JP2000354811A - 粘性剤吐出制御装置 - Google Patents

粘性剤吐出制御装置

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JP2000354811A
JP2000354811A JP11223931A JP22393199A JP2000354811A JP 2000354811 A JP2000354811 A JP 2000354811A JP 11223931 A JP11223931 A JP 11223931A JP 22393199 A JP22393199 A JP 22393199A JP 2000354811 A JP2000354811 A JP 2000354811A
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viscous agent
nozzle
unit
discharge
discharge unit
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Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Masafumi Suzaki
雅文 須崎
Etsuo Nemoto
越男 根本
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルから吐出された接着剤等の粘性剤を対
象物に塗布する際、塗布不良が発生することを確実に防
止する。 【解決手段】 塗布装置において、ノズル10下端から
吐出された接着剤を側方から撮像するカメラ26と、該
カメラ26により、実装基板Sに塗布した直後の接着剤
の状態を撮像して得られた画像に基づいて、接着剤の糸
引状態を分離できる操作量として、吐出ユニット14の
Z軸方向のストローク量、同ユニット14の上昇速度又
はノズル先端から吐出される接着剤の温度を制御する制
御装置30を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、粘性剤吐出制御装
置、特に実装基板に部品を半田付け実装する前に仮止め
するための接着剤を該基板に塗布したり、他の粘性を有
する液体や懸濁液、流体等の粘性剤を対象物に塗布した
りする際に適用して好適な、粘性剤吐出制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子部品であるチップ部品を、
実装基板に形成されているランド(半田被着電極)に半
田付け実装する際、ランドとの位置ずれや落下を防止す
るために、該基板にチップ部品をランド以外の基板表面
に接着剤により仮止めすることが行われている。
【0003】図13は、その際に接着剤を実装基板に塗
布する従来の塗布装置(粘性剤吐出制御装置)の一例を
示すブロック図を含む要部構成図である。この塗布装置
は、接着剤(粘性剤)を吐出するノズル1が下端に付設
されたシリンジ2からなる吐出ユニット3と、チューブ
4を通してシリンジ2に間欠的に空気圧を供給する電磁
弁5と、チューブ4Aから供給される空気量を調整し、
該電磁弁5に所定の空気圧を付与する電空レギュレータ
6と、前記ノズル1の下端に目標の接着剤量が吐出させ
るように、該電空レギュレータ6と電磁弁5を制御する
制御装置7とを備えている。
【0004】上記塗布装置では、上記のようにチューブ
4Aから供給される空気が電空レギュレータ6により調
整され、電磁弁5まで一定の空気圧に保持され、前記制
御装置7により電磁弁5を一定時間開放する制御を行う
ことにより、シリンジ2内に空気圧が加わり、該シリン
ジ2内の接着剤がノズル1の下端に吐出されるようにな
っている。
【0005】このように接着剤がノズル下端に吐出され
ると、吐出ユニット3が下降し、図示しない基板にその
接着剤を塗布した後、引き上げられる。このように塗布
ユニット3を下降させ、基板上にノズル1から吐出され
た接着剤を塗布した後、該ユニットを上昇させた場合、
いわゆる糸引状態になる。図14は、基板Sとノズル1
との間に生じる接着剤Aの糸引状態を模式的に示したも
ので、この糸引状態はノズル1の上昇に伴い細くなって
最終的に分離する(切れる)。このように糸引状態が分
離した(糸切れした)後に、吐出ユニット3を水平方向
に動かして、次の塗布位置等へ移動させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塗布装置では、使用する接着剤の種類や塗布条件等によ
っては、所定のストローク量の上昇動作によっても糸切
れしなかったり、糸切れの仕方にばらつきが生じたりす
ることがあった。そのために糸切れしないうちに次の塗
布位置にノズル1を移動させてしまうことが起こり、図
15に示すような糸部分が基板上に倒れ込んだ“糸引”
や一部が飛散した“とび”、あるいは塗布長のばらつき
等の塗布不良が生じるという問題があった。因みに、こ
のような不良が発生すると、ランドや配線に接着剤が付
着することがあり、接着剤が絶縁性の場合には導通不良
を、逆に導電性の場合にはショート等を引き起こしたり
するという問題がある。
【0007】又、上記塗布装置では、当然のことながら
信頼性を確保する上からも、接着剤を基板に一定量ずつ
塗布することが重要である。そのために、従来は塗布し
た後の基板に付着している接着剤を、図示しないカメラ
によりZ軸方向(上方)から撮り込んで画像認識し、そ
の画像から塗布径や形状不良を検出する方法が知られて
いる。ところが、この方法によっては、塗布径は計測で
きるが、高さの情報がないために塗布量は不明であるこ
とから、高精度に吐出量を制御することはできず、又、
この画像認識により接着剤の塗布形状の不良を基に塗布
不良を検出する場合でも、連続して不良が発生しない限
りそれを検出することが難しいという問題もあった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、ノズル下端から吐出させた接着剤等
の粘性剤を対象物に塗布した後、該ノズルを引き上げて
次の塗布位置にノズルを移動させる際、確実に粘性剤の
糸切れが終わった後に該ノズルを移動させることができ
る粘性剤吐出制御装置を提供することを第1の課題とす
る。
【0009】本発明は、又、上記ノズル下端から吐出さ
れた接着剤等の粘性剤を対象物に塗布する場合、粘性剤
の吐出量を高精度に制御することができる粘性剤吐出制
御装置を提供することを第2の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、粘性
剤吐出制御装置において、下端から粘性剤を吐出するノ
ズルが設けられた吐出ユニットと、該吐出ユニットを下
降させ、対象物の表面に粘性剤を塗布した後、同ユニッ
トを上昇させるZ軸昇降手段と、所定高さに上昇させた
前記吐出ユニット及び前記対象物をX・Y方向に相対移
動させるX・Y駆動手段と、前記ノズル下端から吐出さ
れる粘性剤の量を調節する吐出量調節手段と、前記ノズ
ル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像する撮像手
段と、該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の
粘性剤の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性
剤の糸引状態を分離するため、前記Z軸昇降手段又は吐
出量調節手段を制御する制御手段を備えたことにより、
前記第1の課題を解決したものである。
【0011】請求項2の発明は、粘性剤吐出制御装置に
おいて、下端から粘性剤を吐出するノズルが設けられた
吐出ユニットと、該吐出ユニットを下降させ、対象物の
表面に粘性剤を塗布した後、同ユニットを上昇させるZ
軸昇降手段と、所定高さに上昇させた前記吐出ユニット
及び前記対象物をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆
動手段と、前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を
調節する吐出量調節手段と、前記ノズル下端から吐出さ
れる粘性剤の温度を調節する温度調節手段と、前記ノズ
ル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像する撮像手
段と、該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の
粘性剤の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性
剤の糸引状態を分離するため、ノズル先端から吐出され
る粘性剤の温度を制御する制御手段を備えたことによ
り、同様に前記第1の課題を解決したものである。
【0012】請求項3の発明は、粘性剤吐出制御装置に
おいて、下端から粘性剤を吐出するノズルが設けられた
吐出ユニットと、該吐出ユニットを下降させ、対象物の
表面に粘性剤を塗布した後、同ユニットを上昇させるZ
軸昇降手段と、所定高さに上昇させた前記吐出ユニット
及び前記対象物をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆
動手段と、前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を
調節する吐出量調節手段と、前記ノズル下端から吐出さ
れる粘性剤の温度を調節する温度調節手段と、前記ノズ
ル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像する撮像手
段と、該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の
粘性剤の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性
剤の糸引状態を分離できる操作量として、吐出ユニット
のZ軸方向のストローク量、あるいは同ユニットの上昇
速度又はノズル先端から吐出される粘性剤の温度を制御
する制御手段を備えたことにより、同様に前記第1の課
題を解決したものである。
【0013】請求項4の発明は、粘性剤吐出制御装置に
おいて、下端から粘性剤を吐出するノズルが設けられた
吐出ユニットと、該吐出ユニットを下降させ、対象物の
表面に粘性剤を塗布した後、同ユニットを上昇させるZ
軸昇降手段と、所定高さに上昇させた前記吐出ユニット
及び前記対象物をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆
動手段と、前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を
調節する吐出量調節手段と、前記ノズル下端から吐出さ
れた粘性剤を側方から撮像する撮像手段と、該撮像手段
により、前記対象物に塗布した直後の粘性剤の状態を撮
像して得られた画像に基づいて、粘性剤の糸引状態を分
離できる操作量として、吐出ユニットを所定高さまで上
昇させた後、前記X・Y駆動手段により移動させるまで
の待ち時間を制御する制御手段を備えたことにより、同
様に前記第1の課題を解決したものである。
【0014】請求項5の発明は、前記請求項3又は4の
粘性剤吐出制御装置において、前記撮像手段により撮像
される粘性剤の状態が、所定高さまで吐出ユニットを上
昇させた際の糸引状態であり、前記制御手段が、得られ
た画像から規定高さにおける上記糸引状態の幅を測定
し、予め作成されている糸引状態の幅と糸引状態を分離
できる高さと前記操作量との相関関係に基づいて、該測
定幅から操作量を演算するようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、前記請求項1〜4のい
ずれかの粘性剤吐出制御装置において、前記吐出ユニッ
トに超音波振動を付与する超音波発生手段が付設され、
該超音波発生手段が前記制御手段により制御されるよう
にしたものである。
【0016】即ち、本発明においては、塗布した後の糸
引状態の粘性剤を、その側方より画像入力して、得られ
た画像データに基づいて粘性剤の糸引状態を分離できる
操作量として、例えば吐出ユニットのZ軸方向のストロ
ーク量、同ユニットの上昇速度又はノズル先端から吐出
される粘性剤の温度等を演算し、これら操作量を用いて
粘性剤の糸引状態を分離させる制御を行うようにしたの
で、完全に粘性剤の糸引状態が解消した後に、吐出ユニ
ットをX・Y方向へ移動させることが可能となり、前記
図11に示したような塗布不良の発生を確実に防止する
ことができる。
【0017】請求項7の発明は、粘性剤吐出制御装置に
おいて、下端から粘性剤を吐出するノズルが設けられた
吐出ユニットと、該吐出ユニットを下降させ、対象物の
表面に粘性剤を塗布した後、同ユニットを上昇させるZ
軸昇降手段と、所定高さに上昇させた前記吐出ユニット
及び前記対象物をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆
動手段と、前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を
調節する吐出量調節手段と、前記ノズル下端から吐出さ
れた粘性剤を側方から撮像する撮像手段と、該撮像手段
により、前記対象物に塗布前の粘性剤の状態を撮像して
得られた画像に基づいて、粘性剤の吐出量を制御する制
御手段と、を備えたことにより、前記第2の課題を解決
したものである。
【0018】即ち、本発明においては、ノズル先端から
吐出された直後の粘性剤の形状を側方から撮像し、その
画像データに基づいて粘性剤の吐出量を制御するように
したので、粘性剤の吐出量を高精度に制御することがで
きる。
【0019】請求項8の発明は、粘性剤吐出制御装置に
おいて、下端から粘性剤を吐出するノズルが設けられた
吐出ユニットと、該吐出ユニットを下降させ、対象物の
表面に粘性剤を塗布した後、同ユニットを上昇させるZ
軸昇降手段と、所定高さに上昇させた前記吐出ユニット
及び前記対象物をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆
動手段と、上昇中又は所定高さに上昇させた後の前記吐
出ユニットをZ軸と平行なθ軸を中心に回転させる回転
駆動手段と、を備えたことにより、前記第1の課題を解
決したものである。
【0020】即ち、本発明においては、粘性剤を対象物
に塗布した後にノズルを回転できるようにしたので、該
ノズルとの間に生じる糸引状態の粘着剤に対してねじり
応力を発生することができることから、該糸引状態を確
実に切断することができる。
【0021】請求項9の発明は、請求項8の粘性剤吐出
制御装置において、上昇中又は所定高さに上昇させた後
の前記吐出ユニットと前記対象物との間に発生する粘性
剤の糸引状態を分離できる該吐出ユニットの回転数を予
め設定し、同吐出ユニットを前記回転駆動手段により回
転させる制御手段を兼備したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に係る第1実施形態の塗布
装置(粘性剤吐出制御装置)の概略構成を示すブロック
図である。
【0024】本実施形態の塗布装置は、図示しない電子
部品(チップ)を基板(対象物)Sに半田付け実装する
前に仮止めするための接着剤(粘性剤)を該基板Sの表
面の所定位置に塗布するものである。
【0025】この装置は、下端から接着剤を吐出するノ
ズル10がシリンジ12に設けられた吐出ユニット14
と、該ユニット14をZ軸方向に下降させ、基板Sの表
面にノズル10の下端に吐出されている接着剤を塗布し
た後、同ユニット14を上昇させるZ軸昇降機構16
と、所定高さに上昇させた塗布ユニット14をX・Y方
向に移動させるX・Y駆動機構18と、前記ノズル10
の下端から吐出される接着剤の量を調節する吐出量調節
手段である電磁弁20及び電空レギュレータ22と、前
記ノズル10の下端から吐出される接着剤の温度を調節
する、ノズル10又はシリンジ12等に付設されたヒー
タ等の温度調節機構24と、前記ノズル10下端から吐
出された接着剤を側方から撮像するカメラ(撮像手段)
26と、該カメラ26により、前記基板Sに塗布した直
後の接着剤の状態を撮像して得られた画像に基づいて、
接着剤の糸引状態を分離できる操作量として、塗布ユニ
ットのZ軸方向のストローク量、同ユニット14の上昇
速度又はノズル下端から吐出される接着剤の温度を演算
し、それに基づいて、前記Z軸昇降機構16又は温度調
節機構24を制御する制御装置30を備えている。な
お、上記ノズル10、シリンジ12、電磁弁20、電空
レギュレータ22の各機能は、符号を変えた以外は前記
図10の場合と実質同一であるので詳細な説明を省略す
る。
【0026】本実施形態では、前記カメラ26により撮
像される接着剤の状態が、接着剤を基板Sに塗布した直
後に所定高さまで塗布ユニット14を上昇させた際に形
成される該基板Sの表面とノズル10の下端との間の糸
引状態である。図2には、前記図12に示したものと同
様の接着剤Aの糸引状態と、その後の糸切れを基板Sと
ノズル10と共に模式的に示した。
【0027】又、図中、画像処理装置28は、得られた
上記図2(A)に示したような画像から、ノズル10を
所定高さaまで引き上げた時の規定高さbにおける上記
糸引状態の幅cを測定する。この測定は、幅cに相当す
る画素数を基に通常の方法により容易に測定できる。
又、このように測定された幅cと、予め作成されている
幅と接着剤の糸引状態を分離できる、同図(B)に示し
た糸切れ高さdと前記操作量との相関関係に基づいて制
御に用いる目標の操作量を演算する。なお、図1ではこ
の画像処理装置28を制御装置30と分離して図示した
が、この画像処理機能を制御装置30に持たせて、これ
を統合してもよい。
【0028】予め作成しておく上記相関関係について説
明する。ここでは、図3に改めて基板S、ノズル10、
糸引状態の接着剤Aの関係を模式的に示したように、
(1)基板Sの表面(下死点)からのノズル10の下端
のストローク量、(2)ノズル外径、(3)上記aに当
る下死点からのノズル下端の基準高さ、(4)ノズルが
上昇し、その下端が基準高さ(3)に到達した時点の規
定高さbにおける、上記cに当る接着剤の幅、(5)ノ
ズル10を上昇させることにより幅(4)の接着剤の糸
引状態を分離できる、上記dに当る下死点からノズル下
端までの高さ(糸切れ高さ)の各寸法を高速度カメラを
使用して実測し、その実測寸法を用いて図4〜図7の関
係を予め作成しておく。なお、この図3では、基準高さ
(3)はノズル外径(直径)(2)の200%で、幅
(4)を測定する規定高さは基準高さ(3)の半分であ
る。
【0029】図4は、実測された接着剤の幅(4)と実
際の糸切れ高さとの相対的な関係である。この関係は複
数種類の接着剤、ノズル内径別に基準高さ(3)の条件
で実測して作成する。即ち、この図4は、前記図2
(A)の幅cと同図(B)の糸切れ高さdの関係を示す
もので、接着剤の性質、ノズル内径によっても変化する
(傾きが変わる)。
【0030】本実施形態では、下降するノズル10の下
端から吐出された接着剤20を基板Sに塗布した後、上
昇する該ノズル10の下端が下死点から基準高さ(3)
に到達した時点で画像を取り込み、その画像から上記規
定高さにおける接着剤の幅(4)を測定し、図4の関係
から糸切れ高さ(5)を算出する。このように求められ
る糸切れ高さ(5)から、ノズル10の上昇動作時、即
ち該ノズル10をX・Y方向に動かして次の塗布位置等
に移動させるまでに、確実に接着剤の糸引き状態を分離
(糸切り)できる操作量を、図5〜図7のいずれかの関
係を用いて算出する。
【0031】図5は、ノズル10(塗布ユニット14)
のストローク量と糸切れ高さとの相対関係を示したもの
で、横軸はストローク量(1)、縦軸はストローク量
(1)に対する糸切れ高さ(5)の割合である。幅
(4)が同一であれば、ストローク量(1)を大きくし
ても、上昇速度が一定であるので、糸切れ高さ(5)に
変化はないが、ストローク量(1)に対する糸切れ高さ
(3)の割合は低くなることから、この関係を用いるこ
とにより、上昇動作時に確実に糸切りできるようになる
ため、その後のX・Y移動に伴う糸引等の不良の発生を
防止できる上に、Z軸ストローク量が十分なときには、
それを減少させ、タクトタイムを短くすることもでき
る。
【0032】図6は、ノズル10のZ軸上昇速度と、糸
切れ高さ(5)との関係を示し、上昇速度が速いほど糸
切れ高さが高くなる。従って、実測幅(4)から目標と
する糸切れ高さが決まれば、この関係から適切な上昇速
度を求めることができる。図7は、ノズル10下端から
吐出される接着剤の温度と糸切れ高さとの関係をそれぞ
れ示したもので、これにより温度が高いほど糸切れ高さ
が低くなることが分かる。同様にこの関係からは、接着
剤の適切な温度を算出することができる。
【0033】以上詳述した本実施形態によれば、画像処
理により測定した糸引状態の接着剤の幅から算出される
操作量を用いて塗布装置を制御することにより、ノズル
をX・Y方向に移動させる前に確実に糸切れを完了させ
ることができることから、接着剤の塗布不良が発生する
ことを確実に防止することができる。又、これにより効
率的な自動制御ができることから、タクトタイムの最適
化を図ることが可能となり、生産性の高い塗布作業が可
能となる。
【0034】次に、本発明に係る第2実施形態の塗布装
置について説明する。本実施形態の塗布装置は、前記画
像処理装置28により、図8の関係を用いて塗布ユニッ
ト14を上昇させる動作を終了した後、X・Y方向に移
動させるまでの待ち時間を演算し、それを基に制御装置
30により調節するようにした以外は、前記第1実施形
態と実質的に同一である。
【0035】この図8は、ノズル10(塗布ユニット1
4)の上昇速度や、ノズル10のストローク量、接着剤
の温度が一定とした場合に、糸引状態が切れるまでの糸
切れ性と上記待ち時間との関係を示したものである。
【0036】本実施形態によれば、前記第1実施形態に
より糸切れ性を良くするためにストローク量を大きくし
たり、接着剤の温度を上げたり、ノズル上昇速度を下げ
たりしても、対処することができない場合でも、糸切り
を実行することができる。
【0037】次に、本発明に係る第3実施形態の塗布装
置について説明する。本実施形態の塗布装置は、便宜上
前記図1に併記したように、ノズル10に超音波発振器
32を付設すると共に、該発振器32を前記制御装置3
0により制御される発振駆動部34により駆動するよう
にした以外は、実質的に前記第1実施形態と同一であ
る。
【0038】本実施形態によれば、ノズル10内の接着
剤に超音波振動を付与することができるので、該接着剤
の粘度を低下させることが可能となることから、同様に
前記第1実施形態により糸切れ性を良くするためにスト
ローク量を大きくしたり、接着剤の温度を上げたり、ノ
ズル上昇速度を下げたりしても、対処することができな
い場合でも、糸切りができるようになる。
【0039】次に、本発明に係る第4実施形態の塗布装
置について説明する。本実施形態の塗布装置は、前記カ
メラ26により、ノズル10の下端から吐出された接着
剤を、基板Sに塗布する前(ノズル10の下端を基板S
に当接する前)に側方から撮像し、得られた画像から接
着剤の吐出量を測定し、測定吐出量と目標量との偏差に
基づいて、接着剤の吐出量を制御するようにした以外
は、前記第1実施形態と実質的に同一である。
【0040】図9は、ノズル下端に吐出された接着剤を
撮像して得られた画像を模式的に示したもので、前記画
像処理装置28により、この画像データから接着剤の吐
出量(体積)Vを、塗料Aの太線で示す右半分の曲線を
表わす関数f(x)を含む次式により積分計算して求め
るようになっている。
【0041】
【数1】
【0042】このように、接着剤の吐出量を画像測定し
た結果、目標量からの偏差が生じている場合には、その
偏差が無くなるように前記電磁弁20を操作して吐出時
間を調節したり、電空レギュレータ22を操作して吐出
圧を調節したり、又は、温度調節機構24により接着剤
の温度を調節したりして、吐出量を制御する。
【0043】本実施形態によれば、常に一定量の接着剤
を基板Sに塗布することが可能となることから、電子部
品を仮止めする際の信頼性を向上することができる。
【0044】次に、本発明に係る第5実施形態の塗布装
置について説明する。図10は、本実施形態の塗布装置
の概略構成を示す前記図1に相当するブロック図であ
る。
【0045】本実施形態の塗布装置は、ノズル10が2
つの吐出部10Aを有しているようにすると共に、θ軸
回転機構(回転駆動手段)36を付設して、制御装置3
0により該ノズル10とシリンジ12とを有する吐出ユ
ニット14を、XY駆動とZ軸昇降の動作に加えて、Z
軸に平行なθ軸を中心に、予め設定してある任意の回転
数で回転制御できるようにしたものである。
【0046】図11は、本実施形態の塗布装置の要部構
成を示した分解斜視図であり、前記ノズル10が下端に
取り付けられているシリンジ12とからなる吐出ユニッ
ト14は、吐布ヘッド40に立設されている筒状のホル
ダ42に嵌入・装着されるようになっている。又、シリ
ンジ12の上端には、充填されている接着剤にエアパル
スを加圧してノズル10から適量の接着剤を吐出させる
ための、前記電磁弁20及び電空レギュレータ22に相
当するアダプタ44が連結されている。
【0047】上記吐布ヘッド40には、ホルダ42が他
に2基設置され、これら2つのホルダ42にも、図示は
省略するが、それぞれ上記ユニット14が装着されると
共に、アダプタ44が連結されるようになっている。
【0048】本実施形態では、上記吐布ヘッド40自体
が前記XY駆動機構18に当たるXY軸テーブル(図示
せず)に固定されてXY方向に移動され、前記Z軸昇降
機構16により上下動されることにより、装着されてい
る吐布ユニット14がXY方向の任意の位置に移動さ
れ、同位置で下降され、上昇されることにより接着剤の
吐布が行われるようになっている。
【0049】上記吐布ヘッド40では、詳細な機構の説
明は省略するが、ホルダ42に装着された吐布ユニット
14のノズル10は、2点同時に塗布するタイプなの
で、塗布前にZ軸に平行なθ軸を中心に回動(360°
未満)させることにより、塗布位置の角度付けをするこ
と可能になっているが、本実施形態では、更に塗布後に
上昇中又は所定高さ位置に上昇させた後に該ノズル10
を任意の回数の自由な回転(360°以上)が可能にな
っている。
【0050】次に、本実施形態の作用を、図12を参照
しながら前記シリンジ12にSMT(Surface Mount
Technology)用接着剤を充填してノズル10によりプリ
ント基板(実装基板)Sに塗布する場合を例に説明す
る。
【0051】まず、図12(A)にノズル10の先端部
を拡大して示すように、シリンジ12内の接着剤をエア
パルスにより加圧し、2つの吐出部10Aの先端(下
端)から所定量の接着剤Aが吐出された状態で該ノズル
10を吐布ヘッド40と共に下降させ、同図(B)に示
すように、プリント基板Sに対して適切なギャップを隔
てた下死点にて停止させることにより、接着剤Aを接触
させる。
【0052】接着剤Aの接触後、図12(C)に示すよ
うに上昇させ、ノズル10の上昇時又はノズル10を所
定高さに上昇させ、次の位置に移動する前のタイミング
で、同図(D)に示すように該ノズル10に回転運動を
加える。これにより、糸引状態の接着剤Aに対してねじ
り応力を発生させることができることにより、糸引状態
を確実に切断することができる。なお、この糸引現象
は、接着剤の種類、ノズル10やシリンジ12の温度条
件、ノズルの上昇スピード、ノズルが上昇してから次の
動作に移るまでの待ち時間、ノズル径、ノズルとストッ
パピンとのギャップ等の塗布条件によって大きく異なる
ため、糸引状態を確実に切断するためのノズル10の回
転数は、予め採用する塗布条件下で実験により決定して
おく。
【0053】従来は、前記図12(C)に示したノズル
10の上昇を行った場合、前述した如く、接着剤Aは粘
度が大きいことから糸引現象が発生するため、同図
(E)に示すように、ノズルをXY方向に移動すると、
その糸引状態のまま倒れてしまい、基板SのランドL上
に付着して塗布不良となっていた。しかしながら、上述
した本実施形態によれば、ノズルを移動する前に確実に
糸引状態を切断できるため、塗布不良の発生を有効に防
止することができる。
【0054】なお、本実施形態では、XY駆動機構18
によって吐布ヘッド40、即ちノズル10をXY方向に
移動させる場合を示したが、該ノズル側を固定し、図1
2(E)にカッコ書きで示したように、基板Sを逆方向
に移動させるようにしてもよい。
【0055】又、ノズル10の吐出部10Aは3本以上
であってもよく、本実施形態を含めて複数の吐出部を有
するノズルを、例えば回転しながら上昇させることによ
り複数本の糸状の接着剤を中心に集めることができるた
め、外側に倒れることが無くなることから、糸引きに起
因する不良の発生を低減することができるという効果も
ある。
【0056】又、ノズル10の吐出部10Aは、前記第
1実施形態等に示した1つの場合であってもよく、この
場合でも回転により糸状部の中心で接着剤が流動するこ
とにより、チクソトロピー性により粘度が低下すること
から、糸切れ性を向上することができる。
【0057】更に、ノズルを回転させる場合に限らず、
基板側を回転させるようにしてもよい。
【0058】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0059】例えば、超音波発振器32はシリンジ12
に付設してもよい。又、XY駆動機構により基板Sの方
を移動させる場合を前記第5実施形態でのみ説明した
が、前記第1〜第4実施形態でも同様に基板側を移動さ
せてもよく、又、吐出ユニット14をXYのどちらか一
方、基板SをXYの他の一方に移動させる機構でもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ノズル下端から吐出された接着剤等の粘性剤を対象物に
塗布した後、ノズルを上昇させて次の塗布位置等にノズ
ルを移動させる際、確実に粘性剤の糸切りが終わった後
に移動させることができることから、粘性剤の塗布不良
が発生することを確実に防止することができる。
【0061】又、本発明によれば、ノズル下端から吐出
された接着剤等の粘性剤を対象物に当接して塗布する場
合、粘性剤の塗布量を高精度に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の塗布装置の概略構
成を示すブロック図
【図2】本実施形態で撮像する糸引状態とその後の糸切
れとを模式的に示す説明図
【図3】本実施形態による制御に使用する相関データの
作成に使用する寸法の種類を示す線図
【図4】接着剤の糸引状態の幅と糸切れ高さの関係を示
す線図
【図5】ノズルストローク量と該ストローク量に対する
糸切れ高さの割合との関係を示す線図
【図6】ノズルのZ軸方向の上昇速度と糸切れ高さの関
係を示す線図
【図7】接着剤の温度と糸切れ高さの関係を示す線図
【図8】ノズルの待ち時間と糸切れ性の関係を示す線図
【図9】ノズル下端に吐出された接着剤を撮像した画像
を模式的に示す説明図
【図10】本発明に係る第5実施形態の塗布装置の概略
構成を示すブロック図
【図11】本実施形態の塗布装置の要部を拡大して示す
分解斜視図
【図12】本実施形態の作用を示す説明図
【図13】従来の塗布装置の要部構成を示す説明図
【図14】接着剤の糸引状態を模式的に示す説明図
【図15】接着剤の塗布不良を模式的に示す説明図
【符号の説明】
S…実装基板 10…ノズル 12…シリンジ 16…Z軸昇降機構 18…X・Y駆動機構 20…電磁弁 22…電空レギュレータ 24…温度調節機構 26…カメラ 28…画像処理装置 30…制御装置 32…超音波発振器 34…発振駆動部 36…θ軸回転機構 40…塗布ヘッド 42…ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 越男 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA05 AA12 BA34 BA52 4F042 AA06 BA08 BA10 BA12 BA27 CA05 5E319 AA07 CC61 GG05 5E339 CD06 EE03 GG02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を調節する吐
    出量調節手段と、 前記ノズル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の粘性剤
    の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性剤の糸
    引状態を分離するため、前記Z軸昇降手段又は吐出量調
    節手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とす
    る粘性剤吐出制御装置。
  2. 【請求項2】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を調節する吐
    出量調節手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の温度を調節する
    温度調節手段と、 前記ノズル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の粘性剤
    の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性剤の糸
    引状態を分離するため、ノズル先端から吐出される粘性
    剤の温度を制御する制御手段を備えていることを特徴と
    する粘性剤吐出制御装置。
  3. 【請求項3】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を調節する吐
    出量調節手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の温度を調節する
    温度調節手段と、 前記ノズル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の粘性剤
    の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性剤の糸
    引状態を分離できる操作量として、吐出ユニットのZ軸
    方向のストローク量、あるいは同ユニットの上昇速度又
    はノズル先端から吐出される粘性剤の温度を制御する制
    御手段を備えていることを特徴とする粘性剤吐出制御装
    置。
  4. 【請求項4】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を調節する吐
    出量調節手段と、 前記ノズル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段により、前記対象物に塗布した直後の粘性剤
    の状態を撮像して得られた画像に基づいて、粘性剤の糸
    引状態を分離できる操作量として、吐出ユニットを所定
    高さまで上昇させた後、前記X・Y駆動手段により移動
    させるまでの待ち時間を制御する制御手段を備えている
    ことを特徴とする粘性剤吐出制御装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4において、 前記撮像手段により撮像される粘性剤の状態が、所定高
    さまで吐出ユニットを上昇させた際の糸引状態であり、 前記制御手段が、得られた画像から規定高さにおける上
    記糸引状態の幅を測定し、予め作成されている糸引状態
    の幅と糸引状態を分離できる高さと前記操作量との相関
    関係に基づいて、該測定幅から操作量を演算することを
    特徴とする粘性剤吐出制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記吐出ユニットに超音波振動を付与する超音波発生手
    段が付設され、該超音波発生手段が前記制御手段により
    制御されるようになされていることを特徴とする粘性剤
    吐出制御装置。
  7. 【請求項7】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 前記ノズル下端から吐出される粘性剤の量を調節する吐
    出量調節手段と、 前記ノズル下端から吐出された粘性剤を側方から撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段により、前記対象物に塗布前の粘性剤の状態
    を撮像して得られた画像に基づいて、粘性剤の吐出量を
    制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする粘
    性剤吐出制御装置。
  8. 【請求項8】下端から粘性剤を吐出するノズルが設けら
    れた吐出ユニットと、 該吐出ユニットを下降させ、対象物の表面に粘性剤を塗
    布した後、同ユニットを上昇させるZ軸昇降手段と、 所定高さに上昇させた前記吐出ユニット及び前記対象物
    をX・Y方向に相対移動させるX・Y駆動手段と、 上昇中又は所定高さに上昇させた後の前記吐出ユニット
    をZ軸と平行なθ軸を中心に回転させる回転駆動手段
    と、を備えていることを特徴とする粘性剤吐出制御装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 上昇中又は所定高さに上昇させた後の前記吐出ユニット
    と前記対象物との間に発生する粘性剤の糸引状態を分離
    できる該吐出ユニットの回転数を予め設定し、同吐出ユ
    ニットを前記回転駆動手段により回転させる制御手段を
    兼備していることを特徴とする粘性剤吐出制御装置。
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