JP2000503692A - 包装用途のラテックス - Google Patents

包装用途のラテックス

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JP2000503692A JP9525188A JP52518897A JP2000503692A JP 2000503692 A JP2000503692 A JP 2000503692A JP 9525188 A JP9525188 A JP 9525188A JP 52518897 A JP52518897 A JP 52518897A JP 2000503692 A JP2000503692 A JP 2000503692A
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キンツ,カール・アンドリュー
マーケル,マイケル
ウィレット,アルバート・ヴァン,ジュニア
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ライクホールド・ケミカルズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 バリア層として使用するのに好適な低界面活性剤含量のラテックスポリマーが記載されている。ラテックスポリマは、アリールビニルモノマーと、脂肪族共役ジエンモノマーと、アクリルアミドベースのモノマーとを含んでなる。ラテックスポリマーはASTM試験D-1653-93により測定して約290g/m2/日以下の耐湿性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 包装用途のラテックス 発明の属する技術分野 本発明は、紙用コーティングに使用するのに好適なラテックスポリマーに関す る。特に、本発明はコーティング用途に有用な、低界面活性剤含量で、高い湿気 及び油バリア性のラテックスポリマーに関する。 発明の背景 エマルジョン工程で形成するポリマーは、フィルム及びセルロース基材に塗布 するコーティングを含めた種々の用途で使用される。特に、このコーティングは 電子レンジ用ボックス、ポップコーンの袋、飲み物のカップ、ペット用フードの 袋、紙皿、及び洗剤用ボックスのような商品に使用される。主として、これらの コーティングは湿気及び油に対するバリアとして機能するように設計する。この バリアは、紙包装の内容物の保存を容易にし、また内容物が外部に漏れるのを防 止する必要がある。また、これらのコーティングの設計に重要なのは、エマルジ ョンラテックスのレオロジー挙動である。一般的に、コーティングはセルロース 基材に塗布する際、極めて高いせん断応力を受ける。このことにより、コーティ ングは本質的に安定であることが義務づけられている。 重合系の安定性を賦与するため、一般的なエマルジョン重合工程には、分散剤 、例えば界面活性剤を使用する。特に、安定性を支配する主要因は、エマルジョ ン中の分散粒子の表面電荷に関係している。普通の石鹸を分散剤として使用する と、表面電荷は、主に可動性を有する、エマルジョン中の他の粒子と動的平衡に ある吸着された石鹸分子から生ずる。 しかしながら、石鹸の存在は、耐湿性のようなラテックスポリマーの最終性能 に逆効果を及ぼすことが見出されている。したがって、より耐湿性のあるポリマ ーを得るために、エマルジョンの安定性を維持しつつ、界面活性剤の含量を低下 させることに努力が集中されてきた。例えば、Ceskaに付与された米国特許第3,8 82,070号では、乳化剤を使用しないラテックスの作製工程が提案されている。特 に、生成したポリマーは硫酸エステル末端キャップ基を有することが開示されて いる。 これらの努力にかかわらず、耐湿性に加えて他の最終性能を有するラテックス コーティング組成物を提供する技術ニーズは存在する。特に、これらの性能はコ ートした基材の加工を容易にする点で望ましい。重要な因子をいくつかあげれば 、表面張力、コーティングのレオロジー性、エマルジョンの機械的安定性、コー ティングの引っ張り強さ、及び再パルプ化性である。 例を挙げれば、ラテックスコーティングは、しばしばいくつかのコーティング の塗布手法を使用してプレーン紙に塗布することがある。ブレード、ロッド、エ アナイフ及びある種のコーターが一般的な塗布方法である。したがって、コーテ ィングは適切なレオロジー性と加工装置から受ける力に耐えるエマルジョン安定 性を有することが望ましい。この結果を達成できないと、コーティング表面の欠 陥(引っ掻き、飛ばし、ひげ)に到る。 加えて、コーティングは、紙製品が使用に引き続きリサイクルできるように再 パルプ化性を示すことが望ましい。一般的な再パルプ化工程では機械的作用が使 用され、コーティング及びパルプを不安定化させる。この機械的攪拌はセルロー ス繊維とコーティングを分離する作用をする。この要求は、安定な、レオロジー 的にバランスのとれたコーティングに対する要求と長い間直接に対立するもので あった。 したがって、本発明の目的は、耐湿性に加えて他の望ましい最終性能を有する ラテックスポリマーを提供することである。本発明の要約 この目的のために、本発明は湿気及び油バリア性を含む望ましい最終性能を有 する低界面活性剤含量のラテックスポリマーを提供する。このラテックスポリマ ーは、アリール(aryl)ビニルモノマーと、脂肪族共役ジエンモノマーと、アクリ ルアミドベースのモノマーとを含んでなる。このラテックスポリマーは、約1.0 重量%以下の界面活性剤を含有し、ASTM試験D-1653-93により測定して290g/m2/ 日以下の耐湿性を有する。 一つの実施形態において、アクリルアミドベースのモノマーは、アクリルアミ ド、N-メチオールアクリルアミド、N-メチオールメタクリルアミド、メタクリル アミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-N'- メチレン-ビス-アクリルアミド、及びこれらのブレンド及び混合物からなる群か ら選ばれる。 好ましくは、アリールビニルモノマーはスチレンであり、脂肪族共役ジエンモ ノマーは1、3-ブタジエンである。 低界面活性剤含量のラテックスポリマーには、非芳香族不飽和モノカルボン酸 エステルモノマーあるいはジカルボン酸エステルモノマーがさらに含まれる。ま た、ラテックスポリマーには、不飽和モノカルボン酸モノマーあるいはジカルボ ン酸モノマーがさらに含まれる。 また、本発明は、紙用コーティングを提供する。特に、紙用コーティングは、 低界面活性剤含量のラテックスポリマーにより形成されるバリアー層を含んでな る。低界面活性剤含量のラテックスポリマーは、アリールビニルモノマーと、脂 肪族共役ジエンモノマーと、アクリルアミドベースのモノマーとを含んでなる。 ラテックスポリマーは、約1.0重量%以下の界面活性剤を含有し、ASTM試験D-165 3により測定して290g/m2/日以下の耐湿性を有する。 好ましい実施形態の詳細な説明 以上に要約したように、本発明は、耐湿性のような望ましい最終性能を示す低 界面活性剤含量のラテックスポリマーに関する。特に、このポリマーには、アリ ールビニルモノマー、脂肪族共役ジエンモノマー、及びアクリルアミドベースの モノマーが含まれる。 使用し得る好適なアリールビニルモノマーには、例えばスチレン及びα-メチ ルスチレン、p-メチルスチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、tert-ブチ ルスチレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、ビニルベンジルクロライ ド、フルオロスチレン、アルコキシスチレン(例えばパラメトキシスチレン)な どのようなスチレン誘導体が含まれる。また、上記のブレンド及び混合物も使用 できる。アリールビニルモノマーの使用量は、出発モノマーの全重量に基づき約 10〜90重量パーセント、好ましくは約50〜70重量パーセント最も好ましくは約60 〜65重量パーセントである。特に好ましいアリールビニルモノマーは、スチレン である。 好適な脂肪族共役ジエンモノマーはC4からC9のジエンであり、例えば1、3-ブタ ジエン、2-メチル-1、3-ブタジエン、2-クロロ-1、3-ブタジエンなどのようなブタ ジエンモノマーが含まれる。また、ジエンモノマーのブレンドあるいはコポリマ ーも使用できる。脂肪族共役ジエンモノマーの使用量は、出発モノマーの全重量 に基づき約10〜90重量パーセント、好ましくは約20〜50重量パーセント、最も好 ましくは約30〜35重量パーセントである。特に好ましい脂肪族共役ジエンは、1、 3-ブタジエンである。 使用し得る好適なアクリルアミドベースのモノマーには、例えばアクリルアミ ド、N-メチオールメタクリルアミド、N-メチオールアクリルアミド、メタクリル アミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-N'- メチレン-ビス-アクリルアミド、及びN-メトキシメチルアクリルアミド並びにN- ブトキシメチルアクリルアミドのようなアルキル化N-メチロールアクリルアミド 及びこれらのブレンド及び混合物が含まれる。アクリルアミドベースのモノマー の使用量は、出発モノマーの全重量に基づき約0.1から5重量パーセント、好まし くは約0.2から3重量パーセント、最も好ましくは約0.5から2重量パーセントであ る。 好適な非芳香族不飽和モノカルボン酸エステルモノマーを低界面活性剤含量の ラテックスポリマーに添加でき、例えばアクリレート及びメタクリレートが含ま れる。アクリレート及びメタクリレートには、アミノ基、水酸基、エポキシ基な どのような官能基が含まれる。アクリレート及びメタクリレートの例としては、 アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチ ル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシル、ア クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸ヒドロキシエチル、 メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸 ヒドロキシプロピル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸ヒドロキシブチル、 メタクリル酸ヒドロキシブチル、メタクリル酸3-クロロ-2-ヒドロキシブチル、 メタクリル酸n-プロピルなどが含まれる。アミノ基を含むメタクリレートの例と しては、メタクリル酸t-ブチルアミノエチル及びメタクリル酸ジメチルアミノエ チルが含まれる。好適な非芳香族不飽和ジカルボン酸エステルモノマーはフマル 酸、イタコン酸及びマレイン酸のアルキル及びジアルキルエステルであり、アル キル基は1から8個の炭素を有し、官能基を含む場合と含まない場合がある。具体 的なモノマーには、フマル酸、イタコン酸及びマレイン酸のジエチル及びジメチ ルエステルが含まれる。他の好適な非芳香族不飽和ジカルボン酸エステルモノマ ーには、マレイン酸ジ(エチレングリコール)、イタコン酸ジ(エチレングリコ ール)、マレイン酸ビス(2-ヒドロキシエチル)、フマル酸2-ヒドロキシエチル メチルなどが含まれる。 非芳香族不飽和モノカルボン酸エステルモノマーあるいはジカルボン酸エステ ルモノマーは、本発明の目的のためには適切な量ならばどのような量でも使用で きる。このモノマーの使用量は、出発モノマーの全重量に基づき約50〜70重量パ ーセント、最も好ましくは約60〜65重量パーセントである。特に好ましい非芳香 族不飽和モノカルボン酸モノマーはメタクリル酸メチルである。 非芳香族不飽和ジカルボン酸モノマーの半エステルに基づく好適なモノマーは 、ラテックスポリマーに添加でき、式ROOC-CH=CH-COOHを有する(ここで、RはC1 からC12のアルキル基であり、例えばマレイン酸モノメチル、マレイン酸モノブ チル及びマレイン酸モノオクチルである)マレイン酸あるいはフマル酸のモノエ ステルが含まれる。また、イタコン酸モノメチルのようにC1からC12のアルキル 基を有するイタコン酸の半エステルも使用できる。また、不飽和モノカルボン酸 モノマーあるいはジカルボン酸モノマー及び不飽和ジカルボン酸の半エステルの ブレンド及び混合物も使用できる。 不飽和モノカルボン酸モノマーあるいはジカルボン酸モノマーあるいは不飽和 ジカルボン酸モノマーの半エステルに基づくモノマーの使用量は、出発モノマー の全重量に基づき約0〜5重量パーセント、最も好ましくは約1〜2重量パーセント である。 また、不飽和モノカルボン酸モノマーあるいはジカルボン酸モノマー及びこれ らの誘導体もラテックスポリマーに使用でき、アクリル酸、メタクリル酸、イタ コン酸、フマル酸、マレイン酸などのような成分が含まれる。不飽和モノカルボ ン酸モノマーあるいはジカルボン酸モノマー及びこれらの誘導体の使用量は、出 発モノマーの全重量に基づき約0〜5重量パーセント、最も好ましくは約1〜2重量 パーセントである。 ラテックスポリマーに追加のコモノマーを添加できる。このような追加のコモ ノマーに含まれるのは、塩化ビニル、及び塩化ビニリデンのようなモノエチレン 性不飽和置換脂肪族炭化水素、及びギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル及び酪酸ビ ニルのような脂肪族ビニルエステルである。また、アクリロニトリルも使用でき る。 また、本発明によれば、生成するラテックスポリマーが低界面活性剤含量とな るような量で普通の界面活性剤も使用できる。「低界面活性剤含量」という語は 、1.0重量パーセント以下、より好ましくは0.5重量パーセント以下、最も好まし くは0.2重量パーセント以下の界面活性剤を含むポリマーをいう。アニオン性界 面活性剤あるいは非イオン性界面活性剤は、いずれも本発明の目的に使用できる 。また、ポリマーに包含される重合性界面活性剤も使用できる。非イオン性界面 活性剤には、好適なポリエチレングリコールのアルキルエステル、アルキルフェ ニルエステル、及びアルキルエーテルが含まれる。非イオン界面活性剤の例とし ては、アルキル基が典型的にはC7〜C18で変化し、エチレンオキシド単位が4〜10 0モルで変化するアルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノールの族か ら選ばれる。この族の種々の好ましい界面活性剤には、エトキシ化オクチル及び ノニルフェノール、特に15〜19の親水/親油バランス(HLB)のエトキシ化ノニル フェノールが含まれる。アニオン性界面活性剤は本発明の目的に好ましく、例を 挙げればスルホン酸エステル、硫酸エステル、エーテル硫酸エステル、スルホコ ハク酸エステル、ジフェニルオキシドジスルホン酸エステルなどの広範な種類か ら選ぶことができ、当業者にはだれにでも直ちに明白である。特に、アニオン界 面活性剤には、アルコール硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム) 、アルキルベンゼンスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)、 及び脂肪族カルボン酸エステルのスルホン酸塩(ジオクチルスルホコハク酸ナト リウム)が含まれる。好ましいアニオン界面活性剤はドデシルベンゼンスルホン 酸ナトリウムである。 ポリマーには、その種々の物理的及び機械的性質を改善する添加物を包含させ ることができるが、その選択は、当業者には直ちに明白である。例えば、ビニル 化合物(例えば、ジビニルベンゼン)、アリル化合物(例えば、メタクリル酸ア リル、マレイン酸ジアリル)、及び多官能性アクリレート(例えば、ジ-、トリ- 及びテトラ(メタ)アクリル酸エステル)のような架橋剤を含むことができる。 約7重量パーセント迄、好ましくは約0.05から5重量パーセントの量で架橋剤を 含有させることができる。耐溶剤性(例えば、アクリロニトリル及びメタクリロ ニトリルのようなニトリル含有のモノマー)及び接着性と強度(アクリルアミド あるいはメタクリルアミドの使用)のような特性を改善するために、追加のモノ マーを包含させることができる。 重合を促進する開始剤を使用することができ、それには、例えば過硫酸塩、有 機ペルオキサイド、ペルエステル、及びアゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN) のようなアゾ化合物が含まれる。例を挙げれば、普通使用する開始剤には、クメ ンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒドロ ペルオキシド、及びtert-ブチルヒドロペルオキシドが含まれる。好ましい開始 剤は、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなどのような過硫酸塩開始剤である 。本発明の目的には、過硫酸アンモニウムが好ましい開始剤である。好ましくは 、開始剤量は出発モノマーの全重量に基づき約0.1〜約1重量パーセントの範囲で ある。さらに好ましくは、開始剤は約0.2〜約0.4重量パーセントの範囲である。 重合において還元剤を使用することができ、一般的には開始剤と組み合わせて レドックスの一部分として使用される。好適な還元剤には、重亜硫酸ナトリウム 、エリソルビック酸、アスコルビン酸、チオ硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒド スルホキル酸ナトリウム(SFS)などが含まれる。 使用し得る他の添加物には、他の天然及び合成バインダー、固着剤、湿潤剤、 可塑剤(例えば、フタル酸ジイソデシル)、柔軟剤、発泡防止剤、助泡剤、他の 架橋剤(例えば、メラミンホルムアルデヒド樹脂)、難燃剤、分散剤(例えば、 ピロ燐酸四ナトリウム)、pH調節成分(例えば、水酸化アンモニウム)、金属イ オン捕捉あるいはキレート化剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA))、ワ ックス添加物、酸化剤、及びその他の成分が含まれる。これらの添加物はいずれ も、その選択については当業者には直ちに明白である。 本発明の低界面活性剤含量のラテックスポリマーは、高い耐湿性を示し、本明 細書において説明する多様な用途に使用するのに好適である。特に、このラテッ クスポリマーは、当業者には公知であるASTM試験D-1653-93により測定して、少 なくとも200g/m2/日の耐湿性を有する。本発明の目的のために、この試験法を記 載した出版物を引用することによりそのまま本明細書の一部をなすものとする。 (ASTMD-1653-93、「Standard Test Methods for Water Vapor Transmission of Organic Corting Firm」、Annual Book of ASTM Standards、(1994)、248-251頁 )ラテックスポリマーの耐湿性は、好ましくは約290g/m2/日以下であり、さらに 好ましくは約100g/m2/日以下、最も好ましくは6g/m2/日以下である。加えて、ラ テックスポリマーは再パルプ化でき、ヒートシール性であり、膠化でき、かつ低 レベルの匂いを有する。 本発明の低界面活性剤含量のラテックスポリマーは、バッチ及び半連続工程を 含めて、適切なエマルジョン工程であればいずれの工程によっても製造できる。 工程で使用する成分は一般に認められた公知の手法で添加する。 本発明によれば、低界面活性剤含量のラテックスポリマーは、例を挙げれば、 各種の包装材料用途に使用されている紙用コーティングに特に好適である。包装 材料とは、ポリマーコーティングを利用するすべての好適な材料をいう。包装材 料の例としては、電子レンジ用ボックス、ポップコーンの袋、飲み物のカップ、 ペット用フードの袋のような食品用途、例えば、コピー紙束の包装及び紙皿コー ティングを含む紙製品、及びビールやソフトドリンクのカートン及び洗剤用ボッ クスのような二次包装が含まれる。基材へのラテックスポリマーの塗布方法は、 公知の適当な技術ならばどれによっても実施できる。 本発明及び先行技術を超える利点は以下の例示の実施例でより完全に評価され るであろう。実施例は例示の目的であって、発明の範囲を限定する意図でないこ とは理解されるべきである。当業者はこれらの実施例から、本発明か開示したも のとは別な、多くの異なる形で実施できることを認識するであろう。 ラテックス組成物 最初に1.56ポンドの22%界面活性剤溶液を148.5ポンドの水に添加することに より、本発明のラテックスコーティング組成物を調製する。次に、上記溶液に5. 25ポンド(乾燥)の種ラテックスを添加する。引き続き、1.75ポンドのイタコン 酸、14ポンドの水、及び6.16ozの過硫酸アンモニウムを添加する。0.83重量パー セントのスルフォール(sulfole)(連鎖移動剤)、34.6重量パーセントのブタジ エン、及び64.6重量パーセントのスチレンを含有する混合物を上記の混合物に1 時間は37.5ポンド/hrで、次の4時間は75.38ポンド/hrで添加する。59.36ポンド の水、7ポンドのアクリル酸、26.25ポンドのアクリルアミド、及び2.63ポンドの 水酸化アンモニウムを上記反応の最初の3時間の間に別々に、しかも同時に添加 する。63ポンドの水に溶解した2.45ポンドの過硫酸アンモニウムを11.8ポンド/h rの速度で反応の間添加する。生成するラテックス組成物は高い耐湿性を示し、 再パルプ化でき、ヒートシール性であり、膠化でき、かつ低レベルの匂いを有す る。 比較例 N-メチロールアクリルアミドモノマーを使用して、Ceskaに付与された米国特 許第3,882,070号によるラテックスコーティングを調製する。本発明によるラテ ックスコーティングを2種、アクリルアミドモノマーを使用したものを1種、さら にメタクリルアミドモノマーを使用したものを1種調製する。3種のラテックスコ ーティングの水蒸気透過速度(WVTR)をASTM試験D-1653-93により測定した。試 験結果は下記の通りである。モノマー WVTR (g/m2/日) アクリルアミド 217.0 メタクリルアミド 170.5 N-メチロールアクリルアミド 303.8 示されたように、本発明のラテックスコーティングは、Ceskaに付与された米 国特許第3,882,070号により開示されたコーティングよりも優れた耐湿性を示し た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,E E,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ウィレット,アルバート・ヴァン,ジュニ ア アメリカ合衆国、27705 ノース・キャロ ライナ、ダーラム、ポンデローサ・ドライ ブ 5515

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アリールビニルモノマーと、脂肪族共役ジエンモノマーと、アクリルアミ ドベースのモノマーとを含んでなり、約1.0重量%以下の界面活性剤を含有し、A STM試験D-1653-93により測定して約290g/m2/日以下の耐湿性を有するバリア層と して使用するのに好適な低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 2.アクリルアミドベースのモノマーが、アクリルアミド、N-メチオールメタ クリルアミド、メタクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-tert-ブ チルアクリルアミド、N-N'-メチレン-ビス-アクリルアミド、及びこれらのブレ ンド並びに混合物からなる群から選ばれる請求項1に記載の低界面活性剤含量の ラテックスポリマー。 3.アリールビニルモノマーがスチレンであり、脂肪族共役ジエンモノマーが 1、3-ブタジエンである請求項1に記載の低界面活性剤含量のラテックスポリマ ー。 4.10〜90重量パーセントのアリールビニルモノマーを含む請求項1に記載の 低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 5.10〜90重量パーセントの脂肪族共役ジエンモノマーを含む請求項1に記載 の低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 6.0.1〜5重量パーセントのアクリルアミドベースのモノマーを含む請求項1 に記載の低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 7.非芳香族不飽和モノカルボン酸エステルモノマーあるいはジカルボン酸エ ステルモノマーをさらに含む請求項1に記載の低界面活性剤含量のラテックスポ リマー。 8.不飽和モノカルボン酸モノマーあるいはジカルボン酸モノマーをさらに含 む請求項1に記載の低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 9.10〜90重量パーセントのアリールビニルモノマーと、10〜90重量パーセン トの脂肪族共役ジエンモノマーと、0.1〜5重量パーセントのアクリルアミドベー スのモノマーとを含んでなり、約1.0重量%以下の界面活性剤を含有し、ASTM試 験D-1653-93により測定して約290g/m2/日以下の耐湿性を有するバリア層として 使用するのに好適な低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 10.アクリルアミドベースのモノマーが、アクリルアミド、N-メチオールメ タクリルアミド、メタクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-tert- ブチルアクリルアミド、N-N'-メチレン-ビス-アクリルアミド、及びこれらのブ レンド並びに混合物からなる群から選ばれる請求項9に記載の低界面活性剤含量 のラテックスポリマー。 11.アリールビニルモノマーがスチレンであり、脂肪族共役ジエンモノマー が1、3-ブタジエンである請求項9に記載の低界面活性剤含量のラテックスポリ マー。 12.非芳香族不飽和モノカルボン酸エステルモノマーあるいはジカルボン酸 エステルモノマーをさらに含む請求項9に記載の低界面活性剤含量のラテックス ポリマー。 13.不飽和モノカルボン酸モノマーあるいはジカルボン酸モノマーをさらに 含む請求項9に記載の低界面活性剤含量のラテックスポリマー。 14.低界面活性剤含量のラテックスポリマーから形成されるバリア層を含ん でなる紙用コーティングであって、上記ラテックスポリマーはアリールビニルモ ノマー、脂肪族共役ジエンモノマー、及びアクリルアミドベースのモノマーを含 んでなり、かつ、約1.0重量%以下の界面活性剤を含有し、ASTM試験D-1653-93に より測定して約290g/m2/日以下の耐湿性を有することを特徴とする紙用コーティ ング。 15.アクリルアミドベースのモノマーが、アクリルアミド、N-メチオールメ タクリルアミド、メタクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-tert- ブ チルアクリルアミド、N-N'-メチレン-ビス-アクリルアミド、及びこれらのブレ ンド及び混合物からなる群から選ばれる請求項14に記載の紙用コーティング。 16.アリールビニルモノマーがスチレンであり、脂肪族共役ジエンモノマー が1、3-ブタジエンである請求項14に記載の紙用コーティング。 17.10〜90重量パーセントのアリールビニルモノマーを含む請求項14に記 載の紙用コーティング。 18.10〜90重量パーセントの脂肪族共役ジエンモノマーを含む請求項14に 記載の紙用コーティング。 19.0.1〜5重量パーセントのアクリルアミドベースのモノマーを含む請求項 14に記載の紙用コーティング。 20.低界面活性剤含量ラテックスポリマーが、非芳香族不飽和モノカルボン 酸エステルモノマーあるいはジカルボン酸エステルモノマーをさらに含む請求項 14に記載の紙用コーティング。 21.低界面活性剤含量ラテックスポリマーが、不飽和モノジカルボン酸モノ マーあるいはジカルボン酸モノマーを含む請求項14に記載の紙用コーティング 。
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