JP2000507663A - 内蔵ヒータを備えた燃料噴射器 - Google Patents
内蔵ヒータを備えた燃料噴射器Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M53/04—Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means
- F02M53/06—Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means with fuel-heating means, e.g. for vaporising
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Abstract
(57)【要約】
燃料噴射器10用内部ヒータ44は、弁要素の周囲に正方形チューブ形状で配列され、熱絶縁性TeflonTMのスリーブ60で包囲された、正の温度係数(PTC)の材料の板体46のアレイを含む。板体は、板体の両表面上を流れる燃料から保護するため、KaptonTMで被覆することが好ましい。板体に取り付けた内側および外側バンド56、58によって電気接続が確立され、導電性ディスク76はこれらのバンドへと延びるタブを有する。ディスク上のシールから外側に径方向に配置されたバネ負荷接触ピン70、72は、噴射器のコネクタ本体接点62、63へと延びるワイヤを有する。
Description
【発明の詳細な説明】
内蔵ヒータを備えた燃料噴射器
発明の背景
本発明は内燃機関用の燃料噴射器に関する。従来の燃料噴射器は内部通路を有
するハウジングを含んでおり、噴射器はその通路に加圧された燃料を供給する燃
料レール内に設置されている。ソレノイドで操作されるニードル・バルブを弁座
から脱着させて、噴射器からの燃料の噴射器先端からの流出を制御する。噴射器
先端部は吸気マニフォルドないしシリンダ・ヘッド・ランナ通路のボアに受けら
れているので、燃料は吸気マニフォルドないしシリンダ・ヘッド・ランナ中へ噴
射される。
噴射された燃料は燃料の気化を助けるものとして、噴霧の形態となる。
しかしエンジンが冷えている場合、燃料の気化は困難であり、そのため、コー
ルド・スタートがエンジンの総排気物の大部分の原因となる。
燃料噴射器用のヒータがこの問題を解決するために提案されており、通常は噴
射器を取り囲んだ外部ヒータ・ジャケットの形態をしている。
他の手法が「Combustion Engine with Fuel Injection System,and a Spray
Valve for Such an Engine」に対して1990年2月6日に発行された米国特許
第4898142号に記載されている。この特許は、通常はセラミックである、
「正の温度係数」の材料すなわちPTC材料のいわゆるサーミスタで構成された
加熱素子を記載している。
PTCサーミスタ・ヒータは、特定の温度において電気抵抗が大幅に増加する
という自動制限特性を有しているので、複雑な制御装置なしに、燃料を所定の温
度まで自動的に加熱することができ、この特性温度は数秒で達成される。
米国特許第4898142号では、PTC材料を詳細に記載しているものとし
て、米国特許第4279234号が参照されている。このような材料が記載され
ている刊行ブローシャがドイツ国81541ミュンヘン、バランシュトラーセ73(B
alanstrasse 73,81541 Munchen)Siemens Matsushita Components GmbH
& Co.からOrder No.B51P2532/X/X/7600で入手することができる(1993年版)。
米国特許第4898142号にはヒート・シンクとして作用する金属製の箱に
接続されたPTC材料のタブレットが記載されており、燃料はタブレットに衝突
してから、ヒート・シンクの表面の周囲を延びているら旋通路を通って流れて、
熱が燃料へ伝えられる。
該特許に記載されている他の変形においては、PTC材料は多孔性であるか、
燃料の流れを受ける軸方向キャビティを有している。
燃料に対してPTC材料が直接露出し、かつ電気的に接続していることにより
、表面が汚れることとなり、ユニットの性能が低下したり、電気的接続が失われ
たりする。燃料流に対して与えられる通路が狭いことも、燃料の流れをかなり制
限する。
記載されている第1の実施の形態において、ヒータは噴射弁の上方に配置され
ているので、燃料が噴射前にある程度冷え、燃料の加熱効率が相対的に低くなる
。本発明の目的は、燃料への熱伝達を向上させるとともに、流れの制限を最小限
のものとするが、ヒート・シンクを必要とせず、またPTC材料との燃料の直接
接触あるいは電気的接続を伴わない、PTC材料を使用した燃料噴射器用の内蔵
ヒータ構成を提供することである。
発明の概要
上記の目的は噴射弁要素に沿って延びており、これを包囲している弁体内に配
置されたPTC材料の板体のアレイによって達成される。
PTC板体はバルブ・ボア内のボアを中心としてほぼ正方形のチューブ・パタ
ーンで配列されるので、燃料は各PTC板体の前後両方の表面に沿って長手方向
へ流れることができる。
PTC板体を包囲している弁体キャビティはPTC板体アレイを包囲している
TeflonTMなどの耐燃料性材料の熱絶縁性スリーブを有している。
電気的接続はPTC板体上に配置された薄い環状分割ディスク要素を使用する
ことによって行われ、導電性上下コネクタ・トラック・バンドがそれぞれのPT
C板体端部に接続され、KaptonTMで被覆される。
ディスク要素の内径から延びている1対のタブの各々がそれぞれのトラック
に接続している。
Oリング・シールがディスク要素の中間部分に係合するとともに、バネ負荷接
点などの1対の接続部が、Oリングが係合している領域の外側にある露出接点領
域に係合して、電気回路を完成している。
PTC板体ならびに電気接続部として作用するバンドはKaptonTMなどの耐燃料
性物質によって被覆されており、その表面上を流れる燃料がPTC材料と直接接
触しないことが好ましい。
図面の簡単な説明
図1は本発明によるヒータ構成を有する燃料噴射器の斜視図であり、ヒータ構
成の詳細を示すために、噴射器の一部が切り欠かれ、いくつかの内部構成要素が
取り除かれている、
図2はヒータ構成を収容している噴射器の部分の拡大斜視切欠き図である。
図3はバネ負荷接点を示す、図1に示されている燃料噴射器の第1の断面図で
ある。
図4は接続された回路の略図とともに示す、図1および図3に示されている噴
射器の一体式3接点電気接続部の端面図である。
図5は接点ディスクからPTC板体導体バンドへのコネクタ・タブの1つを示
す、図1に示されている噴射器の第2の断面図である。
図6は図3および図5に示した弁体を通る横断面図である。
図7は電気接点ディスクの他の形態の分解斜視図である。
詳細な説明
以下の詳細な説明において、いくつかの特定の用語を明確を期すために用い、
特定の実施の形態を35USC112の要件に従って説明するが、これが限定を
目的とするものではなく、本発明が添付の請求の範囲内で多くの形態および変形
ととりうる限りにおいて、そのように解釈されるべきではないことを理解すべき
である。
図面、特に図1を参照すると、内部の詳細を示すために切り欠かれた燃料噴射
器10が示されている。
噴射器10は典型的な設計であり、本発明による内蔵ヒータを使用すること
のできるタイプを示すものである。上部「パワー・グループ」12のサブアセン
ブリはソレノイド操作部16を包囲している成形外部ハウジング14を含んでい
る。一体成形コネクタ本体18は電力を周知の方式でソレノイド16へ送るため
に使用される接点および導体を収めている。
上部ハウジング部分20は燃料レール23のポケットに受け入れられるように
なされていて、加圧された燃料を噴射器10の内部へ連通させ、Oリング・シー
ル22が接続部をシールしている。
「バルブ・グループ」24は最終アセンブリにおいてパワー・グループ12に
取り付けられる下部サブアセンブリを含んでおり、最終アセンブリは下端部に圧
入され、溶接された噴射器端部キャップ要素28を有する、ほぼシリンダ状の弁
体26を含んでいる。バルブ・グループ24の周囲には、噴射器10を吸気マニ
フォルドのボア内にシールするOリング42がある。
細長いニードル・弁要素32の先端に嵌合するようになされた表面を有する弁
座30(図3および図5)が先端ないし噴射器端部キャップ28に取り付けられ
ている。弁要素32がアーマチャ34にスウェージ加工されており、このアーマ
チャはソレノイドが付勢されたときに吸気チューブ36の下方端面に引き寄せら
れ、弁座30から弁要素の端部を引き上げて、燃料が噴射器から周知の態様で流
出できるようにする。
バネ38がアーマチャ34と調節チューブ37の間で圧縮されて、弁要素32
を着座状態に常態的に保持している。
噴射器弁要素32が開かれたときに噴霧される燃料を受ける吸気マニフォルド
(または、シリンダ・ヘッド)(図示せず)の嵌合ボアに、噴射器下端部が受け
入れられている。開くタイミングおよび継続期間は、エンジン電子制御システム
40(図4)から受け取る電気信号によって制御される。
本発明の概念によれば、内蔵ヒータ44は弁座30のすぐ上流にあるバルブ・
グループ24内に収められており、これにより燃料の出口点のすぐ隣に配置され
る。
ヒータ44は弁体26内に収められた弁要素32の軸線の長手方向に、これを
中心とした正の温度係数(PTC)の材料の4枚の方形板体46で構成され
ている。PTC板体46のアレイが、弁体26の円形ボア48内に封じ込められ
た正方形チューブ47の形状を緩く形成する(図6)。
この正方形チューブ形状は、介在スペース54を作り出し、したがってボア5
0に入った燃料は、アーマチャ34を通過後、チューブ47の中央部52だけで
なく、スペース54中をも流れ、その結果、燃料は各PTC板体46の両側と接
触するようになる。ボア48の直径が増大すると、PTC板体46と接触する燃
料の滞留時間が増加し、噴射直前の燃料への熱伝達が増大する。
内側導体トラック・バンド56と外側導体トラック・バンド58がそれぞれ正
方形チューブ形状の内径と外径を包囲し、各バンド56、58はそれぞれ各PT
C板体46の当該端部を適当な導電性接着剤によって電気的かつ機械的に接続す
る。
ヒータ効率をさらに高めるため、TeflonTMなど燃料耐性のある絶縁材料のスリ
ーブ60が弁体のボア48に取り付けられる。
セラミックPTC材料を保護するため、PTC板体およびバンド56、58を
、Du Pontから市販の材料KaptonTMなどの燃料不浸透性コーティングの薄い層(
厚さの0.0025mm(0.001インチ)程度)で完全に被覆することが好
ましい。熱伝達を助けるKaptonTMの伝熱性処方が好ましい。他の適切なコーティ
ングを使用することもできるが、コーティングの使用は必ずしも必要でない。
PTC板体46にはバンド56、58を介して電力が供給され、バンド56、
58にはコネクタ・ブロック20内の接点62(図4)に接続してヒータ電源6
4への接続を可能にすることによって電力が供給される。
内部接続システムは、接点62、63から外部バンド・トラック56および外
部バンド・トラック58へと延び、ハウジング14内にソレノイド16の外側に
配設されたバネ負荷ピン70、72へと延びる埋設ワイヤ66、68を含んでい
る。KaptonTMで被覆した環状導電性スプリット・ディスク76が、弁体24の上
端と突き合わせになって配置されている。それぞれバネ負荷ピン70、72の先
端と係合する、スプリット・ディスク76の各セグメント82、84上の露出し
た弧状領域によって、1対の導電性トラック78、80が形成され
ている。
スプリット・ディスクの各セグメント82、84は、下方に延びるタブ86、
88(図5)を有し、これらのタブはそれぞれトラック・バンド56、58には
んだ付けまたは接着剤で取り付けられ、回路が完成する。
弁体26内の適切な溝(図示せず)により、タブ86、88を内側にバンド5
6、58へ折り曲げることが可能になる。
Oリング・シール90が、露出したトラック78、80内部のスプリット・デ
ィスク76の表面と係合して、燃料がそれに接触するのを防止する。
スプリット・ディスク76の代わりに、ピン70、72(図7)の接触を可能
にするための適当な切欠き部を有するKaptonTMコーティング層96、98、10
0で覆った、分離した1対の導電性環状ディスク92、94を使用することもで
きる。
バネ負荷ピン70、72の使用により、パワー・グループ12をバルブ・グル
ープ24に容易に組み付けることが可能になる。さらに別の代替例として、より
かさの低い設計を得るため、噴射器内部をまたは噴射器の外側をバンド56、5
8まで延びる電気導体を使用することができる。
板体46用のPTC材料は、燃料を80℃など所望の温度レベルに加熱する温
度で自己制限性であるものを選択することができる。この技術はそれ自体公知で
あり、したがってその詳細は記述しない。
ここに記載した構成によって、燃料の噴射点近傍の点において燃料への効率的
な熱伝達が可能になる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1998年3月9日(1998.3.9)
【補正内容】
に接続している。
Oリング・シールがディスク要素の中間部分に係合するとともに、バネ負荷接
点などの1対の接続部が、Oリングが係合している領域の外側にある露出接点領
域に係合して、電気回路を完成している。
PTC板体ならびに電気接続部として作用するバンドはKaptonTMなどの耐燃料
性物質によって被覆されており、その表面上を流れる燃料がPTC材料と直接接
触しないことが好ましい。
図面の簡単な説明
図1は本発明によるヒータ構成を有する燃料噴射器の斜視図であり、ヒータ構
成の詳細を示すために、噴射器の一部が切り欠かれ、いくつかの内部構成要素が
取り除かれている、
図2はヒータ構成を収容している噴射器の部分の拡大斜視切欠き図である。
図3はバネ負荷接点を示す、図1に示されている燃料噴射器の第1の断面図で
ある。
図4は接続された回路の略図とともに示す、図1および図3に示されている噴
射器の一体式3接点電気接続部の端面図である。
図5は接点ディスクからPTC板体導体バンドへのコネクタ・タブの1つを示
す、図1に示されている噴射器の第2の断面図である。
図6は図3および図5に示した弁体を通る横断面図である。
図7は電気接点ディスクの他の形態の分解斜視図である。
詳細な説明
以下の詳細な説明において、いくつかの特定の用語を明確を期すために用いる
が、これが限定を目的とするものではなく、本発明が添付の請求の範囲内で多く
の形態および変形ととりうる限りにおいて、そのように解釈されるべきではない
ことを理解すべきである。
図面、特に図1を参照すると、内部の詳細を示すために切り欠かれた燃料噴射
器10が示されている。
噴射器10は典型的な設計であり、本発明による内蔵ヒータを使用することの
できるタイプを示すものである。上部「パワー・グループ」12のサブアセンブ
リはソレノイド操作部16を包囲している成形外部ハウジング14を含んでいる
。一体成形コネクタ本体18は電力を周知の方式でソレノイド16へ送るために
使用される接点および導体を収めている。
上部ハウジング部分20は燃料レール23のポケットに受け入れられるように
なされていて、加圧された燃料を噴射器10の内部へ連通させ、Oリング・シー
ル22が接続部をシールしている。
「バルブ・グループ」24は最終アセンブリにおいてパワー・グループ12に
取り付けられる下部サブアセンブリを含んでおり、最終アセンブリは下端部に圧
入され、溶接された噴射器端部キャップ要素28を有する、ほぼシリンダ状の弁
体26を含んでいる。バルブ・グループ24の周囲には、噴射器10を吸気マニ
フォルドのボア内にシールするOリング42がある。
細長いニードル・弁要素32の先端に嵌合するようになされた表面を有する弁
座30(図3および図5)が先端ないし噴射器端部キャップ28に取り付けられ
ている。弁要素32がアーマチャ34にスウェージ加工されており、このアーマ
チャはソレノイドが付勢されたときに吸気チューブ36の下方端面に引き寄せら
れ、弁座30から弁要素の端部を引き上げて、燃料が噴射器から周知の態様で流
出できるようにする。
バネ38がアーマチャ34と調節チューブ37の間で圧縮されて、弁要素32
を着座状態に常態的に保持している。
噴射器弁要素32が開かれたときに噴霧される燃料を受ける吸気マニフォルド
(または、シリンダ・ヘッド)(図示せず)の嵌合ボアに、噴射器下端部が受け
入れられている。開くタイミングおよび継続期間は、エンジン電子制御システム
40(図4)から受け取る電気信号によって制御される。
本発明によれば、内蔵ヒータ44は弁座30のすぐ上流にあるバルブ・グルー
プ24内に収められており、これにより燃料の出口点のすぐ隣に配置される。
ヒータ44は弁体26内に収められた弁要素32の軸線の長手方向に、これを
中心とした正の温度係数(PTC)の材料の4枚の方形板体46で構成されてい
る。PTC板体46のアレイが、弁体26の円形ボア48内に封じ込められた正
方形チューブ47の形状を緩く形成する(図6)。
この正方形チューブ形状は、介在スペース54を作り出し、したがってボア5
0に入った燃料は、アーマチャ34を通過後、チューブ47の中央部52だけで
なく、スペース54中をも流れ、その結果、燃料は各PTC板体46の両側と接
触するようになる。ボア48の直径が増大すると、PTC板体46と接触する燃
料の滞留時間が増加し、噴射直前の燃料への熱伝達が増大する。
内側導体トラック・バンド56と外側導体トラック・バンド58がそれぞれ正
方形チューブ形状の内径と外径を包囲し、各バンド56、58はそれぞれ各PT
C板体46の当該端部を適当な導電性接着剤によって電気的かつ機械的に接続す
る。
ヒータ効率をさらに高めるため、TeflonTMなど燃料耐性のある絶縁材料のスリ
ーブ60が弁体のボア48に取り付けられる。
セラミックPTC材料を保護するため、PTC板体およびバンド56、58を
、Du Pontから市販の材料KaptonTMなどの燃料不浸透性コーティングの薄い層(
厚さの25.4μm(0.001インチ)程度)で完全に被覆することが好まし
い。熱伝達を助けるKaptonTMの伝熱性処方が好ましい。他の適切なコーティング
を使用することもできるが、コーティングの使用は必ずしも必要でない。
PTC板体46にはバンド56、58を介して電力が供給され、バンド56、
58にはコネクタ体18内の接点62(図4)に接続してヒータ電源64への接
続を可能にすることによって電力が供給される。
内部接続システムは、接点62、63から外部バンド・トラック56および外
部バンド・トラック58へと延び、ハウジング14内にソレノイド16の外側に
配設されたバネ負荷ピン70、72へと延びる埋設ワイヤ66、68を含んでい
る。KaptonTMで被覆した環状導電性スプリット・ディスク76が、弁体26の上
端と突き合わせになって配置されている。それぞれバネ負荷ピン70、72の先
端と係合する、スプリット・ディスク76の各セグメント82、84上の露出し
た弧状領域によって、1対の導電性トラック78、80が形成されている。
スプリット・ディスクの各セグメント82、84は、下方に延びるタブ86、
88(図5)を有し、これらのタブはそれぞれトラック・バンド56、68には
んだ付けまたは接着剤で取り付けられ、回路が完成する。
弁体26内の適切な溝(図示せず)により、タブ86、88を内側にバンド5
6、58へ折り曲げることが可能になる。
Oリング・シール90が、露出したトラック78、80内部のスプリット・デ
ィスク76の表面と係合して、燃料がそれに接触するのを防止する。
スプリット・ディスク76の代わりに、ピン70、72(図7)の接触を可能
にするための適当な切欠き部を有するKaptonTMコーティング層96、98、10
0で覆った、分離した1対の導電性環状ディスク92、94を使用することもで
きる。
バネ負荷ピン70、72の使用により、パワー・グループ12をバルブ・グル
ープ24に容易に組み付けることが可能になる。さらに別の代替例として、より
かさの低い設計を得るため、噴射器内部をまたは噴射器の外側をバンド56、5
8まで延びる電気導体を使用することができる。
板体46用のPTC材料は、燃料を80℃など所望の温度レベルに加熱する温
度で自己制限性であるものを選択することができる。この技術はそれ自体公知で
あり、したがってその詳細は記述しない。
ここに記載した構成によって、燃料の噴射点近傍の点において燃料への効率的
な熱伝達が可能になる。
請求の範囲
1.内部ボア(48)を有する一般に円筒形の弁体(26)と、
前記弁体(26)の先端部に取り付けた弁座(30)と、
前記弁座(30)と係合可能な先端部を有する細長いニードル弁要素(32)
と、
前記弁要素(32)を動作させて、それぞれ前記弁座(30)から外して燃料
の流出を可能にする操作手段(16、34)と、
正の温度係数(PTC)の材料からなる構造で構成される燃料ヒータ(44、
46、47)と、
ヒータ電源(64)と、
前記燃料ヒータ(44、46、47)を前記ヒータ電源(64)に接続するコ
ネクタ手段(66、68、70、72、76、78、80、82、84、86、
88)と
を含む、内燃機関用燃料噴射器であって、
前記PTC構造が、前記弁体(26)の前記内部ボア(48)内に取り付けた
方形板体(46)のアレイを含み、前記板体が、前記弁要素(30)の周囲に一
般に正方形のチューブ形状(47)を形成し、その結果燃料が各PCT板体(4
6)の表裏両表面上のスペース(52、54)中を流れるように長手方向に配列
され、前記PTC構造が、前記コネクタ手段(66、68、70、72、76、
78、80、82、84、86、88)と係合するようにその上に形成された第
1および第2の導電性トラック(56、58)を有し、前記第1および第2のト
ラック(56、58)が互いに間隔を置いて配置されており、
前記操作手段(16、34)が、前記弁要素(32)の前記先端部とは反対側
の端部に取り付けた、ソレノイド操作部(16)とアーマチャ(34)を備える
ことを特徴とする、内燃機関用噴射器(10)。
2.前記第1および第2のトラック(56、58)が、一般に正方形のチューブ
形状に配列され、前記PTC板体(46)の周囲を延びるバンドを備えることを
特徴とする請求の範囲第1項に記載の燃料噴射器。
3.前記PTC板体(46)が、燃料不浸透性となるように被覆されていること
を特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の燃料噴射器。
4.熱絶縁性スリーブ(60)が、前記弁体(26)内に前記PTC構造を包囲
して取り付けられることを特徴とする請求の範囲第1項から第3項のいずれか一
項に記載の燃料噴射器。
5.前記スリーブ(60)がTeflonTMで作製されることを特徴とする請求の範囲
第4項に記載の燃料噴射器。
6.前記コネクタ手段(66、68、70、72、76、78、80、82、8
4、86、88)が、前記噴射器内に前記弁体(26)の上端部と突き合わせて
取り付けられた環状導電性ディスク(76、92、94、96。98、100)
と、前記ディスク(76、92、94、96、98、100)の上面に係合され
たOリング・シール(90)と、前記ディスク(76、92、94、98、10
0)の外周へと延びる電気接続部(70、72)と、それぞれ前記第1および第
2のトラック(56、58)に接続され、前記ディスク(76、92、94、9
6、98、100)の内径と一体のタブ(86、88)とを含むことを特徴とす
る請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項に記載の燃料噴射器。
7.前記ディスク(76;92、94、96、98、100)の前記外周への前
記電気接続部(70、72)が、バネ負荷接触ピンを含むことを特徴とする、請
求の範囲第6項に記載の燃料噴射器。
8.前記環状ディスク(76)が分割されて、別々の電気経路を形成することを
特徴とする請求の範囲第6項または第7項に記載の燃料噴射器。
9.前記環状ディスク(92、94、96、98、100)が、電気絶縁材料(
98)の介在層と共にスタックされ、その上に電気絶縁材料の外側コーティング
(96、100)を有する、1対の別々のディスク要素(92、94)から構成
されることを特徴とする請求の範囲第6項または第7項に記載の燃料噴射器。
【図1】【図2】【図7】
【図4】【図5】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F02M 69/00 380C
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.内部ボアを有する一般に円筒形の弁体と、 前記弁体の先端部に取り付けた弁座と、 前記弁座と係合可能な先端部を有する細長いニードル弁要素と、 前記弁要素の反対側端部に取り付けられ、前記先端部を前記弁座から取り外し て、噴射器からの燃料の流出を可能にする、ソレノイド操作部およびアーマチャ と、 前記弁体内に取り付けられ、前記内部ボアの内側を包囲する、正の温度係数( PTC)の材料からなる構造で構成される燃料ヒータと、 前記構造に間隔を置いて取り付けた第1および第2の導電性トラックと、 ヒータ電源と、 前記PTC構造を付勢するため前記トラックを前記ヒータ電源に電気的に接続 するコネクタ手段と を含む、内燃機関用燃料噴射器。 2.前記PTC構造が、前記弁要素の周囲に一般に正方形のチューブ形状に配列 された方形板体のアレイを備え、各PTC板体の表裏両表面上のスペース中を燃 料が流れることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の燃料噴射器。 3.前記第1および第2のトラックが、一般に正方形のチューブ形状に配列され た前記PTC板体の周囲を延びるバンドを備えることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の燃料噴射器。 4.前記PTC板体が、燃料不浸透性となるように被覆されていることを特徴と する請求の範囲第3項に記載の燃料噴射器。 5.熱絶縁性スリーブが、前記弁体内に前記PTC構造を包囲して取り付けられ ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の燃料噴射器。 6.前記スリーブがTeflonTMで作製されることを特徴とする請求の範囲第5項に 記載の燃料噴射器。 7.前記コネクタ手段が、前記噴射器内に前記弁体の上端部と突き合わせて取り 付けられた環状導電性ディスクと、前記ディスクの上面に係合されたOリン グ・シールと、前記ディスクの外周へと延びる電気接続部と、それぞれ前記第1 および第2のトラックに接続され、前記ディスクの内径と一体のタブとを含むこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載の燃料噴射器。 8.バネ負荷接触ピンが、前記ディスクの前記外径への前記接続部を備えること を特徴とする請求の範囲第7項に記載の燃料噴射器。 9.前記環状ディスクが分割されて、別々の電気経路を形成することを特徴とす る請求の範囲第7項に記載の燃料噴射器。 10.前記環状ディスクが、電気絶縁材料の介在層と共にスタックされ、その上 に電気絶縁材料の外側コーティングを有する、1対の別々のディスク要素から構 成されることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の燃料噴射器。
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