JP2000355592A - 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 - Google Patents
3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法Info
- Publication number
- JP2000355592A JP2000355592A JP11166429A JP16642999A JP2000355592A JP 2000355592 A JP2000355592 A JP 2000355592A JP 11166429 A JP11166429 A JP 11166429A JP 16642999 A JP16642999 A JP 16642999A JP 2000355592 A JP2000355592 A JP 2000355592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- following formula
- benzyl
- give
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
利用されている3−メルカプト−1−(1,3−チアゾ
リン−2−イル)アゼチジンの工業的に適用し得る簡便
な製造法の提供。 【解決手段】 次式(II): 【化1】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを出発化合物と
し、これに塩基の存在下にスルホン酸ハライド誘導体と
反応させ、得られた化合物のベンジル基の除去、チオ硫
酸ナトリウムとの反応、2−アルキルチオ−1,3−チ
アゾリン誘導体との反応を経て、さらに得られた化合物
を酸処理するか、あるいはチオール化合物と処理するこ
とからなる、次式(I): 【化2】 で示される3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン
−2−イル)アゼチジンの製造法。
Description
中間化合物として重要な、3−メルカプト−1−(1,
3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの新規な製造法
に関する。
るアゼチジン化合物が、注目をあびてきており、各種医
薬品化合物の側鎖の修飾基として種々用いられてきてい
る。例えば、本発明が提供する製造法により得られる3
−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)
アゼチジンは、強力な抗菌活性を有するカルバペネム系
抗生物質の2位の側鎖置換基として利用されているもの
である(例えば、特許第2666118号)。
に、このカルバペネム系抗生物質の2位の側鎖として利
用されている3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリ
ン−2−イル)アゼチジンについて、種々の製造方法が
提案されているが、本発明は、従来方法に比較し、工業
的に適用し得るより簡便な3−メルカプト−1−(1,
3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法を提供
することを課題とする。
めに、本発明は、具体的態様として以下の製造法を提供
する。すなわち、次式(II):
示されるN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、
塩基の存在下にスルホン酸ハライド誘導体と反応させ
て、次式(III):
Bzlはベンジル基を表す。)で表される化合物とした
後、得られた式(III)のベンジル基を除去して、次
式(IV):
で表される化合物とし、得られた式(IV)にチオ硫酸
ナトリウムを反応させて、次式(V):
(V)の化合物を、次式(VI):
で示される2−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導
体と反応させ、次式(VII):
た式(VII)の化合物を酸処理するか、あるいはチオ
ール化合物と処理することからなる、次式(I):
−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法を提供す
る。
N−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、四塩化炭
素溶液中トリフェニルフォスフィンと処理して、次式
(VIII):
示されるN−ベンジル−3−クロロアゼチジンとし、選
られた式(VIII)の化合物のベンジル基を除去し
て、次式(IX):
後、得られた式(IX)の化合物にチオ硫酸ナトリウム
を反応させて、式(V)へ誘導し、更に得られた式
(V)の化合物を、前記と同様に、式(I)で示される
3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジンへ変換させる製造法をも提供する。更に
本発明は、上記した各方法による3−メルカプト−1−
(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの塩の製
造法をも提供する。
得られる式(V)で示される化合物ならびに式(VI
I)で示される化合物は、これまで知られていない新規
化合物である。したがって本発明は、また別の態様とし
て、かかる式(V)および(VII)で表わされるアゼ
チジン誘導体自体も提供するものである。
−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの
製造法は、本発明者らが提供した簡便な合成法により得
られる式(II)のN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼ
チジンを出発原料として、その反応条件には苛酷な高
圧、あるいは高温度での加熱、さらには高価な試薬、溶
媒等を使用することなく、極めて簡便な操作により、高
収率で目的とする3−メルカプト−1−(1,3−チア
ゾリン−2−イル)アゼチジンが製造できるという工業
的製造法として、特に優れたものである。
1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製
造法について、さらに詳細に説明する。
1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製
造法は、基本的には下記化学式で示される方法により実
施される。
Rbは低級アルキル基を表わし、Bzlはベンジル基を
表す。また、括弧内の各数字は、工程ナンバーを示
す。)
に示した式(V)の化合物は、下記反応式に示す方法に
より製造することもでき、かくして製造された式(V)
の化合物は、次いで上記した化学反応式にしたがって、
式(I)で示される3−メルカプト−1−(1,3−チ
アゾリン−2−イル)アゼチジンへ誘導することもでき
る。
N−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンに、スルホン
酸ハライド誘導体を反応させて、式(III)で表わさ
れる化合物へ誘導する第1工程と、当該第1工程で得ら
れた式(III)の化合物のベンジル基を除去して式
(IV)で表される化合物へ誘導する第2工程と、第2
工程で得られた式(IV)の化合物にチオ硫酸ナトリウ
ムを反応させて式(V)で表される化合物に導く第3工
程と、第3工程で得られた式(V)の化合物に式(V
I)で表される化合物を反応させて式(VII)で表さ
れる化合物を得る第4工程と、次いで第4工程で得られ
た式(VII)化合物を酸処理するか、あるいはチオー
ル化合物と処理することにより、目的とする式(I)の
3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジンへ誘導する第5工程からなるものであ
る。以下に各工程を詳細に説明することにより、本発明
を明らかにする。
れるN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンに、スル
ホン酸ハライド誘導体を反応させて、式(III)で表
わされる化合物へ誘導する第1の製造工程は、具体的に
は以下のようにして実施される。すなわち、式(II)
のN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、適当な
有機溶媒に溶解させ、塩基の存在下にスルホン酸ハライ
ド誘導体を添加することにより実施される。
対して不活性なものであれば特に限定はされず、例え
ば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系の溶媒が
好ましく使用される。また、反応溶液中に存在させる塩
基は、式(II)のN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼ
チジンとスルホン酸ハライド誘導体との反応で副成する
酸を捕捉するものであればよい。具体的には、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム等の無機塩基、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、ピリジン等の有機塩基があげられ、かかる塩基
の使用量は、反応させる式(II)のN−ベンジル−3
−ヒドロキシアゼチジンに対して、やや過剰当量を用い
るのがよい。なかでも、溶媒としてトルエンを使用し、
トリエチルアミンを塩基として用いると、好結果を与え
た。
シアゼチジンに反応させるスルホン酸ハライド誘導体と
しては、低級アルキルスルホニルハライドあるいはアリ
ールスルホン酸ハライド等があげられる。この場合、低
級アルキルスルホニルハライドとしては、メタンスルホ
ニルクロライド、エタンスルホニルクロライド等を例示
することができ、また、アリールスルホン酸ハライドと
しては、トルエンスルホン酸クロライド、p−トルエン
スルホン酸クロライド等を例示することができる。なか
でも、メタンスルホニルクロライドを用いるのがよく、
その使用量は式(II)の化合物に対してやや過剰当量
を反応させるのがよい。
温度、好ましくは5℃程度の温度条件下で、式(II)
の化合物と塩基を存在させた反応溶媒中に、攪拌下、ス
ルホン酸ハライド誘導体を滴下等の手段により添加し、
この添加終了後、反応が完結するまでさらに攪拌を行う
ことにより実施される。
I)で表わされる化合物は、反応終了後、濾過、液性変
換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有機化学上汎用され
る通常の処理手段を採用することにより、例えば、遊離
塩基として、あるいは塩酸塩として単離することができ
る。なお、スルホン酸ハライド誘導体としてメタンスル
ホニルクロライドを使用した場合には、式(III)の
化合物を塩酸塩として結晶で単離することができる。ま
た、生成した式(III)の化合物を反応系から単離す
ることなく、適当な処理を施した反応溶媒を用い、その
まま次の第2工程に付すこともできる。
の化合物のベンジル基を除去して式(IV)で示される
化合物へ誘導する第2工程は、通常の有機化学上用いら
れている脱ベンジル化反応により実施される。具体的に
は、ラネーニッケル、酸化パラジウム、パラジウム-炭
素等の触媒を用いる、水素添加反応等により、好ましく
実施することができる。
式(IV)の化合物に、チオ硫酸ナトリウムを反応させ
て式(V)で示される化合物へ変換する第3工程は、具
体的には、式(IV)の化合物を、適当な溶媒に溶解さ
せ、そこに当モル量のチオ硫酸ナトリウムを添加し、反
応が完結するまで適宜攪拌等の手段を行うことにより実
施される。
の化合物ならびにチオ硫酸ナトリウムを溶解する溶媒で
あればどのようなものでもよく、例えば、メタノール、
エタノール等のアルコール系溶媒とともに水を共存させ
た混合溶媒が好ましく使用し得る。また反応は、室温な
いし加熱下に実施することができ、例えば室温下にチオ
硫酸ナトリウムを添加し攪拌した後、50℃程度の加熱
条件下で攪拌を行う等、適宜反応条件を選択することが
できる。反応終了後、目的とする式(V)の化合物は結
晶として反応溶液中から単離することができる。
示されるN−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンから
式(VIII)で示されるN−ベンジル−3−クロロア
ゼチジンへの変換した後、式(VIII)のベンジル基
を除去して式(IX)の化合物へ誘導し、さらにチオ硫
酸ナトリウムと反応させることによっても製造すること
ができる。
ジル−3−ヒドロキシアゼチジンから式(VIII)で
示されるN−ベンジル−3−クロロアゼチジンへの変換
は、例えば、四塩化炭素溶媒中で、トリフェニルホスフ
ィンと処理することにより実施することができる。かか
る反応は、好ましくは加熱条件下に行われ、反応終了
後、濾過、液性変換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有
機化学上汎用される通常の処理手段を採用することによ
り、目的とする式(VIII)で示されるN−ベンジル
−3−クロロアゼチジンを塩酸塩の結晶として単離する
ことができる。
ンジル−3−クロロアゼチジンよりベンジル基を除去
し、式(IX)で示される3−クロロアゼチジンへ誘導
するのであるが、かかるベンジル基の除去は、式(I
I)の化合物におけるベンジル基の除去と同様の処理、
具体的には、ラネーニッケル、酸化パラジウム、パラジ
ウム-炭素等の触媒を用いる、水素添加反応等により、
好ましく実施することができる。
X)の3−クロロアゼチジンから式(V)への化合物の
変換は、式(IV)の化合物から式(V)への化合物へ
の変換と同様に、式(IX)の化合物を、適当な溶媒に
溶解させ、そこに当モル量のチオ硫酸ナトリウムを添加
し、反応が完結するまで適宜攪拌等の手段を行うことに
より実施される。
(V)の化合物に、式(VI)で示される2−アルキル
チオ−1,3−チアゾリン誘導体を反応させ、アゼチジ
ン環の窒素原子上に1,3−チアゾリル基を導入した式
(VII)で示される化合物へ誘導する第4工程は、以
下のようにして実施される。すなわち、適当な溶媒中で
式(V)の化合物にほぼ当モル量の式(VI)の2−ア
ルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体を加え、例え
ば、反応溶液を加熱還流することにより行うことができ
る。
て不活性なものであれば特に限定はされず、例えば、メ
タノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系
溶媒に、水を共存させた混合溶媒が好ましく使用され
る。反応温度もまた限定されるものではなく、用いる溶
媒の沸点近くで加熱還流することが好ましい。反応は、
加熱還流条件下にほぼ20時間程度実施することで完結
し、式(VII)で表わされる化合物は、反応終了後、
濾過、液性変換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有機化
学上汎用される通常の処理手段を採用することにより、
結晶として単離することができる。
される化合物と反応させる式(VI)で示される2−低
級アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体としては、
例えば、2−メチルチオ−1,3−チアゾリン;2−エ
チルチオ−1,3−チアゾリン;2−プロピオチオ−
1,3−チアゾリン等を例示することができ、なかでも
2−メチルチオ−1,3−チアゾリンが好ましく使用さ
れる。
る化合物は、次いで第5工程に付され、本発明が目的と
する式(I)で示される3−メルカプト−1−(1,3
−チアゾリン−2−イル)アゼチジンへ誘導される。か
かる第5工程は、具体的には以下のようにして実施され
る。
I)の化合物を酸処理するか、あるいはチオール化合物
と反応させることにより実施される。この場合の式(V
II)の化合物に対する酸処理は、具体的には、水もし
くはアルコール系の溶媒中、塩酸、硫酸などの鉱酸;あ
るいはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸などの有機
酸による酸処理を行うことにより実施される。
理にあっては、反応副生成物として次式(X):
場合がある。したがって、酸処理反応が終了した段階
で、トリフェニルフォスフィンによる還元反応を行い、
副生成物であるジスルフィド化合物(X)を還元するこ
とにより、目的とする式(I)で示される3−メルカプ
ト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジン
へ誘導するのがよい。
合物との処理は、具体的には、適当な溶媒中、塩基性条
件下で、式(VII)の化合物とチオール化合物を反応
させることにより行われる。その溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶媒
が好ましく、また塩基としては、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリ
ウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシドが好まし
い。
ルチオール、エチルチオール、プロピルチオール、ブチ
ルチオール等の各種の低級アルキルチオール、チオフェ
ノール等のアリールチオール、さらにはベンジルチオー
ル等のアラアルキルチオール等を挙げることができる。
ましくは室温下に行われ、反応終了後、濾過、液性変
換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有機化学上汎用され
る通常の処理手段を採用することにより、本発明の目的
とする式(I)で示される3−メルカプト−1−(1,
3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンを塩酸塩の結晶
として単離することができる。
トリウムあるいは水酸化カリウム等のアルカリ水酸化
物;ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、カリ
ウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシドよ
り、式(X)で示されるジスルフィド化合物を形成させ
た後、当該ジスルフィド化合物をトリフェニルホスフィ
ン等により還元し、目的とする式(I)で示される3−
メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)ア
ゼチジン製造することができ、このジスルフィド化合物
(X)から式(I)への化合物の変換は、本出願人によ
りすでに特許出願済みである。
(I)の3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−
2−イル)アゼチジンは、例えばカルバペネム系抗生物
質の一つである(1R,5S,6S)−2−[1−
(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジン−3−イ
ル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1
−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸の2位
の側鎖として使用される。
説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載に包含される限り、種々
の変更例が可能であり、かかる変更例も本発明の権利範
囲に含まれるものである。
l)および炭酸水素ナトリウム542gをアセトニトリ
ル6.4L中に加え、加熱還流下に7時間攪拌した。1
日放冷後、析出した塩を吸引濾別し、濾液を約0.6k
gまでに減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル80
0mlを加えて1時間攪拌した。さらにヘプタン3.2
Lを添加して1時間攪拌後、析出した結晶を吸引濾取し
た。得られた結晶を、酢酸エチル50mlおよびヘプタ
ン450mlの混合溶液にて洗浄し、20時間真空乾燥
し、N−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジン[化合物
(2)]を無色結晶として519.8g(純度:93.
9%;収率:92.9%)得た。
δ:7.23−7.38(5H,m),4.39−4.
45(1H,m),3.59−3.68(4H,m),
2.93−2.97(2H,m).
[化合物(2)]163.2g(1mol)のトルエン
1.6L溶液に、5℃に冷却下、トリエチルアミン10
6g(1.05当量)を添加した後、メタンスルホニル
クロライド120.2g(1.05当量)のトルエン4
00ml溶液を80分かけて滴下した。滴下終了後、同
温度にてそのままさらに30分間攪拌し、析出した塩を
濾別した。得られた濾液を0℃に冷却して、ここに4m
ol/L塩化水素−ジオキサン混合溶液を250ml添
加し、1時間攪拌をした。析出した結晶を濾取し、トル
エンにて洗浄後、真空乾燥を行い、目的とするN−ベン
ジル−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンの塩酸塩
[化合物(3)]306.5g(収率:定量的)を得
た。
δ:7.48(m,5H),5.36−5.39(m,
1H),4.82(s,2H),4.33−4.65
(m,4H),3.21(s,3H).
タンスルホニルオキシアゼチジンの塩酸塩[化合物
(3)]55.56g(200mmol)のメタノール
320mlおよび水80ml混合液に、10%パラジウ
ム−炭素(50%含水)11.11gを加え、室温下水
素ガス400Kpa加圧にて20時間攪拌し、水素添加
を行った。反応終了後、触媒を濾別し、濾液を40℃以
下にて減圧留去し、得られた残留物にメタノール15m
lおよびテトラヒドロフラン45mlを加え、室温にて
30分間攪拌後、懸濁溶液を濾過した。得られた結晶を
真空乾燥し、目的とする3−メタンスルホニルオキシア
ゼチジンの塩酸塩[化合物(4)]を、無色結晶として
35.79g(収率:95.4%)得た。
δ:5.41−5.47(1H,m),4.49−4.
54(2H,m),4.28−4.32(2H,m),
3.11(3H,s).
シアゼチジンの塩酸塩[化合物(4)]7.50g(4
0mmol)をメタノール64mlおよび水16mlの
混合溶液中溶解させ、チオ硫酸ナトリウム・5H2O1
0.0g(40mmol)を添加した後、室温下で1時
間攪拌し、次いで50℃にて20時間攪拌した。反応終
了後、反応溶液を10〜15℃まで冷却し、生成した結
晶を濾取した。得られた結晶を真空乾燥し、化合物
(5)を無色結晶として3.90g(収率:52.4
%)得た。
4.44−4.54(3H,m),4.19−4.27
(2H,m).
2g(10mmol)のメタノール16mlおよび水4
mlの混合溶液に、室温下にて2−メチルチオ−1,3
−チアゾリン[化合物(6)]1.598g(10mm
ol)を加え、17時間加熱還流した。反応終了後、反
応溶液を10〜15℃まで冷却し、生成した結晶を濾取
した。得られた結晶を真空乾燥し、化合物(7)を1.
71g(収率:67.2%)得た。
4.41−4.47(1H,m),4.34−4.38
(2H,m),3.92(2H,t,J=7.54H
z),3.56(2H,t,J=7.54Hz).
9.8mol/L塩化水素−メタノール溶液2.8ml
(27.5mmol)の混合溶液に、上記実施例5で得
た化合物(7)635.8mg(2.5mmol)を室
温にて添加し、同温にて25時間攪拌した。反応終了後
反応液を減圧濃縮し、得られた残渣にイソプロピルアル
コール2.5mlを加え、続いて2.0mol/L水酸
化ナトリウム−メタノール溶液1.3ml(2.6mm
ol)を加え、10分間攪拌した後、4.0mol/L
塩化水素−ジオキサン溶液0.65ml(2.6mmo
l)を加え、20分攪拌した。析出した塩を濾別後、濾
液を濃縮し、残渣にアセトニトリル5mlおよびトリフ
ェニルホスフィン1.25mmolを添加し、30分攪
拌した。反応液にテトラヒドロフラン40mlを50分
かけて滴下し、滴下終了後30分攪拌した。析出した結
晶を吸引濾取し、テトラヒドロフラン5mlで洗浄後、
真空乾燥し、無色結晶として目的物である3−メルカプ
ト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジン
の塩酸塩[化合物(8)]を388mg(純度:90
%;収率:66.4%)得た。本品の機器分析データ
は、標品のデータと完全に一致した。
ムメトキサイド1.53g(8mmol)およびベンジ
ルチオール0.94ml(8mmol)を室温にて添加
し、次いで実施例5で得た化合物(7)635.8mg
(2.5mmol)を10分間隔で5分割添加した。添
加終了後、室温にて1時間攪拌後、2mol/L塩酸−
水溶液6.5ml(13mmol)にてクエンチし、沈
降した油状成分を除去した。続いてメタノールを減圧留
去し、クロロホルム2mlを加えて分液洗浄を2回行っ
た。水層を減圧濃縮後、残渣にメタノール5mlを加
え、不溶の塩を濾去し、濾液を濃縮した。得られた結晶
にアセトニトリル0.5mlを加えて攪拌し、さらにテ
トラヒドロフラン3.5mlを加え攪拌した。生成した
結晶を吸引濾取し、真空乾燥し、無色結晶として目的物
である3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2
−イル)アゼチジンの塩酸塩[化合物(8)]を464
mg(純度:90%;収率:79.7%)得た。本品の
機器分析データは、標品のデータと完全に一致した。
[化合物(2)]6.24g(38.2mmol)を四
塩化炭素96mlに溶解し、トリフェニルフォスフィン
11.0g(42.0mmol)を加え、7時間還流攪
拌をした。不溶物を濾別し、濾液を濃縮後、石油エーテ
ルを加えて析出した不溶物を再濾別し、得られた濾液を
水洗した。硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮し、
得られた残渣を150gのシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/4)
にて精製し、N−ベンジル−3−クロロアゼチジン[化
合物(9)]を遊離塩基として4.08g(収率:59
%)得た。
δ:7.4−7.6(5H,m),4.7−4.8(3
H,m),4.4(2H,s),3.8(2H,m).
ランに溶解させ、4.0mol/L塩化水素−ジオキン
サン混液と処理を行うことにより、化合物(9)の塩酸
塩へ誘導された。
−クロロアゼチジン[化合物(9)]の塩酸塩15.4
5g(25mmol)をエタノール25mlに溶解さ
せ、水25mlおよび10%パラジウムカーボン(50
%wet)5gを加え、水素圧400Kpaにて振盪し
た。1日振盪した後触媒を濾別し、濾液を濃縮して黄色
結晶として3−クロロアゼチジンの塩酸塩[化合物(1
0)]を3.1g(収率:97%)得た。
δ:5.0−5.1(1H,m),5.0(2H,
s),4.8(2H,dd,J=7.6,12.9H
z),4.9(2H,dd,J=5.3,12.9H
z).
酸塩[化合物(10)]256mg(2mmol)のメ
タノール−水(4:1)混液4ml溶液に、室温下で4
69.4mg(2mmol)のチオ硫酸ナトリウム・5
H2Oを加え、同温にて1時間攪拌後、さらに50〜6
0℃にて21時間攪拌を行った。反応終了後、反応液を
室温まで冷却し、濾過を行い、濾液より得られた結晶を
室温にて真空乾燥し、化合物(5)を無色結晶として得
た(収率:66.9%)。本品の機器分析データは、実
施例4で得たもののデータと完全に一致した。
製造法によれば、本発明者らが先に提供している、極め
て安価な化合物(II)から、特別高価な試薬あるいは
溶媒を使用することなく、高収率で目的とする式(I)
の3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジンを製造することができる。そのうえ、各
ステップにおける目的物の単離は、反応溶液中から結晶
として単離することができるものであり、その操作も簡
便なものであることより、工業的製造方法として特に優
れたものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 次式(II): 【化1】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、塩基の存在下
にスルホン酸ハライド誘導体と反応させて、次式(II
I): 【化2】 (式中、Raはスルホン酸残基を表わし、Bzlはベン
ジル基を表す。)で表される化合物とした後、得られた
式(III)の化合物のベンジル基を除去して、次式
(IV): 【化3】 (式中、Raはスルホン酸残基を表す。)で表される化
合物とし、得られた式(IV)の化合物にチオ硫酸ナト
リウムを反応させて、次式(V): 【化4】 で表される化合物とした後、得られた式(V)の化合物
を、次式(VI): 【化5】 (式中、Rbは低級アルキル基を表す。)で示される2
−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体と反応させ
て、次式(VII): 【化6】 で示される化合物へ誘導し、さらに得られた式(VI
I)の化合物を酸処理するか、あるいはチオール化合物
と処理することからなる、次式(I): 【化7】 で示される3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン
−2−イル)アゼチジンの製造法。 - 【請求項2】 次式(II): 【化8】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、塩基の存在下
にスルホン酸ハライド誘導体と反応させて、次式(II
I): 【化9】 (式中、Raはスルホン酸残基を表わし、Bzlはベン
ジル基を表す。)で表される化合物とした後、得られた
式(III)の化合物のベンジル基を除去して、次式
(IV): 【化10】 (式中、Raはスルホン酸残基を表す。)で表される化
合物とし、次いで得られた式(IV)の化合物にチオ硫
酸ナトリウムを反応させることからなる、次式(V): 【化11】 で示される化合物の製造法。 - 【請求項3】 次式(II): 【化12】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、塩基の存在下
にスルホン酸ハライド誘導体と反応させて、次式(II
I): 【化13】 (式中、Raはスルホン酸残基を表わし、Bzlはベン
ジル基を表す。)で表される化合物とした後、得られた
式(III)の化合物のベンジル基を除去して、次式
(IV): 【化14】 (式中、Raはスルホン酸残基を表す。)で表される化
合物とし、得られた式(IV)の化合物にチオ硫酸ナト
リウムを反応させて、次式(V): 【化15】 で示される化合物とし、更に得られた式(V)の化合物
を、次式(VI): 【化16】 (式中、Rbは低級アルキル基を表す。)で示される2
−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体と反応させ
ることからなる、次式(VII): 【化17】 で示される化合物の製造法。 - 【請求項4】 次式(V): 【化18】 で示される化合物に、次式(VI): 【化19】(式中、Rbは低級アルキル基を表す。) で示される2−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導
体を反応させることからなる、次式(VII): 【化20】 で示される化合物の製造法。 - 【請求項5】 次式(V): 【化21】 で示される化合物に、次式(VI): 【化22】 (式中、Rbは低級アルキル基を表す。)で示される2
−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体と反応させ
て、次式(VII): 【化23】 で示される化合物へ誘導した後、さらに得られた式(V
II)の化合物を酸処理するか、あるいはチオール化合
物と処理することからなる、次式(I): 【化24】 で示される3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン
−2−イル)アゼチジンの製造法。 - 【請求項6】 次式(II): 【化25】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、四塩化炭素溶
液中トリフェニルフォスフィンと処理して、次式(VI
II): 【化26】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−クロロアゼチジンとした後、選られた式
(VIII)の化合物のベンジル基を除去して、次式
(IX): 【化27】 で示される3−クロロアゼチジンとし、得られた式(I
X)の化合物にチオ硫酸ナトリウムを反応させて、次式
(V): 【化28】 で示される化合物とした後、得られた式(V)の化合物
を、次式(VI): 【化29】 (式中、Rbは低級アルキル基を表す。)で示される2
−アルキルチオ−1,3−チアゾリン誘導体と反応さ
せ、次式(VII): 【化30】 で示される化合物へ誘導した後、さらに得られた式(V
II)の化合物を酸処理するか、あるいはチオール化合
物と処理することからなる、次式(I): 【化31】 で示される3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン
−2−イル)アゼチジンの製造法。 - 【請求項7】 次式(II): 【化32】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンを、四塩化炭素溶
液中トリフェニルフォスフィンと処理し、次式(VII
I): 【化33】 (式中、Bzlはベンジル基を表す。)で示されるN−
ベンジル−3−クロロアゼチジンとした後、得られた式
(VIII)の化合物のベンジル基を除去して、次式
(IX): 【化34】 で示される3−クロロアゼチジンとし、次いで得られた
式(IX)の化合物にチオ硫酸ナトリウムを反応させる
ことからなる、次式(V): 【化35】 で示される化合物の製造法。 - 【請求項8】 次式(V): 【化36】 で示される化合物。
- 【請求項9】 次式(VII): 【化37】 で示される化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16642999A JP4358931B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16642999A JP4358931B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355592A true JP2000355592A (ja) | 2000-12-26 |
JP4358931B2 JP4358931B2 (ja) | 2009-11-04 |
Family
ID=15831262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16642999A Expired - Lifetime JP4358931B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4358931B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100441406B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-07-23 | 한국과학기술연구원 | 티아졸리딘 고리 치환체를 갖는 1-β-메틸 카바페넴유도체 및 그 제조 방법 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP16642999A patent/JP4358931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100441406B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-07-23 | 한국과학기술연구원 | 티아졸리딘 고리 치환체를 갖는 1-β-메틸 카바페넴유도체 및 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4358931B2 (ja) | 2009-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107857743B (zh) | 一种制备盐酸罗沙替丁醋酸酯及中间体的方法 | |
JP2009530273A (ja) | スルホニルクロライド誘導体の製造方法 | |
CA2470560C (en) | A process for producing phenserine and its analog | |
RU2402532C2 (ru) | Способ получения монтелукаста и соединения для его осуществления | |
US10227305B2 (en) | Process for preparing indacaterol and salts thereof | |
JPH0314566A (ja) | ベンズイミダゾール誘導体 | |
RU2456269C2 (ru) | Получение r-5-(2-(2-(2-этоксифенокси)этиламино)пропил)-2-метоксибензолсульфонамидгидрохлорида высокой химической чистоты | |
JP4358931B2 (ja) | 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 | |
US20080194825A1 (en) | Process for obtaining montelukast | |
KR20230041010A (ko) | 광학 활성인 화합물의 제조 방법 | |
EP1490346B1 (en) | Stereoselective alkylation of chiral 2-methyl-4-protected piperazines | |
JP4481829B2 (ja) | 経口投与用カルバペネム化合物の新規合成中間体及びその製造方法 | |
JP2001521498A (ja) | O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法 | |
JPH10212277A (ja) | スルホニルクロライド誘導体の製造方法 | |
JP4447742B2 (ja) | 3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンの製造法 | |
JP3529425B2 (ja) | (s)−3−低級アルキル−2−ピペラジノンの製造方法 | |
JP3724854B2 (ja) | 1−アザビシクロ[1.1.0]ブタンの製造法 | |
JP3684339B2 (ja) | カルバペネム化合物の製造方法 | |
JP4447741B2 (ja) | 1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の製造法 | |
JP4425366B2 (ja) | N−ベンジル−3−ヒドロキシアゼチジンの製造法 | |
JPWO2006083010A1 (ja) | 4−アセチルピリミジン化合物の製造方法およびその結晶 | |
JP2000007664A (ja) | 光学活性ピペラジン化合物、その中間体及びそれらの製造方法 | |
WO2001002371A1 (fr) | Composes de piperazine optiquement actifs, leurs intermediaires de preparation et procedes d'obtention des deux | |
FR2758326A1 (fr) | Derives de pyridone, leur prepaparation et leur utilisation comme intermediaires de synthese | |
JP2006232757A (ja) | フェノキシエチルハライド及びその誘導体の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090729 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4358931 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |