の重量で約0.5〜約85部を含むことができる。
一実施形態において、接着剤組成物は、固体粉末として調製される。接着剤組成物の様々な成分の少なくとも一部は、固体とすることができ、研磨して部分架橋樹脂、熱硬化性樹脂、硬化剤、及び/又は充填材料のいずれか又は全てのような粉末にすることができる。固形粉末材料は、完全に混合することができる。一実施形態において、カプリング剤は、液体とすることができる。しかし、混合物中のカプリング剤の画分は比較的少なく、従って、カプリング剤は、接着剤組成物の固体成分のうちの1つと組み合わせることができ、得られる混合物は、自由流動粉末とすることができる。例えば、一実施形態において、カプリング剤は、リフロー条件下で有機溶媒において部分架橋可能樹脂粉末と予め反応させることができる。溶媒を除去した後に、処理済み粉末が残る。リフロー溶媒の条件下で、カプリング剤の一部は、恒久的にポリマーに結合された状態になる。
一部の実施形態において、接着剤組成物は、固体粉末の形態にすることができ、フェルールのファイバ受け入れ通路(フェルール12内のスタブ光ファイバ14が占める空間として図1に示す)の中に直接に詰め込むことができる。一部の他の実施形態において、特に、接着剤組成物が熱硬化性樹脂を含まない時に、接着剤組成物は、初期加熱ステップに続いて固体材料としてプレフォームの中に押し出すか又は射出成形することができる。熱硬化性樹脂を含む接着剤組成物は、プレフォームの中に押し出すか又は射出成形することができない場合があり、その理由は、これらは、フェルール内でスタブ光ファイバを受け入れて結合する間に再度加熱することができない場合があるからである。従って、部分架橋樹脂は、熱硬化性物質及び熱可塑性樹脂の両方の利点を提供することができる。
接着剤組成物は、ポリ(フェニレン硫化物)の重量で100部当たり「ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシ」シランの重量で15部を使用してポリ(フェニレン硫化物)(Ryton(登録商標)V−1)及び「ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシ」シランで調製された。カプリング剤は、リフロー条件下で99%有機溶媒及び1%「ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシ」シランを含有する混合物中の部分架橋可能樹脂粉末で8時間にわたって予め反応させられた。ピロメリト二無水物の充填材料も、ポリ(フェニレン硫化物)の重量で100部当たり0.5の重量比で接着剤組成物の中に混合された。得られる接着剤組成物は、従って、フェルールのファイバ受け入れ通路の中に詰め込まれた自由流動的粉末であった。フェルール及び接着剤組成物は、次に、接着剤組成物が溶融するまでレーザで加熱され、光ファイバは、ファイバ受け入れ通路の中に挿入された。フェルール及び接着剤組成物は、次に、周囲条件への露出によって冷却された。
接着強度は、Chatillon引張試験セットを用いて解析された。ファイバは、マンドレルに巻きつけられ、次に、ファイバが破壊されるか又は結合が破損するまで垂直に引かれた。引張ピークが記録された。光ファイバに結合されたフェルールも、2日及び7日の環境条件への露出下で試験された。環境条件に露出されなかった対照群も使用された。環境条件下で経過したサンプルは、約22℃で2時間、約22℃から約−40℃まで直線的に変わる温度の2時間、約−40℃で2時間、約−40℃から約85℃まで直線的に変わる温度の2時間、約85℃及び約90%の湿度で2時間、及び約85℃から約22℃まで直線的に変わる温度の2時間から構成される6期間から構成される環境循環レジームによるものであった。2日環境試験サンプルは8サイクルによるものであり、7日環境試験サンプルは28日サイクルによるものであった。接着強度データは、上述の接着剤組成物、並びに他の様々な比較サンプルに対して以下に示されている。
(表)
Figure 2015534128
一実施形態において、接着剤組成物は、一般的に、部分架橋樹脂及び熱硬化性樹脂を含むことができる。一実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たり熱硬化性樹脂の重量で約1〜約85部が存在することができる。様々な実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たり熱硬化性樹脂の重量で約1、約5、約10、約30、約50、約70、約80、又は約85部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
広範な熱硬化性樹脂材料を接着剤組成物の成分として使用することができる。本明細書に使用される場合に、「熱硬化性樹脂」は、比較的不溶融の状態をもたらす熱、触媒、紫外線光、その他の作用によって化学反応を受けることになるか又は受けている少なくとも1つのポリマー材料を含む材料である。好ましい熱硬化性樹脂の例は、以下に限定されるものではないが、「ビスフェノールA」ベースのエポキシ又はエポキシノボラックのようなエポキシ樹脂を含むことができる。
熱硬化性樹脂と部分架橋樹脂の組合せは、接着強度を高めることができる。理論に拘束されることなく、300℃よりも高い温度で硬化した後に、接着剤は、マトリックス全体を通して部分架橋樹脂及び架橋ネットワーク構造の均一なシステムを形成することができると考えられる。架橋構造は、熱硬化性物質によるだけでなく部分架橋樹脂と熱硬化性樹脂の間でも形成することができる。例えば、部分架橋樹脂は、ポリマー鎖の端部にあるフェノール基によって高温で熱硬化性樹脂と反応することができる。形成されたネットワーク構造は、接着剤及び対応する光ファイバコネクタの一体化を改善し、環境エージング及び剪断応力の下での変形に抵抗し、基板に対する結合強度を促進することができる。
本明細書に説明する接着剤組成物は、少なくとも1つのカプリング剤を更に含むことができる。カプリング剤は、広範な1つ又はそれよりも多くの好ましいカプリング剤を含むことができる。一実施形態において、カプリング剤は、エポキシ、アミノ、又はメルカプト官能性シランを含むことができる。カプリング剤上のシラン基は、アルコキシシラン、オキシムシラン、アセトキシシランを含むことができる。上述のシランカプリング剤に代えて又はこれと組み合わせて、カプリング剤は、一端にエポキシリング及び他端にトリメトキシ官能基を有するジルコン酸塩、チタン酸塩、シラン、又はその組合せを含むことができる。一実施形態において、カプリング剤は、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのようなグリシドキシプロピルトリメトキシシランを含むことができる。例えば、カプリング剤は、米国コネチカット州のミドルベリー所在のクロンプトン・コーポレーションから入手可能なSilquest(登録商標)A−187、Silquest(登録商標)A−1100、又は米国ニュージャージー州のベイヨン所在のケンリッチ・ペトロケミカルズ・インコーポレーテッドから入手可能なKen−React(登録商標)KR55を含むことができる。一部の実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部が存在することができる。様々な実施形態において、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1、約0.5、約1、約2、約4、約6、約8、又は約10部、又は上述の重量比のあらゆる組合せの間の範囲が存在することができる。
以下の一部又は全ては、同一的に又は本質的に上述及び/又は図面に開示したものである場合がある。
一実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約30%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂を含むことができる。他の実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約40%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約60%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約70%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約80%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約90%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約95%よりも多いか又はそれに等しく、又は更に接着剤組成物の重量で約98%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂を含むことができる。
一実施形態において、部分架橋樹脂は、2つ又はそれよりも多くの化学種を含むことができる。一実施形態において、部分架橋樹脂は、例えば、ポリ(フェニレンスル酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、環状オレフィンコポリマー、又はその組合せのような1つの化学種とすることができる。一実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約30%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂である1つの化学種を含むことができる。一実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約40%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約60%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約70%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約80%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約90%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約95%よりも多いか又はそれに等しく、又は更に接着剤組成物の重量で約98%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂である1つの化学種を含むことができる。
一実施形態において、部分架橋樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)を含むことができる。一実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約30%よりも多いか又はそれに等しい量のポリ(フェニレン硫化物)を含むことができる。他の実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約40%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約60%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約70%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約80%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約90%よりも多いか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約95%よりも多いか又はそれに等しく、又は更に接着剤組成物の重量で約98%よりも多いか又はそれに等しい量のポリ(フェニレン硫化物)を含むことができる。
一実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約30%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多い量のカプリング剤を含むことができる。他の実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約20%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多く、接着剤組成物の重量で約10%よりも少ないか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約8%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多く、接着剤組成物の重量で約6%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多く、接着剤組成物の重量で約4%よりも多いか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多く、接着剤組成物の重量で約2%よりも少ないか又はそれに等しく、接着剤組成物の重量で約1%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多く、又は更に接着剤組成物の重量で約0.5%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多い量のカプリング剤を含むことができる。他の実施形態において、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約0.5%〜約20%、接着剤組成物の重量で約0.5%〜約10%、接着剤組成物の重量で約6%〜約1%、接着剤組成物の重量で約4%〜約1%、又は接着剤組成物の重量で約3%〜約1%の量のカプリング剤を含むことができる。
一実施形態において、部分架橋樹脂は、約200℃〜約350℃の融点を有することができる。他の実施形態において、部分架橋樹脂は、約225℃〜約325℃、約250℃〜約300℃、約270℃〜約295℃、又は約275℃〜約280℃の融点を有することができる。一実施形態において、部分架橋樹脂は、約278℃の融点を有することができる。
一実施形態において、部分架橋樹脂は、ポリマーとすることができる。一実施形態において、カプリング剤は、ポリマーと光ファイバ及びフェルールのうちの少なくとも一方との間に化学的結合を与えることができる。本明細書に使用される場合に、化学的結合は、以下に限定されるものではないが、共有結合、イオン結合、又は双極子間相互作用のような分子間結合、水素結合、及びLondon分散結合のうちの1つ又はそれよりも多くを含むあらゆる化学結合を意味する。一実施形態において、部分架橋樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)とすることができる。一実施形態において、カプリング剤は、シランカプリング剤とすることができ、それによって接着剤組成物は、ポリ(フェニレン硫化物)の100部当たりシランカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含む。一実施形態において、部分架橋樹脂は、1つの化学種とすることができる。1つの化学種は、ポリ(フェニレン硫化物)、ポリ(フェニレン酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、及び環状オレフィンコポリマーから構成される群から選択することができる。
一実施形態において、光コネクタは、光ファイバを終端するために使用することができる。光コネクタは、フェルールを含むことができ、フェルールは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含む。光コネクタはまた、ファイバ受け入れ通路を通って延びる光ファイバを含むことができる。光コネクタはまた、接着剤組成物を含むことができ、接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路内に配置することができ、かつフェルール及び光ファイバの内面と接触することができ、接着剤組成物は、部分架橋樹脂を含み、接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約30%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂を含む。
一実施形態において、フェルール接着システムは、光ファイバを終端するための光コネクタに使用することができる。フェルール接着システムは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールを含むことができ、フェルール接着システムは、接着剤組成物を含むことができる。接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路に配置され、かつフェルールの内面と接触することができる。接着剤組成物は、接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋可能樹脂を含むことができる。接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路に光ファイバを固定しない固体材料とすることができる。
一実施形態において、光ファイバは、フェルールに固定することができる。固定方法は、フェルールと接着剤組成物とを含むフェルール接着システムを供給するステップを含むことができる。固定方法はまた、接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで接着剤組成物を加熱するステップを含むことができる。固定方法はまた、フェルールの内面を定めるファイバ受け入れ通路の中にかつ接着剤組成物と接触状態に光ファイバを挿入するステップを含むことができる。固定方法はまた、接着剤組成物を冷却するステップを含むことができる。接着剤組成物は、フェルール内にかつフェルールの内面との接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、加熱ステップの前に部分架橋可能樹脂を含むことができる。接着剤組成物は、冷却ステップに続いて接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋樹脂を含むことができる。
一実施形態において、光コネクタは、光ファイバを終端するために使用することができる。光コネクタは、フェルールを含むことができ、フェルールは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むことができる。光コネクタはまた、ファイバ受け入れ通路を通って延びる光ファイバを含むことができる。光コネクタはまた、接着剤組成物を含むことができ、接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路内に配置することができ、かつフェルール及び光ファイバの内面と接触することができる。接着剤組成物は、ポリマーとすることができる部分架橋樹脂を含むことができる。接着剤組成物はまた、ポリマーと光ファイバ及びフェルールのうちの少なくとも一方との間に化学的結合を与えるカプリング剤を含むことができ、接着剤組成物は、部分架橋樹脂の重量で100部当たりカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。一実施形態において、部分架橋樹脂は、1つの化学種とすることができる。一実施形態において、1つの化学種は、ポリ(フェニレン硫化物)、ポリ(フェニレン酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、及び環状オレフィンコポリマーから構成される群から選択することができる。一実施形態において、部分架橋樹脂は、ポリ(ェニレン硫化物)とすることができる。一実施形態において、カプリング剤は、シランカプリング剤とすることができ、接着剤組成物は、ポリ(フェニレン硫化物)の100部当たりシランカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。
一実施形態において、フェルール接着システムは、光ファイバを終端するために光コネクタに使用することができる。フェルール接着システムは、内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールを含むことができる。フェルール接着システムはまた、接着剤組成物を含むことができる。接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路内にかつフェルールの内面との接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、部分架橋可能樹脂を含むことができ、部分架橋可能樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)を含むことができる。接着剤組成物は、フェルールのファイバ受け入れ通路の中に詰め込まれた固形粉末材料とすることができる。
一実施形態において、光ファイバは、フェルールに固定することができる。固定方法は、フェルールと接着剤組成物とを含むフェルール接着システムを供給するステップを含むことができる。固定方法はまた、接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで接着剤組成物を加熱するステップを含むことができる。固定方法はまた、フェルールの内面を定めるファイバ受け入れ通路の中にかつ接着剤組成物と接触状態に光ファイバを挿入するステップを含むことができる。固定方法はまた、接着剤組成物を冷却するステップを含むことができる。
接着剤組成物は、フェルール内にかつフェルールの内面との接触状態に配置することができる。接着剤組成物は、加熱ステップの前に部分架橋可能樹脂を含むことができる。接着剤組成物は、冷却ステップに続いて部分架橋樹脂を含むことができる。部分架橋樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)を含むことができる。接着剤組成物は、加熱ステップの前に固体形態にあることができる。加熱ステップは、少なくとも100W容量のレーザによって実施することができ、接着剤組成物が溶融されるまで15秒未満かかる。冷却ステップは、接着剤組成物が凝固し、かつ部分架橋して光ファイバを固定するまで5分未満掛かる。一実施形態において、カプリング剤は、シランカプリング剤とすることができ、それによって接着剤組成物は、ポリ(フェニレン硫化物)の100部当たりシランカプリング剤の重量で約0.1〜約10部を含むことができる。
本発明の開示を説明かつ定める目的のために、用語「約」は、あらゆる定量的比較、値、測定、又は他の表現に起因する場合がある固有の不確実性の程度を表すのに本明細書で利用されることに注意されたい。用語「約」はまた、程度を表すのに本明細書で利用され、それによって定量的表現は、問題となっている主題の基本的な機能の変化をもたらすことなく規定された基準とは異なる場合がある。
「好ましくは」、「一般的に」、及び「典型的に」のような用語は、本明細書で利用される時に特許請求の範囲を限定するか又は一定の特徴が特許請求の範囲の構造又は機能に対して不可欠、基本的、又は更に重要であることを示唆するのに利用されていないことに注意されたい。そうではなく、これらの用語は、本発明の開示の実施形態の特定の態様を識別し、本発明の開示の特定の実施形態において利用することができるか又はそうでない場合がある代わりの又は追加の特徴を強調するように考えられているに過ぎない。
以下の特許請求の範囲のうちの1つ又はそれよりも多くは、用語「wherein」を移行句として利用することに注意されたい。本発明の技術を定める目的のために、この用語は、構造の一連の特性の列挙を導入するのに使用されるオープンエンド移行句として特許請求の範囲に導入されることに注意されたく、より一般的に使用されるオープンエンド前置用語「含む」と同様に解釈しなければならない。
特性に割り当てられたいずれの2つの定量値もその特性の範囲を構成することができ、予め決められた特性の全ての標準定量値から形成された範囲の全ての組合せが本明細書で考えられていることを理解しなければならない。
本発明の特定の実施形態を詳細にかつ参照して本発明の開示の主題を説明したが、本明細書に開示する様々な詳細は、特定の要素が説明を伴う図面の各々で示されている場合でも、これらの詳細が本明細書に説明する様々な実施形態の基本的構成要素である要素に関連することを示唆すると取るべきではないことに注意されたい。そうではなく、本明細書に添付された特許請求の範囲は、本明細書に説明する様々な実施形態の本発明の開示の幅及び対応する範囲の唯1つの表現と取るべきである。更に、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく修正及び変形が可能であることは明らかであろう。

Claims (30)

  1. 光ファイバを終端するための光コネクタであって、
    内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールと、
    前記ファイバ受け入れ通路を通って延びる光ファイバと、
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路内にかつ該フェルールの前記内面及び該光ファイバと接触状態に配置され、
    ポリマーである部分架橋された樹脂、及び
    前記ポリマーと前記光ファイバ及び前記フェルールのうちの少なくとも一方との間に化学的結合を与えるカプリング剤、
    を含み、
    前記部分架橋された樹脂の重量で100部当たり前記カプリング剤の重量で約0.1から約10部を含む、
    接着剤組成物と、
    を含むことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記部分架橋された樹脂は、1つの化学種であることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記1つの化学種は、ポリ(フェニレン硫化物)、ポリ(フェニレン酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、及び環状オレフィンコポリマーから構成される群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記部分架橋された樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)であることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記カプリング剤は、シランカプリング剤であり、それによって前記接着剤組成物は、前記ポリ(フェニレン硫化物)の100部当たり該シランカプリング剤の重量で約0.1から約10部を含むことを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
  6. 前記部分架橋された樹脂の重量で少なくとも約5%は架橋され、該部分架橋された樹脂の重量で少なくとも約5%は架橋されないことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  7. 前記部分架橋された樹脂は、少なくとも約290℃の融点を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  8. 光ファイバを終端するために光コネクタに使用するためのフェルール接着システムであって、
    内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールと、
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路内にかつ該フェルールの前記内面との接触状態に配置され、
    ポリ(フェニレン硫化物)を含む部分架橋可能樹脂を含み、かつ
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路に光ファイバを固定しない固体材料である、
    接着剤組成物と、
    を含むことを特徴とするフェルール接着システム。
  9. 前記接着剤組成物は、カプリング剤を更に含み、
    前記カプリング剤は、アルコキシシラン、オキシムシラン、アセトキシシラン、ジルコン酸塩、チタン酸塩、シランで一端にエポキシリング及び他端にトリメトキシ官能基を有するもののうちの少なくとも1つ又はその組合せを含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載のフェルール接着システム。
  10. 前記接着剤組成物は、前記部分架橋された樹脂の重量で100部当たり前記カプリング剤の重量で約0.1から約10部を含むことを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれか1項に記載のフェルール接着システム。
  11. 前記カプリング剤は、該カプリング剤と有機溶媒との混合物を前記部分架橋可能樹脂と接触させることによって該部分架橋可能樹脂と予め反応されることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のフェルール接着システム。
  12. 前記フェルールは、光ファイバを受け入れるように構成されるが、現在それを含まないことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載のフェルール接着システム。
  13. 光ファイバをフェルールに固定する方法であって、
    前記フェルールと接着剤組成物とを含むフェルール接着システムを供給するステップと、
    前記接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで該接着剤組成物を加熱するステップと、
    前記光ファイバを前記フェルールの内面を定めるファイバ受け入れ通路の中にかつ前記接着剤組成物と接触状態に挿入するステップと、
    前記接着剤組成物を冷却するステップと、
    を含み、
    前記接着剤組成物は、前記フェルール内にかつ該フェルールの前記内面との接触状態に配置され、
    前記接着剤組成物は、前記加熱ステップの前に部分架橋可能樹脂を含み、
    前記接着剤組成物は、前記冷却ステップに続いて部分架橋された樹脂を含む、
    ことを特徴とする方法。
  14. 前記部分架橋可能樹脂の少なくとも一部のポリマー鎖を架橋させるために少なくとも約300℃の温度で空気の存在下で該部分架橋可能樹脂を加熱するステップを更に含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記部分架橋された樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)を含むことを特徴とする請求項13又は請求項14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記接着剤組成物は、前記加熱ステップの前に固体形態にあることを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記加熱ステップは、少なくとも100W容量のレーザによって行われ、かつ前記接着剤組成物が溶融されるまで15秒未満を要し、
    前記冷却ステップは、前記接着剤組成物が凝固し、かつ部分架橋して前記光ファイバを固定するまで5分未満を要する、
    ことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 光ファイバを終端するための光コネクタであって、
    内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールと、
    前記ファイバ受け入れ通路を通って延びる光ファイバと、
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路内にかつ該フェルールの前記内面及び前記光ファイバと接触状態に配置された接着剤組成物であって、該接着剤組成物の重量で約30%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋された樹脂を含む前記接着剤組成物と、
    を含むことを特徴とする光コネクタ。
  19. 前記接着剤組成物は、該接着剤組成物の重量で約30%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多い量のカプリング剤を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の光コネクタ。
  20. 前記カプリング剤は、アルコキシシラン、オキシムシラン、アセトキシシラン、ジルコン酸塩、チタン酸塩、シランで一端にエポキシリング及び他端にトリメトキシ官能基を有するもののうちの少なくとも1つ又はその組合せを含むことを特徴とする請求項18又は請求項19のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  21. 前記部分架橋された樹脂は、1つの化学種であることを特徴とする請求項18から請求項20のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  22. 前記部分架橋された樹脂は、ポリ(フェニレン酸化物)、ポリアミドイミド、液体結晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、環状オレフィンコポリマー、又はその組合せであることを特徴とする請求項21に記載の光コネクタ。
  23. 前記部分架橋された樹脂は、ポリ(フェニレン硫化物)であることを特徴とする請求項21に記載の光コネクタ。
  24. 前記接着剤組成物は、該接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しい量の前記部分架橋された樹脂を含むことを特徴とする請求項18から請求項23のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  25. 前記接着剤組成物は、該接着剤組成物の重量で約90%よりも多いか又はそれに等しい量の前記部分架橋された樹脂を含むことを特徴とする請求項18から請求項24のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  26. 光ファイバを終端するために光コネクタに使用するためのフェルール接着システムであって、
    内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールと、
    接着剤組成物であって、
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路内にかつ該フェルールの前記内面との接触状態に配置され、
    前記接着剤組成物の重量で約50%よりも多いか又はそれに等しい量の部分架橋可能樹脂を含み、かつ
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路に光ファイバを固定しない固体材料である、
    前記接着剤組成物と、
    を含むことを特徴とするフェルール接着システム。
  27. 前記接着剤組成物は、該接着剤組成物の重量で約30%よりも少ないか又はそれに等しく、かつ約0.1%よりも多い量のカプリング剤を更に含むことを特徴とする請求項26に記載のフェルール接着システム。
  28. 光ファイバを終端するために光コネクタに使用するためのフェルール接着システムであって、
    内面を定めるファイバ受け入れ通路を含むフェルールと、
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路内にかつ該フェルールの前記内面との接触状態に配置され、
    ポリ(フェニレン硫化物)を含む部分架橋可能樹脂を含み、かつ
    前記フェルールの前記ファイバ受け入れ通路の中に詰め込まれた固形粉末材料である、
    接着剤組成物と、
    を含むことを特徴とするフェルール接着システム。
  29. 光ファイバをフェルールに固定する方法であって、
    前記フェルールと接着剤組成物とを含むフェルール接着システムを供給するステップと、
    前記接着剤組成物を溶融するのに十分な温度まで該接着剤組成物を加熱するステップと、
    前記光ファイバを前記フェルールの内面を定めるファイバ受け入れ通路の中にかつ前記接着剤組成物との接触状態に挿入するステップと、
    前記接着剤組成物を冷却するステップと、
    を含み、
    前記接着剤組成物は、前記フェルール内にかつ該フェルールの前記内面との接触状態に配置され、
    前記接着剤組成物は、前記加熱ステップの前に部分架橋可能樹脂を含み、
    前記接着剤組成物は、前記冷却ステップに続いて部分架橋された樹脂を含み、
    前記接着剤組成物は、前記加熱ステップ前に固体形態にあり、
    前記加熱ステップは、少なくとも100W容量のレーザによって行われ、かつ前記接着剤組成物が溶融されるまで15秒未満を要し、かつ
    前記冷却ステップは、前記接着剤組成物が凝固し、かつ部分架橋して前記光ファイバを固定するまで5分未満を要する、
    ことを特徴とする方法。
  30. 前記部分架橋可能樹脂の少なくとも一部のポリマー鎖を架橋させるために少なくとも約300℃の温度で空気の存在下で該部分架橋可能樹脂を加熱するステップを更に含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
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