JP2711365B2 - 気化インジェクタ - Google Patents
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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- F23Q7/00—Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景及び概要
本発明はディーゼル燃料インジェクタ、より明確に
は、ディーゼル燃料をエンジンのシリンダあるいは予燃
焼室内に直接噴射する際にディーゼル燃料を霧化させる
ための加熱装置を組込んでいるインジェクタに関するも
のである。 ディーゼルエンジンにおいて、微細に霧化された燃料
を燃焼室に供給することにより燃焼が高められることが
判っている。 米国特許第4,345,555号では、シリンダの上流側で燃
料を吸入空気と混合する。点火プラグに電気エネルギー
を絶えず供給することにより燃料が加熱される。これに
対し、本発明はシリンダあるいは予燃焼室内に直接位置
された気化インジェクタを意図している。インジェクタ
は燃料を微細に霧化するセラミックノズルを含む。エン
ジン始動中ノズルを所定の温度に加熱することによって
霧化が増進する。一度エンジンが運転すると、ノズルは
燃焼過程で熱を吸収するため、電気的手段によって加熱
される必要はない。 本発明の目的は、加熱されたノズルを通して燃料を噴
射することにより燃料を微細に霧化することにある。本
発明の他の目的は、ノズルを加熱するために燃焼過程で
の熱を用いることにある。本発明の更に他の目的は、所
定の温度勾配を有するノズルを提供することにある。 従って、本発明は、オリフィス手段を通して燃料を放
出させる燃料噴射弁及びバルブシート手段と、バルブシ
ート手段の下流側に位置され、且つ、燃料を受ける第1
通路手段、該第1通路手段の下流側に並置された膨張室
を画成する室手段及び該室手段を燃料の気化を促進する
に十分な所定の温度まで上昇させる手段を含むノズル手
段とを包含し、燃料が第1通路手段を出た後、第1通路
手段と室手段が協働して燃料を乱流状態で流通させて燃
料を室手段の加熱された壁に衝突させ、ノズル手段が、
所定の長さ及び径の上記第1通路手段と、該第1通路手
段の下流側に位置され且つ径の増大する円錐形の膨張室
から成る上記膨張室とを有する不導性蓄熱ノズルから成
り、膨張室の最小径が第1通路手段の径に等しく、ノズ
ル手段が、ノズル手段を上記所定の温度まで加熱する加
熱手段をさらに含み、上記加熱手段が上記不導性蓄熱ノ
ズルのまわりに取付けられた導電性抵抗被覆から成る燃
料インジェクタにおいて、上記ノズル手段が複数の重畳
した不導性ディスクを包含し、各上記ディスクが、これ
を貫通するとともに上記第1通路手段及び膨張室を形成
する中央開口と、ヒータ部分とを備え、上記ディスクの
うち特定の隣接するディスクの上記開口の径が下流方向
において増大することを特徴とする燃料インジェクタを
提供している。 本発明の他の目的は下記図面の詳細な説明から明白と
なるであろう。 図面の簡単な説明 図面において、第1図は本発明の断面図である。 第2図は流体通路を示すボビンの一部分の断面図であ
る。 第3図はアーマチュア組立体の部分的断面図である。 第4図は流体通路を示すアーマチュア組立体の側面図
である。 第5図はバブルシート、バルブガイド及びオリフィス
板の断面図である。 第6図はノズルの断面図である。 第7図ないし第11図は本発明の変形例を示す図であ
る。 図面の詳細な説明 第1図において、エンジンのシリンダヘッド12の壁内
に収容された加熱されたノズル16を通してシリンダある
いはシリンダ予燃焼室14内に燃料を直接噴射する気化燃
料インジェクタ10が示されている。燃料インジェクタ10
はシリンダヘッド12の協働する孔22内に収容される下部
ジャケット部材20を包含する。より明確には、下部ジャ
ケット部材20はねじ24を介して孔22内に螺合される。下
部ジャケット部材20はシリンダヘッド12の頂部に係合す
る半径方向に延びたフランジ26を更に含む。下部ジャケ
ット部材20はまた、上方肩部30、下方肩部32及びノズル
16を固定するためのテーパ状肩部38を画成する段付孔28
を含む。段付孔28内には、ナイロン又はプラスチックの
ような不導材で作られた円筒状電気絶縁部材34が収容さ
れている。絶縁部材34は下部ジャケット部材20の上方端
部39に係合する半径方向に延びたフランジ36を備えてい
る。第1図からわかるように、絶縁部材34は段付孔28の
上方又は拡大部分から段付孔28の狭小又は下方部分を部
分的に貫通して延び、肩部30と32に支持される。 絶縁部材34の内部には総括的に40で示す燃料噴射弁部
材が配置される。部材又は弁40は絶縁部材34内に部分的
に収容されるハウジング42を備えている。ハウジング42
は低炭素鋼又はスレンレス鋼のような透磁性材料で作る
ことができる。ハウジング42は上方円筒状ハウジング部
分44と、絶縁部材34に形成された段付孔48内に収容され
る狭小の下方円筒状ハウジング部分46とを備えている。
上方円筒状部分の延長端部50は中空ナット54に螺合され
る半径方向フランジ52を含む。下方円筒状部分46の下方
端部56はバルブシート60を固定するための溝58と、バル
ブガイド62と、オリフィス板64と、バルブシート60の周
りに配置されたOリング66とを備えている。上方ハウジ
ング部分44の壁はCリング70のようなスペーサを収容す
る環状溝68を含む。組立時、Cリング70を定置したハウ
ジング42は、絶縁部材のフランジ36にCリングが係合す
るまで絶縁部材34内に挿入される。ハウジング42は下方
ハウジング部材20の軸方向突出部に螺合されるナット72
によって下方ジャケット部材20上に固着される。プラス
チック等で作られた絶縁リング74がCリング70とナット
72との間に挿入される。ナット72はインジェクタハウジ
ング42から離された内壁76を含む。他の電気絶縁部材78
がナット72とハウジング42との間に配置される。この部
材はフランジ付部分80を含む。 噴射部材又は弁40は総括的に84で示す入口通路のよう
な燃料を該部材又は弁に連通させる手段を更に含む。し
かしながら、入口通路84はバルブシート60の上流側で燃
料インジェクタ10のあらゆる場所に連結できることが判
る。ハウジング42内には総括的に90で示すソレノイド組
立体が配置される。ソレノイド組立体はステータ92と、
ステータ92に直接モールド成形されるプラスチック製ボ
ビン94と、ボビン94の周りに巻装された電気コイル96と
を備えている。一対の電極98aと98bがコイル96の両端部
に電気的に接続される。ソレノイド組立体90は、該組立
体の周りで燃料を流通させてコイル96を冷却できるよう
にハウジング42の内部に配置される。ボビン94はステー
タ92を収容する中央通路95を含む。より明確には、ボビ
ンは上方フランジ100と下方フランジ102を含む。上方フ
ランジは上方ハウジング部分44の内壁よりも小径であ
る。第2図に詳細に示されている下方フランジ102は、
上方ハウジング部分44から下方ハウジング部分46への無
制限の燃料流れを許すように複数の切欠き104を含む。
下方フランジは、ステータ92が貫通するボビン94の中央
通路95の周りに配置された環状凹所106を更に含む。第
1図に示す本発明の実施例では、ステータの端部は下方
フランジ102の下方端縁の平面で終端する。ステータ92
はボビン94の上方フランジ100に休止する拡大上方端部1
08を更に含む。 ステータ92の下側には、下方ハウジング部分46内に摺
動自在に収容された可動アーマチュア組立体110が配置
される。第3図にも示されているアーマチュア組立体11
0は、半径方向に延びたフランジ112及び付勢スプリング
126を受容する中間ランド124を含むアーマチュア120を
備えている。付勢スプリング126の一端部はアーマチュ
ア120のランド124の狭小部分128の周りに収容され、ス
プリング126の他端部はボビン94の凹所106内に収容され
る。アーマチュア120は複数の通路130(第4図参照)を
備えていて、該通路を介し燃料をアーマチュア120の下
側に配置された燃料受容室132へ流通させることができ
る。上記からわかるように、アーマチュア120の拡大端
部134の側面は下方ハウジング部分46の内壁に摺動自在
に係合する。拡大端部134の外壁あるいはハウジング42
の内壁は、銅、ニッケル、プラスチック又はセラミック
のような非磁性材料140を被覆及び又はめっきされる。
この被覆は、アーマチュアとハウジングとの間で高い潜
在磁気吸引力を生じさせ得るアーマチュア120とハウジ
ング42との直接的接触を防止する。この磁気吸引力はア
ーマチュアとハウジングとの間の摺動抵抗を大幅に増加
させ、アーマチュアの往復動を阻害するとともに燃料イ
ンジェクタの応答時間を増大させ得るものである。アー
マチュア120の拡大端部134は軸138が圧入される孔136を
備え、軸の他端部は好ましくは球状の端面144を有する
閉鎖要素142を画成する。軸はガイド62によってバルブ
シート60に密封的に係合するように案内され、ガイドは
ハウジング42の最下端における肩部又は溝58に対して位
置される。第5図に示されているガイド62は、軸138が
収容される中央に配置された開口148と、燃料の流れを
許す少なくとも1つの開口150とを含む。ガイド部材の
下側に配置されたものは、好ましくはセラミック材料で
作られて防熱壁を形成し室132内の燃料をシリンダヘッ
ド12から絶縁するとともに、ノズル16に蓄えられた熱が
金属製ハウジングへ伝わるのを防止するバルブシート60
である。前記したように、Oリング66(第1図参照)は
バルブシート60の周りに配置されるとともに該シートを
ハウジング42内に固定する。バルブシート60は一端部に
おいて円錐形バルブ着座面156で終端する中央に配置さ
れた開口154を備えている。バルブシート60の下側に
は、好ましくは真鍮のような導電材料製の噴射板又はオ
リフィス板64が配置される。バルブガイド62、バルブシ
ート60及びオリフィス板64は第1図に示すように縁曲げ
されるハウジング部材の最下端によって一体に固定され
る。噴射板の下側には、第6図にも示されている総括的
に16で示す気化部材又はノズルが配置される。ノズルは
点火プラグ本体の材料のようなエンジニアリングセラミ
ックで作られる。スパークプラグ本体にはAL2O3がしば
しば用いられる。ノズル16はオリフィス板64の開口160
に対して同軸的に配置された第1の狭い円筒状通路158
を備えている。通路158の径Dは開口160の径と略同じ寸
法である。オリフィス板64とノズル16との間に他の防熱
壁が設けられてもよい。この防熱壁は薄い導電被覆で覆
われた平らなセラミックディスク(図示しない)から成
っていてよい。 通路158は円錐形出口室164に連通する。ノズル14の外
面166と内壁は約数ミクロンの厚さを有する白金、金、
銀等のような抵抗フィルム170を被覆されていることが
好ましい。このフィルム170はノズル14を加熱できるよ
うにしているが、十分なる熱伝導体としては機能しな
い。ノズル16は肩部174に隣接して、ハウジングを介し
てノズルを電気的に接地できるようにする銅製ガスケッ
ト172によって、ジャケット部材20から離される。 作動において、総括的に45で示す制御装置を介して正
電圧が燃料インジェクタハウジング42の上方ハウジング
部分44に印加される。この正電圧は導電性ハウジング42
とオリフィス板64を介してノズル16に導通される。この
ようにして、印加電圧のため、エンジンが冷えている時
には、ノズル16は燃料の霧化を高めるとともにカーボン
の生成を低減させる700℃よりも低くない温度を最初に
保つことができる。燃料が入口通路84を介して受容さ
れ、そして燃料インジェクタ内の多数の通路を経て室13
2に連通される。周知の各種の電子制御ユニットによっ
て発せられた制御信号を受けると、アーマチュア120が
後退し、燃料をバルブシート60、オリフィス板64及びノ
ズル16を介して流通させることができる。ノズル16の構
造は室164を通して乱流を与え、この乱流は加熱された
抵抗フィルム170に接触した際に、燃料を予燃焼室14内
へ噴射する直前に霧化させる。エンジンが運転した後で
或る期間の後、電圧が取り除かれ、ノズル16が燃焼温度
で加熱される。無負荷アイドル速度においてさえ燃焼温
度はノズルを700℃以上に保つに十分であることが判
る。 本発明の好適な実施例では、ノズル16の通路150の径
Dは約0.023インチ(0.0584mm)であり、長さLは総括
的にAで示すノズル16の室164の壁の角度と共に変化す
る。このように、燃料の噴霧角は変化する運転条件に適
合するように制御することができる。一例として、通路
158の長さLは19°〜11°の角度Aの対応する変化に合
わせて0.0123インチ(3.124mm)と0.443インチ(11.252
mm)との間で変化でき、あるいは他の表わし方では、L/
Dの比は角度Aの関数として約5.35から19.26まで変化す
る。 第7図ないし第11図は第1図に示した気化部材又はノ
ズルの変形例を示している。より明確には、気化部材又
はノズル178は複数の重畳したセラミックディスク180a-
nを備え、各ディスクは中央に配置された開口182a-nを
含む。ディスクの開口は、第1図及び第6図に示す連続
したノズル内面の全体的に円錐形状と近似するように径
が変化する。ノズルの内面に形成された段部は乱流を更
に促進することが判る。セラミックディスクの各々は、
第8図に示されているように、その一側面186に配置さ
れた厚いフィルム状の白金導線のような加熱要素184を
支持する。各加熱要素184又は導線は保護用上薬188で覆
われる。ディスク180、加熱要素184及び保護用上薬の関
係は第9図の断片的な断面図に示されている。この図に
示されている要素の各々は図示の目的のため寸法を拡大
してあることに注意されたい。実際には、白金導線及び
上薬の厚さは数ミクロンにすぎない。 複数の加熱要素を共に接続し、その後に加熱要素184
を接地と正電圧電源とに適宜接続することが望ましい。
これは各ディスク180に一対の対向する溝190と192を設
けることにより達成される。複数のディスクが第7図に
示されているように整合し重畳した円筒形状に装着され
た後、第1の導電帯194が整合した溝190内でノズル178
の一側に取付けられて、加熱要素184の各々を一側で結
合する。この第1帯194は導電性オリフィス板64を介す
る接続によって、あるいは図示のように直接的な接続に
よって正電圧電位に接続される。第2の導電帯196が整
合した溝192内でノズル178の他側に取付けられて、加熱
要素184の各々を他側で結合する。帯196は鎖線で示す下
方ハウジングジャケット20′を介して接地に接続され
る。ジャケット20′はその内部にノズル178を固定する
ための肩部198を更に含む。代りとして、ノズル20′は
ノズル178の肩部200に係合するため肩部38のような肩部
を含んでいてもよい。複数のディスク180はその外部に
保護用上薬202を被覆することにより互いに固着されて
もよい。ノズル178が肩部200を含むようにディスク180
が寸法づけられている場合、ディスク204は肩部200に隣
接して、帯194と196への取付けにより隣接するディスク
180との連続した電気的接続を与えるように、両側に加
熱要素を備えていない拡大した二又状導電面206,208を
形成される。また、第1ディスク180aとオリフィス板64
との間に導電性防熱壁210が設けられてもよい。この防
熱壁210は第11図のディスクと同様に構成し得る。 勿論、本発明の上記実施例における幾多の変化及び修
正が本発明の範囲を逸脱することなく実施できる。従っ
て、この範囲は付随する請求の範囲によって限定される
ものである。
は、ディーゼル燃料をエンジンのシリンダあるいは予燃
焼室内に直接噴射する際にディーゼル燃料を霧化させる
ための加熱装置を組込んでいるインジェクタに関するも
のである。 ディーゼルエンジンにおいて、微細に霧化された燃料
を燃焼室に供給することにより燃焼が高められることが
判っている。 米国特許第4,345,555号では、シリンダの上流側で燃
料を吸入空気と混合する。点火プラグに電気エネルギー
を絶えず供給することにより燃料が加熱される。これに
対し、本発明はシリンダあるいは予燃焼室内に直接位置
された気化インジェクタを意図している。インジェクタ
は燃料を微細に霧化するセラミックノズルを含む。エン
ジン始動中ノズルを所定の温度に加熱することによって
霧化が増進する。一度エンジンが運転すると、ノズルは
燃焼過程で熱を吸収するため、電気的手段によって加熱
される必要はない。 本発明の目的は、加熱されたノズルを通して燃料を噴
射することにより燃料を微細に霧化することにある。本
発明の他の目的は、ノズルを加熱するために燃焼過程で
の熱を用いることにある。本発明の更に他の目的は、所
定の温度勾配を有するノズルを提供することにある。 従って、本発明は、オリフィス手段を通して燃料を放
出させる燃料噴射弁及びバルブシート手段と、バルブシ
ート手段の下流側に位置され、且つ、燃料を受ける第1
通路手段、該第1通路手段の下流側に並置された膨張室
を画成する室手段及び該室手段を燃料の気化を促進する
に十分な所定の温度まで上昇させる手段を含むノズル手
段とを包含し、燃料が第1通路手段を出た後、第1通路
手段と室手段が協働して燃料を乱流状態で流通させて燃
料を室手段の加熱された壁に衝突させ、ノズル手段が、
所定の長さ及び径の上記第1通路手段と、該第1通路手
段の下流側に位置され且つ径の増大する円錐形の膨張室
から成る上記膨張室とを有する不導性蓄熱ノズルから成
り、膨張室の最小径が第1通路手段の径に等しく、ノズ
ル手段が、ノズル手段を上記所定の温度まで加熱する加
熱手段をさらに含み、上記加熱手段が上記不導性蓄熱ノ
ズルのまわりに取付けられた導電性抵抗被覆から成る燃
料インジェクタにおいて、上記ノズル手段が複数の重畳
した不導性ディスクを包含し、各上記ディスクが、これ
を貫通するとともに上記第1通路手段及び膨張室を形成
する中央開口と、ヒータ部分とを備え、上記ディスクの
うち特定の隣接するディスクの上記開口の径が下流方向
において増大することを特徴とする燃料インジェクタを
提供している。 本発明の他の目的は下記図面の詳細な説明から明白と
なるであろう。 図面の簡単な説明 図面において、第1図は本発明の断面図である。 第2図は流体通路を示すボビンの一部分の断面図であ
る。 第3図はアーマチュア組立体の部分的断面図である。 第4図は流体通路を示すアーマチュア組立体の側面図
である。 第5図はバブルシート、バルブガイド及びオリフィス
板の断面図である。 第6図はノズルの断面図である。 第7図ないし第11図は本発明の変形例を示す図であ
る。 図面の詳細な説明 第1図において、エンジンのシリンダヘッド12の壁内
に収容された加熱されたノズル16を通してシリンダある
いはシリンダ予燃焼室14内に燃料を直接噴射する気化燃
料インジェクタ10が示されている。燃料インジェクタ10
はシリンダヘッド12の協働する孔22内に収容される下部
ジャケット部材20を包含する。より明確には、下部ジャ
ケット部材20はねじ24を介して孔22内に螺合される。下
部ジャケット部材20はシリンダヘッド12の頂部に係合す
る半径方向に延びたフランジ26を更に含む。下部ジャケ
ット部材20はまた、上方肩部30、下方肩部32及びノズル
16を固定するためのテーパ状肩部38を画成する段付孔28
を含む。段付孔28内には、ナイロン又はプラスチックの
ような不導材で作られた円筒状電気絶縁部材34が収容さ
れている。絶縁部材34は下部ジャケット部材20の上方端
部39に係合する半径方向に延びたフランジ36を備えてい
る。第1図からわかるように、絶縁部材34は段付孔28の
上方又は拡大部分から段付孔28の狭小又は下方部分を部
分的に貫通して延び、肩部30と32に支持される。 絶縁部材34の内部には総括的に40で示す燃料噴射弁部
材が配置される。部材又は弁40は絶縁部材34内に部分的
に収容されるハウジング42を備えている。ハウジング42
は低炭素鋼又はスレンレス鋼のような透磁性材料で作る
ことができる。ハウジング42は上方円筒状ハウジング部
分44と、絶縁部材34に形成された段付孔48内に収容され
る狭小の下方円筒状ハウジング部分46とを備えている。
上方円筒状部分の延長端部50は中空ナット54に螺合され
る半径方向フランジ52を含む。下方円筒状部分46の下方
端部56はバルブシート60を固定するための溝58と、バル
ブガイド62と、オリフィス板64と、バルブシート60の周
りに配置されたOリング66とを備えている。上方ハウジ
ング部分44の壁はCリング70のようなスペーサを収容す
る環状溝68を含む。組立時、Cリング70を定置したハウ
ジング42は、絶縁部材のフランジ36にCリングが係合す
るまで絶縁部材34内に挿入される。ハウジング42は下方
ハウジング部材20の軸方向突出部に螺合されるナット72
によって下方ジャケット部材20上に固着される。プラス
チック等で作られた絶縁リング74がCリング70とナット
72との間に挿入される。ナット72はインジェクタハウジ
ング42から離された内壁76を含む。他の電気絶縁部材78
がナット72とハウジング42との間に配置される。この部
材はフランジ付部分80を含む。 噴射部材又は弁40は総括的に84で示す入口通路のよう
な燃料を該部材又は弁に連通させる手段を更に含む。し
かしながら、入口通路84はバルブシート60の上流側で燃
料インジェクタ10のあらゆる場所に連結できることが判
る。ハウジング42内には総括的に90で示すソレノイド組
立体が配置される。ソレノイド組立体はステータ92と、
ステータ92に直接モールド成形されるプラスチック製ボ
ビン94と、ボビン94の周りに巻装された電気コイル96と
を備えている。一対の電極98aと98bがコイル96の両端部
に電気的に接続される。ソレノイド組立体90は、該組立
体の周りで燃料を流通させてコイル96を冷却できるよう
にハウジング42の内部に配置される。ボビン94はステー
タ92を収容する中央通路95を含む。より明確には、ボビ
ンは上方フランジ100と下方フランジ102を含む。上方フ
ランジは上方ハウジング部分44の内壁よりも小径であ
る。第2図に詳細に示されている下方フランジ102は、
上方ハウジング部分44から下方ハウジング部分46への無
制限の燃料流れを許すように複数の切欠き104を含む。
下方フランジは、ステータ92が貫通するボビン94の中央
通路95の周りに配置された環状凹所106を更に含む。第
1図に示す本発明の実施例では、ステータの端部は下方
フランジ102の下方端縁の平面で終端する。ステータ92
はボビン94の上方フランジ100に休止する拡大上方端部1
08を更に含む。 ステータ92の下側には、下方ハウジング部分46内に摺
動自在に収容された可動アーマチュア組立体110が配置
される。第3図にも示されているアーマチュア組立体11
0は、半径方向に延びたフランジ112及び付勢スプリング
126を受容する中間ランド124を含むアーマチュア120を
備えている。付勢スプリング126の一端部はアーマチュ
ア120のランド124の狭小部分128の周りに収容され、ス
プリング126の他端部はボビン94の凹所106内に収容され
る。アーマチュア120は複数の通路130(第4図参照)を
備えていて、該通路を介し燃料をアーマチュア120の下
側に配置された燃料受容室132へ流通させることができ
る。上記からわかるように、アーマチュア120の拡大端
部134の側面は下方ハウジング部分46の内壁に摺動自在
に係合する。拡大端部134の外壁あるいはハウジング42
の内壁は、銅、ニッケル、プラスチック又はセラミック
のような非磁性材料140を被覆及び又はめっきされる。
この被覆は、アーマチュアとハウジングとの間で高い潜
在磁気吸引力を生じさせ得るアーマチュア120とハウジ
ング42との直接的接触を防止する。この磁気吸引力はア
ーマチュアとハウジングとの間の摺動抵抗を大幅に増加
させ、アーマチュアの往復動を阻害するとともに燃料イ
ンジェクタの応答時間を増大させ得るものである。アー
マチュア120の拡大端部134は軸138が圧入される孔136を
備え、軸の他端部は好ましくは球状の端面144を有する
閉鎖要素142を画成する。軸はガイド62によってバルブ
シート60に密封的に係合するように案内され、ガイドは
ハウジング42の最下端における肩部又は溝58に対して位
置される。第5図に示されているガイド62は、軸138が
収容される中央に配置された開口148と、燃料の流れを
許す少なくとも1つの開口150とを含む。ガイド部材の
下側に配置されたものは、好ましくはセラミック材料で
作られて防熱壁を形成し室132内の燃料をシリンダヘッ
ド12から絶縁するとともに、ノズル16に蓄えられた熱が
金属製ハウジングへ伝わるのを防止するバルブシート60
である。前記したように、Oリング66(第1図参照)は
バルブシート60の周りに配置されるとともに該シートを
ハウジング42内に固定する。バルブシート60は一端部に
おいて円錐形バルブ着座面156で終端する中央に配置さ
れた開口154を備えている。バルブシート60の下側に
は、好ましくは真鍮のような導電材料製の噴射板又はオ
リフィス板64が配置される。バルブガイド62、バルブシ
ート60及びオリフィス板64は第1図に示すように縁曲げ
されるハウジング部材の最下端によって一体に固定され
る。噴射板の下側には、第6図にも示されている総括的
に16で示す気化部材又はノズルが配置される。ノズルは
点火プラグ本体の材料のようなエンジニアリングセラミ
ックで作られる。スパークプラグ本体にはAL2O3がしば
しば用いられる。ノズル16はオリフィス板64の開口160
に対して同軸的に配置された第1の狭い円筒状通路158
を備えている。通路158の径Dは開口160の径と略同じ寸
法である。オリフィス板64とノズル16との間に他の防熱
壁が設けられてもよい。この防熱壁は薄い導電被覆で覆
われた平らなセラミックディスク(図示しない)から成
っていてよい。 通路158は円錐形出口室164に連通する。ノズル14の外
面166と内壁は約数ミクロンの厚さを有する白金、金、
銀等のような抵抗フィルム170を被覆されていることが
好ましい。このフィルム170はノズル14を加熱できるよ
うにしているが、十分なる熱伝導体としては機能しな
い。ノズル16は肩部174に隣接して、ハウジングを介し
てノズルを電気的に接地できるようにする銅製ガスケッ
ト172によって、ジャケット部材20から離される。 作動において、総括的に45で示す制御装置を介して正
電圧が燃料インジェクタハウジング42の上方ハウジング
部分44に印加される。この正電圧は導電性ハウジング42
とオリフィス板64を介してノズル16に導通される。この
ようにして、印加電圧のため、エンジンが冷えている時
には、ノズル16は燃料の霧化を高めるとともにカーボン
の生成を低減させる700℃よりも低くない温度を最初に
保つことができる。燃料が入口通路84を介して受容さ
れ、そして燃料インジェクタ内の多数の通路を経て室13
2に連通される。周知の各種の電子制御ユニットによっ
て発せられた制御信号を受けると、アーマチュア120が
後退し、燃料をバルブシート60、オリフィス板64及びノ
ズル16を介して流通させることができる。ノズル16の構
造は室164を通して乱流を与え、この乱流は加熱された
抵抗フィルム170に接触した際に、燃料を予燃焼室14内
へ噴射する直前に霧化させる。エンジンが運転した後で
或る期間の後、電圧が取り除かれ、ノズル16が燃焼温度
で加熱される。無負荷アイドル速度においてさえ燃焼温
度はノズルを700℃以上に保つに十分であることが判
る。 本発明の好適な実施例では、ノズル16の通路150の径
Dは約0.023インチ(0.0584mm)であり、長さLは総括
的にAで示すノズル16の室164の壁の角度と共に変化す
る。このように、燃料の噴霧角は変化する運転条件に適
合するように制御することができる。一例として、通路
158の長さLは19°〜11°の角度Aの対応する変化に合
わせて0.0123インチ(3.124mm)と0.443インチ(11.252
mm)との間で変化でき、あるいは他の表わし方では、L/
Dの比は角度Aの関数として約5.35から19.26まで変化す
る。 第7図ないし第11図は第1図に示した気化部材又はノ
ズルの変形例を示している。より明確には、気化部材又
はノズル178は複数の重畳したセラミックディスク180a-
nを備え、各ディスクは中央に配置された開口182a-nを
含む。ディスクの開口は、第1図及び第6図に示す連続
したノズル内面の全体的に円錐形状と近似するように径
が変化する。ノズルの内面に形成された段部は乱流を更
に促進することが判る。セラミックディスクの各々は、
第8図に示されているように、その一側面186に配置さ
れた厚いフィルム状の白金導線のような加熱要素184を
支持する。各加熱要素184又は導線は保護用上薬188で覆
われる。ディスク180、加熱要素184及び保護用上薬の関
係は第9図の断片的な断面図に示されている。この図に
示されている要素の各々は図示の目的のため寸法を拡大
してあることに注意されたい。実際には、白金導線及び
上薬の厚さは数ミクロンにすぎない。 複数の加熱要素を共に接続し、その後に加熱要素184
を接地と正電圧電源とに適宜接続することが望ましい。
これは各ディスク180に一対の対向する溝190と192を設
けることにより達成される。複数のディスクが第7図に
示されているように整合し重畳した円筒形状に装着され
た後、第1の導電帯194が整合した溝190内でノズル178
の一側に取付けられて、加熱要素184の各々を一側で結
合する。この第1帯194は導電性オリフィス板64を介す
る接続によって、あるいは図示のように直接的な接続に
よって正電圧電位に接続される。第2の導電帯196が整
合した溝192内でノズル178の他側に取付けられて、加熱
要素184の各々を他側で結合する。帯196は鎖線で示す下
方ハウジングジャケット20′を介して接地に接続され
る。ジャケット20′はその内部にノズル178を固定する
ための肩部198を更に含む。代りとして、ノズル20′は
ノズル178の肩部200に係合するため肩部38のような肩部
を含んでいてもよい。複数のディスク180はその外部に
保護用上薬202を被覆することにより互いに固着されて
もよい。ノズル178が肩部200を含むようにディスク180
が寸法づけられている場合、ディスク204は肩部200に隣
接して、帯194と196への取付けにより隣接するディスク
180との連続した電気的接続を与えるように、両側に加
熱要素を備えていない拡大した二又状導電面206,208を
形成される。また、第1ディスク180aとオリフィス板64
との間に導電性防熱壁210が設けられてもよい。この防
熱壁210は第11図のディスクと同様に構成し得る。 勿論、本発明の上記実施例における幾多の変化及び修
正が本発明の範囲を逸脱することなく実施できる。従っ
て、この範囲は付随する請求の範囲によって限定される
ものである。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.オリフィス手段(64)を通して燃料を放出させる燃
料噴射弁(40)及びバルブシート手段(60)と、 バルブシート手段(60)の下流側に位置され、且つ、燃
料を受ける第1通路手段(158)、該第1通路手段の下
流側に並置された膨張室を画成する室手段(164)及び
該室手段(164)を燃料の気化を促進するに十分な所定
の温度まで上昇させる手段(45)を含むノズル手段(17
8)と を包含し、燃料が第1通路手段(158)を出た後、第1
通路手段(158)と室手段(164)が協働して燃料を乱流
状態で流通させて燃料を室手段(164)の加熱された壁
に衝突させ、 ノズル手段(178)が、所定の長さ(L)及び径(D)
の上記第1通路手段(158)と、該第1通路手段(158)
の下流側に位置され且つ径の増大する円錐形の膨張室か
ら成る上記膨張室(164)とを有する不導性蓄熱ノズル
から成り、膨張室の最小径が第1通路手段(158)の径
(D)に等しく、 ノズル手段(178)が、ノズル手段を上記所定の温度ま
で加熱する加熱手段(170)をさらに含み、上記加熱手
段が上記不導性蓄熱ノズルのまわりに取付けられた導電
性抵抗被覆から成る燃料インジェクタ(10)において、 上記ノズル手段(178)が複数の重畳した不導性ディス
ク(180)を包含し、各上記ディスクが、これを貫通す
るとともに上記第1通路手段及び膨張室を形成する中央
開口(182)と、ヒータ部分(184)とを備え、上記ディ
スクのうち特定の隣接するディスクの上記開口の径が下
流方向において増大することを特徴とする燃料インジェ
クタ。 2.請求の範囲第1項記載の燃料インジェクタにおい
て、上記膨張室を形成する上記ディスクの径が段々に変
化されていることを特徴とする燃料インジェクタ。 3.請求の範囲第1項記載の燃料インジェクタにおい
て、各上記ヒータ部分(184)が上記ディスクの表面に
配置される導体から成ることを特徴とする燃料インジェ
クタ。 4.請求の範囲第1項記載の燃料インジェクタにおい
て、特定のディスクの上記ヒータ部分(184)が電気絶
縁部材によって他のディスクの隣接面から離されている
ことを特徴とする燃料インジェクタ。 5.請求の範囲第3項記載の燃料インジェクタにおい
て、複数の隔置された導電路が上記ヒータ部分(184)
の各々の対応する部分を導通状態で結合するように上記
複数の重畳したディスクの周りに形成されていることを
特徴とする燃料インジェクタ。 6.請求の範囲第5項記載の燃料インジェクタにおい
て、上記ヒータ部分(184)が駆動時上記ディスクの定
常温度を700℃より低くない温度に保つように協働する
ことを特徴とする燃料インジェクタ。 7.請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記
載の燃料インジェクタにおいて、上記ディスクがセラミ
ック製であることを特徴とする燃料インジェクタ。
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