JP2000358128A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2000358128A
JP2000358128A JP11168782A JP16878299A JP2000358128A JP 2000358128 A JP2000358128 A JP 2000358128A JP 11168782 A JP11168782 A JP 11168782A JP 16878299 A JP16878299 A JP 16878299A JP 2000358128 A JP2000358128 A JP 2000358128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギー状態で、記録紙ドアが開いたこ
とを検出するとともに、その省エネルギー状態を解除す
ることができ、装置の信頼性及び操作性を向上させるこ
とが可能なファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 省エネルギー状態で、記録紙ドアセンサ
21等によって記録紙ドアが開いたことを検出し、この
ドア開(解除要因)によって省エネ制御部13はシステ
ム制御部25へ省エネ解除要因信号を送出し、また電源
制御部29への電源制御信号をオンしてユニット部30
全体に電源電圧を供給させ、省エネルギー状態を解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機時に省エネル
ギー状態に移行して使用電力を削減する機能を有するフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、装
置全体を制御するユニット部と待機時等の省エネルギー
状態で装置を制御する省エネ制御部とを設け、待機時等
にはユニット部に供給する電源を遮断し、省エネ制御部
がユーザーによる省エネ解除キーの押下による信号、原
稿セット信号、回線からのリンギング信号、オフフック
信号、等の立ち上がりトリガ信号を検出した後、ユニッ
ト部に省エネ解除信号を送出することによって、省エネ
ルギー状態を解除するように構成されたものがある。
【0003】この種の装置として関連するものには、特
開平8−214096号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
省エネルギー状態で待機している場合、省エネ制御部は
記録紙ユニットのドアの開閉を検出しないように構成さ
れているため、省エネルギー状態で記録紙ユニットのド
アが開いても警告が無く、その後受信を行った場合は強
制的に代行受信になってしまう、あるいは、記録紙がロ
ール紙であった場合には、省エネルギー状態で記録紙交
換を行うと、他の要因で省エネルギー状態を解除したと
きに記録紙ジャムになってしまう、という不具合を生じ
る。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、省エネルギー状態で、記録紙ドアが開いたことを検
出するとともに、省エネルギー状態を解除することがで
き、装置の信頼性及び操作性を向上させることが可能な
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通常状態で装置内の全ユニットを制御し、待機状態に移
行する際は省エネ制御の内容を示す省エネ信号を送出す
る主制御手段と、該省エネ信号を受け、待機状態で主制
御手段を含む所定ユニットの電源を遮断して省エネルギ
ー状態に移行させるとともに、該省エネルギー状態を記
録紙ユニットのドア開を含む解除要因によって解除し、
主制御手段に対して省エネ解除信号を送出する省エネ制
御手段と、該省エネ制御手段の制御によって電源を装置
内の各ユニットに切り換えて供給するための電源切換手
段と、記録紙を収容した記録紙ユニットのドアの開閉を
検知するドア開閉検知手段と、を備え、省エネルギー状
態で記録紙ユニットのドアが開かれると、省エネ制御手
段から主制御手段に対して省エネ解除信号を送出し、電
源を切り換えて省エネルギー状態を解除することに特徴
がある。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1において
前記記録紙のジャムを検知する記録紙ジャム検知手段を
備え、前記記録紙ユニットのドア開を検知して省エネル
ギー状態を解除した後、記録紙ユニットのドア閉及び記
録紙ジャムを検知した場合には、記録紙が交換されたと
判断し、記録紙初期化動作を行うことに特徴がある。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1において
前記記録紙ユニットのドア開以外の解除要因の発生を検
知する解除要因検知手段と、前記記録紙のジャムを検知
する記録紙ジャム検知手段と、を備え、記録紙ユニット
のドア開を検知して省エネルギー状態を解除した後、記
録紙ユニットのドア閉及び記録紙ジャムを検知した場合
には、記録紙が交換されたと判断してその旨を記憶した
後、再度、省エネルギー状態に移行し、該省エネルギー
状態で記録紙ユニットのドア開以外の解除要因が発生し
た場合には、省エネルギー状態を解除し、記録紙初期化
動作を行うことに特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態のフ
ァクシミリ装置の構成を示す。
【0010】このファクシミリ装置32には、ユニット
部30(スキャナ14、プロッタ15、符号化復号化部
24、システム制御部25、画像メモリ17、操作表示
部16、通信制御部26、網制御部28、等の各ユニッ
ト)、このユニット部30に電源電圧を供給するための
電源11、電源切換部29、省エネルギー状態で装置の
所定ユニットを制御する省エネ制御部13、等を備え、
待機時にユニット部30の所定ユニットに供給する電源
を遮断する省エネルギー機能を有する。このユニット部
30の各部14〜17、24〜26、28は、バスライ
ン9を通して必要なデータの授受を行っている。
【0011】スキャナ14は、原稿の画像を1ラインご
とに所定の解像度で光学的に読み取って画像情報として
出力するものであって、図示しない読取ユニットはCC
D等を用いたラインイメージセンサによって構成され
る。このスキャナ14には原稿の読取位置を決定するた
めの原稿センサ22を備える。
【0012】プロッタ15は、帯電、トレース、露光、
現像、除電、転写、分離、クリーニング等のプロセスを
有する公知の電子写真方式で、読取画像データあるいは
受信画像データ、レポート、マークシート等を所定の解
像度で印字出力するように構成されている。その概略は
帯電させた感光体を画像データを含む光像で露光して静
電潜像記録を行い、この感光体上の静電潜像に対し、所
望の濃淡となるように電圧を印加することによってトナ
ーを付着させて現像し、その感光体と密着するように図
示しない複数の給紙トレイから供紙・搬送された記録紙
の裏面からコロナ放電を行ってトナー像を記録紙に転写
するものである。このプロッタ15には、図示しない記
録紙ユニットのドア開閉を検知する記録紙ドアセンサ2
1、及びその記録紙記録紙ユニットから記録紙を給紙す
る際のジャムを検知するための記録紙センサ20を備え
る。
【0013】操作表示部16は、図示しないスタートキ
ー、ストップキー、テンキー、ワンタッチダイヤルキ
ー、省エネ解除キー、A/Bモード設定/解除キー、等
のキー群、及びLCDやLED等の表示器を備え、各キ
ーの押下によって入力された情報をシステム制御部25
へ送出すると共に、その入力情報によって選択・設定さ
れた内容及びファクシミリ装置本体からのメッセージ
(通信中、エラー状態、省エネルギー状態、記録紙ユニ
ットのドアの解放アラーム、等)やガイダンスを表示器
に表示する。特に、省エネ設定/解除キーの押下で省エ
ネルギー状態への移行/解除を指示し、モード設定/解
除キーの押下で後述のモードA、Bの設定/解除を指示
するために用いられる。
【0014】画像メモリ17は、符号化復号化部24に
よってMH方式等でコード化された画像データを蓄積す
るとともに、この画データ等の格納および各種制御に必
要な情報を保持するためのものである。この画像メモリ
17に蓄積された画像データはシステム制御部25によ
って管理されている。なお、エラー発生時の受信データ
はシステム制御部25の図示しないRAMに保持され
る。
【0015】システム制御部25は、通常状態でファク
シミリ装置32内部の処理および各要素の処理を行うた
めのものであり、図示しないCPU、RAM、ROM、
等から構成されている。
【0016】このCPUは、ROMに予め記憶された制
御プログラムに従って操作入力や命令信号や各種センサ
情報に基づいて所定の処理を実行し、ファクシミリ装置
全体の制御、外部機器とのデータ通信の制御等を行う。
特に、操作表示部16からの省エネ設定キー押下を通知
する信号の受信・入力、画像データの送受信や複写等の
システム動作の終了、等によって省エネ信号を省エネ制
御部13に送信する。また、省エネ制御部13からの省
エネ解除要因信号を受信して、省エネルギー状態を解除
するとともに記録紙初期化動作等を実行するように制御
する。
【0017】さらにCPUは、操作表示部16からのA
/Bモード設定キー押下を通知する信号を受信・入力し
て、その設定内容をRAMに記憶する。このAモードで
は、省エネルギー状態の解除要因が記録紙ドアセンサ2
0の開信号による場合、記録紙の初期化動作が必要であ
ると判断して、即座に記録紙初期化動作を実行するよう
に制御する。また、Bモードでは、省エネルギー状態の
解除要因が記録紙ドアセンサ20の開信号によるもので
ない場合、記録紙初期化動作の要否を示す、後述の記録
紙初期化フラグを確認してオンであれば記録紙初期化動
作を行い、さらに他の解除要因による所定の動作を実行
するように制御する。
【0018】また、前記ROMには、ファクシミリ装置
32全体の制御プログラム、プロッタ15へ送出する画
像データをその画像密度の違いに応じて補正するプログ
ラム、通信履歴情報等の管理レポートを出力するための
プログラム、省エネルギー機能を有効とするプログラ
ム、等を格納する。
【0019】また、前記RAMは、必要データを記憶す
ると共に、送受信バッファあるいはワークエリアとして
使用される。特に、このRAMの所定エリアには、Aモ
ード、Bモードについての設定内容(本実施形態では、
装置の使用状況に応じてAモード、Bモードのいずれか
一方を設定する。)を示す情報が記憶されている。さら
に、記録紙の位置決め、あるいはロール記録紙の切断、
等の記録紙初期化動作の要否を示す記録紙初期化フラグ
を有し、その初期化動作が必要な場合にはフラグオンに
設定される。
【0020】符号化復号化部24は、画像データの伝送
時間を短縮して効率化を図るものであって、送信時には
画像データを圧縮(符号化)し、受信時には符号化され
た画像データを伸長して原データに再生する。
【0021】通信制御部26は、回線を介して相手先通
信端末との間でファクシミリ制御信号を交換し、所定の
ファクシミリ伝送制御手順を実行する。すなわち、公衆
回線(PSTN/ISDN)に接続されて着信信号の検
出、ダイヤルパルスの発信、電話/ファクシミリの切り
替え等を行う。この際、相手先通信端末の通信機能に応
じてG3プロトコル又はG4プロトコルの何れかによっ
て通信手順を実行し、PSTN又はISDNの何れかを
選択する。なお、図示しないモデムは、送信時は通信制
御部26から送出された画像データ信号を変調して回線
へ送出し、受信時には回線からの画像データ信号を復調
して通信制御部26へ送出する。
【0022】網制御部28は、公衆回線(ISDN/P
STN)を使用してデータ通信を行うものであって、リ
ンギング検出手段及びオフフック検出手段を備え、発着
信の際に所定の回線制御を行って回線の断及び確立を制
御する。
【0023】ハンドセット10は、網制御部28に接続
されて、相手局との電話通信等のために使用されるもの
である。このハンドセット10のオフフック動作は省エ
ネルギー状態を解除する要因の一つであり、省エネ制御
部13はオフフック信号を検出して、システム制御部に
省エネ解除要因信号を送出する。
【0024】電源11は、ファクシミリ装置32全体に
必要な各種電源を発生し供給するためのものであり、省
エネ制御部13、網制御部28、操作表示部16、記録
紙センサ20、記録紙ドアセンサ21、原稿センサ22
に対しては常時(省エネルギー状態を含む)、電源電圧
を供給する。この電源11は、図示しないモータ及び他
の電装系を駆動するモータ系、並びに電装系ドライバの
駆動電源でもあって、電源切換部29によってオン/オ
フされるように構成されている。
【0025】電源切換部29は、トランジスタあるいは
MOS FET等からなり、省エネ制御部13からの電
源制御信号を各ユニットごとにオン/オフするように構
成されている。これは、通常はユニット部30全体に電
源電圧を供給し、省エネルギー状態では所定のユニット
を除いて電源11を遮断するように切換制御するためで
ある。
【0026】省エネ制御部13は、CPU、ROM、R
AMからなるワンチップタイプ(省電力型)のマイクロ
コンピュータ等で構成され、通常状態でシステム制御部
25から省エネルギー状態移行命令(省エネ信号)を受
けると、電源切換部29に対する電源制御信号によって
所定のユニットへの電源供給をオフさせ、省エネルギー
状態に移行させる。なお、省エネ制御部13とシステム
制御部25のインタフェースとしては、省エネ制御部1
3による制御を示す省エネ信号と、省エネルギー状態の
解除要因を示す省エネ解除要因信号と、がある。
【0027】この省エネルギー状態で、電源11からの
電圧が供給されるユニットは、省エネ制御部13、原稿
センサ22、記録紙ドアセンサ21、記録紙センサ2
0、操作表示部16(省エネ解除キーを含む)、網制御
部28(オフフック検出手段、リンギング検出手段、を
含む)、等である。
【0028】また、省エネ制御部13は省エネルギー状
態で、原稿センサ22、記録紙ドアセンサ21、記録紙
センサ20からの検出信号、操作表示部16からの入力
に基づく省エネ解除信号、網制御部28からのオフフッ
ク検出信号、リンギング検出信号を入力・検出して、電
源切換部29をオン状態にする一方、省エネルギー状態
の解除要因を示す省エネ解除要因信号をシステム制御部
25に送出する。さらに、省エネ制御部13はその解除
要因を省エネ解除ステータスとして前記CPUのレジス
タに保持する。
【0029】次に、図2を参照しながら本実施形態にお
ける省エネルギー状態解除方法を説明する。なお、待機
中の省エネルギー状態では、システム制御部25からの
省エネ信号によって制御を移された、省エネ制御部13
の制御で処理を行う。
【0030】ステップ201では、省エネルギー状態
(待機中)で記録紙ドアセンサ20からの検知信号に基
づき、前記記録紙ユニットのドア開が検出されたか判断
する。その結果、ドア開が検出された場合はステップ2
03に移行し、ドア開が検出された場合はステップ20
2に移行する。
【0031】ステップ202では、前記記録紙ユニット
のドア開以外の省エネルギー状態解除要因が検出された
か判断する。具体的には、原稿センサ22の検知信号に
基づいて原稿挿入の有無を判断し、操作表示部16のキ
ー操作による入力信号に基づいて省エネルギー状態の解
除が指示されたかを判断し、網制御部28からの信号に
基づいてリンギング又はオフフックが検出されたかを判
断する。その結果、前記記録紙ユニットのドア開以外の
省エネルギー状態解除要因が検出された場合はステップ
203に移行し、検出されない場合にはステップ201
に戻る。
【0032】ステップ203では、ステップ201又は
202で検出した解除要因を省エネ解除ステータスとし
て省エネ制御部13のRAMに保持する。なお、省エネ
ルギー状態でも操作表示部16のユニットには電源電圧
が供給されているので、記録紙ユニットのドアの解放ア
ラームが点灯表示される。
【0033】ステップ204では、省エネ制御部13が
電源切換部29への電源制御信号をオンすることによっ
て、電源電圧をユニット部30全体に供給して稼働状態
にする一方、システム制御部25に対し、前記省エネ解
除ステータスに基づいて省エネ解除要因信号を送出す
る。
【0034】ここで、省エネ制御部13からの省エネ解
除要因信号により、システム制御部25による制御に移
る。
【0035】ステップ205では、システム制御部25
は省エネ制御部13からの省エネ解除要因信号に基づ
き、記録紙ユニットのドア開による省エネルギー状態解
除であるか判断し、その解除要因を記憶する。あるい
は、省エネ制御部13からの省エネ解除要因信号を受け
ると、省エネ制御部13に保持された省エネステータス
を読み取り、記録紙ユニットのドア開による省エネルギ
ー状態解除であるか判断するように構成してもよい。そ
の結果、ドア開による省エネルギー状態解除であると判
断した場合はステップ206に移行し、他の解除要因に
よる省エネルギー状態解除であると判断した場合にはス
テップ212に移行する。
【0036】ステップ206では、システム制御部25
は記録紙ドアセンサ20からの検知信号を監視し、記録
紙ユニットのドアが閉じたことを確認するとステップ2
07に移行する。
【0037】ステップ207では、システム制御部25
は記録紙センサ20からの検知信号に基づき、原稿ジャ
ムの有無を判断する。その結果、記録紙センサ20がオ
ンで記録紙ジャムが検出された場合は、今回の省エネル
ギー状態解除は記録紙交換によるものであると判断して
ステップ208に移行し、検出されない場合には処理を
終了する。
【0038】ステップ208では、システム制御部25
のRAMを参照して前述のAモードが設定されているか
を判断する。その結果、Aモードが設定されている場合
はステップ209に移行し、設定されていない場合には
ステップ210に移行する。
【0039】ステップ209では、記録紙カット、記録
紙位置出し等の記録紙初期化動作を行って、処理を終了
する。これは、ステップ205〜207で記録紙交換が
なされ、しかも現在稼動状態である場合は、速やかに記
録紙初期化動作を行わせるためである。
【0040】ステップ210では、Aモードが設定され
ていないので、システム制御部25のRAMに設けられ
た記録紙初期化動作フラグをオンに設定する。これは、
ステップ205〜207で記録紙交換がなされ、しかも
現在稼動状態である場合であっても、記録紙初期化動作
をドア開以外の解除要因が発生した際に合わせて行わせ
ることにより、使用電力の削減を図るためである。
【0041】ステップ211では、システム制御部25
から省エネ制御部13に対して省エネ信号を送出して制
御を移し、省エネ制御部13は、電源切換部29に対す
る電源制御信号をオフすることにより、ユニット部30
の所定ユニットに対する電源電圧の供給を遮断して省エ
ネルギー状態に移行させる。従って、省エネ待機中の記
録紙交換時に前記モータ系等に対する電源電圧供給によ
って大電流が消費されることはない。
【0042】ステップ212では、システム制御部25
のRAMを参照して前述のモードBが設定されているか
を判断する。その結果、モードBが設定されている場合
はステップ213に移行し、設定されていない場合には
ステップ215に移行する。
【0043】ステップ213では、システム制御部25
のRAMに設けられた記録紙初期化動作フラグ(ステッ
プ210で設定されたもの)の状態を確認する。その結
果、そのフラグがオンである場合はステップ214に移
行し、オフである場合にはステップ215に移行する。
【0044】ステップ214では、ステップ209と同
様に記録紙カット、記録紙位置出し等の記録紙初期化動
作を行う。
【0045】ステップ215では、ステップ205にお
いて省エネ制御部13から送出された省エネ解除要因信
号が示す解除要因に応じた各種の所定動作を行って処理
を終了する。あるいは、省エネ制御部13から読みとっ
た省エネ解除ステータスに応じた各種の所定動作を行う
ように構成してもよい。ここで、所定動作とは例えば省
エネ解除ステータスがリンギング検出であった場合、受
信動作フローを実行することである。
【0046】本実施形態では、システム制御部25が主
制御手段を構成し、省エネ制御部13が省エネ制御手段
を構成し、電源切換部29が電源切換手段を構成し、省
エネ制御部13、記録紙ドアセンサ21、等がドア開閉
検知手段を構成し、システム制御部25、記録紙センサ
20、等が原稿ジャム検知手段を構成し、省エネ制御部
13、原稿センサ22、網制御部28、ハンドセット1
0、操作表示部16、等が解除要因検知手段を構成す
る。
【0047】本実施形態によれば、省エネルギー状態
(待機中)で、記録紙の交換等で記録紙ユニットのドア
を解放した場合は、記録紙ドアセンサ21のドア開信号
に基づき、省エネ制御部13からシステム制御部25へ
の省エネ解除要因信号によって省エネルギー状態を解除
するので、省エネルギー状態での記録紙ユニットのドア
の解放アラーム(操作表示部16に具備)の点灯、ある
いは記録紙交換による記録紙初期化動作を実現し、操作
性及び信頼性の向上を図ることができる。
【0048】また、本実施形態によれば、Aモードを設
定し、かつBモードを解除した場合(あるいは未設定と
した場合)は、記録紙ユニットのドア開を検出して省エ
ネルギー状態を解除した後、記録紙交換時に速やかに記
録紙初期化動作を行うので、プロッタ15の使用頻度の
高い装置に好適な制御を行うことができる。一方、Bモ
ードを設定し、かつAモードを解除した場合(あるいは
未設定とした場合)は、記録紙ユニットのドア開を検出
して省エネルギー状態を解除した後、ドア開以外の解除
要因が発生した際に記録紙初期化動作を合わせて行うの
で、プロッタ15の使用頻度の低い装置に好適な制御を
行うことができる。すなわち、プロッタ15の使用頻度
に応じ、使用電力を削減するとともにユーザの操作性及
び装置の信頼性を向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、省エネル
ギー状態で、ドア開閉検知手段(記録紙ドアセンサ等)
によって記録紙ドアが開いたことを検出し、このドア開
(解除要因)によって省エネ制御手段(省エネ制御部)
が省エネルギー状態を解除するので、待機中に記録紙ド
アが開いたとき警告が無くその後受信を行ったとき強制
的に代行受信になってしまうこと、等を未然に防ぐこと
ができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
おいて前記記録紙ユニットのドア開を検知して省エネル
ギー状態を解除した後、記録紙ユニットのドア閉を検知
し、さらに記録紙ジャム検知手段(記録紙センサ等)に
よって記録紙ジャムを検知した場合には、記録紙が交換
されたと判断し、記録紙のカット、記録紙の位置出し等
の記録紙初期化動作を行うので、例えば記録紙がロール
紙であった場合、省エネルギー状態で記録紙交換を行
い、記録紙ユニットのドア開以外の解除要因で省エネル
ギー状態を解除したときに記録紙ジャムになってしまう
という不具合を解消することができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、請求項1に
おいて前記記録紙ユニットのドア開を検知して省エネル
ギー状態を解除した後、記録紙ユニットのドア閉及び記
録紙ジャムを検知した場合には、記録紙が交換されたと
判断してその旨を主制御手段(システム制御部)に記憶
した後、再度、省エネルギー状態に移行し、この省エネ
ルギー状態で解除要因検知手段(原稿センサ、網制御
部、等)により記録紙ユニットのドア開以外の解除要因
が発生した場合には、省エネルギー状態を解除し、例え
ば記録紙初期化フラグ等の履歴情報を参照して記録紙初
期化動作を行うので、待機中に記録紙交換がなされた場
合には、モータ等によって大電流を消費することなく、
他の解除要因が発生した際に合わせて記録紙初期化動作
を行うことができる。
【0052】このように本発明によれば、省エネルギー
状態で記録紙ドアを開いたことを検出するとともに、そ
の省エネルギー状態を解除することができ、ファクシミ
リ装置の信頼性及び操作性を向上させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるファクシミリ装
置の構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態における省エネルギー状
態(待機中)で、記録紙ユニットのドア開を含む要因で
省エネルギー状態を解除する際の処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 ハンドセット 11 電源 13 省エネ制御部 14 スキャナ 15 プロッタ 16 操作表示部 20 記録紙センサ 21 記録紙ドアセンサ 22 原稿センサ 25 システム制御部 28 網制御部 29 電源切換部 30 ユニット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常状態で装置内の全ユニットを制御し、
    待機状態に移行する際は省エネ制御の内容を示す省エネ
    信号を送出する主制御手段と、 該省エネ信号を受け、待機状態で主制御手段を含む所定
    ユニットの電源を遮断して省エネルギー状態に移行させ
    るとともに、該省エネルギー状態を記録紙ユニットのド
    ア開を含む解除要因によって解除し、主制御手段に対し
    て省エネ解除信号を送出する省エネ制御手段と、 該省エネ制御手段の制御によって電源を装置内の各ユニ
    ットに切り換えて供給するための電源切換手段と、 記録紙を収容した記録紙ユニットのドアの開閉を検知す
    るドア開閉検知手段と、 を備え、省エネルギー状態で記録紙ユニットのドアが開
    かれると、省エネ制御手段から主制御手段に対して省エ
    ネ解除信号を送出し、電源を切り換えて省エネルギー状
    態を解除することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記記録紙のジャムを検知する記録紙ジャ
    ム検知手段を備え、 前記記録紙ユニットのドア開を検知して省エネルギー状
    態を解除した後、記録紙ユニットのドア閉及び記録紙ジ
    ャムを検知した場合には、記録紙が交換されたと判断
    し、記録紙初期化動作を行うことを特徴とする請求項1
    記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記記録紙ユニットのドア開以外の解除要
    因の発生を検知する解除要因検知手段と、 前記記録紙のジャムを検知する記録紙ジャム検知手段
    と、 を備え、記録紙ユニットのドア開を検知して省エネルギ
    ー状態を解除した後、記録紙ユニットのドア閉及び記録
    紙ジャムを検知した場合には、記録紙が交換されたと判
    断してその旨を記憶した後、再度、省エネルギー状態に
    移行し、該省エネルギー状態で記録紙ユニットのドア開
    以外の解除要因が発生した場合には、省エネルギー状態
    を解除し、記録紙初期化動作を行うことを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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