JP2000509060A - 殺菌剤混合物 - Google Patents

殺菌剤混合物

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Abstract

(57)【要約】 a)式I で表され、式中Xが酸素またはアミノ(NH)を、YがCHまたはNを、Zが酸素、硫黄、アミノ(NH)またはC1−C4アルキルアミノ(N−C1−C4アルキル)を、R’がC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C6ハロアルキニル、C3−C6シクロアルキルメチル、または部分的または完全にハロゲン化されてもよく、および/または1〜3個の以下の基、すなわちシアノ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオを有してもよいベンジルを意味するオキシムエーテル、およびb)マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)、マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)、亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)、および亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)、から選択されるジチオカルバマート(II)、および/またはc)1−(2−シアノ−2−メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素(III)H3CCH2-NHCONH-C(CN)=NOCH3 (III)を、相乗活性量で含むことを特徴とする殺菌剤混合物。

Description

【発明の詳細な説明】 殺菌剤混合物 本発明は、 a1)式I で表され、式中 Xが酸素またはアミノ(NH)を、 YがCHまたはNを、 Zが酸素、硫黄、アミノ(NH)またはC1−C4アルキルアミノ(N−C1− C4アルキル)を、 R’がC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C2 −C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C6ハロアルキニル、C3−C6 シクロアルキルメチル、または部分的または完全にハロゲン化されてもよく、 および/または1〜3個の以下の基、すなわちシアノ、C1−C4アルキル、C1 −C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4 アルキルチオを有してもよいベンジルを意味するオキシムエーテル、および b)マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)、 マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)、 亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)、および 亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)、から選択されるジチオ カルバマート(II)、および/または c)1−(2−シアノ−2−メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素(I II) H3CCH2-NHCONH-C(CN)=NOCH3 (III) を、相乗活性量で含むことを特徴とする殺菌剤混合物に関する。 更に本発明は、上記化合物I、IIおよび/またはIIIの混合物により有害 菌類を防除する方法、および上記混合物を製造するための化合物I、IIおよび IIIの使用法に関する。 式Iの化合物、その製造法および有害菌類に対する作用は、文献に開示されて いる(国際特許出願公開第95/21153号、同第95/21154号、ドイ ツ特許出願公開第19528651.0号各公報)。 更に、ジチオカルバマートII(IIa:一般名称:マンコゼブ(mancoz eb)、米国特許第3379610号明細書、IIb:一般名称:マネブ(ma neb)、米国特許第2504404号明細書、IIc:旧一般名称:メティラ ム(metiram)、米国特許第3248400号明細書、IId:一般名称 :ジネブ(zirneb)、米国特許第2457674号明細書)、その製造法 および有害菌類に対する作用も開示されている。 化合物III(米国特許第3957847号明細書、一般名称:シモキサニル (cymoxanil))、その製造法および有害菌類に対する作用も既に開示 されている。 本発明は、施与割合を低下させ、公知化合物による作用範囲を改善させるため 、有害菌類に対して優れた作用を有すると共に、有効成分の総使用量の低い混合 物(相乗(活性)混合物)を提供することをその目的とする。 本発明の上記目的が、冒頭に定義された混合物により達成されることを本発明 者等が見出した。更に本発明者等は、単に個々の化合物を用いる場合よりも、化 合物I、IIおよび/またはIIIを同時に一緒もしくは別々に施与することに より、または化合物IまたはIIおよび化合物IIIまたはIVを順次施与する ことにより有害菌類をより効率よく防除可能であることを見出した。 本発明は、化合物IおよびII、またはIおよびIIIの各混合物、および化 合物I、化合物II、および化合物IIIを含む混合物に関する。 一般式Iは、Xが酸素を意味し、かつYがCHを意味するか、或いはXがアミ ノを意味し、YがNを意味するオキシムエーテルを示す場合に好ましい。 更に、好ましい化合物IはZが酸素を意味するものである。 同時に好ましい化合物IはR’はアルキルまたはベンジルを意味するものであ る。 本発明による相乗混合物における使用に鑑みて特に好ましい化合物Iを以下の 表に記載する。 [表1] ZR’が表Aの各基に対応する、式IAの化合物 [表2] ZR’が表Aの各基に対応する、式IBの化合物 表A: 式Iの化合物は、C=Y二重結合に関してE形態またはZ形態で存在する(カ ルボン酸基に関して)。従って、これらは、本発明の混合物中で、純粋なEまた はZ異性体形態でも、或いはE/Z異性体混合物の形態でも使用される。E/Z 異性体混合物またはE異性体が好ましく用いられるが、E異性体が特に好ましい 。 化合物Iの側鎖におけるオキシムエーテル基のC=N二重結合はそれぞれ純粋 なEまたはZ異性体形態、またはE/Z異性体混合物形態をとりうる。化合物I は本発明の混合物中で異性体混合物または純粋な異性体として使用される。使用 に鑑み、側鎖の末端オキシムエーテル基がシス形態(ZR’に対するOCH3基 )であるのが特に好ましい。 塩基的性質により、化合物IおよびIIは無機もしくは有機酸または金属イオ ンと付加物または塩を形成することが可能である。 無機酸の例には、ハロゲン化水素酸、例えば弗化水素酸、塩化水素酸、臭化水 素酸および沃化水素酸、硫酸、燐酸および硝酸がある。 適する有機酸の例には、蟻酸、炭酸、アルカン酸、例えば酢酸、トリフルオロ 酢酸、トリクロロ酢酸、およびプロピオン酸、グリコール酸、チオシアン酸、乳 酸、琥珀酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、蓚酸、アルキルスルホン酸(炭素原 子数1−20の直鎖状または分岐状アルキル基を有するスルホン酸)、アリール スルホン酸または−ジスルホン酸(1個または2個のスルホ基を有するフェニル 基、ナフチル基等の芳香族基)、アルキルホスホン酸(炭素原子数1−20の直 鎖状または分岐状アルキル基を有するホスホン酸)、アリールホスホン酸または アリールジホスホン酸基(1個または2個のホスホン酸基を有するフェニル、ナ フチル等の芳香族基)を含み、上記アルキルまたはアリール基は、更に以下の置 換基、例えばp−トルエンスルホン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、2 −フェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸等を有してもよい。 適する金属イオンは、等に、第二主族元素、特にカルシウムおよびマグネシウ ム、および第三および第四主族元素、特にアルミニウム、錫、鉛、第五から第八 副族、特に、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛等のイオン である。特に好ましくは、第四周期副族元素の金属イオンが用いられる。これら の金属はこの場合、種々の価数で存在し得る。 混合物を調製する場合、純粋な有効成分IおよびIIまたはIIIを使用する ことが好ましく、これらを必要に応じて有害菌類または他の有害生物、例えば昆 虫、蜘形類、線虫類に対して作用する有効成分、除草剤、成長抑制有効成分、ま たは肥料と混合してもよい。 化合物Iおよび/またはIIおよびIIIの混合物、または化合物Iおよび/ またはIIおよびIVを合わせた同時使用または別々の使用により、広範囲の植 物生病原生物菌類、特に不完全菌類、子嚢菌類、藻菌類、または担子菌類に対す る優れた作用において秀でている。これらのなかには組織的に活性であり、茎葉 または土壌殺菌剤として使用可能なものもある。 これらは種々の農作物、例えば綿花、野菜(例えばキュウリ、豆類、ウリ)、 大麦、芝、オート麦、コーヒー、ヒマワリ、果実種、イネ、ライ麦、大豆、ブド ウ、コムギ、および観賞用植物、サトウキビ、および多種の種子における多種細 菌の防除に特に重要である。 これらは以下の菌類を防除するにあたり特に好適に用いられる。すなわち、穀 物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis:うどん粉 病)、ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichora cearum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosph aera leucotricha)、穀物類のプッキニア(Puccinia )種、綿花、イネおよびシバのリゾクトニア種(Rhizoctonia)、穀 物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、リンゴのベンツリ ア・イナエクアリス(Venturia inaeqalis;腐敗病)、穀物 類のヘルミントスポリウム種(Helminthosporium)、コムギの セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、イチゴ、野菜、 鑑賞植物およびブドウのボトリチス・キネレア(Botrytis ciner ea:灰色カビ)、ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercos pora arachdicola)、コムギおよびオオムギのシュードケルコ スポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella h erpotrichoides)、イネのピリクラリア・オリザエ(Pyric ularia orizae)、ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・イン フェスタンス(Phytophthora infestans)、ウリおよび ホップのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、ブ ドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、 野菜および果実のアルテルナリア(Alternaria)種、およびフサリウ ム(Fusarium)、ベルチキルリウム(Verticillium)種。 更にこれらは例えば、パエシロミセス・ヴァリオッティ(Paecilomy ces variotii)等の資材の保護(例えば木材の保護)に使用可能で ある。 化合物I、IIおよび/またはIIIは同時に一緒もしくは別々にまたは順次 施与され得るが、別々の施与の場合の施与順序は、この防除方法による結果に何 ら影響を与えないのが一般的である。 化合物IおよびIIは、通常200:1〜0.1:1、好ましくは100:1 〜1:1、特に50:1〜5:1(II:I)の重量比で使用される。 化合物IおよびIIIは、通常10:1〜0.1:1)好ましくは5:1〜0 .2:1、特に3:1〜1:3(III:I)の重量比で使用される。 本発明による混合物の施与割合は、化合物Iの場合、所望の効果に応じてIヘ クタールあたり通常0.005〜0.5kg、好ましくは0.01〜0.5kg 、特に0.01〜0.3kgである。 化合物IIの1ヘクタールあたりの施与割合は、通常0.1〜10kg、好ま しくは0.5〜5kg、特に1〜4kgである。 化合物IIIの1ヘクタールあたりの施与割合は、通常0.005〜0.8k g、好ましくは0.01〜0.5kg、特に0.05〜0.3kgである。 種子を処理する場合、1ヘクタールあたりの混合物の施与率は、通常0.00 1〜100g、好ましくは0.01〜50g、特に0.01〜10gである。 防除対象が植物生病原有害菌類である場合、化合物IおよびIIまたはIII の別々もしくは一緒の施与、または化合物I、IIおよびIIIの混合物の施与 を、播種の前もしくは後、または植物の発芽の前もしくは後に、種子、植物また は土壌の噴霧または振りかけにより行う。 本発明による殺菌剤相乗混合物または化合物I、IIおよびIIIは、例えば 直接噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液 または分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤または 顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法または注入法によって適用するこ とができる。適用形式は、完全に使用目的に基づいて決定される。いずれの場合 にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細分が保証されるべきである。 配合物は公知方法で、例えば溶媒および/または担体を添加することにより調 製される。不活性添加剤、例えば乳化剤また分散剤を、上記配合物と混合するの が一般的である。 界面活性剤としては次のものが適している。芳香族スルホン酸、例えばリグノ スルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジブチルナフタレ ンスルホン酸、および脂肪酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ ニウム塩、並びにアルキルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アル キル、ラウリルエーテル、脂肪アルコールスルファート、硫酸ヘキサー、ヘプタ ー、オクタデカノールの塩、脂肪アルコールグリコールエーテル、硫酸化ナフタ レンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或 はナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、 ポリオキシエチレン−オクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチル フェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリ グリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルア リールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/ エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキル エーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウリルアルコールポリグ リコールエーテルアセタート、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸塩廃液お よびメチルセルロース。 粉末、散布剤およびダスト剤は、化合物I、IIおよび/またはIIIを混合 もしくは一緒に磨砕することにより、または化合物I、IIおよびIIIを固体 状担体と混合することにより製造することができる。 粒状体(例えば被覆−、含浸−および均質粒状体)は、1種類ないし複数種類 の有効物質を固状担体物質に結合することにより通常は製造することができる。 充填剤または固状担体物質の例は、鉱物土、例えばシリカ、シリカゲル、珪酸 塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠灰粘土、石灰質黄色粘土、粘土、 白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕 合成材料、肥料、例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウ ム、尿素および植物性生成物、例えば穀物粉、樹皮粉、木材粉およびクルミ穀粉 、セルロース粉末および他の固状担体物質である。 上記配合物は、通常0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の化 合物I、IIおよび/またはIII、或いは化合物I、IIおよびIIIの混合 物を含む。この際有効物質は純度90〜100%、殊に95〜100%(NMR またはHPLCスペクトルによる)で使用される。 化合物I、IIおよび/またはIII、或いはその混合物、または対応の配合 物の、混合物としての殺菌有効量を、或いは別々の施与の場合は化合物I、II および/またはIIIの殺菌有効量を、有害菌類、またはこれらから保護される べき植物、種子、土壌、帯域、資材または空間を処理することにより施す。この 処理は有害菌類により被害が与えられる前または後のいずれにも行える。 [本発明の混合物の、有害菌類に対する相乗効果の例] 各化合物の殺菌作用、および混合物の殺菌作用を以下の実験で示す。 有効物質を、それぞれ別々に、または合わせて70重量%のシクロヘキサノン 、20重量%のNekanil(登録商標)LN(Lutensol(登録商標 )AP6、エトキシル化アルキルフェノールを基礎とする乳化作用および分散作 用を有する湿潤剤)および10重量%のEmulphor(登録商標)EL(E mulan(登録商標)EL、エトキシル化脂肪アルコールを基礎とする乳化剤 )から成る混合物中の濃度10%の乳濁液として調製し、所望の濃度を得るため に水で希釈した。 被害を受けた葉面を%を単位として測定し、評価を行った。この%による値を 効果の程度として換算した。有効物霞の混合物により、予期される効果の程度を 以下のコルビーの式[R.S.Colby、Weeds 15、20−22(1 967)]により算出し、実際に観察された効果の程度と対比した。 コルビーの式: E=x+y+z−x・y・z/100 で示され、式中 Eは濃度[a]、[b]および[c]の有効物質A、BおよびCの混合物を使 用した場合の、未処理対照を基準とする予想される効果程度(%)、 xは有効物質Aを濃度[a]で使用した場合の、未処理対照を基準とする効果 程度(%)、 yは有効物質Bを濃度[b]で使用した場合の、未処理対照を基準とする効果 程度(%)、 zは有効物質Cを濃度[c]で使用した場合の、未処理対照を基準とする効果 程度(%)、 をそれぞれ意味する。 効果()は、以下のアボット[Abbot]の式 W=(1−α)・100/β により求められ、式中 αは処理後の植物の菌類による被害(%)、 βは未処理(対照)植物の菌類による被害(%)、 をそれぞれ意味する。 効果程度0は、処理された植物が未処理の植物と同様の被害を受けたことを示 し、効果100は処理された植物が全く被害を受けなかったことを示す。実施例1−14(プラズモパラ・ビチコラ(Plasmopara vitic ola)に対する作用) 「Mueller−thurgau」種の鉢植えのブドウの葉に、10%の有 効物質、63%のシクロヘキサノン、および27%の乳化剤から成る原液にから 調製された有効成分水性調製物を、液が滴るまで噴霧した。有効物質の作用持続 時間を評価するために、噴霧による波覆が乾燥した後7日間にわたり植物を温室 に配置した。この後、植物の葉をプラスモパラ・ビチコラ(ブドウツユカビ)の 遊走子水性懸濁液に感染させた。植物をまず24℃、水蒸気の飽和状態の部屋に 48時間保管し、次いで20−30℃で温室に5日間保管した。この後、植物を 湿潤する部屋に更に16時間保管し、胞子嚢の繁殖を促進させた。葉の裏面にお ける細菌の発生割合を目視にて評価した。 表3: 表4: コルビーの式により算出実施例15−33(トマトのフィトホトラ・インフェスタンス(Phytoph thora infestans)に対する作用 「Grosse Fleischtomate」種の鉢植え植物の葉に、10 %の有効物質、63%のシクロヘキサンノン、および27%の乳化剤から成る原 液の水性懸濁液を、液が滴るまで噴霧した。翌日、植物の葉を菌類のフィトホト ラ・インフェスタンスの遊走子懸濁液に感染させた。次いで植物を16−18℃ で水蒸気の飽和状態の部屋に保管した。6日後、菌類に感染した未処理対照のト マトの焼枯が物質の殺菌作用を目視にて評価することが可能な程進行していた。 表5:表6: 実施例34−40(プラズモパラ・ビチコラ(Plasmomara viti cola)に対する治癒的作用) 「Mueller−thurgau」種の鉢植えのブドウの葉に、プラスモパ ラ・ビチコラ(ブドウツユカビ)の遊走子水性懸濁液を接種し、次いで植物を2 2〜24℃、水蒸気飽和状態のチャンバーに48時間保管した。次いでブドウを チャンバーから取り出し、乾燥後、10%の有効物質、63%のシクロヘキサノ ン、および27%の乳化剤から成る原液から調製された有効成分水性調製物を、 液が滴るまで噴霧した。有効物質の作用持続時間を評価するために、噴霧による 被覆が乾燥した後5日間にわたり植物を20〜30℃の温室で育成した。この後 、植物を、更に高大気湿度の気候調制チャンバーに16時間保管した。葉の裏面 における被害の程度を目視にて評価した。 表7: 表8: ★)コルビーの式により算出 上記各実施例の結果により、全ての混合比において観察された効果が、コルビ ーの式により予め算出された効果を上回ることがわかる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月2日(1998.4.2) 【補正内容】 請求の範囲 1. a)式I で表され、式中 Xが酸素またはアミノ(NH)を、 YがCHまたはNを、 Zが酸素、硫黄、アミノ(NH)またはC1−C4アルキルアミノ(N−C1− C4アルキル)を、 R’がC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C2 −C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C6ハロアルキニル、C3−C6 シクロアルキルメチル、または部分的または完全にハロゲン化されてもよく、 および/または1〜3個の以下の基、すなわちシアノ、C1−C4アルキル、C1 −C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4 アルキルチオを有してもよいベンジルを意味するオキシムエーテル、および b)マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)、 マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)、 亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)、および 亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)、から選択されるジチオ カルバマート(II)、および/または c)1−(2−シアノ−2−メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素(I II) H3CCH2-NHCONH-CO-C(CN)=NOCH3 (III) を、相乗活性量で含むことを特徴とする殺菌剤混合物。 2. マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)を 含むことを特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 3. マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)を含むことを特 徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 4. 亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)を含 むことを特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 5. 亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)を含むことを特徴と する請求項1に記載の殺菌剤混合物。 6.化合物IIおよび化合物IIIを含むことを特徴とする請求項1に記載の殺 菌剤混合物。 7.化合物II対化合物Iの重量割合が、200:1〜0.1:1であることを 特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 8.有害菌類、その生息環境、或いは有害菌類から保護されるべき植物、種子、 土壌、帯域、資材または空間を、請求項1に記載の式Iの化合物、および請求項 1に記載の式IIの化合物および/または式IIIの化合物の、相乗活性量で処 理することを特徴とする、有害菌類の防除方法。 9. ヘクタールあたり0.005〜0.5kgの化合物Iを使用することを特 徴とする請求項8に記載の方法。 10. ヘクタールあたり0.1〜10kgの化合物IIを使用することを特徴 とする請求項8に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 19617072.9 (32)優先日 平成8年4月29日(1996.4.29) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19635509.5 (32)優先日 平成8年9月2日(1996.9.2) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19635514.1 (32)優先日 平成8年9月2日(1996.9.2) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19635517.6 (32)優先日 平成8年9月2日(1996.9.2) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG ,BR,CA,CN,CZ,GE,HU,IL,JP, KR,LV,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,S I,SK,TR,UA,US (72)発明者 ザウター,フーベルト ドイツ国、D―68167、マンハイム、ネカ ルプロメナーデ、20 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ国、D―64646、ヘペンハイム、フ ォン―ガーゲルン―シュトラーセ、2 (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ国、D―67434、ハムバッハ、エル レンヴェーク、13 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ国、D―67117、リムブルガーホー フ、ドナースベルクシュトラーセ、9 (72)発明者 シェルベルガー,クラウス ドイツ国、D―67161、ゲンハイム、トラ ミナーヴェーク、2 (72)発明者 シェラー,マリーア ドイツ国、D―76829、ランダウ、ヘルマ ン―ユルゲンス―シュトラーセ、30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)式I で表され、式中 Xが酸素またはアミノ(NH)を、 YがCHまたはNを、 Zが酸素、硫黄、アミノ(NH)またはC1−C4アルキルアミノ(N−C1− C4アルキル)を、 R’がC1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C3−C6アルケニル、C2 −C6ハロアルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C6ハロアルキニル、C3−C6 シクロアルキルメチル、または部分的または完全にハロゲン化されてもよく、 および/または1〜3個の以下の基、すなわちシアノ、C1−C4アルキル、C1 −C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4 アルキルチオを有してもよいベンジルを意味するオキシムエーテル、および b)マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)、 マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)、 亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)、および 亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)、から選択されるジチオ カルバマート(II)、および/または c)1−(2−シアノ−2−メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素(I II) H3CCH2-NHC0NH-C(CN)=NOCH3 (III) を、相乗活性量で含むことを特徴とする殺菌剤混合物。 2. マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(亜鉛錯体)(IIa)を 含むことを特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 3. マンガンエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIb)を含むことを特 徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 4. 亜鉛アンモニアートエチレンビス(ジチオカルバマート)(IIc)を含 むことを特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 5. 亜鉛エチレンビス(ジチオカルバマート)(IId)を含むことを特徴と する請求項1に記載の殺菌剤混合物。 6. 化合物IIおよび化合物IIIを含むことを特徴とする請求項1に記載の 殺菌剤混合物。 7. 化合物II対化合物Iの重量割合が、200:1〜0.1:1であること を特徴とする請求項1に記載の殺菌剤混合物。 8. 有害菌類、その生息環境、或いは有害菌類から保護されるべき植物、種子 、土壌、帯域、資材または空間を、請求項1に記載の式Iの化合物、および請求 項1に記載の式IIの化合物および/または式IIIの化合物で処理することを 特徴とする、有害菌類の防除方法。 9. ヘクタールあたり0.005〜0.5kgの化合物Iを使用することを特 徴とする請求項8に記載の方法。 10. ヘクタールあたり0.1〜10kgの化合物IIを使用することを特徴 とする請求項8に記載の方法。
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