JP2845626B2 - 遮蔽剤の相乗混合物をベースとした皮膚および/または髪の光保護用化粧品組成物およびそれらの使用方法 - Google Patents

遮蔽剤の相乗混合物をベースとした皮膚および/または髪の光保護用化粧品組成物およびそれらの使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、局所使用用の新規な化粧品組成物、特に、
紫外線に対して皮膚および髪を光保護することを意図し
た組成物(以下、この組成物を単に抗日光組成物と呼称
する)、並びに、上述した化粧品組成物の使用に関す
る。さらに厳密には、化粧品的に許容可能なキャリア
に、第1の特定の遮蔽剤、すなわち、1,4−ベンゼン
[ジ(3−メチリデン−10−シヨウノウスルホン)]酸
と、ベンゾトリアゾールシリコーン類から適切に選択さ
れる少なくとも1つの第2の特定の有機遮蔽剤を組み合
わせて含有せしめてなる、抗日光組成物に関する。
280nmと400nmの間の波長の光線によりヒトの表皮は日
焼し、特に、UV−Bとして知られている280と320nmの間
の波長の光線により、皮膚は、自然なサンタン状態の形
成の障害となるサンバーン状態となったり、また紅斑が
形成されたりする。よって、UV−Bは遮蔽するべきであ
る。
また、皮膚をサンタン状態にする320nmと400nmの間の
波長を有するUV−Aは、特に、敏感肌または頻繁に太陽
光線にさらされている皮膚にダメージを与えうる。UV−
Aは、特に、皮膚の弾性を喪失させ、しわを出現せし
め、皮膚を時期尚早の老化に導く原因となるものであ
る。それらは、紅斑反応の誘因を促進し、ある個体にお
いてこの反応を拡大し、光毒性または光アレルギー反応
を引き起こす恐れがある。よって、UV−Aもまた遮蔽す
ることが望ましい。
皮膚の光保護(UV−Aおよび/またはUV−B)を意図
した多数の化粧品組成物が、現在までに提供されてい
る。
これらの抗日光組成物は、通常、水中油型のエマルシ
ョンの形態(すなわち、水性分散連続相と油性分散非連
続相とからなる化粧品的に許容可能なキャリア)で提供
され、このものは、有害な紫外線を選択的に吸収可能
な、一または複数の従来よりの親油性および/または親
水性の有機遮蔽剤類を、種々の濃度で含有してなるもの
である。これらの遮蔽剤類(およびその量)は、所望の
日光保護ファクター[日光保護ファクター(SPF)は、U
V遮蔽剤を用いた場合に紅斑が形成され始めるまでに必
要な照射時間の、UV遮蔽剤を用いない場合に紅斑が形成
され始めるまでに必要な時間に対する比率を数学的に表
したものである]に応じて選択される。
上述した光保護の分野において多くの研究を行ったと
ころ、出願人は、予期しないことに、また驚くべきこと
に、従来技術により既に公知の2つの特定の光遮蔽剤を
組み合わせることにより、相乗効果で、日光保護ファク
ターが十分に高められた抗日光組成物を得ることができ
ることを見いだした。
この発見が、本発明の基礎をなすものである。
本発明の主題の一つは、化粧品的に許容可能なキャリ
アに、(i)第1の遮蔽剤として、部分的または完全に
中和された形態であってもよい1,4−ベンゼン[ジ(3
−メチリデン−10−シヨウノウスルホン)]酸と、(i
i)第2の遮蔽剤として、次の式: または、 {上式(1)または(2)中: −R基は、同一でも異なっていてもよく、C1−C10のア
ルキル、フェニルおよび3,3,3−トリフルオロプロピル
基から選択され、R基の少なくとも80%はメチルであ
り、 −rは、0〜50の整数であり、sは、1〜20の整数であ
り、 −uは、1〜6の整数であり、tは、0〜10の整数であ
り、t+uは3以上であり、 −符号Aは、ケイ素原子に直接結合する1価の基で、次
の式(3): [上式(3)中、 −Yは、同一でも異なっていてもよく、C1−C8のアルキ
ル基、ハロゲン原子、およびC1−C4のアルコキシ基から
選択され、アルコキシ基の場合、同一の芳香環の2つの
近接したY基は協同して、アルキリデン基が1または2
の炭素原子を含有するアルキリデンジオキシ基を形成可
能であり、 −Xは、OまたはNHを表し、 −Zは、水素またはC1−C4のアルキル基を表し、 −nは、0〜3の整数であり、 −mは、0または1であり、 −pは、1〜10の整数である] に相当するものである} に相当するベンゾトリアゾールシリコーン類から選択さ
れるベンゾトリアゾールシリコーンを含有してなること
を、本質的な特徴とする、新規な化粧品組成物、特に、
抗日光組成物を提案することにある。
また、本発明の主題は、紫外線、特に、太陽光線に対
して、皮膚および/または髪を保護することを意図した
化粧品組成物の製造、またはこのような組成物自体の使
用にもある。
さらに、本発明の他の主題は、紫外線、特に太陽光線
に対して、皮膚および髪を保護する美容処理方法にあ
り、この方法は、本質的に、発明の組成物を有効量、皮
膚または髪に適用することからなる。
本発明の他の特徴、特性および利点は、以下の詳細な
記載を読むことにより、明らかにあるであろう。
仏国特許公開第2528420号、および仏国特許公開第263
9347号に記載されている、1,4−ベンゼン[ジ(3−メ
チリデン−10−シヨウノウスルホン)]酸およびその種
々の塩類(化合物(I))は、それ自体、既に公知の遮
蔽剤(いわゆる、広帯域遮蔽剤類)であり、実際、280n
m〜400nmの波長の紫外線を吸収し、吸収極大は320nm〜4
00nm、特に約345nmである。これらの遮蔽剤は、次の一
般式(4): [上式(4)中、Bは、水素原子、アルカリ金属、また
はNH(R)3 +基(R基は、同一でも異なっていてもよ
く、水素原子、C1−C4のアルキルまたはヒドロキシアル
キル基、またはMn+/nグループを示し、Mn+は、nが2ま
たは3または4の多価金属カチオンで、好ましくは、Ca
2+、Zn2+、Mg2+、Ba2+、Al3+、およびZr4+から選択され
る)を示す]に相当するものである。上述した式(4)
の化合物が、一または複数の二重結合のまわりに、“シ
ス−トランス”異性体を形成しうるものであり、かかる
全ての異性体が、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の枠内で使用されるベンゾトリアゾールシリコ
ーン類(化合物(II))は、特に、仏国特許公開第2642
968号に記載されているベンゾトリアゾールシリコーン
の一般種に属している。上述したように、発明で選択さ
れたベンゾトリアゾールシリコーン類は、次の式: または、 {上式(1)または(2)中: −R基は、同一でも異なっていてもよく、C1−C10のア
ルキル、フェニルおよび3,3,3−トリフルオロプロピル
基から選択され、R基の少なくとも80%はメチルであ
り、 −rは、0〜50の整数であり、sは、1〜20の整数であ
り、 −uは、1〜6の整数であり、tは、0〜10の整数であ
り、t+uは3以上であり、 −符号Aは、ケイ素原子に直接結合する1価の基で、次
の式: [上式(3)中、 −Yは、同一でも異なっていてもよく、C1−C8のアルキ
ル基、ハロゲン原子、およびC1−C4のアルコキシ基から
選択され、アルコキシ基の場合、同一の芳香環の2つの
近接したY基は協同して、アルキリデン基が1または2
の炭素原子を含有するアルキリデンジオキシ基を形成可
能であり、 −Xは、OまたはNHを表し、 −Zは、水素またはC1−C4のアルキル基を表し、 −nは、0〜3の整数であり、 −mは、0または1であり、 −pは、1〜10の整数である] に相当するものである} に相当するものである。
本発明において、上述した式(3)から明らかなよう
に、ベンゾトリアゾールユニットに対する−(X)
(CH2−CH(Z)−CH2−の結合は、シリコーン鎖の
ケイ素原子に対するベンゾトリアゾールユニットの結合
を確実にするものであるが、これは、本発明において、
次の式: に示す、ベンゾトリアゾールの2つの芳香環によって提
供される全ての利用可能な位置で起こり得る。
この結合は、好ましくは3、4、5位(ヒドロキシル
官能基を有する芳香環)、または4′位(トリアゾール
環に隣接したベンゼン環)で生じるが、さらに好ましく
は、3、4または5位で生じる。発明の好ましい実施態
様では、3位で結合する。
同様に、置換基ユニットYは、ベンゾトリアゾールの
他の全ての可能な位置で結合され得る。しかしながら、
この結合は、好ましくは3、4、4′、5および/また
は6位で生じる。発明の好ましい実施態様においては、
5位で結合する。
上述した式(1)および(2)において、アルキル基
は直鎖状または分枝状であってよく、特に、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、tert−ブチル、n−アミル、イソアミル、ネオ
ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシルおよびtert−オクチル基から選
択されうる。発明の好ましいアルキル基Rは、メチル、
エチル、プロピル、n−ブチル、n−オクチルおよび2
−エチルヘキシル基である。さらに好ましくは、R基
は、全てメチル基である。
上述した式(1)または(2)の化合物類の中でも、
式(1)に相当するもの、すなわち、直鎖状の短鎖のジ
オルガノシロキサン類が好ましく使用される。
本発明の範囲内にある直鎖状のジオルガノシロキサン
類としては、次の特徴: −Rはアルキル、さらに好ましくはメチルであり、 −rは0〜15;sは1〜5であり、 −nは0ではなく、好ましくは1であり;この場合、Y
はメチル、tert−ブチルまたはC1−C4のアルコキシから
選択され、 −Zは水素またはメチルであり、 −m=0、または[m=1およびX=O]、 −pは1である、 のうち、少なくとも1つ、好ましくは全てを有するラン
ダム誘導体類または明確に定まったブロック誘導体類が
特に好ましい。
発明に特に適した化合物の種類は、次の一般式: [上式(5)中、0≦r≦15、好ましくは0≦r≦10、
1≦s≦5、好ましくは1≦s≦3であり、Dは、 または の二価の基を表す] で定義されるものである。発明の特に好ましい実施態様
におけるベンゾトリアゾールシリコーンは、一般式
(5)において、r=0、s=1、Dが次の式: で表されるものに相当する。
発明の特に好ましい他の実施態様におけるベンゾトリ
アゾールシリコーンは、一般式(5)において、r=
0、s=1、Dが次の式: で表されるものに相当する。
式(I)および(2)のシリコーン遮蔽剤類を調製す
るために、例えば、全てのA基が水素原子であるシリコ
ーンに相当するものを出発物質として、ヒドロキシリル
化反応 を使用する従来からの方法を行うことができる。この出
発物質であるシリコーンを、以下、SiH含有誘導体と呼
称する。これらのSiH含有誘導体は、シリコーン工業に
おいてよく知られた製品であり、一般的に、商業的に入
手可能である。このものは、例えば、米国特許第322097
2号、米国特許第3697473号および米国特許第4340709号
に記載されている。
このSiH含有誘導体は、次の式(1a): [上式(1a)中、R、rおよびsは上述した式(1)と
同様の意味を有するものである]、 または次の式(2a): [上式(2a)中、R、tおよびuは、上述した式(2)
と同様の意味を有するものである] のいずれかで表されるものであってよい。
よって、式(1a)または(2a)のこのSiH含有誘導体
で、従来のヒドロシリル化反応がなされ、触媒として有
効量のプラチナ触媒の存在下において、次の式(3a): [上式(3a)中、Y、X、Z、n、m、およびpは、上
述した式(3)と同様の意味を有するものである] で示される有機ベンゾトリアゾール誘導体でなされる。
上述した式(3a)の生成物を調製するのに適した方法
は、特に、米国特許第4316033号および米国特許第43283
46号に記載されている。
さらに、上述した式(1a)または式(2a)の化合物類
と、上述した式(3a)の化合物との間で、ヒドロシリル
化反応をさせるための操作条件の詳細は、欧州特許出願
第0392883号に記載されており、この点に関し、この出
願の教示を参照として完全に本明細書に含む。
化合物(I)は、発明の組成物中に、組成物の全重量
に対して、0.1〜10%、好ましくは0.2〜8%の濃度で存
在し、また化合物(II)は、それだけで、組成物の全重
量に対して、0.1〜10%、好ましくは0.2〜8%の濃度で
存在し;化合物(I)および化合物(II)の混合物の全
含有量は、最終組成物の全重量に対して15%を越えな
い。
実用的な観点からは、上述した2つの化合物(I)と
(II)が、組み合わせた結果付与される日光保護ファク
ターにおける相乗効果が最良になるように選択された割
合で各々最終組成物中に存在するのが好ましいことは無
論である。この最適な相乗効果が効果的に達成される
[化合物(I)/化合物(II)]の重量比の正確な範囲
は、使用される遮蔽剤(I)と(II)の全量に応じて、
わずかに変わりうる。
さらに、一般的に、化合物(I)と化合物(II)の比
および濃度は、最終組成物の日光保護ファクターを、好
ましくは少なくとも2にするように選択されることを示
しておく。
最後に、本発明の好ましい実施態様において、種々の
化合物(I)および(II)が存在する化粧品的に許容可
能なキャリアは、水平油型のエマルションである。
もちろん、発明の抗日光化粧品組成物は、上述した2
つの遮蔽剤以外にも、UVAおよび/またはUVBに対する、
一または複数の付加的な親水性または親油性の遮蔽剤
(吸収剤)を含有してもよい。これらの付加的な遮蔽剤
は、特に、ケイ酸誘導体類、サリチル酸誘導体類、ショ
ウノウ誘導体類、トリアジン誘導体類、ベンゾフェノン
誘導体類、ジベンゾイルメタン誘導体類、β,β−ジフ
ェニルアクリラート誘導体類、p−アミノ安息香酸誘導
体類、国際特許出願第93/04665号に記載されている遮蔽
シリコーン類および遮蔽ポリマー類から選択されうる。
有機遮蔽剤の他の具体例としては、欧州特許公開第0487
404号に記載されているものがある。
発明の組成物は、人工的に皮膚を日焼けした状態にす
る、および/または褐色にするための薬剤(自己サンタ
ン剤)、例えばジヒドロキシアセトン(DHA)をさらに
含有してもよい。
発明の組成物は、被覆された、またはされていない、
金属酸化物の顔料類または微小顔料類(ナノピグメン
ト)(平均主粒子径:一般的に、5nm〜100nm、好ましく
は10nm〜50nm)、例えば、それ自体、UV光保護剤として
よく知られている、チタン(ルチルまたはアナターゼ型
の結晶またはアモルファス)、鉄、亜鉛、ジルコニウム
またはセリウムの酸化物の微小顔料(ナノ顔料)類を、
さらに含有してもよい。さらに、通常のコーティング剤
は、アルミナおよび/またはステアリン酸アルミニウム
である。このような、被覆された、または被覆されてい
ない、金属酸化物の微小顔料類としては、特に、欧州特
許公開第0518772号および欧州特許公開第0518773号に記
載されているものがある。
またさらに、発明の組成物は、脂肪物質、有機溶媒、
イオン性または非イオン性の増粘剤、粘滑剤(demulcen
ts)、酸化防止剤、不透明化剤、安定化剤、柔軟剤、シ
リコーン類、α−ヒドロキシ酸類、消泡剤、保湿剤、ビ
タミン類、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、金属
イオン封鎖剤、ポリマー類、噴射剤、塩基性または酸性
化剤、着色剤、または化粧品、特に、エマルションタイ
プの抗日光組成物の製造において慣用的に使用されてい
る任意の他の成分から選択される従来よりの化粧品用の
アジュバントを含有してもよい。
脂肪物質類は油またはロウまたはそれらの混合物から
なるものであってよく、また、脂肪酸、脂肪アルコール
および脂肪酸のエステル類を含有してもよい。油類は、
動物性油、植物性油、鉱物性油または合成油、特に、ワ
セリン、パラフィン油、揮発性または非揮発性のシリコ
ーン油、イソパラフィン類、ポリ−α−オレフィン、フ
ッ化または過フッ化(perfluorinated)油から選択され
うる。同様に、ロウ類は、それ自体公知の、動物性、化
石、植物性、鉱物性、または合成ロウ類から選択されう
る。
有機溶媒類としては、低級多価アルコール類およびア
ルコール類を挙げることができる。
増粘剤は、特に、変性したまたは変性していないセル
ロース類、およびグアガム類、架橋したポリアクリル酸
から選択されうるもので、例えば、ヒドロキシプロピル
化されたグアガム、メチルヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、またはヒド
ロキシエチルセルロースである。
もちろん、当業者は、発明の2つの組み合わせによる
固有の有利な特性、特に相乗効果が、考慮される添加に
より、全く、または実質的に変化しないように、添加す
る化合物および/またはそれらの量を、注意して選択す
るであろう。
発明の組成物は、当業者によく知られた技術、特に、
水中油型または油中水型のエマルションの調製を意図し
た技術により、調製されうる。
この組成物は、特に、単一または複合エマルション
(O/W、W/O、O/W/O、およびW/O/W)の形態、例えば、ク
リーム、ミルク、ゲル、またはゲルクリーム、パウダ
ー、棒状固体の形態で提供されてもよく、また、任意に
包装されたエアゾール、フォームまたはスプレーの形態
で提供されてもよい。
エマルションの場合、その水相は、公知の方法[バン
ハム(Bangham)、スタンディッシュ(Standish)、お
よびワトキンス(Watkins)の、J.Mol.Biol.13,238(19
65)、仏国第2315991号、および仏国第2416008号]によ
り調製される非イオン性の小胞体分散液を含有してもよ
い。
発明の化粧品組成物は、抗日光組成物またはメークア
ップ用製品のような、紫外線に対してヒトの表皮または
髪を保護するための組成物として使用することができ
る。
発明の化粧品組成物が、紫外線に対してヒトの表皮を
保護するため、すなわち抗日光組成物として使用される
場合、それは、脂肪物質類または溶媒に分散または懸濁
した形態、または非イオン性の小胞体分散液の形態、ま
たはエマルション、好ましくは水中油型のエマルション
の形態、例えば、クリームまたはミルク、膏薬、ゲル、
ゲルクリーム、棒状固体、スティック、泡状エアゾール
またはスプレーの形態で提供されうる。
発明の化粧品組成物が、髪の保護用に使用される場
合、それは、シャンプー、ローション、ゲル、エマルシ
ョン、非イオン性の小胞体分散液、髪用ラッカーの形態
で提供されるものであってもよく、また、例えばシャン
プーの前または後、染色または脱色の前または後、パー
マネントウエーブまたは髪のストレート化の前、処理
中、後に適用されてすすがれる組成物、髪のスタイリン
グまたはトリートメント用のローションまたはゲル、ブ
ロー乾燥または髪のセット用のローションまたはゲル、
パーマネントウエーブまたは髪のストレート化用組成
物、または髪の脱色または染色用組成物を構成するもの
であってもよい。
組成物が、まつげ、眉毛または皮膚用のメークアップ
製品、例えば、表皮用のトリートメントクリーム、ファ
ンデーション、棒状口紅、アイシャドウ、ほほ紅、マス
カラ、またはライナー、いわゆる“アイライナー”とし
て使用される場合、それは、固体またはペースト、無水
または水性の形態、例えば、水中油型または油中水型の
エマルション類、非イオン性の小胞体分散液または懸濁
液として提供されうる。
指針として、水中油型のエマルションタイプのキャリ
アを有する発明の抗日光調製物において、水相(特に、
親水性の遮蔽剤を含有する)は、調製物の全重量に対し
て50〜95重量%、好ましくは70〜90重量%、油相(特
に、親油性の遮蔽剤を含有する)は、調製物の全重量に
対して5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%、(共)
乳化剤(類)は、調製物の全重量に対して0.5〜20重量
%、好ましくは2〜10重量%である。
明細書の最初で示したように、本発明の他の主題は、
上述した化粧品組成物を有効量、皮膚または髪に適用す
ることからなる、紫外線の影響に対して皮膚および髪を
保護することを意図した、皮膚および髪美容処理方法に
ある。
次に本発明の実施例を例証するが、本発明の範囲を限
定するものではない。
実施例1 水中油型のエマルションの形態で提供され、以下の成
分(量は、組成物の全重量に対する重量%で表す)を含
有する、種々の抗日光調製物を調製した: A相: a)ベンゾトリアゾールシリコーンで(★)ある遮蔽剤
(II) y% b)ICI社から“アルラセル(Arlacel)165"の名称で販
売されている、PEG−100ステアラートとステアリン酸グ
リセリルの混合物(乳化剤) 1.5% c)ステアリネリーデュボイス(Stearinerie Dubois)
社から“ステアリン(stearine)TP"の名称で販売され
ているステアリン酸 2.75% d)ヘンケル(Henkel)社から“ロロル(Lorol)C16"
の名称で販売されているセチルアルコール(共乳化剤)
(coemulsifier) 0.5% e)ローンプーレンク(Rhone−Poulenc)社から“シル
ビオン(Silbione)70 047 V 300"の名称で販売されて
いるポリジメチルシロキサン 0.5% f)ファインテックス(Finetex)社から“フィンソル
ブ(Finsolv)TN"の名称で販売されているC12−C15の安
息香酸アルキル 13% B相: g)1,4−ベンゼン[ジ(3−メチリデン−10−ショウ
ノウスルホン)]酸である遮蔽剤(I) x% h)純粋なグルセリンコーデックス 4% i)ギパウダン−ロール(Givaudan−Roure)社から
“アンフィゾール(Amphisol)K"の名称で販売されてい
るリン酸セチルカリウム 1% j)グッドリッチ(Goodrich)社から“カルボポール
(Carbopol)980"の名称で販売されている架橋したポリ
アクリル酸 0.3% k)トリエタノールアミン pHを6.5−7にする量 l)水 全体を100%にする量 C相: m)ダウ コーニング(Dow Corning)社から“DC 245
フルイド(Fluid)”の名称で販売されているシクロペ
ンタジメチルシロキサン 5% n)防腐剤 適量 (★)次の式: [上式中、r=0、s=1であり、Dは、次の式: で表されるもの] で示されるベンゾトリアゾールシリコーン これらのエマルションを各々、次の方法により調製し
た:A相およびB相を、予めホモジナイズし、80℃に加熱
しておいた。ついで、高速に撹拌しつつ、A相をB相に
分散させた。ついで、混合物をゆっくりと撹拌して冷却
し、40℃でC相を添加した。
ついで、このように調製された各々の調製物につい
て、日光保護ファクター(SPF)を決定した。日光保護
ファクターの測定は、次の方法(in vivo)に従った:
これらの調製物を、10人のヒトの被検体の背中に、皮膚
あたり、2mg/cm2の量を適用し、皮膚の保護された区域
および保護されていない区域に、“キセノン マルチポ
ート WG 320−UG 11"の名称で販売されている、太陽
光疑似装置を同時に作用させ;ついで、UV遮蔽剤を使用
した場合(保護された区域)に紅斑が形成され始めるま
でに必要な照射時間の、UV遮蔽剤を用いない場合(保護
されていない区域)に紅斑が形成され始めるまでに必要
な時間に対する比率を数学的に算出した。
種々の調製物である組成物において調査し、その結果
得られた平均日光保護ファクター(10人の被検体の平
均)を、以下の表(I)に示す。
これらの結果は、組成物3の日光保護ファクターが、
単一の遮蔽剤しか含有しない、比較組成物の日光保護フ
ァクターを単に合計した以上に、有意に著しく大きく、
発明の組成物3が、明らかに相乗効果を有していること
を示している。
実施例2: 発明の抗日光組成物の具体例を、以下に、水中油型の
エマルションの形態で提供する:量は、組成物の全重量
に対する%で表す。
−1,4−ベンゼン[ジ(3−メチリデン−10−ショウノ
ウスルホン)]酸 1% −ベンゾトリアゾールシリコーン(★) 3% −ヘンケル社から“シンノバックス(Sinnovax)AO"の
名称で販売されている33モルのEO(80/20)を含有する
オキシエチレン化されたセチルステアリルアルコールと
セチルステアリルアルコールの混合物 7% −ガッテホセ(Gattefosse)社から“ゲレオール コペ
オックス(Geleol Copeaux)”の名称で販売されている
モノステアリン酸グリセロール 2% −ヘンケル社から“ロロル C 16"の名称で販売され
ているセチルアルコール 1.5% −ワセリン 15% −ローンプーレンク社から“シルビオン 70 047 V
300"の名称で販売されているポリジメチルシロキサン 1.5% −グリセリン 20% −トリエタノールアミン pHを6.5にする量 −防腐剤 適量 −水 全体を100%にする量 (★)次の式: [上式中、r=0、s=1であり、Dは、次の式: で表されるもの] で示されるベンゾトリアゾールシリコーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/46 CA(STN)

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧品的に許容可能なキャリアに、(i)
    第1の遮蔽剤として、部分的または完全に中和された形
    態であってもよい1,4−ベンゼン[ジ(3−メチリデン
    −10−シヨウノウスルホン)]酸と、(ii)第2の遮蔽
    剤として、次の式: または、 {上式(1)または(2)中: −R基は、同一でも異なっていてもよく、C1−C10のア
    ルキル、フェニルおよび3,3,3−トリフルオロプロピル
    基から選択され、R基の少なくとも80%はメチルであ
    り、 −rは、0〜50の整数であり、sは、1〜20の整数であ
    り、 −uは、1〜6の整数であり、tは、0〜10の整数であ
    り、t+uは3以上であり、 −符号Aは、ケイ素原子に直接結合する1価の基で、次
    の式(3): [上式(3)中、 −Yは、同一でも異なっていてもよく、C1−C8のアルキ
    ル基、ハロゲン原子、およびC1−C4のアルコキシ基から
    選択され、アルコキシ基の場合、同一の芳香環の2つの
    近接したY基は協同して、アルキリデン基が1または2
    の炭素原子を含有するアルキリデンジオキシ基を形成可
    能であり、 −Xは、OまたはNHを表し、 −Zは、水素またはC1−C4のアルキル基を表し、 −nは、0〜3の整数であり、 −mは、0または1であり、 −pは、1〜10の整数である] に相当するものである} に相当するベンゾトリアゾールシリコーン類から選択さ
    れるベンゾトリアゾールシリコーンを含有してなること
    を特徴とする、局所適用用、特に皮膚および/または髪
    の光保護用の、化粧品組成物。
  2. 【請求項2】前記第1の遮蔽剤と第2の遮蔽剤とが、前
    記組成物中に、相乗活性を生じる割合で存在することを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】ベンゾトリアゾールシリコーンが、次の特
    徴: −Rはアルキル、好ましくはメチルであり、 −rは0〜15;sは1〜5であり、 −nは0ではなく、好ましくは1であり;この場合、Y
    はメチル、tert−ブチルまたはC1−C4のアルコキシから
    選択され、 −Zは水素またはメチルであり、 −m=0、または[m=1およびX=O]、 −pは1である、 のうち、少なくとも1つを満たす、一般式(1)の化合
    物から選択されることを特徴とする請求項1または2に
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記一般式(1)の化合物が、上記特徴の
    全てを有するものであることを特徴とする請求項3に記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】ベンゾトリアゾールシリコーンが、次の一
    般式(5): [上式(5)中、0≦r≦15、1≦s≦5であり、D
    は、 または の二価の基を表す] で示される化合物から選択されることを特徴とする請求
    項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】第2の遮蔽剤が、r=0、s=1、Dが次
    の式: で表される一般式(5)に相当するベンゾトリアゾール
    シリコーンであることを特徴とする請求項5に記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】第2の遮蔽剤が、r=0、s=1、Dが次
    の式: で表される一般式(5)に相当するベンゾトリアゾール
    シリコーンであることを特徴とする請求項5に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】前記第1の遮蔽剤が、次の式(4): [上式(4)中、Bは、水素原子、アルカリ金属、また
    はNH(R)3 +基(R基は、同一でも異なっていてもよ
    く、水素原子、C1−C4のアルキルまたはヒドロキシアル
    キル基、またはMn+/nグループを示し、Mn+は、nが2ま
    たは3または4の多価金属カチオンで、好ましくは、Ca
    2+、Zn2+、Mg2+、Ba2+、Al3+、およびZr4+から選択され
    る)を示す]に相当するものであることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】第1の遮蔽剤の濃度が、組成物の全重量に
    対して、0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】第1の遮蔽剤の濃度が、組成物の全重量
    に対して、0.2〜8重量%であることを特徴とする請求
    項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】第2の遮蔽剤の濃度が、組成物の全重量
    に対して、0.1〜10重量%であることを特徴とする請求
    項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】第2の遮蔽剤の濃度が、組成物の全重量
    に対して、0.2〜8重量%であることを特徴とする請求
    項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】前記化粧品的に許容可能なキャリアが、
    水中油型のエマルションの形態で提供されることを特徴
    とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成
    物。
  14. 【請求項14】前記第1および第2の遮蔽剤とは異な
    る、UV−Aおよび/またはUV−Bに対する、一または複
    数の付加的な親水性または親油性の有機遮蔽剤をさらに
    含有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか
    1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】前記付加的な有機遮蔽剤が、ケイ酸誘導
    体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン
    誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘
    導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、p−ア
    ミノ安息香酸誘導体、遮蔽シリコーンおよび遮蔽ポリマ
    ーから選択されることを特徴とする請求項14に記載の組
    成物。
  16. 【請求項16】付加的なUV光保護剤として、被覆され
    た、またはされていない、金属酸化物の顔料または微小
    顔料をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし
    15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】前記顔料および微小顔料が、被覆され
    た、またはされていない、チタン、鉄、亜鉛、ジルコニ
    ウムおよびセリウムの酸化物、およびそれらの混合物か
    ら選択されることを特徴とする請求項16に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】少なくとも1つの、皮膚を人工的に日焼
    けした状態とする、および/または褐色にするための薬
    剤をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし17
    のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】脂肪物質、有機溶媒、イオン性または非
    イオン性の増粘剤、粘滑剤、酸化防止剤、不透明化剤、
    安定化剤、柔軟剤、シリコーン、α−ヒドロキシ酸、消
    泡剤、保湿剤、ビタミン類、香料、防腐剤、界面活性
    剤、フィラー、金属イオン封鎖剤、ポリマー、噴射剤、
    塩基性または酸性化剤、着色剤から選択される少なくと
    も1つのアジュバントをさらに含有することを特徴とす
    る請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】ヒトの表皮を保護するための組成物、ま
    たは抗日光組成物であり、非イオン性の小胞体分散液、
    水中油型のエマルション等のエマルション、クリーム、
    ミルク、ゲル、ゲルクリーム、懸濁液、分散液、棒状固
    体、フォームまたはスプレーの形態で提供されることを
    特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項に記載の組
    成物。
  21. 【請求項21】まつげ、眉毛または皮膚用のメークアッ
    プ用組成物であり、固体またはペースト、無水または水
    性の形態、エマルション、懸濁液、または分散液として
    提供されることを特徴とする請求項1ないし19のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】紫外線に対する髪の保護用の組成物であ
    り、シャンプー、ローション、ゲル、エマルション、非
    イオン性の小胞体分散液、または髪用ラッカーの形態で
    提供されることを特徴とする請求項1ないし19のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】皮膚におけるSPFが少なくとも2である
    ことを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記
    載の組成物。
  24. 【請求項24】太陽光線等の紫外線に対して皮膚および
    /または髪を保護するための化粧品組成物としての、ま
    たは該化粧品組成物の製造のための、請求項1ないし23
    のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  25. 【請求項25】請求項1ないし23のいずれか1項に記載
    の組成物を、有効量、皮膚または髪に適用することから
    なる、太陽光線等の紫外線に対して皮膚および髪を保護
    するための美容処理方法。
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