JP2000353863A - プリント配線板構造とこのプリント配線板構造の反り防止方法 - Google Patents

プリント配線板構造とこのプリント配線板構造の反り防止方法

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JP2000353863A
JP2000353863A JP11162761A JP16276199A JP2000353863A JP 2000353863 A JP2000353863 A JP 2000353863A JP 11162761 A JP11162761 A JP 11162761A JP 16276199 A JP16276199 A JP 16276199A JP 2000353863 A JP2000353863 A JP 2000353863A
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wiring board
copper foil
warpage
foil pattern
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JP11162761A
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Koji Hashimoto
浩二 橋本
Shosaku Takada
正作 高田
Hiroaki Saito
宏明 斉藤
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の反りを確実に防止できるプ
リント配線板構造を提供する。 【解決手段】 プリン卜配線板2−1、2−2への電子
部品組み込み完了後に当該プリン卜配線板2−1、2−
2から切り離されるダミー部3を備え、ダミー部3の表
面部3aに表側の反り防止銅箔パターン4−1を、ダミ
ー部3の裏面部3bに裏側の反り防止銅箔パターン4−
2を、それぞれほぼ同じ形状及び同じ厚さで形成して、
加熱時に、反り防止銅箔パターン4−1、4−2の銅張
力作用によりプリン卜配線板2−1、2−2の反りを防
止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
反りを防止したプリント配線板構造と、このプリント配
線板構造におけるプリント配線板の熱影響による反りの
防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリン卜配線板には、電子回路を構成す
るために様々な電子部品が配置してあり、その機能を確
保するために電子部品同士を銅箔パターンで接続してい
る。また、プリント配線板は、電子部品の自動搭載時
や、電子部品のフロー、リフローはんだ付けの工程時
に、決められた標準のプリント配線板固定台及び搬送用
レールに載せてその作業が行われている。したがって、
プリント配線板のサイズを、プリント配線板固定台及び
搬送用レールにセットできる標準サイズにしなくてはな
らず、このために、プリント配線板にダミー基板(ダミ
ー部)を設けて標準サイズに合わせていた。
【0003】しかし、プリント配線板の大きさは、電子
装置の軽薄短小化により年々小型化されてきている。し
たがって、プリント配線板を標準サイズにする際、プリ
ント配線板そのもののサイズが小さく、標準サイズ内
で、何枚か組み合わせてプリント配線板を取ることがで
きる多面取り基板方式(マルチ基板方式)が行われてい
る。
【0004】この多面取り基板1では、図6に示すよう
に小型なプリント配線板2−1、2−2を2枚組み合わ
せ、サイズをプリント配綿板固定台及び搬送用レールの
標準幅に合わせるために、プリン卜配線板2−1、2−
2の四方にダミー部3が設けてある。
【0005】また、この多面取り基板1の切離しライン
上には、プリント配線板2−1、2−2からダミー部3
を切り離すV溝加工部3−1が形成してあり、また、V
溝加工部3−1よりダミー部3をより切り離し易くする
ためのルーター加工部3−2が、プリント配線板2−
1、2−2のそれぞれの一方の対角部分にそれぞれ形成
してある。
【0006】上記した多面取り基板1にあっては、特に
反りを防止する加工等はなされておらず、このために、
多面取り基板1の作成時及びフロー、リフローはんだ付
け時に、多面取り基板1に熱が加わると、プリント配線
板2−1、2−2に平均で0.2〜1.5mm程の反り
を生じていた。
【0007】また、この反りの値は、プリント配線板2
−1、2−2に搭載されるスモール・アウトライン・パ
ッケージからなる電子部品(SOP)6−1、フォード
・フラット・パッケージからなる電子部品(QFP)6
−2、チップ抵抗6−3などの電子部品の位置及び重
量、形成されている銅箔パターン5の量により変動して
いた。このために、多面取り基板1におけるプリント配
線板2−1、2−2に生じる反りに対して、図7に示す
ように専用反り防止治具8を作成し、この専用反り防止
治具8に多面取り基板1を嵌め込み、多面取り基板1の
回りをストッパー9で固定することで、プリント配線板
2−1、2−2の反りを防ぎ上記した作業を行ってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、専用反
り防止治具8は高価であり、また、作成日数もかかるこ
ともあって、専用反り防止治具8を全ての多面取り基板
1に用いることは不可能であり、したがって、他の多面
取り基板1については、反り取り加工機等により反りを
修正するか、それでも反りが直らなければ廃棄しなけれ
ばならないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであって、その第1の目的とするところは、プリ
ント配線板の反りが確実に防止できて、信頼性のあるプ
リント配線板構造を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的とするところ
は、作業性が良く、経済的に且つ確実にプリント配線板
の反りを防止することができるプリント配線板構造の反
り防止方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係るプリント配線板構造
は、プリン卜配線板への電子部品組み込み完了後に当該
プリン卜配線板から切り離されるダミー部を備え、この
ダミー部の表、裏面部にそれぞれ反り防止銅箔パターン
を形成したものである。
【0012】かかる構成により、プリント配線板の作成
時及びフロー、リフローはんだ付け時などのプリント配
線板ヘの熱影響時に、ダミー部の表、裏面部に設けられ
た反り防止銅箔パターンの銅張力現象によりプリント配
線板の反りが防止できる。このように、表側、裏側の反
り防止銅箔パターンのみでプリント配線板の反り防止を
効果的に行うことができて、信頼性のあるプリント配線
板構造を提供することができる。
【0013】また、表側、裏側の反り防止銅箔パターン
を形成したダミー部は、プリン卜配線板部品組み込みチ
エック完了時に切り離されるために、プリント配線板に
は反り防止銅箔パターンが残ることがなく、信頼性のあ
るプリント配線板構造を提供することができる。
【0014】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2の発明に係るプリント配線板構造は、請求
項1に記載のプリント配線板構造において、表側の反り
防止銅箔パターンと裏側の反り防止銅箔パターンとは、
その形状及び厚さがほぼ同じである。
【0015】かかる構成により、プリント配線板ヘの熱
影響時に生じる反り防止銅箔パターンの銅張力現象が、
表側、裏側の反り防止銅箔パターンにおいて同じように
起こり、プリント配線板の反りを確実に防止することが
できるようになる。このように、表側、裏側の反り防止
銅箔パターンのみでプリント配線板の反り防止を効果的
に行うことができて、信頼性のあるプリント配線板構造
を提供することができる。
【0016】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係るプリント配線板構造は、請求
項1又は請求項2に記載のプリント配線板構造におい
て、ダミー部が、複数のプリント配線板を面取りした多
面取り基板におけるダミー部である。
【0017】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、多面取り基
板における複数のプリント配線板の反り防止を効果的に
行うことができる。
【0018】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項4の発明に係るプリント配線板構造の反り防
止方法は、印刷配線板製造工程におけるパターン形成工
程で、プリン卜配線板への電子部品組み込み完了後に当
該プリン卜配線板から切り離されるダミー部の表面部に
表側の反り防止銅箔パターンを、ダミー部の裏面部に裏
側の反り防止銅箔パターンをそれぞれ形成し、パターン
形成工程後の加熱時に、熱の影響によって表、裏側の反
り防止銅箔パターン同士が引っ張り合う銅張力現象によ
りプリント配線板の反りを防止するようにしたものであ
る。
【0019】したがって、プリント配線板の作成時及び
フロー、リフローはんだ付け時などのプリント配線板ヘ
の熱影響時に、ダミー部の表、裏面部に設けられた反り
防止銅箔パターンの銅張力現象によりプリント配線板の
反りが防止できる。このように、表側、裏側の反り防止
銅箔パターンのみでプリント配線板の反り防止を効果的
に行うことができて、作業性が良く、反り防止手段とし
ては経済的である。
【0020】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項5の発明に係るプリント配線板構造における
反り防止方法は、請求項4に記載のプリント配線板構造
における反り防止方法において、表側の反り防止銅箔パ
ターンと裏側の反り防止銅箔パターンとは、その形状及
びその厚さがほぼ同じである。
【0021】したがって、請求項4の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、プリント配線板ヘ
の熱影響時に生じる反り防止銅箔パターンの銅張力現象
が、表側、裏側の反り防止銅箔パターンにおいて同じよ
うに起こり、プリント配線板の反りを確実に防止するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。
【0023】(実施の形態例1)本発明に係るプリン卜
配線板構造の実施の形態例1を図1に示す。
【0024】このプリン卜配線板構造は、そのサイズを
プリント配綿板固定台及び搬送用レールの標準幅に合わ
せるために、プリン卜配線板2−1、2−2の四方にダ
ミー部3を設けた多面取り基板1である。
【0025】そして、この多面取り基板1には、その切
離しライン上に、プリント配線板2−1、2−2からダ
ミー部3を切り離すV溝加工部3−1が形成してあり、
また、V溝加工部3−1よりダミー部3をより切り離し
易くするためのルーター加工部3−2が、プリント配線
板2−1、2−2のそれぞれの一方の対角部分に形成し
てある。
【0026】プリン卜配線板2−1、2−2には、電子
部品(SOP)6−1や、電子部品(QFP)6−2、
電子部品(チップ抵抗)6−3などが搭載してあり、各
々の電子部品6−1、6−2、6−3は信号線銅箔パタ
ーン5により接続してあって回路を形成している。
【0027】そして、図3に示すようにダミー部3の表
面部3aには表側の反り防止銅箔パターン4−1が、ダ
ミー部3の裏面部3bには裏側の反り防止銅箔パターン
4−2がそれぞれ形成してある。
【0028】これらの表、裏側の反り防止銅箔パターン
4−1、4−2は、V溝加工部3−1、ルーター加工部
3−2及びダミー部3の端縁部よりlmm〜2mm程度
の間隔をおいてダミー部3の表、裏面部3a、3bの全
体にほぼ同じ形状、同じ厚さで形成してある。反り防止
銅箔パターン4−1、4−2を、V溝加工部3−1、ル
ーター加工部3−2及びダミー部3の端縁部よりlmm
〜2mm程度離したのは、銅箔の返り(カエリ)によ
り、プリント配線板2−1、2−2へのキズ等が付かぬ
ようにするためである。
【0029】図4に本発明に係るプリント基板構造の製
造工程を示す。このプリント基板構造の製造工程は印刷
配線板製造工程と組立行程とに区分される。
【0030】印刷配線板の製造工程では、銅張積層板に
電子部品を取り付けるための穴明けを行い(ステップS
1、ステップS2)、次に、パターン形成工程で、パタ
ーン印刷、または写真技術により露光によるパターン
(反り防止銅箔パターン4−1、4−2、信号銅箔パタ
ーン5)を形成させ(ステップS3)、パターン以外の
余分な銅を除去するエッチング工程を通し(ステップS
4)、その後穴明け部にメッキを施し、スルーホールを
形成させるメッキ工程(ステップS5)を経て、はんだ
工程にて必要以外にはんだが付かないようにするレジス
トを行い(ステップS6)、部品実装位置及び必要な品
名を表示するシルク印刷を施し(ステップS7)、外形
を形成し(ステップS8)、外観及び銅箔パターンの接
続状態を確認後(ステップS9)、表面に防錆処理を施
す(ステップS10)。
【0031】そして、組立工程では、プリント配線板2
−1、2−2に電子部品6−1、6−2、6−3を搭載
し(ステップS11)、自動はんだ付けを行い(ステッ
プS12)、後付け部品を取付け(ステップS13)、
プリント配線板2−1、2−2からダミー部3をV溝加
工部3−1で切り離し(ステップS14)、検査(ステ
ップS15)を経て電子装置用のプリント配線板構造が
製作される(ステップS16)。
【0032】ダミー部3の表、裏面部3a、3bに形成
されている反り防止銅箔パターン4−1、4−2は、印
刷配線板製造工程のパターン形成工程(ステップS3)
でプリント配線板2−1、2−2上の信号銅箔パターン
5と同時に形成される。したがって、その後のステップ
S4〜ステップS10迄の工程時に生ずる多面取り基板
1への加熱時に、反り防止銅箔パターン4−1、4−2
が、熱の影響により銅張力現象を起こす。すなわち、ダ
ミー部3に設けられた反り防止銅箔パターン4−1、4
−2はそれぞれダミー部4の表面部3a及び裏面部3b
にほぼ均等に設けられているために、図3に示すよう
に、それぞれ表側の反り防止銅箔パターン4−1と裏側
の反り防止銅箔パターン4−2とが銅張力引張方向7に
引張り合う銅張力現象が起こり、プリント配線板2−
1、2−2の反りが防止される。
【0033】また、組立工程での電子部品搭載後の自動
はんだ付け作業時では、高温のはんだディップ糟で自動
はんだ付けを行うために、多面取り基板1に対しても1
50度〜200度程の熱が加わる。通常、ガラスエポキ
シ及び紙フェノール材等で構成されたプリン卜配線板2
−1、2−2は熱に弱く、非常に反りが生じ易くなる
が、ダミー部3の表、裏面部3a、3bに設けられた反
り防止銅箔パターン4−1、4−2に図3に示す引っ張
り合う銅張力現象が起こり、プリント配線板2−1、2
−2の反りが防止される。
【0034】このように各工程を経て、電子部品を搭載
しはんだ付けされた後、組立工程におけるステップS1
4で、プリント配線板2−1、2−2からダミー部3が
V溝加工部3−1の部分で切り離されて廃棄される。よ
って、表、裏側の反り防止銅箔パターン4−1、4−2
は、プリント配線板2−1、2−2には一切残らない。
【0035】また、本発明に係るプリント配線板構造の
反り防止方法は、印刷配線板製造工程におけるパターン
形成工程で、プリン卜配線板2−1、2−2への電子部
品組み込み完了後に当該プリン卜配線板2−1、2−2
から切り離されるダミー部3の表面部3aに表側の反り
防止銅箔パターン4−1を、ダミー部3の裏面3bに裏
側の反り防止銅箔パターン4−2をそれぞれ形成し、パ
ターン形成工程後の加熱時に、熱の影響によって表、裏
側の反り防止銅箔パターン4−1、4−2同士が引っ張
り合う銅張力現象によりプリント配線板2−1、2−2
の反りを防止するようにしたものである。
【0036】したがって、プリント配線板2−1、2−
2の作成時及びフロー、リフローはんだ付け時などのプ
リント配線板2−1、2−2ヘの熱影響時に、ダミー部
3の表、裏面部3a、3bに設けられた反り防止銅箔パ
ターン4−1、4−2の銅張力現象によりプリント配線
板2−1、2−2の反りが防止できる。このように、表
側、裏側の反り防止銅箔パターン4−1、4−2のみで
プリント配線板2−1、2−2の反り防止を効果的に行
うことができる。
【0037】(実施の形態例2)本発明に係るプリン卜
配線板構造の実施の形態例2を図5に示す。
【0038】このプリン卜配線板構造は、そのサイズを
プリント配綿板固定台及び搬送用レールの標準幅に合わ
せるために、プリン卜配線板2−1の四方にダミー部3
を設けたものであり、多面取り基板ではない。
【0039】そして、プリント配線板2−1からダミー
部3を切り離すV溝加工部3−1が切離しライン上に形
成してあり、また、V溝加工部3−1よりダミー部3を
より切り離し易くするためのルーター加工部3−2が、
プリント配線板2−1の一方の対角部分に形成してあ
る。
【0040】プリン卜配線板2−1には、電子部品(S
OP)6−1や、電子部品(QFP)6−2、電子部品
(チップ抵抗)6−3などが搭載してあり、各々の電子
部品6−1、6−2、6−3は信号線銅箔パターン5に
より接続してあって回路を形成している。
【0041】そして、ダミー部3の表面部3aには表側
の反り防止銅箔パターン4−1が、ダミー部3の裏面部
3bには裏側の反り防止銅箔パターン4−2がそれぞれ
形成してある(図3参照)。
【0042】これらの表、裏側の反り防止銅箔パターン
4−1、4−2は、V溝加工部3−1、ルーター加工部
3−2及びダミー部3の端縁部よりlmm〜2mm程度
の間隔をおいてダミー部3の表、裏面部3a、3bの全
体にほぼ同じ形状、同じ厚さで形成してある。
【0043】また、ダミー部3の表、裏面部3a、3b
に形成されている反り防止銅箔パターン4−1、4−2
は、印刷配線板製造工程のパターン形成工程(ステップ
S3)でプリント配線板2−1の信号銅箔パターン5と
同時に形成される。
【0044】したがって、その後のステップS4〜ステ
ップS10迄の工程時に生ずるプリント配線板2−1へ
の加熱時に、反り防止銅箔パターン4−1、4−2が、
熱の影響により銅張力現象を起こす。すなわち、ダミー
部3に設けられた反り防止銅箔パターン4−1、4−2
はそれぞれダミー部4の表面部3a及び裏面部3bにほ
ぼ均等に設けられているために、図3に示すように、そ
れぞれ表側の反り防止銅箔パターン4−1、裏側の反り
防止銅箔パターン4−2が引っ張り合う銅張力現象が起
こり、プリント配線板2−1の反りが防止される。
【0045】また、組立工程での電子部品搭載後の自動
はんだ付け作業時では、高温のはんだディップ糟で自動
はんだ付けを行うために、プリント配線板2−1に対し
ても150度〜200度程の熱が加わる。通常、ガラス
エポキシ及び紙フェノール材等で構成されたプリン卜配
線板2−1は熱に弱く、非常に反りが生じ易くなるが、
ダミー部3の表、裏面部3a、3bに設けられた反り防
止銅箔パターン4−1、4−2に図3に示す引っ張り合
う銅張力現象が起こり、プリント配線板2−1の反りが
防止される。
【0046】また、組立工程におけるステップS14
で、プリント配線板2−1からダミー部3がV溝加工部
3−1の部分で切り離されて廃棄される。よって反り防
止銅箔パターン4−1、4−2は、プリント配線板2−
1には一切残らない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ント配線板構造によれば、プリント配線板の作成時及び
フロー、リフローはんだ付け時などのプリント配線板ヘ
の熱影響時に、ダミー部の表、裏面部に設けられた反り
防止銅箔パターンの銅張力現象によりプリント配線板の
反りが防止できる。このように、表側、裏側の反り防止
銅箔パターンのみでプリント配線板の反り防止を効果的
に行うことができて、信頼性のあるプリント配線板構造
を提供することができる。
【0048】また、表側、裏側の反り防止銅箔パターン
を形成したダミー部は、プリン卜配線板部品組み込みチ
エック完了時に切り離されるために、プリント配線板に
は反り防止銅箔パターンが残ることがなく、信頼性のあ
るプリント配線板構造を提供することができる。
【0049】また、本発明に係るプリント配線板構造の
反り防止方法によれば、プリント配線板の作成時及びフ
ロー、リフローはんだ付け時などのプリント配線板ヘの
熱影響時に、ダミー部の表、裏面部に設けられた反り防
止銅箔パターンの銅張力現象によりプリント配線板の反
りが防止できる。このように、表側、裏側の反り防止銅
箔パターンのみでプリント配線板の反り防止を効果的に
行うことができて、作業性が良く、反り防止手段として
は経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント配線板構造(多面取り基
板)(実施の形態例1)の斜視図である。
【図2】同プリント配線板構造において、一方のプリン
卜配線板よりダミー部を切り離した状態の斜視図であ
る。
【図3】同プリント配線板構造における、表、裏面部に
反り防止銅箔パターンを形成したダミー部の側面図であ
る。
【図4】本発明に係るプリント配線板構造(多面取り基
板)の製作工程のフローチャートである。
【図5】本発明に係るプリント配線板構造(実施の形態
例2)の斜視図である。
【図6】従来のプリント配線板構造(多面取り基板)の
斜視図である。
【図7】従来のプリント配線板構造(多面取り基板)に
プリント配線板用反り防止治具を装着した状態の斜視図
である。
【符号の説明】
1 多面取り基板 2−1 プリント配線板 2−2 プリント配線板 3 ダミー部 3a 表面部 3b 裏面部 3−1 V溝加工部 3−2 ルーター加工部 4−1 表側の反り防止銅箔べタパターン 4−2 裏側の反り防止銅箔ベタパターン 5 信号線銅箔パターン 6−1 SOP(電子部品) 6−2 QFP(電子部品) 6−3 チップ抵抗(電子部品) 7 銅張力引張り方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 宏明 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 Fターム(参考) 5E338 AA02 BB33 BB45 CC01 CD23 EE28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリン卜配線板への電子部品組み込み完
    了後に当該プリン卜配線板から切り離されるダミー部を
    備え、このダミー部の表、裏面部にそれぞれ反り防止銅
    箔パターンを形成したことを特徴とするプリント配線板
    構造。
  2. 【請求項2】 表側の反り防止銅箔パターンと裏側の反
    り防止銅箔パターンとは、その形状及び厚さがほぼ同じ
    である請求項1に記載のプリント配線板構造。
  3. 【請求項3】 ダミー部が、複数のプリント配線板を面
    取りした多面取り基板におけるダミー部である請求項1
    又は請求項2に記載のプリント配線板構造。
  4. 【請求項4】 印刷配線板製造工程におけるパターン形
    成工程で、プリン卜配線板への電子部品組み込み完了後
    に当該プリン卜配線板から切り離されるダミー部の表面
    部に表側の反り防止銅箔パターンを、前記ダミー部の裏
    面部に裏側の反り防止銅箔パターンをそれぞれ形成し、 前記パターン形成工程後の加熱時に、熱の影響によって
    前記表、裏側の反り防止銅箔パターン同士が引っ張り合
    う銅張力現象により前記プリント配線板の反りを防止す
    るようにしたことを特徴とするプリント配線板構造の反
    り防止方法。
  5. 【請求項5】 表側の反り防止銅箔パターンと裏側の反
    り防止銅箔パターンとは、その形状及び厚さがほぼ同じ
    である請求項4に記載のプリント配線板構造の反り防止
    方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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