JP2007284146A - ロール状物品収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納されるロール状物品を安定よく押さえ、収納箱本体からのロール状物品の飛び出しを防止でき、且つ、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品から受ける衝撃により損傷され難い、ロール状物品飛び出し防止機能を有する、ロール状物品収納箱を得る。
【解決手段】 正面板2と底面板3と背面板4と両側面板5,6,7,8とで収納箱本体12が形成され、前記背面板4の上縁には蓋板13が連設されている、シート状物9が円筒状のコア10に巻かれてロール状とされた物品11を収納するためのロール状物品収納箱1において、正面板2の上縁に第1折線17を介して連設され正面板2の内面に接着される正面補強内面折込板18と、正面板2の両側縁に第2折線19を介して連設された側面板5との間に、収納箱本体12内に延びるロール保持板23を連接し、側面板5とロール保持板23の間には、前記第1折線17の延長線上に第3折線24を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート状物が円筒状のコアに巻かれたロール状物品を収納するロール状物品収納箱に関する。
シート状物が円筒状のコアに巻かれたロール状物品を収納する、ロール状物品収納箱としては、例えば、従来から種々の型式のラップフィルム収納箱が知られているが、その多くはロール状物品を収納する収納箱本体と、この収納箱本体に一体的に設けられた蓋体とから構成されている。このような型式のロール状物品収納箱の使用にあっては、蓋体を持ち上げた後、円筒状のコアに巻かれたシート状物を収納箱本体から所望の長さに引き出し、そのシート状物を収納箱本体の底面或いは蓋体の正面壁に取り付けられたノコ刃等で切断するのが一般的である。
近年、コスト削減の観点から、上記した型式のロール状物品収納箱のコンパクト化が志向され、それにともないシート状物を巻き付ける円筒状コアも小径、薄肉となり、このため、ロール状物品自体も軽量化の傾向にある。このように軽量化されたロール状物品を、上記型式のロール状物品収納箱に収納して使用した場合には、使用の初期においては問題なくても、使用が進みコア近くなると、蓋体を持ち上げて円筒状のコアに巻かれたシート状物を引き出した時、ロール状物品が浮き上がり収納箱本体から飛び出し易くなるという問題が生じる。また、ロール状物品がラップフィルムロールである場合には、やはりコスト削減の観点から、ラップフィルム自体の薄肉化も志向され、更に、環境意識に目覚めた使用者が塩素を含まない、比重の軽いポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)素材のラップフィルムを多用するようになってきたため、ラップフィルム自体の粘着度、剥離度等の性質とも相俟って、上記問題は一層生じ易くなる。ロール状物品の軽量化に伴うこのような問題は、所望の長さのシート状物を切り取ることができないばかりか、ロール状物品がラップフィルムロールである場合には、ラップフィルムロールを床に脱落させる原因となるので、衛生上も好ましくない。
そこで、収納箱本体の側面に押込み部分を設け、また、この側面と貼り合わされる糊代部分で押込み部を保持させて、使用時、ロール状物品が収納箱から飛び出さないように構造を工夫したりしている。しかしながら、使用者がこうした機能を利用するにはロール状物品収納箱に対して、収納箱本体の側面に設けてある押込み部分を収納箱本体内方に押し込むといった作業を行う必要があるため、機能の利用にバラツキがあり効果の期待が薄かった。
また、最近では、ロール状物品が収納箱に収納される時に上記押込み部を機械で自動的に押込むことも行われているが、従来設備を利用する場合、上記押込み部の押込み工程を新たに装置内に組み込まなければならず、大幅な設備の改造が必要となる。
かかる問題を解決するものとして、上記押込み部以外の構成により、ロール状物品の浮き上がり防止機能が付与されたロール状物品収納箱が提案されている。かかる機能を持つロール状物品収納箱として、収納箱本体の側面に、収納箱本体の上縁に連設され内面に沿うように折り曲げられている正面補強内面折込板の端縁に折線を介して連設され収納箱本体内方へ延びる保持片がその幅方向を上下方向に向けて設けられ、保持片の下縁がラップフィルムロールに当接するようにして、ラップフィルムロールの浮き上がりを押さえ、収納箱本体からのラップフィルムロールの飛び出しを防止するようにしたラップフィルム収納箱が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−47510号公報
しかし、前記特許文献1に記載されたロール状物品の飛び出し防止機能を持つロール状物品収納箱では、保持片は折線を介して正面補強内面折込板の端縁に連設されているため、シート状物を引き出した時に受けるロール状物品の浮き上がりによる衝撃により保持片が折線から曲がり易く、そのため保持片によるロール状物品の押さえ箇所が安定せず、ロール状物品の飛び出し防止及びシート状物の切り取りの確実性に難があるといった問題がある。
また、正面補強内面折込板の端縁に折線を介して連設された保持片が、その幅方向を上下方向に向けて設けられ、保持片の下縁がロール状物品に当接するようになっているので、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品から受ける衝撃が正面補強内面折込板と保持片の連設部位にかかるが、この連設部位にクッション性がないため、前記衝撃をまともに受けてしまい、前記連設部位にストレスが発生して損傷してしまう場合があり、特に前記衝撃はシート状物の使用が進みコア近くなるほど大きくなり、前記連設部位が損傷するおそれが大きくなるといった問題がある。
本発明の目的は、収納されるロール状物品を安定よく押さえ、収納箱本体からのロール状物品の飛び出しを防止でき、且つ、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品から受ける衝撃により損傷され難い、ロール状物品飛び出し防止機能を有する、ロール状物品収納箱を提供することにある。
上記目的を解決するために、請求項1に係る発明は、正面板と底面板と背面板と両側面板とで収納箱本体が形成され、前記背面板の上縁には蓋板が連設されている、シート状物が円筒状のコアに巻かれてロール状とされた物品を収納するためのロール状物品収納箱において、前記正面板の上縁に第1折線を介して連設され正面板の内面に接着される正面補強内面折込板と、正面板の両側縁に第2折線を介して連設された側面板との間に、収納箱本体内に延びるロール保持板が連設されており、側面板とロール保持板の間には、前記第1折線の延長線上に第3折線が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第1折線と第3折線の接点から延びる少なくとも1本の第4折線からなるストレス吸収部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、穴または切り込みからなるストレス吸収部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、第3折線に対し20度〜50度の範囲で傾斜して延びる第5折線と、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、第1折線に対し40度〜80度の範囲で傾斜して延びる第6折線とからなり、組立時における前記ロール保持板と、該ロール保持板と前記第3折線を介して連設された前記側面板とでなす角度が概ね90度となるようにしたストレス吸収部が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の、前記第5折線上には、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、切り込みが設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載の、前記第1折線と第6折線上には、第1折線と第6折線上に跨って、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、それぞれに切り込みが設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るロール状物品収納箱によれば、収納箱本体の正面板の上縁に第1折線を介して連設され正面板の内面に接着される正面補強内面折込板と、正面板の両側縁に第2折線を介して連設された側面板との間に、収納箱本体内に延びるロール保持板が連設されているので、収納箱本体内に延びるロール保持板が収納箱本体に収納しているロール状物品の両端部外周に当接し、収納箱本体からのロール状物品の飛び出しが防止でき、更に、前記収納箱本体内方に延びるロール保持板は、前記正面補強内面折込板と側面板とに連設され、前記正面補強内面折込板と側面板とにより、収納箱本体内方に所定の角度を保った状態で強固に保持されることになるので、外部からの衝撃を受けても容易に角度が変化せず、ロール保持板によるロール状物品の押さえ箇所が安定し、ロール状物品の飛び出し防止及びシート状物の切り取りを確実に行うことができるとともに、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品から受ける衝撃による損傷を効果的に防止することができ、飛び出し防止効果の持続が可能となる。
請求項2に係るロール状物品収納箱によれば、請求項1に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第1折線と第3折線の接点から延びる少なくとも1本の第4折線からなるストレス吸収部が設けられているので、前記正面補強内面折込板の折り込みと側面板の折り込みによって連設部に生じるストレスが第4折線からなるストレス吸収部に吸収され、連設部の皺や変形を防止することができ、また、ストレス吸収部により連設部の撓みが容易となってクッション機能が向上することになるので、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品からの衝撃によりロール保持板に加わる力を効果的に吸収分散させることができ、これによりロール保持板の連設部の損傷を一層効果的に防止することができる。
請求項3に係るロール状物品収納箱によれば、請求項1または2に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、穴または切り込みからなるストレス吸収部が設けられているので、前記正面補強内面折込板の折り込みと側面板の折り込みによって連設部に生じるストレスが穴または切り込みからなるストレス吸収部に吸収され、連設部の皺や変形を防止することができ、また、穴または切り込みからなるストレス吸収部により連設部の撓みが容易となってクッション機能が向上することになるので、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品からの衝撃によりロール保持板に加わる力を効果的に吸収分散させることができ、これによりロール保持板の連設部の損傷を一層効果的に防止することができる。
請求項4に係るロール状物品収納箱によれば、請求項1に記載の、前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から延びる第5折線と、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から延びる第6折線とからなるストレス吸収部が設けられているので、前記正面補強内面折込板の折り込みと側面板の折り込みによって連設部に生じるストレスが第5折線と第6折線とからなるストレス吸収部に吸収され、しかも、第5折線は第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、第3折線に対し20度〜50度の範囲で傾斜して延び、そして、第6折線は第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、第1折線に対し40度〜80度の範囲で傾斜して延びているので、連設部に生じるストレスが第5折線及び第6折線を挟んで両側に適度に分散され、ストレスの吸収が容易となり、連設部の皺や変形を効果的に防止することができる。また、これらの折線からなるストレス吸収部により連設部の撓みが容易となってクッション機能が向上することになるので、シート状物を引き出した時に浮き上がるロール状物品からの衝撃によりロール保持板に加わる力を効果的に吸収分散させることができ、これによりロール保持板の連設部の損傷を一層効果的に防止することができる。
また、第5折線と第6折線とからなるストレス吸収部は、組立時にロール保持板と、該ロール保持板と前記第3折線を介して連設された前記側面板とでなす角度が概ね90度となるように設定しているので、前記収納箱本体内方に延びるロール保持板は、ロール状物品収納箱に収納したロール状物品と概ね平行な状態で保持されることになるので、ロール保持板によるロール状物品の押さえが安定し、シート状物の引き出しを容易に行うことができる。
請求項5に係るロール状物品収納箱によれば、請求項4に記載の、前記第5折線上には、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、切り込みが設けられているので、第5折線はが折れ易くなると共に、連設部に生じるストレスの吸収が一層容易となり、連設部の皺や変形を一層効果的に防止することができる。
請求項6に係るロール状物品収納箱によれば、請求項4または5に記載の、前記第1折線と第6折線上には、第1折線と第6折線上に跨って、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、それぞれに切り込みが設けられているので、切り込みにより第6折線が折れ易くなると共に、連設部に生じるストレスの吸収が一層容易となり、連設部の皺や変形を一層効果的に防止することができる。
以下、本発明に係るロール状物品収納箱を実施するための最良の形態を、ロール状物品としてラップフィルムが円筒状のコアに巻かれたラップフィルムロールが収納された、ラップフィルム収納箱の例について説明する。
図1乃至図4は本発明に係る上記ラップフィルム収納箱の第1実施例を示すものであり、図1は本例のラップフィルム収納箱を示す一部省略斜視図、図2は図1に示すラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図、図3は図1に示すラップフィルムロールを取り出したラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図、図4は図1に示すラップフィルム収納箱の展開図である。
本例のラップフィルム収納箱1は、正面板2と底面板3と背面板4と両側面板5、6,7,8とで、ラップフィルム9が円筒状のコア10に巻かれたラップフィルムロール11を収納する収納箱本体12が形成され、前記背面板4の上縁には蓋板13が連設されている。
前記ラップフィルム収納箱1の材料としては、一般的に坪量270〜600g/mのコートボール紙が用いられるが、フルートの細かな段ボールや樹脂シートであっても何ら支障はない。
前記ラップフィルム収納箱1は、図4の展開図に示すように、正面板2、底面板3、背面板4、蓋板13が、折線14,15,16を介して図中上下方向に連設されている。前記正面板2の上縁には第1折線17を介して連設され正面板2の内面に接着される正面補強内面折込板18が連設され、正面板2の両側縁には第2折線19を介して前記側面板5がそれぞれ連設されている。また、前記底面板3、背面板4、蓋板13にも、両側縁にそれぞれ折線20,21,22を介して前記側面板6,7,8が連設されている。
前記正面板2の上縁に連設された正面補強内面折込板18と正面板2の両側縁に連設された側面板5との間には、ロール保持板23が連設されており、側面板5とロール保持板23の間には、前記第1折線の延長線上に第3折線24が設けられている。
更に、本例では、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25に、前記第1折線17と第3折線24の接点aから延びる第4折線26からなるストレス吸収部27が設けられている。前記第4折線26は、第3折線24との為す角度が40度から50度の範囲に設けられることが好ましく、特に、45度の角度で設けられることが好ましい。第4折線26の前記角度を45度とすると、後述するように収納箱本体12を形成したとき、収納箱本体12内方に延びるロール保持板23が、側面板5との間で為す角度が概ね90度となる。
また、本例では、ストレス吸収部27として、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25に、前記第1折線17と第3折線24の接点aから延びるもう一本の第4折線28も設けられている。前記第4折線28も、第1折線17との為す角度が40度から50度の範囲に設けられることが好ましく、特に、45度の角度で設けられることが好ましい。第4折線28の前記角度を45度としても、後述するように収納箱本体12を形成したとき、収納箱本体12内方に延びるロール保持板23が、側面板5との間で為す角度が概ね90度となる。また、前記第4折線28にあっては、本例では、途中から前記第2折線19と同方向に向かう変更部28aを有している。
更に、本例では、ストレス吸収部27として、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25に、穴29が設けられている。前記穴29は、第4折線28に接して前記正面補強内面折込板18側に寄った位置に設けられている。前記穴29の形状、個数、設ける位置は特に限定されない。
上記のような展開構成を有する本例のラップフィルム収納箱1が組み立てられるとき、正面補強内面折込板18は正面板2に貼り合わされるが、ロール保持板23は側面板5と正面補強内面折込板18に連設されているので、正面板2に対して側面板5が90度折り込まれる時、ロール保持板23は第3折線24に沿って収納箱本体12内側に折り曲げられ、側面板5と所定の角度を保持して収納箱本体12内に延びる。
このとき、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25にストレス吸収部27が設けられているので、前記正面補強内面折込板18の折り込みと側面板5の折り込みによって連設部25に生じるストレスが、ストレス吸収部27に吸収され、連設部25の皺や変形が防止される。
また、前記収納箱本体12内方に延びるロール保持板23が、側面板5との間で為す角度にあっては、本例では、ストレス吸収部27となる、前記第4折線26と第3折線24との為す角度、及び、もう一本の第4折線28と第1折線17との為す角度が、両者とも40度から50度の範囲に設けられているので、概ね90度前後となる。また、前記第4折線28にあっては、本例では、途中から前記第2折線19と同方向に向かう変更部28aを有しているので、前記正面補強内面折込板18の折り込みと側面板5の折り込みによって連設部28に生じるストレスを一層効果的に吸収できる。
上記のように構成されたラップフィルム収納箱1の収納箱本体12内に収納されたラップフィルムロール11は、その両端部外周が前記収納箱本体12内に延びるロール保持板23により保持され、収納箱本体12からの飛び出しが防止される。
そして、前記収納箱本体12内方に延びるロール保持板23は、前記正面補強内面折込板18と側面板5とに連設され、前記正面補強内面折込板18と側面板5とにより、収納箱本体12内方に所定の角度を保った状態で強固に保持されることになるので、外部からの衝撃を受けても容易に角度が変化せず、ロール保持板23によるラップフィルムロール11の押さえ箇所が安定し、ラップフィルムロール11の飛び出し防止及びラップフィルム9の切り取りを確実に行うことができるとともに、ラップフィルム9を引き出したときに浮き上がるラップフィルムロール11から受ける衝撃による損傷が効果的に防止され、飛び出し防止効果の持続が可能となる。
また、正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25に、ストレス吸収部27が設けられているので、このストレス吸収部27により、前記正面補強内面折込板18の折り込みと側面板5の折り込みによって連設部25に生じるストレスが吸収され、更に、連設部25の撓みが容易となってクッション機能が向上することになり、ラップフィルム9を引き出した時に浮き上がるラップフィルムロール11からの衝撃によりロール保持板23に加わる力を吸収分散させることができ、これによりロール保持板23の連設部25の損傷を一層効果的に防止することができ、飛び出し防止効果の持続も更に期待できるものとなる。
図5乃至図8は本発明に係る上記ラップフィルム収納箱の第2実施例を示すものであり、図5はラップフィルムロールを取り出した本例のラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図、図6は図5に示すラップフィルム収納箱の縦断面図、図7は図5に示すラップフィルム収納箱の展開図、図8は図7の一部拡大図である。
本例にあって、第1例と同じ構成にあっては同一の符合を付して説明する。本例のラップフィルム収納箱1は、第1例と同様に、正面板2と底面板3と背面板4と両側面板5、6,7,8とで、ラップフィルム9が円筒状のコア10に巻かれたラップフィルムロール11を収納する収納箱本体12が形成され、前記背面板4の上縁には蓋板13が連設されている。前記ラップフィルム収納箱1の材料としては、一般的に坪量270〜600g/mのコートボール紙が用いられるが、フルートの細かな段ボールや樹脂シートであっても何ら支障はない。
前記ラップフィルム収納箱1は、図7の展開図に示すように、第1例と同様、正面板2、底面板3、背面板4、蓋板13が、折線14,15,16を介して図中上下方向に連設されている。前記正面板2の上縁には第1折線17を介して連設され正面板2の内面に接着される正面補強内面折込板18が連設され、正面板2の両側縁には第2折線19を介して前記側面板5がそれぞれ連設されている。また、前記底面板3、背面板4、蓋板13にも、両側縁にそれぞれ折線20,21,22を介して前記側面板6,7,8が連設されている。
前記正面板2の上縁に連設された正面補強内面折込板18と正面板2の両側縁に連設された側面板5との間には、ロール保持板23が連設されており、側面板5とロール保持板23の間には、前記第1折線の延長線上に第3折線24が設けられている。
更に、本例では、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25に、前記第2折線19と第3折線24の接点又はその近傍から延びる第5折線30と、前記第1折線17と第2折線19の接点又はその近傍から延びる第6折線31とからなるストレス吸収部27が設けられている。
前記第2折線19と第3折線24の接点又はその近傍から延びる第5折線30は、第5折線30と第3折線24のなす角度θ1が20度〜50度の範囲で傾斜して延び、また、前記第1折線17と第2折線19の接点又はその近傍から延びる第6折線31は、第6折線31と第1折線17のなす角度θ2が40度〜80度の範囲で傾斜して延びている。
そして、前記角度θ1,θ2は前記範囲内で、ラップフィルム収納箱1を組み立てたとき、ロール保持板23と、該ロール保持板23と第3折線24を介して連設された側面板5とでなす角度が概ね90度となるように設定されている。
また、前記ストレス吸収部27となる第5折線30上に、第2折線19と第3折線24の接点又はその近傍から、切り込み32が設けられている。また、第1折線17とストレス吸収部27となる第6折線31上には、第1折線17と第6折線31上に跨って、前記第1折線17と第2折線19の接点又はその近傍から、それぞれに切り込み33が設けられている。この切り込み32の長さL1及び、切り込み33における第1折線17上の切り込み33aの長さL2と第6折線31上の切り込み33bの長さL3にあっては、強度との兼ね合いで適宜設定するものとする。
なお、本例では、第5折線30上に切り込み32が、そして第1折線17と第6折線31上には、第1折線17と第6折線31上に跨って切り込み33が設けられているが、何れか一方だけでもよい。
上記のような展開構成を有する本例のラップフィルム収納箱1が組み立てられるとき、正面補強内面折込板18は正面板2に貼り合わされるが、ロール保持板23は側面板5と正面補強内面折込板18に連設されているので、正面板2に対して側面板5が90度折り込まれる時、ロール保持板23は第3折線24に沿って収納箱本体12内側に折り曲げられ、側面板5と概ね90度の角度を保持して収納箱本体12内に延びる。
このとき、前記正面補強内面折込板18とロール保持板23の連設部25にストレス吸収部27が設けられているので、前記正面補強内面折込板18の折り込みと側面板5の折り込みによって連設部25に生じるストレスが、第5折線30と第6折線31とからなるストレス吸収部27に吸収され、しかも、第5折線30は第2折線19と第3折線24の接点又はその近傍から、第3折線24に対し20度〜50度の範囲で傾斜して延び、そして、第6折線31は第1折線17と第2折線19の接点又はその近傍から、第1折線17に対し40度〜80度の範囲で傾斜して延びているので、連設部25に生じるストレスが第5折線30及び第6折線31を挟んで両側に適度に分散され、ストレスの吸収が容易となり、連設部25の皺や変形を効果的に防止することができる。また、これらの折線からなるストレス吸収部27により連設部25の撓みが容易となってクッション機能が向上することになるので、ラップフィルム9を引き出した時に浮き上がるラップフィルムロール11からの衝撃によりロール保持板23に加わる力を効果的に吸収分散させることができ、これによりロール保持板23の連接部の損傷を一層効果的に防止することができる。
また、第5折線30と第6折線31とからなるストレス吸収部27は、組立時にロール保持板23と側面板5とでなす角度が概ね90度となるように設定しているので、前記収納箱本体12内方に延びるロール保持板23は、ラップフィルム収納箱に収納したラップフィルムロール11と概ね平行な状態で保持されることになるので、ロール保持板23によるラップフィルムロール11の押さえが安定し、ラップフィルム9の引き出しを容易に行うことができる。
また、本例では、ストレス吸収部27となる第5折線30上に、第2折線19と第3折線24の接点又はその近傍から、切り込み32が設けられ、また、第1折線17とストレス吸収部27となる第6折線31上には、第1折線17と第6折線31上に跨って、前記第1折線17と第2折線19の接点又はその近傍から、それぞれに切り込み33が設けられているので、第5折線30と第6折線31が折れ易くなると共に、連設部に生じるストレスの吸収が一層容易となり、連設部の皺や変形を一層効果的に防止することができる。
本発明に係るロール状物品収納箱の一例である、ラップフィルム収納箱の第1実施例を示す一部省略斜視図。 図1に示すラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図。 図1に示すラップフィルムロールを取り出したラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図。 図1に示すラップフィルム収納箱の展開図。 本発明に係るロール状物品収納箱の一例である、ラップフィルム収納箱の第2実施例を示し、ラップフィルムロールを取り出したラップフィルム収納箱の要部拡大斜視図。 図5に示すラップフィルム収納箱の縦断面図。 図5に示すラップフィルム収納箱の展開図。 図7の一部拡大図。
符号の説明
1 ラップフィルム収納箱
2 正面板
3 底面板
4 背面板
5、6、7、8 側面板
9 ラップフィルム
10 コア
11 ラップフィルムロール
12 収納箱本体
13 蓋板
14、15、16 折線
17 第1折線
18 正面補強内面折込板
19 第2折線
20、21、22 折線
23 ロール保持板
24 第3折線
25 連設部
26 第4折線
27 ストレス吸収部
28 第4折線
28a 変更部
29 穴
30 第5折線
31 第6折線
32、33 切り込み

Claims (6)

  1. 正面板と底面板と背面板と両側面板とで収納箱本体が形成され、前記背面板の上縁には蓋板が連設されている、シート状物が円筒状のコアに巻かれてロール状とされた物品を収納するためのロール状物品収納箱において、前記正面板の上縁に第1折線を介して連設され正面板の内面に接着される正面補強内面折込板と、正面板の両側縁に第2折線を介して連設された側面板との間に、収納箱本体内に延びるロール保持板が連設されており、側面板とロール保持板の間には、前記第1折線の延長線上に第3折線が設けられていることを特徴とするロール状物品収納箱。
  2. 前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第1折線と第3折線の接点から延びる少なくとも1本の第4折線からなるストレス吸収部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状物品収納箱。
  3. 前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、穴または切り込みからなるストレス吸収部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のロール状物品収納箱。
  4. 前記正面補強内面折込板とロール保持板の連設部に、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、第3折線に対し20度〜50度の範囲で傾斜して延びる第5折線と、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、第1折線に対し40度〜80度の範囲で傾斜して延びる第6折線とからなり、組立時における前記ロール保持板と、該ロール保持板と前記第3折線を介して連設された前記側面板とでなす角度が概ね90度となるようにしたストレス吸収部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール状物品収納箱。
  5. 前記第5折線上には、前記第2折線と第3折線の接点又はその近傍から、切り込みが設けられていることを特徴とする請求項4に記載のロール状物品収納箱。
  6. 前記第1折線と第6折線上には、第1折線と第6折線上に跨って、前記第1折線と第2折線の接点又はその近傍から、それぞれに切り込みが設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のロール状物品収納箱。
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