JP2000356870A - 電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ

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JP2000356870A
JP2000356870A JP11169601A JP16960199A JP2000356870A JP 2000356870 A JP2000356870 A JP 2000356870A JP 11169601 A JP11169601 A JP 11169601A JP 16960199 A JP16960199 A JP 16960199A JP 2000356870 A JP2000356870 A JP 2000356870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジの現像剤の種別に応じ
て記録媒体への現像剤像の定着性を向上させることので
きる電子写真画像形成装置を提供すること。現像剤の種
別に応じて現像剤像の記録媒体への定着性を向上させる
ことのできるプロセスカートリッジを提供すること。 【解決手段】 電子写真画像形成装置においては、電子
写真画像形成装置本体1にプロセスカートリッジB15
が装着された際に、制御手段16がプロセスカートリッ
ジB15の記憶手段B14より現像剤B15の種別を意
味する現像剤情報を読み出して該現像剤情報に応じた定
着手段の制御情報を得ると共に、記録媒体への現像剤像
の定着を該制御情報を用いて行うよう定着手段11を制
御する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置およびプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば
レーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ
装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電
子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするも
のである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置
本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体お
よび前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体
的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真
画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッ
ジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方
式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによら
ずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作
性を向上させることができた。そこでこのプロセスカー
トリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用
いられている。
【0005】このような電子写真画像形成装置において
は、年々プロセススピードの高速化が進んでおり、その
派生機の数が増えている。そこで、プロセススピード毎
に、プロセスパーツと現像剤とを具備させたプロセスカ
ートリッジを複数種準備して、プロセススピードの高速
化に伴う派生機の増加に対処している。
【0006】また、プロセスカートリッジにおいては、
近年のプロセススピードの高速化に伴って記録媒体への
良好な現像剤像の定着性を得るために、短時間で定着で
きるような現像剤を選択して対応している。しかしなが
ら、プロセススピードの遅い画像形成装置に用いる現像
剤を高速の画像形成装置に用いると、例えば現像剤に過
剰な熱が与えられ、ホットオフセットなどの不具合を招
いてしまうおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
を更に発展させたものであって、その主要な目的は、プ
ロセスカートリッジの現像剤の種別に応じて記録媒体へ
の現像剤像の定着性を向上させることのできる電子写真
画像形成装置を提供することにある。
【0008】他の主要な目的は、現像剤の種別に応じて
現像剤像の記録媒体への定着性を向上させることのでき
るプロセスカートリッジを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係る電子写真画像形成装置の代表的な構成
は、電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジ
を着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための
電子写真画像形成装置において、(a)電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤
により現像するための現像手段と、前記現像剤の種別を
意味する現像剤情報を記憶している記憶手段と、を有す
るプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するため
の装着手段と、(b)前記現像手段によって現像剤によ
り現像された前記電子写真感光体の静電潜像の現像剤像
を前記記録媒体に転写するための転写手段と、(c)前
記転写手段によって前記記録媒体に転写された現像剤像
を前記記録媒体に定着させるための定着手段と、(d)
前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセスカートリ
ッジが装着された際に前記記憶手段より現像剤情報を読
み出して前記現像剤情報に応じた前記定着手段の制御情
報を得ると共に、前記記録媒体への現像剤像の定着を前
記制御情報を用いて行うよう前記定着手段を制御する制
御手段と、(e)前記記録媒体を搬送するための搬送手
段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置
である。
【0010】上記課題を達成するための本発明に係るプ
ロセスカートリッジの代表的な構成は、電子写真画像形
成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、
前記現像手段によって現像剤により現像された前記電子
写真感光体の静電潜像の現像剤像を前記電子写真画像形
成装置本体の有する定着手段によって記録媒体に定着さ
せる際に、前記現像剤に応じて前記定着手段を制御する
ための制御情報が得られるように前記現像剤の種別を意
味する現像剤情報を記憶している記憶手段と、を有する
ことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0011】(作用)上記電子写真画像形成装置におい
ては、電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッ
ジが装着された際に、制御手段がプロセスカートリッジ
の記憶手段より現像剤の種別を意味する現像剤情報を読
み出して該現像剤情報に応じた定着手段の制御情報を得
る。そして記録媒体への現像剤像の定着を該制御情報を
用いて行うよう定着手段を制御する。これにより、プロ
セスカートリッジの現像剤の種別に応じて記録媒体への
現像剤像の定着性を向上させることが可能となる。
【0012】上記プロセスカートリッジにおいては、電
子写真画像形成装置本体の有する定着手段を現像剤に応
じて制御するための制御情報が得られるように前記現像
剤の種別を意味する現像剤情報を記憶手段に記憶してい
るので、現像剤の種別に応じて現像剤像の記録媒体への
定着性を向上させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を用いて説明する。
【0014】[実施形態例1]図1は本実施形態例1に
係る電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)
の構成を示す模式図である。
【0015】(電子写真画像形成装置の全体構成)図1
において、Aは電子写真画像形成装置(以下、「画像形
成装置」という)であり、該画像形成装置Aの電子写真
画像形成装置本体(以下、「画像形成装置本体」とい
う)1の内部にはプロセスカートリッジA15が着脱自
在に装着されている。本実施形態例で示すプロセスカー
トリッジA15は、ドラム形状の電子写真感光体(以
下、「感光体ドラム」という)A1と、帯電手段として
の帯電ローラA2と、現像手段としての現像装置A16
と、クリーニング手段としてのクリーニングブレードA
4等を一体的にカートリッジ化したものである。このプ
ロセスカートリッジA15は、画像形成装置本体1の内
部に設けられた図示しないカートリッジ装着ガイドに操
作者によって取り外し可能に装着される。
【0016】現像装置A16は、現像剤A5を収容する
現像容器A3と、感光体ドラムA1に対向して前記現像
容器A3に設けられた開口部に延設された現像剤担持体
としての現像スリーブA6と、前記現像スリーブA6に
担持される現像剤量を規制する現像剤規制部材としての
弾性ブレードA7とを一体的に備えている。現像スリー
ブA6は例えばアルミニウムなどによってパイプ状に作
製されている。現像スリーブA6の内部には複数個の磁
極N、Sが交互に形成された磁石A8が、現像スリーブ
A6の回転に対して不動に設置されている。そして、磁
石A8の磁気作用力により、図中矢印Rl方向に回転す
る現像スリーブA6の表面上に現像剤A5が担持され
る。
【0017】また、弾性ブレードA7は図中矢印Rlで
示す現像スリーブA6の回転方向とは逆向きに伸びた自
由端の腹部が現像スリーブA6の周面に当接して、現像
スリーブA6に担持された現像剤A5が、該弾性ブレー
ドA7との当接箇所を通過する際にその層厚を規制す
る。これにより現像スリーブA6上に薄層の現像剤層が
形成される。
【0018】帯電ローラA2は感光体ドラムA1と接触
させて配置してある。帯電ローラA2は、その内部に芯
金A21を具備し、電源(不図示)から芯金A21に接
触させた摺動電極(不図示)を介して、AC電圧とDC
電圧を重畳した振動電圧が印加される。これにより感光
体ドラムA1の周面は接触帯電処理され、所定の電荷を
得る。
【0019】次いで、この感光体ドラムA1の帯電処理
面に対して、画像形成装置本体1側に搭載されたレーザ
ースキャナー9から発せられるレーザー光によって走査
露光がなされ、目的の画像情報の静電潜像が形成され
る。なお、9aは反射ミラーであって、レーザースキャ
ナー9から発せられるレーザー光を感光体ドラムA1の
帯電処理面に向け反射させるためのものである。
【0020】上記現像スリーブA6上の現像剤A5は、
現像スリーブA6の回転によって図中矢印R2方向に1
50mm/s(32ppm/A4)のプロセススピード
で回転する感光体ドラムA1と対向した現像部へと搬送
され、そこで電気的作用によって感光体ドラムA1上に
形成されている静電潜像に付着し、現像が行われる。こ
れによって感光体ドラムA1上に現像剤像が形成され
る。
【0021】さらに、感光体ドラムA1上に形成された
現像剤像は、画像形成装置本体1に設けられた転写手段
としての転写ローラ10に現像剤像と逆極性の電圧を印
加することによって図示しない記録材(記録媒体(記録
紙、OHPシート、布等))に転写される。そして、そ
の記録材が定着手段としての定着器11に搬送され、該
定着器11によって熱(200℃)と加圧による現像剤
像の定着が行われることで、記録材上に現像剤像の定着
画像が完成する。
【0022】即ち、定着器11は、ヒータ(図示せず)
を内蔵する定着ローラ11aと、この定着ローラ11a
に加圧されて該定着ローラ11aとで定着部を形成する
加圧ローラ11bとを有する。加圧ローラ11bには図
示しない駆動源としての駆動モータが連結されており、
該駆動モータが後述の制御手段としてのCPU16によ
り制御されることによって、加圧ローラ11bは所定の
定着速度を得るようになっている。このように加圧ロー
ラ11bの駆動モータがCPU16により制御されるこ
とによって、両ローラ11a,11b間の定着部で記録
材を所定の定着速度で搬送するようになっている。また
定着ローラ11aはヒータへの通電時間がCPU16に
より制御されることによって所定の定着温度を得るよう
になっている。このように定着ローラ11aの定着温度
がCPU16により制御されることによって、前記両ロ
ーラ11a,11bが定着部で記録材を搬送する際に、
定着ローラ11aの定着温度で現像剤像を溶融すると共
に加圧ローラ11bの加圧力によって記録材上に溶融定
着させる。
【0023】一方、記録材への現像剤像の転写時に感光
体ドラムA1上に残った現像剤は、感光体ドラムA1が
再び帯電される前にクリーニングブレードA4によって
掻き落とされ、現像剤回収容器部A13内に蓄積され
る。
【0024】(プロセスカートリッジの現像剤の種別情
報の説明)本実施形態例では、プロセスカートリッジA
15に記憶手段としての記憶媒体A14が搭載されてい
る。この記憶媒体A14には、少なくともプロセスカー
トリッジA15の現像容器A3に収容された現像剤A5
の種別を意味する種別情報が現像剤情報として記憶され
ている。その他にも、前記記憶媒体A14には、感光体
ドラムA1の寿命を判断するために該感光体ドラムA1
の回転数および帯電時間や使用期限を判断するために必
要なプロセスカートリッジA15の製造日時等の情報も
記憶させても良い。
【0025】(現像剤の種別情報による定着器の定着温
度制御の説明)本実施形態例に示す画像形成装置Aの画
像形成装置本体1には、前記プロセスカートリッジA1
5に代えて、図2に示す他のプロセスカートリッジB1
5が着脱可能である。また、プロセスカートリッジA1
5は、本来前記プロセスカートリッジB15を装着する
図示しない電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装
置」という)Bの電子写真画像形成装置(以下、「画像
形成装置本体」という)1に、前記プロセスカートリッ
ジB15に代えて着脱可能である。
【0026】ここで、前記画像形成装置Bは、画像形成
装置AのCPU16に格納されるデータ内容が異なる他
は画像形成装置Aと同じ構成となっている。前記プロセ
スカートリッジB15は、図2に示すように、現像容器
B3に現像剤B5を収容し、記憶手段としての記憶媒体
B14に少なくとも現像剤B5の種別を意味する種別情
報を現像剤情報として記憶させた他はプロセスカートリ
ッジAと同じ構成となっている。前記記憶媒体B14に
は、現像剤B5の種別情報の他にも、感光体ドラムB1
の寿命を判断するために該感光体ドラムB1の回転数お
よび帯電時間や使用期限を判断するために必要なプロセ
スカートリッジB15の製造日時等の情報も記憶させて
も良い。
【0027】なお、プロセスカートリッジB15におい
て、図1に示すプロセスカートリッジA15と同じ構成
部材には添字Bを付けた数字で表わし、これらの各構成
部材の説明を省略する。また、画像形成装置Bにおいて
は、画像形成装置Aと同じ構成部材に同じ符号を付し
て、これらの各構成部材の説明を省略する。
【0028】本実施形態例は、上記プロセスカートリッ
ジA15,B15を用いて、現像剤A5,B5の種別情
報により夫々の画像形成装置A,Bの定着器11による
現像剤像の定着温度を制御し、良好な定着性を確保した
うえで上記画像形成動作を行うというものである。
【0029】このような制御を行うために本実施形態例
では、図1に示すように、画像形成装置A,Bの画像形
成装置本体1に制御手段としてのCPU16、本体記憶
手段としての本体ROM17、およびプロセスカートリ
ッジA15,B15が装着された際にプロセスカートリ
ッジA15,B15側の情報送信ケーブルA16,B1
6と接触する情報通信用の本体ケーブル18が設けられ
ている。プロセスカートリッジA15,B15側の情報
送信ケーブルA16,B16はそれぞれ記録媒体A1
4,B14に接続され、本体ケーブル18と接触してC
PU16に現像剤の種別情報を送信する。
【0030】また、図3に各々の画像形成装置A,Bに
おける定着器11の定着温度および定着速度を示す。こ
こで、定着温度とは画像定着時の定着ローラ11aの温
度を表わし、定着速度とは両ローラ11a,11b間の
定着部での記録材の搬送速度を表わしている。画像形成
装置A側のCPU16には現像剤A5の現像剤像を記録
材に定着させるための通常の定着温度200℃と、該定
着温度200℃に対応する定着速度150mm/s(3
2ppm/A4)とが格納されている。また、前記本体
ROM17には、現像剤B5が用いられ場合に最適な定
着性を得ることのできる最適定着温度(本実施形態例で
は170℃)が制御値(制御情報)として予め格納され
ている。一方、画像形成装置B側のCPU16には現像
剤B5の現像剤像を記録材に定着させるための通常の定
着温度150℃と、該定着温度150℃に対応する定着
速度113mm/s(24ppm/A4)とが格納され
ている。また、前記本体ROM17には、現像剤A5が
用いられ場合に最適な定着性を得ることのできる最適定
着温度(本実施形態例では170℃)が制御値(制御情
報)として予め格納されている。
【0031】本実施形態例では、現像剤の種別情報によ
る定着器の定着温度制御の態様として、二つの形態を説
明する。
【0032】先ず、図2に示すように、プロセスカート
リッジの形態が図1に示すプロセスカートリッジA15
と同じで、プロセススピードが113mm/s(24p
pm/A4)の図示しない画像形成装置Bにて使用され
るプロセスカートリッジB15を画像形成装置Aの画像
形成装置本体1に装着して使用した場合を説明する。
【0033】図2に示すように、本来は現像剤B5を収
容し、定着速度が113mm/s(24ppm/A4)
である画像形成装置Bで用いられるプロセスカートリッ
ジB15を、定着速度が150mm/s(32ppm/
A4)である画像形成装置Aの画像形成装置本体1に装
着し、該画像形成装置本体1の電源を投入すると、画像
形成装置本体1側のCPU16はプロセスカートリッジ
B15に搭載された記憶媒体B14と本体ケーブル18
及び情報送信ケーブルB16を通じて通信を行う。CP
U16は記憶媒体B14より得られる種別情報に基づい
てプロセスカートリッジBに収容された現像剤が現像剤
B5であることを認識する。
【0034】次にCPU16は現像剤B5を用いた際に
最適な定着性が得られる最適定着温度(170℃)を本
体ROM17から読み込み、定着器11の定着温度を該
最適定着温度とするように定着ローラ11aの有するヒ
ータへの通電時間を制御した後、前述の画像形成動作に
移行する。
【0035】図4に画像形成装置Aの画像形成装置本体
1にプロセスカートリッジA15又はプロセスカートリ
ッジB15を装着した際の定着温度の制御フローチャー
トを示す。
【0036】画像形成装置Aによる定着温度制御を図4
に示すフローチャートに沿って説明すると、画像形成装
置本体1の電源を投入後(Sl)、装着されているプロ
セスカートリッジA15に搭載された記憶媒体A14、
又はプロセスカートリッジB15に搭載された記憶媒体
B14より現像剤の種別情報を読み込み(S2)、その
プロセスカートリッジA15又はプロセスカートリッジ
B15に収容されている現橡剤が、現像剤Aか現像剤B
かを画像形成装置本体1のCPU16にて判断する(S
3)。CPU16が現像剤Aを収容したプロセスカート
リッジA15と判断した際は、通常の定着温度(200
℃)に設定し(S4)、画像形成可能状態に移行する
(S6)。CPU16が現像剤Bを収容したプロセスカ
ートリッジBと判断した際は、定着温度をプロセスカー
トリッジB用の定着温度(170℃)に設定し(S
5)、画像形成可能状態に移行する(S7)。
【0037】本実施形態例では、定着性を表わす指標と
してJISZ8741に従い測定したGROSS値を適
用し、日本電色工業(株)製の光沢計PG−3Dを用い
て、入射角、受光角75°で測定を行った。図5に定着
速度113mm/s(24ppm/A4)での現像剤B
の定着温度とGROSSの関係を示す。
【0038】現像剤Bは、通常113mm/s(24p
pm/A4)の定着速度を有する画像形成装置Bで使用
される際には、良好な定着性、十分なコールドおよびホ
ットオフセットマージン、良好な画像品質を得るための
適度な光沢を得るために図5に示す定着温度150℃で
使用している。最適なGROSSは図5中Gl−G2間
に納まる値であれば良い。
【0039】この現像剤Bが通常150mm/s(32
ppm/A4)の定着速度を有する画像形成装置Aで使
用される場合には、同じ定着温度(150℃)で比較す
ると現像剤Bに十分な熱が加えられないため図6に示す
ようなGROSSが低下する方向にシフトする。画像形
成装置Aの定着温度は200℃なので、そのまま用いる
と過剰な熱が加えられGROSSが上がるだけでなくホ
ットオフセットマージンが少ない。そこで最適な定着性
が得られるように定着温度を170℃に下げてやること
により、画像形成装置Bで使用される時と同程度の最適
なGROSS値が得られる。また、十分なホットオフセ
ットマージンも得られる。
【0040】次に、プロセススピードが150mm/s
(32ppm/A4)の図1に示す画像形成装置Aにて
使用されるプロセスカートリッジA15を図示しない画
像形成装置Bの画像形成装置本体1に装着して使用した
場合を説明する。
【0041】本来は現像剤Aを収容し、定着速度が15
0mm/s(32ppm/A4)である画像形成装置A
で用いられるプロセスカートリッジA15を定着速度が
113mm/s(24ppm/A4)である画像形成装
置Bの画像形成装置本体1に装着し、該画像形成装置本
体1の電源を投入すると、画像形成装置本体1側のCP
U16はプロセスカートリッジA15に搭載された記憶
媒体A14と本体ケーブル18及び情報送信ケーブルA
16を通じて通信を行い、プロセスカートリッジA15
に収容された現像剤が現像剤A5であることを認識す
る。
【0042】次にCPU16は現像剤A5を用いた際に
最適な定着性が得られる最適定着温度(170℃)を本
体ROM17から読み込み、定着器11の定着温度を該
最適定着温度とするように定着ローラ11aの有するヒ
ータへの通電時間を制御した後、前述画像形成動作に移
行する。
【0043】画像形成装置Bにおける定着温度の制御フ
ローは図4に示した制御フローチャートに摸して制御す
れば良い。
【0044】図7に定着速度150mm/s(32pp
m/A4)での現像剤Aの定着温度とGROSSの関係
を示す。現像剤Aは、通常150mm/s(32ppm
/A4)の定着速度を有する画像形成装置Aで使用され
る際には、良好な定着性、十分なコールドおよびホット
オフセットマージン、良好な画像品質を得るための適度
な光沢を得るために図7に示す定着温度200℃で使用
している。最適なGROSSは図7中G3−G4の範囲
に納まる値であれば良い。
【0045】この現像剤Aが通常113mm/s(24
ppm/A4)の定着速度を有する画像形成装置Bで使
用される場合には、同じ定着温度(200℃)で比較す
ると現像剤A5に過剰な熱が加えられるため、図8に示
すようにGROSSが上昇する方向にシフトする。画像
形成装置Bの定着温度は150℃なので、そのまま用い
ると十分な熱が得られず、GROSSが下がるばかりか
コールドオフセットマージンを起こしやすい。そこで最
適な定着性が得られるように定着器11の温度を170
℃に上げてやることにより、画像形成装置Aで使用され
る時と同程度の最適なGROSS値が得られ、また、十
分なコールドおよびホットオフセットマージンも得られ
る。
【0046】図9に本実施形態例における現像剤Aを収
容したプロセスカートリッジA15を画像形成装置Bに
装着した際の、および現像剤Bを収容したプロセスカー
トリッジBを画像形成装置Aに装着した際の定着温度の
制御値(制御情報)を示す。
【0047】本実施形態例で示す画像形成装置A,B
は、夫々、画像形成装置本体1にプロセスカートリッジ
A15,B15が装着された際に、CPU16がプロセ
スカートリッジA15,B15の記憶媒体A14,B1
4より現像剤A5,B5の種別情報を読み出して該種別
情報に応じた定着器11の定着温度についての制御値を
本体ROM17より得る。そして記録材への現像剤像の
定着を前記制御値を用いて行うよう定着器11を制御す
る。これにより、プロセスカートリッジA15,B15
の現像剤の種別に応じて記録材への現像剤像の定着性を
向上させることが可能となった。
【0048】また、本実施形態例で示すプロセスカート
リッジA15,B15は、夫々、各画像形成装置A,B
の画像形成装置本体1の有する定着器11の定着温度を
現像剤に応じて制御するための制御値が得られるように
該現像剤の種別情報を記憶媒体A14,B14に記憶し
ているので、現像剤の種別に応じて現像剤像の記録材へ
の定着性を向上させることが可能となった。
【0049】また、本実施形態例の画像形成装置A,B
では、プロセスカートリッジA15,B15に現像剤A
5,B5の種別を記憶した記憶媒体A14,B14を搭
載させ、その現像剤A5,B5の種別に応じて定着器1
1を最適な定着温度に制御して画像形成動作を行うよう
に構成されているので、プロセススピードの異なる画像
形成装置A,Bに装着されるプロセスカートリッジA1
5,B15に互換性を持たせることができた。また、プ
ロセスカートリッジA15,B15に互換性を持たせる
ことにより、従来のようにプロセスカートリッジを画像
形成装置のプロセススピード毎に多岐に渡って製造する
必要がなくなる。これによって、プロセスカートリッジ
の製造におけるコストメリットが得られるだけでなく、
ユーザーに対しても煩雑さを防ぐことが可能となった。
【0050】[実施形態例2]本実施形態例は、前述の
プロセスカートリッジB15を用いて、現像剤B5の種
別情報により画像形成装置Aの定着器11による定着速
度、即ち、記録材の搬送速度を制御し、良好な定着性を
確保したうえで画像形成動作を行うというものである。
【0051】従って、本実施形態例に示す画像形成装置
Aの画像形成装置本体1に設けられた本体ROM17に
は、実施形態例1の最適定着温度に代えて、現像剤B5
が用いられ場合に最適な定着性を得ることのできる最適
定着速度(本実施形態例では188mm/s(40pp
m相当/A4)が制御値(制御情報)として予め格納さ
れている。
【0052】(現像剤の種別情報による定着器の定着速
度制御の説明)本実施形態例では、実施形態例1と同じ
ように(図2参照)、プロセスカートリッジの形態がプ
ロセスカートリッジA15と同じで、プロセススピード
が113mm/s(24ppm/A4)の画像形成装置
Bにて使用されるプロセスカートリッジB15を画像形
成装置Aの画像形成装置本体1に装着して使用した場合
を説明する。
【0053】図2に示すように、本来は現像剤B5を内
包し、定着速度が113mm/s(24ppm/A4)
である画像形成装置Bで用いられるプロセスカートリッ
ジB15を、定着速度が150mm/s(32ppm/
A4)である画像形成装置Aの画像形成装置本体1に装
着し、該画像形成装置本体1の電源を投入すると、画像
形成装置本体1側のCPU16はプロセスカートリッジ
B15に搭載された記憶媒体B14と本体ケーブル18
及び情報送信ケーブルB16を通じて通信を行う。CP
U16は記憶媒体B14より得られる種別情報に基づい
てプロセスカートリッジBに収容された現像剤が現像剤
B5であることを認識する。
【0054】次にCPU16は現像剤B5を用いた際に
最適な定着性が得られる最適定着速度(188mm/s
(40ppm相当/A4))を本体ROM17から読み
込み、定着器11の定着速度を該最適定着速度とするよ
うに加圧ローラ11bの駆動モータを制御した後、前述
の画像形成動作に移行する。
【0055】図10に画像形成装置Aの画像形成装置本
体1にプロセスカートリッジA15又はプロセスカート
リッジB15を装着した際の定着温度の制御フローチャ
ートを示す。
【0056】画像形成装置Aによる定着速度制御を図1
0に示すフローチャートに沿って説明すると、画像形成
装置本体1の電源を投入後(Sl)、装着されているプ
ロセスカートリッジA15に搭載された記憶媒体A1
4、又はプロセスカートリッジB15に搭載された記憶
媒体B14より現像剤の種別情報を読み込み(S2)、
そのプロセスカートリッジA15又はプロセスカートリ
ッジB15に収容されている現橡剤が、現像剤Aか現像
剤Bかを画像形成装置本体1のCPU16にて判断する
(S3)。CPU16が現像剤Aを収容したプロセスカ
ートリッジA15と判断した際は、通常の定着速度15
0mm/sに設定し(S4)、画像形成可能状態に移行
する(S6)。CPU16が現像剤Bを収容したプロセ
スカートリッジBと判断した際は、定着速度をプロセス
カートリッジB用の定着速度188mm/s(40pp
m相当/A4)に設定し(S5)、画像形成可能状態に
移行する(S7)。
【0057】現像剤Bは、通常150℃の定着温度を有
する画像形成装置Bで使用される際には、良好な定着
性、十分なコールドおよびホットオフセットマージン、
良好な画像品質を得るための適度な光沢を得るために図
5で示す113mm/s(24ppm/A4)の定着速
度で画像定着を行っている。最適なGROSSは図5中
Gl−G2間で示す範囲に納まる値であれば良い。
【0058】この現像剤Bが通常200℃の定着温度お
よび150mm/s(32ppm/A4)の定着速度を
有する画像形成装置Aで使用される場合には、図11に
示すように現像剤Bに過剰な熱が加えられるためGRO
SS値が上昇してしまう。また、ホットオフセットマー
ジンが少ない。そこで最適な定着性が得られるように定
着速度を188mm/s(40ppm相当/A4)に上
げてやると、画像形成装置Bで使用される時と同程度の
最適なGROSS値が得られる。また、十分なホットオ
フセットマージンも得られる。
【0059】ただし、この際にはプロセススピードに対
して定着速度が速いため、転写ローラ10による記録材
への現像剤像の転写位置と定着器11による記録材への
現像剤の定着位置との間の距離は、記録材として記録紙
を用いた場合の通紙方向サイズより長くしている。
【0060】本実施形態例で示す画像形成装置Aは、画
像形成装置本体1にプロセスカートリッジB15が装着
された際に、CPU16がプロセスカートリッジB15
の記憶媒体B14より現像剤B5の種別情報を読み出し
て該種別情報に応じた定着器11の定着速度についての
制御値を本体ROM17より得る。そして記録材への現
像剤像の定着を前記制御値を用いて行うよう定着器11
を制御する。これにより、プロセスカートリッジB15
の現像剤の種別に応じて記録材への現像剤像の定着性を
向上させることが可能となった。
【0061】また、本実施形態例で示すプロセスカート
リッジB15は、画像形成装置Aの画像形成装置本体1
の有する定着器11の定着速度を現像剤に応じて制御す
るための制御値が得られるように該現像剤の種別情報を
記憶媒体B14に記憶しているので、現像剤の種別に応
じて現像剤像の記録材への定着性を向上させることが可
能となった。
【0062】また、本実施形態例の画像形成装置Aで
は、プロセスカートリッジB15に現像剤B5の種別を
記憶した記憶媒体B14を搭載させ、その現像剤B5の
種別に応じて定着器11を最適な定着速度に制御して画
像形成動作を行うように構成されているので、プロセス
スピードの異なる画像形成装置A,Bに装着されるプロ
セスカートリッジA15,B15に互換性を持たせるこ
とができる。また、プロセスカートリッジA15,B1
5に互換性を持たせることにより、従来のようにプロセ
スカートリッジを画像形成装置のプロセススピード毎に
多岐に渡って製造する必要がなくなる。これによって、
プロセスカートリッジの製造におけるコストメリットが
得られるだけでなく、ユーザーに対しても煩雑さを防ぐ
ことが可能となる。
【0063】[他の実施の形態]前述した実施の形態で
は、プロセススピードが113mm/s(24ppm/
A4)と150mm/s(32ppm/A4)の画像形
成装置本体1に着脱可能に装着されるプロセスカートリ
ッジA15,B15の現像剤の種別情報による定着器の
定着温度、及び定着速度の制御方法について説明した
が、本発明の主旨に沿う範囲で、任意の定着温度制御お
よび定着速度制御を行っても良いことは言うまでもな
い。
【0064】また、電子写真感光体としては、前記感光
体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含ま
れる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電
体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファス
セレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状またはベルト状のものが用いられ
ており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アル
ミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは塗工等を
行ったものである。
【0065】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0066】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正または
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。
【0067】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード(帯電ブレード)、バッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0068】また感光体ドラムに残存する現像剤のクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0069】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外に
も、例えば電子写真感光体と現像手段と帯電手段とを一
体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするも
の。電子写真感光体と現像手段とクリーニング手段とを
一体的に一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可
能にするもの。更には電子写真感光体と現像手段とを一
体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするも
の等がある。
【0070】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段又はクリーニング手段と電子写真感光体と
現像手段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段とクリーニング手段の少なくとも一
つと電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッ
ジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して
着脱可能とするものである。更に少なくとも現像手段と
電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形
成装置本体に着脱可能とするものいう。そして、このプ
ロセスカートリッジは、使用者自身が装置本体に着脱す
ることができる。そこで、装置本体のメンテナンスを使
用者自身で行うことができる。
【0071】更に、前述した実施の形態では、電子写真
画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子
写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッ
サ等の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能
である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
画像形成装置は、プロセスカートリッジの現像剤の種別
に応じて記録媒体への現像剤像の定着性を向上させるこ
とができる。
【0073】また、本発明のプロセスカートリッジは、
現像剤の種別に応じて現像剤像の記録媒体への定着性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態例1の電子写真画像形成装置Aの構
成図
【図2】 図1に示す電子写真画像形成装置Aの電子写
真画像形成装置本体に現像剤B5を収容した他のプロセ
スカートリッジB15を装着する場合の説明図
【図3】 電子写真画像形成装置装置Aおよび電子写真
画像形成装置Bでの定着温度及び定着速度の関係を示す
【図4】 電子写真画像形成装置Aが定着温度の制御を
行う際のフローチャート図
【図5】 現像剤B5のGROSS値と定着温度の関係
を示す図
【図6】 現像剤B5の定着速度(113mm/s、1
50mm/s)に応じたGROSS値と定着温度の関係
を示す図
【図7】 現像剤A5のGROSS値と定着温度の関係
を示す図
【図8】 現像剤A5の定着速度(113mm/s、1
50mm/s)に応じたGROSS値と定着温度の関係
を示す図
【図9】 現像剤A5および現像剤B5に対する電子写
真画像形成装置Aおよび電子写真画像形成装置Bの定着
温度制御値を示す図
【図10】 電子写真画像形成装置Aが定着速度の制御
を行う際のフローチャート図
【図11】 現像剤Bの定着速度(150mm/s、1
88mm/s)に応じたGROSS値と定着温度の関係
を示す図
【符号の説明】 A1,B1‥‥電子写真感光体 A2,B2‥‥帯電ローラ A4,B4‥‥クリーニングブレード A5,b5‥‥現像剤 A6,B6‥‥現像スリーブ 10‥‥転写ローラ 11‥‥定着器 14‥‥記憶媒体 A15,B15‥‥プロセスカートリッジ 16‥‥CPU 17‥‥本体ROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体にプロセスカ
    ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
    するための電子写真画像形成装置において、(a)電子
    写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によ
    り現像するための現像手段と、 前記現像剤の種別を意味する現像剤情報を記憶している
    記憶手段と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、(b)前記現像手段によって現像
    剤により現像された前記電子写真感光体の静電潜像の現
    像剤像を前記記録媒体に転写するための転写手段と、
    (c)前記転写手段によって前記記録媒体に転写された
    現像剤像を前記記録媒体に定着させるための定着手段
    と、(d)前記電子写真画像形成装置本体に前記プロセ
    スカートリッジが装着された際に前記記憶手段より現像
    剤情報を読み出して前記現像剤情報に応じた前記定着手
    段の制御情報を得ると共に、前記記録媒体への現像剤像
    の定着を前記制御情報を用いて行うよう前記定着手段を
    制御する制御手段と、(e)前記記録媒体を搬送するた
    めの搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記現像剤情報に応じ
    た前記定着手段の制御情報として、前記定着手段の有す
    る一対の回転部材間に設けられた定着部において前記記
    録媒体に現像剤像を溶融定着させるための定着温度を
    得、前記記録媒体への現像剤像の定着を前記定着温度を
    用いて行うよう前記定着手段を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記現像剤情報に応じ
    た前記定着手段の制御情報として、前記定着手段の有す
    る一対の回転部材間に設けられた定着部において前記搬
    送部材を所定の速度で移動させながら前記記録媒体に現
    像剤像を溶融定着させるための定着速度を得、前記記録
    媒体への現像剤像の定着を前記定着速度を用いて行うよ
    う前記定着手段を制御することを特徴とする請求項1に
    記載の電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジは複数種の電
    子写真画像形成装置の電子写真画像形成装置本体に着脱
    可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何
    れか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によ
    り現像するための現像手段と、 前記現像手段によって現像剤により現像された前記電子
    写真感光体の静電潜像の現像剤像を前記電子写真画像形
    成装置本体の有する定着手段によって記録媒体に定着さ
    せる際に、前記現像剤に応じて前記定着手段を制御する
    ための制御情報が得られるように前記現像剤の種別を意
    味する現像剤情報を記憶している記憶手段と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジとは、前記電
    子写真感光体に帯電を行うための帯電手段、前記電子写
    真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリーニン
    グ手段の少なくとも一つと前記電子写真感光体と前記現
    像手段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
    ジを前記電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能とす
    ることを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
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