JP2000505436A - 農薬に関する新規中間体 - Google Patents

農薬に関する新規中間体

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JP2000505436A JP9528939A JP52893997A JP2000505436A JP 2000505436 A JP2000505436 A JP 2000505436A JP 9528939 A JP9528939 A JP 9528939A JP 52893997 A JP52893997 A JP 52893997A JP 2000505436 A JP2000505436 A JP 2000505436A
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ペベール,ビルジニ
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ローヌ―プーラン・アグロ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(II)[式中、R、R1及びArは、明細書中に定義されている通りである。]で表される化合物を、ヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させることによって式(I)[式中、R、R1およびArは、明細書中に定義されている通りである。]で表される化合物を調製する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 農薬に関する新規中間体 本発明は、新規2−(アミノメチリデン)プロパン−1,3−ジオン誘導体、 それらの調製方法、および除草剤上活性な化合物の調製における中間体としての それらの使用に関する。 欧州特許公開番号第0487357号、第0560482号、第058043 9号、第0609797号、第0609798号、第0636622号、第06 82659号および国際特許公開番号WO95/16678号には、中でも3− エステル−4−ベンゾイルイソオキサゾール除草剤が記載されている。特に、欧 州特許公開第0560482号には、エチル5−シクロプロピル−4−[3,4 −ジクロロ−2−(メチルスルフェニル)−ベンゾイル]イソオキサゾール−3 −カルボキシレートの合成が記載されている。除草剤として活性の3−エステル −4−ヘテロアロイルイソオキサゾールは、文献、例えば欧州特許公開第058 8357号、欧州特許公開第0636622号およびWO96/25413号で も知られている。これらの公報の各々には、1−シクロプロピル−3−アリール プロパン−1, 3−ジオンをクロロ−オキシムと反応させるような、このような3−エステル− 4−アリールイソオキサゾール類の様々な調製方法が記載されている。しかし、 このような化合物を調製する代替的経路を提供することは望ましい。 特定の2−(アミノメチリデン)−プロパン−1,3−ジオン誘導体は文献に 記載される。エイ.ベロネス(A.Veronese)ら、ジェイ.モレキュラ ー・カタリシス(J.Molecular Catalysis)、54巻、p p73−80(1989)には、2−(1’−アミノ−1’−エトキシカルボニ ル−メチリジン)−1−フェニルブタン−1,3−ジオンの調製が記載されてお り、そして、イタリア国特許第1200768号には、式:(式中、RaおよびR1aは、同じであっても、または異なっていてもよく、それ ぞれC1−C4アルキル、アリールまたはC1−C4アルコキシを表し、およびR2a は、C1−C4アルキルまたはベンジルである。) で表される化合物が記載されている。これらの化合物は、例えば医薬品の合成に おける中間体として有用であるといわれている。 除草剤として活性な化合物の製造における新規方法を提供することが、本発明 の目的である。 除草剤として活性な化合物の製造における新規中間体を提供することが、本発 明の別の目的である。 このような中間体および除草剤を高収率で調製する方法を提供することが、本 発明のさらに別の目的である。 本発明のこれらおよび他の目的は、以下の説明から明かになり、そして本発明 により全部または部分的に達成される。 本発明は、 式(II): [式中、R、R1およびArは、以下に定義の通りである。] で表される化合物をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応さ せることを特徴とする 式(I): [式中、 Rは、−CO23であり、 R1は、低級アルキルであるか、又は任意に低級アルキルまたはハロゲンによ って置換されていてもよい3から7個の環炭素原子を有するシクロアルキルであ り、 Arは、 任意に1から5個の基R2(同じであっても異なっていてもよい)によって置 換されていてもよいフェニルであるか、 または、任意に1から3個の基R2(同じであっても異なっていてもよい)に よって置換されていてもよいフェニルであって、そのフェニル環の隣接位にある 2つの更に別の置換基が、それらが結合する2つの原子と一緒に、1つのまたは 同じであっても異なっていてもよい複数の基R11で任意に置換されて いてもよい5〜7員環を形成するフェニルであるか、 または、任意に1つまたはそれ以上の基R2によって置換された基Het(こ こで、Hetは、環中に、酸素、窒素および硫黄から選択される1から4個のヘ テロ原子を含み、任意に、ベンゼン、炭素環または第二の複素環(任意に飽和ま たは部分的に飽和していてもよい)と融合して二環系を形成する第一の複素環を 表す)であって、ここで基Hetの第一の複素環は、イソオキサゾール環の4位 のカルボニル基に結合しており、 R2は、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級 ハロアルコキシ、−S(O)m4、−(CR56qS(O)m4、ニトロ、シ アノ、−N(R5)SO28、−OSO28、3から7個の環炭素原子を有する シクロアルキル、6個以下の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルケニルま たはアルキニル、−CO27、−S(O)m9、−O(CH2rOR8、−NR5 6、−CONR56、−N(R5)C(=O)R10、−(CR56qN(R5) SO28、−(CR56qN(R5)C(=O)R10、−(CR56qP(= O)R1213、−(CR56q14、−(CR56q16であるか、または− OR5によって置換された6個以下の 炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキルであり、 ここで、R2が、基Hetの複素環または炭素環に存在する場合、R2は、=O 、=S、環状ケタールまたは環状チオケタールを表してもよく、 R3は、低級アルキル、低級ハロアルキル、アリールまたはベンジルであり、 R4は、低級アルキルであるか、または、低級アルキル、低級ハロアルキル、 ハロゲンおよび−S−アルキルから選択される1から5個の基により任意に置換 されたフェニルであり、 R5およびR6は、独立して水素、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり 、 R7は、水素または低級アルキルであり、 R8は、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、 R9は、低級ハロアルキル、低級アルケニルまたは低級ハロアルケニルであり 、 R10は、R8、低級アルコキシまたは低級アルキルチオであり、 R11は、R2、=O、=S、低級アルキルイミノ、環状ケタールまたは環状チ オケタールであり、 R12およびR13は、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシまたは低級ハ ロアルコキシであり、 R14は、式(式中、D、E、GおよびJは、独立して−CR15−または窒素原子を表すが、 D、E、GおよびJの少なくとも1つは−CR15−を表す。) で表される5員複素芳香環であり、 2つの隣接基D、E、GおよびJは一緒に、ハロゲンまたは低級アルキルから 選択される1つまたはそれ以上の基によって任意に置換されている第二のフェニ ルまたは5〜7員複素芳香環を形成してもよく、ここで5〜7員複素環は、その 環中に、窒素、酸素および硫黄から選択される同一または異なっていてもよい1 から4個のヘテロ原子を含有し、 R15は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、ニトロ、シアノ 、−CO27、−S(O)m8、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシまたはシ クロプロピルであり、 R16は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハ ロアルキル、低級ハロアルコキシ、−S(O)m8、−(CR56)S(O)m8 により任意に置換されたフェニルであり、 mは、0、1または2であり、 qは、1または2であり、そして rは、1、2または3である。] で表される化合物を調製する方法を提供する。 ヒドロキシルアミンは、例えば硫酸ヒドロキシルアミン、または塩酸ヒドロキ シルアミン等の塩の形態でこの反応に使用できる。上記反応をヒドロキシルアミ ンの塩を使用して行う場合、反応速度の理由から、ヒドロキシルアミンを遊離し て反応を開始させるために、塩基を反応混合物中に含ませるのが好ましい。適切 な塩基の例としては、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくは炭酸水素ナトリ ウムのような金属塩基、または有機塩基、例えばジイソプロピルアミンおよびト リエチルアミンのようなアミン類が挙げられる。塩基が存在する場合、塩基:ヒ ドロキシルアミンの比は、通常0.01:1から1.5:1、好ましくは0.1 :1から1.1:1である。 上記反応は、溶媒中で行われるのが好ましい。適切な溶媒の例としては、 芳香族、脂肪族および環状脂肪族炭化水素およびハロゲン化または非ハロゲン 化炭化水素、例えばジクロロメタン、トルエン、ジクロロエタンまたはクロロベ ンゼン、 t−ブチルメチルエーテル(MTBE)およびテトラヒドロフランのようなエ ーテル溶媒、 エタノールおよびメタノールのようなアルコール溶媒、 または水が挙げられる。 上記反応は、2種またはそれ以上の異なる溶媒の混合物中で行ってよいことが 分かる。 上記反応は、20℃から溶媒の沸点までの温度、好ましくは30から80℃で 行うのが好ましい。 式(II)で表される化合物:ヒドロキシルアミンのモル比は、通常1:1か ら1:2、好ましくは1:1.01から1:1.2である。 用語「低級アルキル」、「低級アルケニル」、「低級アルコキシ」または「低 級アルキルチオ」は、それぞれ1から6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖 のアルキル、アルケニル、 アルコキシまたはアルキルチオ基を意味する。 用語「低級ハロアルキル」、「低級ハロアルケニル」または「低級ハロアルコ キシ」は、それぞれ、1つまたはそれ以上のハロゲンにより置換された1から6 個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルコキ シ基を意味する。 基Arの一部を形成する5〜7員環が存在する場合、該環は炭素環であるか、 又は、好ましくは酸素、硫黄および窒素から選択される1つまたはそれ以上(好 ましくは1から4個)のヘテロ原子を含有する複素環であってよく、硫黄原子が 存在する場合、当該硫黄原子は、基−SO−または−SO2−の形態であっても よく、そして上記環は、芳香族であるか、飽和または部分的に飽和されていても よいと理解される。 R11が環状ケタールまたは環状チオケタールを表す場合、ケタールまたはチオ ケタール環は、5または6個の環員を含有するのが好ましい。 5〜7員環に融合したフェニルを表す場合の基Arの例としては、以下の任意 に置換された環系および対応するジヒドロ化合物(当てはまる場合)が挙げられ る: ベンゾ−1,2,3−チアジアゾール、ベンゾ[b]チオフェン、ベンゾ[b ]フラン、ベンゾ[c]チオフェン、ベンゾ[c]フラン、ベンゾチアゾール、 1,2−ベンゾイソチアゾール、2,1−ベンゾイソチアゾール、1,2−ベン ゾチアジン、2,1−ベンゾチアジン、1,3−ベンゾチアジン、1,4−ベン ゾチアジン、ベンゾイミダゾール、インダゾール、チオクロマン、クロマン、2 H−チオクロメン、2H−クロメン、4H−チオクロメン、4H−クロメン、イ ソチオクロマン、イソクロマン、イソチオクロメン、イソクロメン、ベンゾフラ ザン、1,3−ベンゾジチオール、1,3−ベンゾジオキソール、1,3−ベン ゾオキサチオール、1,4−ベンゾジチイン、1,4−ベンゾオキサチイン、1 ,3−ベンゾオキサチイン、3,1−ベンゾオキサチイン、1,3−ベンゾジチ イン、チオクロマン−4−オンおよびサッカリンが挙げられる。 このタイプの上記式(I)で表される化合物は、欧州特許公開第063662 2号に記載されている。 基Hetが存在する場合、第一の複素環は、4から7個の環原子を含有し、そ して炭素環または第二の複素環は、4から7個の環原子を含有するのが好ましい 。Hetは、芳香族または 非芳香族であってよい。環系Hetの例としては、 チエニル、フリル、ピロリルおよびそれらのベンゾ融合類似体; オキサジニル、チアジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルおよび それらのベンゾ融合類似体; チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリルおよびそれらのベンゾ融合類似体; ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリルおよびそれらのベンゾ融合類 似体; オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリルおよび、適切な場合には、 それらのベンゾ融合類似体; ピリジル、ピラニル、チイニルおよびそれらのベンゾ融合類似体; オキサジアジニル、チアジアジニル、トリアジニルおよび、適切な場合には、 それらのベンゾ融合類似体; テトラゾリル、ピペリジニル、モルホリニルおよびピペラジニルが挙げられる 。ArがHetである式(I)の化合物は、欧州特許公開第0588357号に 記載されている。 好ましくは、式(I)の化合物は、式(Ia): [式中、RおよびR1は、上記に定義される通りであり、 R2は、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級 ハロアルコキシ、−S(O)m4、−(CR56qS(O)m4、ニトロ、シ アノ、−N(R7)SO28、−OSO28、3から7個の環炭素原子を有する シクロアルキル、または6個以下の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルケ ニルまたはアルキニルであり、 R3は、低級アルキル、低級ハロアルキル、アリールまたはベンジルであり、 nは、1から5の整数であり、 R4は、低級アルキルであるか、または低級アルキル、低級ハロアルキル、ハ ロゲンおよび−S−アルキルから選択される1から5個の基で任意に置換された フェニルであり、 R5およびR6は、独立して水素、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり 、 R7は、水素または低級アルキルであり、 R8は、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、 mは、0、1または2であり、qは、1または2である。] で表される化合物であり、 該化合物は、式(IIa): [式中、R、R1、R2およびnは、上記で定義された通りである。]で表される 化合物をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させることによって調製される 。 上記式(II)および(IIa)で表される化合物は、新規であり、したがっ て、本発明の別の特徴を構成する。 R1が、3から7個の環炭素原子を有し、任意に低級アルキルまたはハロゲン で置換されたシクロアルキルである上記式(II)および(IIa)で表される 化合物が好ましい。さらに好ましくは、R1は、1−メチルシクロプロピルであ り、最も好ましくはシクロプロピルである。 上記式(IIa)では、好ましくは1つの基R2は、フェニル環のオルト位に ある。 R2は、好ましくは、低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロゲンおよび−S (O)m4から選択される。さらに好ましくは、R2は、−CF3、ハロゲンおよ び−S(O)m4から選択される。 上記式(IIa)で、好ましい基(R2nとしては、2−SCH3−3−Cl −4−Cl、2−SOCH3−3−Cl−4−Cl、2−SCH3−4−CF3、 2−SO2CH3−4−CF3および2−SO2CH3−4−ハロゲン(好ましくは ClまたはBr)が挙げられる。式(IIa)で表される化合物の中で、式中、 (R2nが、2−SCH3−3−Cl−4−Clまたは2−SCH3−4−CF3 である化合物が特に好ましい。 好ましくは、R3は、低級アルキル、特にエチルである。 上記式(IIa)で、好ましくは、nは2または3である。 本発明の別の特徴によると、式(II)で表される化合物は、触媒の存在下で 、式(III): [式中、R1およびArは、上記定義のとおりである。]で表される化合物を、 式(IV): R3OC(=O)−CN (IV) [式中、R3は、上記定義のとおりである。]で表されるシアノアセテートと反 応させることによって調製できる。この反応は、文献に記載され、例えばイイモ リら、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters) 、27巻、pp2525−2528(1979年)、エイ.ベロネス(A.Ve ronese)ら、ジェイ.モレキュラー・カタリシス(J.Molecula r Catalysis)、54巻、pp73−80(1989年)およびイタ リア特許第1200768号を参照。 上記反応は、溶媒中で行われるのが好ましい。適切でありうる溶媒の例として は、 芳香族、脂肪族および環状脂肪族炭化水素およびハロゲン化または非ハロゲン 化炭化水素、例えばクロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタンまたは好 ましくはトルエン;およびエーテル溶媒、例えばメチルt−ブチルエーテル(M TBE)が挙げられる。 適切な触媒としては、以下の: 遷移金属触媒、好ましくは酢酸亜鉛、アセト酢酸亜鉛、アセト酢酸ニッケルま たは塩化亜鉛のような亜鉛またはニッケル触媒; または酢酸またはトリフルオロ酢酸のような有機酸触媒が挙げられる。 上記触媒の種々の混合物も使用できる。塩基触媒は、一般に劣った結果を示し 、副産物の形成に至る。 金属触媒は、一般に少量、例えば式(III)で表される化合物の約2モルパ ーセントで存在させる。 上記反応は、20℃から溶媒の沸点までの温度、好ましくは40から90℃( 例えば、50から90℃)で行われるのが好ましい。 式(III)の化合物:式(IV)の化合物のモル比は、概して1:1から1 :2、好ましくは1:1.05から1:1.2である。 式(III)で表される化合物は、上記に列挙された欧州および国際特許公開 から公知であるか、または周知の方法によって調製できる。上記式(IV)で表 される化合物も、上記文献 で公知であるか、または周知の方法によって調製できる。 本発明の別の特徴によると、上記式(I)で表される化合物[式中、R、R1 、R2およびnは、上記定義の通りである。]は、上記式(III)で表される 化合物を、上記式(IV)で表される化合物と反応させ、そして得られた式(I I)で表される化合物をヒドロキシルアミンまたはそれらの塩と直接反応させる ことによって調製しうる。 以下の非限定的実施例により本発明を例示する。以下の記載で、「mM」は、 ミリモルを意味し、そして「m.p.」は融点を意味する。実施例1 エチル 5−シクロプロピル−4−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニ ルベンゾイル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの調製 1−シクロプロピル−3−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニル−フ ェニル)プロパン−1,3−ジオン(9.087g、30mM)を100ml反 応器に入れ、トルエン(10ml)、シアノギ酸エチル(3.11ml、31. 5mM)および酢酸亜鉛二水和物(132.5mg、0.6mM)を入れ る。混合物を80℃で、2.3時間攪拌して、エチル 2−アミノ−3−シクロ プロピルカルボニル−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフ ェニル−フェニル)ブト−2−エノエートを得る。 反応温度は、50℃に下げられる。エタノール(40ml)中の塩酸ヒドロキ シルアミン(2.296g、33mM)および酢酸ナトリウム(0.494g、 6mM)を添加し、そして混合物を50℃で、反応が完了するまで2.8時間攪 拌する。反応混合物をトルエン(15ml)を添加することによって希釈し、エ タノールを、減圧下45℃で蒸発させることによって除去する。さらにトルエン を添加し、そして混合物を再度部分的に蒸発させる。反応物を水で50℃で抽出 し、そして水相をトルエンで再抽出する。トルエン層を減圧下で、蒸発乾固させ る。粗生成物(明るいオレンジ色の固形物)を恒量まで乾燥させて、標記化合物 (融点79.5℃)を11.84g(理論的収量12g、収率98.7%)の収 量で得る。 1−シクロプロピル−3−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニル−フ ェニル)プロパン−1,3−ジオンの調製方法は、欧州特許公開第056048 2号に記載されており、そ れには、ジクロロメタン中で1−シクロプロピル−3−(3,4−ジクロロ−2 −メチルスルフェニル−フェニル)プロパン−1,3−ジオンのマグネシウム塩 をクロロ−オキシミド酢酸エチルで処理することによる、エチル 5−シクロプ ロピル−4−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニルベンゾイル)イソオ キサゾール−3−カルボキシレートの合成が記載されている(欧州特許公開第0 560482号の実施例2を参照)。その反応では、2.0gのジオン(6.6 0mM)から2.19gの標記化合物(5.47mM)が得られること、すなわ ち、収率は82.9%(本発明での収率98.7%と比較)であると報告されて おり、それは本発明の利点をさらに例示する。実施例2 エチル 2−アミノ−3−シクロプロピルカルボニル−4−オキソ−4−(3, 4−ジクロロ−2−メチルスルフェニル−フェニル)ブト−2−エノエートの調 1−シクロプロピル−3−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニル−フ ェニル)プロパン−1,3−ジオン(1.82g、6mM)、シアノ酢酸エチル (0.66ml、6.6mM)を、1,2−ジクロロエタン(5ml)中で、5 0℃で1.5 時間攪拌し、その後、80℃で3時間攪拌した。周囲温度に冷却した後、その溶 液を水で洗浄した。有機層を減圧下で蒸発させて、2.5gの粗生成物を得た。 その粗生成物を、ヘプタンおよび酢酸エチルの混合物を用いて、カラムクロマト グラフィによって精製して、固形生成物を得、それをペンタン中で結晶化させて 、1.5gの標記生成物(融点78℃)を得た。実施例3 エチル 5−シクロプロピル−4−(3,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニ ル−ベンゾイル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの調製 エチル 2−アミノ−3−シクロプロピルカルボニル−4−オキソ−4−(2 ,4−ジクロロ−2−メチルスルフェニル−フェニル)ブト−2−エノエート( 1.0g、2.58mM)をエタノール(7ml)に溶解した。塩酸ヒドロキシ ルアミン(0.198g、2.85mM)および酢酸ナトリウム(0.233g 、2.84mM)を添加し、そして反応物を50℃で1時間攪拌した。反応物を 室温まで冷却し、そして水を添加し、減圧下で存在するエタノールを除去した。 反応混合物をMTBEで抽出し、そして有機相を水で洗浄し、そして減 圧下で蒸発させて、0.82gの標記化合物を白色固形物として得た。実施例4 エチル 2−アミノ−3−シクロプロピルカルボニル−4−オキソ−4−(2− メチルスルフェニル−4−トリフルオロメチル−フェニル)ブト−2−エノエー トの調製 1−シクロプロピル−3−(2−メチルスルフェニル−4−トリフルオロメチ ル−フェニル)プロパン−1,3−ジオン(2.41g、8mM)を25ml反 応器に入れ、さらにトルエン(6ml)、酢酸亜鉛二水和物(35mg、0.1 6mM)およびシアノギ酸エチル(0.86ml、8.7mM)を加えた。混合 物を78℃で4時間攪拌した。周囲温度まで冷却した後、トルエン(20ml) をその混合物に添加し、そしてその溶液をブラインで洗浄した。有機相を減圧下 で蒸発させて、3.34gの粗生成物を粘性油状物として得た。それをジエチル エーテルおよびペンタンで粉砕した。得られた不溶性物質を濾過した後、溶液を 減圧下で蒸発させて、2.95gの暗色粘性油状物を得た(収率:87.5%、 分析:95%)。実施例5 エチル 5−シクロプロピル−4−(2−メチルスルフェニル−4−トリフロオ ロメチルベンジル)イソオキサゾール−3−カルボキシレートの調製 酢酸亜鉛二水和物(151mg、0.69mM)を50ml反応器に入れ、続 いてジクロロメタン(14ml)、1−シクロプロピル−3−(2−メチルスル フェニル−4−トリフルオロメチル−フェニル)プロパン−1,3−ジオン(1 0g、33mM)およびシアノギ酸エチル(3.7ml、37.5mM)を入れ た。混合物を45℃で6時間攪拌して、エチル 2−アミノ−3−シクロプロピ ルカルボニル−4−オキソ−4−(2−メチルスルフェニル−4−トリフルオロ メチルフェニル)ブト−2−エノエートを得た。 ジクロロメタンを蒸留してから、エタノール(20ml)を加えた。エタノー ル(5ml)中の塩酸ヒドロキシルアミン(2.53g、36.38mM)、そ の後酢酸ナトリウム(0.546g、6.66mM)を添加し、そしてその混合 物を50℃で4時間攪拌した。周囲温度まで冷却した後、エタノール(10ml )を添加し、そして生じた黄色懸濁液を水に注いだ。固形 物を濾過し、その後恒量まで乾燥させて、標記化合物を総収率93.4%(分析 値;95%)で黄色固形物(13g、融点=93〜95℃)として得た。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年3月6日(1998.3.6) 【補正内容】 1. 式(I): [式中、 Rは、−CO23であり、 R1は、低級アルキルであるか、又は任意に低級アルキルまたはハロケンによ って置換されていてもよい3から7個の環炭素原子を有するシクロアルキルであ り、 Arは、 同じであっても異なっていてもよい1から5個の基R2によって置換されたフ ェニルであるか、 または、任意に1から3個の基R2(同じであっても異なっていてもよい)に よって置換されていてもよいフェニルであって、そのフェニル環の隣接位置にあ る2つの更に別の置換基が、それらが結合する2つの原子と一緒に、1つのまた は同じであっても異なっていてもよい複数の基R11で任意に置換されて いてもよい5〜7員環を形成するフェニルであるか、 または、任意に1つまたはそれ以上の基R2によって置換された基Het(こ こで、Hetは、その環中に、酸素、窒素および硫黄から選択される1から4個 のヘテロ原子を含み、任意に、ベンゼン、炭素環または第二の複素環(任意に飽 和または部分的に飽和していてもよい)と融合して二環系を形成する第一の複素 環を表す)であって、ここで基Hetの第一の複素環は、イソオキサゾール環の 4位のカルボニル基に結合しており、 mは、0、1または2であり、qは、1または2である。] で表される化合物を調製する方法であって、式(IIa): [式中、R、R1、R2およびnは、上記定義の通りである。] で表される化合物をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させることを特徴と する方法。 3. 反応を、20℃から溶媒の沸点までの温度、好ましくは30から80℃の 温度で行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。 4. 式(II)で表される化合物:ヒドロキシルアミンのモル比が、通常1: 1から1:2、好ましくは1:1.01から1:1.2であることを特徴とする 、請求項1、2または3に記載の方法。 5. 反応を塩基の存在下で行うことを特徴とする、請求項1から4のいずれか 1項に記載の方法。 6. 式(II): [式中、R、R1およびArは、請求項1に記載の通りである。] で表される化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BA,BB,BG ,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,GE,HU, IL,IS,JP,KP,KR,LK,LR,LT,L V,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO ,RU,SG,SI,SK,TR,TT,UA,US, UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I): [式中、 Rは、−CO23であり、 R1は、低級アルキルであるか、又は任意に低級アルキルまたはハロゲンによ って置換されていてもよい3から7個の環炭素原子を有するシクロアルキルであ り、 Arは、 任意に1から5個の基R2(同じであっても異なっていてもよい)によって置 換されていてもよいフェニルであるか、 または、任意に1から3個の基R2(同じであっても異なっていてもよい)に よって置換されていてもよいフェニルであって、そのフェニル環の隣接位置にあ る2つの更に別の置換基が、それらが結合する2つの原子と一緒に、1つの又は 同じであっ ても異なっていてもよい複数の基R11で任意に置換されていてもよい5〜7員環 を形成するフェニルであるか、 または、任意に1つまたはそれ以上の基R2によって置換された基Het(こ こで、Hetは、環中に、酸素、窒素および硫黄から選択される1から4個のヘ テロ原子を含み、任意に、ベンゼン、炭素環または第二の複素環(任意に飽和ま たは部分的に飽和していてもよい)と融合して二環系を形成する第一の複素環を 表す)であって、ここで基Hetの第一の複素環は、イソオキサゾール環の4位 のカルボニル基に結合しており、 R2は、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級 ハロアルコキシ、−S(O)m4、−(CR56qS(O)m4、ニトロ、シ アノ、−N(R5)SO28、−OSO28、3から7個の環炭素原子を有する シクロアルキル、6個以下の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルケニルま たはアルキニル、−CO27、−S(O)m9、−O(CH2rOR8、−NR5 6、−CONR56、−N(R5)C(=O)R10、−(CR56qN(R5) SO28、−(CR56qN(R5)C(=O)R10、−(CR56qP(= O)R1213、−(CR56)qR14、−(CR56q 16であるか、または−OR5によって置換された6個以下の炭素原子を含む直 鎖または分枝鎖アルキルであり、 ここで、R2が、基Hetの複素環または炭素環に存在する場合、R2は、=O 、=S、環状ケタールまたは環状チオケタールを表してもよく、 R3は、低級アルキル、低級ハロアルキル、アリールまたはベンジルであり、 R4は、低級アルキルであるか、または、低級アルキル、低級ハロアルキル、 ハロゲンおよび−S−アルキルから選択される1から5個の基により任意に置換 されたフェニルであり、 R5およびR6は、独立して水素、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり 、 R7は、水素または低級アルキルであり、 R8は、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、 R9は、低級ハロアルキル、低級アルケニルまたは低級ハロアルケニルであり 、 R10は、R8、低級アルコキシまたは低級アルキルチオであり、 R11は、R2、=O、=S、低級アルキルイミノ、環状ケタ ールまたは環状チオケタールであり、 R12およびR13は、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシまたは低級ハ ロアルコキシであり、 R14は、式(式中、D、E、GおよびJは、独立して−CR15−または窒素原子を表すが、 D、E、GおよびJの少なくとも1つは−CR15−を表す。) で表される5員複素芳香環であり、 ここで、2つの隣接基D、E、GおよびJは一緒に、ハロゲンまたは低級アル キルから選択される1つまたはそれ以上の基によって任意に置換されている第二 のフェニルまたは5〜7員複素芳香環を形成してもよく、ここで5〜7員複素環 は、その環中に、窒素、酸素および硫黄から選択される同一または異なっていて もよい1から4個のヘテロ原子を含有し、 R15は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級ハロアルキル、ニトロ、シアノ 、−CO27、−S(O)m8、低級ア ルコキシ、低級ハロアルコキシまたはシクロプロピルであり、 R16は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハ ロアルキル、低級ハロアルコキシ、−S(O)m8、−(CR56)S(O)m 8により任意に置換されたフェニルであり、 mは、0、1または2であり、 qは、1または2であり、そして rは、1、2または3である。] で表される化合物を調製する方法であって、式(II): [式中、R、R1およびArは、上記定義の通りである。]で表される化合物を ヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させることを特徴とする方法。 2. 式(Ia): [式中、Rは、−CO23であり、 R1は、低級アルキルであるか、又は任意に低級アルキルまたはハロゲンによ って置換されていてもよい3から7個の環炭素原子を有するシクロアルキルであ り、 R2は、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級 ハロアルコキシ、−S(O)m4、−(CR56qS(O)m4、ニトロ、シ アノ、−N(R7)SO28、−OSO28、3から7個の環炭素原子を有する シクロアルキル、または6個以下の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルケ ニルまたはアルキニルであり、 R3は、低級アルキル、低級ハロアルキル、アリールまたはベンジルであり、 nは、1から5の整数であり、 R4は、低級アルキルであるか、または低級アルキル、低級ハロアルキル、ハ ロゲンおよび−S−アルキルから選択される 1から5個の基で任意に置換されたフェニルであり、 R5およびR6は、独立して水素、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり 、 R7は、水素または低級アルキルであり、 R8は、低級アルキルまたは低級ハロアルキルであり、 mは、0、1または2であり、qは、1または2である。] で表される化合物を調製する方法であって、式(IIa):[式中、R、R1、R2およびnは、上記定義の通りである。] で表される化合物をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させることを特徴と する方法。 3. 反応を、20℃から溶媒の沸点までの温度、好ましくは30から80℃の 温度で行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。 4. 式(II)で表される化合物:ヒドロキシルアミンのモル比が、通常1: 1から1:2、好ましくは1:1.01から 1:1.2であることを特徴とする、請求項1、2または3に記載の方法。 5. 反応を塩基の存在下で行うことを特徴とする、請求項1から4のいずれか 1項に記載の方法。 6. 式(II): [式中、R、R1およびArは、請求項1に記載の通りである。] で表される化合物。 7. 式(IIa):[式中、R、R1、R2およびnは、請求項2に記載の通りである。] で表される化合物。 8. R1が、3から7個の環炭素原子を有し、任意に低級アルキルまたはハロ ゲンで置換されたシクロアルキルである、請求項6または7に記載の化合物。 9. R1が、1−メチルシクロプロピルまたはシクロプロピルである請求項8 に記載の化合物。 10. 請求項1に定義された式(I)で表される除草剤を合成する際の中間体 としての請求項6に定義された式(II)で表される化合物の使用。 11. 触媒の存在下で、式(III): [式中、R1およびArは、請求項1に定義される通りである。] で表される化合物を式(IV): R3OC(=O)−CN (IV) [式中、R3は、請求項1に定義されるとおりである。]と反応させることを特 徴とする、請求項1に定義されたとおりの式(II)で表される化合物を調製す る方法。 12. 前記触媒が、遷移金属触媒、好ましくは亜鉛またはニ ッケル触媒、または、酢酸もしくはトリフルオロ酢酸のような有機酸触媒である ことを特徴とする、請求項11に記載の方法。 13. 反応を、20℃から溶媒の沸点までの温度、好ましくは50から90℃ の温度で行うことを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。 14. 前記式(III)の化合物:式(IV)の化合物のモル比が、1:1か ら1:2、好ましくは1:1.05から1:1.2であることを特徴とする、請 求項10、11または12に記載の方法。
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