JP2000357360A - 記録媒体装填装置 - Google Patents

記録媒体装填装置

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JP2000357360A
JP2000357360A JP11168421A JP16842199A JP2000357360A JP 2000357360 A JP2000357360 A JP 2000357360A JP 11168421 A JP11168421 A JP 11168421A JP 16842199 A JP16842199 A JP 16842199A JP 2000357360 A JP2000357360 A JP 2000357360A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は記録媒体の装填及び排出処理を行う記
録媒体装填装置に関し、小型化及び低コスト化を図るこ
とを課題とする。 【解決手段】スライダー13の急激な移動を抑えるダンパ
ー機構17を有する記録媒体装填装置において、ダンパー
機構17を、天板15に対し回動自在に軸承されており一端
部がスライダー13に連結されることによりこのスライダ
ー13の移動により回動付勢されるダンパーアーム35と、
このダンパーアーム35に配設されて図中矢印D1方向にス
ライド自在な構成とされた当接部材36と、天板15に配設
されておりダンパーアーム35の回動範囲(L) にわたり当
接部材36が摺接するよう構成された摺接部15d と、当接
部材36を摺接部15d へ向け押圧付勢するコイルバネ37と
を有した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体装填装置に
係り、特に磁気ディスク装置等の記録媒体記録再生装置
に設けられ記録媒体の記録媒体記録再生装置への装填及
び排出処理を行う記録媒体装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録及び
再生する手段として磁気ディスク装置(記録媒体記録再
生装置)を装備している。そして、磁気ディスク装置と
しては、例えば特開平8−55402号公報にみられる
ように、記録媒体としてのディスクカートリッジが装着
されると、ディスクカートリッジ内に収容された磁気デ
ィスクが回転駆動されると共に、磁気ヘッドが磁気ディ
スクに摺接して磁気記録再生を行うよう構成されたもの
がある。
【0003】また、上記磁気ディスク装置は、ディスク
カートリッジを装填位置(磁気ディスクに対し記録再生
処理が行われる位置)と排出位置(ディスクホルダに対
しディスクカートリッジが挿入脱される位置)との間で
移動させる記録媒体装填装置を有している。この記録媒
体装填装置は、ディスクカートリッジが挿入されると共
にコイルバネ等により一方向に付勢されディスクホルダ
と、ディスクカートリッジの挿入操作によりディスクホ
ルダを装填位置と排出位置との間で移動させるスライダ
ーと、ディスクホルダが排出位置位置にある時にスライ
ダーの移動をロックすると共にディスクカートリッジの
挿入操作によりこのロックを解除するラッチレバー等を
有した構成とされている。
【0004】上記構成とされた記録媒体装填装置におい
て、ディスクカートリッジが挿入されると、ラッチレバ
ーがディスクカートリッジの端部に押圧されて回動し、
これに伴いラッチレバーによるスライダーのロックが解
除される。これにより、スライダーは前記コイルバネに
移動付勢され、ディスクホルダは装填位置に向け移動す
る。よって、ディスクホルダに収納されたディスクカー
トリッジは装填位置に移動され、ディスクカートリッジ
内のディスクはターンテーブル上にチャッキングされ
る。
【0005】また、ディスクカートリッジにはシャッタ
ーが設けられており、内設された磁気ディスクを保護す
る構成となっている。このシャッターは、前記したラッ
チレバーの先端部に設けられた係合部と係合する構成と
されている。そして、ディスクカートリッジの挿入操作
によりラッチレバーが回動すると、これに伴い係合部は
シャッターを開く方向に移動し、これによりシャッター
が開かれる構成とされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにラッチレ
バーによるスライダーのロックが解除されると、スライ
ダーはコイルバネに移動付勢されてディスクホルダは装
填位置に向け移動する。しかるに、単にスライダーをコ
イルバネの弾性力により移動させると、ディスクホルダ
の下降速度が速くなり、ディスクホルダが装填位置に到
達する時に衝撃が発生する。この衝撃は記録媒体装填装
置を構成する各構成要素に印加されるため、これに起因
して記録媒体装填装置の耐久性が低下するおそれがあ
る。
【0007】また、ディスクホルダの下降に伴い、磁気
ディスク装置に設けられている磁気ヘッドがディスクホ
ルダに収納された磁気ディスクに摺接するが、上記のよ
うにディスクホルダの下降速度が速いと、磁気ディスク
が急激に磁気ディスクと当接するため、磁気ディスク及
び磁気ヘッドに損傷が発生するおそれがある。そこで、
上記の問題を解決するために、記録媒体装填装置には従
来よりスライダーの移動速度を遅くするためのオイルダ
ンパーが配設されていた。しかるに、周知のようにオイ
ルダンパーは、その内部にオイル及び羽根車等が配設さ
れた構成てあるため形状が大きく、よって記録媒体装填
装置が大型してしまうという問題点があった。
【0008】近年、記録媒体装填装置が配設される磁気
ディスク装置等の電子機器は小型化,低コスト化が強く
望まれており、オイルダンパーを用いた場合には小型化
の要望に対応することができない。更に、オイルダンパ
ーは高価であるため、低コスト化の要望に対しても対応
することができない。本発明は上記の点に鑑みてなされ
たものであり、小型化及び低コスト化を図りうる記録媒
体装填装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項1記載の発明は、記録媒体が収
納されたカートリッジが挿入され、これを保持するホル
ダと、前記カートリッジを装填位置と排出位置に移動さ
せるために前記ホルダを装填位置と排出位置との間で移
動させるスライダーと、前記スライダーの急激な移動を
抑えるダンパー機構とを有する記録媒体装填装置におい
て、前記ダンパー機構が、基板に対し回動自在に軸承さ
れると共に一端部が前記スライダーに連結されており、
前記スライダーの移動に伴い回動付勢されるアーム部材
と、前記アーム部材に配設されており、該アーム部材の
延在方向に進退自在に配設された当接部材と、前記基板
に配設されており、前記アーム部材の回動範囲にわたり
前記当接部材が摺接するよう構成された摺接部と、前記
当接部材を前記摺接部へ向け押圧付勢する弾性部材とを
具備してなることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の記録媒体装填装置において、前記アーム部材の回動
に伴い、前記摺接部と前記アーム部材の回転軸との離間
距離が変化するよう構成したことを特徴とするものであ
る。また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記
載の記録媒体装填装置において、前記弾性部材がコイル
バネであることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載の記録媒体装填装置において、前
記基板は、前記スライダーの前記ホルダとの対向面に対
し反対側面に対向するよう配設された天板であることを
特徴とするものである。上記した各手段は、次のように
作用する。
【0012】請求項1記載の発明によれば、アーム部材
はスライダーに連結されているため、スライダーの移動
により回動付勢されて基板上で回動する。また、アーム
部材の延在方向に進退自在に配設された当接部材は、基
板に配設された摺接部とアーム部材の回動範囲にわたり
摺接するよう構成されている。更に、当接部材は弾性部
材により摺接部へ向け押圧付勢されているため、当接部
材と摺接部との間には摩擦力が発生する。
【0013】この当接部材と摺接部との間に発生する摩
擦力は、アーム部材の回転速度を減速する力として作用
し、よってアーム部材に連結されているスライダーの移
動も当接部材と摺接部との間に発生する摩擦力により規
制される。即ち、当接部材と摺接部との間に発生する摩
擦力は、スライダーの移動を規制するダンパー力として
作用する。
【0014】よって、スライダーの移動に伴い装填位置
と排出位置との間で移動するホルダに対してもダンパー
力を印加することができ、ホルダの急激な移動を抑制す
ることができる。また、上記のようにダンパー力を当接
部材と摺接部との間に発生する摩擦力(機械的な力)に
より生成することにより、またアーム部材を基板に対し
回動させることによりダンパー力を発生させる構成とし
たことにより、従来用いられていたオイルダンパー等に
比べてダンパー機構を小型化でき、よって記録媒体装填
装置の小型化を図ることができる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、アー
ム部材の回動に伴い、摺接部とアーム部材の回転軸との
離間距離が変化するよう構成したことにより、摺接部の
形状を変化させるだけで所望のダンパー力を得ることが
可能となる。また、ホルダの移動範囲内において、ダン
パー力を可変することが可能となり、ホルダに対しその
移動位置に最も適したダンパー力を印加することが可能
となる。よって、ホルダに対し確実なダンパー作用を作
用させることができる。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、弾性
部材をコイルバネとしたことにより、コイルバネは捩じ
りバネと比べて弾性力の変化が一定であり、また占有面
積を小さくすることができる。また、請求項4記載の発
明によれば、基板としてスライダーのホルダとの対向面
に対し反対側面に対向するよう配設された天板を用いた
ことにより、別個に基板を設ける必要がなくなり、装置
の小型化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施
例である記録媒体装填装置10の分解斜視図,平面図,
側面図,及び斜視図である。また、図4は記録媒体装填
装置10に装填されるカートリッジ20を示している。
【0018】本実施例に係る記録媒体装填装置10は、
例えば磁気ディスク装置11(図5及び図6参照)等の
ディスク装置に設けられるものである。この記録媒体装
填装置10は、大略するとディスクホルダ12,スライ
ダー13,天板15(基板),シャッター開閉機構1
6,及びダンパー機構17等により構成されている。こ
の記録媒体装填装置10は、ディスクカートリッジ20
が挿入されるディスクホルダ12と、図中矢印X1,X
2方向に移動してディスクホルダ12を昇降(図中矢印
Z1,Z2方向に移動)させるスライダー13とが重ね
合わされた状態でフレーム14上に取り付けられること
により、磁気ディスク装置11に装着される。また、フ
レーム14の上部には、カバーとして機能する天板15
が取り付けられる。
【0019】ディスクカートリッジ20は、図4に示す
ように、内部に記録媒体となる磁気ディスク21が装着
されており、またディスクカートリッジ20のディスク
ホルダー12への挿入方向前方(図中、矢印X2方向前
方)にはシャッター23が配設されている。このシャッ
ター23は図中矢印Y1,Y2方向に移動する構成とさ
れている。
【0020】シャッター23にはシャッター開口24が
形成されており、閉じられた状態においてディスクカー
トリッジ20に設けられた開口22を塞ぐよう構成され
ている。また、ディスクカートリッジ20がディスクホ
ルダ12に挿入されることにより、シャッター23は後
述するシャッター開閉機構16により開かれる構成とさ
れている。このシャッター23が開かれた状態におい
て、シャッター開口24と開口22とは一致し、よって
磁気ディスク21はシャッター開口24及び開口22を
介して露出され記録再生処理が可能な状態となる。
【0021】以下、記録媒体装填装置10を構成する各
構成要素について詳述する。ディスクホルダ12は、大
略すると上板部12aと、この上板部12aの両側から
ディスクカートリッジ20を抱え込むように折曲された
カートリッジガイド部12b,12cとから構成されて
いる。従って、上板部12aと両側のカートリッジガイ
ド部12b,12cに囲まれた空間がディスクカートリ
ッジ20が挿入されるカートリッジ挿入部となる。
【0022】また、ディスクホルダ12の上板部12a
には、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12
d,12pが設けられている。また、上板部12aの開
口部12dの矢印X1方向側の位置には、若干量突出し
た段部12sが形成されており、この段部12sの略中
央位置には軸部12gが立設されている。更に、段部1
2sの軸部12gを中心として両側部には、溝部12
k,12lが形成されている。尚、軸部12gには、後
述するシャッター開閉機構16を構成するシャッターア
ーム27が配設される。
【0023】一方、上板部12aの図中右肩部(上板部
12aの図中矢印X2方向で、かつ矢印Y2方向の端
部)には軸部12mが立設されている。また、この軸部
12mの近傍位置にはリブ12uが立設されると共に、
切り欠き部12q,12rが形成されている。尚、軸部
12mには、後述するシャッター開閉機構16を構成す
るラッチレバー32が配設される。
【0024】更に、カートリッジガイド部12b,12
cの側面部には、外側に向け突出した係合ピン12eと
ガイド部12fが形成されている。この係合ピン12e
は、後述するようにスライダー13に形成されている傾
斜溝13dと係合する。また、ガイド部12fはフレー
ム14に上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)に形成さ
れた案内溝(図示せず)に摺動自在に係合される。この
ようにガイド部12fがフレーム14に形成された案内
身溝と係合することにより、ディスクホルダ12は上下
方向(図中矢印Z1,Z2方向)へのみ移動する構成と
なっている。
【0025】また、カートリッジガイド部12cの略中
央位置には凹部12tが形成されており、この凹部12
tには誤挿入防止用バネ33が配設される。この誤挿入
防止用バネ33の先端部は、凹部12tからディスクホ
ルダ12の内部に突出するよう構成されており、ディス
クカートリッジ20が適正にディスクホルダ12に挿入
された際、ディスクカートリッジ20に形成されている
誤挿入防止部26(テーパ部)と係合するよう構成され
ている。
【0026】よって、ディスクカートリッジ20が適正
にディスクホルダ12に挿入された場合は、テーパ状の
誤挿入防止部26により誤挿入防止用バネ33は変位し
ディスクホルダ12の挿入を許容するが、不適正に挿入
された場合にはディスクカートリッジ20は誤挿入防止
用バネ33に当接し、その挿入を阻止される構成となっ
ている。
【0027】スライダー13は、大略するとディスクホ
ルダ12の上方で図中矢印X1,X2方向に移動(スラ
イド)する平板部13aと、この平板部13aの両側よ
り下方に折曲された側面13b,13cとにより構成さ
れている。平板部13aの略中央位置には中央開口13
fが形成されており、その内部に延出した延出部13n
にはダンパー用連結ピン13mが立設されている。ま
た、平板部13aの両側部(図中矢印Y1,Y2方向側
の側部)には、フレーム14の両側面14a,14b
(図5参照)の上端に当接する当接部13eが形成され
ている。
【0028】また、スライダー13の図中右肩部(平板
部13aの図中矢印X2方向で、かつ矢印Y2方向の端
部)には、L字状溝13kが形成されることにより、カ
ム部31が形成されている。このカム部31は、図中矢
印Y1,Y2方向に延在する第1の辺部31aと、図中
矢印X1,X2方向に延在する第2の辺部31bとを有
している。
【0029】また、スライダー13の側面13b,13
cには、ディスクホルダ12に配設された係合ピン12
eと係合する傾斜溝13dが形成されている。また、前
記したように、ディスクホルダ12は上下方向(図中矢
印Z1,つ2方向)にのみ移動を許容されている。よっ
て、スライダー13が図中矢印X1,X2方向に移動す
ることにより、ディスクホルダ12はスライダー13に
対し昇降動作する。
【0030】具体的には、スライダー13が図中矢印X
1方向に移動することによりディスクホルダ12は装填
位置(磁気ディスク21に対し記録再生処理が行われる
位置)に向け下降(図中矢印Z2方向に移動)し、スラ
イダー13が図中矢印X2方向に移動することによりデ
ィスクホルダ12は排出位置(ディスクホルダ12に対
しディスクカートリッジ20が挿入脱される位置)に向
け上昇(図中矢印Z1方向に移動)する。
【0031】また、スライダー13の平板部13aに
は、スライダー13を図中矢印X1方向に付勢するコイ
ルバネ29,30が装架される開口13g,13hが設
けられている(開口13gは中央開口13fと一体化し
ている)。この開口13g,13hは矢印X1,X2方
向に延在するよう形成されており、矢印X2方向の端部
にコイルバネ29,30の一端が掛止される掛止部13
i,13jが突出形成されている。
【0032】また、コイルバネ29,30の他端は、デ
ィスクホルダ12の上板部12aに突出形成された掛止
部12i,12jに掛止されている。このため、スライ
ダー13は、コイルバネ29,30のバネ力により常に
矢印X1方向に付勢された構成となっている。尚、フレ
ーム14には磁気ディスク21をクランプするターンテ
ーブルと、磁気ヘッド19(図5及び図6参照)を支持
するヘッドキャリッジ18が図中矢印X1,X2方向に
移動可能に取り付けられている。また、フレーム14の
背面には、ヘッドキャリッジ18を駆動するモータが配
設されると共に、ターンテーブル及びこれを回転駆動す
るディスクモータが搭載された回路基板(図に現れず)
が取り付けられる。
【0033】天板部15は、両側面14a,14bの上
端部を覆うようにフレーム14に配設される(スライダ
ー13の移動は許容する構成となっている)。即ち、天
板部15はフレーム14に配設された状態において、ス
ライダー13と対向した構成となる。この天板部15の
背面には、後述するダンパー機構16が配設される。ま
た、天板部15の側面には凹部15cが形成されてお
り、スライダー13の側面13cに立設形成された上方
延出部13lはこの凹部15cを介して天板部15の上
部に突出するよう形成されている。そして、この上方延
出部13lの天板部15の上部に突出した部位には、イ
ジェクト釦34が配設されている。
【0034】従って、天板部15上でイジェクト釦34
を操作することが可能となり、ディスクホルダ12が装
填位置にある時にイジェクト釦34を図中矢印X2方向
に移動操作することにより、スライダー13は矢印X2
方向に移動し、よってディスクホルダ12を排出位置に
移動させること(イジェクト動作)ができる。続いて、
シャッター開閉機構16について、前記した図1乃至図
4に加え、図5乃至図10を用いて説明する。
【0035】シャッター開閉機構16は、前記したディ
スクホルダ12とスライダー13との間に配設されてい
る。このシャッター開閉機構16は、大略するとディス
クホルダ12,スライダー13,シャッターアーム2
7,及びラッチレバー32等により構成されている。シ
ャッターアーム27は略への字状とされた板状アームで
あり、ディスクホルダ12にディスクカートリッジ20
を挿入することにより回動し、ディスクカートリッジ2
0に設けられているシャッター23を開く機能を奏する
ものである。このシャッターアーム27は、大略すると
軸孔27a、下方延出部27b,27c、掛止部27
d、ラッチ連結ピン27e,及び係合爪27f等を有し
た構成とされている。
【0036】軸孔27aはディスクホルダ12に配設さ
れた軸部12gに挿入され、これによりシャッターアー
ム27は軸部12gを中心として回動可能な構成とな
る。また、下方延出部27b,27cは、ディスクホル
ダ12に形成された溝部12k,12lに挿入されるこ
とにより段部12sと係合する構成となっている。この
下方延出部27b,27cが段部12sと係合すること
により、シャッターアーム27がディスクホルダ12か
ら離脱するのを防止している。
【0037】また、掛止部27dにはコイルバネ28の
一端部が掛止されており、またコイルバネ28の他端部
はディスクホルダ12に形成された掛止部12Hに掛止
されている。このコイルバネ28は、シャッターアーム
27を常に図5及び図6に矢印A2で示す方向(時計方
向)に回動付勢している。また、係合爪27fは下方
(矢印Z2方向)に向け所定量突出した形状を有してお
り、ディスクホルダ12にディスクカートリッジ20が
挿入された際、シャッター23の端部に形成されたシャ
ッター係合部25(図4参照)と係合する構成とされて
いる。
【0038】更に、係合爪27fの形成位置より所定量
X1方向にずれた位置には、ラッチ連結ピン27eが植
設されている。このラッチ連結ピン27eは下方(矢印
Z2方向)に向け所定量突出しており、後述するラッチ
レバー32と連結される構成となっている。続いて、ラ
ッチレバー32について説明する。本実施例では、ラッ
チレバー32はシャッターアーム27と別体とされてい
る。このラッチレバー32は、ディスクホルダ12が排
出位置にある時にスライダー13の移動をロックすると
共に、ディスクカートリッジ20の挿入に伴いスライダ
ー13のロックを解除し、ディスクホルダ12を装填位
置に移動させる機能を奏するものである。
【0039】ラッチレバー32は略U字状を有した板状
レバーであり、大略すると軸孔32a,第1のレバー部
32b,第2のレバー部32c,U字状溝32d,及び
掛止部32f等を有した構成とされている。軸孔32a
はディスクホルダ12に配設された軸部12mに挿入さ
れ、これによりラッチレバー32は軸部12mを中心と
して回動可能な構成となる。また、軸孔32aの外周位
置には切り欠き32g(図5参照)が形成されており、
この切り欠き32gにはディスクホルダ12に形成され
たリブ12uが挿通される構成とされている。
【0040】この切り欠き32gは、ラッチレバー32
がその機能を奏する回動範囲においてはリブ12uの形
成位置と一致しないよう構成されている。よって、リブ
12uがラッチレバー32の軸部12mの外周部分と係
合することにより、ラッチレバー32がディスクホルダ
12から離脱するのを防止している。第1のレバー部3
2bは、前記したシャッターアーム27の下部に位置し
ており、またその先端部は二股状に分かれることにより
U字状溝32dを形成している。このU字状溝32dは
シャッターアーム27に形成されたラッチ連結ピン27
eと係合しており、よってU字状溝32dとラッチ連結
ピン27eが係合することにより、シャッターアーム2
7とラッチレバー32とは連結された構成となってい
る。
【0041】従って、シャッターアーム27が図中矢印
A1方向に回動することによりラッチレバー32は図中
矢印B1方向に回動し、またシャッターアーム27が図
中矢印A2方向に回動することによりラッチレバー32
は図中矢印B2方向に回動する。即ち、シャッターアー
ム27とラッチレバー32とを連結することにより、シ
ャッターアーム27の回動と、ラッチレバー32の回動
とを同調(同期)させることが可能となる。
【0042】尚、シャッターアーム27とラッチレバー
32との連結位置の上部には、ディスクホルダ12に形
成された舌片状部12nが位置するよう構成されてお
り、この舌片状部12nによりラッチ連結ピン27eが
U字状溝32dから離脱することを防止している。一
方、第2のレバー部32cには、矩形溝32e及び係止
部32fが設けられている。矩形溝32eは第2のレバ
ー部32cの略中央位置を貫通するよう形成されてい
る。よって、第2のレバー部32cの矩形溝32eが形
成された位置は、他の部位に比べて弾性変形し易い弾性
変形部として機能する。
【0043】また、係止部32fは、第2のレバー部3
2cの端部に起立するよう形成されると共に、その先端
部に折り曲げ部32hを有した構成とされている。この
係止部32fは上方(図中矢印Z1方向)に延出するこ
とにより、スライダー13に形成されたカム部31と係
合するよう構成されている。また、上記したラッチレバ
ー32の回動に伴い、係止部32fはカム部31と係合
しつつ、スライダー13に形成されたL字状溝13k内
を移動する構成とされている。更に、係止部32fの高
さ(起立高さ)は、図10(B)に矢印H2で示す高さ
とされている。
【0044】前記したように、スライダー13はコイル
バネ29,30により図中矢印X1方向に移動付勢され
ている。しかるに、ディスクホルダ12が排出位置にあ
る状態では、係止部32fはカム部31の図中矢印Y
1,Y2方向に延在する第1の辺部31aと係合するよ
う構成されている。また、係止部32fが形成されたラ
ッチレバー32はディスクホルダ12に配設されてい
る。よって、係止部32fがカム部31の第1の辺部3
1aと係合することにより、スライダー13の図中矢印
X1方向の移動はロックされる(図9(B)参照)。
【0045】また、ラッチレバー32が図中矢印B1方
向に回動すると、これに伴い係止部32fも矢印B1方
向(図9(B)参照)に移動する。そして、係止部32
fがカム部31の図中矢印X1,X2方向に延在する第
2の辺部31bと対向する位置まで移動すると、係止部
32fによるスライダー13のロックは解除され、スラ
イダー13は図中矢印X1方向の移動可能な状態とな
る。よって、スライダー13は、コイルバネ29,30
に付勢されて図中矢印X1方向に移動する。
【0046】尚、図9(A)に示すように、係止部32
fが第2の辺部31bと対向した状態となっても、係止
部32fの上端に形成された折り曲げ部32hは第2の
辺部31bと係合した状態を維持するよう構成されてい
る。ここで、上記構成とされたシャッターアーム27の
回動中心位置(即ち、軸部12gの形成位置)と、係合
爪27fの配設位置に注目して以下説明する。
【0047】前記のように本実施例のシャッター開閉機
構16は、シャッターアーム27とラッチレバー32が
別体とされているため、シャッターアーム27の回動中
心を任意位置に設定することが可能である。そこで本実
施例では、ディスクホルダ12のディスクカートリッジ
20への挿入に伴い係合爪27fがシャッター23(シ
ャッター係合部25)と係合する位置を基準位置とし、
この基準位置に対して回動中心がシャッター23の開く
方向側にあり、かつ基準位置に対して回動中心がディス
クカートリッジ20の排出される方向側にあるよう構成
した。
【0048】この構成を図7を用いて具体的に説明す
る。図7は、ディスクカートリッジ20がディスクホル
ダ12に挿入され、シャッター23(シャッター23は
矢印Y1方向に開く)のシャッター係合部25がシャッ
ターアーム27の係合爪27fと係合した直後の状態を
示している。従って、図7における基準位置は、図中矢
印Fで示す位置である。
【0049】よって、基準位置Fに対してシャッター2
3の開く方向側とは、図7に一点鎖線で示す線分Gより
も矢印Y1方向側である。また、基準位置Fに対してデ
ィスクカートリッジ20の排出される方向側とは、図7
に一点鎖線で示す線分Hよりも矢印X1方向側である。
即ち、本実施例ではシャッターアーム27の回動位置を
図7に斜線を施した領域に設けた構成としている。
【0050】この構成とすることにより、ディスクカー
トリッジ20の挿入動作に伴いシャッターアーム27が
回動する際、シャッター23に係合した係合爪27fの
移動方向を常にシャッター23の移動方向(図中矢印Y
1方向)と同一とすることができる。正確には、係合爪
27fは回動するため、その回動による図中矢印Y1,
Y2方向の移動成分の方向を、常にシャッター23の移
動方向(図中矢印Y1方向)と同一とすることができ
る。これにより、ディスクカートリッジ20の挿入によ
りシャッターアーム27が回動する際、係合爪27fは
常にシャッター23の開く方向に移動する構成となる。
【0051】続いて、上記構成とされたシャッター開閉
機構16において、ディスクカートリッジ20が装填さ
れる時の動作について説明する。図5,図7,図9
(B),及び図10(B)は、ディスクホルダ12が排
出位置にある状態(以下、この状態を排出状態という)
を示している。この排出状態では、コイルバネ28に付
勢されることにより、シャッターアーム27は図示され
る矢印A2方向限位置に移動しており、またラッチレバ
ー32は図示される矢印B2方向限位置に移動した状態
となっている。また、排出状態では、ラッチレバー32
に設けられた係止部32fはカム部31の第1の辺部3
1aと係合しており、よってスライダー13の矢印X1
方向への移動はロックされている。
【0052】上記の排出状態において、ディスクホルダ
12にディスクカートリッジ20が図中矢印X2方向に
装填されると、先ず図7に示されるように、ディスクカ
ートリッジ20のシャッター23(シャッター係合部2
5)はシャッターアーム27の係止爪27fと係合す
る。この状態より更にディスクカートリッジ20を矢印
X2方向に挿入すると、この挿入力によりシャッターア
ーム27はコイルバネ28の付勢力に抗して、図中矢印
A1方向に回動を開始する。また、前記のようにラッチ
レバー32は、ラッチ連結ピン27eを介してシャッタ
ーアーム27に連結されているため、シャッターアーム
27が矢印A1方向に回動することにより、ラッチレバ
ー32は図中矢印B1方向に回動を開始する。
【0053】このように、ディスクカートリッジ20の
挿入に伴いシャッターアーム27が回動することによ
り、ディスクカートリッジ20に設けられているシャッ
ター23は開方向(矢印Y1方向)に移動を開始し、ま
たラッチレバー32が矢印B1方向に回動することによ
り、係止部32fは第1の辺部31a上を矢印B1方向
に摺動する(図9(B)参照)。
【0054】図6及び図8は、ディスクホルダ12に対
しディスクカートリッジ20が完全に挿入された状態
(以下、この状態をディスクカートリッジ挿入状態とい
う)を示している。このディスクカートリッジ挿入状態
では、ディスクカートリッジ20に設けられているシャ
ッター23はシャッターアーム27により完全に開かれ
た状態となっている。また、ラッチレバー32に設けら
れた係止部32fは、カム部31の第1の辺部31aと
第2の辺部31bとの境界位置(図9に符合31cで示
す位置)に位置している。
【0055】第2の辺部31bは図中矢印X1,X2方
向に延在しており、かつカム部31が形成されたスライ
ダー13はコイルバネ29,30により図中矢印X1方
向に付勢されている。よって、係止部32fが第2の辺
部31bと係合することにより、ラッチレバー32によ
るスライダー13のロックは解除され、スライダー13
は図中矢印X1方向に移動する。
【0056】また、スライダー13の側部には傾斜溝1
3dが形成されており、この傾斜溝13dにはディスク
ホルダ12の係合ピン12eが係合している。従って、
スライダー13が矢印X1方向に移動することにより、
ディスクホルダ12は下動(図中、矢印Z2方向に移
動)し、ディスクカートリッジ20を磁気ディスク装置
11内の所定装填位置に移動させる。
【0057】図10(A)及び図9(A)は、ディスク
カートリッジ20が装填位置に移動した状態(以下、こ
の状態を装填完了状態という)を示している。この装填
完了状態において、シャッター23が開かれることによ
り開口22から露出した磁気ディスク21に磁気ヘッド
19は摺接し、磁気ディスク21に対し記録再生処理が
行われる。
【0058】上記のように、本実施例のシャッター開閉
機構16では、シャッターアーム27とラッチレバー3
2がラッチ連結ピン27により連結されている。このた
め、シャッターアーム27とラッチレバー32とを別体
とした構成としても、シャッター23が完全に開かれる
タイミングと、スライダー13のロック(係止)が解除
されるタイミング(ホルダが下降するタイミング)を同
調(同期)させることが可能となる。
【0059】即ち、シャッターアーム27によりシャッ
ター23が完全に開かれた後に、スライダー13のロッ
クを解除しディスクホルダ12の下動を開始させること
ができる。よって、シャッター23が完全に開く前にデ
ィスクホルダ12が移動してしまうことはなく、磁気ヘ
ッド19がシャッターに当接し破損することを確実に防
止することができる。
【0060】ここで、上記構成とされたシャッター開閉
機構16において、ディスクカートリッジ20がディス
クホルダ12に勢い良く挿入された場合の各構成要素の
動作について説明する。前記したように、シャッター開
閉機構16は、シャッターアーム27の回動中心が、基
準位置F(図7参照)に対してシャッター23の開く方
向側で、かつディスクカートリッジ20の排出される方
向側にあるよう(即ち、図7に斜線を施した領域にある
よう)構成している。この構成とすることにより、ディ
スクカートリッジ20の挿入動作に伴いシャッターアー
ム27が回動する際、シャッター23に係合した係合爪
27fの移動方向を常にシャッター23の移動方向(図
中矢印Y1方向)と同一とすることができる。
【0061】よって、ディスクカートリッジ20をディ
スクホルダ12に勢い良く挿入しても、シャッターアー
ム27はシャッター23の移動に追随する動作を行う。
この動作について、図8を用いて説明する。前記のよう
に、図8はカートリッジ挿入状態を示しているが、ディ
スクカートリッジ20がディスクホルダ12に勢い良く
挿入された場合でも、本実施例の構成では係止爪27f
はシャッター23を開く方向に移動し、シャッター23
から離間することはない。
【0062】よって、ディスクカートリッジ20をディ
スクホルダ12に勢い良く挿入しても、シャッター23
とシャッターアーム27との係合を確実に維持すること
ができる。よって、従来発生していたシャッターアーム
27がシャッター23から離脱することにより磁気ヘッ
ド19がシャッター23に挟まれることを確実に防止す
ることができる。
【0063】尚、装填位置にあるディスクホルダを排出
位置に移動させるには、前記したイジェクト釦34を図
中矢印X2方向に操作することにより行われる。このイ
ジェクト釦34の操作による各構成要素の動作は、上記
した装填時における動作と逆の動作となるため、その説
明は省略する。次に、ラッチレバー32に設けられてい
る係止部32fに注目し、以下説明する。
【0064】前記したように、係止部32fはラッチレ
バー32の第2のレバー部32cの先端部に起立するよ
う形成されている。また、第2のレバー部32cには矩
形溝32eが形成されることにより、弾性変形可能な構
成となっている。また、係止部32fの先端部には折り
曲げ部32hが形成されており、この折り曲げ部32h
は係止部32fがカム部31の第2の辺部31bと対向
した状態(即ち、装填完了状態)においても、この第2
の辺部31bと係合するよう構成されている。
【0065】更に、本実施例では、記録媒体装填装置1
0が装填完了状態にあるとき、図10(A)に示すよう
に、ラッチレバー32の第2のレバー部32c(弾性変
形部)が弾性変形するよう構成している。この構成とす
ることにより、ラッチレバー32の係止部32fの高さ
を低くすることができ、よって記録媒体装填装置10の
低背化を図ることができる。以下、この理由について、
図13に示す従来の構成と比較しつつ説明する。
【0066】図13は、係止部32f-1の近傍が弾性変
形不能な構成とされたラッチレバー32Aを設けた記録
媒体装填装置を示している。この従来構成では、図13
(A)に示す装填完了状態において、ディスクホルダ1
2の移動範囲である下動位置(装填位置)と上動位置
(排出位置)との間で常に係止部32f-1をカム部31
と係合させるため、係止部32f-1の高さ(図13
(B)に矢印H4で示す)を高く設定する必要がある。
【0067】即ち、係止部32f-1の高さH4を装着完
了状態におけるディスクホルダ12とスライダー13と
の離間距離(図13(A)に矢印H6で示す)より小さ
く設定すると、係止部32f-1がスライダー13から離
脱する可能性があり、確実なラッチ動作を行えないおそ
れがあるからである。しかるに、係止部32f-1の高さ
H4を高くすると、図13(B)に示す排出状態におい
て、係止部32f-1がスライダー13から突出する突出
量(図13(B)に矢印H5で示す)が大きくなり、記
録媒体装填装置の低背化が妨げられるという問題が生じ
る。
【0068】しかるに、図10に示される本実施例で
は、係止部32fが設けられている第2のレバー部32
cが弾性変形するよう構成されているため、係止部32
fの高さ(図10(B)に矢印H2で示す)を従来に比
べ低く設定しても、装填完了状態において係止部32f
がカム部31と係合した状態を維持されることができる
(図9(A)参照)。
【0069】この装填完了状態では、図9(A)及び図
10(A)に示すように、係止部32fは第2の辺部3
1bに折り曲げ部32hが係合することによりカム部3
1に吊り下げられたような状態となっている。このた
め、係止部32fとディスクホルダ12の上面との間
は、図10(A)に矢印H1で示す距離だけ離間してい
る。従って、装填完了状態において第2のレバー部32
cは、図中矢印Z1方向に距離H1だけ弾性変形した状
態となっている。
【0070】一方、図9(B)及び図10(B)は、排
出状態を示している。排出状態ではディスクホルダ12
は上動し、これに伴いラッチレバー32に設けられてい
る係止部32fも上動する。よって、このディスクホル
ダ12の上動に伴い、弾性変形していた第2のレバー部
32cは元の平板形状に弾性復元する。よって、排出状
態における係止部32fのスライダー13の上面からの
突出量(図10(B)に矢印H3で示す)は、従来の突
出量(図13(B)に矢印H4で示す)に比べて小さく
することができる。具体的には、本実施例における係止
部32fのスライダー13上面からの突出量H3は、従
来の突出量H4に比べて第2のレバー部32cの弾性変
形量H1だけ小さくすることができる(H3=H4−H
1)。従って、本実施例によれば記録媒体装填装置10
の低背化を図ることができ、延いてはこの記録媒体装填
装置10を配設する磁気ディスク装置11の低背化を図
ることができる。
【0071】次に、主に図11及び図12を用い、ダン
パー機構17について説明する。尚、図11はダンパー
機構17を拡大して示す図であり、図12は天板15を
透視してダンパー機構17を見た状態を示す図である。
ダンパー機構17は、天板15の背面(スライダー13
と対向する面)に設けられている。このダンパー機構1
7はスライダー13と係合して、その急激な移動を緩衝
するダンパー効果を発生するものである。
【0072】ダンパー機構17は大略すると、ダンパー
アーム35,当接部材36,コイルバネ37,及び天板
15に形成された摺接部15d等により構成されてい
る。ダンパーアーム35は、大略すると軸孔35a、連
結孔35b、案内リブ35c,35d、及び突起35e
等を有した構成とされている。軸孔35aは天板15の
背面に突出形成された軸部15aに挿入され、これによ
りダンパーアーム35は軸部15aに回動可能に軸承さ
れた構成となる。また、軸孔35aの外周位置には切り
欠き35fが形成されており、この切り欠き35fには
天板15に形成されたリブ15bが挿通される構成とさ
れている。
【0073】この切り欠き35fは、ダンパーアーム3
5がその機能を奏する回動範囲(図12(A)に矢印L
で示す回動範囲)においてはリブ15bの形成位置と一
致しないよう構成されている。また、ダンパーアーム3
5の先端(図中矢印D1方向先端)に形成された突起部
35eは、天板15に切り起こし形成された係合部15
fと係合するよう構成されている。
【0074】よって、リブ15bがダンパーアーム35
の軸部15aの外周部分と係合することにより、ダンパ
ーアーム35が天板15から離脱するのを防止してい
る。また、ダンパーアーム35の突起部35eが係合部
15fと係合することにより、ダンパーアーム35の図
中矢印Z1,Z2方向の変動は規制され、安定した回動
を行えるよう構成されている。
【0075】連結孔35bは軸孔35aに対し図中矢印
Y2方向端部に配設された長孔であり、この連結孔35
bには前記したスライダー13に形成されたダンパー用
連結ピン13mが係合する。これにより、ダンパーアー
ム35はスライダー13と連結された構成となる。前記
したように、スライダー13は図中矢印X1,X2方向
に移動する構成とされている。よって、スライダー13
が図中矢印X1方向に移動することによりダンパーアー
ム35は図中矢印K2方向に回動し、またスライダー1
3が図中矢印X2方向に移動することによりダンパーア
ーム35は図中矢印K方向に回動する。尚、天板15の
ダンパー用連結ピン13mの移動範囲と対向する部位に
は貫通孔15eが形成されており、天板15とダンパー
用連結ピン13mとが摺接することを防止している。
【0076】摺接部15dは天板15に形成された開口
部であり、ダンパーアーム35の回動範囲(図12
(A)に矢印Lで示す回動範囲)にわたり形成されてい
る。また、ダンパーアーム35の軸孔35aと突部35
eとの間には、案内部35c,35dが形成されてい
る。この案内部35c,35dには、当接部材36が図
11に矢印D1,D2で示す方向(ダンパーアーム35
の延在方向)にスライド自在に配設される。
【0077】当接部材36は例えば硬質樹脂により形成
されており、その中央部分には長手方向に延在する凹部
36aが形成されている。この凹部36aの内部には、
一端が当接部材36と当接すると共に、他端部がダンパ
ーアーム35に立設された掛止部35gに接続されたコ
イルバネ37が配設されている。このコイルバネ37
は、ダンパーアーム35に対して当接部材36を常に図
中矢印D1方向に向け付勢するよう構成されている。
尚、当接部材36を付勢する弾性手段としてコイルバネ
37を用いたのは、コイルバネ37は捩じりバネと比べ
て弾性力の変化が一定であり、かつ占有面積を小さくす
ることができるからである。
【0078】当接部材36は、その先端部に当接部36
aが形成されており、この当接部36aは前記したコイ
ルバネ37の弾性力により天板15に形成された摺接部
15dに摺接するよう構成されている。また、当接部3
6aは、ダンパーアーム35の回動範囲にわたり摺接部
15dと摺接するよう構成されている。また、本実施例
では摺接部15dの幅寸法を変化させることにより、摺
接部15dとダンパーアーム35の回転中心位置(即
ち、軸部15aの位置)との離間距離が変化するよう構
成している。具体的には、図11に示すように、摺接部
15dの両端部分における幅W1を中央部分における幅
W2に対し大きく設定してる(W1>W2)。この構成
とすることにより、摺接部15dとダンパーアーム35
の回転中心位置との離間距離は、摺接部15dの両側部
分が長くなり、逆に中央部分が短くなる。
【0079】続いて、上記構成とされたダンパー機構1
7の動作について説明する。上記したように、ダンパー
アーム35はダンパー用連結ピン13mを介してスライ
ダー13に連結されているため、スライダー13の移動
により回動付勢されて天板15上で回動する。この際、
ダンパーアーム35の回動は、天板15の面方向と平行
な状態で回動する。
【0080】このように、ダンパーアーム35を配設す
る配設基板としてフレーム14のカバーとして機能する
天板15を利用することにより、ダンパーアーム35を
配設するために記録媒体装填装置10に別個に基板を設
ける必要がなくなり、記録媒体装填装置10の小型化を
図ることができる。また、上記のようにダンパーアーム
35は天板15の面方向と平行な状態で回動するよう構
成されているため、ダンパー機構17を天板15に設け
ても、図12(B)に示すように天板15が厚くなるよ
うなことはない。よって、これによっても記録媒体装填
装置10の小型化を図ることができる。
【0081】一方、ダンパーアーム35に設けられた当
接部材36は、ダンパーアーム35の回動範囲にわたり
摺接部15dと摺接するよう構成されている。また、当
接部材36はコイルバネ37により摺接部15d(具体
的には、摺接部15dの縁部)へ向け押圧付勢されてい
る。よって、当接部材36(当接部36a)と摺接部1
5dとの間には摩擦力が発生し、この摩擦力はダンパー
アーム35の回動を規制する力として作用する。
【0082】また、ダンパーアーム35に連結されてい
るスライダー13の移動も、この当接部材36(当接部
36a)と摺接部15dとの間で発生する摩擦力により
規制される。即ち、当接部材36(当接部36a)と摺
接部15dとの間で発生する摩擦力は、スライダー13
の移動を規制するダンパー力(緩衝力)として作用す
る。よって、スライダー13の移動に伴い装填位置と排
出位置との間で移動するディスクホルダ12に対しても
ダンパー力を印加することができ、ディスクホルダ12
の急激な移動を抑制することができる。
【0083】また、本実施例のようにダンパー力を当接
部材36(当接部36a)と摺接部15dとの間に発生
する摩擦力(機械的な力)により生成する構成とし、か
つダンパーアーム35を天板15に対し回動させること
によりダンパー力を発生させる構成としたことにより、
従来用いられていたオイルダンパー等に比べてダンパー
機構を小型化できる。よって、本実施例に係るダンパー
機構17を用いることにより、記録媒体装填装置10の
小型化を図ることができる。
【0084】また本実施例では、ダンパーアーム35の
回動に伴い、摺接部15dとダンパーアーム35の回転
中心との離間距離が変化するよう構成されている。この
摺接部15dとダンパーアーム35の回転中心との離間
距離は、コイルバネ37の圧縮量に関係し、上記離間距
離が短いほどコイルバネ37は圧縮され、よって発生す
る弾性力は大きくなる。
【0085】本実施例では、ダンパーアーム35が修正
部15dの両側位置に回動すると、上記の離間距離は長
くなるためコイルバネ37の弾性力は小さくなり、発生
する摩擦力(ダンパー力)も小さくなる。これに対し、
ダンパーアーム35が摺接部15dの中央位置に回動す
ると、上記の離間距離は短くなるためコイルバネ37の
弾性力は大きくなり、発生する摩擦力(ダンパー力)は
大きくなる。よって、ディスクホルダ12が装填位置に
近づく際にダンパー力は大きくなり、ディスクホルダ1
2を装填位置に緩やかに位置決めすることができる。
【0086】尚、上記した実施例では、記録媒体装填装
置10を磁気ディスク装置11に適用した例を挙げて説
明したが、本発明の適用は磁気ディスク装置に限定され
るものではなく、これ以外の例えば光ディスク装置ある
いは光磁気ディスク装置あるいはメモリカード等のカー
ド状の記録媒体が装着される記録再生装置等にも適用す
ることも可能である。
【0087】また、上記実施例では、スライダーがディ
スクホルダの上方を摺動する構成を一例として説明した
が、これに限らず、例えばスライダーがディスクホルダ
の下方を摺動する構成のものにも本発明を適用すること
ができる。また、上記した実施例ではアーム部材を基板
に回転自在に軸承しているが、スライダーと相対的に移
動するものであれば他の構成としてもよい。具体的に
は、アーム部材の回転軸をスライダーに設け、一端をス
ライダーと相対的に移動する部材と係合させる構成とす
ることも可能である。
【0088】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、当接部材と摺接部との間に発生する摩擦力
は、スライダーの移動を規制するダンパー力として作用
するため、よってスライダーの移動に伴い装填位置と排
出位置との間で移動するホルダに対してもダンパー力を
印加することができ、ホルダの急激な移動を抑制するこ
とができる。
【0089】また、ダンパー力を当接部材と摺接部との
間に発生する摩擦力により生成し、またアーム部材を基
板に対し回動させることによりダンパー力を発生させる
構成としたことにより、従来用いられていたオイルダン
パー等に比べてダンパー機構を小型化でき、よって記録
媒体装填装置の小型化を図ることができる。また、請求
項2記載の発明によれば、摺接部の形状を変化させるだ
けで所望のダンパー力を得ることが可能となり、またホ
ルダの移動範囲内においてダンパー力を可変することが
可能となるため、ホルダに対しその移動位置に最も適し
たダンパー力を印加することが可能となる。
【0090】また、請求項3記載の発明によれば、コイ
ルバネは捩じりバネと比べて弾性力の変化が一定でかつ
小型であるため、安定したダンパー力を実現できる共に
占有面積を小さくすることができる。また、請求項4記
載の発明によれば、基板として天板を用いたことによ
り、別個に基板を設ける必要がなくなり装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録媒体装填装置を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である記録媒体装填装置を示
す図であり、(A)は記録媒体装填装置の平面図、
(B)は記録媒体装填装置の側面図である。
【図3】本発明の一実施例である記録媒体装填装置を示
す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に装
填されるディスクカーカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配
設されるシャッター開閉機構の動作を説明するためスラ
イダーを取り外した状態を示す図である(排出状態)。
【図6】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配
設されるシャッター開閉機構の動作を説明するためスラ
イダーを取り外した状態を示す図である(カートリッジ
挿入状態)。
【図7】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配
設されるシャッター開閉機構の動作をディスクカートリ
ッジの挿入動作と共に説明するための図である(排出状
態)。
【図8】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配
設されるシャッター開閉機構の動作をディスクカートリ
ッジの挿入動作と共に説明するための図である(カート
リッジ挿入状態)。
【図9】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に配
設されるラッチレバーの掛止部近傍を拡大して示す斜視
図であり、(A)は装填完了状態を、(B)は排出状態
を示す図である。
【図10】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に
配設されるラッチレバーの動作を説明するための側面図
であり、(A)は装填完了状態を、(B)は排出状態を
示す図である。
【図11】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に
配設されるダンパー機構を拡大して示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施例である記録媒体装填装置に
配設されるダンパー機構を示す図であり、(A)は天板
を透視した状態でダンパー機構を示した平面図、(B)
は天板の側面図である。
【図13】従来の一例である記録媒体装填装置を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 記録媒体装填装置 11 磁気ディスク装置 12 ディスクホルダ 12g,12m 軸部 13 スライダー 14 フレーム 15 天板 16 シャッター開閉機構 17 ダンパー機構 18 ヘッドキャリッジ 20 カートリッジ 21 磁気ディスク 22 開口 23 シャッター 24 シャッター開口 25 シャッター係合部 27 シャッターアーム 28,29,30,37 コイルバネ 31 カム部 32 ラッチレバー 35 ダンパーアーム 36 当接部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納されたカートリッジが挿
    入され、これを保持するホルダと、前記カートリッジを
    装填位置と排出位置に移動させるために前記ホルダを装
    填位置と排出位置との間で移動させるスライダーと、前
    記スライダーの急激な移動を抑えるダンパー機構とを有
    する記録媒体装填装置において、 前記ダンパー機構は、 基板に対し回動自在に軸承されると共に一端部が前記ス
    ライダーに連結されており、前記スライダーの移動によ
    り回動付勢されるアーム部材と、 前記アーム部材に配設されており、該アーム部材の延在
    方向に進退自在に配設された当接部材と、 前記基板に配設されており、前記アーム部材の回動範囲
    にわたり前記当接部材が摺接するよう構成された摺接部
    と、 前記当接部材を前記摺接部へ向け押圧付勢する弾性部材
    とを具備することを特徴とする記録媒体装填装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体装填装置におい
    て、 前記アーム部材の回動に伴い、前記摺接部と前記アーム
    部材の回転軸との離間距離が変化するよう構成したこと
    を特徴とする記録媒体装填装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記録媒体装填装
    置において、 前記弾性部材がコイルバネであることを特徴とする記録
    媒体装填装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の記録
    媒体装填装置において、 前記基板は、前記スライダーの前記ホルダとの対向面に
    対し反対側面に対向するよう配設された天板であること
    を特徴とする記録媒体装填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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