JP2000504499A - 一列の構成要素から第１の構成要素を分離するための分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、供給ダクト（２）の出口（４）の後ろに配置された分離構成部材（６）により供給ダクトに配置された列の構成部材から第１の構成部材（５ａ）を分離するための分離装置に関するものであり、分離構成部材（６）は列の第１の構成部材（５ａ）を受け取るための窪み（７）を有し、この窪みはダクト（２）の長手方向（１０）に指向された側壁（８、９）を有し、これら側壁間では前記構成部材が掛合可能である。これら構成部材を確実に問題なく分離するためには、一方の側璧（８）の長さは最小の構成部材の長さ（１１）に等しく、他方の側壁の長さは、最大の構成部材の長さ（１２）に等しくする。構成部材（５ａ）が分離構成部材（６）を掛合した場合には、分離構成部材は、短い方の側壁（８）から長い方の側壁（９）へ行く方向で供給ダクト（２）の長手方向を横切る方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】 一列の構成要素から第１の構成要素を分離するための分離装置 本発明は、列状の構成部材から第１の構成部材を分離する為の分離装置であっ て、この装置は互いに一直線に配置される１列の構成部材を受け取るための供給 ダクトとこの供給ダクトの出口の後に配置される分離構成部材とを具え、この分 離構成部材が列の第１の構成部材を受け取る為の窪みを有し、この窪みがダクト の長手方向に指向された側壁を有し、この側壁の間では構成部材が掛合可能であ り、分離構成部材がダクトの長手方向を横切る方向に移動可能である、当該分離 装置に関するものである。 このような分離装置は、ＥＰ−Ｂ１−０４８４２２４から知られており、順々 に１列に直線的に配置されるＳＭＤｓ（Surface Mounted Device）のような分離 構成部材用に使用される。構成部材が分離される場合には、印刷回路板に配置す るように、例えば構成部材配置機械の配置ヘッドにより簡単に構成部材を取り上 げることができる。ＥＰ−Ｂ１−０４８４２２４による分離装置の分離構成部材 は、分離構成部材の窪み内で構成部材を簡単に掛合する溝を有する。 本発明の目的は、これら列状の構成部材の中から第１の構成部材をほぼ間違え なく分離して構成部材の長さに関して交差が許容されるような、明細書前文に規 定されたような分離装置を改良することにある。 この目的を達成する為に、本発明による分離装置は、短い方の側壁の長さが最 小の構成部材の長さよりも短くなるように窪みの前記側壁の一つが対向する他の 側壁よりも短く、長い方の側壁の長さが最大の構成部材の長さよりも長く、窪み 内で構成部材を受け取った後に分離構成部材が短い方の側壁から長い方の側壁へ 行く方向に移動可能であることを特徴とする。構成部材が窪みと掛合した後には 、その列内の第２の構成部材の付近に位置する構成部材の後端部は、長い方の側 壁の前方の角と短い方の側壁の前方の角との間に常に位置する。その結果、分離 構成部材は、第２の構成部材から第１の構成部材を切り離すように列を成す構成 部材の長手方向に対して横方向に簡単に移動し或いは揺らすことができる。 第１の構成部材が窪みに入る場合には、この構成部材が窪みの入口の縁部に寄 り掛かってくっついてしまい、その結果分離構成部材がブロックされる恐れがあ る。このようなことを最小限とするためには、好適な実施例は、分離装置がプレ ート型の本体を有し、この本体には供給ダクトが配置され、本体はダクトの両側 でダクトの出口付近に案内壁を有し、案内壁は両側壁に対して垂直に延在し、分 離構成部材の案内壁はプレート状の本体の各案内壁に隣接することを特徴とする 。構成部材が窪み内に掛合する場合には、供給ダクトの出口の縁部の角と窪みの 入口の縁部の角とが互いに列状に正確に配置され、その結果構成部材がいかなる 問題をも伴わずして窪みと掛合する。更に、構成部材がいかなる問題もなく窪み と確実に掛合するように、窪みの入口の縁部は斜角を付けることができる。 本発明を、線図的な図面で示した実施例により詳細に説明する。図面において 、 図１は、分離装置を示したものであり、 図２ａ乃至図２ｂは、最小の長さの構成部材が分離される間の、図１の分離装 置を示したものであり、 図３ａ乃至図３ｂは、最大の長さの構成部材が分離される間の、図１の分離装 置を示したものであり、 図４は、斜角の付いた構成部材を拡大して示した、図１の分離装置の部分を示 したものであり、 図５ａ乃至図５ｂは、図１の分離装置の変形例を示したものであり、 図６は、図５ａの分離装置の改良例を示したものである。 図１に示したような分離装置は構成要素用の供給ダクト２とウインドウのよう な開口３を具えるプレート型の本体を有する。この供給ダクトは、このダクトの 出口４付近の開口３で終端する。この供給ダクトは、例えば図示していないバル クフィーダによる構成部材５によって満たされている。矩形のプレートの形態の 分離構成部材６が開口３に配置され、構成部材５を受け取る為の窪み７を有する 。分離構成部材は、図示していない駆動メカニズムにより矢印Ａによって示した ように、ダクトの長手方向に対して垂直に開口３内であちこちにスライドできる 。窪みの側壁８及び９は供給ダクト２の長手方向１０に延在する。この側壁８は 、側壁９に比して短い。所定のタイプの構成部材は、所定の公差内の寸法を有す る。 従って、これら構成部材を供給ダクト内で移動させる長手方向て見ると、これら 構成部材は、最小の寸法及び最大の寸法を有する。図１においては、最小の構成 部材の長さには参照数字１１を付し、最大の構成部材の長さには参照数字１２を 付した。本発明によれば、短い側壁８の長さは、最小の構成部材の長さ１１に精 々等しく、長い側壁９の長さは、最小の構成部材の長さ１１に少なくとも等しい 。 各装置は、以下のように（図２ａ、２ｂ参照）動作する。図２ａにおいては、 分離構成部材６は、開口３内の左側に位置し、窪み７は、供給ダクトにより直線 的に配置される。圧縮された空気の衝撃により、列状の第１の構成部材５ａが窪 みに入るまで、構成部材５は供給ダクト２を介して供給される。図２ａ乃至図２ ｂにおいては、第１の構成部材５ａは最大長さ１１を有する。次に、分離構成部 材６は右に、即ち短い側壁８から長い側壁９に移動する（図２ｂ）。この場合に は分離構成部材６の案内壁１３は、開口３の案内壁１４に沿ってスライドする。 分離構成部材の壁１５は、第２の構成部材５ｂの正に前方側面を通り過ぎて移動 する。この場合には、第１の構成部材５ａは、他の構成部材から切り離されて、 例えば印刷回路板上に配置されるように、構成部材配置機械の配置ヘッドの吸引 ノズルのようなピックアップ装置によりピックアップされる。このピックアップ は、図示していないが、図面に対して垂直な方向で行われる。次に、空の分離構 成部材６は、隣の構成部材を受け取るように左に移動して戻る。 図３ａ及び図３ｂは、最大長さ１２を有する構成部材用の場合を示したもので ある。この動作は、基本的には上述した通りである。図２ａ乃至図２ｂ及び図３ ａ乃至図３ｂから明らかなように、端部が第２の構成部材５ｂと対向する第１の 構成部材５ａの端部１６は、分離構成部材６の壁１３と１５との間に常に配置さ れる。供給ダクトの長手方向に見ると、壁１３と１６との間には段が有り、この 段は側壁８と９との間の長さの差に一致する。 又この構成部材は幅方向に所定の公差を有する。構成部材５が供給ダクト２内 で促進される場合には、列状になっている第１の構成部材５ａが僅かに傾斜し、 その結果、第１の構成部材がこの第１の構成部材は窪みの入口１８で分離構成部 材の側壁８の角１７に寄り掛かり、通れなくなる恐れがある（図４）。このよう な障害等を排除するか或いは少なくとも最小限にするためには、分離構成部材６ の壁１５は、開口３の案内壁１９と協働するように案内壁としても構成される（ 図５ａ乃至図５ｂ参照）。供給ダクトの長手方向から見て、プレート１の開口３ の案内壁１４と１９との間に他の段があり、この段は窪み７の側壁８と９との間 の長さの差にも一致する。分離構成部材が開口３中でその左側の位置にある場合 には、この窪みの角１７は供給ダクトの端部の角２０により正確に配列される。 これは角２１及び２２にも適用される。第１の構成部材５ａが窪み７で前方に移 動する場合には、僅かに傾斜した構成部材が窪みの角１７或いは２１に寄り掛か るという危険は実質的にない。 図６は窪みの入口１８付近の側壁８或いは９が斜角を付けた縁部２３を有する 実施例の一部を示したものである（図６では左側で）。構成部材５が窪みに掛合 する（図の右側で）間にダクト２の対応する壁２４に関して窪み７の壁９が引っ 込むように、分離構成部材６の窪み７の寸法を規定することも可能である。これ らの手段は、列状の第１の構成部材を問題なく分離する手助けとなる。 本発明による分離装置は、バルクフィーダから構成部材配置機械例えばインテ ープ(in-tape)機械に小さな構成部材を供給する場合に使用するのに非常に好適 である。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．列状の構成部材から第１の構成部材を分離する為の分離装置であって、この 装置は互いに一直線に配置される１列の構成部材を受け取るための供給ダクトと この供給ダクトの出口の後に配置される分離構成部材とを具え、この分離構成部 材が列の第１の構成部材を受け取る為の窪みを有し、この窪みがダクトの長手方 向に指向された側壁を有し、この側壁の間では構成部材が掛合可能であり、分離 構成部材がダクトの長手方向を横切る方向に移動可能である、当該分離装置にお いて、短い方の側壁の長さが最小の構成部材の長さよりも短くなるように窪みの 前記側壁の一つが対向する他の側壁よりも短く、長い方の側壁の長さが最大の構 成部材の長さよりも長く、窪み内で構成部材を受け取った後に分離構成部材が短 い方の側壁から長い方の側壁へ行く方向に移動可能であることを特徴とする、当 該分離装置。 ２．前記分離装置が、プレート型の本体を有し、この本体には供給ダクトが配置 され、この本体はダクトの両側でダクトの出口付近に案内壁を有し、案内壁が両 方とも側方壁を横切る方向に延在し、分離構成部材の案内壁がプレート型の本体 の各側壁に隣接することを特徴とする請求項１に記載の分離装置。 ３．前記分離構成部材の窪みの入口の縁部が斜角付きであることを特徴とする請 求項１或いは２に記載の分離装置。