JP2000358153A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2000358153A
JP2000358153A JP11168797A JP16879799A JP2000358153A JP 2000358153 A JP2000358153 A JP 2000358153A JP 11168797 A JP11168797 A JP 11168797A JP 16879799 A JP16879799 A JP 16879799A JP 2000358153 A JP2000358153 A JP 2000358153A
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Japan
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image processing
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matrix
threshold
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JP11168797A
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Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化を軽減しつつ、画像中に一定の情
報を表現し得る画像処理装置及び画像処理方法を提供す
ること。 【解決手段】 画素毎に複数ビットで表された多値画像
データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
り、2値画像データを生成するにあたり、相互に成長点
の開始位置が異なる複数のドット集中型の閾値マトリク
スの中から、各々の前記多値画像データに対して適用す
る前記閾値マトリクスを、所定の付加情報に基づいて選
択することにより、網点の位置ずれにより付加情報を表
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に関し、特に、有価証券等の複製抑制等の
ため、画像中に一定の情報を表現する画像処理装置及び
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機等の画像処理装
置の性能が飛躍的に向上しており、高画質な画像を形成
することができるようになってきている。
【0003】このような状況下において、紙幣等の有価
証券と同様のカラー画像を形成することも可能になりつ
つあるため、係る行為を抑止するための技術が提案され
ている。例えば、印字されるカラー画像に対して、その
複写機等の機体番号等の情報(以下、付加情報とい
う。)を示すドットのパターンを付加する手法が提案さ
れている。
【0004】通常、このドットパターンは、印字される
カラー画像中の一定領域内に、若しくは、画像全体に渡
って、所定の領域単位で繰り返し施され、そのドットの
配置の仕方により、付加情報の内容を表示するものであ
る。このようなドットパターンを付加することにより、
本来複製等が禁止されている画像が出現した場合には、
当該画像から当該ドットパターンを抽出し、その付加情
報の内容を解読することにより、複製等の行為者の追求
の手がかりとすることができる。
【0005】一方、このようなドットパターンは、印字
される画像の画質を維持する観点から、できるだけ目立
たなく施すことが要求される。このため、例えば、イエ
ロー、マゼンダ、シアン、ブラックのプレーンから構成
されるカラー画像に対して係るドットパターンを付加す
る場合には、比較的人間の眼につき難いイエローのプレ
ーンにのみ付加することが提案されているのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人間の眼につ
き難い色を選択したとしても、本来の画像にはないドッ
トパターンを付加する以上、画質の劣化は免れない。
【0007】従って、本発明の目的は、画質の劣化を軽
減しつつ、画像中に一定の情報を表現し得る画像処理装
置及び画像処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画素毎
に複数ビットで表された多値画像データに対して、閾値
マトリクスを適用することにより、2値画像データを生
成する画像処理装置であって、相互に成長点の開始位置
が異なる複数のドット集中型の閾値マトリクスを格納し
た記憶手段と、各々の前記多値画像データに対して適用
する前記閾値マトリクスを、所定の付加情報に基づいて
選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする画像処
理装置が提供される。
【0009】この手段では、各々の多値画像データに対
して適用する閾値マトリックスを、相互に成長点の開始
位置が異なる複数の閾値マトリックスの中から選択して
適用する。このため、印刷等により最終的に形成される
網点の位置が、適用された閾値マトリクスに従ってずれ
ることとになる。なお、この網点は画像そのものの網点
であることはいうまでもない。また、この手段では、画
像に付与すべき所定の付加情報に基づいて、閾値マトリ
クスが選択される。この結果、最終的に形成される各網
点における当該網点のずれ方が、付加情報を表すことと
なる。従って、本発明の画像処理装置では、本来の画像
にはないドットパターンを付加することはないので、当
該画像の画質の劣化を軽減しつつ、画像中に一定の情報
を表現することができる。
【0010】本発明の装置においては、複数の前記閾値
マトリクスを、一の閾値マトリクスと、当該一の閾値マ
トリクスに対して、位相が異なる複数の閾値マトリクス
と、から構成することもできる。
【0011】また、本発明の装置においては、前記選択
手段は、前記多値画像データの全域に渡って、所定の領
域単位で、同様の選択を繰り返し行うようにすることも
できる。画像全体に渡って、付加情報を繰り返し表現す
ることにより、当該付加情報の解読を容易にする趣旨で
ある。
【0012】また、本発明の装置においては、前記選択
手段は、前記領域間で相対的に共通する所定の位置に係
る前記多値画像データに対して、予め定めた前記閾値マ
トリクスを選択するようにすることもできる。画像全体
に渡って、付加情報を繰り返し表現する場合に、各付加
情報の開始位置を明確にする趣旨である。
【0013】また、本発明の装置においては、前記付加
情報が、機体番号、製造元、若しくは、画像処理の日
時、のうち、少なくとも一つを含むものとすることもで
きる。
【0014】また、本発明によれば、画素毎に複数ビッ
トで表された多値画像データに対して、閾値マトリクス
を適用することにより、2値画像データを生成する画像
処理装置であって、相互に成長点の開始位置が異なる複
数の網点型の閾値マトリクスを格納した記憶手段と、各
々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マト
リクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手段
と、を備えたことを特徴とする画像処理装置が提供され
る。
【0015】本発明のこの装置においては、各々の前記
閾値マトリクスが成長点を2箇所有してもよい。また、
本発明のこの装置においては、前記選択手段は、前記多
値画像データの全域に渡って、所定の領域単位で、同様
の選択を繰り返し行うようにすることもできる。
【0016】また、本発明のこの装置においては、前記
選択手段は、前記領域間で相対的に共通する所定の位置
に係る前記多値画像データに対して、予め定めた前記閾
値マトリクスを選択するようにすることもできる。ま
た、本発明のこの装置においては、前記付加情報が、機
体番号、製造元、若しくは、画像処理の日時、のうち、
少なくとも一つを含むようにすることもできる。
【0017】また、本発明によれば、画像を光学的に読
取り、画素毎に複数ビットで表された多値画像データを
生成する読取部と、前記多値画像データに対して、閾値
マトリクスを適用することにより、2値画像データを生
成する画像処理部と、当該2値画像データに基づいて記
録材に画像を形成する印刷部と、を備えた画像処理装置
であって、前記画像処理部が、相互に成長点の開始位置
が異なる複数のドット集中型の閾値マトリクスを格納し
た記憶手段と、各々の前記多値画像データに対して適用
する前記閾値マトリクスを、所定の付加情報に基づいて
選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする画像処
理装置が提供される。
【0018】また、本発明によれば、画像を光学的に読
取り、画素毎に複数ビットで表された多値画像データを
生成する読取部と、前記多値画像データに対して、閾値
マトリクスを適用することにより、2値画像データを生
成する画像処理部と、当該2値画像データに基づいて記
録材に画像を形成する印刷部と、を備えた画像処理装置
であって、前記画像処理部が、相互に成長点の開始位置
が異なる複数の網点型の閾値マトリクスを格納した記憶
手段と、各々の前記多値画像データに対して適用する前
記閾値マトリクスを、所定の付加情報に基づいて選択す
る選択手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置
が提供される。
【0019】また、本発明によれば、画素毎に複数ビッ
トで表された多値画像データに対して、閾値マトリクス
を適用することにより、2値画像データを生成する画像
処理方法であって、相互に成長点の開始位置が異なる複
数のドット集中型の閾値マトリクスの中から、各々の前
記多値画像データに対して適用する前記閾値マトリクス
を、所定の付加情報に基づいて選択する選択工程、を含
むことを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0020】本発明の方法においては、複数の前記閾値
マトリクスを、一の閾値マトリクスと、当該一の閾値マ
トリクスに対して、位相が異なる複数の閾値マトリクス
と、から構成することもできる。また、本発明の方法に
おいては、前記選択工程では、前記多値画像データの全
域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰り返し
行うようにすることもできる。
【0021】また、本発明の方法においては、前記選択
工程では、前記領域間で相対的に共通する所定の位置に
係る前記多値画像データに対して、予め定めた前記閾値
マトリクスを選択するようにすることもできる。また、
本発明の方法においては、前記付加情報が、機体番号、
製造元、若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくと
も一つを含むようにすることもできる。
【0022】また、本発明によれば、画素毎に複数ビッ
トで表された多値画像データに対して、閾値マトリクス
を適用することにより、2値画像データを生成する画像
処理方法であって、相互に成長点の開始位置が異なる複
数の網点型の閾値マトリクスの中から、各々の前記多値
画像データに対して適用する前記閾値マトリクスを、所
定の付加情報に基づいて選択する選択工程、を含むこと
を特徴とする画像処理方法が提供される。本発明のこの
方法においては、各々の前記閾値マトリクスが成長点を
2箇所有することもできる。
【0023】また、本発明のこの方法においては、前記
選択工程では、前記多値画像データの全域に渡って、所
定の領域単位で、前記閾値マトリックスの同様の選択を
繰り返し行うようにすることもできる。また、本発明の
この方法においては、前記選択工程では、前記領域間で
相対的に共通する所定の位置に係る前記多値画像データ
に対して、予め定めた前記閾値マトリクスを選択するよ
うにすることもできる。また、本発明のこの方法におい
ては、前記付加情報が、機体番号、製造元、若しくは、
画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを含むように
することもできる。
【0024】また、本発明によれば、画素毎に複数ビッ
トで表された多値画像データに対して、閾値マトリクス
を適用することにより、2値画像データを生成するため
に、コンピュータを、相互に成長点の開始位置が異なる
複数のドット集中型の閾値マトリクスを格納した記憶手
段、各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾
値マトリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選
択手段、として機能させるプログラムを記録した記憶媒
体が提供される。
【0025】本発明の記憶媒体においては、複数の前記
閾値マトリクスを、一の閾値マトリクスと、当該一の閾
値マトリクスに対して、位相が異なる複数の閾値マトリ
クスと、から構成することもできる。また、本発明の記
憶媒体においては、前記選択手段は、前記多値画像デー
タの全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰
り返し行うようにすることもできる。
【0026】また、本発明の記憶媒体においては、前記
選択手段は、前記領域間で相対的に共通する所定の位置
に係る前記多値画像データに対して、予め定めた前記閾
値マトリクスを選択するようにすることもできる。ま
た、本発明の記憶媒体においては、前記付加情報が、機
体番号、製造元、若しくは、画像処理の日時、のうち、
少なくとも一つを含むようにすることもできる。
【0027】また、本発明のよれば、画素毎に複数ビッ
トで表された多値画像データに対して、閾値マトリクス
を適用することにより、2値画像データを生成するため
に、コンピュータを、相互に成長点の開始位置が異なる
複数の網点型の閾値マトリクスを格納した記憶手段、各
々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マト
リクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
段、として機能させるプログラムを記録した記憶媒体が
提供される。
【0028】本発明のこの記憶媒体においては、各々の
前記閾値マトリクスが成長点を2箇所有するようにする
こともできる。また、本発明のこの記憶媒体において
は、前記選択手段は、前記多値画像データの全域に渡っ
て、所定の領域単位で、同様の選択を繰り返し行うよう
にすることもできる。
【0029】また、本発明のこの記憶媒体においては、
前記選択手段は、前記領域間で相対的に共通する所定の
位置に係る前記多値画像データに対して、予め定めた前
記閾値マトリクスを選択するようにすることもできる。
また、本発明のこの記憶媒体においては、前記付加情報
が、機体番号、製造元、若しくは、画像処理の日時、の
うち、少なくとも一つを含むようにすることもできる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明において、ドット集中型の
閾値マトリクスとは、各閾値が、最低の閾値の周辺から
ほぼ順に増加(成長ともいう。)するように配置された
ものを意味する。また、ドット集中型の閾値マトリクス
における成長点の開始位置は、通常、前記閾値マトリク
スにおける最低の閾値の位置となる。
【0031】本発明において、付加情報とは、主として
偽造追跡等のために付加される情報であるが、必ずしも
偽造追跡のための情報に限らず、元の画像を作成した著
作者名、あるいはその画像の作品名等の情報としてもよ
い。
【0032】以下、本発明の好適な実施の形態について
添付図面を参照して説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施形態に係る画像処
理装置Aの構成の概略図である。
【0034】画像処理装置Aは、カラー電子写真技術を
用いた装置であるが、本発明はこれに限らず、インクジ
ェット方式、熱転写方式などの技術を用いた装置とする
こともできる。
【0035】1000は画像処理部であり、R,G,B
の各色8ビットからなる多値画像データを、図示しない
外部機器或いは図示しない装置A内部の別の機器から順
次入力し、この画像をC,M,Y,Kからなる多値画像
データに変換し、各色の多値画像データを後述のディザ
処理部により2値画像データに変換した後、レーザ発光
部1001に出力する。レーザ発光部1001は入力さ
れた2値画像データに基づいてレーザビーム光Lを発光
する。
【0036】感光体ドラム100は、帯電器101によ
って所定の極性に均一に帯電され、レーザービーム光L
による露光によって感光体ドラム100上に、例えば、
シアンの潜像が形成される。
【0037】この場合には、シアンの現像器Dmにのみ
所要の現像バイアス電圧が印加されてシアンの潜像が現
像され、感光体ドラム100上にシアンの第1のトナー
像が形成される。
【0038】一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙
され、その先端が転写開始位置に達する直前に、トナー
と反対極性(例えば、プラス極性)の転写バイアス電圧
(+1.8KV)が転写ドラム102に印加され、感光
体ドラム100上の第1のトナー像が転写紙Pに転写さ
れると共に、転写紙Pが転写ドラム102の表面に静電
吸着される。
【0039】その後、感光体ドラム100はクリーナ1
03によって、残留したシアントナーが除去され、次の
色の潜像形成および現像工程に備える。
【0040】次に、上記シアンの場合と同様に、感光体
ドラム100上にレーザービーム光Lによりマゼンタの
第2の潜像が形成され、ついで、マゼンタの現像器Dc
により感光体ドラム100上の第2の潜像が現像されて
マゼンタの第2のトナー像が形成される。
【0041】そして、このマゼンタの第2のトナー像
は、先に転写紙Pに転写されたシアンの第1のトナー像
の位置に合わせられて転写紙Pに転写される。この2色
目のトナー像の転写においては、転写紙が転写部に達す
る直前に転写ドラム102に+2.1KVのバイアス電
圧が印加される。
【0042】同様にして、イエロー、ブラックの第3、
第4の各潜像が感光体ドラム100上に順次形成され、
それぞれが現像器Dy,Dbによって順次現像され、転
写紙Pに先に転写されたトナー像と位置合わせされてイ
エロー、ブラックの第3、第4の各トナー像が順次転写
され、転写紙P上に4色のトナー像が重なったフルカラ
ー画像が形成されることになる。
【0043】次に、画像処理部1000における画像デ
ータの処理の流れを図2を参照して説明する。図2は、
画像処理部1000のブロック図である。
【0044】RGB各8ビットの多値画像データ201
は、色変換処理部202へと入力され、ここでLOG変
換、マスキング、UCR等の処理が行われ、CMYK各
8ビットの多値画像データへと変換される。
【0045】変換された多値画像データは、ガンマ補正
部203へと入力され、各色毎に出力ガンマが最適とな
るようにガンマ補正テーブルによって変換される。
【0046】ガンマ補正されたデータは、次に中間調処
理部204へと入力され、後述するディザ処理によって
2値化されてバッファ205へ貯えられる。
【0047】その後、C,M,Y,Kの順に1画面分の
当該データが順次送られ、D/A変換部206によって
アナログ信号に変換され、レーザ駆動部207へと入力
される。
【0048】次に中間調処理部204の処理について説
明する。図3は、中間調処理部204のブロック図であ
る。
【0049】中間調処理部204では、ガンマ補正部2
03から入力される多値画像データを2値画像データに
変換する。
【0050】この変換は、各々の多値画像データに対し
てMxM又はMxNの閾値マトリックスを適用すること
により、当該マトリックスのセルの数に応じた2値画像
データを形成するものである。本実施形態では、一画素
分の多値画像データに対して、図6に示すA乃至Eのい
ずれかの4x4のディザマトリクスを選択して適用する
ことにより、16の2値画像データを生成するものであ
り、濃度パターン法又は網点法等とも呼ばれる2値化処
理を実行する。
【0051】ここで、本実施形態において、ディザマト
リクスの選択は、多値画像データの全域に渡って、所定
の領域単位毎に同じ選択を繰り返すものである。
【0052】具体的には、中間調処理部204は、図5
に示す3x4のサブマトリクスを備えており、このサブ
マトリクスの各セル(r00乃至r32)には、図6に
示すいずれかのディザマトリクスが後述する手法により
選択されて当てはめられる。
【0053】そして、多値画像データの2値画像データ
への変換におけるディザマトリクスの選択は、図14に
示すとおり、サブマトリクス単位で、左右上下に繰り返
し同じ選択がなされることとなる。すなわち、多値画像
データは、4x3の画素群毎に逐次同様のディザマトリ
クスの適用を受けることになる。
【0054】なお、多値画像データの全域に渡って繰り
返さずに、一部の領域に適用してもよいことはいうまで
もない。
【0055】以下、網点行列の各セル(r00乃至r3
2)に対するディザマトリクスの選択の手法を中心とし
て、中間調処理部204の処理を詳細に説明する。
【0056】中間調処理部204は、初期乱数格納部3
01と、付加情報格納部302と、乱数生成部303
と、ディザ処理部304と、水平方向ラインカウンター
305と、垂直方向ラインカウンター306と、を有す
るものである。
【0057】初期乱数格納部301には、予め固定され
た全ての装置Aに共通の初期乱数列が格納されている。
図4(a)は、係る初期乱数列の例を示した図である。
【0058】本実施形態においては、初期乱数列は9個
の乱数で構成され、各乱数は0〜3の値をとる。
【0059】付加情報格納部302には、機体番号やメ
ーカー名、プリント日時といったプリントの環境に関す
る各装置Aの固有の情報(以下、付加情報という。)が
暗号化されて0〜3の値として格納されている。図4
(b)は、係る付加情報の数列例を示した図である。
【0060】本実施形態においては、付加情報の数列
は、上述した初期乱数列に対応して、9個の値で構成さ
れる。すなわち、本実施形態で表現可能な機体の情報量
は4の9乗分となる。
【0061】これらの初期乱数列と機体情報の数列は、
電源投入時もしくはプリント時に加算し、その加算した
数列にmod4をとることにより新たな乱数列を生成す
る。図4(c)は、係る新たな乱数列を示す図である。
【0062】そして、多値画像データの所定の領域間で
相対的に共通する所定の位置に係る多値画像データに対
して予め定めた閾値を適用するために、このようにして
生成された乱数列の左から1番目に4を2つ、また、1
番目と1番目との間に4を一つ、それぞれ挿入し、計1
2個の乱数列を形成し、更に、これを3つずつ縦に並
べ、3x4の乱数行列を生成する。
【0063】図4(d)は、係る乱数行列を示した図で
ある。この乱数行列では、初期乱数列及び付加情報の数
列の値に関わらず、左上の3つの要素が4をとることに
なる。この3つの要素は、印刷後に付加情報の始まりを
見分けるものになる。
【0064】生成した乱数行列は、乱数生成部303内
に格納し、各セルの値は、図5に示したサブマトリクス
の各セル(r00乃至r32)の値として認識される。
【0065】一方、ディザ処理部304には図6に示す
5つのディザマトリクスA乃至Eが格納されている。
【0066】ディザマトリクスA乃至E内の各セルの数
字はディザの成長の順番(閾値)を表わしており、画像
形成時には多値画像データと各セルの閾値とを比較し、
入力画像データ>閾値ならば当該セルはON(黒)、そ
うでなければOFF(白)となる。即ち、0が最も閾値
が低いセルである。
【0067】各ディザマトリクスA乃至Eは4x4のマ
トリクスであり、いずれも150線/インチ、スクリー
ン角0度のディザである。
【0068】ここで、本実施形態において各ディザマト
リクスA乃至Eは、網点の成長点の開始位置のみが異な
るものとしている。
【0069】具体的には、ディザマトリクスAは、ドッ
ト集中型のディザマトリクスであり、残りのディザマト
リクスB乃至Eは、ディザマトリクスAを基準として、
位相のみが異なるように各閾値が設定されている。
【0070】すなわち、ディザマトリクスBは、ディザ
マトリクスAの左端の列を、右端の列としたものであ
る。また、ディザマトリクスCは、ディザマトリクスA
の右端の列を、左端の列としたものである。更に、ディ
ザマトリクスDは、ディザマトリクスAの最上段の行
を、最下段の行としたものであり、ディザマトリクスE
は、ディザマトリクスAの最下段の行を、最上段の行と
したものである。
【0071】この結果、図7に示すように、網点の形成
位置は、Aの網点位置を基準として(以下、この位置を
基準位置と呼ぶ)、ディザマトリクスBによれば左方
向、ディザマトリクスCによれば右方向、ディザマトリ
クスDによれば上方向、ディザマトリクスEによれば下
方向、にそれぞれずれることとなる。
【0072】そして、プリント時には水平方向ラインカ
ウンター305より画像の横のライン数をカウントし
(横のライン数)mod12の値が0〜3→サブマトリ
クス(乱数行列)の1列目、4〜7→サブマトリクスの
2列目、8〜11→サブマトリクスの3列目が選ばれ
る。
【0073】一方、垂直方向ラインカウンター306で
は画像の縦のライン数をカウントし、(縦のライン数)
mod16の値が0〜3→サブマトリクスの1行目、4
〜7→サブマトリクスの2行目、8〜11→サブマトリ
クスの3行目、12〜15→サブマトリクスの4行目が
選ばれる。したがって、水平、垂直ラインカウンターに
よってサブマトリクスの中からr00乃至r32のいず
れかが選択され、3ビットの乱数信号としてディザ処理
部304に入力される。
【0074】ディザ処理部304では、図6に示すディ
ザマトリクスA乃至Eのうち、入力される乱数信号にし
たがって0ならB、1ならC、2ならD、3ならE、4
ならAの各ディザマトリクスが選択されて、多値画像デ
ータを2値化する。
【0075】このように中間調処理部204で処理した
結果、最終的にプリントした画像中には、図8のよう
な、サブマトリックスにおけるディザマトリックスA乃
至Eの選択に対応して、網点の位置が相互に規則的にず
れた3×4のサイズの網点の組(以下、網点行列と呼
ぶ)が繰り返し現れる。
【0076】この網点行列では、サブマトリックスの左
上3箇所(r00、r01、r10)のセルにディザマ
トリックスAが選択されているため、その左上の3つの
網点が、必ず基準位置に打たれることとなり、網点行列
の始まりの目印として機能する。以下、このような行列
の始まりを示す網点を基準網点と呼ぶ。
【0077】一方、解読時にはまずスキャナー等で画像
データを読み込み、図8の破線のような基準位置のマス
クをかける等をして基準位置に打たれる3つの網点の組
(基準網点)を認識し、網点行列の始まりを特定するこ
とができる。
【0078】次に網点行列内の各網点の位置が基準位置
からどの方向にずれているかを見ることにより右にずれ
ていれば0、左なら1、上なら2、下なら3というよう
に、用いられたサブマトリックスの各セル(r00乃至
r32)の値を割り出すことが出来る。用いられたサブ
マトリックスの各セルの値が分かれば、これらの値とあ
らかじめ分かっている初期乱数列から付加情報を逆算し
て求めることにより、付加情報の内容を得ることが出来
る。
【0079】なお、本実施形態では各色共同じ線数、ス
クリーン角のディザマトリクスを用いたが、色毎に線数
やスクリーン角の異なるディザマトリクスを用いてもよ
い。また、本実施形態では初期乱数列と付加情報の数列
とを同数としたが、例えば初期乱数列を付加情報の数列
の整数倍にするなどして、両者の数は一致しなくてもよ
い。
【0080】また、本実施形態の如くカラー画像を形成
する場合には、CYMKのうちいずれか特定の色に対し
てのみ上記処理を行ってもよいし、全ての色に対して行
ってもよい。
【0081】また、本実施形態では、網点位置を乱数的
に振動させることにより色毎のモアレの防止にも有効で
あり、さらに画質を向上させるために乱数の数を増やし
て網点行列を大きくしホワイトノイズやプルーノイズの
特徴を持った乱数を適用してもよい。
【0082】また、本実施形態では、多値画像データの
全域に渡って、上記処理を施したが、一部に施してもよ
いことは言うまでもない。
【0083】次に、中間調処理部204における処理の
他の例について説明する。
【0084】この例では、サブマトリクスとして、図1
0に示す3x3のマトリクスを用い、また、初期乱数列
は図9Aのように8個あり、各乱数は0,1,2の3つ
の値をとる。
【0085】付加情報も図9Bのように8個あり、0,
1,2の3つの値をとる。乱数生成部303では初期乱
数列と付加情報とを加算し、mod3をとることにより
新たな乱数列を生成する(図9C)。
【0086】更にこのようにして生成された乱数列の1
番目に3を挿入し、計9個の乱数列を3つずつ並べ、3
×3の乱数行列として乱数生成部303内に格納し(図
9D)、各セルの値は、図10に示したサブマトリクス
の各セル(r00乃至r22)の値として認識される。
【0087】ディザ処理部304には図11A乃至Dに
示す4つの網点型のディザマトリクスが格納されてい
る。図11の数字は図6と同様にディザの成長順を表わ
しており、この例では、1より始まる。
【0088】これらのディザマトリクスにはぞれぞれ2
つの綱点の成長点が含まれており、交互に成長していく
ように閾値の配列が設定されている。
【0089】また、図12に示す通り、各ディザマトリ
クスA乃至Dによって2つの成長点の位置関係が異な
り、マトリクスAでは網点は通常のスクリーン角45度
の位置に並び、Bはより大きい角度、Cはより小さい角
度に並ぶ。また、Dは網点行列の左上にのみ選択される
マトリクスで2つの網点が非常に近い距離に打たれる。
【0090】プリント時には、上述した場合と同様に、
水平方向ラインカウンター305より画像の横のライン
数をカウントし(横のライン数)mod18の値が0〜
5→図10のサブマトリクスの1列目、6〜11→サブ
マトリクスの2列目、12〜17→サブマトリクスの3
列目が選ばれる。一方、垂直方向ラインカウンター30
6では画像の縦のライン数をカウントし、(縦のライン
数)mod18の値が0〜5→サブマトリクスの1行
目、6〜11→サブマトリクスの2行目、12〜17→
サブマトリクスの3行目が選ばれる。したがって、水
平、垂直ラインカウンターによってサブマトリクスの中
からr00乃至r22のいずれかが選択され、2ビット
の乱数信号としてディザ処理部304に入力される。
【0091】ディザ処理部304では入力される乱数信
号にしたがって0ならA、1ならB、2ならC、3なら
Dのディザマトリクスが選択されて、各々の多値画像デ
ータに適用される。
【0092】このように処理した結果、画像中には図1
3のような18個の網点を含んだ網点行列が繰り返し現
れる。
【0093】この組の左上の2つの網点は必ずディザマ
トリクスDによって打たれるため近い距離に打たれ、こ
れが基準網点となる。
【0094】したがって、解読時にはまずスキャナー等
で画像データを読み込み、近い網点の組(基準網点)を
見つけ、網点行列を特定する。次に画像に基準位置のマ
スクをかけることにより網点行列内の各網点の位置が基
準位置からどの方向にずれているかを見ることによりr
00乃至r22を割り出すことが出来る。
【0095】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は、複数の機器(例えばホストコン
ピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタな
ど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0096】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0097】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本来の画像にはないドットパターンを付加することはな
いので、当該画像の画質の劣化を軽減しつつ、画像中に
一定の情報を表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置Aの構
成を示す図である。
【図2】画像処理部1000のブロック図である。
【図3】中間調処理部204のブロック図である。
【図4】(a)初期乱数列の例を示した図である。 (b)付加情報の数列の例を示した図である。 (c)初期乱数列と付加情報の数列とから算出した新た
な乱数列を示した図である。 (d)乱数行列を示した図である。
【図5】サブマトリクスを示した図である。
【図6】ディザマトリクスA乃至Eを示した図である。
【図7】図6のディザマトリクス毎の網点を示した図で
ある。
【図8】印刷により形成された網点を示した図である。
【図9】(a)別の初期乱数列の例を示した図である。 (b)別の付加情報の数列の例を示した図である。 (c)別の初期乱数列と別の付加情報の数列とから算出
した新たな乱数列を示した図である。 (d)別の乱数行列を示した図である。
【図10】別のサブマトリクスを示した図である。
【図11】網点型のディザマトリクスA乃至Dを示した
図である。
【図12】図11のディザマトリクス毎の網点を示した
図である。
【図13】印刷により形成された網点の例を示した図で
ある。
【図14】画像データと、サブマトリクスとの関係を示
した図である。
【符号の説明】
100 感光ドラム 101 帯電器 102 転写ドラム 103 クリーナ 1000 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 G06F 15/66 B 5C076 H04N 1/40 H04N 1/40 Z 5C077 1/405 C Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 AR01 CL10 2C087 AA03 AA09 AA15 AC05 AC07 AC08 BA07 BD31 DA13 2H027 FA28 FD01 FD03 FD08 FD10 GA56 2H034 FA01 5B057 AA11 CA01 CA08 CA16 CB01 CB07 CB16 CC02 CE08 CE13 CE18 CG07 5C076 AA01 AA14 BA06 5C077 LL14 MP02 MP08 NN09 NN19 PP23 PP32 PP33 PP37 PP38 PP66 PP68 PQ08 PQ22 TT02 TT06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素毎に複数ビットで表された多値画像
    データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成する画像処理装置であって、 相互に成長点の開始位置が異なる複数のドット集中型の
    閾値マトリクスを格納した記憶手段と、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の前記閾値マトリクスが、一の閾値
    マトリクスと、当該一の閾値マトリクスに対して、位相
    が異なる複数の閾値マトリクスと、からなることを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記多値画像データの
    全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰り返
    し行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記領域間で相対的に
    共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対し
    て、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを特
    徴とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記付加情報が、機体番号、製造元、若
    しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを含
    むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画素毎に複数ビットで表された多値画像
    データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成する画像処理装置であって、 相互に成長点の開始位置が異なる複数の網点型の閾値マ
    トリクスを格納した記憶手段と、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 各々の前記閾値マトリクスが成長点を2
    箇所有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、前記多値画像データの
    全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰り返
    し行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記領域間で相対的に
    共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対し
    て、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを特
    徴とすることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記付加情報が、機体番号、製造元、
    若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを
    含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像を光学的に読取り、画素毎に複数
    ビットで表された多値画像データを生成する読取部と、
    前記多値画像データに対して、閾値マトリクスを適用す
    ることにより、2値画像データを生成する画像処理部
    と、当該2値画像データに基づいて記録材に画像を形成
    する印刷部と、を備えた画像処理装置であって、前記画
    像処理部が、 相互に成長点の開始位置が異なる複数のドット集中型の
    閾値マトリクスを格納した記憶手段と、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像を光学的に読取り、画素毎に複数
    ビットで表された多値画像データを生成する読取部と、
    前記多値画像データに対して、閾値マトリクスを適用す
    ることにより、2値画像データを生成する画像処理部
    と、当該2値画像データに基づいて記録材に画像を形成
    する印刷部と、を備えた画像処理装置であって、前記画
    像処理部が、 相互に成長点の開始位置が異なる複数の網点型の閾値マ
    トリクスを格納した記憶手段と、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 画素毎に複数ビットで表された多値画
    像データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成する画像処理方法であって、 相互に成長点の開始位置が異なる複数のドット集中型の
    閾値マトリクスの中から、各々の前記多値画像データに
    対して適用する前記閾値マトリクスを、所定の付加情報
    に基づいて選択する選択工程、を含むことを特徴とする
    画像処理方法。
  14. 【請求項14】 複数の前記閾値マトリクスが、一の閾
    値マトリクスと、当該一の閾値マトリクスに対して、位
    相が異なる複数の閾値マトリクスと、からなることを特
    徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記選択工程では、前記多値画像デー
    タの全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰
    り返し行うことを特徴とする請求項13又は14に記載
    の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記選択工程では、前記領域間で相対
    的に共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対
    して、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを
    特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記付加情報が、機体番号、製造元、
    若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを
    含むことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1
    項に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 画素毎に複数ビットで表された多値画
    像データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成する画像処理方法であって、 相互に成長点の開始位置が異なる複数の網点型の閾値マ
    トリクスの中から、各々の前記多値画像データに対して
    適用する前記閾値マトリクスを、所定の付加情報に基づ
    いて選択する選択工程、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  19. 【請求項19】 各々の前記閾値マトリクスが成長点を
    2箇所有することを特徴とする請求項18に記載の画像
    処理方法。
  20. 【請求項20】 前記選択工程では、前記多値画像デー
    タの全域に渡って、所定の領域単位で、前記閾値マトリ
    ックスの同様の選択を繰り返し行うことを特徴とする請
    求項18又は19に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記選択工程では、前記領域間で相対
    的に共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対
    して、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを
    特徴とすることを特徴とする請求項20に記載の画像処
    理方法。
  22. 【請求項22】 前記付加情報が、機体番号、製造元、
    若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを
    含むことを特徴とする請求項18乃至21のいずれか1
    項に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 画素毎に複数ビットで表された多値画
    像データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成するために、コンピュータ
    を、 相互に成長点の開始位置が異なる複数のドット集中型の
    閾値マトリクスを格納した記憶手段、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段、として機能させるプログラムを記録した記憶媒体。
  24. 【請求項24】 複数の前記閾値マトリクスが、一の閾
    値マトリクスと、当該一の閾値マトリクスに対して、位
    相が異なる複数の閾値マトリクスと、からなることを特
    徴とする請求項23に記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記選択手段は、前記多値画像データ
    の全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰り
    返し行うことを特徴とする請求項23又は24に記載の
    記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記選択手段は、前記領域間で相対的
    に共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対し
    て、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを特
    徴とすることを特徴とする請求項25に記載の記憶媒
    体。
  27. 【請求項27】 前記付加情報が、機体番号、製造元、
    若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを
    含むことを特徴とする請求項23乃至26のいずれか1
    項に記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 画素毎に複数ビットで表された多値画
    像データに対して、閾値マトリクスを適用することによ
    り、2値画像データを生成するために、コンピュータ
    を、 相互に成長点の開始位置が異なる複数の網点型の閾値マ
    トリクスを格納した記憶手段、 各々の前記多値画像データに対して適用する前記閾値マ
    トリクスを、所定の付加情報に基づいて選択する選択手
    段、として機能させるプログラムを記録した記憶媒体。
  29. 【請求項29】 各々の前記閾値マトリクスが成長点を
    2箇所有することを特徴とする請求項28に記載の記憶
    媒体。
  30. 【請求項30】 前記選択手段は、前記多値画像データ
    の全域に渡って、所定の領域単位で、同様の選択を繰り
    返し行うことを特徴とする請求項28又は29に記載の
    記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記選択手段は、前記領域間で相対的
    に共通する所定の位置に係る前記多値画像データに対し
    て、予め定めた前記閾値マトリクスを選択することを特
    徴とすることを特徴とする請求項30に記載の記憶媒
    体。
  32. 【請求項32】 前記付加情報が、機体番号、製造元、
    若しくは、画像処理の日時、のうち、少なくとも一つを
    含むことを特徴とする請求項28乃至31のいずれか1
    項に記載の記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004326613A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理方法、及び画像処理装置
JP2010232835A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Apollo Japan Co Ltd マルチ情報埋込装置及び方法、マルチ情報読取装置及び方法、並びにマルチ情報印刷媒体
JP2011172124A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法

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