JP2000357326A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報信号およびウォブリング信号に含まれる
隣接するトラックの影響を除去するようにした光ピック
アップ装置を提供する。 【解決手段】 光ディスクに対して半径方向に複数の集
光ビームを照射し、光ディスクより反射された反射光を
それぞれの受光部で受光して情報信号、トラックエラー
信号、フォーカス信号を得る光ピックアップ装置におい
て、複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受
光部よりの出力をＴ1 時間遅延させる第１の遅延部と、
中心ビームと隣接する一方の第１のビームを受光する第
１の受光部よりの出力を２Ｔ1 時間遅延させる第２の遅
延部と、中心ビームと隣接する他方の第２のビームを受
光する第２の受光部と、第２の遅延部よりの出力と第１
の遅延部および第２の受光部よりの出力との差を出力す
る第１の減算部と、を備え、第１の減算部の出力を情報
信号として出力する。
隣接するトラックの影響を除去するようにした光ピック
アップ装置を提供する。 【解決手段】 光ディスクに対して半径方向に複数の集
光ビームを照射し、光ディスクより反射された反射光を
それぞれの受光部で受光して情報信号、トラックエラー
信号、フォーカス信号を得る光ピックアップ装置におい
て、複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受
光部よりの出力をＴ1 時間遅延させる第１の遅延部と、
中心ビームと隣接する一方の第１のビームを受光する第
１の受光部よりの出力を２Ｔ1 時間遅延させる第２の遅
延部と、中心ビームと隣接する他方の第２のビームを受
光する第２の受光部と、第２の遅延部よりの出力と第１
の遅延部および第２の受光部よりの出力との差を出力す
る第１の減算部と、を備え、第１の減算部の出力を情報
信号として出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクより記録
されている情報を読出す光ピックアップ装置に関する。
されている情報を読出す光ピックアップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光ピックアップ装置を図４〜図８
を参照して説明する。図４において、１は半導体レーザ
光源で、半導体レーザ光源１より出射した光はコリメー
タレンズ２で平行光線に変換され、回折格子３で３本の
ビームに分けられ、ビームスプリッタ４および対物レン
ズ５を介して光ディスク６に集光して照射される。光デ
ィスク６に照射された３本のビームによる反射光は対物
レンズ５を通過し、ビームスプリッタ４および検出レン
ズ７を介して受光部８を照射し、受光部８では受光した
光の強さに応じた信号を出力する。
を参照して説明する。図４において、１は半導体レーザ
光源で、半導体レーザ光源１より出射した光はコリメー
タレンズ２で平行光線に変換され、回折格子３で３本の
ビームに分けられ、ビームスプリッタ４および対物レン
ズ５を介して光ディスク６に集光して照射される。光デ
ィスク６に照射された３本のビームによる反射光は対物
レンズ５を通過し、ビームスプリッタ４および検出レン
ズ７を介して受光部８を照射し、受光部８では受光した
光の強さに応じた信号を出力する。
【０００３】ビームスプリッタ３で分けられた３本のビ
ームは、図５に示されるように、中心のビームＢｍに対
して両隣接するビームＢS1およびＢS2はそれぞれ光ディ
スク６のトラック間の間隔の１／２離れた位置を照射す
るようにしている。
ームは、図５に示されるように、中心のビームＢｍに対
して両隣接するビームＢS1およびＢS2はそれぞれ光ディ
スク６のトラック間の間隔の１／２離れた位置を照射す
るようにしている。
【０００４】図６は受光部８で検出された信号より情報
を再生するための信号である情報信号ＲＦを得る回路構
成図を示している。受光部８は、図６に示されるよう
に、中心ビームＢｍを受光する中心の受光部８０、隣接
するビームＢS1およびＢS2を受光する第１の受光部８１
および第２の受光部８２で構成されている。なお図６で
黒の○印は各受光部に照射されるビームのスポットを表
している。
を再生するための信号である情報信号ＲＦを得る回路構
成図を示している。受光部８は、図６に示されるよう
に、中心ビームＢｍを受光する中心の受光部８０、隣接
するビームＢS1およびＢS2を受光する第１の受光部８１
および第２の受光部８２で構成されている。なお図６で
黒の○印は各受光部に照射されるビームのスポットを表
している。
【０００５】中心の受光部８０は光ディスク６の半径方
向および回転方向に分割されたＡ，Ｂ，ＣおよびＤで示
される４分割構成となっている。また第１の受光部８１
は半径方向に分割された、ＥおよびＦで示す２分割構成
に、第２の受光部８２は半径方向に分割された、Ｇおよ
びＨで示す２分割構成となっている。
向および回転方向に分割されたＡ，Ｂ，ＣおよびＤで示
される４分割構成となっている。また第１の受光部８１
は半径方向に分割された、ＥおよびＦで示す２分割構成
に、第２の受光部８２は半径方向に分割された、Ｇおよ
びＨで示す２分割構成となっている。
【０００６】従来装置においては、情報信号ＲＦは、図
６に示されるように、中心の受光部８０のＡ，Ｂ，Ｃお
よびＤの出力を加算部１０で全て合成して得るようにし
ていた。
６に示されるように、中心の受光部８０のＡ，Ｂ，Ｃお
よびＤの出力を加算部１０で全て合成して得るようにし
ていた。
【０００７】動作時に中心ビームＢｍが光ディスクのト
ラックの中心を照射するよう制御するためのトラックエ
ラー信号ＴＥは、図７に示されるように、中心の受光部
８０のＡとＤおよびＢとＣの出力を加算部１１および１
２でそれぞれ加算し、加算部１１および１２の出力を減
算部１３で減算して信号ＴＥｍを得ている。
ラックの中心を照射するよう制御するためのトラックエ
ラー信号ＴＥは、図７に示されるように、中心の受光部
８０のＡとＤおよびＢとＣの出力を加算部１１および１
２でそれぞれ加算し、加算部１１および１２の出力を減
算部１３で減算して信号ＴＥｍを得ている。
【０００８】また、第１の受光部８１のＥとＦの出力を
減算部１４で減算して信号ＴＥS1を得、第２の受光部８
２のＧとＨの出力を減算部１５で減算して信号ＴＥS2を
得、ＴＥS1およびＴＥS2は加算部１６で加算してレベル
調整用の増幅部１７を介して減算部１８に入力され、減
算部１３より出力される信号ＴＥｍより減算されてトラ
ックエラー信号ＴＥを得ている。
減算部１４で減算して信号ＴＥS1を得、第２の受光部８
２のＧとＨの出力を減算部１５で減算して信号ＴＥS2を
得、ＴＥS1およびＴＥS2は加算部１６で加算してレベル
調整用の増幅部１７を介して減算部１８に入力され、減
算部１３より出力される信号ＴＥｍより減算されてトラ
ックエラー信号ＴＥを得ている。
【０００９】また、動作時に光ディスク６に照射される
光ビームが記録面で集光されるように制御するフォーカ
ス信号ＦＥは、図８に示されるように、中心の受光部８
０のＡとＣおよびＢとＤとの出力をそれぞれ減算部１９
および２０で減算され、また減算部１９および２０の出
力を減算部２１で減算してフォーカス信号ＦＥを得てい
る。
光ビームが記録面で集光されるように制御するフォーカ
ス信号ＦＥは、図８に示されるように、中心の受光部８
０のＡとＣおよびＢとＤとの出力をそれぞれ減算部１９
および２０で減算され、また減算部１９および２０の出
力を減算部２１で減算してフォーカス信号ＦＥを得てい
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクへの記録情
報量を増加する方法として、光ディスクのトラック間隔
（ピッチ）を狭めて高密度化が進められている。しか
し、トラックピッチを狭めた場合は、光ディスクに集光
した光スポットが隣接するトラックに照射され、隣接ト
ラックの信号も同時に再生され、隣接トラック信号によ
るクロストークが大になり、正確に情報を再生すること
ができなかった。
報量を増加する方法として、光ディスクのトラック間隔
（ピッチ）を狭めて高密度化が進められている。しか
し、トラックピッチを狭めた場合は、光ディスクに集光
した光スポットが隣接するトラックに照射され、隣接ト
ラックの信号も同時に再生され、隣接トラック信号によ
るクロストークが大になり、正確に情報を再生すること
ができなかった。
【００１１】また、クイックランダムアクセス機能を持
たせるためにプリグループと呼ばれる案内溝が光ディス
クに形成されている。プリグループは、図９（Ａ）に示
されるように、光ディスクの情報を記録するトラック溝
の対向する端面が所定の振幅および周期を有する正弦波
状に形成され、この正弦波状の記録を前述した情報信号
ＲＦより分岐してウォブリング信号ＷＯを得ている。
たせるためにプリグループと呼ばれる案内溝が光ディス
クに形成されている。プリグループは、図９（Ａ）に示
されるように、光ディスクの情報を記録するトラック溝
の対向する端面が所定の振幅および周期を有する正弦波
状に形成され、この正弦波状の記録を前述した情報信号
ＲＦより分岐してウォブリング信号ＷＯを得ている。
【００１２】しかし、近接したグループの正弦波状の記
録の位相関係は、例えば極端な場合図９（Ｂ）に示され
るように逆位相となることもある。このように位相差が
存在するとアドレス情報を再生する際のウォブリング信
号ＷＯに隣接トラックより干渉が生じてビートが発生す
る。この結果、アドレスのエラーが増加し、正確に情報
を再生することができなくなる。
録の位相関係は、例えば極端な場合図９（Ｂ）に示され
るように逆位相となることもある。このように位相差が
存在するとアドレス情報を再生する際のウォブリング信
号ＷＯに隣接トラックより干渉が生じてビートが発生す
る。この結果、アドレスのエラーが増加し、正確に情報
を再生することができなくなる。
【００１３】本発明は情報信号およびウォブリング信号
に含まれる隣接トラックの影響を除去するようにした光
ピックアップ装置を提供することを課題とする。
に含まれる隣接トラックの影響を除去するようにした光
ピックアップ装置を提供することを課題とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明において
は、光ディスクに対して半径方向に複数の集光ビームを
照射し、光ディスクより反射された反射光をそれぞれの
受光部で受光して情報信号、トラックエラー信号、フォ
ーカス信号を得る光ピックアップ装置において、前記複
数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受光部よ
りの出力をＴ1時間遅延させる第１の遅延部と、前記中
心ビームと隣接する一方の第１のビームを受光する第１
の受光部よりの出力を２Ｔ1 時間遅延させる第２の遅延
部と、前記中心ビームと隣接する他方の第２のビームを
受光する第２の受光部と、前記第２の遅延部よりの出力
と前記第１の遅延部および前記第２の受光部よりの出力
との差を出力する第１の減算部と、を備え、前記第１の
減算部の出力を前記情報信号として出力する。
は、光ディスクに対して半径方向に複数の集光ビームを
照射し、光ディスクより反射された反射光をそれぞれの
受光部で受光して情報信号、トラックエラー信号、フォ
ーカス信号を得る光ピックアップ装置において、前記複
数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受光部よ
りの出力をＴ1時間遅延させる第１の遅延部と、前記中
心ビームと隣接する一方の第１のビームを受光する第１
の受光部よりの出力を２Ｔ1 時間遅延させる第２の遅延
部と、前記中心ビームと隣接する他方の第２のビームを
受光する第２の受光部と、前記第２の遅延部よりの出力
と前記第１の遅延部および前記第２の受光部よりの出力
との差を出力する第１の減算部と、を備え、前記第１の
減算部の出力を前記情報信号として出力する。
【００１５】請求項２の発明においては、前記遅延時間
Ｔ1 が前記中心ビームと前記隣接する第１および第２の
ビームとの間の読取時間差とする。請求項３の発明にお
いては、前記第１および第２のビームが前記中心ビーム
に対して前記光ディスクのトラック間隔の半分離す。
Ｔ1 が前記中心ビームと前記隣接する第１および第２の
ビームとの間の読取時間差とする。請求項３の発明にお
いては、前記第１および第２のビームが前記中心ビーム
に対して前記光ディスクのトラック間隔の半分離す。
【００１６】請求項４の発明においては、前記第１の受
光部および前記第２の受光部を前記トラックエラー信号
検出用の受光部と共用させる。請求項５の発明において
は、前記第１の受光部および前記第２の受光部を光ディ
スクの半径方向に２分割された受光部を用い、前記第１
の受光部および第２の受光部の出力をそれぞれ前記中心
の受光部より前記光ディスクの半径方向に離れた一方の
受光部より出力させる。
光部および前記第２の受光部を前記トラックエラー信号
検出用の受光部と共用させる。請求項５の発明において
は、前記第１の受光部および前記第２の受光部を光ディ
スクの半径方向に２分割された受光部を用い、前記第１
の受光部および第２の受光部の出力をそれぞれ前記中心
の受光部より前記光ディスクの半径方向に離れた一方の
受光部より出力させる。
【００１７】請求項６の発明においては、光ディスクに
対して半径方向に複数の集光ビームを照射し、光ディス
クより反射された反射光をそれぞれの受光部で受光して
情報信号、ウォブリング信号、トラックエラー信号、フ
ォーカス信号を得る光ピックアップ装置において、前記
複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受光部
よりのプッシュプル出力をＴ2 時間遅延させる第３の遅
延部と、前記中心ビームと隣接する一方のトラックを照
射する第３のビームを受光する第３の受光部よりのプッ
シュプル出力を２Ｔ2 時間遅延させる第４の遅延部と、
前記中心ビームと隣接する他方のトラックを照射する第
４のビームを受光する第４の受光部よりのプッシュプル
出力および前記第３の遅延部よりの出力と前記第４の遅
延部よりの出力との差を出力する第２の減算部と、を備
え、前記第２の減算部の出力を前記ウォブリング信号と
して出力する。
対して半径方向に複数の集光ビームを照射し、光ディス
クより反射された反射光をそれぞれの受光部で受光して
情報信号、ウォブリング信号、トラックエラー信号、フ
ォーカス信号を得る光ピックアップ装置において、前記
複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受光部
よりのプッシュプル出力をＴ2 時間遅延させる第３の遅
延部と、前記中心ビームと隣接する一方のトラックを照
射する第３のビームを受光する第３の受光部よりのプッ
シュプル出力を２Ｔ2 時間遅延させる第４の遅延部と、
前記中心ビームと隣接する他方のトラックを照射する第
４のビームを受光する第４の受光部よりのプッシュプル
出力および前記第３の遅延部よりの出力と前記第４の遅
延部よりの出力との差を出力する第２の減算部と、を備
え、前記第２の減算部の出力を前記ウォブリング信号と
して出力する。
【００１８】また、請求項７の発明においては、前記集
光ビームを中心ビームに隣接して光ディスクの半径方向
にトラック間隔の半分離れた位置を照射する第１および
第２のビームと中心ビームに隣接して光ディスクの半径
方向にトラック間隔離れた位置を照射する第３および第
４のビームで前記光ディスクを照射させ、前記第１およ
び第２のビームよりの反射光を前記第１および第２の受
光部で受光させ、前記第３および第４のビームよりの反
射光を前記第３および第４の受光部で受光させる。
光ビームを中心ビームに隣接して光ディスクの半径方向
にトラック間隔の半分離れた位置を照射する第１および
第２のビームと中心ビームに隣接して光ディスクの半径
方向にトラック間隔離れた位置を照射する第３および第
４のビームで前記光ディスクを照射させ、前記第１およ
び第２のビームよりの反射光を前記第１および第２の受
光部で受光させ、前記第３および第４のビームよりの反
射光を前記第３および第４の受光部で受光させる。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１〜図３
を参照して説明する。図１は本発明の実施例の構成図
で、情報信号ＲＦを得る構成図、図２は本発明の実施例
の構成図で、ウォブリング信号ＷＯを得る構成図、図３
は同実施例のトラックとビーム位置との関係を説明する
図である。
を参照して説明する。図１は本発明の実施例の構成図
で、情報信号ＲＦを得る構成図、図２は本発明の実施例
の構成図で、ウォブリング信号ＷＯを得る構成図、図３
は同実施例のトラックとビーム位置との関係を説明する
図である。
【００２０】本発明の光ピックアップ装置は、従来例の
図４で説明した装置構成において、従来例では３ビーム
を光ディスク６に照射していたが、本発明では５ビーム
を照射するようにする。
図４で説明した装置構成において、従来例では３ビーム
を光ディスク６に照射していたが、本発明では５ビーム
を照射するようにする。
【００２１】５ビームの照射位置は、図３に示されるよ
うに、中心ビームＢｍに対して両隣接する第１のビーム
ＢS1および第２のビームＢS2はそれぞれ光ディスクのト
ラック間の間隔の１／２離れた位置を照射させる。これ
は図５で説明した従来例と同様である。また、第１のビ
ームＢS1および第２のビームＢS2の外側に更にトラック
間の間隔の１／２離れた位置に第３のビームＢS3および
第４のビームＢS4を照射させる。
うに、中心ビームＢｍに対して両隣接する第１のビーム
ＢS1および第２のビームＢS2はそれぞれ光ディスクのト
ラック間の間隔の１／２離れた位置を照射させる。これ
は図５で説明した従来例と同様である。また、第１のビ
ームＢS1および第２のビームＢS2の外側に更にトラック
間の間隔の１／２離れた位置に第３のビームＢS3および
第４のビームＢS4を照射させる。
【００２２】つぎに、図１を参照して、情報信号ＲＦを
得る回路構成について説明する。図１において、８０は
中心の受光部、８１は第１の受光部、８２は第２の受光
部で、それぞれ、中心ビームＢｍ、第１のビームＢS1お
よび第２のビームＢS2による反射光を受光し、また各受
光部のＡ〜Ｈは従来例で説明した通りである。
得る回路構成について説明する。図１において、８０は
中心の受光部、８１は第１の受光部、８２は第２の受光
部で、それぞれ、中心ビームＢｍ、第１のビームＢS1お
よび第２のビームＢS2による反射光を受光し、また各受
光部のＡ〜Ｈは従来例で説明した通りである。
【００２３】また、中心の受光部８０のＡ，Ｂ，Ｃおよ
びＤの出力を加算部１０で加算することも図６で説明し
た従来例と同じである。本発明では従来例に対して次の
回路が追加される。すなわち、加算部１０よりの出力は
Ｔ1 時間遅延させる第１の遅延部２１で遅延させる。
びＤの出力を加算部１０で加算することも図６で説明し
た従来例と同じである。本発明では従来例に対して次の
回路が追加される。すなわち、加算部１０よりの出力は
Ｔ1 時間遅延させる第１の遅延部２１で遅延させる。
【００２４】第１の受光部８１のＥより出力された信号
はレベル調整用の増幅部２２を介して２Ｔ2 時間遅延さ
せる第２の遅延部２３で遅延させる。第２の受光部８２
のＨより出力された信号はレベル調整用の増幅部２４を
介して出力する。
はレベル調整用の増幅部２２を介して２Ｔ2 時間遅延さ
せる第２の遅延部２３で遅延させる。第２の受光部８２
のＨより出力された信号はレベル調整用の増幅部２４を
介して出力する。
【００２５】最後に、第１の遅延部２１の出力と第２の
遅延部２２および増幅部２４の出力との差を第１の減算
部２５で減算して出力し、出力された信号を情報信号Ｒ
Ｆとする。第１の遅延部２１および第２の遅延部２３の
遅延時間Ｔ1 および２Ｔ1 のＴ1なる時間は、図３に示
されるように、中心ビームＢｍ、第１のビームＢS1およ
び第２のビームＢS2はそれぞれ照射する位置が異なって
いる。したがって、読出時に第２のビームＢS2に対して
中心ビームＢｍは時間Ｔ1 だけ先に情報が読出され、ま
た第１のビームＢS1は第２のビームＢS2より時間２Ｔ1
だけ先に情報が読出されるため、読出された情報の時間
位置を一致させるために、それぞれＴ1 および２Ｔ1 時
間遅延させている。
遅延部２２および増幅部２４の出力との差を第１の減算
部２５で減算して出力し、出力された信号を情報信号Ｒ
Ｆとする。第１の遅延部２１および第２の遅延部２３の
遅延時間Ｔ1 および２Ｔ1 のＴ1なる時間は、図３に示
されるように、中心ビームＢｍ、第１のビームＢS1およ
び第２のビームＢS2はそれぞれ照射する位置が異なって
いる。したがって、読出時に第２のビームＢS2に対して
中心ビームＢｍは時間Ｔ1 だけ先に情報が読出され、ま
た第１のビームＢS1は第２のビームＢS2より時間２Ｔ1
だけ先に情報が読出されるため、読出された情報の時間
位置を一致させるために、それぞれＴ1 および２Ｔ1 時
間遅延させている。
【００２６】したがって、加算部１０より出力される情
報信号ＲＦに含まれる両隣接トラックからの干渉信号
は、第１の受光部８１および第２の受光部８２で受光さ
れた信号で減算するようにしたので、干渉信号が打消さ
れる。
報信号ＲＦに含まれる両隣接トラックからの干渉信号
は、第１の受光部８１および第２の受光部８２で受光さ
れた信号で減算するようにしたので、干渉信号が打消さ
れる。
【００２７】つぎに、図２を参照して、ウォブリング信
号ＷＯを得る回路構成について説明する。ウォブリング
信号は中心の受光部８０のＡおよびＤの出力とＢおよび
Ｃの出力とを減算部３１で減算させてプッシュプル信号
を出力させ、Ｔ2 時間遅延させる第３の遅延部３２を介
して出力する。
号ＷＯを得る回路構成について説明する。ウォブリング
信号は中心の受光部８０のＡおよびＤの出力とＢおよび
Ｃの出力とを減算部３１で減算させてプッシュプル信号
を出力させ、Ｔ2 時間遅延させる第３の遅延部３２を介
して出力する。
【００２８】第３の受光部８３のＩとＪとの出力を減算
部３３で減算させてプッシュプル信号を出力させ、レベ
ル調整用の増幅部３４および２Ｔ2 時間遅延させる第４
の遅延部３５を介して出力する。第４の受光部８４のＫ
とＬとの出力を減算部３６で減算させてプッシュプル信
号を出力させ、レベル調整用の増幅部３７を介して出力
する。
部３３で減算させてプッシュプル信号を出力させ、レベ
ル調整用の増幅部３４および２Ｔ2 時間遅延させる第４
の遅延部３５を介して出力する。第４の受光部８４のＫ
とＬとの出力を減算部３６で減算させてプッシュプル信
号を出力させ、レベル調整用の増幅部３７を介して出力
する。
【００２９】最後に、第３の遅延部３２の出力と第４の
遅延部３５および増幅部３７の出力を第２の減算部３８
で減算して出力し、出力された信号をウォブリング信号
ＷＯとする。
遅延部３５および増幅部３７の出力を第２の減算部３８
で減算して出力し、出力された信号をウォブリング信号
ＷＯとする。
【００３０】第３の遅延部３２および第４の遅延部３５
の遅延時間Ｔ2 および２Ｔ2 のＴ2なる時間は、図３に
示されるように、中心のビームＢｍ、第３のビームＢS3
および第４のビームＢS4はそれぞれ照射する位置が異な
っている。したがって、読出時に第４のビームＢS4に対
して中心ビームＢｍは時間Ｔ2 だけ先に情報が読出さ
れ、また第４のビームＢS4は第３のビームＢS3より時間
２Ｔ2 だけ先に情報が読出されるため、読出された情報
の時間位置を一致させるために、それぞれＴ2 および２
Ｔ2 時間遅延させている。
の遅延時間Ｔ2 および２Ｔ2 のＴ2なる時間は、図３に
示されるように、中心のビームＢｍ、第３のビームＢS3
および第４のビームＢS4はそれぞれ照射する位置が異な
っている。したがって、読出時に第４のビームＢS4に対
して中心ビームＢｍは時間Ｔ2 だけ先に情報が読出さ
れ、また第４のビームＢS4は第３のビームＢS3より時間
２Ｔ2 だけ先に情報が読出されるため、読出された情報
の時間位置を一致させるために、それぞれＴ2 および２
Ｔ2 時間遅延させている。
【００３１】したがって、減算部３１より出力されるウ
ォブリング信号ＷＯに含まれる両隣接トラックからの干
渉信号は、第３の受光部８３および第４の受光部８４で
受光された信号で減算するようにしたので、干渉信号が
打消される。
ォブリング信号ＷＯに含まれる両隣接トラックからの干
渉信号は、第３の受光部８３および第４の受光部８４で
受光された信号で減算するようにしたので、干渉信号が
打消される。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、中心ビームよりの
検出出力を所定時間Ｔ1 遅延させた出力より、中心ビー
ムとトラック間隔の１／２離れた位置に設けられた一方
のビームよりの検出出力を所定時間２Ｔ1 遅延させた出
力と、他方のビームよりの検出出力とを減算して出力さ
せるようにしたので、中心ビームより検出された情報信
号内に含まれる隣接トラックによるクロストークを除去
することができ、正確に情報を再生することができる。
検出出力を所定時間Ｔ1 遅延させた出力より、中心ビー
ムとトラック間隔の１／２離れた位置に設けられた一方
のビームよりの検出出力を所定時間２Ｔ1 遅延させた出
力と、他方のビームよりの検出出力とを減算して出力さ
せるようにしたので、中心ビームより検出された情報信
号内に含まれる隣接トラックによるクロストークを除去
することができ、正確に情報を再生することができる。
【図１】本発明の実施例の構成図で、情報信号ＲＦを得
る構成図である。
る構成図である。
【図２】本発明の実施例の構成図で、ウォブリング信号
ＷＯを得る構成図である。
ＷＯを得る構成図である。
【図３】実施例のトラックとビーム位置との関係を説明
するための図である。
するための図である。
【図４】光ピックアップ装置の構成図である。
【図５】従来のトラックとビーム位置との関係を説明す
るための図である。
るための図である。
【図６】従来の情報信号ＲＦを得る構成図である。
【図７】従来のトラックエラー信号ＴＥを得る構成図で
ある。
ある。
【図８】従来のフォーカスエラー信号ＦＥを得る構成図
である。
である。
【図９】光ディスクに記録されたウォーブルの説明図で
ある。
ある。
１ 半導体レーザ光源 ３ 回折格子 ４ ビームスプリッタ ８ 受光部 １０ 加算部 ２１ 第１の遅延部 ２３ 第２の遅延部 ２５ 第１の減算部 ３１，３３，３６ 減算部 ３２ 第３の遅延部 ３５ 第４の遅延部 ３８ 第２の減算部 ８０ 中心の受光部 ８１ 第１の受光部 ８２ 第２の受光部 ８３ 第３の受光部 ８４ 第４の受光部 Ｂｍ 中心ビーム ＢS1 第１のビーム ＢS2 第２のビーム ＢS3 第３のビーム ＢS4 第４のビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5D090 AA01 CC04 EE18 FF11 FF45 KK13 5D118 AA14 BA01 CD03 CG17 CG36 DA35 5D119 AA14 BA01 DA05 EC44 EC46 KA04 KA17
Claims (7)
- 【請求項１】 光ディスクに対して半径方向に複数の集
光ビームを照射し、光ディスクより反射された反射光を
それぞれの受光部で受光して情報信号、トラックエラー
信号、フォーカス信号を得る光ピックアップ装置におい
て、 前記複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受
光部よりの出力をＴ1時間遅延させる第１の遅延部と、 前記中心ビームと隣接する一方の第１のビームを受光す
る第１の受光部よりの出力を２Ｔ1 時間遅延させる第２
の遅延部と、 前記中心ビームと隣接する他方の第２のビームを受光す
る第２の受光部と、 前記第２の遅延部よりの出力と前記第１の遅延部および
前記第２の受光部よりの出力との差を出力する第１の減
算部と、を備え、前記第１の減算部の出力を前記情報信
号として出力するようにしたことを特徴とする光ピック
アップ装置。 - 【請求項２】 前記遅延時間Ｔ1 が前記中心ビームと前
記隣接する第１および第２のビームとの間の読取時間差
であることを特徴とする請求項１記載の光ピックアップ
装置。 - 【請求項３】 前記第１および第２のビームが前記中心
ビームに対して前記光ディスクのトラック間隔の半分離
れていることを特徴とする請求項１または２記載の光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項４】 前記第１の受光部および前記第２の受光
部を前記トラックエラー信号検出用の受光部と共用させ
たことを特徴とする請求項１，２または３記載の光ピッ
クアップ装置。 - 【請求項５】 前記第１の受光部および前記第２の受光
部を光ディスクの半径方向に２分割された受光部を用
い、前記第１の受光部および第２の受光部の出力をそれ
ぞれ前記中心の受光部より前記光ディスクの半径方向に
離れた一方の受光部より出力させるようにしたことを特
徴とする請求項１，２，３または４記載の光ピックアッ
プ装置。 - 【請求項６】 光ディスクに対して半径方向に複数の集
光ビームを照射し、光ディスクより反射された反射光を
それぞれの受光部で受光して情報信号、ウォブリング信
号、トラックエラー信号、フォーカス信号を得る光ピッ
クアップ装置において、 前記複数の集光ビームの中心ビームを受光する中心の受
光部よりのプッシュプル出力をＴ2 時間遅延させる第３
の遅延部と、 前記中心ビームと隣接する一方のトラックを照射する第
３のビームを受光する第３の受光部よりのプッシュプル
出力を２Ｔ2 時間遅延させる第４の遅延部と、 前記中心ビームと隣接する他方のトラックを照射する第
４のビームを受光する第４の受光部よりのプッシュプル
出力および前記第３の遅延部よりの出力と前記第４の遅
延部よりの出力との差を出力する第２の減算部と、 を備え、前記第２の減算部の出力を前記ウォブリング信
号として出力するようにしたことを特徴とする光ピック
アップ装置。 - 【請求項７】 前記集光ビームを中心ビームに隣接して
光ディスクの半径方向にトラック間隔の半分離れた位置
を照射する第１および第２のビームと中心ビームに隣接
して光ディスクの半径方向にトラック間隔離れた位置を
照射する第３および第４のビームで前記光ディスクを照
射させ、前記第１および第２のビームよりの反射光を前
記第１および第２の受光部で受光させ、前記第３および
第４のビームよりの反射光を前記第３および第４の受光
部で受光させるようにしたことを特徴とする請求項１，
２，３，４，５または６記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166635A JP2000357326A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166635A JP2000357326A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000357326A true JP2000357326A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15834946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166635A Withdrawn JP2000357326A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000357326A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003046895A2 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Device for scanning optical record carrier |
| EP1274073A3 (en) * | 2001-06-30 | 2007-08-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical disc apparatus and method of reproducing wobble signal |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166635A patent/JP2000357326A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1274073A3 (en) * | 2001-06-30 | 2007-08-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical disc apparatus and method of reproducing wobble signal |
| WO2003046895A2 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Device for scanning optical record carrier |
| WO2003046895A3 (en) * | 2001-11-30 | 2003-10-09 | Koninkl Philips Electronics Nv | Device for scanning optical record carrier |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |