JP2000508875A

JP2000508875A - ケーブルの電流を遮断するための装置

Info

Publication number: JP2000508875A
Application number: JP9535664A
Authority: JP
Inventors: フローシュル、カルル・フランツ
Original assignee: カーベルコンフェクツイオーン・ゲベウエル・ウント・グリレル・ゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
Priority date: 1996-04-04
Filing date: 1997-03-13
Publication date: 2000-07-11
Also published as: AU2086397A; EP0889804A1; WO1997037873A1; ATE184555T1; DE59700444D1; US6078108A; EP0889804B1

Abstract

(57)【要約】自動車のバッテリから同じく自動車の中に位置するスタータやエンジンなどのような機器に伸びるケーブル流れる電流を遮断する装置。ハウジング（１、２、３）が設けられており、前記ハウジングは、バッテリと機器に伸びる線（１３、２３）を接続する為の、互いに電気絶縁されている二つの接続端子（１１、２１）を有しており、前記ハウジングの内部（１０）には、スイッチ（５）が配設されており、そのスイッチは、センサによって引き外しが可能であり、その引き外しによりスイッチ（５）を起動する制御装置（４）に割り当てられている。

Description

【発明の詳細な説明】ケーブルの電流を遮断するための装置本発明は、自動車の中のバッテリから、同じく自動車の中に位置するスタータ、エンジンなどのような機器に引いたケーブルの電流を遮断するための装置に関する。自動車の中には、事故の場合に、バッテリとバッテリに接続した機器、特にスタータユニットとの間の電流を遮断するための装置を設ける必要がある。これは、事故によって電流が流れるケーブルに損傷が起きた場合に、火事や爆発を引き起こす可能性があるからである。ドイツのユーティリティモデルＤＥ−ＧＭ８４３３０４２．２は、円筒型の凹部を含む、第１の接続端子を有するハウジングと、第２のボルトの付いた円筒型のボルトを備えており、そのボルトは、凹部の中に挿入でき、摩擦係合により、その中に保持されるように構成されている。バッテリから出ているケーブルと、機器から伸びるケーブルは、二つの接続端子に接続されている。センサによって引き外し可能な、花火技術を使ったエレメントの形状のチャージもハウジングの中に位置している。事故の際、センサは、チャージにパルスを出力し、それにより、チャージが点火する。その結果として生まれるガス圧により、円筒型の凹部に位置するボルトが凹部から押し出され、それによって、バッテリと機器との間に存在する電気接続を遮断する。しかし、この周知の装置は、二つの連結部品が摩擦係合されているため、機械接続と電気接続の両方を行なっているという欠点がある。良好な機械接続と、良好な電気接続の両方を確保するため、互いを連結している連結部品が、ぴったりと適合しなくてはならず、それはすなわち、生産コストがかかるということになる。また、自動車の運転中に起きる振動のため、二つの連結部品が外れてしまい、それによって、接合抵抗が増すか、あるいは電気接続が完全に遮断されてしまう危険性もある。電流の流れが増すと、二つの連結部品が溶接されてしまう場合もあり、そうなると、装置の操作性はもはや保証できなくなる。さらに、熱によるひずみ等のような、機械的要素によって起きる変形から、二つの連結部品の間の摩擦係合が非常に強くなり、やはり装置の操作性が保証できなくなる場合もある。従って、本発明の目的は、そのような装置において、二つの連結部品の機械結合と電気結合の機能を別の構成要素が受け持つようにすることにより、従来の技術の欠点が克服できる装置を作成することにある。この目的は、本発明により、バッテリと機器に伸びる線に連結するための、電気的に互いに絶縁された二つの接続端子を有するハウジングを設け、前記ハウジングの内部にスイッチを配設し、そのスイッチを、センサによって引き外しができ、その引き外しにより前記スイッチを起動するように構成されている制御装置に割り当てることにより、達成することができる。制御装置は、花火技術要素によって形成されており、その点火により、スイッチが起動できるように構成されているのが好ましい。あるいは、制御装置は、溶融可能な針金によってぴんと引っ張った位置に保持し、溶融可能な針金を流れる電流によって引き外しができる圧縮ばねで形成することもできる。同様に、制御装置は、圧縮ガスを用いて引き外すことのできるシリンダとピストンの装置によって形成することもできる。好ましい実施形態において、ハウジングは、特に円筒型の中空小室を有し、その一端には制御装置が配設されており、その中には、接続端子に連結された二つの接点と、中空小室の中の制御装置によって、接点に対して置換ができるピストン形式の切換要素が位置している。ハウジングは、互いに電気絶縁され、導電性の材料、特に金属を含む二つのシースによって形成され、それぞれが少なくとも一つの接続端子を有し、中空小室を囲むものでもよい。好ましくは、ハウジングは、二つの円筒型の管の部分によって形成され、そのそれぞれに少なくとも一つの接続端子が設けられており、プラスチックのシースが配設され、それによって、互いに機械的に結合され、電気絶縁されているものがよい。他の好ましい特性によると、ピストン形式の切換要素は、その外側に接点ばねを有し、制御装置によって生成されたスラストをスイッチに伝達することができる圧力板が、制御装置と切換要素の間に配設されている。さらに、ハウジングは、その両端面のうちの片方に取り外し可能に取り付けられたカバーキャップを有し、それを取り外せば、制御装置を中空小室の中に挿入することができるような構成になっているのが好ましい。さらに、ハウジングは、少なくとももう一つの接続端子を有し、それがバッテリへのケーブル用の接続端子にされていてもよい。さらに好ましい実施形態では、ハウジングは、間隔をおいて位置する二本のレールを有し、それらは、中空小室の第１部分では、切換要素によって互いに電気接続されており、逆に、第２の部分では、切換要素から電気絶縁されている。ハウジングの外側のレールは、接続ラグとして使用されるのが好ましい。また、ハウジングは、二本のレールを有し、その間には切換要素が位置し、切換要素は、絶縁要素に割り当てられており、制御装置によって置換を行なうことにより、切換要素をレールから電気絶縁することができる。切換要素は、ヘリカルスプリングによって形成されていてもよく、また、絶縁要素を切換要素とレールの間に挿入してもよい。特に、切換要素に、レールと切換要素との間に挿入可能な羽根を設けることもできる。もう一つの好ましい実施形態では、ハウジングは、二つの中空の円筒部分によって形成され、その一方には、第１の接続ラグが設けられており、円筒型の本体がハウジングの内側に位置し、第２の接続ラグを設けてあり、円筒型の本体と、ハウジング部の間には、接続ラグを設けてあり、制御要素によって二つの構成要素を接続する位置から、それらの二つの構成要素を互いに電気絶縁する位置に調整できる切換要素が配設されている。切換要素は、トロイダルヘリカルスプリングでもよい。さらに、絶縁材料のスリーブを、接続ラグを設けたハウジング部と、円筒形の本体の半径方向に突出したフランジとの間に配設することもできる。さらに、導電位置にあるときに、切換要素を保持するための溝を、接続ラグを設けたハウジング部の内側の壁に配設することもできる。本発明の目的を、図面に示した三つの実施形態に基づいて、さらに詳しく説明する。図１は、本発明による装置の第１の実施形態の、軸の長手方向に切った断面を正面から見た図である。図１ａは、図１に示した装置を、同じく図１の線Ｉ−Ｉに沿って切った断面図である。図２は、本発明による装置の第２の実施形態の、軸の長手方向に切った断面を正面から見た図である。図２ａは、図２に示した装置を、同じく図２の線II−IIに沿って切った断面図である。図３は、本発明による装置の第３の実施形態の、軸の長手方向に切った断面を正面から見た図である。図３ａは、図３に示した装置を、同じく図３の線III−IIIに沿って切った断面図である。図４は、図１の装置を変形した実施形態の、軸の長手方向に切った断面を正面から見た図である。図４ａは、図４の装置を、同じく図４の線IV−IVに沿って切った断面図である。図５は、図４の装置をさらに変形した装置の、軸の長手方向に切った断面を正面から見た図である。図５ａは、図５の装置を、同じく図５の線Ｖ−Ｖに沿って切った断面図である。図６は、本発明による装置の第４の実施形態を、縦の長手方向に切った断面図である。図６ａは、図６の装置を、同じく図６の線VI−VIに沿って切った断面図である。図７は、図６および図６ａの装置を変形した実施形態を、縦の軸方向に切った断面図である。図７ａは、図７の装置を、同じく図７の線VII−VIIに沿って切った断面図である。図８は、本発明による装置の第５の実施形態を、縦の軸方向に切った断面図である。図８ａは、図８の装置を、同じく図８の線VIII−VIIIに沿って切った断面図である。図９は、本発明による装置の第６の実施形態を、縦に切った断面図である。図９ａは、図９の装置を、同じく図９の線IX−IXに沿って切った断面図である。図１０は、本発明による装置の第７の実施形態を、縦に切った断面図である。図１０aは、図１０の装置を、同じく図１０の線Ｘ−Ｘに沿って切った断面図である。図１１は、図１０の実施形態を伸長した時の断面図である。図１１ａは、図１１の装置を、同じく図１１の線ＸＩ−ＸＩに沿って切った断面図である。図１と１ａからわかるように、この装置は、真鍮や青銅のような金属の、導電性の材料からなり、プラスチックのような非導電性の材料からなるシース３によって囲まれた、間隔をおいて位置する二つの円筒型スリーブ１および２を備えている。シース３により、二つのスリーブ１および２は、機械接続されている。しかし、二つのスリーブ１および２は、間隔を置いて位置している為、互いに電気絶縁されている。二つの端子１１および１２が、第１のスリーブ１から突出し、ケーブル１３と１４を接続している。第２のスリーブ２から突出しているのは、二つの端子２１および２２で、ケーブル２３および２４を接続する役目を果たす。スリーブ１の自由端上には、雌ねじ１５が設けられており、その中に、キャップ１６がねじ込まれている。このキャップは、スリーブ１を閉じる。キャップ１６の内側には、花火技術要素４が位置し、そのプライマ４１には、センサから伸びるケーブル４２が接続されている。第２のスリーブ２の自由端には、端壁２６が設けられている。端壁２６には、穴２９が設けられており、その中にはストッパ２７が挿入されている。二つのスリーブ１および２によって囲まれている中空小室１０の中には、円筒型の切換要素５があり、二つのスリーブ１および２の表面１８および２８の内側に接触する前記切換要素の外側には、接触スプリング５１が設けられている。また、花火技術要素４と切換要素５との間には、圧力板６が配設されている。ケーブル１３は、バッテリに接続してある。ケーブル２３は、スタータ装置まで伸びている。ケーブル１４は、非常用電源まで伸びており、ケーブル２４は、自動車の搭載電気システムまで伸びている。図１及び図１ａに示す切換要素５の位置では、その接触スプリング５１が二つのスリーブ１および２の内面１８および２８上にあり、従って、端子１１、１２、２１、２２は、互いに電気接続されている。自動車のすべての電気器具がバッテリに接続されている。事故により、バッテリからの電流を遮断しなければならない場合は、センサが線４２を介して花火技術要素４のプライマ４１までパルスを出力し、それにより、花火技術要素４が発火する。その結果生じたガス圧により、切換要素５は、圧力板６を介して、図１および１ａに示す位置から右に移動する。その結果、中空小室１０の右側部分において圧力の上昇が起こり、それにより、穴２９からストッパ２７が外れる。それにより、切換要素５は点線で示す位置に置換される。ここでは、切換要素５が第２のスリーブ２だけの中に位置している為、ケーブル２３および２４までの電流の流れが遮断される。反対にケーブル４への電流は引き続き流れ、非常用電源が確保される。図２及び図２ａに例として示した実施形態では、溶融性の針金７ａによってぴんと張った位置に保持されている圧縮ばね７が、切換要素５の制御要素として配設されている。センサが応答すると、電流サージが溶融性の針金７ａに届き、それを溶融するため、溶けた針金は圧縮ばね７を解放し、その結果、切換要素５が右側の位置に置換される。従って、第１のスリーブ１から第２のスリーブ２までの電流は、遮断される。図３および図３ａに例として示した実施形態では、中空小室８が設けられており、線８１によって装置の外側に位置する圧力リザーバに接続されている。センサが反応すると、中空小室８が、圧縮空気などのような圧力媒体の入った圧力リザーバからの作用を受け、切換要素５をその非導電位置に置換する。切換要素５を置換した後に非常運転を可能にする為、バッテリからの電流の流れが遮断されても、切換要素５は孔２９から工具を挿入して元の位置に戻し、それによって、電気接続を復帰させることができる。装置を完全にもとの機能にもどすためには、キャップ１６を取り外し、花火技術要素４または圧縮ばね７の形状の新しい制御要素を第１のスリーブ１に挿入する。図４および図４ａに例として示した実施形態では、互いの方向に向いた雄ねじ１０ａおよび２０ａが両端に設けられている点と、円筒型スリーブとしても使用でき、それにより、二つのスリーブ１ａおよび２ａを互いに電気絶縁しているシース３ａに、二つの雌ねじ３０ａが設けられており、その中にスリーブ１ａと２ａがねじ込まれている点が、図１および図１ａで例に挙げたような実施形態とは異なっている。火花技術要素４ａもスリーブ１ａの自由端から挿入され、スリーブ１ａの閉鎖壁４１の内側に位置している。キャップ１６ａは、閉鎖壁４１に配設されている孔１５ａを貫通している。火花技術要素４ａに伸びている線４２は、キャップ１６ａを貫通している。また、スリーブ１ａおよび２ａの自由端からは、二つの端子１１ａと２１ａのみが突出しており、線１３および１４がこれらの端子のうちの一方に接続されており、線２３および２４は、もう一方の端子に接続されている。さらに、二つのスリーブ１ａおよび２ａの内側に配設された切換要素は、すべての側が閉鎖されたスリーブ５ａとしての役割を果たし、その花火技術要素４ａに向う端面は、圧力板を形成し、そこから、その花火技術要素４ａが作動する。最後に、切換要素５ａの両端には、半形方向外側に突出した環状フランジ５２が設けられており、これらのフランジは、接続ばね５１が配設されている中空円筒型小室を形成している。図４及びず４ａの装置の運転モードは、図１および１ａの装置の運転モードと同じである。図５および５ａの装置は、図４および４ａの装置の機能を有しており、絶縁材料、特にプラスチックから成るボルト５４は、スリーブ２ａの外側に位置する自由端上の孔２９を貫通し、切換要素５ａの中に挿入されており、円盤またはノブ５５形状のハンドルが設けられている。ボルト５４は、従属動作を行なうように、正係合によって切換要素５ａに連結されている。この実施形態の目的は、この装置が一般スイッチとしても使用することができ、ボルト５４による切換要素５ａを手動でオフ位置に置換でき、バッテリから機器への電流の流れを遮断することができるようにすることである。さらに、切換要素５ａが花火技術要素４ａによって非導電位置に置換されると、その導電位置に再び戻して電源を維持することができる。図６および６ａでは、単純化された実施形態を示しており、この実施形態では、装置は、電気的絶縁材料から成る四角形のハウジング６０を備えており、その中には、導電性材料から成る二本のレールが配設されており、その間には中空小室７０が位置している。中空小室７０の中に配設されているのは、切換要素７１で、前記切換要素は、花火技術要素７３によって、第１の位置から第２の位置に置換することができる。切換要素７１には、接触ばね７２が設けられており、切換要素７１が第１の位置にあるときは、二本のレール６１および６５の上に位置する。比較してみると、中空小室７０のその先の部分では、レール６１および６５は、絶縁のためのオーバーレイ６４および６７を有しており、その結果、この位置では、接触ばね７２は、レール６１および６５から電気絶縁される。花火技術要素７３は、左から中空小室７０に挿入し、ストッパ７４で中空小室７０の中に保持される。花火技術要素に伸びるケーブル７６がストッパ７４を貫通している。レール６１は、ハウジング６０の中全体を通って伸びており、ハウジングの外側に位置するその両端には、接続ラグ６２および６３が設けられている。比較してみると、レール６５は、ハウジング６０からその右側の端部にのみ伸長しており、そこに接続ラグ６６が設けられている。バッテリから伸びる線は、接続ラグ６２に接続してある。非常用電源が接続ラグ６３に接続してあり、自動車の電気機器は接続ラグ６６に接続してある。中空小室７０は、ストッパ７５によって閉鎖されている。図６に示した切換要素７１の位置では、二本のレール６１および６５が、接触ばね７２を介して互いに電気接続されており、従って、機器が接続されている接続ラグ６６も、接続ラグ６２に電気接続してある。比較してみると、切換要素７１が、花火技術要素７３によって中空小室７０の右側に置換されている場合は、電気接続は、絶縁オーバーレイ６４および６７によって遮断され、その結果、非常用電源を接続してある接続ラグ６３は、接続ラグ６２に電気接続された状態のままに維持される。従って、花火要素７３の発火により、切換要素７１が導電位置から非導電位置まで置換され、電源を遮断する。図７および図７ａでは、図６および図６ａの装置に変更を加えた実施形態を示しており、これもまた、電気絶縁材料の四角形のハウジング８０を備えており、その中には、導電性の材料からなる二本のレール８１および８５が配設されており、それらの間には、中空小室９０が設けられている。中空小室９０の中に配設されているのは、切換要素９１であり、花火技術要素９３により、第１の位置から第２の位置に置換することができる。切換要素９１には、接触ばね９２が設けられており、切換要素９１が第１の位置にあるときは、二本のレール８１および８５の上に位置する。比較してみると、中空小室９０のその先の部分まではレール８１は伸長しておらず、従って、この部分では下の接触ばね９２は、レール８１の上には位置しない。花火要素９３は、上から中空小室９０の中まで挿入されている。花火要素８１へ伸びる線９６も配設されている。左側のレール８１は、大体ハウジング８０の中央まで伸びて配設されており、ハウジング８０の外側に位置するその端部には、接続ラグ８２が設けてある。また、接続ラグ８３が横方向に突出して設けられている。右側の端部には、レール８５がハウジング８０の外側に伸長しており、そこに接続ラグ８６が設けてある。バッテリから伸びる線は、接続ラグ８２に接続してある。非常時電源が接続ラグ８３に接続してあり、自動車の電気機器が接続ラグ８６に接続されている。中空小室７０は、ストッパ９５により閉鎖されている。図７に示した切換要素９１の位置では、二本のレール８１および８５が接触ばね９２を介して互いに電気接続されており、従って、機器が接続されている接続ラグ８６も接続ラグ８２に電気接続されている。例えば、切換要素９１が花火技術要素９３によって中空小室９０の右側の部分に置換されている場合は、電気接続は遮断され、その結果、非常用電源が接続されている接続ラグ８３のみが接続ラグ８２に電気接続された状態に維持される。従って、花火技術要素９３の発火により、切換要素９１は、導電位置から非導電位置まで置換され、電源が遮断される。図７で点線で示すように、非常用電源用の接続ラグ８３は、ハウジング８０の反対側に配設してもよく、機器用の接続ラグ８６は、レール８５から直角に突出していてもよい。図８および８ａでは、本発明による装置の実施形態も示しており、この場合も、中空小室１１０を含む四角形のハウジング１００を有している。線１１６を介して引き外し可能な花火技術要素１１３が、中空小室１１０の中に位置している。二本のレール１０１および１０５は、中空小室１１０の上下の側壁上に位置しており、それらは、ハウジング１００の両側の外側にのいており、ハウジング１００の外側には接続ラグ１０２および１０６が設けられている。バッテリと非常用電源は、接続ラグ１０２に接続されている。自動車への電源は、接続ラグ１０６に接続されている。また、導電性材料からなる、ヘリカルスプリングの形状の切換要素１１２も、レール１０１および１０５の間に位置している。この切換要素１１２は、絶縁要素１１１に割り当てられており、切換要素１１１とレール１０１および１０５との間に挿入可能な羽根１１１ａが設けられている。花火要素１１３が線１１６を介して発火するとすぐに、その結果生じたガス圧により、絶縁要素１１１は、右側に置換する。その結果、絶縁要素１１１の羽根１１１ａが切換要素１１２とレール１０１および１０５との間に挿入され、それによって接続ラグ１０２および１０６の間の電流の流れを遮断する。図９および９ａに示す、この説明の装置のもう一つの実施形態は、絶縁材料からなる円筒型の第１のハウジング部１２０を備えており、その中に、接続ラグ１２６を設けた中空円筒型ハウジング部が挿入されている。二つのハウジング部１２０および１２５は、中空小室１３０を囲んでおり、その中には、導電性材料からなる円筒型本体１２１が位置し、そこから接続ラグ１２２がハウジング部１２０を通って突出している。花火技術要素１３３が挿入されている凹部が、円筒形本体１２１の中に位置している。点火線１３６が、花火技術要素１３３に接続されている。円筒型本体１２１の外側には、絶縁材料から成る環１３１が位置しており、そこには、トロイダルヘリカルスプリング１３２の形状の切換要素が割り当てられている。すなわち、ばねは、ハウジング部１２５の内面上に配設された溝１２７の中に保持されている。また、絶縁材料からなる環１２４は、中空円筒型ハウジング部１２５とハウジング部１２０との間に位置しており、この環により、円筒型の部分１２１と中空円筒型ハウジング部１２５が互いに電気絶縁されている。図９に示した位置では、接続ラグ１２６は中空円筒型ハウジング部１２５、切換要素１３２および円筒型部分１２１を介して接続ラグ１２２に接続されている。花火技術要素１３３が点火されるとすぐに、環１３１が中空小室１３０で発生したガス圧によって下方向に置換され、その結果、切換要素１３２は、絶縁スリーブ１２４の領域に置換される。その結果、接続ラグ１２６は、接続ラグ１２２から電気絶縁される。図４から９の実施形態の場合にも言えることであるが、制御要素は圧縮ばねまたは外側から供給される圧力媒体によって形成されていてもよい。花火技術要素の点火は、事故による衝撃に反応するセンサによって引き外ししてもよい。図１０および１０ａは、本発明による装置のもう一つの実施形態を示しており、この装置は、中空小室１５０を備えた、絶縁材料から成る四角形のハウジング１４０を有する。線１５６を介して引き外し可能な花火技術要素１５３が、中空小室１５０の中に位置している。中空小室１５０は、その両端のうちの一方で、キャップ１５４によって密閉されている。二本のレール１４１および１４５は、中空小室１５０の上下の側壁上に位置しており、ハウジング１４０の両側の外側に伸び、ハウジング１４０の外側には、接続ラグ１４２および１４６を設けるように設計してある。バッテリと非常用電源は、接続ラグ１４２に接続されている。自動車への電源は、接続ラグ１４６に接続されている。また、ヘリカルスプリングの形状で、導電性材料から成る切換要素１５２は、二本のレール１４１および１４５の間に位置している。この切換要素１５２は、ピストン１５１の中に位置しており、絶縁材料からなる前記ピストンは、中空小室１５０の中に配置されており、レール１４１および１４５に対して置換可能である。図１０および１０ａに示した始動位置では、切換要素１５２は、二本のレール１４１および１４５と接触しているため、二本のレールを互いに電気接続する。花火技術要素１５３が線１５６を介して発火するとすぐに、それによって発生したガス圧が切換要素１５２を有するピストン１５１を右に置換し、その結果、切換要素１５２は、レール１４１および１４５から隔離され、それによって、接続ラグ１４２と１４６の間の電流の流れを遮断する。図１１と１１ａに示した実施形態は、図１０および１０ａに示した実施形態とは異なり、ハウジング１４０ａが対称をなすように設計されており、線１５６および１５６ａを介して発火できる花火技術要素１５３および１５３ａを中空小室１５０の両端に配置し、キャップ１５４および１５４ａによって密閉してある。この場合、中空小室１５０の中のピストン１５１を、それぞれ、発火技術要素１５３および１５３ａの内の一つによって両方向に置換し、それによって接続ラグ１４２と１４６との間の電流の流れを遮断すると同時に、花火技術要素１５３および１５３ａによって再びオンに切り替える。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年８月２７日（１９９７．８．２７）【補正内容】請求の範囲１．ケーブル（１３、２３）が、自動車のバッテリから、同じく自動車の中に位置するスタータ、エンジンなどのような機器に伸びており、ハウジング（１、２、３）を有し、それにより、互いに接続されているケーブル（１３、２３）の両端は、互いに電気接続することができ、ハウジング（１、２、３）の中には制御装置（４）を有し、それにより、互いに接続されているケーブル（１３、２３）の両端は、互いに電気的に隔離することができるように構成されているケーブル（１３、２３）を流れる電流を遮断する装置において、ハウジング（１、２、３）が互いに接続されているケーブル（１３、２３）の両端に使用する為の二つの接続端子（１１、２１）を有するような設計になっており、前記接続端子（１１、２１）は、ハウジング（１、２、３）上にしっかりと固定して、互いに電気絶縁して配置されていることと、ハウジング（１、２、３）の内部には、制御装置（４）で起動でき、それによって、二つの接続端子（１１、２１）を互いに電気接続でき、また、互いから電気隔離することができるスイッチ（５）を含んでいることを特徴とする装置（図１）。２．制御装置が花火技術要素（４）によって形成され、その点火によってスイッチ（５）が起動可能であることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置（図１）。３．制御装置が圧縮ばね（７）によって形成され、前記圧縮ばねは、溶融可能な針金（７ａ）によって、ぴんと引っ張った状態に保持され、前記溶融可能な針金（７ａ）を通る電流によって引き外すことができることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置（図２）。４．制御装置はシリンダとピストンの装置（１、５）によって形成され、前記シリンダとピストンの装置は、圧縮ガスを用いて引き外しができることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置（図３）。５．ハウジング（１、２、３）に中空小室（１０）が設けられており、前記中空小室は、特に円筒型であり、その一端に制御装置（４）が配設されており、さらに前記中空小室の中には、接続端子（１１、２１）に接続された二つの接点（１８、２８）と、中空小室（１０）の中の制御装置（４）によって、接点（１８、２８）に対して置換可能なピストン様式の切換要素（５）が位置していることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一項に記載の装置（図１）。６．ハウジングが、互いに電気絶縁され、導電性材料、特に金属を含む二つのスリーブ（１、２）によって形成され、前記スリーブには、それぞれ少なくとも一つの接続端子（１１、２１）が設けられており、中空小室（１０）を囲んでいる

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims

【特許請求の範囲】１．ケーブルが、自動車のバッテリから、同じく自動車の中に位置するスタータ、エンジンなどのような機器に伸びている、ケーブルを流れる電流を遮断する為の装置に関し、互いに電気絶縁されている、バッテリと機器へ伸びる線（１３、２３）用の二つの接続端子（１１、２１）を有し、ハウジングの内部（１０）にスイッチ（５）が配設され、前記スイッチは、センサによって引き外しができ、その引き外しにより、スイッチ（５）を起動するように構成されている制御装置（４）に割り当てられていることを特徴とする装置（図１）。２．制御装置が花火技術要素（４）によって形成され、その点火によってスイッチ(５)が起動可能であることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置(図１)。３．制御装置が圧縮ばね（７）によって形成され、前記圧縮ばねは、溶融可能な針金（７ａ）によって、ぴんと引っ張った状態に保持され、前記溶融可能な針金（７ａ）を通る電流によって引き外すことができることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置（図２）。４．制御装置はシリンダとピストンの装置（１、５）によって形成され、前記シリンダとピストンの装置は、圧縮ガスを用いて引き外しができることを特徴とする、請求の範囲第１項に記載の装置（図３）。５．ハウジング（１、２、３）に中空小室（１０）が設けられており、前記中空小室は、特に円筒型であり、その一端に制御装置（４）が配設されており、さらに前記中空小室の中には、接続端子（１１、２１）に接続された二つの接点（１８、２８）と、中空小室（１０）の中の制御装置（４）によって、接点（１８、２８）に対して置換可能なピストン様式の切換要素（５）が位置していることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一項に記載の装置（図１）。６．ハウジングが、互いに電気絶縁され、導電性材料、特に金属を含む二つのスリーブ（１、２）によって形成され、前記スリーブには、それぞれ少なくとも一つの接続端子（１１、２１）が設けられており、中空小室（１０）を囲んでいることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか一項に記載の装置（図１）。７．ハウジングが、二つの円筒型の管状部分（１、２）によって形成され、そのそれぞれに、少なくとも一つの接続端子（１１、２１）が設けられており、プラスチックのシース（３）が配設されており、前記シース（３）によって互いに機械的に結合され、電気絶縁されていることを特徴とする、請求の範囲第１乃至第６項のいずれか一項に記載の装置。８．ピストン様式の切換要素（５）の外側に接触ばね（５１）が設けられていることを特徴とする、請求の範囲第５項乃至第７項のいずれか一項に記載の装置。９．制御装置（４）が生成するスラストをスイッチ（５）に伝達することができる圧力板（６）が、制御装置（４）とスイッチ（５）との間に配設されていることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第８項のいずれか一項に記載の装置。１０．ハウジング（１、２、３）の両端面に、取り外し可能に固定されたカバーキャップ（１６）が設けられており、それを取り外すと、制御装置を中空小室（１０）の中に挿入することができることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第９項のいずれか一項に記載の装置（図１）。１１．ハウジング（６０）に間隔を置いて位置する二本のレール（６１、６５）が設けられており、前記レールは、中空小室（７０）の第１の部分では切換要素（７１）によって互いに接続され、逆に、第２の部分では、切換要素（７１）から電気絶縁されていることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第５項および第８項乃至第１０項のいずれか一項に記載の装置（図６）。１２．ハウジング（６０）の外側のレール（６１、６５）が接続ラグ（６２、６３、６６）として設けられていることを特徴とする、請求の範囲第１１項に記載の装置（図６）。１３．ハウジング（１００）に、間隔を置いて位置するレール（１０１、１０５）が設けられており、その間に切換要素（１１２）が位置しており、前記切換要素（１１２）は、絶縁要素（１１１）に割り振られており、それを制御装置（１１２）によって置換することによって、切換要素（１１２）をレール（１０１、１０５）から電気絶縁することができることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第１０項のいずれか一項に記載の装置（図８）。１４．切換要素がヘリカルスプリング（１１２）によって形成されていることと、切換要素（１１２）とレール（１０１、１０５）との間に絶縁要素（１１１）を挿入できることを特徴とする、請求の範囲第１３項に記載の装置（図８）。１５．切換要素（１１１）に、レール（１０１、１０５）と切換要素（１１２）との間に挿入可能な羽根（１１１ａ）が設けられていることを特徴とする、請求の範囲第１４項に記載の装置（図８）。１６．ハウジングが二つの中空円筒型ハウジング部（１２０、１２５）によって形成されており、一つのハウジング部には、第１の接続ラグ（１２６）が設けられていることと、円筒型本体（１２１）がハウジングの内部に位置し、第２の接続ラグ（１２２）が設けられていることと、円筒型本体（１２１）とハウジング部（１２５）の間には、接続ラグ（１２６）が設けられており、制御要素によって二つの構成要素（１２１、１２５）を電気接続する位置から、これら構成要素（１２１、１２５）を互いに電気絶縁する位置に調整可能な切換要素（１３２）が配設されていることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一項に記載の装置（図９）。１７．切換要素が、トロイダルヘリカルスプリング（１３２）として設けられていることを特徴とする、請求の範囲第１５項に記載の装置（図９）。１８．絶縁材料のスリーブ（１２４）が、接続ラグ（１２６）が設けられたハウジング部と、円筒型本体から半形方向に突出したフランジ（１２１）との間に配設されていることを特徴とする、請求の範囲第１６項または第１７項に記載の装置。１９．切換要素（１３２）を、その導電位置で保持する溝（１２７）が、接続ラグ（１２６）が設けられているハウジング部（１２０）の内壁に配設されていることを特徴とする、請求の範囲第１６項乃至第１８項のいずれか一項に記載の装置（図９）。２０．切換要素（１５２）が、電気絶縁材料から成るピストン様式の制御要素（１５１）の中に配置されているヘリカルスプリングの形状に設計されており、切換要素（１５２）は、ピストン様式の制御要素（１５１）が第１の位置にあるときには、ハウジング（１４０）の中に位置し、接続ラグ（１４２、１４６）に接続された接点（１４１、１４５）に接触し、一方、制御要素（１５１）が第２の位置にある時には、接点（１４１、１４５）から隔離されることを特徴とする、請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか一項に記載の装置（図１０、図１０ａ）。２１．中空小室（１５０）の境界を定める接点（１４１、１４５）が、ハウジング（１４０）の外に伸び、そこでは接続ラグ（１４２、１４６）として働くように設計されていることを特徴とする、請求の範囲第２０項に記載の装置（図１０、図１０ａ）。２２．ハウジング（１４０ａ）は、その両端に、制御要素、特に花火技術要素（１５３、１５３ａ）を設けて設計されており、その二つの切換位置に置換する為に、切換要素（１５２）を使用することができることを特徴とする、請求の範囲第２０項乃至第２２項のいずれかに一項に記載の装置（図１１、図１１ａ）。