JP2000355091A - 容器成形性改良ポリエステル系シート及びそれを用いた耐熱性のポリエステル系成形品 - Google Patents
容器成形性改良ポリエステル系シート及びそれを用いた耐熱性のポリエステル系成形品Info
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Abstract
及び該シートを用いて熱成形されて、ヒートセットされ
た耐熱性を有する成形品、容器成形品を提供する。 【解決手段】固有粘度0.75dl/g以上のポリエチ
レンテレフタレート系樹脂89重量%以上〜98.5重
量%未満、ポリオレフィン樹脂1重量%以上〜8重量%
以下、ポリエステル系エラストマー樹脂0.5重量%以
上〜3重量%未満及び変性ポリオレフィン樹脂1重量%
未満から成るポリエステル系シートであり、シートの熱
収縮率が2%以上〜8%以下であるポリエステル系シー
トを用い、結晶化度が10%以上〜40%以下であるよ
うに熱成形され、ヒートセットされた耐熱性のポリエス
テル系成形品。
Description
たポリエステル系シート及び該シートを用いて熱成形さ
れて、ヒートセットされた耐熱性に優れた成形品、容器
成形品に関する。
普及により高温での使用に耐え得る食品用樹脂製トレー
が広く用いられている。その代表的な耐熱性食品用トレ
ーとしては、結晶化PET(以下C−PETと記す)が
あげられ、環境に優しい素材でありグラタン、ドリヤ、
菓子類の耐熱性トレーとして用途も拡大している。
容器成形時の予熱段階でのシートの垂れ性、加熱金型か
らの容器取り出し段階で離型性、取り出した容器の容器
形状型決まり性の問題がある。これらの問題により、容
器生産性の低下と容器不良発生率の増加をきたし、その
改良が切望されている現状にある。
法としては、容器成形機の改善や使用するシートの幅を
広く取らないといった方策が採られているが、これらの
方法は、設備費の増大や容器原料コストのアップを招
く。一方、シート材料からの容器改善は、主原料である
ポリエチレンテレフレート(以下PETと記す)の固有
粘度(以下IVと記す)を上げる以外には、現在まで具
体的に行われていない。
成形性の改良されたポリエステル系シート及び該シート
を用いて熱成形されて、ヒートセットされた耐熱性を有
する成形品、容器成形品を提供することにある。
ある。 (1)固有粘度0.75dl/g以上のポリエチレンテ
レフタレート系樹脂89重量%以上〜98.5重量%未
満、ポリオレフィン樹脂1重量%以上〜8重量%以下、
ポリエステル系エラストマー樹脂0.5重量%以上〜3
重量%未満及び変性ポリオレフィン樹脂1重量%未満か
ら成るポリエステル系シート。 (2) 固有粘度0.75dl/g以上のポリエチレン
テレフタレート系樹脂89重量%以上〜98.5重量%
未満、ポリオレフィン系樹脂1重量%以上〜8重量%以
下、ポリエステル系エラストマー樹脂0.5重量%以上
〜3重量%未満及び変性ポリオレフィン樹脂1重量%未
満から成る層と固有粘度0.70dL/g以上を有する
ポリエステル系樹脂99重量%以上およびポリオレフィ
ン系樹脂1重量%以下からなる層とを少なくとも有する
多層ポリエステル系シート。 (3)上記(1)又は(2)に記載のポリエステル系シ
ートであって、シートの熱収縮率が2%以上〜8%以下
であるポリエステル系シート。 (4)上記(1)、(2)、(3)のいずれかのポリエ
ステル系シートを用い、結晶化度が10%以上〜40%
以下であるように熱成形、ヒートセットされた耐熱性の
ポリエステル系成形品。 (5)上記(2)に記載のポリエステル系シートを用
い、表層の結晶化度が10%以上〜40%以下であるよ
うに熱成形、ヒートセットされた耐熱性のポリエステル
系成形品。
脂は、シート及び熱成形されて、ヒートセットされた成
形品の機械的強度の点及びのシートの熱収縮率の点から
その固有粘度(以下IVと記す)が0.75dl/g以
上好ましくは0.90dl/g以上であり、IVの上限
は通常1.30dl/g以下、好ましくは1.10dl
/g以下である。
ホモPETは勿論のことであり、ホモPET以外にテレ
フタール酸の一部を例えば、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、イソフタール酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、
ヘキサヒドロイソフタール酸、ヒドロキシ安息香酸、ジ
フェニルジカルボン酸、ジフェンニルエーテルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、3,5ージカルボキシベンゼンス
ルホン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、セバシン
酸等及びそれらのエステル形成誘導体の一種または二種
以上と置き換えた共重合PET樹脂であってもよい。
ば、少量のシクロヘキサンジメタノール、1,2−プロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
−ビスヒドロキシベンゼンやポリアルキレングリコー
ル、例えば、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール等の一種ま
たは二種以上と置き換えた共重合PET再生品であって
もよい。また、三官能以上の化合物、例えばグリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメリット酸、5−ヒド
ロキシイソフタル酸をポリマーが実質的に線状である程
度に使用してもよく、また、単官能化合物、例えば、P
−フェニルフェノール、ベンジルオキシ安息香酸、ナフ
タレンモノカルボン酸、ポリエチレングリコールモノメ
チレンエーテル等と置き換えた共重合PET樹脂であっ
てもよい。
上〜98.5重量%未満あり、98.5重量%より多い
と低ガラス転移温度であるポリエステル系エラストマー
の容器成形性に対する効果が生かされず、89重量%よ
り少ないと結晶化時にPET系樹脂の有する機械的強度
が生かされ難くなる。
成形時の結晶核剤としての作用の点から、その使用割合
は、1重量%以上〜8重量%以下、好ましくは、2重量
%以上〜6重量%以下であり、8重量%より多いとポリ
オレフィン樹脂特有の異臭が発生し、特に、食品用途に
供しえなくなり、1重量%より少ないとポリオレフィン
樹脂による結晶核剤としての作用が生かされない。
なりうるポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂等があげられるが、ポリエチレン樹脂(以
下PEと記す)が好ましい。中でも耐衝撃性及び主成分
であるPETへの分散状態を考慮すると高密度PEが最
も好ましい。
ー樹脂は、シート成形品を熱成形、ヒートセットする際
の予熱時のシートの垂れ下がり、金型からの離型性、容
器成形サイクルの点から、その使用割合は、0.5重量
%以上〜3重量%未満、好ましくは、1.0重量%以上
〜2.5重量%以下であり、3重量%以上でも目的とす
る容器成形性への顕著な効果の拡大はなく、あまり多す
ぎると金型からの離型性が著しく悪くなり、0.5重量
%より少ないと容器成形性改良効果が全く生かされな
い。また、ポリエステル系エラストマーを上記範囲入れ
ることにより、低温での耐衝撃性を高いレベルで確保す
ることが出来る。
ー樹脂は、ポリエステル系でガラス転移点が低く、ハー
ドセグメントがポリブチレンテレフタレートでソフトセ
グメントがポリテトラメチレングリコール(以下PTM
Gと記す)、ハードセクメントがポリブチレンテレフタ
レートでソフトセグメがラクトン、ハードセクメンがポ
リエチレンテレフタレートでソフトセグメントがPTM
Gである共重合ポリエステル系エラストマー等があげら
れるが、PETとの溶融混合時の相溶性を考慮すると、
耐衝撃性に対する効果が高いハードセグメントがポリエ
チレンテレフタレートでソフトセグメントがPTMGで
ある共重合ポリエステルエラストマーが好ましい。
は、主成分であるPETに溶融混合される結晶核剤であ
るポリオレフィン樹脂が主成分であるPETと全く相溶
性がなく完全に遊離した形で存在するため、ポリオレフ
ィン樹脂の有する優れた耐衝撃性が生かされにくい。こ
のポリオレフィン樹脂の耐衝撃性を十分に生かすため
に、ポリオレフィン樹脂との相溶性が優れ、且つ、主成
分であるPETとも相溶し易い変性ポリオレフィンを少
量混合した方が望ましく、耐衝撃性への効果的な作用の
点からその使用割合は、1重量%未満であり、1重量%
以上では相溶化剤として過剰であるとともに、溶融混合
時の熱劣化による黒色炭化物の発生の原因となり、容器
成形品では黒点汚れとなり、食品用途では外観上、極め
て不具合となる。
は、エチレン−無水マレイン酸−アクリル酸エステル共
重合物、エチレン−無水マレイン酸グラフト物、ブタジ
エン−アクリル酸アルキル−メタクリル酸アルキル共重
合物等があげられるが、PEとの相溶性が優れ、且つ主
成分であるPETとも相溶し易いエチレン−無水マレイ
ン酸−アクリル酸エステル共重合物、エチレン−無水マ
レイン酸グラフト物が好ましい。
は、必要により少量の他の重合体あるいは添加剤が含有
されてもよいが、この場合は、前記ポリエステル系シー
トの性質を本質的に変化させない範囲で行うことが好ま
しい。これらの重合体あるいは添加剤としては例えば、
ポリアミド、PE以外のポリオレフィン、その他ポリエ
ステル等、二酸化チタン、酸化アルミナ等の艶消し剤や
タルク等の無機充填剤やリン酸、亜リン酸及びエステル
等の安定剤や抗酸化剤、抗菌剤、紫外線吸収剤、蛍光増
白剤あるいは顔料、染料等があげられる。
テル組成物を第1の層として用い、さらに他の樹脂を第
2層として用い、多層ポリエステル系シートとすること
も好ましい。この場合は、第2の層が成形金型に触れる
よう成型時に配置するか、第1の層の両面を第2の層で
覆い、第2の層が表層になるよう3層以上の構成にす
る。多層ポリエステル系シートの第2の層に使用するポ
リオレフィン系樹脂は、その量が1重量%以下であるこ
とが好ましく、0.5重量%以下であることがより好ま
しい。さらには、ポリオレフィン系樹脂が全く含まれて
いなくてもかまわない。多層ポリエステル系シートの第
2の層中に1重量%より多くのポリオレフィン系樹脂が
存在している場合、例えば真空成形、圧空成形時にポリ
オレフィン系樹脂が金型に転写され金型汚れの原因とな
ることがある。
のポリオレフィン樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂を用
いることができる。
の第2の層には、成型品の表層の結晶化度を10〜40
%にするために、ポリオレフィン系樹脂以外の公知の任
意の結晶核剤、例えばタルク、カオリン、シリカ等の無
機核剤、およびPBTオリゴマー、安息香酸ナトリウ
ム、ステアリン酸ナトリウム等の有機核剤などを添加す
ることが好ましい。結晶核剤の添加量は0.01〜5重
量%であり、核剤の種類に応じて適宜設定される。
用いて成形された耐熱性のポリエステル系成形品の結晶
化度はシート全体で10%以上〜40%以下、好ましく
は、20%以上〜35%以下であり、10%より小さい
と成形品の十分な耐熱性が得られず、40%より大きい
と過結晶状態となり耐衝撃性が低下してしまう。また、
上記範囲を外れると、加熱金型からの容器取り出し段階
で離型性、取り出した容器の容器形状型決まり性が悪く
なる傾向がある。
体公知の手段にて製造することができる。例えば、押し
出し機とダイを備えた一般的なシート成形機を用いて製
造することができる。
熱収縮率は好ましくは2〜8%、さらに好ましくは3〜
6%である。熱収縮率が2%より小さい場合には、容器
成型時のシート予熱工程において、シートの垂れ下がり
が発生するため、操業性が著しく悪化し、8%より大き
い場合、容器成型時に型決まりが悪くなり、満足な容器
の形状が得られない場合がある。
とチルロールの圧力、および押し出し機からの樹脂の吐
出量とシートの巻き取りスピードを調節することによ
り、調整することが出来る。一般的な傾向として、樹脂
吐出量に対してシートの巻き取りスピードが過度に大き
い場合は得られたシートの熱収縮率は上記範囲より大き
くなり、巻き取りスピードが過度に小さい場合には熱収
縮率も上記範囲より小さくなる。また、タッチロールと
チルロールの圧力が大きい場合にも熱収縮率が大きくな
る傾向がある。上記条件は、用いる樹脂の特性、例えば
重合度、共重合成分、配合比などにも大きく依存する。
よって、シーティングに最適な条件は、用いる樹脂、お
よびシート成形を行う機台に応じて適宜適正化すること
が必要である。
知の手段を用いて製造することができる。例えば、一般
的に行われている真空成形法、プラグアシスト成形法等
を採用して製造することができる。なお、容器を成形す
る工程でシートを加熱しシートの温度が上昇すると、初
めはシートの結晶化率が増大し、シート樹脂の融点を超
えた時点で結晶は融解し始め、結晶化度は低下してい
く。通常、初めのシートの結晶化率が増加していく過程
で金型内に押し付け成形するか、後半のシートの結晶化
率が低下していく過程で金型内に押し付け成形し、ヒー
トセットする。これらの成形のタイミングの調整、金型
の温度等を適宜調整することで、結晶化度を10〜40
%に適正化する。また、シートを本発明の組成の範囲内
にすることによって、成形の際の加熱時でシートの結晶
化率が増大していく過程での結晶化率増大速度が比較的
緩やかになり、従来の組成では困難であった、結晶化率
が増加していく過程で金型内に押し付け成形する方法
が、容易に出来るようになった。
更に詳述するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。本発明における、主な物性値の測定法は次の通りで
ある。
比)を溶媒として温度30℃にて測定した。
出し片を100℃設定の循環式熱風乾燥機内で15分間
処理を行い冷却後のシート巻き方向(シート成形時のマ
シンダイレクト方向)の寸法を測定する。 熱収縮率(%)=(熱処理前の寸法−熱処理後の寸法)
/(熱処理前の寸法 )×100
間処理を行い外観変化を観察した。
化炭素/n−ヘプタン混合溶媒の密度勾配管で25℃で
測定する。つぎにこのdの値を1/d=X/d1+(1
−X)/d2の式に当てはめ、結晶化度Xを求めた。た
だし、d1は1.455(結晶化させた時の到達密度)
d2は1.335(未結晶時の密度)である。また、表
層の結晶化度を求める場合には、表層のみを薄く削り取
り、同様に測定して求めた。
ル系エラストマー、変性ポリオレフィン樹脂は次の通り
である。 (1)PET樹脂 東洋紡績社製ホモPET(IV=1.00dl/g) (2)PET樹脂 東洋紡績社製ホモPET(IV=0.73dl/g) (3)ポリオレフィン樹脂 三井石油化学工業社製高密度PE樹脂(Hi−Zex) (4)ポリエステル系エラストマー樹脂 東洋紡績社製ペルプレン樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート/PTMG共重合) (5)変性ポリオレフィン樹脂 日本ポリオレフィン社製エチレン−無水マレイン酸グラ
フト物(アドテックス)
各再生原料と各樹脂を用いて自家製シーティング機にて
0.5mm厚みの2種3層のシート成形品を得た。次
に、このシートを用いて、三和興業社製真空圧空成形機
TVP−33型にて満注容量320ccのトレー容器を
得た。なお、自家製シーティング機のタッチロール径は
20cm、チルロール径は50cmであり、樹脂吐出量
は各層への吐出量を合計し、台幅1mあたり50kg/
hrとした。また、ロール回転数はその都度決定した。
他のシート成形条件及び容器成形条件は、シート成形時
のバレル温度条件は全て290℃設定、容器成形時のシ
ート予熱条件は全てヒーター出力90%設定、容器成形
時の金型温度条件は全て180℃設定で行った。この容
器成形状況、耐熱性の評価結果を表1に示す。尚、予熱
時のシートの垂れ量は備え付けのメジャーの読み取り数
値(cm)である。
の99.6重量部に日本ポリケム(株)社製線状低密度
ポリエチレンノバテックLL(UF230)の0.1重
量部、タルク0.3重量部を混練したものを用い、3層
多層シートとした。(表層/内層/表層=15/70/
15重量比)容器成形状況、耐熱性の結果を表1に示
す。
下がりが少なく、熱成形時の金型からの離型性も良好で
あった。また、得られた容器成形品は、皺がなく、コー
ナー部の形状も良好であった。比較例1,2は、予熱時
のシートの垂れ下がりが著しい場合があり、熱成形時の
金型からの離型性が悪く、得られた容器成形品には、皺
があったり、コーナー部の形状が悪いといった実用上問
題となる不具合が生じる場合があった。”表1”より明
らかなごとく、本ポリエステル系シートは良好な容器成
形性を示し得られた容器も優れた耐熱性を示している。
容器成形性に優れ、該シートから成形された成形品は、
耐熱容器として実用に供し得る優れたポリエステル系成
形品となる。
Claims (5)
- 【請求項1】 固有粘度0.75dl/g以上のポリエ
チレンテレフタレート系樹脂89重量%以上〜98.5
重量%未満、ポリオレフィン系樹脂1重量%以上〜8重
量%以下、ポリエステル系エラストマー樹脂0.5重量
%以上〜3重量%未満及び変性ポリオレフィン樹脂1重
量%未満から成るポリエステル系シート。 - 【請求項2】 固有粘度0.75dl/g以上のポリエ
チレンテレフタレート系樹脂89重量%以上〜98.5
重量%未満、ポリオレフィン系樹脂1重量%以上〜8重
量%以下、ポリエステル系エラストマー樹脂0.5重量
%以上〜3重量%未満及び変性ポリオレフィン樹脂1重
量%未満から成る層と固有粘度0.70dL/g以上を
有するポリエステル系樹脂99重量%以上およびポリオ
レフィン系樹脂1重量%以下からなる層とを少なくとも
有する多層ポリエステル系シート。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のポリエステル系
シートであって、シートの熱収縮率が2%以上〜8%以
下であるポリエステル系シート。 - 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかのポリエス
テル系シートを用い、結晶化度が10%以上〜40%以
下であるように熱成形、ヒートセットされた耐熱性のポ
リエステル系成形品。 - 【請求項5】請求項2に記載のポリエステル系シートを
用い、表層の結晶化度が10%以上〜40%以下である
ように熱成形、ヒートセットされた耐熱性のポリエステ
ル系成形品。
Priority Applications (1)
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JP2000113723A JP2000355091A (ja) | 1999-04-14 | 2000-04-14 | 容器成形性改良ポリエステル系シート及びそれを用いた耐熱性のポリエステル系成形品 |
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JP10687299 | 1999-04-14 | ||
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JP2000355091A true JP2000355091A (ja) | 2000-12-26 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000355091A (ja) |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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