JP2000510744A - 折畳シートディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の垂直方向に折り畳まれたシート材料（46）により形成された材料シートのコラム（42）から材料シートを個々に取り出すためのディスペンサー（10）が設けられている。ディスペンサー（10）は、複数の垂直方向に重ねられ、折り畳まれたシート（46）を収容するような大きさであり、底面（22）、前壁（14）及び背壁を含む。前壁（14）と背壁は離間した側壁(18、20)により離されている。底面（22）は、幅寸法（B）より大きい長さ寸法（A）を有する取り出し開口部（30）を備える。取り出し開口部（30）は、長さ寸法（A）が前壁（14）の配向に対しほぼ横方向になるように配向されている。ハウジング内の複数の垂直方向に重ねられ、折り畳まれたシート材料（46）が底面（22）により支持されている。各シート（46）は、離間した側縁（56）により分離された前縁（52）と後縁とを含む。個々のシートをディスペンサー（10）から取り出す手順において、シートの側縁（56）は、個々のシートが開口部（30）を通るときに取り出し開口部の幅寸法（B）により内方に作用される。

Description

【発明の詳細な説明】 折畳シートディスペンサー 発明の背景 本発明は、折り畳まれたシートのディスペンサーに関する。詳細には、本発明 は、折り畳まれたティッシュシート、ペーパタオルシート等を取り出すための底 部取り出しシートディスペンサーに関する。更に詳細には、本発明は、交互に挿 入されたバスティッシュシートを取り出すための底部取り出しシートディスペン サーに関する。 本発明は、取り出し開口部のような開口部を備えた底面を有するディスペンサ ーを提供する。開口部は、開口部の幅寸法よりも大きい長さ寸法を有する。開口 部は、シートティッシュまたはペーパタオルのような開口部を通るウェブ材料が 開口部の幅寸法によって狭くなるようになっている。 １実施例において、ディスペンサーは、離間した側壁により接続された前壁と 背壁を含んでいればよい。背壁は、ディスペンサーを支持部に固定するようにな っていればよい。本実施例において、開口部の長さ寸法は、前側の壁の向きに対 しほぼ横方向の向きとなり、開口部の長さ寸法は前壁に対しほぼ垂直であるのが 好ましい。一般的に、開口部の形状は、ロッド形状、卵型、星型、ダンベル状、 クローバ形、長円形、鍵穴形状、又は長方形として特徴づけられていればよい。 開口部の形状は、幅寸法が、これを通る材料シートを狭くするように構成されて いる限り、別の形状によって特徴づけられてもよい。 ディスペンサーにより取り出される材料は、複数の垂直方向に重ねられ、折り 畳まれたシートであればよい。各シートは、側縁によって離れた前縁と後縁とを 含んでいればよく、該側縁は前縁と後縁とに接続されている。このような材料、 特に折り畳まれたシートをディスペンサーから取り出す間、折り畳まれたシート の側縁が、相互の方に向けて内側に作用するか、もしくはシートが取り出し開口 部を通るときに取り出し開口部の幅寸法によって集中してしまう。このようなと き、シートは、該シートが取り出し開口部を通ったり、横切るときに取り出し開 口部の幅寸法によって「狭くなる」と考えられる。 本発明の別の実施例において、複数の垂直方向に重ねられ折り畳まれたシート から一枚ずつシートを取り出すためのディスペンサーが設けられている。ディス ペンサーは、複数の垂直方向に重ねられ折り畳まれたシートを受け入れるための 大きさになったハウジングを含む。ハウジングは、底面と、垂直方向に配向した 前壁と、垂直方向に配向した背壁とを含んでおり、該前壁と背壁は、底面、前壁 及び背壁に接続され、離間して垂直方向に配向した側壁により離されている。底 面は、幅寸法よりも大きい長さ寸法を有するシート取り出し開口部を備える。長 さ寸法は、前壁の向きに対しほぼ横向きである。複数の垂直方向に重ねられ折り 畳まれたシート及び、好ましくは、複数の垂直方向に相互に挿入されたシートが ハウジング内にあり、底面により支持されている。各シートは、離間した側縁に より分離された前縁及び後縁を含む。各シートの側縁は、シートがディスペンサ ーから取り出し開口部を通って取り出されるとき、取り出し開口部の幅寸法によ って内側に作用する。一般的に、取り出し開口部の形状は、ロッド形状、卵型、 星型、ダンベル状、クローバ形、長円形、鍵穴形状、又は長方形として特徴づけ られていればよい。 本発明の実施例は、図面を参照して、１例のみにより記載する。 図１は、所定部分が切断されたディスペンサーの斜視図である。 図１Aは、線１-１に沿って切断された図１の断面図である。 図２は、ディスペンサーの別の実施例の斜視図である。 図２Aは、図２の線２-２に沿った断面図である。 図３A-Eは、様々な取り出し開口形状を図示する。 図４A-Bは、複数の垂直方向に重ねられ相互に挿入されたシートの取り出しシ ーケンスを表すディスペンサーの概略的断面図である。 図５は、ディスペンサー内に支持されて垂直方向に重ねられた複数のシートに 使用するためのディスペンサーを図示する図１のディスペンサーの破断拡大斜視 図である。 図１を参照すると、底部取り出しティッシュまたはペーパタオルディスペンサ ー１０が図示されている。ディスペンサー１０は、取り出し可能な材料、好まし くは、複数の折り畳まれたシート、より詳細には複数の垂直方向に重ねられ、相 互に挿入されたシート（図４Aおよび４B参照）を受け入れるような大きさになっ ているハウジング１２を含む。 ハウジング１２は、前壁１４、背壁１６及び２つの側壁１８、２０を含む。好 ましくは、前壁１４と背壁１６は垂直方向に向いており、離間した垂直方向に配 向した側壁１８、２０により離されている。背壁１６は、ボルト結合、糊付け、 釘付け、ブラケット付け、ねじ付け等のような、従来の手段で、壁のような支持 面（図４Aと４B）に固定されるように構成されるのが好ましい。この手段では、 ディスペンサー１０の前壁１４が、該前壁１４に面する関係にある人に（図示せ ず）最も近接することになる。 １実施例において、ハウジング１２は底面２２を有する。好ましくは、底面２ ２は、「複２次元」である。すなわち、底面２２は、２つの表面２４、２６によ り形成され、これらは、１８０度よりも大きいか、もしくは小さい角度でエッジ ２８に沿って交差している。表面２４、２６は、平面でもよいし、曲線状でもよ い。 底面２２は、取り出し開口部３０を形成する部分を含む。取り出し開口部３０ は、破線Aにより図示したような長さ寸法と、破線Bにより図示したような幅寸法 を有する。幅寸法Bは、背壁１６または前壁１４のいずれかの向きに対し、ほぼ 平行な向きであり、側壁１８または２０のいずれかの向きに対しほぼ横方向すな わち垂直方向の向きにある。長さ寸法Aは、背壁１６または前壁２４のいずれか の向きに対しほぼ横方向、すなわち垂直方向の向きにあり、側壁１８、２０の一 方または双方の向きに対し、ほぼ平行な向きにある。開口部３０の底面２２に対 する開口部３０の向きは、「フロントバック」、すなわち、２つの寸法A、Bのう ち長い方の、長さ寸法Aが前壁１４から背壁１６への方向に向いていることをい う。 図１Aは、断面図におけるディスペンサー１０の一部であり、底面２２、詳細 には面２４と２６に対する開口部３０の位置をより明白に図示している。 図２は、開口部３０が底面２２の表面２４の寸法によってのみ形成されている 点を除いて、ディスペンサー１０に実質的に類似しているディスペンサー１０A を図示する。 図２Aは、断面におけるディスペンサー１０Aの一部であり、底面２２に対し、 詳細には、表面２４、２６に対する開口部３０の位置をより明白に図示するもの である。 図３A-Eは、取り出し開口部３０の形状のいくつかの例を図示している。図３A −Eにおける各形状の各長さ寸法が破線Aにより図示されている。図３A-Eにおけ る各形状の各幅寸法が破線Bで図示されている。 所定の場合において、例えば図３Cと３Dにおいては、破線B1とB2が各形状にお ける様々な大きさのうち個々の幅寸法を図示している。しかし、これらの場合、 長さ寸法Aは幅寸法B1またはB2のいずれかの大きい方よりも大きいままとなって いる。 図１及び２に図示された取り出し開口部３０の形状は、「ロッド形状」として 特徴づけられていればよい。図３Aを参照すると、形状３２は、「星型形状」と して特徴づけられてもよい。図３Bに図示されている取り出し開口部３０の形状 ３４は「クローバ形状」として特徴づけられてもよい。図３Cに図示された取り 出し開口部３０の形状３６は「ダンベル形状」として特徴づけられてもよい。図 3Dに図示されている取り出し開口部３０の形状３８は、「かぎ穴形状」として特 徴づけられてもよい。図３Eに図示された取り出し開口部３０の形状４０は「卵 型形状」として特徴づけられてもよい。 図４A及び４Bを参照すると、それぞれが複数の垂直方向に重ねられ、折り畳ま れたシート４６と、特に複数の垂直方向に相互に挿入されたシートを含む２つの コラム４２、４４が図示されている。より詳細には、各コラム４２，４４の中に は、各シート４６がほぼ半分に折り畳まれ、折り畳まれた半分が、これの真下に くるシートの後ろ縁５４を捕らえ、真上にくるシートの前縁５２を捕らえるよう になっている。各コラム４２、４４は底面２２によってディスペンサー４８内に 支持されている。ディスペンサー４８は、ディスペンサー１０とディスペンサー １０Aに類似している。折り畳まれたシート４６を説明するために、ディスペン サー４８の前壁１４、背壁１６、底部面２２及び取り出し開口部３０が図示され ている。前述したように、ディスペンサー４８は、背壁１６を支持面５０に固定 して取り付けることによって、壁のような支持面５０に固定されていればよい。 図４A及び４Bに図示したように相互に挿入され折り畳まれたパターンのために 「フロント-バック」シートが取り出しシーケンスとなる。言い換えるならば、 図４Aを参照すると、開口部３０を通って延びるシート４６の一部が背壁１６よ りも前壁１４の方に近い。このように、図４Aにおけるシート４６は、フロント −バックシーケンスのうち「フロント」段階にある。ディスペンサー４８（図４ A参照）の開口部３０をとって延びるシート４６の残余部分が取り出されると、 次にくるシートの前縁５２が開口部３０（図４B参照）を通って延びてくる。図 ４Bにおいて開口部３０を通って延びているシート４６の一部は、前壁１４より も背壁１６により近い。このように、図４Bにおけるシート４６は、フロントバ ックシーケンスの内「バック」段階にある。 図５を参照すると、ディスペンサー１０が取り出し操作において図示されてい る。複数の垂直方向に重ねられ、折り畳まれたシート４６を含むコラム４２がデ ィスペンサー１０のハウジング１２内に配置されるように、側壁１８と前壁１４ の一部が削除された状態で図示されている。複数の垂直方向に重ねられ折り畳ま れたシート４６が底部面２２により支持されている。 前述したように、取り出し開口部３０の破線Aにより図示した長さ寸法は波線B により図示されている幅寸法よりも大きい。取り出し開口部３０の配向は、前壁 １４または背壁１６、または側壁１８または２０のいずれかに対する長さまたは 幅寸法の配向を参照することによって記載されていればよい。例えば、図５に図 示するように、長さ寸法Aは、ほぼ横方向の配向にあり、好ましくは、前壁１４ または背壁１６の配向に対し垂直方向にあり、側壁１８または２０の配向に対し ほぼ平行の配向にある。例えば、開口部３０の配向の別の説明としては、幅寸法 Bが側壁１８または２０の配向に対し横方向、好ましくは垂直方向にあり、前壁 １４または背壁１６に対しほぼ平行な配向とできる。 図５は、さらに取り出し開口部３０を通って延びるシート４６の一枚の一部を 図示している。より詳細には、シート４６の前縁５２が開口部３０の下側に延び ており、各側縁５６の一部が開口部３０の下側に延びている。ディスペンサー１ ０からシートを取り出す手順において、シート４６の側縁５６が相互に内側に作 用し、シートが開口部３０を通るときに開口部３０の幅寸法Bに集中する。この ように、シート４６が開口部を通るか、横切るときに、該シート４６は開口部３ ０の幅寸法Bによって狭くなるといえる。本発明によれば、折り畳まれたシート ４６のスタックは、前縁５２が幅寸法Bに対し平行に（すなわち、長さ寸法Aに対 し垂直方向に）開口部３０を通って延びるように形成されるのが好ましい。 本発明を特定の実施例に関し詳細に記載してきたが、本分野の当業者であれば 上述の記載を理解する際には、これらの実施例の変更例、修正例及び均等例を考 慮できることがわかるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 幅寸法よりも大きい長さ寸法を有する開口部を備えた底面を有するディスペ ンサーであって、該開口部は、これを通る材料が前記幅寸法によって狭くなるよ うになっていることを特徴とするディスペンサー。 2. 離間した側壁によって接続された前壁と背壁とを含んでおり、前記背壁は前 記ディスペンサーを支持部に固定するようになっており、前記開口部の前記長さ 寸法は、前記前壁の配向に対しほぼ横方向の配向であることを特徴とする請求項 １に記載のディスペンサー 3. 前記長さ寸法は、前記前壁に対し実質的に垂直であることを特徴とする請求 項２に記載のデイスペンサー。 4. 底面を有するディスペンサーであって、前記底面は、これにより形成された 開口部を通って取り出すようになっている材料を支持するようになっており、前 記開口部が幅寸法よりも大きい長さ寸法を有しており、前記開口部は、該開口部 を通る材料を前記幅寸法によって狭くするようになっているディスペンサー。 5. 前記材料は、側縁によって離された前縁と後縁とを含んでおり、前記材料の 前記側縁は、前記材料が前記開口部を通るときに前記幅寸法によって内方に作用 するようになっていることを特徴とする請求項４に記載のディスペンサー。 6. 前記材料は、複数の垂直方向に重ねられ、相互に挿入されたシートとして定 義されることを特徴とする請求項５または６のいずれかに記載のディスペンサー 。 7. 離間した側壁により接続された前壁と背壁とを含み、該背壁が、前記ディス ペンサーを支持体に固定するようになっており、前記開口部の前記長さ寸法は 前記前壁の前記配向に対しほぼ横方向の配向であることを特徴とする請求項４、 ５、または６のいずれかに記載のディスペンサー。 8. 前記長さ寸法は、実質的に前記前壁に対し垂直であることを特徴とする請求 項７に記載のディスペンサー。 9. 複数の垂直方向に重ねられ、折り畳まれたシートを取り出すためのディスペ ンサーであって、 底面と、離間し垂直方向に配向した側壁により離された、垂直方向に配向した 前壁および垂直方向に配向した背壁と、を有し、複数の垂直方向に重ねられ、折 り合わされたシートを受け入れるような大きさのハウジングを備え、 前記底面は幅寸法より大きい長さ寸法を有する開口部を備え、前記長さ寸法は 前記前壁の前記配向に対しほぼ横方向の配向になっており、 前記底面により支持され前記ハウジング内にある複数の垂直方向に重ねられ、 折り畳まれたシートを有し、各シートが離間した側縁により離された前縁と後縁 とを含んでおり、前記シートの側縁は、該シートが前記開口部を通るときに前記 開口部の前記幅寸法により内方に作用するようになっているディスペンサー。 10．前記長さ寸法は前記前壁に対し垂直であることを特徴とする請求項９に記載 のディスペンサー。 11．前記折り畳まれたシートは相互に挟まれたシートとして特徴づけられている ことを特徴とする請求項９または１０のいずれかに記載ディスペンサー。 12．前記開口部の形状は、ロッド形状、楕円形、星型、ダンベル形状、長円形、 鍵穴形状または長方形を含む群から選択された形状によって特徴づけられている ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載ディスペンサー。