JP2000513130A - ターゲットカラーイメージに基づく色変換システム - Google Patents
ターゲットカラーイメージに基づく色変換システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中のカラーバリエーション(20)をオリジナルイメージの変換されたイメージ中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法およびシステムに関する。この場合、カラーコンピュータとビデオモニタを有するカラーイメージコンピュータ(10)が設けられている。オリジナルイメージとターゲットイメージがカラーコンピュータへ入力される。ビデオモニタを使用することで、ターゲットイメージ上のポイントで複数のカラーサンプルが抜き出される。ターゲットイメージの代表的カラーを得るため、統計的分析が使用される。また、ビデオモニタを使用することで、オリジナルイメージ上のポイントで複数のカラーサンプルが抜き出される。オリジナルイメージの代表的カーを得るため、統計的分析が使用される。オリジナルイメージの代表的カラーとオリジナルイメージのカラーバリエーションを用い、さらにターゲットイメージの代表的カラーも使用することで、オリジナルイメージのイメージポイントを変換イメージへ変換する。
Description
【発明の詳細な説明】
ターゲットカラーイメージに基づく色変換システム
従来の技術
本発明は、カラーイメージワークステーションにおけるカラーイメージの変換
に関し、さらに詳しくは、ターゲットイメージの色に基づくオリジナルイメージ
の色から変換イメージへの変換に関する。
以前から、Linotype-Hellワークステーションなど従来技術のカラーイメージ
ワークステーションにおいてカラーイメージの中からある色を抜き出し、選択さ
れたその色を用いて同じイメージの他の部分または他のイメージをカラーリング
することが知られている。イメージのただ一部分だけについてその色を修正する
場合にはたとえば、色を変えるべきイメージ部分の周囲を取り巻くマスク技術を
施し、そのイメージ部分を変換するために選択された色を用いることが知られて
いる。しかし、イメージの一部分の色を変えるためにマスク技術が適していない
ことも多い。
発明の概要
本発明の課題は、イメージを共通の色空間へ自動的に変換することである。こ
れによって、すべてのイメージが同じカラーファミリーに属するフィーリングが
得られる。共通の色空間がターゲットイメージに属す
るようにすることもできるし、あるいは含まれているすべてのイメージにおける
何らかの平均を表すようにしてもよい。
さらに本発明の課題は、オリジナルイメージを捕捉し、オリジナルイメージの
カラーバリエーションを考慮しながら、ターゲットイメージとして既知の別のイ
メージの選択部分の色に基づき、オリジナルイメージのすべてまたは一部分のカ
ラーリングを変更することにある。
本発明によれば、全体的にまたは選択されたカラーにおいて相似アルゴリズム
(similarity alogrithms)ないしは類似アルゴリズムが実行され、その結果、
他の領域へ滑らかに溶け込むようになる。変換のセットアップのため、オリジナ
ルイメージとターゲットイメージにおいて(いかなる形状であってもよい)ブラ
シまたはカラーピッカーによりカラーエリアまたはポイントが選択される。相似
アルゴリズムは、カラーコンポーネント(たとえばCMYK;HSL;Lab)
のどのような組み合わせにおいても同時に実行される。相似プロシージャ中に含
まれるすべてのイメージは、ワークステーションのスクリーン上で見ることがで
きる。
本発明によれば変換は、オリジナルカラーイメージを取り囲む手を触れていな
い背景領域に滑らかに溶け込む。
所定のポイントにおいて適用される色変化量は以下の関数である。すなわち、
オリジナルイメージとターゲットイメージから選択された色の間の選択された
色差、
オリジナルイメージの何らかのカラーと選択されたその値との間における選択
された色空間(たとえばCMYK,HSL,Lab)において測定された色距離
。「偶発的誤差」を排除するため、後述のいわゆるフィルタリングされた(スム
ーシングされた)イメージから、色距離を計算することができる。
本発明によれば、各オリジナルイメージポイント間におけるあらゆる定性的な
カラー関係を保持することができる。
本発明による相似アルゴリズムを実行するワークステーションによれば自動的
かつ滑らかに、オリジナルイメージがそれ自身の色空間から他の何らかの(ター
ゲット)色空間へ変換される。ターゲット色空間は、1つのイメージまたは含ま
れている多数のイメージに対する何らかの統計的平均に属するようにすることが
できる。これによって、新たな(変換された)イメージとターゲットイメージが
同じカラーファミリーに属するフィーリングが形成される。イメージおよび変換
全体はあらゆる色空間によって定義することができ、そのような色空間は装置に
依存するものであるか、装置に依存しないものである(たとえばCMYK;HS
L;Lab)。
本発明によれば、カラーイメージ変換システムおよびカラーイメージ変換方法
は、ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中
のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイメージ中のカラー
バリエーションに色変換するために設けられている。また、カラーコンピュータ
およびビデオモニタを有するカラーイメージワークステーションが設けられてい
る。オリジナルイメージとターゲットイメージはカラーコンピュータに入力され
る。ビデオモニタを使用して、ターゲットイメージ上のポイントで複数のカラー
サンプルが抜き出される。また、統計的分析により、ターゲットイメージの代表
的カラーが得られる。さらにビデオモニタを使用して、オリジナルイメージ上の
ポイントでも複数のカラーサンプルが抜き出される。そして統計的分析により、
オリジナルイメージの代表的カラーが得られる。オリジナルイメージの代表的カ
ラーとターゲットイメージの代表的カラーを使用することで、オリジナルイメー
ジのイメージポイントが変換イメージへ変換される。有利にはこの変換ステップ
は、オリジナルイメージのカラーバリエーションに基づく。この場合、オリジナ
ルイメージのカラーバリエーションは、オリジナルイメージ各イメージポイント
の分析により求められ、これによって色空間におけるオリジナルイメージ中の代
表的カラーからの距離または間隔が定められて、この距離を付加的なファクタと
して、オリジナルイメージのイメージポイントから変換イメージへの変換にあた
り使用する。
図面の簡単な説明
図1は、本発明による相似アルゴリズムを含む相似プログラムを採用したカラ
ーイメージワークステーションを示すブロック図である。
図2は、本発明に従って合成オリジナルイメージを合成変換イメージに変換す
る様子を示すブロック図である。
図3A〜図3Fは、合成オリジナルイメージから、ターゲットイメージに現れ
ているカラーに応じて修正されたカラーをもつ合成変換イメージへの変換におい
て、本発明に従って実行されるステップを示す図である。
図4は、図3F中のサブステップ2のための相似プログラムの変換部分の説明
にあたり使用される色空間の実例である。
図5は、合成変換イメージを生成するときの、図3F中のサブステップ2にお
ける輝度変換の実例を示すグラフである。
図6〜図9は、ターゲットイメージ中のカラーおよびオリジナルイメージ中の
カラーバリエーションに基づき、オリジナルイメージを変換されたカラーをもつ
変換イメージへ変換するための本発明によるシステムおよび方法において使用さ
れる相似プログラム中で用いられる相似アルゴリズムを説明するためのグラフで
ある。
有利な実施形態の説明
図1において参照符号10として、相似ないし類似プログラム(similarity p
rogram)における相似ないし類似アルゴリズムを採用した本発明によるカラーイ
メージワークステーションが示されている。従来技術において周知のようにカラ
ーワークステーションは、たとえばカラー写真などをスキャン可能なスキャナ1
1により入力されたカラーイメージをもつことができる。択一的に、ディスクド
ライブ12へ挿入されたフロッピィディスクを介して、カラーワークステーシヨ
ンコンピュータ13へカラーイメージを入力することができる。
カラーコンピュータを備えたカラーワークステーションは従来技術において一
般に周知であり、たとえばLinotype-Hellワークステーションとすることができ
る。このような周知の従来技術によるシステムは、たとえばマウスによるクリッ
クによって、あるいはペイントブラシを使用して、スクリーン上の色を同定する
ことができる。しかし本発明によれば、周知のカラーコンピュータワークステー
ションと共働する相似プログラムが設けられており、これは図1においてキー
ボード14といっしよに参照符号13として示されている。
典型的には従来技術において周知のようにRIP/プリンタコンビネーション
15を設けることができ、これは様々な色についてハーフトーンカラースクリー
ンイメージを出力して、カラー印刷における合成カラーイメージを生成し、ある
いはビデオモニタ16によってカラーイメージを表示させることができる。
図2を参照することで、本発明により実行される変換の一例について容易に理
解できる。図2の場合、参照符号17によって合成ターゲットイメージが表され
ており、これはたとえば白い背景18とターゲットイメージ19をもつ写真とす
ることができ、これはここでは実例を示す目的で点描パターンによって描かれて
いるように、本質的に赤のカラーバリエーションのパターンを有する所定のスタ
イルと形状の本質的に赤いドレスである。このイメージはたとえばカタログなど
で使用できる。
デスクトップパブリッシング環境においては同じカタログ内で、参照符号20
で示されているようなオリジナルイメージとは異なるスタイルや形状の別のドレ
スを提供するのが望ましい場合が頻繁にある。この場合、オリジナルイメージは
たとえば黄の背景21上で本質的に青であって、これは写真とすることのできる
合成オリジナル画像22を表す。この青いドレスは、
異なる点描パターンで表されているように、本質的に青のバリエーションの種々
のパターンを有している。ユーザによって望まれるのは、青いドレスを赤いドレ
スに類似したカラーパターンに変更することである。もちろんこの実例では、「
赤い」ドレスという用語を用いたときには、その「赤」は異なる色相、彩度、輝
度(hue,saturation,luminance,HSL)のカラーバリエーションのことである
。同じように、青いドレスとはすべてが「青」なのではなく、概して青で彩色さ
れているが、色相、彩度、輝度(HSL)がドレスの所定の部分で変化している
青のバリエーションをもつドレスを表すものとしている。
本発明によれば、青いドレスを赤いドレスへコンバートすることが望まれてい
るが、その際、赤いドレスにおける赤のカラーバリエーションの個々の平均カラ
ー(有利には1つの平均)に基づき青いドレスにおいて新たな色を作るときに、
主要ガイドとして青いドレスにおけるカラーバリエーションが利用される。これ
についてはあとで詳しく説明する。
本発明による相似プログラムを備えたワークステーション10は、合成オリジ
ナルイメージ22を変換して合成変換イメージ23を形成し、これはたとえばビ
デオモニタ16に出力させることができる。合成変換イメージ23は、合成オリ
ジナルイメージ22における黄の背景と同じような黄の背景24を依然として有
しており、また、オリジナルイメージ20と同じドレススタイルの変換イメージ
25を有しているけれども、ここではターゲットイメージ19における個々の(
平均的な)赤い色に基づき、また、あとで詳しく述べるようにオリジナルイメー
ジ20の青のカラーバリエーションにも基づき、赤のカラーバリエーションを有
している。したがって、カラーは主として青のドレスから主として赤のドレスに
変えられたけれども、変換されたイメージにおける赤い色のバリエーションは、
オリジナルイメージの青いドレスのパターンに基づいている。とはいえこの場合
の赤い色は、ターゲットイメージ19の赤いドレスにおける個々の(平均的な)
赤い色に基づいている。したがって変換されたイメージ25に示されている点描
パターンは、オリジナルイメージ20において点描で示されているのと実質的に
同じ点描パターンである(しかし図5を参照してあとで説明するように必ずしも
同一でなくてもよい)。
図3のA〜Fには本発明のカラーワークステーションにおいて実行されるステ
ップA〜Fが示されており、これによれば実例としてHSL変換を使用した前述
の色変換が実行され、結果として、後述の式とともに説明するCMYK色空間へ
のイメージの移動が行われる。
ステップA(図3A)において、従来技術で知られているようにビデオモニタ
上でマウスとカーソルの組
み合わせを採用して、白い背景18をもつ合成ターゲットイメージ17のターゲ
ットイメージ19から、参照符号26のXで示した複数の位置においてカラーサ
ンプルを抜き出すことができる。抜き出されたカラーサンプルはたとえばオペレ
ータによって選択され、その際、オペレータは最初の色である赤における異なる
赤色バリエーションつまり異なるH,S,Lを有する赤いドレス上のポイントを
選択する。そしてそれらの値は記憶される。
なお、ここではカラーピッカーによってカラーサンプルを抜き出しているけれ
ども、もちろん当業者に周知のように、赤いドレスのターゲットイメージの複数
の個所にわたりペイントするためにペイントブラシを使用して、複数のカラーサ
ンプル値を抜き出すようにしてもよい。
ステップB(図3B)において、参照符号27で示されている本発明の相似プ
ログラムの統計的分析部分がHSLターゲットイメージカラーサンプル値に対し
て動作し、HsSsLsにより表されるターゲットイメージを表すカラー(平均カ
ラーなど)が生成される。しかし、本発明のもっとも広い形態として、それがど
のように得られようとも、いかなる代表値を使用してもよい。たとえば、平均値
の代わりに代表値をメディアンとすることもできるし、あるいは統計的または数
学的に求められる他の種類の値であってもよく、そ
れらによってターゲットイメージにおけるカラーバリエーションの色が得られる
ようになる。もちろんこれと同じことは、あとで説明するオリジナルイメージに
対する代表値についてもあてはまる。
ステップC(図3C)において、カラーピッカー(またはブラシ)により、合
成オリジナルイメージ22のオリジナルイメージ20においてXで示された複数
のカラーサンプル値27が選択される。そしてこれらのサンプルは記憶される。
ステップD(図3D)において、オリジナルイメージ色値サンプルにおいて統
計的分析が実行され、これによってオリジナルイメージを代表するオリジナルイ
メージのカラー(たとえば平均カラー)を表す平均HsSsLsが得られる。この
ような代表カラーは、先に述べたように様々なやり方で得ることができる。この
分析は、図3Bで説明したような相似プログラムの統計的分析部分27により実
行される。
有利には本発明の1つの実施形態によればステップE(図3E)において、合
成オリジナルイメージ22のフィルタリングが実行され、これによってオリジナ
ルイメージ20中の色値と同じような合成オリジナルイメージ22の背景部分2
1における不所望な色値28が除去される。これは相似プログラムのフィルタリ
ング部分によって実行される。背景において頻繁に起こり得ることは、背景の一
部分として意図されたので
はない孤立した色値が生じることであり、この場合にはそれらは黄の背景の一部
分ではなく、写真プロセスや付随するコンピュータ技術などによって引き起こさ
れる可能性がある。したがって、そのような孤立した青の色値28は、青いドレ
ス20と同じような色値をもつ可能性がある。この場合、それら孤立した青の色
値がフィルタリングにより除去され、あとで述べる変換ステップFが実行される
と、背景中のそれら孤立した青の色値では実行されず、その結果、背景21は変
換では変えられないまま保持され、青いドレス20の色だけが変えられることに
なる。
相似プログラムのフィルタリング部分は孤立した青い色値を検出できる。それ
というのも、それらは著しく密な間隔で発生する青いドレス中の青の色値とは異
なり、黄の背景中に非常に広い間隔で発生するからである。したがって、プログ
ラム中のアルゴリズムによってそのような幅の広い間隔が検出され、背景中のそ
れらの青の色値を除去することができる。そのようなアルゴリズムによる除去手
順は、ローパスフィルタリングなどのように従来技術においてよく知られている
。
ステップF(図3F)において、フィルタリングされた合成オリジナルイメー
ジにおける各ポイントが変換され、図2に関連して先に説明したように変換され
た合成イメージ23が生成される。このことは、相似
プログラムの変換部分29を使用することにより行われる。そしてこれは、各イ
メージポイントごとに2つのサブステップのうちの一方によって行われる。サブ
ステップ1において、合成オリジナルイメージHSL値がHsSsLsの値によっ
て表される代表(平均)オリジナルイメージカラーと実質的に等しいか否かが判
定される。これが該当するならば、変換部分29によってオリジナルイメージの
個々のイメージポイントの値H,S,Lが、合成ターゲットイメージ17(赤い
ドレス)におけるターゲットイメージ19の代表値HsSsLsと等しいHafter
Safter Lafterに変換される。
択一的に、サブステップ2で示されているように、合成オリジナルイメージH
SL値が代表オリジナルイメージHSL値と等しくなければ、相似プログラムの
変換部分29によって、新たなカラーを表す変換されたイメージの値Hafter Safter
Lafterが生成される。それらの値は、変換された目下の個々のイメージ
ポイントカラーと、オリジナルイメージ色空間におけるオリジナルイメージ代表
カラーとの距離によって重み付けされたターゲットイメージ代表カラーHsSsLs
をベースとする。
図4には、実例としての図3中のオリジナルイメージ色空間がHSL座標で示
されており、これは参照符号30の付された何らかの3次元の球体に含めること
ができる。この場合、参照符号P1とP2によって、変換される2つのイメージ
ポイントが示されている。また、参照符号Psによって、代表(平均)カラーが
示されている。第1のオリジナルイメージカラーポイントP1は、色空間30内
でPsから距離D1のところにあり、第2のオリジナルイメージカラーポイント
P2は、オリジナルイメージの代表カラーPsから距離D2のところにある。プ
ログラムの相似変換部分において用いられているアルゴリズムによれば、変換さ
れる目下のイメージの色変換の量が、オリジナルイメージの代表(平均)カラー
からのその目下のイメージポイントの距離の任意関数となっている。換言すれば
、ターゲットイメージ19の赤いドレスにおける赤の平均カラーについて、オリ
ジナルイメージカラーポイントの色がオリジナルイメージのCMYK色空間30
内でPsのすぐ近くに位置していれば、カラーイメージポイントは変換において
、ターゲットイメージ19の代表カラーの赤を受け取ることになる。ポイントが
オリジナルイメージ20のPsから離れれば離れるほど、変換されたイメージカ
ラーはたとえば代表カラーの赤に向かってあまり変化しないようになる。
もちろん、HSLのパラメータによって色を表すことができる。また、CMY
K色空間を使用することもでき、そのような適用事例ではHSLが記述されてい
るところは、本発明のステップ全体を通して択一的に
CMYK色空間系(あるいはたとえばLabなど他の色空間系)を用いることが
できることも自明である。
図5には、実例として輝度パラメータLに関する変換が示されている。当然な
がら、色相Hや彩度Sについても同様のやり方で同じ実例が適用されることにな
る。
図5に示されているように輝度変換に関して、左側のグラフにおいて横座標に
は、図示されているようにたとえば1〜1000まで続く1000ポイントをも
つオリジナルイメージのイメージポイントが示されている。また、縦座標には0
〜100の輝度値が示されている。各イメージポイントは、曲線形状で表される
固有の輝度値をもっている。さらに50として、平均カラー輝度値が表されてい
る。変換された合成イメージにおいて、輝度の関係または曲線(関数としても知
られる)は、ターゲットイメージ内の平均カラーの赤に対する平均カラー輝度を
中心にセンタリングされているが、曲線の全般的な形状は依然としてオリジナル
イメージの輝度曲線の形状を追従している。もっとも、その曲線の振幅は相当に
変化している可能性がある。それというのも、ターゲットイメージ19の赤いド
レスに対するカラー赤の輝度変化は、青いドレスにおけるカラー青に対する輝度
変換よりも大きく変化している可能性があるからである。したがって、ターゲッ
トイメージにおける輝度範囲全体が変換においても考
慮される。重ねていうと、色相や彩度についても同様の説明が成り立つ。
さて、これまで相似プログラムの相似変換部分で使用される相似アルゴリズム
の基本動作ステップについて説明してきたが、次に、本発明で採用している相似
アルゴリズムについて数式の形態で詳しく説明する。以下の式は、オリジナルイ
メージとターゲットイメージにおいて選択されたカラー、各イメージポイントに
適用される相似アルゴリズムにより計算される変化量はHSLの項で表現されて
いるが、変換されたカラーはCMYK色空間において計算され記憶される。当業
者であればこのような相似アルゴリズムを用いて、個々の所望のプログラミング
言語に依存して相似プログラムを容易に書くことができる。図6〜図9は、以下
で説明する相似アルゴリズムの説明および理解に役立つ。
CMYKイメージ”after”(変換イメージ、ステップ3F参照)は、次式に
より記述される。ここで:
ここで:
ここで:
ここで: 図6は、彩度、対角線またはブラックに関する正の変化を示すグラフである。
図7は、彩度、対角線またはブラックに関する負の変化を示すグラフである。
図8は、色相に関する正の変化を示すグラフである。
図9は、色相に関する負の変化を示すグラフである。
背景におけるいわゆる「偶発性の画素(accidental pixels)」を除去する目
的で、フィルタリング(スムーシング)されたイメージから色半径を計算する。
ターゲットイメージと変換すべきイメージとの間で最良の整合性を達成するた
め、変換の計算および適用に加えて、ある程度だけ補正を加えることができるし
、あるいはオペレータの主観的な印象に従ってオリジナルを過修正してもよい。
このような過修正はたとえば、式中の値ρを変化させることにより達成できる。
また、幾何学的なマスク(これには値を変えずに規定される「ハード」マスク
と可変の値をもつ「ソフト」マスクが含まれる)により記述されたオリジナルイ
メージの所定の領域を、変換から除外することもできる。
HSL色空間にオリジナルイメージをもたせる代わりに、CMYK色空間にオ
リジナルイメージをもたせることもでき、そのHSL表現を事前に計算したりた
だちに計算したりすることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成11年6月24日(1999.6.24)
【補正内容】
明細書
ターゲットカラーイメージに基づく色変換システム
従来の技術
本発明は、カラーイメージワークステーションにおけるカラーイメージの変換
に関し、さらに詳しくは、ターゲットイメージの色に基づくオリジナルイメージ
の色から変換イメージへの変換に関する。
以前から、Linotype-Hellワークステーションなど従来技術のカラーイメージ
ワークステーションにおいてカラーイメージの中からある色を抜き出し、選択さ
れたその色を用いて同じイメージの他の部分または他のイメージをカラーリング
することが知られている。イメージのただ一部分だけについてその色を修正する
場合にはたとえば、色を変えるべきイメージ部分の周囲を取り巻くマスク技術を
施し、そのイメージ部分を変換するために選択された色を用いることが知られて
いる。しかし、イメージの一部分の色を変えるためにマスク技術が適していない
ことも多い。
ヨーロッパ特許出願EP-A-0 741 492によれば、オリジナルイメージからカラー
が選択され、選択された各カラーμkごとに要求される色変化δkがユーザによ
り定義される。そして選択された各カラーμkごとに重み付け関数Wk(x)が
定義され、これはカラー
コンポーネント軸に沿って所定の行動半径を有する。次に、定義された重み付け
関数Wk(x)を使用し、選択されたカラーμkについて要求される色変化を重
み付けて重ね合わせることにより、オリジナルカラーxが修正される。このよう
な重み付けは、選択された各カラーμkが要求されたその色変化δkを精確に受
けるようにし、かつ中間カラーが滑らかに変化するように適用される。
ユーザは選択した各カラーごとに要求する色変化を定義するので、オリジナル
イメージ中のカラーバリエーションの構造が変化してしまうし、壊れてしまうこ
とすらある。
また、ドイツ連邦共和国特許出願DE-A-4 343 362の場合にも、オリジナルイメ
ージからカラーサンプルが選択され、選択された各サンプルごとに要求する色変
化ΔL,ΔC,ΔHがユーザにより規定される。この場合、フィルタ係数a(i
,j,k)をもつ3次元ローパスフィルタが、要求された色変化ΔL,ΔC,Δ
Hの色空間内の分布に適用される。この分布は、カラーサンプルの選択により規
定される。フィルタリングの目的は、選択されたカラーサンプルと中間カラーと
の間で、つまり選択されたカラーサンプルにより定義された色部分空間内で、滑
らかな所要色変化を生じさせることにある。この場合も、選択されたカラーサン
プルごとに所要色変化を定義することで、オリジナ
ルイメージにおけるカラーバリエーションの構造が失われる。
発明の概要
本発明の課題は、イメージを共通の色空間へ自動的に変換することである。こ
れによって、すべてのイメージが同じカラーファミリーに属するフィーリングが
得られる。共通の色空間がターゲットイメージに属するようにすることもできる
し、あるいは含まれているすべてのイメージにおける何らかの平均を表すように
してもよい。
さらに本発明の課題は、オリジナルイメージを捕捉し、オリジナルイメージの
カラーバリエーションを考慮しながら、ターゲットイメージとして既知の別のイ
メージの選択部分の色に基づき、オリジナルイメージのすべてまたは一部分のカ
ラーリングを変更することにある。
請求の範囲
1.ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイ
メージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法において、
カラーコンピュータ(13)およびビデオモニタ(16)を有するカラーイ
メージワークステーション(10)を設け、
オリジナルイメージ(20)とターゲットイメージ(19)を前記カラーコ
ンピュータ(13)に入力するステップと、
ビデオモニタ(16)を使用してターゲットイメージ(19)上のポイント
において複数のカラーサンプル(26)を抜き出すステップと
統計的な分析により、ターゲットイメージ(19)の代表的カラーを取得す
るステップと、
ビデオモニタ(16)を使用してオリジナルイメージ(20)上のポイント
において複数のカラーサンプル(27)を抜き出すステップと、
統計的な分析により、オリジナルイメージ(20)における代表的カラーを
取得するステップと、
オリジナルイメージ(20)における代表的カラーとターゲットイメージ(
19)における代表的カ
ラーを使用して、オリジナルイメージ(20)のイメージポイントを変換イメー
ジ(25)へ変換するステップを有することを特徴とする、
オリジナルイメージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメー
ジの変換されたイメージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換する
方法。
2.変換ステップはオリジナルイメージ(20)のカラーバリエーションに基づ
く、請求項1記載の方法。
3.変換ステップにより、ターゲットイメージ(19)の代表的カラーの周囲に
実質的にセンタリングされた新たなカラーをもつ変換されたイメージ(25)を
生じさせる、請求項1記載の方法。
4.変換されたイメージ(25)はオリジナルイメージの代表的カラーから、オ
リジナルイメージ(20)中のカラーバリエーションに基づき、ターゲットイメ
ージ(25)における代表的カラーの周囲で変化するカラーを有する、請求項3
記載の方法。
5.各イメージポイントに対する変換されたイメージ(25)中のカラーバリエ
ーションは、オリジナルイメージ(20)中の個々のイメージポイント各々のカ
ラーの色空間において、オリジナルイメージの代表的カラーからの距離に基づく
、請求項2記載の方法。
6.オリジナルイメージ(20)とターゲットイメージ(19)は双方とも合成
イメージであって、各々個々のオリジナルイメージ(20)またはターゲットイ
メージ(19)を少なくとも部分的に取り囲む背景を有しており、合成オリジナ
ルイメージの背景(21)においてオリジナルイメージ(20)のカラーと類似
した不所望なカラー(28)を除去するためフィルタリングを行う、請求項1記
載の方法。
7.前記フィルタリングステップにおいて背景(21)中で除去される不所望な
カラー(28)を識別するため、オリジナルイメージ(20)中のカラーの狭い
間隔と比べ、背景(21)中の不所望なカラー(28)はいっそう広い間隔を有
することを利用する、請求項6記載の方法。
8.フィルタリングステップを変換ステップよりも前に行う、請求項6記載の方
法。
9.変換ステップにおいて、オリジナルイメージ(20)中の各ポイントのカラ
ーがオリジナルイメージ中の代表的カラーと実質的に等しいか否かを判定するた
めのチェックを行い、実質的に等しければ、変換イメージ(25)中の個々のポ
イントに対するカラーをターゲットイメージ(19)の代表的カラーとし、変換
される各ポイントのオリジナルイメージカラーがオリジナルイメージ(20)の
代表的カラーと異なっていれば、オリジナルイメージの色空間
におけるオリジナルイメージカラーとオリジナルイメージの代表的カラーとの距
離により重み付けられたターゲットイメージの代表的カラーに基づき変換を行う
、請求項1記載の方法。
10.オリジナルイメージ(20)とターゲットイメージ(19)の代表的カラー
は平均カラーである、請求項1記載の方法。
11.ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージ(20)の変換
されたイメージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法にお
いて、
カラーコンピュータ(13)を有するカラーイメージワークステーション(
10)を設け、
オリジナルイメージ(20)とターゲットイメージ(19)をカラーコンピ
ュータ(13)に入力するステップと、
ターゲットイメージ(19)の代表的カラーを求めるステップと、
オリジナルイメージ(20)の代表的カラーを求めるステップと、
オリジナルイメージ(20)の代表的カラーとターゲットイメージ(19)
の代表的カラーを使用して、オリジナルイメージ(20)のイメージポイントを
変換イメージ(25)へ変換するステップを有
することを特徴とする、
オリジナルイメージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメー
ジ(20)の変換されたイメージ中の新たなカラーバリエーション(25)に色
変換する方法。
12.イメージポイントを変換するステップにおいて、オリジナルイメージ(20
)の代表的カラーとターゲットイメージ(19)の代表的カラーに加えて、オリ
ジナルイメージ(20)中のカラーバリエーションを用いる、請求項11記載の
方法。
13.ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイ
メージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換するシステムにおいて
、
カラーコンピュータ(13)とビデオモニタ(16)を有するカラーイメー
ジワークステーション(10)と、
オリジナルイメージ(20)を受け取るため前記カラーイメージワークステ
ーション(13)内に設けられた記憶装置とを備え、
ビデオモニタ(16)を使用することで前記カラーコンピュータ(13)に
より、ターゲットイメージ(19)上のポイントで複数のカラーサンプル(26
)が抜き出され、
ターゲットイメージ(19)の代表的カラーを得るため、前記カラーコンピ
ュータ(13)は統計的分析処理用プログラムを有しており、
ビデオモニタ(16)を使用することで前記カラーコンピュータ(13)に
より、オリジナルイメージ(20)上のポイントで複数のカラーサンプル(27
)が抜き出され、
オリジナルイメージ(20)の代表的カラーを得るため、前記カラーコンピ
ュータ(13)は統計的分析処理用プログラムを有しており、
前記カラーコンピュータ(13)は、オリジナルイメージ(20)の代表的
カラーとターゲットイメージ(19)の代表的カラーを使用して、オリジナルイ
メージ(20)のイメージポイントを変換イメージ(25)へ変換するプログラ
ムを有することを特徴とする、
ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージ(20)の変換
されたイメージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換するシステム
。
14.イメージポイントを変換する前記プログラムは、オリジナルイメージ(20
)のカラーバリエーションに基づき変換を行う、請求項13記載のシステム。
15.ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージ(20)の変換
されたイメージ(25)中の新たなカラーバリエーションに色変換するシステム
において、
カラーコンピュータ(13)を有するカラーイメージワークステーション(
10)と、
オリジナルイメージ(20)とターゲットイメージ(19)を受け取るため
前記カラーイメージワークステーション(13)内に設けられた記憶装置をと備
え、
前記カラーコンピュータ(13)により、ターゲットイメージ(19)の代
表的カラーが決定され、
前記カラーコンピュータ(13)により、オリジナルイメージ(20)の代
表的カラーが決定され、
前記カラーコンピュータ(13)は、オリジナルイメージ(20)の代表的
カラーとターゲットイメージ(19)の代表的カラーを使用して、オリジナルイ
メージ(20)のイメージポイントを変換イメージ(25)へ変換するプログラ
ムを有することを特徴とする、
ターゲットイメージ(19)における代表的カラーに基づき、オリジナルイ
メージ(20)中のカラーバリエーションをオリジナルイメージ(20)の変換
されたイメージ(25)中の新たなカラーバリ
エーションに色変換するシステム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中 のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイメージ中の新たな カラーバリエーシヨンに色変換する方法において、 カラーコンピュータおよびビデオモニタを有するカラーイメージワークステ ーションを設け、 オリジナルイメージとターゲットイメージを前記カラーコンピュータに入力 するステップと、 ビデオモニタを使用してターゲットイメージ上のポイントにおいて複数のカ ラーサンプルを抜き出すステップと 統計的な分析により、ターゲットイメージの代表的カラーを取得するステッ プと、 ビデオモニタを使用してターゲットイメージ上のポイントにおいて複数のカ ラーサンプルを抜き出すステップと、 統計的な分析により、オリジナルイメージにおける代表的カラーを取得する ステップと、 オリジナルイメージにおける代表的カラーとターゲットイメージにおける代 表的カラーを使用して、オリジナルイメージのイメージポイントを変換イメージ へ変換するステップを有することを特徴とする 、 オリジナルイメージ中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換 されたイメージ中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法。 2.変換ステップはオリジナルイメージのカラーバリエーションに基づく、請求 項1記載の方法。 3.変換ステップにより、ターゲットイメージの代表的カラーの周囲に実質的に センタリングされた新たなカラーをもつ変換されたイメージを生じさせる、請求 項1記載の方法。 4.変換されたイメージはオリジナルイメージの代表的カラーから、オリジナル イメージ中のカラーバリエーションに基づき、ターゲットイメージにおける代表 的カラーの周囲で変化するカラーを有する、請求項3記載の方法。 5.各イメージポイントに対する変換されたイメージ中のカラーバリエーション は、オリジナルイメージ中の個々のイメージポイント各々のカラーの色空間にお いて、オリジナルイメージの代表的カラーからの距離に基づく、請求項2記載の 方法。 6.オリジナルイメージとターゲットイメージは双方とも合成イメージであって 、各々個々のオリジナルイメージまたはターゲットイメージを少なくとも部分的 に取り囲む背景を有しており、合成オリジナルイメージの背景においてオリジナ ルイメージカラー と類似した不所望なカラーを除去するためフィルタリングを行う、請求項1記載 の方法。 7.前記フィルタリングステップにおいて背景中で除去される不所望なカラーを 識別するため、オリジナルイメージ中のカラーの狭い間隔と比べ、背景中の不所 望なカラーはいっそう広い間隔を有することを利用する、請求項6記載の方法。 8.フィルタリングステップを変換ステップよりも前に行う、請求項6記載の方 法。 9.変換ステップにおいて、オリジナルイメージ中の各ポイントのカラーがオリ ジナルイメージ中の代表的カラーと実質的に等しいか否かを判定するためのチェ ックを行い、実質的に等しければ、変換イメージ中の個々のポイントに対するカ ラーをターゲットイメージの代表的カラーとし、変換される各ポイントのオリジ ナルイメージカラーがオリジナルイメージの代表的カラーと異なっていれば、オ リジナルイメージの色空間におけるオリジナルイメージカラーとオリジナルイメ ージの代表的カラーとの距離により重み付けられたターゲットイメージの代表的 カラーに基づき変換を行う、請求項1記載の方法。 10.オリジナルイメージとターゲットイメージの代表的カラーは平均カラーであ る、請求項1記載の方法。 11.ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づ き、オリジナルイメージ中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換 されたイメージ中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法において、 カラーコンピュータを有するカラーイメージワークステーションを設け、 オリジナルイメージとターゲットイメージをカラーコンピュータに入力する ステップと、 ターゲットイメージの代表的カラーを求めるステップと、 オリジナルイメージの代表的カラーを求めるステップと、 オリジナルイメージの代表的カラーとターゲットイメージの代表的カラーを 使用して、オリジナルイメージのイメージポイントを変換イメージへ変換するス テップを有することを特徴とする、 オリジナルイメージ中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換 されたイメージ中の新たなカラーバリエーションに色変換する方法。 12.イメージポイントを変換するステップにおいて、オリジナルイメージの代表 的カラーとターゲットイメージの代表的カラーに加えて、オリジナルイメージ中 のカラーバリエーションを用いる、請求項11記載の方法。 13.ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づ き、オリジナルイメージ中のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換 されたイメージ中の新たなカラーバリエーションに色変換するシステムにおいて 、 カラーコンピュータとビデオモニタを有するカラーイメージワークステーショ ンと、 オリジナルイメージを受け取るため前記カラーイメージワークステーション内 に設けられた記憶装置とを備え、 ビデオモニタを使用することで前記カラーコンピュータにより、ターゲットイ メージ上のポイントで複数のカラーサンプルが抜き出され、 ターゲットイメージの代表的カラーを得るため、前記カラーコンピュータは統 計的分析処理用プログラムを有しており、 ビデオモニタを使用することで前記カラーコンピュータにより、オリジナルイ メージ上のポイントで複数のカラーサンプルが抜き出され、 オリジナルイメージの代表的カラーを得るため、前記カラーコンピュータは統 計的分析処理用プログラムを有しており、 前記カラーコンピュータは、オリジナルイメージの代表的カラーとターゲット イメージの代表的カラーを使用して、オリジナルイメージのイメージポイントを 変換イメージへ変換するプログラムを有する ことを特徴とする、 ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中 のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイメージ中の新たな カラーバリエーションに色変換するシステム。 14.イメージポイントを変換する前記プログラムは、オリジナルイメージのカラ ーバリエーションに基づき変換を行う、請求項13記載のシステム。 15.ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中 のカラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイメージ中の新たな カラーバリエーションに色変換するシステムにおいて、 カラーコンピュータを有するカラーイメージワークステーションと、 オリジナルイメージとターゲットイメージを受け取るため前記カラーイメー ジワークステーション内に設けられた記憶装置をと備え、 前記カラーコンピュータにより、ターゲットイメージの代表的カラーが決定 され、 前記カラーコンピュータにより、オリジナルイメージの代表的カラーが決定 され、 前記カラーコンピュータは、オリジナルイメージの代表的カラーとターゲッ トイメージの代表的カラーを使用して、オリジナルイメージのイメージポイ ントを変換イメージへ変換するプログラムを有することを特徴とする、 ターゲットイメージにおける代表的カラーに基づき、オリジナルイメージ中の カラーバリエーションをオリジナルイメージの変換されたイメージ中の新たなカ ラーバリエーションに色変換するシステム。
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