JP2000356973A - 表示装置用駆動回路 - Google Patents

表示装置用駆動回路

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JP2000356973A JP2000039642A JP2000039642A JP2000356973A JP 2000356973 A JP2000356973 A JP 2000356973A JP 2000039642 A JP2000039642 A JP 2000039642A JP 2000039642 A JP2000039642 A JP 2000039642A JP 2000356973 A JP2000356973 A JP 2000356973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量性表示素子に駆動電圧を印加するための
駆動用ICでの消費電力を小さくして、その温度上昇を
抑制すること。 【解決手段】 マトリクス型EL表示装置1のEL表示
素子4には、ロウ側ドライバIC5を通じて充放電電流
が流れる。ドライバIC5の出力段に設けられた出力回
路6は、充電用のPチャネル型LDMOS及び放電用の
Nチャネル型LDMOSをプッシュプル接続して成る。
駆動用電源9のプラス側端子(+)及びマイナス側端子
(−)とドライバIC5の電源端子5a及び5bとの各
間には、Pチャネル型パワーMOSFET10及びNチ
ャネル型パワーMOSFET11が接続される。パワー
MOSFET10は、ドライバIC5内の充電用LDM
OSが導通した後に導通するように制御され、また、上
記パワーMOSFET13は、ドライバIC5内の放電
用LDMOS8を導通した後に導通するように制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動電圧の印加に
応じて光学的特性が変わる複数の容量性表示素子を備え
た表示装置用の駆動回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、複数の容量性
表示素子を備えたマトリクス型EL表示装置のためのロ
ウ側(走査側)ドライバICにあっては、これを構成す
る複数のスイッチング素子(一般的にはFET)に比較
的大きな充放電電流が流れるものであり、特にEL表示
装置の容量が大きい場合には、当該ドライバICでの消
費電力(主に各スイッチング素子でのスイッチング損
失)が増大して発熱量が大きくなるため、これに伴う温
度上昇に起因して誤動作する恐れがあった。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、駆動用ICでの消費電力を小さくで
きて、表示装置を常時において安定した状態で動作させ
得る表示装置用駆動回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の手段を採用できる。一般的に、容量C
を電圧Vで充放電する場合、その充放電エネルギの理論
値は、充放電経路の抵抗成分とは無関係にCVにな
る。上記手段によれば、容量性表示素子(4)の充放電
エネルギが、駆動用IC(5)内のスイッチング素子
(7、8)と、当該駆動用IC(5)外の負荷(10、
11、12、13)とで分担されるようになるから、駆
動用IC(5)での消費電力が相対的に小さくなる。こ
の結果、駆動用IC(5)での発熱量が小さくなって温
度上昇が抑制されるため、その駆動用IC(5)が誤動
作する可能性が低くなり、駆動対象である表示装置
(1)を常時において安定した状態で動作させ得るよう
になる。
【0005】請求項2記載の手段によれば、容量性表示
素子(4)の充放電経路に、駆動用IC(5)外の抵抗
素子(12、13)と駆動用IC(5)内のスイッチン
グ素子(7、8)とが直列に挿入された状態となるた
め、その充放電時には、抵抗素子(12、13)及びス
イッチング素子(7、8)での消費電力が、それらのイ
ンピーダンスの割合で配分されるようになり、駆動用I
C(5)での消費電力が相対的に小さくなる。
【0006】請求項3記載の手段によれば、容量性表示
素子(4)の充放電経路に、駆動用IC(5)外のトラ
ンジスタ(10、11)と駆動用IC(5)内のスイッ
チング素子(7、8)とが直列に挿入された状態となる
ため、その充放電時には、トランジスタ(10、11)
及びスイッチング素子(7、8)での消費電力が、それ
らの内部損失の割合で配分されるようになり、駆動用I
C(5)での消費電力が相対的に小さくなる。
【0007】請求項4記載の手段によれば、前記トラン
ジスタ(10、11)が駆動用IC(5)内のスイッチ
ング素子(7、8)の導通後に導通されることになる。
トランジスタ(10、11)を抵抗成分として考えた場
合、その抵抗成分の大きさは非導通状態と導通状態との
間で無限大からオン抵抗までの範囲で変化することにな
る。このため、上記のようにトランジスタ(10、1
1)がスイッチング素子(7、8)の導通後に導通され
る場合には、当該トランジスタ(10、11)の両端に
加わる電位差が相対的に大きくなって、そのスイッチン
グ損失(非導通状態及び導通状態間での切換動作が行わ
れるときの過渡状態での損失)が増大するようになる。
この結果、駆動用IC(5)での消費電力が一段と小さ
くなるから、その駆動用IC(5)の温度上昇を効果的
に抑制できるようになって、これが誤動作する可能性を
さらに低くできる。
【0008】請求項5記載の手段のように、容量表示素
子(4)に印加される駆動電圧が段階的に上昇する構成
とされた場合には、全体の消費エネルギが減少するよう
になって駆動用IC(5)での発熱量が小さくなる。こ
の場合、前記トランジスタ(10、11)は、駆動電圧
が上昇される前に非導通状態とされ、その駆動電圧が上
昇された後に導通状態とされる構成となっているから、
当該トランジスタ(10、11)でのスイッチング損失
が前記請求項4記載の手段と同様に増大するようにな
り、駆動用IC(5)での消費電力を一段と小さくでき
る。
【0009】請求項6記載の手段のように、駆動用IC
(5)を、第1のスイッチング素子(7)及び第2のス
イッチング素子(8)によるプッシュプル回路構成とし
た場合には、その制御性が向上するから、例えば、駆動
対象の表示装置に印加する駆動電圧の極性を交互に反転
させる必要がある場合に、その駆動を容易に行い得るよ
うになる。
【0010】請求項7記載の手段のように、前記プッシ
ュプル回路構成を、Pチャネル型LDMOS(7)及び
Nチャネル型LDMOS(8)により構成する場合に
は、その耐圧を向上させることができ、また、それらの
駆動に必要なゲート電流を小さくできるため、低消費電
力化を図る上で有益になる。
【0011】請求項8記載の手段のように、前記プッシ
ュプル回路構成を、SCR(37、38)により構成す
る場合には、当該SCR(37、38)がオン状態にラ
ッチアップされる素子であるため、大きな出力電流を得
ることができる。従って、電圧を分担するための外部負
荷(10、11、12、13)との間で消費電力を分配
する際に、分配の割合が小さくなり、駆動用IC(5)
の低消費電力化が可能になる。また、大きな出力電流が
得られる結果、容量性表示素子(4)に対する充電速度
を高めることができ、結果的に、その容量性表示素子
(4)の輝度向上も可能になる。
【0012】この場合、請求項9記載の手段のように、
SCR(37、38)と逆並列状態で第1及び第2の放
電用ダイオード(39、40)を接続した場合には、S
CR(37、38)の動作が遅いという性質をカバーで
きるようになる。
【0013】請求項10記載の手段によれば、第1の補
助スイッチング素子(18)がオンされたときに、駆動
用電源(9)からダイオード(16)を通じてコンデン
サ(19)に充電電流が供給され、その後に第1の補助
スイッチング素子(18)がオフされると共に第2の補
助スイッチング素子(17)がオンされたときには、コ
ンデンサ(19)の充電電荷が駆動用電源(9)の出力
電圧に重畳されるようになる。この結果、容量性表示素
子(4)の駆動電圧が段階的に上昇されることになっ
て、全体の消費エネルギが減少するようになるため、駆
動用IC(5)での発熱量が小さくなって、その温度上
昇を抑制できることになる。また、第1の補助スイッチ
ング素子(18)のオン状態時に、容量性表示素子
(4)に対する駆動電圧の印加が停止されたときには、
その容量性表示素子(4)の充電エネルギがコンデンサ
(19)に充電電流として供給されることになるから、
供給エネルギの一部をコンデンサ(19)で回収して再
利用する形態となり、以て低消費電力化に効果を発揮で
きるようになる。
【0014】請求項11記載の手段によれば、容量性表
示素子(4)に正極性の駆動電圧を印加する際には、駆
動用電源(9)のマイナス側端子が所定の基準電位に固
定される。この状態で、第2及び第3の補助スイッチン
グ素子(26、25)がオンされたときに、駆動用電源
(9)から第1のダイオード(22)を通じて第1のコ
ンデンサ(28)に充電電流が供給され、その後に第2
の補助スイッチング素子(26)がオフされる共に第1
の補助スイッチング素子(24)がオンされたときに
は、第1のコンデンサ(28)の充電電荷が駆動用電源
(9)の出力電圧に重畳される。この結果、容量性表示
素子(4)に正極性の駆動電圧を印加する場合、容量性
表示素子(4)の駆動電圧が段階的に上昇されることに
なる。また、第2及び第3の補助スイッチング素子(2
6、25)のオン状態時に、容量性表示素子(4)に対
する駆動電圧の印加が停止されたときには、その容量性
表示素子(4)の充電エネルギが第1のコンデンサ(2
8)に充電電流として供給されることになる。
【0015】容量性表示素子(4)に負極性の駆動電圧
を印加する際には、駆動用電源(9)のプラス側端子が
所定の基準電位に固定される。この状態で、第1及び第
4の補助スイッチング素子(24、27)がオンされた
ときに、駆動用電源(9)から当該第1及び第4の補助
スイッチング素子(24、27)を通じて第2のコンデ
ンサ(29)に充電電流が供給され、その後に第1の補
助スイッチング素子(24)がオフされると共に第2の
補助スイッチング素子(26)がオンされたときには、
第2のコンデンサ(29)の充電電荷が駆動用電源
(9)の出力電圧に重畳される。この結果、容量性表示
素子(4)に負極性の駆動電圧を印加する場合において
も、容量性表示素子(4)の駆動電圧が段階的に上昇さ
れることになる。また、第1及び第4の補助スイッチン
グ素子(24、27)のオン状態時に、容量性表示素子
(4)に対する駆動電圧の印加が停止されたときには、
その容量性表示素子(4)の充電エネルギが第2のコン
デンサ(29)に充電電流として供給されることにな
る。
【0016】従って、容量性表示素子(4)に正極性の
駆動電圧を印加する場合並びに負極性の駆動電圧を印加
する場合の何れにおいても、駆動電圧が段階的に上昇さ
れることになって、全体の消費エネルギが減少するよう
になるため、駆動用IC(5)での発熱量が小さくなっ
て、その温度上昇を抑制できることになる。また、正極
性の駆動電圧の印加期間には容量性表示素子(4)の充
電エネルギが第1のコンデンサ(28)に充電電流とし
て供給されて再利用され、負極性の駆動電圧の印加期間
には、容量性表示素子(4)の充電エネルギが第2のコ
ンデンサ(29)に充電電流として供給されて再利用さ
れるから、低消費電力化に効果を発揮できるようにな
る。
【0017】請求項12記載の手段によれば、容量性表
示素子(4)に正極性の駆動電圧を印加する場合におい
て、第1のコンデンサ(28)の充電電荷を駆動用電源
(9)の出力電圧に重畳させる制御が行われた後に、容
量性表示素子(4)の充電エネルギが第1のコンデンサ
(28)に充電電流として供給される結果、駆動電圧が
段階的に低下される。このため、全体の消費エネルギが
一段と減少するようになり、駆動用IC(5)の温度上
昇の抑制効果をさらに高めることができる。
【0018】請求項13記載の手段によれば、容量性表
示素子(4)に負極性の駆動電圧を印加する場合におい
て、第2のコンデンサ(29)の充電電荷を駆動用電源
(9)の出力電圧に重畳させる制御が行われた後に、容
量性表示素子(4)の充電エネルギが第2のコンデンサ
(29)に充電電流として供給される結果、駆動電圧が
段階的に低下される。このため、全体の消費エネルギが
一段と減少するようになり、駆動用IC(5)の温度上
昇の抑制効果をさらに高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をマトリクス型EL表示装置のためのロウ側ドライバ
ICに適用した第1実施例について図1及び図2を参照
しながら説明する。全体構成を示す図1において、マト
リクス型EL表示装置(以下、表示装置と略称)1は、
図示しないEL発光層の一方の面に複数の走査電極2
(ロウライン)を平行配列すると共に、当該EL発光層
の他方の面に複数のデータ電極3(カラムライン)を上
記走査電極2と直交した状態で平行配列した構成のもの
であり、走査電極2及びデータ電極3の各交差領域にE
L表示素子4(本発明でいう容量性表示素子に相当)が
形成されている。
【0020】表示装置1には、走査電極2群にロウ側ド
ライバIC5(本発明でいう駆動用ICに相当)を通じ
て駆動電圧としての走査電圧が印加されるようになって
おり、また、データ電極3群には、図示しないカラム側
ドライバICを通じてデータ電圧が印加されるようにな
っている。
【0021】上記ロウ側ドライバIC(以下、ドライバ
IC)5には、前記表示装置1の走査電極2と同じ数の
出力端子5aが設けられており、これらの出力端子5a
が走査電極2に対し1対1で接続されている。ドライバ
IC5の出力段には、上記出力端子5aに対し走査電圧
を個別に与えるための複数の出力回路6が設けられてい
る。
【0022】この出力回路6は、具体的には図2に示す
ような回路構成となっている。図2において、出力回路
6は、第1電源端子P1と第2電源端子P2との間に、
Pチャネル型LDMOS7(本発明でいう第1のスイッ
チング素子に相当)及びNチャネル型LDMOS8(本
発明でいう第2のスイッチング素子に相当)を直列に接
続した状態となっており、それらの共通接続点に出力端
子Qを接続したプッシュプル構成とされている。
【0023】図1に翻って、前記出力回路6にあって
は、その出力端子QがドライバICの出力端子5aに接
続され、第1電源端子P1及び第2電源端子P2がドラ
イバIC5の電源端子5b及び5cにそれぞれ接続され
ている。そして、ドライバIC5の外部には、比較的高
い電圧レベル(例えば250V前後)の駆動電圧を出力
するための駆動用電源9が設けられており、この駆動用
電源9のプラス側端子(+)とドライバIC5の電源端
子5bとの間に、Pチャネル型パワーMOSFET10
(本発明でいう負荷及びトランジスタに相当)が接続さ
れ、当該駆動用電源9のマイナス側端子(−)とドライ
バIC5の電源端子5cとの間に、Nチャネル型パワー
MOSFET11(本発明でいう負荷及びトランジスタ
に相当)が接続されている。そして、上記パワーMOS
FET10は、ドライバIC5内のLDMOS7が導通
した後に導通するように制御され、また、上記パワーM
OSFET11は、ドライバIC5内のLDMOS8が
導通した後に導通するように制御される。
【0024】尚、図示しないが、ドライバIC5内に
は、上記出力回路6の他に、外部からの指令に応じて当
該出力回路6内のLDMOS7及び8のオンオフ制御を
行うための制御回路などが作り込まれており、それらL
DMOS7及び8は、上記制御回路からのオン指令信号
に基づいて何れか一方が選択的にオンされる構成となっ
ている。この場合、前記パワーMOSFET10及び1
1のオンオフ制御は、上記制御回路により行う構成とす
ることが現実的である。
【0025】上記した本実施例の構成によれば、表示装
置1のEL表示素子4に充電電流を供給するために出力
回路6内のLDMOS7をオンするときには、そのオン
後にパワーMOSFET10がオンされるようになり、
この状態では、駆動用電源9のプラス側端子(+)から
パワーMOSFET10、LDMOS7及び走査電極2
を介して充電電流が流れるようになる。また、EL表示
素子4の充電電荷を放電するために出力回路6内のLD
MOS8をオンするときには、そのオン後にパワーMO
SFET11がオンされるようになり、この状態では、
駆動用電源9のマイナス側端子(−)に対し走査電極
2、LDMOS8及びパワーMOSFET11を介して
放電電流が流れ込むようになる。
【0026】ここで、上記ようなEL表示素子4の充放
電動作が行われる場合、EL表示素子4全体の合成容量
をC、印加電圧をVとした場合、その充放電エネルギの
理論値は、充放電経路の抵抗成分とは無関係にCV
比例した値となる。一方、パワーMOSFET10及び
11を抵抗成分として考えた場合、その抵抗成分の大き
さは非導通状態と導通状態との間で無限大からオン抵抗
までの範囲で変化することになる。
【0027】このため、上記のように各パワーMOSF
ET10及び11がそれぞれに対応したLDMOS7及
び8の各導通後に導通される場合には、EL表示素子4
の充放電電流が流れる期間において、当該MOSFET
10及び11の両端に加わる電位差がLDMOS7及び
8の両端に加わる電位差に比べて相対的に大きくなっ
て、パワーMOSFET10及び11でのスイッチング
損失(非導通状態及び導通状態間での切換動作が行われ
るときの過渡状態での損失)が増大するようになる。こ
れに対して、LDMOS7及び8には、充放電電流が流
れる状態時でもオン抵抗に依存した比較的小さいレベル
の飽和損失が生ずるだけである。この結果、EL表示素
子4の充放電エネルギは、パワーMOSFET10及び
11側でより多く消費されるようになって、ドライバI
C5での消費電力が相対的に小さくなる。この結果、ド
ライバIC5での発熱量が小さくなって温度上昇が抑制
されるため、そのドライバIC5が誤動作する可能性が
低くなり、表示装置1を常時において安定した状態で動
作させ得るようになる。また、ドライバIC5内の出力
回路6は、LDMOS7及び8をプッシュプル接続して
構成されているから、その制御性並びに耐圧が向上する
ようになる。しかも、このようにPチャネル型LDMO
S7及びNチャネル型LDMOS8を用いる場合には、
それらの駆動に必要なゲート電流を小さくできるため、
低消費電力化を図る上で有益になる。
【0028】尚、パワーMOSFET10及び11は、
ドライバIC5の外部に設けられるものであってディス
クリート部品を使用できるから、その放熱設計を容易に
行うことができる利点がある。また、2個のMOSFE
T10及び11を設けるだけで済むから、構造の複雑化
を極力抑止できる。
【0029】(第2の実施の形態)図3には本発明の第
2実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。この第2実施例では、
駆動用電源9のプラス側端子(+)とドライバIC5の
電源端子5bとの間に接続する負荷として、第1実施例
におけるパワーMOSFET10に代えて抵抗素子12
を設けると共に、駆動用電源9のマイナス側端子(−)
とドライバIC5の電源端子5cとの間に接続する負荷
として、第1実施例におけるパワーMOSFET11に
代えて抵抗素子13を設ける構成としている。
【0030】このような第2実施例の構成によれば、E
L表示素子4の充電経路に抵抗素子12とLDMOS7
とが直列に挿入された状態となり、また、EL表示素子
4の放電経路に抵抗素子13とLDMOS8とが直列に
挿入された状態となる。このため、そのEL表示素子4
の充電時には、抵抗素子12及びLDMOS7での消費
電力が、それらのインピーダンスの割合で配分されると
共に、EL表示素子4の放電時には、抵抗素子13及び
LDMOS8での消費電力が、それらのインピーダンス
の割合で配分されるようになる。つまり、EL表示素子
4の充放電エネルギが、ドライバIC5内のLDMOS
7及び8と当該ドライバIC5外に設けられた抵抗素子
12及び13とで分担されるようになるから、結果的に
ドライバIC5での消費電力が相対的に小さくなる。こ
のため、ドライバIC5での発熱量が小さくなって温度
上昇が抑制されるため、そのドライバIC5が誤動作す
る可能性が低くなり、表示装置1を常時において安定し
た状態で動作させ得るようになる。また、2個の抵抗素
子12及び13を設けるだけで済むから、構造の複雑化
を抑止できる。
【0031】(第3の実施の形態)図4及び図5には本
発明の第3実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。この第3実施
例は、EL表示素子4(図1参照)に印加する駆動電圧
を段階的に変化させると同時に、そのEL表示素子4に
対する充電エネルギをリサイクルするステップ・リサイ
クル回路15(図4参照)を設けた点に特徴を有する。
【0032】主要部の構成を示す図4において、ステッ
プ・リサイクル回路15は、ダイオード16、Pチャネ
ル型MOSFET17(第2の補助スイッチング素子に
相当)、Nチャネル型MOSFET18(第1の補助ス
イッチング素子に相当)及びコンデンサ19によって構
成される。
【0033】具体的には、駆動用電源9のプラス側端子
(+)とロウ側ドライバIC5内のLDMOS7との間
(本実施例の場合、当該プラス側端子(+)とパワーM
OSFET10との間)に、ダイオード16が順方向に
介在される。このダイオード16のアノード側と駆動用
電源9のマイナス側端子(−)との間には、Pチャネル
型MOSFET17及びNチャネル型MOSFET18
が直列に接続される。また、ダイオード16のカソード
側と上記MOSFET17及び18の共通接続点との間
にコンデンサ19が接続される。
【0034】この場合、MOSFET18は、ドライバ
ICの出力端子Qに接続されたEL表示素子4の充電動
作開始当初の期間を含む所定期間にオンされるように設
けられている。従って、そのオン状態では、駆動用電源
9からダイオード16を通じてコンデンサ19に充電電
流を供給する電流経路と、EL表示素子4の充電エネル
ギを、LDMOS7と逆並列接続された状態の寄生ダイ
オード(図4では図示せず)及びパワーMOSFET1
0を通じてコンデンサ19に充電電流として供給する電
流経路とが形成される。また、MOSFET17は、M
OSFET18のオフ後に所定期間だけオンするように
設けられており、そのオン状態では、コンデンサ19の
充電電荷が、駆動用電源9の出力電圧に重畳されるよう
になる。
【0035】図5には本実施例の作用を説明するための
模式図が示されている(LDMOS7及び8、パワーM
OSFET10及び11、MOSFET17及び18を
スイッチ記号で略記し、それぞれの寄生ダイオードを図
示)。この図5において、EL表示素子4に充電電流を
供給するときには、図5(a)に示すようにMOSFE
T18並びにLDMOS7をオンさせた後に、図5
(b)に示すようにパワーMOSFET10をオンす
る。すると、MOSFET18のオンに応じて、図5
(a)に破線矢印Aで示すように、駆動用電源9からダ
イオード16を通じてコンデンサ19に充電電流を供給
する電流経路が形成され、駆動用電源9によるコンデン
サ19の充電動作が行われる。また、LDMOS7及び
パワーMOSFET10のオンに応じて、図5(b)に
破線矢印Bで示すように、駆動用電源9のプラス側端子
(+)からダイオード16、パワーMOSFET10、
LDMOS7を介してEL表示素子4の充電電流が流れ
るようになる。このとき、EL表示素子4に印加される
駆動電圧は、駆動用電源9の出力電圧に対応したレベル
となる。
【0036】この後に、図5(c)に示すように、MO
SFET18をオフすると共にMOSFET17をオン
すると、同図に破線矢印(C)で示すように、コンデン
サ19の充電電荷が駆動用電源9の出力電圧に重畳され
るようになる。このとき、EL表示素子4に印加される
駆動電圧は、駆動用電源9の出力電圧の2倍相当値にな
る。これにより、EL表示素子4に印加される駆動電圧
が段階的に上昇(2段階に変化)することになる。
【0037】この状態から、図5(d)に示すように、
MOSFET17をオフすると共にMOSFET18を
オンすると、同図に破線矢印Dで示すように、EL表示
素子4の充電エネルギを、LDMOS7と逆並列状態で
接続された寄生ダイオード、パワーMOSFET10並
びにMOSFET18を通じてコンデンサ19に充電電
流として供給する電流経路が形成される。これにより、
EL表示素子4に供給したエネルギの一部を回収して再
利用できるようになる。
【0038】この第3実施例のように、EL表示素子4
の駆動電圧を段階的に上昇させる構成とした場合には、
全体の消費エネルギが減少するようになってドライバI
C5での発熱量が小さくなり、その温度上昇を抑制でき
ることになる。また、EL表示素子4の充放電時には、
パワーMOSFET10及び11でのスイッチング損失
が第1実施例と同様に相対的に増大するようになるか
ら、結果的にドライバIC5での消費電力を一段と小さ
くできて、その温度上昇をさらに効果的に抑制できるよ
うになる。しかも、供給エネルギの一部を回収して再利
用する構成となっているから、低消費電力化に効果を発
揮できるようになる。尚、本実施例では、EL表示素子
4に印加する駆動電圧を2段階に変化させる構成とした
が、さらに多段階に変化させる構成とすれば、より良い
効果を期待できることになる。
【0039】(第4の実施の形態)図6ないし図10に
は本発明の第4実施例が示されており、以下これについ
て前記第1実施例と異なる部分のみ説明する。この第4
実施例は、表示装置1の走査電極2に対し異なる極性の
駆動電圧を交互に印加する構成を採用する場合におい
て、EL表示素子4に印加する駆動電圧を段階的に変化
させると同時に、EL表示素子4に対する充電エネルギ
を確実にリサイクルできる構成を提供しようとするもの
である。
【0040】まず、図7において、表示装置1を駆動す
るときには、走査電極2に対して正負のフィールド毎に
異なる極性の走査電圧(駆動電圧)を印加すると共に、
データ電極3に対して異なるレベルのデータ電圧を選択
的に印加するものである。具体的には、ロウ側ドライバ
IC5から走査電極2に対して、正極性の例えば+25
0Vの走査電圧を印加した状態と、負極性の例えば−2
00Vの走査電圧を印加した状態とに交互に切換える。
また、これに同期して、発光対象のEL表示素子4のデ
ータ電極3に対し、カラム側ドライバIC20(基本的
にはロウ側ドライバIC5と同様の構成)から、例えば
0Vのデータ電圧を印加した状態と、+50Vのデータ
電圧を印加した状態とに交互に切換える。この結果、E
L表示素子4の両端には、正フィールド期間に+250
Vの電位差が加えられ、負フィールド期間に−250V
の電位差が加えられるようになり、このような電位差が
印加される各期間にEL表示素子4が発光状態に切換え
られる。
【0041】主要部の構成を示す図6において、ステッ
プ・リサイクル回路21は、第1のダイオード22、第
2のダイオード23、Pチャネル型MOSFET24、
25(それぞれ第1の補助スイッチング素子、第3の補
助スイッチング素子に相当)、Nチャネル型MOSFE
T26、27(それぞれ第2の補助スイッチング素子、
第4の補助スイッチング素子に相当)、第1のコンデン
サ28、第2のコンデンサ29によって構成される。
【0042】具体的には、駆動用電源9のプラス側端子
(+)とロウ側ドライバIC5内のLDMOS7との間
(本実施例の場合、当該プラス側端子(+)とパワーM
OSFET10との間)に、第1のダイオード22が順
方向に介在される。また、駆動用電源9のマイナス側端
子(−)とドライバIC5内のLDMOS8との間(本
実施例の場合、当該マイナス側端子(−)とパワーMO
SFET11との間)に、第2のダイオード23が順方
向に介在される。
【0043】第1のダイオード22のアノードと第2の
ダイオード23のカソードとの間には、MOSFET2
4及び26が直列接続される。また、第1のダイオード
22のカソードとMOSFET24及び26の共通接続
点との間には、第1のコンデンサ28及びMOSFET
25が直列接続され、第2のダイオード23のアノード
とMOSFET24及び26の共通接続点との間には、
第2のコンデンサ29及びMOSFET27が直列接続
される。
【0044】一方、駆動用電源9のプラス側端子(+)
は、Nチャネル型MOSFET30を介して例えば接地
電位(0V)の基準電位端子31に接続され、そのマイ
ナス側端子(−)は、Pチャネル型MOSFET32を
介して例えば50Vの基準電位端子33に接続される。
【0045】この場合、表示装置1の駆動時において、
正フィールド期間(EL表示素子4に正極性の駆動電圧
を印加する期間)にはMOSFET32がオンされ、負
フィールド期間(EL表示素子4に負極性の駆動電圧を
印加する期間)にはMOSFET30がオンされる。本
実施例では、駆動用電源9の出力電圧を100Vとして
おり、従って、正フィールド期間には、MOSFET3
2のオンに応じて、駆動用電源9のマイナス側端子
(−)が基準電位である50Vに固定され、これに伴い
駆動用電源9のプラス側端子(+)の電位が150Vに
シフトされる。また、負フィールド期間には、MOSF
ET30のオンに応じて、駆動用電源9のプラス側端子
(+)が基準電位である0Vに固定され、これに伴い駆
動用電源9のマイナス側端子(−)の電位が−100V
にシフトされる図8及び図9には本実施例の作用を説明
するための模式図が示されている(LDMOS7及び
8、パワーMOSFET10及び11、MOSFET2
4、25、26、27をスイッチ記号で略記すると共
に、それぞれの寄生ダイオードを図示し、MOSFET
30及び32の図示を省略)。
【0046】まず、図8に基づいて正フィールド期間に
おける作用を説明する。尚、正フィールド期間には、前
述したように駆動用電源9のマイナス側端子(−)が基
準電位である50Vに固定される。この正フィールド期
間において、EL表示素子4に充電電流を供給するとき
には、図8(a)に示すように、MOSFET25、2
6並びにLDMOS7をオンした後にパワーMOSFE
T10をオンする。すると、MOSFET25、26の
オンに応じて、同図に破線矢印Aで示すように、駆動用
電源9から第1のダイオード22を通じて第1のコンデ
ンサ28に充電電流を供給する電流経路が形成され、駆
動用電源9による第1のコンデンサ28の充電動作が行
われる。また、LDMOS7及びパワーMOSFET1
0のオンに応じて、駆動用電源9のプラス側端子(+)
から第1のダイオード22、パワーMOSFET10、
LDMOS7を介してEL表示素子4の走査電極2に走
査電圧が印加される。このときに印加される走査電圧は
150Vになる。
【0047】この後に、図8(b)に示すように、MO
SFET26をオフすると共にMOSFET24をオン
すると、同図に破線矢印Bで示すように、第1のコンデ
ンサ28の充電電荷が駆動用電源9の出力電圧(150
V)に重畳されるようになる。このとき、EL表示素子
4の走査電極2に印加される走査電圧は250Vにな
る。これにより、EL表示素子4に印加される走査電圧
が段階的に変化することになる。
【0048】この状態から、図8(c)に示すように、
MOSFET24をオフすると共にMOSFET26を
再びオンすると、同図に破線矢印Cで示すように、EL
表示素子4の充電エネルギを、LDMOS7と逆並列状
態で接続された寄生ダイオード、パワーMOSFET1
0、MOSFET25、26を通じて第1のコンデンサ
28に充電電流として供給する電流経路が形成され、こ
れに応じて、EL表示素子4の走査電極2に印加される
走査電圧が150Vに変化される。そして、このような
電流経路が形成される結果、EL表示素子4に供給した
エネルギの一部を回収して再利用できるようになる。
【0049】この後に、図8(d)に示すように、MO
SFET25、26をオフし、且つLDMOS7に代え
てLDMOS8をオンした後に、パワーMOSFET1
1をオンする(パワーMOSFET10はオフする)。
すると、第1のコンデンサ28のチャージが保持された
状態とされる共に、EL表示素子4の走査電極2に印加
される走査電圧が、LDMOS8、パワーMOSFET
11及びダイオード23を通じて初期値である50Vに
変化される。
【0050】要するに、正フィールド期間においてEL
表示素子4の走査電極2に印加される走査電圧は、図1
0(a)に示すように、50V→150V→250V→
150V→50Vとなるように段階的に変化される。こ
のとき、EL表示素子4のデータ電極3に対しては、同
図(a)に示すように、非発光期間に50Vのデータ電
圧が印加されると共に、所定の発光期間に0Vのデータ
電圧が印加される。つまり、EL表示素子4は、その走
査電極2及びデータ電極3間の電位差が250Vとなる
期間に発光されることになる。
【0051】次に、図9に基づいて負フィールド期間に
おける作用を説明する。尚、負フィールド期間には、前
述したように駆動用電源9のプラス側端子(+)が基準
電位である0Vに固定される。この負フィールド期間に
おいて、EL表示素子4に充電電流を供給するときに
は、図9(a)に示すように、MOSFET24、27
並びにLDMOS8をオンした後にパワーMOSFET
11をオンする。すると、MOSFET24、27のオ
ンに応じて、同図に破線矢印Aで示すように、駆動用電
源9から当該MOSFET24、27及びダイオード2
3を通じて第2のコンデンサ29に充電電流を供給する
電流経路が形成され、駆動用電源9による第2のコンデ
ンサ29の充電動作が行われる。また、LDMOS8及
びパワーMOSFET11のオンに応じて、EL表示素
子4の走査電極2(ドライバIC5の出力端子Q)が、
駆動用電源9のマイナス側端子(−)に対して、LDM
OS8、パワーMOSFET11及びダイオード23を
介して接続されるようになり、その走査電極2に−10
0Vの走査電圧が印加される。
【0052】この後に、図9(b)に示すように、MO
SFET24をオフすると共にMOSFET26をオン
すると、同図に破線矢印Bで示すように、第2のコンデ
ンサ29の充電電荷が駆動用電源9の出力電圧(−10
0V)に重畳されるようになる。このとき、EL表示素
子4の走査電極2に印加される走査電圧は−200Vに
なる。これにより、EL表示素子4に印加される走査電
圧が段階的に変化することになる。
【0053】この状態から、図9(c)に示すように、
MOSFET26をオフすると共にMOSFET24を
再びオンすると、同図に破線矢印Cで示すように、EL
表示素子4の充電エネルギを、LDMOS8と逆並列状
態で接続された寄生ダイオード、パワーMOSFET1
1、MOSFET24、27を通じて第2のコンデンサ
29に充電電流として供給する電流経路が形成され、こ
れに応じて、EL表示素子4の走査電極2に印加される
走査電圧が−100Vに変化される。そして、このよう
な電流経路が形成される結果、EL表示素子4に供給し
たエネルギの一部を回収して再利用できるようになる。
【0054】この後に、図9(d)に示すように、MO
SFET24、27をオフし、且つLDMOS8に代え
てLDMOS7をオンした後に、パワーMOSFET1
0をオンする(パワーMOSFET11はオフする)。
すると、第2のコンデンサ29のチャージが保持された
状態とされる共に、EL表示素子4の走査電極2に印加
される走査電圧が、LDMOS7、パワーMOSFET
10及びダイオード22を通じて初期値である0Vに変
化される。
【0055】要するに、負フィールド期間においてEL
表示素子4の走査電極2に印加される走査電圧は、図1
0(b)に示すように、0V→−100V→−200V
→−100V→0Vとなるように段階的に変化される。
このとき、EL表示素子4のデータ電極3に対しては、
同図(b)に示すように、非発光期間に0Vのデータ電
圧が印加されると共に、所定の発光期間に50Vのデー
タ電圧が印加される。つまり、EL表示素子4は、その
走査電極2及びデータ電極3間の電位差が−250Vと
なる期間に発光されることになる。
【0056】この第4実施例においても、EL表示素子
4の駆動電圧が段階的に変化されるから、全体の消費エ
ネルギが減少するようになってドライバIC5での発熱
量が小さくなり、その温度上昇を抑制できることにな
る。しかも、供給エネルギの一部を回収して再利用する
構成となっているから、低消費電力化に効果を発揮でき
るようになる。特に、本実施例のように、EL表示素子
4に対し異なる極性の走査電圧を交互に印加する構成と
した場合、前記第3実施例のようなステップ・リサイク
ル回路15では、コンデンサ19のチャージが放電して
しまうため所期の目的を達成できなくなるが、本実施例
におけるステップ・リサイクル回路20によれば、第1
のコンデンサ28及び第2のコンデンサ29のチャージ
が不要に放電することがなくなり、EL表示素子4に対
する充電エネルギを確実にリサイクルできるようにな
る。また、出力回路6は、制御性が良好となるプッシュ
プル回路構成となっているから、本実施例のように駆動
電圧の極性を交互に反転させる場合において、その駆動
を容易に行い得るようになる。
【0057】(第5の実施の形態)図11ないし図13
には、上記第4実施例に変更を加えた本発明の第5実施
例が示されており、以下これについて当該第4実施例と
異なる部分のみ説明する。この第5実施例では、ドライ
バIC5の出力段の構成を変更している。即ち、本実施
例では、第4実施例における出力回路6(図6参照)に
代えて、出力回路34が設けられている。この出力回路
34は、ドライバIC5の電源端子5bと5cとの間に
SCR35及び36(本発明でいう第1及び第2のスイ
ッチング素子に相当)を直列に接続した状態となってお
り、それらの共通接続点に出力端子Q(ドライバICの
出力端子に対応)を接続したプッシュプル回路構成とさ
れている。また、各SCR35及び36には、それらと
逆並列状態で第1及び第2の放電用ダイオード37及び
38がそれぞれ接続される。さらに、駆動用電源9のマ
イナス側端子とドライバIC5の電源端子5bとの間に
は、例えばMOSFETより成るスイッチング素子39
(スイッチ記号で示す)が接続され、駆動用電源9のプ
ラス側端子とドライバIC5の電源端子5cとの間に
は、例えばMOSFETより成るスイッチング素子40
(スイッチ記号で示す)が接続される。
【0058】図12及び図13には本実施例による充放
電電流の流れを説明するための模式図が示されている
(パワーMOSFET10及び11、MOSFET2
4、25、26、27をスイッチ記号で略記すると共
に、パワーMOSFET10及び11の寄生ダイオード
を図示し、MOSFET30及び32の図示を省略)。
【0059】駆動用電源9のマイナス側端子(−)が基
準電位である50Vに固定される正フィールド期間にお
いて、EL表示素子4に充電電流を供給するときには、
まず、図12(a)に示すように、MOSFET25、
26並びにSCR35をオンした後にパワーMOSFE
T10をオンする。すると、MOSFET25、26の
オンに応じて、同図に破線矢印Aで示すように、駆動用
電源9から第1のダイオード22を通じて第1のコンデ
ンサ28に充電電流を供給する電流経路が形成され、駆
動用電源9による第1のコンデンサ28の充電動作が行
われる。また、SCR35及びパワーMOSFET10
のオンに応じて、駆動用電源9のプラス側端子(+)か
ら第1のダイオード22、パワーMOSFET10、S
CR35を介してEL表示素子4の走査電極2に走査電
圧が印加される。このときに印加される走査電圧は15
0Vになる。
【0060】この後に、図12(b)に示すように、M
OSFET26をオフすると共にMOSFET24をオ
ンすると、同図に破線矢印Bで示すように、第1のコン
デンサ28の充電電荷が駆動用電源9の出力電圧(15
0V)に重畳されるようになる。このとき、EL表示素
子4の走査電極2に印加される走査電圧は250Vにな
る。これにより、EL表示素子4に印加される走査電圧
が段階的に変化することになる。
【0061】この状態から、図12(c)に示すよう
に、MOSFET24をオフすると共にMOSFET2
6を再びオンすると、同図に破線矢印Cで示すように、
EL表示素子4の充電エネルギを、第1の放電用ダイオ
ード37、パワーMOSFET10、MOSFET2
5、26を通じて第1のコンデンサ28に充電電流とし
て供給する電流経路が形成され、これに応じて、EL表
示素子4の走査電極2に印加される走査電圧が150V
に変化される。そして、このような電流経路が形成され
る結果、EL表示素子4に供給したエネルギの一部を回
収して再利用できるようになる。
【0062】この後に、図12(d)に示すように、M
OSFET25、26をオフすると共にスイッチング素
子39をオンすると、第1のコンデンサ28のチャージ
が保持された状態とされる共に、同図に矢印Dで示すよ
うに、EL表示素子4の走査電極2に印加される走査電
圧が、第1の放電用ダイオード37及びスイッチング素
子39を通じて初期値である50Vに変化される。
【0063】一方、駆動用電源9のプラス側端子(+)
が基準電位である0Vに固定される負フィールド期間に
おいて、EL表示素子4に充電電流を供給するときに
は、まず、図13(a)に示すように、MOSFET2
4、27並びにSCR36をオンした後にパワーMOS
FET11をオンする。すると、MOSFET24、2
7のオンに応じて、同図に破線矢印Aで示すように、駆
動用電源9から当該MOSFET24、27及びダイオ
ード23を通じて第2のコンデンサ29に充電電流を供
給する電流経路が形成され、駆動用電源9による第2の
コンデンサ29の充電動作が行われる。また、SCR3
6及びパワーMOSFET11のオンに応じて、EL表
示素子4の走査電極2(ドライバIC5の出力端子Q)
が、駆動用電源9のマイナス側端子(−)に対して、S
CR36、パワーMOSFET11及びダイオード23
を介して接続されるようになり、その走査電極2に−1
00Vの走査電圧が印加される。
【0064】この後に、図13(b)に示すように、M
OSFET24をオフすると共にMOSFET26をオ
ンすると、同図に破線矢印Bで示すように、第2のコン
デンサ29の充電電荷が駆動用電源9の出力電圧(−1
00V)に重畳されるようになる。このとき、EL表示
素子4の走査電極2に印加される走査電圧は−200V
になる。これにより、EL表示素子4に印加される走査
電圧が段階的に変化することになる。
【0065】この状態から、図13(c)に示すよう
に、MOSFET26をオフすると共にMOSFET2
4を再びオンすると、同図に破線矢印Cで示すように、
EL表示素子4の充電エネルギを、第2の放電用ダイオ
ード38、パワーMOSFET11、MOSFET2
4、27を通じて第2のコンデンサ29に充電電流とし
て供給する電流経路が形成され、これに応じて、EL表
示素子4の走査電極2に印加される走査電圧が−100
Vに変化される。そして、このような電流経路が形成さ
れる結果、EL表示素子4に供給したエネルギの一部を
回収して再利用できるようになる。
【0066】この後に、図13(d)に示すように、M
OSFET24、27をオフすると共にスイッチング素
子40をオンすると、第2のコンデンサ29のチャージ
が保持された状態とされる共に、同図に矢印Dで示すよ
うに、EL表示素子4の走査電極2に印加される走査電
圧が、第2の放電用ダイオード38及びスイッチング素
子40を通じて初期値である0Vに変化される。
【0067】このように構成した第5実施例においても
前記第4実施例と同様の効果を奏するものであり、特に
本実施例においては、SCR35及び36がオン状態に
ラッチアップされる素子であるため、大きな出力電流を
得ることができる。従って、電圧を分担するためのパワ
ーMOSFET10及び11との間で消費電力を分配す
る際に、分配の割合が小さくなり、ドライバIC5の低
消費電力化が可能になる。また、大きな出力電流が得ら
れる結果、EL表示素子4に対する充電速度を高めるこ
とができ、結果的に、そのEL表示素子4の輝度向上も
可能になる。また、各SCR35及び36と逆並列状態
で第1及び第2の放電用ダイオード37及び38を接続
した場合には、SCR35及び36の動作が遅いという
性質をカバーできるようになる。
【0068】(その他の実施の形態)尚、本発明は上記
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。第1、第3、第4、第5の各
実施例では、トランジスタ(負荷)として、パワーMO
SFET10及び11を用いる構成としたが、バイポー
ラトランジスタやIGBTなどを用いることも可能であ
る。駆動対象の表示装置は、EL表示装置に限らず、容
量性表示素子を備えた表示装置(例えばプラズマディス
プレイ装置など)であれば同様に駆動対象とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】出力回路の電気的構成図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す主要部の電気的構成
【図5】作用説明用の模式図
【図6】本発明の第4実施例を示す主要部の電気的構成
【図7】全体構成を説明するための概略図
【図8】作用説明用の模式図その1
【図9】作用説明用の模式図その2
【図10】走査電圧とデータ電圧と関係を示すタイミン
グチャート
【図11】本発明の第5実施例を示す主要部の電気的構
成図
【図12】作用説明用の模式図その1
【図13】作用説明用の模式図その2
【符号の説明】
1はマトリクス型EL表示装置、2は走査電極、3はデ
ータ電極、4はEL表示素子(容量性表示素子)、5は
ロウ側ドライバIC(駆動用IC)、6は出力回路、7
はPチャネル型LDMOS(第1のスイッチング素
子)、8はNチャネル型LDMOS(第2のスイッチン
グ素子)、9は駆動用電源、10はPチャネル型パワー
MOSFET(負荷、トランジスタ)、11はNチャネ
ル型パワーMOSFET(負荷、トランジスタ)、1
2、13は抵抗素子(負荷)、15はステップ・リサイ
クル回路、16はダイオード、17はPチャネル型MO
SFET(第2の補助スイッチング素子)、18はNチ
ャネル型MOSFET(第1の補助スイッチング素
子)、19はコンデンサ、20はカラム側ドライバI
C、21はステップ・リサイクル回路、22は第1のダ
イオード、23は第2のダイオード、24はPチャネル
型MOSFET(第1の補助スイッチング素子)、25
はPチャネル型MOSFET(第3の補助スイッチング
素子)、26はNチャネル型MOSFET(第2の補助
スイッチング素子)、27はNチャネル型MOSFET
(第4の補助スイッチング素子)、28は第1のコンデ
ンサ、29は第2のコンデンサ、34は出力回路、35
はSCR(第1のスイッチング素子)、36はSCR
(第2のスイッチング素子)、37は第1の放電用ダイ
オード、38は第2の放電用ダイオードを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 680 G09G 3/20 680G

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容量性表示素子(4)を備えた表
    示装置(1)を駆動用電源(9)の出力により駆動する
    ためのものであって、前記複数の容量性表示素子(4)
    の充放電動作を行うための複数のスイッチング素子
    (7、8)を集積化して成る駆動用IC(5)を備えた
    表示装置用駆動回路において、 前記駆動用電源(9)と前記駆動用IC(5)の電源端
    子(5b、5c)との間の充放電経路の両方に、電圧を
    分担するための負荷(10、11、12、13)を接続
    したことを特徴とする表示装置用駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記負荷は抵抗素子(12、13)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置用駆動回
    路。
  3. 【請求項3】 前記負荷はトランジスタ(10、11)
    であることを特徴とする請求項1記載の表示装置用駆動
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の表示装置用駆動回路にお
    いて、 前記トランジスタ(10、11)は、前記駆動用IC
    (5)内のスイッチング素子(7、8)が導通した後に
    導通するように制御されることを特徴とする表示装置用
    駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の表示装置用駆動回路にお
    いて、 前記容量性表示素子(4)に印加される駆動電圧が段階
    的に上昇するように構成され、 前記トランジスタ(10、11)は、前記駆動電圧が上
    昇される前に非導通状態とされ、その駆動電圧が上昇さ
    れた後に導通状態とされることを特徴とする表示装置用
    駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記駆動用IC(5)は、前記容量性表
    示素子(4)の充電電流を流すための第1のスイッチン
    グ素子(7)と、前記容量性表示素子(4)の放電電流
    を流すための第2のスイッチング素子(8)とより成る
    プッシュプル回路構成を備えることを特徴とする請求項
    1ないし5の何れかに記載の表示装置用駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の表示装置用駆動回路にお
    いて、 前記第1のスイッチング素子としてPチャネル型LDM
    OS(7)が使用され、前記第2のスイッチング素子と
    してNチャネル型LDMOS(8)が使用されることを
    特徴とする表示装置用駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の表示装置用駆動回路にお
    いて、 前記第1及び第2のスイッチング素子としてSCR(3
    7、38)が使用されることを特徴とする表示装置用駆
    動回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の表示装置用駆動回路にお
    いて、 前記第1及び第2のスイッチング素子として使用される
    各SCR(37、38)と逆並列状態で第1及び第2の
    放電用ダイオード(39、40)をそれぞれ接続したこ
    とを特徴とする表示装置用駆動回路。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の表示装置用駆動回路に
    おいて、 前記駆動用電源(9)と前記容量性表示素子(4)の充
    電動作を行うためのスイッチング素子(7)との間に順
    方向に介在されたダイオード(16)と、 一方の端子が前記ダイオード(16)のカソード側に接
    続されたコンデンサ(19)と、 前記容量性表示素子(4)の充電動作開始当初の期間を
    含む所定期間にオンされるように設けられ、そのオン状
    態で、前記駆動用電源(9)から前記ダイオード(1
    6)を通じて前記コンデンサ(19)に充電電流を供給
    する電流経路と、前記容量性表示素子(4)の充電エネ
    ルギを前記コンデンサ(19)に充電電流として供給す
    る電流経路とを形成する第1の補助スイッチング素子
    (18)と、 この第1の補助スイッチング素子(18)のオフ後に所
    定期間だけオンするように設けられ、そのオン状態で、
    前記コンデンサ(19)の充電電荷を前記駆動用電源
    (9)の出力電圧に重畳させる第2の補助スイッチング
    素子(17)とを備えたことを特徴とする表示装置用駆
    動回路。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の表示装置用駆動回路に
    おいて、 前記容量性表示素子(4)に対し前記駆動用IC(5)
    を通じて異なる極性の駆動電圧を交互に印加する構成を
    採用する場合に、 前記駆動用電源(9)のプラス側端子と前記容量性表示
    素子(4)の充電動作を行うためのスイッチング素子
    (7)との間に、アノードが前記駆動用電源(9)側と
    なるように接続された第1のダイオード(22)と、 前記駆動用電源(9)のマイナス側端子と前記容量性表
    示素子(4)の放電動作を行うためのスイッチング素子
    (8)との間に、カソードが前記駆動用電源(9)側と
    なるように接続された第2のダイオード(23)と、 前記第1のダイオード(22)のアノードと前記第2の
    ダイオード(23)のカソードとの間に直列接続された
    第1及び第2の補助スイッチング素子(24、26)
    と、 前記第1のダイオード(22)のカソード側と前記第1
    及び第2のスイッチング素子(24、26)の共通接続
    点との間に直列接続された第1のコンデンサ(28)及
    び第3のスイッチング素子(25)と、 前記第2のダイオード(23)のアノード側と前記第1
    及び第2のスイッチング素子(24、26)の共通接続
    点との間に直列接続された第2のコンデンサ(29)及
    び第4のスイッチング素子(27)とを備え、 前記容量性表示素子(4)に正極性の駆動電圧を印加す
    る際には、 前記駆動用電源(9)のマイナス側端子を、そのプラス
    側端子の電位がプラス電位となる基準電位に固定した状
    態で、 前記第2及び第3の補助スイッチング素子(26、2
    5)を、前記容量性表示素子(4)に正極性電圧を印加
    する期間を含む所定期間だけオンすることにより、前記
    駆動用電源(9)から前記第1のダイオード(22)を
    通じて前記第1のコンデンサ(28)に充電電流を供給
    する電流経路と、前記容量性表示素子(4)の充電エネ
    ルギを前記第1のコンデンサ(28)に充電電流として
    供給する電流経路とを形成し、 この後の所定タイミングで第2の補助スイッチング素子
    (26)をオフすると共に第1の補助スイッチング素子
    (24)をオンすることにより、前記第1のコンデンサ
    (28)の充電電荷を前記駆動用電源(9)の出力電圧
    に重畳させる制御を行い、 前記容量性表示素子(4)に負極性の駆動電圧を印加す
    る際には、 前記駆動用電源(9)のプラス側端子を、そのマイナス
    側端子の電位がマイナス電位となる基準電位に固定した
    状態で、 前記第1及び第4の補助スイッチング素子(24、2
    7)を、前記容量性表示素子(4)に負極性電圧を印加
    する期間を含む所定期間だけオンすることにより、前記
    駆動用電源(9)から当該第1及び第4の補助スイッチ
    ング素子(24、27)を通じて前記第2のコンデンサ
    (29)に充電電流を供給し、 この後の所定タイミングで第1の補助スイッチング素子
    (24)をオフすると共に第2の補助スイッチング素子
    (26)をオンすることにより、前記第2のコンデンサ
    (29)の充電電荷を前記駆動用電源(9)の出力電圧
    に重畳させる制御を行うことを特徴とする表示装置用駆
    動回路。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の表示装置用駆動回路
    において、 前記容量性表示素子(4)に正極性の駆動電圧を印加す
    る場合に、 前記第1のコンデンサ(28)の充電電荷を前記駆動用
    電源(9)の出力電圧に重畳させる制御を行った後に、
    前記第1の補助スイッチング素子(24)をオフすると
    共に第2の補助スイッチング素子(26)をオンするこ
    とにより、前記容量性表示素子(4)の充電エネルギを
    前記第1のコンデンサ(28)に充電電流として供給す
    る電流経路を形成する制御を行うことを特徴とする表示
    装置用駆動回路。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の表示装置
    用駆動回路において、 前記第2のコンデンサ(29)の充電電荷を前記駆動用
    電源(9)の出力電圧に重畳させる制御を行った後に、
    前記第2の補助スイッチング素子(26)をオフすると
    共に第1の補助スイッチング素子(24)をオンするこ
    とにより、前記容量性表示素子(4)の充電エネルギを
    前記第2のコンデンサ(29)に充電電流として供給す
    る電流経路を形成する制御を行うことを特徴とする表示
    装置用駆動回路。
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