JP2000512389A - 多機能世界時間時計 - Google Patents

多機能世界時間時計

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Abstract

(57)【要約】 地球上のあらゆる場所のデカルト座標を時計のベゼルを介し又はGPSユニットにより入力することにより、その場所の現地時間を提供する世界時間多機能時計。ベゼルはデカルト座標の1度の増分を入力可能な高分解能入力装置である。座標は世界時間帯のデータベースにアクセスして入力された座標が位置する時間帯を決定するのに用いられる。予め定められた基準時間線に対する時間帯の調節を反映させかつ日光節約時間の局地的実施を反映させるために、適当な調節作用が行われる。一組のアナログ針が自動的に移動して選択された場所における時間を表示する。情報をベゼルを介し手動で、又は直接若しくは適切なインタフェースを介しリンクされた手首搭載ユニットを介して入力することにより、光学又はスペクトラム拡散高周波インタフェースを介し時計をGPSユニットにリンクすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 多機能世界時間時計 発明の背景 1.発明の分野 本発明は高分解能データ入力機構として作用するベゼル又はGPSユニットを 介し入力されるデカルト座標に基づいて現地時間を計算する能力をもつ電子腕時 計に関する。このデバイスは航空関係者その他の専門家にとって特に有利なもの である。 2.先行技術 本発明は地球上の任意の場所における日光節約時間(夏時間)の局所的実施に 関して調整された現地時間を、その場所に対応するデカルト座標を入力すること により検索するための方法に向けられている。好ましい実施形態において、本発 明は腕時計の分野について記載される。非常に高い分解能で作動するシステムを 達成するためには、高分解能入力デバイスを使用することが必要である。この点 に関して、腕時計内にデータを入力する従来の方法はキーボードに頼ることなく デカルト座標の入力に対処するのに必要な分解能を達成するには遠く及ばないも のであった。さらに、デカルト座標に基づいて特定の場所の現地時間を提供する 他の既知のシステムは全く存在しない。 時計の竜頭は巻き上げ作用を介して時計に動力を提供し、小さな電気パルス発 生器を用いて機械的かつ電子的に時計の針を設定し、時計に情報を入力し、かつ 時計の動作モードを変更する手段として長い間、使用されてきた。しかしながら 、竜頭は極めて小さく操作が容易でないので、高い分解能の入力デバイスに適合 できない。 例えば、米国特許第5,477,508号明細書は竜頭の通常位置に対し垂直 に配置されたシリンダ又はサムホイールを開示している。このサムホイールはさ まざまなメニューをスクロールするのに使用される。サムホイールの回転速度は スクロール速度を制御する。望ましいメニュー選択はボタンを押すことによって 行なわれる。これは不便でかつアクセスしにくいユーザインタフェースを提供す る。米国特許第4,726,687号明細書ではデータ入力ダイアルを備えたア ナログ式計時器が提案されている。これは入力が必要とされるきわめて多くの指 令のために小型の物理的制御器を用いることが必要であるという、複雑な時計イ ンタフェースを形成する上での主要な障害を例示している。絶対的エンコーダに 接続されてきわめて多数の位置を提供する大型のリング制御デバイスを採用する ことによって、提案された時計はこれらの問題のいくつかを克服している。 容量性エンコードを利用してシャフトの位置を検出すべく絶対的エンコードを 提供するいくつかの方法が知られている。しかしながらこれらの方法の主な制限 は容量性パッドのためのトラックの幅にある。時計寸法のエンコーダに適用され た場合、幅1/2インチ(約1.27cm)未満のトラックを用いた先行技術の 方法は存在しない。時計のベゼル下で有用であるためには、このトラックの幅は およそ1/8インチ(約0.32cm)である必要がある。本発明は腕時計の空 間的必要条件を満たしている。 多数のトラックを備えたブラシ又は二つのトラックを備えた多数のブラシを用 いて絶対的エンコードを実現するさまざまな他の方法が現在存在している。しか し、多トラックエンコーダはベゼルの下にはめ込むには幅が広すぎ、多ブラシエ ンコーダは寿命が短いという欠点を有する。提案された発明では、1本のトラッ ク、多数のブ ラシを使用し、非常に長い寿命をもち、腕時計の空間的必要条件を満たす絶対的 エンコードシステムが開示される。 地球上の多くの地点での現地時間を一つの時計で設定し表示するための多くの 方法が提案されている。地球周りを15度毎に離間された24個の理論的時間帯 が正確であると仮定するシステムもある。これらの方法は主要大陸全てにわたり 時間帯の境界が経線を精密にトレースしていないので、不正確なものである。 他の時計システムは世界中の一定数の都市における現地時間を提供することが できる。例えば、米国特許第4,316,272号明細書では、マーカを操作し て時計面の円周周りに表示されたさまざまな都市における時間を提供できるシス テムが開示されている。米国特許第4,681,460号明細書で開示されてい るもう一つの方法においては、ベゼル上に印刷された都市の名前の隣のLCD上 にインジケータが表示され、この時計は指示された都市における現地時間を提供 する。リストを基礎とするその他の手法も提案されている。しかしながら、これ らのリストを基礎とするシステムはより遠隔の都市及び地域について正確に考慮 していないことの多いリストの完全度によって制限される。これらのリストを基 礎とする方法が地球上の任意の点において正確な現地時間を提供するには程遠い ものであることは明らかである。 米国特許第5,408,444号明細書において、GPSシステムが組み込ま れた腕時計はその受信点で時計に最も近い都市が先の受信点に最も近い都市と一 致するか否かを決定することによって、現地時間を確かめる。それらが一致した 場合、その時間をメモリから表示することができる。一致しない場合には、現在 の受信点に最も近い都市がメモリ内でアクセスされ、その都市の時間が表示され る。この方法の欠点は地球上には、最も近い主要都市が近くの場所 (都市)と同じ時間帯内にない場所が極めて多く存在するという点にある。世界 中の既知の都市のリストは現在のところ254,000件以上存在する。データ ベース内では選択都市について考慮することはできるものの、或る都市自体とは 異なる時間帯内にあるその都市に「近い」数多くの場所が存在する。従って、こ のシステムは往々にして不正確な時間を提供することになる。提案される発明は 一つの都市に対する近さとは無関係に地理的に時間をアクセスすることによって 、この問題を克服する。 発明の概要 本発明の目的は高分解能入力デバイスを介し入力されるデカルト座標に基づい て現地時間を提供することのできる改良型多機能電子アナログ及びデジタル計時 器を提供することにある。本発明の一実施形態において、高分解能入力デバイス としてベゼルが使用される。 ベゼルは電子的エンコードを使用して極めて高分解能の絶対的位置を与える手 段を有し、それにより電力が遮断されたときにベゼルの設定値が失われず、デジ タル変換可能な複数の位置を入力するのにベゼルを利用することができるように される。 本発明の別の目的は都市の近さとは無関係に、ユーザが地球上の任意の地点の デカルト座標を入力することによって時計の現地時間をその場所に設定できる世 界時間時計を提供することにある。さらに、その場所における時間は適用可能で あれば現地の実施方法に従って、日光節約時間に関し自動的に補正される。 本発明の別の目的はデータベース中で選択された座標と同じ時間帯内の最も近 い都市をユーザに表示することができ、又は代替的には、ユーザがその時間を知 りたいと考える一つの都市をデータベー スから選択できるようにする世界時間時計を提供することにある。一つの都市が 選ばれると、その都市の座標はメモリからアクセスされ、ベゼル又はGPSによ って座標が入力された場合と同じ方法を用いて時間が計算される。従って、本発 明のこの観点はユーザがさらに習熟できる要領で、時間にアクセスできるように する。 本発明の別の目的は時計のメモリ内に含まれるデータが現行のものであるよう に更新することのできる世界時間時計を提供することにある。 本発明の別の目的はカスタマイズされた情報を受信しかつ記憶して時計が例え ばある地点における天文学的計算を行うことができ、現行の世界の暦システムの いずれかにアクセスすることができ、航空関係者及びその他の専門家にとって有 用なその他の計算を行うことができるようにする能力をもつ世界時間時計を提供 することにある。 本発明の別の目的はGPSに対応できる世界時間時計を提供することにある。 この時計はユーザにより手動式で、又はケーブル、光学又はスペクトラム拡散イ ンタフェースを介し別のGPSユニットにより、正しい時間及び場所の両方につ いて更新可能である。 本発明の別の目的は時計外部のさらに大きなデータベースにリンクできる世界 時間時計を提供することにある。これは無線伝送、モデム、光学、スペクトラム 拡散又はその他の適切なインタフェースを介して行なうことができる。 提案された発明は多機能電子時計の過去の構成で遭遇した問題点のいくつかを 克服するべく構成されている。提案された発明において、ベゼルはデジタル入力 デバイスとして組み込まれる。これは時計のアナログ部分の時間を設定し、経度 及び緯度を入力し、時計機能のメニューをスクロールさせるために使用される。 経度及び緯度 はこの情報を入力する上でユーザを補助すべくベゼルの表面上に彫刻されている 。ベゼルの位置及び時計の選択されたモードはLCDにより表示される。 ベゼルエンコーダは高度の絶対分解能を与えるべく絶対的接触エンコーダを用 いて実施することが可能である。また、ベゼルはメモリ内に記憶されたデータベ ースをスクロールするために使用することができる。これらのデータベースは都 市及びその対応するデカルト座標、空港及び都市についての情報、並びにユーザ が旅行中にアクセスしたいと考える可能性のあるその他のデータを含む。 ユーザがGPSを所有している場合、ユーザはGPSからデカルト座標を入力 することができ、又GPSが互換性ある出力を有する場合には、時間を修正しか つ場所情報を時計に転送するために適切なインタフェースによりGPSを時計に 対し直接結合できる。GPS衛星はきわめて正確な計時クロックを使用しており 、衛星からGPSの場所までの伝搬遅延について修正するための計算が行なわれ た後、ユーザは非常に正確な時間を入手することができる。GPSを使用すると 、正確な時間を計算し伝搬遅延を修正するという、現在無線機時計により受信さ れる信号を用いては不可能であったことを行なうことができるようになる。さら に、GPSはいくつかの国又は大陸に限定される無線信号とは異なり、全世界的 な受信可能範囲を提供する。 図面の簡単な説明 図1Aはデカルト座標をそのベゼルを介し入力することにより地球上のあらゆ る地点における時間を測定することができる腕時計の好ましい実施形態を示す図 である。 図1Bは図1Aに記載された腕時計と同じ機能性をもつ腕時計の 第2の実施形態を示す図である。 図1Cは選択されたデカルト座標が入力された後の腕時計を示す図である。 図2Aはベゼル上に刻まれた指標を示す図である。 図2Bはベゼルを介し入力されうるさまざまなデータカテゴリを示す図である 。 図3は約1/180度の精度で製図されたカナダ、アメリカ合衆国及びメキシ コの中央部分内のさまざまな時間帯を例示する図である。 図4は開始及び停止年月日を備えた、図3で使用される日光節約実行コードの 整合表である。 図5Aはその構成要素たるベクトルラインを含む境界線を例示する図である。 図5Bはベクトルラインの命名シーケンスを反転させることが必要となるシナ リオを例示する図である。 図6Aはベゼルの下側上の15個のブラシのレイアウトである。 図6Bはブラシと接触する12個のパッドのレイアウトである。 図6Cは接触パッド上に重ね合わされた電気ブラシの頂面図である。 図7はカナダ、米国及びメキシコの中央部分におけるさまざまな時間帯多角形 及び日光節約多角形を包囲する、境界を接する長方形を例示する図である。 図8は選択されたデカルト座標に対応する現地時間を決定すべくデータベース にアクセスするのに実行される段階を例示するフローチャートである。 好ましい実施形態の説明 本発明は世界中の任意の場所における現地時間及びその他のデータを、その場 所に関連付けられたデカルト座標の入力を介して提供するための多機能世界時間 時計に向けられている。本発明はまた、精確なデカルト座標を入力するため及び データ入力の他の形式のために、この世界時間時計に一体化された高分解能デー タ入力機構をも提供する。 図1Aを参照すると、この時計には高分解能の入力デバイスとして、二方向回 転ベゼル1が組み込まれる。時計は回転ベゼル下方に配置されたLCD(液晶表 示装置)2を含む。図1Aにおいて、LCDはユーザの手首に適合するように輪 郭どりされた時計の延長部分の上に配置されている。当然、時計の形状は本発明 の範囲から逸脱することなくあらゆる特定のニーズを満たすよう容易に変更する ことができる。回転ベゼル1内には、アナログ表示装置3が配置されている。経 度6及び緯度7指標は回転ベゼル3上に印付けされている。データベースは例え ば光学、スペクトラム拡散又はその他の適切なインタフェースでありうる外部ポ ート20を介し更新可能である。このポート20により、時計と外部源間の相互 作用が可能になる。特定のデカルト座標を自動的に入力する内蔵GPSをこの装 置に組込むことができることが想到される。 本発明の一実施形態によれば、時計のインタフェースはハードウェア通信のた めの赤外線デバイス協会の仕様に適合する。このことにより、時計はテレビ、V CR、PDA、デスクトップコンピュータ及びポータブルコンピュータなどの適 合するデバイスと通信又はデータ交換可能になる。時計のマイクロプロセッサ内 で実行されて時計に計時器以外の要領で機能できるようにするアプリケーション を開発することができる。 赤外線インタフェースに加えて又はそれに代って、時計に近接し ているものの衣服又は壁によって遮へいされているデバイスと時計とが通信でき るようにするのが適用可能であれば、スペクトラム拡散無線通信を使用すること もできる。これは拡大された遠隔制御が望まれる場合、電話技術機能を実現する ことが望まれる場合、又は物理的に時計に接続されていないより強力なマイクロ プロセッサのための表示端末として時計が使用される場合に有用である。図1B を参照すると、本発明の代替的な物理的実施形態が開示される。この実施形態で は、補足的なアナログ表示装置4が例示される。この補足的なアナログ表示装置 4は一位置の現地時間を示し、一方で主アナログ表示装置3が異なる位置の時間 を示すのに使用できる。 図2Aを参照すると、回転ベゼル1上に刻まれた指標が例示される。回転ベゼ ル1を介し入力されうるデータ入力の様々なカテゴリが、図2B内の回転ベゼル 1周りに円周方向に例示される。図2Bの最も外側の円周上では、入力カテゴリ は文字、数及びその他の標準的キーボード入力40に対応する。経度入力41の 範囲はキーボード入力に直接隣接する円内に例示される。次に緯度入力42が例 示される。最終的に、最も内側のリングにおいてアルファベットリスト43が時 計の面を包囲する。作動時、ユーザは上部選択ボタン9を押すことにより自らが そこからのデータ入力を望んでいるカテゴリを選択する。次に、ユーザは望まし いデータ入力が予め定められた基準点44に位置決めされるまで、ベゼル1を回 転させる。入力されるべき文字が図1でLCD2上に表示される。このとき、図 1Cを参照すると、ユーザは下部選択ボタン8を押すことにより特定のデータを 入力する。 図1Aを参照すると、LCDはそのデフォルト状態で、特定の場所における日 付及び現地時間を表示する。図1Cを参照すると、特定の経度及び緯度2Aが入 力された後、LCD2は入力された経度 及び緯度2Aと、これらの座標における時間2Bとを表示する。本発明の一実施 形態によれば、同じ時間帯内で選択された座標に最も近い都市2Cも表示されう る。以下でさらに詳細に説明する通り、「都市情報」メニュー選択までスクロー ルすることにより、その都市に関する情報が表示されることになる。 世界時間帯のデータベースは時計内に配置されたマイクロプロセッサによりア クセスされるメモリ内に準備され記憶される。時間帯の輪郭写出と、各国の異な る地域内での日光節約時間の実施とに関し、各国からの関連情報が収集される。 アリゾナ州と中央カナダ、アメリカ合衆国及びメキシコの一部分とを含む図3を 参照すると、コンパイルされた情報は非常に精確である。内部時間帯24の境界 90〜98は約1/180度の精度でトレース又は線引きされており、これは最 大で赤道における約0.4マイル(約0.6km)と同等である。場合によって は、単一の国又は州内で、日光節約時間が実施されている地域とそうでない地域 がある。これらの地域は同様に、別の時間帯として1/180度まできわめて精 確に画定される。 データベースはベクトルファイル書式で点として記憶される。世界のデジタル チャート(Digital Chart of the World)、ワール ドデータバンクII(World Data Bank II)及び/又はワー ルドベクトルショアライン(World Vector Shoreline) を含む多くの利用可能な源からのベクトルに基づいて世界のベクトルマップがコ ンパイルされる。時間帯の境界及び日光節約時間が実施されている地域(対応す る開始及び停止の日付と共に)に関する情報が適切な境界を付加することによっ てベクトルデータベースに付加される。必要であれば、12海里境界又は別の許 容可能な距離といった海岸 線からの距離が海岸線における時間帯変更のために設定される。 図5Aを参照すると、境界線23は多くの個々のベクトル点で構成され、これ らベクトル点は北から南までベクトル点を接続することによってベクトル線27 を形成するものとして概念化されうるものである。境界線を構成するこれらの個 々のベクトル点は全て、その関連付けられた境界線と同じ名前を有する。従って 、境界線23を構成するベクトル線27は関連付けられた境界線23と同じ名前 を有する。各境界線の名前の最初又は第1の部分(並びにその関連付けられたベ クトル点及び線)は境界線の西の多角形(「x」)に対応し、各境界線の名前の 第2の部分(並びにその関連付けられたベクトル点及び線)は東側の多角形(「 y」)に対応する。 時間帯データベースと共に用いられる命名規則が開発されてきた。これにより 、ソフトウェアは任意の座標点における現地時間を提供するのに必要な情報に即 時アクセスすることが可能になる。時間帯名は3つの部分からなる。第1の部分 は図3で80として示され、000から始まり2500まで進む数字で表わされ る、日付変更線からの偏差である。第1及び第2桁の数字(先頭の「0」は印刷 されない)は日付変更線からの時間の偏差の数を表わし、最後の二つの数字は各 地域内の日付変更線からの分の偏差の数を提供する。 時間帯名の第2の部分は図3で81として示される日光節約コードを提供する 。このコードは文字及び数字の形をとるか、又は文字Nの場合には数字は関連付 けられない。このコードは対応する時間帯の開始及び停止日付の表を引用する。 図4を参照すると、コード及び対応する日光節約時間の使用の例が図3に例示さ れたコードについて提供される。現在の日付が開始及び停止の日付と比較されて 日光節約調整を行なう必要があるか否かが決定される。 同一時間方法を用いて多数の多角形(多数の時間帯に対応する) が存在しうる。図3の時間帯名82の第3の部分は通し番号であり、この番号は 同一時間方法を用いる多数の多角形のうちいずれかに含まれるかを示すものであ る。これは図3において時間帯構成要素82,83により例示されている。 境界線は隣接する二つの時間帯を互いに分割し、各境界線(日光節約コード及 び通し番号を含む)にはそれが分離する二つの時間帯の複合名が与えられる。図 3を参照すると、時間帯500M9.0を一例として用いると、各時間帯地域2 4は一つの多角形である。この時間帯多角形24は隣接する時間帯地域を分離す る多数の境界線90〜98により境界が定められる。データベース内において各 境界線90〜98はそれが分離する二つの地域の名前を組合わせることによって 命名されている。使用される命名規則は西側の時間帯が複合名の最初に使用され るというものである。境界92,94のように二つの時間帯間で境界が隣接しな い場合、「.0」で始まる反復が使用される。従って、92で示される境界の名 前は500M9.0/600M9.0*0となる。94で示される境界の名前は 500M9.0/600M9.0*1となる。98で示される境界の名前は40 0M9.0/500M9.0となる。データのデコードにおいてソフトウェアを 援助する分離記号として、特殊文字「.」、「/」及び「*」が用いられる。従 って、世界は、適用可能であればいつでも日光節約調整を提供することを含めて 、一年中同じ要領で時間を使用する離散的な地域をそれぞれが含む多角形に分割 される。 1996年には、日光節約時間を利用する22個の異なる方法を含め、88個 の独特の主要時間帯が存在した。さらに、その周辺地域と異なる要領で時間を使 用する小さな地理的ポケットが存在した。別の時間帯とみなされる同一時間方法 を使用する隣接しない領域 も存在した。全ての国に関しそれぞれ現地又は国の政府機関と連絡を取ることに より、時間帯データベースを連続的に更新することができる。 図7を参照すると、データベース調査を促進するために、データベース内にお いて各時間帯多角形は多角形全体と境界を接するできるだけ小さな長方形28( 点線)によっても表わされている。境界を接する長方形の目的はマイクロプロセ ッサが、入力されたデカルト座標の付近にどの境界線があるかを迅速に決定でき るようにすることにある。その効果は選択されたデカルト座標がどの時間帯多角 形内に位置しているかを決定する上で考慮する必要のある境界線の数を厳しく制 限するという点にある。 図8を参照すると、デカルト座標がひとたび入力されると29、その座標を囲 む時間帯を表わす多角形の境界を接する全ての長方形がデータベースから検索さ れる30。検索された境界を接する長方形に対応する多角形の境界線を構成する 全てのベクトル点が検索される31。選択された座標の北から始まり選択された 座標の南で終わる(又はその逆)ものでない、その構成要素たるベクトル点によ り画定された通りの検索された全ての境界線が考慮対象から除かれる32。選択 された座標の北から始まりその南で終わる(又はその逆)ものでない(概念的に 、隣接するベクトル点を接続することによって形成された)全てのベクトル線が 削除される33。従って、残りの境界線のうちの二つのベクトル点対であって、 北/南軸線内で入力された座標のいずれかの側で最も近いものが選択される33 。これら二つのベクトル点対はベクトル点対を接続する二本のベクトル線を形成 するものとして概念化されうる。東側及び西側で最も近く選択された座標と境界 を接するベクトル線は数学的に計算することができる35。このようにして、選 択された座標と東側及び西 側で境界をなす二組のベクトル点が選択される。本発明のこの実施形態において 、水平線は有意でない。 当業者であれば、本発明が選択された座標と南側及び北側で境界をなすベクト ル点対を計算することを考慮していることがわかるはずである。東西技法の代わ りに、又はそれと組合わせてこの南北技法を使用してシステムの分解能をさらに 大きくしかつ精度を高めることができる。 選択された座標に最も近いものとして計算されたベクトル点(線)の名前を見 ると共に、さまざまなベクトル点(線)の間で共通の時間帯を決定することによ り、選択された座標が含まれる多角形を導き出すことができる37。 二つのベクトル線名に共通の多角形名が一つしか存在しない場合、選択された 座標はその共通の多角形内に位置している。ベクトル線に共通の多角形名が二つ 存在する場合、ベクトル線内で多角形名が現われる順序を考慮しなくてはならな い39。例えば、西側の多角形は常に名前の最初の部分内に表わされ、東側の境 界をなす多角形は常に名前の第2の部分内に表わされているので、最も近いベク トル線を引用することによって、選択された座標がどの多角形に囲まれているか を計算することができる。 しかしながら、北から南へ境界線を下に進ませたときに、一つ又はそれ以上の 線が北に進む(すなわち到達する第1のベクトル点が到達した第2のベクトル点 の南にある)場合には、これら一つ又はそれ以上のベクトル線の名前を逆転させ るべきである。従って、図5Bに示されるように、境界線を下るにつれてベクト ル線50が北へ進む場合には、そのベクトル線に関連付けられた名前の順序を逆 転させてこの特定のセグメント50の西側の多角形がベクトル線の名前の最初の 構成要素を構成するようにすべきである。任意のベク トル線51では西側の多角形は地域Xである(水平線は関係ない)。しかしなが ら、線が北に方向転換すると、ベクトル線50で生ずるように西側の多角形は反 対側の多角形となる。従って、入力された座標が存在する多角形の場所を計算で きるように、命名規則を調整することができる。必要とあらば名前が逆転された 後40、その点が選択されたベクトル線のいずれの側に存在するかを計算し41 、その線の名前の適切な要素を引用して時間帯を決定することにより、時間帯が 決定される42。 図6Aを参照すると、ベゼルの下側はそれに取り付けられた15個のブラシ2 6からなるアレイを有する。これらブラシは時計の側(ケース)に接地される( 図示せず)。好ましい実施形態によれば、ブラシはベゼルの下側に圧力嵌めされ た真ちゅうリング26a上に取り付けられる。 図6Bを参照すると、回転ベゼル1の下に配置された円形リング27Cはその 上に15度の間隔27aで等しく離間されて配置された12個の接触パッド27 を有する。各接触パッド27は長さ27Bが15度である。各パッド27はマイ クロプロセッサ(図示せず)のポートピンに結合される。各ポートピンは抵抗器 を介し予め定められたVccレベルまで引き上げられる。本発明の好ましい実施 形態によれば、円形リング27Cはセラミックスからなり、接触パッド27はパ ラジウム銀からなり、パッドの外側のセラミックスはガラスで焼成されている。 図6Cを参照すると、ブラシ26がパッド27と接触すると、ブラシが接地さ れているのでパッド27の電圧レベルはゼロになる。従って、ブラシ26の一つ と接触しているパッド27では、電圧レベルは低い(バイナリ「0」として表わ される)。接地ブラシ26のいずれとも接触していないパッド27では、電圧レ ベルは高い( バイナリ「1」として示される)。12個の接触パッド27によって提供される バイナリコードがベゼル1の各1度の回転に対し独特となるようにブラシ26及 びパッド27が配置されている。従って、ベゼル1が1度だけ回転する毎に、接 触パッド27と接するブラシ26のパターンは変化する。結果として得られるバ イナリコードはマイクロプロセッサによりデコードされて冷間始動からベゼル1 の絶対位置が提供される。接地ブラシ26を使用することにより、回路板上の付 加的なブラシ及び接地用ストリップの必要性がなくなる。 本発明の一変形形態において、二つの同心ベゼルを利用することができる。二 つのベゼルを用いると、各ベゼルはそれ自体のパッドの組をそれ自体の導電性ブ ラシの組に結合して経度及び緯度のために独立した設定値を提供する。 好ましい実施形態は天文学的計算を実施するための方法及び手段を含む。選択 された座標に対応するあらゆる時間及び場所において日の出、日の入、月相、月 の出及び月の入を計算できる。 好ましい実施形態には、汎用万年暦のための適用が含まれる。「汎用」とは、 世界の暦システムのいずれでも実現し、その暦システムにおける適切な日付情報 を表示する能力のことをいう。「万年」とは、暦の始めに戻って全ての暦日を精 確に計算し、暦の全ての日付を永続的に予測する使用アルゴリズムの能力のこと をいう。暦システムが変更され又は新しいシステムが発展したときに、アルゴリ ズムを更新することができる。 各世界暦システムはその暦システム内の現在の日付に達するのに規定されたア ルゴリズムを使用する。各システムは暦システムを逆進又はトレースバックした ときにシステムの0日付となるような日付を有する。各暦システム内で使用され るアルゴリズムは特定の月 名、日数、及び各システムに対するその他の関連情報と共にエンコードされてユ ーザがそれを利用できるようにされている。過去の特定の暦システム内に修正が ある場合もある。これらの修正は暦が後方互換性をもつように、既知の個所にお いてシステム内で実現される。この一例がグレゴリオ暦に存在する。グレゴリオ 暦が1582年にグレゴリー法皇により制定されたとき、春分点がおよそ3月2 1日にくるようにするために、1582年10月4日の後には、1582年10 月15日が続いた。これは復活祭のお祝いをそれが当初祝われた季節に保つため に行なわれたことである。歴史的日付を変換するべく時計を使用することに関心 がある人のために、暦修正を組込むことによりユーザは正確に歴史的日付を変換 できるようになる。 本発明の好ましい実施形態において、データベースはEPROM及びEEPR OM内に収納されている。メモリは外部ポート20を介しデータをダウンロード することによって更新されうる。本発明のさらに小さな実施形態に関し、データ ベースをEPROM内に収納することができる。この変更例では、EPROMを 消去し、それを更新済みデータベースで再度プログラミングすることによってデ ータベースが更新される。 好ましい実施形態によれば、SMC88316マイクロプロセッサが使用され る。好ましい実施形態で使用されるEPROMはEPROM、RAM、追加ポー ト及びいくつかの論理を一つのチップに結合するWSI社による新しい製品であ る。好ましい実施形態で使用されるEEPROMはAtmel社製である。これ らのチップを使用すると、構成要素の数、ボードの複雑性、ひいてはコストが分 離構成要素又はカスタムASICのいずれかを用いて可能なものに比べて、さら に低いレベルとなる。 本明細書で開示した多機能世界時間時計は広範な時計、計時器及び世界時間G PSの利用分野に応用できるハードウェア及びソフトウェアの構成を利用する。 開示された技術はマイクロプロセッサの広範囲で実施可能である。従って、本発 明のこの記載は特定の一実施形態における発明の原理を例示しているにすぎず、 いかなる形であれ、以下の請求の範囲によって規定される本特許の範囲を制限す るものではないことが認識されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月21日(1999.4.21) 【補正内容】 多機能世界時間時計 発明の背景 1.発明の分野 本発明は高分解能データ入力機構として作用するベゼル又はGPSユニットを 介し入力されるデカルト座標に基づいて現地時間を計算する能力をもつ電子腕時 計に関する。このデバイスは航空関係者その他の専門家にとって特に有利なもの である。 2.先行技術 本発明は地球上の任意の場所における日光節約時間(夏時間)の局所的実施に 関して調整された現地時間を、その場所に対応するデカルト座標を入力すること により検索するための方法に向けられている。好ましい実施形態において、本発 明は腕時計の分野について記載される。非常に高い分解能で作動するシステムを 達成するためには、高分解能入カデバイスを使用することが必要である。この点 に関して、腕時計内にデータを入力する従来の方法はキーボードに頼ることなく デカルト座標の入力に対処するのに必要な分解能を達成するには遠く及ばないも のであった。さらに、デカルト座標に基づいて特定の場所の現地時間を提供する 他の既知のシステムは全く存在しない。 時計の竜頭は巻き上げ作用を介して時計に動力を提供し、小さな電気パルス発 生器を用いて機械的かつ電子的に時計の針を設定し、時計に情報を入力し、かつ 時計の動作モードを変更する手段として長い間、使用されてきた。しかしながら 、竜頭は極めて小さく操作が容易でないので、高い分解能の入力デバイスに適合 できない。 例えば、米国特許第5,477,508号明細書は竜頭の通常位置に対し垂直 に配置されたシリンダ又はサムホイールを開示している。このサムホイールはさ まざまなメニューをスクロールするのに使用される。サムホイールの回転速度は スクロール速度を制御する。望ましいメニュー選択はボタンを押すことによって 行なわれる。これは不便でかつアクセスしにくいユーザインタフェースを提供す る。米国特許第4,726,687号明細書ではデータ入力ダイアルを備えたア ナログ式計時器が提案されている。これは入力が必要とされるきわめて多くの指 令のために小型の物理的制御器を用いることが必要であるという、複雑な時計イ ンタフェースを形成する上での主要な障害を例示している。絶対的エンコーダに 接続されてきわめて多数の位置を提供する大型のリング制御デバイスを採用する ことによって、提案された時計はこれらの問題のいくつかを克服している。 容量性エンコードを利用してシャフトの位置を検出すべく絶対的エンコードを 提供するいくつかの方法が知られている。しかしながらこれらの方法の主な制限 は容量性パッドのためのトラックの幅にある。時計寸法のエンコーダに適用され た場合、幅1.27cm(0.5インチ)未満のトラックを用いた先行技術の方 法は存在しない。時計のベゼル下で有用であるためには、このトラックの幅はお よそ1/8インチ(約0.32cm)である必要がある。本発明は腕時計の空間 的必要条件を満たしている。 多数のトラックを備えたブラシ又は二つのトラックを備えた多数のブラシを用 いて絶対的エンコードを実現するさまざまな他の方法が現在存在している。しか し、多トラックエンコーダはベゼルの下にはめ込むには幅が広すぎ、多ブラシエ ンコーダは寿命が短いという欠点を有する。提案された発明では、1本のトラッ ク、多数のブ ラシを使用し、非常に長い寿命をもち、腕時計の空間的必要条件を満たす絶対的 エンコードシステムが開示される。 地球上の多くの地点での現地時間を一つの時計で設定し表示するための多くの 方法が提案されている。地球周りを15度毎に離間された24個の理論的時間帯 が正確であると仮定するシステムもある。これらの方法は主要大陸全てにわたり 時間帯の境界が経線を精密にトレースしていないので、不正確なものである。 他の時計システムは世界中の一定数の都市における現地時間を提供することが できる。例えば、米国特許第4,316,272号明細書では、マーカを操作し て時計面の円周周りに表示されたさまざまな都市における時間を提供できるシス テムが開示されている。米国特許第4,681,460号明細書で開示されてい るもう一つの方法においては、ベゼル上に印刷された都市の名前の隣のLCD上 にインジケータが表示され、この時計は指示された都市における現地時間を提供 する。リストを基礎とするその他の手法も提案されている。しかしながら、これ らのリストを基礎とするシステムはより遠隔の都市及び地域について正確に考慮 していないことの多いリストの完全度によって制限される。これらのリストを基 礎とする方法が地球上の任意の点において正確な現地時間を提供するには程遠い ものであることは明らかである。 米国特許第5,408,444号明細書において、GPSシステムが組み込ま れた腕時計はその受信点で時計に最も近い都市が先の受信点に最も近い都市と一 致するか否かを決定することによって、現地時間を確かめる。それらが一致した 場合、その時間をメモリから表示することができる。一致しない場合には、現在 の受信点に最も近い都市がメモリ内でアクセスされ、その都市の時間が表示され る。この方法の欠点は地球上には、最も近い主要都市が近くの場所 (都市)と同じ時間帯内にない場所が極めて多く存在するという点にある。世界 中の既知の都市のリストは現在のところ254,000件以上存在する。データ ベース内では選択都市について考慮することはできるものの、或る都市自体とは 異なる時間帯内にあるその都市に「近い」数多くの場所が存在する。従って、こ のシステムは往々にして不正確な時間を提供することになる。提案される発明は 一つの都市に対する近さとは無関係に地理的に時間をアクセスすることによって 、この問題を克服する。 スイス国特許出願公開第13687/74号公報には、エンコード表面上のト レースに単一又は多数のブラシが接触している状態でシステムがエンコーダの表 面上でベゼル下の一連のトレースを利用してベゼルの位置をエンコーダし、ベゼ ルのエンコーダの位置を与えるようにした時計が記載されている。このシステム の主な欠点はより高い分解能を達成するのに必要なトレースの幅及び数のために より低い分解能のエンコーダに制限され、従って不正確になり得るという点にあ る。 欧州特許出願公開第0498199号公報には、地理的情報のデータベースに アクセスすることによりGPSシステムが現地時間を計算できるということを示 唆するGPSを基礎としたシステムが記載されている。しかしながら、このよう なGPSを基礎としたシステムは現地時間を決定する前に現地を設定するために GPSシステムにアクセスすることが必要となる。 発明の概要 本発明の目的は高分解能入力デバイスを介し入力されるデカルト座標に基づい て現地時間を提供することのできる改良型多機能電子アナログ及びデジタル計時 器を提供することにある。本発明の一実 施形態において、高分解能入力デバイスとしてベゼルが使用される。 ベゼルは電子的エンコードを使用して極めて高分解能の絶対的位置を与える手 段を有し、それにより電力が遮断されたときにベゼルの設定値が失われず、デジ タル変換可能な複数の位置を入力するのにベゼルを利用することができるように される。 本発明の別の目的は都市の近さとは無関係に、ユーザが地球上の任意の地点の デカルト座標を入力することによって時計の現地時間をその場所に設定できる世 界時間時計を提供することにある。さらに、その場所における時間は適用可能で あれば現地の実施方法に従って、日光節約時間に関し自動的に補正される。 本発明の別の目的はデータベース中で選択された座標と同じ時間帯内の最も近 い都市をユーザに表示することができ、又は代替的には、ユーザがその時間を知 りたいと考える一つの都市をデータベースから選択できるようにする世界時間時 計を提供することにある。一つの都市が選ばれると、その都市の座標はメモリか らアクセスされ、ベゼル又はGPSによって座標が入力された場合と同じ方法を 用いて時間が計算される。従って、本発明のこの観点はユーザがさらに習熟でき る要領で、時間にアクセスできるようにする。 本発明の別の目的は時計のメモリ内に含まれるデータが現行のものであるよう に更新することのできる世界時間時計を提供することにある。 本発明の別の目的はカスタマイズされた情報を受信しかつ記憶して時計が例え ばある地点における天文学的計算を行うことができ、現行の世界の暦システムの いずれかにアクセスすることができ、航空関係者及びその他の専門家にとって有 用なその他の計算を行うことができるようにする能力をもつ世界時間時計を提供 することにあ る。 本発明の別の目的はGPSに対応できる世界時間時計を提供することにある。 この時計はユーザにより手動式で、又はケーブル、光学又はスペクトラム拡散イ ンタフェースを介し別のGPSユニットにより、正しい時間及び場所の両方につ いて更新可能である。 本発明の別の目的は時計外部のさらに大きなデータベースにリンクできる世界 時間時計を提供することにある。これは無線伝送、モデム、光学、スペクトラム 拡散又はその他の適切なインタフェースを介して行なうことができる。 提案された発明は多機能電子時計の過去の構成で遭遇した問題点のいくつかを 克服するべく構成されている。提案された発明において、ベゼルはデジタル入力 デバイスとして組み込まれる。これは時計のアナログ部分の時間を設定し、経度 及び緯度を入力し、時計機能のメニューをスクロールさせるために使用される。 経度及び緯度はこの情報を入力する上でユーザを補助すべくベゼルの表面上に彫 刻されている。ベゼルの位置及び時計の選択されたモードはLCDにより表示さ れる。 ベゼルエンコーダは高度の絶対分解能を与えるべく絶対的接触エンコーダを用 いて実施することが可能である。また、ベゼルはメモリ内に記憶されたデータベ ースをスクロールするために使用することができる。これらのデータベースは都 市及びその対応するデカルト座標、空港及び都市についての情報、並びにユーザ が旅行中にアクセスしたいと考える可能性のあるその他のデータを含む。 ユーザがGPSを所有している場合、ユーザはGPSからデカルト座標を入力 することができ、又GPSが互換性ある出力を有する場合には、時間を修正しか つ場所情報を時計に転送するために適切なインタフェースによりGPSを時計に 対し直接結合できる。GP S衛星はきわめて正確な計時クロックを使用しており、衛星からGPSの場所ま での伝搬遅延について修正するための計算が行なわれた後、ユーザは非常に正確 な時間を入手することができる。GPSを使用すると、正確な時間を計算し伝搬 遅延を修正するという、現在無線機時計により受信される信号を用いては不可能 であったことを行なうことができるようになる。さらに、GPSはいくつかの国 又は大陸に限定される無線信号とは異なり、全世界的な受信可能範囲を提供する 。 図面の簡単な説明 図1Aはデカルト座標をそのベゼルを介し入力することにより地球上のあらゆ る地点における時間を測定することができる腕時計の好ましい実施形態を示す図 である。 図1Bは図1Aに記載された腕時計と同じ機能性をもつ腕時計の第2の実施形 態を示す図である。 図1Cは選択されたデカルト座標が入力された後の腕時計を示す図である。 図2Aはベゼル上に刻まれた指標を示す図である。 図2Bはベゼルを介し入力されうるさまざまなデータカテゴリを示す図である 。 図3は約1/180度の精度で製図されたカナダ、アメリカ合衆国及びメキシ コの中央部分内のさまざまな時間帯を例示する図である。 図4は開始及び停止年月日を備えた、図3で使用される日光節約実行コードの 整合表である。 図5Aはその構成要素たるベクトルラインを含む境界線を例示する図である。 図5Bはベクトルラインの命名シーケンスを反転させることが必要となるシナ リオを例示する図である。 図6Aはベゼルの下側上の15個のブラシのレイアウトである。 図6Bはブラシと接触する12個のパッドのレイアウトである。 図6Cは接触パッド上に重ね合わされた電気ブラシの頂面図である。 図7はカナダ、米国及びメキシコの中央部分におけるさまざまな時間帯多角形 及び日光節約多角形を包囲する、境界を接する長方形を例示する図である。 図8は選択されたデカルト座標に対応する現地時間を決定すべくデータベース にアクセスするのに実行される段階を例示するフローチャートである。 好ましい実施形態の説明 本発明は世界中の任意の場所における現地時間及びその他のデータを、その場 所に関連付けられたデカルト座標の入力を介して提供するための多機能世界時間 時計に向けられている。本発明はまた、精確なデカルト座標を入力するため及び データ入力の他の形式のために、この世界時間時計に一体化された高分解能デー タ入力機構をも提供する。 図1Aを参照すると、この時計には高分解能の入力デバイスとして、二方向回 転ベゼル1が組み込まれる。時計は回転ベゼル下方に配置されたLCD(液晶表 示装置)2を含む。図1Aにおいて、LCDはユーザの手首に適合するように輪 郭どりされた時計の延長部分の上に配置されている。当然、時計の形状は本発明 の範囲から逸脱することなくあらゆる特定のニーズを満たすよう容易に変更する ことができる。回転ベゼル1内には、アナログ表示装置3が配置さ れている。経度6及び緯度7指標は回転ベゼル3上に印付けされている。データ ベースは例えば光学、スペクトラム拡散又はその他の適切なインタフェースであ りうる外部ポート20を介し更新可能である。このポート20により、時計と外 部源間の相互作用が可能になる。特定のデカルト座標を自動的に入力する内蔵G PSをこの装置に組込むことができることが想到される。 本発明の一実施形態によれば、時計のインタフェースはハードウェア通信のた めの赤外線デバイス協会の仕様に適合する。このことにより、時計はテレビ、V CR、PDA、デスクトップコンピュータ及びポータブルコンピュータなどの適 合するデバイスと通信又はデータ交換可能になる。時計のマイクロプロセッサ内 で実行されて時計に計時器以外の要領で機能できるようにするアプリケーション を開発することができる。 赤外線インタフェースに加えて又はそれに代って、時計に近接しているものの 衣服又は壁によって遮へいされているデバイスと時計とが通信できるようにする のが適用可能であれば、スペクトラム拡散無線通信を使用することもできる。こ れは拡大された遠隔制御が望まれる場合、電話技術機能を実現することが望まれ る場合、又は物理的に時計に接続されていないより強力なマイクロプロセッサの ための表示端末として時計が使用される場合に有用である。 図1Bを参照すると、本発明の代替的な物理的実施形態が開示される。この実 施形態では、補足的なアナログ表示装置4が例示される。この補足的なアナログ 表示装置4は一位置の現地時間を示し、一方で主アナログ表示装置3が異なる位 置の時間を示すのに使用できる。 図2Aを参照すると、回転ベゼル1上に刻まれた指標が例示される。回転ベゼ ル1を介し入力されうるデータ入力の様々なカテゴリ が、図2B内の回転ベゼル1周りに円周方向に例示される。図2Bの最も外側の 円周上では、入力カテゴリは文字、数及びその他の標準的キーボード入力40に 対応する。経度入力41の範囲はキーボード入力に直接隣接する円内に例示され る。次に緯度入力42が例示される。最終的に、最も内側のリングにおいてアル ファベットリスト43が時計の面を包囲する。作動時、ユーザは上部選択ボタン 9を押すことにより自らがそこからのデータ入力を望んでいるカテゴリを選択す る。次に、ユーザは望ましいデータ入力が予め定められた基準点44に位置決め されるまで、ベゼル1を回転させる。入力されるべき文字が図1でLCD2上に 表示される。このとき、図1Cを参照すると、ユーザは下部選択ボタン8を押す ことにより特定のデータを入力する。 図1Aを参照すると、LCDはそのデフォルト状態で、特定の場所における日 付及び現地時間を表示する。図1Cを参照すると、特定の経度及び緯度2Aが入 力された後、LCD2は入力された経度及び緯度2Aと、これらの座標における 時間2Bとを表示する。本発明の一実施形態によれば、同じ時間帯内で選択され た座標に最も近い都市2Cも表示されうる。以下でさらに詳細に説明する通り、 「都市情報」メニュー選択までスクロールすることにより、その都市に関する情 報が表示されることになる。 世界時間帯のデータベースは時計内に配置されたマイクロプロセッサによりア クセスされるメモリ内に準備され記憶される。時間帯の輪郭写出と、各国の異な る地域内での日光節約時間の実施とに関し、各国からの関連情報が収集される。 アリゾナ州と中央カナダ、アメリカ合衆国及びメキシコの一部分とを含む図3を 参照すると、コンパイルされた情報は非常に精確である。内部時間帯24の境界 90〜98は約1/180度の精度でトレース又は線引きされてお り、これは最大で赤道における約0.4マイル(約0.6km)と同等である。 場合によっては、単一の国又は州内で、日光節約時間が実施されている地域とそ うでない地域がある。これらの地域は同様に、別の時間帯として1/180度ま できわめて精確に画定される。 データベースはベクトルファイル書式で点として記憶される。世界のデジタル チャート(Digital Chart of the World)、ワール ドデータバンクII(World Data Bank II)及び/又はワー ルドベクトルショアライン(Wor1d Vector Shoreline) を含む多くの利用可能な源からのベクトルに基づいて世界のベクトルマップがコ ンパイルされる。時間帯の境界及び日光節約時間が実施されている地域(対応す る開始及び停止の日付と共に)に関する情報が適切な境界を付加することによっ てベクトルデータベースに付加される。必要であれば、12海里境界又は別の許 容可能な距離といった海岸線からの距離が海岸線における時間帯変更のために設 定される。 図5Aを参照すると、境界線23は多くの個々のベクトル点で構成され、これ らベクトル点は北から南までベクトル点を接続することによってベクトル線27 を形成するものとして概念化されうるものである。境界線を構成するこれらの個 々のベクトル点は全て、その関連付けられた境界線と同じ名前を有する。従って 、境界線23を構成するベクトル線27は関連付けられた境界線23と同じ名前 を有する。各境界線の名前の最初又は第1の部分(並びにその関連付けられたベ クトル点及び線)は境界線の西の多角形(「x」)に対応し、各境界線の名前の 第2の部分(並びにその関連付けられたベクトル点及び線)は東側の多角形(「 y」)に対応する。 時間帯データベースと共に用いられる命名規則が開発されてきた 。これにより、ソフトウェアは任意の座標点における現地時間を提供するのに必 要な情報に即時アクセスすることが可能になる。時間帯名は3つの部分からなる 。第1の部分は図3で80として示され、000から始まり2500まで進む数 字で表わされる、日付変更線からの偏差である。第1及び第2桁の数字(先頭の 「0」は印刷されない)は日付変更線からの時間の偏差の数を表わし、最後の二 つの数字は各地域内の日付変更線からの分の偏差の数を提供する。 時間帯名の第2の部分は図3で81として示される日光節約コードを提供する 。このコードは文字及び数字の形をとるか、又は文字Nの場合には数字は関連付 けられない。このコードは対応する時間帯の開始及び停止日付の表を引用する。 図4を参照すると、コード及び対応する日光節約時間の使用の例が図3に例示さ れたコードについて提供される。現在の日付が開始及び停止の日付と比較されて 日光節約調整を行なう必要があるか否かが決定される。 同一時間方法を用いて多数の多角形(多数の時間帯に対応する)が存在しうる 。図3の時間帯名82の第3の部分は通し番号であり、この番号は同一時間方法 を用いる多数の多角形のうちいずれかに含まれるかを示すものである。これは図 3において時間帯構成要素82,83により例示されている。 境界線は隣接する二つの時間帯を互いに分割し、各境界線(日光節約コード及 び通し番号を含む)にはそれが分離する二つの時間帯の複合名が与えられる。図 3を参照すると、時間帯500M9.0を一例として用いると、各時間帯地域2 4は一つの多角形である。この時間帯多角形24は隣接する時間帯地域を分離す る多数の境界線90〜98により境界が定められる。データベース内において各 境界線90〜98はそれが分離する二つの地域の名前を組合わせることによって 命名されている。使用される命名規則は西側の時間帯 が複合名の最初に使用されるというものである。境界92,94のように二つの 時間帯間で境界が隣接しない場合、「.0」で始まる反復が使用される。従って 、92で示される境界の名前は500M9.0/600M9.0*0となる。9 4で示される境界の名前は500M9.0/600M9.0*1となる。98で 示される境界の名前は400M9.0/500M9.0となる。データのデコー ドにおいてソフトウェアを援助する分離記号として、特殊文字「.」、「/」及 び「*」が用いられる。従って、世界は、適用可能であればいつでも日光節約調 整を提供することを含めて、一年中同じ要領で時間を使用する離散的な地域をそ れぞれが含む多角形に分割される。 1996年には、日光節約時間を利用する22個の異なる方法を含め、88個 の独特の主要時間帯が存在した。さらに、その周辺地域と異なる要領で時間を使 用する小さな地理的ポケットが存在した。別の時間帯とみなされる同一時間方法 を使用する隣接しない領域も存在した。全ての国に関しそれぞれ現地又は国の政 府機関と連絡を取ることにより、時間帯データベースを連続的に更新することが できる。 図7を参照すると、データベース調査を促進するために、データベース内にお いて各時間帯多角形は多角形全体と境界を接するできるだけ小さな長方形28( 点線)によっても表わされている。境界を接する長方形の目的はマイクロプロセ ッサが、入力されたデカルト座標の付近にどの境界線があるかを迅速に決定でき るようにすることにある。その効果は選択されたデカルト座標がどの時間帯多角 形内に位置しているかを決定する上で考慮する必要のある境界線の数を厳しく制 限するという点にある。 図8を参照すると、デカルト座標がひとたび入力されると29、 その座標を囲む時間帯を表わす多角形の境界を接する全ての長方形がデータベー スから検索される30。検索された境界を接する長方形に対応する多角形の境界 線を構成する全てのベクトル点が検索される31。選択された座標の北から始ま り選択された座標の南で終わる(又はその逆)ものでない、その構成要素たるベ クトル点により画定された通りの検索された全ての境界線が考慮対象から除かれ る32。選択された座標の北から始まりその南で終わる(又はその逆)ものでな い(概念的に、隣接するベクトル点を接続することによって形成された)全ての ベクトル線が削除される33。従って、残りの境界線のうちの二つのベクトル点 対であって、北/南軸線内で入力された座標のいずれかの側で最も近いものが選 択される33。これら二つのベクトル点対はベクトル点対を接続する二本のベク トル線を形成するものとして概念化されうる。東側及び西側で最も近く選択され た座標と境界を接するベクトル線は数学的に計算することができる35。このよ うにして、選択された座標と東側及び西側で境界をなす二組のベクトル点が選択 される。本発明のこの実施形態において、水平線は有意でない。 当業者であれば、本発明が選択された座標と南側及び北側で境界をなすベクト ル点対を計算することを考慮していることがわかるはずである。東西技法の代わ りに、又はそれと組合わせてこの南北技法を使用してシステムの分解能をさらに 大きくしかつ精度を高めることができる。 選択された座標に最も近いものとして計算されたベクトル点(線)の名前を見 ると共に、さまざまなベクトル点(線)の間で共通の時間帯を決定することによ り、選択された座標が含まれる多角形を導き出すことができる37。 二つのベクトル線名に共通の多角形名が一つしか存在しない場合 、選択された座標はその共通の多角形内に位置している。ベクトル線に共通の多 角形名が二つ存在する場合、ベクトル線内で多角形名が現われる順序を考慮しな くてはならない39。例えば、西側の多角形は常に名前の最初の部分内に表わさ れ、東側の境界をなす多角形は常に名前の第2の部分内に表わされているので、 最も近いベクトル線を引用することによって、選択された座標がどの多角形に囲 まれているかを計算することができる。 しかしながら、北から南へ境界線を下に進ませたときに、一つ又はそれ以上の 線が北に進む(すなわち到達する第1のベクトル点が到達した第2のベクトル点 の南にある)場合には、これら一つ又はそれ以上のベクトル線の名前を逆転させ るべきである。従って、図5Bに示されるように、境界線を下るにつれてベクト ル線50が北へ進む場合には、そのベクトル線に関連付けられた名前の順序を逆 転させてこの特定のセグメント50の西側の多角形がベクトル線の名前の最初の 構成要素を構成するようにすべきである。任意のベクトル線51では西側の多角 形は地域Xである(水平線は関係ない)。しかしながら、線が北に方向転換する と、ベクトル線50で生ずるように西側の多角形は反対側の多角形となる。従っ て、入力された座標が存在する多角形の場所を計算できるように、命名規則を調 整することができる。必要とあらば名前が逆転された後40、その点が選択され たベクトル線のいずれの側に存在するかを計算し41、その線の名前の適切な要 素を引用して時間帯を決定することにより、時間帯が決定される42。 図6Aを参照すると、ベゼルの下側はそれに取り付けられた15個のブラシ2 6からなるアレイを有する。これらブラシは時計の側(ケース)に接地される( 図示せず)。好ましい実施形態によれば、ブラシはベゼルの下側に圧力嵌めされ た真ちゅうリング26a上 に取り付けられる。 図6Bを参照すると、回転ベゼル1の下に配置された円形リング27Cはその 上に15度の間隔27aで等しく離間されて配置された12個の接触パッド27 を有する。各接触パッド27は長さ27Bが15度である。各パッド27はマイ クロプロセッサ(図示せず)のポートピンに結合される。各ポートピンは抵抗器 を介し予め定められたVccレベルまで引き上げられる。本発明の好ましい実施 形態によれば、円形リング27Cはセラミックスからなり、接触パッド27はパ ラジウム銀からなり、パッドの外側のセラミックスはガラスで焼成されている。 図6Cを参照すると、ブラシ26がパッド27と接触すると、ブラシが接地さ れているのでパッド27の電圧レベルはゼロになる。従って、ブラシ26の一つ と接触しているパッド27では、電圧レベルは低い(バイナリ「0」として表わ される)。接地ブラシ26のいずれとも接触していないパッド27では、電圧レ ベルは高い(バイナリ「1」として示される)。12個の接触パッド27によっ て提供されるバイナリコードがベゼル1の各1度の回転に対し独特となるように ブラシ26及びパッド27が配置されている。従って、ベゼル1が1度だけ回転 する毎に、接触パッド27と接するブラシ26のパターンは変化する。結果とし て得られるバイナリコードはマイクロプロセッサによりデコードされて冷間始動 からベゼル1の絶対位置が提供される。接地ブラシ26を使用することにより、 回路板上の付加的なブラシ及び接地用ストリップの必要性がなくなる。 本発明の一変形形態において、二つの同心ベゼルを利用することができる。二 つのベゼルを用いると、各ベゼルはそれ自体のパッドの組をそれ自体の導電性ブ ラシの組に結合して経度及び緯度のため に独立した設定値を提供する。 好ましい実施形態は天文学的計算を実施するための方法及び手段を含む。選択 された座標に対応するあらゆる時間及び場所において日の出、日の入、月相、月 の出及び月の入を計算できる。 好ましい実施形態には、汎用万年暦のための適用が含まれる。「汎用」とは、 世界の暦システムのいずれでも実現し、その暦システムにおける適切な日付情報 を表示する能力のことをいう。「万年」とは、暦の始めに戻って全ての暦日を精 確に計算し、暦の全ての日付を永続的に予測する使用アルゴリズムの能力のこと をいう。暦システムが変更され又は新しいシステムが発展したときに、アルゴリ ズムを更新することができる。 各世界暦システムはその暦システム内の現在の日付に達するのに規定されたア ルゴリズムを使用する。各システムは暦システムを逆進又はトレースバックした ときにシステムの0日付となるような日付を有する。各暦システム内で使用され るアルゴリズムは特定の月名、日数、及び各システムに対するその他の関連情報 と共にエンコードされてユーザがそれを利用できるようにされている。過去の特 定の暦システム内に修正がある場合もある。これらの修正は暦が後方互換性をも つように、既知の個所においてシステム内で実現される。この一例がグレゴリオ 暦に存在する。グレゴリオ暦が1582年にグレゴリー法皇により制定されたと き、春分点がおよそ3月21日にくるようにするために、1582年10月4日 の後には、1582年10月15日が続いた。これは復活祭のお祝いをそれが当 初祝われた季節に保つために行なわれたことである。歴史的日付を変換するべく 時計を使用することに関心がある人のために、暦修正を組込むことによりユーザ は正確に歴史的日付を変換できるようになる。 本発明の好ましい実施形態において、データベースはEPROM及びEEPR OM内に収納されている。メモリは外部ポート20を介しデータをダウンロード することによって更新されうる。本発明のさらに小さな実施形態に関し、データ ベースをEPROM内に収納することができる。この変更例では、EPROMを 消去し、それを更新済みデータベースで再度プログラミングすることによってデ ータベースが更新される。 好ましい実施形態によれば、SMC88316マイクロプロセッサが使用され る。好ましい実施形態で使用されるEPROMはEPROM、RAM、追加ポー ト及びいくつかの論理を一つのチップに結合するWSI社による新しい製品であ る。好ましい実施形態で使用されるEEPROMはAtmel社製である。これ らのチップを使用すると、構成要素の数、ボードの複雑性、ひいてはコストが分 離構成要素又はカスタムASICのいずれかを用いて可能なものに比べて、さら に低いレベルとなる。 本明細書で開示した多機能世界時間時計は広範な時計、計時器及び世界時間G PSの利用分野に応用できるハードウェア及びソフトウェアの構成を利用する。 開示された技術はマイクロプロセッサの広範囲で実施可能である。従って、本発 明のこの記載は特定の一実施形態における発明の原理を例示しているにすぎず、 いかなる形であれ、以下の請求の範囲によって規定される本特許の範囲を制限す るものではないことが認識されるべきである。 請求の範囲 1.上側及び下側を有する回転可能なベゼルと、前記データ入力システムを作 動可能にするためのマイクロプロセッサと、前記腕時計に対し電力を供給するた めの電源とを含む腕時計のための高分解能離散的データ入力システムにおいて、 上側及び下側を有する第1の円形リング(26A)であって、該上側が前記回 転可能なベゼルの下側に結合されて該回転可能なベゼルと回転するようにされた 第1の円形リング(26A)と、 上側及び下側を有する第2の円形リング(26C)であって、該下側が前記マ イクロプロセッサに結合され、該第2の円形リングが前記第1の円形リングの下 に配置された第2の円形リング(26C)と、 前記電源に結合されると共に、前記第1の円形リングの前記下側に面する前記 第2の円形リングの上側上の円周に配置された複数の電気的接触領域(27)と 、 接地されかつ前記第1の円形リングの下側上に配置された複数の導電性ブラシ (26)であって、これら複数のブラシは前記第1の円形リングの前記下側から 延びて前記第2の円形リングの前記上側と接触するようにされ、前記複数のブラ シのうち一つ又はそれ以上は前記複数の接触領域のうち一つ又はそれ以上と接触 して複数の独特の接点組合せを形成し、これら複数の独特の接点組合せの各々は 前記マイクロプロセッサによってデコードされうるエンコード済みデータ入力を 画定する導電性ブラシ(26)と を具備したデータ入力システム。 2.エンコード済みデータ入力を画定する前記複数の独特の接点組合せの各々 が前記回転可能なベゼルが予め定められた角度距離だ け回転する毎に変化する請求項1に記載のデータ入力システム。 3.前記複数の独特の接点組合せの各々が前記回転可能なベゼルが1度回転す る毎に変化する請求項2に記載のデータ入力システム。 4.前記第1の円形リングがその上に配置された15個の導電性ブラシを含み 、前記第2の円形リングがその上に配置された12個の電気接点領域を含む請求 項3に記載のデータ入力システム。 5.一つの場所における現地時間を該場所のデカルト座標を提供することによ り得るための方法において、 デカルト座標を用い世界時間帯のデータベースを組織して世界時間帯の地理的 境界を画定する段階であって、 異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の各部分について境界部分(90) を指示する段階と、 各境界部分入力について前記異なる二つの時間帯間の相対的方向性を指示する 相対的方向性情報を提供する段階と を具備した段階と、 前記場所(29)のデカルト座標を特定する段階と、 前記相対方向性情報に応じ前記データベースを調査して前記場所(42)の前 記デカルト座標を囲む世界時間帯を決定する段階と、 前記場所における現地時間を提供する段階と を具備した方法。 6.前記場所の前記デカルト座標を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基 準点の間の時間差を前記データベースから読取り、該時間差と、前記単一の予め 定められた基準点における現時間とを用いることによって前記場所における時間 を計算する段階をさらに含む請求項5に記載の方法。 7.前記場所における現地時間を表示する段階をさらに含む請求 項6に記載の方法。 8.前記データベースを組織する段階がベクトルファイル書式を使用する請求 項5に記載の方法。 9.前記単一の予め定められた基準点が日付変更線時間である請求項6に記載 の方法。 10.前記世界時間帯のデータベースを組織する段階が各時間帯の境界をトレ ースするベクトル点を記憶することによって達成される請求項8に記載の方法。 11.前記世界時間帯のデータベースを準備する段階が日光節約時間の局地的 実施を考慮する段階を含む請求項5に記載の方法。 12.前記データがGPSユニットによって自動的に入力される請求項5に記 載の方法。 13.一つの場所における現地時間を該場所のデカルト座標を処理することに より提供するための装置において、 デカルト座標により提供されて世界時間帯の地理的境界を画定するデータベー スであって、該データベースが異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の各部 分について境界部分を含んでおり、該境界部分が前記異なる二つの時間帯間の相 対的方向性を指示する相対的方向性情報を含んでいるデータベースと、 前記場所(1)のデカルト座標を入力する手段と、 前記相対方向性情報に応じ前記データベースを調査して前記場所を囲む世界時 間帯を決定する手段と、 前記場所(3)における現地時間を提供する手段と を具備した装置。 14.前記場所を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基準点の間の時間差 を前記データベースから読取る手段と、該時間差と、前記単一の予め定められた 基準点における現時間とを用いることに よって前記場所における現時間を計算する手段とをさらに含む請求項13に記載 の装置。 15.前記場所における現地時間を表示する手段をさらに含む請求項13に記 載の装置。 16.前記データベースがベクトルファイル書式で準備されている請求項13 に記載の装置。 17.前記予め定められた基準点が日付変更線時間である請求項14に記載の 装置。 18.前記世界時間帯のデータベースが各時間帯の境界をトレースするベクト ル点を含んでいる請求項16に記載の装置。 19.前記世界時間帯のデータベースが日光節約時間の局地的実施を考慮する よう準備されている請求項13に記載の装置。 20.前記装置が腕時計である請求項13に記載の装置。 21.前記装置が前記場所の座標を提供する内蔵型GPSユニットを含む請求 項14に記載の装置。 22.前記予め定められた基準点における時間を、前記GPSユニットを介し 受信した信号に基づいて修正可能な請求項21に記載の装置。 23.前記腕時計が外部デバイスにリンクされて該腕時計と該外部デバイスの 間の双方向通信が可能となるようにされる請求項20に記載の装置。 24.ベクトルファイル書式で準備されたデータベースにアクセスしてデータ ベースが一つ又はそれ以上の形状及び寸法の複数の多角形を画定し、それにより これら複数の多角形のうちどの多角形が特定の入力を囲むかを決定するようにす る方法において、 隣接する地域を分離する全ての境界線のベクトル点を記憶し、かつ複数の多角 形の各々と完全に境界を接する最小の長方形を記憶す ることによって、一つ又はそれ以上の形状及び寸法を有する複数の多角形(28 )を画定するデータベースを組織し、 境界を接する多角形を引用する共通命名シーケンスを用いて各境界線を命名し 、 前記境界を接する最小の長方形(30)の全てを検索し、 前記検索された長方形と関連付けられた境界線の全てのベクトル点(31)を 検索し、 前記入力のいずれかの側で前記入力に最も近い、前記検索されたベクトル点の 対を決定し、 前記ベクトル点対のうちのどちらが前記入力(35)に最も近いかを両方向で 計算し、 前記最も近いベクトル点対の名前を引用することによりどの多角形内に前記入 力が含まれているかを決定する(38) 各段階を具備した方法。 25.前記相対的方向性情報が、異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の 前記部分により分離された前記二つの時間帯の識別情報が記憶される順序によっ て前記データベース内に記憶される請求項13に記載の発明。 26.前記相対的方向性情報が、名前データを各地理的境界部分について記憶 された情報と関連付ける命名規則の形で前記データベース内に記憶される請求項 13に記載の発明。 27.前記データベースが、かかる各地理的境界の各部分と関連付けられ、前 記部分により分離された前記二つの時間帯の識別情報を特定する名前データをさ らに具備した請求項13に記載の発明。 28.各名前データが、前記相対的方向性を特定する順序で前記部分により分 離された二つの時間帯の識別情報を特定するデータを具備した請求項27に記載 の発明。 29.各名前が、日光節約時間の実施の考慮といった現地時間を決定するため に有用なさらなる情報を特定し、前記一つ又は二つの位置設定された地理的境界 部分に関連付けられた相対的方向性情報をそれに応じ提供して前記場所を囲む世 界時間帯を決定するようにするデータをさらに具備した請求項28に記載の発明 。 30.前記データベースを調査する段階がさらに、 前記場所のデカルト座標に最も近い一つ又は二つの地理的境界部分の二つのセ グメントを位置設定し、 前記一つ又は二つの位置設定された地理的境界部分に関連付けられた相対的方 向性情報をそれに応じ提供して前記場所を囲む世界時間帯を決定するようにする 各段階を具備した請求項5に記載の発明。 31.前記一つ又は二つの地理的境界部分を位置設定する前記段階が、 複数の長方形状地理的領域を調査し、かかる各長方形状領域は前記世界時間帯 のうちの一つの閉部分を囲んでおり、それによりどの長方形状地理的領域が前記 場所(30)の前記デカルト座標を囲むかを決定するようにし、 前記デカルト座標を囲むものと決定された前記長方形地理的領域により囲まれ た全ての世界時間帯境界部分を調査して前記場所の前記デカルト座標に最も近い 地理的境界部分を位置設定するようにする 各段階を具備した請求項30に記載の発明。 32.前記長方形状地理的領域により囲まれた全ての世界時間帯境界部分を調 査する段階が、 前記世界時間帯境界の最も近い二つのセグメントを決定し、 場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、 (a)前記最も近い二つのセグメントが世界時間帯境界の異なる部分からのも のである場合には、前記最も近い二つのセグメントに関連付けられた名前データ に共通の時間帯に決定し、又は (b)前記最も近い二つのセグメントが同じ部分からのものである場合には適 正な方向性を備えた時間帯に決定する 各段階をさらに含む請求項31に記載の発明。 33.前記データベースを調査する段階がさらに、 前記場所のデカルト座標に最も近いものとして前記地理的境界部分の二つのセ グメントを位置設定し、 前記最も近い二つのセグメントが同じ世界時間帯境界部分の一部であるか否か 判断し、 前記最も近い二つのセグメントが異なる世界時間帯境界部分の一部であると判 断されたときには、前記場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、前記部分によ り分離された世界時間帯の間の共通の時間帯に決定し、 前記最も近い二つのセグメントが同じ世界時間帯境界部分の一部であると決定 されたときには、前記場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、最も近い二つの セグメントのうち最も近いものに関連付けられた適切な方向性を有する時間帯で あると決定する 各段階を具備した請求項13に記載の発明。 34.前記データベースを調査する段階がさらに、 前記場所のデカルト座標に最も近い地理的境界の最も近いセグメントを位置設 定し、 前記位置設定された地理的境界部分に関連付けられた相対的方向性情報をそれ に応じ提供して前記場所を囲む世界時間帯を決定するようにする 各段階を具備した請求項5に記載の発明。 35.前記地理的境界部分を位置設定する前記段階がさらに、 複数の長方形状地理的領域を調査し、かかる各長方形状領域は前記世界時間帯 のうちの一つの閉部分を囲んでおり、それによりどの長方形状地理的領域が前記 場所の前記デカルト座標を囲むかを決定するようにし、 前記デカルト座標を囲むものと決定された前記長方形地理的領域により囲まれ た全ての世界時間帯境界部分を調査して前記場所の前記デカルト座標に最も近い 地理的境界部分を位置設定するようにする 各段階を具備した請求項34に記載の発明。 【手続補正書】 【提出日】平成12年1月18日(2000.1.18) 【補正内容】 (1) 請求の範囲を別紙の通り補正します。 (2) 明細書の第9頁1行目「回転ベゼル3」を『回転ベゼル1』に補正しま す。 (3) 明細書の第10頁15行目及び16行目「緯度2A」(2カ所)を『緯 度2a』に補正します。 (4) 明細書の第10頁16行目「時間2B」を『時間2b』に補正します。 (5) 明細書の第10頁18行目「都市2C」を『都市2c』に補正します。 (6) 明細書の第11頁24行目「x」を『X』に補正します。 (7) 明細書の第11頁26行目「y」を『Y』に補正します。 請求の範囲 1.一つの場所における現地時間を該場所のデカルト座標を提供することによ り得るための方法において、 デカルト座標を用い世界時間帯のデータベースを組織して世界時間帯の地理的 境界を画定する段階であって、 異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の各部分について境界部分を指 示する段階と、 各境界部分入力について前記異なる二つの時間帯間の相対的方向性を指示 する相対的方向性情報を提供する段階と を具備した段階と、 前記場所のデカルト座標を特定する段階と、 前記相対方向性情報に応じ前記データベースを調査して前記場所の前記デカル ト座標を囲む世界時間帯を決定する段階と、 前記場所における現地時間を提供する段階と を具備した方法。 2.前記場所の前記デカルト座標を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基 準点の間の時間差を前記データベースから読取り、該時間差と、前記単一の予め 定められた基準点における現時間とを用いることによって前記場所における時間 を計算する段階をさらに含む請求項1に記載の方法。 3.前記場所における現地時間を表示する段階をさらに含む請求項2に記載の 方法。 4.前記データベースを組織する段階がベクトルファイル書式を使用する請求 項1に記載の方法。 5.前記単一の予め定められた基準点が日付変更線時間である請求項2に記載 の方法。 6.前記世界時間帯のデータベースを組織する段階が各時間帯の境界をトレー スするベクトル点を記憶することによって達成される請求項4に記載の方法。 7.前記世界時間帯のデータベースを準備する段階が日光節約時間の局地的実 施を考慮する段階を含む請求項1に記載の方法。 8.前記データがGPSユニットによって自動的に入力される請求項1に記載 の方法。 9.前記データベースを調査する段階がさらに、 前記場所のデカルト座標に最も近い一つ又は二つの地理的境界部分の二つのセ グメントを位置設定し、 前記一つ又は二つの位置設定された地理的境界部分に関連付けられた相対的方 向性情報をそれに応じ提供して前記場所を囲む世界時間帯を決定するようにする 各段階を具備した請求項1に記載の方法。 10.前記一つ又は二つの地理的境界部分を位置設定する前記段階が、 複数の長方形状地理的領域を調査し、かかる各長方形状領域は前記世界時間帯 のうちの一つの閉部分を囲んでおり、それによりどの長方形状地理的領域が前記 場所の前記デカルト座標を囲むかを決定するようにし、 前記デカルト座標を囲むものと決定された前記長方形地理的領域により囲まれ た全ての世界時間帯境界部分を調査して前記場所の前記デカルト座標に最も近い 地理的境界部分を位置設定するようにする 各段階を具備した請求項9に記載の方法。 11.前記長方形状地理的領域により囲まれた全ての世界時間帯境界部分を調 査する段階が、 前記世界時間帯境界の最も近い二つのセグメントを決定し、 場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、 (a)前記最も近い二つのセグメントが世界時間帯境界の異なる部分からのも のである場合には、前記最も近い二つのセグメントに関連付けられた名前データ に共通の時間帯に決定し、又は (b)前記最も近い二つのセグメントが同じ部分からのものである場合には適 正な方向性を備えた時間帯に決定する 各段階をさらに含む請求項10に記載の方法。 12.前記データベースを調査する段階がさらに、 前記場所のデカルト座標に最も近い地理的境界の最も近いセグメントを位置設 定し、 前記位置設定された地理的境界部分に関連付けられた相対的方向性情報をそれ に応じ提供して前記場所を囲む世界時間帯を決定するようにする 各段階を具備した請求項1に記載の方法。 13.前記地理的境界部分を位置設定する前記段階がさらに、 複数の長方形状地理的領域を調査し、かかる各長方形状領域は前記世界時間帯 のうちの一つの閉部分を囲んでおり、それによりどの長方形状地理的領域が前記 場所の前記デカルト座標を囲むかを決定するようにし、 前記デカルト座標を囲むものと決定された前記長方形地理的領域により囲まれ た全ての世界時間帯境界部分を調査して前記場所の前記デカルト座標に最も近い 地理的境界部分を位置設定するようにする 各段階を具備した請求項12に記載の方法。 14.一つの場所における現地時間を該場所のデカルト座標を処理することに より提供するための装置において、 デカルト座標により提供されて世界時間帯の地理的境界を画定するデータベー スであって、該データベースが異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の各部 分について境界部分を含んでおり、該境界部分が前記異なる二つの時間帯間の相 対的方向性を指示する相対的方向性情報を含んでいるデータベースと、 前記場所のデカルト座標を入力する手段と、 前記相対方向性情報に応じ前記データベースを調査して前記場所を囲む世界時 間帯を決定する手段と、 前記場所における現地時間を提供する手段と を具備した装置。 15.前記場所を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基準点の間の時間差 を前記データベースから読取る手段と、該時間差と、前記単一の予め定められた 基準点における現時間とを用いることによって前記場所における現時間を計算す る手段とをさらに含む請求項14に記載の装置。 16.前記場所における現地時間を表示する手段をさらに含む請求項14に記 載の装置。 17.前記データベースがベクトルファイル書式で準備されている請求項14 に記載の装置。 18.前記予め定められた基準点が日付変更線時間である請求項15に記載の 装置。 19.前記世界時間帯のデータベースが各時間帯の境界をトレースするベクト ル点を含んでいる請求項17に記載の装置。 20.前記世界時間帯のデータベースが日光節約時間の局地的実施を考慮する よう準備されている請求項14に記載の装置。 21.前記装置が腕時計である請求項14に記載の装置。 22.前記装置が前記場所の座標を提供する内蔵型GPSユニットを含む請求 項15に記載の装置。 23.前記予め定められた基準点における時間を、前記GPSユニットを介し 受信した信号に基づいて修正可能な請求項22に記載の装置。 24.前記腕時計が外部デバイスにリンクされて該腕時計と該外部デバイスの 間の双方向通信が可能となるようにされる請求項21に記載の装置。 25.前記相対的方向性情報が、異なる二つの時間帯を分離する地理的境界の 前記部分により分離された前記二つの時間帯の識別情報が記憶される順序によっ て前記データベース内に記憶される請求項14に記載の装置。 26.前記相対的方向性情報が、名前データを各地理的境界部分について記憶 された情報と関連付ける命名規則の形で前記データベース内に記憶される請求項 14に記載の装置。 27.前記データベースが、かかる各地理的境界の各部分と関連付けられ、前 記部分により分離された前記二つの時間帯の識別情報を特定する名前データをさ らに具備した請求項14に記載の装置。 28.各名前データが、前記相対的方向性を特定する順序で前記部分により分 離された二つの時間帯の識別情報を特定するデータを具備した請求項27に記載 の装置。 29.各名前データが、現地時間を決定するために有用なさらなる情報を特定 し、前記装置が、前記一つ又は二つの位置設定された地理的境界部分に関連付け られた相対的方向性情報をそれに応じ提供して前記場所を囲む世界時間帯を決定 するようにした請求項28に記載の装置。 30.前記場所のデカルト座標に最も近いものとして前記地理的境界部分の二 つのセグメントを位置設定し、 前記最も近い二つのセグメントが同じ世界時間帯境界部分の一部であるか否か 判断し、 前記最も近い二つのセグメントが異なる世界時間帯境界部分の一部であると判 断されたときには、前記場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、前記部分によ り分離された世界時間帯の間の共通の時間帯に決定し、 前記最も近い二つのセグメントが同じ世界時間帯境界部分の一部であると決定 されたときには、前記場所のデカルト座標を囲む世界時間帯を、最も近い二つの セグメントのうち最も近いものに関連付けられた適切な方向性を有する時間帯で あると決定する 請求項14に記載の装置。 31.前記デカルト座標を入力する手段が腕時計のベゼルからなる請求項21 に記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z W

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.上側及び下側を有する回転可能なベゼルと、前記データ入力システムを作 動可能にするためのマイクロプロセッサと、前記腕時計に対し電力を供給するた めの電源とを含む腕時計のための高分解能離散的データ入力システムにおいて、 上側及び下側を有する第1の円形リングであって、該上側が前記回転可能なベ ゼルの下側に結合されて該回転可能なベゼルと回転するようにされた第1の円形 リングと、 上側及び下側を有する第2の円形リングであって、該下側が前記マイクロプロ セッサに結合され、該第2の円形リングが前記第1の円形リングの下に配置され た第2の円形リングと、 前記電源に結合されると共に、前記第1の円形リングの前記下側に面する前記 第2の円形リングの上側上の円周に配置された複数の電気的接触領域と、 接地されかつ前記第1の円形リングの下側上に配置された複数の導電性ブラシ であって、これら複数のブラシは前記第1の円形リングの前記下側から延びて前 記第2の円形リングの前記上側と接触するようにされ、前記複数のブラシのうち 一つ又はそれ以上は前記複数の接触領域のうち一つ又はそれ以上と接触して複数 の独特の接点組合せを形成し、これら複数の独特の接点組合せの各々は前記マイ クロプロセッサによってデコードされうるエンコード済みデータ入力を画定する 導電性ブラシと を具備したデータ入力システム。 2.エンコード済みデータ入力を画定する前記複数の独特の接点組合せの各々 が前記回転可能なベゼルが予め定められた半径方向距離だけ回転する毎に変化す る請求項1に記載のデータ入力システム 。 3.前記複数の独特の接点組合せの各々が前記回転可能なベゼルが1度回転す る毎に変化する請求項2に記載のデータ入力システム。 4.前記第1の円形リングがその上に配置された15個の導電性ブラシを含み 、前記第2の円形リングがその上に配置された12個の電気接点領域を含む請求 項3に記載のデータ入力システム。 5.一つの場所における時間を該場所のデカルト座標に基づいて得るための方 法において、 デカルト座標を用い世界時間帯のデータベースを組織して世界時間帯の地理的 境界を画定し、 前記場所のデカルト座標を入力し、 前記場所の前記デカルト座標を囲む時間帯について前記データベースを調査し 、 前記場所が位置する時間帯に基づいて該場所における現地時間を提供する 各段階を具備した方法。 6.前記場所の前記デカルト座標を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基 準点の間の時間差を前記データベースから読取り、該時間差と、前記単一の予め 定められた基準点における現時間とを用いることによって前記場所における時間 を計算する段階をさらに含む請求項5に記載の方法。 7.前記場所における現地時間を表示する段階をさらに含む請求項6に記載の 方法。 8.前記データベースを組織する段階がベクトルファイル書式を使用する請求 項5に記載の方法。 9.前記単一の予め定められた基準点が日付変更線時間である請 求項6に記載の方法。 10.前記世界時間帯のデータベースを組織する段階が各時間帯の境界をトレ ースするベクトル点を記憶することによって達成される請求項8に記載の方法。 11.前記世界時間帯のデータベースを準備する段階が日光節約時間の局地的 実施を考慮する段階を含む請求項5に記載の方法。 12.前記データがGPSユニットによって自動的に入力される請求項5に記 載の方法。 13.一つの場所における時間を該場所のデカルト座標に基づいて提供するた めの装置において、 デカルト座標により提供されて世界時間帯の地理的境界を画定するデータベー スと、 前記場所のデカルト座標を入力する手段と、 前記場所を囲む時間帯について前記データベースを調査する手段と、 前記場所が位置する時間帯に基づいて該場所における現地時間を提供する手段 と を具備した装置。 14.前記場所を囲む前記時間帯と単一の予め定められた基準点の間の時間差 を前記データベースから読取る手段と、該時間差と、前記単一の予め定められた 基準点における現時間とを用いることによって前記場所における現時間を計算す る手段とをさらに含む請求項13に記載の装置。 15.前記場所における現地時間を表示する手段をさらに含む請求項13に記 載の装置。 16.前記データベースがベクトルファイル書式で準備されている請求項13 に記載の装置。 17.前記予め定められた基準点が日付変更線時間である請求項14に記載の 装置。 18.前記世界時間帯のデータベースが各時間帯の境界をトレースするベクト ル点を含んでいる請求項16に記載の装置。 19.前記世界時間帯のデータベースが日光節約時間の局地的実施を考慮する よう準備されている請求項13に記載の装置。 20.前記装置が腕時計である請求項13に記載の装置。 21.前記装置が前記場所の座標を提供する内蔵型GPSユニットを含む請求 項14に記載の装置。 22.前記予め定められた基準点における時間を、前記GPSユニットを介し 受信した信号に基づいて修正可能な請求項21に記載の装置。 23.前記腕時計が外部デバイスにリンクされて該腕時計と該外部デバイスの 間の双方向通信が可能となるようにされる請求項20に記載の装置。 24.ベクトルファイル書式で準備されたデータベースにアクセスしてデータ ベースが一つ又はそれ以上の形状及び寸法の複数の多角形を画定し、それにより これら複数の多角形のうちどの多角形が特定の入力を囲むかを決定するようにす る方法において、 隣接する地域を分離する全ての境界線のベクトル点を記憶し、かつ複数の多角 形の各々と完全に境界を接する最小の長方形を記憶することによって、一つ又は それ以上の形状及び寸法を有する複数の多角形を画定するデータベースを組織し 、 境界を接する多角形を引用する共通命名シーケンスを用いて各境界線を命名し 、 前記境界を接する最小の長方形の全てを検索し、 前記検索された長方形と関連付けられた境界線の全てのベクトル 点を検索し、 前記入力のいずれかの側で前記入力に最も近い、前記検索されたベクトル点の 対を決定し、 前記ベクトル点対のうちのどちらが前記入力に最も近いかを両方向で計算し、 前記最も近いベクトル点対の名前を引用することによりどの多角形内に前記入 力が含まれているかを決定する 各段階を具備した方法。
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