JP2000501467A - 熱可塑性バリヤー部材を組み入れた断熱組立品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 板ガラス組立品に用いる断熱性スペーサーを提供する。該スペーサーは、発泡断熱体を含み、更に第二のシーラントを含んでいる。該断熱体は、板ガラス組立品に使用すると、該シーラントが基体と接触するのと同様に、該断熱体は部分的に基体と接触し、２重シールをもたらす。他の実施例では、スペーサーは、発泡剤、シーラント材、硬質プラスチック及び乾燥マトリックスからなる複合体である。別の実施例は、グレージング組立品において、コーナー周囲での取り扱いを容易にするために、波形の発泡体スペーサーを開示している。該フォームの組み込みの結果、実質的なエネルギー効率のあるスペーサー及び組立品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 熱可塑性バリヤー部材を組み入れた断熱組立品技術分野 本発明は、断熱基体組立品に用いる複合スペーサーに関し、更には、このよう なスペーサーを組み入れた断熱ガラス組立品に関する。背景技術 当該分野で現在公知の断熱組立品には、種々の高分子物質を他の材料と組み合 わせ使用したものがある。このような組立品の一つとして、波動形金属スペーサ ーが埋め込まれたブチル化ポリマーがある。この種のシーラントストリップは、 有用ではあるが、金属スペーサーは、時間が経つと基体に接触するようになり、 この接触によって該ストリップの効率は著しく低下してしまうとう限界がある。 この難点は、スペーサーが露出し、基体に接触した時に生じる水蒸気の透過によ り生じる。 更に、断熱ガラス組立品に現在用いられているブチル化ポリマーの多くには、 乾燥剤が含浸されている。これにより、別の問題、即ち、ブチル化シーラントの 接着性低下が生じる。 米国特許第４，９５０，３４４号でグローバー(Glover)らは、蒸気バリヤーに より分離されたフォーム（foam）体を有し、更に組立品の周囲にシーラント手段 を有するスペーサー組立品を提供している。この構成は、エネルギーの観点から 特に効率的であるが、重要な限界の１つは組立品を多数の工程で作らなければな らないことである。一般的に述べるなら、まずスペーサーを設置した後に続く工 程でシーラントを組立品の周囲に打ち込まなければならない。このことは、製造 段階の細分化となり、製造コストの増大、従って組立品自体のコスト増大に直接 つながる。 現存のスペーサー及びスペーサー組立品における主な弱点の一つは、スペーサ ーを通るエネルギーの伝搬に関わるものである。一般に現存の構成では、スペー サーを通る熱エネルギーの流路は、曲がりくねった道ではなくて簡単であり、 その結果、スペーサーを経由して一つの基体から他の基体へ容易にエネルギーが 伝搬される。従来技術では、この難点は、熱エネルギーを伝え易い材料を使用す ることにより、更に増大している。産業上の利用可能性 スペーサーの主要構成要素として、熱伝導率の低い気泡材料からなる軟質又は 適度に軟質で弾力のある断熱体を組み入れることが特に有利であることが判明し た。有用であることが判明した材料の例には、天然及び合成のエラストマー（ゴ ム）、コルク、ＥＰＤＭ、シリコーン、ポリウレタン及び発泡ポリシリコーン、 ウレタン及び他の好適な発泡材料がある。これらの材料の選択から重要な利点が 生じるのは、これらがエネルギーの点から優れた絶縁材であるばかりでなく、使 用材料に応じてスペーサー全体がある程度の弾力性を保持できるからである。こ のことは、例えば、このようなストリップと係合した窓が、変動する圧力及び熱 的な伸縮を受ける場合に重要である。弾力体を利用することにより、これらの応 力は緩和され、従って、例えば、硬質のスペーサーを組み入れた組立品の場合の ように基体に応力が伝わることはない。 断熱体がフォーム材料からなる場合、フォーム本体は熱可塑性又は熱硬化性プ ラスチックから作ることができる。熱硬化性プラスチックの好適な例としては、 シリコーン及びポリウレタンがある。熱可塑性プラスチックの例としては、シリ コーンのフォーム又はエラストマーがある。後者の一例としては、ＳＡＮＴＯＰ ＲＥＮＥ^TMがある。上記化合物による利点には、上記の他、特に、高い耐久性、 ガス発生が極めて少ないこと、低い圧縮性、高い弾力性及び温度安定性がある。 特に有用なのはシリコーンフォーム及びポリウレタンフォームである。この種 の材料は高強度であり、組立品に重要な構造一体性を与える。このフォーム材料 は、断熱体の構造一体性を何ら犠牲にすることなく、大容量の空気を材料中に導 入できるので、断熱性板ガラスはめ込み(insulating glazing)組立品又はガラス 組立品に使用するのに特に好都合である。これが好都合なのは、空気が良好な断 熱材であることが知られているからであり、フォームを、後述するスペーサーの 他の特徴と共に低い熱伝導率を有する材料と組み合わせて使用すると、高効率の 複合スペーサーが得られる。しかもフォームは、温度変動が起こる状況下では重 大な伸び又は縮みを受け難い。これは、断熱基体組立品を長期に亘って確固とし たシールを維持するのに明らかに有益である。この断熱体は、ここで述べた多数 の好適な材料から選択することができるし、また天然産の気孔を有する好適な材 料又はこのような気孔を有する合成的に創造した材料は実用性を与えることは理 解されよう。 既に使用されている乾燥ブチル(desiccated butyl)の制限を克服し、更に当該 分野において、現在スペーサーが与えているエネルギー制限を克服する複合スペ ーサーを手に入れることは望ましいであろう。本発明はこれらの制限を満たすこ とに向けられている。発明の開示 本発明の一つの目的は、断熱性の、基体、ガラス又は組立品に用いる改良スペ ーサーを提供することである。 本発明の別の目的は、前フェース（face）及び後フェースを互いに間隔をおい た関係で有し、且つ第二の基体係合面と間隔を置いた関係で第一の基体係合面を 有する気泡断熱体を構成要素とする断熱組立品中で基体間に間隔を置くためのス ペーサーであって、；該断熱体内を該前フェースにわたって延び、かつ前記基体 係合面（複数）の間を延びる少なくとも１つのみぞを備えた前記スペーサーを提 供することである。 本発明の他の目的は、内部雰囲気を有する断熱ガラス組立品を提供することに あり、該組立品は、１対のガラス基体と、間隔をおいて離れた位地にある基体係 合面（複数）を有する気泡断熱体とを構成要素とするものであって；仔のとき、 一つのガラス基体は対応する一つの基体係合面係合するものであり；前記断熱体 は該組立体の内部雰囲気の法を向く前フェースと該内部組立体の外方を向いて延 びる該フェースとをさらに有するものであり；さらに、少なくとも１つのみぞが 該断熱体内を前記前フェースにわたって延びており、該少なくとも１つのみぞは 前記の２つの基体係合面（複数）の間を延びているものである。 更にまた本発明の目的は、断熱組立品内で基体間に間隔をおくための複合ス ペーサーを提供することであり、該複合スペーサーは、前フェース及び後フェー スを互いに間隔をおいた関係で有し、且つ第二の基体係合面と間隔をおいた関係 にある第一の基体係合面を有する気泡断熱性材料からなる第一体（少なくとも１ つのみぞが該第一体内を前記前フェースに渡って延びており、この少なくとも１ つのみぞは基体係合面（複数）の間を延びている）；気泡断熱材料からなる前記 第一体の後フェースと接触する蒸気バリヤー；前記蒸気バリヤーと接触する、気 泡断熱材料からなる第二体を構成要素とするものであって；前記第一及び第二の 気泡断熱体並びに前記蒸気バリヤーは、共同して、それぞれの基体と係合するた めの少なくとも３つの独立した基体係合面を提供するものである。 付随的な利点として、乾燥(desiccated)マトリックス、断熱体及びシーラント 材は、断熱体用に選択された材料の種類に応じて、一個の一体化したスペーサー として同時に押し出しできることが判明した。これは、シーラント材をガラス板 はめ込み装置で充填又は打ち込む工程、及び他のそのような工程に関連する後続 の下流での処理を不要にするのに有用である。この方法では、スペーサーは一旦 押し出されると、直ちに板ガラスはめ込み装置で使用できる。 当業者は理解するように、組立品では、ポリイソブチレン（ＰＩＢ）、ブチル 又は他の好適なシーラント又はブチル化材料を組立品の周囲に延ばしてもよく、 更にシールされた面を与える。断熱体用のシーリング又はその他の接着は、特別 な接着剤、例えばアクリル接着剤、感圧接着剤、特にホットメルトを供給するこ とにより達成できる。更に断熱体は、少なくとも基体係合面の部分では、熱を加 えることにより断熱体が基体に直接接着できるように未硬化材料を有していても よい。このような実施例では、断熱性材料の断熱体は例えば紫外線硬化性材料か らなる。 内部に少なくとも１つのみぞを有する気泡体を提供する主な利点の一つは、エ ネルギーの伝搬を考慮することから理解できる。当該分野で知られているように 、一般に基体間でスペーサーの一方の側から他方の側への通路が曲がりくねって いる程、一方の側から他方の側へのエネルギーの消散又は伝搬が大きくなる。こ の目的のため、種々の断面輪郭を有するみぞ構成で該通路は、エネルギーの伝搬 が絶対的な最小限に維持されるようになる。この特徴を高品質のシーラント及び 本 発明により提供される多元的な（multiple）シーリング面と組み合わせると、高 品質で高い熱効率のスペーサーが得られる。 このスペーサーの性能を更に向上させるため、みぞ内に少なくとも１つの突起 を設けてエネルギー伝搬通路の複雑さを更に高めてもよい。本発明の一実施例で は、この通路は波状であってもよいし、或いは幾つかの“指”状突起を有してい てもよい。別の付随的な特徴として、乾燥マトリックスは、みぞの断面輪郭と一 致し且つ協力するように構成する。この追加した特徴から、多くの利点が実現で きる。即ち、同一形状の乾燥マトリックスを供給することにより、スペーサーに 構造一体性が加わり、このためストリップ、即ちスペーサーに大容量の気泡材料 を組み込むことが可能となること；フォーム体に対する乾燥マトリックスの密度 差によってスペーサーの一方の側から他方の側へ通るエネルギーの伝搬が更に減 少すること；及び乾燥材の吸湿特性が基体間の乾燥雰囲気を保持するのに役立つ ことである。好適な乾燥剤は、当該分野で周知であり、一例として、特にゼオラ イトビーズ、シリカゲル、塩化カルシウム、塩化カリウムが挙げられる。これら はいずれも、ポリシリコーン又はその他の適切な半透過性物質等の半透過性可撓 性材料中でマトリックス化されていてよい。 以上のように本発明を一般的に説明したので、以下好ましい実施例を示す添付 図面について述べる。図面の簡単な説明 図１は、本発明の一実施例の斜視図である。 図２は、乾燥マトリックスを有する分解状態を示す図１の側面図である。 図３は、スペーサーの別の実施例の分解図である。 図４は、基体間の所定の場所にあるスペーサーの斜視図である。また、 図５Ａ乃至５１は、スペーサーの別の実施例である。 図中、同様の数字は、同様の構成要素を示している。発明を実施するための形態 図１を参照すると、本発明の一実施例が示される。ここで、数字１０は全体と してのスペーサーを表す。ここに示した実施例では、スペーサーは１対の基体係 合面１２及び１４を間隔をおいて有し、各基体係合面は基体（図示せず）を受け 入れるようになっている。このスペーサーは、後フェース１６及び前フェース１ ８を有し、前フェース１８は、面１８内で延びるとともに該スペーサー１０内に 突き入るに入るみぞ２０を持っている。ここに示した実施例では、みぞ２０は、 大体矢じり型の形状である。スペーサー１０は、気泡材料からなることが好まし い。気泡材料は合成品でも天然産でもよい。本例では、気泡材料が天然産の材料 からなる場合コルク及びスポンジが好適な例であり、合成品では好適なポリマー 、中でも好適な例としては、限定されるものではないが、塩化ビニル、ポリシリ コーン、ポリウレタン、ポリスチレンが挙げられる。気泡材料は、更に構造の一 体性を付与しながら、該材料に多量の(high degree)気孔又はボイド（空隙）を 与えるので望ましい。この方法では、多量の空気が該構造中に含まれ、これが断 熱性材料全体と組み合わされると、この空気のボイドは断熱の有効性を増大させ る。 図２を参照すると、スペーサー１０の分解側面図が示される。このスペーサー には乾燥マトリックス２２が設けられている。マトリックス２２は、みぞ２０に 対応するような形状で構成され、みぞ内に接着しても或いは本体１０と一緒に押 し出してもよい。乾燥マトリックスは当該分野で周知であり、好適な乾燥材とし ては、中でもゼオライトビーズ、塩化カルシウム、塩化カリウム、シリカゲル、 等がポリシリコーン等の半透過性材料の中にマトリックス化されているとなって いるものが挙げられる。 図２に示す実施例では、スペーサー１０は、基体係合面１２及び１４をそれぞ れの基体（図示せず）と接触させることにより、基体（図示せず）間に配置する ことができる。この目的のため、面１２及び１４には、アクリル接着剤、感圧接 着剤、ホットメルト、ポリイソブチレン又はその他のこのような面同士の接着に 役立つことが知られている好適なブチル材料等の好適な接着剤があってもよい。 組立品中で後フェース１６は、組立品の外部を向くことになる。従って、後フェ ース１６には、一例としてホットメルトのような、一定形態のの最外周シーラン トが施されていてもよい。 次に図３を参照すると、スペーサーの他の実施例が示されている。ここに示し た実施例では、基体係合面１２及び１４には接着剤が追加されている。該接着層 は、それぞれ数字２４及び２６で示されている。接着剤の好適な例は、先に図２ に関して述べた。図３に示した実施例の別の特徴として、蒸気バリヤー２８が挙 げられる。蒸気バリヤーは、この目的のために好適ないずれの材料であってもよ く、例えばポリエステルフィルム、ポリビニルフルオライドフィルム等が挙げら れる。更に蒸気バリヤー２８は、金属化されていてもよい。この目的に有用な例 は、金属化マイラー(Mylar)^TMフィルムである。この構成の有効性を更に高める ため、接着剤２４及び２６によって設けられた面とは異なる独立したシーリング 面を蒸気バリヤー２８上に設ける。そのため、マイラー^TMの基体接触面上にポリ イソブチレンを配置することができる。このＰＩＢは、数字３０及び３２で示さ れている。 蒸気バリヤー２８と係合して、全体を数字３４で表わした第二の気泡断熱体が 設けられる。この断熱体は第一の断熱体と同様な材料で構成してもよく、或いは 先に論じたような天然又は合成の気泡材料から選ばれるが、全く異なった気泡材 料であってもよい。断熱体３４は、基体係合面３６及び３８、並びに後フェース ４０を有している。後フェース４０、より具体的には第二断熱体３４は、図４に 図示するように基体４２と４４の間の所定位置におかれた時、これらの基体間に 含まれる内部雰囲気に向かう方向ではなく、その反対方向の、断熱組立品の外部 即ち外周を向く。その状態で、別のシーラント（数字４６で表されるＣ形シーラ ントの形状であってもよい）で断熱体３４を囲んでスペーサー組立品を完成する ことができる。この目的のための好適な材料としては、いかなる公知の好適な材 料であってもよく、その一例はホットメルトである。 次に図５Ａ〜５Ｉを参照すると、図１で図示したスペーサーの別の実施例が示 される。特に図５Ａは、先端を矢形に切った形状のみぞを例示し、図５Ｂは、方 形の矢じり形状を例示している。図５Ｃは、矩形であるが丸められた内面を有す るみぞを提供する。図５Ｄは、内部が多角形のみぞを提供する。図５Ｅは、図１ に類似するが、内部に突起を有するみぞを紹介している。図５Ｆは、図５Ｅに図 示した射出部分の変形を提供する。図５Ｇは、一般に波状即ち断面が波動形の輪 郭を例示している。図５Ｈは矩形のみぞを例示し、一方、図５Ｉは先端が尖った 波形のみぞを提供する。その他のみぞの輪郭は、当業者により理解されよう。 気泡材料の選択の可能性は多様であること、また第一及び／又は第二の断熱性 材料を気泡材料の混合物で構成して該ストリップの断熱能力を更に高めるように し得ることは理解されよう。 みぞを設けると共に適切な材料を選択することにより、本明細書で説明したス ペーサー組立品は弾力性を維持することができる。このことは、基体間に弾力性 を維持できない場合、両基体が伸びたり、縮んだり、あるいは高層建築の利用で 経験されるように風圧の変動を受けた時に、その表面と基体との接触が断たれる ことなく、組立品全体が曲がることができるので、特に有利である。 当業者が理解するように、これらの好ましい例示した詳細は、例示した実施例 の働きに影響することなく実質的に改変することができる。本発明の実施例を以 上説明したが、これらに限定されないことなく、また請求の範囲に記載し、上に 説明した発明の精神、性質及び範囲から外れない限り、多数の改変が本発明の一 部を形成することは当業者には明白であろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の４第４項 【提出日】１９９７年６月１０日（１９９７．６．１０） 【補正内容】 請求の範囲 １．前フェース及び後フェースを互いに間隔をおいた関係で有し、且つ第二の 基体係合面と間隔を置いた関係で第一の基体係合面を有する気泡断熱体を構成要 素とする断熱組立品中で基体間に間隔を置くためのスペーサーにおいて、該断熱 体内を該前フェースにわたって延び、かつ前記基体係合面（複数）の間を延びる 少なくとも１つのみぞを備えており、前記みぞは、間隔を置いて離れている基体 を係合するアーム（複数）を規定しており、これらアームの各々はそれぞれの基 体係合面を有しており、前記みぞはこれらアーム同士の接触を防止するのにこれ らアーム間に間隔を作ものであることを特徴とする前記スペーサー。 ２．前記気泡断熱体が、気孔を有する複合(consolidated)断熱性材料からなる 請求項１のスペーサー。 ３．前記断熱性材料がコルクを含んでなる請求項２のスペーサー。 ４．前記断熱性材料がＥＰＤＭを含んでなる請求項２のスペーサー。 ５．前記断熱性材料がフォーム材料からなる請求項２のスペーサー。 ６．前記フォーム材料が単一の材料からなる請求項２のスペーサー。 ７．前記フォーム材料が多成分材料フォームを含んでなる請求項２のスペーサ ー。 ８．前記後フェースが流体バリヤーを含む請求項１のスペーサー。 ９．前記流体バリヤーが蒸気バリヤーからなる請求項８のスペーサー。 １０．前記蒸気バリヤーがプラスチック材料を有する請求項９のスペーサー。 １１．前記プラスチック材料が金属化プラスチック材料を有する請求項１０の スペーサー。 １２．前記みぞが、内部に乾燥剤マトリックスを含む請求項１のスペーサー。 １３．前記乾燥剤マトリックスが、前記みぞと協力的に係合するように構成さ れている請求項１２のスペーサー。 １４．前記金属化蒸気バリヤーが、更に気泡断熱性材料の層を含む請求項１１ のスペーサー。 １５．前記みぞが、Ｃ形、多角形、波形、放物線形及び波動形よりなる群から 選ばれる形状を有する請求項１のスペーサー。 １６．前記みぞが、前記みぞから外向きに延びる突起を少なくとも１つ含む請 求項１５のスペーサー。 １７．一対のガラス基体と； 間隔を置いて離れた基体係合面（複数）を有する気泡断熱体とを構成要素とし ；このとき、一つのガラス基体は対応する一つの基体係合面と係合するものであ り、前記断熱体は該組立体の内部雰囲気の方を向く前フェースと該内部組立体の 外方を向いて延びる後フェースとをさらに有するものである、内部雰囲気を有す る断熱ガラス組立体において、 少なくとも１つのみぞが該断熱体内で前記前フェースにわたって延びており、 しかもこの少なくとも一つのみぞは前記の基体係合面の間を延びていいるもので あり、さらに前記みぞは、間隔を置いて離れている基体係合アーム（複数）を規 定しており、これらのアームの各々はそれぞれの基体係合面を有するものであり 、前記みぞは、これらアームの変形中にアーム同士の接触を防止するのに充分に これらアーム間に間隔を作るものであることを特徴とする前記断熱ガラス組立品 。 １８．前記少なくとも１つのみぞが、該少なくとも１つのみぞに係合するよう に構成された乾燥剤マトリックスを含む請求項１７の組立品。 １９．前記断熱体の前記後フェースが、更に蒸気バリヤーを含む請求項１７の 組立品。 ２０．前記蒸気バリヤーが、前記気泡断熱性材料からなる別の層を含む請求項 １９の組立品。 ２１．前記断熱体の前記基体係合面、前記蒸気バリヤー及び前記気泡材料の別 の層が各々独立にそれぞれの基体に係合する請求項２０の組立品。 ２２．前記基体係合面が接着材料を有する請求項２１の組立品。 ２３．前記接着材料がアクリル接着剤、感圧接着剤、ホットメルトブチル、紫 外線硬化性フォーム材料及びポリイソブチレン材料よりなる群から選ばれる請求 項２２の組立品。 ２４．前記蒸気バリヤーが、それぞれの基体との係合用の接着剤を有する請求 項１９の組立品。 ２５．前記接着剤がアクリル接着剤、感圧接着剤、ホットメルト、ブチル又は ポリイソブチレンよりなる群から選ばれる接着剤からなる請求項２４の組立品。 ２６．気泡材料の前記別の層がシーラント材で囲まれている請求項２０の組立 品。 ２７．前記シーラント材が、ホットメルト及びポリイソブチレンよりなる群か ら選ばれる請求項２０の組立品。 ２８．断熱組立品中で基体間に間隔を作複合スペーサーであって、前フェース 及び後フェースを間隔をおいた関係で有し、且つ第二基材係合面と間隔を置いた 関係の第一基材係合面を有する気泡断熱性材料からなる第一体を備えてなる前記 複合スペーサーにおいて； 少なくとも１つのみぞが前記第一体内を、前記前フェースにわたって延び、か つ基体係合面の間に延びていること； 更に前記複合スペーサーは、気泡断熱性材料の前記第一体の前記後フェースに 接する蒸気バリヤーと、前記蒸気バリヤーに接する気泡断熱性材料の第二体とを 含有し、このとき前記の両気泡断熱体と前記蒸気バリヤーとは、協力して、それ ぞれの基体と係合するための少なくとも３つの独立した基体係合面を提供するも のであることを特徴とする前記複合スペーサー。 ２９．前記複合スペーサーが積層型複合スペーサーからなる請求項２８のスペ ーサー。 ３０．気泡断熱性材料からなる前記第一体及び気泡断熱性材料の前記第二体が 同様の材料からなる請求項２８のスペーサー。 ３１．気泡断熱性材料の前記第一本体及び気泡断熱性材料の前記第二本体が異 なる材料からなる請求項２８のスペーサー。 ３２．気泡断熱性材料の前記第一本体及び気泡断熱性材料の前記第二本体が各 々発泡（foamed）材料の混合物からなる請求項２８のスペーサー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前フェース及び後フェースを互いに間隔をおいた関係で有し、且つ第二の 基体係合面と間隔を置いた関係で第一の基体係合面を有する気泡断熱体を構成要 素とする断熱組立品中で基体間に間隔を置くためのスペーサーにおいて、少なく とも１つのみぞが該断熱体内を該前フェースにわたって延び、かつ該少なくとも １つのみぞは前記基体係合面（複数）の間を延びるものであることを特徴とする 前記スペーサー。 ２．前記気泡断熱体が、気孔を有する複合(consolidated)断熱性材料からなる 請求項１のスペーサー。 ３．前記断熱性材料がコルクを含んでなる請求項２のスペーサー。 ４．前記断熱性材料がＥＰＤＭを含んでなる請求項２のスペーサー。 ５．前記断熱性材料がフォーム材料からなる請求項２のスペーサー。 ６．前記フォーム材料が単一の材料からなる請求項２のスペーサー。 ７．前記フォーム材料が多成分材料フォームを含んでなる請求項２のスペーサ ー。 ８．前記後フェースが流体バリヤーを含む請求項１のスペーサー。 ９．前記流体バリヤーが蒸気バリヤーからなる請求項８のスペーサー。 １０．前記蒸気バリヤーがプラスチック材料を有する請求項９のスペーサー。 １１．前記プラスチック材料が金属化プラスチック材料を有する請求項１０の スペーサー。 １２．前記みぞが、内部に乾燥剤マトリックスを含む請求項１のスペーサー。 １３．前記乾燥剤マトリックスが、前記みぞと協力的に係合するように構成さ れている請求項１２のスペーサー。 １４．前記金属化蒸気バリヤーが、更に気泡断熱性材料の層を含む請求項１１ のスペーサー。 １５．前記みぞが、Ｃ形、多角形、波形、放物線形及び波動形よりなる群から 選ばれる形状を有する請求項１のスペーサー。 １６．前記みぞが、前記みぞから外向きに延びる突起を少なくとも１つ含む請 求項１５のスペーサー。 １７．一対のガラス基体と； 間隔を置いて離れた基体係合面（複数）を有する気泡断熱体とを構成要素とし ；このとき、一つのガラス基体は対応する一つの基体係合面と係合するものであ り、前記断熱体は該組立体の内部雰囲気の方を向く前フェースと該内部組立体の 外方を向いて延びる後フェースとをさらに有するものである、内部雰囲気を有す る断熱ガラス組立体において、 少なくとも１つのみぞが該断熱体内で前記前フェースにわたって延びており、 しかもこの少なくとも一つのみぞは前記の基体係合面の間を延びていいるもので あることを特徴とする前記断熱ガラス組立品。 １８．前記少なくとも１つのみぞが、該少なくとも１つのみぞに係合するよう に構成された乾燥剤マトリックスを含む請求項１７の組立品。 １９．前記断熱体の前記後フェースが、更に蒸気バリヤーを含む請求項１７の 組立品。 ２０．前記蒸気バリヤーが、前記気泡断熱性材料からなる別の層を含む請求項 １９の組立品。 ２１．前記断熱体の前記基体係合面、前記蒸気バリヤー及び前記気泡材料の別 の層が各々独立にそれぞれの基体に係合する請求項２０の組立品。 ２２．前記基体係合面が接着材料を有する請求項２１の組立品。 ２３．前記接着材料がアクリル接着剤、感圧接着剤、ホットメルトブチル、紫 外線硬化性フォーム材料及びポリイソブチレン材料よりなる群から選ばれる請求 項２２の組立品。 ２４．前記蒸気バリヤーが、それぞれの基体との係合用の接着剤を有する請求 項１９の組立品。 ２５．前記接着剤がアクリル接着剤、感圧接着剤、ホットメルト、ブチル又は ポリイソブチレンよりなる群から選ばれる接着剤からなる請求項２４の組立品。 ２６．気泡材料の前記別の層がシーラント材で囲まれている請求項２０の組立 品。 ２７．前記シーラント材が、ホットメルト及びポリイソブチレンよりなる群か ら選ばれる請求項２０の組立品。 ２８．断熱組立品中で基体間に間隔を作複合スペーサーであって、前フェース 及び後フェースを間隔をおいた関係で有し、且つ第二基材係合面と間隔を置いた 関係の第一基材係合面を有する気泡断熱性材料からなる第一体を備えてなる前記 複合スペーサーにおいて； 少なくとも１つのみぞが前記第一体内を、前記前フェースにわたって延び、か つ基体係合面の間に延びていること； 更に前記複合スペーサーは、気泡断熱性材料の前記第一体の前記後フェースに 接する蒸気バリヤーと、前記蒸気バリヤーに接する気泡断熱性材料の第二体とを 含有し、このとき前記の両気泡断熱体と前記蒸気バリヤーとは、協力して、それ ぞれの基体と係合するための少なくとも３つの独立した基体係合面を提供するも のであることを特徴とする前記複合スペーサー。 ２９．前記複合スペーサーが積層型複合スペーサーからなる請求項２８のスペ ーサー。 ３０．気泡断熱性材料からなる前記第一体及び気泡断熱性材料の前記第二体が 同様の材料からなる請求項２８のスペーサー。 ３１．気泡断熱性材料の前記第一本体及び気泡断熱性材料の前記第二本体が異 なる材料からなる請求項２８のスペーサー。 ３２．気泡断熱性材料の前記第一本体及び気泡断熱性材料の前記第二本体が各 々発泡（foamed）材料の混合物からなる請求項２８のスペーサー。