JP2000354665A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000354665A
JP2000354665A JP11166993A JP16699399A JP2000354665A JP 2000354665 A JP2000354665 A JP 2000354665A JP 11166993 A JP11166993 A JP 11166993A JP 16699399 A JP16699399 A JP 16699399A JP 2000354665 A JP2000354665 A JP 2000354665A
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game
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JP11166993A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確率変動図柄を表示するようにして、確率変動
図柄の表示態様に応じて、特賞状態発生の確率を変動す
るようにして、絵柄遊技に面白味を加え、遊技性を高め
ることができる遊技機を提供する。 【解決手段】絵柄遊技において、確率変動図柄が揃って
表示される有効ラインの個数が多くなるに応じて、大当
たりの発生確率を高くするようにし、有効ライン上で図
柄を揃える通常の遊技と、確率変動図柄を揃える大当た
りの確率変動に係る遊技とを併せて行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面に設けら
れた表示画面で絵柄遊技を行い、絵柄遊技にて大当たり
が発生すると、所定価値を遊技者に付与するようにした
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の遊技機では、遊技盤面に表示画面
を設け、表示画面としての液晶画面や回転ドラム等の可
変表示手段で絵柄遊技を行い、絵柄遊技において、液晶
画面等に表示される各種絵柄の視覚的面白さや、絵柄の
変化後の表示結果から生じ得る特賞状態の発生への期待
感から役物として特に脚光を浴びている。
【0003】かかる可変表示手段を備えた遊技機では、
遊技盤面にある始動入賞口へ遊技球が入賞すると、液晶
画面に各種絵柄がスクロール表示されたり、あるいは回
転ドラムが回転して各種絵柄が連続的に変化し、その変
化後に各絵柄が「7,7,7」の如く特定図柄で揃う
と、特賞状態が発生し、大口入賞口が繰り返し開閉動作
するという利益が遊技者に付与されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遊技機では、絵柄遊技において、特賞図柄を揃
えて、特賞状態が発生するまでの過程は、液晶画面で絵
柄をスクロール表示した後にあるいは、回転ドラムを回
転した後に、表示停止あるいは回転停止して、絵柄を表
示する単調な絵柄遊技を何度も繰り返しているに過ぎ
ず、遊技者が飽きてしまうものである。
【0005】これに対して、所定条件を満たすと、液晶
画面等に特賞状態発生確率を変動する旨を表示して、特
賞状態を発生し易くして、単調な絵柄遊技の繰り返しを
少なくして、遊技者が飽きてしまうのを防止する遊技機
がある。
【0006】しかしながら、このような遊技機において
も、絵柄遊技中の図柄の表示と、特賞状態発生確率の変
動する旨の表示とに関連性が無く、それぞれの表示が別
個に行われ、絵柄遊技自体は単調なままであり、遊技者
の興趣を高めることができないという問題点があった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、絵柄遊技において、
確率変動図柄を表示するようにして、確率変動図柄の表
示態様に応じて、特賞状態発生の確率を変動するように
して、絵柄遊技に面白味を加え、遊技性を高めることが
できる遊技機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技盤面(11)に設けられた表示画面(40)
で絵柄遊技を行い、絵柄遊技にて大当たりが発生する
と、所定価値を遊技者に付与するようにした遊技機であ
り、遊技処理部(31)を有するものにおいて、前記表
示画面(40)は、前記絵柄遊技で確率変動図柄を含む
図柄が表示される表示領域の所定の複数個を有効ライン
上に並べて成り、前記遊技処理部(31)は、前記表示
画面(40)の有効ラインに並ぶ各表示領域に確率変動
図柄が揃って表示された場合に、前記確率変動図柄が揃
って表示された有効ラインの個数が多くなるに応じて、
前記大当たりの発生確率を高くする確率処理手段を有す
ることを特徴とする遊技機。
【0009】[2]遊技盤面(11)に設けられた表示
画面(40)で絵柄遊技を行い、絵柄遊技にて大当たり
が発生すると、所定価値を遊技者に付与するようにした
遊技機であり、遊技処理部(31)を有するものにおい
て、前記表示画面(40)は、前記絵柄遊技で確率変動
図柄を含む図柄が表示される表示領域を有し、前記遊技
処理部(31)は、前記表示画面(40)の表示領域に
表示される確率変動図柄の表示態様が所定条件を満たし
た場合に、前記大当たりの発生確率を変動させる確率処
理手段を有することを特徴とする遊技機。
【0010】[3]前記遊技処理部(31)は、前記表
示画面(40)に表示される確率変動図柄の表示態様が
所定条件を満たす度に、前記大当たりの発生確率を次第
に高くしていく確率処理手段を有することを特徴とする
[2]に記載の遊技機。
【0011】[4]前記遊技処理部(31)は、前記表
示画面(40)に表示される確率変動図柄の個数が所定
数以上になる場合に、表示された確率変動図柄の個数が
多くなるに応じて、前記大当たりの発生確率を高くする
確率処理手段を有することを特徴とする[2]に記載の
遊技機。
【0012】[5]遊技盤面(11)に設けられた表示
画面(40)で絵柄遊技を行い、絵柄遊技にて有効ライ
ン上で特定図柄が揃い大当たりが発生すると、所定価値
を遊技者に付与するようにした遊技機であり、遊技処理
部(31)を有するものにおいて、前記表示画面(4
0)は、前記絵柄遊技で確率変動図柄を含む図柄が表示
される表示領域を縦横に各所定の複数個ずつマトリック
ス状に配して成り、前記遊技処理部(31)は、縦横あ
るいは斜め方向の有効ライン上に並ぶ各表示領域に確率
変動図柄が揃って表示された場合に、前記確率変動図柄
が揃って表示された有効ラインの個数が多くなるに応じ
て、前記大当たりの発生確率を高くする確率処理手段を
有することを特徴とする遊技機。
【0013】[6]前記確率変動図柄は、前記特定図柄
に併記されていることを特徴とする[5]に記載の遊技
機。
【0014】次に前記各項に記載された発明の作用につ
いて説明する。本発明の一の構成によれば、絵柄遊技に
おいて、確率変動図柄が揃って表示される有効ラインの
個数が多くなるに応じて、大当たりの発生確率を高くす
るようにしたものである。
【0015】絵柄遊技においては、表示画面(40)の
各表示領域に図柄が可変表示され、その後停止し、例え
ば、有効ライン上に並ぶ各表示領域に図柄が揃って表示
される場合に、特賞状態が発生し、所定価値が遊技者に
付与される。表示領域に表示される図柄の中には確率変
動図柄も含まれている。
【0016】有効ライン上で確率変動図柄が揃う場合
に、大当たりの発生確率が変動するが、大当たりの発生
確率は、確率変動図柄に係る有効ライン(確率変動図柄
が揃って表示される有効ライン)の個数が多くなるに応
じて高くなる。このとき、併せて、大当たり(特賞状
態)を発生させてもよい。
【0017】大当たり発生確率は、通常時例えば、1/
400であり、確率変動図柄に係る有効ラインが1個、
2個、3個、4個と多くなるに応じて、例えば、1/3
00、1/200、1/150、1/100と高くする
ようになる。
【0018】すなわち、絵柄遊技において、表示画面
(40)上で図柄を揃える通常の図柄合わせ遊技と、有
効ライン上で確率変動図柄を揃える大当たりの確率変動
に係る遊技とを併せて行うことができ、遊技性を高める
ことができる。
【0019】また、本発明の別の構成によれば、絵柄遊
技において表示画面(40)に表示される確率変動図柄
の表示態様が所定条件を満たした場合に、大当たりの発
生確率を変動させるようにしたものである。
【0020】所定条件を満たす表示態様としては、例え
ば、表示画面(40)の所定の表示領域に確率変動図柄
が表示された場合や、3つの図柄の中で2つの図柄が揃
って他の1つの図柄が確率変動図柄となるリーチ状態が
表示された場合などがある。
【0021】それにより、表示画面(40)にて、通常
の絵柄遊技での図柄の表示態様と、大当たりの確率変動
に係る遊技での表示態様とに遊技者の関心が寄せられ、
単調な図柄合わせ遊技の繰り返しになるのを防止するこ
とができる。
【0022】さらに、本発明の別の構成によれば、表示
画面(40)に表示される確率変動図柄の表示態様が所
定条件を満たす度に、大当たりの発生確率を次第に高く
するようにしたものである。
【0023】例えば、確率変動図柄が揃って表示される
有効ラインが存在した場合に、有効ラインがどのような
形態であるかを問わずに、大当たりの発生確率を通常の
確率1/400から1/300、1/200、1/10
0の如く次第に高くしていく。それにより、遊技者は、
当該有効ラインが存在する度に、大当たり発生への期待
感を高めるようになる。
【0024】このようにして、確率を高くしていき、例
えば1/50如く最高の確率になり、当該最高の確率の
下で、大当たりが発生した後に、通常の確率1/400
に戻すようにすればよい。
【0025】さらに、本発明の別の構成によれば、表示
画面(40)に表示される確率変動図柄の個数により、
大当たりの発生確率を変動させるようにしたものであ
る。例えば、表示画面(40)に表示される図柄の個数
の過半数を確率変動図柄が占めた場合に、大当たりの発
生確率を変動し、その後、例えば1個増えるごとに、大
当たりの発生確率を高くするようにしている。
【0026】すなわち、遊技者は、表示画面(40)に
単に確率変動図柄が表示されるだけでなく、確率変動図
柄の個数ができるだけ多く表示されるのを期待するよう
になり、絵柄遊技の興趣が高まるようになる。
【0027】さらに、本発明の別の構成によれば、縦横
あるいは斜め方向の有効ライン上に並ぶ各表示領域に確
率変動図柄を揃って表示された場合に、確率変動図柄が
揃って表示される有効ラインの個数が多くなるに応じ
て、大当たりの発生確率を高くするようにしたものであ
る。
【0028】通常の絵柄遊技では、有効ライン上の各表
示領域に特定図柄が揃って表示されると、大当たりが発
生し、所定価値が遊技者に付与される。特定図柄が揃っ
て表示されないハズレ状態の場合には、所定価値は付与
されない。大当たりの発生確率は例えば、1/400で
あり、大当たりの発生後、次の大当たりの発生までの間
は、単調な図柄合わせ遊技を繰り返すことになる。
【0029】この間に、確率変動図柄が有効ライン上で
揃うと、大当たりの発生確率が高くなり、単調な図柄合
わせ遊技の繰り返し回数が減少し、大当たりが発生し易
くなって、遊技者が絵柄遊技に飽きないで済む。また、
確率変動図柄に係る有効ラインの個数に応じて、大当た
りの発生確率は高くなる。
【0030】すなわち、絵柄遊技において、例えば、有
効ライン上で図柄が揃うことを目的とする通常の図柄合
わせ遊技と、有効ライン上で確率変動図柄が揃うことを
目的とする大当たりの確率変動に係る遊技とを併せて行
うことができ、遊技性を高めることができる。
【0031】さらに、本発明の別の構成によれば、確率
変動図柄は、特定図柄に併記して成るものである。すな
わち、有効ライン上で特定図柄が揃い、かつ、その各特
定図柄が確率変動図柄を併記したものであれば、大当た
りが発生するとともに、次の大当たり発生確率が高くな
る。遊技者は、表示される図柄が特定図柄に確率変動図
柄を併記したものであることを期待するようになり、前
記併記したものが次々に表示されていくと、大当たりが
発生し、かつ、大当たりの発生確率が変動することに対
して遊技者の期待が高まるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施形態を説明する。図1および図2に示すよ
うに、本実施の形態にかかるパチンコ機である遊技機1
0は、その遊技盤面11にチャッカである始動入賞口1
2が設けられている。
【0033】遊技盤面11のほぼ中央には、表示画面4
0が設けられている。表示画面40は、液晶パネルであ
り、TFT型液晶またはDSTN型液晶により構成され
ている。
【0034】始動入賞口12へ遊技球が入賞しあるいは
保留玉が存在すると、後述の乱数生成部33が乱数を生
成(抽出)し、絵柄遊技中でなければ、表示画面40で
生成された乱数に係る絵柄遊技が開始される。絵柄遊技
中であれば、入賞した遊技球は保留玉として処理され、
乱数生成部33が生成(抽出)した乱数は一時的に保存
される。乱数生成部33は、特賞乱数、リーチ乱数およ
び、ハズレ乱数を生成する。
【0035】表示画面40の始動は、始動入賞口12へ
の遊技球の入賞を条件として、行われる。始動入賞口1
2への入賞を検出すべく、光電センサ(または近接スイ
ッチ)が設けられている。
【0036】表示画面40は、縦方向および横方向に各
3個ずつの表示領域をマトリックス状に配して成る。各
表示領域は、1〜9までの数字あるいは、確率変動図柄
「☆」を可変表示した後に、表示停止するものである。
確率変動図柄は「☆」の図柄に限らないことはいうまで
もない。
【0037】ここで、確率変動図柄「☆」の表示態様
は、図柄乱数生成部34が生成する図柄乱数に基づいて
いる。図柄乱数は、前記特賞乱数、リーチ乱数あるいは
ハズレ乱数に係る各々の図柄乱数表に基づいて生成され
る。図柄乱数生成部34が確率変動に係る図柄乱数を生
成すると、表示画面40の縦横あるいは斜め方向の8つ
の有効ラインの少なくとも1つのライン上で確率変動図
柄「☆」が揃って表示される。
【0038】図柄乱数生成部34が非確率変動に係る図
柄乱数を生成すると、確率変動図柄「☆」が、表示画面
40の1または2以上の表示領域に表示される場合が生
じるが、前記8つの有効ラインのいずれのライン上にお
いても揃って表示されない。
【0039】図外の発射装置により打ち出された遊技球
は、遊技盤面11の左上隅に設けられた入口を通って遊
技盤面11上を流下する。遊技盤面の中央下部には、ア
タッカである大口入賞口が設けられている。
【0040】表示画面40で行われる絵柄遊技で特定図
柄が揃うと、大口入賞口の可動板21が開き、入賞の容
易な特賞状態が発生する。大口入賞口は、遊技球が所定
数(例えば16個)入賞すると、可動板21が閉じるよ
うに構成されている。可動板21の開閉動作はソレノイ
ド22が行う。入賞球の計数は、入賞計数機23およ
び、入賞検知スイッチ24が行う。
【0041】遊技機の制御部は、遊技処理部31、表示
処理部32、乱数生成部33、図柄乱数生成部34、R
OM(read only memory)、RAM(random access me
mory)、V(video)RAMを有している。
【0042】遊技球が始動入賞口12に入賞すると、乱
数生成部33が乱数を生成(抽出)し、生成された乱数
に係る図柄乱数表に基づいて図柄乱数生成部34が図柄
乱数を生成し、表示処理部32は、図柄乱数に係る図柄
情報をROMから読み出してVRAMに書き込み、表示
信号に変換して表示画面40に送る。
【0043】本実施の形態では、表示画面40の各表示
領域に数字と、確率変動図柄「☆」とを別個にして表示
したが、数字と確率変動図柄「☆」とを併記して成る併
記図柄を表示しても良い。併記図柄が有効ライン上に揃
って表示された場合に、大当たり状態が発生するととも
に、大当たり発生確率が所定確率に変動する。
【0044】遊技処理部31は、確率変動図柄「☆」の
表示態様(確率変動図柄「☆」が揃って並ぶ有効ライン
の個数)に基づいて、すなわち、図柄乱数生成部34が
生成する図柄乱数に基づいて、大当たり発生確率を変動
する。
【0045】有効ラインの個数と大当たり発生確率は次
のように設定されている。すなわち、図4(a)に示す
ように、有効ラインが0個であれば、大当たり発生確率
は1/400(通常確率)であり、図4(b)に示すよ
うに、有効ラインが1個であれば、大当たり発生確率は
1/300に変動し、図4(c)に示すように、有効ラ
インが2個であれば、大当たり発生確率は1/200に
変動し、図4(d)に示すように、有効ラインが8個で
あれば、大当たり発生確率は1/20に変動する。
【0046】また、図5(a)に示すように、有効ライ
ンが3個であれば、大当たり発生確率は1/150に変
動し、図5(b)に示すように、有効ラインが4個であ
れば、大当たり発生確率は1/100に変動し、図5
(c)に示すように、有効ラインが5個であれば、大当
たり発生確率は1/50に変動する。
【0047】制御部には主記憶部としてROMが接続さ
れ、ROMには、絵柄遊技プログラム、および図柄の表
示データが記録されている。ROMは遊技機ごとに、あ
るいは同一機であっても時間帯ごとに異なり、適宜書き
換えられる。また、絵柄遊技を実行する際に各種データ
を随時書込むためのRAMが接続されている。
【0048】遊技球の払出は、賞球払出手段(無限カウ
ンタ)で行う。賞球払出手段は、賞球払出計数機26、
払出設定手段27および、演算手段28から成る。
【0049】遊技盤面11の下方には払い出された遊技
球を貯留し、球発射装置(図示せず)へ遊技球を送るた
めの上皿13が設けられている。上皿13に貯留された
遊技球を球発射装置の動作を調節して遊技盤面内に打ち
出すためのハンドル15が遊技機の右下部に設けられて
いる。
【0050】ハンドル15の横には、上皿13に遊技球
が満杯になったときに遊技球を流して貯留したり、ゲー
ムを止めるときに上皿13内に残っている遊技球をおろ
すための下皿14が設けられている。
【0051】次に本実施の形態の作用を図3に基づいて
説明する。図3は、絵柄遊技のフロー図である。
【0052】遊技者はハンドル15を回転操作すること
により遊技盤面11上に球を打ち出し、先ず最初に始動
入賞口12への入賞を目指す。
【0053】図3に示すように、遊技盤面11上に打ち
出された遊技球が始動入賞口12に入賞したかの判断を
繰り返し(ステップS301)、遊技球が始動入賞口1
2に入賞した場合に(ステップS301:Y)、乱数生
成部33が乱数を生成する(ステップS302)。
【0054】乱数生成部33が特賞乱数を生成すると
(ステップS303:Y)、図柄乱数生成部34が特賞
乱数に係る図柄乱数表に基づいて図柄乱数を生成する
(ステップS304)。次に、確率変動に係る図柄乱数
であるかを判断し(ステップS305)、確率変動に係
る図柄乱数であれば(ステップS305:Y)、縦横あ
るいは斜め方向の8つの有効ラインの少なくとも1以上
で確率変動図柄「☆」が揃って表示され、遊技処理部3
1は確率変動図柄「☆」が揃った有効ラインの個数に応
じて、大当たり状態の発生確率を所定確率に変動する
(ステップS306)。
【0055】次に、前記8つの有効ラインの少なくとも
1以上で特定図柄が3個揃って表示され、大当たり状態
が発生する(ステップS307)。確率変動に係る図柄
乱数でなければ(ステップS305:N)、ステップS
307に直接移行する。
【0056】大当たり状態が発生すると、大口入賞口が
開放する(ステップS308)。次に、大口入賞口に遊
技球が所定数(10箇)入賞したかを繰り返し判断し
(ステップS309)、大口入賞口に遊技球が所定数入
賞した場合に(ステップS309:Y)、大口入賞口が
閉鎖して入賞不能状態になり(ステップS310)、次
に、V入賞口に入賞したか(V入賞したか)を判断する
とともに、大口入賞口が所定回数(例えば、K1=16
回)開放を繰り返したかを判断する(k>=K1)(ス
テップS311)。
【0057】V入賞し、かつ、大口入賞口が所定回数開
放を繰り返していなければ(k<K1)(ステップS3
11:N)、大口入賞口の開放(ステップS308)に
戻る。V入賞せず、または、大口入賞口が所定回数開放
を繰り返していれば(ステップS311:Y)、大口入
賞口は再び開放することがなく、大当たり状態は終了す
る(エンド)。
【0058】乱数生成部33が特賞乱数を生成しない場
合(ステップS303:N)、乱数生成部33がリーチ
乱数を生成したかを判断する(ステップS312)。リ
ーチ乱数を生成すれば(ステップS312:Y)、所定
の乱数表に基づいて図柄乱数を生成する(ステップS3
13)。
【0059】次に、確率変動に係る図柄乱数であるかを
判断し(ステップS314)、確率変動に係る図柄乱数
であれば(ステップS314:Y)、縦横あるいは斜め
方向の8つの有効ラインの少なくとも1以上で確率変動
図柄「☆」が揃って表示され、遊技処理部31は確率変
動図柄「☆」が揃った有効ラインの個数に応じて、大当
たり状態の発生確率を所定確率に変動する(ステップS
315)。
【0060】次に、前記8つの有効ラインの少なくとも
1以上で特定図柄2個が揃って表示されるが、他の1個
が特定図柄にならず、最終的にハズレ状態が表示され
(ステップS316)、ステップS301に戻る。
【0061】確率変動に係る図柄乱数でなければ(ステ
ップS314:N)、前記ステップS316を経て、ス
テップS301に戻る。
【0062】一方、リーチ乱数を生成しない場合に(ス
テップS312:N)、所定の乱数表に基づいて図柄乱
数を生成する(ステップS317)。次に、確率変動に
係る図柄乱数であるかを判断し(ステップS318)、
確率変動に係る図柄乱数であれば(ステップS318:
Y)、縦横あるいは斜め方向の8つの有効ラインの少な
くとも1以上で確率変動図柄「☆」が揃って表示され、
遊技処理部31は確率変動図柄「☆」が揃った有効ライ
ンの個数に応じて、大当たり状態の発生確率を所定確率
に変動する(ステップS319)。
【0063】次に、前記8つの有効ラインのいずれにお
いても特定図柄2個あるいは3個が揃って表示されない
で、ハズレ状態が表示され(ステップS320)、ステ
ップS301に戻る。
【0064】確率変動に係る図柄乱数でなければ(ステ
ップS318:N)、前記ステップS320を経て、ス
テップS301に戻る。
【0065】なお、前記実施の形態においては、8つの
有効ラインの少なくとも1以上に確率変動図柄「☆」が
3個揃うと、所定の大当たり発生確率に変動するものを
示したが、大当たり状態を発生するようにしてもよい。
【0066】また、確率変動図柄「☆」が3個揃う有効
ラインの個数に応じて、大当たりの発生確率を高くする
ものを示したが、これに限らず、例えば、確率変動図柄
「☆」が3個揃う有効ラインが存在しない場合にも、表
示画面40中に表示される確率変動図柄「☆」の個数
が、所定個(例えば5個)以上になれば、大当たり発生
確率を変動するようにしてもよく、また、確率変動図柄
「☆」の個数が多くなるに応じて、大当たり発生確率を
高くするようにしてもよい。
【0067】さらに、乱数生成部33が特賞乱数等を生
成した後に、図柄乱数生成部34が確率変動あるいは非
確率変動に係る図柄乱数を生成するものを示したが、こ
れに限らず、確率変動乱数生成部を設け、絵柄遊技に際
して、前記確率変動乱数生成部が確率変動乱数あるいは
非確率変動乱数を生成し、確率変動乱数あるいは非確率
変動乱数に係る各乱数表に基づいて、乱数生成部33が
特賞乱数等を生成するようにしてもよい。
【0068】さらに、確率変動図柄が揃って表示される
有効ラインの個数に応じて、大当たりの発生確率を高く
したものを示したが、当該有効ラインの個数に関係な
く、当該有効ラインが存在する毎に、有効ラインがどの
ような形態であるかに関係なく、大当たりの発生確率を
通常の確率1/400から1/300、1/200、1
/100の如く次第に高くするようにしてもよい。
【0069】さらに、前記実施の形態において、遊技機
として、パチンコ機を示したが、本発明は、スロットマ
シンにも適用できることは、言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一の構成
によれば、絵柄遊技において、確率変動図柄が揃って表
示される有効ラインの個数が多くなるに応じて、大当た
りの発生確率を高くするようにしたので、絵柄遊技にお
いて、表示画面上で図柄を揃える通常の図柄合わせ遊技
と、有効ライン上で確率変動図柄を揃える大当たりの確
率変動に係る遊技とを併せて行うことができ、遊技性を
高めることができる。
【0071】また、本発明の別の構成によれば、絵柄遊
技において表示画面に表示される確率変動図柄の表示態
様が所定条件を満たした場合に、大当たりの発生確率を
変動させるようにしたので、表示画面にて、通常の絵柄
遊技での図柄の表示態様と、大当たりの確率変動に係る
遊技での表示態様とに遊技者の関心が寄せられ、単調な
図柄合わせ遊技の繰り返しになるのを防止することがで
きる。
【0072】さらに、表示画面に表示される確率変動図
柄の表示態様が所定条件を満たす度に、大当たりの発生
確率を次第に高くするようにしたので、所定条件である
例えば、確率変動図柄が揃って表示される有効ラインが
存在する度に、大当たり発生への遊技者の期待感が高ま
るようになる。
【0073】さらに、本発明の別の構成によれば、表示
画面に表示される確率変動図柄の個数により、大当たり
の発生確率を変動させるようにしたので、遊技者は、表
示画面に単に確率変動図柄が表示されるだけでなく、確
率変動図柄の個数ができるだけ多く表示されるのを期待
するようになり、絵柄遊技の興趣が高まるようになる。
【0074】さらに、本発明の別の構成によれば、縦横
あるいは斜め方向の有効ライン上に並ぶ各表示領域に確
率変動図柄を揃って表示された場合に、確率変動図柄が
揃って表示される有効ラインの個数が多くなるに応じ
て、大当たりの発生確率を高くするようにしたので、大
当たりの発生後、次の大当たりの発生までの間に、確率
変動図柄が有効ライン上で揃うと、大当たりの発生確率
が高くなり、単調な図柄合わせ遊技の繰り返し回数が減
少し、大当たりが発生し易くなって、遊技者が絵柄遊技
に飽きてしまうのを防止することができる。
【0075】さらに、本発明の別の構成によれば、確率
変動図柄は、特定図柄に併記して成るので、有効ライン
上で特定図柄が揃い、かつ、その各特定図柄に確率変動
図柄が併記されていれば、大当たりが発生するととも
に、次の大当たり発生確率が高くなり、遊技者は、特定
図柄に確率変動図柄を併記したものが表示されることを
期待するようになり、遊技性が高まるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の機能ブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る絵柄遊技のフロー
図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る絵柄遊技における
確率変動図柄の表示態様を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る絵柄遊技における
確率変動図柄の表示態様を示す説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤面 12…始動入賞口 13…上皿 14…下皿 15…ハンドル 21…可動板 22…ソレノイド 23…入賞計数機 24…入賞検知スイッチ 26…賞球払出計数機 27…払出設定手段 28…演算手段 31…遊技処理部 32…表示処理部 33…乱数生成部 34…図柄乱数生成部 40…表示画面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面に設けられた表示画面で絵柄遊技
    を行い、絵柄遊技にて大当たりが発生すると、所定価値
    を遊技者に付与するようにした遊技機であり、遊技処理
    部を有するものにおいて、 前記表示画面は、前記絵柄遊技で確率変動図柄を含む図
    柄が表示される表示領域の所定の複数個を有効ライン上
    に並べて成り、 前記遊技処理部は、前記表示画面の有効ラインに並ぶ各
    表示領域に確率変動図柄が揃って表示された場合に、前
    記確率変動図柄が揃って表示された有効ラインの個数が
    多くなるに応じて、前記大当たりの発生確率を高くする
    確率処理手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技盤面に設けられた表示画面で絵柄遊技
    を行い、絵柄遊技にて大当たりが発生すると、所定価値
    を遊技者に付与するようにした遊技機であり、遊技処理
    部を有するものにおいて、 前記表示画面は、前記絵柄遊技で確率変動図柄を含む図
    柄が表示される表示領域を有し、 前記遊技処理部は、前記表示画面の表示領域に表示され
    る確率変動図柄の表示態様が所定条件を満たした場合
    に、前記大当たりの発生確率を変動させる確率処理手段
    を有することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技処理部は、前記表示画面に表示さ
    れる確率変動図柄の表示態様が所定条件を満たす度に、
    前記大当たりの発生確率を次第に高くしていく確率処理
    手段を有することを特徴とする請求項2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】前記遊技処理部は、前記表示画面に表示さ
    れる確率変動図柄の個数が所定数以上になる場合に、表
    示された確率変動図柄の個数が多くなるに応じて、前記
    大当たりの発生確率を高くする確率処理手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】遊技盤面に設けられた表示画面で絵柄遊技
    を行い、絵柄遊技にて有効ライン上で特定図柄が揃い大
    当たりが発生すると、所定価値を遊技者に付与するよう
    にした遊技機であり、遊技処理部を有するものにおい
    て、 前記表示画面は、前記絵柄遊技で確率変動図柄を含む図
    柄が表示される表示領域を縦横に各所定の複数個ずつマ
    トリックス状に配して成り、 前記遊技処理部は、縦横あるいは斜め方向の有効ライン
    上に並ぶ各表示領域に確率変動図柄が揃って表示された
    場合に、前記確率変動図柄が揃って表示された有効ライ
    ンの個数が多くなるに応じて、前記大当たりの発生確率
    を高くする確率処理手段を有することを特徴とする遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記確率変動図柄は、前記特定図柄に併記
    されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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