JP2000354777A - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

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JP2000354777A
JP2000354777A JP11169935A JP16993599A JP2000354777A JP 2000354777 A JP2000354777 A JP 2000354777A JP 11169935 A JP11169935 A JP 11169935A JP 16993599 A JP16993599 A JP 16993599A JP 2000354777 A JP2000354777 A JP 2000354777A
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JP
Japan
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rotary
crushed
projection
falling
vertical
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Application number
JP11169935A
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English (en)
Inventor
Motohiko Kobayashi
元彦 小林
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転テーブルの落下部上の被粉砕物の堆積を
防止する。 【解決手段】 被粉砕物7が落下する落下部8とこの落
下部8の周囲に位置する回転粉砕溝9とが形成された回
転テーブル6と、上記回転粉砕溝9上に設けられた粉砕
ローラ11とを有した竪型粉砕機1において、上記落下
部8上に、上記被粉砕物7の安息角よりも大きな傾斜角
度Aを有する突起部26を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被粉砕物が落下す
る落下部とこの落下部の周囲に位置する回転粉砕溝とが
形成された回転テーブルと、上記回転粉砕溝上に設けら
れた粉砕ローラとを有した竪型粉砕機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】竪型粉砕機は、ケーシング内に、被粉砕
物が落下する落下部とこの落下部の周囲に位置する回転
粉砕溝とが形成された回転テーブルと、上記回転粉砕溝
上に設けられた粉砕ローラとを有している。
【0003】落下部上に落下した被粉砕物は、遠心力に
よって回転粉砕溝上に移動し、そこで回転粉砕溝と共に
回転すると共に、回転粉砕溝とこの回転粉砕溝に圧接さ
れつつ追従して回転する粉砕ローラとに挟まれて粉砕さ
れて、粉体となる。
【0004】その粉体は、下方から吹き出される搬送空
気によって搬送され、上方のダクトから搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の竪型
粉砕機では、落下部は回転テーブルの上面中心の開口部
に設けられた回転テーブルカバーからなり、その表面が
平らに形成されているため、そこに被粉砕物が安息角を
なして堆積していた。
【0006】そのため、被粉砕物の種類を変える際に、
変更前の被粉砕物が変更後の被粉砕物に混ざってしま
い、製品の純度が悪化してしまうという問題があった。
特に、洗剤等の化学製品を扱う場合には、種類の違う被
粉砕物同士で化学反応を起こして性質が変化してしまい
好ましくなかった。
【0007】そこで、従来は、ケーシング内に作業員が
入って、堆積した被粉砕物を吸引するようになっていた
が、作業手間がかかると共に、竪型粉砕機の駆動効率を
悪化させていた。
【0008】また、回転粉砕溝及び回転テーブルを再起
動させる際には、落下部上に堆積した被粉砕物が非常に
重い(例えば、石灰が直径2mの回転テーブルカバー上
に堆積すると約1.5tある)ので、起動負荷が大き
く、エネルギーロスの原因となっていた。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解決すべく案
出されたものであって、その目的は、回転テーブルの落
下部上の被粉砕物の堆積を防止できる竪型粉砕機を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、被粉砕物が落下する落下部とこの落下部の周
囲に位置する回転粉砕溝とが形成された回転テーブル
と、上記回転粉砕溝上に設けられた粉砕ローラとを有し
た竪型粉砕機において、上記落下部上に、上記被粉砕物
の安息角よりも大きな傾斜角度を有する突起部を設けた
ものである。
【0011】上記構成によれば、落下部上に突起部を設
けるという容易な加工のみで、被粉砕物は、突起部の傾
斜に沿って回転粉砕溝に移動させられるので、回転テー
ブルの落下部上に堆積することはない。
【0012】そして、上記突起部が、頂部が面取りされ
た略円錐状に形成されたものが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0014】図1は本発明に係る竪型粉砕機の実施の形
態を示した断面図、図2は突起部を示した断面図であ
る。
【0015】まず、竪型粉砕機の全体構成を説明する。
【0016】図1に示すように、竪型粉砕機1には、密
閉状態のケーシング2が設けられている。このケーシン
グ2内には、外部から挿入された被粉砕物投入シュート
3が設けられている。この被粉砕物投入シュート3の落
下口4の下方には、回転駆動装置5内のモータ(図示せ
ず)によって回転する回転テーブル6が設けられてい
る。
【0017】回転テーブル6には、被粉砕物7が落下す
る落下部8となる回転テーブルカバー10が設けられて
いる。この回転テーブルカバー10は、回転テーブル6
の上面の開口部を塞ぐようにボルト止めされている。そ
して、落下部8の周囲には、表面が曲線状に形成された
回転粉砕溝9が形成されている。
【0018】回転粉砕溝9の上部には、この回転粉砕溝
9に圧接されつつ追従して回転する粉砕ローラ11が設
けられている。この粉砕ローラ11は、回転粉砕溝9の
周方向に沿って複数設けられており、粉砕ローラ11を
回転粉砕溝9に圧接させるための圧下装置12に連結さ
れたブラケット14に支持されている。
【0019】すなわち、被粉砕物7は、回転粉砕溝9と
共廻りしながら、圧下装置12によって回転粉砕溝9に
圧接された粉砕ローラ11と回転粉砕溝9とで挟まれて
粉体15となる。
【0020】回転テーブル6の外周には、粉体15を上
方に搬送するための搬送空気16を送り出す吹出しポー
ト17が設けられている。吹出しポート17は、回転テ
ーブル6を囲繞して環状に形成されている。
【0021】ケーシング2内上方には、回転式分級機1
8が設けられている。回転式分級機18は、その周方向
に沿って複数の分級羽根19が設けられている。この回
転式分級機18が回転して、分級羽根19が搬送空気1
6によって搬送された粉体15中の粗粉21をはね飛ば
すことによって、粉体15を粗粉21と微粉22とに分
離する。
【0022】回転式分級機18の上部には、分離された
微粉22を搬送空気16と共に搬出する微粉ダクト23
が設けられている。
【0023】一方、回転式分級機18の下部には、周方
向に複数のスリット24を有したホッパ状の案内板25
が設けられている。この案内板25の下端は、落下部8
の上部に位置しており、回転式分級機18で分離され落
下してきた粗粉21を落下部8上に戻すようになってい
る。なお、スリット24は、粉体15を上方に搬送する
通路として形成されている。
【0024】ところで、本発明は、落下部8上に、落下
してくる被粉砕物7の安息角よりも大きな傾斜角度を有
する突起部26を設けたことを特徴とする。
【0025】突起部26は、図2に示すように、頂部2
7が面取りされた略円錐状に形成されている。
【0026】頂部27は、球面状に形成されており、硬
質の耐摩耗材が塗布されている。
【0027】その頂部27から下方に繋がる傾斜部28
は、本実施の形態においては、その傾斜角度Aが約60
度に設定されている。これは、一般的に粉砕される各被
粉砕物7の安息角よりも大きくなるように設定された数
値である。
【0028】なお、粉砕される被粉砕物7が限定されて
いれば、その安息角に応じて、傾斜角度Aを細かく設定
することも可能である。傾斜角度Aが小さければ、突起
部26が小さくなり、重量の点で有利となる。
【0029】傾斜部28の下端には、鍔部29が形成さ
れている。この鍔部29には、周方向に沿ってボルト穴
31が形成されており、ボルト32によって突起部26
を回転テーブルカバー10に固定するようになってい
る。
【0030】ボルト32の上部には、ボルトヘッドを覆
うボルトカバー33が設けられている。このボルトカバ
ー33は、傾斜部28まで延出して、落下部8の中心側
に向かって高くなるように傾斜している。
【0031】突起部26を構成する材質には、被粉砕物
7が洗剤等の摩耗性が低いものの場合には樹脂が用いら
れ、被粉砕物7がスラグ等の摩耗性が高いものの場合に
は表面が耐摩耗処理された鉄板が用いられる。いずれの
材質の場合も表面は、研磨されてつるつる状態に加工さ
れ、摩擦力が小さくなるようになっている。
【0032】なお、突起部26を鉄板で形成した場合
は、回転テーブルカバー10に溶接固定するようにして
もよい。
【0033】次に、上記構成の竪型粉砕機1の作用を説
明する。
【0034】上記竪型粉砕機1の落下部8上に、被粉砕
物投入シュート3より被粉砕物7を落下させた際に、被
粉砕物7は、突起部26の傾斜部28に沿って落下して
強制的に回転粉砕溝9側へ移動させられる。従って、落
下部8上に被粉砕物7が堆積することはない。
【0035】これによって、被粉砕物7の種類を変える
場合にも、変更前の被粉砕物7が変更後の被粉砕物に混
ざることはなく、製品の純度の悪化及び性質の変化を防
止できる。
【0036】また、本発明によれば、落下部8上に突起
部26を設けるという容易な加工をするだけでよく、従
来のようにケーシング2内に作業員が入って、堆積した
被粉砕物7を吸引する必要がなく、作業手間の低減及び
竪型粉砕機1の駆動効率の向上を達成できる。
【0037】さらに、落下部8上には突起部26が設け
られているが、被粉砕物7が堆積した場合の重量と比較
して全然軽量であるので、回転テーブル6を再起動させ
る際の起動負荷が大きくなることはなく、エネルギーロ
スが発生しない。
【0038】突起部26の頂部27を面取りすると共に
耐摩耗処理したことによって、被粉砕物7が衝突して
も、頂部27が変形することはない。
【0039】また、ボルト32上にボルトカバー33を
設けたことによって、ボルト32と傾斜部28との間に
被粉砕物7が堆積するのを防止できる。なお、ボルトカ
バー33上に落下した被粉砕物7は、ボルトカバー33
の傾斜と遠心力とによって、回転粉砕溝9に移動させら
れる。
【0040】なお、上記突起部26は、上記実施の形態
のように搬送空気12を用いて、微粉22を上方から搬
出する竪型粉砕機1のみならず、重力によって粉体15
を下方に落下させて搬出する竪型粉砕機等、他の形状の
竪型粉砕機にも適用することができる。
【0041】また、突起部26の形状は、略円錐形に限
られるものではない。例えば、傾斜部28が湾曲して形
成されたものであってよい。その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内においては、種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、回転テー
ブルの落下部上に突起部を設けるという容易な加工をす
るだけで、被粉砕物の堆積を防止できるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型粉砕機の実施の形態を示した
断面図である。
【図2】突起部を示した断面図である。
【符号の説明】
1 竪型粉砕機 7 被粉砕物 6 回転テーブル 8 落下部 9 回転粉砕溝 11 粉砕ローラ 26 突起部 27 頂部 A 傾斜角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被粉砕物が落下する落下部とこの落下部
    の周囲に位置する回転粉砕溝とが形成された回転テーブ
    ルと、上記回転粉砕溝上に設けられた粉砕ローラとを有
    した竪型粉砕機において、上記落下部上に、上記被粉砕
    物の安息角よりも大きな傾斜角度を有する突起部を設け
    たことを特徴とする竪型粉砕機。
  2. 【請求項2】 上記突起部が、頂部が面取りされた略円
    錐状に形成された請求項1記載の竪型粉砕機。
JP11169935A 1999-06-16 1999-06-16 竪型粉砕機 Pending JP2000354777A (ja)

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JP11169935A JP2000354777A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 竪型粉砕機

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Family

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JP11169935A Pending JP2000354777A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 竪型粉砕機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263675A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 竪型ミルの粉砕物堆積防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263675A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 竪型ミルの粉砕物堆積防止装置

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