JP2000354779A - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

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JP2000354779A
JP2000354779A JP11169934A JP16993499A JP2000354779A JP 2000354779 A JP2000354779 A JP 2000354779A JP 11169934 A JP11169934 A JP 11169934A JP 16993499 A JP16993499 A JP 16993499A JP 2000354779 A JP2000354779 A JP 2000354779A
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JP
Japan
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rotary
groove
transport
wall
ring
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Application number
JP11169934A
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English (en)
Inventor
Motohiko Kobayashi
元彦 小林
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉砕物を適宜搬出しながら各部の摩耗を防止
できる竪型粉砕機を提供する。 【解決手段】 被粉砕物7が落下する落下部8とこの落
下部8の周囲に位置する回転粉砕溝9とが形成された回
転テーブル6と、上記回転粉砕溝9上に設けられた粉砕
ローラ11とを有する竪型粉砕機1において、上記回転
粉砕溝9の下部に、回転粉砕溝9と粉砕ローラ11とに
挟まれて粉砕された粉砕物15を搬送する搬送回転リン
グ16を設け、この搬送回転リング16の周方向に沿っ
て壁17を設けると共に、その壁17の一部に粉砕物1
5を搬出するための搬出部18を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被粉砕物が落下す
る落下部とこの落下部の周囲に位置する回転粉砕溝とが
形成された回転テーブルと、上記回転粉砕溝上に設けら
れた粉砕ローラとを有する竪型粉砕機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、竪型粉砕機51は、
ケーシング52内に被粉砕物53が落下する落下部54
と、この落下部54の周囲に位置する回転粉砕溝55と
が形成された回転テーブル61と、この回転粉砕溝55
上に設けられた粉砕ローラ56とを有している。
【0003】特に、コンクリートの骨材等の比較的粒径
が大きい製品を生産する竪型粉砕機51では、回転粉砕
溝55の周囲に粉砕物57の落下通路58が形成されて
おり、その下部に粉砕物57が堆積する堆積溝59が回
転テーブル61を囲繞して形成されている。この堆積溝
59の底面には、粉砕物57を搬出するための開口部6
2が形成されている。
【0004】回転粉砕溝55の下部には、堆積溝59に
延出するスクレーパ63が設けられている。
【0005】粉砕物57は、回転粉砕溝55と共に回転
するスクレーパ63によって、堆積溝59内を移動させ
られ、上記開口部62の位置で落下して搬出されるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
竪型粉砕機51では、スクレーパ63は回転半径が大き
い上に周速が速く、また、回転時に回転粉砕溝55との
隙間に粉砕物57が挟まりその結果、粉砕物57と摺動
することが多いので、スクレーパ63及び回転粉砕溝5
5の摩耗が非常に大きく、短期間のうちにメンテナンス
を行わなければならないという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決すべく案
出されたものであって、その目的は、粉砕物を適宜搬出
しながら各部の摩耗を防止できる竪型粉砕機を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、被粉砕物が落下する落下部とこの落下部の周
囲に位置する回転粉砕溝とが形成された回転テーブル
と、上記回転粉砕溝上に設けられた粉砕ローラとを有す
る竪型粉砕機において、上記回転粉砕溝の下部に、回転
粉砕溝と粉砕ローラとに挟まれて粉砕された粉砕物を搬
送する搬送回転リングを設け、この搬送回転リングの周
方向に沿って壁を設けると共に、その壁の一部に粉砕物
を搬出するための搬出部を形成したものである。
【0009】上記構成によれば、粉砕物は、搬送回転リ
ングと共廻りして搬出部の位置まで搬送され、そこから
適宜搬出されるので、搬送回転リングと粉砕物とはほと
んど摺動しない。また、壁の内周面には、粉砕物によっ
て表層が形成されるので、壁と粉砕物とはほとんど摺動
しない。従って、粉砕物と各部とは摩擦がほとんどな
く、その摩耗を防止できる。
【0010】そして、上記搬送回転リングの上面に、粉
砕物を共廻りさせて上記搬出部まで搬送するための搬送
板を放射状に設けたものが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0012】図1は本発明に係る竪型粉砕機の実施の形
態を示した断面図、図2は搬送回転リングを示した平面
図、図3は搬送回転リングを示した要部断面図である。
【0013】まず、竪型粉砕機の全体構成を説明する。
【0014】なお、本実施の形態においては、砂利石を
砂状に粉砕して、コンクリートの骨材等を生産するため
の竪型粉砕機を例に挙げて説明する。
【0015】図1に示すように、竪型粉砕機1には、密
閉状態のケーシング2が設けられている。このケーシン
グ2内には、外部から挿入された被粉砕物投入シュート
3が設けられている。この被粉砕物投入シュート3の落
下口4の下方には、回転駆動装置5内のモータ(図示せ
ず)によって回転する回転テーブル6が設けられてい
る。
【0016】回転テーブル6には、被粉砕物7が落下す
る落下部8となる回転テーブルカバー10が設けられて
いる。この回転テーブルカバー10は、回転テーブル6
の上部の開口部を塞ぐようにボルト止めされている。そ
して、落下部8の周囲には、表面が曲線状に形成された
回転粉砕溝9が形成されている。
【0017】回転粉砕溝9の上部には、この回転粉砕溝
9に圧接されつつ追従して回転する粉砕ローラ11が設
けられている。この粉砕ローラ11は、回転粉砕溝9の
周方向に沿って複数設けられており、粉砕ローラ11を
回転粉砕溝9に圧接させるための圧下装置12に連結さ
れたブラケット14に支持されている。
【0018】すなわち、被粉砕物7は、回転粉砕溝9と
共廻りしながら、圧下装置12によって回転粉砕溝9に
圧接された粉砕ローラ11と回転粉砕溝9とで挟まれて
粉砕物15となる。
【0019】ところで、本発明は、上記回転粉砕溝9の
下部に、回転粉砕溝9と粉砕ローラ11とに挟まれて粉
砕された粉砕物15を搬送する搬送回転リング16を設
け、この搬送回転リング16の周方向に沿って壁17を
設けると共に、その壁17の一部に粉砕物15を搬出す
るための搬出部18を形成したことを特徴とする。
【0020】搬送回転リング16は、回転テーブル6の
下端部近傍にて、外周側へ延出して回転テーブル6と一
体的に形成されている。この搬送回転リング16の上方
には、回転粉砕溝9の周縁部とケーシング2との間で、
粉砕物15の落下通路19がリング状に形成されてい
る。
【0021】図2及び図3にも示すように、搬送回転リ
ング16の上面には、粉砕物15を共廻りさせて上記搬
出部18まで搬送するための搬送板21が放射状に設け
られている。搬送板21は、搬送回転リング16の径方
向に沿って、等角度ピッチで立設されている。
【0022】搬送回転リング16は、外周側に向かって
下方に傾斜するように形成されている。そして、その外
周端には、若干の高さを有する堰22がリング状に形成
されている。
【0023】壁17は、ケーシング2に一体的に形成さ
れてなり、落下通路19から搬送回転リング16上に延
出されている。その内周面24には、硬質材料が溶着さ
れ、耐摩耗加工が施されている。
【0024】壁17は、その下端23が上記堰22より
も高い位置となるように、搬送回転リング16から一定
距離を隔てて、配置されている。
【0025】なお、壁17の下端23と搬送回転リング
16との距離が、粉砕物15の粒径よりも小さくなるよ
うにすれば、搬送回転リング16の外周端に堰22を形
成する必要はない。
【0026】また、壁17は、その内周面24が、搬送
板21の外周側端部から一定距離を隔てて、配置されて
いる。
【0027】壁17の一部分は、搬送回転リング16の
外周端よりも、径方向外側に延出して屈曲されており、
その部分の壁17aで囲まれた位置が搬出部18をなし
ている。
【0028】この搬出部18の下方には、搬出シュート
25が設けられている。そして、その搬出シュート25
の下部に設けられた搬出コンベア(図示せず)によっ
て、粉砕物15が外部に搬出されるようになっている。
【0029】次に、上記構成の竪型粉砕機1の作用を説
明する。
【0030】上記竪型粉砕機1を駆動する際には、回転
テーブル6を回転させながら落下部8の上に、被粉砕物
投入シュート3より被粉砕物7を落下させる。被粉砕物
7は、遠心力によって、回転粉砕溝9側へ移動させら
れ、回転粉砕溝9と共廻りしながら、圧下装置12によ
って回転粉砕溝9に圧接された粉砕ローラ11と回転粉
砕溝9とで挟まれて粉砕物15となる。
【0031】粉砕物15は重力により、落下通路19か
ら、搬送回転リング16上に落下する。そして、粉砕物
15は、搬送回転リング16と共廻りして、搬出部18
の位置まで回転・搬送され、搬出部18に放り出され
る。
【0032】このとき、搬送板21を設けたことによっ
て、粉砕物15は、搬送板21で強制的に移動させられ
るので、搬送回転リング16上を転がることがなく効率
的に共廻りできる。従って、粉砕物15が搬送回転リン
グ16上を摺動することがなく、搬送回転リング16表
面の摩耗を防止できる。
【0033】さらに、搬送回転リング16を回転テーブ
ル6と一体的に形成したことによって、搬送回転リング
16は、回転テーブル6と同等の周速度で回転する。こ
れによって、回転粉砕溝9から落下する粉砕物15と、
搬送回転リング16との相対速度は、略同等となるの
で、搬送回転リング16への衝突力を減少できる。
【0034】また、壁17の内周面24と、搬送板21
の外周端とは一定距離を隔てているので、壁17の内周
面24には、粉砕物15によって表層が形成される。従
って、この表層が壁17の保護層の役目をなし、壁17
と粉砕物15とが摺動するのを防止できる。よって、壁
17の内周面24の摩耗も防止できる。
【0035】搬送回転リング16は、その外周側に向か
って下方に傾斜しているので、遠心力と相まって、粉砕
物15を、外周側に位置する搬出部18に効率的に放り
出すことができる。
【0036】壁17の下端23の下の隙間から、壁17
の外側に移動した粉砕物15は、搬送回転リング16の
堰22によって、塞き止められており、周囲へ落下する
ことはない。
【0037】ところで、粉砕物15は、搬出部18から
落下した後、搬出シュート25を介して搬送コンベア上
に落下して、搬出される。
【0038】なお、上記実施の形態においては、搬送板
21は径方向に沿って設けられているが、その外周側が
搬送回転リング16の回転方向の後方に、傾斜したもの
であってもよい。
【0039】また、上記実施の形態においては、壁17
がケーシング2から延出された固定側となっているが、
これに限られるものではない。例えば、搬送板21の外
周側端部の下端に壁をピン結合して、搬出部18の位置
では壁が水平に開いて、その他の部分では壁が垂直にな
って閉じるような構成のものであってもよい。これによ
れば、壁が搬送回転リング16と共に回転するので、表
層がなくても摩耗が防止できる。
【0040】さらに、上記発明は、コンクリートの骨材
等の比較的粒径の大きい製品を生産するための竪型粉砕
機1に限られるものではない。下方から搬送空気を吹出
して洗剤等の粒径が小さい製品を上方から搬出する構造
の竪型粉砕機において、回転テーブルの下部に落下した
粉体を取り除くための装置としても適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、粉砕物
は、搬送回転リングと共廻りして搬出部から搬出される
ので、搬送回転リングと粉砕物とが摺動することがな
く、その摩耗を防止できる。また、壁の内周面には、粉
砕物によって表層が形成されるので、壁と粉砕物とが摺
動するのを防止でき、壁の内周面の摩耗も防止できる。
従って、各部の摩耗に対するメンテナンスの回数を減少
でき、その費用削減を図れるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型粉砕機の実施の形態を示した
断面図である。
【図2】搬送回転リングを示した平面図である。
【図3】搬送回転リングを示した要部断面図である。
【図4】従来の竪型粉砕機を示した断面図である。
【符号の説明】
1 竪型粉砕機 7 被粉砕物 6 回転テーブル 8 落下部 9 回転粉砕溝 11 粉砕ローラ 15 粉砕物 16 搬送回転リング 17 壁 18 搬出部 21 搬送板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被粉砕物が落下する落下部とこの落下部
    の周囲に位置する回転粉砕溝とが形成された回転テーブ
    ルと、上記回転粉砕溝上に設けられた粉砕ローラとを有
    する竪型粉砕機において、上記回転粉砕溝の下部に、回
    転粉砕溝と粉砕ローラとに挟まれて粉砕された粉砕物を
    搬送する搬送回転リングを設け、この搬送回転リングの
    周方向に沿って壁を設けると共に、その壁の一部に粉砕
    物を搬出するための搬出部を形成したことを特徴とする
    竪型粉砕機。
  2. 【請求項2】 上記搬送回転リングの上面に、粉砕物を
    共廻りさせて上記搬出部まで搬送するための搬送板を放
    射状に設けた請求項1記載の竪型粉砕機。
JP11169934A 1999-06-16 1999-06-16 竪型粉砕機 Pending JP2000354779A (ja)

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JP11169934A JP2000354779A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 竪型粉砕機

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ID=15895639

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JP (1) JP2000354779A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011092850A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Ihi Corp 竪型ミル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011092850A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Ihi Corp 竪型ミル

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