JP2000502305A - 膨張可能なシートベルト装置 - Google Patents

膨張可能なシートベルト装置

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ドナルド ジェイ ルイス
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ユニヴァーサル プロパルション コムパニー インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 膨張可能なベルト部分(104)は、縫合により、膝ベルト部分(112)に取り付けられており、縫合の幾つかは、徐々に外れて、膨張可能なベルト部分(104)にかかる力を散らす。膨張可能なベルト部分(104)は、混成の膨張器によって、膨張させられる。膝ベルト部分(112)は、膨張可能なベルト部分(104)が膨張したとき、専有者の膝に対して締まる。結合部材(116)が、膝ベルト部分(112)を、シート(108)の内側で、保持器(122)に着脱自在に結合する。結合部材(116)が保持器(122)から外れたとき、膝ベルト部分(112)は引込み器(124)に巻かれて、膨張可能なベルト部分(104)は、特異な(out-of-the-way)位置に動く。

Description

【発明の詳細な説明】 膨張可能なシートベルト装置 本発明は膨張可能なバッグ又はシートベルトのような膨張可能な部材を車両内 に設け、車両に影響を与える衝突が起こったとき膨張可能な部材を膨らませて占 有者を保護する装置及び方法に関する。 発明の背景 車両の占有者の安全性は車両の製造業者にとっても又車両の占有者にとっても 重要な関心事である。製造業者は、車両に影響を与える衝突が起こったとき占有 者を保護するために、いくらかが部分的に或いは完全に膨らむシートベルト及び 膨張可能なエアバッグを車両内に配置した。膨張可能な部材(この用語はここで はエアバッグ並びに膨張可能なベルト又は膨張可能なベルト部分を説明するのに 使用される)は車両に影響を与える衝突が起こったときに膨らんで占有者の速度 を許容出来ない速度以下に減じ、占有者の移動を制限して占有者の安全性を高め る。多くの製造業者はフロントドライバーシートの占有者のために膨張可能な部 を備え始めた。 おそらく、膨張可能な部材を収容する車両において最も重要な配慮は、占有者 が移動してかかる部材と接触するまで、かかる部材が車両の衝突中占有者の運動 を拘束し始めることができない事実に関係する。特に、典型的には、ダッシュボ ード又はハンドルから展開されるエアバッグの場合には、これは占有者を負傷し ないように保護するのに利用できる時間及び減速空間の重要な部分を無駄にする 。これは、占有者の保護を、車両の衝突後占有者が車両内で移動する前に拘束が 開始される場合に提供されるレベルから著しく減ずる。 今使用中の非膨張可能なシートベルトは、車両に影響を与える衝突が起こった ときに占有者にほとんど直ちに係合する。しかしながら、かかるシートベルトは ある重要な欠点として持っている。例えば、シートベルトの選択されたある設計 は予備張力装置の使用により、エアバッグによって与えられる拘束よりも早く占 有者の拘束を始めるけれども、かかるシートベルトは占有者の頭の運動の制御に 備えていない。しかしながら、この短縮した減速時間は、少なくとも占有者の頭 の著しく高い減速及び荷重に原因し、負傷の観点から望ましくない結果を生じさ せた。 シートベルトはまたしばしば幅狭い物理的構造のものであり、かくして占有者 の身体の広い領域にわたる拘束荷重の分配に備えていない。この結果、車両に影 響を与える衝突が起こったときにシートベルトと係合している占有者の身体の限 られた部分にわたって占有者に不必要に高い荷重が課せられることになる。加え て、かかるベルトは伸びを有し、この伸びにより、多くの状況では、占有者がフ ロントシートに座っていたとき、占有者の頭をハンドル又はダッシュボードに衝 突させてしまう。 その上、シートベルトの帯ひも材料の巻きだし、及びシートベルトの引っ張り が占有者の不拘束運動の持続を増すのに寄与した。これは、事実上、効果的な拘 束の開始を遅らせた。これは、シートベルトが伸びなかった場合に可能であった よりも短い時間で占有者の運動を停止にまで持ってこなければならなかったこと を意味する。これは、シートベルトによって占有者の移動に加えられる拘束中占 有者の望ましくなく高い運動速度を生じさせるのに寄与した。 先行技術で知られたタイプの膨張可能なシートベルトの使用ですら上記の欠点 及び不利のすべてを克服しない。膨張可能なベルトでこれらの欠点及び不利を除 去する従来の試みは一対の膨張可能な部分を有するシートベルトを含み、望まし いよりも大きい膨張器によった達成されるこれらの部分の膨張を追加的に要求し た。満足な膨張可能なベルトを作る以前の試みはまた車両内に一対の膨張可能な 部分を保管することについての重大な問題を生じさせ、占有者が車両に出入りす るのを妨げる領域をこれらの膨張部分が占めるようにする必要があった。 先行技術の膨張可能なシートベルトの欠点及び不利はまた、膨張器を解放可能 な結合部材に位置決めすることを必要とし,また保持器をシートの両側に位置決 めする必要があった。膨張可能な部分のこの二重性は多くの重要な問題を引き起 こした。それらの1つは、膨張可能なガスがそれ自体で解放できるベルトのバッ クル取付箇所に位置した導管の中を通らなければならなかったことであった。こ れはベルト及び膨張器を包装及び操作しにくくする。 複膨張可能な部分をもった膨張可能なシートベルトは車両内の占有者の可変の サイズ及び位置により、展開されるべきベルトの可変長さを配慮する機構に取付 けられなければならない。これは、膨張器を上記の欠点をもったバックルの位置 に設置することを必要とし、或いは、膨張器の多いな質量をシートベルトの膨張 可能な部分内に収容させることを必要とした。その上、膨張可能な部分の二重性 は、対の膨張可能な部分の両方を同時に膨張させなければならないから、追加の 膨張器、スキブ、ワイヤー等を使用することを必要とする。 先行技術で知られた膨張可能なシートベルトは他の重大な欠点及び不利を有し ている。例えば、膨張可能なシートベルトはサイド衝突の際占有者の首及び頭を 適切に保護しない。その上、膨張可能なシートベルトは占有者の下肢を適切に保 護しない。これは、フロントシートの占有者の下肢が衝突の際に計器パネルに向 かって前方に滑る傾向があり、一方リアシートの占有者がフロントシートの背面 に向かって滑る傾向がある事実から生じる。これにより、占有者が下肢に負傷を 受けてしまう。 従来の膨張可能なシートベルトと関連した膨張器は可燃性材料及び、効率の悪 い熱力学的方法によって作動する関連した装置を有していた。これは、過剰な量 の花火材料を膨張器の中に設けることを必要とし、その結果膨張器の寸法と重量 を、好ましくない割合まで増加させなければならなかった。従来技術における膨 張器に要求される花火材料の量は、本発明の膨張器に使用される花火材料よりも 約50%から100%多い。その結果、車両内での膨張可能なベルト及び膨張器 の許容可能なパッケージを妨げていた。 存在の膨張器に使用される燃焼材料の形状及び組成はまた、比較的遅い膨張装 置を形成していた。これらの遅い膨張装置は、エアバッグには有用であるが、そ のような拘束が典型的なエアバッグの展開に要する時間の1/4以下で展開しな ければならないから、膨張可能なシートベルトにとって有用でない。このことは 、膨張可能なベルト及び膨張可能なサイドバッグが側方衝撃から搭乗者を保護し なければならないという事実によって余儀なくされている。さらに、側面衝撃に 巻込まれた車両の減速距離及び車両に対する側面衝撃の開始から車両内面に対す る搭乗者の衝撃までの時間は、正前衝撃に対する距離と時間に対して大きく減少 さ れる。 これらの装置のあるものに対する膨張材料は、又生産される固体粒状物を集め るフィルター必要としていた。従来の装置で濾過されなければならない固体粒状 物は過剰であり、花火粒を利用するのに他の装置を必要とした。これらの粒は、 粒割れ及びクラッキングが起りまた燃焼面の変化を引き起し、これによって粒内 の燃焼速度、それ故に膨張時間に有害な影響を与えるような寸法のものである。 その上、大きな粒が遅い燃焼速度で利用されると、作動温度の範囲にわたる性 能の変化が好ましくない程大きくなる。例えば、40−50ミリ秒の作動時間を 仮定すると、温度が175゜Fと−65゜F(79.4℃と−53.9℃)の間 で変化すると、花火材料の燃焼速度の変化により膨張器の機能時間を約±20% 変化させた。これは、作動温度の変化による花火材料の燃焼速度の変化から生じ た。この燃焼速度のかなりの割合の変化は、約15−20ミリ秒の全機能時間、 すなわちエアバッグが搭乗者の動きを減速するのに利用できる時間の相当部分の 変化をも生じさせた。全機能時間の変化は保護の変化を生じさせた。 発明の簡単な説明 本発明は、上述した欠点及び欠陥を解決する装置を提供する。本装置は、搭乗 者の胸、首及び頭に隣接して配置された膨張可能なベルト部分と、膨張部分が膨 張したときに搭乗者のひざに締め付けられる標準の帯ひもからなる相互連結され たひざベルト部分を組合せたシートベルトである。この拘束力の著しい増大は、 フロントシートの搭乗者が車両衝撃時に計器パネルやハンドルに向かって滑るの を防ぎ、それによって搭乗者のひざや下肢の負傷を保護する。これはまた、リア シートの搭乗者がフロントシートの背面に向かって滑ることもを防ぐ。 さらに、膨張したときに、膨張可能なベルト部分は有効長さが短縮して、搭乗 者の胸から離れて変位し、膨張可能なベルト部分の予備緊張、負荷分配、及び正 前衝突時の頭の支持クッションを組み合わせて提供する。さらに、膨張可能なベ ルト部分が肩を横切りかつ頭の横を通過することによって、膨張可能なベルト部 分は搭乗者の首や頭を側面衝撃による負傷から保護する。 本発明は、車両に影響を及ぼす衝突が起きたときに、ほとんど瞬間的に応答す る膨張器を提供する。例えば、膨張器は、車両衝突によって引き金が引かれた後 、約10ミリ秒(10ms)経過後に膨張可能なベルト部分の膨張を行う。これは 、−部が本発明の膨張器の中の約2立方インチ(50.8立方mm)の小さな圧力 容積の使用によって可能になった。この小さな容積は、本発明の膨張可能なベル ト部分へすばやく排出する。対照的に、従来技術の膨張器は、約10−40立方 インチ(25.4−100.8立方cm)の容積を有する。さらに、本発明の膨張 器は、本発明の膨張器の花火材料の燃焼速度を加速する高い圧力を有する。 本発明の膨張器は、花火材料の粒子と一緒に使用されるようになっている。そ のような粒子は、そのような粒子の燃焼速度を高める大きな表面積を累積的に提 供する。その結果、そのような小さい粒径は、従来技術の膨張器の約10倍大き いガス生成速度を提供する。さらに、本発明の膨張器の比較的少量の花火材料は 、最少量の有害副産物や有害悪臭を生成する。膨張器はさらに、膨張器のすべて の構成部晶がハウジング内に配置されており、また、ハウジング内のガスが短い 開口を通り膨張可能なベルト部分に直接入って車両衝突による引き金が引かれた ほぼ直後に膨張可能なベルト部分を膨張させるという利点を有する。 本発明の微粒子花火材料は、例えば上記例で与えられた−65°ないし+17 5゜F(−53.9℃ないし+79.4℃)と同一の温度変化を受けるとき、特 に本発明の膨張器の発射火薬の燃焼時間がほんの2ないし5ミリ秒のオーダーで あるから、作動時間の全時間変化は取るに足りない。従来技術の膨張器を使用す るのではなくて本発明の膨張器を使用するときは、これはより一貫した性能を提 供し、又、搭乗者の著しく大きな保護を提供する。 本発明の膨張器の1つの実施形態では、膨張器ハウジング内に設置された脆弱 な容器内の花火粒子が車両衝突時に部分的に干燃焼する。この部分燃焼は容器を 4開放する。その後、この部分燃焼粒子は、ガスを収容するハウジング内でほと んど瞬間的に(例えば、2〜5マイクロ秒)燃焼する。かかるガス膨張は、ハウ ジングと、例えば、破裂可能なダイヤフラム又はポップオフばね付勢式バルブに よって、或いは、そのような当業者に知られているその他の手段によってハウジ ングと通常隔絶されている開口との間に連通をもたらす。開口を流れるガスは、 占有者の胸にはすに配置され、車両の支持構造物(例えば、占有者のシートの後 ろ のピラー)に取付けられたベルト部分を膨張させ、これにより、占有者の胸、身 体、首及び頭を保護する。 本発明の膨張可能なベルト部分は、例えば、多縫い目によってひざベルト部分 を構成する帯ひもに取付けられる。この縫い合わせのいくらかは、膨張可能なベ ルト部分が膨張したときに、完全にではないが次第にはずれ、膨張可能なベルト 部分に加えられた力を消散させる。ひざベルト部分は、膨張可能なベルト部分に 隣接した結合部材を通って、占有者のひざに亘って側方に延びる。 膨張可能なベルト部分が膨張したときに、ひざベルト部分は占有者のひざに締 まる。ひざベルト部分は、例えば、結合部材によってシートの内側の保持器に脱 着自在に取付けられる。結合部材が保持器からはずされたときには、ひざベルト 部分は保持器に配置され(例えば、巻かれ)、膨張可能なベルト部分を支持構造 物(例えば、ドライバーズシートの後ろのピラー)と保持器との間でシート外側 付近に配置させる。次いで、占有者は、妨げなしに車両に出入りすることができ る。 膨張可能なベルト部分をポリエステルのような適当な材料で作られたカバー内 に包囲することができる。このカバーは、膨張可能なベルト部分を包囲する円筒 体を構成するため、両端が例えば縫い合わせによって取付けられた単一部品の材 料で作られる。カバーの縫い目は、膨張可能なベルト部分が下向きに次第に膨張 するにつれて、次第に分離する。カバーは、これが膨張器から離れる方向におけ る膨張可能なベルト部分の制御された膨張をもたらす点で有利である。カバーは また、例えば、紫外線による、膨張可能なベルト部分を形成する材料の崩壊を最 小にし、例えば、占有者との当接による擦切れによる崩壊から膨張可能なベルト 部分を護る。剛性体が、膨張可能なベルト部分が捩じれないようにするため、膨 張可能なベルト部分に当接するようにカバーに配置される。変形実施形態として 、カバーを、膨張可能なベルト部分が膨張されたときに、破裂開放するように設 計された脆弱な布材料で作っても良い。 スイッチが開放位置で保持器に配置される。結合部材が保持器に配置されたと きには、スイッチは閉じられる。スイッチは電気回路に含まれ、この電気回路は 、スイッチが閉じられているときに、車両に影響を与える衝突の発生時に、花火 材 料の燃焼を開始するように作動する。この仕方では、膨張可能なベルト部分は、 本発明の膨張可能な装置が占有者の身体を護るように連結されているときにだけ 、車両に影響を与える衝突の発生時に、膨張する。このことは、膨張可能な装置 を製造し、この膨張可能な装置を車両に取付ける費用の点から重要である。 図面の簡単な説明 図面では、 図1は、花火材料の粒子を保持する脆弱な容器と、自動車のような車両の膨張 可能なベルト部分のような膨張可能な部材を膨張させるための熱力学的エネルギ を作りだすための、容器を包囲し、ガスを保持するハウジングとを有する、本発 明に従って作られた膨張器の断面図であり、 図2は、図1に示した断面図と同様な断面図であるが、容器内の花火材料の粒 子の部分燃焼の結果、容器が開放した後の膨張器を示し、更に、花火粒子の連続 した燃焼を概略的に示し、 図3は、車両に影響を与える衝突の場合に車両に着座した占有者の移動を拘束 するようになった、膨張可能なベルト部分と、非膨張可能なひざベルト部分とを 備えた単体ベルトを有する車両の概略斜視図であり、 図4は、車両及び該車両に着座した占有者の概略側面図であり、膨張可能なベ ルト部分の膨張後の膨張可能なベルト部分及びひざベルト部分の配置を示し、 図5は、膨張可能なベルト部分と、ひざベルト部分とを備えた単一ベルトの概 略斜視図であり、膨張可能なベルト部分が膨張したときに膨張可能なベルト部分 に生じた応力を分散させることができるようになった縫い目の配置による膨張可 能なベルト部分とひざベルト部分との取付けを示し、 図6は、図5の実質的に6−6線における概略断面図であり、単体ベルトを形 成するように膨張可能なベルト部分とひざベルト部分とを取付ける縫い目を更に 詳細に示し、更に、膨張可能なベルト部分が膨張したときに、膨張可能なベルト 部分に最小の応力しか生じさせない膨張可能なベルト部分の折り畳みを示し、 図7は、図5及び図6に示した縫い目を更に詳細に示し、膨張可能なベルト部 分が膨張後でさえ折り畳まれたままである領域のシートベルトの縫い目の使用を 示す概略図であり、この縫い目は、負荷を膨張可能なベルト部分からひざベルト 部分に伝えるのに用いられ、 図8は、着座した占有者の正面図であり、膨張可能なベルト部分と、ひざベル ト部分とを備えた単一ベルトを示し、実線では、膨張可能なベルト部分及びひざ ベルト部分は占有者を拘束し、膨張可能なベルト部分及びひざベルト部分が非拘 束仕舞い込まれ位置にある状態では膨張可能ベルト部分は破線で示され、 図9は、膨張可能なベルト部分及び該膨張可能なベルト部分を包囲するカバー の断面図であり、図5の実質的に9−9線で作られている。 発明の詳細な説明 膨張可能なベルト部のような膨張可能な部材を膨張させる装置(膨張器)の一 実施形態が、図1及び図2において、符号10により示されている。膨張器10は、 本願では、車両の部材を膨張させるために特に有用であるとして説明されている が、車両以外の他の対象物の膨張部材にも有用であることが認められる。 図示された膨張器の実施形態には、ハウジング12が設けられている。このハウ ジング12は、好ましくは、窒素、ヘリウム又はアルゴンのようなガスを収容する 圧力容器として機能するように低熱伝導率の材料から作られる。アルゴンが、好 適なガスである。ガスは、中空ピン14を通ってハウジング12内に導入され、この ガスのハウジングへの導入後、中空ピン14は溶接により閉鎖される。 ハウジング12は、好ましくは低熱伝導率のインサート18を保持するために、16 の位置で曲げられている。ハウジング12とインサート18は、好ましくは低熱伝導 率の金属材料、又は、低熱伝導率の内面コーティングをした材料から作られる。 ハウジング12とインサート18は、この技術分野で周知である、エポシキ、ガラス 繊維、ナイロン又は多数の他の低熱伝導率の材料から作られてもよい。ハウジン グからのガス漏れを防止するシールを提供するために、クリンプ16近傍のハウジ ング12内にリング19が配置されている。 スイッチ20がインサート18内に設けられている。ハウジング12内のガス圧が所 定値を越えたときは、ダイヤフラム22がスイッチ20に押し付けられ、ハウジング 12内のガス圧が所定値未満となったときは、ダイヤフラム22はスイッチ20から変 位する。その後、車両の車室内の前面にある計器パネル又は表示パネル(図示せ ず)のライトを照らすために、スイッチ20が閉じられ、それにより、膨張器10が 非作動であることを表示している。スイッチ20の作動により、関連した電気回路 に信号が送られる。この信号により、膨張器10が不良状態であることが示される 。このような関連回路は当業者において知られている。 プラグ26は、低熱伝導率の材料で作られる。プラグ26は、インサート18の材料 と同一組成を有することが好ましい。コネクターピン24は、プラグ26内に延びて いる。コネクターピン24は、ブリッジワイヤ28に電気接続されている。ブリッジ ワイヤ28は、好ましくは被覆されているか、または、第一燃焼化合物28a に直接 並置されている。この第一燃焼化合物28a は、花火材料30の粒子を望ましく点火 するために、ブリッジワイヤ28の電子熱特性と電子的且つ熱的に良好なインター フェイスとなるように選ばれる。ブリッジワイヤ28及び第一燃焼化合物28a は、 この技術分野では既知である。 花火材料30の粒子は、第一燃焼化合物28a と並置された砕けやすい容器32内に 収納される。プラグ26a は、電気的なショートを防止するために、コネクターピ ン24を互いに絶縁している。花火材料30の燃焼時間は、用途に応じて、約1ミリ セカンド(1ms.)から約30ミリセカンド(30ms.)であり、好ましくは、 約2ミリセカンド(2ms.)から約5ミリセカンド(5ms.)である。 燃焼材料である花火材料30は、約0.010 インチから約0.060 インチの範囲の大 きさの比較的小さな粒子である粒剤から構成されている。粒子は、典型的には、 直径が約0.050 インチ及び厚みが約0.20インチの物理的寸法を有し、又は、16メ ッシュのほぼ球形且つ粒状の物理的寸法を有する。 花火材料30は、出願人によりUPCO302又はUPCO718として指定さ れた材料の粒子から構成されている。花火材料30の粒子は、可燃性材料の燃焼の ための時間を制御するために、異なる寸法の混合物を含んでもよい。膨張器10に 必要な量が使用された場合、材料30は、部分燃焼時には副次生成物を完全燃焼時 には最終生成物を生じさせる性質を有し、これらの副次生成物及び最終生成物は 、環境上安全であり、更に、膨張器10に関して少ない量が使用されたときに悪臭 即ち有害な臭いを生じさせない。ここで使用する「環境上安全」なる用語は、花 火材料30の燃焼から生成された副次生成物及び最終生成物が、乗員を傷つけず、 車両を損傷させず、環境を悪くしないことを意味している。 UPCO718として指定された材料は、それが燃焼したとき環境上安全な材 料を生成するために、特に有利である。UPCO302として指定された材料は 、UPCO718の材料よりも高い燃焼熱を生成するので有利であるが、燃焼時 に一酸化炭素のような環境上安全ではない生成物を作る点で不利である。しかし ながら、これに対抗するために、全ての一酸化炭素を酸化させて二酸化炭素とす るようにハウジング12内に十分な量の酸素を含ませることができる。花火材料の 燃焼後に容器32からハウジング内にそのような空気が残留する場合には、ハウジ ング12内のその余分な酸素と共に燃焼する付加燃料をハウジング12内に含めるよ うにすることもできる。 ハウジング12は、31で曲げられ、ハウジングをマニホールド36にシールするた めに、クリンプでリング34が設けられている。リング34は、クリンプ以外の周知 手段によりハウジング12により取り付けられる。マニホールド36は、低熱伝導率 の材料から作られ、さらに、インサート18とプラグ28の組成に対応していること が好ましい。破裂可能なダイヤフラム38が、マニホールド36の開口40に配置され 、ダイヤフラムが破裂するまで開口をハウジング12から隔離するようになってい る。開口40からハウジング12を隔離するため、さらに、ガスがハウジング内で膨 張したときハウジングと開口を連通させるために、ダイヤフラム以外の他の手段 を使用してもよい。例えば、バネで付勢されたポップオフ弁をダイヤフラムの代 わりに使用できる。 開口40は、マニホールド36から延びる導管42に連通している。導管42 は、好ましくは、マニホールド36内に、ピン44により固定的に配置され、あ るいは、スナップリング、その他の本技術分野で公知の手段により、回転可能に 取り付けられていてもよい。あるいは、導管42は、その軸線まわりに、相対的 な回転可能で、膨張可能なベルト部分が占有者の身体を通り過ぎるにつれて、膨 張可能なベルト部分104(図4)を膨張させる最も望ましい部分を提供するの に役立つようにしてもよい。導管42は、膨張可能なベルト部分104(図4) に連通している。開口40が、直接、膨張可能なベルト部分104に連通するよ うに構成されれば、導管42を省略してもよいことがわかるであろう。 車輛を巻き込む衝突が起きたときは、信号が、コネクタピン24を介して、ブ リッジワイヤ28に送られる。これは、本技術分野で公知の方法により、実現可 能である。ブリッジワイヤ28は、次いで、加熱され、第1の燃焼化合物28a を点火し、第1の燃焼化合物28aは、次いで、可燃性材料30の粒子に点火す る。可燃性材料30の粒子の燃焼により生成された熱によって、脆弱な容器32 が開かれ、あるいは、破られる。 容器32の破壊は、約1ミリ秒のような比較的短い時問の後に生ずる。この時 間の終了時には、粒子の部分燃焼により、花火材料30の粒子サイズは、大きく ではないが、ある程度、小さくなっている。容器32の破壊後、花火材料30の 部分的に燃焼された粒子は、ハウジング12に送られて、粒子の燃焼が続けられ る。この燃焼は、2ないし5ミリ秒のような比較的短い時間にわたって生ずる。 図2に概略的に示されるように、花火材料の粒子は、容器から離れ、開口40に 向かう方向に移動し、移動しつつ、燃焼する。これにより、容器から開口40に 向かって、移動するにつれて、花火材料30の粒子のサイズが小さくなる。 花火材料30の粒子の組成およびハウジング12内の前進位置における花火材 料の粒子の燃焼は、重要な利点を提供する。花火材料30およびとくに「UPC O718」材料は燃焼して、環境あるいは占有者に有害ではない副生成物および 最終生成物を生成する。ハウジング12内に、酸素あるいは燃料を加えれば、こ のことは、「UPCO302」材料についても当てはまる。 さらに、ハウジング12内における花火材料30の粒子の燃焼により生成され た熱は、その燃焼によって、ハウジング12、端部ブラグ18およびマニホール ド36に実質的に接触することなく、直接かつ熱的に、ハウジング12内のガス の分子に伝達される。ハウジング12、容器32、端部プラグ18およびマニホ ールド36は、加熱ガスとインターフエイスする低熱伝導表面を提供し、それに よって、花火材料の燃焼から遊離した熱が、ガスの加熱および膨張にのみ、効果 的に利用される。さらに、容器32とハウジング12は比較的薄く、また、膨張 器10は、ガスが通過する際、ガスから大量の熱エネルギーを吸収するフィルタ を有していないので、容器32とハウジング12は、生成された熱を大量に吸収 することがない。 すでに述べたように、ハウジング12内のガスは、窒素、ヘリウムあるいはア ルゴンであることが好ましい。これらはすべて、花火材料30または花火材料の 燃焼により生成された副生成物もしくは最終生成物とガスとが化学反応を起こす ことを制限する。不活性ガスの中では、熱伝導率が低いため、アルゴンが好まし い。その結果、花火材料30の粒子の燃焼により生成された熱の多くの部分が、 アルゴンガスの分子内にトラップされる。この熱は、ハウジング12内のアルゴ ンガスの温度を上昇させるために使用される。これにより、ハウジング内のアル ゴンガスが膨張し、アルゴンガスのダイアフラム38に対する圧力が増大する。 脆弱な容器32およびハウジング12はまた、協働して、粒子の燃焼により生 じた熱の結果として、ハウジング12内のガスの温度上昇を最大にする。ハウジ ング12と容器32は、少なくともガスに接触する表面が、低熱伝導率の材料に より作られる。そのような材料としては、セラミック、ゴムコーティング、ポリ エチレンコーティングなどがある。スチール、アルミニウムなどの高熱伝導率材 料がハウジング12および容器32に用いられたときの50ないし200K/W (M.K.)の伝導率範囲に比して、これらの材料は約1乃至15K/W(M. K.)の熱伝導率を有している。 ハウジング12および容器32はまた、約10ミリ秒以下の比較的短い時間し か、高温にさらされないため、生成された熱を大量に吸収することがない。これ は、高い温度で、30ないし60ミリ秒の間、作動する既存の膨張器と比べ、対 照的なことである。このように比較的長い時間の間に、熱は膨張器を形成する部 材に伝達される。 ガスが、ハウジング12内で十分に膨張すると、ダイアフラム38が壊れ、ガ スは、開口40および導管42を通って、膨張する。導管42はオプションであ る。導管42を取り除くと、熱は、直接に、開口40を通って、膨張可能なベル ト部分104に伝達される。ダイアフラム38の面積ならびに開口40および導 管42の断面積は、ダイアフラム38の破壊時間ならびに開口および導管を通っ て、膨張可能なベルト部分104に流れるガス流が制御できるように選ぶことが できる。花火材料30の特定の組成およびそのような材料中の異なる粒子の相対 的なサイズもまた、容器32内で、ガスが加熱されるべき時間を制御する。した がって、このような特定の組成は、ガスが膨張可能なベルト部分104に流れる 時間を制御することになる。 導管42を通って流れるガスは、ナイロンのような適当な材料から作られ且つ 全体を100で示す単一のベルトに含まれる膨張可能なベルト部分104のよう な膨張可能な部材の中に入る。この明細書での説明は、膨張可能な部分104に 向けられているが、この膨張可能なベルト部分104の他に、例えばエアバック のような他の膨張可能な部材と共にインフレータ10を使用してもよいことが分 かるであろう。 単一のベルト100は、全体を102で示す車両の中に配置されるようになっ ている。この単一のベルト100は、車両102を巻き込む衝突事故の際に占有 者を保護するように作られている。図3、図4に示すように、この単一のベルト 100の膨張可能な部分104は、その上端が、車両102の側部且つ占有者を 支えるシート108の上方に配置されたピラー106のような支持構造に取り付 けられている。ピラー106は、フロントシートの占有者が出入りする車両のド ア110の後方に配置されている。上記の支持構造は、変形例として、車両の他 の適当な部分で構成してもよい。例えば、膨張可能な部分104が車両のリアシ ートの占有者を保護する場合には、支持構造はルーフ部分の内面のフランジで構 成してもよい。 図4に示すインフレータ10は、膨張可能なベルト部分104の上端に配置す るのが好ましい。膨張可能なベルト部分104をピラー106に取り付ける場合 、この取付部は、ピラー106の上端にあってもよい。膨張可能なベルト部分1 04は、装飾的なベルトとスタンダードなショルダーベルト調節機構との間に組 み込んでもよく、これにより膨張可能なべルト部分104の上方位置をどのよう な占有者にも最も良くフィットさせることができる。膨張可能なベルト部分10 4は、占有者の肩の上、実際は占有者の首の上、且つ占有者の左の頬(この占有 者がドライバであれば)の近く又は占有者の頭の頂の近くに配置するのが好まし い。 膨張可能なベルト部分104は、図6に示すような態様で折り畳んでもよい。 図6に示すように、膨張可能なベルト部分104には、互いに横方向に離れた一 対の対向する壁部分104a、104bが設けられている。壁部分104a、 104bの各々は、この壁部分の側端から、壁部分の側端の間の中間位置までジ グザク状に延びている。このような関係によって、膨張可能なベルト部分104 をその頂から下方に膨張させる速度を速めることができる。このことは、また、 膨張可能なベルト部分104の下方への膨張の均一性を高めることができる。 膨張可能なベルト部分104をカバー105(図9)で囲むのが好ましい。カ バー105は、ポリエステルのような適当な材料から作られ且つ車両102の内 装にマッチする色を備えていてもよい。カバー105は、単一の材料を、ステッ チ109のように、その両端で接合した単一の材料で作ってもよい。ステッチ1 09が車両の中の他の占有者に見えないように、ステッチ109を占有者の胸に 対面するように配置してもよい。膨張可能なベルト部分104が膨張すると、カ バー105は膨張可能なベルト部分104から徐々に引き離されるようになる。 膨張の前に膨張可能なベルト部分104が捻れて平らな形状になるのを防止する ために、カバー105の中に、補強材107が膨張可能なベルト部分104の隣 に配置されている。 カバー105は、確かな利点を提供する。カバー105は、膨張可能なベルト 部分104が紫外線によって品質低下するのを防止することができる。カバー1 05は、また、膨張可能なベルト部分104が占有者の胸と擦れることによって 品質低下するのを防止することができる。カバー105は、また、膨張可能なベ ルト部分104を初期の合理的な最小体積に保持し、また、このベルト部分が上 手く展開するような膨張可能なベルト部分104の折り目を保持することができ る。補強材107は、また、膨張可能なベルト部分104が上手く展開するよう にこの膨張可能なベルト部分104の折り目を維持するのを助ける。 膨張可能なベルト部分104は、占有者のシート108の内側つまり内方側の 占有者のひざの近く、ひざの上方ではない、まで斜め(横断角度で)に下方に延 びている。この斜めつまり横断形状では、膨張可能なベルト部分104は占有者 の胸を横切る。膨張可能なベルト部分104は、その下方位置で、ひざベルト部 分112を構成する標準のシートベルトの帯ひも材料に適当に連結されている。 ひざベルト部分112は、ナイロンのような適当な材料から作られていてもよい 。ひざベルト部分112の構造は、現在使用されているひざベルトの構造に対応 し ていてもよい。膨張可能なベルト部分104及びひざベルト部分112は単一の ベルトを構成しているとみなすことができる。 占有者のひざの近くで、ひざの上方ではない、ひざベルト部分112がD−リ ング連結部材116を通って延びている(図8)。D−リング連結部材116の ようなD−リング連結部材はこの業界では周知である。D−リング連結部材11 6は開口115(図5)を有し、この開口115を通って、ひざベルト部分11 2が延び、ひざベルト部分112の方向を斜め下方から、ひざベルト部分が占有 者のひざを横断して延びる実質的に水平方向に変わる。ひざベルト部分112は 、その内方端で、車両のリテーナ122に取り外し可能に連結されるD−リング 連結部材116に取り付けられる(図3)。現在市販されている自動車のような 車両用のD−リング連結部材116及びリテーナ122の構造はこの業界では周 知である。 インフレータ19が作動すると、膨張可能なベルト部分104はそのベルトの 頂から下方に膨張する。このことは、付随ガスや電気的接続の不良の結果になる バックルやリテーナの位置のような望ましくない位置にインフレータ10を取り 付ける余地を与えないために望ましいので効果的である。更に、膨張可能なベル ト部分104の頂から下方への膨張可能なベルト部分104の膨張によって、占 有者の頭、首、胸を初期に保護することができる。このことは、占有者の頭、首 、胸への損傷が死亡に直結するが、占有者の膝頭や足首のような占有者の下側の 手足への損傷は最悪でも機能障害を与えるが死亡には直結しないという事実によ る。更に、車両102の側部衝突の場合、車両の側部への衝突時に頭と車両の側 部の内面との間に保護クッションを介在させるのに利用できる時間は比較的短い (例えば、10−15ミリ秒)。膨張可能なベルト部分104の頂から膨張可能 なベルト部分の下方への膨張は、このような状況において特に効果的である。 図4からわかるように、膨張可能なベルト部分104は、膨張されたときに、 乗員の首と頭を保護する。これは、顎の下から乗員の頭を支持し、乗員の頭が前 方方向に激しく回転しないようにする膨張されたクッションを提供することによ って乗員の頭の運動を抑制する。従来技術のように、乗員の胸の前方移動を伴っ て、乗員の頭が前方に激しく回転すると、乗員の頭は、本発明のようにこの運動 に対する十分な抑制が提供されない場合にはダッシュボード若しくは計器パネル 又はハンドル(乗員がフロントシートにいるとき)にぶつかることがある。さら に、衝突時に首に下向きに与えられる激しい引っ張りによって、従来技術にある ように、乗員の首は、激しく捻挫することがある。乗員の首と脚も本発明の膨張 可能なベルト部分によって保護されることがわかる。乗員が、後部座席にすわっ ているときには、乗員の首と頭は、このようにして本発明の膨張可能な部分によ ってフロントシートの後部に向けて移動しないように保護される。 膨張可能なベルト部分104が膨張されるときには、その有効長さは、膨張可 能なベルト部分の膨張された材料の経路長さが外方に押されるにつれて短くされ る。これにより、結合部材が保持器122に結合されているときに、ひざベルト 部分112のウエビング部分は、結合部材116のDリング中を引かれる。これ により、ひざベルト部分112は乗員のひざを押さえつけるようにきつくされる 。 ひざベルト部分112は、膨張可能なベルト部分104の膨張によってきつく されると、乗員の下部胴体の運動を抑制する。これによって、乗員の下側身体が 前方にスライドするのを抑制し、したがって、乗員のひざおよび足が損傷を受け るおそれを著しく緩和する。これはまた、乗員の頭と胸が最も効果的に拘束され るように乗員の上部胴体を位置決めする。 容器32中の花火材料30の量は非常に少なく、膨張可能なベルト部分104 の膨張は非常に速いので、膨張可能なベルト部分の温度は最小の量しか増加しな い。例えば、かかる膨張可能なベルト部分の膨張による膨張可能なベルト部分の 温度上昇は、約7°Fでしかない。これは、従来技術の膨張可能なベルトでとき どき起こったように乗員が火傷を負うのを防止する。 図5および図6に示されているように、膨張可能なベルト部分は、膨張される 前は比較的狭い。これは、壁部分104aおよび104bの側端から壁部分10 4aおよび104bの中間の位置までの壁部分104aおよび104bの各々の ジグザク形状によるものである。しかしながら、膨張可能なベルト部分104が 膨張されると、膨張可能はベルト部分は膨張して壁部分104aと壁部分104 bの間の横方向距離は著しく増大されるようになる。これは、図7および図8で 最もよくわかる。これは、乗員の胸、首および頭上の任意の位置で乗員の身体に 加えられる単位あたりの力が、膨張可能なベルト104が乗員の身体に当たる接 触面積の著しい増大によって著しく減少されるからである。 ひざベルト部分112は、車両の床近くで車両に固定して配置された引込み器 124に結合されるようになっている。引込み器124は、ひざベルト部分11 2を引込み器124上に配置し(巻き取り)或いは引込み器124からひざベル ト部分を巻き解くのを可能にするように当業界でよく知られた在来の仕方で作ら れている。市場では現在車両でひざベルトに関して適当な引込み器124が使用 されている。例えば、引込み器124は、アリゾナ、フェニックスのAm-Safeに よって製造され、販売されている Webbing Velocity Sensitive Retractor(Par t No.501580-4031)を構成するのがよい。この引込み器は、出典を明示すること によって本願の一部とされる。 引込み器124は、車両102を巻き込む衝突が起こったときにひざベルト部 分112が延長されないようにする。ひざベルト部分112はそのような時に延 長されることができないので、膨張可能なベルト部分104の膨張は、乗員のひ ざを押さえつけるひざベルト部分112の締めつけ力を発生させる。 同時に、膨張可能なベルト部分104は乗員の頭、首および胸に隣接して配置 されるようになり、乗員の身体のこれらの部分の運動を実質的に抑制する。 結合部材116(図3および図5)が当業界でよく知られた仕方で保持器から 取り外されると、引込み器124によって、ひざベルト部分112は引込み器上 に配置される(巻き取られる)ようになる。その結果、膨張可能なベルト部分1 04は、シート108に隣接した位置の、かつ、シート108の後部の下方に配 置されるようになる。これは、図8では破線で、図4では実線で示されている。 膨張可能なベルト部分104の上端がピラー106に取り付けられている場合に は、ピラーがフロントドアの後方にあるので、乗員は、膨張可能などの部分から も邪魔されることなくフロントドアから車両に出入りすることができる。 わかるように、膨張可能なベルト組立体100は、車両でいかなる構成部品す なわち副組立体をも調節する必要なしに車両に改装されることができるので有利 である。ドライバーシートの乗員、その他のフロントシートの乗員および後部座 席の乗員のために一体型ベルト100を設けることができる。一体型ベルト 100は、部分的には膨張可能なベルト部分104を膨張させるための膨張器1 0がかかる膨張可能なベルト部分と並置して配置されているために、これらのシ ートの各々に一体的な組立体として設けられている。 前述の説明からわかるように、膨張可能なベルト部分104は、車両を巻き込 む衝突が起こった後にほとんど瞬間的に膨張する。膨張が膨張可能なベルト部分 104の底に達すると、膨張は、膨張可能なベルト部分104の比較的薄い部分 と、ひざベルト部分112によって表されるような標準的なシートベルト構造体 の帯ひもの厚い部分との間の厚さの非連続の位置で大きな応力を及ぼす。この帯 ひもは、ひざベルト部分112の材料を構成する。厚さの非連続の位置は、膨張 可能なベルト部分112がひざベルト部分112に取り付けられる位置である。 膨張可能なベルト部分104とひざベルト部分112との間の厚さの非連続の 位置における大きな応力は、起こらないような手段を講じなければ、膨張可能な ベルト部分104の薄い材料を引き裂き、さらに膨張可能なベルト部分104を ひざベルト部分112から分離する傾向にある。膨張可能なベルト部分104が 膨張可能なベルト部分112から完全に分離すると、膨張可能なベルト部分10 4の膨張効果は、占有者を保護する観点からは失われる。 図5乃至図7は、先行の節で説明した問題を解決するための、全体的に130 で指示した縫い装置を示す。縫い装置は、複数の縫い目132a、132b、1 32c、132d及び132eの縫い目134を有する。複数の縫い目132a 、132b、132c、132d及び132eの各々の縫い目134は、のこぎ り歯或いはジグザグ模様に配置され、かかる複数の縫い目は、ベルト部分104 及び112の重複する長さに沿って延び、さらに縫い目134の複数の縫い目1 32a、132b、132c、132d及び132eのうちの交互のものが、第 1の横方向位置を有し、縫い目の複数の縫い目の他のものは、第1の横方向位置 から異なる横方向位置を有する。縫い目134の複数の縫い目132a、132 b、132c、132d及び132eは、互いに横方向に配置される。縫い目1 34の複数の縫い目132a、132b、132c、132d及び132eの各 々は、隣接する複数の縫い目のから横方向に等距離間隔を隔てている。 図5で最もよく理解できるように、縫い目134の複数の縫い目132a、 132c、及び132eは、縫い目134の複数の縫い目132b及び132d より大きな長さを有する。縫い目134の複数の縫い目132b及び132dは それぞれ、縫い目134の複数の縫い目132aと132cとの間に、及び縫い 目134の複数の縫い目132cと132eとの間に配置されるのが好ましい。 この配置は、応力荷重が膨張可能なベルト部分104の薄い材料からひざベルト 部分112の厚い帯ひもへ伝達されるときに、応力の突然の上昇を減じるために 主に設けられる。縫い目134の複数の縫い目132a、132b、132c、 132d及び132eは、本発明の範囲に影響を与えることなく、同じ或いは種 々の長さを有することができる。 膨張可能なベルト104内で、縫い目134の複数の縫い目132a、132 b、132c、132d及び132eから除かれた位置において、追加の縫い目 136及び138(図6及び図7)が、膨張可能なベルト部分とひざベルト部分 の重複長さに沿って間隔を隔てた位置で、重複する膨張可能なベルト部分104 とひざベルト部分112の幅を横切って横方向に配置される。追加縫い目は、縫 い目136の各側縁から縫い目138の他の側縁に斜めに延びて、十字形模様を 構成する。このような斜めの縫い目は、140及び142で指示する。これらの 縫い目は、膨張可能なベルト部分104とひざベルト部分112の横方向寸法に 沿って膨張可能なベルト部分104の一側縁によって支持される荷重を膨張可能 なベルト部分の他側縁に伝達する役割を果たす。 膨張可能なベルト部分104がこのようなベルト部分の上部位置から下方に膨 張するとき、膨張可能なベルト部分104を構成する薄い膨張可能な布に、かか る膨張可能なベルト部分の底端で生じた力は、複数の縫い目132a、132b 、132c、132d及び132eの各々における縫い目134の漸進的な1つ 1つに作用する。この作用は、分離する点まで各縫い目に徐々に荷重を負荷し、 それによってこのような縫い目の分離を行う。これは図7に例示的に示されてい る。 薄い布が膨張可能なベルト部分104の下端で膨張し、さらに複数の縫い目1 32a、132b、132c、132d及び132eの各々における縫い目13 4の漸進的な1つ1つで分離するとき、力は、ブレーキ用糸のエネルギー吸収に よって薄い布が保護され、完全にそのままの状態で、ベルト荷重を膨張可能 なベルト部分104からひざベルト部分112に伝達する程度に弱められる。ジ グザグ状の縫い目は、膨張可能なベルト部分104の経路に対して約45゜の角 度であり、布荷重に最大制限値を確立するためにすべての糸が順次次から次へと 切れるような破損強さの糸からなるのが好ましい。 膨張可能なベルトは高価である。従って、単一のベルト100は、それを使用 しようと思うときだけ、膨張になることが望ましい。これを達成するために、結 合部材を保持器122に結合した位置のところで、スイッチ141(図5)を結 合部材116に配置するのがよい。スイッチ141は結合部材116が保持器1 22に結合されるときだけ閉じられる。スイッチ141は図2のコネクターピン 24で回路に接続される。その結果、膨張器10はスイッチ141を閉じたとき だけ花火材料30の燃焼を得るように作動される。これにより、膨張可能なベル ト部分104は、占有者が単一のベルト100によってもたらされる保護を得よ うと思うときを除いて、膨張が阻止される。 本発明を構成する装置は、その個々の副装置において、そして、その組立体の 関係において、或る重要な利点を有する。例えば、膨張器の或る利点のため、膨 張器10は容器32(図1及び図2)のほとんど瞬間の開放と、ハウジング12 内のガスの加熱とを与える。これらの利点は花火材料30の組成と、粒子として の花火材料の形成と、容器32内の花火材料の粒子の部分的な燃焼と、しかる後 、このような粒子が低い熱伝導性をもったガスとハウジング内で並んで燃焼する ときのハウジング12内の花火材料の粒子の燃焼とを含む。これらの利点は又、 膨張器10の構成部品の最小の数と、容器32、ハウジング12及びマニホルド 36を含む異なる構成部品の薄い絶縁壁と、これらの構成部品を製造した材料と を含む。 そのうえ、花火材料30は従来技術のいくつかの膨張器で使用される、より大 きい粒(本発明の花火材料の粒子又は粒の大きさの20倍)と区別されるように 、粉又はグラニュール形態であるから、花火材料の燃焼を、従来技術よりかなり 短い時間で起こすことができる。花火材料のこの早い燃焼は又、一つには、容器 32内の花火材料の少ない量により生じ、また、一つには、従来技術と比較した ときに、燃焼が起こる約82737キロパスカル(約12000ポンド/平方イ ンチ:12,000 psi)の比較的高い圧力により生じる。本発明の膨張器10は又、 車両の付近の周囲温度のかなりの変化に対してさえ、単一のベルト100の実質 的に均一な作動特性の備えをする。 単一のベルト100は又、或る重要な利点を有する。膨張可能なベルト部分1 04が膨張になるとき、膨張可能なベルト部分104は占有者の胸、首及び頭を 保護する。膨張可能なベルト部分104は又、ひざベルト部分112を占有者の ひざを横切って占有者に締める。これにより、占有者の下肢についての付加的な 保護を与える。占有者が占有者ドアからの出入りを望むとき、結合部材116を 保持器122からはずして、ひざベルト部分112は引込み器124上の配置に なる(たとえば、巻き付けになる)。これにより、膨張可能なベルト部分104 を、図8に示すように、ドア110の後部に適所で実質的にシート108に沿っ て配置する。 本発明を構成する装置は又、従来技術に勝る他の利点を有する。例えば、ハウ ジング12は開口40及びオプションの導管42に隣接して配置される。これに より、膨張可能なベルト部分104が膨張になる時間を最小にするのを助ける。 これにより、膨張器10の重量と、膨張器によって占められる空間も最小にする 。膨張器10の重量と、膨張器によって占められる空間とを最小にすることによ り、膨張器内の花火材料30の量も最小にする。前述したように、花火材料は粉 又はグラニュール形態であるのが好ましい。花火材料30の燃焼は、膨張器に含 まれるべきフィルタを必要としない副産物及び最終生成物を生ずる。 膨張可能なベルト部分104が膨張になるとき、膨張可能なベルト部分104 は、膨張可能なベルト部分104を構成する薄い布に大きい応力を生じる。この 応力は、複数の縫い目132a、132b、132c、132d及び132dの 縫い目134のいくつかのところで、膨張可能なベルト部分104とひざベルト 部分112が離れることによって吸収される。縫い目134の他のものは、縫い 目136、138、140及び142と同様に、影響を受けないままである。こ の方法で、膨張可能なベルト部分104とひざベルト部分112は、膨張可能な ベルト部分104を構成する布が引き裂かれることなしに、取付けられたままで ある。 本発明の装置は又、膨張可能なベルト部分を保護し、かつ、膨張可能なベルト 部分の膨張を制御するために、膨張可能なベルト部分に対して包囲関係でカバー 105(図9)を配置している点で有利である。本発明の装置は又、保持器の結 合部材116を配置することでスイッチを閉じるときだけ、装置の作動の備えを するために、スイッチ141を保持器122に配置している点で有利である。 本発明を特定の実施の形態を参照して説明しかつ図示したけれども、伴われる 原理は、当業者にとって明白であろう多数の他の実施の形態での使用について可 能である。従って、発明は特許請求の範囲の請求項に記載した範囲で指示された ものだけによって限定されるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせであ って、前記車輛は支持構造物を有し且つ第1および第2の保持部材を有し、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者の胸を横切って斜めに延び、前記膨 張可能なベルト部分は第1および第2の端を有し且つ該第1の端が前記車輛の支 持構造物に取付けられるように構成され、 前記膝ベルト部分は、第1および第2の端を有し且つ該第1の端が前記膨張可 能なベルト部分の第2の端に取付けられ、前記膨張可能なベルト部分の第2の端 から前記占有者の膝を横切って延び、前記膝ベルト部分の第2の端は、前記車輛 の第1の保持部材に結合する結合部材を有し、 前記膝ベルト部分は、前記膨張可能なベルト部分の近傍の位置に、前記車輛の 前記第2の保持部材に結合する第2の結合部材を有し、 前記膝ベルト部分を前記膨張可能なベルト部分の方向に上方に延ばし且つ前記 膨張可能なベルト部分が膨張したときに前記占有者の膝に対して前記膝ベルト部 分を締めるように前記膝ベルト部分に作動的に結合された手段とを備えている組 合わせ。 2.前記車輛が衝突したときに前記膨張可能なベルト部分を膨張させるように前 記膨張可能なベルト部分に関連して配置された手段を備えている請求の範囲第1 項に記載の組合わせ。 3.前記占有者の胸、首および頭に対応する位置で前記膨張可能なベルト部分を 膨張させるように、前記膨張可能なベルト部分が実質的に前記車輛の支持構造物 まで延びている請求の範囲第1項に記載の組合わせ。 4.前記第2の保持部材が引込み器を含み、該引込み器は、前記第1の結合部材 が前記第1の保持部材から外されたときに、該引込み器に前記膝ベルト部分を配 置するように構成され且つ前記膝ベルト部分に対して配置され、さらに、前記引 込み器は、前記第1の結合部材が前記第1の保持部材から外されたとき、前記占 有者の車輛への乗り降りを容易にするように前記膨張可能なベルト部分を位置決 めするように、前記車輛のシートに対して配置されている請求の範囲第1項に記 載の組合わせ。 5.前記車輛は占有者のためのシートを含み、 さらに、前記膨張可能なベルト部分に関連し、前記車輛を巻込む衝突のときに 、前記膨張可能なベルト部分を膨張させる手段を備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記支持構造物まで実質的に延び、前記占有者 の肩、首および頭を支持するように前記膨張可能なベルト部分を膨張させ、 前記支持構造物は前記シートの一方の側に配置され、前記第2の保持部材と前 記引込み器とは前記支持構造物と同じ側に配置されている請求の範囲第4項に記 載の組合わせ。 6.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせであ って、前記車輛は支持構造物を有し、内方側および外方側を備えた前記占有者の ためのシートを有し、前記占有者用シートの内方側に第1の保持器手段を有し、 かつ、前記占有者用シートの外方側に第2の保持器手段を有し、 膝ベルト部分と膨張可能なベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膝ベルト部分は、第1および第2の端を有し、前記第1の保持器手段に保 持するための第1の結合部材を該第1の端に有し、且つ、前記第2の保持器手段 に保持するための第2の結合部材を前記第2の端の近傍に有し、前記第2の結合 部材は前記膝ベルト部分が通されるように構成且つ配置された開口を含み、 前記膨張可能なベルト部分は、前記膝ベルト部分の第2の端に結合された第1 の端を有し且つ前記支持構造物に取付けられるように構成された第2の端を有し 、 前記膨張可能なベルト部分は、前記車輛を巻込む衝突のとき、膨張し且つこの 膨張で前記膝ベルト部分を前記占有者に対して締めるように構成されている組合 わせ。 7.前記膨張可能なベルト部分内に配置され、前記車輛を巻込む衝突が起こった とき、前記膨張可能なベルト部分内にガスを膨張させる手段を備えている請求の 範囲第6項に記載の組合わせ。 8.前記車輛は床を備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者の頭の上方の位置で、前記支持構造 物に取付けられるように構成され、 前記第2の保持器手段は前記車輛の床の近傍に配置され、さらに、引込み器を 含み、該引込み器は、前記第1の結合部材が前記第1の保持器手段から解放され かつ該引込み器に配置されたとき、前記膝ベルト部分を前記第2の保持器手段に 配置し且つ前記膨張可能なベルト部分を前記占有者用シートの近傍に配置させる 請求の範囲第6項に記載の組合わせ。 9.前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者用シートの内方側で占有者の膝か ら、横断する角度で前記占有者用シートの外方側で前記占有者の上体部分に向か って延びる請求の範囲第6項に記載の組合わせ。 10.前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者の肩を横切って上方に延び、前 記膨張可能なベルト部分が膨張したとき前記占有者の首および頭を保護するよう に前記占有者の首および頭の一方の側に対して配置される請求の範囲第10項に 記載の組合わせ。 11.前記膨張可能なベルト部分に対して配置され、前記車輛の衝突の際に、ガ スを溜め且つ前記膨張可能なベルト部分内にガスを膨張させる手段を備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者の頭の上方の位置で、前記支持構造 物に取付けられるように構成され、 前記第2の保持器手段は、引込み器を含み、該引込み器は、前記第1の結合手 段が前記第1の保持器手段から解放されたとき、前記引込み器に前記膝ベルト部 分を配置するように構成され、 前記第2の保持器手段は、前記車輛の床の近傍に配置されており、前記第1の 結合部材が前記第1の保持器手段から解放され且つ前記膝ベルト部分が前記引込 み器に配置されたときに前記シートの近傍に前記膨張可能なベルト部分を配置す る請求の範囲第10項に記載の組合わせ。 12.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせで あって、前記車輛は、内方側および外方側を備えた前記占有者のためのシートを 有し、支持構造物を有し、前記占有者用シートの内方側に第1の保持部材を有し 、かつ、前記占有者用シートの外方側に第2の保持部材を有し、 膝ベルト部分と膨張可能なベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膝ベルト部分は前記占有者の膝を横切って延びるように配置され、前記第 1の保持部材に取付けるための第1の結合部材を第1の端に有し、且つ、前記膝 ベルト部分は、前記第1の端の反対側に第2の端を有し、 前記膨張可能なベルト部分は、前記膝ベルト部分の第2の端で、前記膝ベルト 部分に取付けられており、 さらに、前記膝ベルト部分の前記第2の端に配置されており、前記第2の保持 部材に結合し且つ前記膝ベルト部分を前記膨張可能なベルト部分に案内する手段 と、 前記膨張可能なベルト部分の前記第2の端に配置されており、前記膨張可能な ベルト部分を前記支持構造物に取付ける手段と、 前記第2の結合部材の近傍で前記膝ベルト部分に対して配置されており、前記 第1の結合部材を前記第1の保持部材に取付けたとき前記膝ベルト部分の弛みを 最小にし且つ前記占有者の膝を横切る膝ベルトの長さを増大させる所定値より大 きな力が前記膝ベルト部分にかかったときには、前記膝ベルト部分の長さが大き くならないようにする引込み器とを備えている組合わせ。 13.前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者用シートの内方側で占有者の膝 に近い位置から、前記占有者の胸を横切って、上方に、前記車輛の支持構造物ま で延びている請求の範囲第6項に記載の組合わせ。 14.前記車輛を巻込む衝突のときに前記膨張可能なベルト部分を膨張させる手 段を備え、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分との間の相対的な配置により、 膨張可能なベルト部分が膨張したときに、前記占有者の膝に対する前記膝ベルト 部分の締めつけが起こる請求の範囲第12項に記載の組合わせ。 15.前記膨張可能なベルト部分が膨張するときに該膨張可能なベルト部分に力 が加わり、 前記膨張可能なベルト部分が膨張するときに、該膨張可能なベルト部分に加わ る力を、前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とを外すことなく消失さ せるように、前記膝ベルト部分と前記膨張可能なベルト部分とを相互に連結する 手段とを備えている請求の範囲第12項に記載の組合わせ。 16.前記車輛はフロントドアと、リアウインドと、前記フロントドア及びリア ウインドの間のピラーとを有し、 前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記膨張可能なベルト部分を膨張させ る手段と、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分との間の相対的な配置により、 前記膨張可能なベルト部分が膨張したときに、前記占有者の膝に対する前記膝ベ ルト部分の締めつけが起こり、 前記膨張可能なベルト部分が膨張したときに該膨張可能なベルト部分に加わる 力を、前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とを外すことなく消失させ るように、前記膝ベルト部分と前記膨張可能なベルト部分とを相互に連結する手 段と、 前記支持構造物が、前記フロントドアと前記リアウインドとの間のピラーを構 成する請求の範囲第13項に記載の組合わせ。 17.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせで あって、前記車輛は、支持構造物を有し、内方側および外方側を備え前記占有者 を保持するシートを有し 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膨張可能なベルト部分は前記占有者の身体の一方の側の膝から、上方に且 つ横方向に、前記占有者の身体の他方の側の肩まで延び、 前記膝ベルト部分は前記占有者の膝を横切って延び、 前記膝ベルト部分を前記シートの内方側で前記車輛に解放可能に結台する第1 手段と、 前記膝ベルト部分を、前記シートの内方側で、前記占有者の膝を横切って延び る位置から、上方向の配置まで案内する第2手段と、 前記膝ベルト部分と前記膨張可能なベルト部分とを、前記第2手段の近傍の位 置で、相互に連結する第3手段と、 前記膝ベルト部分を、前記第2手段の近傍の位置で、前記車輛に結合する第4 手段と、 前記膨張可能なベルト部分を、前記占有者の肩の上方の位置で、前記車輛の保 持構造物に取付ける第5手段とを備えている組合わせ。 18.前記膝ベルト部分を引込み、該膝ベルト部分の弛みを実質的に除去し且つ 該膝ベルト部分が前記膨張可能なベルト部分に取付けられた後で前記膝ベルト部 分が伸びないようにする第6手段を備えている請求の範囲第17項に記載の組合 わせ。 19.前記第3手段は、前記膨張可能なベルト部分にかかる力を、前記膨張可能 なベルト部分の膨張中およびそのような力が前記膝ベルト部分にかかる前に、吸 収するように構成されている請求の範囲第17項に記載の組合わせ。 20.前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記膨張可能なベルト部分を膨張 させるように前記膨張可能なベルト部分に対して配置されている第6手段を備え ている請求の範囲第17項に記載の組合わせ。 21.前記第3手段は、前記膨張可能なベルト部分にかかる力を、前記膨張可能 なベルト部分の膨張中およびそのような力が前記膝ベエルト部分にかかる前に、 吸収するように構成されており、 前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記膨張可能なベルト部分を膨張させ るように前記膨張可能なベルト部分に対して配置されている第7手段を備えてい る請求の範囲第18項に記載の組合わせ。 22.車輛を巻込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせであ って、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膨張可能なベルト部分は、膨張したときに前記占有者の胸、首および頭を 保護するように上方に延び且つ該膨張可能なベルト部分の一端が前記車輛に取付 けられるように構成され、 前記膝ベルト部分は、前記占有者の膝を横切って延び且つ第2の端が前記車輛 に取付けられるように構成され、 前記膨張可能なベルト部分の第2の端および前記膝ベルト部分の第1の端を、 前記膨張可能なベルト部分の膨張によって前記膝ベルト部分にかかる力をその中 で吸収する相互関係で、取付ける第1手段を備え、 前記膝ベルト部分、を前記占有者の膝の位置から上方向に案内し、且つ、前記 膝ベルト部分の第1の端の前記第1手段によって、前記膨張可能なベルト部分の 第2の端に取付けるための第2手段を備えている組合わせ。 23.前記膝ベルト部分は一端が前記車輛に取付けられるように構成されており 、前記膝ベルト部分の第1の端に配置されており、前記膝ベルト部分が前記占有 者の膝を横切って配置され且つ前記膝ベルト部分の第1の端が前記車輛に取付け られたときに前記膝ベルト部分の弛みを最小にするための引込み器を備え、 前記膝ベルト部分は、前記車輛の衝突によって、前記膝ベルト部分に弛みを作 るであろう力がかかったときに、適所でロックするように構成されている請求の 範囲第22項に記載の組合わせ。 24.前記膝ベルト部分の第2の端は、前記車輛から外れるように配置且つ構成 されており、 前記取り外しの際に、前記膝ベルト部分を動かして、前記占有者の膝からずら す第3手段を備えている請求の範囲第22項に記載の組合わせ。 25.前記車輛がシートを含み、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とは、前記膝ベルト部分の第2 の端を前記車輛から外したときに、前記膨張可能なベルト部分を前記シートの近 傍で、前記占有者が前記膨張可能なベルト部分または前記膝ベルト部分からの妨 害なしで前記車輛に乗り降りできる位置に前記膨張可能なベルト部分を配置する ように、配置かつ構成されている請求の範囲第24項に記載の組合わせ。 26.前記車輛を巻込む衝突が起こったときに、前記膨張可能なベルト部分を膨 張させる第3手段を備えている請求の範囲第22項に記載の組合わせ。 27.前記膝ベルト部分は、その第1の端が前記車輛に取付けられるように構成 され、前記膝ベルト部分の第1の端に配置されており、前記膝ベルト部分が前記 占有者の膝を横切って配置され且つ前記膝ベルト部分の第1の端が前記車輛に取 付けられたときに前記膝ベルト部分の弛みを最小にするための引込み器を備え、 前記膝ベルト部分は、前記膝ベルト部分に弛みを生じさせる力がかかったとき、 適所でロックするように構成され、 前記車輛を巻込む衝突が起こったときに前記膨張可能なベルト部分を膨張させ る手段とを含む請求の範囲第25項に記載の組合わせ。 28.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせで あって、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膨張可能なベルト部分は、膨張したときに、前記占有者の胸、首および頭 を保護するように上方に向かって延び且つ前記膨張可能なベルト部分の第1の端 が前記車輛に取付けられるように構成され、膨張可能なベルト部分は縫合可能な 材料で作られ、 前記膝ベルト部分は、前記占有者の膝を横切って延び且つ第2の端が前記車輛 に結合されるように構成され、前記膝ベルト部分は、該膝ベルト部分と前記膨張 可能なベルト部分に縫合可能な材料で作られており、 前記膨張可能なベルト部分の第2の端と前記膝ベルト部分の第1の端とを、前 記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分との結合が一体的なベルトを形成さ せ、且つ、前記膨張可能なベルト部分が膨張したとき前記膨張可能なベルト部分 の第2の端にかかる力を消失させる一方で、その幾つかが、前記膨張可能なベル ト部分と前記膝ベルト部分とを結合させて前記一体的なベルトを形成するのに効 果的なままである関係で縫合する手段と、 前記膝ベルト部分の前記縫合手段によって、前記膨張可能なベルト部分に縫合 できるように前記膝ベルト部分を前記占有者の膝の位置から上方向に案内する手 段とを備えている組合せ。 29.前記膨張可能なベルト部分の第1の端に配置されており、前記車輛を巻込 む衝突のとき、前記膨張可能なベルト部分を膨張させる手段を備えている請求の 範囲第28項に記載の組合わせ。 30.前記膝ベルト部分は、前記第1の端が前記車輛に着脱可能に取付けられて おり、且つ、第2の端に前記膝ベルト部分の第1の端が前記車輛から外されたと き前記膝ベルト部分を引込む手段を含む請求の範囲第28項に記載の組合わせ。 31.前記車輛は屋根と床とを有し、 前記占有者が、前記膨張可能なベルト部分または前記膝ベルト部分に妨害され ることなく前記車輛に乗り降りできるように、前記膨張可能なベルト部分の前記 車輛への取付けは、前記屋根の近傍の位置であり、前記膝ベルト部分の前記車輛 への取付けは、前記床の近傍の位置である請求の範囲第28項に記載の組合わせ 。 32.前記膨張可能なベルト部分の第1の端に配置されており、前記車輛を巻込 む衝突のときに前記膨張可能なベルト部分を膨張させる第1手段を備え、 前記膝ベルト部分は、前記膝ベルト部分の第2の端が前記車輛に取外し可能に 取付けられており、前記膝ベルト部分の第1の端に、該膝ベルト部分が膝ベルト 部分の第2の端で前記車輛から外されたときに、該膝ベルト部分を引込む手段を 含む請求の範囲第31項に記載の組合わせ。 33.前記第1手段が、加熱されたときに膨張可能なガスのためのハウジングを 含み、破壊可能な容器内に配置された花火材料の粒子を含み、前記破壊可能な容 器は前記ハウジング内に配置され、前記容器は該容器内の花火材料の粒子の燃焼 の開始によって破壊可能であり、前記容器内の花火材料の粒子は前記容器が破壊 するとき部分的に燃焼し、そのような部分的に燃焼した花火材料の粒子が前記容 器内で燃焼して熱を前記ハウジング内に溜められたガスに伝達し加熱ガスを前記 膨張可能なベルト部分内に膨張させる請求の範囲第29項に記載の組合わせ。 34.車輛を巻き込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護するための組合わせで あって、 膨張したとき前記車輛の占有者の変位を制限するための膨張可能な部材と、 花火材料の粒子を中に貯蔵する破壊可能な容器と、 熱をうけたとき膨張する性質のガスを溜めるハウジングと、 前記車輛を巻込む衝突が起こったときに花火材料の粒子を燃焼させ始めて、前 記花火材料の粒子が部分的に燃焼した後に前記破壊可能な容器破壊し、部分的に 燃焼した花火材料をハウジング内に放出して該ハウジング内で前記花火材料の粒 子を完全に燃焼させ生じた燃焼の熱を前記ハウジング内のガスに伝達させる第1 手段と、 前記ハウジング内のガスの膨張に応答して、膨張したガスを制御された通路を 通して前記ハウジングから流れさせる第2手段とを備えている組合わせ。 35.前記膨張可能な部材が、膨張可能なベルト部分を構成しており、 前記膨張可能なベルト部分に結合されて該膨張可能なベルト部分と共に一体的 なベルトを構成する膝ベルト部分と、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分と協同的な関係で配置され、前 記膨張可能なベルト部分の膨張に応答して前記膝ベルト部分を前記占有者の身体 に対して締めつける第3手段とを備えている請求の範囲第34項に記載の組合わ せ。 36.前記制御された通路は、前記ハウジング内でガスが膨張したときに該ハウ ジング内のガスを受け入れ、該ガスにより前記膨張可能なベルト部分を膨張させ る開口を形成する導管を含む請求の範囲第34項に記載の組合わせ。 37.前記第2手段は、前記ハウジングと前記制御された通路との間に配置され 且つ前記ハウジング内の特定のガス圧に応答して破壊され前記制御された通路を 通して前記ハウジング内のガスを流れさせる破壊可能なダイヤフラムを含む請求 の範囲第34項に記載の組合わせ。 38.前記制御された通路は、前記ハウジング内でガスが膨張したときに該ハウ ジング内のガスを受け入れ、該ガスにより前記膨張可能なベルト部分を膨張させ る開口を形成する導管を含み、 前記第2手段が、前記ハウジングと前記導管との間に配置され且つ前記ハウジ ング内の特定のガス圧に応答して破壊され前記導管の開口を通して前記ハウジン グ内のガスを流れさせる破壊可能なダイヤフラムを含む請求の範囲第35項に記 載の組合わせ。 39.前記ハウジング内にガスを導入し且つ該導入の後に前記ハウジングをシー ルする第3手段を備えている請求の範囲第34項に記載の組合わせ。 40.膨張可能な部材と、 花火材料の粒子を中に貯蔵する破壊可能な容器と、 破壊可能な容器と、 前記破壊可能な容器内の花火材料の粒子を貯蔵する第1手段と、 熱にさらされたとき膨張する性質を有するガスを貯蔵するハウジングと、 前記花火材料の粒子を燃焼させ始め、前記花火材料の粒子が部分的に燃焼した 後に前記破壊可能な容器破壊し、部分的に燃焼した花火材料を前記ハウジング内 に放出させ前記部分的に燃焼した花火材料の粒子を該ハウジング内で完全に燃焼 させ前記花火材料の粒子の燃焼によって生じた熱を前記ハウジング内のガスに伝 達させる第2手段と、 前記ハウジング内のガスへの熱の伝達に応答して、加熱されたガスで前記膨張 可能な部材を膨張させる第3手段とを備えている組合わせ。 41.前記第2手段が前記ハウジングから延びる開口を有する導管を含み、該導 管が前記膨張可能な部材に加熱されたガスを通す請求の範囲第40項に記載の組 合わせ。 42.前記膨張可能な部材が膨張可能なバッグを構成し、 前記膨張可能なバッグが前記占有者の一方の側の膝から、該占有者の胸を横切 って、該占有者の頭の他方の側を通過して延び、 前記容器、前記第2手段、前記ハウジングおよび前記第3手段が、前記膨張可 能なバッグを、前記占有者の頭から該占有者の膝に向けて下方に膨張させるよう に配置されている請求の範囲第40項に記載の組合わせ。 43.前記膨張可能な部材は、前記車輛を巻込む衝突のときに該車輛内の占有者 を保護できるように該車輛内に配置されており、 前記膨張可能な部材は膨張可能なベルト部分を含み 前記膨張可能なベルト部分に連結された膝ベルト部分を含み、前記膨張可能な ベルト部分と前記膝ベルト部分と関連し前記膨張可能なベルト部分が膨張したと きに該膝ベルト部分を前記車輛内の占有者の膝に対して締める第3手段を備え、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分が一体的なベルトを構成する請 求の範囲第40項に記載の組合わせ。 44.前記ハウジングと前記容器が、熱伝導性が低い材料で作られている請求の 範囲第40項に記載の組合わせ。 45.前記膨張可能な部材が、前記車輛を巻込む衝突のとき該車輛内の占有者を 保護できるように前記車輛内に配置され、 前記第3手段が、前記ハウジングから前記膨張可能な部材内に延びる開口を有 する導管を含み、 前記膨張可能な部材が膨張可能なバッグを含み、 前記膨張可能なベルト部分が、前記占有者の一方の側の膝から該占有者の胸を 横切って該占有者の頭の他方の側を通って延び、 前記容器、前記第1手段、前記ハウジングおよび前記第2手段が、前記膨張可 能なベルト部分を前記占有者の頭から該占有者の膝に向かって下方に膨張させる ように配置され、 前記膨張可能なベルト部分に連結され且つ該膨張可能なベルト部分とともに一 体的なベルトを構成する膝ベルト部分と、 前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト部分と関連し、前記車輛を巻込 む衝突が起こって前記膨張可能なベルト部分が膨張したときに前記占有者の膝に 対して前記膝ベルト部分を締める第3手段とを備えている請求の範囲第44項に 記載の組合わせ。 46.膨張可能な部材と、 加熱されたとき膨張可能なガスを保持するハウジングと、 ハウジングと協働的な関係で配置され、前記ハウジング内のガスを膨張させる ための熱を生成するための可燃性材料の粒子を保持する第1手段とを備え、該第 1手段は、前記可燃性材料の粒子の部分的な燃焼で破壊可能であり、前記ハウジ ング内で前記可燃性材料の粒子を連続的に燃焼させ、 前記ハウジングから該ハウジングと流体的に隔絶された関係で延び且つ前記ハ ウジング内のガスが所定圧になると該ハウジングと流体的に連通され、該ハウジ ングとの流体的な連通により膨張可能な部材を膨張させる第2手段と、 前記第1手段内の可燃性材料の粒子の燃焼を開始させる第3手段とを備えてい る組合わせ。 47.前記第2手段および前記ハウジングは、前記ハウジングから前記第2手段 への膨張したガスの通路を作り、 前記膨張可能な部材は、前記第2手段の中を流れるガスを受け入れて該膨張可 能な部材を膨張させるように前記第2手段に対して配置されている請求の範囲第 46項に記載の組合わせ。 48.前記ハウジングと協働し、前記第1手段内の可燃性材料の粒子の燃焼の前 に前記ハウジング内のガス圧が所定の限界内にあるか否かを表示する手段を備え ている請求の範囲第46項に記載の組合わせ。 49.前記ハウジングへガスを導入でき且つガス導入後に該ハウジング内のガス をシールすることができるように前記ハウジングと協働的な関係に配置されてい る手段を備えている請求の範囲第46項に記載の組合わせ。 50.前記ハウジング内のガスが不活性ガスである請求の範囲第46項に記載の 組合わせ。 51.前記第1手段内の可燃性材料の粒子の燃焼の前に前記ハウジング内のガス 圧が所定の限界内にあるか否かを表示できるように前記ハウジングと協働的な関 係に配置されている手段と、 前記ハウジングにガスを導入し且つガス導入後に該ハウジングをシールできる ように前記ハウジングと協働的な関係に配置された手段とを備え、 前記ハウジング内のガスがアルゴンで構成されている請求の範囲第47項に記 載の組合わせ。 52.前記ハウジングと前記第1手段とが、該第1手段と該ハウジング内での可 燃性材料の燃焼によって生成された熱の損失を最小にするために、熱伝導性が低 い材料で作られている請求の範囲第47項に記載の組合わせ。 53.膨張可能なガスを保持するハウジングと、 前記ハウジング内に配置された容器と、 該容器内に配置された花火材料の粒子とを備え、該粒子は燃焼して環境を害さ ず且つ占有者を傷つけない副産物および最終生成物を生成する性質を有し、 前記容器内の花火材料の燃焼を開始させる第1手段を備え、 前記ハウジング内のガスは前記花火材料の粒子の燃焼で膨張可能であり、 前記ハウジングと協働して配置され通路を構成する第2手段と、 前記ハウジング内のガスの膨張に応答して前記通路の中に前記ガスを流すため の第3手段と、 前記通路の中のガスの流れに応答して膨張する膨張可能部材とを備えている組 合わせ。 54.前記容器が該容器内の前記花火材料の粒子の燃焼で破壊可能であり、部分 的に燃焼した前記花火材料の粒子は、前記破壊可能な容器の破壊後に前記ハウジ ング内でさらに燃焼可能である請求の範囲第53項に記載の組合わせ。 55.前記ハウジング内のガスは熱伝導性が低い請求の範囲第53項に記載の組 合わせ。 56.前記ハウジングに前記ガスを導入させ且つ該導入後に前記ハウジングをシ ールする第4手段を備えている請求の範囲第53項に記載の組合わせ。 57.前記膨張可能な部材が前記車輛を巻込む衝突が起こったときに該車輛内の 占有者を保護するように前記車輛内に配置され、 前記膨張可能な部材が膨張可能なベルト部分を含み、 前記占有者の膝を横切って延びるように構成且つ配置された膝ベルト部分を備 え、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とは一体的なベルトを構成し、 前記膨張可能なベルト部分は占有者の膝以外の占有者の身体の他の部分を保護 するように構成且つ配置され、 前記膝ベルト部分と前記膨張可能なベルト部分を連結し、前記車輛を巻込む衝 突が起こって前記膨張可能なベルト部分が膨張したときに前記膝ベルト部分で前 記占有者の膝を締め且つ膨張可能なベルト部分を前記占有者の身体の他の部分に 配置する手段とを備えている請求の範囲第53項に記載の組合わせ。 58.前記膨張可能な部材が膨張可能なベルト部分を含み、 前記膨張可能なベルト部分が前記占有者の胸、首および頭に隣接して膨張する ように構成且つ配置されている請求の範囲第53項に記載の組合わせ。 59.前記容器が該容器内の前記花火材料の粒子の燃焼によって破壊可能であり かつ部分的に燃焼した前記花火材料の粒子は前記破壊可能な容器の破壊後に前記 ハウジング内で燃焼可能であり、 前記ハウジング内のガスは不活性ガスであり且つ低い熱伝導性を有し、 前記ガスを前記ハウジングヘ導入し且つ該導入の後に前記ハウジングをシール する第4手段を備えている請求の範囲第53項に記載の組合わせ。 60.前記膨張可能な部材は、前記車輛を巻込む衝突が起こったとき占有者を保 護するように前記車輛内に配置され、 前記膨張可能な部材が膨張可能なベルト部分を含み、 前記占有者の膝を横切って延びるように構成且つ配置された膝ベルト部分を備 え、 前記膨張可能なベルト部分は占有者の膝以外の占有者の身体の他の部分を保護 するように構成且つ配置され、 前記膝ベルト部分と前記膨張可能なベルト部分を連結して一体的なベルトを構 成し且つ前記車輛を巻込む衝突が起こって前記膨張可能なベルト部分が膨張した ときに前記膝ベルト部分で前記車輛内の前記占有者の膝を締め且つ膨張可能なベ ルト部分を前記占有者の身体の他の部分に配置する第5手段とを備えている請求 の範囲第59項に記載の組合わせ。 61.前記ハウジング内のガスの圧力が所定レベルより低いことを示すように前 記ハウジングに配置された手段を備えている請求の範囲第53項に記載の組合わ せ。 62.車輛衝突のときシートの占有者を保護するための組合わせであって、前記 シートが内方側と外方側とを有し、 シートと支持構造物とを含む車輛と、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体的なベルトとを有し、 前記膨張可能なベルト部分は前記支持構造物から前記占有者の胸を横切って前 記シートの内方側まで延び、該膨張可能なベルト部分は上方端および下方端を有 し、 前記膝ベルト部分は、前記膨張可能なベルト部分の下方端で該膨張可能なベル ト部分に取付けられ、該膨張可能なベルト部分と共に一体的なベルトを構成し、 且つ、前記占有者の膝を横切って前記シートの内方側から前記シートの外方側ま で延び、 前記車輛を巻込む衝突が起こったとき前記膨張可能なベルト部分を膨張させる ことができるように、前記膨張可能なベルト部分に作動的に結合された第1手段 と、 前記車輛を巻込む衝突が起こり且つ前記膨張可能なベルト部分が膨張したとき に、前記占有者の膝に対して前記膝ベルト部分を保持するように前記膝ベルト部 分と関連した第2手段とを備えている組合わせ。 63.前記第2手段は、前記車輛を巻込む衝突が起こったときに燃焼可能な花火 材料の粒子を保持する破壊可能な容器を含み、 ハウジングを備え、 前記破壊可能な容器は、前記ハウジング内に配置され、前記破壊可能な容器内 の前記花火材料の粒子の燃焼の開始により開かれ且つ前記ハウジング内の前記花 火材料の粒子の燃焼を完了させ、 前記ハウジング内に、該ハウジング内の前記花火材料の粒子の燃焼により加熱 されるガスがあり、 前記ハウジング内のガスの加熱に応答して前記膨張可能なベルト部分への加熱 ガスの通路を作り該膨張可能なベルト部分を膨張させる第3手段を備えた請求の 範囲第62項に記載の組合わせ。 64.前記車輛が床を有し、 前記車輛内で該車輌の床の近傍に配置され且つ前記占有者の膝を横切る膝ベル ト部分を最初に延ばすように作動し、その後、膝ベルト部分の伸びを防止する第 2手段を備え、これにより、前記膝ベルト部分が前記車輛を巻込む衝突が起こっ たときに伸びなくなり、前記膨張可能なベルト部分が膨張したときに前記膝ベル ト部分が前記占有者の膝に対して締められる請求の範囲第62項に記載の組合わ せ。 65.前記車輛の前記シートの内方側の保持器と、 前記膝ベルト部分の端に配置され且つ前記占有者の膝を横切る前記膝ベルト部 分を保持するように前記保持器に取付け可能である結合部材と、 前記引込み器は、配置され且つ該保持器から前記連結部材を取外したとき前記 保持器に前記膝ベルト部分を配置するように作動し、これによって、前記膨張可 能なベルト部分に妨害されることなく前記占有者が前記車輛に乗り降りできる請 求の範囲第64項に記載の組合わせ。 66.前記第2手段が前記花火材料の粒子を保持する破壊可能な容器を含み、前 記花火材料が前記車輛を巻込む衝突が起こったとき燃焼可能であり、 ハウジングを備え、 前記破壊可能な容器は、前記ハウジング内に配置され、前記破壊可能な容器内 の花火材料の粒子の燃焼が開始されると破壊可能であり、且つ、前記ハウジング 内で前記花火材料の粒子の燃焼を完了させ、 前記ハウジング内に、該ハウジング内の花火材料の粒子の燃焼で加熱されるガ スがあり、 前記ハウジング内のガスの加熱に応答して前記膨張可能なベルト部分に加熱さ れたガスを通して該膨張可能なベルト部分を膨張させる第3手段を備えている請 求の範囲65に記載の組合わせ。 67.車輛衝突の際に占有者を保護する組合わせであって、 前記車輛が支持構造物と、内方側と外方側とを有するシートと、該シートの内 方側の近傍の保持器と前記シートの外方側の近傍の引込み器とを含み、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分とを含む一体式ベルトを備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者用シートの前記占有者の胸の上方で 前記支持構造物に取付けられ、且つ、前記占有者の胸を横方向に横切って下方に 前記占有者の膝に近づく位置まで延び、 前記膝ベルト部分は、前記膨張可能なベルト部分の底部の近傍の位置で前記膨 張可能なベルト部分に取付けられ且つ前記占有者の膝を横切って前記占有者の膝 の内方側まで延び、 前記保持器および前記引込み器のそれぞれに取付けるために前記引込み器に設 けられた第1および第2の結合手段と、 前記車輛を巻込む衝突が起こったときに膨張可能なベルト部分を膨張させるよ うに前記膨張可能なベルト部分に作動的に結合された膨張手段とを備えている組 合わせ。 68.前記膨張可能なベルト部分は、前記車輛を巻込む衝突が起こって前記占有 者の胸、首および頭を保護するために膨張したときに、前記占有者の首を横切っ て且つ頬に当接して延びる請求の範囲第67項に記載の組合わせ。 69.前記車輛は床を備え、 前記引込み器は、前記シートの近傍の位置で前記床の近傍に配置され、且つ、 前記結合部材が前記第1保持器から解放されたとき前記引込み器に前記膝ベルト 部分を配置するように構成され前記占有者の妨害されない前記車輛からの乗り降 りを可能にする請求の範囲第67項に記載の組合わせ。 70.前記膨張手段が、前記車輛を巻込む衝突が起こったときに前記膨張可能な ベルト手段を膨張させるように前記膨張可能なベルト手段に対して配置され、 前記膨張手段は、環境を害さず且つ占有者を傷つけない副産物および最終生成 物を生成する燃焼可能な粒子を含んでいる請求の範囲第67項に記載の組合わせ 。 71.前記膨張可能なベルト部分は、前記占有者の胸、首および頭を保護するた めに膨張したときには、前記占有者の首を横切って且つ頬に当接して延び、 前記第2の保持器は、前記シートの近傍の位置で前記床の近傍に配置され且つ 前記第1の結合手段が前記第1の保持器から解放されたときに前記膝ベルト部分 を前記引込み器に配置するように構成され前記占有者の妨害されない前記車輛か らの乗り降りを可能にする請求の範囲第70項に記載の組合わせ。 72.車輛衝突の際に占有者を保護する組合わせであって、 床と、支持構造物と、内方側と外方側とを有するシートと、前記シートの内方 側の近傍且つ前記車輛の床の近傍に配置された保持器とを含んでいる車輛と、 膨張可能なベルト部分と膝ベルト部分と含む一体的なベルトとを備え、 前記膨張可能なベルト部分は、前記シートに前記占有者が座ったときの前記占 有者の胸の上方の位置で前記支持構造物に取付けられ、該膨張可能なベルト部分 は、前記占有者の胸を横切って下方かつ横方向に延び、 前記膝ベルト部分は、前記シートの外方側から前記シートの内方側まで延び且 つ前記保持器に取付けることができる結合手段を有しており、 前記車輛を巻込む衝突が起こったとき前記膨張可能なベルト部分を膨張させる ことができるように前記膨張可能なベルト部分に関連して配置された第1手段と 、 前記膨張可能なベルト部分の膨張によって前記膨張可能なベルト部分にかかる 力を、前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とを外すことなく、該第2 手段によって吸収する相互関係で、前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部 分とを取付ける第2手段とを備えている組合わせ。 73.前記膝ベルト部分を前記シートの外方側で前記占有者の膝に沿った方向か ら前記膨張可能なベルト部分の横方向に対応する方向に向け直し、前記第2手段 による前記膝ベルト部分の前記膨張可能なベエルト部分への取付けを可能する第 3手段を備えている請求の範囲第73項に記載の組合わせ。 74.前記車輛の前記シートの外側の前記車輛の床の近傍に配置された引込み器 であって、前記膝ベルト部分が前記保持器から外されたとき前記膝ベルト部分を 該引込み器に配置する引込み器を備え、これによって、前記膨張可能なベルト部 分に妨害されるこなく前記占有者が前記車輛に乗り降りできる請求の範囲第72 項に記載の組合わせ。 75.前記第2手段が、互いに部分的に重なった関係にある前記膨張可能なベル ト部分および前記膝ベルト部分を貫通する複数の糸を含んでいる請求の範囲第7 2項に記載の組合わせ。 76.前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト部分がそれらの長手方向に 沿って部分的に重なる関係で配置されており、 複数のそれぞれの糸が前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト部分の部 分的に重なっている部分に沿ってジグザク関係に配置され、 前記第2手段は、また、前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト部分の 部分的に重なっている部分の前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト部分 の側端の間で横方向に延びる追加の糸を含み、さらに、前記膨張可能なベルト部 分および前記膝ベルト部分の部分的に重なっている部分の側端の間で前記追加の 糸と関連して斜めに延びている糸を含んでいる請求の範囲第74項に記載の組合 わせ。 77.前記車輛は、前記シートの近傍の位置で前記床の近傍に配置された引込み 器であって、前記結合手段が前記第1の保持器から解放されたときに前記膝ベル ト部分を該引込み器に配置するように構成された引込み器を含み、前記占有者の 妨害されることのない前記車輛からの乗り降りが可能となり、 前記膝ベルト部分を前記膝ベルト部分の外方側で前記占有者の膝に沿った方向 から前記膨張可能なベルト部分の横方向に対応する方向に向け直し、前記第2手 段による前記膝ベルト部分の前記膨張可能なベルト部分への取付けを可能する第 3手段を備え、 前記車輛内の前記シートの外方側の前記車輛の床の近傍に配置された引込み器 であって、前記結合手段が前記保持器から外されたとき前記膝ベルト部分を該引 込み器に配置する引込み器を備え、これによって、前記占有者の妨害されない前 記車輛からの乗り降りを可能にし、 前記第2手段は、前記膝ベルト部分および前記膨張可能なベルト部分の部分的 に重なっている長さにわたって、前記膨張可能なベルト部分および前記膝ベルト 部分を貫通する複数の糸を含んでいる請求の範囲第76項に記載の組合わせ。 78.占有者を保護する組合わせであって、 シートを含む車輛と、 破壊可能な容器を含む膨張器であって、該容器内に花火材料の粒子を含み、ガ スを保持するハウジングを含み、前記破壊可能な容器は、該容器が壊れたときに 前記ハウジングと連通し、該破壊可能な容器が開いた後であって且つ該容器内の 花火材料の粒子の燃焼が完了する前に前記ハウジング内に前記花火材料の粒子を 配置するように該ハウジングに対して配置され、 前記車輛を巻込む衝突が起こり前記ハウジング内の花火材料の粒子の燃焼によ って発生した熱でガスが膨張したとき、前記ハウジングからガスを流れさせるよ うに前記ハウジングに対して配置された手段と、 前記シートの占有者を保護するためにガスによって膨張するように前記ハウジ ングからのガスの流れに対して配置された膨張可能な部材を備えている組合わせ 。 79.前記ハウジングから前記膨張可能な部材へガスが流れないように前記ハウ ジングに対して配置された手段であって、前記ハウジング内のガスの力によって 作動させられ前記ハウジングから前記膨張可能な部材へのガスの流れを作る手段 を備えている請求の範囲第78項に記載の組合わせ。 80.前記車輛を巻込む衝突に応答して前記容器内の花火材料の粒子に点火する 手段を備えている請求の範囲第78項に記載の組合わせ。 81.前記膨張可能な部材は、前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、占有者の 頭、首、肩および胸を保護する長さにわたって膨張するように前記シートの占有 者に対して配置されかつ構成されている請求の範囲第78項に記載の組合わせ。 82.前記隔絶手段は、破壊可能なダイヤフラムを含み、 前記ダイヤフラムが破壊されたとき前記ハウジングから前記膨張可能な部材ま でガスを流すように前記ハウジングと前記膨張可能な部材との間に配置された導 管を備えている請求の範囲第78項に記載の組合わせ。 83.前記ガスが不活性である請求の範囲第78項に記載の組合わせ。 84.前記車輛を巻込む衝突に応答して前記容器内の花火材料を点火する手段を 備え、 前記膨張可能な部材は、前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記占有者の 頭、首、肩および胸を保護する距離にわたって膨張するように構成され且つ前記 シートの占有者に対して配置されており、 前記花火材料は、前記占有者を傷つけず且つ雰囲気を損傷しない副生成物およ び最終生成物を作る前記可燃性材料の粒子を構成して、前記ガスがアルゴンであ る請求の範囲第79項に記載の組合わせ。 85.占有者を保護する組合わせであって、 シートを含む車輛と、 破壊可能な容器と、 該容器内の花火材料の粒子と、 ガスを保持するハウジングであって、前記容器と連通可能な関係で配置され、 前記容器が壊れたとき、前記花火材料の粒子の完全な燃焼の前に前記花火材料の 粒子を受入れ、前記ハウジング内の花火材料の粒子の連続した燃焼を可能するハ ウジングと、 前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記花火材料の粒子の燃焼を開始させ る手段と、 前記ハウジングを連通可能な関係で配置され前記ハウジング内の加熱ガスを受 入れ且つ通過させる導管と、 前記ハウジングを前記導管から隔絶するように前記ハウジングと前記導管との 間に配置され、加熱ガスによって破壊され前記ハウジングと前記導管との間を連 通させるダイヤフラムと、 前記導管を通るガスに応答して膨張する膨張可能なバッグとを備え、該膨張可 能なバッグは、該バッグが膨張したとき前記シートの占有者を保護するように前 記シートに対して配置されている組合わせ。 86.前記導管は、前記ハウジングに対して隣接する関係で配置されて且つ前記 ダイヤフラムだけによって前記ハウジングから分離されている請求の範囲第85 項に記載の組合わせ。 87.前記ガスが窒素、ヘリウムおよびアルゴンからなる群から選択された不活 性ガスである請求の範囲第85項に記載の組合わせ。 88.前記膨張可能なバッグが膨張可能なベルト部分を含み、該膨張可能なベル ト部分が対向して配置された一対の壁部分を含み、各壁部分は、対向して配置さ れた壁部分の間の横方向の中間位置まで、ジグザグ形状で延びている請求の範囲 第85項に記載の組合わせ。 89.車輛を巻込む衝突の際に該車輛内の占有者を保護する組合わせであって、 対向して配置された一対の壁を含む膨張可能なバッグを含み、壁の各々は、そ の壁の横方向の端から対向して配置された壁の間の横方向の中間位置まで、ジグ ザグ形状で延び、 前記膨張可能なバッグを膨張させる膨張手段を備えている組合わせ。 90.前記膨張可能なバッグは該バッグに頂を構成する縦方向の構成部品を有す る方向に配置され、 前記膨張手段は、前記膨張可能なバッグの頂から前記膨張可能なバッグを膨張 させるように該膨張可能なバッグに対して配置されている請求の範囲第89項に 記載の組合わせ。 91.前記膨張可能なバッグは、膨張可能なベルト部分を含み、該膨張可能なベ ルト部分は該膨張可能なベルト部分に頂を構成する縦方向の構成部品を有する方 向に配置され、 前記膨張可能なベルト部分と該膨張可能なベルト部分の下方に配置された膝ベ ルト部分とを含む一体的なベルトを備え、 前記膨張手段は、前記膨張可能なベルト部分を該膨張可能なベルト部分の頂か ら前記膝ベルト部分に向かう方向に膨張させるように前記膨張可能なベルト部分 に対して配置されている請求の範囲第89項に記載の組合わせ。 92.前記膨張可能なバッグが膨張可能なベルト部分を含み、 該膨張可能なベルト部分は、該膨張可能なベルト部分に頂を構成する縦方向の 構成部品を有する方向に配置され、 前記膨張可能なベルト部分と該膨張可能なベルト部分の下方に配置された膝ベ ルト部分とを含む一体的なベルトを備え、 前記膨張手段は、前記膨張可能なベルト部分を該膨張可能なベルト部分の頂か ら前記膝ベルト部分に下方に向かう方向に膨張させるように前記膨張可能なベル ト部分に対して配置され、 前記膝ベルト部分は、前記膨張可能なベルト部分が膨張したとき、前記占有者 の身体の下方部分を動かないようにするように前記膝ベルト部分に対して配置さ れている請求の範囲第89項に記載の組合わせ。 93.車輛を巻込む衝突の際に、該車輛内の占有者を保護する組合わせであって 、 膨張可能なベルト部分に頂を形成する縦方向の構成部品を有する方向に配置さ れた膨張可能なバッグと、 前記膨張可能なベルト部分の頂から該膨張可能なベルト部分を膨張させる膨張 手段と、 前記膨張可能なベルト部分の底部で膝ベルト部分に作動的に結合された膝ベル ト部分とを備え、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とが一体的なベルトを構成して いる組合わせ。 94.前記膝ベルト部分は前記占有者の膝を横切って延び且つ前記膨張可能なベ ルト部分が膨張したとき前記占有者の身体に対して締められるように前記膨張可 能なェルト部分に対して配置されている請求の範囲第93項に記載の組合わせ。 95.前記膨張可能なベルト部分の底部および前記膝ベルト部分を取付けて、前 記膨張可能なベルト部分が膨張したとき、前記膝ベルト部分が前記膨張可能なベ ルト部分から完全にではなく、部分的に外れるようにする手段を備えている請求 の範囲第93項に記載の組合わせ。 96.前記膨張手段は、その中にガスを備えたハウジングを含み、且つ、花火材 料の粒子を含み、該花火材料の粒子は、該花火材料の粒子の燃焼が開始される前 には前記ハウジングと隔絶した関係で配置され、前記花火材料の粒子の部分的な 燃焼の後には前記ハウジングに移動可能であり、 前記車輛を巻込む衝突の起こったときに、前記花火材料の粒子の燃焼を開始さ せる手段を備えている請求の範囲第94項に記載の組合わせ。 97.前記膨張可能なベルト部分の底部と前記膝ベルト部分とを取付けて、前記 膨張可能なベルト部分が膨張したとき、前記膝ベルト部分が前記膨張可能なベル ト部分から完全にではなく、部分的に外れるようにする手段を備え、 前記膨張手段は、その中にガスを備えたハウジングを含み、且つ、花火材料の 粒子を含み、該花火材料の粒子は、該花火材料の粒子の燃焼が開始される前には 前記ハウジングと隔絶した関係で配置され、前記花火材料の粒子の部分的な燃焼 の後には前記ハウジングに移動可能であり、 前記車輛を巻込む衝突の起こったときに、前記花火材料の粒子の燃焼を開始さ せる手段を備えている請求の範囲第94項に記載の組合わせ。 98.占有者を保護する組合わせであって、 保持器と、該保持器に配置され、開および閉関係を有し、通常は、開関係に配 置されたスイッチとを含む車輛と、 膨張可能なベルト部分と、 前記膨張可能なベルト部分に取付けられ、前記占有者の膝を横切って延びて前 記膨張可能なベルト部分が膨張したとき前記占有者の身体の下方部分を固定的に 保持する膝ベルト部分とを備え、 前記膨張可能なベルト部分と前記膝ベルト部分とが一体的なベルトを構成し、 前記膨張可能なベルト部分を膨張させる膨張器を備え、該膨張器は花火材料の 粒子とガスと前記花火材料の粒子に点火する電気回路とを含み、前記花火材料の 粒子の燃焼させ、該花火材料の粒子の燃焼によって生成された熱によって前記ガ スを膨張させ、 電気回路が前記スイッチを含み、 前記膝ベルト部分から延び前記保持器に結合し、前記スイッチを閉じ、前記ス イッチが閉じ且つ前記車輛を巻込む衝突が起こったとき、前記回路に電圧を印加 し、前記花火材料の粒子に点火する結合部材を備えている組合わせ。 99.前記車輛は支持構造物を含み且つシートを含み、 前記膨張可能なベルト手段は前記支持構造物に取付けられ、前記膨張可能なベ ルトが膨張したとき占有者の胸、首、肩および頭を保護するように前記シートの 占有者に対して延びている請求の範囲第98項に記載の組合わせ。 100.前記シートは、内方側と外方側を有し、該シートの外方側で前記車輛に 配置された引込み器を備え、 該引込み器は、前記結合部材が前記引込み器から外されたとき、前記シートの 外方側に配置され該引込み器に前記膝ベルト部分を配置し且つ前記膨張可能なベ ルト部分を前記支持構造物と前記膝ベルト部分との間に配置する請求の範囲第9 9項に記載の組合わせ。 101.前記膨張器はハウジングを含み、該ハウジングは、ガスの分子を保持し 且つ前記花火材料の粒子を該粒子が部分的に燃焼した後に受入れ、該ハウジング 内で部分的に燃焼した粒子を連続的に燃焼させ、燃焼の生成熱を前記ガスに伝え 、ガスの分子に占有されている空間にガスを膨張させる請求の範囲第98項に記 載の組合わせ。 102.前記ハウジングは、前記花火材料が前記ハウジング内に配置されたとき に、前記花火材料の粒子および前記花火材料の燃焼の副生成物の燃焼を完了させ るためのガス構成成分を含む請求の範囲第34項に記載の組合わせ。 103.前記ハウジングは、前記花火材料が前記ハウジング内に配置されたとき に、前記花火材料の粒子および前記花火材料の燃焼の副生成物の燃焼を完了させ るためのガス構成成分を含む請求の範囲第40項に記載の組合わせ。 104.前記ハウジングは、前記花火材料が前記ハウジング内に配置されたとき に、前記花火材料の粒子および前記花火材料の燃焼の副生成物の燃焼を完了させ るためのガス構成成分を含む請求の範囲第53項に記載の組合わせ。
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