JPH02152650A - ロール制止式分配容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール形状の薄く柔軟なシート状材料、特に
重合体フィルム、ろう紙等の家庭用及び産業利用の包装
材料用分配容器に関する。この分配容器は、概して長く
伸びた長方形の「トランク蓋」型の箱から派生し、そし
てシート状材料がロールから引き出される際に、収容さ
れたロールが容器から不用意に脱落したり飛び出したり
しないための手段を具備するという改善が為されている
。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ロール
の不用意な脱落や飛び出しを伴う課題は、ロールの支持
具を提供しかつシート状材料を様々な長さの切片で取り
出すことを可能にする容器の通常的かつ意図的使用から
生じる。ロールを回転させかつ解きほどくのに必要であ
り、あるいは技術的には、シート状材料の層を下方に連
続する同じ材料の層から分離するのに必要である力が、
ロールが容器から脱落することに対する総抵抗力を上回
る際に、ロールは加えられた力の方向へ容器から飛び出
す。容器からのロールの脱落に対する抵抗力は、引張り
角度、回転ロール上のシート材料の外表面とロールに接
触する容器の内表面との間の摩擦、及びロールの非回転
動作を部分的又は全体的に抑制する容器構造上のパネル
の作用力である。

ロール「飛び出し」に関する課題は、例えば全部又は一
部がポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、及びその誘導
体から成るような高「粘着」重合体フィルムに関して特
に重大である。「粘着」という言葉は、フィルムに本来
備わっているかもしくは付帯的に採り入れた特性であり
、フィルムがそれ自体に又は多様な面に付着するための
特性を言う。

従来の技術において、シート状材料を分配する容器での
ロール飛び出しに関する課題を調整する試みは主として
、ロール端用の一枚壁継ぎ輪ないし受け部を、完全な円
形３６０゛の穴ないし窪み付きで側板に隣接して挿入な
いし組み立てることから成る。この穴は、ロールの回転
が可能なように、挿入するロール端の直径よりわずかに
大きい直径を持つ。

完全な３６０°の穴ないし窪み付きの受け部を使用する
欠点は、ロールを製品包装体の組み立ての間に容器内に
挿入しなければならないことにある。

この挿入段階は、−度の「落下」ないし重力供給又は挿
入を含まない側面供給よりも、機械的に複雑でかつ費用
がかかる。さらに、消費者がシート状材料の前縁を見つ
けるためにロールをはずし、そして次に再度ロールを挿
入することが、完全円形穴の受け部を使うことによって
より困難になる。

〔課題を解決するための手段〕

ここに説明する本発明は、シート状材料のロールが、そ
こからシート状材料が引き出される際に容器から不用意
に抜き取られることを抑制しかつ防止する手段を備えた
分配容器を開示する。

より詳しくは、本発明はロール形状で供給される柔軟な
シート状材料の分配容器に属し、この容器は背パネル、
前パネル、底パネル、対面積パネル、及び背パネルに蝶
番式に装着される蓋を備えた実質的長方形の容器を具備
し、そしてシート状材料が容器から引き出される際の容
器からのロールの不用意な脱落を防止するために各横パ
ネルに近接してロール保持部材を具備する。このロール
保持部材は、分配容器の背パネルから離れて背パネル方
向に向けられた窪み面を備え、またロールは両端部を持
ち、そして各保持部材の各窪み面はロールの各端部を収
容するようになっている。

さらに本発明は、折り曲げ自在に相互連結される底パネ
ル、背パネル、前パネル、第一及び第二横パネル、背パ
ネルに蝶番式連結される上端パネルを備えた蓋、上端パ
ネルに折り曲げ自在に連結される前フランジ、及び前、
底、横、又は背パネルに折り曲げ自在に結合される第一
及び第二保持部材を具備する柔軟シート材料のロール用
分配容器ブランクに属し、これらの保持部材は、この分
配容器をブランクから組立てる際に分配容器の背パネル
から離れて背パネル方向を向いた窪み面を形成する手段
を備える。

さらにまた本発明は、分配容器と該容器内に設置される
柔軟シート状材料のロールとを具備する包装体に属する
。ここで分配容器は、シート状材料が引き出される際の
ロールの容器からの不用意な脱落を防止する保持部材を
備える。この保持部材は、容器内で一組の対向横パネル
に隣接して配置される。また、保持部材は容器の背パネ
ルから離れて背パネル方向に向く窪み面を備え、そして
シート状材料のロールが保持部材の間に置かれる。

本発明の改良型制止手段は、凹形でアーチ形で受け台状
の保持部材を採用し、この保持部材は容器の各前方角部
に、容器の背パネル方向を向いた開口面を備えて設置さ
れる。受け台状の保持部材の側面は容器の横パネルに隣
接していることが好ましい。ロールは、シート状材料が
引き出されるときにのみ保持部材の受け台に係合するよ
うになる。

本発明は、フィルム分配容器の多様な形状を包含するも
のである。第一実施態様では、保持部材は横パネルに折
り曲げ自在に結合される。第二実施態様では、保持部材
は前パネルに折り曲げ自在に結合される。第三及び第四
実施態様では、保持部材は背パネルに折り曲げ自在に結
合される。ロールは容器の側面内に「落下」又は挿入さ
れる。

組み上がった容器における受け台状窪み面の構造及び配
置は、全ての実施態様で本質的に同一である。また分配
容器自体の構造も、保持部材の構造を除けば全ての実施
態様で本質的に同一である。

〔実施例〕

本発明の新規な特徴及びそれを説明する背景は、いくつ
かの図面と共に以下の説明によりより良く理解される。

図面では、同じ部分に同じ参照符号が様々な図において
使われている。

第１図、第２図、及び第３図を参照すれば、本発明に従
って構成された、ロール形で供給されるフィルム、紙、
箔、又は他のシート状材料を分配するための分配容器が
、概して参照符号１０番で示される。

容器１０は、概して中空の長方形の箱を形成し、そして
主に折り曲げ自在に連結する複数のパネルから成る。容
器１０の構成要素ないし部品を連結する折り線は全て、
位置に関係なく一般に参照符号１８番で示される。

容器１０の長方形底部は、一般に底パネル１６、背パネ
ル２２、前パネル２０、及び−組の横パネル１２と保持
部材２６を具備する。容器の保持部材２６は、分配容器
１０のブランクからの組立品において容器の背パネル２
０から離れ背パネルの方を向いた受け台状の窪み面を形
成する手段を備える。容器の上端部ないし蓋部３２は、
一般に上端パネル３４、前フランジ３８、及び−組の横
フランジ３４と蓋部構成フラップ４０を具備する。パネ
ル１６　、２０　、２２　、３４及び前フランジ３８は
互いに折り線１８に沿って連結される。

前パネル２０は、分配装置１０の最下部すなわち底パネ
ルからその最上部すなわち蓋パネルまで鉛直に伸展する
。しかし前パネル２０は、底パネル１６から容器の深さ
の３分の１から３分の２の間の高さまで鉛直に伸展する
ことが好ましい。前パネル２０の高さを限定するために
、容器１０の前部分は前パネル２０、前フランジ３８、
及びその間の空間ないし隙間を含有する。

ロール６４は、厚紙、ボール紙等でできた芯６２を具備
し、かつ芯６２に巻かれたシート状材料６０を備えて容
器内に置かれる。ロール６４はまた、ロールの両端内に
途中まで伸展する芯状の支持体を備えた自立式周辺的か
つ同心的巻きシート状材料６０を具備しても良い。しか
し、シート状材料はロールの全長を通して伸びる管状の
芯上に巻かれることが好ましい。

シート状材料６０の横の縁間の寸法は、シート状材料６
０が容器１０から引き出される際保持部材２６内にシー
ト状材料６０が巻き込まれるのを防止するため、芯６２
の長さより短かいことが好ましい。シート状材料６０の
側縁部は、シート状材料６０の非長さ方向ないし横方向
寸法を規定する縁部である。芯６２の端部はシート状材
料６０の側縁部を越えて伸びる。芯６２の各端部は、各
保持部材２６によって与えられた受け台状の窪み面２６
ｅ内に取り込まれる。

保持部材２６によって芯６２の長手沿いに形成される受
け台の幅は、シート状材料６０の横方向寸法ないし幅と
芯６２の長さとの最小差異を決める。

さらにまた本発明は、芯６２上に巻かれていない自立式
ロール６４を収容することのできる保持部材２６を提供
する。そしてこの保持部材において、ロール６４の端部
はそれ自体、シート状材料６０が容器１０から引き出さ
れる際に、保持部材２６の受け台状窪み面によって取り
囲まれている。自立式ロールのシート状材料は、例えば
アルミニウム箔のように、自立するに十分な堅さを備え
る。シート状材料６０は、それがロールから引き出され
る角度が、ロール６４を保持部材２６内に設置ないし係
合させながらシート状材料６０が保持部材２６を越えて
通過できるよう十分に非水平であるならば、保持部材２
６内に巻き込まれることなく自立式ロール６４から弓き
出される。

容器の蓋３２の上端パネル３４は背パネル２２に蝶番式
に装着される。この上端パネルには、前フランジ３８、
一対の横フランジ、及び蓋構成フラップ４０が折り曲げ
自在に連結される。より詳しくは、嘆フランジ３６は折
り線１８に沿って上端パネル３４の両端部に連接する。

前フランジ３８は、折り線１８に沿って上端パネル３４
に連接する。横フランジ３６と前フランジ３８は、上端
パネル３４に対しかつ互いに概して直角をなし、そして
蓋構成フラップ４０によって固定される。蓋構成フラッ
プ４０は、折り線１８によって前フランジ３８に連接し
、横フランジ３６の内側面に接着剤で固定される。容器
の蓋３２は、折り線１８に沿って背パネル２２に連接す
る。蓋と背パネルとの間の接合部には、屈曲性を高める
ために溝又は穴を設けることが望ましい。重複部材２３
は（第２図及び第３図参照）、前パネル２０に折り曲げ
自在に連接し、そして前パネル２０の上端沿いに低摩擦
の案内面を供給するため内側に折り込まれかつ前パネル
２０の内側面に固定される。

直線状、のこぎり歯状、又は溝付きの刃を備えた裁断線
４２は、底パネル１６の外表面に装着されかつ前パネル
と底パネルとの接続面で刃が露出するように設置される
ことが望ましい。裁断線４２は、比較的堅固な重合体材
料又は金属から成り、かつ分配容器１０の一端から他端
へ伸びる溝付きないしのこぎり歯付き切れ刃を備える。

シート状材料６０は裁断線４２の切れ刃を横切って引張
られ、そして切れ刃と同じ線型でおおむね直線沿いに切
断される。耳フランジ３７は、その除去によって裁断線
４２の切れ刃を露出するよう、前フランジ３８に切り離
し可能に保持される（第２図参照）。

横パネル１２は、折り線１８に沿って底パネル１６に連
接し、かつ背部構成フラップ１１によって背パネル２２
に固定される。各横パネル１２は、前パネル２０、背パ
ネル２２、及び底パネル１６に概して直角をなす位置に
保持され、そして保持部材２６の平面保持パネル２６ｄ
と前パネル２０の内側面との各々によって前パネルに接
着固定される。平面保持パネル２６ｄの幅は、構成材料
を最小限に使用し、かつロール６４の芯６２の長手に沿
ったシート状材料６０の幅を最小限に縮小させて、前パ
ネル２０に対し十分な接着性をもたらすように最も効果
的な寸法になっている。

本発明は特に、−組の保持部材２６にある。この保持部
材の各々は、容器１０の前方の角、すなわち前パネル２
０と両横パネル１２との間に形成される角部に配置され
る。各保持部材２６は、受け台状の窪み面２６ｅを形成
する。この窪み面は、ロール６４の芯６２の端部と同程
度にアーチ形であることが好ましい。窪み面２６ｅは背
パネル２２方向へ開いている。

すなわち、背パネルに面している。保持部材２６の窪み
面２６ｅはアーチ形状が望ましいが、一方性の幾何形状
の窪み面でも良い。

保持部材２６は、端フラップ２６ａ、支柱２６ｂ１受け
台面２６Ｃ１及び平面壁部２６ｄを具備する。端フラッ
プ２６ａ１支柱２６ｂ１受け台面２６ｃ、及び平面壁部
２６ｄは、折り線１８に沿って互いに接続する。

分配容器１０の先端部は第１図及び第３図に示されるが
、これらの図は底パネル１６に接続しかつ背パネル２２
に垂直に近接して設置された横パネル１２を図示する。

保持部材２６と背部構成フラップ１１とは、横パネル１
２の対向面に連接するが、この際背部構成フラップ１１
は背パネル２２と共面関係にある位置に折り畳まれ、か
つ背パネルに固定される。

嘆パネル１２は、保持部材２６の端フラップに接触して
重ね合わせて付着される。

特に第４図及び第５図に図示される実施態様に関して、
保持部材１２６は、蓋３２が閉まっているとき底パネル
１６と上端パネル３４とに接触している。

前パネル２０は、前パネルの対向端において一組の直立
壁部１２０と同一面に広がる。各直立壁部は、これに関
して９０°の角度で折り曲げられる平面壁１ｆｆｌ１２
６ａに連接する。平面壁部１２６ａは次に支柱１２６ｂ
に連接するが、この際支柱は平面壁部１２６ａに関し９
０°の角度で折り曲げられている。次に受け台面１２６
Ｃは端フラップ１２６ｄに連接するが、この際端フラッ
プは受け台面１２６ｃに関し９０°の角度で折り曲げら
れる。保持部材１２６は、長方形及び管状の断面から成
ることがわかる。言いかえれば、保持部材の各構成要素
は四面構造を形成するように隣接する構成要素に関して
直角に折り曲げられる。この四面構造において、構成要
素は水平面で長方形管状断面を形成するように、実質的
に等しい寸法から成る。

保持部材１２６の受け台状窪み面１２６ｅは、受：す台
面１２６ｃと支柱１２６ｂを互いにほぼ直角に位置づけ
ることで形成される。

本発明のもう一つの実施態様が第６図及び第７図に例示
されるが、ここでは保持部材２２６は、フラップ２２６
ａ、支柱２２６　ｂ　、及び受け台状窪み面２２６ｅを
持つ受け台面２２６ｃを具備する。保持部材２２６の各
構成要素は、互いに９０°の角度で折り曲げ自在に連接
するが、この際フラップ２２６ａと受け台面２２６　Ｃ
，とは相互にずれた平行関係にあり、かつ支柱２２６ｂ
に関して直角関係にある。受け台面２２６Ｃの前端部は
、前パネルと同一平面の直立壁部２２０だけでなく前パ
ネル２０の内側面に一端を接する。受け台面２２６Ｃの
前端部は、前パネル２０の内側面及び直立壁部２２０に
固定されるか、又は固定されなくとも良い。

前パネル２０の一部を形成する重複部分２３は、上端か
ら背側に折り畳まれ、かつ前パネル２０の内側面に接合
する。この際、受け台面２２６Ｃの内部位置決め境界線
を規定する直立壁部２２０は除く。前パネルの耳１７は
直立壁部２２０に折り曲げ自在に連接し、かつ直立壁部
２２０に関し９０°の角度で広がる。前パネルの耳１７
は、フラップ２２６ａの一部分と平行に重なり合い、か
つ保持部材２２６に所望の構造安定性を与えるためにフ
ラップ２２６ａに固定される。底パネル１６に折り曲げ
自在に連接する横パネル１２は、前パネルの耳１７とフ
ラップ２２６ａとに重なりかつ前パネルの耳１７に固定
される。任意であるが、横パネルはさらにフラップ２２
６ａに固定しても良い。

保持部材３２６のさらにもう一つの実施態様が第８図及
び第９図に例示される。この実施態様では、容器の各端
部に隣接する保持部材は、フラップ３２６ａ、支柱３２
６ｂ、及び受け台面３２６Ｃを具備する。受け台面３２
６Ｃは、横パネル１２及びフラップ３２６ａに関し鋭角
に内側方向へ傾斜する。支柱３２６ｂは、受け台面３２
６Ｃに関しほぼ直角に外方向へ配置される。支柱３２６
ｂの前部は、容器の前方の角部に隣接し、かつそこに固
定されても良いが、固定しないことが望ましい。保持部
材３２６の傾斜形状は、背パネルから離れ背パネル方向
に向く受け台状窪み面３２６ｅで生じる。したがって、
受け台状窪み面３２６ｅは、開示された他の実施態様に
よって形成される窪み面と機能的に同等である。受け台
面３２６Ｃは、シート状材料のロールが容器１０の後方
部分から脱落するのを強めるように背パネル２２までず
っと伸展したり、あるいは背パネルに接続したりしない
ことが好ましい。

第３図は、分配容器１０を、その中にロール６４を備え
開口した位置で示し、かつそこからシート状材料６０が
芯６２から引き出されている状態を示す。

芯６２は、シート状材料６０がロール６４から引き出さ
れる際に加えられる力によって、保持部材２６が形成す
る受け台内に引き込まれた状態で示されている。芯６２
は、シート状材料が供給されている間受け台内で回転す
るが、ロール６４が飛び出さないようになっている。保
持部材２６によって与えられる受け台は、ロール６４の
不用意な脱落ないし飛び出しを生じるよう作用するシー
ト状材料６０の引張り力の垂直成分を、横方向ないし水
平方向に分散させる。保持部材１２６．２２６、及び３
２６は、実質的に同じ方法でロール６４の飛び出しを防
止するように働く。

ここに開示した各実施態様における前パネルは、その長
手方向に横切る複数の楕円形刻印２１を備える。この刻
印には、耳フランジ３７を前パネル２０に固定するため
接着剤が塗布される。耳フランジ３７は、裁断棒４２の
露出刃部を十分覆うように前パネル２０上を下方へ伸展
する。図示はしないが、数個の実施態様に示される全て
の容器は同様に裁断棒を備える。耳フランジ３７は溝線
１９に沿って容器から切り離し可能で、かつ分配容器を
開ける際に前フランジ３８から切り離されるようになっ
ている。

さらに、前パネル２０と前フランジ３８との間の溝穴状
の隙間は、耳フランジ３７を前フランジ３８及び前パネ
ル２０から切り離すことで露出する。

第１図は、容器１０内のロール６４の位置を、シート状
材料６０が引き出されない静止状態で示す。ロール６４
は通常保持部材２６と背パネル２２との間で静止するが
、この際保持部材２６によって形成される受け台には係
合しない。

第２図の実施態様では、保持部材２６は横パネル１２の
前部に折り曲げ自在に結合する。第５図の実施態様では
、保持部材１２６は前パネル２００両端部に折り曲げ自
在に結合する。第７図の実施態様では、保持部材２２６
は背パネル２２の両端部に折り曲げ自在に結合する。第
９図の実施態様では、保持部材３２６は背パネル２２の
両端部に結合する。

容器ブランクの各々の実施態様は、背部構成フラップ１
１、横フランジ３６、及び上端部構成フラップ４０等の
様々な容器構成要素の結合部分の形状又は配置において
、本発明の範囲内で変更可能である。

第２図の容器ブランクは、包装体の組立て工程間のロー
ル６４の重力供給ないし落下供給に対し、第５図及び第
７図の容器ブランクよりも好適であり、一方策５図、第
７図、及び第９図の容器ブランクは、包装体の組立て工
程間にロール６４を容器に側面供給することに対しより
好適である。

熟練した専門家にとって、保持部材２６が、接着剤や機
械的留め具やこれらの組み合せ等のあらゆる適合固定手
段によって分配容器１０内に固定できることは明らかで
ある。同様に、本発明の構造上の特性を備えるロール制
止手段は、開示した実施態様以外の手段で形成しても良
いことが明らかである。保持部材２６は、容器１０の延
長部と共同して作っても良いし、あるいは容器１０の延
長部が形成された後に容器１０内に置いても良い。保持
部材２６は、容器１０の延長部と同じか又は違った構成
材料で作っても良い。

本発明の好適な実施態様を容器の構造の明確な詳細に関
して示したが、容器構造及び製造者の所望次第で、本発
明はここに開示された全般的教え及び原則に正しく包含
されつつ様々な変更例によって修正できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って作られたトランク蓋形分配容
器の正面等角図であり、容器内に置かれたシート状材料
のロールと共に開口形態で示す。 第２図は、切り取られ折り目をつけられ穴をあけられた
ブランクの平面図で、第１図の容器がこれから組立てら
れる。第３図は、第１図の分配容器の区分線３−３によ
る側断面図である。第４図は、分配容器の第二実施態様
の部分正面等角図である。 第５図は、切り取られ折り目をつけられ穴をあけられた
ブランクの平面図で、これから第４図の分配容器が組立
てられる。第６図は、分配容器の第三実施態様の部分正
面等角図である。第７図は、切り取られ折り目をつけら
れ穴をあけられたブランクの平面図で、これから第６図
の分配容器が組み立てられる。第８図は、分配容器の第
四実施態様の部分切断正面等角図である。第９図は、切
り取られ折り目をつけられ穴をあけられたブランクの平
面図で、これから第８図の分配容器が組立てられる。 １０・・・分配容器、 １６・・・底パネル、 ２２・・・背パネノベ ２６　、１２６．２２６．３２６ ４２・・・裁断棒、 ６２・・・芯、 ２０・・・前パネル、 １８・・・折り線、 ３４・・・上端パネル、 ・・・保持部材、 ６０・・・シート状材料、 ６４・・・ロール。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ロール形状で供給された柔軟なシート状材料の分配
   容器であり、背パネル、前パネル、底パネル、対向横パ
   ネル、及び前記背パネルに蝶番式に装着される蓋を備え
   た実質的に長方形の容器と、各横パネルに近接して、シ
   ート状材料がロールから引き出される際の容器からの不
   用意なロール脱落を防止するためのロール保持部材とを
   具備する分配容器において、前記ロール保持部材は分配
   容器の背パネル方向を向きかつ背パネルから離れた窪み
   面を備え、そして前記ロールは両端部を持ち、前記保持
   部材の各窪み面がロールの一端部をそれぞれ収容するよ
   うになっている分配容器。 ２、前記ロールは芯材を具備し、該芯材はそれに巻かれ
   るシート状材料の各側縁部を越えて伸びる端部を備え、
   そして前記保持部材の各窪み面が前記芯材の一端部をそ
   れぞれ収容するようになっている請求項１記載の分配容
   器。 ３、前記保持部材の各々は、分配容器の延長部に折り曲
   げ自在に結合され、かつ分配容器の延長部と同じ構成材
   料から成る請求項１又は２記載の分配容器。 ４、分配容器の前部は、前パネル、前フランジ、及びこ
   れらの間の隙間を具備し、該前パネルが容器前部の高さ
   の３分の１から３分の２までの高さに伸展する請求項１
   、２、又は３記載の分配容器。 ５、切れ刃を持つ裁断棒、前フランジにミシン目ないし
   溝付きの線に沿って切り離し可能に接続する耳フランジ
   、及びシート状材料を引き出すための前パネルと前フラ
   ンジとの間の溝穴状隙間を具備し、前記裁断棒は、その
   切れ刃が前パネルと底パネルとの接触面で露出するよう
   に底パネルの外表面に装着され、かつ前記耳フランジの
   内表面は前パネルの外表面と連続して重なり合って接触
   し、かつ前記溝穴状隙間は、耳フランジが前フランジ及
   び前パネルから切り離される際に露出する請求項１から
   ４までのいずれか一項記載の分配容器。 ６、前パネルの外表面に複数の楕円形刻印を具備し、か
   つ該刻印上に接着剤被覆を備える請求項１から５までの
   いずれか一項記載の分配容器。 ７、前記保持部材の窪み面がアーチ形である請求項１か
   ら６までのいずれか一項記載の分配容器。 ８、前記保持部材の各々は、フラップ、支柱、及び受け
   台面を具備し、該フラップは横パネルに平行かつ隣接し
   、前記受け台面は前記フラップに関し内側へ鋭角に傾斜
   して折り曲げ自在にフラップへ接続し、前記支柱は前記
   受け台面に関し実質的直角に外側へ位置し、そして前パ
   ネル、横パネル及び底パネルが前方角部を形成して前記
   支柱がこの角部に隣接する前部を備えている請求項１記
   載の分配容器。 ９、柔軟なシート状材料のロールに使用する分配容器ブ
   ランクであり、折り曲げ自在に相互連接する底パネル、
   背パネル、前パネル、第一及び第二横パネル、背パネル
   に蝶番式に連接する上端パネルを備えた蓋、上端パネル
   に折り曲げ自在に連接する前フランジ、及び前パネル、
   底パネル、横パネル、又は背パネルに折り曲げ自在に結
   合する第一及び第二保持部材を具備するブランクにおい
   て、前記各保持部材は、ブランクから分配容器を組立て
   る際に、分配容器の背パネル方向を向きかつ背パネルか
   ら離れた窪み面を形成する手段を備える分配容器ブラン
   ク。 １０、前記保持部材は、前パネル、底パネル、横パネル
   、又は背パネルに選択的に折り曲げ自在に結合される請
   求項９記載のブランク。 １１、前記窪み面がアーチ形である請求項９又は１０記
   載のブランク。 １２、分配容器と該容器内に置かれる柔軟シート状材、
   料のロールとを具備する包装体において、前記分配容器
   は、シート状材料がロールから引き出される際容器から
   のロールの不用意な脱落を防止するための保持部材を備
   え、該保持部材は一組の対向横パネルに隣接して容器内
   に位置し、かつ各保持部材は容器の背パネル方向を向き
   背パネルから離れた窪み面を備え、そしてシート状材料
   のロールが前記各保持部材の間に設置されている包装体
   。 １３、前記ロールは芯材を備え、該芯材はロールに収容
   されるシート状材料の各側縁部を越えて長手方向に伸び
   る端部を備えており、そして前記窪み面が前記芯材の各
   端部を収容するようになっている請求項１２記載の包装
   体。 １４、前記窪み面がアーチ形である請求項１２記載の包
   装体。