JP2000506547A - 光保護系を含有する3相エマルション - Google Patents

光保護系を含有する3相エマルション

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)外側の水性相と、(b)親油性乳化剤として、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコールから誘導されるポリマーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリマーブロックからなる少なくとも1つのブロックコポリマーを脂肪相に含有してなり、内側の水性相と共に水/油(W/O)一次エマルションを構成する非連続脂肪相;(c)UV(UV−A及び/又はUV−B)線を遮蔽可能な少なくとも1つの光保護系;を含有することを特徴とする水/油/水型(W/O/W)の化粧品用及び/又は皮膚科学的エマルションに関する。本発明はまた皮膚又は毛髪を光保護するための化粧品用又は皮膚科学的組成物における、またその製造のための上記エマルションの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 光保護系を含有する3相エマルション 本発明は、UV(UV−A及び/又はUV−B)線を遮蔽可能な光保護系と、 水/油型乳化剤として、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコールから 誘導されるポリマーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリマ ーブロックからなる少なくとも1つのブロックコポリマーを含有する非連続脂肪 相を有する水/油/水型の化粧品用及び/又は皮膚科学的3相エマルションに関 する。 280nmと400nmの間の波長の光線によりヒトの表皮は日焼し、UV− Bとして知られている280と320nmの間の波長の光線により、皮膚は、自 然なサンタン状態の形成の障害となるサンバーン状態となったり、また紅斑が形 成されたりする;よって、UV−Bは遮蔽するべきである。 また、皮膚をサンタン状態にする320nmと400nmの間の波長を有する UV−Aは、特に、敏感肌又は絶えず太陽光線にさらされている皮膚に有害な変 化を誘発しうる。UV−Aは、特に、皮膚の弾性を喪失させ、しわを出現せしめ 、時期尚早の老化に導くものである。UV−Aは、紅斑反応の誘因を促進し、あ る個体においてこの反応を悪化させ、光毒性又は光アレルギー反応を引き起こす 恐れがある。よって、UV−Aもまた遮蔽することが望ましい。 本発明において、「UV線を遮蔽可能な光保護系」という用語は、一般的に、 それ自体公知のメカニズムである、UV−A及び/又はUV−B線を吸収及び/ 又は反射及び/又は散乱させることにより、化合物が適用された(皮膚、毛髪の )表面にUV線が接触するのを防止するか、又は少なくとも接触を制限すること のできる任意の化合物又は化合物の任意の組合せを示すものと理解される。言い 換えれば、本発明の目的である化合物は、同時に、UV線を吸収する光保護性有 機遮蔽剤、及びUV線を散乱及び/又は反射させる無機(微小)顔料、及びそれ らの混合物のことである。 皮膚の(UV−A及び/又はUV−Bからの)光保護を意図した多数の化粧品 用及び/又は皮膚科学的組成物が、現在までに提供されている。 これらの抗日光組成物は、多くの場合、水中油型(すなわち、水性分散連続相 と脂肪性分散非連続相とからなる化粧品的及び/又は皮膚科学的に許容可能なビ ヒクル)又は油中水型(脂肪性連続相に水相が分散)エマルションの形態で提供 され、有害なUV線を選択的に吸収可能な一又は複数の従来の親油性及び/又は 親水性の有機遮蔽剤を種々の濃度で含有してなるもので、これらの遮蔽剤(及び その量)は、所望の日光保護ファクター(日光保護ファクター(SPF)とはU V遮蔽剤を用いた場合に紅斑が形成され始めるまでに必要な照射時間の、UV遮 蔽剤を用いない場合に紅斑が形成され始めるまでに必要な時間に対する比率を数 学的に表したもの)に応じて選択される。このようなエマルションにおいて、親 水性遮蔽剤は水相に、親油性遮蔽剤は脂肪相に存在している。 水中油型又は油中水型エマルションの形態の抗日光組成物は、金属酸化物、特 に酸化チタンをベースにした無機顔料及び/又は微小顔料(すなわち、平均一次 粒径が、一般的に100nmを越えない顔料)を含有可能である。これらの物質 を従来のUV遮蔽剤(主として有害光線を吸収可能な有機化合物)と組合せて使 用した場合、非常に高い保護ファクターを得ることができるという事実から、そ れらがますます探求されている。これらの微小顔料はエマルションの水相及び脂 肪相の両方に存在し得る。 水中油型エマルションは、特に好ましい感触(水に類似)があり、べとつかな いミルク又はクリームの形態で提供されることから、一般的に、油中水型エマル ションよりも消費者に好評であるが、水と接触するとすぐに、UV保護に関した 効果を容易に喪失してしまう。これは、親水性遮蔽剤、特に酸性遮蔽剤が、海又 はスイミングプールに入っている間、あるいはシャワー中、もしくはウォーター スポーツ中に、水中で消失してしまうためである。よって、それらを単独で、又 は親油性遮蔽剤と組合せて含有する抗日光組成物は、それらが適用された基体( 皮膚又は毛髪)が水と接触するとすぐに所望した当初の保護性を付与することは できなくなり、組成物中に存在する親油性−親水性遮蔽剤の組合せが日光保護フ ァクターに関して相乗効果がある場合においては、水溶性遮蔽剤が水中で除去さ れることによる保護ファクターの喪失がますます顕著になる。 油中水型エマルションを使用することで、改善されたSPFと改善された耐水 性を示す抗日光組成物を得ることができる。これは、水中油型エマルション内で よりも油中水型エマルション内での水に対する親水性遮蔽剤の残留性が良好であ るためである。しかしながら、上述したように、このような組成物は、適用後に 使用者にとって特に好ましくないべとつき感を残すので、完全には満足のいくも のではなかった。 よって、SPFを高めるために微小顔料、親油性遮蔽剤及び親水性皮膚を等し く十分含有し、使用される微小顔料及び/又は親油性遮蔽剤及び/又は親水性遮 蔽剤に拘らず、耐水性や経時的安定性に優れ、従来の油/水エマルションで得ら れるものに匹敵する化粧品特性を有する抗日光組成物を入手可能とすることが、 今なお必要とされている。 多相エマルションとして知られている他の種類のエマルションとして、水/油 /水(W/O/W)又は油/水/油(O/W/O)型のものが従来から知られて いる。多相エマルションの中でも、外側に水性相を持つもの、すなわちW/O/ Wエマルションが好ましく使用され、外側の水性相に存在する水により付与され るフレッシュな適用感、比較的多量の油により付与される快適感といった利点を 組合せて有する。特に、国際特許公開第94/22414号において、W/O型 乳化剤としてグリセリル脂肪酸エステルを含有するW/Oエマルションを調製し 、オキシエチレン化脂肪アルコール及びオキシエチレン化ステロールから選択さ れるO/W型乳化剤の存在下で水相に該エマルションを分散させることからなる 、W/O/W多相エマルションの調製方法が開示されている。 「W/O型乳化剤」という用語は、本発明及び以下の記載においては、油中水 型エマルションを調製可能な乳化特性を有する任意の化合物を意味するものと理 解される。 「O/W型乳化剤」という用語は、本発明及び以下の記載においては、水中油 型エマルションを調製可能な乳化特性を有する任意の化合物を意味するものと理 解される。 残念なことに、この文献に従って得られたエマルションの安定性は、市販製品 における要求、特に高温、例えば40℃以上での保管性に対して十分に満足のい くものではなかった。このように不安定であると、外相がもはや水相ではなくな るため、多相エマルションの品質、特にフレッシュな適用感が損なわれてしまう W/Oエマルションになる。また、この多相エマルションは、水と油の相分離を 伴いしばしば不安定なO/Wエマルションに転換されうる。さらにこれらのエマ ルションは、あまりエモリエント性がなく、必ずしも皮膚に対して良好な耐性が あるとは限らず、刺激の原因ともなりうる特定の油を多量に選択することを必要 とする。 また、W/O型乳化剤として、ICI社からアルラセル(Arlacel)780の 名称で販売されている、ヒドロキシステアリン酸及びイソステアリンのグリセロ ール及びソルビトールのエステルの混合物のポリオキシエチレン化(2.5モル のエチレンオキシド)及びポリオキシプロピレン化(1.5モルのプロピレンオ キシド)誘導体を非連続脂肪相に含有する、W/O1次エマルションを有する化 粧品用W/O/W3相エマルションが、欧州特許公開第691839号において 知られている。 本出願人は、組成物中に金属酸化物をベースとした微小顔料及び/又は親油性 遮蔽剤及び/又は親水性遮蔽剤が存在している状態で貯蔵に不安定さがある限り 、UV線、特に太陽光線から皮膚及び毛髪を保護する分野においてこの種のエマ ルションを使用することはできないことを見出した。 本出願人は、驚くべきことに、また予期しないことに、W/O型乳化剤として 、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコールから誘導されるポリマーブ ロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリマーブロックからなるブ ロックコポリマーを非連続脂肪相に含有するW/O一次エマルションを、外側の 水性相に含有するある種のW/O/W多相エマルションは、上述した安定性に関 する問題を示すことなく、微小顔料、親油性遮蔽剤及び親水性遮蔽剤を等しく十 分に含有することができ一方、使用される微小顔料及び/又は親油性遮蔽剤及び /又は親水性遮蔽剤に拘らず、経時的に安定した高いSPFを得ることができる ことを見出した。 また本出願人は、これら同様の特定のW/O/W多相エマルションにより、一 般的に、水中油型エマルションの形態の従来の抗日光組成物で得られるものに匹 敵する化粧品特性を有するばかりでなく、改善された水に対する残留性をも示す 、抗日光組成物が得られることを見出した。 さらに本出願人は、これら同様のW/O/W多相エマルションが、外側の水性 相によりエマルションに化粧品的利点を付与し、刺激の原因とはならず、皮膚に 対して十分な耐性がある、前記エマルシヨンの脂肪相を構成する多種類の油を含 有することができることを見出した。 これらの発見が本発明の基礎となる。 本発明の主題事項は、 (a)外側の水性相と (b)W/O型乳化剤として、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコー ルから誘導されるポリマーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導される ポリマーブロックからなる少なくとも1つのブロックコポリマーを脂肪相に含有 してなり、内側の水性相と共にW/O一次エマルションを構成する非連続脂肪相 と; (c)UV(UV−A及び/又はUV−B)線を遮蔽可能な少なくとも1つの光 保護系と; を含有することを特徴とするW/O/W型の化粧品用及び/又は皮膚科学的3相 エマルションにある。 「化粧品用及び/又は皮膚科学的エマルション」という用語は、本発明及び以 下の記載においては、外側及び内側の水性相と非連続脂肪相が、皮膚、毛髪、睫 毛、眉毛、唇、爪又は粘膜を含むヒトのケラチン物質への局所適用において化粧 品的及び/又は皮膚科学的に許容可能な物質からなるものを意味するものと理解 される。 本発明の他の主題事項は、上述した組成物を有効量、皮膚及び/又は毛髪に適 用することからなる、UV線、特に太陽光線から皮膚及び/又は毛髪を保護する ための美容処理方法にある。 本発明の他の主題事項は、UV線、特に太陽光線から皮膚及び/又は毛髪を保 護するための化粧品用組成物としての、またその製造における、上述した組成物 の使用にある。 本発明の他の特徴、利点及び側面は、以下の詳細な記載を読むことにより明ら かになるであろう。 本発明において、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコールから誘導 されるポリマーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリマーブ ロックからなるブロックコポリマー型のW/O型乳化剤は、次の一般式: A−B−A (I) [上式中、Aは次の式: で示される少なくとも500の分子量を有する脂溶性のモノヒドロキシカルボン 酸残基を示し: ここで、Rは、水素又は置換もしくは非置換の一価炭化水素含有基であり; R1は水素又は一価C1−C24炭化水素含有基であり; R2は二価C1−C24炭化水素含有基であり; pは1〜200の数であり; Bは次の式: に相当する少なくとも500の分子量を有するポリアルキレングリコール又はア ルキルグリコールの二価の残基を示し、 ここで、R3は、同一でも異なっていてもよく、水素又はC1−C4アルキル基を 表し; qは1〜100の数であり; sは1〜17の数である] に相当する。 Rは、好ましくは、25までの炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル 基、好ましくは12〜24の炭素原子、さらに好ましくは14〜20の炭素原子 を有する直線状の鎖、例えばオレイン酸、パルミチン酸又はステアリン酸から誘 導されるものを示す。 R1及びR2基を含有する単位は、好ましくは12〜24の炭素原子、さらに好 ましくは14〜20の炭素原子を有する直線状の鎖を構成し、ヒドロキシオレイ ン酸、ヒドロキシパルミチン酸又はヒドロキシステアリン酸の残基を示し得る。 アルキレングリコール及び/又はポリエルキレングリコール基は、例えば、エ チレングリコール、プロピレングリコール又は他のC4−C5アルキルグリコール から選択することができる。Bはより好ましくはポリエチレングリコール又は1 ,4−ブタンジオール残基を示す。 式(I)のブロックコポリマーはそれ自体公知のものであり、特に英国特許第 1469591号及び米国特許第4203877号及び国際特許出願第96/0 7689号に開示されている。これらの公報はその調製方法も開示している。 特に好ましい本発明の形態では、多相エマルションの非連続脂肪相に、Aが、 末端がステアリン酸基で終端するポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)鎖の残 基を示し、Bがポリエチレングリコール残基を示す、式(I)に相当するブロッ クコポリマーが使用され、該乳化コポリマーのポリエチレングリコールブロック は、4〜50モルのエチレンオキシド、より好ましくは20〜40モルのエチレ ンオキシドを含有する。 特に、INCI名がPEG−30−ジポリヒドロキシステアラートで、ICI 社からアルラセルP135の名称で販売されているブロックコポリマーが使用さ れる。 本発明において、W/O型乳化ブロックコポリマーは、好ましくは0.5〜1 0重量%、さらに好ましくは2〜5重量%の範囲の量で存在する。 本発明の多相エマルションの非連続脂肪相は、抗日光組成物に使用されるエマ ルションの調製において通常使用されているシリコーン油、ロウ、ガム又は樹脂 及びそれらの混合物から選択される脂肪物質からなる。 「油」という用語は、室温で液状の化合物を意味するものと理解される。「ロ ウ」という用語は、室温で固体状又は実質的に固体状の化合物であり、融点が一 般的に35℃を越えるものを意味するものと理解される。 油としては、例えば、鉱物性油、例えばイソパラフィン;植物性油(スイート アルモンド油、マカダミア油、クロフサスグリ種油、ホホバ油);合成油、例え ばペルヒドロスクワレン、脂肪アルコール類、酸類又はエステル類(カプリン及 び/又はカプリル酸のものを含むトリグリセリド類、ラノリン酸イソプロピル、 パルミチン酸オクチル)、オキシエチレン化又はオキシプロピレン化された脂肪 エステル類及びエーテル類;シリコーン油(シクロメチコーン、ポリジメチルシ ロキサン又はPDMS)又はフッ化油;又はポリ−アルファ−オレフィン類、例 えば水素化もしくは非水素化ポリデセン、又は水素化もしくは非水素化ポリイソ ブチレンを挙げることができる。 ロウ状化合物としては、パラフィンロウ、カルナウバロウ、ミツロウ及び硬化 ヒマシ油を挙げることができる。 非連続脂肪相は、有利には、3相エマルションの全重量に対して5〜40重量 %、より好ましくは10〜30重量%の範囲の量で存在している。 本発明のW/O一次エマルションは、3相エマルションの全重量に対して、好 ましくは40〜80重量%、さらに好ましくは50〜80重量%の範囲の量で存 在する。 本発明において、外側水性相は、好ましくは一又は複数のO/W型乳化剤を含 有する。オキシエチレン化基を含有するものとしては、例えばオキシエチレン化 脂肪アルコール類、オキシエチレン化ステロール類及びそれらの混合物を挙げる ことができる。他の種類のO/W型乳化剤としては、特に10を越えるHLB( 親水性と親油性のバランス)を有するもの、例えばオキシエチレン化ノニルフェ ノール、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化ブロックポリマー、例 えばポロキサマー(Poloxamers)、又はソルビタン脂肪エステル類を使用するこ とができる。 オキシエチレン化脂肪アルコール類は、有利には16〜22の炭素原子と、好 ましくは20〜50、さらに好ましくは20〜30モルのエチレンオキシドを含 有する脂肪鎖を有するものである。本発明で使用可能なオキシエチレン化脂肪ア ルコール類としては、例えば30モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化さ れたセチル/ステアリルアルコール混合物(CTFA名:セテアレス−30)を 挙げることができる。 オキシエチレン化ステロール類は、好ましくは10〜40、さらに好ましくは 25〜30モルのエチレンオキシドを含有する。オキシエチレン化ステロール類 としては、例えば25モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化された大豆ス テロール(CTFA名:PEG−25大豆ステロール)を挙げることができる。 特に、ICI社からシンペロニック(Synperonic)PE/F127の商品名で 販売されており、CTFA名・ポロキサマー407として公知のポリオキシエチ レン/ポリオキシプロピレンブロックコポリマーを使用することができる。 O/W型乳化剤は、エマルションの全重量に対して、好ましくは0.1〜10 重量%、さらに好ましくは0.5〜5重量%の範囲の量で存在する。 本発明の多相エマルションを調製するために使用される方法は、国際特許公開 第94/22414号公報に開示されている方法と同一である。それは、油又は 油類とW/O型乳化剤を混合し、激しく攪拌しつつ混合物に内側水性相を導入し 、ついでW/O/Wエマルションが得られるまで、好ましくは少なくとも1つの O/W型乳化剤を含有する外側水性相に、攪拌しつつ、得られた1次エマルショ ンを導入することからなる。 本発明において、光保護系は、一又は複数の親水性UV−吸収有機遮蔽剤、及 び/又は一又は複数の親油性UV−吸収有機遮蔽剤、及び/又は一又は複数の無 機(微小)顔料からなる。 本発明において、親水性有機遮蔽剤は、W/O一次エマルションの内側水性相 、及び/又は3相エマルションの外側水性相に導入され得る。それらは、特に、 ベンゾフェノン誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体又はショウノウ誘導体、又は ベンゾイミダゾール誘導体から選択される。 本発明で特に使用可能な親水性有機遮蔽剤としては、メルク(Merck)社から 「ユーソレックス(Eusolex)232」の商品名で販売されている、2−フェニ ルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸及びベンゼン−1,4−ジ(3−メチリ デン−10−ショウノウスルホン酸)を挙げることができる。 親水性有機遮蔽剤又は遮蔽剤類は、組成物の全重量に対して0.1〜20重量 %、好ましくは0.2〜10重量%の変わり得る含有量で、本発明の最終組成物 に存在することができる。 本発明において、親油性有機遮蔽剤は、3相エマルションの非連続脂肪相中に 存在し得る。それらは、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体 、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、 ベンゾフェノン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、p−アミノ安 息香酸誘導体、又は国際特許出願第93/14665号及び同94/06404 号に開示されている遮蔽シリコーン及び遮蔽ポリマーから選択することができる 。有機遮蔽剤の他の例としては、欧州特許公開第0487404号に記載されて いる。 本発明で特に使用可能な親油性有機遮蔽剤としては、ジボーダン社(Givaudan )から「パーソル(Parsol)1789」の商品名で販売されている4−tert−ブ チル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、ジボーダン社から「パーソルMCX 」の商品名で販売されているメトキシケイ皮酸オクチル、及びBASF社から「 ユビヌル(Uvinul)N539」の商品名で販売されている2−エチルヘキシル− α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリラートを挙げることができる。 親油性有機遮蔽剤又は遮蔽剤類は、組成物の全重量に対して0.5〜30重量 %、好ましくは0.5〜20重量%の変わり得る含有量で、本発明の最終組成物 中に存在することができる。 本発明の多相エマルションに特に適切な第2のカテゴリーの光保護剤は顔料で ある。被覆又は非被覆金属酸化物の微小顔料類(一次粒子の平均粒径が一般的に 5nm〜100nm、好ましくは10〜50nm)、例えば、酸化チタン(アモ ルファス又はルチル及び/又はアナターゼ型の結晶)、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化 ジルコニウム又は酸化セリウムの微小顔料類で、UV線を物理的にブロック(反 射及び/又は散乱)することにより作用し、それ自体よく知られている全ての光 保護剤が好ましく使用される。さらに従来の被覆剤は、アルミナ及び/又はステ アリン酸アルミニウム又はシリコーン類である。このような、被覆又は非被覆金 属酸化物の微小顔料類は、特に、欧州特許公開第0518772号及び欧州特許 公開第0518773号に開示されている。 無機(微小)顔料又は(微小)顔料類は、組成物の全重量に対して0.1重量 %〜30重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%の含有量で、本発明の組 成物中に存在し得る。 本発明の組成物は、さらに増粘剤を含有してよい。 増粘剤は、特に、架橋したポリアクリル酸、脂肪鎖を含有するポリアクリル酸 、又は変性又は未変性のグアガム及びセルロース、例えばヒドロキシプロピル化 グアガム、メチルヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセ ルロースから選択することができる。 増粘剤又は増粘剤類は、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%、好まし くは0.1〜5重量%の範囲の含有量で、本発明の最終組成物中に存在し得る。 また、本発明の組成物は、人工的に皮膚を日焼けした状態にする、及び/又は 褐色にするための薬剤(自己サンタン剤)、例えばジヒドロキシアセトン(DH A)をさらに含有してもよい。 またさらに、本発明の組成物は、特に、有機溶媒、柔軟剤、酸化防止剤、抗フ リーラジカル剤、不透明化剤、安定剤、エモリエント、α−ヒドロキシ酸、消泡 剤、保湿剤、ビタミン類、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、金属イオン封 鎖剤、ポリマー類、噴射剤、塩基性又は酸性化剤、染料、又は化粧品及び/又は 皮膚科学の分野、特に、エマルション形態の抗日光組成物の製造において通常使 用されている任意の他の成分から選択される従来の化粧品用及び/又は皮膚科学 用アジュバントをさらに含有してもよい。 もちろん、当業者はであれば、本発明の多相エマルションに固有の有利な特性 が、考慮される添加により、全く、又は実質的に悪影響を受けないように、上述 した任意の付加的な化合物又は化合物類及び/又はそれらの量を、注意して選択 するであろう。 次に本発明の実施例を例証するが、本発明を限定するものではない。 実施例実施例1 :W/O/Wエマルションの形態の抗日光組成物非連続脂肪相 : −ICI社からアルラセルP135の名称で販 売されている、式(I)のブロックコポリマ − 2.4重量% −イソヘキサデセン 6.6% −15モルのプロピレンオキシドでオキシプロ ピレン化されたステアリルアルコール 3.3% −カプリン酸とカプリル酸トリグリセリドの混 合物 3.3% −ジボーダン社から「パーソルMCX」の名称 で販売されている、メトキシケイ皮酸オクチ ル 5.0%内側水性相 : −ベンゼン−1,4−ジ(3−メチリデン−1 0−ショウノウスルホン酸 1% −トリエタノールアミン 0.56% −防腐剤 0.72% −水 37.12%外側水性相 : −ベンゼン−1,4−ジ(3−メチリデン−1 0−ショウノウスルホン酸 1% −ICI社からシンペロニックPE/F127 の名称で販売されている、POE/POPブ ロックコポリマー(CTFA名:ポロキサマ ー407) 2.0% −トリエタノールアミン 0.56% −増粘剤 0.7% −防腐剤 1.2% −水 全体を100%にする量 得られた組成物は、室温及び40℃を越える温度での貯蔵において2ケ月後も 安定性を維持している。実施例2(比較例:本発明品ではない) アルラセルP135を、ICI社からアルラセル780の商品名で販売されて いる、ヒドロキシステアリン酸及びイソステアリン酸とグリセロール及びソルビ トール混合物とのエステルのポリオキシエチレン化(2.5モルのエチレンオキ シド)及びポリオキシプロピレン化(1.5モルのプロピレンオキシド)誘導体 に代えた以外は、実施例1と同じようにして、W/O/W型の抗日光エマルショ ンを調製する。W/O型乳化剤の濃度は実施例1で使用したものと同一である。エマルションは不安定であることが観察された。 実施例3(比較例:本発明品ではない) : 以下の組成を有する、従来のO/W型の抗日光エマルションを調製する: −アルラセル165(乳化剤) 2% −従来の共乳化剤 3.75% −シリコーン 10.5% −従来の脂肪物質 10.5% −保湿剤 8% −増粘剤/ゲル化剤 0.4% −パーソルMCX 5% −ベンゼン−1,4−ジ(3−メチリデン−1 0−ショウノウスルホン酸 2% −トリエタノールアミン 1.82% −防腐剤、水 全体を100%にする量 1)実施例1及び3の水に対する残留性の評価: ついで、このように調製された実施例1及び3の調製物各々について、それに 付随する日光保護ファクター(SPF)の耐水性を測定した。 日光保護ファクターは次の方法(in vivo)に従い測定した:これらの調製物 を5人の被検体の背中の皮膚に製品2mg/cm2の割合で適用し、ついで、保 護された又は保護されていない皮膚領域を、「キセノンマルチポートWG32O −UG11」の名称で販売されている太陽光線シュミレータを同時に作用させ、 ついで、日光保護ファクター(SPF)を、UV遮蔽剤を用いた場合(保護され た領域)に紅斑が形成され始めるまでに必要な照射時間の、UV遮蔽剤を用いな い場合(保護されていない領域)に紅斑が形成され始めるまでに必要な時間に対 する比率により数学的に算出した。 この方法において、各々の調製物のSPFは、調製物で処理され、水浴してい ない皮膚領域上で測定する。 同時に、各々の調製物のSPFを、調製物で処理され、2回水浴した皮膚領域 上で測定する。ここで、各水浴は20分間とし、2回の水浴の間は20分あけた 。 ついで、水浴の有無による各々の調製物のSPFの変動(パーセンテージで表 す)を、水に対する残留性のパーセンテージに相当するものとして算出する。 結果を以下の表に95%の信頼区間でまとめる: これらの結果には、同一の遮蔽系を有する本発明品である実施例1のW/O/ W3相エマルションが実施例3の従来のO/Wエマルションよりも水に対する残 留性に優れていることがはっきりと示されている。 2)実施例1及び3の組成物の化粧品特性の評価: 10人の被検者各々の前腕部の皮膚に0.2gの割合で実施例1及び3のエマ ルションを適用した官能テストを行う。次の特性を調査した: −適用の容易性 −脂性感 −粘着感 −乾燥速さ −滑らかさ 10人とも、本発明の実施例1のW/O/W3相エマルションが、従来の実施 例3のW/Oエマルションに類似した化粧品特性を付与すると考えた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)外側の水性相と (b)W/O型乳化剤として、ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコー ルから誘導されるポリマーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導される ポリマーブロックからなる少なくとも1つのブロックコポリマーを脂肪相に含有 してなり、内側の水性相と共に水/油(W/O)一次エマルションを構成する非 連続脂肪相と; (c)UV(UV−A及び/又はUV−B)線を遮蔽可能な少なくとも1つの光 保護系と; を含有することを特徴とする水/油/水(W/O/W)型の化粧品用及び/又は 皮膚用3相エマルション。 2. ポリアルキレングリコール又はアルキルグリコールから誘導されるポリマ ーブロックとモノヒドロキシカルボン酸から誘導されるポリマーブロックからな るブロックコポリマー型のW/O型乳化剤が、次の一般式: A−B−A (I) [上式中、Aは次の式: で示される少なくとも500の分子量を有する脂溶性のモノヒドロキシカルボン 酸残基を示し: ここで、Rは、水素又は置換もしくは非置換の一価炭化水素含有基であり; R1は水素又は一価C1−C24炭化水素含有基であり; R2は二価C1−C24炭化水素含有基であり; pは1〜200の数であり; Bは次の式:に相当する少なくとも500の分子量を有するポリアルキレングリコール又はア ルキルグリコールの二価の残基を示し、 ここで、R3は、同一でも異なっていてもよく、水素又はC1−C4アルキル基を 表し; qは1〜100の数であり; sは1〜17の数である] に相当することを特徴とする請求項1に記載のエマルション。 3. 式(I)において、Aが、末端がステアリン酸基であるポリ(12−ヒド ロキシステアリン酸)鎖の残基を示し、Bがポリエチレングリコール残基を示す ものであることを特徴とする請求項2に記載のエマルション 4. 前記乳化コポリマーのポリエチレングリコールブロックが、4〜50モル のエチレンオキシド、より好ましくは20〜40モルのエチレンオキシドを含有 していることを特徴とする請求項3に記載のエマルション。 5. W/O型乳化剤が、0.5〜10重量%、好ましくは2〜5重量%の範囲 の量で存在していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の エマルション。 6. 非連続脂肪相が、エマルションの全重量に対して5〜40重量%、より好 ましくは10〜30重量%の範囲の量で存在していることを特徴とする請求項1 ないし5のいずれか1項に記載のエマルション。 7. W/O一次エマルションが、エマルションの全重量に対して40〜80重 量%、より好ましくは50〜80重量%の範囲の量で存在していることを特徴と する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエマルション。 8. 外側の水性相が、少なくとも1つのO/W型乳化剤を含有していることを 特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエマルション。 9. 前記光保護系が、一又は複数の親水性UV−吸収有機遮蔽剤、及び/又は 一又は複数の親油性UV−吸収有機遮蔽剤、及び/又は一又は複数の無機(微小 )顔料からなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエマ ルション。 10. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、ベンゾフェノン誘導体、p−アミノ安 息香酸誘導体又はショウノウ誘導体、又はベンゾイミダゾール誘導体から選択さ れることを特徴とする請求項9に記載のエマルション。 11. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、ショウノウ誘導体から選択されること を特徴とする請求項10に記載のエマルション。 12. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、ベンゼン−1,4−ジ(3−メチリデ ン−10−ショウノウスルホン酸)であることを特徴とする請求項11に記載の エマルション。 13. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、ベンゾイミダゾール誘導体から選択さ れることを特徴とする請求項9に記載のエマルション。 14. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、2−フェニルベンゾイミダゾール−5 −スルホン酸であることを特徴とする請求項13に記載のエマルション。 15. 親水性UV−吸収有機遮蔽剤が、エマルションの全重量に対して0.1 〜20重量%の範囲の含有量で組成物中に存在していることを特徴とする請求項 9ないし13のいずれか1項に記載のエマルション。 16. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤が、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾイ ミダゾール誘導体、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、ト リアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導 体、p−アミノ安息香酸誘導体、又は遮蔽ポリマー及び遮蔽シリコーンから選択 されることを特徴とする請求項9に記載のエマルション。 17. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤がジベンゾイルメタン誘導体から選択され ることを特徴とする請求項16に記載のエマルション。 18. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤が4−tert−ブチル−4’−メトキシジベ ンゾイルメタンであることを特徴とする請求項17に記載のエマルション。 19. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤がメトキシケイ皮酸オクチルであることを 特徴とする請求項16に記載のエマルション。 20. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤がβ,β−ジフェニルアクリラート誘導体 から選択されることを特徴とする請求項16に記載のエマルション。 21. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤が2−エチルヘキシル−α−シアノ−β, β−ジフェニルアクリラートであることを特徴とする請求項16に記載のエマル ション。 22. 親油性UV−吸収有機遮蔽剤が、エマルションの全重量に対して0.5 〜30重量%の範囲内の含有量で組成物中に存在していることを特徴とする請求 項9ないし16のいずれか1項に記載のエマルション。 23. 無機(微小)顔料が被覆又は非被覆の金属酸化物の微小顔料であること を特徴とする請求項9に記載のエマルション。 24. 被覆又は非被覆の金属酸化物の無機微小顔料が、酸化チタン、酸化鉄、 酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムから選択されることを特徴とする 請求項23に記載のエマルション。 25. 無機(微小)顔料が、エマルションの全重量に対して0.1重量%〜3 0重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%の含有量で存在していることを 特徴とする請求項16、23又は24に記載のエマルション。 26. 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のW/O/W3相エマルショ ンを有効量、皮膚及び/又は毛髪に適用することからなる、太陽光線等のUV線 から皮膚及び/又は毛髪を保護するための美容処理方法。 27. 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のW/O/W3相エマルショ ンからなり、化粧品組成物において又はその調製に使用される、太陽光線等のU V線から皮膚及び/又は毛髪を保護するための薬剤。
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